JP6318045B2 - ヘッド保護機能付き弦楽器用糸巻装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ギター等の弦楽器の糸巻装置に係り、特にヘッドへの固定状態でヘッドに対する損傷を防ぐヘッド保護機能付きの糸巻装置に関する。
ギター等の弦楽器は、弦のチューニングを行うための糸巻装置を備えている(例えば特許文献1等参照)。図7は、弦楽器の木製のヘッド105に固定される従来の糸巻装置の一例を示している。この糸巻装置は、ヘッドに固定される板状の固定台110と、固定台110上に取り付けられた巻取機構120と、ヘッド105を貫通してヘッド105の表面(図7で下面)側に先端部が突出する巻取軸130とを有している。巻取機構120はカバー121内に収容されており、カバー121および固定台110によって回転自在に支持されたウォームギヤ123と、ウォームギヤ123に噛合するウォームホイール125とを備えており、ウォームギヤ123から延長してカバー121外に延びるウォーム軸122に摘み(不図示)が固定されている。巻取軸130は、ヘッド105の貫通孔105cを貫通しており、一端側にウォームホイール125が固定され、先端部に弦Sが巻かれる弦巻部132が形成されている。
この糸巻装置は、巻取軸130をヘッド105の貫通孔105cに貫通させ、固定台110の両端部に通したビス106で固定台110をヘッド105に固定することでヘッド105に取り付けられる。そして巻取軸130の弦巻部132に弦Sを巻き、上記摘みにより巻取軸130を回転させて弦Sを巻き取ったり巻き解いたりすることによって弦Sがチューニングされる。
特開2006−154435号公報
図7に示した糸巻装置においては、巻取機構120のカバー121は、爪片121aを固定台110に挿入して折り曲げることにより固定台110にかしめ固定されている。固定台110の縁部全周には枠状凸部111が形成され、この枠状凸部111の内側に凹所112が形成されている。糸巻装置がヘッド105に固定された状態では、固定台110の枠状凸部111がヘッドに当接し、凹所112による空間に爪片121aが収容され、爪片121aがヘッドに干渉しないようになされている。
ところが、固定台110の枠状凸部111がヘッド105に当接するため、ビス106による固定力がヘッド105に対して線接触する枠状凸部111に集中し、ヘッド105が損傷を受ける場合があった。ヘッドの損傷は、具体的にはヘッドに塗装された塗膜の割れや塗膜下の木部に対する溝状のへこみといったものである。このような損傷は、良好な外観が損なわれることになり、また、痕跡が残るため、別の糸巻装置に交換する際に正常な固定状態が得られにくくなるといった問題を招く。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、固定することでヘッドに損傷を及ぼすという不具合の発生を未然に防ぐことができるヘッド保護機能付き糸巻装置を提供することにある。
本発明のヘッド保護機能付き弦楽器用糸巻装置は、弦楽器のヘッドに固定される板状の固定台と、この固定台上に取り付けられた巻取機構と、この巻取機構に接続されるとともに、前記ヘッドに形成された貫通孔を貫通させられる巻取軸と、を備えた弦楽器用糸巻装置であって、前記固定台は、その縁部に前記ヘッド側に突出する枠状凸部が形成されているとともに、該枠状凸部の内側に凹所が形成されており、前記凹所に、前記固定台が前記ヘッドに固定された状態で該ヘッドに面接触し、かつ、該ヘッドと前記枠状凸部との間に隙間を形成するシート部材が嵌合されていることを特徴とする。
本発明の糸巻装置は、固定台とヘッドとの間にシート部材を挟んだ状態で固定台がヘッドに固定され、シート部材の厚みによってヘッドと固定台の枠状凸部との間に隙間が確保され、枠状凸部はヘッドに当接しない状態が保持される。したがってヘッドが損傷することを防ぐことができる。また、シート部材はヘッドに面接触するため、固定台の凹所による空間が空いたままの状態で固定された場合と比べると音響の伝達効率が上がり、音の伸びが良好になるという効果を得ることができる。
本発明では、前記シート部材によって前記隙間が0.01〜1mmの範囲に確保されると好ましく、この範囲では0.05〜0.5mmの範囲がより好ましい。
本発明は、前記シート部材には、前記貫通孔に嵌合して固定され、前記巻取軸が挿通して該貫通孔に対して該巻取軸を同心状にガイドする筒状のガイド部が一体に形成されている形態を含む。この形態によると、ガイド部に挿通させることで巻取軸を貫通孔に対して確実、かつ容易に同心状に貫通した状態を得ることができる。
また、本発明は、前記ガイド部には、該ガイド部の少なくとも先端側を周方向に複数に分断するスリットが形成されているとともに、該スリットが形成されている部分の外周面に、前記貫通孔の内周面に当接する突起が形成されている形態を含む。この形態によると、ガイド部は貫通孔の内周面に突起が当接しながら嵌合され、その際に、スリットで分断された部分が内側に応力を受けて変形が許容される。突起が貫通孔の内周面に当接することで、該内周面とガイド部の外周面との間に僅かな隙間が形成されるとともにガイド部の変形が許容されるため、ヘッドの貫通孔やガイド部の外径の寸法誤差が吸収され、その結果、ガイド部を破損させることなく、円滑、かつ確実に貫通孔に嵌合させることができる。
また、本発明は、前記シート部材は、カーボン含有樹脂で形成されている形態を含む。カーボンは音を伝達させやすい材料であることは知られており、したがってカーボン含有樹脂でシート部材を形成すると、ヘッドに面接触する構成と相まって上記の音響伝達効率の向上に伴う音の伸びの増加が効果的になされる。
本発明によれば、固定することでヘッドに損傷を及ぼすという不具合の発生を未然に防ぐことができる糸巻装置が提供されるといった効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る糸巻装置の斜視図である。 一実施形態の糸巻装置がヘッドに固定された状態を示す断面図である。 同糸巻装置の、シート部材を分離させた状態の表側および裏側の斜視図である。 同糸巻装置の固定台を示す(a):平面図、(b):(a)のB−B断面図である。 同糸巻装置のシート部材を示す(a):平面図、(b):(a)のB−B断面図、(c):裏面図である。 同シート部材の表側および裏側の斜視図である。 一従来例の糸巻装置がヘッドに固定された状態を示す断面図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。
[1]糸巻装置の構成
図1は、一実施形態に係る糸巻装置1を示しており、図2は、糸巻装置1がギター等の弦楽器の木製のヘッド5に固定された使用状態を示している。この場合、ヘッド5は所定厚さの板状部材で形成されており、表面全体に塗装が施されている。図2では、ヘッド5の上面が糸巻装置1の固定面5a、下面が表面5bとする。ヘッド5には、糸巻装置1の巻取軸30が貫通される断面円形状の貫通孔5cが一定の内径で形成されている。
図1および図2に示すように、糸巻装置1は、ヘッド5の固定面5aにビス6によって固定される板状の固定台10と、固定台10上に取り付けられた巻取機構20と、ヘッド5の貫通孔5cに貫通されてヘッド5の表面5b側に先端部が突出する巻取軸30と、固定台10とヘッド5との間に介装されるシート部材40を有している。図3は、シート部材40が分離した状態を示している。
固定台10は、鋼板等の金属板をプレス成形して形成されたもので、図4に示すように横長な略八角形状を呈している。固定台10の縁部全周は一面側に折り曲げ加工されることで枠状凸部11が形成されており、枠状凸部11の内側が凹所12となっている。固定台10の中央やや一端側には円形状の支持孔10aが形成されている。また、固定台10の両端部には円形状のビス孔10bがそれぞれ形成され、それらビス孔10bの支持孔10a側には、矩形状のかしめ孔10cがそれぞれ形成されている。
図2および図3に示すように、巻取機構20は、直方体状に形成されたカバー21内に収容されている。カバー21は一面側が開放する箱状に形成されており、開放側の端部には一対の爪片21aが形成されている。カバー21は、固定台10に対し、凹所12とは反対側に配置され、爪片21aを固定台10のかしめ孔10cに挿入して内側に折り曲げることにより、固定台10にかしめ固定されている。折り曲げられた各爪片21aは、凹所12内に収容された状態になる。
図2に示すように、巻取機構20は、カバー21および固定台10によって回転自在に支持されたウォームギヤ23と、ウォームギヤ23に噛合するウォームホイール25を備えている。ウォームギヤ23はウォーム軸22上に形成されており、図3に示すように、ウォーム軸22の一端はウォームギヤ23から延長してカバー21外に延びている。そのカバー21外のウォーム軸22の先端には、摘み24が装着されている。
図2に示すように、巻取軸30はヘッド5の貫通孔5cに貫通されている。巻取軸30の一端側(図2で上端側)には小径部31が形成されており、小径部31が固定台10の支持孔10aに摺動可能に挿入されている。そしてこの小径部31の端面に、ウォームギヤ23に噛合するウォームホイール25が固定されている。巻取軸30の他端側はヘッド5の表面5b側に突出しており、その突出部分には、鼓状に中央部が縮径した弦巻部32が形成されている。弦巻部32には弦Sが巻かれるが、弦巻部32の中央には、弦Sを挿入して係合させる弦挿入孔32aが形成されている。
ヘッド5の貫通孔5cの表面5b側には、巻取軸30の外側を通して円筒状のブッシュ35が圧入されている。ブッシュ35は、表面5bに係合する鍔部36と、外周面にセレーションが形成され貫通孔5c内に圧入される圧入部37を有し、圧入部37のセレーションが貫通孔5cの内周面に係合することにより、貫通孔5cに対し回り止めおよび抜け止めがなされるようになっている。巻取軸30は、支持孔10aの内周部およびブッシュ35によって回転自在に支持される。
糸巻装置1は固定台10がヘッド5の固定面5aに固定されるが、固定台10と固定面5aとの間に、シート部材40の平板部41が介装される。以下、図5および図6によりシート部材40を説明する。
シート部材40は、平板部41と、円筒状のガイド部45を有している。シート部材40の平板部41は、固定台10の凹所12に嵌合する形状に形成されており、固定台10のヘッド5への対向面、すなわち凹所12の内面に沿った内面42と、平坦でヘッド5の固定面5aに面接触する外面43を有している。また、平板部41には、凹所12に嵌合した状態で、固定台10の支持孔10aに一致する円形状の巻取軸挿通孔41aと、ビス孔10bに一致するビス挿通孔41bがそれぞれ形成されている。さらにビス挿通孔41bの巻取軸挿通孔41a側には、折り曲げられた上記爪片21aとの干渉を避ける逃げ孔41cが形成されている。平板部41の厚みは、内面42が凹所12の内面に密着して凹所12に嵌合した状態で、外面43が枠状凸部11よりも外側(ヘッド5に固定状態でのヘッド5側)に僅かに出る所定サイズに設定されている。
平板部41には、ヘッド5の貫通孔5cに嵌合して固定される円筒状のガイド部45が一体に形成されている。ガイド部45は、巻取軸30が挿通して貫通孔5cに対して巻取軸30を同心状にガイドするもので、巻取軸挿通孔41aの外面43側の開口縁から外面43に直交して形成されている。ガイド部45は、図2に示すように糸巻装置1がヘッド5に固定された状態で、貫通孔5cにある程度入り込む軸方向長さを有している。
ガイド部45には、先端側から平板部41の近傍までガイド部45の軸方向と平行に延び延び、基端部が円形孔となっている複数(この場合、3つ)のスリット46が形成されている。ガイド部45は、これらスリット46が形成された部分がスリット46によって周方向に複数(3つ)に分断されて分断片47が形成されている。これら分断片47は、互いに近接する内側に変形可能となっている。
また、ガイド部45の各分断片47の外周面には、周方向に沿った環状突起47aが形成されている。環状突起47aの外径は貫通孔5cの内径よりもやや大きく、ガイド部45が貫通孔5cに挿入されると環状突起47aが貫通孔5cの内周面に摺動し、かつ当接するサイズに設定されている。したがってガイド部45の主たる部分の外径は貫通孔5cの内周面との間に僅かな隙間が空く程度に設定されている。
平板部41およびガイド部45を備えたシート部材40は、カーボン含有樹脂を成形するなどの方法で作製される。カーボン含有樹脂としては、例えばカーボンファイバーを20〜30重量%含有する樹脂であり、樹脂としては、例えばナイロン系やABS系等の樹脂が挙げられる。このような材料で形成することで、シート部材40は、ガイド部45が内側に弾性変形可能に構成される。
[2]糸巻装置の固定
以上が本実施形態の糸巻装置1であり、この糸巻装置1は、次のようにして図2に示すようにヘッド5に固定される。まず、シート部材40を固定台10に嵌合させる。それには、内面42を凹所12側に向けた状態で、巻取軸挿通孔41aとガイド部45内に巻取軸30を通し、続いて、ビス挿通孔41bをビス孔10bに一致させ、逃げ孔41cに爪片21aを入り込ませ、平板部41を凹所12に嵌合させる。
続いて、巻取軸30をヘッド5の貫通孔5cに固定面5a側から通して貫通させるとともに、シート部材40のガイド部45を貫通孔5cの固定面5a側に挿入して嵌合させ、シート部材40の平板部41の外面43を固定面5aに面接触する状態に当接させる。ガイド部45は、環状突起47aが貫通孔5cの内周面に摺動しながら挿入され、その際には、貫通孔5cの内径に応じて環状突起47aが貫通孔5cの内周面から応力を受け、分断片47が互いに近接する内側に弾性変形する。シート部材40の平板部41の内面42は固定台10の凹所12の内面に密着させられるが、その状態で平板部41の厚みにより、固定台10の枠状凸部11はヘッド5の固定面5aから僅かに離間し、枠状凸部11と固定面5aとの間に隙間gが空く。
次いで、巻取軸30の表面5b側に突出した部分にブッシュ35を通し、鍔部36が表面5bに当接するまで圧入部37を貫通孔5cに圧入してブッシュ35を貫通孔5cに装着する。次に、巻取軸30を中心に糸巻装置1を適宜回転させて固定台10を所定の固定位置に位置付け、ビス6を、ビス孔10bおよびビス挿通孔41bに通してヘッド5にねじ込み、固定台10をヘッド5に固定する。
このようにヘッド5に固定される糸巻装置1によれば、巻取軸30の弦巻部32に形成されている弦挿入孔32aに弦Sを挿入し、摘み24により巻取軸30を回転させることでウォームギヤ23の回転をウォームホイール25から巻取軸30を回転させる。これにより弦Sを弦巻部32に巻き取っていくことで弦Sにテンションを付与し、さらに摘み24を回転させて弦Sを弦巻部32に巻き取ったり巻き解いたりすることで、弦Sのチューニングがなされる。
[3]糸巻装置の作用効果
上記実施形態の糸巻装置1は、固定台10とヘッド5との間にシート部材40の平板部41を挟んだ状態で固定台10がヘッド5に固定される。この固定状態で、平板部41の厚みにより固定面5aと固定台10の枠状凸部11との間に隙間gが確保され、枠状凸部11はヘッド5に当接しない状態が保持される。したがって、ビス6を締め付けても、枠状凸部11がヘッド5の固定面5aに強く当たることにより塗膜が割れたり塗膜下の木部が傷ついたりするといった損傷の発生が、未然に防止される。また、損傷による痕跡がヘッド5に残るといったことが生じず固定面5aの平坦な状態が維持されるため、別の糸巻装置に交換した際にも正常な固定状態を得ることができる。なお、シート部材40の平板部41の厚みによって形成されるヘッド5の固定面5aと固定台10の枠状凸部11との間の隙間gは、0.01〜1mmの範囲、好ましくは0.05〜0.5mmの範囲が確保されると良い。
また、シート部材40の平板部41は、その平坦な外面43全面がヘッド5の固定面5aに面接触するため、固定台10の凹所12による空間が空いたままの状態で固定された場合と比べると音響の伝達効率が上がり、音の伸びが良好になるという効果を得ることができる。特にシート部材40がカーボン含有樹脂で形成されていることにより、音響伝達効率の向上に伴う音の伸びの増加が効果的になされる。
また、シート部材40のガイド部45により、貫通孔5cに貫通される巻取軸30の中心が貫通孔5cの中心と一致する、すなわち同心状に設定される。すなわち、巻取軸30をガイド部45に挿通させることで、巻取軸30を貫通孔5cに対して確実、かつ容易に同心状に貫通した状態を得ることができる。
また、そのガイド部45を貫通孔5cに挿入して嵌合させる際には、環状突起47aが貫通孔5cの内周面を摺動し、複数の分断片47が貫通孔5cの内径に応じて内側に弾性変形する。このため、貫通孔5cやガイド部45の外径の寸法誤差が吸収され、ガイド部45を破損させることなく、円滑、かつ確実に貫通孔5cに嵌合させることができる。
なお、本発明の糸巻装置1は、アコースティックギター、エレキギター、エレキアコースティックギター、ベースギター等の各種ギターのヘッドの他に、マンドリン、ウクレレ等のあらゆる弦楽器に適用可能である。
1…糸巻装置
5…ヘッド
5c…貫通孔
10…固定台
11…枠状凸部
12…凹所
20…巻取機構
30…巻取軸
40…シート部材
45…ガイド部
46…スリット
47a…環状突起
g…隙間
S…弦

Claims (5)

  1. 弦楽器のヘッドに固定される板状の固定台と、
    この固定台上に取り付けられた巻取機構と、
    この巻取機構に接続されるとともに、前記ヘッドに形成された貫通孔を貫通させられる巻取軸と、を備えた弦楽器用糸巻装置であって、
    前記固定台は、その縁部に前記ヘッド側に突出する枠状凸部が形成されているとともに該枠状凸部の内側に凹所が形成されており、
    前記凹所に、前記固定台が前記ヘッドに固定された状態で該ヘッドに面接触し、かつ、該ヘッドと前記枠状凸部との間に隙間を形成するシート部材が嵌合されていること
    を特徴とするヘッド保護機能付き弦楽器用糸巻装置。
  2. 前記シート部材によって前記隙間が0.01〜1mmの範囲に確保されることを特徴とする請求項1に記載の弦楽器用糸巻装置。
  3. 前記シート部材には、前記貫通孔に嵌合して固定され、前記巻取軸が挿通して該貫通孔に対して該巻取軸を同心状にガイドする筒状のガイド部が一体に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の弦楽器用糸巻装置。
  4. 前記ガイド部には、該ガイド部の少なくとも先端側を周方向に複数に分断するスリットが形成されているとともに、該スリットが形成されている部分の外周面に、前記貫通孔の内周面に当接する突起が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の弦楽器用糸巻装置。
  5. 前記シート部材は、カーボン含有樹脂で形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の弦楽器用糸巻装置。
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