JP6317666B2 - 画像処理用プログラム及び画像処理システム - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理用プログラム及び画像処理システムに関する。
従来、格子状に配列された輝点を物体に投影して、輝点を投影した状態で物体の画像を撮影し、撮影した画像中の輝点の位置が基準位置から変化したことに基づいて、物体の高さを検出する方法が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2002−122417号公報
フロアレイアウトのような平面図をコンピュータ上で作成する場合、フロアに配置する物品の平面図形データを作成する必要がある。平面図に配置する物品の図形データは、実際の物品を上方から視認した場合の形状であることが望ましい。そこで、図形データの作成者は、カタログに記載された物品の寸法及び形状写真に基づいて、平面図に物品が配置された場合の形状をイメージしながら図形データを作成する必要があった。したがって、図形データの作成者の空間認識能力及び経験により、作成される図形データにばらつきが生じていた。
特許文献1に記載の方法により、物体の高さを検出することはできるが、物体の輪郭線を抽出することが考慮されていなかった。特に、物体が、高さが異なる複数の領域を有する場合に、物体の形状の特徴を適切に表現できるように輪郭線を抽出することができなかった。例えば、物体の高さが水平方向の位置によって細かく変化する場合、同一の高さの位置を結ぶ線を用いて等高線を描くことにより物体の形状を表現しようとすると、等高線の数が多くなり過ぎて、物体の特徴が端的に示された図形データとならないという問題があった。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、物体の形状がわかりやすく表現された図形データを作成できる画像処理用プログラム及び画像処理システムを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様においては、コンピュータに、平面に格子状の光線が照射された状態において前記平面を撮像した画像である基準画像を取得するステップと、前記平面に載置された物体に格子状の光線が照射された状態において前記物体及び前記物体の周囲の前記平面を撮像することにより、測定画像を取得するステップと、前記平面又は前記物体を撮像する位置と前記基準画像における前記格子状の光線の交点である基準交点の位置との間の水平方向の第1距離と、前記基準交点の位置と前記測定画像における前記格子状の交線の交点である測定交点の位置との間の水平方向の第2距離とに基づいて、前記物体の高さが所定範囲内の領域の輪郭線を特定するステップと、を実行させるための画像処理用プログラムを提供する。
上記の画像処理用プログラムは、前記輪郭線を特定するステップにおいて、コンピュータに、前記第1距離と前記第2距離との比が所定範囲内の前記測定交点を含む領域の輪郭線を特定することにより、前記物体の高さが所定範囲内の領域の輪郭線を特定させてもよい。
また、上記の画像処理用プログラムは、コンピュータに、前記測定画像における前記格子状の光線の画像が不連続である位置に対応する複数の特徴点を抽出するステップと、前記物体の輪郭線を特定するステップにおいて、前記複数の特徴点に基づいて、前記物体の輪郭線を特定するステップと、をさらに実行させてもよい。
また、上記の画像処理用プログラムは、コンピュータに、前記基準画像の形状に基づいて、前記測定画像に含まれる前記物体の輪郭線を補正するステップをさらに実行させてもよい。
また、上記の画像処理用プログラムは、コンピュータに、前記測定画像を撮像した撮像位置の前記平面に対する高さ、及び前記第1距離と前記第2距離との比に基づいて、前記物体の高さを特定するステップをさらに実行させてもよい。
本発明の第2の態様においては、格子状の光線を照射する照射装置と、前記照射装置が平面に前記格子状の光線が照射された状態において前記平面を撮像した画像である基準画像を生成し、かつ前記平面に載置された物体に格子状の光線が照射された状態において前記物体及び前記物体の周囲の前記平面を撮像した画像である測定画像を生成する撮像装置と、前記平面又は前記物体を撮像する位置と前記基準画像における前記格子状の光線の交点である基準交点の位置との間の水平方向の第1距離と、前記基準交点の位置と前記測定画像における前記格子状の交線の交点である測定交点の位置との間の水平方向の第2距離とに基づいて、前記物体の高さが所定範囲内の領域の輪郭線を特定する画像処理装置と、を有する画像処理システムを提供する。
本発明によれば、物体の形状がわかりやすく表現された図形データを作成できるという効果を奏する。
第1の実施形態に係る画像処理システムSの概要を示す図である。 撮像装置2が生成する撮像画像の一例である。 画像処理装置3の構成を示す図である。 特定部322が輪郭線を特定する方法を示す図である。 特定部322が輪郭線を特定する方法を示す図である。 基準交点及び測定交点を示す図である。 基準交点及び測定交点を示す図である。 特定部322が特定した輪郭線を示す図である。 抽出部323が特徴点を抽出し、輪郭線を生成する手順を示す図である。 補正部324が輪郭線を変形させる手順を示す図である。 画像処理システムSが図形データを生成する動作手順を示すフローチャートである。
<第1の実施形態>
[画像処理システムSの概要]
図1は、第1の実施形態に係る画像処理システムSの概要を示す図である。図1(a)は、本実施形態において撮影対象となる物体Bの形状を示す図である。図1(b)及び図1(c)は、物体Bの輪郭線を特定する画像処理システムSの動作の概要を示す図である。図1(b)は、図1(a)のY方向において物体Bを見た状態を示す図であり、図1(c)は、X方向において物体Bを見た状態を示す図である。
画像処理システムSは、照射装置1と、撮像装置2と、画像処理装置3とを備える。照射装置1は、格子状の光線を物体Bに照射する。具体的には、照射装置1は、X方向及びY方向に照射方向を変化させることができるレーザ光線を照射する。照射装置1は、Y方向の位置を固定した状態で、X方向の位置を順次変化させながら光線を照射し、X方向の位置を固定した状態で、Y方向の位置を順次変化させながら光線を照射することで、格子状に光線を照射する。照射装置1は、1本のレーザ光線の照射位置を移動させるのではなく、格子状の模様の光線を継続的に照射してもよい。
撮像装置2は、照射装置1の近傍に設置されており、照射装置1が格子状の光線を照射した状態において、物体B及び物体Bの周囲を撮像するカメラである。撮像装置2は、物体Bが載置されていない状態において、物体Bが載置される平面Hを撮像することにより、基準画像を生成する。また、撮像装置2は、物体Bが平面Hに載置された状態において、物体B及び物体Bの周囲の平面Hを撮像することにより、測定画像を生成する。撮像装置2は、照射装置1が光線を照射している間に連続的に撮像することにより動画像を生成し、動画像のそれぞれのフレーム画像に含まれている光線画像を結合することにより、基準画像及び測定画像を生成する。
図2は、撮像装置2が生成する撮像画像の一例である。図2(a)は、物体Bが載置されていない状態において撮像装置2が撮像した基準画像である。図2(a)においては、下底が上底よりも長い台形の中に、格子状の光線画像が描かれている。図1(c)に示すように、本実施形態における撮像装置2は、物体Bの手前側から物体Bを撮像しているので、手前側のX方向の光線画像が、奥側のX方向の光線画像よりも長くなっている。
図2(b)は、物体Bが載置された状態において撮像装置2が撮像した測定画像である。物体Bの段差がある箇所で光線画像が不連続になっていることがわかる。また、物体B上の光線画像の交点の位置は、図2(a)に示す基準画像における光線画像の交点の位置と異なる。画像処理システムSは、基準画像における光線画像の交点の位置と測定画像における光線画像の交点の位置との差、及び光線画像が不連続になっている位置に基づいて、図2(c)の太線で示すような物体Bの輪郭線を特定する。
図1(b)に示す画像処理装置3は、例えばコンピュータである。画像処理装置3は、撮像装置2が生成した基準画像及び測定画像に基づいて、物体Bの輪郭線を特定する。以下、画像処理装置3の構成及び動作について説明する。
[画像処理装置3の構成及び動作]
図3は、画像処理装置3の構成を示す図である。画像処理装置3は、記憶部31及び制御部32を有する。記憶部31は、ハードディスク、ROM及びRAMを含む記憶媒体である。制御部32は、例えばCPUである。記憶部31は、制御部32により実行される画像処理用プログラムを記憶している。制御部32は、画像処理用プログラムを実行することにより、取得部321、特定部322、抽出部323及び補正部324として機能する。
取得部321は、平面Hに格子状の光線が照射された状態において平面Hを撮像することにより、平面Hに投影された光線を示す光線画像を含む基準画像を取得する。また、取得部321は、平面Hに載置された物体Bに格子状の光線を照射した状態において物体B及び物体Bの周囲の平面Hを撮像することにより、物体Bに投影された光線を示す光線画像を含む測定画像を取得する。具体的には、取得部321は、照射装置1を制御して、格子状の光線を照射させ、照射装置1が光線を照射している間に、撮像装置2に物体B及び平面Hを撮像させる。取得部321は、照射装置1が光線を照射している間に撮像装置2が撮像した画像に基づく基準画像及び測定画像を取得する。
なお、取得部321は、記憶部31に予め記憶された基準画像を取得してもよい。また、取得部321は、撮像装置2から動画像を取得し、動画像のそれぞれのフレーム画像に含まれている光線画像を合成して1枚の画像を作成することにより、基準画像及び測定画像を生成してもよい。
特定部322は、平面H又は物体Bを撮像する撮像装置2の位置と、基準画像における格子状の光線の交点である基準交点の位置との間の水平方向の第1距離を特定する。また、特定部322は、基準交点の位置と、測定画像における格子状の交線の交点である測定交点の位置との間の水平方向の第2距離を特定する。特定部322は、第1距離及び第2距離に基づいて、物体Bの高さが所定範囲内の領域の輪郭線を特定する。具体的には、特定部322は、第1距離と第2距離との比が所定範囲内の測定交点を含む領域の輪郭線を特定することにより、物体Bの高さが所定範囲内の領域の輪郭線を特定する。
特定部322は、基準画像における格子状の光線の交点である基準交点の位置と、測定画像における格子状の光線の交点である測定交点の位置との関係に基づいて、物体Bの高さを特定してもよい。具体的には、特定部322は、測定画像を撮像した撮像位置の平面Hに対する高さ(図4A及び図4Bにおけるh0)、及び第1距離(例えば、図4Aにおけるd11)と第2距離(例えば、図4Aにおけるd12)との比に基づいて、物体Bの高さ(例えば、図4Aにおけるh1)を特定する。特定部322は、夫々の測定交点の位置における平面Hからの高さを特定し、特定した高さを分類することにより、物体Bにおける最も高い領域B1の高さh1及び2番目に高い領域B2の高さh2を特定する。特定部322は、特定した高さに基づいて、輪郭線を特定してもよい。
図4A及び図4Bは、特定部322が輪郭線を特定する方法を示す図である。図4Aは、物体Bにおける領域B1の輪郭線の特定に用いられる照射位置を示す図であり、図4Bは、物体Bにおける領域B2の輪郭線の特定に用いられる照射位置を示す図である。
図4A(a)に示すように、照射装置1及び撮像装置2は平面Hからh0の高さに設置されている。照射装置1から照射された光線が領域B1と交差する点が測定交点であり、測定交点を通る光線が平面Hと交差する点が基準交点である。撮像装置2の位置(すなわち撮像装置2を通る鉛直線と平面Hとの交点の位置)と基準交点の位置との水平方向の第1距離はd11である。また、撮像装置2の位置と測定交点の位置との水平方向の第2距離はd12である。この場合、特定部322は、領域B1の高さh1を、h1=h0×d12/d11により算出する。
図4A(b)においては、領域B1の異なる位置に光線が照射されている。図4A(b)における第1距離はd21であり、第2距離はd22である。この場合、特定部322は、領域B1の高さh1を、h1=h0×d22/d21により算出する。
図4B(a)及び図4B(b)においては、領域B2のいずれかの位置で光線が交差している。図4B(a)の状態において、特定部322は、領域B2の高さh2を、h2=h0×d32/d31により算出する。また、図4B(b)の状態において、特定部322は、領域B2の高さh2を、h2=h0×d42/d41により算出する。
特定部322は、基準画像及び測定画像の夫々に含まれる複数の基準交点及び測定交点に基づいて、物体Bの複数の位置における高さを算出し、算出した高さが、どの数値範囲に含まれるかに基づいて、複数の位置における高さを分類する。例えば、特定部322は、30cm±1cmの範囲に高さが含まれている位置を、領域B1に含まれる位置であると特定する。また、特定部322は、20cm±1cmの範囲に高さが含まれている位置を、領域B2に含まれる位置であると特定する。特定部322は、このようにして特定した領域の最も外側及び内側を、領域の輪郭線として特定する。
図5A及び図5Bは、基準交点及び測定交点を示す図である。図5A(a)は、物体Bを測定する際の全ての基準交点及び測定交点を示す図である。黒丸は基準交点を示しており、白丸は測定交点を示している。図5A(a)に示すように、物体Bの高さに応じて、測定交点が基準交点からずれた位置にある。
図5A(b)は、特定部322が算出した、図5A(a)に示した測定交点の夫々の高さを示す図である。高さが0(第1距離と第2距離との比が0)の測定交点と、高さが30cm±1cmの範囲(第1距離と第2距離との比が第1の範囲)に含まれる測定交点と、高さが20cm±1cmの範囲(第1距離と第2距離との比が第2の範囲)に含まれる測定交点とがあることがわかる。
図5B(a)は、図5A(b)における高さが0cmとなっている位置の基準交点及び測定交点を示している。特定部322は、これらの位置には物体Bが存在していないことを特定する。
図5B(b)は、高さが30cm±1cmの範囲の領域B1に含まれる基準交点及び測定交点の位置を示している。特定部322は、図5B(b)に示される複数の測定交点のうち、最も外側の測定交点を結ぶことにより、領域B1の輪郭線を特定する。
図5B(c)は、高さが20cm±1cmの範囲の領域B2に含まれる基準交点及び測定交点の位置を示している。特定部322は、図5B(c)の複数の測定交点のうち、最も外側の測定交点を結ぶことにより、領域B2の外側の輪郭線を特定する。特定部322は、図5B(c)の複数の測定交点のうち、最も内側の測定交点を結ぶことにより、領域B2の内側の輪郭線を特定する。
図6は、特定部322が特定した輪郭線を示す図である。図6(a)は、領域B1の輪郭線R1を示す図である。図6(b)は、領域B2の外側の輪郭線R21及び内側の輪郭線R22を示す図である。
特定部322は、隣接する複数の領域の輪郭線が一致しない場合、複数の領域の輪郭線の中間の位置を結ぶ線を、複数の領域の輪郭線としてもよい。図6(c)は、輪郭線R1、輪郭線R21及び輪郭線R22を示す図である。図6(d)は、輪郭線R1と輪郭線R22との中間の位置を結ぶことにより、特定部322が輪郭線R3を特定した状態を示す図である。このようにすることで、特定部322は、輪郭線の精度を高めることができる。
図3に戻り、抽出部323は、測定画像における格子状の光線の画像が不連続である位置に対応する複数の特徴点を抽出する。抽出部323は、抽出した複数の特徴点を結ぶことにより、輪郭線を生成する。
図7は、抽出部323が特徴点を抽出し、輪郭線を生成する手順を示す図である。抽出部323は、図7(a)に示す×印の位置を、光線画像が不連続な特徴点として抽出する。抽出部323は、図7(b)に示すように、複数の特徴点を結ぶことにより、輪郭線を生成する。図7(b)においては、領域B1に対応する輪郭線R4と、領域B2に対応する輪郭線R5とが示されている。
抽出部323は、特定部322が特定した輪郭線(例えば、図6(d)に示した輪郭線R3)と、抽出部323が特徴点に基づいて特定した輪郭線R4とに基づいて、図7(c)に示すように、精度を向上させた輪郭線R6を生成してもよい。図7(c)の左側には、輪郭線R3及び輪郭線R4が示されている。これらの輪郭線の中間点を結ぶことで、抽出部323は、図7(c)の右側に示す輪郭線R6を生成することができる。輪郭線R6は、輪郭線R3及び輪郭線R4よりも滑らかな形状になっていることがわかる。
また、抽出部323は、複数の特徴点を制御点とするベジェ曲線を生成することにより、曲線状の輪郭線を生成してもよい。図7(d)に示す輪郭線R7は、領域B1と領域B2との間における複数の特徴点を制御点とするベジェ曲線により生成されている。輪郭線R7は、輪郭線R6よりもさらに滑らかな形状になっていることがわかる。
図3に戻り、補正部324は、基準画像の形状に基づいて、測定画像に含まれる物体Bの輪郭線を補正する。具体的には、補正部324は、基準画像における隣接する光線画像が平行でない場合に、隣接する光線画像が平行になるように(すなわち、基準画像が長方形になるように)、光線画像の間隔を調整する。また、補正部324は、基準画像における隣接する光線画像の間隔が一定の大きさでない場合に、隣接する光線画像の間隔が一定の大きさになるように、光線画像の間隔を調整する。補正部324は、光線画像の間隔の拡大率又は縮小率と同じ拡大率又は縮小率により、特定部322又は抽出部323により生成された輪郭線を変形させる。
図8は、補正部324が輪郭線を変形させる手順を示す図である。図8(a)は、図7(a)と同一の図であり、基準画像が台形である。図8(b)においては、基準画像が長方形に変形されている。補正部324は、基準画像における隣接する複数のX方向の光線画像の間隔を、撮像装置2の位置(撮像装置2を通る鉛直線と平面Hとの交点の位置)の両側のX方向の光線画像の間隔に合わせるように補正することにより、基準画像の形状を補正している。具体的には、補正部324は、隣接する夫々のX方向の光線画像の間隔を、図8(a)に示す間隔Lに補正している。また、補正部324は、基準画像における隣接する複数のY方向の光線画像の間隔を、撮像装置2の位置の両側のY方向の光線画像の間隔に合わせるように補正することにより、隣接するY方向の光線画像が平行になっている。
また、補正部324が、図7(d)に示した物体Bの領域B1の輪郭線R7を、基準画像における輪郭線R7に対応する位置の周辺の光線画像の間隔の拡大率又は縮小率と同じ拡大率又は縮小率により、補正することにより、輪郭線R7が変形され、輪郭線R7’となっている。同様に、図7(d)に示した物体Bの領域B2の輪郭線R5が、台形から長方形に変形され、輪郭線R5’となっている。補正部324は、輪郭線R7’及び輪郭線R5’を含む画像を図形データとして出力する。
[画像処理システムSの動作手順]
図9は、画像処理システムSが図形データを生成する動作手順を示すフローチャートである。
まず、画像処理装置3は、予め撮像装置2により撮像された基準画像を取得する(S101)。続いて、画像処理装置3は、照射装置1に、格子状の光線を物体Bに照射させ、撮像装置2に、光線が照射された物体Bを撮像させる。画像処理装置3は、撮像装置2が撮像した測定画像を取得する(S102)。
次に、特定部322は、撮像画像に含まれる測定交点の位置を特定する(S103)。特定部322は、特定した複数の測定交点の位置と基準画像における複数の基準位置との関係に基づいて、同一の高さの領域を特定する(S104)。特定部322は、同一の高さの領域に含まれる複数の測定交点のうち、最も外側の測定交点又は最も内側の測定交点を結ぶことにより、第1の輪郭線(例えば、図6における輪郭線R1、R21、R22、R3)を特定する(S105)。
続いて、抽出部323は、測定画像に含まれる特徴点を抽出する(S106)。抽出部323は、複数の特徴点を結ぶことにより、第2の輪郭線(例えば、図7におけるR4、R6、R7)を特定する(S107)。続いて、補正部324は、第2の輪郭線を補正することにより、図形データを生成する(S108)。
なお、以上の説明においては、第1の輪郭線を特定した後に第2の輪郭線を特定する場合について説明したが、輪郭線の特定方法は、これに限らない。例えば、画像処理システムSは、S103〜S105を実行することなく、特徴点を抽出することにより特定した輪郭線に基づいて、図形データを生成してもよい。また、画像処理システムSは、S106及びS107を実行することなく、測定交点の位置と基準交点の位置との関係を用いて特定した輪郭線に基づいて、図形データを生成してもよい。
[第1の実施形態における効果]
以上説明したように、第1の実施形態に係る画像処理システムSは、物体B又は平面Hを撮像する位置と基準交点の位置との間の水平方向の第1距離と、基準交点の位置と測定交点の位置との間の第2距離とに基づいて、物体Bの高さが所定範囲内の領域の輪郭線を特定する。このようにすることで、画像処理システムSは、物体Bの高さが大きく変化する位置が輪郭線として示される、ユーザが物体Bの特徴を把握しやすい図形データを生成することができる。
また、画像処理システムSは、測定画像における格子状の光線画像が不連続になっている位置に対応する複数の特徴点に基づいて輪郭線を特定することにより、輪郭線の精度を向上させることができる。さらに、画像処理システムSは、基準画像の形状に基づいて特定した輪郭線の形状を補正することにより、物体Bに対して斜め方向から光線が照射された場合であっても、真上から見た時の物体Bの形状を示す図形データを生成することができる。
<第2の実施形態>
第1の実施形態においては、画像処理システムSは、物体Bを上方から視認した場合の輪郭線を特定し、上方から視認した物体Bの形状に対応する図形データを生成した。これに対して、第2の実施形態においては、図1(a)に示すように、斜め方向から視認した物体Bの形状に対応する図形データを生成する点で、第1の実施形態と異なる。
特定部322は、既知の基準交点間の距離と、第1の実施形態と同様にして特定した輪郭線とに基づいて、物体Bの水平方向の角部の長さを特定する。例えば、図8(a)に示す例の場合、基準交点間の距離が5cmであるとすると、輪郭線R21で示される領域B2のX方向の長さは約40cmであり、Y方向の長さは約25cmである。
補正部324は、特定部322が特定した、物体Bに含まれる各領域の高さ、X方向の長さ、及びY方向の長さに基づいて、物体Bを斜め方向から視認した場合の図形データを生成する。補正部324は、例えば、ユーザにより、物体Bを視認する角度を特定するための角度情報を取得し、角度情報にさらに基づいて、図形データを生成してもよい。このようにすることで、補正部324は、図1(a)に示したような図形データを生成することができる。
[第2の実施形態における効果]
以上説明したように、第2の実施形態に係る画像処理システムSは、物体Bに含まれる複数の領域の高さ、X方向の長さ、及びY方向の長さを特定し、特定した高さ及び長さに基づいて、物体Bを斜め方向から視認した場合の図形データを生成することができる。このようにすることで、画像処理システムSは、斜め方向から視認した場合のレイアウト図に適した図形データを容易に生成することが可能になる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
1 照射装置
2 撮像装置
3 画像処理装置
31 記憶部
32 制御部
321 取得部
322 特定部
323 抽出部
324 補正部
S 画像処理システム

Claims (6)

  1. コンピュータに、
    平面に格子状の光線が照射された状態において前記平面を撮像した画像である基準画像を取得するステップと、
    前記平面に載置された物体に格子状の光線が照射された状態において前記物体及び前記物体の周囲の前記平面を撮像することにより、測定画像を取得するステップと、
    前記平面又は前記物体を撮像する位置と前記基準画像における前記格子状の光線の交点である基準交点の位置との間の水平方向の第1距離と、前記基準交点の位置と前記測定画像における前記格子状の交線の交点である測定交点の位置との間の水平方向の第2距離とに基づいて、前記物体の高さが所定範囲内の領域の輪郭線を特定するステップと、
    を実行させるための画像処理用プログラム。
  2. 前記輪郭線を特定するステップにおいて、前記第1距離と前記第2距離との比が所定範囲内の前記測定交点を含む領域の輪郭線を特定することにより、前記物体の高さが所定範囲内の領域の輪郭線を特定する、
    請求項1に記載の画像処理用プログラム。
  3. コンピュータに、
    前記測定画像における前記格子状の光線の画像が不連続である位置に対応する複数の特徴点を抽出するステップと、
    前記物体の輪郭線を特定するステップにおいて、前記複数の特徴点に基づいて、前記物体の輪郭線を特定するステップと、
    をさらに実行させるための、
    請求項1又は2に記載の画像処理用プログラム。
  4. コンピュータに、
    前記基準画像の形状に基づいて、前記測定画像に含まれる前記物体の輪郭線を補正するステップをさらに実行させるための、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の画像処理用プログラム。
  5. コンピュータに、
    前記測定画像を撮像した撮像位置の前記平面に対する高さ、及び前記第1距離と前記第2距離との比に基づいて、前記物体の高さを特定するステップをさらに実行させるための、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の画像処理用プログラム。
  6. 格子状の光線を照射する照射装置と、
    前記照射装置が平面に前記格子状の光線が照射された状態において前記平面を撮像した画像である基準画像を生成し、かつ前記平面に載置された物体に格子状の光線が照射された状態において前記物体及び前記物体の周囲の前記平面を撮像した画像である測定画像を生成する撮像装置と、
    前記平面又は前記物体を撮像する位置と前記基準画像における前記格子状の光線の交点である基準交点の位置との間の水平方向の第1距離と、前記基準交点の位置と前記測定画像における前記格子状の交線の交点である測定交点の位置との間の水平方向の第2距離とに基づいて、前記物体の高さが所定範囲内の領域の輪郭線を特定する画像処理装置と、
    を有する画像処理システム。

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