JP6316308B2 - 官能化されたポリイソブテンの製造法および該化合物の誘導体 - Google Patents
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Description
1.イソブテンの重合および例えば、アルコールでの停止、
2.得られた、Clを末端基とするポリマーをデヒドロハロゲン化してオレフィンとすること、
3.フェノールと反応させてポリイソブテニルフェノールとすること
が必要とされた。
イソブテンまたはイソブテン含有モノマー混合物をルイス酸および開始剤の存在下に重合させ、
その際に、前記重合は、少なくとも1つのフェノールと少なくとも1つのルイス酸および/または少なくとも1つのブレンステッド酸との混合物で停止され、かつ任意に末端フェノール基は、誘導体化されるかまたはシクロヘキサノール系に還元される、前記方法である。
Xは、ハロゲン、C1〜C6アルコキシおよびC1〜C6アシルオキシから選択されており、
Raは、水素またはメチルであり、かつ
Rbは、メチルを表わすか、またはRaとともに、もしくは、官能基FGが結合している分子部分とともに、C5〜C6シクロアルキル環を形成し、また、Rbは、官能基FGが芳香族C原子またはオレフィン性不飽和C原子に結合している場合には、水素であってもよい〕を有する当該開始剤である。
aおよびbは、互いに独立して、0、1、2、3、4または5を表わし;
cは、1、2または3を表わし;
Rc、RdおよびRjは、互いに独立して、水素またはメチルを表わし;
Re、RfおよびRgは、互いに独立して、水素、C1〜C4アルキルまたは基CRcRd−Xを表わし、ここで、Rc、RdおよびXは、前記の意味を有し;
Rhは、水素、メチルまたは基Xを表わし;
RiおよびRkは、水素または基Xであり;かつ
Aは、ビニル基またはシクロアルケニル基を有するエチレン性不飽和炭化水素基を表わす。
Ra rSi(ORb)4-r (VI)
〔式中、rは、1、2または3を表わし、
Raは、同一でも異なっていてもよく、かつ互いに独立して、C1〜C20アルキル、C3〜C7シクロアルキル、アリールまたはアリール−C1〜C4アルキルであり、その際に、3個の最後に挙げた基は、1個以上のC1〜C10アルキル基を置換基として有していてもよく、かつ
Rbは、同一かまたは異なり、かつC1〜C20アルキルであるか、またはrが1または2を表わす場合には、2個の基Rbは、一緒になってアルキレンを表わすことができる〕の当該有機ケイ素化合物である。
(I)イソブテン、溶剤、開始剤および任意に、さらなる添加剤を混合装置中に連続的に供給し、かつこれらの出発物質を当該混合ユニット中で混合する工程、ならびに
(II)連続的重合をルイス酸の連続的供給によって開始させ、かつ前記出発物質と反応温度で混合する工程、ならびに
(III)得られた反応混合物を反応条件に温度調節される、少なくとも1つの反応帯域に通過させることにより、連続的重合を行なう工程、
(IV)少なくとも1つのフェノールと少なくとも1つのルイス酸および/または少なくとも1つのブレンステッド酸との混合物によって反応を停止させる工程
を含む連続的方法で実施される。
重合は、有利に、ミリリアクター(Milli−Reaktoren)を使用して実施される。ミリリアクター(Milli−Reaktoren)は、その特徴的な寸法によって従来の装置と区別される。貫流される装置、例えば混合装置またはリアクターの特徴的な寸法とは、本発明の範囲内で、流動方向に垂直な最小の拡大部であると解釈される。ミリリアクター(Milli−Reaktoren)の特徴的な寸法は、明らかに従来の装置よりも小さい。前記寸法は、殊にミリメートル範囲内にあることができる。したがって、従来のリアクターに比べて、ミリリアクター(Milli−Reaktoren)は、進行する熱輸送プロセスおよび物質輸送プロセスに関連して、著しく異なる挙動を示す。反応器容積に対する面積の比較的大きな比によって、例えば極めて良好な熱供給または熱導出が可能になり、それゆえに、強い吸熱反応または発熱反応もほぼ等温で実施されうる。その特徴的な寸法がマイクロメートル範囲内にあるマイクロリアクター(Mikro−Reaktoren)に比べて、ミリリアクター(Milli−Reaktoren)は、特徴的な寸法に基づいてほとんど目詰まりを起こさず、ひいては工業的用途に関連して比較的高い頑強性を有する。
− 毛管からなる管状反応器であって、さらなる混合取付け物を備えたかまたは備えることなく、0.1〜25mm、有利に0.5〜6mm、特に有利に0.7〜4mmの管断面を有する毛管束からなり、その際に、管または毛管の周りは、温度調節媒体によって洗浄されうる、前記管状反応器;
− 熱媒体が毛管/管中に導かれ、かつ温度調節すべき生成物が当該管の周りに導かれ、かつ取付け物(混合エレメント)によって均一化される、管状反応器;
− 隔離された平行な通路を備えた板型熱交換器と同様に、流れを破砕する取付け物(支柱)を装備しているかまたは装備していない通路または面の網状組織が形成されている板型反応器であって、前記板が、生成物および熱媒体を平行に導くかまたは交互に熱媒体層と生成物層を有する層構造内に導き、その結果、反応中に化学的均一性および熱的均一性を確保することができる、板型反応器;ならびに
− 高さでのみ“ミリ寸法”を有しかつ殆ど任意に幅が広くともよい、“平らな”通路構造を備えた反応器であって、当該反応器の典型的な櫛状取付け物が流動プロファイルの形成を阻止しかつ定義された反応管理および滞留時間にとって重要な、狭い滞留時間分布をもたらす、前記反応器。
エステル化、殊に
i)アクリル化、
エーテル化、殊に
ii)アリル化または
iii)エピクロロヒドリンとの反応、
iv)末端基VI
アシル化とは、(メタ)アクリル酸とのエステル化であると解釈される。(メタ)アクリレートによる官能化のために、本発明による方法により製造されたポリイソブテンは、OH末端と反応されうるかまたは(メタ)アクリレート誘導体との活性化された形で反応されうる。適当な(メタ)アクリレートは、例えば塩化アクリロイル、臭化アクリロイル、アクリル酸、塩化メタクリロイル、臭化メタクリロイル、メタクリル酸である。反応は、−40℃〜140℃の範囲内で行なわれ、とりわけ、−5℃〜120℃の範囲内で行なわれる。
アリル基による官能化のために、本発明による方法により製造されたポリイソブテンは、OH末端と反応されうるかまたは官能化されたアリル誘導体との活性化された形で反応されうる。適当な誘導体は、例えば塩化アリル、臭化アリル、ヨウ化アリル、塩化メタリル、4−クロロメチルスチレン、クロロプレンである。
さらなる実施態様において、エポキシドで官能化されたポリイソブテンは、本発明による方法により製造された、とりわけ活性化されたポリイソブテンから直接にエピクロロヒドリンを用いて製造されうる。
フェノールを末端基とするポリイソブテンの還元は、WO 06119931A1中に記載されており、当該文献の開示内容は、参照のために本明細書に援用される。
(a)オレフィン性不飽和モノカルボン酸もしくはオレフィン性不飽和ジカルボン酸またはこれらの誘導体と反応させ、かつ任意に、形成されたオレフィン性不飽和生成物を引き続き重合させるか;またはオレフィン性不飽和モノカルボン酸もしくはオレフィン性不飽和ジカルボン酸のポリマーまたはこれらの誘導体と反応させるか;または
(b)アリルハロゲン化物と反応させ、かつ任意に、形成されたアリルエーテルを引き続き重合させるか;または
(c)酸化アルキレンと反応させるか;または
(d)イソシアネート、ジイソシアネートまたはトリイソシアネートと反応させるか;または
(e)炭酸誘導体と反応させるかまたは飽和ジカルボン酸もしくは芳香族ジカルボン酸およびこれらの誘導体と反応させるか;または
(f)アンモニアまたはアミンNR’R’’、ただし、R’は、C1〜C24アルキル基を表わし、かつR’’は、C1〜C24アルキル基またはHを表わすものとし、と反応させることによって得られた、式(VI)の本発明によるポリイソブチル置換されたシクロヘキサノールの機能化生成物に関する。
例1:イソブテンの重合およびインサイチュー(in−situ)でのフェノールとの停止反応
クロロブタン500mlおよびイソブテン150ml(1.59mol)をブチルリチウム(無水)で滴定し、かつ滴下漏斗を装備した、1 lの反応フラスコ中で窒素の下で蒸留した。C8塩化物15g(100mMol)を添加し、この混合物を−78℃へ冷却した。重合を四塩化チタン3mlの添加とともに開始させた。温度は、直ちに−27℃へ上昇した。ポリマー混合物をなお60分間、−78℃で攪拌した。フェノール46.5g(0.495mol)をクロロブタン150ml中に溶解し、かつ三塩化アルミニウム4g(30mMol)を添加した。10分後、淡黄色の澄明な溶液が得られた。フェノール溶液を10分間でポリイソブテンの溶解のために2℃で滴加し、この混合物を室温へ加熱し、かつヘキサン1 lで希釈した。この溶液をメタノール/水(80/20)混合物で3回洗浄し、ヘキサン相を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ろ過し、かつ120℃/10ミリバールでロータリーエバポレーターを用いて濃縮させる。最終質量:フェノールで官能化されたポリイソブテン104g。
液状イソブテン(3.57mol/h)を連続的にC8塩化物(2.63mol/h)、フェニルトリエトキシシラン(10mmol/h)および1,3−ジクミルクロリド(18mmol/h)からなる溶液とマイクロミキサー中で混合し、次に均一になるように、C8塩化物(2.62mol/h)とTiCl4(39mmol/h)とからなる溶液で第2のマイクロミキサー中で室温で混合した。生じた反応溶液を、引き続きHastelloy製の温度調節された反応毛管(内径4mm、長さ27m)を通して、700g/hの定義された不変の流速でポンプ輸送した。第3のマイクロミキサー中で、生じたポリマー溶液を、周囲温度でフェノール(0.5mol/h)とC8塩化物(4.32mol/h)と三塩化アルミニウム(50.2mmol/h)との混合物と連続的に混合し、かつ30分間、2 lの反応フラスコ中に供給した。室温で2時間の攪拌の後、メタノールを添加して反応を停止させ、生成物をバッチ法(例1)における試験と同様に後処理し、かつ分析した。
ポリマー中のポリイソブテン芳香族開始剤中のアリル基の1H−FT−NMR(500 MHz、16回のスキャン、CD2Cl2):7.38ppm,1H,s;7.15ppm,3H,mp;フェノール官能化:7.22ppm,2H,d;6.74ppm,2H,d。
PIB10000ビスフェノール50g(約10000のMnを有する、フェノールを末端基とするPIB、例1または2により得られた)およびセチルトリメチルアンモニウムブロミド0.2gを、環境温度でクロロブタン100g中に溶解した。環境温度で苛性ソーダ液25ml(2N溶液)を1分間で滴加し、この混合物を60℃へ加熱し、かつ60℃で2時間攪拌した。環境温度で臭化アリル1gを隔膜/シリンジを介して1分間で滴加し、温度を80℃へ上昇させ、かつこの温度で5時間攪拌した。冷却後、生成物混合物をヘキサン250mlで希釈し、水200mlで洗浄し、その後に2回メタノール200mlで洗浄し、なお1回水200mlで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、かつひだ折りろ紙を介してろ過した。澄明な生成物相をロータリーエバポレーターを用いて120℃および7ミリバールで濃縮させた。排出量:39g、明澄で粘稠な液体。
PIB10000ビスフェノール50g(約10000のMnを有する、フェノールを末端基とするPIB、例1および2により得られた)およびセチルトリメチルアンモニウムブロミド0.2gを環境温度でクロロブタン100g中に溶解した。環境温度で、苛性ソーダ液25ml(2N溶液)を1分間で滴加し、混合物を60℃へ加熱し、かつ60℃で2時間攪拌した。環境温度で塩化アクリロイル1gを隔膜/シリンジを介して1分間で滴加し、温度を80℃へ上昇させ、かつこの温度で1時間攪拌した。冷却後、生成物混合物をヘキサン250mlで希釈し、水200mlで洗浄し、その後に2回メタノール200mlで洗浄し、なお1回水200mlで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、かつひだ折りろ紙を介してろ過した。澄明な生成物相をロータリーエバポレーターを用いて120℃および7ミリバールで濃縮させた。排出量:41g、明澄で粘稠な液体。
5500g/molのMwを有する、フェノールを末端基とするポリイソブテン275gを、1当量の50%のKOH水溶液を用いて2 lのオートクレーブ中で活性化し、かつ混合物を100℃で20ミリバールで2時間脱水する。引続き、前記オートクレーブを3回窒素で洗浄し、N21.3バールの供給圧力に調節し、かつ温度を120℃へ上昇させる。エトキシル化がこの圧力で行なわれ、その際に、温度は、120〜140℃に維持され、かつ酸化エチレン6.25mol(PEOブロックに対して、125のエトキシル化度および5500g/molのMwに相応する)が供給される。その後に、混合物を120〜140℃で5時間攪拌し、窒素で洗浄し、かつ室温へ冷却する。バッチ量を酢酸で中和し、かつ生成物をNMRおよびGPCで分析する。
Claims (14)
- 官能化されたポリイソブテンの製造法であって、
イソブテンまたはイソブテン含有モノマー混合物をルイス酸および開始剤の存在下に重合させ、
その際に、前記重合は、少なくとも1つのフェノールと少なくとも1つのルイス酸および/または少なくとも1つのブレンステッド酸との混合物で停止され、かつ末端フェノール基は、エステル化またはエーテル化される、前記方法。 - ポリイソブテンの数平均分子量Mnは、5000を上回ることを特徴とする、請求項1記載の方法。
- 末端フェノール基は、(メタ)アクリル酸でエステル化されるかまたはグリシジルアルコールでエーテル化されることを特徴とする、請求項1または2記載の方法。
- ルイス酸は、四塩化チタン、三塩化ホウ素、四塩化錫、三塩化アルミニウム、ジアルキルアルミニウムクロリド、アルキルアルミニウムジクロリド、五塩化バナジウム、三塩化鉄および三フッ化ホウ素の中から選択されていることを特徴とする、請求項1から3までのいずれか1項に記載の方法。
- 開始剤は、一般式I−A〜I−F:
aおよびbは、互いに独立して、0、1、2、3、4または5を表わし;
cは、1、2または3を表わし;
Rc、RdおよびRjは、互いに独立して、水素またはメチルを表わし;
Re、RfおよびRgは、互いに独立して、水素、C1〜C4アルキルまたは基CRcRd−Xを表わし、ここで、Rc、RdおよびXは、前記の意味を有し;
Rhは、水素、メチルまたは基Xを表わし;
RiおよびRkは、水素または基Xであり;かつ
Aは、ビニル基またはシクロアルケニル基を有するエチレン性不飽和炭化水素基を表わす〕に従うことを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載の方法。 - 前記重合は、ピリジン、アミド、ラクタム、エーテル、アミン、エステル、チオエーテル、スルホキシド、ニトリル、ホスフィン、および酸素を介して結合された、少なくとも1個の有機基を有する、非重合性の非プロトン性有機ケイ素化合物から選択されている電子供与体の存在下で行なわれる、請求項1から5までのいずれか1項に記載の方法。
- 反応の停止のためのルイス酸は、BF3、BCl3、SnCl4、TiCl4、AlCl3またはこれらの混合物から選択されている、請求項1から7までのいずれか1項に記載の方法。
- 重合は、少なくとも次の工程:
(I)イソブテン、溶剤および開始剤を混合装置中に連続的に供給し、かつこれらの出発物質を当該混合ユニット中で混合する工程、ならびに
(II)連続的重合をルイス酸の連続的供給によって開始させ、かつ前記出発物質と反応温度で混合する工程、ならびに
(III)得られた反応混合物を、反応条件に温度調節される、少なくとも1つの反応帯域に通過させることにより、連続的重合を行なう工程、ならびに
(IV)少なくとも1つのフェノールと少なくとも1つのルイス酸および/または少なくとも1つのブレンステッド酸との混合物によって反応を停止させる工程
を含む連続的方法で実施される、請求項1から8までのいずれか1項に記載の方法。 - 1個以上の末端フェノール基は、
i)アクリル化、
ii)アリル化、または
iii)エピクロロヒドリンとの反応によって誘導体化されている、
請求項1から9までのいずれか1項に記載の方法。 - 請求項1から10までのいずれか1項に記載の方法により得られたポリイソブテン。
- 接着剤、接着剤原料、燃料添加剤または潤滑剤添加剤の製造のための、エラストマーとしての、またはシーラントおよびシーリング材の基本成分としての、請求項1から10までのいずれか1項に記載の方法により得られたポリイソブテンの使用。
- 1個以上の末端フェノール基は、エトキシル化によって誘導体化されている、請求項1から10までのいずれか1項に記載の方法。
- 請求項13記載のエトキシル化によるポリイソブテン−ポリエチレンオキシドブロックコポリマーの製造法であって、
前記末端フェノール基を有するポリイソブテンを塩基性水溶液で活性化し、かつ混合物を脱水し、引続き、100〜150℃の温度で圧力下に酸化エチレンを連続的に添加してエトキシル化を行う、前記方法。
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