JP6314039B2 - 接地抵抗値の測定方法 - Google Patents

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Description

本発明は、接地抵抗値の測定方法に関する。
従来より接地電極の接地抵抗値の測定方法として、電流補助極から地中を介して接地電極へ交流電流を流し、両電極の中間に配置した電圧補助極と接地電極との間の電圧データを入手して、この電圧情報と回路に流した交流電流情報とから接地抵抗値を求める形態がある。
この測定方法は、交流電流による電圧傾度の影響を低減するために、様々な方法が提案されており、例えば特許文献1では測定誤差を低減するために、電圧差に加えて位相差を検出して抵抗値を算出している。
特開平11−2650号公報
しかしながら、電流補助極から地中を介して接地電極へ交流電流を流す方法は、各電極間の距離をある程度確保する必要があるし、位相を検出して演算する複雑な処理を行わなければならなかった。
そこで、本発明はこのような問題点に鑑み、測定する電極間距離の影響を低減でき、複雑な演算を必要としない接地抵抗値の測定方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決する為に請求項1の発明は、接地抵抗値測定対象の接地電極の近傍の地中にダミー電極を打設すると共に、ダミー電極と同一仕様の補助電極を地中に打設し、更に抵抗値が既知の抵抗器を補助電極に接続して、ダミー電極と抵抗器との間に一定の交流電流を通電する第1のステップと、第1のステップの通電状態で、交流電流発生源の発生電圧と、当該発生電圧から抵抗器の電圧降下量を除いた電圧値を計測する第2のステップと、交流電流の通電をダミー電極から接地電極に変更して、接地電極と抵抗器との間に第1のステップと同一の一定の交流電流を通電する第3のステップと、第3のステップの通電状態で、交流電流発生源の発生電圧と、当該発生電圧から抵抗器の電圧降下量を除いた電圧値を計測する第4のステップと、第2のステップ及び第4のステップにおいて計測した電圧値を基に、接地電極の接地抵抗値を求める第5のステップとを有することを特徴とする。
なお、「ダミー電極と同一仕様の補助電極」とは、ダミー電極と補助電極とが同一形状で同一の特性を有する電極であって、地中に同一の深さに打設されることを示すものである。
本発明によれば、同一仕様のダミー電極と補助電極を使用した回路と、接地電極と補助電極を使用した回路との双方で同一電流を通電して求めた4つの電圧情報を基に接地抵抗値を算出することで、スカラー量の演算のみで接地抵抗値を算出でき、比較的簡易な計算により求めることができる。そして、交流で計測しても位相を考慮する必要がないため、ダミー電極と補助電極の距離は任意で良く、狭い空間であっても無理なく測定できる。
本発明に係る接地抵抗値の測定方法の一例を示し、(a)はダミー電極を使用した第1の抵抗値測定回路の説明図であり、(b)は測定対象の接地電極に通電した第2の抵抗値測定回路の説明図である。 第1の抵抗値測定回路の回路図である。 第2の抵抗値測定回路の回路図である。
以下、本発明を具体化した実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明に係る接地抵抗値の測定方法の一例を示し、(a)はダミー電極を使用した第1の抵抗値測定回路の説明図、(b)は測定対象の接地電極に通電した第2の抵抗値測定回路の説明図である。図1において、1は交流電流発生器、2は測定対象の接地電極、3は抵抗値が既知の抵抗器、4はダミー電極、5は補助電極、6(6a,6b)は電圧計、7は電流計、Eは地面である。尚、ダミー電極4と補助電極5とは同一形状で同一の特性を有している。
ダミー電極4は接地電極2の近傍の地中に打設され、補助電極5は地面Eの任意位置にダミー電極4と同様の深さで打設されている。交流電流発生器1の電流を出力する一対の端子のうち、一方の端子は電流計7を介してダミー電極4或いは測定対象の接地電極2に接続され、他方の端子は抵抗器3を介して補助電極5に接続されてる。
また、電圧計6は交流電流発生器1の発生電圧、及びこの発生電圧から抵抗器3の電圧降下を除いた電圧を計測するよう2台接続されている。
図2,図3は回路図を示し、図2は第1の抵抗値測定回路の回路図、図3は第2の抵抗値測定回路の回路図であり、この回路図に基づいて接地抵抗値の測定方法を以下説明する。第1のステップとして、ダミー電極4を使用して図2に示す第1の抵抗値測定回路により、交流電流発生器1から電流値iアンペアの一定値の交流電流を流す。
次に第2のステップとして、交流電流発生器1の一方の端子を基準点sとし、基準点sに対するa点の電圧Vaを計測して交流電流発生器1の出力電圧を計測する。続いて基準点sに対するb点の電圧Vbを計測する。即ち、交流電流発生器1の出力から抵抗器3の電圧降下を除いた電圧を計測する。
次に、第3のステップとして、ダミー電極4を接地電極2に変更した第2の抵抗値測定回路を形成して交流電流発生器1からiアンペア(第1のステップで流した電流と同一値)を流す。
そして第4のステップとして、基準点sに対するp点(図2の回路のa点と同一)の電圧Vpを計測し、基準点sに対するq点(図2の回路のb点と同一)の電圧Vqを計測して、交流電流発生器1の出力から抵抗器3の電圧降下を除いた電圧を計測する。
その後、第5のステップとして次の演算を実施する。上記第1及び第2のステップから、抵抗器3の既知の抵抗値をRo、同一仕様のダミー電極4及び補助電極5の抵抗値をRtとすると、流した電流iと各測定電圧Va,Vbとの間で次のような関係が成立する。
Va=i(Ro+Rt+Rt)
Vb=i(Rt+Rt)
この2式から、
Rt=Vb・Ro/2(Va−Vb) ・・式1
が成立し、ダミー電極4及び補助電極5の抵抗値Rtを求めることができる。
また、接地電極2の抵抗値をReとすると、第3及び第4のステップから、流した電流iと各測定電圧Vp,Vqとの間で次のような関係が成り立つ。
Vp=i(Ro+Rt+Re)
Vq=i(Rt+Re)
この2式から、
Re=(Vq・Ro/(Vp−Vq))−Rt ・・式2
が成立し、式1で抵抗値Rtが既知となるため、接地電極2の接地抵抗Reを式2から算出することができる。
このように、同一仕様のダミー電極4と補助電極5を使用した回路と、接地電極2と補助電極5を使用した回路との双方で同一電流iを通電して求めた4つの電圧情報を基に接地電極2の抵抗値を算出することで、スカラー量の演算のみで接地電極2の接地抵抗値を算出でき、比較的簡易な計算により求めることができる。そして、交流で計測しても位相を考慮する必要がないため、ダミー電極4と補助電極5の距離は任意で良く、狭い空間であっても無理なく測定できる。
尚、上記実施形態では、第1〜第4のステップの順に実施したが、第1、第2ステップと第3、第4ステップは逆であっても良い。また、交流電流発生器1が送出する電流の計測を交流電流発生器1とダミー電極4(或いは接地電極2)の間で行っているが、この部位に限定するものではない。
更に、第2のステップ及び第4のステップにおいて、交流電流発生器1の発生電圧から抵抗器3の電圧降下量を除いた電圧値Vb,Vqを計測しているが、抵抗器3の両端の電圧を計測して交流電流発生電圧Va,Vqからこの電圧降下分を除算してVb,Vqを求めても良い。また電圧計6を2台使用しているが、1台で計測部位を切り替えて計測しても良い。
1・・交流電流発生器、2・・接地電極、3・・抵抗器、4・・ダミー電極、5・・補助電極。

Claims (1)

  1. 接地抵抗値測定対象の接地電極の近傍の地中にダミー電極を打設すると共に、前記ダミー電極と同一仕様の補助電極を地中に打設し、更に抵抗値が既知の抵抗器を前記補助電極に接続して、前記ダミー電極と前記抵抗器との間に一定の交流電流を通電する第1のステップと、
    前記第1のステップの通電状態で、前記交流電流発生源の発生電圧と、当該発生電圧から前記抵抗器の電圧降下量を除いた電圧値を計測する第2のステップと、
    前記交流電流の通電を前記ダミー電極から前記接地電極に変更して、前記接地電極と前記抵抗器との間に前記第1のステップと同一の一定の交流電流を通電する第3のステップと、
    前記第3のステップの通電状態で、前記交流電流発生源の発生電圧と、当該発生電圧から前記抵抗器の電圧降下量を除いた電圧値を計測する第4のステップと、
    前記第2のステップ及び前記第4のステップにおいて計測した電圧値を基に、前記接地電極の接地抵抗値を求める第5のステップとを有することを特徴とする接地抵抗値の測定方法。
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