JP6313988B2 - レジスタ - Google Patents

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本発明は車両のインスツルメントパネルに配設されて温調された空気を車両室内に吹き出すレジスタに関し、特に、レジスタのリテーナ内に回動可能に配設されてリテーナの通風路の開閉を行うダンパプレートの開閉操作を行う操作部材の操作時に、明確なクリック感(節度感)を付与するとともにクリック感に応じた操作音を付与することが可能であり、操作部材の操作荷重を適正且つ容易に設定することが可能なレジスタに関する。
従来より、リテーナの内部にダンパプレートを回動可能に配設し、ダンパプレートによりリテーナの通風路を開閉することにより空気を吹き出したり、吹出の停止を行うように構成された各種のレジスタが提案されている。
例えば、特開2001−182999号公報には、リテーナの側面に、回動軸の回りにアーム部を有するダンパノブを回動可能に配置し、また、リテーナ内で回動可能に配置されたダンパプレートの軸が固定されたダンパアームを回動可能に配置し、ダンパノブのアーム部の先端に形成された連結ピンをダンパアームの長孔部に遊嵌して連動可能に構成されたレジスタが記載されている。
前記のように構成されたレジスタでは、図2に示すように、ダンパプレートがリテーナの通風路を閉塞している状態でダンパノブを下方に回動すると、アーム部が回動軸の回りに上方へ回動される。これにより、アーム部の連結ピンも長孔内を上方へ移動されることから、ダンパアームは時計方向に回転するとともにダンパプレートも時計方向に回動される。この結果、ダンパプレートはリテーナの通風路を開放する。
前記したレジスタにおいては、ダンパノブの回動操作時にダンパプレートの開閉量を適正に調整できるようにすることが望まれており、これに基づきダンパノブの回動量を伝達するために、ダンパノブを所定量回動した際にクリック感を使用者に付与する構成が提案されている。
例えば、特開2001−121957号公報には、ダンパノブとダンパプレートの軸との間に第一歯車及び第二歯車を介在させるとともに第一歯車又は第二歯車を弾性変形可能に形成し、ダンパノブの操作に基づくダンパプレートの閉鎖時又は開放時に第一歯車又は第二歯車が弾性変形することに基づき、ダンパノブの操作に節度感を付与するように構成した空気吹出調整用レジスタが記載されている。
また、特開2007−191100号公報には、リテーナ内上下方向に回動可能に支持されるバレルの内部にて、複数のフィンを左右方向に回動可能に支持し、複数フィンの内の操作フィンを操作して各フィンによりリテーナの通風路を閉鎖する際に、操作フィンのストッパピンが軸受部材の凸部を乗り越えることに基づき、使用者に節度感を付与する空気吹出調整用レジスタが記載されている。
更に、特開2013−180708号公報には、ダイアルノブの中心部にゴム状弾性体等の操作荷重付与材からボス部を形成し、かかるボス部にリテーナの底面に突設された支軸を嵌め込むことにより、ダイアルノブの回転操作時に、支軸とボス部の操作荷重付与材との摩擦抵抗に基づき適度な回転負荷(操作荷重)が生じるように構成されたレジスタのダンパ装置が記載されている。
特開2001−182999号公報 特開2001−121957号公報 特開2007−191100号公報 特開2013−180708号公報
前記特許文献2に記載された空気吹出調整用レジスタでは、ダンパノブの操作に基づくダンパプレートの閉鎖時又は開放時に第一歯車又は第二歯車が弾性変形することに基づき、ダンパノブの操作に節度感を付与するものであるが、ダンパノブの操作に節度感を付与するために、ダンパノブとダンパプレートの軸との間に弾性変形可能な2つの歯車を介在させる必要がある。このような構成では、ダンパプレートの回転機構が複雑なものとなり、歯車間の調整が煩雑で高コスト化も招来してしまう。
また、特許文献3に記載された空気吹出調整用レジスタでは、操作フィンの操作により複数の各フィンを介してリテーナの通風路を閉鎖する際に、操作フィンのストッパピンが軸受部材の凸部を乗り越えることに基づき、使用者に節度感を付与するものであるが、かかる節度感を付与するために、操作フィンにストッパビンを形成するとともに軸受部材に凸部を形成する必要がある。かかる構成においても、各フィンの支持構造が複雑化してしまい、高コスト化を招来してしまう。
更に、特許文献3に記載されたレジスタのダンパ装置では、ダイアルノブの中心部にゴム状弾性体等の操作荷重付与材からボス部を形成するとともに、ボス部にリテーナの底面に突設された支軸を嵌め込むことにより、ダイアルノブの回転操作時時に、支軸とボス部の操作荷重付与材との摩擦抵抗に基づき適度な回転負荷(操作荷重)が生じるように構成されているが、ダイアルノブに適度な操作荷重を付与するために、ダイアルノブのボス部をゴム状弾性体等の操作荷重付与材から形成する必要があり、その成形が煩雑で高コスト化を招来してしまうものである。
本発明は前記従来技術の問題点を解消するためになされたものであり、ダンパプレートの開閉操作を行う操作部材の操作時に、明確なクリック感(節度感)を付与するとともにクリック感に応じた操作音を付与することが可能であり、操作部材の操作荷重を適正且つ容易に設定することが可能なレジスタを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため請求項1に係るレジスタは、通風路を有する筒状のリテーナと、前記リテーナにて対向する一対の側壁間で回動可能に支持されるとともにリテーナの通風路の開閉を行うダンパプレートと、前記ダンパプレートの一端部が固定されるとともに、前記一対の側壁の内一方にて回動可能に取り付けられる保持部材と、前記リテーナに回動可能に取り付けられた円形状の操作部材と、前記保持部材と操作部材との間に連結されたリンク部材とを備え、前記操作部材の回転操作により前記リンク部材が移動されるとともに前記保持部材が回動されることに基づき、前記ダンパプレートが前記リテーナの内部で回動されてリテーナの通風路を開閉するレジスタにおいて、前記操作部材における第1円弧状壁部の一面に取り付けられた第1磁性シートと、前記第1円弧状壁部に対向して前記リテーナに形成された第2円弧状壁部の一面に取り付けられ、前記第1磁性シートと対向する第2磁性シートとを備え、前記第1磁性シート及び第2磁性シートには、N極とS極が交互に所定の着磁ピッチで連続して形成されており、前記操作部材の回動時、操作部材は、第1磁性シートのN極又はS極と第2磁性シートのS極又はN極とが対向している第1状態で第1磁性シートと第2磁性シートとの間に発生する磁性吸引力に基づき安定保持され、前記操作部材が前記第1状態から第1磁性シートのN極又はS極と第2磁性シートのN極又はS極とが対向する第2状態を経て第1状態まで回動された際に、第2状態で第1磁性シートと第2磁性シートの間に発生する磁性反発力と第1状態で第1磁性シートと第2磁性シートとの間に発生する磁性吸引力との変化に基づき、操作部材にはクリック感が付与され、前記第1磁性シートの一部が、前記第1円弧状壁部に取り付けられることなく可動状態にされている構成、及び前記第2磁性シートの一部が、前記第2円弧状壁部に取り付けられることなく可動状態にされている構成のうち少なくとも一方の構成を備えることを特徴とする。
請求項に係るレジスタは、請求項のレジスタにおいて、前記第1磁性シートは前記第1円弧状壁部の内周面に取り付けられるとともに、前記第2磁性シートは前記第2円弧状壁部の外周面に取り付けられ、第1磁性シートと第2磁性シートは相互に離間対向されていることを特徴とする。
請求項に係るレジスタは、請求項のレジスタにおいて、前記第1円弧状壁部は、前記第1磁性シートを取り付けられた前記一面として内側面を備え、前記内側面は、前記第1円弧状壁部において、前記一対の側壁のうちの一方の側壁と対向する面であり、前記第1円弧状壁部の前記内側面に対向して前記リテーナに形成された第3円弧状壁部を備え、前記第1磁性シートは前記第1円弧状壁部の前記内側面に取り付けられるとともに、前記第2磁性シートは前記第3円弧状壁部の外側面に取り付けられ、第1磁性シートと第2磁性シートは相互に離間対向されていることを特徴とする。
請求項に係るレジスタは、請求項1のレジスタにおいて、前記リテーナの前面開口に上下方向に回動可能に配設された水平フィンと、前記水平フィンの回動と共に回動され、前記リテーナの外側面から離間して設けられた板状部材と、前記リテーナの外側面に取り付けられた第3磁性シートと、前記板状部材の内側面に取り付けられた第4磁性シートとを備え、前記第3磁性シート及び第4磁性シートには、N極とS極が交互に所定の着磁ピッチで連続して形成されており、前記水平フィンの回動時、前記板状部材は、第3磁性シートのN極又はS極と第4磁性シートのS極又はN極とが対向している第3状態で第3磁性シートと第4磁性シートとの間に発生する磁性吸引力に基づき安定保持され、前記水平フィンが前記第3状態から第3磁性シートのN極又はS極と第4磁性シートのN極又はS極とが対向する第4状態を経て第3状態まで回動された際に、第3状態で第3磁性シートと第4磁性シートの間に発生する磁性反発力と第4状態で第3磁性シートと第4磁性シートとの間に発生する磁性吸引力との変化に基づき、水平フィンにはクリック感が付与されることを特徴とする。
請求項に係るレジスタは、請求項のレジスタにおいて、前記第4磁性シートの一部は、前記板状部材に取り付けられることなく可動状態にされていることを特徴とする。
請求項に係るレジスタは、請求項1のレジスタにおいて、前記リテーナの前面開口にて上下方向に回動可能に配設された水平フィンと、前記水平フィンを回動支持する支持壁と、前記支持壁の内側面に取り付けられた第3磁性シートと、前記第3磁性シートと離間対向するように水平フィンの側部に取り付けられた第4磁性シートとを備え、前記第3磁性シート及び第4磁性シートには、N極とS極が交互に所定の着磁ピッチで連続して形成されており、前記水平フィンの回動時、前記水平フィンは、第3磁性シートのN極又はS極と第4磁性シートのS極又はN極とが対向している第3状態で第3磁性シートと第4磁性シートとの間に発生する磁性吸引力に基づき安定保持され、前記水平フィンが前記第3状態から第3磁性シートのN極又はS極と第4磁性シートのN極又はS極とが対向する第4状態を経て第3状態まで回動された際に、第4状態で第3磁性シートと第4磁性シートの間に発生する磁性反発力と第3状態で第3磁性シートと第4磁性シートとの間に発生する磁性吸引力との変化に基づき、水平フィンにはクリック感が付与されることを特徴とする。
請求項に係るレジスタは、請求項のレジスタにおいて、前記第4磁性シートの一部は、前記水平フィンの側部に取り付けられることなく可動状態にされていることを特徴とする。
請求項に係るレジスタは、請求項1のレジスタにおいて、前記リテーナの前面開口にて上下方向に回動可能に配設された水平フィンと、前記リテーナの内部で左右方向に回動可能に配設された垂直フィンと、前記水平フィンにスライド可能に配設されるとともに、スライドに基づき前記垂直フィンを回動させる操作ノブと、前記水平フィンの前端部に取り付けられた第5磁性シートと、前記操作ノブの内側で前記第5磁性シートに離間対向するように取り付けられた第6磁性シートとを備え、前記第5磁性シート及び第6磁性シートには、N極とS極が交互に所定の着磁ピッチで連続して形成されており、前記操作ノブのスライド操作時、操作ノブは、第5磁性シートのN極又はS極と第6磁性シートのS極又はN極とが対向している第5状態で第5磁性シートと第6磁性シートとの間に発生する磁性吸引力に基づき安定保持され、前記操作ノブが第5状態から第5磁性シートのN極又はS極と第6磁性シートのN極又はS極とが対向する第6状態を経て第5状態までスライドされた際に、第6状態で第5磁性シートと第6磁性シートの間に発生する磁性反発力と第5状態で第5磁性シートと第6磁性シートとの間に発生する磁性吸引力との変化に基づき、操作ノブにはクリック感が付与されることを特徴とする。
請求項に係るレジスタは、請求項のレジスタにおいて、前記第6磁性シートの一部は、前記操作ノブの内側に取り付けられることなく可動状態にされていることを特徴とする。
請求項1に係るレジスタでは、操作部材の第1円弧状壁部の一面に取り付けられた第1磁性シート及びリテーナに形成された第2円弧状壁部の一面に取り付けられた第2磁性シートには、N極とS極が交互に所定の着磁ピッチで連続して形成されており、操作部材の回動時、操作部材は、第1磁性シートのN極又はS極と第2磁性シートのS極又はN極とが対向している第1状態で第1磁性シートと第2磁性シートとの間に発生する磁性吸引力に基づき安定保持されるとともに、操作部材が第1状態から第1磁性シートのN極又はS極と第2磁性シートのN極又はS極とが対向する第2状態を経て第1状態まで回動された際に、第2状態で第1磁性シートと第2磁性シートの間に発生する磁性反発力と第1状態で第1磁性シートと第2磁性シートとの間に発生する磁性吸引力との変化に基づき、操作部材にはクリック感が付与されるので、操作部材の第1円弧状壁部の一面とリテーナの第2円弧状壁部の一面とに、第1磁性シートと第2磁性シートが相互に対向するように第1磁性シート及び第2磁性シートを取り付けるだけの極めて簡単な構成により、ダンパプレートを回動させるべく操作部材を回転操作する際に、操作部材に対して明確なクリック感を付与することができる。
また、操作部材の回動時、操作部材は、第1磁性シートのN極又はS極と第2磁性シートのS極又はN極とが対向している第1状態で第1磁性シートと第2磁性シートとの間に発生する磁性吸引力に基づき安定保持されているので、磁性吸引力に基づき操作部材の操作荷重を適正且つ容易に設定することができる。
また、請求項に係るレジスタでは、リテーナの第2円弧状壁部の一面に取り付けられた磁性シートの一部は、第2円弧状壁部に取り付けられることなく可動状態にされているので、第1磁性シートのN極又はS極と第2磁性シートのN極又はS極とが対向する第2状態では、第2磁性シートと第1磁性シートとの間には磁性反発力が作用し、第2磁性シートの一部は第1磁性シートから離間した状態にある。かかる状態から操作部材を回動させて第1磁性シートのN極又はS極と第2磁性シートのS極又はN極とが対向する第1状態に移行すると、第2磁性シートの一部は、磁性吸引力に基づき第1磁性シートに衝突吸着される。この時、第2磁性シートの一部と第1磁性シートとの間で衝突音が発生する。従って、操作部材の回動に基づき第1磁性シートと第2磁性シートとの間で連続的に第1状態と第2状態とを繰り返すことにより、前記したように操作部材にはクリック感が付与されると同時に第2磁性シートの一部が第1磁性シートに衝突する衝突音による操作音を発生付与することができる。
ここに、請求項に係るレジスタでは、第1磁性シートは第1円弧状壁部の内周面に取り付けられるとともに、第2磁性シートは第2円弧状壁部の外周面に取り付けられ、第1磁性シートと第2磁性シートは相互に離間対向されており、また、請求項に係るレジスタでは、第1円弧状壁部の内側面に対向してリテーナに形成された第3円弧状壁部を備え、第1磁性シートは第1円弧状壁部の内側面に取り付けられるとともに、第2磁性シートは第3円弧状壁部の外側面に取り付けられ、第1磁性シートと第2磁性シートは相互に離間対向されている。いずれのレジスタにおいても、操作部材の第1磁性シートとリテーナの第2磁性シートとを相互に離間対向して配置するにつき、最適な取付位置にて第1磁性シートと第2磁性シートとを配置することができ、これによりレジスタの他の構成に影響を与えることはない。
請求項に係るレジスタでは、リテーナの外側面に取り付けられる第3磁性シート及びリテーナの前面開口に上下方向に回動可能に配設された水平フィンの回動と共に回動されるとともにリテーナの外側面から離間して設けられた板状部材の内側面に取り付けられる第4磁性シートには、N極とS極が交互に所定の着磁ピッチで連続して形成されており、水平フィンの回動時、板状部材は、第3磁性シートのN極又はS極と第4磁性シートのS極又はN極とが対向している第3状態で第3磁性シートと第4磁性シートとの間に発生する磁性吸引力に基づき安定保持され、水平フィンが第3状態から第3磁性シートのN極又はS極と第4磁性シートのN極又はS極とが対向する第4状態を経て第3状態まで回動された際に、第4状態で第3磁性シートと第4磁性シートの間に発生する磁性反発力と第3状態で第3磁性シートと第4磁性シートとの間に発生する磁性吸引力との変化に基づき、水平フィンにはクリック感が付与されるので、リテーナの外側面と板状部材の内側面とに第3磁性シートと第4磁性シートとが相互に対向するように第3磁性シート及び第4磁性シートを取り付けるだけの極めて簡単な構成により、水平フィンの回動操作時に水平フィンに対して明確なクリック感を付与することができる。
また、水平フィンの回動時、板状部材は、第3磁性シートのN極又はS極と第4磁性シートのS極又はN極とが対向している第3状態で第3磁性シートと第4磁性シートとの間に発生する磁性吸引力に基づき安定保持されているので、磁性吸引力に基づき水平フィンの操作荷重を適正且つ容易に設定することができる。
請求項に係るレジスタでは、第4磁性シートの一部は、板状部材に取り付けられることなく可動状態にされているので、第3磁性シートのN極又はS極と第4磁性シートのN極又はS極とが対向する第4状態では、第4磁性シートと第3磁性シートとの間には磁性反発力が作用し、第4磁性シートの一部は第3磁性シートから離間した状態にある。かかる状態から水平フィンを回動させて第3磁性シートのN極又はS極と第4磁性シートのS極又はN極とが対向する第3状態に移行すると、第4磁性シートの一部は、磁性吸引力に基づき第3磁性シートに衝突吸着される。この時、第4磁性シートの一部と第3磁性シートとの間で衝突音が発生する。従って、水平フィンの回動に基づき第3磁性シートと第4磁性シートとの間で連続的に第3状態と第4状態とを繰り返すことにより、前記したように水平フィンにはクリック感が付与されると同時に第4磁性シートの一部が第3磁性シートに衝突する衝突音による操作音を発生付与することができる。
請求項に係るレジスタでは、水平フィンを回動支持する支持壁の内側面に取り付けられた第3磁性シート及び第3磁性シートと離間対向するように水平フィンの側部に取り付けられた第4磁性シートには、N極とS極が交互に所定の着磁ピッチで連続して形成されており、水平フィンの回動時、水平フィンは、第3磁性シートのN極又はS極と第4磁性シートのS極又はN極とが対向している第3状態で第3磁性シートと第4磁性シートとの間に発生する磁性吸引力に基づき安定保持され、水平フィンが第3状態から第3磁性シートのN極又はS極と第4磁性シートのN極又はS極とが対向する第4状態を経て第3状態まで回動された際に、第4状態で第3磁性シートと第4磁性シートの間に発生する磁性反発力と第3状態で第3磁性シートと第4磁性シートとの間に発生する磁性吸引力との変化に基づき、水平フィンにはクリック感が付与されるので、支持壁の内側面と水平フィンの側面とに第3磁性シートと第4磁性シートとが相互に対向するように第3磁性シート及び第4磁性シートを取り付けるだけの極めて簡単な構成により、水平フィンの回動操作時に水平フィンに対して明確なクリック感を付与することができる。
また、水平フィンの回動時、水平フィンは、第3磁性シートのN極又はS極と第4磁性シートのS極又はN極とが対向している第3状態で第3磁性シートと第4磁性シートとの間に発生する磁性吸引力に基づき安定保持されているので、磁性吸引力に基づき水平フィンの操作荷重を適正且つ容易に設定することができる。
請求項に係るレジスタでは、第4磁性シートの一部は、水平フィンの側部に取り付けられることなく可動状態にされているので、第3磁性シートのN極又はS極と第4磁性シートのN極又はS極とが対向する第4状態では、第4磁性シートの一部と第3磁性シートとの間には磁性反発力が作用し、第4磁性シートの一部は第3磁性シートから離間した状態にある。かかる状態から水平フィンを回動させて第3磁性シートのN極又はS極と第4磁性シートのS極又はN極とが対向する第3状態に移行すると、第4磁性シートの一部は、磁性吸引力に基づき第3磁性シートに衝突吸着される。この時、第4磁性シートの一部と第3磁性シートとの間で衝突音が発生する。従って、水平フィンの回動に基づき第3磁性シートと第4磁性シートとの間で連続的に第3状態と第4状態とを繰り返すことにより、前記したように水平フィンにはクリック感が付与されると同時に第4磁性シートの一部が第3磁性シートに衝突する衝突音による操作音を発生付与することができる。
請求項に係るレジスタでは、リテーナの前面開口にて上下方向に回動可能に配設された水平フィンの前端部に取り付けられた第5磁性シート及び水平フィンにスライド可能に配設されるとともにスライドに基づき垂直フィンを回動させる操作ノブの内側で第5磁性シートに離間対向するように取り付けられた第6磁性シートには、N極とS極が交互に所定の着磁ピッチで連続して形成されており、操作ノブのスライド操作時、操作ノブは、第5磁性シートのN極又はS極と第6磁性シートのS極又はN極とが対向している第5状態で第5磁性シートと第6磁性シートとの間に発生する磁性吸引力に基づき安定保持され、操作ノブが第5状態から第5磁性シートのN極又はS極と第6磁性シートのN極又はS極とが対向する第6状態を経て第5状態までスライドされた際に、第6状態で第5磁性シートと第6磁性シートの間に発生する磁性反発力と第5状態で第5磁性シートと第6磁性シートとの間に発生する磁性吸引力との変化に基づき、操作ノブにはクリック感が付与されるので、水平フィンの前端部と操作ノブの内側とに第5磁性シートと第6磁性シートとが相互に対向するように第5磁性シート及び第6磁性シートを取り付けるだけの極めて簡単な構成により、操作ノブのスライド操作時に操作ノブに対して明確なクリック感を付与することができる。
また、操作ノブのスライド操作時、操作ノブは、第5磁性シートのN極又はS極と第6磁性シートのS極又はN極とが対向している第5状態で第5磁性シートと第6磁性シートとの間に発生する磁性吸引力に基づき安定保持されているので、磁性吸引力に基づき操作ノブの操作荷重を適正且つ容易に設定することができる。
請求項に係るレジスタでは、第6磁性シートの一部は、操作ノブの内側に取り付けられることなく可動状態にされているので、第5磁性シートのN極又はS極と第6磁性シートのN極又はS極とが対向する第6状態では、第6磁性シートと第5磁性シートとの間には磁性反発力が作用し、第6磁性シートの一部は第5磁性シートから離間した状態にある。かかる状態から操作ノブをスライドさせて第5磁性シートのN極又はS極と第6磁性シートのS極又はN極とが対向する第5状態に移行すると、第6磁性シートの一部は、磁性吸引力に基づき第5磁性シートに衝突吸着される。この時、第6磁性シートの一部と第5磁性シートとの間で衝突音が発生する。従って、操作ノブのスライドに基づき第5磁性シートと第6磁性シートとの間で連続的に第5状態と第6状態とを繰り返すことにより、前記したように操作ノブにはクリック感が付与されると同時に第6磁性シートの一部が第5磁性シートに衝突する衝突音による操作音を発生付与することができる。
第1実施形態に係るレジスタの正面図である。 レジスタの背面斜視図である。 レジスタの背面図である。 レジスタの側面図である。 操作部材側に取り付けられる第1磁性シート及びリテーナ側に取り付けられる第2磁性シートの説明図である。 操作部材側に取り付けられた第1磁性シートとリテーナ側に取り付けられた第2磁性シートとが相互に磁性吸引している状態を示す説明図である。 操作部材側に取り付けられた第1磁性シートとリテーナ側に取り付けられた第2磁性シートとが相互に磁性反発している状態を示す説明図である。 レジスタの模式平断面図である。 リテーナの外側面に取り付けられた第3磁性シートと水平フィンの回動軸に固定される板状部材の内側面に取り付けられた第4磁性シートとの相関位置関係を模式的に示す説明図である。 第3磁性シートと第4磁性シートの平面図である。 リテーナの外側面に取り付けられた第3磁性シートと水平フィンの回動軸に固定される板状部材の内側面に取り付けられた第4磁性シートとが相互に磁性吸引している状態を示す説明図である。 リテーナの外側面に取り付けられた第3磁性シートと水平フィンの回動軸に固定される板状部材の内側面に取り付けられた第4磁性シートとが相互に磁性反発している状態を示す説明図である。 水平フィンの前端部に取り付けられた第5磁性シートと水平フィンにスライド可能に配設された操作ノブの内側に取り付けられた第6磁性シートとの相関位置関係を模式的に示す説明図である。 水平フィンの前端部に取り付けられた第5磁性シートと水平フィンにスライド可能に配設された操作ノブの内側に取り付けられた第6磁性シートとが相互に磁性吸引している状態を示す説明図である。 水平フィンの前端部に取り付けられた第5磁性シートと水平フィンにスライド可能に配設された操作ノブの内側に取り付けられた第6磁性シートとが相互に磁性反発している状態を示す説明図である。 第2実施形態に係るレジスタの側面図である。 第2実施形態に係るレジスタにおいて、操作部材側に取り付けられた第1磁性シートとリテーナ側に取り付けられた第2磁性シートとが相互に磁性吸引している状態を示す説明図である。 第2実施形態のレジスタにおいて、操作部材側に取り付けられた第1磁性シートとリテーナ側に取り付けられた第2磁性シートとが相互に磁性反発している状態を示す説明図である。 第3実施形態に係るレジスタの側面図である。 第3実施形態に係るレジスタにおいて、操作部材側に取り付けられた第1磁性シートとリテーナ側に取り付けられた第2磁性シートとが相互に磁性吸引している状態を示す説明図である。 第3実施形態のレジスタにおいて、操作部材側に取り付けられた第1磁性シートとリテーナ側に取り付けられた第2磁性シートとが相互に磁性反発している状態を示す説明図である。 第4実施形態に係るレジスタの要部斜視図である。 第4実施形態に係るレジスタにおいて、操作部材側に取付られる第1磁性シート及びリテーナ側に取り付けられる第2磁性シートを示す説明図である。 第4実施形態に係るレジスタにおいて、操作部材側に取り付けられた第1磁性シートとリテーナ側に貼付された第2磁性シートとが相互に磁性吸引している状態を示す説明図である。 第4実施形態のレジスタにおいて、操作部材側に取り付けられた第1磁性シートとリテーナ側に取り付けられた第2磁性シートとが相互に磁性反発している状態を示す説明図である。 第5実施形態に係るレジスタの模式平断面図である。 リテーナの支持壁の内側面に取り付けられた第3磁性シートと水平フィンの側部に取り付けられた第4磁性シートとが相互に磁性吸引している状態を示す説明図である。 リテーナの支持壁の内側面に取り付けられた第3磁性シートと水平フィンの側部に取り付けられた第4磁性シートとが相互に磁性反発している状態を示す説明図である。
以下、本発明に係るレジスタについて、本発明を具体化した第1実施形態乃至第5実施形態に基づき、図面を参照しつつ説明する。
先ず、第1実施形態に係るレジスタについて、図1乃至図15に基づき説明する。
レジスタ1は、図1、図2示すように、前面側に配置され空気吹出口2が形成されたベゼル3、及び、ベゼル3の後側に取り付けられ空気吹出口2に連通する通風路4を有する断面長方形状の筒状に形成されたリテーナ5を備えている。
ベゼル3は、前面側に湾曲された前面パネル6を有し、前面パネル6には空気吹出口2が形成されている。前面パネル6には、空気吹出口2に隣接して、円板状のノブプレート7の操作部8を外部に露出させるプレート孔9が形成されている。プレート孔9から露出される円形状のノブプレート7の操作部8には、多数の凹凸部が形成され、指等で回転操作する際に滑らないようにされている。
尚、ノブプレート7は、図2に示すように、リテーナ5の側壁14(図1中右側壁、図2中左側壁)の外側にて、側壁14から突設された回動軸14Aを介して回動可能に支持されている。
ベゼル3内で空気吹出口2の後方近傍位置には、複数(図1では4個)の水平フィン10が上下方向に回動可能に配置支持されている。上から3番目の水平フィン10の中央位置には操作ノブ11が取り付けられており、かかる操作ノブ11を上下方向に回動させることにより、各水平フィン10は一体に上下方向に回動される。かかる水平フィン10の支持機構については公知であるので、ここでは説明を省略する。
各水平フィン10の後方でリテーナ5の内部における前方位置には、複数(図1では5個)の垂直フィン12が左右方向に回動可能に支持されており、中央の垂直フィン12の前端には操作ノブ11が狭持連結されている。指等により操作ノブ11を左右方向に移動させると各垂直フィン12は一体に左右方向に回動される。かかる垂直フィン12の支持機構については公知であるので、ここでは説明を省略する。
リテーナ5の内部における後方位置には、ダンパプレート13(図2、図3参照)が、リテーナ5にて相互に対向する一対の側壁14、14(図2中左側壁、右側壁)間で回動可能に支持されている。かかるダンパプレート13は、後述するダンパプレート回動機構を介して回動され、リテーナ5の通風路4の開閉を行う。
ダンパプレート13は、平面視で略長方形状を有しており、かかるダンパプレート13の左短辺部(図2参照)には円筒状の保持部材15(図3参照)が形成されるとともに、右短辺部には軸部16(図3参照)が形成されている。かかるダンパプレート13は、保持部材15がリテーナ5の側壁14(図2中左側壁)に形成される支持孔(図示せず)に回動可能に取付支持されるとともに、軸部16がリテーナ5の側壁14(図2中の右側壁に形成される支持凹部(図示せず)に回動可能に支持されることに基づき、リテーナ5の一対の側壁14、14間で回動可能に支持される。
図2において、保持部材15の左端部からは円筒部17が延設されており、かかる円筒部17には、リンク係止部18が一体に設けられている。リンク係止部18には、リンク部材19の端部(図2中右端部)を連結係止するための連結孔20が形成されている。
リテーナ5の側壁14に突設された回動軸14Aを介して回動可能に取付られるノブプレート7は、図2、図4に示すように、操作部8、操作部8と一体に構成され回動軸14Aが挿通される板状部21、及び、板状部21の周端縁との間に隙間22を設けつつ隙間22を囲むように形成された第1円弧状壁部23とから形成されている。第1円弧状壁部23における外側面の下部にはリンク係止部24が形成され、かかるリンク係止部24には、リンク部材19の端部(図2、図4中左端部)を連結係止するための連結孔25が形成されている。
ここに、図2、図4に示すように、保持部材15に一体に形成されたリンク係止部18の連結孔20にはリンク部材19の一端部(右端部)が回動可能に連結され、また、リンク部材19他端部(左端部)はノブプレート7の第1円弧状壁部23に形成されたリンク係止部24の連結孔25に回動可能に連結されている。
ノブプレート7に形成された第1円弧状壁部23の内周面には、図2、図4に示すように、第1磁性シート26が取り付けられている。例えば、具体的に、第1磁性シート26は、両面粘着テープ、接着剤等により第1円弧状壁部23の内周面に貼付される。以下、「貼付」の語は、同じ意味で使用する。
また、リテーナ5の側壁14(図2中左側壁)からは、外方に向かって突設された第2円弧状壁部27が設けられ、かかる第2円弧状壁部27は、ノブプレート7の第1円弧状壁部23から離間対向するように配置されるとともに、第2円弧状壁部27の外周面には第2磁性シート28が貼付されている。かかる構成に基づき、第1磁性シート26と第2磁性シート28とは、相互に離間対向されることとなる。
ここに、第2磁性シート28においては、図6、図7に示すように、その両端部28A、28Aは第2円弧状壁部27の外周面に貼付されることなく、若干屈曲された自由端にされて可動状態にされている。両端部28A、28A間の固定部28Bは第2円弧状壁部27の外周面に貼付されている。
ここで、第1磁性シート26及び第2磁性シート28について図5に基づき説明する。図5において、第1磁性シート26には、N極とS極が交互に所定の着磁ピッチPで形成されている。同様に、第2磁性シート28には、N極とS極が交互に所定の着磁ピッチPで形成されている。
尚、前記のような第1磁性シート26や第2磁性シート28は、例えば、特開2001−68337号公報、特開2003−297630号公報に記載されている公知の方法で製造することができる。例えば、磁性シートを搬送している間に円柱状永久磁石と接触させることにより、磁性シートの磁性層に所望の着磁ピッチでN極とS極を交互に形成することが可能である。このとき、着磁ピッチは種々の方法により種々変化させることも可能である。
また、第1磁性シート26と第2磁性シート28では、同一の着磁ピッチPでN極とS極が交互に形成されているが、第1磁性シート26と第2磁性シート28の着磁ピッチは、同一である必要はなく、相互に異なる着磁ピッチでN極とS極が形成されていても良い。第1磁性シート26、第2磁性シート28の着磁ピッチの幅を小さくした場合には、ノブプレート7の単位回動量に対して後述するクリック感が多く得られ、一方、着磁ピッチの幅を大きくした場合には、ノブプレート7の所定回動量に対して得られるクリック感は少なくなる。
前記のように構成されたレジスタ1では、図4に示す状態(この状態では、ダンパプレート13がリテーナ5の通風路4を開放している状態にある)おいて、ノブプレート7を回動軸14Aの回りに下方向に回動させると、リンク部材19は右方向に移動されるとともに保持部材15は反時計方向に回動され、ダンパプレート13も反時計方向に回動される。この結果、リテーナ5の通風路4は、ダンパプレート13により閉塞される。更にこの状態で、ノブプレート7を回動軸14Aの回りに上方向に回動させると、リンク部材19は左方向に移動されるとともに保持部材15は時計方向に回動され、ダンパプレート13も時計方向に回動される。この結果、リテーナ5の通風路4は、ダンパプレート13により開放される。
前記したノブプレート7の下方向及び上方向の回動動作に伴う一連の動作中において、ノブプレート7に形成された第1円弧状壁部23の内周面に貼付された第1磁性シート26は、リテーナ5の側壁14に突出形成された第2円弧状壁部27の外周面に貼付された第2磁性シート28と相互に離間した状態で、円周方向に移動する。
このとき、第1磁性シート26のN極又はS極と第2磁性シート28のS極又はN極とが対向する状態(以下第1状態と称する)では、第1磁性シート26と第2磁性シート28との間に磁性吸引力が発生するので、第2磁性シート28の両端部28A、28Aは、図6に示すように第1磁性シート26に磁性吸着される。この状態では、ノブプレート7は、安定的に保持されている。
これに対して、ノブプレート7が回動操作されることにより、前記第1状態から第1磁性シートの26のN極又はS極と第2磁性シート28のN極又はS極とが対向する状態(以下第2状態と称する)に到達すると、かかる第2状態では、第1磁性シート26と第2磁性シート28との間に磁性反発力が発生するので、第2磁性シート28の両端部28A、28Aは、図7に示すように第1磁性シート26から反発離間される。
ダンパプレート13の開閉動作を行う際に、ノブプレート7の回動操作を行うと、前記した第1状態と第2状態とが連続的に交互に繰り返されることとなる。このとき、前記したように、第1状態にて第1磁性シート26と第2磁性シート28との間で発生する磁性吸引力、及び、第2状態で第1磁性シート26との間で発生する磁性反発力との変化が連続的に発生することに基づき、ノブプレート7には連続的にクリック感が付与される。
これにより、ノブプレート7の第1円弧状壁部23の内周面とリテーナ5の側壁14に突出形成される第2円弧状壁部27の外周面とに、第1磁性シート26と第2磁性シート28が相互に対向するように第1磁性シート26及び第2磁性シート28を貼付するだけの極めて簡単な構成により、ダンパプレート13を回動させるべくノブプレート7を回転操作する際に、ノブプレート7に対して明確なクリック感を付与することができる。
また、ノブプレート7の回動操作時、ノブプレート7は、第1磁性シート26のN極又はS極と第2磁性シート28のS極又はN極とが対向している第1状態で第1磁性シート26と第2磁性シート28との間に発生する磁性吸引力に基づき安定保持されているので、磁性吸引力に基づきノブプレート7の操作荷重を適正且つ容易に設定することができる。
更に、リテーナ5の第2円弧状壁部27の外周面に貼付された第2磁性シート28の両端部28A、28Aは、第2円弧状壁部27に貼付されることなく可動状態にされているので、第1磁性シート26のN極又はS極と第2磁性シート28のN極又はS極とが対向する第2状態では、第2磁性シート28の両端部28A、28Aと第1磁性シート26との間には磁性反発力が作用し、第2磁性シート28の両端部28A、28Aは第1磁性シート26から離間した状態にある。かかる状態からノブプレート7を回動させて第1磁性シート26のN極又はS極と第2磁性シート28のS極又はN極とが対向する第1状態に移行すると、第2磁性シート28の両端部28A、28Aは、磁性吸引力に基づき第1磁性シート26に衝突吸着される。この時、第2磁性シート28の両端部28A、28Aと第1磁性シート26との間で衝突音が発生する。従って、ノブプレート7の回動に基づき第1磁性シート26と第2磁性シート28との間で連続的に第1状態と第2状態とを繰り返すことにより、前記したようにノブプレート7にはクリック感が連続的に付与されると同時に第2磁性シート28の両端部28A、28Aが第1磁性シート26に衝突する衝突音による操作音を発生付与することができる。
続いて、操作ノブ11を上下方向に操作して水平フィン10を回動操作する際に、その回動操作に伴って操作ノブ11にクリック感を発生する構成、及び、水平フィン10の長尺方向に沿って操作ノブ11をスライド操作する際に、そのスライド動作に伴って操作ノブ11にクリック感を発生する機構について、図8乃至図15に基づき説明する。
先ず、操作ノブ11を上下方向に操作して水平フィン10を回動操作する際に、その回動操作に伴って操作ノブ11にクリック感を発生する構成について説明する。
図8において、リテーナ5の前面開口の両側には、一対の支持壁30、30が設けられており、各水平フィン10の支持軸31が各支持壁30、30に回動可能に支持されている。複数の水平フィン10の内、操作ノブ11が取り付けられた水平フィン10の支持軸31の一方(図8中左側の支持軸)には、平面視で屈曲形状を有する板状部材32が固定されている。かかる板状部材32は、水平フィン10の回動と共に回動され、リテーナ5における側壁14の外側面から離間されている。
リテーナ5の前面開口の近傍において、側壁14(図8中左側壁)の外側面には、図9、図10に示す湾曲状の第3磁性シート33が貼付されている。また、板状部材32の内側面には、図9、図10に示す第3磁性シート33と同一曲率を有する第4磁性シート34が貼付されている。側壁14の外側面に貼付されて固定される第3磁性シート33は、図9、図10に示すように、水平フィン10の回動と共に回動される板状部材32の内側面に貼付される第4磁性シート34よりも長く形成されており、また、第3磁性シート33と第4磁性シート34とは、相互に離間対向している。
尚、第3磁性シート33及び第4磁性シート34は、前記した第1磁性シート26、第2磁性シート28と同様に、所定着磁ピッチPでN極とS極が交互に形成されている。
第4磁性シート34は、図9、図11に示すように、その一端部34A(図9、図11中上側)は、板状部材32の内側面に貼付されることなく、若干屈曲された自由端にされて可動状態にされている。一端部34A以外の残余の固定部34Bは板状部材32の内側面に貼付されている。
前記構成において、操作ノブ11を上下方向に操作して水平フィン10を上下方向に回動させると、これに同期して支持軸31端部に固定された板状部材32も上下方向に回動される。これに伴い、板状部材32の内側面に貼付された第4磁性シート34は、リテーナ5における側壁14の外側面に貼付された第3磁性シート33と離間対向しつつ移動される。
このとき、第3磁性シート33のN極又はS極と第4磁性シート34のS極又はN極とが対向する状態(以下第3状態と称する)では、第3磁性シート33と第4磁性シート34との間に磁性吸引力が発生するので、第4磁性シート34の一端部34Aは、図11に示すように第3磁性シート33に磁性吸着される。この状態では、操作ノブ11は、安定的に保持されている。
これに対して、操作ノブ11が回動操作されることにより、前記第3状態から第3磁性シートの33のN極又はS極と第4磁性シート34のN極又はS極とが対向する状態(以下第4状態と称する)に到達すると、かかる第4状態では、第3磁性シート33と第4磁性シート34との間に磁性反発力が発生するので、第4磁性シート34の一端部34Aは、図12に示すように第3磁性シート33から反発離間される。
このように、操作ノブ11を上下方向に回動する動作を行うと、前記した第3状態と第4状態とが連続的に交互に繰り返されることとなる。このとき、前記したように、第3状態にて第3磁性シート33と第4磁性シート34との間で発生する磁性吸引力、及び、第4状態で第3磁性シート33と第4磁性シート34との間で発生する磁性反発力との変化が連続的に発生することに基づき、操作ノブ11にはクリック感が連続的に付与される。
これにより、リテーナ5の外側面と板状部材32の内側面とに第3磁性シート33と第4磁性シート34とが相互に対向するように第3磁性シート33及び第4磁性シート34を貼付するだけの極めて簡単な構成により、水平フィン10の回動操作時に水平フィン10から操作ノブ11に対して明確なクリック感を付与することができる。
また、操作ノブ11による水平フィン10の回動時、板状部材32は、第3磁性シート33のN極又はS極と第4磁性シート34のS極又はN極とが対向している第3状態で第3磁性シート33と第4磁性シート34との間に発生する磁性吸引力に基づき安定保持されているので、磁性吸引力に基づき操作ノブ11による水平フィン10の操作荷重を適正且つ容易に設定することができる。
また、第4磁性シート34の一端部34Aは、板状部材32に貼付されることなく可動状態にされているので、第3磁性シート33のN極又はS極と第4磁性シート34のN極又はS極とが対向する第4状態では、第4磁性シート34の一端部34Aと第3磁性シート33との間には磁性反発力が作用し、第4磁性シート34の一端部34Aは第3磁性シート33から離間した状態にある。かかる状態から操作ノブ11を介して水平フィン10を回動させて第3磁性シート33のN極又はS極と第4磁性シート34のS極又はN極とが対向する第3状態に移行すると、第4磁性シート34の一端部34Aは、磁性吸引力に基づき第3磁性シート33に衝突吸着される。この時、第4磁性シート34の一端部34Aと第3磁性シート33との間で衝突音が発生する。従って、水平フィン10の回動に基づき第3磁性シート33と第4磁性シート34との間で連続的に第3状態と第4状態とを繰り返すことにより、前記したように水平フィン10から操作ノブ11にはクリック感が付与されると同時に第4磁性シート34の一端部34Aが第3磁性シート33に衝突する衝突音による操作音を発生付与することができる。
続いて、操作ノブ11を水平フィン10の長尺方向に沿ってスライド操作する際に、そのスライド動作に伴って操作ノブ11にクリック感を発生する機構について、図8、図13乃至図15に基づき説明する。
図8において、リテーナ5の前面開口にて上下方向に回動可能に複数の水平フィン10が配設され、また、水平フィン10の奥側でリテーナ5の内部には左右方向に回動可能に複数の垂直フィン12が配設されている。複数の水平フィン10の内、図1、図13に示すように、上から3番目の水平フィン10には、操作ノブ11が水平フィン10の長尺方向に向かってスライド可能に装着されている。
操作ノブ11は、図13に示すように、上側ノブ部材11Aと下側ノブ部材11Bとで水平フィン10を挟んで相互に弾性係止することにより、水平フィン10にスライド可能に装着される。下側ノブ部材11Bの背部には、第1ギア部35が形成されている。
複数の垂直フィン12の内、中央の垂直フィン12(図8参照)には、第2ギア部36が一体に形成されており、かかる第2ギア部36の各ギア歯は、第1ギア部35の各ギア歯に噛合されている。これより、操作ノブ11を水平フィン10の長尺方向に沿ってスライドさせると、下側ノブ部材11Bに形成された第1ギア部35の各ギア歯と垂直フィン12に形成された第2ギア部36の各ギア歯との噛合に基づき、各垂直フィン12を同期して左右方向に回動させる。
図8、図13に示すように、操作ノブ11が装着される水平フィン10の前端部には第5磁性シート37が貼付され、また、操作ノブ11の内部にて壁部11Cには、第5磁性シート37に離間対向するように第6磁性シート38が貼付されている。
尚、第5磁性シート37及び第6磁性シート38は、前記した第1磁性シート26、第2磁性シート28と同様に、所定着磁ピッチPでN極とS極が交互に形成されている。
第6磁性シート38は、図15に示すように、その両端部38Aは、下側ノブ部材11Bの壁部11Cに貼付されることなく、若干屈曲された自由端にされて可動状態にされている。両端部38A間の固定部38Bは壁部11Cに貼付されている。
前記構成において、操作ノブ11を左右方向に操作して各垂直フィン12を左右方向に回動させると、これに伴って操作ノブ11内部における壁部11Cに貼付された第6磁性シート38は、水平フィン10の前端縁に貼付された第5磁性シート37と離間対向しつつ移動される。
このとき、第5磁性シート37のN極又はS極と第6磁性シート38のS極又はN極とが対向する状態(以下第5状態と称する)では、第5磁性シート37と第6磁性シート38との間に磁性吸引力が発生するので、第6磁性シート38の両端部38Aは、図14に示すように第5磁性シート37に磁性吸着される。この状態では、操作ノブ11は、安定的に保持されている。
これに対して、操作ノブ11がスライド操作されることにより、前記第5状態から第5磁性シートの37のN極又はS極と第6磁性シート38のN極又はS極とが対向する状態(以下第6状態と称する)に到達すると、かかる第6状態では、第5磁性シート37と第6磁性シート38との間に磁性反発力が発生するので、第6磁性シート38の両端部38Aは、図15に示すように第5磁性シート37から反発離間される。
このように、操作ノブ11を左右方向にスライドする動作を行うと、前記した第5状態と第6状態とが連続的に交互に繰り返されることとなる。このとき、前記したように、第5状態にて第5磁性シート37と第6磁性シート38との間で発生する磁性吸引力、及び、第6状態で第5磁性シート37と第6磁性シート38との間で発生する磁性反発力との変化が連続的に発生することに基づき、操作ノブ11にはクリック感が付与される。
これにより、水平フィン10の前端部と操作ノブ11の内部における壁部11Cとに第5磁性シート37と第6磁性シート38とが相互に対向するように第5磁性シート37及び第6磁性シート38を貼付するだけの極めて簡単な構成により、操作ノブ11のスライド操作時に操作ノブ11に対して明確なクリック感を付与することができる。
また、操作ノブ11のスライド操作時、操作ノブ11は、第5磁性シート37のN極又はS極と第6磁性シート38のS極又はN極とが対向している第5状態で第5磁性シート37と第6磁性シート38との間に発生する磁性吸引力に基づき安定保持されているので、磁性吸引力に基づき操作ノブ11の操作荷重を適正且つ容易に設定することができる。
また、第6磁性シート38の両端部38Aは、操作ノブ11の壁部11Cに貼付されることなく可動状態にされているので、第5磁性シート37のN極又はS極と第6磁性シート38のN極又はS極とが対向する第6状態では、第6磁性シート38の両端部38Aと第5磁性シート37との間には磁性反発力が作用し、第6磁性シート38の両端部38Aは第5磁性シート37から離間した状態にある。かかる状態から操作ノブ11をスライドさせて第5磁性シート37のN極又はS極と第6磁性シート38のS極又はN極とが対向する第5状態に移行すると、第6磁性シート38の両端部38Aは、磁性吸引力に基づき第5磁性シート37に衝突吸着される。この時、第6磁性シート38の両端部38Aと第5磁性シート37との間で衝突音が発生する。従って、操作ノブ11のスライドに基づき第5磁性シート37と第6磁性シート38との間で連続的に第5状態と第6状態とを繰り返すことにより、前記したように操作ノブ11には連続的にクリック感が付与されると同時に第6磁性シート38の両端部38Aが第5磁性シート37に衝突する衝突音による操作音を発生付与することができる。
次に、第2実施形態に係るレジスタについて図16乃至図18に基づき説明する。第2実施形態に係るレジスタは、基本的に前記第1実施形態に係るレジスタ1と同一の構成を有しており、第1実施形態と比較して、リテーナの第2円弧状壁部に取り付けられる第2磁性シートの取付形態が異なるだけである。よって、以下においては、第1実施形態の構成と異なる点に着目して説明するとともに、第1実施形態における各構成部材等については同一の番号を付して説明する。
図16において、ノブプレート7の第1円弧状壁部23の内周面には、第1実施形態の場合と同様、第1磁性シート26が貼付されている。また、リテーナ5の第2円弧状壁部27には、図17に示すように、2つのシート挿通孔40、40が形成され、各シート挿通孔40には、第2磁性シート28が図16乃至図18に示すように挿通されている。各シート挿通孔40、40から第1磁性シート26側に延びる第2磁性シート28の両端部28Aは、図18に示すように、屈曲された状態で第1磁性シート26とから離間されている。このように、各両端部28Aは、第2円弧状壁部27の外周面に貼付されることなく、若干屈曲された自由端にされて可動状態にされている。第2磁性シート28において、両端部28A、28Aの間に存在する固定部28Bは、第2円弧状壁部27の内周面に貼付されている。
前記したノブプレート7の下方向及び上方向の回動動作に伴う一連の動作中において、ノブプレート7に形成された第1円弧状壁部23の内周面に貼付された第1磁性シート26は、リテーナ5の側壁14に突出形成された第2円弧状壁部27に取り付けられた第2磁性シート28の各両端部28Aと相互に離間した状態で、円周方向に移動する。
このとき、第1磁性シート26のN極又はS極と第2磁性シート28における各両端部28AのS極又はN極とが対向する第1状態では、第1磁性シート26と第2磁性シート28の各両端部28Aとの間に磁性吸引力が発生するので、第2磁性シート28の両端部28A、28Aは、図17に示すように第1磁性シート26に磁性吸着される。この状態では、ノブプレート7は、安定的に保持されている。
これに対して、ノブプレート7が回動操作されることにより、前記第1状態から第1磁性シートの26のN極又はS極と第2磁性シート28における各両端部28AのN極又はS極とが対向する第2状態に到達すると、かかる第2状態では、第1磁性シート26と第2磁性シート28の各両端部28Aとの間に磁性反発力が発生するので、第2磁性シート28の両端部28A、28Aは、図18に示すように第1磁性シート26から反発離間される。
ダンパプレート13の開閉動作を行う際に、ノブプレート7の回動操作を行うと、前記した第1状態と第2状態とが連続的に交互に繰り返されることとなる。このとき、前記したように、第1状態にて第1磁性シート26と第2磁性シート28の各両端部28Aとの間で発生する磁性吸引力、及び、第2状態にて第1磁性シート26と第2磁性シート28の各両端部28Aとの間で発生する磁性反発力との変化が連続的に発生することに基づき、ノブプレート7にはクリック感が付与される。
これにより、第1磁性シート26と第2磁性シート28の各両端部28Aとが相互に離間対向するように、ノブプレート7の第1円弧状壁部23の内周面に第1磁性シート26を貼付するとともに、リテーナ5の側壁14に突出形成される第2円弧状壁部27に第2磁性シート28を取り付けるだけの極めて簡単な構成により、ダンパプレート13を回動させるべくノブプレート7を回転操作する際に、ノブプレート7に対して明確なクリック感を付与することができる。
また、ノブプレート7の回動操作時、ノブプレート7は、第1磁性シート26のN極又はS極と第2磁性シート28における各両端部28AのS極又はN極とが対向している第1状態で第1磁性シート26と第2磁性シート28との間に発生する磁性吸引力に基づき安定保持されているので、磁性吸引力に基づきノブプレート7の操作荷重を適正且つ容易に設定することができる。
更に、リテーナ5の第2円弧状壁部27の外周面に取り付けられた第2磁性シート28の両端部28A、28Aは、第2円弧状壁部27に貼付されることなく可動状態にされているので、第1磁性シート26のN極又はS極と第2磁性シート28における各両端部28AのN極又はS極とが対向する第2状態では、第2磁性シート28の各両端部28Aと第1磁性シート26との間には磁性反発力が作用し、第2磁性シート28の各両端部28Aは第1磁性シート26から離間した状態にある。かかる状態からノブプレート7を回動させて第1磁性シート26のN極又はS極と第2磁性シート28における各両端部28AのS極又はN極とが対向する第1状態に移行すると、第2磁性シート28の各両端部28Aは、磁性吸引力に基づき第1磁性シート26に衝突吸着される。この時、第2磁性シート28の各両端部28Aと第1磁性シート26との間で衝突音が発生する。従って、ノブプレート7の回動に基づき第1磁性シート26と第2磁性シート28との間で連続的に第1状態と第2状態とを繰り返すことにより、前記したようにノブプレート7には連続的にクリック感が付与されると同時に第2磁性シート28の各両端部28Aが第1磁性シート26に衝突する衝突音による操作音を発生付与することができる。
次に、第3実施形態に係るレジスタについて図19乃至図21に基づき説明する。第3実施形態に係るレジスタは、基本的に前記第1実施形態に係るレジスタ1と同一の構成を有しており、第1実施形態と比較して、リテーナの第2円弧状壁部に取り付けられる第2磁性シートの取付形態が異なるだけである。よって、以下においては、第1実施形態の構成と異なる点に着目して説明するとともに、第1実施形態における各構成部材等については同一の番号を付して説明する。
図19において、ノブプレート7の第1円弧状壁部23の内周面には、第1実施形態の場合と同様、第1磁性シート26が貼付されている。また、リテーナ5の第2円弧状壁部27の外周面には、図20、図21に示すように、凹部41が形成されている。第2磁性シート28は、その両端部28A、28Aが凹部41内で貼付されるとともに、各両端部28A間に存在する中間部28Cが第2円弧状壁部27の外周面に貼付されることなく外周面から若干湾曲離間するように、第2円弧状壁部27に取り付けられている。このように、第2磁性シート28の中間部28Cは、第2円弧状壁部27の外周面に貼付されることなく、若干湾曲されて可動状態にされている。
前記したノブプレート7の下方向及び上方向の回動動作に伴う一連の動作中において、ノブプレート7に形成された第1円弧状壁部23の内周面に貼付された第1磁性シート26は、リテーナ5の側壁14に突出形成された第2円弧状壁部27に取り付けられた第2磁性シート28の中間部28Cと相互に離間した状態で、円周方向に移動する。
このとき、第1磁性シート26のN極又はS極と第2磁性シート28における各両端部28Aにおける中間部28CのS極又はN極とが対向する第1状態では、第1磁性シート26と第2磁性シート28の中間部28Cとの間に磁性吸引力が発生するので、第2磁性シート28の中間部28Cは、図20に示すように第1磁性シート26に磁性吸着される。この状態では、ノブプレート7は、安定的に保持されている。
これに対して、ノブプレート7が回動操作されることにより、前記第1状態から第1磁性シートの26のN極又はS極と第2磁性シート28における中間部28CのN極又はS極とが対向する第2状態に到達すると、かかる第2状態では、第1磁性シート26と第2磁性シート28の中間部28Cとの間に磁性反発力が発生するので、第2磁性シート28の中間部28Cは、図21に示すように第1磁性シート26から反発離間される。
ダンパプレート13の開閉動作を行う際に、ノブプレート7の回動操作を行うと、前記した第1状態と第2状態とが連続的に交互に繰り返されることとなる。このとき、前記したように、第1状態にて第1磁性シート26と第2磁性シート28の中間部28Cとの間で発生する磁性吸引力、及び、第2状態にて第1磁性シート26と第2磁性シート28の中間部28Cとの間で発生する磁性反発力との変化が連続的に発生することに基づき、ノブプレート7にはクリック感が付与される。
これにより、第1磁性シート26と第2磁性シート28の中間部28Cとが相互に離間対向するように、ノブプレート7の第1円弧状壁部23の内周面に第1磁性シート26を貼付するとともに、リテーナ5の側壁14に突出形成される第2円弧状壁部27の凹部41に第2磁性シート28を貼付するだけの極めて簡単な構成により、ダンパプレート13を回動させるべくノブプレート7を回転操作する際に、ノブプレート7に対して明確なクリック感を付与することができる。
また、ノブプレート7の回動操作時、ノブプレート7は、第1磁性シート26のN極又はS極と第2磁性シート28における中間部28CのS極又はN極とが対向している第1状態で第1磁性シート26と第2磁性シート28との間に発生する磁性吸引力に基づき安定保持されているので、磁性吸引力に基づきノブプレート7の操作荷重を適正且つ容易に設定することができる。
更に、リテーナ5の第2円弧状壁部27の外周面に貼付された第2磁性シート28の中間部28Cは、第2円弧状壁部27に貼付されることなく可動状態にされているので、第1磁性シート26のN極又はS極と第2磁性シート28における中間部28CのN極又はS極とが対向する第2状態では、第2磁性シート28の中間部28Cと第1磁性シート26との間には磁性反発力が作用し、第2磁性シート28の中間部28Cは第1磁性シート26から離間した状態にある。かかる状態からノブプレート7を回動させて第1磁性シート26のN極又はS極と第2磁性シート28における中間部28CのS極又はN極とが対向する第1状態に移行すると、第2磁性シート28の中間部28Cは、磁性吸引力に基づき第1磁性シート26に衝突吸着される。この時、第2磁性シート28の中間部28Cと第1磁性シート26との間で衝突音が発生する。従って、ノブプレート7の回動に基づき第1磁性シート26と第2磁性シート28との間で連続的に第1状態と第2状態とを繰り返すことにより、前記したようにノブプレート7には連続的にクリック感が付与されると同時に第2磁性シート28の中間部28Cが第1磁性シート26に衝突する衝突音による操作音を発生付与することができる。
次に、第4実施形態に係るレジスタについて図22乃至図25に基づき説明する。第4実施形態に係るレジスタは、基本的に前記第1実施形態に係るレジスタ1と同一の構成を有しており、第1実施形態と比較して、ノブプレートに対する第1磁性シート及びリテーナに対する第2磁性シートの取付態様が異なるだけである。よって、以下においては、第1実施形態の構成と異なる点に着目して説明するとともに、第1実施形態における各構成部材等については同一の番号を付して説明する。
図22において、ノブプレート7の第1円弧状壁部23の下面(内側面)には、第1磁性シート26が貼付されている。また、リテーナ5の側壁14にてノブプレート7と対向して形成された第3円弧状壁部42の上面(外側面)には、第2磁性シート28が貼付されている。
尚、第1磁性シート26及び第2磁性シート28は、図23に示すように、ノブプレート7が回動されることに対応して、同一の曲率を有する円弧形状に形成されており、第1磁性シート26は第2磁性シート28よりも短く形成されている。
第1磁性シート26は、固定部26Aで第1円弧状壁部23の下面に貼付されており、残余の端部26Bは、図25に示すように、屈曲された状態で第2磁性シート28とから離間されている。このように、第1磁性シート26の端部26Bは、第1円弧状壁部23の下面に貼付されることなく、若干屈曲された自由端にされて可動状態にされている。
前記したノブプレート7の下方向及び上方向の回動動作に伴う一連の動作中において、ノブプレート7に形成された第1円弧状壁部23の下面に貼付された第1磁性シート26は、リテーナ5の側壁14に突出形成された第3円弧状壁部42に取り付けられた第2磁性シート28と相互に離間した状態で、円周方向に移動する。
このとき、第1磁性シート26の端部26BのN極又はS極と第2磁性シート28のS極又はN極とが対向する第1状態では、第1磁性シート26の端部26Bと第2磁性シート28との間に磁性吸引力が発生するので、第1磁性シート26の端部26Bは、図24に示すように第2磁性シート28に磁性吸着される。この状態では、ノブプレート7は、安定的に保持されている。
これに対して、ノブプレート7が回動操作されることにより、前記第1状態から第1磁性シート26における端部26BのN極又はS極と第2磁性シート28のN極又はS極とが対向する第2状態に到達すると、かかる第2状態では、第1磁性シート26の端部26Bと第2磁性シート28との間に磁性反発力が発生するので、第1磁性シート26の端部26Bは、図25に示すように第2磁性シート28から反発離間される。
ダンパプレート13の開閉動作を行う際に、ノブプレート7の回動操作を行うと、前記した第1状態と第2状態とが連続的に交互に繰り返されることとなる。このとき、前記したように、第1状態にて第1磁性シート26の端部26Bと第2磁性シート28との間で発生する磁性吸引力、及び、第2状態にて第1磁性シート26の端部26Bと第2磁性シート28との間で発生する磁性反発力との変化が連続的に発生することに基づき、ノブプレート7にはクリック感が付与される。
これにより、第1磁性シート26の端部26Bと第2磁性シート28とが相互に離間対向するように、ノブプレート7の第1円弧状壁部23の下面に第1磁性シート26を貼付するとともに、リテーナ5の側壁14に突出形成される第3円弧状壁部42に第2磁性シート28を貼付するだけの極めて簡単な構成により、ダンパプレート13を回動させるべくノブプレート7を回転操作する際に、ノブプレート7に対して明確なクリック感を付与することができる。
また、ノブプレート7の回動操作時、ノブプレート7は、第1磁性シート26のN極又はS極と第2磁性シート28のS極又はN極とが対向している第1状態で第1磁性シート26と第2磁性シート28との間に発生する磁性吸引力に基づき安定保持されているので、磁性吸引力に基づきノブプレート7の操作荷重を適正且つ容易に設定することができる。
更に、ノブプレート7の第1円弧状壁部23の下面に貼付された第1磁性シート26の端部26Bは、第1円弧状壁部23に貼付されることなく可動状態にされているので、第1磁性シート26における端部26BのN極又はS極と第2磁性シート28のN極又はS極とが対向する第2状態では、第2磁性シート28と第1磁性シート26との間には磁性反発力が作用し、第1磁性シート26の端部26Bは第2磁性シート28から離間した状態にある。かかる状態からノブプレート7を回動させて第1磁性シート26における端部26BのN極又はS極と第2磁性シート28のS極又はN極とが対向する第1状態に移行すると、第1磁性シート26の端部26Bは、磁性吸引力に基づき第2磁性シート28に衝突吸着される。この時、第1磁性シート26の端部26Bと第2磁性シート28との間で衝突音が発生する。従って、ノブプレート7の回動に基づき第1磁性シート26と第2磁性シート28との間で連続的に第1状態と第2状態とを繰り返すことにより、前記したようにノブプレート7にはクリック感が付与されると同時に第1磁性シート26の端部26Bが第2磁性シート28に衝突する衝突音による操作音を発生付与することができる。
ここに、前記した第1実施形態乃至第3実施形態に係るレジスタ1では、第1磁性シート26は第1円弧状壁部23の内周面に取り付けられるとともに、第2磁性シート28は第2円弧状壁部27の外周面に取り付けられ、第1磁性シート26と第2磁性シート28は相互に離間対向されており、また、第4実施形態に係るレジスタ1では、第1円弧状壁部23の内側面に対向してリテーナ5に形成された第3円弧状壁部42を備え、第1磁性シート26は第1円弧状壁部23の内側面に取り付けられるとともに、第2磁性シート28は第3円弧状壁部42の外側面に取り付けられ、第1磁性シート26と第2磁性シート28は相互に離間対向されている。いずれのレジスタにおいても、ノブプレート7側の第1磁性シート26とリテーナ5側の第2磁性シート28とを相互に離間対向して配置するにつき、最適な取付位置にて第1磁性シート26と第2磁性シート28とを配置することができ、これによりレジスタ1における他の構成に影響を与えることはない。
続いて、操作ノブ11を上下方向に操作して水平フィン10を回動操作する際に、その回動操作に伴って操作ノブ11にクリック感を発生する構成に係る第5実施形態について図26乃至図28に基づき説明する。
尚、第5実施形態に係るクリック感発生機構は、基本的に前記第1実施形態にて図8乃至図15に基づき説明したクリック感発生機構と同様の構成を有しており、第1実施形態のクリック感発生機構と比較して、第3磁性シート及び第4磁性シートの取付態様が異なるだけである。よって、以下においては、第1実施形態の構成と異なる点に着目して説明するとともに、第1実施形態における各構成部材等については同一の番号を付して説明する。
図26において、リテーナ5の前面開口の両側には、一対の支持壁30、30が設けられており、各水平フィン10の支持軸31が各支持壁30、30に回動可能に支持されている。複数の水平フィン10の内、操作ノブ11が取り付けられた水平フィン10の支持軸31を回動可能に支持する一方の支持壁30(図26中右側の支持壁)には、その内側面に第3磁性シート33が貼付されている。
また、各水平フィン10には、図26中右側端部に切欠部43が形成されており、各水平フィン10の切欠部43には、軸部44が突設されている。各水平フィン10の軸部44は、リンク板45の支持孔内に回動可能に支持されている。ここに、リンク板45は、操作ノブ11を上下方向に回動した際に、複数個の各水平フィン10を同期して上下方向に回動するものであり、かかるリンク板45の右側面には、第4磁性シート34が貼付されている。
第3磁性シート33と第4磁性シート34とは、図26に示すように、相互に離間対向している。
尚、第3磁性シート33及び第4磁性シート34は、前記した第1磁性シート26、第2磁性シート28と同様に、所定着磁ピッチPでN極とS極が交互に形成されている。
第4磁性シート34において、図28に示すように、その一端部34A(図27、図28中下側部)は、リンク板45の右側面に貼付されることなく、若干屈曲された自由端にされて可動状態にされている。一端部34A以外の残余の固定部34Bはリンク板45の側面に貼付されている。
前記構成において、操作ノブ11を上下方向に操作して水平フィン10を上下方向に回動させると、これに同期してリンク板45も上下方向に回動される。これに伴い、リンク板45に貼付された第4磁性シート34は、支持壁30の内側面に貼付された第3磁性シート33と離間対向しつつ移動される。
このとき、第3磁性シート33のN極又はS極と第4磁性シート34における一端部34AのS極又はN極とが対向する第3状態では、第3磁性シート33と第4磁性シート34の一端部34Aとの間に磁性吸引が発生するので、第4磁性シート34の一端部34Aは、図27に示すように第3磁性シート33に磁性吸着される。この状態では、操作ノブ11は、安定的に保持されている。
これに対して、操作ノブ11が回動操作されることにより、前記第3状態から第3磁性シートの33のN極又はS極と第4磁性シート34における一端部34AのN極又はS極とが対向する第4状態に到達すると、かかる第4状態では、第3磁性シート33と第4磁性シート34との間に磁性反発力が発生するので、第4磁性シート34の一端部34Aは、図28に示すように第3磁性シート33から反発離間される。
このように、操作ノブ11を上下方向に回動する動作を行うと、前記した第3状態と第4状態とが連続的に交互に繰り返されることとなる。このとき、前記したように、第3状態にて第3磁性シート33と第4磁性シート34との間で発生する磁性吸引力、及び、第4状態で第3磁性シート33と第4磁性シート34との間で発生する磁性反発力との変化が連続的に発生することに基づき、操作ノブ11には連続的にクリック感が付与される。
これにより、リテーナ5の支持壁30の内側面とリンク板45の右側面とに第3磁性シート33と第4磁性シート34とが相互に対向するように第3磁性シート33及び第4磁性シート34を貼付するだけの極めて簡単な構成により、水平フィン10の回動操作時に水平フィン10から操作ノブ11に対して明確なクリック感を付与することができる。
また、操作ノブ11による水平フィン10の回動時、リンク板45は、第3磁性シート33のN極又はS極と第4磁性シート34のS極又はN極とが対向している第3状態で第3磁性シート33と第4磁性シート34との間に発生する磁性吸引力に基づき安定保持されているので、磁性吸引力に基づき操作ノブ11による水平フィン10の操作荷重を適正且つ容易に設定することができる。
また、第4磁性シート34の一端部34Aは、リンク板45に貼付されることなく可動状態にされているので、第3磁性シート33のN極又はS極と第4磁性シート34のN極又はS極とが対向する第4状態では、第4磁性シート34の一端部34Aと第3磁性シート33との間には磁性反発力が作用し、第4磁性シート34の一端部34Aは第3磁性シート33から離間した状態にある。かかる状態から操作ノブ11を介して水平フィン10を回動させて第3磁性シート33のN極又はS極と第4磁性シート34のS極又はN極とが対向する第3状態に移行すると、第4磁性シート34の一端部34Aは、磁性吸引力に基づき第3磁性シート33に衝突吸着される。この時、第4磁性シート34の一端部34Aと第3磁性シート33との間で衝突音が発生する。従って、水平フィン10の回動に基づき第3磁性シート33と第4磁性シート34との間で連続的に第3状態と第4状態とを繰り返すことにより、前記したように水平フィン10から操作ノブ11にはクリック感が付与されると同時に第4磁性シート34の一端部34Aが第3磁性シート33に衝突する衝突音による操作音を発生付与することができる。
尚、本発明は前記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
1 レジスタ
4 通風路
5 リテーナ
7 ノブプレート
10 水平フィン
11 操作ノブ
12 垂直フィン
13 ダンパプレート
14 側壁
15 保持部材
19 リンク部材
23 第1円弧状壁部
26 第1磁性シート
27 第2円弧状壁部
28 第2磁性シート
28A 第2磁性シートの端部
30 支持壁
32 板状部材
33 第3磁性シート
34 第4磁性シート
34A 第4字形シートの端部
37 第5磁性シート
38 第6磁性シート
38A 第6磁性シートの端部
42 第3円弧状壁部
45 リンク板
P 着磁ピッチ

Claims (9)

  1. 通風路を有する筒状のリテーナと、
    前記リテーナにて対向する一対の側壁間で回動可能に支持されるとともにリテーナの通風路の開閉を行うダンパプレートと、
    前記ダンパプレートの一端部が固定されるとともに、前記一対の側壁の内一方にて回動可能に取り付けられる保持部材と、
    前記リテーナに回動可能に取り付けられた円形状の操作部材と、
    前記保持部材と操作部材との間に連結されたリンク部材とを備え、
    前記操作部材の回転操作により前記リンク部材が移動されるとともに前記保持部材が回動されることに基づき、前記ダンパプレートが前記リテーナの内部で回動されてリテーナの通風路を開閉するレジスタにおいて、
    前記操作部材における第1円弧状壁部の一面に取り付けられた第1磁性シートと、
    前記第1円弧状壁部に対向して前記リテーナに形成された第2円弧状壁部の一面に取り付けられ、前記第1磁性シートと対向する第2磁性シートとを備え、
    前記第1磁性シート及び第2磁性シートには、N極とS極が交互に所定の着磁ピッチで連続して形成されており、
    前記操作部材の回動時、操作部材は、第1磁性シートのN極又はS極と第2磁性シートのS極又はN極とが対向している第1状態で第1磁性シートと第2磁性シートとの間に発生する磁性吸引力に基づき安定保持され、
    前記操作部材が前記第1状態から第1磁性シートのN極又はS極と第2磁性シートのN極又はS極とが対向する第2状態を経て第1状態まで回動された際に、第2状態で第1磁性シートと第2磁性シートの間に発生する磁性反発力と第1状態で第1磁性シートと第2磁性シートとの間に発生する磁性吸引力との変化に基づき、操作部材にはクリック感が付与され
    前記第1磁性シートの一部が、前記第1円弧状壁部に取り付けられることなく可動状態にされている構成、及び前記第2磁性シートの一部が、前記第2円弧状壁部に取り付けられることなく可動状態にされている構成のうち少なくとも一方の構成を備えることを特徴とするレジスタ。
  2. 前記第1磁性シートは前記第1円弧状壁部の内周面に取り付けられるとともに、前記第2磁性シートは前記第2円弧状壁部の外周面に取り付けられ、第1磁性シートと第2磁性シートは相互に離間対向されていることを特徴とする請求項1に記載のレジスタ。
  3. 前記第1円弧状壁部は、前記第1磁性シートを取り付けられた前記一面として内側面を備え、
    前記内側面は、前記第1円弧状壁部において、前記一対の側壁のうちの一方の側壁と対向する面であり、
    前記第1円弧状壁部の前記内側面に対向して前記リテーナに形成された第3円弧状壁部を備え、
    前記第1磁性シートは前記第1円弧状壁部の前記内側面に取り付けられるとともに、前記第2磁性シートは前記第3円弧状壁部の外側面に取り付けられ、第1磁性シートと第2磁性シートは相互に離間対向されていることを特徴とする請求項1に記載のレジスタ。
  4. 前記リテーナの前面開口に上下方向に回動可能に配設された水平フィンと、
    前記水平フィンの回動と共に回動され、前記リテーナの外側面から離間して設けられた板状部材と、
    前記リテーナの外側面に取り付けられた第3磁性シートと、
    前記板状部材の内側面に取り付けられた第4磁性シートとを備え、
    前記第3磁性シート及び第4磁性シートには、N極とS極が交互に所定の着磁ピッチで連続して形成されており、
    前記水平フィンの回動時、前記板状部材は、第3磁性シートのN極又はS極と第4磁性シートのS極又はN極とが対向している第3状態で第3磁性シートと第4磁性シートとの間に発生する磁性吸引力に基づき安定保持され、
    前記水平フィンが前記第3状態から第3磁性シートのN極又はS極と第4磁性シートのN極又はS極とが対向する第4状態を経て第3状態まで回動された際に、第4状態で第3磁性シートと第4磁性シートの間に発生する磁性反発力と第3状態で第3磁性シートと第4磁性シートとの間に発生する磁性吸引力との変化に基づき、水平フィンにはクリック感が付与されることを特徴とする請求項1に記載のレジスタ。
  5. 前記第4磁性シートの一部は、前記板状部材に取り付けられることなく可動状態にされていることを特徴とする請求項に記載のレジスタ。
  6. 前記リテーナの前面開口にて上下方向に回動可能に配設された水平フィンと、
    前記水平フィンを回動支持する支持壁と、
    前記支持壁の内側面に取り付けられ第3磁性シートと、
    前記第3磁性シートと離間対向するように水平フィンの側部に取り付けられた第4磁性シートとを備え、
    前記第3磁性シート及び第4磁性シートには、N極とS極が交互に所定の着磁ピッチで連続して形成されており、
    前記水平フィンの回動時、前記水平フィンは、第3磁性シートのN極又はS極と第4磁性シートのS極又はN極とが対向している第3状態で第3磁性シートと第4磁性シートとの間に発生する磁性吸引力に基づき安定保持され、
    前記水平フィンが前記第3状態から第3磁性シートのN極又はS極と第4磁性シートのN極又はS極とが対向する第4状態を経て第3状態まで回動された際に、第4状態で第3磁性シートと第4磁性シートの間に発生する磁性反発力と第3状態で第3磁性シートと第4磁性シートとの間に発生する磁性吸引力との変化に基づき、水平フィンにはクリック感が付与されることを特徴とする請求項1に記載のレジスタ。
  7. 前記第4磁性シートの一部は、前記水平フィンの側部に取り付けられることなく可動状態にされていることを特徴とする請求項に記載のレジスタ。
  8. 前記リテーナの前面開口にて上下方向に回動可能に配設された水平フィンと、
    前記リテーナの内部で左右方向に回動可能に配設された垂直フィンと、
    前記水平フィンにスライド可能に配設されるとともに、スライドに基づき前記垂直フィンを回動させる操作ノブと、
    前記水平フィンの前端部に取り付けられた第5磁性シートと、
    前記操作ノブの内側で前記第5磁性シートに離間対向するように取り付けられた第6磁性シートとを備え、
    前記第5磁性シート及び第6磁性シートには、N極とS極が交互に所定の着磁ピッチで連続して形成されており、
    前記操作ノブのスライド操作時、操作ノブは、第5磁性シートのN極又はS極と第6磁性シートのS極又はN極とが対向している第5状態で第5磁性シートと第6磁性シートとの間に発生する磁性吸引力に基づき安定保持され、
    前記操作ノブが第5状態から第5磁性シートのN極又はS極と第6磁性シートのN極又はS極とが対向する第6状態を経て第5状態までスライドされた際に、第6状態で第5磁性シートと第6磁性シートの間に発生する磁性反発力と第5状態で第5磁性シートと第6磁性シートとの間に発生する磁性吸引力との変化に基づき、操作ノブにはクリック感が付与されることを特徴とする請求項1に記載のレジスタ。
  9. 前記第6磁性シートの一部は、前記操作ノブの内側に取り付けられることなく可動状態にされていることを特徴とする請求項に記載のレジスタ。
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