JP6313437B2 - ガラスリボン割断装置およびガラスシート製造方法 - Google Patents

ガラスリボン割断装置およびガラスシート製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6313437B2
JP6313437B2 JP2016523839A JP2016523839A JP6313437B2 JP 6313437 B2 JP6313437 B2 JP 6313437B2 JP 2016523839 A JP2016523839 A JP 2016523839A JP 2016523839 A JP2016523839 A JP 2016523839A JP 6313437 B2 JP6313437 B2 JP 6313437B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass ribbon
zone
pressure
glass
vacuum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016523839A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016526527A (ja
JP2016526527A5 (ja
Inventor
ウィリアム ブラウン,ジェイムズ
ウィリアム ブラウン,ジェイムズ
ウィリアム ケンメラー,マーヴィン
ウィリアム ケンメラー,マーヴィン
マイケル ミス,ジョナサン
マイケル ミス,ジョナサン
ジョージ サコナ,ディーン
ジョージ サコナ,ディーン
ヂォン,ヂャァミン
ヂョウ,ナイユエ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Corning Inc
Original Assignee
Corning Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Corning Inc filed Critical Corning Inc
Publication of JP2016526527A publication Critical patent/JP2016526527A/ja
Publication of JP2016526527A5 publication Critical patent/JP2016526527A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6313437B2 publication Critical patent/JP6313437B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B33/00Severing cooled glass
    • C03B33/02Cutting or splitting sheet glass or ribbons; Apparatus or machines therefor
    • C03B33/0215Cutting or splitting sheet glass or ribbons; Apparatus or machines therefor the ribbon being in a substantially vertical plane
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25BTOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
    • B25B11/00Work holders not covered by any preceding group in the subclass, e.g. magnetic work holders, vacuum work holders
    • B25B11/005Vacuum work holders
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B17/00Forming molten glass by flowing-out, pushing-out, extruding or drawing downwardly or laterally from forming slits or by overflowing over lips
    • C03B17/06Forming glass sheets
    • C03B17/064Forming glass sheets by the overflow downdraw fusion process; Isopipes therefor
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B33/00Severing cooled glass
    • C03B33/02Cutting or splitting sheet glass or ribbons; Apparatus or machines therefor
    • C03B33/023Cutting or splitting sheet glass or ribbons; Apparatus or machines therefor the sheet or ribbon being in a horizontal position
    • C03B33/033Apparatus for opening score lines in glass sheets
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B33/00Severing cooled glass
    • C03B33/02Cutting or splitting sheet glass or ribbons; Apparatus or machines therefor
    • C03B33/04Cutting or splitting in curves, especially for making spectacle lenses
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G2249/00Aspects relating to conveying systems for the manufacture of fragile sheets
    • B65G2249/04Arrangements of vacuum systems or suction cups
    • B65G2249/045Details of suction cups suction cups
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P40/00Technologies relating to the processing of minerals
    • Y02P40/50Glass production, e.g. reusing waste heat during processing or shaping
    • Y02P40/57Improving the yield, e-g- reduction of reject rates

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)
  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)

Description

関連出願の説明
本出願は、その内容が引用されその全体が参照することにより本書に組み込まれる、2013年6月26日に出願された米国特許出願第61/839,423号の優先権の利益を主張するものである。
本発明は、一般にガラスリボン割断装置およびガラスシート製造方法に関し、より具体的には、夫々が吸着カップの組を含む複数の圧力ゾーンを備えた、ガラスリボン割断装置と、成形ウェッジの底部からガラスリボンをフュージョンドローすることによってガラスシートを製造する方法に関する。
ガラスシートを製造する方法は、成形ウェッジの底部からガラスリボンをフュージョンドローするステップを含むことで知られている。一旦底部から延伸されると、ガラスリボンは粘性状態から弾性状態に設定される。弾性状態に達した後、ガラスリボンの端部部分を次いで周期的に切断して、所望の長さを有するガラスシートを提供する。
詳細な説明において説明するいくつかの態様例の基本的理解を提供するために、以下に本開示の簡単な概要を示す。
第1の態様例において、ガラスシートを製造する方法は、ガラスリボンを延伸方向に沿って、成形ウェッジの底部から下流の粘性ゾーン内へとフュージョンドローするステップを有してなる。このガラスリボンは、対向するエッジと、延伸方向を横切る横方向に沿ってこの対向するエッジ間に延在する、横方向部分とを有する。この方法は、ガラスリボンを粘性ゾーンから下流の設定ゾーン内へと延伸するステップであって、このときガラスリボンが粘性状態から弾性状態に設定されるステップと、ガラスリボンを、設定ゾーンから下流の弾性ゾーン内へと延伸するステップとをさらに含む。この方法はまた、ガラスリボンの横方向部分の全体を弾性ゾーン内において割断装置のアンビル部分に係合させるよう、真空を生成するステップを含む。真空は、互いに独立して動作する複数の圧力ゾーンにより提供され、各圧力ゾーンは吸着カップの組を備えている。各吸着カップの吸着エリアが、対応する圧力ゾーンと流体連通している。この方法は、弾性ゾーン内において、ガラスリボンの横方向部分に沿って罫書き線を形成するステップと、横方向部分の全体が真空によってアンビル部分に押し付けられている間に、ガラスリボンから罫書き線に沿ってガラスシートを割断して取り外すステップとをさらに含む。
第1の態様の一例において、複数の圧力ゾーンは、少なくとも1つの側部圧力ゾーン対がまたがっている、少なくとも1つの中心圧力ゾーンを含む。ガラスシートを割断して取り外すステップの後、側部圧力ゾーン対が横方向部分の側部エリアを解除し始める前に、中心圧力ゾーンからの真空力を減少させて、横方向部分の中心エリアを解除し始める。
第1の態様の別の例では、ガラスシートを割断して取り外すステップの後、中心圧力ゾーンで正圧をかけて中心エリアをアンビル部分から離れさせる。
第1の態様のさらに別の例では、側部圧力ゾーン対による真空が維持されている間に、中心圧力ゾーンで正圧をかける。
第1の態様の別の例では、ガラスリボンがアンビル部分に係合するとき、複数の圧力ゾーンは独立して調節される。例えば一例において、複数の圧力ゾーンは、ガラスリボンがアンビル部分に係合するとき順次調節される。
第1の態様のさらなる例において、この方法は、ガラスリボンを、横方向において非直線状の外形で設定するステップと、押圧機器を用いてガラスリボンの横方向部分を、アンビル部分に押し付けて平坦にするステップとをさらに含み、その後、ガラスシートをガラスリボンから割断して取り外す前に、ガラスリボンが非直線状の外形に戻るのを真空によって防ぐ。
第1の態様のさらなる例において、罫書き線を形成するステップは、ガラスリボンの横方向部分の全体がアンビル部分に係合する前に開始される。
第1の態様の別の例において、この方法は、ガラスリボンを、横方向において実質的に湾曲した断面外形で設定するステップをさらに含む。
第1の態様のさらに別の例では、ガラスリボンから罫書き線に沿ってガラスシートを割断して取り外す前に、真空によってガラスリボンの横方向部分を、実質的に真っ直ぐな断面外形に沿ってアンビル部分に押し付けて保持する。
第1の態様のさらに別の例において、割断装置は移動アンビル機を備え、真空を維持しながらアンビル部分は横方向部分と共に延伸方向に移動する。
第1の態様のさらなる例において、この方法は、圧力ゾーンの状態を監視し、監視された状態に基づいて割断装置のメンテナンスを実施するステップをさらに含む。
第1の態様のさらなる例では、真空を生成するステップの際に、吸着カップの係合面がアンビル部分の係合面と同一平面上になるように、各吸着カップの一部が潰れる。例えば、真空を生成するステップの際に、吸着カップの係合面が約0.5mmから約1mmの範囲の距離を後退してアンビル部分の係合面と同一平面上になるように、各吸着カップの一部は潰れる。
第1の態様例は、単独で実行してもよいし、または上述した第1の態様の任意の例または任意の例の組合せと共に実行してもよい。
第2の態様例において、ガラスシートを製造する方法は、対向するエッジと、延伸方向を横切る横方向に沿ってこの対向するエッジ間に延在する、横方向部分とを有するガラスリボンを、延伸方向に沿って、成形ウェッジの底部から下流の粘性ゾーン内へとフュージョンドローするステップを有してなる。この方法は、ガラスリボンを粘性ゾーンから下流の設定ゾーン内へと延伸するステップをさらに含み、このときガラスリボンは粘性状態から弾性状態に設定される。この方法は、ガラスリボンを設定ゾーンから下流の弾性ゾーン内へと延伸するステップをさらに含み、このときガラスリボンの横方向部分は、横方向に沿って設定外形形状を有する外形形状を備えている。この方法はさらに、ガラスリボンの横方向部分の全体を弾性ゾーン内において割断装置のアンビル部分に係合させるよう、真空を生成するステップを含み、このときガラスリボンの横方向部分の外形形状が、アンビル部分の形状に実質的に一致しかつ設定外形形状とは実質的に異なる、係合外形形状を備えるように、ガラスリボンは保持される。真空は、互いに独立して動作する複数の圧力ゾーンによって提供される。各圧力ゾーンは吸着カップの組を備え、また各吸着カップの吸着エリアが、対応する圧力ゾーンと流体連通している。この方法は、ガラスリボンの横方向部分に沿って罫書き線を形成し、さらに横方向部分の全体が真空によってアンビル部分に押し付けられている間に、ガラスリボンから罫書き線に沿ってガラスシートを割断して取り外すステップをさらに含む。この方法は次いで、ガラスリボンの外形形状が係合外形形状に一致しないように、アンビル部分からガラスシートを解除するステップを含む。
第2の態様の一例では、真空を生成するステップの際に、吸着カップの係合面がアンビル部分の係合面と同一平面上になるように、各吸着カップの一部が潰れる。例えば、真空を生成するステップの際に、吸着カップの係合面が約0.5mmから約1mmの範囲の距離を後退してアンビル部分の係合面と同一平面上になるように、各吸着カップの一部は潰れる。
第2の態様例は、単独で実行してもよいし、または上述した第2の態様の任意の例または任意の例の組合せと共に実行してもよい。
第3の態様例において、ガラスリボン割断装置は、ガラスリボンの主表面に係合するように構成された係合面を有する、アンビル部分と、互いに独立して動作するように構成された複数の圧力ゾーンとを備えている。各圧力ゾーンは吸着カップの組を備え、このとき各吸着カップの吸着エリアは、対応する圧力ゾーンに流体連通している。吸着カップは、各吸着カップの吸着エリアでガラスリボンの表面に係合するように構成されており、各吸着カップは、対応する圧力ゾーンの動作によって少なくとも部分的に真空吸引されて、ガラスリボンをアンビル部分に引き寄せる。
第3の態様の一例において、アンビル部分は弾性材料を備えている。
第3の態様の別の例において、各吸着カップの一部分は、アンビル部分の係合面を越えて延在している。例えば吸着カップの係合面は、アンビル部分の係合面を、約0.5mmから約1mmの範囲の距離だけ越えて延在している。
第3の態様のさらに別の例では、吸着カップの係合面がアンビル部分の係合面と同一平面上になるように、各吸着カップの一部分は潰れるように構成されている。例えば各吸着カップの一部分は、吸着カップの係合面が約0.5mmから約1mmの範囲の距離を後退してアンビル部分の係合面と同一平面上になるように、潰れるように構成されている。
第3の態様例は、単独で実行してもよいし、または上述した第3の態様の任意の例または任意の例の組合せと共に実行してもよい。
これらおよび他の態様は、以下の詳細な説明を添付の図面を参照して読むと、よりよく理解される。
ガラスシートを製造するために使用されている一例のフュージョンドロー装置の概略図 一例の割断装置の特徴を概略的に示している、図1の線2−2に沿った概略断面図 図2に示されている割断装置の一部の拡大図 図3の線4−4に沿った概略前面図 図3の線5−5に沿った、割断装置の概略断面図 ガラスリボンの横方向部分に対して設置された、図2の割断装置の概略図 図6のガラスリボンの横方向部分が押圧機器で平坦にされているところを示した概略図 真空が、実質的に真っ直ぐな断面外形に沿ってガラスリボンの横方向部分を保持しているところを示した概略図 ガラスリボンの横方向部分が押圧機器で平坦にされている別の例を示した図 図5に概略的に示されているアンビル部分の一部の拡大概略断面図 吸着カップの組の係合面がガラスリボンの表面に係合しているところを示した図 吸着カップの係合面がアンビル部分の係合面と同一平面上になるように、吸着カップの組の各吸着カップが潰れたところを示した図 図12のガラスリボンの横方向部分に沿って、罫書き線を形成するステップを示した図 吸引部材が罫書き線の下方でガラスリボンの一部に係合している、図13に類似した断面図 吸引部材がガラスリボンから罫書き線に沿ってガラスシートを割断し取り外し始めている、図14に類似した断面図 吸引部材がガラスリボンからガラスシートを割断して取り外すプロセスを完了した、図15に類似した断面図 中心圧力ゾーンからの真空力を減少させて、側部圧力ゾーン対が横方向部分の側部エリアを解除し始める前に横方向部分の中心エリアを解除し始める一例を示している、図8に類似した概略図 横方向部分をアンビル部分から解除する際に、外側の圧力ゾーン対の真空力を順次減少させるところを示している、図17に類似した概略図 中心圧力ゾーンからの真空力を減少させて、側部圧力ゾーン対が横方向部分の側部エリアを解除し始める前に横方向部分の中心エリアを解除し始める別の例を示している、図8に類似した概略図 横方向部分をアンビル部分から解除する際に、外側の圧力ゾーン対の真空力を順次減少させるところを示している、図19に類似した概略図
ここで、実施形態例を示している添付の図面を参照し、例を以下でより十分に説明する。可能な限り、図面を通じて、同じまたは同様の部分の参照に同じ参照番号を使用する。ただし、態様は多くの異なる形で具現化され得、本書に明記される実施形態に限定されると解釈されるべきではない。
本書の方法は、ガラスリボンのフュージョンドローに使用されるよう設計された種々のフュージョンドロー装置と共に組み込むことができる。フュージョンドロー装置は、これらの全体が参照することにより本書に組み込まれる、米国特許出願公開第2008/0131651号明細書、および米国特許第3,338,696号明細書、同第3,682,609号明細書、および同第8,245,539号明細書に開示されている特徴を含み得る。
一例のフュージョンドロー装置110が、図1に概略的に示されている。図示のようにフュージョンドロー装置110は、注入口114を通じて溶融ガラスを受け取って成形槽118のトラフ116内に受け入れるように構成された、フュージョンドローマシン112を含み得る。成形槽118は成形ウェッジ120を備えてもよく、成形ウェッジ120は、以下でより十分に論じるが、成形ウェッジ120の底部122からのガラスリボン140のフュージョンドローを助けるように構成されている。牽引ロールアセンブリ126が、ガラスリボン140を延伸方向128に牽引するのを助けることができる。フュージョンドロー装置110は、随意的に安定化機器130を含み得る。例えば安定化機器130は、ガラスリボンの各面に位置付けられる複数の圧力ノズルを備えた、加圧部材を含み得る。これらの圧力ノズルは共に作用して、ガラスリボンの幅に沿って所望の様々な圧力プロファイルを提供することができ、これについてはその全体が参照することにより本書に組み込まれる2009年10月28日に出願された米国特許出願第12/607,474号明細書に、より十分に記載されている。
フュージョンドロー装置110は、図1に概略的に示した割断装置210をさらに含み得る。提供される場合、安定化機器130は、割断装置210の上流に位置付けられ得る。以下でより十分に論じるが、割断装置210は、ガラスリボン140からガラスシート152を割断して取り外すように構成されている。ガラスシート152は、液晶ディスプレイ(LCD)などの種々のディスプレイ機器に組み込むために、個々のディスプレイガラスシート154にさらに分割することができる。
割断装置210は、固定割断装置または移動割断装置を含み得る。例えば図示のように割断装置210は、ガラスリボンに罫書きし、引続きガラスリボン140からガラスシート152を割断するプロセスの間に、延伸方向128に移動することができる、移動アンビル機を含む。
図2は、図1の線2−2に沿った割断装置210の概略断面図を示している。図2に示されているように割断装置210は、複数のノージング部材203a〜gを取り付けるための支持ベース201を含み得る。7つのノージング部材203a〜gが提供されているが、さらなる例では特定の用途次第で、7を超えるまたは7未満のノージング部材を提供してもよい。各圧力ゾーンは実質的に同じ長さを有し得るが、さらなる例では異なる長さを与えてもよい。その長さは特定の用途に応じて与えることができる。一例では、夫々の長さがおよそ260mmの7つの同一のノージング部材203a〜gが提供され得るが、さらなる例では異なる長さを与えてもよい。
ノージング部材203a〜gは、互いに独立して動作するように構成された、複数の圧力ゾーン205a〜gを含む。例えば割断装置210は、複数の圧力ゾーン205a〜gの独立した動作を実現するように構成された、流体制御装置207を含み得る。図示の例において流体導管209は、複数の圧力ゾーン205a〜gの夫々と流体制御マニホールド211との間に流体連通を提供することができる。流体制御マニホールド211は、各流体導管209を、正圧源213および負圧源215のうちの少なくとも一方と連通した状態に選択的に置くように構成されている。
コンピュータコントローラ217は、伝送路219に沿ってコマンドを送信して正圧源213を制御することができる。例えば正圧源213は圧力ポンプでもよく、このときコンピュータコントローラ217がコマンドを伝送路219に沿って送って、この圧力ポンプの動作を制御することができる。同様にコンピュータコントローラ217は、コマンドを別の伝送路221に沿って送信して、負圧源215を制御することができる。例えば負圧源215は真空ポンプを備えたものでもよく、このときコンピュータコントローラ217がコマンドを伝送路221に沿って送って、この真空ポンプの動作を制御することができる。さらにコンピュータコントローラ217は伝送路223に沿って信号も送り、所望の圧力プロファイルに応じて流体制御マニホールド211の動作を制御することができる。一例では流体制御マニホールド211により、少なくとも1つのまたは全ての圧力ゾーン205a〜gを、正圧源213および/または負圧源215に流体連通した状態に置くことができる。従って圧力ゾーン205a〜gの夫々を、プロセスパラメータに応じて選択された圧力で、流体放出ポートまたは流体吸引ポートとして選択的に作用するように、互いに独立して動作させることができる。
割断装置210の設置は、アクチュエータ225を用いて達成することができる。実際にはコンピュータコントローラ217がアクチュエータ225を操作して、割断装置210をガラスリボン140の主表面に対して適切に位置付けることができる。1以上の随意的な近接センサ227を、コンピュータコントローラ217にフィードバックを提供するように配置して、ガラスリボン140に対する割断装置210の自動位置付けを助けてもよい。単一の近接センサが図示されているが、複数の近接センサを提供してもよい。
圧力ゾーン205a〜gの夫々は、夫々の圧力センサ229a〜gを備えていてもよく、この圧力センサ229a〜gの夫々がコンピュータコントローラ217にフィードバックを送って、以下でより十分に論じるように、流体制御マニホールド211を用いて各圧力ゾーン205a〜gの圧力を所望の事前に選択された圧力に自動調節するのを助けることができる。
各圧力ゾーン205a〜gは吸着カップの組231a〜gを備え、このとき各吸着カップの組231a〜gを互いに独立して動作させることができるよう、各吸着カップの吸着エリアは対応する圧力ゾーンに流体連通している。図3は、ノージング部材203a〜gの夫々の概略特徴を示している、割断装置210の拡大部分であり、図4は、図3の線4−4に沿った、割断装置210の対応する前面図である。
図3および4は、同一の特徴を他のノージング部材に適用できるという了解の下で、第2のノージング部材203bの特徴を示したものである。圧力ゾーン205a〜gは、吸着カップ支持部材302を貫いて延在している貫通孔301によって提供されるものでもよく、ノージング部材203a〜gの貫通孔301が互いに流体連通しないように、圧力ゾーン205a〜gの各端部は端部キャップ303a、303bで栓がされている。各圧力ゾーン205a〜gを、流体通路305を用いて、それ自体の流体導管209に流体連通した状態に置くことができる。各吸着カップ309の吸着エリア307を、対応する圧力ゾーン205a〜gに流体連通した状態に置くことができる。例えば図10に示されているように、各吸着カップ309が、吸着カップ支持部材302の吸着カップ孔1009にねじ込み可能に接続される連結器1007を備えていることで、吸着エリア307を、貫通孔301に流体連通した状態に置くことができる。
図3および4に示されているように、各吸着カップの組(例えば、231b)は12個の吸着カップ309を含み得るが、さらなる例ではより多くの、またはより少ない吸着カップを提供してもよい。従って図示の例は、7つの吸着カップの組231a〜gにグループ分けされた、合計84個の吸着カップを含んでいる。各吸着カップの組を、対応する圧力ゾーンに流体連通した状態に置き、より優れた真空カップの係合および解除のプロセスステップのために、各吸着カップの組が他の吸着カップの組から独立して動作できるようにすることができる。
1組当たり12個の吸着カップ309が図示されているが、接触面積を増加させ、それによりガラスリボンをよりしっかり引き付けるために、またガラスリボンをアンビル部分にしっかりと押し付けるために、さらなる例ではより多くの吸着カップを提供してもよい。しかしながらガラスとの接触が多くなると、一般にガラスリボンの係合部分の表面損傷を増加させる。従ってさらなる例では、1組当たり12個未満の吸着カップを提供してガラスリボンとの接触を減少させ、それによりガラスリボンの表面に対する不必要な損傷を回避するようにすることができる。上記の理由で、特定の用途次第で吸着カップの数を減少または増加させてノージング装置を最適化したいという要望がいくらか存在し得る。
いくつかの例では、ねじ込み式連結器1007によって、選択された数の吸着カップを吸着カップ支持部材302から素早く取り外すことができる。吸着カップの代わりにねじ込み式の栓を螺入して、対応する吸着カップ孔1009に流体流が通るのを防ぎ、それによりその吸着カップの組の残りの吸着カップの適切な動作が可能になる。従って、各圧力ゾーン205a〜gに独自の数および/または配置の吸着カップを設けて、所望の圧力プロファイルに適応することができる。さらに、外側の吸着カップを除去して塞ぎ、幅が減少したガラスリボンを含む手順に適応することができる。いくつかの例では、割断装置の全ての吸着カップ309を等しい間隔で、例えば中心から中心まで約20mmの間隔を空けて配置してもよいが、さらなる例では他の間隔の配置を提供してもよい。例えば吸着カップの各組の中で、それらの吸着カップを異なった間隔配置で提供してもよいし、および/または吸着カップの組を互いに比べたときに、異なる間隔構成を含んでいてもよい。
吸着カップ309は、名目上の直径10mmの吸着カップを含み得るが、異なるサイズの吸着カップを提供することも可能である。図10に示されているように、外側係合面1003は平面的なリングを備えているように見えるが、さらなる例において外側係合面1003は、丸みを帯びたエッジなど、エッジを単に備えているものとすることができる。吸着カップ309はさらに、シリコン材料、またはプロセスの動作条件に耐えることができる他の材料など、広範な材料を含み得る。
図5は、図3の線5−5に沿ったノージング部材203bの概略断面図である。ノージング部材203a〜gは、割断装置210全体の交換を必要とせずに欠陥のあるノージング部材の交換を可能にする、独立した取付けに備えて設計され得る。例えば各ノージング部材203a〜gは、吸着カップ支持部材302と対応するノージング部材の他の部分とを支持している、境界部分501を含み得る。留め具503によって、対応する境界部分501を支持ベース201に選択的に留めることで、各ノージング部材の支持ベース201からの取外し可能な取付けが可能になる。
ノージング部材203bは、ガラスリボン140の主表面に係合するように構成された係合面507を画成する、柔軟部材509を備えたアンビル部分505をさらに含み得る。一例において係合面507は実質的に平面的な表面を備えているが、さらなる例では他の表面特徴を提供してもよい。柔軟部材509は境界部分501に、アンビルベース515によって取り付けられ得る。全ての例において必須であるわけではないが、柔軟部材はアンビルベースに取外し可能に取り付けられ得る。例えばアンビルベース515は、柔軟部材509の取付舌片511を解除可能に受け入れるように構成された、取付溝513を含み得る。従って、ノージング部材を支持ベース201から分解せずに、柔軟部材509をクリーニングまたは交換のために容易に取り外すことができる。図示されていないが、接着剤が、柔軟部材509とアンビルベース515との間の固定境界に設けられてもよい。
柔軟部材509および吸着カップ309の柔軟な部分は、シリコン材料(例えば、シリコンゴム)など広範な弾性材料を含み得る。この例の柔軟部材509は、押出成形、射出成形、または他の製造技術によって形成することができる。
図10に示されているように、各吸着カップ309の部分1001は、アンビル部分505の係合面507を越えて延在している。例えば、図10に示されているように、各吸着カップ309の部分1001の係合面1003はアンビル部分505の係合面507を、約0.5mmから約1mmの範囲の距離1005だけ越えて延在し得る。適切な距離1005を得るために、1以上のワッシャ1006を提供してもよい。図11に示されているように、距離1005は、アンビル部分505の係合面507に垂直とされ得る方向1101において画成され得る。さらにまたは代わりに、図11に示されているように方向1101は、ガラスリボン140の主表面1103が各吸着カップ309の部分1001の係合面1003に最初に触れたときのガラスリボン140の主表面1103に対して、実質的に垂直に延在するものとされ得る。
図12に示されているように、吸着カップ309の係合面1003がガラスリボン140の主表面1103に係合した後、各吸着カップ309の吸着エリア307は対応する圧力ゾーンの動作によって少なくとも部分的に真空吸引され、ガラスリボン140をアンビル部分505の係合面507に引き寄せることができるように、吸着カップ309は構成されている。実際には図12にさらに示されているように、各吸着カップ309の係合面1003がアンビル部分505の係合面507と実質的に同一平面上になるように、吸着カップ309の部分1001は潰れるように構成されている。例えば各吸着カップの部分1001は、吸着カップの係合面1003が例えば約0.5mmから約1mmの範囲の距離1005を後退してアンビル部分505の係合面507と実質的に同一平面上になるように、潰れるよう構成され得る。
図5にさらに示されているように、ノージング部材203bは、支持ベース201内に画成されたカップ真空プレナム521に連通している真空スロット519を画成し得る、チップ吸引機517をさらに含み得る。1以上の真空源523が一緒に動作して、ガラスリボン140の付近、および/またはガラスリボン140から割断して取り外されたガラスシート152の付近からチップを除去することができるように、真空プレナム521はノージング部材203a〜gの全ての真空スロット519との連通を提供することができる。
支持ベース201、境界部分501、吸着カップ支持部材302、アンビルベース515、およびチップ吸引機517は、種々の金属(例えば、鋼)、プラスチック、樹脂、合成物、または他の材料などの、実質的に剛性の材料を含み得る。
ガラスシート152を製造する方法をここで説明する。例えば図1に示されているように、フュージョンドローマシン112は注入口114を通じて溶融ガラスを受け入れる。溶融ガラスは次いで、成形槽118のトラフ116内に受け入れられる。溶融ガラスは最終的にトラフ116を越えて溢れ出し、成形ウェッジ120の両面に沿って延伸方向128に流れ落ちる。溶融ガラスは成形ウェッジ120の底部122に至るまで、成形ウェッジ120の両面を下方に流れ続ける。その後、溶融ガラスはガラスリボン140として、成形ウェッジ120の底部122から下流の粘性ゾーン156内へと延伸方向128に沿ってフュージョンドローされる。
図示のようにガラスリボン140は、対向するエッジ144a、144bの間に、両矢印146で示されている横方向に沿って延在する、横方向部分142を含む。図示のように横方向146は、延伸方向128に実質的に垂直に、ガラスリボン140の幅方向に延在するものでもよい。さらなる例において横方向146は、延伸方向128に対して斜めに延在するものでもよい。
ガラスリボン140はガラスリボンの幅方向において、実質的に真っ直ぐなまたは実質的に湾曲した、断面外形を有し得る。例えば図6に示されているように、ガラスリボン140は幅方向において実質的に湾曲した断面外形を有し得る。
実質的に湾曲した断面外形は、多種多様な技術で得ることができる。例えば、図示のように成形ウェッジ120の底部122を湾曲させてもよいし、あるいは湾曲した断面外形を粘性ゾーン内で誘起する、これ以外の構成にしてもよい。さらなる例において湾曲した断面外形は、その全体が参照することにより本書に組み込まれる米国特許出願公開第2008/0131651号明細書に開示されているような、エアジェットおよび/または真空を用いることによって得ることができる。
図1に戻って参照すると、ガラスリボン140は次いで延伸方向128に沿って、粘性ゾーン156より下流の硬化ゾーン158内へと移動することができる。硬化ゾーン158においてガラスリボンは、粘性状態から、所望の断面外形で弾性状態に硬化する。一旦ガラスリボンが弾性状態に硬化すると、粘性ゾーン156内でのガラスリボンの外形がリボンの特性として固定される。粘性ゾーン156内でのガラスリボンの外形は、硬化ゾーン158に至るまで保持される。従って図示のように、実質的に湾曲した断面外形は粘性ゾーン156から硬化ゾーン158まで保持され得、この外形がリボンの特性として固定される。硬化したリボンを、この形状から離れるよう曲げることができるが、ガラスリボンは内部応力により付勢されて元の硬化した外形に戻ることになり、極端な場合、リボンを異なる向きに過剰に伸ばしてしまう可能性がある。
さらに図示のように、粘性ゾーン156および硬化ゾーン158からの、同じ実質的に湾曲した断面外形は、弾性ゾーン160に至るまで保持され得る。実際には図示のように、ゾーン156、158、160の夫々全体を通じて、ガラスリボン140はガラスリボン140の幅方向において実質的に同じ断面外形を有し得る。さらなる例においてガラスリボン140は、様々な程度に湾曲したものでもよいし、あるいは弾性ゾーン160全体を通じて様々な曲率を有するものでさえ可能である。従って、実質的に湾曲した断面外形は、ゾーン156、158、160の夫々を通じて実質的に連続的に存在するものでもよく、このとき図6に示されているように、ガラスリボン140の第1の主表面1103は凹状の表面を含み、ガラスリボン140の第2の主表面601は凸状の表面を含む。
前述したようにガラスリボン140は、ゾーン156、158、160の夫々を連続的に通って延在し得る実質的に真っ直ぐな断面外形など、他の外形形状を有したものでもよい。従って成形ウェッジ120の底部122は、実質的に真っ直ぐなものでもよいし、または粘性ゾーン156内で実質的に平坦なリボンを形成する、これ以外の構成のものでもよい。さらなる例において、ガラスリボン140は様々な断面外形を有し得る。例えばガラスリボンを、第1の主表面1103が凸状表面を含み、かつ第2の主表面601が凹状表面を有している状態で形成してもよい。図示のように断面外形は単一の曲線を備えたものでもよいが、さらなる外形は正弦曲線、または他の曲線を成す形状を、有するものでもよい。さらに断面外形は、延伸方向128に移動するにつれて変化するものでもよい。例えば粘性ゾーン156、硬化ゾーン158、および/または弾性ゾーン160内において、1以上の異なる外形が存在してもよい。例えば1以上の、真っ直ぐな形状、単一の湾曲形状、正弦曲線形状、または他の形状が、ガラスリボン140の延伸方向128に沿った種々の位置に存在してもよい。
図1にさらに示されているように、ガラスリボン140を底部122から延伸方向128に延伸するのを助けるために、牽引ロールアセンブリ126を提供してもよい。従って、ガラスリボン140の、延伸速度、厚さ、および他の特性を制御することができる。
随意的には図1に示されているように、弾性ゾーン160内でガラスの領域を、安定化機器130を用いて安定させてもよい。図示のように安定化機器130は割断装置210から分離されているが、さらなる例では安定化機器130および割断装置210を単一の装置として提供してもよい。さらに図示のように安定化機器130は割断装置210のすぐ上流に位置しているが、さらなる例では安定化機器130を1以上の他の位置に提供してもよい。例えば安定化機器130は、弾性ゾーン160内のさらに上流に位置していてもよい。さらに、複数の安定化機器130を弾性ゾーン160に沿った種々の位置に提供してもよい。例えば2以上の安定化機器130を、弾性ゾーン160に沿って間隔を空けた位置に提供してもよい。
ガラスリボン140が弾性ゾーン160内で十分に延伸されると、ガラスシート152をガラスリボン140の端部から割断して取り外すことができる。割断装置210を手動でまたは自動的に、ガラスリボン140の横方向部分142に対して適切な位置に調節することができる。例えばコンピュータコントローラ217が、1以上の近接センサ227からフィードバックを得てもよい。センサからのフィードバックに基づいて、コンピュータコントローラ217がアクチュエータ225に命令し、割断装置210をガラスリボン140に対して適切に位置付けることができる。
例えば図6に示されているように、割断装置210を横方向部分142に沿って、ガラスリボン140の第1の主表面1103(例えば、凹状面)に隣接するようにガラスリボン140に対して位置付けてもよい。真空を、1以上の圧力ゾーンによって生成することができる。例えば図示のように、複数の圧力ゾーン205a〜gを、割断装置210の幅に沿って間隔を空けて配置してもよい。この概略図において複数の圧力ゾーンは中心圧力ゾーン205dを含み、これを第1の圧力ゾーン対205c、205eがまたがり、さらに順次圧力ゾーンの第2の対205b、205fおよび第3の対205a、205gがまたがっている。7つの圧力ゾーンが図示されているが、さらなる例ではより多くの、またはより少ない圧力ゾーンを提供してもよい。図2に関連して上で論じたように、図示の例において圧力ゾーン205a〜gは夫々対応する吸着カップの組231a〜gを備え得る。流体制御マニホールド211は、各吸着カップの組231a〜gが種々の大きさの圧力を有する対応する正圧ゾーンまたは真空ゾーンを選択的に提供することができるよう、圧力ゾーン205a〜gを正圧源213または負圧源215の一方または両方に選択的に連通した状態に置くように動作することができる。
この方法は、ガラスリボン140の横方向部分142全体を弾性ゾーン160内において割断装置210のアンビル部分505に係合させるよう、真空を生成するステップをさらに含み得る。圧力ゾーン205a〜gによって提供される真空力を互いに独立して動作させて、同様に対応する吸着カップの組231a〜gを互いに独立して動作させ、ガラスリボン140の横方向部分142を引き寄せてアンビル部分505に係合させることができる。
一例では、ガラスリボンがアンビル部分に係合するときに、圧力ゾーンを互いに独立して動作させる。順次行われる、あるいはそれ以外の、この独立した動作は、ガラスリボン140をアンビル部分505に押し付けて平坦にするプロセスを制御することができる。例えば、1以上の最も外側の圧力ゾーンをかなりの高真空で動作させて、側部部分145a、145bのうちの少なくとも一方をアンビル部分505に接触させてもよい。例えば、図6に示されている外側の圧力ゾーン対205a、205gは、中心圧力ゾーン205dおよび残りの圧力ゾーンよりも著しく大きい真空を有する。従って、負圧源215により提供される真空を、最も外側の圧力ゾーン対205a、205gに集中させて、側部部分145a、145bをアンビル部分505に接触するように引き寄せることができる。その後、次の圧力ゾーン対205b、205fを順次動作させて、残りの圧力ゾーンに比べて相対的に高い吸引を提供してもよい。この順次的なプロセスは、横方向部分142全体がアンビル部分505の係合面507に係合するまで継続される。アンビル部分505の側部からアンビル部分505の中心に向かって真空圧力を順次調節すると、ガラスリボン140を通じて上流の硬化ゾーン158内へと伝播し得る振動を生じさせる可能性のある、リボンがアンビル部分505にパチッと当たること(snapping)を防ぐことができる。
あるいは、押圧機器を使用して、ガラスリボンの横方向部分をアンビル部分に押し付けて平坦にしてもよい。押圧機器は、押圧棒または他の接触機構を備えたものでもよい。図7に示されている例において押圧機器は、直線方向705に沿ってガラスリボン140の第2の主表面601を横切って圧延するように構成された、一連のローラ703を含むローラ機器701を備えている。ローラがガラスシートをアンビル部分に押し付けて押圧すると、次いで、以下でより十分に論じるが、ガラスリボン140からガラスシート152を割断して取り外す前にガラスリボン140が非線形外形に戻ってしまうのを、真空によって防ぐ。さらに、ガラスリボン140の横方向部分142全体をアンビル部分505に係合させるように、圧力ゾーンを押圧機器に合わせて順次動作させてもよい。例えば、図6に圧力センサ229a〜gの矢印で示されているように、比較的弱い圧力ゾーンを最初に提供してもよい。図7を参照し、押圧機器が一旦ガラスリボン140を平坦にし始めると、圧力センサ229a〜dの矢印で示されているように圧力ゾーンの真空を順次増加させて、平坦化された範囲の横方向部分142を係合面507に押し付けて堅く保持することができる。ローラ703によって平坦化される前にガラスリボンをアンビル部分505に引き寄せるのを助けるために、圧力センサ229eの矢印で示されているように押圧部材の前方の圧力ゾーンの真空も増加させてもよい。従って、他のやり方ではガラスリボン140がアンビル部分505にパチッと当たることにより生じる可能性のあった、振動を回避することができる。一旦完全に係合すると、図8に圧力センサ229a〜gの矢印で示されているように全ての圧力ゾーンの真空を増加させて、横方向部分142全体を係合面507に押し付けて堅く保持するのを助けることができる。個々におよび/または順次的に真空ゾーンを制御すると、振動が、内部応力および/または形状変動がガラスリボン内に固定され得る設定ゾーン158へとリボンの上方に伝播するのを低減することができる。さらに、弾性材料(例えば、シリコンゴム)を含む柔軟部材509を備えたアンビル部分505を提供することで、ガラスリボンの横方向部分を割断装置のアンビル部分に係合させるプロセスからの振動を、吸収するのをさらに助けることができる。
さらなる例では、横方向部分142にアンビル部分505が係合するとき、圧力ゾーンは正圧で動作してもよい。実際には、図9に圧力センサ229eの矢印で示されているように、ローラが係合する直前に圧力ゾーンが最大圧力で動作して、パチッと当たることを防ぐのを助けることができる。一旦係合すると、圧力センサ229a〜dで示されているように、圧力ゾーンをかなりの真空で動作させてもよい。押圧部材からさらに離れている圧力ゾーンは、圧縮空気を減少させて(229f〜g参照)動作させてもよいし、また極僅かな真空で動作させることも可能である。
図8に示されているように、横方向部分142を平坦にして、直線状の外形を維持することができる。直線状の外形は、図示の平面的な係合面507を提供することによって得ることができる。さらなる例では他の非平面状の係合面を提供してもよいことは明らかであろう。
この方法はさらに、弾性ゾーン160内においてガラスリボン140の横方向部分142に沿って罫書き線を形成するステップを含み得る。罫書き線は、側部部分145a、145b間に延在する連続的な罫書き線を含むが、破線の罫書き線、点線または他の罫書き構成を含み得る。種々の罫書き機器を本開示の態様に従って使用することができる。例えば罫書き機器は、レーザ機器、機械的な罫書き機器、および/または他のやり方でガラスリボンに罫書きする機器を含み得る。図7を参照すると、罫書き機器707はダイヤモンドポイントスクライバまたはダイヤモンドホイールスクライバを備えているが、さらなる例では他の罫書き機構を使用してもよい。
罫書きプロセスは、真空によって横方向部分142全体をアンビル部分505に係合させた後に開始してもよい。あるいは図7に示されているように、罫書き機器707で罫書き線を形成するステップは、ガラスリボン140の横方向部分142全体がアンビル部分505に係合する前に開始される。この手順によれば、全体の処理時間を短縮して、製造効率を向上させることができる。
図13〜16は、ガラスリボン140の横方向部分142に沿って罫書き線1301を形成し、さらに真空によって横方向部分142全体がアンビル部分505に押し付けられている間に、罫書き線1301に沿ってガラスリボン140からガラスシート152を割断して取り外す方法のステップを概略的に示している。図13に示されているように、圧力ゾーン205a〜gが罫書き線1301より高い高度に位置付けられるようなガラスリボン140の範囲に、罫書き機器707は罫書き線1301を形成する。罫書きの後、ガラスリボンの横方向部分142全体をアンビル部分505に押し付けて平坦化し、これ以降真空は、ガラスリボン140からガラスシート152を割断して取り外す前にガラスリボン140が非直線状の外形に戻るのを防ぐ。
図14に示されているように、引付装置1401が次いで、例えばガラスリボン140の対向するエッジ144a、144bに隣接して、罫書き線1301より下でガラスリボンの分離される部分をしっかり引き付けることができる。次に引付装置1401を、方向1403に沿って下向きに引っ張り、および/または方向1405に回転させることによって、横方向部分全体が真空によってアンビル部分に押し付けられている間に、ガラスリボンから罫書き線に沿ってガラスシートを割断して取り外すことができる。広範な引付装置を本開示の態様に従って使用することができる。図示の例において引付装置1401は、ガラスリボン140の外側エッジ部分を単にしっかり引き付けるように設計された、垂直柱の吸引部材1407を備えた吸引キャリッジを含み得る。
図15は、真空によって横方向部分142が係合面507に押し付けられ堅く保持されている間の、罫書き線1301の周りでのガラスシート152の回転を示している。横方向部分142を係合面507に押し付けて堅く保持すると、割断プロセスの間の罫書き線1301での応力集中が増加し得る。従って、ガラスリボン140からガラスシート152を割断して取り外すために必要となる、ガラスリボン140に対するガラスシート152の割断角度が減少し得、および/または力が減少し得る。例えば、方向1403に沿った下向きの力および/または方向1405の周りの回転モーメントを減少させても、依然としてガラスリボン140からのガラスシート152の分離を達成することができる。割断角度および/または割断力が減少すると、不安定な状態がガラスリボン140を通って硬化ゾーン158および/または粘性ゾーン156へと上流に移動するのを防ぐことができる。さらに柔軟部材509の下方エッジが縮んで、矢印1501で示した反作用の力が提供され得、これがさらにこのプロセスにおいて、ガラスシート152の上方部分を損傷することなく罫書き線1301に沿って亀裂を形成するのを助けることができる。
図16は、ガラスシート152がガラスリボン140から割断されて取り外されたところを示しており、このとき弾性の柔軟部材509が振動1601を吸収して、それにより振動がガラスリボンを通って上に伝播するのを防ぐことができる。安定化機器130は、提供される場合、柔軟部材509によって吸収されない任意の振動によるいかなる結果も、さらに低減することができる。
一旦割断して取り外されると、ガラスリボン140の横方向部分142は係合面507に押し付けられて堅く保持されたままとなる。その後、ガラスリボンの揺動を防ぎながら横方向部分を係合面から外すのを助けるよう、あるいは振動がガラスリボンの上方へ伝播するのを防ぐよう、係合面507からの横方向部分142の制御された解除が行われ得る。さらに、この制御された解除は、ガラスリボンが元の湾曲形状に制御できずに急に戻るのを防ぐ助けとなり得る。制御できずに急に戻ると、ガラスリボンが望ましくない形状に急になってしまうことがあり、および/または、硬化ゾーン158および/または粘性ゾーン156へとガラスリボンの上方へ伝播し得る振動を生じさせてしまうことがある。例えば、中心圧力ゾーンからの真空力を減少させて、側部の圧力ゾーンが横方向部分の側部エリアを解除し始める前に、横方向部分の中心エリアを解除し始めてもよい。
図17〜18は、係合面507から横方向部分142を解除する1つの方法を示している。図17に圧力センサ229dで示されているように、中心圧力ゾーン205dに関連する真空を、残りの圧力ゾーンに関連する真空を減少させる前に、減少させてもよい。従って、横方向部分142の中心エリアはその元の形状を保持し始めるが、一方横方向部分142の残部は係合面507に対して堅く保持されたままとなる。図18に示されているように、横方向部分142のさらなる部分が徐々に元の外形形状に戻り続けるように、圧力ゾーン対205c、205eに関連する真空をその後順次減少させる。このプロセスを、図6に示されている元の形状が得られるまで、残りの圧力ゾーンを通じて順次続けてもよい。横方向部分の解除を制御すると、ガラスリボンの振動および/またはガラスリボンが様々なより高エネルギーの外形形状に急になるのを、防ぐ助けとなり得る。
図19〜20は、中心圧力ゾーンからの真空力を減少させて解除プロセスを開始する、別の例を示したものである。実際には図示のように、真空力を完全になくして、正圧で置き換えてもよい。図19は、横方向部分142の中心エリアを係合面507から離れさせる正圧を、中心圧力ゾーン205dが含んでいることを明示しており、一方残りの圧力ゾーンは、完全に外れるのを防ぐよう真空力を提供している。図20に示されているように、圧力ゾーン対229c、229eをその後順次真空から正圧の構成に切り替えて、係合面507から横方向部分142を外し続ける。このプロセスを、図6に示されている元の形状が得られるまで、残りの圧力ゾーンを通じて順次続けてもよい。
従って圧力ゾーン205a〜gの夫々は、夫々の圧力センサ229a〜gを備えていてもよく、この圧力センサ229a〜gの夫々がコンピュータコントローラ217にフィードバックを送って、流体制御マニホールド211を用いて各圧力ゾーン205a〜gの圧力を所望の事前に選択された圧力に自動調節するのを助けることができる。さらにこの方法は、圧力ゾーンの状態を監視し、かつ監視された状態に基づいて割断装置のメンテナンスを行う随意的なステップを含んでもよい。例えばコンピュータコントローラ217は、圧力センサ229a〜gを用いて圧力ゾーン205a〜g内の圧力を監視することができる。欠陥のある吸着カップ309からの漏れを、圧力ゾーン205a〜g内の圧力損失に基づいて検出することができる。従ってコンピュータは、どの圧力ゾーンが影響を受けているか判定し、その圧力ゾーン内の吸着カップのクリーニングまたは交換の予定を示すことができる。
図示のように、割断して取り外すプロセス全体は、移動アンビル機によって行うことができる。実際には、図13〜16に示されているように、ガラスリボン140に対するアンビル部分505の相対的な鉛直運動が実質的に存在しないように、アンビル部分505は延伸方向128にガラスリボン140と共に移動し得る。
本開示で提供される個々の吸着カップ309は、よりしっかりした密封を実現することができるため、より効果的な真空係合を可能にする。実際には、真空カップが潰れることで、ガラスリボンをアンビル部分に対して確実に適切に隣接させ、ガラスリボンをアンビル部分に押し付けてしっかりと引き寄せることができる。選択された吸着カップを取り除いて栓と交換できる能力により、プロセス構成を迅速に変更して様々なガラスリボン幅に適応することができ、および/または吸着カップのパターンを簡単かつ独自にカスタマイズして所望の圧力プロファイルを得ることができるため、個々の吸着カップは柔軟なプロセス構成をさらに提供する。複数の吸着カップを提供すると、ガラスリボンがアンビル部分によりしっかりと堅く押し付けられて、ガラスリボンからガラスシートを割断する時間が短縮されるため、処理時間がさらに短縮される。
請求される発明の精神および範囲から逸脱することなく、種々の改変および変形が作製可能であることは当業者には明らかであろう。
120 成形ウェッジ
140 ガラスリボン
142 横方向部分
144a、144b 対向するエッジ
152 ガラスシート
156 粘性ゾーン
158 硬化ゾーン
160 弾性ゾーン
205a〜g 圧力ゾーン
210 割断装置
231a〜g 吸着カップの組
307 吸着エリア
309 吸着カップ
505 アンビル部分
507 係合面
509 柔軟部材
1003 吸着カップの係合面
1103 主表面
1301 罫書き線

Claims (10)

  1. ガラスシートを製造する方法において、
    (I)対向するエッジと、延伸方向を横切る横方向に沿って前記対向するエッジ間に延在する、横方向部分とを有するガラスリボンを、前記延伸方向に沿って、成形ウェッジの底部から下流の粘性ゾーン内へとフュージョンドローするステップ、
    (II)前記ガラスリボンを前記粘性ゾーンから下流の硬化ゾーン内へと延伸するステップであって、前記ガラスリボンが、粘性状態から弾性状態に硬化するステップ、
    (III)前記ガラスリボンを前記硬化ゾーンから下流の弾性ゾーン内へと延伸するステップ、
    (IV)前記ガラスリボンの前記横方向部分の全体を前記弾性ゾーン内において割断装置のアンビル部分に係合させるよう、真空を生成するステップであって、このとき前記真空が、互いに独立して動作する複数の圧力ゾーンにより提供され、前記圧力ゾーンの夫々が吸着カップの組を備えており、さらに前記吸着カップの夫々の吸着エリアが、対応する前記圧力ゾーンと流体連通している、ステップ、
    (V)前記弾性ゾーン内において、前記ガラスリボンの前記横方向部分に沿って罫書き線を形成するステップ、および、
    (VI)前記横方向部分の全体が前記真空によって前記アンビル部分に押し付けられている間に、前記ガラスリボンから前記罫書き線に沿って前記ガラスシートを割断して取り外すステップ、
    を有してなる方法。
  2. 前記複数の圧力ゾーンが、少なくとも1つの側部圧力ゾーン対がまたがっている、少なくとも1つの中心圧力ゾーンを含み、前記ガラスシートを割断して取り外すステップの後、前記側部圧力ゾーン対が前記横方向部分の側部エリアを解除し始める前に、前記中心圧力ゾーンからの真空力を減少させて、前記横方向部分の中心エリアを解除し始めることを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 前記ガラスシートを割断して取り外すステップの後に、前記中心圧力ゾーンで正圧をかけて前記中心エリアを前記アンビル部分から離れさせることを特徴とする請求項2記載の方法。
  4. 前記ガラスリボンが前記アンビル部分に係合するときに、前記複数の圧力ゾーンが独立して調節されることを特徴とする請求項1から3いずれか1項記載の方法。
  5. 前記ガラスリボンを、前記横方向において非直線状の外形で硬化するステップと、押圧機器を用いて前記ガラスリボンの前記横方向部分を、前記アンビル部分に押し付けて平坦にするステップとをさらに含み、その後、前記ガラスシートを前記ガラスリボンから割断して取り外す前に、前記ガラスリボンが前記非直線状の外形に戻るのを前記真空によって防ぐことを特徴とする請求項1から4いずれか1項記載の方法。
  6. ガラスリボン割断装置において、
    前記ガラスリボンの主表面に係合するように構成された係合面を備えた、アンビル部分、
    互いに独立して動作するように構成された複数の圧力ゾーンであって、前記圧力ゾーンの夫々が吸着カップの組を備え、かつ前記吸着カップ夫々の吸着エリアが、対応する前記圧力ゾーンに流体連通している、複数の圧力ゾーン、
    を備え、前記吸着カップが前記ガラスリボンの表面に係合して、前記吸着カップの夫々の前記吸着エリアが、対応する前記圧力ゾーンの動作によって少なくとも部分的に真空吸引されて、前記ガラスリボンを前記アンビル部分に引き寄せるように構成されていることを特徴とする装置。
  7. 前記アンビル部分が弾性材料を備えていることを特徴とする請求項6記載の装置。
  8. 前記吸着カップ夫々の一部分が、前記アンビル部分の前記係合面を越えて延在していることを特徴とする請求項6または7記載の装置。
  9. 前記吸着カップの係合面が、前記アンビル部分の前記係合面を、約0.5mmから約1mmの範囲の距離だけ越えて延在していることを特徴とする請求項8記載の装置。
  10. 前記吸着カップの係合面が前記アンビル部分の前記係合面と同一平面上になるように、前記吸着カップ夫々の一部分が潰れるように構成されていることを特徴とする、請求項6から9いずれか1項記載の装置。
JP2016523839A 2013-06-26 2014-06-24 ガラスリボン割断装置およびガラスシート製造方法 Active JP6313437B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201361839423P 2013-06-26 2013-06-26
US61/839,423 2013-06-26
PCT/US2014/043752 WO2014209926A1 (en) 2013-06-26 2014-06-24 Glass ribbon breaking devices and methods of producing glass sheets

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2016526527A JP2016526527A (ja) 2016-09-05
JP2016526527A5 JP2016526527A5 (ja) 2017-07-13
JP6313437B2 true JP6313437B2 (ja) 2018-04-18

Family

ID=51225021

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016523839A Active JP6313437B2 (ja) 2013-06-26 2014-06-24 ガラスリボン割断装置およびガラスシート製造方法

Country Status (6)

Country Link
US (2) US9828276B2 (ja)
JP (1) JP6313437B2 (ja)
KR (1) KR102246534B1 (ja)
CN (1) CN105492397B (ja)
TW (1) TWI627144B (ja)
WO (1) WO2014209926A1 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016104683A (ja) * 2014-11-19 2016-06-09 坂東機工株式会社 ガラス板の折割方法及びその折割装置
CN107787307B (zh) * 2015-04-22 2022-08-12 康宁股份有限公司 有助于玻璃带分离的玻璃制造设备
TWI725068B (zh) * 2015-10-30 2021-04-21 美商康寧公司 用於分離玻璃帶的設備及方法
CN106082625A (zh) * 2016-06-06 2016-11-09 蚌埠朝阳玻璃机械有限公司 一种玻璃切割一体机
EP3475623B1 (en) * 2016-06-22 2021-06-30 Belimo Holding AG Method and devices for controlling a fluid transportation network
CN106186646B (zh) * 2016-07-08 2018-10-09 苏州知麦精密机械有限公司 玻璃原片收边装置
CN108099024B (zh) * 2016-11-24 2019-10-11 中国建材国际工程集团有限公司 吸附式纵向玻璃掰断分离装置
CN106587587A (zh) * 2017-02-22 2017-04-26 长葛市吉庆机械厂 一种玻璃切割平台
FR3066488B1 (fr) * 2017-05-19 2022-03-04 Saint Gobain Procede de rompage d'une feuille de verre
NL2019623B1 (en) * 2017-09-25 2019-04-01 Suss Microtec Lithography Gmbh Wafer support system, wafer support device, system comprising a wafer and a wafer support device as well as mask aligner
WO2019067361A1 (en) * 2017-09-26 2019-04-04 Corning Incorporated GLASS MANUFACTURING APPARATUS AND METHODS OF SEPARATING A GLASS RIBBON
US11022953B2 (en) * 2019-05-07 2021-06-01 Cna Manufacturing Systems, Inc. Flexible tooling system
DE102020134451A1 (de) * 2020-12-21 2022-06-23 Schott Ag Verfahren zum Bearbeiten, insbesondere zum Vortrennen, eines flächigen Substrats

Family Cites Families (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BE568031A (ja) * 1957-05-31
US3338696A (en) 1964-05-06 1967-08-29 Corning Glass Works Sheet forming apparatus
BE757057A (fr) 1969-10-06 1971-04-05 Corning Glass Works Procede et appareil de controle d'epaisseur d'une feuille de verre nouvellement etiree
US4511387A (en) 1983-05-24 1985-04-16 Ppg Industries, Inc. Vacuum holder with anti-bulging means used to shape glass sheets
AT399865B (de) 1990-05-15 1995-08-25 Lisec Peter Verfahren und vorrichtung zum brechen von glasscheiben
AT401172B (de) 1995-01-24 1996-07-25 Lisec Peter Verfahren zum teilen von glastafeln in zuschnitte
US6616025B1 (en) 2000-08-31 2003-09-09 Corning Incorporated Automated flat glass separator
US6962279B1 (en) 2000-10-18 2005-11-08 Ge Medical Systems Global Technology Company, Llc Apparatus and method for glass separation for flat panel displays
KR100789454B1 (ko) 2002-02-09 2007-12-31 엘지.필립스 엘시디 주식회사 액정 패널의 절단 장치 및 그 방법
EP1350769A1 (de) 2002-04-04 2003-10-08 Bystronic Maschinen AG Vorrichtung und Verfahren zum Teilen von vertikalen Glasplatten
JP2004323301A (ja) 2003-04-24 2004-11-18 Nec Plasma Display Corp ガラス板の切断方法・装置、及び、pdp装置の製造方法
US7260959B2 (en) * 2004-08-27 2007-08-28 Corning Incorporated Glass handling system and method for using same
US20060042314A1 (en) 2004-08-27 2006-03-02 Abbott John S Iii Noncontact glass sheet stabilization device used in fusion forming of a glass sheet
US20070039990A1 (en) 2005-05-06 2007-02-22 Kemmerer Marvin W Impact induced crack propagation in a brittle material
US20060249553A1 (en) 2005-05-06 2006-11-09 Ljerka Ukrainczyk Ultrasonic induced crack propagation in a brittle material
US20060261118A1 (en) 2005-05-17 2006-11-23 Cox Judy K Method and apparatus for separating a pane of brittle material from a moving ribbon of the material
US20070095108A1 (en) * 2005-10-31 2007-05-03 Kirby Thomas E Methods and apparatus for reducing stress variations in glass sheets produced from a glass ribbon
US9212079B2 (en) 2006-06-30 2015-12-15 Corning Incorporated Methods and apparatus for reducing stress variations in glass sheets produced from a glass ribbon
US7818980B2 (en) 2006-11-30 2010-10-26 Corning Incorporated Forming glass sheets with improved shape stability
KR101453587B1 (ko) 2007-04-30 2014-11-03 코닝 인코포레이티드 이동 유리 리본을 스코어링하기 위한 장치, 시스템, 및 방법
US7895861B2 (en) 2007-05-09 2011-03-01 Corning Incorporated Conformable nosing device for reducing motion and stress within a glass sheet while manufacturing the glass sheet
US8051681B2 (en) 2007-05-09 2011-11-08 Corning Incorporated Constant force scoring device and method for using same
US8053704B2 (en) 2008-05-27 2011-11-08 Corning Incorporated Scoring of non-flat materials
US20110094267A1 (en) 2009-10-28 2011-04-28 Kenneth William Aniolek Methods of producing glass sheets
US20110126593A1 (en) 2009-11-30 2011-06-02 Rashid Abdul-Rahman Apparatus and method for separating a glass sheet
US8146385B2 (en) 2010-04-29 2012-04-03 Corning Incorporated Methods for separating glass sheets from continuous glass ribbons
US8245539B2 (en) * 2010-05-13 2012-08-21 Corning Incorporated Methods of producing glass sheets
US9027815B2 (en) 2010-08-31 2015-05-12 Corning Incorporated Apparatus and method for making glass sheet with improved sheet stability
TWI576320B (zh) 2010-10-29 2017-04-01 康寧公司 用於裁切玻璃帶之方法與設備
US9108319B2 (en) * 2011-02-01 2015-08-18 Delaware Capital Formation, Inc. Electric suction cup

Also Published As

Publication number Publication date
CN105492397A (zh) 2016-04-13
TWI627144B (zh) 2018-06-21
US20180044218A1 (en) 2018-02-15
US20160152507A1 (en) 2016-06-02
US10081566B2 (en) 2018-09-25
WO2014209926A1 (en) 2014-12-31
CN105492397B (zh) 2018-08-24
JP2016526527A (ja) 2016-09-05
TW201505980A (zh) 2015-02-16
KR102246534B1 (ko) 2021-04-30
US9828276B2 (en) 2017-11-28
KR20160024940A (ko) 2016-03-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6313437B2 (ja) ガラスリボン割断装置およびガラスシート製造方法
JP5559739B2 (ja) ガラスシート製造方法
TWI534107B (zh) 生產玻璃板之方法
JP5113839B2 (ja) 帯状ガラスから作製されたガラスシートにおける応力偏差を低減する方法および装置
JP5679324B2 (ja) ガラスロールの製造方法および製造装置
JP2016526527A5 (ja)
WO2012011439A1 (ja) ガラスフィルムの製造装置および製造方法
WO2014120626A1 (en) Apparatus and methods for continuous laser cutting of flexible glass
US10766804B2 (en) Glass film production method
KR102154544B1 (ko) 유리 시트 평탄화를 위한 장치 그리고 유리의 시트를 평탄화하는 방법
WO2011066335A2 (en) Apparatus and method for separating a glass sheet
TWI542556B (zh) A glass substrate cutting apparatus, a glass substrate cutting method, and a glass substrate manufacturing method
WO2013035528A1 (ja) 帯状板ガラスの割断方法及び割断装置
CN107001104A (zh) 玻璃膜的切割方法
US20170174549A1 (en) Method and system for scoring glass sheet
WO2016011114A1 (en) Methods and apparatus for controlled laser cutting of flexible glass
US11760683B2 (en) Glass manufacturing apparatus and methods for separating a glass ribbon

Legal Events

Date Code Title Description
A524 Written submission of copy of amendment under article 19 pct

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A524

Effective date: 20170601

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170601

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180207

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180220

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180322

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6313437

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250