JP6313398B1 - レセプト作成支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 医療、看護、療養、介護またはリハビリテーション等のサービス提供者がオンタイムで正しいレセプトデータを動的に入力できるレセプト入力支援システムを提供する。【解決手段】 人体アイコン表示部130がモニタ120上に人体を模した人体アイコンを表示し、人体パーツへのタッチ入力により人体パーツ指定受付手段140が指定を受け付ける。各パーツの単位がレセプト審査基準により指定可能な部位となっている。レセプト作成支援部170はタッチされた人体パーツの部位に関する情報の入力を支援する。レセプト入力項目表示部150の選択候補の表示と、レセプト入力内容指定手段160を介して入力された情報をもとに、レセプト作成支援部170がレセプト審査基準に適合したレセプト作成を支援する構成も可能である。また、インフォームドコンセントについて人体パーツの部位が利用者の承認ボタンを兼用した構成も可能である。【選択図】 図1

Description

本発明は、医療、看護、療養、介護またはリハビリテーションの有資格者であるサービス提供者が、利用者に対するサービス提供に関連して作成するレセプトの作成支援システムに関するものである。
ここで、サービスとは、医療、看護、療養、介護またはリハビリテーションにおいて提供される各種の行為、各種の薬剤提供、各種の機器利用などを言うものとする。
また、サービス提供者とは、医師、看護師、歯科医師、歯科衛生士、按摩師、マッサージ師、指圧師、柔道整復師、介護福祉士、理学療法士など、利用者に対して保険適用が可能なサービスを提供し、報酬を得る者を言うものとする。
保険適用が可能な医療、看護、療養、介護またはリハビリテーションなどのサービス提供において、診療報酬明細書(以下レセプトという。)が作成され、そのレセプトをもとに保険者(市町村国民保健組合、共済組合、健保組合、介護保険)に提出し、保険者はレセプトの正当性を審査し、それが正当であれば保険請求者に診療報酬や介護報酬の支払いをする。
健康保険制度や国民健康保険制度の下では、利用者に対する診療内容、看護内容、歯科診療内容、療養内容ごとに診療報酬が決められており、請求者は診療報酬のルールに則り、作成したレセプトなどを使って利用者が所属する保険者に費用の支払いを求める。
接骨院、鍼灸院、按摩マッサージ院など長期に療養が継続される療養型機関は、療養内容毎に療養費が決められており、これら療養行為を施した療養型機関は、療養費請求のルールに則り、作成した療養費支給申請書を使って療養者が所属する保険者に療養費の支払を求める。
また、介護保険制度の下では、利用者に対する介護内容ごとに介護報酬が決められており、請求者は介護報酬のルールに則り、作成したレセプトなどを使って利用者が所属する保険者に費用の支払いを求める。
図16は従来のレセプト作成支援機能がついたサービス提供者システムBを用いて診療報酬や介護報酬を請求するシステムの流れである。
サービス提供者は利用者Aに対してサービスを提供した後に、サービス提供者はサービス提供者システムBに対して利用者宅Aで提供したサービス内容をまとめて入力し、レセプト作成支援機能を用いつつ人手でレセプトを完成させ、レセプト審査機関システムCに送信していた。
それらのレセプトは、保険者に渡される前にレセプト審査機関によって、正当なサービス提供行為であるかどうかがチェックされ、不当であると判定された場合は診療報酬が支払われない。そこでサービス提供者は、レセプトを提出するにあたりサービス提供者自身または事務スタッフの手によって事前にレセプト内容のチェックを行っている。
このようなレセプト作成後の人手によるチェックは、多大な時間と労力を費やすことや、チェック漏れやチェックミスによるレセプト審査機関からの返戻があれば、入金があるまで時間が掛かり、レセプト審査機関からの指導も受けるため、サービス提供者の施設経営に直接影響があり、どのサービス提供者にとっても負担が大きいものであった。
サービス提供者は、正しく記載され問題のないレセプトに仕上げるように心掛けるが、医療、看護、療養、介護またはリハビリテーションの利用者に提供するサービスは、利用者の状態に応じて多種多様であり、厚生省等から提供されるレセプト審査基準への適合性を示す各種資料に基づいて、それらを参照しつつレセプトを一枚ずつ点検していた。
当該レセプトは、月ごとに纏めて点検されることが通常であるが、大規模なサービス提供者になると、一月に作成されるレセプトは数千枚に達し、これを人手ですべて点検するためには、膨大な労力と費用とが必要となり、更にレセプト一枚あたりに充てられる時間が短いことから、点検漏れが生じる可能性もあった。
レセプト支払審査機関にとっても、毎日大量のレセプト審査を行っており、厚生省等から提供されるレセプト審査基準への適合性を満たさないレセプトを発見、抽出する作業は大変な負荷であり、十分なチェックを行うことが難しい現状がある。
そこで、従来技術において、各サービス提供者のレセプト作成を支援するシステムとして、様々な事業者からレセコンと呼ばれるレセプト作成支援用コンピューターが提供されている。このレセコンを使用することにより、作成されるレセプトがレセプト審査基準へ適合する内容となるよう、各種チェックが行われる。例えば、特開2003−076780号公報のレセプト評価システムが知られている。
図17は従来の特開2003−076780号公報のレセプトコンピュータシステムの概略を示す図である。
図17に示すように、従来の特開2003−076780号公報のレセプトコンピュータシステムは、一又は複数のレセプト作成装置10と、ネットワークを介して接続されたレセプト評価装置20を備えた構成となっている。レセプト作成装置10で入力され作成された各々のレセプトデータがネットワークを介してレセプト評価装置20に集められ、レセプト評価装置20によるレセプトチェックが行われる。
レセプト評価装置20は、レセチェック部を備えており、受信したレセプトデータを各チェック項目に従ってチェックする。チェック項目としては、病名−薬剤データ,病名−検査データ,病名−処置データ,薬剤−薬剤データ,薬剤投与データ,検査回数データ,処置回数データなどである。
このレセプト評価装置20によりレセプトデータをチェックするため、チェックをパスしたチェック済みレセプトデータは、レセプト審査基準へ適合する内容となっていることが担保される。
特開2003−076780号公報
従来の特開2003−076780号公報のレセプトコンピュータシステムは、レセプト評価装置20が用いるチェック項目の内容を充実化させれば、チェック済みレセプトデータの内容がレセプト審査基準へ適合しやすくなる。
しかし、従来の特開2003−076780号公報のレセプトコンピュータシステムのように、各サービス提供者の事業所内に設置されたレセプト作成装置10にて作成した各々のレセプトデータを、センター側に設置したレセプト評価装置20などチェック機能のある装置でチェックするというタイプのシステムでは、以下に示す問題がある。
第1の問題は、チェック後の修正手続きに時間がかかり、レセプトデータ作成の運用の全体の効率が向上しないという問題である。
レセプト評価装置20においてチェックにより不適合であると判断されたレセプトデータは、レセプト作成装置10に対して通知され、引き続き、レセプト作成装置10において修正を施し、再度、修正後のレセプトデータをレセプトチェック装置20に送信し、レセプトチェック装置20よる再チェックという流れが必要である。また、このように、チェックにより不適合が分かったレセプトデータはそもそもサービス提供内容が複雑であったり、サービス提供者が今まで経験したことのないレアなサービス内容であったりすることも多く、再度レセプトチェック装置20のチェックで不適合と判断される可能性もある。
第2の問題は、サービス提供者がレセプト作成装置10を用いてレセプトデータを入力する際の負荷が低減されていないという問題である。
サービス提供者は、サービス提供に専心して多数の利用者に対して多種多様なサービスを提供している。利用者へのサービス提供の際にオンタイムでレセプトを同時並行に作成してゆく手段がなく、一日のサービス提供が終了した後、事務所でまとめてデータを入力し、レセプトデータを作成しているのが現状である。サービス提供者は記憶に頼って入力するため、記憶違いでの入力、あいまいな内容での入力、入力漏れなどがあり得る。このように、レセプトデータの入力自体に不明確な項目がある場合、レセプトチェック装置20よるチェックにより不適合であると判断される可能性が高い。このようにレセプトデータの入力自体に不明確な項目があり、レセプト作成装置10に対して不適合の旨が通知されると、サービス提供者はレセプトチェック装置20よるチェック結果に従って手直しすることを優先せざるを得ず、自分の記憶の正否は二の次となってしまう。
第3の問題は、レセプトの作成が施術後(例えば営業時間後)になり、その時点で情報の過不足が生じていれば、利用者に対するインフォームドコンセントの内容と利用者の承認の内容が、後から変更せざるを得なくなり、利用者に対する再度のインフォームドコンセントと承認が難しくなることである。その場で正しいインフォームドコンセントと承認が行われれば、利用者へのサービス向上が図れ、架空の水増し請求などの不正請求防止につながる。
サービス提供者が、サービス提供の際にオンタイムで、かつレセプト審査基準に適合した正しいレセプトデータを入力できれば、事後処理もなくなり、サービス提供者の負荷は大きく低減される。また、常にレセプト審査基準に適合した正しいレセプトデータの入力ができれば、レセプト審査機関の負荷も低減され、保険請求と支払いも滞りなく行うことができる。
しかし、サービス提供者は、サービス提供自体については専門家であるが、レセプト審査基準についてはすべてを細かく理解し、常にオンタイムで正しいレセプトデータを即座に作成できる者は極めて少数であり、大多数のサービス提供者には無理である。
しかし、従来技術において、サービス提供者がサービス提供の際にオンタイムで正しいレセプトデータを動的に入力できるシステムは知られていない。
そこで、本発明では、サービス提供者がサービス提供の際にオンタイムで正しいレセプトデータを動的に入力できるレセプト入力支援システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のレセプト作成支援システムは、医療、看護、療養、介護またはリハビリテーションの有資格者であるサービス提供者が、利用者に対するサービス提供に関連して作成するレセプトの作成支援システムであって、前記サービス提供者が携帯できる携帯型端末と、前記携帯型端末のモニタ上に人体を模した人体アイコンを表示する人体アイコン表示部と、前記人体アイコン表示部に表示された前記人体アイコンのパーツへのタッチ入力により前記パーツに対する指定を受け付け、当該指定が可能な前記各パーツの単位がレセプト審査基準により指定可能な部位となっているパーツ指定受付手段と、前記携帯型端末のモニタ上に表示された前記人体アイコンのパーツを前記パーツ指定受付手段で指定すると、前記サービス提供にかかる人体の部位のレセプトに関する情報の入力が可能であるレセプト作成支援部を備えた構成とする。
上記構成により、人体アイコンおよびそのパーツという可視的なシンボルを指などでタッチするのみで、サービス提供の対象となる部位を特定することができる。レセプトの作成において部位の特定は基本項目であり、その名称の入力が省力化でき、さらに、部位ごとのサービス提供の内容の詳細な入力につなげることができる。
次に、レセプト審査基準に適合した部位ごとのサービス提供の内容の詳細な入力を可能とするため、本発明のレセプト作成支援システムは、前記レセプト審査基準の諸情報を蓄積したレセプト審査基準データベースと、前記レセプト審査基準に従って、前記人体の部位ごとに割り当て可能な傷病名、症状、治療行為を含むレセプト入力項目について、選択候補を前記モニタ上に表示するレセプト入力項目表示部と、前記モニタ上に表示された前記レセプト入力項目の前記選択候補へのタッチ入力により前記レセプト入力項目に対する入力内容の指定を受け付けるレセプト入力内容指定手段を備えた構成であり、前記レセプト作成支援部が、前記レセプト入力項目表示部による前記選択候補の表示と、前記レセプト入力内容指定手段による前記レセプト入力内容の指定を繰り返すことにより、前記レセプト審査基準に適合したレセプトを作成することできるものとする。
上記構成により、サービス提供の対象となる部位ごとに、レセプト審査基準に従った人体の部位ごとに割り当て可能な傷病名、症状、治療行為を含むレセプト入力項目のみが表示され、その中から選択して入力するため、かならず入力内容がレセプト審査基準に適合した内容となるよう正規化され、従来のように、サービス提供者の慣用している俗語、勝手な表現などの入力が不可能となり、レセプト審査基準に適合するレセプトが作成できる。
また、入力自体がタッチ入力による選択が中心となり、サービス提供者の文字入力が基本的になくなり、タッチによる選択入力によってデータ入力作業が短時間で完了することができ、サービス提供の現場での動的なレセプトの作成が可能となる。
工夫として、人体アイコン表示部へのタッチにより指定された人体アイコンの人体パーツの表示をハイライトまたは強調により修飾することもできる。
この修飾された人体パーツが、利用者へのサービス提供内容についてのインフォームドコンセントを行った後に利用者から承認する旨の意思表示の入力を受け付ける承認ボタンを兼用している構成も可能である。
このように、人体アイコンの中で強調またはハイライトされている患部の部位をタッチさせることによる利用者の承認によれば、施術に関わる部位のみに関する承認であることが直感しやすく、無関係な他の部位まで水増しで施術するという不正行為を有効に防止することができる。
更なる工夫として、レセプト審査基準に適合したレセプトを作成するために必要となる「レセプト入力項目表示部による選択候補の表示とレセプト入力内容指定手段によるレセプト入力内容の指定の繰り返しの残回数」をモニタ上に表示する構成も可能である。レセプト審査基準に適合したレセプトを作成するために、問診などでヒアリングして得るべき情報があるが、必要な情報としてヒアリング漏れしている事項があるか否かを確認する上で便利である。特に、経験が浅いサービス提供者や、部位や症状が稀であるケースでは、レセプト作成上必要となる情報がどれほど残っているのかを直感できるため、ヒアリング漏れが防止できる。
次に、更なる工夫として、未入力情報の入力を促す機能がある。レセプトとして完成するために入力が求められる項目について、サービス提供者がすべての入力項目を把握して能動的に入力できるとは限らず、サービス提供の現場において入力すべき項目が脱落することがあり得る。
そこで、本発明のレセプト作成支援システムは、レセプト入力項目のうち、未入力の項目を抽出する未入力情報抽出手段と、未入力情報抽出手段により抽出された前記未入力の項目に関連付けられた問診内容候補またはヒアリング内容候補を提示するQ&A提示手段と、Q&A提示手段で提示された問診内容候補またはヒアリング内容候補をもとにサービス提供者が前記利用者に対して質問して得られた情報を入力するQ&A入力受付手段を備え、レセプト作成支援部が、Q&A入力受付手段から入力された情報を基に、未入力の項目に対する情報の入力を支援することができる。
なお、上記のQ&A提示手段による問診内容候補またはヒアリング内容候補としては、レセプト完成のために必要とされる、施術内容、傷病名、傷病名に係る部位を表わす修飾語、投与薬剤、利用機器に関する情報を特定し得るために不足している不足情報を得るための候補があり得る。
また、レセプト入力項目表示部が提示する選択候補、および、Q&A提示手段が提示する問診内容候補またはヒアリング内容候補が、レセプト審査基準データベース中に蓄積されたレセプト審査基準に適合する用語および選択肢に限定され、レセプト作成支援部が作成支援した結果として完成するレセプトが、レセプト審査基準に適合するものとなることを担保せしめたものとすることが好ましい。
上記構成により、サービス対象となる部位の指定、当該部位ごとのサービス提供の内容の詳細な入力が可能となり、さらに、サービス提供者が能動的に入力できなかった未入力項目についても、利用者への適切なヒアリング内容であるQ&A形式での入力支援が可能となり、レセプトデータの作成に必要なすべての情報をサービス提供の現場においてリアルタイムに動的に入力することができる。
さらに、本発明のレセプト作成支援システムは、作成したレセプトデータが過去の承認済みのレセプトデータと比較してその無謬性を確認する構成とすることができる。つまり、過去にレセプト審査機関の審査で承認された承認済みレセプトを蓄積した承認済みレセプトデータベースを備え、レセプト作成支援部が、作成支援して完成したレセプトと、承認済みレセプトデータベース中に格納された承認済みレセプトとを比較し、少なくとも、施術内容、傷病名、傷病名に係る部位を表わす修飾語が一致しているか否かを確認するレセプト適合確認手段を備えた構成とする。
本発明のレセプト作成支援システムは、複数箇所の患部に対しても適用できることは言うまでもない。第1の患部と第2の患部について個別に入力を受け付ければ良い。複数の患部について入力した場合、第1の患部および第2の患部についてのインフォームドコンセントと利用者の人体パーツを介した承認は個別に行えば良い。レセプト自体は複数の部位に関する情報を記載して併合型で作成しても良い。
なお、一般には、施術前にQ&A形式の問診票を患者に渡し、患者自らが記入して事前問診を行うことがあるが、本発明のレセプト作成支援システムの一部機能を、患者に対する事前問診の入力ツールとして利用し、あらかじめ利用者自らのタッチ入力によって一部の項目については入力可能に設定して入力させておき、サービス提供者が本診の際にその事前問診の入力結果の内容を確認しつつ、全項目を入力することも可能である。
本発明のレセプト作成支援システムは、人体アイコンおよびそのパーツという可視的なシンボルを指などでタッチするのみで、サービス提供の対象となる部位を特定することができる。
本発明のレセプト作成支援システムは、サービス提供の対象となる部位ごとに、レセプト審査基準に従った人体の部位ごとに割り当て可能な傷病名、症状、治療行為を含むレセプト入力項目のみが表示され、その中から選択して入力するため、かならず入力内容がレセプト審査基準に適合した内容となるよう正規化され、レセプト審査基準に適合するレセプトが作成できる。
また、本発明のレセプト作成支援システムは、サービス提供者が能動的に入力ができなかった未入力項目についても、利用者への適切なヒアリング内容であるQ&A形式での入力支援が可能となり、レセプトデータの作成に必要なすべての情報をサービス提供の現場においてリアルタイムに動的に入力することができる。
本発明のレセプト作成支援システムの一部機能を、患者自らが入力する事前問診の入力ツールとして利用することもできる。
本発明のレセプト作成支援システムの構造を簡単に示す図である。 レセプト作成支援システムの問診−入力手順1を示した図である。 レセプト作成支援システムの問診−入力手順2を示した図である。 レセプト作成支援システムの問診−入力手順3を示した図である。 レセプト作成支援システムの問診−入力手順4を示した図(その1)である。 レセプト作成支援システムの問診−入力手順4を示した図(その2)である。 レセプト作成支援システムの問診−入力手順4を示した図(その3)である。 レセプト作成支援システムの問診−入力手順5を示した図である。 レセプト作成支援システムの問診−入力手順6を示した図である。 レセプト作成支援システムの問診−入力手順7を示した図である。 レセプト作成支援システムの問診−入力手順8を示した図である。 レセプト作成支援システムの問診−入力手順9を示した図である。 レセプト作成支援システムが作成する帳票イメージのレセプトデータを簡単に示した図である。 レセプト作成支援システムが作成する施術録を簡単に示した図である。 レセプト作成支援システムが作成したレセプトデータを外部システムへ送信する様子を簡単に示した図である。 従来のレセプト作成支援機能がついたサービス提供者システムBを用いて診療報酬や介護報酬を請求するシステムの流れを示す図である。 特開2009−032129号公報に記載の支払請求事務代行システムを示す図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について実施例により具体的に説明する。なお、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
本発明のレセプト作成支援システムは、医療、看護、療養、介護またはリハビリテーションの分野で用いられるものである。
以下の説明において、本発明のレセプト作成支援システムが対象とする報酬には、医療の診療報酬、看護の診療報酬、歯科医療の診療報酬、療養の診療報酬、介護の介護報酬、リハビリテーションの介護報酬などがあり、それらの支払請求事務処理を行えるものであるが、例えば、すべてのケースを扱える総合型システムも可能であるし、特化型システムも可能である。つまり、医療機関向けにチューニングしたシステムであれば、医療の診療報酬、看護の診療報酬を中心に扱うシステムとなり、歯科医院向けにチューニングしたシステムであれば、歯科医療の診療報酬を中心に扱うシステムとなる。同様に、整骨院や針・鍼灸院向けにチューニングしたシステムであれば、療養の診療報酬を中心に扱うシステムとなり、介護ステーションやリハビリステーション向けにチューニングしたシステムであれば、介護の介護報酬、リハビリテーションの介護報酬を中心に扱うシステムでも良い。
以下の例では、療養を例にした説明とする。
ここで、療養は、疾病又は負傷により継続して療養を受ける状態にある者に対し、按摩師、マッサージ師、指圧師、柔道整復師など国家資格を有する者が、利用者の対象部位に対して適切な施術を施すものである。骨・関節・筋・腱・靭帯などに加わる急性、亜急性の原因によって発生する骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷などの損傷に対し、手術を伴わない「非観血的療法」によって整復・固定などを行い、人間の持つ治癒能力を最大限に発揮させる治療とされている。
本発明にかかるレセプト作成支援システム100の構成例を、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明のレセプト作成支援システム100の構造を簡単に示す図である。
図1には、サービス提供者が携帯する本発明のレセプト作成支援システム100のほか、サービス提供者または運営主体が設置しているサービス提供者システム300、支払基金・国保連合会等のレセプト審査支払機関が設置・管理しているレセプト審査システム500、保険者が設置・管理している保険者システム600が併せて示されている。
実施例1にかかる本発明のレセプト作成支援システム100の各構成要素について説明する。
図1に示す実施例1にかかる本発明のレセプト作成支援システム100の構成例は、携帯型端末110、タッチパネル式モニタ120、人体アイコン表示部130、パーツ指定受付手段140、レセプト入力項目表示部150、レセプト入力内容指定手段160、レセプト作成支援部170、レセプト審査基準データベース180、保険情報データベース181、通信部190を備えている。
なお、構成として図示していないが、サービス提供者認証部、サービス提供者情報データベース、利用者情報データベース、スケジュール管理部を装備している構成があり得る。
サービス提供者認証部(図示せず)は、本発明のレセプト作成支援システム100を用いつつ利用者に対してサービス提供を行う者が誰であるかを認証する部分である。サービス提供者認証部の認証方法には多様なものがあるが、例えば、ID番号を入力させる方法、ICカードに記憶されたID情報を読み取らせて入力させる方法、指紋情報や指静脈情報などのバイオメトリクス情報を入力させる方法などがある。
サービス提供者情報データベース(図示せず)は、診療や療養や介護などのサービス提供を行うサービス提供者の諸情報を格納したデータベースであり、氏名、資格情報、サービス提供者ID情報などのほか、サービス提供者がサービス提供を予定している利用者の氏名、サービス内容、スケジュールなどのサービス情報についても格納しておくことができる。サービス提供者ID情報がバイオメトリックス情報の場合、サービス提供者のバイオメトリックス情報、たとえば、指の静脈パターン情報、指紋情報、手のひらの静脈パターン情報、虹彩パターン情報などを格納しておくことができる。
利用者情報データベース(図示せず)は、診療や療養や介護などのサービス提供を希望する利用者ごとの諸情報を格納したデータベースであり、利用者の氏名、住所、年齢、保険番号などの利用者属性を示す各種情報のほか、利用者の抱える病名や症状や要介護度などの利用者の状態を示す利用者状態情報、利用者に対して提供を予定しているサービス内容とそのスケジュールなどのサービス情報についても格納しておくことができる。
利用者はサービス提供にあたり、利用者情報データベースに格納されている利用者に関する諸情報にアクセスして診療や療養や介護などのサービス提供を確認したり、問診やヒアリングなどを進めたりすることができる。
スケジュール管理部(図示せず)は、サービス提供者ごとにサービス提供スケジュールを管理できる機能である。サービス提供者が多数のサービス提供予定を組んでいる場合、サービス提供スケジュールを管理できる機能があれば便利である。
次に、図1に示されている各構成要素について説明して行く。
携帯型端末110は、サービス提供者が携帯する携帯端末の本体部分である。携帯型端末110として、本発明のレセプト作成支援システム100として機能するためのアプリケーションを搭載したスマートフォンなどを用いることができる。
汎用のスマートフォンには、タッチパネル式モニタ、カメラなどの撮影機能、GPS機能、指紋認証などのID情報読み取り機能などが搭載されており、さらに、各種アプリケーションを立ち上げることにより、様々な機能を発揮するように改変することができるので、本発明のレセプト作成支援システム100の各構成要素の機能を発揮するようにアプリケーションを組み込めば図1に示す構成の機器とすることができる。
携帯型端末110は、本発明のレセプト作成支援システム100の各構成要素の機能を発揮する特定アプリケーションのほか、医師、看護師、歯科医師、歯科衛生士、按摩師、マッサージ師、指圧師、柔道整復師、介護福祉士、理学療法士などそれぞれの資格に基づくサービス提供において有用な他のアプリケーションを組み込むことも良い。
タッチパネル式モニタ120は、操作するサービス提供者のタッチによるデータ入力や選択指定を可能とするモニタ兼入力インターフェイスである。携帯型端末110がタッチパネル式のモニタを装備している場合、そのモニタをタッチパネル式モニタ120として用いることができる。
人体アイコン表示部130は、タッチパネル式モニタ120上に人体を模した人体アイコンを表示するものである。人体アイコンはサービス提供者が人体と認識できるオブジェクトであれば良いが、後述するパーツ指定受付手段による人体部位の指定が可能なように、人体アイコンが人体の部位ごとに認識できるデザインとなっていることが好ましい。
図1の例では、人体アイコンとして、頭部、首、胴、肩、上腕、肘、前腕、手首・手、腰、大腿、膝、下腿、足首・足のパーツとして認識できるデザインのものが図示されている。これら各パーツの単位はレセプト審査基準により指定可能な部位に対応したものとなっていることが好ましい。
パーツ指定受付手段140は、人体アイコン表示部130が表示した人体アイコンの各パーツへのタッチ入力により各パーツに対する指定を受け付けるものである。例えば、図1の例において、人体アイコンの腰部分をタッチすると、パーツ指定受付手段140はサービス提供者により腰の部位が指定されたことを検知して指定入力データを得る。
このパーツ指定受付手段140による人体の部位の指定入力があると、その指定入力データはレセプト作成支援部170に渡され、後述するように、レセプトデータの作成として、対象部位が"腰"に関するものとしてレセプト作成を支援して行く。さらに、引き続き、サービス提供にかかる人体の部位"腰"のレセプトに関する情報の入力が可能となる。
レセプト入力項目表示部150は、レセプト審査基準に従って、人体の部位ごとに割り当て可能な傷病名、症状、治療行為を含むレセプト入力項目について、選択候補をタッチパネル式モニタ120上に表示する。
レセプト入力項目表示部150による各々のレセプト入力項目の表示方法は限定されないが、例えば、帳票形式で未入力項目がブランクとして表示され、そのブランクをタッチするとプルダウンメニュー式で選択肢が表示されるものでも良い。
レセプト入力内容指定手段160は、タッチパネル式モニタ120上に表示されたレセプト入力項目の選択候補へのタッチ入力によりレセプト入力項目に対する入力内容の指定を受け付ける機能を提供するものである。レセプト入力内容指定手段160において、レセプト入力項目表示部150が表示した選択肢からしか選べないように制限しておくことにより、レセプト作成支援部170が作成するレセプトデータが、レセプト審査機関でのレセプト審査にかならず適合する内容にて作成して行くことができる。
もちろん、レセプト審査適合には問題のない自由記載欄のような項目については任意の記載を入力させても良い。
レセプト作成支援部170は、レセプト入力項目表示部150による選択候補の表示と、レセプト入力内容指定手段160によるレセプト入力内容の指定を繰り返すことによりレセプト作成に必要なデータを収集して行き、それら入力データをもとにレセプト審査基準に適合したレセプトを作成支援する。レセプト作成支援部170が作成支援して完成したレセプトは、レセプト審査基準に適合したレセプトとなる。
つまり、サービス提供の対象となる部位ごとに、レセプト審査基準に従った人体の部位ごとに割り当て可能な傷病名、症状、治療行為を含むレセプト入力項目のみが表示され、その中から選択して入力するため、かならず入力内容がレセプト審査基準に適合した内容となるよう正規化され、従来のように、サービス提供者の慣用している俗語、勝手な表現などの入力が不可能となり、レセプト作成支援部170はレセプト審査基準に適合するレセプトが作成できる。また、入力自体はタッチ入力による選択が中心となるので、サービス提供者の文字入力が基本的になくなり、サービス提供者の独特の表現などがなくなる。
レセプト作成支援部170は、レセプト作成の支援機能を向上させるため、この例では、未入力情報抽出手段171、Q&A提示手段172、Q&A入力受付手段173のサブモジュールを備えている。
未入力情報抽出手段171は、入力されるべきレセプト入力項目のうち未入力の項目を抽出するものである。未入力情報抽出手段171は、レセプト審査基準データベース180、承認済みレセプトデータベース182と連動し、レセプト審査基準に適合するレセプトデータを作成する上で足りない項目を検出する。レセプト審査基準データベース180には入力されるべきレセプト入力項目に関する情報が格納されているので、未入力情報抽出手段171がレセプト審査基準データベース180にアクセスすることにより、未入力のレセプト入力項目を検出することができる。また、承認済みレセプトデータベース182は、実際に過去に提出し、承認されたレセプトデータが蓄積されているので、承認済みのレセプトデータと、現時点で収集できているレセプト入力項目と比較することにより、未入力のレセプト入力項目を検出することができる。
未入力情報抽出手段171は、サービス提供者から未入力のレセプト入力項目の検出の要求を受けて起動させてもよいし、レセプト入力項目表示部150により提示されたレセプト入力項目に対してサービス提供者が入力をしばらく行わないと、レセプト作成支援部170が未入力情報抽出手段171を自動的に起動させてもよい。
ここで、未入力情報抽出手段171は、レセプト審査基準に適合したレセプトデータを作成する上で未入力のレセプト入力項目の残数を検出後、その残数をタッチパネル式モニタ120上に表示する機能を備えておくこともできる。例えば、未入力のレセプト入力項目の数が5つあれば、未入力項目"5"という表示をする。サービス提供者の操作により或るレセプト入力項目が一つ埋まれば、未入力項目が"4"として表示される。つまり、上記したレセプト入力項目表示部150による選択候補の表示とレセプト入力内容指定手段160によるレセプト入力内容の指定を繰り返すことにより、未入力のレセプト入力項目の数が減ってゆくこととなる。
このように、レセプト審査基準に適合したレセプトデータを得るために残っている入力項目の残数が分かれば、問診やヒアリングにおいて入力漏れがなくなるとともに、未入力のレセプト入力項目を意識することができる。
Q&A提示手段172は、レセプト入力項目表示部150による選択候補の表示とレセプト入力内容指定手段160によるレセプト入力内容の指定を補助するものであり、未入力情報抽出手段により抽出された未入力の項目に関連付けられた問診内容候補またはヒアリング内容候補を提示する機能である。上記したように、レセプト入力項目表示部150による選択候補の表示は、上記したように、レセプト審査基準に適合したレセプト入力項目であり、"レセプトで用いられる正式用語"で正しく表現された項目のみが表示され、レセプト入力内容指定手段160を介してタッチ入力で選択されるものである。言わば、問診やヒアリングの結果判明する負傷名や症状や負傷原因という結論のみが正式な用語で入力されるわけであるが、それを聞き出して導き出すための問診やヒアリングは、患者との会話で成り立つため、そこにギャップが生じ得る。ベテランのサービス提供者であれば、高齢者等の利用者との間で的を射た問診やヒアリングが可能であるが、すべてのサービス提供者が的を射た問診やヒアリングを行えるとは限らない。そこで、Q&A提示手段172により、レセプト未入力項目に関連付けられた問診内容候補またはヒアリング内容候補を提示する。
Q&A提示手段172による問診内容候補またはヒアリング内容候補は、レセプト完成のために必要とされる、施術内容、傷病名、傷病名に係る部位を表わす修飾語、投与薬剤、利用機器に関する情報を特定し得るために不足している不足情報を得るための候補であれば良い。
例えば、負傷原因を探るためのQ&Aとしては、"いつ負傷した?"、"どこで負傷した?"、"負傷を誘発した物は?""負傷した際の動作は"、"どのように負傷した"など、負傷原因を引き出すための質問が順を追って提示され、プルダウンメニュー式でその答えの候補が提示される。サービス提供者は、利用者に対して話し言葉で問いかけて行けば良い。
Q&A入力受付手段173は、Q&A提示手段172により提示された問診内容候補またはヒアリング内容候補をもとに前記サービス提供者が前記利用者に対して質問して得られた情報の入力を受け付ける部分であり、利用者の答えをもとに、サービス提供者がQ&A提示手段172が提示しているプルダウンメニューから該当する回答をタッチ入力により入力する。Q&A入力受付手段173はタッチ入力により指定された回答データをレセプト作成支援部170に渡す。
Q&A提示手段172とQ&A入力受付手段173の連動により、レセプト入力項目を埋められる情報が収集できれば、レセプト作成支援部170はレセプト入力項目を完成させる。
利用者承認部174は、利用者に対してインフォームドコンセントを行った後、利用者からその内容について承認する旨の意思表示の入力を受け付ける部分である。承認ボタンはタッチパネル式モニタ120上に提示してボタン押下をしてもらう。
この例では、ハイライト等で修飾されている選択された人体パーツ自体が"承認ボタン"を兼用している構成とする。つまり、利用者は、施術を受ける患部ごとに受けたインフォームドコンセントに対して、人体アイコン上のその患部を示す人体パーツをタッチすることにより、利用者承認部174が利用者による承認を受け付ける。
レセプト審査基準データベース180は、レセプト審査基準の諸情報を蓄積したデータベースである。最新版のレセプト審査基準の諸情報が蓄積されていることが好ましく、保険者よりレセプト審査基準が改定されれば随時最新版に差し替えることが好ましい。
保険情報データベース181は、自治体等、各企業等の基本情報(被保険者等の情報)および病院等の医療機関・調剤薬局の基本情報(認可申請等の情報)、および法改訂時における厚生省等が発行した診療報酬算定時に必要な情報などを格納しており、レセプトデータ作成部170が診療内容を保険点数化するときに保険情報データベース160にアクセスして診療内容を保険点数化するための配点や計算式など必要な情報を取得することができる。
承認済みレセプトデータベース182は、過去にレセプト審査機関の審査で承認された承認済みレセプトを蓄積したデータベースである。レセプト作成支援部170は、作成したレセプトと、承認済みレセプトデータベース182中に格納された過去の承認済みレセプトとを比較し、少なくとも、施術内容、傷病名、傷病名に係る部位を表わす修飾語が一致しているか否かを確認するレセプト適合確認機能を備えている。
通信部190は、ネットワークを介したデータ通信機能である。レセプト作成支援部170が完成したレセプトデータをレセプト審査システム500に送信するために使用される。
以上が、レセプト作成支援システム100の各構成要素の簡単な説明である。
次に、サービス提供者システム300を説明する。
サービス提供者システム300は、サービス提供者が管理運用するシステムである。提供するサービスによって様々な形態があり得る。
診療、看護であれば、医療機関の運営主体が運用する。歯科診療であれば歯科医院などの運営主体が運用する。療養であれば、整骨院や鍼灸院などの運営主体が運用する。介護であれば居宅介護支援事業者などの運営主体が運用する。リハビリテーションであれば、医療機関の運営主体が運用する。
レセプト作成支援システム100が作成したレセプトデータは、サービス提供の現場で動的に作成されて送信されてくるので、サービス提供者システム300はそのレセプトデータを蓄積しておき、週に1度や月に1度など、レセプト審査機関との間で取り決められた頻度で蓄積したレセプトデータを送信する。
次に、レセプト審査システム400について説明する。レセプト審査システム400は、支払基金・国保連合会等のレセプト審査支払機関が設置・管理しているシステムであり、レセプト審査に必要なレセプトデータ等の情報を受け取り、レセプト審査の結果情報(返戻通知情報等)を送り返す。図1の構成例ではレセプト作成支援システム100で作成したレセプトデータはサービス提供者システム300に送信されて集約されるので、レセプト審査システム400からのレセプト審査の結果情報の通知はサービス提供者システム300に対して行う。
保険者システム500は自治体等(国民健康保険等)および各企業等(健康保険組合等)の保険者が設置・管理しているシステムであり、被保険者の情報を備え、レセプト審査機関が承認したレセプトデータに従い診療報酬請求に応じて保険支払処理などを行う。
以上が、図1に示したレセプト作成支援システム100を中心としたシステム構成の説明である。
次に、レセプト作成支援システム100において実行される利用者に対する問診、ヒアリングを通じたサービス提供内容の決定処理と、サービス提供後の終了処理、さらにはレセプト作成処理の流れについて順を追って説明する。
以下の例では、整骨院における問診から施術までの流れを例に説明するが、医療クリニック、リハビリテーション施設、介護施設、理学療法施設における問診から施術までの流れも同様に考えることができる。
図2〜図12、図15は、図1に示したレセプト作成支援システムの構成例において操作の流れ、データ処理の流れを示した図であり、図13は作成されたレセプトデータから印字したレセプトのイメージ、図14は作成される施術録のイメージである。
以下の操作の流れにおいて、前提としてサービス提供者が利用者に対するサービス提供のスケジュールが組まれているものとする。さらに、療養であれば療養計画のものと療養費支給申請書が作成され、必要な療養費支給申請書の署名などの事務処理は完了しているものとする。
また、一般には、来院した患者に診察前にQ&A形式の問診票を患者に渡し、患者自らが記入して事前問診を行うことがあるが、本発明のレセプト作成支援システムの一部機能を、患者に対する事前問診の入力ツールとして利用し、あらかじめ利用者自らのタッチ入力によって一部の項目については入力可能に設定して入力させておき、サービス提供者が本診察の際にその事前問診の入力結果の内容を確認しつつ、全項目を入力することも可能である。
[操作手順]
サービス提供者は、あらかじめ携帯端末にインストールされているレセプト作成支援システム100のアプリケーションを立ち上げ、レセプト作成支援システム100における問診用の初期画面を表示した状態とし、利用者と面接する。
面接の冒頭、利用者の名前の確認などを行う。
[初期画面の表示]
サービス提供者は、レセプト作成支援システム100のアプリケーションを操作して『開始』のボタンをタップする。
人体アイコン表示部130によって、タッチパネル式モニタ120上に人体アイコンが表示される(図2)。
なお、この例では、未入力情報抽出手段171による未入力のレセプト入力項目の残数の表示機能があるものとする。後述するように未入力のレセプト入力項目の総数は"負傷名" "負傷原因""負傷年月日""施術内容"の4項目であるが、ここでは、必ず入力を求めるサブ項目として"部位""症状""検査結果"を加えた7項目を扱うこととし、例えば、図2に示すように、右肩付近に残数"7"が表示されている。
[問診−入力手順1:部位の選択]
サービス提供者は、利用者との問診を開始する。
サービス提供者は、利用者に対する問診の中で、利用者が痛みや違和感がある部位を聞き出し、当該部位が患部であることを確認したのち、人体アイコン上の患部の部位をタッチする。この例では、利用者から"腰が痛い"という申し出があり、サービス提供者の触診などにより腰部が患部であることが確認されたものとし、図2に示すように、サービス提供者は人体アイコン上の腰部の部位を指でタッチして入力する。
パーツ指定受付手段140は、人体アイコン表示部130が表示した人体アイコンの各パーツのうち、腰部位へのタッチ入力により腰部位の指定を受け付ける(図2)。
"部位"の入力項目が決定したので、右肩に表示される未入力のレセプト入力項目の残数が"6"として表示されている。
[問診−入力手順2:症状の選択]
腰部位の指定を受け付けたことを受け、レセプト入力項目表示部150は、腰部位に起こり得る症状名を、レセプト作成基準上で認められている用語にて表示する。
この例では、図3に示すように、腰部位に起こり得る症状の候補として、"骨折""不完全骨折""脱臼""打撲""捻挫""挫傷"などが表示されている。
ここでは、サービス提供者の観察、触診などにより腰部位の状態から"捻挫"であることが確認されたものとし、図3に示すように、サービス提供者は、タッチパネル式モニタ120上のプルダウンメニューから"捻挫"を指でタッチして入力する。
レセプト入力内容指定手段160は、レセプト入力項目表示部150が表示したプルダウンメニューのうち"捻挫"へのタッチ入力により、"症状"として"捻挫"の指定を受け付ける(図3)。
"症状"の入力項目が決定したので、右肩に表示される未入力のレセプト入力項目の残数が"5"として表示されている。
[問診−入力手順3:負傷名の選択]
レセプト入力項目表示部150の選択候補の提示とレセプト入力内容指定手段160による症状"捻挫"の指定を受け付けたことを受け、レセプト入力項目表示部150は、腰部位の捻挫として起こり得る"負傷名"を、レセプト作成基準上で認められている用語にて表示する。
この例では、図4に示すように、腰部に起こり得る捻挫による負傷名の候補として、"腰椎捻挫""腰部捻挫""右股関節捻挫""左股関節捻挫"などが表示されている。
ここでは、サービス提供者による腰部位の骨、軟骨、筋肉などに対する触診などにより腰部位の状態から"腰部捻挫"であることが確認されたものとし、図4に示すように、サービス提供者は、タッチパネル式モニタ120上のプルダウンメニューから"腰部捻挫"を指でタッチして入力する。
レセプト入力内容指定手段160は、レセプト入力項目表示部150が表示したプルダウンメニューのうち、"腰部捻挫"へのタッチ入力により"負傷名"として"腰部捻挫"の指定を受け付ける(図4)。
"負傷名"の入力項目が決定したので、右肩に表示される未入力のレセプト入力項目の残数が"4"として表示されている。
なお、この"負傷名"の項目は、図13に示すように、レセプトに直接書き込まれる項目である。
[問診−入力手順4:負傷原因の確認]
次に、負傷原因の確認に移行する。
負傷原因の確認のために収集すべき情報は複数個あるため、ここでは、利用者の指定により、レセプト作成支援部170の未入力情報抽出手段171を起動してその支援を受けるものとする。レセプト入力項目表示部150が負傷原因の確認に必要な情報の入力を求めた状態において、サービス提供者がしばらく入力をしない状況が続き、レセプト作成支援部170が未入力情報抽出手段171を自動的に起動させてもよい。
未入力情報抽出手段171は、入力済み項目と、レセプト審査基準データベース180および承認済みレセプトデータベース182との比較により、負傷原因が未入力項目として残っていることを検出する。
Q&A提示手段172は、未入力情報抽出手段171が検出した未入力項目である負傷原因について、レセプト作成基準に適合するデータを得るために必要な質問パターン(Q)を選択し、タッチパネル式モニタ120に質問事項(Q)を表示する。Q&A提示手段172は、併せて、回答候補(A)をプルダウンメニュー等の形式で表示する。
図5の例では、"いつですか"という質問事項(Q)が提示されている。サービス提供者はこのQ&A提示手段172が提示した質問事項(Q)を問診の参考として、負傷を負ったタイミングがいつだったのかを聞き出す。ここでは、利用者から"仕事から帰宅したタイミング"であることを聞き出したものとする。図5の例では、回答候補(A)として"起床後""通勤中""仕事中""帰宅中""帰宅後"などが提示されており、ここでは、"帰宅後"を選択する。
Q&A入力受付手段173は、サービス提供者がタッチした回答候補(A)のうち"帰宅後"というデータの入力指定を受け付ける。
負傷原因の確認のために収集すべき情報は未だ足りない場合、Q&A提示手段172の質問事項(Q)の提示と回答候補(A)の提示、Q&A入力受付手段173によるデータの入力指定を受け付けが繰り返される。
この例では、図6に示すように、Q&A提示手段172によって、"何処でですか?""負傷の誘発物は?""動作は?""どうなった?"という質問事項(Q)と回答候補(A)の提示と、Q&A入力受付手段173によるデータの入力指定を受け付けが繰り返される。
負傷原因の確認のために収集すべき情報が揃えば、レセプト作成支援部170はレセプト審査基準に適合したレセプト入力項目を自動生成する。
ここでは、図7に示すように、レセプト作成支援部170によって、"帰宅後に自宅の台所で大きな鍋を引っ張り出そうとして腰部を過伸展し、負傷した"という、レセプト審査基準に適合する負傷原因の説明欄への記入内容が作成される。
"負傷原因"の入力項目が決定したので、右肩に表示される未入力のレセプト入力項目の残数が"3"として表示されている。
[問診−入力手順5:負傷年月日の確認]
次に、負傷年月日の確認に移行する。
ここでは、直近の手順にて"負傷原因"の入力項目が完了しているので、再び、レセプト入力項目表示部150が起動し、図8に示すような、"負傷年月日"の入力画面が表示されたものとする。ここでは、利用者から負傷した日時が"2015年10月31日19時30分頃"と回答したため、サービス提供者は、タッチパネル式モニタ120上の"負傷年月日"の入力画面に対して指でタッチして入力する。この例では年、月、日、時、分ともプルダウンメニューで表示され、該当する年月日日時の数字をタッチすることにより入力可能となっている。
レセプト入力内容指定手段160は、レセプト入力項目表示部150が表示したプルダウンメニューの数字に対するタッチ入力により"負傷年月日日時"の指定を受け付ける(図8)。
"負傷年月日"の入力項目が決定したので、右肩に表示される未入力のレセプト入力項目の残数が"2"として表示されている。
なお、この"負傷名"の項目は、図13に示すように、レセプトに直接書き込まれる項目である。
[問診−入力手順6:検査結果の入力]
次に、負傷の細かい部位の特定や負傷の程度を調べるため、サービス提供者は利用者に対する検査を行う。検査は触診や聴診さらに医療機器を用いた測定などであっても良い。
レセプト入力項目表示部150は、今まで入力されている負傷部位、症状、負傷名、負傷原因などから、検査の候補となり得る検査項目を表示する。この例では、図9に示すように、タッチパネル式モニタ120上に"回旋時痛""屈曲時痛""圧痛""熱感"などの検査項目を表示する。
サービス提供者は、レセプト入力項目表示部150が表示した検査項目をすべて実施しても良いし、選択して一部のみを行っても良い。この例では、"回旋時痛""屈曲時痛""圧痛"の検査を実施したものとする。図9に示すように、検査項目に対してチェックボックスが付いており、実施するごとにチェックボックスをタップして実施した旨のチェックを入れる。
検査結果の入力方式は特に限定されないが、"痛みの有無"の二段階表示であれば、"〇""×"の表示でも良く、"痛みの五段階表示"であれば、タップするボタンを表示してそのタップ回数により入力しても良い。医療機器を用いた測定結果であれば測定数値をプルダウンメニューで入力させるものでも良い。
この例では、図9に示すように、レセプト入力項目表示部150は検査項目ごとに"痛みの五段階表示"の入力画面を表示しており、タップするボタンを表示してそのタップ回数により入力させるものとなっている。
レセプト入力内容指定手段160は、レセプト入力項目表示部150が表示したボタンのタップ回数をカウントすることにより、"痛みの五段階表示"の入力を受け付ける(図9)。
"検査結果"の入力項目が決定したので、右肩に表示される未入力のレセプト入力項目の残数が"1"として表示されている。
[問診−入力手順7:施術内容の入力]
次に、サービス提供者は、提供するサービス内容を判断し、提供サービス内容を入力する。この例では、施術内容を入力する。
レセプト入力項目表示部150は、今まで入力されている負傷部位、症状、負傷名、負傷原因、検査結果から、施術内容の候補となり得る項目を表示する。この例では、負傷名"腰部捻挫"と検査結果の数値などから、図10に示すように、タッチパネル式モニタ120上に"トリガーポイント療法""運動療法""ROM訓練""緊張緩和"などの施術項目を表示する。
サービス提供者は、レセプト入力項目表示部150が表示した施術項目をすべて採用しても良いし、選択して一部のみを採用しても良い。この例では、"トリガーポイント療法""緊張緩和"の施術項目を選択したものとする。図10に示すように、施術項目に対してチェックボックスが付いており、採用するごとにチェックボックスをタップして施術項目のチェックを入れる。
さらに、施術項目をタップすると、その施術項目をどの筋肉に対して実施するかを選択する入力画面が表示される。この例では、図10に示すように、"腰部捻挫"の"トリガーポイント療法"に関わる筋肉が表示される。この例では、"大殿筋""大四頭筋""起立筋"などの施術対象の候補となる筋肉が表示され、"大殿筋"と"起立筋"が選択される。
レセプト入力内容指定手段160は、レセプト入力項目表示部150が表示した施術項目、施術筋肉などの入力を受け付け、腰部捻挫、トリガーポイント療法による大殿筋と起立筋の緊張緩和という施術内容にてレセプト入力項目が決定される(図10)。
なお、この"施術内容"の項目は、図13に示すように、レセプトに直接書き込まれる項目である。
"施術内容"の入力項目が決定したので、右肩に表示される未入力のレセプト入力項目の残数が"0"として表示されている。
[問診−入力手順8:レセプト作成の試行]
本発明にかかるレセプト作成支援システム100は、サービス提供者が利用者に対する問診やヒアリングを通じて得た情報を入力すれば、その場でレセプトが完成することができるシステムである。
未入力のレセプト入力項目の残数が"0"となったことを受け、レセプト作成支援部170は、今まで入力された情報をもとにレセプトデータの作成を試行する。その際に、レセプト作成支援部170は、レセプト審査基準データベース180、保険情報データベース181を参照しても良い。
レセプト作成支援部170は、作成したレセプトデータと、承認済みレセプトデータベース182内に蓄積されている過去に承認を受けたレセプトデータと比較照合することにより、レセプトデータがレセプト審査機関において承認され得るものであるかという確認も行う(図11)。
この時点で、サービス提供者は、レセプト審査基準に適合するレセプトデータが取り揃ったことを確認できる。
[問診−入力手順8:インフォームドコンセント、利用者の承認]
サービス提供者は、問診、ヒアリング、検査の結果をもとに立てた治療方針を利用者に説明し、インフォームドコンセントを行う。
利用者は、サービス提供者の説明、サービス提供者が立てた治療方針の説明を受け、同意・承認する。この例では、利用者は、承認の意思表示として、レセプト作成支援システム100のタッチパネル式モニタ120に表示されている人体アイコンの中でハイライトされている患部の部位をタッチさせるものとする。
例えば、『腰が捻挫していますので、背骨に沿った起立筋と、お尻の大殿筋をほぐすためのトリガーポイント療法というマッサージを行いますね。』『その治療で良かったらこの絵の中の"腰部位"の部分にタッチしてくださいね。』
このように、人体アイコンの中でハイライトされている患部の部位をタッチさせることによる利用者の承認は、施術に関わる部位のみの承認であることが直感しやすく、無関係な他の部位まで水増しで施術するという不正行為を有効に防止することができる。
従来技術ではインフォームドコンセントの後、患者に承認ボタンを押させるというものがあるが、単に"承認"と記載されているボタンを押下するのみでは、無関係な他の部位まで水増しされているのか否か直感しづらい。しかし、腰が痛いと自覚している状況で、人体アイコンの中の"腰部位"の部分にタッチすることは、無関係な他の部位が追加されていないことを直感できる。
ここで、本発明のレセプト作成支援システム100は、複数箇所の患部に対しても適用できることは言うまでもない。症状として、"腰部"のみならず、例えば、"右膝関節"にも痛みが併発している場合、第1の患部である"腰部"について、上記した図2に示した部位の決定から図10の施術内容の入力までの手順を行い、引き続き、第2の患部である"右膝関節" について、上記した図2に示した部位の決定から図10の施術内容の入力までの手順を行えば良い。
この場合、第1の患部、第2の患部など複数の患部に対する入力を終えた後、図11に示したレセプト作成の試行を行い、レセプト作成のための必要情報が入力できたことを確認したのち、図12に示した、第1の患部および第2の患部についてのインフォームドコンセントと利用者承認部174を介した患者の承認を行う。
図12の例では、"腰部捻挫"に対する施術のみであるので人体アイコン中のハイライト箇所は"腰部位"しかない例であるが、上記のように、第2の患部として"右膝関節"がある場合、人体アイコン中のハイライト箇所は"腰部位"と"右膝関節"の二箇所となる。利用者の承認は、ハイライトされている"腰部位"と"右膝関節"の個別のタッチにより、それぞれの患部について承認される。
このように、"腰部位"と"右膝関節"の個別のタッチにより、自覚している2カ所についての施術内容であることが直感でき、無関係な他の部位が追加されていないことを直感できる。
[レセプト作成支援部170によるレセプトデータの作成]
図13は、レセプト作成支援部170が作成したレセプトデータの帳票イメージである。利用者の名前、生年月日、保険番号という基本項目のほか、"負傷名"、"負傷原因""負傷年月日""施術内容"というレセプト入力項目のデータ、さらにその他の入力項目が、レセプト審査基準に適合する用語、表現にて作成されている。
図14は、レセプト作成支援部170が作成した施術録である。施術録はレセプト審査機関に提出する必要はないが、いわゆるカルテとして施術内容を自主的に記録しておくものである。この例では、利用者の名前、生年月日、保険番号という基本項目のほか、"負傷名"、"負傷原因""負傷年月日""施術内容"さらには"症状"、その他の項目が記録されている。
[レセプトデータの送信]
図15は、レセプト作成支援システム100が作成したレセプトデータを、通信部190を介してサービス提供者システム300に送信する様子を示している。
その後、サービス提供者システム300からレセプト審査システム400、保険者システム500と処理が行われ、報酬が支払われる。
以上が一連の処理の流れである。
以上、本発明のレセプト作成支援システムの構成例における好ましい実施形態を図示して説明してきたが、本発明の技術的範囲を逸脱することなく種々の変更が可能であることは理解されるであろう。
本発明のレセプト作成支援システムは訪問医療の診療報酬、訪問看護の診療報酬、訪問歯科医療の診療報酬、訪問療養の診療報酬、訪問介護の介護報酬、または、訪問リハビリテーションの介護報酬などのレセプト作成支援システムに適用することができる。
100 レセプト作成支援システム
110 携帯型端末
120 タッチパネル式モニタ
130 人体アイコン表示部
140 パーツ指定受付手段
150 レセプト入力項目表示部
160 レセプト入力内容指定手段
170 レセプト作成支援部
180 レセプト審査基準データベース
181 保険情報データベース
190 通信部
300 サービス提供者システム
400 レセプト審査システム
500 保険者システム

Claims (7)

  1. 医療、看護、療養、介護またはリハビリテーションの有資格者であるサービス提供者が、利用者に対するサービス提供に関連して作成するレセプトの作成支援システムであって、
    前記サービス提供者が携帯する、タッチパネル式のモニタを装備した携帯型端末と、
    前記モニタ上に人体を模した人体アイコンを表示する人体アイコン表示部と、
    前記人体アイコン表示部により表示された前記人体アイコンの人体パーツへのタッチ入力により前記人体パーツに対する指定を受け付け、当該指定が可能な前記人体パーツの単位がレセプト審査基準により指定可能な部位となっている人体パーツ指定受付手段と、
    前記携帯型端末のモニタ上に表示された前記人体アイコンのパーツをタッチすれば、前記タッチにかかる人体パーツの部位に関する情報の入力を支援するレセプト作成支援部と、
    前記レセプト審査基準の諸情報を蓄積したレセプト審査基準データベースと、
    前記人体パーツ指定受付手段で指定された前記人体の部位ごとに割り当て可能な傷病名、症状、治療行為を含むレセプト入力項目について、前記レセプト審査基準に従った選択候補を前記モニタ上に表示するレセプト入力項目表示部と、
    前記モニタ上に表示された前記レセプト入力項目の前記選択候補へのタッチ入力により前記レセプト入力項目に対する入力内容の指定を受け付けるレセプト入力内容指定手段を備え、
    前記レセプト作成支援部が、前記レセプト入力項目表示部による前記選択候補の表示と、前記レセプト入力内容指定手段によるレセプト入力内容の指定を繰り返して入力された情報をもとに、前記レセプト審査基準に適合した前記レセプトを作成することを特徴とするレセプト作成支援システム。
  2. 前記人体アイコン表示部へのタッチにより指定された前記人体アイコンの前記人体パーツの表示がハイライトまたは強調により修飾され、
    前記修飾された前記人体パーツが、利用者へのサービス提供内容についてのインフォームドコンセントを行った後に前記利用者から承認する旨の意思表示の入力を受け付ける承認ボタンを兼用していることを特徴とする請求項に記載のレセプト作成支援システム。
  3. 前記レセプト作成支援部が、前記レセプト審査基準に適合した前記レセプトを作成する上で未入力の前記レセプト入力項目の残回数を前記モニタ上に表示することを特徴とする請求項に記載のレセプト作成支援システム。
  4. 前記レセプト入力項目のうち、未入力の項目を抽出する未入力情報抽出手段と、
    前記未入力情報抽出手段により抽出された前記未入力の項目に関連付けられた問診内容候補またはヒアリング内容候補を提示するQ&A提示手段と、
    前記Q&A提示手段で提示された前記問診内容候補または前記ヒアリング内容候補をもとに前記サービス提供者が前記利用者に対して質問して得られた情報を入力するQ&A入力受付手段を備え、
    前記レセプト作成支援部が、前記Q&A入力受付手段から入力された情報を基に、前記未入力の項目に対する情報の入力を支援することを特徴とする請求項に記載のレセプト作成支援システム。
  5. 前記Q&A提示手段による問診内容候補またはヒアリング内容候補が、前記レセプト完成のために必要とされる、施術内容、傷病名、傷病名に係る部位を表わす修飾語、投与薬剤、利用機器に関する情報を特定し得るために不足している不足情報を得るための候補である請求項に記載のレセプト作成支援システム。
  6. 前記レセプト入力項目表示部が提示する前記選択候補が、前記レセプト審査基準データベース中に蓄積された前記レセプト審査基準に適合する用語および選択肢に限定され、
    前記レセプト作成支援部が作成支援した結果として完成する前記レセプトが、前記レセプト審査基準に適合するものとなることを担保せしめたことを特徴とする請求項に記載のレセプト作成支援システム。
  7. 過去にレセプト審査機関の審査で承認された承認済みレセプトを蓄積した承認済みレセプトデータベースを備え、
    前記レセプト作成支援部が、作成支援して完成した前記レセプトと、前記承認済みレセプトデータベース中に格納された前記承認済みレセプトとを比較し、少なくとも、施術内容、傷病名、傷病名に係る部位を表わす修飾語が一致しているか否かを確認するレセプト適合確認手段を備えたことを特徴とする請求項に記載のレセプト作成支援システム。
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