JP6312399B2 - 光学用凹凸賦形体 - Google Patents

光学用凹凸賦形体 Download PDF

Info

Publication number
JP6312399B2
JP6312399B2 JP2013210537A JP2013210537A JP6312399B2 JP 6312399 B2 JP6312399 B2 JP 6312399B2 JP 2013210537 A JP2013210537 A JP 2013210537A JP 2013210537 A JP2013210537 A JP 2013210537A JP 6312399 B2 JP6312399 B2 JP 6312399B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
uneven
shaped body
convex
concavo
corrugated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013210537A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015075546A (ja
Inventor
加藤 潤二
潤二 加藤
浩行 辻本
浩行 辻本
敦仁 鈴木
敦仁 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Kasei Corp
Original Assignee
Asahi Kasei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Kasei Corp filed Critical Asahi Kasei Corp
Priority to JP2013210537A priority Critical patent/JP6312399B2/ja
Publication of JP2015075546A publication Critical patent/JP2015075546A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6312399B2 publication Critical patent/JP6312399B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
  • Electroluminescent Light Sources (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

本発明は、光学用凹凸賦形体に関する。
光学装置である液晶表示装置(LCD)やプラズマディスプレイパネル(PDP)、有機EL素子、LED素子においては、光源の光利用効率を高めるために、プリズムシートやレンズシートといった各種光学部材の利用や光出射面への凹凸パタン付与がなされている。一般的な光学部材であるガラス(n=1.52〜1.55)やポリカーボネート(n=1.59)、あるいは発光素子の光出射面であるGaN系化合物半導体材料(n=2.4)や導電性透明材料であるITO(n=1.9〜2.0)は、高い屈折率を有するため、光源や発光層からの光のうち、発光層から臨界角以上の角度で出射した光は、屈折率の低い層との界面、すなわち保護層や封止層、空気界面で全反射を起こし、光利用効率が低下する。
ここで、屈折率nとnを有する層間の臨界角θは、下記式(1)で表される:
θ=sin−1(n/n) ...式(1)
例えば、ITOの屈折率をn=2.0、保護材の屈折率をn=1.5とした場合の臨界角は、θ=46°となる。
また、異なる屈折率の層の界面反射率Rは、下記式(2)で表される:
R=(n−n/(n+n ...式(2)
式(2)により、層1と層2の屈折率nとnの屈折率差が小さくすれば、界面反射率Rは小さくなり、発光効率の低下を抑制することができることがわかる。
光学素子や光学装置の光出射面に凹凸パタンを付与し、光取り出し効率を向上させることによって光利用効率を高める試みがなされており、凹凸パタンの付与方法としては、インプリントや自己組織化といったボトムアップ方式やエッチングやリソグラフィといったトップダウン方式がある。
トップダウン方式の例としては、以下の特許文献1に記載されるように、LED素子のGaN系化合物半導体材料をエッチングすることで凹凸パタンを付与している例が挙げられる。
ボトムアップ方式の例としては、予め作製した凹凸パタンが形成された凹凸賦形体を粘着剤や接着剤により光出射面に付与する方法があるが、この場合、界面反射による発光効率の低下を抑制するためには以下の2つの要件の内少なくとも1つを満たす必要がある。
(1)光出射面と粘着材や接着材の屈折率差を小さくする。
(2)粘着層や接着層の厚みを透過光波長の1/4以下とする。
要件(1)については前述したように光出射面が高い屈折率を有するため、一般的なアクリル系粘着材(n=1.4)では屈折率差により界面反射により光の有効利用が妨げられてしまう。そのため、粘着材や接着材の屈折率を高くする必要があり、例えば、以下の特許文献2に記載されるように、アクリル系粘着材に屈折率の高い金属酸化物を分散させた例が挙げられる。また、要件(2)については、透過光波長の1/4以下であれば、屈折率差により生じる光の反射や回折の影響が無視できることが知られている。
特開2008−205511号公報 特開2009−120726号公報
しかしながら、特許文献2に記載された従来技術では、粘着層の表面に金属酸化物の粒子が露出し、粘着層の粘着性が低下してしまう、また、粘着層の厚みを透過光波長の1/4にした場合、一般的に粘着性や接着性が低下してしまうため、それによって光学部材や光出射面との粘着や接着が難しいという問題があった。
本発明は、かかる問題に鑑みてなされたものであり、粘着性・接着性の低い粘着材・接着材を使用した場合や、粘着層・接着層を薄くして粘着性・接着性が低下した場合でも、粘着・接着が可能となる光学用凹凸賦形体を提供する。
本願発明者らは、前記課題を解決すべく、鋭意検討し実験を重ねた結果、光学用凹凸賦形体の被接着面に密着力が向上するようなナノサイズの空孔を持たせることで、凹凸賦形体の強度を維持しつつ、光学素子に貼りつける際に光学素子との接着力を向上させることが可能となることを見出した。
これにより、従来から検討されていた光学特性には優れているが、接着力が不足している粘着材・接着材を利用した場合や粘着層・接着層を薄くした場合でも、被接着物に光学用凹凸賦形体を貼り付けることが可能となった。
すなわち、本発明は以下の通りのものである。
[1]金属酸化物及び/又は金属アルコキシドの縮合物を含み、屈折率が1.6以上である、凹凸パタンが残膜上に賦形された光学用凹凸賦形体であって、該凹凸パタンの反対側の残膜表面上に長辺が50nm以上350nm以下の空孔が5μm当たり5個以上50個以下で存在する、前記光学用凹凸賦形体。
[2]前記凹凸パタンの高さhと、前記残膜の膜厚dの和が200nm以上2000nm以下である、前記[1]に記載の光学用凹凸賦形体。
[3]前記凹凸パタンの高さhと前記残膜の膜厚dが、以下の式(1):
0.3≦h/(h+d)≦1 ...式(1)
を満たす、前記[1]又は[2]に記載の光学用凹凸賦形体。
[4]前記金属酸化物の一次粒子径が1〜50nmである、前記[1]〜[3]のいずれかに記載の光学用凹凸賦形体。
[5]前記金属酸化物の屈折率が1.9以上である、前記[1]〜[4]のいずれかに記載の光学用凹凸賦形体。
[6]前記金属酸化物が、酸化チタン、酸化ジルコニア、酸化亜鉛、酸化スズ、酸化インジウム、及び酸化タンタルからなる群から選ばれる1種以上である、前記[1]〜[5]のいずれかに記載の光学用凹凸賦形体。
[7]前記金属アルコキシドが、アルコキシシラン又はチタンアルコキシドである、前記[1]〜[6]のいずれかに記載の光学用凹凸賦形体。
[8]前記[1]〜[7]のいずれかに記載の光学用凹凸賦形体と該光学用凹凸賦形体の凹凸パタン側に設置された賦形体保護層とを含む凹凸賦形シート。
[9]前記光学用凹凸賦形体の凹凸パタンと前記賦形体保護層との間に離形層がさらに設置されている、前記[8]に記載の凹凸賦形シート。
[10]ガスバリア層がさらに設置されている、前記[8]又は[9]に記載の凹凸賦形シート。
[11]前記[1]〜[7]のいずれかに記載の光学用凹凸賦形体を光出射面に有する光学素子。
本発明に係る光学用凹凸賦形体は、粘着性・接着性の低い高屈折率の粘着材・接着材を使用した場合や、粘着層・接着層を薄くして粘着性・接着性が低下した場合でも、粘着・接着が可能となる。
本実施の形態に係る凹凸賦形体の断面図である。 本実施の形態に係る凹凸賦形体の形成工程、及び基板(光学素子)への貼付け工程を示す概略図である。
以下、本発明の一実施の形態(以下、「実施の形態」と略記する。)について、図1と2を参照しながら、詳細に説明する。なお、本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々変形して実施することができる。
(凹凸賦形体)
本実施の形態において、凹凸賦形体(20)とは、図1に示すように、凹凸パタン(20a)が残膜(20b)上に賦形された構造体をいう。凹凸パタン(20a)の賦形方法は特に限定されないが、例えば、凹凸構造を有する凹凸基材(図2中(10)参照)により賦形することができる。この際、凹凸賦形体(20)は、凹凸基材(10)の一部又は全てを被覆するように形成することができる。
凹凸賦形体の凹凸パタン(20a)を構成する材料は、残膜(20b)を構成する材料と同一である。凹凸賦形体は、金属酸化物及び/又は金属アルコキシドの縮合物を含み、屈折率が1.6以上であり、かつ、該凹凸賦形体中には、長辺が50nm以上1000nm未満の空孔が5μmあたり1個以上100個以下存在する。
本実施の形態において、屈折率とは、エリプソメータによって測定された値を指す。
凹凸賦形体中に、長辺が50nm以上1000nm未満の空孔が5μmあたり1個以上100個以下存在することにより、粘着性・接着性の低い高屈折率の粘着材・接着材を使用した場合や、粘着層・接着層を薄くして粘着性・接着性が低下した場合でも、発光素子等の被接着物への粘着、接着が可能となる。さらに接着性が向上することにより、耐熱性や加工性の向上が期待できる。
本実施の形態において、凹凸パタンとは、複数の凹凸構造のことをいい、凹凸構造の形状は特に限定されず、例えば、複数の柵状体が配列したラインアンドスペース構造、複数のドット(凸部、突起)状構造が配列したドット構造、及び複数のホール(凹部)状構造が配列したホール構造を採用することができる。ドット構造やホール構造としては、例えば、円錐、円柱、円錐台形、四角錐、四角柱、六角錐、六角柱、多角錐、多角柱、及び二重リング状、多重リング状の構造等が挙げられる。なお、これらの形状は底面の外径が歪んだ形状や、側面が湾曲した形状を含む。なお、ドット構造とは、複数の凸部が互いに独立して配置された構造である。即ち、各凸部は連続した凹部により隔てられる。なお、各凸部は連続した凹部により滑らかに接続されてもよい。一方、ホール構造とは、複数の凹部が互いに独立して配置された構造である。即ち、各凹部は連続した凸部により隔てられる。なお、各凹部は連続した凸部により滑らかに接続されてもよい。
複数の凹凸構造は、ランダムに配列されていてもよいし、周期配列パタンを有していてもよいが、回折効果を高くする観点から、周期配列パタンを有することが好ましい。周期配列パタンは、正六方配列、六方配列、準六方配列、準四方配列、四方配列、及び正四方配列などが例示されるが、これらに限定されるものではない。また、面内の配列の一部がランダムになっていても、複数の配列パタンを有していてもよい。
凹凸構造の大きさは、各凹凸構造の平均間隔が0.1μm以上3μm以下、高さは0.1μm以上3μm以下であることが好ましい。凹凸構造の平均間隔、高さがこの範囲内にあると、入射光を回折する効果が十分に得られる。
(凹凸基材)
凹凸基材(図2中(10))としては、表面に凹凸構造が形成された樹脂や金属、ガラスが挙げられ、例えば、樹脂としては、ポリメタクリル酸メチル樹脂、ポリカーボネート(以下PC)樹脂、ポリスチレン(以下PST)樹脂、シクロオレフィン(以下COP)樹脂、架橋ポリエチレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリアリレート(以下PAR)樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂、変性ポリフェニレンエーテル樹脂、ポリエーテルイミド(以下PEI)樹脂、ポリエーテルサルフォン(以下PES)樹脂、ポリサルフォン樹脂、ポリエーテルケトン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)、ポリエチレンナフタレート(以下PEN)樹脂、ポリエチレン(以下POM)樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、芳香族ポリエステル樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリアミド樹脂、トリアセテートセルロース(以下TAC)樹脂やシリコーン樹脂、あるいは、アクリル系、エポキシ系、ウレタン系などの紫外線硬化性樹脂や熱硬化性樹脂も挙げられる。
凹凸構造の形成方法については特に制限されず、上記凹凸基材と元型による熱転写や、熱硬化樹脂やUV硬化樹脂と元型による熱転写やUV転写、リソグラフィが挙げられ、熱硬化樹脂やUV硬化樹脂は一般的なものが使用できる。凹凸賦形体(20)を凹凸基材(10)とともに貼付けて使用する場合、凹凸基材(10)は可視領域で実質的に透明なほうが好ましい。
(金属酸化物)
金属酸化物としては 酸化チタン、酸化ジルコニア、酸化亜鉛、酸化スズ、酸化インジウム、酸化タンタル、酸化ニオブ等を挙げることができる。これらは単独で用いてもよく、2種以上を混合して用いてもよい。上記の金属酸化物の中では、粒径が小さいものが得られる酸化チタン、酸化ジルコニウムが好ましい。金属酸化物の平均一次粒子径は、サイズに由来する量子効果が顕著である点、及び樹脂中に分散させた際の透明性に優れる点から、1〜50nmが好ましく、透明性の点から、より好ましくは5〜40nmであり、さらに好ましくは10〜30nmである。なお、本明細書中、平均一次粒子径とは、数平均での値を意味する。平均一次粒子径は、透過型電子顕微鏡で観察されるナノ粒子50個の数平均値である。
また、凹凸賦形体の屈折率を高くし、光取り出し効果を向上させる観点から、金属酸化物は高い屈折率を有することが好ましい。具体的には、金属酸化物の屈折率は1.6以上であることが好ましく、1.8以上であることがより好ましく、1.9以上であることがさらに好ましい。同様に、光取り出し効果の観点から、金属酸化物は光の吸収係数の小さいものを用いることが好ましい。
(金属アルコキシド)
金属アルコキシドは、一般式、M(OR)n(M=金属、R=炭化水素基)で表され、含有しうる金属としては、Ti、Si、Sn、Al、Zn、In、Cu、Zr等から選択される1種以上の金属を挙げることができる。特に、Si、Ti、Zr、Alを含むことが好ましい。
金属アルコキシドのアルコキシ基としては特に制限されないが、原料の入手容易性、生産効率等の点から、メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソプロポキシ基、n−ブトキシ基、2−エチルヘキシル基等の炭素数1〜8のアルコキシ基が好ましい。結合するアルコキシ基の数は特に制限されず、金属原子の種類や原子価、一分子中に含まれる金属原子の数等に依存する。また、アルコキシ基が複数個の場合、結合するアルコキシ基は全てが同一であっても、種類が異なっていてもよい。ナノ分散性を維持しつつ凹凸賦形体の透明性を向上させる観点から、特に好ましい金属アルコキシドはアルコキシシランやチタンアルコキシドである。また、チタンアルコキシドについては上記に加えて、凹凸賦形体の高屈折率化が可能である。
(空孔)
本実施の形態において、空孔とは、電子顕微鏡にて観察できる空孔、ボイドのことをいい、長辺が50nm以上1000nm未満であり、50nm以上700nm以下がより好ましく、50nm以上350nm以下がさらに好ましい。
空孔の数としては、5μm当たり1個以上100個以下であり、より好ましくは3個以上80個以下であり、さらに好ましくは5個以上50個以下である。上記空孔の数は、走査型電子顕微鏡を用い、本明細書の実施例の項に記載の方法又はこれと同等であることが当業者に理解される方法を用いて測定した時の個数を指す。
空孔のサイズ、数については、溶媒や溶媒と金属酸化物または金属アルコキシドとの比率、樹脂の添加によって調整することが可能である。溶媒の重量比率が高いほど、空孔サイズは大きく、数についても増加し、金属アルコキシドの比率が高いほど、空孔の数が増加する。樹脂を添加する場合は、賦形体形成後に焼成や溶媒浸漬により樹脂を除去し、空孔を形成させることができ、樹脂の添加量により空孔の数を調整することができる。
(凹凸賦形体の凹凸パタン高さhと膜厚d)
図1に示すように、凹凸賦形体の凹凸パタン(20a)の高さhは、凹凸の凸部頂部から底部までの距離をいい、膜厚dは賦形体の総厚みからパタン高さhを引いた高さとして表される。すなわち、膜厚dとは、パタンの賦形されていない部分(残膜(20b)。)の厚みを指す。
凹凸パタンの高さhは、光利用効率を向上させることができる限り、特に制限はなく、適宜選択することができるが、良好な光取り出し効果を得る観点から、100nm以上1000nm以下であることが好ましく、300nm以上900nm以下であることがより好ましく、400nm以上800nm以下であることがさらに好ましい。パタン高さが100nm以上であることで、十分な光取り出し効果が得られる。
膜厚dは、金属アルコキシドを材料として含む場合、金属アルコキシドの硬化収縮によって、1000nm以上のクラックが生じ、白化したり、凹凸賦形体の膜強度及び基材への密着性が低下したりすることを防止する観点から、1000nm未満が好ましく、より好ましくは500nm以下であり、さらに好ましくは250nm以下である。
凹凸パタン高さhと膜厚dの和(h+d)の値は、膜の光透過率の観点から、200nm以上2000nm以下であることが好ましい。
また、凹凸パタンの高さhと膜厚dとの関係は、耐クラック性の観点から、h/(h+d)の値が0.3以上1以下であることが好ましく、0.5以上1以下であることがより好ましく、0.7以上1以下であることがさらに好ましい。
(賦形体保護層)
本実施の形態における凹凸賦形体は、凹凸賦形体と該光学用凹凸賦形体の凹凸パタン側に設置された賦形体保護層とを含む凹凸賦形シートとすることができる(図示せず)。
賦形体保護層は、凹凸賦形体の凹凸パタン側に設置され、凹凸パタンを保護する機能を有する層をいう。賦形体保護層は、例えば、シリコーンやアクリル成分を表面に有する樹脂フィルムであることができ、また、凹凸賦形体を形成する際に用いた凹凸基材(図2中(10)参照)を賦形体保護層として用いてもよい。表面にシリコーンやアクリル成分を有する樹脂フィルムの市販品としては、マスタック(藤森工業製)やパナプロテクト(パナック製)、サニテクト(サンエー化研製)等が挙げられる。
(離形層)
本実施の形態における凹凸賦形シートは、凹凸賦形体を被接着物に接着して凹凸賦形体のみを容易に貼り付けられるように、凹凸賦形体と賦形体保護層との間に離形層を有してもよく、離形層としては、凹凸基材表面との密着性を考慮した場合、凹凸基材表面と反応し得る官能基を有する離型剤(好ましくは加水分解性シリル基を有するフッ素化合物、より好ましくはフルオロアルキル構造やパーフルオロポリエーテル構造を有する化合物)を用いることができる。加水分解性シリル基を有するフッ素化合物の市販品としては、フルオロアルキルシラン、KBM−7803(信越化学工業社製)、MRAF(旭硝子社製)、オプツール(登録商標)シリーズ(ダイキン工業社製)、ノベック(登録商標)EGC−1720(住友3M社製)、FS−2050シリーズ(フロロテクノロジー社製)等が挙げられる。
(ガスバリア層)
本実施の形態における凹凸賦形シートは、凹凸賦形体と賦形体保護層との間や凹凸賦形体と離形層の間、あるいは賦形体保護層の外側にガスバリア層を有していてもよく、ガスバリア層としては、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリビニルアルコール(PVA)、エチレン/ビニルアルコール共重合体(EVOH)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)等の気体透過性の低い樹脂や金属、無機化合物が挙げられる。
ガスバリア層の形成方法として、樹脂の場合はコーティングやラミネートによる基材への積層が挙げられ、金属や無機化合物の場合は、スパッタリング、蒸着、CVD、あるいはゾルゲル法などの酸化物や窒化物の薄膜形成法が挙げられる。
(凹凸賦形体を光出射面に有する光学素子(基板)(図2の(40)参照)
光学素子としては、液晶表示装置(LCD)やプラズマディスプレイパネル(PDP)、有機EL素子、EL素子といった発光型光学素子が挙げられ、光出射面に凹凸賦形体を設けることで、光の回折により光の進行方向を変える、あるいは凹凸賦形体の屈折率を光出射面の屈折率に近い値とすることで屈折率の違いにより生じる界面反射を抑えることで、光学素子の発光面からの光取り出し効率を改善させることが可能となる。
本実施の形態の凹凸賦形シートについては、粘着あるいは接着により凹凸賦形シートを光学素子の光出射面に貼り付けた後、賦形体保護層(凹凸基材)を剥離し、凹凸賦形体のみを光出射面に貼り付ける形としてもよい。
(凹凸賦形体の製造方法)
本実施の形態に係る光学用凹凸賦形体の製造方法について説明する。本実施の形態に係る光学用凹凸賦形体の製造方法は凹凸基材に凹凸構造(凹凸パタン)を設ける工程と、凹凸基材の凹凸構造(凹凸パタン)上に凹凸賦形体を形成する工程と、を含む。
(凹凸構造を有する基材の製造工程)
実施の形態に係る凹凸構造を有する凹凸基材(図2(a)参照)の作製方法について説明する。凹凸構造は所望の形状を有する凹凸構造が所望の周期配列パタンをもって形成された元型を、公知のナノインプリント技術を用いて基材に樹脂で型取りして作製することが好ましい。元型の製造方法としては、フォトリソグラフィ、電子ビームリソグラフィ、レーザー熱リソグラフィなどによる周期配列パターニングを行い、ウェットエッチングやドライエッチングによる加工を行う方法が挙げられる。これらの加工を行った構造物をそのまま元型として用いてもよく、加工後に電鋳で凹凸構造を反転させた構造物を元型として用いてもよく、前記2つの形態の構造物をさらに樹脂でインプリントした構造物を元型として用いてもよい。前記元型を用いて光硬化樹脂で型取りする光インプリント、熱硬化樹脂、または熱可塑性樹脂で型取りする熱インプリントなどの方法で、凹凸基材上に凹凸構造を作製することができる。
凹凸基材作製後に、凹凸基材の凹凸構造側に離形層やガスバリア層を形成することができる。離形層とガスバリア層をともに有する場合は、まず凹凸基材上に離形層を形成させたのちガスバリア層を形成させる。
離形層の形成方法としては、離型剤を凹凸基材に塗布する方法が挙げられる。塗布方法としては、特に制限は無く、マイヤーバー、アプリケーター、刷毛、スプレー、ローラー、グラビアコーター、ダイコーター、リップコーター、コンマコーター、ナイフコーター、リバースコ−ター、スピンコーター、ディスペンサやインクジェット等の塗工機や塗工用具を用いた塗工法が挙げられる。さらに塗布液の乾燥をさせるが、乾燥方法についても特に制限はなく、熱風乾燥、赤外線照射による加熱乾燥、減圧による乾燥等が挙げられる。
凹凸基材の表面と離型剤の反応性を上げるために、離型剤を塗布する前にUVオゾン処理やプラズマ処理、エキシマUV処理といった表面処理を行ってもよい。
ガスバリア層の形成方法としては、ガスバリア性を有する樹脂材料や無機化合物を凹凸基材上に塗布、スパッタ、蒸着することに薄膜を形成させる方法が挙げられる。樹脂材料についてはマイヤーバー、アプリケーター、刷毛、スプレー、ローラー、グラビアコーター、ダイコーター、リップコーター、コンマコーター、ナイフコーター、リバースコ−ター、スピンコーター、ディスペンサやインクジェット等の塗工機や塗工用具を用いた塗工法が挙げられ、無機化合物については、例えば、真空蒸着、スパッタリングやイオンプレーティングやCVDが挙げられる。
(凹凸賦形体の形成工程)
凹凸賦形体の形成工程(図2(b)参照)では、まず、高屈折率の塗布液を作製する。塗布液には金属酸化物や金属アルコキシド、金属アルコキシドの硬化を促進する必要がある場合は硬化触媒を含んでいてもよい。また、塗布液の粘度調整や塗工性向上のために、溶剤やレベリング剤、離型剤等を含んでいてもよく、屈折率調整や柔軟性を付与するために樹脂を含んでいてもよい。
次に塗布液を凹凸基材の凹凸構造側に塗布する。塗布方法としては、特に制限は無く、マイヤーバー、アプリケーター、刷毛、スプレー、ローラー、グラビアコーター、ダイコーター、リップコーター、コンマコーター、ナイフコーター、リバースコ−ター、スピンコーター、ディスペンサやインクジェット等の塗工機や塗工用具を用いた塗工法が挙げられる。
さらに塗布液の乾燥をさせるが、乾燥方法についても特に制限はなく、熱風乾燥、赤外線照射による加熱乾燥、減圧による乾燥等が挙げられる。
(貼り付け工程)
本実施の形態における貼りつけ工程は、接着材や粘着材を塗布して接着層を形成する工程(図2(c)参照)と、基板に貼り付ける工程(図2(d)参照)とが含まれる。接着材や粘着材の種類については特に制限されないが、例えば、アクリル系接着材や粘着材、及びエポキシ樹脂、シリコーン樹脂等の透明な接着材や粘着材を用いることができる。
塗布方法としては、特に制限は無く、マイヤーバー、アプリケーター、刷毛、スプレー、ローラー、グラビアコーター、ダイコーター、リップコーター、コンマコーター、ナイフコーター、リバースコ−ター、スピンコーター、ディスペンサやインクジェット等の塗工機や塗工用具を用いた塗工法が挙げられ、光学用凹凸賦形体と基板(光学素子)のいずれか一方又は両方に塗布される。
その後、光学用凹凸賦形体と基板(光学素子)を重ね合わせ、プレスすることによって貼りつけることが可能である。プレス方法は特に限定されないが、ロールによるプレスが好ましい。
(凹凸基材の剥離工程)
基板に接着する対象を凹凸賦形体のみとする場合は、貼り付け工程の後に凹凸基材を剥離する。剥離する方法としては特に制限されず、例えば、凹凸基材端部からピール剥離(ピーリング)によって剥離する方法等が挙げられる。
また、凹凸基材剥離後に、凹凸パタン側にコーティングやスパッタ等でガスバリア層を形成させることもできる。
以下、本実施の形態の効果を明確にするために行った実施例及び比較例について説明する。なお、本実施の形態は、これらの実施例及び比較例によって何ら限定されるものではない。
以下の実施例及び比較例においては、光学用凹凸賦形体を作製し、作製した光学用凹凸賦形体を各種接着剤で、ガラス基板に貼り付けることで評価した。また、塗布液の作製及び凹凸構造体の作製はクリーンルーム(23℃、50%RH)内で作業し、基板への接着性については、以下の基盤目テープ剥離評価試験で評価した。
(基盤目テープ剥離評価試験)
4cm角のガラス基板に各種接着剤を平膜で塗布し、光学用凹凸賦形体をローラーでラミネートし、試験面にカッターガイドを使用してカッターナイフで、素地に達する11本の切り傷をつけ、2mm間隔で100個の碁盤目を作った。碁盤目部分にセロテープ(登録商標)を強く圧着させ、テープの端を45°の角度で一気に引き剥がし、碁盤目の状態を標準図と比較して評価した。9割以上、試験面が残ったものを○、5割以上残ったものを△、5割未満残ったものを×とした。
凹凸賦形体の凹凸パタンの高さh、膜厚d、及び接着層の厚みについては、作製したサンプルを割断し、1インチのSEM台にカーボンペーストを用いて貼りつけ、オスミウム蒸着したものを、FE−SEM(日立ハイテク社製、SU−8010)を用いて50,000倍観察で凹凸賦形体の厚さ、凹凸パタンの高さ、及び接着層の厚みを、それぞれ、確認した。
(実施例1)
(凹凸基材の作製)
ピッチ500nm、高さ500nmのドット状の凹凸構造を有するNi金型と、UV硬化樹脂PAK−02(東洋合成社製)を使用し、PETフィルムA4100(東洋紡社製)に凹凸構造をUV転写し、凹凸基材を作製した。Ni金型にPAK−02を滴下し、PETフィルムA4100をハンドローラーでNi金型に密着させた。その後、UV硬化樹脂を硬化させるためにUVランプを使用し、400mW/cmの照度で光照射した。光照射後にPETフィルムをNi金型から剥離し、凹凸基材Aを得た。
(塗布液の作製)
15wt%メタノール希釈品のTiOナノ分散液(堺化学社製、SRD−M)93.8質量部、テトラメトキシシラン6質量部、ジブチル錫ジアセテート0.2質量部を混合し、塗布液1を作製した。
(凹凸賦形体の形成)
凹凸基材Aの上に、バーコーターで塗布液1を塗布、室温にて30分乾燥させ、光学用凹凸賦形体A1を作製した。
(凹凸賦形体の空孔)
得られた光学用凹凸賦形体A1を、1インチSEM台にカーボンペーストを用いて貼り付け、オスミウム蒸着したものを、FE−SEM(日立ハイテク社製、SU−8010)にて測定し、膜の空孔を25000倍で観察した。長辺のサイズが50nm以上1000nm未満の空孔は10個/5μm存在した。
(基板への接着)
ガラス板に光学用接着剤アロニックスLCR0239F(東亞合成製)をバーコートで塗布して接着層を形成し、作製した光学用凹凸賦形体A1をローラーでラミネートし、貼り付けた。その後、UV硬化樹脂を硬化させるためにUVランプを使用し、400mW/cmの照度で光照射した。上記の方法で作製した接着層の厚みをFE−SEM(日立ハイテク社製 SU−8010)にて断面測定したところ、接着層の厚みは5μmであった。ガラス基板に接着された光学用凹凸賦形体A1と凹凸基材Aに対して、カッターナイフで碁盤目状に切り込みをいれた。その後、凹凸基材Aを剥離し、光学用凹凸賦形体A1についてテープ剥離試験を実施した。評価結果を以下の表1に示す。
(実施例2)
(凹凸基材の作製)
実施例1に準じた。
(塗布液の作製)
実施例1に準じた。
(凹凸賦形体の形成)
実施例1に準じた。
(凹凸賦形体の空孔)
得られた光学用凹凸賦形体A1を、実施例1と同様の方法で観察した。長辺のサイズが50nm以上1000nm未満の空孔は10個/5μm存在した。
(基板への接着)
光学用接着剤アロニックスLCR0239F(東亞合成社製)をトルエンで10倍希釈し、接着液2を作製した。作製した接着液2をスピンコーター(ミカサ社製、MS−A100)によりガラス板に塗布して接着層を形成した後、作製した光学用凹凸賦形体A1をローラーでラミネートし、貼り付けた。上記の方法で作製した接着層の厚みをFE−SEM(日立ハイテク社製、SU−8010)にて断面測定したところ、接着層の厚みは100nmであった。ガラス基板に接着された光学用凹凸賦形体A1と凹凸基材Aに対して、カッターナイフで碁盤目状に切り込みをいれた。その後、凹凸基材Aを剥離し、光学用凹凸賦形体A1についてテープ剥離試験を実施した。評価結果を以下の表1に示す。
(実施例3)
(凹凸基材の作製)
実施例1に準じた。
(塗布液の作製)
実施例1に準じた。
(凹凸賦形体の形成)
実施例1に準じた。
(凹凸賦形体の空孔)
得られた光学用凹凸賦形体A1を、実施例1と同様の方法で観察した。長辺のサイズが50nm以上1000nm未満の空孔は10個/5μm存在した。
(基板への接着)
アロニックスM309(東亞合成社製)20質量部、酸化ジルコニウム粒子分散液OZ−S30K(日産化学社製)79.4質量部、光重合開始剤Irgacure(登録商標)184(BASF社製)0.6質量部を混合し、接着液3を作製した。
作製した接着液3をバーコーターによりガラス板に塗布し、真空乾燥機にて60℃で30min乾燥させて接着層を形成した後、作製した光学用凹凸賦形体A1をローラーでラミネートし、貼り付けた。その後、接着層を硬化させるためにUVランプを使用し、400mW/cmの照度で光照射した。
ガラス基板に接着された光学用凹凸賦形体A1と凹凸基材Aに対して、カッターナイフで碁盤目状に切り込みをいれた。その後、凹凸基材Aを剥離し、光学用凹凸賦形体についてテープ剥離試験を実施した。評価結果を以下の表1に示す。
(比較例1)
(凹凸基材の作製)
実施例1に準じた。
(塗布液の作製)
TiOナノ粒子(堺化学社製、STR−100−LP)14質量部、イソプロピルアルコール79.8質量部、テトラメトキシシラン6質量部、ジブチル錫ジアセテート0.2質量部を混合し、塗布液2を作製した。
(凹凸賦形体の形成)
凹凸基材Aの上に、バーコーターで塗布液2を塗布、室温にて30分乾燥させ、光学用凹凸賦形体A2を作製した。
(凹凸賦形体の空孔)
得られた光学用凹凸賦形体A2を、実施例1と同様の方法で観察した。長辺のサイズが50nm以上の空孔は観察できなかった。
(基板への接着)
実施例2と同様に接着液2を作製した。
作製した接着液2をスピンコーター(ミカサ社製 MS−A100)によりガラス板に塗布して接着層を形成した後、作製した光学用凹凸賦形体A2をローラーでラミネートし、貼り付けた。
ガラス基板に接着された光学用凹凸賦形体A2と凹凸基材Aに対して、カッターナイフで碁盤目状に切り込みをいれた。その後、凹凸基材Aを剥離し、光学用凹凸賦形体A2についてテープ剥離試験を実施した。評価結果を以下の表1に示す。
(比較例2)
(凹凸基材の作製)
実施例1に準じた。
(塗布液の作製)
比較例1に準じた。
(凹凸賦形体の形成)
比較例1に準じた。
(凹凸賦形体の空孔)
得られた光学用凹凸賦形体A2を、実施例1と同様の方法で観察した。長辺のサイズが50nm以上の空孔は観察できなかった。
(基板への接着)
実施例3と同様に、接着液3を調整した。
作製した接着液3をバーコーターによりガラス板に塗布し、真空乾燥機にて60℃で30min乾燥させて接着層を形成した後、作製した光学用凹凸賦形体A2をローラーでラミネートし、貼り付けた。その後、接着層を硬化させるためにUVランプを使用し、400mW/cmの照度で光照射した。
ガラス基板に接着された光学用凹凸賦形体A2と凹凸基材Aに対して、カッターナイフで碁盤目状に切り込みをいれた。その後、凹凸基材Aを剥離し、光学用凹凸賦形体A2についてテープ剥離試験を実施した。評価結果を以下の表1に示す。
Figure 0006312399
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。上記実施の形態において、添付図面に図示されている大きさや形状などについては、これに限定されず、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。
本発明は、光学素子光学装置に貼り付けることにより光取り出し効率の向上が期待できる光学用凹凸賦形体であって、例えば、液晶表示装置(LCD)やプラズマディスプレイパネル(PDP)、有機EL素子、EL素子等に好適に適用することができる。
10 凹凸基材
20 凹凸賦形体
20a 凹凸賦形体の凹凸パタン
20b 凹凸賦形体の残膜
30 接着層
40 基板

Claims (11)

  1. 金属酸化物及び/又は金属アルコキシドの縮合物を含み、屈折率が1.6以上である、凹凸パタンが残膜上に賦形された光学用凹凸賦形体であって、該凹凸パタンの反対側の残膜表面上に長辺が50nm以上350nm以下の空孔が5μm当たり5個以上50個以下で存在する、前記光学用凹凸賦形体。
  2. 前記凹凸パタンの高さhと、前記残膜の膜厚dの和が200nm以上2000nm以下である、請求項1に記載の光学用凹凸賦形体。
  3. 前記凹凸パタンの高さhと前記残膜の膜厚dが、以下の式(1):
    0.3≦h/(h+d)≦1 ...式(1)
    を満たす、請求項1又は2に記載の光学用凹凸賦形体。
  4. 前記金属酸化物の一次粒子径が1〜50nmである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の光学用凹凸賦形体。
  5. 前記金属酸化物の屈折率が1.9以上である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の光学用凹凸賦形体。
  6. 前記金属酸化物が、酸化チタン、酸化ジルコニア、酸化亜鉛、酸化スズ、酸化インジウム、及び酸化タンタルからなる群から選ばれる1種以上である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の光学用凹凸賦形体。
  7. 前記金属アルコキシドが、アルコキシシラン又はチタンアルコキシドである、請求項1〜6のいずれか1項に記載の光学用凹凸賦形体。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の光学用凹凸賦形体と該光学用凹凸賦形体の凹凸パタン側に設置された賦形体保護層とを含む凹凸賦形シート。
  9. 前記光学用凹凸賦形体の凹凸パタンと前記賦形体保護層との間に離形層がさらに設置されている、請求項8に記載の凹凸賦形シート。
  10. ガスバリア層がさらに設置されている、請求項8又は9に記載の凹凸賦形シート。
  11. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の光学用凹凸賦形体を光出射面に有する光学素子。
JP2013210537A 2013-10-07 2013-10-07 光学用凹凸賦形体 Expired - Fee Related JP6312399B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013210537A JP6312399B2 (ja) 2013-10-07 2013-10-07 光学用凹凸賦形体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013210537A JP6312399B2 (ja) 2013-10-07 2013-10-07 光学用凹凸賦形体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015075546A JP2015075546A (ja) 2015-04-20
JP6312399B2 true JP6312399B2 (ja) 2018-04-18

Family

ID=53000474

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013210537A Expired - Fee Related JP6312399B2 (ja) 2013-10-07 2013-10-07 光学用凹凸賦形体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6312399B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7257100B2 (ja) * 2017-09-11 2023-04-13 東洋製罐グループホールディングス株式会社 透明基板、薄膜支持基板

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008013623A (ja) * 2006-07-04 2008-01-24 Shin Etsu Chem Co Ltd 光関連デバイス封止用樹脂組成物およびその硬化物
TWI477824B (zh) * 2011-12-27 2015-03-21 Asahi Kasei E Materials Corp Optical substrate and light emitting device

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015075546A (ja) 2015-04-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7009992B2 (ja) 断熱グレージングユニット及び微細構造化拡散部を含む微小光学層並びに方法
KR102456918B1 (ko) 글레이징을 위한 미세광학체
JP5365197B2 (ja) 近赤外線吸収性組成物、及び近赤外線吸収フィルタ
CN107810433B (zh) 包括微结构化各向异性漫射体的隔热玻璃窗单元和微光学层以及方法
CN107820461B (zh) 分段式转印带及其制备和使用方法
JP2016122163A (ja) 光学フィルム及びその製造方法
JP6609402B2 (ja) 光学フィルム及びその製造方法
EP3822669A1 (en) Transfer sheet, color forming sheet, color forming article, and transfer method
WO2012105357A1 (ja) 積層体及び積層体の製造方法
WO2011033818A1 (ja) 観察窓付き構造物
US10618247B2 (en) Segmented and non-segmented transfer tapes, articles therefrom and method of making and use thereof
JPWO2013146331A1 (ja) 導電性素子およびその製造方法、配線素子、ならびに原盤
JP5036060B2 (ja) 加飾印刷フィルム積層体
JP5133465B2 (ja) 積層構造体および加工品の製造方法
JP5651259B2 (ja) 積層フィルム及びそのフィルムロール、並びにそれから得られうる光透過性導電性フィルム及びそれを利用したタッチパネル
JP6312399B2 (ja) 光学用凹凸賦形体
WO2017086319A1 (ja) 保護フィルム及び波長変換シート
TW202213807A (zh) 照明裝置用導光構件、照明裝置及建築構件
US11086056B2 (en) Micro-optical assemblies including transparent substrates having graphic layer and method of making thereof
JP7359162B2 (ja) 機能性フィルム及び機能性合わせガラス
JP5299044B2 (ja) 光学フィルタおよびその製造方法
KR20150068617A (ko) 터치패널센서용 적층필름
EP3246735B1 (en) Optical element, article, and method for manufacturing optical element
JP6364860B2 (ja) ハードコートフィルム、並びに、これを用いた透明導電性フィルム及びタッチパネル
JP5039850B1 (ja) 機能性樹脂積層体の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20160404

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160802

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170317

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170328

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170502

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171031

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171107

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180313

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180320

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6312399

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees