JP6310355B2 - 流量抵抗ノズル - Google Patents

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Description

本発明は例えば所定圧で供給する気体の流量を設定するために使用されたり、漏れ検査装置の流量校正のために漏れ量の基準器として使用される流量抵抗ノズルに関する。
この種の従来の流量抵抗ノズルとしては、例えば特許文献1に示されている微少リーク弁(以降、流量抵抗ノズルとも呼ぶ)が知られている。その構造は図8に断面で示すように、ほぼ円柱状の台座12と、金属ブロック13と、保護管16とを有している。台座12にはその軸心に貫通孔12Cが形成されている。金属ブロック13は、台座12の一端側から貫通孔12Cより大きい径で同軸に雌ネジ穴12Bが形成されており、金属ブロック13には雌ネジ穴12Bに螺合する雄ネジ部13Aが一端から突出して形成されており、他端にも雄ネジ部13Eが突出形成されている。
金属ブロック13の軸心に形成された細管貫通孔13Bに細管2が貫通して両端が突出するように装着されており、雄ネジ部13Aには細管貫通孔13Bと同軸にそれより径が大の雌ネジ穴13Dが形成されている。この雌ネジ穴13Dに螺合する雄ネジが外周に切られ、細管2の一端側が挿通された円柱状のシール抑え7の先端が、雌ネジ穴13D内でリング状シール材4を押圧することにより細管2の外周面と金属ブロック13の内周面との間がシールされている。金属ブロック13の外周面と台座12の内周面との間はシール材14及び/又は15によりシールされている。また、シール抑え7から突出した細管2の一端と対向して貫通孔12Cの一端に塵埃を除去するフィルタ17が装着されている。金属ブロック13の雄ネジ部13Eには突出した細管2を保護する保護管16が装着され、必要に応じて保護管16の先端部にもフィルタが設けられる。
この微少リーク弁を組み立てるには、まず、保護管16を金属ブロック13に装着し、リング状のシール材4とシール抑え7を細管2に装着した状態で細管2を金属ブロック13の細管貫通孔13Bに挿通させ、シール材4を雌ネジ穴13D内に挿入し、雌ネジ穴13Dにシール抑えを回動挿入してシール材4を押圧し、フィルタ17が装着された台座12の雌ネジ穴12Bに金属ブロック13の雄ネジ部13Aをねじ込む。なお、図8に示す特許文献1の微少リーク弁(流量抵抗ノズル)では金属ブロック13にその外周面から細管貫通穴13Bに達するネジ穴13Cが形成されており、規定圧にて規定の流量値となるようネジ6により細管2を潰すことができる。
図9は周知の漏れ検査装置の基本的構成を示すブロック図であり、配管22の一端に空圧源21が接続され、他端には検査対象のワーク28が接続される。配管22には、空圧源21側から順にレギュレータ23、流量計25、作動弁26が直列に挿入されている。また、レギュレータ23と流量計25との間において配管22に圧力ゲージ24が接続されており、作動弁26とワーク28との間において配管22に圧力計27が接続されている。流量計25の流量値の校正を行うには、配管22に接続される漏れ検査の対象となるワーク28の代わりに図8の微少リーク弁の台座12の雄ネジ管12Aを気密に接続し、レギュレータ23を調整して予め決めた規定圧の気体(例えば空気)を供給し、そのときの微少リーク弁からの漏れ量が規定値となるように流量計25の読みを校正する。
実開平03−105773号公報
図8の流量抵抗ノズルにおいて単体部品としての細管2の流量を予め別の流量測定装置で測定しながら細管を冶具で潰して所定の流量に設定した場合、流量抵抗ノズルの組み立て時に流量が設定された細管を直接取り扱う必要があり、細管を誤って曲げて設定流量が変わってしまう可能性がある。そこで別の流量測定装置での単体部品としての細管の流量設定は行わず、図8のように流量抵抗ノズルを組み立てた後にネジ6を回動して細管2を潰すことにより所定の流量に設定している。しかし、この構造では、ネジ6で細管2を潰すことにより流量を所定値に設定しているので、設定後の細管2とネジ6と金属ブロック13は互いに一体な構造となり、流量抵抗ノズルを組み立てる際に金属ブロック13を台座12に強く締め付けると、締め付け時の歪が細管2と圧接しているネジ6に伝わるため、設定流量値が変化することがあった。そのような場合は、その流量抵抗ノズルを分解して細管2を新しいものと交換し、ネジ6により再度流量を設定して流量抵抗ノズルを組み立てる必要があった。
この発明の目的は流量抵抗ノズルの組み立て時に設定流量が変化しない流量抵抗ノズルを提供することである。
上記の課題を解決するために、本発明による流量抵抗ノズルは、
外周面にネジが切られた軸部と、その軸部の一端にその軸部の外径より大きい径を有するボディとを同軸心に有し、上記軸部と上記ボディの軸心を連通して貫通する導通穴が形成されたホルダーと、上記導通穴は上記ボディ側における小径穴部と、上記小径穴部より上記軸部側において上記小径穴部の内径より径が拡大された大径穴部とを同軸心に有し、上記小径穴部と上記大径穴部の境界に軸心と垂直な面を有する段部が形成されており、上記小径穴部の内周面にはネジが切られており、
上記小径穴部に螺合されたネジ部と上記大径穴部に配置された上記ネジ部より大の外径を有する頭部とを一体に有し、上記ネジ部と上記頭部を通って軸心に貫通孔が形成された雄ネジと、上記貫通孔に挿通され、一端が上記ネジ部から突出し、他端が上記貫通孔内に位置する細管とを有するネジ型ノズルと、上記細管の外周面と上記貫通孔の内周面は互いに気密に固定されており、上記細管は、所定の流量となるよう上記ネジ部から突出した部分において潰されており、
上記頭部と上記導通穴の上記段部との間に挟まれたシールパッキングと、
を含むことを特徴とする。
本発明による流量抵抗ノズルにおいては、標準的な雄ネジに形成した貫通孔に細管を挿通して気密固定して形成したネジ型ノズルの雄ネジから突出した部分における細管が所定流量に潰されており、雄ネジの頭部と、ホルダーを貫通する導通穴の中間部に形成した段部との間にシールパッキングを挟むことによりネジ型ノズルの外周面と導通穴の内周面との間を気密にする構成としたので、ネジ型ノズルをホルダーに締め付けても歪みは細管の雄ネジから突出した部分に伝わらず、従って流量抵抗ノズルの組み立て時に設定流量が変化する恐れはなく、正確な流量が設定された流量抵抗ノズルを組み立てることが可能である効果を奏する。
この発明の第1実施例による流量抵抗ノズルを示し、Aは側面図、BはAにおいてフィルタとフィルタ押えを外した正面図、CはAにおける軸方向断面図。 この発明の流量抵抗ノズルに使用されるネジ型ノズルを示し、Aは軸方向断面図、Bはネジ型ノズルの頭部側から見た正面図。 Aはネジ型ノズルにマイナスネジを使用した場合の頭部側から見た正面図、Bは六角ネジを使用した場合の頭部側から見た正面図。 この発明の第2実施例による流量抵抗ノズルの軸方向断面図。 この発明の第3実施例による流量抵抗ノズルの軸方向断面図。 この発明の第4実施例による流量抵抗ノズルの軸方向断面図。 この発明による流量抵抗ノズルの基本的構成を説明するための断面図。 従来技術による流量基準器としての微少リーク弁の軸方向断面図。 従来の漏れ検査装置の基本的構成ブロック図。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
[第1実施例]
以下にこの発明の第1実施例に係る流量抵抗ノズルを説明する。図1Aは流量抵抗ノズルの側面を示し、図1Bは図1Aにおいて図1Cを参照して後述するフィルタ52とフィルタ押え54を外したときの正面を示し、図1Cは図1Aにおける軸心に沿った断面を示す。流量抵抗ノズルはホルダー30と、ホルダー30内に装着されるネジ型ノズル40と、シールパッキング51と、フィルタ52と、フィルタ押え54を含む。必要に応じて更にホースジョイント60とパッキング64を含んでもよい。
この第1実施例ではホルダー30は金属で六角ボルト状に一体形成され、その中心軸を共有して六角頭部32と、六角頭部32の一端面から突出し、六角頭部32より小さい外径を有し、外周面にネジが切られた軸部33と、六角頭部32の軸部33と反対側端面から突出した円柱部31とを有する。ホルダー30にはその中心軸と同軸に一端から他端に貫通する導通穴30bが形成されており、導通穴30bは軸部33側における導通穴33bと、六角頭部32側における導通穴32bと、円柱部31側における導通穴31bとが同軸心で互いに連通した構造となっている。導通穴32bと33bの境界は六角頭部32と軸部33の境界に位置する必要はなく、それより六角頭部32内でも軸部33内でもよく、同様に導通穴31bと32bの境界は円柱部31と六角頭部32の境界に位置する必要はなく、それより円柱部31内でも六角頭部32内でもよい。しかしながら、便宜上、以下においては導通穴31b、32b、33bをそれぞれ円柱部31における導通穴、六角頭部32における導通穴、軸部33における導通穴と呼ぶこともある。円柱部31と六角頭部32はホルダー30のボディ312を構成しており、軸部33はボディ312の一端から突出して形成されているといえる。
軸部33における導通穴33bの内径は、後述のネジ型ノズル40を構成する雄ネジ41の頭部41Hの外径より大とされている。導通穴32bの内径は導通穴33bの内径より小とされ、その境界は軸心方向とほぼ直角な面を成す段部32sを形成している。円柱部31における導通穴31bの内径は六角頭部32における導通穴32bの内径より大とされている。導通穴31b、33bの内周面にはそれぞれの穴の外端から軸方向中間部までネジが切られており、導通穴32bの内周面には雄ネジ41と螺合するネジが軸方向ほぼ全長に渡って切られている。
ネジ型ノズル40は図2Aに軸方向に沿った断面を、図2Bに頭部側の正面図を示すように雄ネジ41と細管42を有している。雄ネジ41にはその中心軸と同軸に貫通孔41hが形成されており、その貫通孔41hに細管42が挿通され、細管42の外周面と貫通孔41hの内周面との間に接着材43が注入され気密固定されている。雄ネジ41はネジ部41Sと頭部41Hを有する市販の標準的な雄ネジの軸心に沿って貫通孔41hを形成したものであり、図の例では頭部41Hに十字穴41cを有するナベネジを使用した例を示す。貫通孔41hの内径は十字穴41cの中心における内接円の径より小さく、貫通孔41hの一端は十字穴41cの中央底部に開放されている。頭部41Hの、ネジ部41S側端面41Hpは雄ネジの中心軸に対し直角な面を成している。
細管42は例えばステンレス製チューブであり、その一端は、雄ネジ41をドライバで回動してネジ型ノズル40をホルダー30の導通穴30b内に取り付ける際にドライバの先端が細管42の先端に接触しないよう十字穴41cの中央底部より深い貫通孔41h内に位置し、細管42の他端はネジ部41Sから突出している。細管42を雄ネジ41に例えばエポキシ樹脂系、シリコン樹脂系、あるいはシアノアクリレート系などの接着材43で気密に接着固定する。あるいは、接着剤を使用せず、細管42の突出部の外周面とネジ部41Sの先端部を熔接することにより実質的に細管42の外周面と貫通孔41hの内周面を互いに気密固定してもよい。こうして構成したネジ型ノズル40は本発明とは別の流量調整装置により規定圧で細管42の流量が所定値となるよう細管42の突出部の任意の領域が精密に潰される。そのような流量が所定値とされたネジ型ノズル40は、所望の異なる流量値ごとに予め用意しておくことができる。
図1Cに戻って、雄ネジ41の頭部41Hを回してネジ部41Sを導通穴32bにねじ込むことにより導通穴33b内において頭部41Hのネジ部41S側端面41Hpと、導通穴30b内の段部32sとの間にシールパッキング51を挟んで押圧し、雄ネジ41の外周面と導通穴30bの内周面間がシールされる。雄ネジ41の頭部41Hと当接するよう、円板状のフィルタ52が導通穴33b内に装着され、その外側から、外周にネジが切られた環状のフィルタ押え54が導通穴33bにねじ込まれる。これにより空圧源からネジ型ノズル40の頭部41H側に大気圧より高い加圧気体が供給される場合、加圧気体中の塵埃をフィルタ52により除去して細管42の細孔42hの内壁に付着することを防止する。フィルタ押え54は弾性を有するO−リング53を介してフィルタ52を押えるようにしてもよい。
ホルダー30の軸部33は例えば図9における漏れ検査装置のワーク28と置き換えて配管22に螺合され、六角頭部32の端面に形成された環状溝32gに装着されたシールパッキング34が配管22の端部に設けられた図示してないフランジに圧接シールされてこの発明の流量抵抗ノズルが流量測定系に取り付けられる。その状態で規定圧の加圧気体(例えば空気)が供給され、その時の流量計25の読みがネジ型ノズル40の設定流量値となるよう流量計25の読みを較正する。図1の実施例では、流量抵抗ノズルからの流出気体を図示してないホースで所望の系に供給するためにホースジョイント60がホルダー30に取り付けられている場合を示している。ホースジョイント60は中心軸に導通穴60hを有する円柱状であり、ホルダー30の導通穴31bに切られたネジに螺合するネジ部63と、ネジ部63より外径が大のフランジ部62と、ホースが接続される接続部61を有している。フランジ部62のネジ部63側端面とホルダー30の円柱部31の端面との間にシールパッキング64を挟んで気密が保たれる。
前述のように規定圧で様々な流量値のネジ型ノズル40を予め用意しておけば、ホルダー30、フィルタ52、フィルタ押え54は交換せずにネジ型ノズル40のみを所望の流量値のものに取り替えることができるので、予め複数の設定流量値が必要とされる場合、用意すべき流量抵抗ノズルの費用が少なくてすむ。これに対し、図8を参照して説明した従来の流量抵抗ノズルの場合、細管2は金属ブロック13及びシール押え7と一体のものとして所定流量に設定されるので、多数の異なる流量を設定する必要がある場合は、それぞれの流量設定された個別製品としての流量抵抗ノズルを用意する必要があり、それだけ費用がかかる。
上述の実施例では雄ネジ41として十字穴を有するナベネジを使用した例を示したが、図3A及び図3Bに頂面のみを示すように、すわり溝41dを有するマイナスネジでもよいし、六角穴41eを有するボルトでもよく、また、ネジの型としては、ナベネジ以外にもトラスネジ、丸ネジ、平ネジなどであってもよい。その他さまざまな市販の標準ネジに貫通孔41hを開けて使用することができることは明らかである。
[第2実施例]
図4はこの発明による流量抵抗ノズルの第2実施例を示す。前述の第1実施例による流量抵抗ノズルにおいては、加圧気体の供給側はフィルタ52が設けられているホルダー30の軸部33側に限定されるが、第2実施例の流量抵抗ノズルにおいては、細管42の突出端部側にもフィルタを設けることによりホースジョイント60側から加圧気体を供給する場合にも使用可能とされている。図4に示すようにホルダー30の円柱部31における導通穴31b内にスペーサリング71を挿入し、スペーサリング71の内径より大きな外径を有するフィルタ72を細管42の突出先端と間隔をあけて対向するよう装着し、フィルタ72の、スペーサリング71と反対側を弾性O−リング73を介してホースジョイント60の先端で押圧して固定する。スペーサリング71は細管42の突出先端とフィルタ72との間隔を所定に保つためのものである。その他の構成は第1実施例の場合と同様なので説明を省略する。この第2実施例に拠れば、空圧源が負圧の場合、ホースジョイント60側から流量抵抗ノズルに流入する気体に含まれる塵埃をフィルタ72で除去することにより細管42の細孔42h(図2A参照)の内壁に塵埃が付着するのを防ぐことができる。
[第3実施例]
前述の第1及び第2実施例の流量抵抗ノズルにおいては、ホルダー30が一体に形成されている場合を示したが、ホルダーを2つのホルダー部により構成した流量抵抗ノズルの実施例を図5に示す。
図5において外側ホルダー部30Aと内側ホルダー部30Bの組が例えば図1Cにおけるホルダー30に相当する。外側ホルダー部30Aは図1Cにおけるホルダー30と同様に円柱部31Aと六角頭部32Aとこれらより外径が小さい軸部33Aとを有し、軸部33Aには図1Cの場合と同様に、ネジ型ノズル40の頭部41Hより内径が大の導通穴33Abが形成されている。円柱部31Aと六角頭部32Aは外側ホルダー部30Aの基部312Aを構成している。第3実施例では導通穴33Abは六角頭部32A内において内径が拡大され収容穴(第1拡大穴部)32Abとされ、円柱部31Aにおいて更に内径が拡大されたネジ穴(第2拡大穴部)31Abとされている。収容穴32Abの内周面にはネジは切られておらず、ネジ穴31Abの内周面にはネジが切られている。
内側ホルダー部30Bは、外径が収容穴32Abよりわずかに小さい円柱部32Bと、その円柱部32Bより外径が大とされ、外周面に外側ホルダー部30Aのネジ穴31Abと螺合するネジが切られたネジ部31Bを有している。円柱部32Bには導通穴32Bbが同軸心に形成されており、その導通穴32Bbはネジ部31Bにおいて径が拡大された導通穴31Bbとされている。導通穴31Bbの内周面にはネジ部31Bの端面側から、ホースジョイント60のネジ部63と螺合するネジが切られている。導通穴32Bbの内周面にはネジ型ノズル40のネジ部41S(図2A参照)が螺合するネジが切られている。円柱部32Bの外周面には環状溝32Bgが形成され、その環状溝32Bgには弾性O−リング35が装着されている。ネジ部31Bを外側ホルダー部30Aのネジ穴31Abに螺合させ、内側ホルダー部30Bを外側ホルダー部30A内に装着させると、円柱部32Bは収容穴32Ab内に収容され、内側ホルダー部30Bの外周面と外側ホルダー部30Aの内周面間は弾性O−リング35によりシールされる。
円柱部32Bの端面32Bsは、導通穴33Abと、拡大された収容穴32Abとの境界の段部32Asに当接し、その状態で円柱部32Bの端面の、導通穴33Ab内に露出した部分(段部)32Bsが図1Cにおける段部32sに相当する。即ち、ネジ型ノズル40は頭部41Hの端面41Hp(図2A参照)と段部32Bsとの間にシールパッキング51を挟むように内側ホルダー30Bの円柱部32Bの導通穴32Bbに螺合装着されている。この第3実施例における外側ホルダー30Aの基部312A(円柱部31Aと六角頭部32A)と、内側ホルダー部30Bとの組(弾性O−リングを含む)が第1実施例におけるボディ312(図1A,C参照)に相当するといえる。また、第3実施例における外側ホルダー部30Aの導通穴33Abと、内側ホルダー部30Bの導通穴32Bb及び31Bbがそれぞれ図1Cにおけるホルダー30の導通穴33b、32b、31bに相当する。その他の構成は第1実施例の場合と同様であり、説明を省略する。
[第4実施例]
図5の第3実施例においては、フィルタ52は導通穴32Ab内の軸部Aが位置する領域に配置されているため、軸部33Aの外径はフィルタ52の外径より十分大きくする必要があり、小径の軸部33Aを有する流量抵抗ノズルを構成することは難しい。図1Cの実施例においても同様のことが言える。図6の第4実施例は外径の小さい軸部を有する流量抵抗ノズルの構成を可能とするものである。軸部33Aの導通穴(縮小穴部)33Abはネジ型ノズル40の頭部41H(図2A参照)の外径、及びフィルタ52の外径より小さく、その導通穴33Abは基部312A内、より詳しくは六角頭部32A内において内径が頭部41Hの外径及びフィルタ52の外径よりわずかに大に拡大された導通穴32Ab1とされている。以下は図5の実施例と同様に導通穴32Ab1は六角頭部32A内で更に内径が拡大された収容穴32Ab2とされている。導通穴32Ab1が図5における導通穴33Abに相当し、図6における収容穴32Ab2が図5における収容穴32Abに相当する。導通穴33Abと、拡大された導通穴32Ab1との境界に段部33Asが形成されており、その段部33Asに対接してO−リング53が導通穴32Ab1内に装着され、そのO−リング53と対接してフィルタ52が装着されている。
内側ホルダー部30Bの円柱部32Bの環状溝32BgにO−リング35を装着し、円柱部32Bの端面(段部)32Bsとネジ型ノズル40の頭部41Hとの間にシールパッキング51を挟んで導通穴32Bbにネジ型ノズル40が螺合した状態で、内側ホルダー部30Bをネジ穴31Ab側から外側ホルダー部30Aの内側に螺合装着すると、円柱部32Bの端面32Bsは段部32Asと当接し、その状態でネジ型ノズル40の頭部41Hは導通穴32Ab1内においてフィルタ52を、O−リング53を介して段部33Asに押し付けた状態となる。その他の構成は図5の場合と同様であり、説明を省略する。図6における導通穴31Bb,32Bb,32Ab1,33Abの組は図1Cにおける導通穴30b(31b、32b、33bの組)に相当する。
この第4実施例によれば、導通穴33Abの内径をフィルタ52の外径及びネジ型ノズル40の頭部41Hの外径より小さくできるので、軸部33Aの外径を図5の場合と比べて小さくすることができる。なお、図1Cのホルダー30が一体構造の場合においては、組み立て時にネジ型ノズル40を導通穴33bから挿入する必要があるので、導通穴33bの内径をネジ型ノズル40の頭部41Hの外径より小さくすることはできない。これに対し、図6のようにホルダーを外側ホルダー部30Aと内側ホルダー部30Bにより構成した場合は、組み立て時にネジ型ノズル40を導通穴33Abに通す必要はないので導通穴33Abの内径を小さくでき、したがって軸部33Aの外径を小さくできる。第3及び第4実施例においても第2実施例と同様に細管42の突出端側にもフィルタを設けてもよい。
[発明の基本的構成]
以上説明した全ての実施例に当てはまるこの発明の基本的構成を、図7を参照して説明する。この発明による流量抵抗ノズルはボディ312と軸部33を有するホルダー30と、ネジ型ノズル40と、シールパッキング51とを含んでいる。ネジ型ノズル40は図2Aに示すように雄ネジ41の中心軸を通って貫通する貫通孔41hに細管42を挿通させ、貫通孔41hの内周面と細管42の外周面間を気密固定したものであり、その状態で所定の気体圧で所定の流量となるようネジ部41Sから突出した部分が予め潰されている。ホルダー30には軸部33とボディ312を貫通して導通穴30bが形成されており、その導通穴30bはボディ312側においてネジ型ノズルのネジ部41Sが螺合されるネジが内周面に切られた小径穴部30b1と、それより軸部33側において小径穴部30b1より内径が大とされ、ネジ型ノズルの頭部41Hを収容する大径穴部30b2を含んでいる。小径穴部30b1と大径穴部30b2の境界に形成された段部32sと、ネジ型ノズル40の頭部41Hとの間にシールパッキング51が挟まれている。
前述の第1乃至第4実施例の説明から明らかなように、ホルダー30は一体のものであっても、外側ホルダー部と内側ホルダー部の2つから構成されるものであってもよい。
このように、細管42は雄ネジ41のネジ部41Sから突出した部分において所定流量値となるように潰されており、そのような細管42を有するネジ型ノズル40は、雄ネジ41の頭部41Hがホルダー30の導通穴30b内に形成された段部32sにシールパッキング51を挟んで押圧するよう導通穴30b内にねじ込まれるので、ネジ型ノズル40のホルダー30内への取付け時のいかなる歪も細管42の突出部に形成された潰された部分に影響を与えることは無い。
本発明は、任意の気体供給系における所定流量の設定に利用したり、流量測定装置の流量校正に利用することができる。
2:細管
4:シール材
7:シール押え
12:台座
13:金属ブロック
16:保護管
17:フィルタ
30:ホルダー
30b:導通穴
30A:外側ホルダー部
30B:内側ホルダー部
312:ボディ
32:六角頭部
33:軸部
32s:段部
40:ネジ型ノズル
41:雄ネジ
41h:貫通孔
41c:十字穴
41H:頭部
42:細管
43:接着材
51:シールパッキング
52:フィルタ
54:フィルタ押え
60:ホースジョイント
72:フィルタ

Claims (5)

  1. ホルダーと、
    ネジ型ノズルと、
    シールパッキングと、
    を含み、
    上記ホルダーは、外周面にネジが切られた軸部と、その軸部の一端にその軸部の外径より大きい径を有するボディとを同軸心に有しており
    上記ホルダーに、上記軸部と上記ボディの軸心を連通して貫通する導通穴が形成されており
    上記導通穴は上記ボディ側における小径穴部と、上記小径穴部より上記軸部側において上記小径穴部の内径より径が拡大された大径穴部とを同軸心に有しており
    上記小径穴部と上記大径穴部の境界に軸心と垂直な面を有する段部が形成されており、
    上記小径穴部の内周面にはネジが切られており、
    上記ホルダーは、外側ホルダー部と、内側ホルダー部と、O−リングと、を含み、
    上記外側ホルダー部は、上記軸部と、上記軸部の一端に形成されそれより径が大の基部と、を一体に有しており、
    上記外側ホルダー部に、上記大径穴部と、上記基部内において上記大径穴部の上記軸部と反対側端で径が拡大された第1拡大穴部と、上記第1拡大穴部の上記軸部と反対側端で径が更に拡大され、上記基部の上記軸部と反対側端まで延長し、内周面にネジが切られた第2拡大穴部と、が同軸心で形成されており、
    上記内側ホルダー部は、上記第1拡大穴部の内径より小さく、上記大径穴部の内径より大の外径を有し、上記第1拡大穴部に挿入され、軸心に上記小径穴部が形成された円柱部と、上記円柱部の、上記軸部と反対側端で外径が拡大され、外周面に上記第2拡大穴部に螺合するネジが切られ、上記小径穴部と同軸心に連通する穴が形成された大径ネジ部と、を有しており、
    上記O−リングは、上記円柱部の外周面に形成された環状溝に装着され、上記円柱部の外周面と上記第1拡大穴部の内周面との間を気密にしており、
    上記基部と上記内側ホルダー部が上記ボディを構成しており、
    上記円柱部の上記大径穴部の側端面が上記段部を構成しており、
    上記ネジ型ノズルは、上記小径穴部に螺合されたネジ部と上記大径穴部に配置された上記ネジ部より大の外径を有する頭部とを一体に有し、上記ネジ部と上記頭部を通って軸心に貫通孔が形成された雄ネジと、上記貫通孔に挿通され、一端が上記ネジ部から突出し、他端が上記貫通孔内に位置する細管とを有しており
    上記細管の外周面と上記貫通孔の内周面は互いに気密に固定されており、
    上記細管は、所定の流量となるよう上記ネジ部から突出した部分において潰されており、
    上記シールパッキングは、上記頭部と上記導通穴の上記段部との間に挟まれている
    ことを特徴とする流量抵抗ノズル。
  2. 請求項1記載の流量抵抗ノズルにおいて、
    上記大径穴部内に上記頭部と対向して装着されたフィルタが設けられており、
    上記大径穴部は上記軸部の先端まで延長されており、
    上記フィルタの上記頭部と反対側にて、フィルタ押えが上記大径穴部に装着されている
    ことを特徴とする流量抵抗ノズル。
  3. 請求項1に記載の流量抵抗ノズルにおいて、
    上記大径穴部内に上記頭部と対向して装着されたフィルタが設けられており、
    上記大径穴部は上記フィルタの上記ネジ型ノズルと反対側において内径が上記フィルタの外径より小とされて上記軸部の先端まで伸びた縮小穴部と連通しており
    上記大径穴部と上記縮小穴部の境界は上記基部内に位置する
    ことを特徴とする流量抵抗ノズル。
  4. 請求項1記載の流量抵抗ノズルにおいて、
    上記ボディ側の上記導通穴の径その軸方向中間部から上記ボディの上記軸部と反対側端にって上記小径穴部より大とされており、
    上記ボディ側の径が大とされた導通穴内に上記細管の突出端と間隔をあけて対向するように装着されたフィルタを更に含む
    ことを特徴とする流量抵抗ノズル。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか記載の流量抵抗ノズルにおいて、
    上記細管の外周面と上記貫通孔の内周面は接着剤により互いに気密に固定されている
    ことを特徴とする流量抵抗ノズル。
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