JP6309906B2 - 巻尺 - Google Patents

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Description

本発明は、巻尺に係り、特に巻尺テープの引き出し及び巻き取りがスムーズにできる巻尺に関するものである。
主に測量の分野において、長さ計測目盛が表示されたテープがフレームに巻き込んで収納されている巻尺が利用されている。図8に示すように、巻尺100は、一般的に、テープ状物差しの巻尺テープ101と、巻尺テープ101が巻装されたドラム102と、ドラム102が回転可能に保持されるフレーム103により構成されており、巻尺テープ101をフレーム103外方に引き出して使用し、ドラム102を回転させて巻尺テープ101をドラム102に巻き取って収納することができる。
このような巻尺として、例えば、特許文献1には、巻尺テープが捩れた状態でフレーム内に巻き込まれることを抑制するという観点から、フレームの出入口を規定し、互いの間に巻尺テープを挿通可能な第1および第2の支持部材と、前記第1および第2の支持部材よりも上流側に配置され、互いの間に前記巻尺テープを挿通可能な第1及び第2の規制部材とを含み、前記第1の支持部材および第1の規制部材の各々は一方表面に当接可能に配置されており、前記第2の支持部材および第2の規制部材の各々は他方表面に当可能に配置されている巻尺が開示されている。
また、特許文献2には、測定テープの繰出時における巻取りドラム及び尺束の回転慣性を抑えるという観点から、本体フレームと巻取ドラムとの間に、開環端部に係合突子を有する開環リング部材が巻取ドラムと同心的に介在され、巻取ドラムにはその回動時に前記開環リング部材の係合突子に相互に係合する係合突起が形成され、本体フレームには、巻取ドラムが測定テープの繰出方向に回転する際は、前記開環リング部材の係合突子と係合し、巻取ドラムが測定テープの巻取方向に回転する際は、該係合突子が周面に弾性摺接し且つ乗り越えるよう形成された複数の爪部を備えたラチェット部材が固設されていることを特徴とする巻尺が開示されている。
しかしながら、特許文献1及び2をはじめとした従来の巻尺にあっては、正面と裏面のフレーム103、103で単純に巻尺テープ101を挟持するように構成されていたため、回転する巻尺テープ101とフレーム103、103との間に摩擦が生じ、巻き乱れると巻き取りが重くなるばかりか、巻尺テープ101及びフレーム103、103の両方に負荷がかかり、破損する場合もあるといった不具合があった。
特開2014−119420号公報 特開2007−64777号公報
本発明は、以上のような従来の不具合を解決するためのものであって、その課題は、巻尺テープとフレームとの摩擦を防止し、巻尺テープのスムーズな引き出し及び巻き取りができる巻尺を提供することにある。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の発明にあっては、巻尺テープと、前記巻尺テープが巻装されるドラムと、前記ドラムを回転可能に支持するフレームとを備えた巻尺であって、前記ドラムには、前記ドラムの幅方向両端部において径方向に沿って突設固定され、前記ドラムに巻装された前記巻尺テープの幅方向両端部を挟持して前記ドラムに巻装された前記巻尺テープと共に回転しうるガイド部が設けられており、前記ガイド部は、前記巻尺テープの巻径寸法よりも大きい径寸法を有する略円盤状に形成された一対のガイド板部を有し、前記ドラムに巻装された前記巻尺テープを径方向内方へ収納しうるように形成されており、前記一対のガイド板部の周縁部には、前記一対のガイド板部の間の空隙部を被覆しうる被覆部材が設けられていることを特徴とする。
従って、前記巻尺テープが前記ガイド部によって挟持され、前記ドラムを回転させた場合には、前記巻尺テープが前記ガイド部と一体となって回転する。
また、前記ドラムに巻装された前記巻尺テープは前記一対のガイド板部の径方向内方へ収納される。
さらに、前記一対のガイド板部の間の空隙部は、前記被覆部材によって被覆される。
請求項に記載の発明にあっては、前記一対のガイド板部は、前記巻尺テープの幅寸法と略同一の間隔をおいて配置され、前記巻尺テープを幅方向に沿って挟持しうることを特徴とする。
従って、前記ドラムに巻装された前記巻尺テープは、前記一対のガイド板部によって幅方向に沿って挟持される
請求項に記載の発明にあっては、前記フレームは、側面略方形状に形成され、前記ドラムを軸方向両端部において支持すると共に、前記ガイド部の幅方向外方に配設される一対の板状部材からなることを特徴とする。
従って、前記ドラムは前記フレームを構成する前記一対の板状部材によって回転可能に支持される。
請求項に記載の発明にあっては、前記被覆部材は、側方略円弧状に形成されると共に、前記一対のガイド板部の間の空隙部を周方向に沿って閉塞しうるように構成されていることを特徴とする。
従って、前記一対のガイド板部の間の空隙部は、前記被覆部材によって周方向に沿って閉塞される。
請求項及びに記載の巻尺にあっては、前記巻尺テープが前記ガイド部によって挟持され、前記ドラムを回転させた場合には、前記巻尺テープが前記ガイド部と一体となって回転するので、巻尺テープの引き出し及び巻き取りのためにドラムを回転させた場合であっても、巻尺テープとフレームとの間に摩擦が生じることがない。
従って、巻尺テープ及びフレームの両方に負荷がかかり、破損するといった事態を防止することができる。その結果、巻尺テープのスムーズな引き出し及び巻き取りが可能な巻尺を提供することができる。
さらに、前記ドラムに巻装された前記巻尺テープは、前記巻尺テープの幅寸法と略同一の間隔をおいて配置された前記一対のガイド板部の径方向内方へ収納される。
従って、巻尺テープをドラムに巻き取る際には、前記ガイド部によって前記巻尺テープがガイドされるので、巻尺テープが巻き乱れるといった事態を防止することができる。
請求項1〜4に記載の巻尺にあっては、前記一対のガイド板部の間の空隙部は、前記被覆部材によって被覆されるので、前記巻尺テープが前記ガイド部から外方へほどき出るという事態を防止することができる。
従って、従来のドラムに巻装された巻尺テープが露出している巻尺にあっては、巻尺テープをほどき出す際にドラムが惰性で回転することによって、巻尺テープが勝手にほどき出てしまい、その結果、次に巻き取る際に巻尺テープがからまって煩わしさに耐えないという不具合があったのに対し、請求項1〜4に記載の発明にあっては、前記不具合を解消することができる。
特に、請求項に記載の巻尺にあっては、前記一対のガイド板部の間の空隙部は、前記被覆部材によって周方向に沿って閉塞されるので、巻尺テープが前記ガイド部から周方向外方へほどき出てしまうといった事態を効率よく防止することができる。
図1は、本発明に係る巻尺の一実施の形態を示す斜視図である。 図2は、本発明に係る巻尺の一実施の形態を示す分解斜視図である。 図3は、本発明に係る巻尺の一実施の形態において、他方のガイド板部を外した状態でのドラムの正面図である。 図4は、本発明に係る巻尺の一実施の形態において、ドラムの分解斜視図である。 図5は、本発明に係る巻尺の一実施の形態において、巻取ハンドル部とドラムとが係合する様子を表す斜視図である。 図6は、本発明に係る巻尺の一実施の形態を示す正面図である。 図7は、本発明に係る巻尺の一実施の形態を示す背面図である。 図8は、従来の巻尺を示す分解斜視図である。
以下、添付図面に示す実施の形態に基づき、本発明を詳細に説明する。
図1〜図6に示すように、本発明の一実施の形態に係る巻尺10は、巻尺テープ11と、巻尺テープ11が巻装されるドラム12と、ドラム12を回転可能に支持するフレーム13と、ドラム12に取り付けられ、ドラム12を回転操作しうる巻取ハンドル部14と、フレーム13の上辺部15に設けられ、巻尺10を把持しうる把持部16とを備えている。
また、図2〜図4に示すように、本実施の形態に係るドラム12には、ドラム12の幅方向両端部17、17において径方向に沿って突設固定され、ドラム12に巻装された巻尺テープ11の幅方向両端部18、18を挟持してドラム12に巻装された巻尺テープ11と共に回転しうるガイド部19、19が設けられている。
また、図1〜図6に示すように、本実施の形態に係るガイド部19、19は、巻尺テープ11の巻径寸法L1よりも大きい径寸法L2を有する略円盤状に形成された一対のガイド板部20a、20bを有し、ドラム12に巻装された巻尺テープ11を径方向内方へ収納しうるように形成されている。
また、図4に示すように、一対のガイド板部20a、20bは、巻尺テープ11の幅寸法L3と略同一の間隔をおいて配置され、巻尺テープ11を幅方向に沿って挟持しうるように構成されている。
また、図1及び図2に示すように、本実施の形態に係る一対のガイド板部20a、20bの周縁部21、21には、一対のガイド板部20a、20bの間の空隙部22を被覆しうる被覆部材23、23が設けられている。
特に、図1及び図2に示すように、本実施の形態に係る被覆部材23、23は、側方略円弧状に形成されると共に、一対のガイド板部20a、20bの間の空隙部22を周方向に沿って閉塞しうるように構成されている。
また、図1、図2及び図6に示すように、本実施の形態に係るフレーム13は、側面略方形状に形成され、ドラム12を軸方向両端部24、24において支持すると共に、ガイド部19の幅方向外方に配設される一対の板状部材25a、25bから構成されている。
本実施の形態に係る巻尺10の構成について、添付図面を用いてより詳細に説明する。
図3及び図4に示すように、本実施の形態に係るドラム12は、短円筒状に形成され、巻尺テープ11が巻装されるテープ巻装部26と、テープ巻装部26の幅方向一端部27側を被覆しうるように平面略円形状に形成されたドラム本体板部28と、ドラム本体板部28の中央部29に設けられた円筒形状の軸支持部32と、軸支持部32に周設された平面略長方形状のハンドル固定孔部30と、テープ巻装部26及びハンドル固定孔部30を接合するリブ部31とを有している。
また、図3に示すように、テープ巻装部26には、周方向内方へ凹設された基端部収納部91が設けられ、基端部収納部91にはドラム本体板部28から厚さ方向に突設された棒状のテープ固定部56が設けられている。
また、図3及び図4に示すように、ドラム本体板部28には、中央部29から基端部収納部91方向に所定寸法離間して、厚さ方向において貫通した貫通口90が設けられている。
また、図3に示すように、リブ部31は、ハンドル固定孔部30の長辺部の両端部33、33から、夫々、延設され、ハンドル固定孔部30及びテープ巻装部26を接合しうる補強リブ34、34により構成されている。また、図3及び図4に示すように、ドラム本体板部28には、テープ巻装部26から内方へ所定間隔離間した同心円上に等しい間隔で6箇所、円柱形状に形成されたネジスペーサー35、35、35、35、35、35が設けられている。
図4に示すように、テープ巻装部26、ハンドル固定孔部30及びリブ部31、ネジスペーサー35の高さ寸法は、巻尺テープ11の幅寸法L3と略同一である。
また、図2〜図4に示すように、本実施の形態に係る一対のガイド板部20a、20bには、夫々、中央部において、厚さ方向に貫通する挿通口37が設けられている。また、図4に示すように、一対のガイド板部20a、20bの挿通口37の周方向外方には、夫々、ネジスペーサー35と同一同心円上に等しい間隔で3箇所のネジ孔38、38、38が形成されている。
また、図2〜図4に示すように、本実施の形態に係る一対のガイド板部20a、20bにおいて、内周部39には、径方向に長軸を有する平面略楕円状に形成された複数のスリット40、40・・・が周方向に沿って等しい間隔で穿設されている。また、外周部41には、径方向に長軸を有する平面略細長楕円状に形成された複数のスリット42、42・・・が周方向に沿って等しい間隔で穿設されている。
図4に示すように、本実施の形態に係るドラム12は、ドラム本体板部28が一対のガイド板部20a、20bによって挟持され、ドラム本体板部28に設けられたネジスペーサー35、35・・・と、一対のガイド板部20a、20bに設けられたネジ孔38、38・・・との位置を合わせて、ネジ43、43・・・によって螺合されることによって組み立てられる。
また、図3及び図4に示すように、本実施の形態に係る巻尺テープ11は、合成樹脂製であって、略帯状の長尺の物差しであり、表面44に目盛(図示せず)が付されている。
また、図3及び図4に示すように、本実施の形態に係る巻尺テープ11は、基端部45がドラム12のテープ固定部56に掛け回されて基端部収納部91に収納固定され、ドラム12のテープ巻装部26に巻装され、先端部(図示せず)がフレーム13の外方に引き出されるように構成されている。
図2に示すように、本実施の形態に係るフレーム13を構成する一対の板状部材25a、25bの隅部46、46、47、47、及び、把持部16の側端部48、48の計6箇所には、円筒状に穿設された接合孔部49、49・・・が、夫々、設けられている。
図2に示すように、本実施の形態に係る一対の板状部材25a、25bは、巻尺テープ11の幅寸法L3と略同一の高さ寸法L4を有する略円筒状の接合部材50、50・・・が、一方の板状部材25aの接合孔部49、49・・・と他方の板状部材25bの接合孔部49、49・・・との間に係合されることにより、接合部材50、50・・・を介して接合されている。
また、図2に示すように、一対の板状部材25a、25bには、被覆部材23、23を取り付けうる取付突起51、51・・・が設けられている。
また、図2に示すように、一対の板状部材25a、25bの底辺部52、52には、ゴム製であって、底辺部52、52側の隅部47、47間に亘って底辺部52、52を被覆しうる保護カバー53、53が、夫々、着脱可能に設けられている。
また、図2及び図7に示すように、一方の板状部材25aには、平面略中央部において、厚さ方向に貫通する挿通口55が設けられ、挿通口55から底辺部52方向に連設して、厚さ方向において貫通した一方側貫通口59が形成されている。図7に示すように、一方側貫通口59の上端部には、一方側貫通口59を被覆しうる蓋部材89が開閉可能に設けられている。
また、図2及び図6に示すように、一方の板状部材25aの底辺部52には、円柱状に形成された柱状部材60、60・・・が所定の間隔をおいて4箇所設けられている。
また、図2及び図6に示すように、他方の板状部材25bには、平面略中央部において、厚さ方向に貫通する挿通口61が設けられ、挿通口61の周縁部には、リング部材92が設けられ、ネジ93で固定されている。
図1、図2及び図6に示すように、本実施の形態に係る巻取ハンドル部14は、平面略円形状に形成され、他方の板状部材25bの挿通口61にゴム製のOリング79を介して取り付けられるハンドル基部62と、平面略円形状に形成され、一方の板状部材25aの挿通口55にゴム製のOリング87を介して取り付けられるハンドル固定部86と、ハンドル基部62にヒンジ部63を介して取り付けられ、フレーム13の外方に向かって設けられたハンドル軸部64と、ハンドル軸部64の先端部65に取り付けられたツマミ66と、ハンドル軸部64及びツマミ66をフレームの厚さ方向に収納しうるハンドル収納部67と、により構成されている。
図1、図2及び図5に示すように、本実施の形態に係るハンドル基部62の底面部83には、ドラム本体板部28に設けられた軸支持部32に回転可能に係合しうる軸部85と、軸部85に隣接して設けられ、ハンドル固定孔部30と係合するように平面長方形状に形成されたドラム固定部84とが設けられている。
また、図2に示すように、ハンドル固定部86には、所定の間隔をおいて同心に連設された略短円筒形の軸受部57、58がフレーム13の厚さ方向内方に向かって膨出して設けられている。
また、図1、図2及び図6に示すように、ハンドル軸部64は細長板状に形成され、基端部68に設けられたヒンジ部63によりフレーム13の厚さ方向に回動しうるように取り付けられている。また、図1、図2及び図6に示すように、ツマミ66は、全体略円柱形状に形成され、ハンドル軸部64の先端部65からフレーム13の外方に向かって設けられている。
また、図1及び図2に示すように、ハンドル収納部67は、ハンドル基部62に凹設され、ハンドル軸部64と係合するハンドル係合凹部69と、ハンドル基部62に凹設され、ツマミ66と係合するツマミ係合凹部70とにより構成されている。
図1、図2及び図6に示すように、ハンドル収納部67は、ハンドル軸部64をヒンジ部63を介して折りたたんだ場合に、ハンドル軸部64及びツマミ66がハンドル係合凹部69及びツマミ係合凹部70と夫々係合し、ハンドル基部62と厚さ方向における同一面内に収納しうるように構成されている。
図1、図2及び図6に示すように、本実施の形態に係る把持部16は、一方の板状部材25aに設けられた一方の把持部16aと、他方の板状部材25bに設けられた他方の把持部16bとが厚さ方向において接合されることによって構成されている。
図1、図2及び図6に示すように、本実施の形態に係る把持部16は、輪郭形状が平面略長方形状に形成され、手で把持しうる把持部本体71と、手を挿入しうる挿入空間部72とにより構成されている。
また、図1、図2及び図6に示すように、把持部本体71には、外周面に沿って巻回され、把持した際にグリップとして機能しうる巻回ゴム73が設けられている。
図2に示すように、本実施の形態に係る被覆部材23は、一対の被覆片23a、23bから構成され、一対の被覆片23a及び23bがネジ74で螺合されている。また、図1、図2及び図6に示すように、被覆部材23の両端部には、フレーム取付部75、75が、夫々、設けられている。
また、図1、図2及び図6に示すように、本実施の形態に係る被覆部材23には、周方向に長軸を有する平面略細長楕円状に形成された複数のスリット76、76・・・が周方向に沿って等しい間隔で設けられている。
また、図2及び図6に示すように、底辺部52側の隅部47に設けられた接合孔部49に係合される接合部材50の外周には、円筒状の引出ガイド部材80が装着されている。また、接合孔部49に隣接するピン挿入孔部81には細長円柱状のガイドピン82が係合固定され、ガイドピン82と引出ガイド部材80との間には、巻尺テープ11をフレーム13外方へ引き出しうるテープ引出部77が設けられている。
以上の構成を有する本実施の形態に係る巻尺10を作製する場合には、図5に示すように、巻取ハンドル部14に設けられた軸部85及びドラム固定部84、84を、ドラム12に設けられた軸支持部32及びハンドル固定孔部30に、夫々、係合させ、さらに、軸部85をハンドル固定部86に設けられた軸受部57に係合させ、図7に示すように、ネジ88を螺合させることによって、巻取ハンドル部14がドラム12と一体となって回転しうるように固定される。
さらに、図2に示すように、被覆部材23のフレーム取付部75、75・・・を、一対の板状部材25a、25bに設けられた取付突起51、51・・・に係合させると共に、接合部材50、50・・・を、フレーム13を構成する一対の板状部材25a、25bの接合孔部49、49・・・間に係合させる。

この際、ドラム12に固定されたハンドル基部62及びハンドル固定部86を、Oリング79、87を介して、一対の板状部材25a、25bに設けられた挿通口55、61に係合させることで、ドラム12は、一対の板状部材25a、25bに設けられた挿通口55、61によって、夫々、回転可能に挟持される。
さらに、ネジ78、78・・・を接合孔部49、49・・・に螺合させることによって、一対の板状部材25a、25bを互いに固定させることで、本実施の形態に係る巻尺10の組み立てが完了する。
以下、本実施の形態に係る巻尺10の作用について説明する。
図1及び図6に示すように、本実施の形態に係る巻尺10は、ハンドル収納部67に収納された巻取ハンドル14をヒンジ部63を介して引き起こした後、巻取ハンドル14によりドラム12を回転させ、テープ引出部77から巻尺テープ11を引き出して使用する。
また、図1及び図6に示すように、巻尺テープ11を収納する場合は、巻取ハンドル14によりドラム12を使用時と逆方向に回転させ、ドラム12に巻尺テープ11を巻装する。また、巻取ハンドル14をヒンジ部63を介してハンドル収納部67に収納する。
以上のように、本実施の形態に係る巻尺10を使用する際には、巻尺テープ11がガイド部19によって挟持され、ドラム12を回転させた場合には、巻尺テープ11がガイド部19と一体となって回転するので、巻尺テープ11の引き出し及び巻き取りのためにドラム12を回転させた場合であっても、巻尺テープ11とフレーム13との間に摩擦が生じることがない。
従って、図8に示すように、巻尺テープ101の幅方向両端部に当接して配設され、巻尺テープ101と正面と裏面のフレーム103、103との間に引き出し時、収納時において常時摩擦が生じるように構成されていた従来の巻尺100に比して、巻尺テープのスムーズな引き出し及び巻き取りが可能な巻尺を提供することができる。
特に、図4に示すように、本実施の形態に係る巻尺10にあっては、ドラム12に巻装された巻尺テープ11は、巻尺テープ11の幅寸法L3と略同一の間隔をおいて配置された一対のガイド板部20a、20bの径方向内方へ収納されるように構成されている。
従って、巻尺テープ11をドラム12に巻き取る際には、ガイド部19によって巻尺テープ11がガイドされるので、巻尺テープが巻き乱れるといった事態を防止することができる。
また、図1、図2及び図6に示すように、本実施の形態に係る巻尺10にあっては、一対のガイド板部20a、20bの間の空隙部22は、被覆部材23によって周方向に沿って閉塞されるので、巻尺テープ11がガイド部19から周方向外方へほどき出てしまうといった事態を効率よく防止することができる。
従って、図8に示すように、ドラム102に巻装された巻尺テープ101が露出している従来の巻尺100にあっては、巻尺テープ101をほどき出す際にドラム102が惰性で回転することによって、巻尺テープ101が勝手にほどき出てしまい、その結果、巻尺テープ101を巻き取る際に巻尺テープ101がからまって煩わしさに耐えないという不具合があったのに対し、本実施の形態に係る巻尺10にあっては、前記不具合を解消することができる。
さらに、図2及び図6に示すように、本実施の形態に係る巻尺10にあっては、一方の板状部材25aの底辺部52、52には、柱状部材60、60・・・が設けられているので、巻尺テープ11がフレーム13の底辺部52からほどき出てしまうといった事態を防止することができる。
また、図8に示すように、従来の巻尺100にあっては、フレーム103、103が、フレーム同士を接合した際に巻尺テープ101の幅寸法L0に適合するように作られていた。しかし、幅寸法の異なる数種類の巻尺テープが存在するため、巻尺テープごとに別のフレームを用意する必要があり、開発及び製作のコストがかさむという不具合があった。
それに対して、図2に示すように、本実施の形態に係る巻尺10にあっては、巻尺テープ11の幅寸法L3に対応した高さ寸法L4を有する接合部材50によってフレーム間の間隔寸法を規定することで、幅寸法の異なる巻尺テープを使用する場合は、高さ寸法の異なる接合部材を用意すれば良い。
従って、設計変更や金型の変更が必要なく、開発及び製作のコストを抑えることができる。
また、図8に示すように、従来の巻尺100にあっては、引き出し及び巻き取り作業のスピードアップのため、ハンドル104にギヤ機構105を備えていた。しかし、経験上50m以上の長い巻尺になると、巻装された巻尺テープ101とフレーム103との摩擦が大きくなるため、巻き取りが重くなり、作業性が悪くなるという不具合があった。
それに対して、図2に示すように、本実施の形態に係る巻尺10にあっては、ギヤ機構を採用していないため、ギヤ機構が破損する心配がなくなり、構造上丈夫であり、部品交換のリスクを低減させることができる。
また、図1及び図4に示すように、本実施の形態に係る巻尺10にあっては、ガイド部19によって巻尺テープ11とフレーム13との間に摩擦が生じることがないため、巻尺テープ11の巻き取りはスムーズに行うことができる。
さらに、本実施の形態に係る巻尺10にあっては、巻尺テープ11が巻装されるドラム12として、従来のドラム102より大きい径寸法のものを採用しているため、ドラム12の一回転で巻装される巻尺テープ11の長さも従来に比して長くなり、従来のギヤ機構を備えた巻尺100とほぼ同じ巻き取りスピードを達成している。
その結果、本実施の形態に係る巻尺10にあっては、従来の巻尺100に比して、極めて軽快に巻尺テープ11を巻き取ることができる。また、ドラム12の径寸法が大きいために、巻尺テープ11に巻き癖がつきにくいという効果も奏する。
また、本実施の形態に係る巻尺10にあっては、ギヤ機構を採用していないため、巻尺テープ11の巻き取りに必要な力は従来の巻尺100に比べて少ないものとなる。従って、図1、図2及び図6に示すように、従来の巻尺100に比べて短く、人の手で巻き取るのに必要最低限の長さを有する巻取ハンドル14を採用している。
その結果、巻取ハンドル14をハンドル収納部67に収納することができるので、幅方向においてコンパクトな巻尺10を提供することができる。
また、図7に示すように、本実施の形態に係る巻尺10にあっては、ドラム12のテープ固定部56に対応して、ドラム本体板部28には貫通口90が設けられると共に、フレーム13の一方側板状部材25aには貫通口90一方側貫通口59が設けられているため、巻尺テープ11をドラム12から全て引き出した際には、巻尺テープ11の基端部45を一方側貫通口59及びを介してテープ固定部56から取り外すことができる。
その結果、巻尺テープ11を別の巻尺テープと交換することが可能となる。
本実施の形態に係るガイド部19、19は、巻尺テープ11の巻径寸法L1よりも大きい径寸法L2を有する略円盤状に形成された一対のガイド板部20a、20bを有し、ドラム12に巻装された巻尺テープ11を径方向内方へ収納しうるように形成されている場合を例に説明したが、前記構成に限定されない。
また、本実施の形態に係る一対のガイド板部20a、20bは、巻尺テープ11の幅寸法L3と略同一の間隔をおいて配置され、巻尺テープ11を幅方向に沿って挟持しうるように構成されている場合を例に説明したが、前記構成に限定されない。
また、本実施の形態に係る一対のガイド板部20a、20bの周縁部21には、一対のガイド板部20a、20bの間の空隙部22を被覆しうる被覆部材23、23が設けられ、特に、被覆部材23、23は側方略円弧状に形成されると共に、一対のガイド板部20a、20bの間の空隙部22を周方向に沿って閉塞しうるように構成されている場合を例に説明したが、前記構成に限定されない。
また、本実施の形態に係るフレーム13は、側面略方形状に形成され、ドラム12を軸方向両端部24、24において支持すると共に、ガイド部19の幅方向外方に配設される一対の板状部材25a、25bから構成されている場合を例に説明したが、前記構成に限定されない。
本発明は、巻尺に広く適用可能であり、産業上利用可能性を有している。
10:巻尺
11:巻尺テープ
12:ドラム
13:フレーム
14:巻取ハンドル部
15:上辺部
16:把持部
17:ドラムの幅方向両端部
18:巻尺テープの幅方向両端部
19:ガイド部
20a、20b:ガイド板部
21:周縁部
22:空隙部
23:被覆部材
24:軸方向両端部
25a、25b:板状部材
26:テープ巻装部
27:幅方向一端部
28:ドラム本体板部
29:ドラム本体板部の中央部
30:ハンドル固定孔部
31:リブ部
32:軸受部
33:両端部
34:補強リブ
35:ネジスペーサー
37:挿通口
38:ネジ孔
39:内周部
40:複数のスリット
41:外周部
42:複数のスリット
43:ネジ
44:巻尺テープの表面
45:巻尺テープの基端部
46:隅部
47:隅部
48:側端部
49:接合孔部
50:接合部材
51:取付突起
52:板状部材の底辺部
53:保護カバー
54:板状部材の中央部
55:挿通口
56:テープ固定部
57:軸受部
58:軸受部
59:一方側貫通口
60:柱状部材
61:挿通口
62:ハンドル基部
63:ヒンジ部
64:ハンドル軸部
65:ハンドル軸部の先端部
66:ツマミ
67:ハンドル収納部
68:ハンドル軸部の基端部
69:ハンドル係合凹部
70:ツマミ係合凹部
71:把持部本体
72:挿入空間部
73:巻回ゴム
74:ネジ
75:フレーム取付部
76:複数のスリット
77:テープ引出部
78:ネジ
79:Oリング
80:引出ガイド部材
81:ピン挿入孔部
82:ガイドピン
83:底面部
84:ドラム固定部
85:軸部
86:ハンドル固定部
87:Oリング
88:ネジ
89:蓋部材
90:貫通口
91:基端部収納部
92:リング部材
93:ネジ
100:巻尺
101:巻尺テープ
102:ドラム
103:フレーム
104:ハンドル
105:ギヤ機構
L0:巻尺テープの幅寸法
L1:巻尺テープの巻径寸法
L2:ガイド部の径寸法
L3:巻尺テープの幅寸法
L4:接合部材の高さ寸法

Claims (4)

  1. 巻尺テープと、前記巻尺テープが巻装されるドラムと、前記ドラムを回転可能に支持するフレームとを備えた巻尺であって、
    前記ドラムには、前記ドラムの幅方向両端部において径方向に沿って突設固定され、前記ドラムに巻装された前記巻尺テープの幅方向両端部を挟持して前記ドラムに巻装された前記巻尺テープと共に回転しうるガイド部が設けられており、
    前記ガイド部は、前記巻尺テープの巻径寸法よりも大きい径寸法を有する略円盤状に形成された一対のガイド板部を有し、前記ドラムに巻装された前記巻尺テープを径方向内方へ収納しうるように形成されており、
    前記一対のガイド板部の周縁部には、前記一対のガイド板部の間の空隙部を被覆しうる被覆部材が設けられていることを特徴とする巻尺。
  2. 前記一対のガイド板部は、前記巻尺テープの幅寸法と略同一の間隔をおいて配置され、前記巻尺テープを幅方向に沿って挟持しうることを特徴とする請求項記載の巻尺。
  3. 前記フレームは、側面略方形状に形成され、前記ドラムを軸方向両端部において支持すると共に、前記ガイド部の幅方向外方に配設される一対の板状部材からなることを特徴とする請求項1記載の巻尺。
  4. 前記被覆部材は、側方略円弧状に形成されると共に、前記一対のガイド板部の間の空隙部を周方向に沿って閉塞しうるように構成されていることを特徴とする請求項記載の巻尺。
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