JP6309536B2 - 二量体化合物 - Google Patents

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Description

本発明は、アポトーシスインヒビタータンパク質(IAP)に結合するSMACタンパク質の阻害剤、及び/又はIAPに結合する活性化カスパーゼタンパク質の阻害剤として作用する二量体化合物に関する。これらの分子は、がん、特に固形腫瘍の改善、治療又は制御に有用である。
このような化合物は、XIAP及びcIAPを含むIAPタンパク質のBIR2又はBIR2及びBIR3領域に結合してカスパーゼカスケードの活性化又は再活性化を導き、したがってがんを含む増殖性疾患の治療に有用である。
がんは、腫瘍の局所的拡大、及び、潜在的には遠隔転移を引き起こす、制御されない細胞増殖の疾患である。がん細胞が増殖する一つのメカニズムは、アポトーシス、すなわちプログラム細胞死の回避によるものである。アポトーシス経路の変化が、標準的な治療、例えば化学療法又は放射線に抵抗性のがん細胞、並びにがんの発生及び進行にリンクしていた。例えば、E. Dean et al., “X-linked inhibitor of apoptosis protein as a therapeutic target,” Expert Opin. Ther. Targets (2007) 11(11):1459-1471を参照されたい。
アポトーシス細胞死の二つの基本的な経路は、内因経路と外因経路である。内因アポトーシス経路は、細胞ストレス及び薬剤誘発DNA損傷を含む様々なメカニズムによって開始されうる。外因経路は、ケモカインによるデスレセプターの活性化により開始されうる。いずれの経路の開始も、最終的にはカスパーゼと呼ばれるプロテアーゼのファミリーを活性化させる。活性化されると、カスパーゼは、種々の基質を切断し、エフェクターカスパーゼ3及び7の活性化、並びに最終的な細胞死をもたらす事象のカスケードを生成するように作用することができる。タンパク質のIPAファミリーは、カスパーゼに結合してその活性を阻害することによりアポトーシスを阻害することができる。例えば、上掲のDeanらによる文献の1460頁を参照されたい。
IAPは、バキュロウイルスIAP反復(BIR)ドメインと呼ばれる相同構造ドメインの最大3つのコピー、BIR1、BIR2及びBIR3を含みうる。原型IAP、cIAP、及びXIAPのBIR3ドメインは、活性化されたカスパーゼ9に結合してこれを阻害することができる。一方、BIR2ドメインは、カスパーゼ3及び7に結合してこれらを阻害する。プロアポトーシスタンパク質Smac(DIABLOとしても知られる)は、活性化したカスパーゼと競合するIAPのBIR2及びBIR3をブロックすることができ、その結果、IAPから活性化したカスパーゼが放出され、アポトーシスプログラムが完了する。例えば、S. Wang, “Design of Small-Molecule Smac Mimetics as IAP アンタコ゛ニスト_s,” Current Topics in Microbiology and Immunology 348, DOI 10.1007/82_2010_111, pp. 89-113を参照されたい。
ペプチド及び小分子が、XIAP及びcIAPのBIR3領域に結合し、Smacタンパク質の作用を模倣し、活性化カスパーゼを放出することが報告されている。例えば、Dean, supra; and M. Gyrd-Hanse et al., “IAPs: From caspase inhibitors to modulators of NF-κB, inflammation and cancer,” Nature Review/Cancer, August 2010, Vol 10:561-574を参照されたい。
本発明の別の一態様は、式I
Figure 0006309536
の化合物、又はその薬学的に許容される塩であり、式中の符号は本出願に記載される通りである。
本発明はまた、一又は複数の本発明の化合物、又はその薬学的に許容される塩、及び薬学的に許容される担体若しくは賦形剤を含む薬学的組成物に関する。
本発明は、さらに、哺乳動物、具体的にはヒトの、具体的には固形腫瘍を含むがん、例えば肺、膵臓、結腸、乳房、骨、及び前立腺のがんの、改善、制御、又は治療の方法であって、前記哺乳動物に対し、本発明による化合物、又はその薬学的に許容される塩の治療的有効量を投与することを含む方法に関連する。
定義
特に定義がない限り、本明細書で使用されるすべての技術用語および科学用語は、本発明が属する技術分野の当業者によって一般に理解されるものと同一の意味を持つ。
本明細書において使用される以下の用語は次のような定義を有する。
「アルキル」は、1〜12個の炭素原子を有する一価の直鎖状又は分枝鎖状の飽和炭化水素を意味する。アルキルは、特定の実施態様では1〜6個の炭素原子を有し、さらに特定の実施形態では1〜4個の炭素原子を有する(C1−4−アルキル)。本明細書で使用する「低級アルキル」は、1から6個の炭素原子を有するアルキル基を意味する(「C1−6−アルキル」)。用語「C1−6−アルキル」は、単独で、又は他の用語との組み合わせで使用される。アルキルの例には、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル(n−ブチルとしても知られる)、イソ−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシルなどが含まれる。アルキル基は、任意選択的に、重水素、例えば、−CD、−CDCDなどに富んでいてよい。
「アリール」は、6〜19個の炭素環原子を含む一価の芳香族の炭素環式の、単環式、二環式、又は三環式の環系を意味する。用語「アリール」は、単独で、又は他の用語との組み合わせで使用される。アリール部分の例には、限定されないが、フェニル、ナフチル(ナフタレニルとしても知られる)、トリル、キシリル、ピリジニル、キノリニル、ピリミジニル、イミダゾリル、チアゾリル、アントラセニル、テトラゾリル、及びフルオレニルが含まれる。特定のアリール基はフェニル及びナフチルである。
「シアノ」は、−C=Nを意味する。
「シクロアルキル」は、3〜10個の環炭素原子からなる置換又は未置換の安定な一価の飽和した単環、二環、又は三環系を意味する。特定の実施態様において、シクロアルキルは、3〜7環の炭素原子の、一価の飽和単環炭化水素基を表す(「C3−7−シクロアルキル」)。用語「C3−7−シクロアルキル」は、単独で、又は他の用語との組み合わせで使用される。特定のシクロアルキル基は単環式である。単環式シクロアルキルの例は、シクロプロピル、シクロブチル(cyclobutnyl)、シクロペンチル、シクロヘキシル又はシクロヘプチルである。二環式とは、一又は複数の炭素原子を共通に有する二つの飽和炭素環からなることを意味する。二環式シクロアルキルの例には、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、又はビシクロ[2.2.2]オクタニルが含まれる。三環式とは、二以上の炭素原子を共通に有する三つの飽和炭素環からなることを意味する。三環式シクロアルキルの例にはアダマンタンが含まれる。
例えばアリールと縮合したシクロアルキルなど、二以上の環に言及する場合の「縮合した」とは、環が少なくとも二個の共通の原子を有することを意味する。アリールと縮合したシクロアルキルの一例は、テトラヒドロナフタレン(テトラリンとしても知られる)である。
「ハロゲン」又は「ハロ」とは、F、Cl、Br又はIから選択される原子を意味する。特定の実施態様において、ハロゲンはF及びClを意味する。
「ヘテロ原子」とは、N、O又はSから選択される原子を意味する。
「ヘテロアリール」とは、二つまでの環を含み、そのうち少なくとも一つの環が1、2又は3個のヘテロ原子を含み、残りの還原子が炭素である、置換又は未置換の芳香族複素環系を意味する。ヘテロアリール基の例には、限定されないが、チエニル(チオフェニルとしても知られている)、フリル(フラニルとして知られている)、インドリル、ピロリル、ピリジニル、ピラジニル、オキサゾリル、イソキサゾリル、オキサジアゾリル、チアゾリル、キノリニル、イソキノリニル、インダゾリル、ピリミジニル、イミダゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、トリアジニル、ピラゾリル、ベンゾ[d]イソキサゾリル、ベンゾチアゾリル、2−オキソ−2H−クロメン−4−イル、ベンゾ[d]イソキサゾリル、ベンゾチオフェニル、ベンゾイミダゾリル、ナフチリジニル及びシンノリニルが含まれる。特定のヘテロアリール基は、ピラジニル及びピリジニルである。
二環式であるヘテロアリールの場合、一つの環がヘテロアリールである一方他方の環がアリールでありえ、双方それぞれが置換又は未置換でありうると理解される。
「IC50」は、特定の測定活性の50%を阻害するために必要とされる特定の化合物の濃度を指す。IC50は、とりわけ、実施例29において記載されるように測定することができる。
薬学的に許容される担体、賦形剤などの「薬学的に許容される」とは、特定の化合物が投与される対象にとって薬理学的に受容可能であり、実質的に非毒性であることを意味する。
「薬学的に許容される塩」は、本発明の化合物の生物学的効能と性質を保持しており、且つ好適な非毒性有機酸若しくは無機酸、又は有機塩基若しくは無機塩基から形成される、通常の酸付加塩或いは塩基付加塩を意味する。サンプルの酸付加塩には、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、硫酸、スルファミン酸、リン酸、及び硝酸といった無機酸から得られるものと、p−トルエンスルホン酸、サリチル酸、メタンスルホン酸、シュウ酸、コハク酸、クエン酸、リンゴ酸、乳酸、フマル酸、トリフルオロ酢酸などの有機酸から得られるものとが含まれる。サンプルの塩基付加塩には、アンモニウム、カリウム、ナトリウム、及び例えば水酸化テトラメチルアンモニウムといった水酸化第4級アンモニウムから得られるものが含まれる。薬学的化合物(すなわち、薬剤)の塩への化学修飾は、化合物の物理的及び化学的安定性、吸湿性、流動性及び溶解性を改善するために、薬化学者にとってよく知られた技術である。例えば、Ansel et al., Pharmaceutical Dosage Forms and Drug Delivery Systems (1995) at pgs. 456-457を参照。
置換アルキル、アリール又はヘテロアリールにおける「置換」とは、置換(すなわち、一個の水素原子の置換)が一又は複数の部位で起こりうること、及び、別途記載のない限り、各置換部位の置換基が、特定の選択肢から独立に選択されることを意味する。用語「置換されてもよい」とは、(一又は複数の水素原子を有する)化学基の一又は複数の水素原子が、必ずしも必須ではないが、別の置換基で置換されうるということを意味する。
本明細書に記載される定義は、用語が単独で、又は組み合わされて現れるかどうかに関係なく適用される。明細書に記載される定義は、化学的に関連する組み合わせ、例えば、「ヘテロシクロアルキルアリール」、「ハロアルキルヘテロアリール」、「アリールアルキルヘテロシクロアルキル」又は「アルコキシアルキル」などを形成するために付加できることが意図されている。組み合わせの最後のメンバーは、分子の残りに結合している基である。組み合わせの他のメンバーは、文字の順序に関して逆の順序で結合基に結合されており、例えば、アリールアルキルヘテロシクロアルキルの組合せは、アリールによって置換されたアルキルで置換されたヘテロシクロアルキル基を指す。
本明細書での使用において、式又は基に外見上置換基が欠けている場合、すなわち原子価が完全でないように見える場合、欠けている置換基はHであるとみなされる。
本明細書に提示される構造式において、破線の結合線(a)は置換基が紙面の下方にあることを表し、楔状の結合線(b)は置換基が紙面の上方にあることを表す。
一実施態様では、本発明は式I
Figure 0006309536
[上式中、
Zは、
a)OR、ハロゲン及び低級アルキルで置換されてもよいアリール、並びに
b)シアノで置換されてもよいアリールで置換されてもよいヘテロアリール
の群から選択され;
Xは、
a)低級アルキル、
b)低級アルキル−アリール−低級アルキル、
c)低級アルキル及び−O−アリールで置換されてもよいアリール、並びに
d)ヘテロアリール;
の群から選択され、
Qは、
Figure 0006309536
から選択され;
は、H及びシアノの群から選択され;
は、
a)アリールで置換されてもよいアルキル、
b)フェニルと縮合してもよいシクロアルキル、
c)フェニル、及び
d)シクロアルキルアリール
の群から選択され;
は低級アルキルである]
の化合物又はその薬学的に許容される塩に関する。
上記定義における置換基Qのアスタリスクは、基Qと、式Iの化合物の残りとの結合点を示す。
本発明の一実施態様は、
Zが、
a)O−C1−6−アルキル、ハロゲン及びC1−6−アルキルで置換されてもよいアリール、並びに
b)シアノ−フェニルで置換されてもよヘテロアリール
の群から選択され;
Xが、
a)C1−6−アルキル、
b)C1−6−アルキル−アリール−C1−6−アルキル
c)C1−6−アルキル及び−O−アリールで置換されてもよいアリール、並びに
d)ヘテロアリール
の群から選択され;
Qが、
Figure 0006309536
から選択され;
が、H及びシアノの群から選択され;
が、
a)アリールで置換されてもよいC1−6−アルキル、
b)C3−7−シクロアルキル、
c)フェニル、及び
d)テトラリニル
の群から選択される、
式Iの化合物又はその薬学的に許容される塩に関する。
本発明の一実施態様は、Zが、O−C1−6−アルキル、ハロゲン及びC1−6−アルキルで置換されてもよいアリールである、式Iの化合物に関する。
本発明の一実施態様は、Zが、ブロモ、メトキシ及びメチルで置換されてもよいナフチルである、式Iの化合物に関する。
本発明の一実施態様は、Zが6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチルである式Iの化合物に関する。
本発明の一実施態様は、Xが、C1−6−アルキル、ヘテロアリール、アリール、C1−6−アルキルにより置換されるアリール、C1−6−アルキル−フェニル−C1−6−アルキル又はフェニル−O−フェニルである、式Iの化合物に関する。
本発明の一実施態様は、Xがフェニル又はナフチルである式Iの化合物に関する。
本発明の一実施態様は、Xがピラジニル又はピリジニルである式Iの化合物に関する。
本発明の一実施態様は、QがAである式Iの化合物に関する。
本発明の一実施態様は、RがHである式Iの化合物に関する。
本発明の一実施態様は、Zが、ブロモ、メトキシ及びメチルであり、Xが、C1−6−アルキル、ヘテロアリール、アリール、C1−6−アルキルにより置換されるアリール、C1−6−アルキル−フェニル−C1−6−アルキル又はフェニル−O−フェニルであり、QがAであり、RがHである、式Iの化合物に関する。
本発明の一実施態様は、QがBである式Iの化合物に関する。
本発明の一実施態様は、Rがテトラリニルである式Iの化合物に関する。
本発明の一実施態様は、
(2S)−2−(メチルアミノ)−N−[(3S)−1−[4−[(3S)−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−5−[(2−メチル−1−ナフチル)メチル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]−5−[(2−メチル−1−ナフチル)メチル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]プロパンアミド、
(2S)−2−アミノ−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[4−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]−2,5−ジメチル−ベンゾイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]プロパンアミド、
(2S)−N−[(3S)−1−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−5−[4−[(3S)−1−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−7−シアノ−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−2−オキソ−3,4−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−5−カルボニル]ベンゾイル]−7−シアノ−2−オキソ−3,4−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド、
(2S)−N−[(3S)−5−[(2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[4−[(3S)−5−[(2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド、
(2S)−N−[(3S)−5−[(5−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[4−[(3S)−5−[(5−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド、
(2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[2−[3−[2−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−イル]−2−オキソ−エチル]フェニル]アセチル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド、
(2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[3−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−イル]−3−オキソ−プロパノイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド、
(2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[3−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド、
(2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[4−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド、
(2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[4−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−イル]−4−オキソ−ブタノイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド、
(2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[4−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]−3−メチル−ベンゾイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド、
(2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[4−[4−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]フェノキシ]ベンゾイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド、
(2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[5−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ピラジン−2−カルボニル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド、
(2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[5−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ピリジン−3−カルボニル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド,
(2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[6−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ナフタレン−2−カルボニル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド、
(2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[6−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−イル]−6−オキソ−ヘキサノイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド、
(2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[6−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ピリジン−2−カルボニル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド、
(2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[6−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ピリジン−3−カルボニル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド、
(2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[7−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−イル]−7−オキソ−ヘプタノイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド、
(2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[7−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ナフタレン−2−カルボニル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド、
(2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[8−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−イル]−8−オキソ−オクタノイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド、
(2S)−N−[(3S)−5−[[1−(2−シアノフェニル)インダゾール−3−イル]メチル]−1−[4−[(3S)−5−[[1−(2−シアノフェニル)インダゾール−3−イル]メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド、
(2S)−N−[(3S)−7−シアノ−5−[4−[(3S)−7−シアノ−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−1−[(2−メチル−1−ナフチル)メチル]−2−オキソ−3,4−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−5−カルボニル]ベンゾイル]−1−[(2−メチル−1−ナフチル)メチル]−2−オキソ−3,4−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド、
(2S,4S)−4−[[4−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]アミノ]−1−[(2S)−2−シクロヘキシル−2−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]アセチル]−N−[(1R)−テトラリン−1−イル]ピロリジン−2−カルボキサミド、
(2S,4S)−4−[[4−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]アミノ]−1−[(2S)−2−シクロヘキシル−2−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]アセチル]−N−[(1S)−テトラリン−1−イル]ピロリジン−2−カルボキサミド、
(2S,4S)−4−[[4−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]アミノ]−N−シクロヘキシル−1−[(2S)−2−シクロヘキシル−2−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]アセチル]ピロリジン−2−カルボキサミド、
(2S,4S)−4−[[4−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]アミノ]−1−[(2S)−2−シクロヘキシル−2−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]アセチル]−N−イソプロピル−ピロリジン−2−カルボキサミド、及び
(2S,4S)−N−ベンジル−4−[[4−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]アミノ]−1−[(2S)−2−シクロヘキシル−2−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]アセチル]ピロリジン−2−カルボキサミド
からなる群から選択される、式Iの化合物又はその薬学的に許容される塩に関する。
本発明の一実施態様は、Zが、OR、ハロゲン及びC1−6−アルキルで置き換えられてもよいアリールである式Iの化合物、又は前記化合物の薬学的に許容される塩に関する。
本発明の一実施態様は、Zがナフタレニルである式Iの化合物に関する。
本発明の一実施態様は、Zが、シアノにより置換されてもよいアリールで置換されてもよいヘテロアリールである式Iの化合物、又は前記化合物の薬学的に許容される塩に関する。
本発明の一実施態様は、Zが、シアノフェニルで置換されてもよいインダゾリルである式Iの化合物に関する。
本発明の一実施態様は、XがC1−6−アルキルである式Iの化合物、又は前記化合物の薬学的に許容される塩に関する。
本発明の一実施態様は、XがC1−6−アルキルで置換されてもよい式Iの化合物、又は前記化合物の薬学的に許容される塩に関する。
本発明の一実施態様は、Xがメチルで置換されてもよいフェニルである式Iの化合物、又は前記化合物の薬学的に許容される塩に関する。
本発明の一実施態様は、Xがナフタレニルである式Iの化合物、又は前記化合物の薬学的に許容される塩に関する。
本発明の一実施態様は、Xがヘテロアリールである式Iの化合物、又は前記化合物の薬学的に許容される塩に関する。
本発明の一実施態様は、Xがピリジニル及びピラジニルから選択される式Iの化合物に関する。
本発明の一実施態様は、Qが基Aである式Iの化合物、又は前記化合物の薬学的に許容される塩に関する。
本発明の一実施態様は、Qが基Bである式Iの化合物、又は前記化合物の薬学的に許容される塩に関する。
本発明の一実施態様は、RがHである式Iの化合物、又は前記化合物の薬学的に許容される塩に関する。
本発明の一実施態様は、Rがフェニルで置換されてもよい低級アルキルである式Iの化合物、又は前記化合物の薬学的に許容される塩に関する。
本発明の一の実施態様は、RがC3−7−シクロアルキルである式Iの化合物、又は前記化合物の薬学的に許容される塩に関する。
本発明の一実施態様は、Rがシクロヘキシルである式Iの化合物に関する。
本発明の一の実施態様は、Rが、フェニルと縮合したC3−7−シクロアルキルである式Iの化合物、又は前記化合物の薬学的に許容される塩に関する。
本発明の一実施態様は、Rがテトラリンである式Iの化合物に関する。
本発明の一実施態様は、Zが、OCH、ハロゲン、及びC1−6−アルキルで置換されてもよいナフタレニルであり;Xが、それぞれC1−6−アルキルで置換されてもよいフェニル又はナフタレニルであり;Qが基Aであり;RがHである、式Iの化合物、又は前記化合物の薬学的に許容される塩に関する。
本発明の一実施態様は、Zが、OCH及びBrで置換されるナフタレニルであり;Xがフェニルであり;Qが基Aであり;RがHである、式Iの化合物、又は前記化合物の薬学的に許容される塩に関する。
本発明の一実施態様は、Zが、CHで置換されるナフタレニルであり;Xがフェニルであり;Qが基Aであり;RがHである、式Iの化合物、又は前記化合物の薬学的に許容される塩に関する。
本発明の一実施態様は、Zが、OCH及びBrで置換されるナフタレニルであり;Xがフェニルであり;Qが基Aであり;Rがシアノである、式Iの化合物、又は前記化合物の薬学的に許容される塩に関する。
本発明の一実施態様は、Zが、OCH及びハロゲンで置換されてもよいナフタレニルであり;Xがフェニルであり;Qが基Bであり;RがHであり;Rが、C3−7−シクロヘキシル、フェニルと縮合したC3−7−シクロヘキシル、及びフェニルで置換されてもよいC1−6−アルキルである、式Iの化合物、又は前記化合物の薬学的に許容される塩に関する。
本発明の一実施態様は、Zが、OCH及びBrで置換されるナフタレニルであり;Xがフェニルであり、Qが基Bであり;RがHであり;Rが、C3−7−シクロヘキシル、フェニルと縮合したC3−7−シクロヘキシル、及びフェニルで置換されてもよいC1−6−アルキル である、式Iの化合物、又は前記化合物の薬学的に許容される塩に関する。
本発明の一実施態様は:
(2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[3−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド;
(2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[6−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ピリジン−2−カルボニル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド;
(2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[5−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ピリジン−3−カルボニル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド;
(2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[6−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ナフタレン−2−カルボニル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド;
(2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[4−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]−3−メチル−ベンゾイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド;
(2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[4−[4−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]フェノキシ]ベンゾイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド;
(2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[6−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ピリジン−3−カルボニル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド;
(2S)−2−アミノ−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[4−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]−2,5−ジメチル−ベンゾイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]プロパンアミド;
(2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[3−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−イル]−3−オキソ−プロパノイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド;
(2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[4−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−イル]−4−オキソ−ブタノイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド;
(2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[6−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−イル]−6−オキソ−ヘキサノイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド;
(2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[7−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−イル]−7−オキソ−ヘプタノイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド;
(2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[8−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−イル]−8−オキソ−オクタノイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド;
(2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[5−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ピラジン−2−カルボニル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド;
(2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[7−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ナフタレン−2−カルボニル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド;
(2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[2−[3−[2−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−イル]−2−オキソ−エチル]フェニル]アセチル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド;
(2S)−N−[(3S)−5−[(5−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[4−[(3S)−5−[(5−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド;
(2S)−2−(メチルアミノ)−N−[(3S)−1−[4−[(3S)−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−5−[(2−メチル−1−ナフチル)メチル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]−5−[(2−メチル−1−ナフチル)メチル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]プロパンアミド;
(2S)−N−[(3S)−5−[[1−(2−シアノフェニル)インダゾール−3−イル]メチル]−1−[4−[(3S)−5−[[1−(2−シアノフェニル)インダゾール−3−イル]メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド;
(2S)−N−[(3S)−5−[(2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[4−[(3S)−5−[(2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド;
(2S)−N−[(3S)−7−シアノ−5−[4−[(3S)−7−シアノ−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−1−[(2−メチル−1−ナフチル)メチル]−2−オキソ−3,4−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−5−カルボニル]ベンゾイル]−1−[(2−メチル−1−ナフチル)メチル]−2−オキソ−3,4−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド;
(2S)−N−[(3S)−1−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−5−[4−[(3S)−1−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−7−シアノ−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−2−オキソ−3,4−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−5−カルボニル]ベンゾイル]−7−シアノ−2−オキソ−3,4−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド;及び
(2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[4−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド;
からなる群から選択される、式Iの化合物、又は前出の化合物のいずれかの薬学的に許容される塩に関する。
本発明の一実施態様は:
(2S,4S)−N−ベンジル−4−[[4−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]アミノ]−1−[(2S)−2−シクロヘキシル−2−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]アセチル]ピロリジン−2−カルボキサミド ジヒドロクロリド;
(2S,4S)−4−[[4−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]アミノ]−1−[(2S)−2−シクロヘキシル−2−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]アセチル]−N−[(1R)−テトラリン−1−イル]ピロリジン−2−カルボキサミド;
(2S,4S)−4−[[4−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]アミノ]−1−[(2S)−2−シクロヘキシル−2−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]アセチル]−N−[(1S)−テトラリン−1−イル]ピロリジン−2−カルボキサミド;
(2S,4S)−4−[[4−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]アミノ]−N−シクロヘキシル−1−[(2S)−2−シクロヘキシル−2−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]アセチル]ピロリジン−2−カルボキサミド;及び
(2S,4S)−4−[[4−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]アミノ]−1−[(2S)−2−シクロヘキシル−2−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]アセチル]−N−イソプロピル−ピロリジン−2−カルボキサミド;
からなる群から選択される、式Iの化合物、又は前出の化合物のいずれかの薬学的に許容される塩に関する。
本発明の一実施態様は:
(2S,4S)−N−ベンジル−4−[[4−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]アミノ]−1−[(2S)−2−シクロヘキシル−2−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]アセチル]ピロリジン−2−カルボキサミド ジヒドロクロリド;
(2S,4S)−4−[[4−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]アミノ]−1−[(2S)−2−シクロヘキシル−2−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]アセチル]−N−[(1R)−テトラリン−1−イル]ピロリジン−2−カルボキサミド;
(2S,4S)−4−[[4−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]アミノ]−1−[(2S)−2−シクロヘキシル−2−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]アセチル]−N−[(1S)−テトラリン−1−イル]ピロリジン−2−カルボキサミド;
(2S,4S)−4−[[4−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]アミノ]−N−シクロヘキシル−1−[(2S)−2−シクロヘキシル−2−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]アセチル]ピロリジン−2−カルボキサミド;及び
(2S,4S)−4−[[4−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]アミノ]−1−[(2S)−2−シクロヘキシル−2−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]アセチル]−N−イソプロピル−ピロリジン−2−カルボキサミド;
からなる群から選択される、式Iの化合物、又は前出の化合物のいずれかの薬学的に許容される塩に関する。
本発明の一実施態様は:
(2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[4−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−イル]−4−オキソ−ブタノイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド;
(2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[6−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−イル]−6−オキソ−ヘキサノイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド;
(2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[7−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−イル]−7−オキソ−ヘプタノイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド;
(2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[8−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−イル]−8−オキソ−オクタノイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド;
(2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[5−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ピラジン−2−カルボニル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド;
(2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[7−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ナフタレン−2−カルボニル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド;
(2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[2−[3−[2−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−イル]−2−オキソ−エチル]フェニル]アセチル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド;
(2S)−N−[(3S)−5−[(5−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[4−[(3S)−5−[(5−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド;
(2S)−2−(メチルアミノ)−N−[(3S)−1−[4−[(3S)−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−5−[(2−メチル−1−ナフチル)メチル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]−5−[(2−メチル−1−ナフチル)メチル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]プロパンアミド;
(2S)−N−[(3S)−5−[[1−(2−シアノフェニル)インダゾール−3−イル]メチル]−1−[4−[(3S)−5−[[1−(2−シアノフェニル)インダゾール−3−イル]メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド;
(2S)−N−[(3S)−5−[(2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[4−[(3S)−5−[(2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド;
(2S)−N−[(3S)−7−シアノ−5−[4−[(3S)−7−シアノ−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−1−[(2−メチル−1−ナフチル)メチル]−2−オキソ−3,4−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−5−カルボニル]ベンゾイル]−1−[(2−メチル−1−ナフチル)メチル]−2−オキソ−3,4−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド;
(2S)−N−[(3S)−1−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−5−[4−[(3S)−1−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−7−シアノ−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−2−オキソ−3,4−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−5−カルボニル]ベンゾイル]−7−シアノ−2−オキソ−3,4−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド;及び
(2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[4−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド;
からなる群から選択される、式Iの化合物、又は前出の化合物のいずれかの薬学的に許容される塩に関する。
本発明の一実施態様は、薬学的に許容される担体又は賦形剤と共に、本明細書に記載の化合物のいずれか、又は薬学的に許容されるその塩を活性成分として含む薬学的組成物に関する。
本発明の一実施態様は、治療的活性物質としての使用のための、本明細書に記載される式Iの化合物に関する。
本発明の一実施態様は、がんの治療的及び/又は予防的処置における使用のための、本明細書に記載される式Iの化合物に関する。
本発明の一実施態様は、がんの治療的及び/又は予防的処置のための薬物の製造のための、本明細書に記載される化合物、又はその薬学的に許容される塩の使用に関する。
本発明の一実施態様は、Zが、OR、ハロゲン及び低級アルキルで置換されてもよいアリールである式Iの化合物、又は前記化合物の薬学的に許容される塩に関する。特定の実施態様では、Zは、先述のように置換されてもよいナフタレニルである。
本発明の別の実施態様は、Zがシアノにより置換されてもよいアリールにより置換されてもよいヘテロアリールである、式Iの化合物、又は前記化合物の薬学的に許容される塩に関する。特定の実施態様では、Zは、シアノフェニルで置換されてもよいインダゾリルである。
本発明の別の実施態様は、Xが低級アルキルである式Iの化合物、又は前記化合物の薬学的に許容される塩に関する。
本発明の別の実施態様は、Xが低級アルキルで置換されてもよいアリールである式Iの化合物、又は前記化合物の薬学的に許容される塩に関する。特定の実施態様では、Xは、メチルで置換されてもよいフェニルである。別の実施態様では、Xはナフタレニルである。
本発明の別の実施態様は、Xがヘテロアリールである式Iの化合物、又は前記化合物の薬学的に許容される塩に関する。特定の実施態様では、Xはピリジニルである。別の実施態様では、Xはピラジニルである。
本発明の別の実施態様は、QがAである式Iの化合物、又は前記化合物の薬学的に許容される塩に関する。
本発明の別の実施態様は、QがBである式Iの化合物、又は前記化合物の薬学的に許容される塩に関する。
本発明の別の実施態様は、RがHである式Iの化合物、又は前記化合物の薬学的に許容される塩に関する。
本発明の別の実施態様は、Rがフェニルで置換されてもよい低級アルキルである式Iの化合物、又は前記化合物の薬学的に許容される塩に関する。
本発明の別の実施態様は、Rがシクロアルキルである式Iの化合物、又は前記化合物の薬学的に許容される塩に関する。
別の実施態様では、Rは、フェニルと縮合したシクロアルキルであるか、前記化合物の薬学的に許容される塩である。特定の実施態様では、Rはテトラリンである。
本発明の別の実施態様は、Zが、OCH、ハロゲン、及び低級アルキルで置換されてもよいナフタレニルであり;Xがフェニル又はナフタレニルであり、これらのそれぞれが低級アルキルで置換されてもよく;QがAであり;RがHである、式Iの化合物、又は前記化合物の薬学的に許容される塩に関する。
本発明の特定の実施態様では、Zは、OCH及びBrで置換されるナフタレニルであり;Xはフェニルであり;QはAであり;RはHである。又は前記化合物の薬学的に許容される塩。
本発明の特定の実施態様では、Zは、CHで置換されるナフタレニルであり;Xはフェニルであり;QはAであり;RはHである。又は前記化合物の薬学的に許容される塩。
本発明の別の特定の実施態様では、Zは、OCH及びBrで置換されるナフタレニルであり;Xはフェニルであり;Qは基Aであり;Rはシアノである。又は前記化合物の薬学的に許容される塩。
本発明の別の実施態様は、ZがOCH及びハロゲンで置換されてもよいナフタレニルであり;Xがフェニルであり;Qが基Bであり;RがHであり;Rが、シクロヘキシル、フェニルと縮合したシクロヘキシル、及びフェニルで置換されてもよい低級アルキルから選択される、式Iの化合物、又は前記化合物の薬学的に許容される塩に関する。
本発明の特定の実施態様では、Zは、OCH及びBrで置換されるナフタレニルであり;Xはフェニルであり;Qは基Bであり;RはHであり;Rは、シクロヘキシル、フェニルと縮合したシクロヘキシル、及びフェニルで置換されてもよい低級アルキルから選択される。又は前記化合物の薬学的に許容される塩。
QがAである本発明による化合物には:
(2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[3−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド(実施例6);
(2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[6−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ピリジン−2−カルボニル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド(実施例7);
(2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[5−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ピリジン−3−カルボニル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド(実施例8);
(2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[6−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ナフタレン−2−カルボニル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド(実施例9);
(2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[4−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]−3−メチル−ベンゾイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド(実施例10);
(2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[4−[4−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]フェノキシ]ベンゾイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド(実施例11);
(2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[6−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ピリジン−3−カルボニル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド(実施例12);
(2S)−2−アミノ−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[4−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]−2,5−ジメチル−ベンゾイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]プロパンアミド(実施例13);
(2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[3−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−イル]−3−オキソ−プロパノイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド(実施例14);
(2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[4−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−イル]−4−オキソ−ブタノイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド(実施例15);
(2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[6−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−イル]−6−オキソ−ヘキサノイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド(実施例16);
(2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[7−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−イル]−7−オキソ−ヘプタノイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド(実施例17);
(2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[8−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−イル]−8−オキソ−オクタノイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド(実施例18);
(2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[5−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ピラジン−2−カルボニル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド(実施例19);
(2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[7−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ナフタレン−2−カルボニル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド(実施例20);
(2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[2−[3−[2−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−イル]−2−オキソ−エチル]フェニル]アセチル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド(実施例21);
(2S)−N−[(3S)−5−[(5−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[4−[(3S)−5−[(5−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド(実施例22);
(2S)−2−(メチルアミノ)−N−[(3S)−1−[4−[(3S)−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−5−[(2−メチル−1−ナフチル)メチル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]−5−[(2−メチル−1−ナフチル)メチル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]プロパンアミド(実施例23);
(2S)−N−[(3S)−5−[[1−(2−シアノフェニル)インダゾール−3−イル]メチル]−1−[4−[(3S)−5−[[1−(2−シアノフェニル)インダゾール−3−イル]メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド(実施例24);
(2S)−N−[(3S)−5−[(2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[4−[(3S)−5−[(2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド(実施例25);
(2S)−N−[(3S)−7−シアノ−5−[4−[(3S)−7−シアノ−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−1−[(2−メチル−1−ナフチル)メチル]−2−オキソ−3,4−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−5−カルボニル]ベンゾイル]−1−[(2−メチル−1−ナフチル)メチル]−2−オキソ−3,4−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド(実施例26);
(2S)−N−[(3S)−1−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−5−[4−[(3S)−1−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−7−シアノ−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−2−オキソ−3,4−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−5−カルボニル]ベンゾイル]−7−シアノ−2−オキソ−3,4−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド(実施例27);及び
(2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[4−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド(実施例28);
又は前出の化合物のいずれかの薬学的に許容される塩が含まれる。
QがBである本発明による化合物には:
(2S,4S)−N−ベンジル−4−[[4−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]アミノ]−1−[(2S)−2−シクロヘキシル−2−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]アセチル]ピロリジン−2−カルボキサミド ジヒドロクロリド(実施例1);
(2S,4S)−4−[[4−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]アミノ]−1−[(2S)−2−シクロヘキシル−2−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]アセチル]−N−[(1R)−テトラリン−1−イル]ピロリジン−2−カルボキサミド(実施例2);
(2S,4S)−4−[[4−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]アミノ]−1−[(2S)−2−シクロヘキシル−2−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]アセチル]−N−[(1S)−テトラリン−1−イル]ピロリジン−2−カルボキサミド(実施例3);
(2S,4S)−4−[[4−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]アミノ]−N−シクロヘキシル−1−[(2S)−2−シクロヘキシル−2−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]アセチル]ピロリジン−2−カルボキサミド(実施例4);及び
(2S,4S)−4−[[4−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]アミノ]−1−[(2S)−2−シクロヘキシル−2−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]アセチル]−N−イソプロピル−ピロリジン−2−カルボキサミド(実施例5);
又は前出の化合物のいずれかの薬学的に許容される塩が含まれる。
本発明の別の実施態様は:
(2S,4S)−N−ベンジル−4−[[4−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]アミノ]−1−[(2S)−2−シクロヘキシル−2−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]アセチル]ピロリジン−2−カルボキサミド ジヒドロクロリド(実施例1);
(2S,4S)−4−[[4−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]アミノ]−1−[(2S)−2−シクロヘキシル−2−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]アセチル]−N−[(1R)−テトラリン−1−イル]ピロリジン−2−カルボキサミド(実施例2);
(2S,4S)−4−[[4−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]アミノ]−1−[(2S)−2−シクロヘキシル−2−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]アセチル]−N−[(1S)−テトラリン−1−イル]ピロリジン−2−カルボキサミド(実施例3);
(2S,4S)−4−[[4−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]アミノ]−N−シクロヘキシル−1−[(2S)−2−シクロヘキシル−2−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]アセチル]ピロリジン−2−カルボキサミド(実施例4);及び
(2S,4S)−4−[[4−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]アミノ]−1−[(2S)−2−シクロヘキシル−2−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]アセチル]−N−イソプロピル−ピロリジン−2−カルボキサミド(実施例5);
(2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[4−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−イル]−4−オキソ−ブタノイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド(実施例15);
(2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[6−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−イル]−6−オキソ−ヘキサノイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド(実施例16);
(2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[7−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−イル]−7−オキソ−ヘプタノイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド(実施例17);
(2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[8−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−イル]−8−オキソ−オクタノイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド(実施例18);
(2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[5−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ピラジン−2−カルボニル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド(実施例19);
(2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[7−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ナフタレン−2−カルボニル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド(実施例20);
(2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[2−[3−[2−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−イル]−2−オキソ−エチル]フェニル]アセチル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド(実施例21);
(2S)−N−[(3S)−5−[(5−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[4−[(3S)−5−[(5−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド(実施例22);
(2S)−2−(メチルアミノ)−N−[(3S)−1−[4−[(3S)−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−5−[(2−メチル−1−ナフチル)メチル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]−5−[(2−メチル−1−ナフチル)メチル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]プロパンアミド(実施例23);
(2S)−N−[(3S)−5−[[1−(2−シアノフェニル)インダゾール−3−イル]メチル]−1−[4−[(3S)−5−[[1−(2−シアノフェニル)インダゾール−3−イル]メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド(実施例24);
(2S)−N−[(3S)−5−[(2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[4−[(3S)−5−[(2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド(実施例25);
(2S)−N−[(3S)−7−シアノ−5−[4−[(3S)−7−シアノ−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−1−[(2−メチル−1−ナフチル)メチル]−2−オキソ−3,4−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−5−カルボニル]ベンゾイル]−1−[(2−メチル−1−ナフチル)メチル]−2−オキソ−3,4−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド(実施例26);
(2S)−N−[(3S)−1−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−5−[4−[(3S)−1−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−7−シアノ−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−2−オキソ−3,4−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−5−カルボニル]ベンゾイル]−7−シアノ−2−オキソ−3,4−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド(実施例27);及び
(2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[4−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド(実施例28);
から選択される化合物、又は前出の化合物のいずれかの薬学的に許容される塩に関する。
式Iの化合物及びその塩は、少なくとも一の不斉炭素原子を含み、したがって異なる立体異性体の混合物として存在しうる。種々の異性体は、既知の分離方法、例えばクロマトグラフィーによって単離可能である。
本明細書に開示される化合物は、上述の式Iによって網羅され、互変異性又は構造的異性を呈する場合がある。本発明は、これら化合物のあらゆる互変異性又は構造的異性形態、又はこのような形態の混合物を包含するものであり、且つ上述の式に示されるいずれか一の互変異性又は構造的異性形態に限定されることはない。
投与量
本発明の化合物は、好ましくは、IAPのBIRドメインに結合し、IAPが他のタンパク質に結合することを防ぐ。Bir結合タンパク質の例には、限定されないが、カスパーゼ3、カスパーゼ7、カスパーゼ9、Smacなどが含まれる。IAPの例には、限定されないが、XIAP、cIAP1、cIAP2、又はNAIPが含まれる。一態様では、本発明の化合物は、XIAP、cIAP1及び/又はcIAP2のBIR2及び/又はBIR3ドメインに結合する。別の態様では、本発明の化合物は、XIAP、cIAP1、及び/又はcIAP2のBIR2ドメインに結合する。
本発明の化合物は、特にがん細胞において、細胞中にアポトーシスを誘導するため、又はアポトーシスシグナルに対して細胞を感受性にするために有用である。アポトーシスシグナルは、例えば放射線療法又は腫瘍に対する化学療法により、がん細胞中に誘導することができる。代替的には、アポトーシスシグナルは、デスレセプターアゴニストによるデスレセプターの活性化によりがん細胞中に誘導することができる。デスレセプターアゴニストは、天然発生の、例えば腫瘍壊死因子α(TNF−α)であるか、又は非天然発生の、DR4又はDR5抗体といった例えば合成抗体である。
したがって、本発明の化合物は、特に腫瘍学的障害といった細胞増殖性障害の改善、制御、又は治療に有用である。このような化合物及び前記化合物を含有する製剤は、例えば、急性骨髄性白血病のような血液がん、又は、例えば乳房、結腸、肺、及び前立腺の腫瘍といった固形腫瘍の治療又は制御に有用であると期待されている。
本発明による化合物の「治療的有効量」又は「有効量」は、疾患の症状を予防、軽減、又は改善するために、又は治療対象の延命に効果的である化合物の量を意味する。治療的有効量の決定は、従来技術の範囲内である。
本発明による化合物の治療的有効量又は投与量は、広い範囲内で変動し、当技術分野において既知の方式で決定することができる。このような投与量は、投与される特定の化合物、投与経路、治療される状態、並びに治療対象患者を含む各特定の症例の個々の要件に合わせて調整される。一般に、体重約70Kgの成人に対する経口又は非経口投与の場合、一日当たり約10mg〜約10000mg、好ましくは約200mg〜約1000mgの投与量が適当であるが、指示があれば上限を超えてもよい。一日当たりの投与量は、単一用量として、又は分割投与で投与することができるか、又は非経口投与の場合、一又は複数のボーラス注入として、又は持続注入として投与してもよい。
本発明の実施に有用な医薬品、すなわち、本発明の化合物を含む医薬品は、内部的に、例えば経口で(例えば、錠剤、コーティングされた錠剤、ドラジェ、硬質及び軟質のゼラチンカプセル、溶液、乳剤、又は懸濁液の形態で)、経鼻的に(例えば点鼻薬の形態で)、又は直腸に(例えば坐薬の形態で)投与することができる。しかしながら、投与は、筋肉注射又は静脈内投与(例えば、注射液の形態で)などにより、非経口的に行うこともできる。さらに、投与は局所的に(例えば、軟膏、クリーム、又はオイルの形態で)行うことができる。
組成物/製剤
代替的実施態様では、本発明は、少なくとも一の式Iの化合物、又はその薬学的に許容される塩と、薬学的に許容される賦形剤及び/又は担体を含有する薬学的組成物を含む。
これら薬学的組成物は、経口、経鼻的、局所(頬側及び舌下を含む)、直腸内、膣内、及び/又は非経口投与に適したものにすることができる。簡便には、製剤は、単位投与量の形態で提示することができ、薬学の分野において周知の何れかの方法により調製することができる。単一投与形態を製造するために担体物質と組み合わせることができる活性成分の量は、治療されている宿主、並びに特定の投与様式によって様々であろう。単一剤形を製造するために担体材料と組み合わせることができる活性成分の量は、通常、治療効果を生む式Iの化合物の量とすることができる。通常、このような活性成分の量は、100%のうち約1%〜約99%、好ましくは約5%〜約70%、最も好ましくは約10%〜約30にわたる。
このような製剤又は組成物を調製する方法は、本発明の化合物を担体、及び任意選択的に一又は複数の副成分と会合させる工程を含む。一般に、製剤は、本発明の化合物を、液体の担体、又は微細に分割された固体の担体、又はそれら両方と均一に及び緊密に会合させ、次いで必要に応じて製品を成形することにより調製される。
式Iの化合物及びその薬学的に許容される塩及びエステルは、錠剤、コーティングされた錠剤、ドラジェ、及び硬質ゼラチンカプセルの製造のために、薬学的に不活性な、無機的又は有機的なアジュバントを用いて処理することができる。ラクトース、ポリビニルピロリドン、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、結晶セルロース、コーンスターチ、又はその誘導体、タルク、ステアリン酸、又はその塩などを、タブレット、ドラジェ、及び硬質ゼラチンカプセルのためのそのようなアジュバントとして使用することができる。
軟質のゼラチンカプセルに適したアジュバントは、例えば、植物油、ワックス、脂肪、半流動性物質、及び液体ポリオールなどである。溶液及びシロップの製造に適したアジュバントは、例えば、HO、ポリオール、蔗糖、転化糖、グルコースなどである。注射液に適したアジュバントは、例えば、HO、アルコール、ポリオール、グリセロール、植物油などである。坐薬に適したアジュバントは、例えば、天然油又は硬化油、ワックス、脂肪、半流動性又は液体ポリオールなどである。局所用製剤に適したアジュバントは、グリセリド類、半合成及び合成グリセリド類、水素化油、液体ワックス、流動パラフィン、液体脂肪アルコール、ステロール、ポリエチレングリコール、及びセルロース誘導体である。
さらに、医薬品は、保存料、可溶化剤、粘度増加剤、安定剤、湿潤剤、乳化剤、甘味料、着色料、香味料、浸透圧を変えるための塩、バッファー、マスキング剤、又は抗酸化物質を含有することができる。医薬品は、他の治療剤を含有することもできる。
本発明の化合物(一般式Iの化合物)は、以下のスキームに規定する一般反応スキームを使用して調製することができる。
Figure 0006309536
適切に保護された一般式2の2−アミノ−3−アミノプロピオン酸と、置換又は未置換の一般式3の1−フルオロ−2−ニトロベンゼンとを塩基と反応させて、一般式4の化合物を得ることができる。一般式4の化合物を還元条件下で反応させて、一般式5の化合物を得ることができる。還元方法は、接触水素化及び化学還元を含むことができる。一般式5の化合物を脱水条件にさらし、一般式6の化合物を得ることができる。一般式6の化合物を、Qが適切な離脱基である一般式7の化合物と反応させ、一般式8の化合物を形成することができる。アミン保護基PG1を除去し、一般式9の化合物を得ることができる。適切に保護された一般式10の2−メチルアミノ−プロピオン酸を、一般式9の化合物と結合させて、一般式11の化合物を得ることができる。一般式11の化合物を、脱水条件下で一般式12のカルボン酸と反応させて、一般式13の化合物を得ることができる。アミン保護基PG2を除去し、一般式14の化合物を得ることができる。
Figure 0006309536
保護基PG4及びPG5が、各々が独立に除去できるように選択されている、適切に保護された一般式15の4−アミノ−ピロリジン−2−カルボン酸を、脱水条件下において一般式16のアミンと反応させ、一般式17の化合物を得ることができる。一般式17の化合物の保護基PG4を除去し、一般式18の化合物を得ることができる。適切に保護された一般式19のα−(メチルアミノ)−シクロヘキサン酢酸を、一般式18の化合物と結合させて、一般式20の化合物を得ることができる。一般式20の化合物中の保護基PG6を除去し、一般式21の化合物を得ることができる。一般式21の化合物を、適切に保護された一般式10の2−メチルアミノ−プロピオン酸と結合させて、一般式22の化合物を得ることができる。一般式22の化合物中の保護基PG5を除去し、一般式23の化合物を得ることができる。
Figure 0006309536
一般式14の化合物を、脱水条件下において一般式23の化合物と結合させて、一般式24の化合物を得ることができる。保護基PG2及びPG7を除去し、一般式25の化合物を得ることができる。
Figure 0006309536
一般式11の化合物を、一般式26のジカルボニルクロリドで処理し、一般式27の化合物を得ることができる。保護基PG2を一般式27の化合物から除去し、一般式28の化合物を得ることができる。
Figure 0006309536
適切なジカルボニルクロリドが市販されていないか、又は文献に既知でない場合、一般式27の化合物は、一般構造体11の化合物と一般式29のジカルボン酸とを脱水条件下で処理することにより調製することができる。このような条件には、限定されないが、POCl、SOCl又は当業者に既知の他の脱水化試薬との反応が含まれる。
当業者であれば、上述の中間体を提供するための代替的な合成経路が存在しうることを認識するであろう。例えば、一般式22の化合物への代替的ルートをスキーム6に記載する。
Figure 0006309536
一般構造体15の化合物中のカルボン酸を保護基PG8で保護し、一般式30の化合物を得ることができる。一般式30のPG8は、カルボン酸を、残りの合成シーケンスで使用される反応条件に対して不活性にする基である。保護基PG8の好ましい選択は、有機化学の教科書(例えば、Protective Groups in Organic Synthesis, Theodora W. Greene et al.)、オリジナルの化学文献を参照することにより行うことができるか、又は有機合成の分野の専門家に一般的に知られている。一般式30の化合物の保護基PG4を除去し、一般式31の化合物を得ることができる。適切に保護された一般式19のα−(メチルアミノ)−シクロヘキサン酢酸を、一般式31の化合物と結合させて、一般式32の化合物を得ることができる。一般式32の化合物中の保護基PG6を除去し、一般式33の化合物を得ることができる。一般式33の化合物を、適切に保護された一般式10の2−メチルアミノ−プロピオン酸と結合させて、一般式34の化合物を得ることができる。一般式34の化合物中のカルボン酸保護基PG8を除去し、一般式35の化合物を得ることができる。一般式35の化合物を、脱水条件下で一般構造体16のアミンと反応させて、一般構造体22の化合物を得ることができる。
上記反応及びプロセスを実行する方法は、本開示に基づいて当業者には明らかであるか、又は実施例の類似性に基づいて推定することができる。出発物質は、市販されているか、又は以下の実施例に記載されるものと類似の方法により作製することができる。
結晶形態
本発明の化合物が固体であるとき、当業者であれば、このような化合物及びその塩が異なる結晶形又は多形性形で存在し、それらすべてが本発明及び規定される式の範囲内に含まれることを理解するであろう。
本発明の化合物は、既知の技術に従って合成することができる。以下の実施例及び言及は、本発明の理解を助けるために提供される。しかし、実施例は本発明を限定するものではなく、本発明の真の範囲は特許請求の範囲に記載される。実施例中の反応体及び最終生成物の名前は、AutoNom 2000 Add−in v4.0 SP2(Elsevier/MDLのISIS Drawにおける機能)、又はAutoNom 2000 TT v4.01.305(Elsevier/MDL)、ChemDraw Pro コントロール 11.0.2(CambridgeSoft社)で利用可能な機能、又はelectronic notebooksのStruct=Name機能、又はAccelrys Draw 4.0を使用して作成した。
実施例
中間体の調製
中間体1
2−(3−(ブロモメチル)−1H−インダゾール−1−イル)ベンゾニトリル
Figure 0006309536
工程1:CsCO(1.56g、4.8mmol)を、DMF(20mL)中、3−メチル インダゾール(0.634g、4.8mmol)及び2−フルオロベンゾニトリル(1mL、9.6mmol)の溶液に加えた。12時間後、混合物を、飽和NHClで希釈すると、沈殿物が形成された。固体を、濾過し、HO、ヘキサンで洗浄し、真空下で乾燥させて2−(3−メチル−1H−インダゾール−1−イル)ベンゾニトリル(1g、89%)を得、これを精製せずに使用した。
工程2:AIBN(141mg、0.857mmol)及びNBS(839mg、4.72mmol)を、CCl(20mL)中、2−(3−メチル−1H−インダゾール−1−イル)ベンゾニトリル(1g、4.29mmol)の懸濁液に加え、混合物を2時間にわたって加熱還流した。混合物を濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、オフホワイトの固体として表題化合物(1.25g、93%)を得た。
中間体2
((S)−2−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b][1,4]ジアゼピン−3−イル)−カルバミン酸 tert−ブチル エステル
Figure 0006309536
工程1:DMF(75mL)中、(S)−3−アミノ−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−プロピオン酸(Aldrich)(5g、24.48mmol)の溶液に対し、1−フルオロ−2−ニトロ−ベンゼン(2.92mL、26.93mmol)及び重炭酸ナトリウム(6.17g、73.44mmol)を室温で加え、結果として得られた混合物を、窒素雰囲気下において80℃で18時間加熱した。水を加え、水層を酢酸エチルで洗浄した。水溶液のpHを、10%の重亜硫酸ナトリウム水溶液を用いて3に調整し、酢酸エチルを用いて抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、(NaSO)で乾燥させ、減圧下で濃縮して得たクルードな塊を、ヘキサンで粉砕し、橙黄色の固体として(S)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−(2−ニトロ−フェニルアミノ)−プロピオン酸(5g、63%)を得た。LC−MS:326.2(M+H)。
工程2:MeOH(100mL)中、(S)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−(2−ニトロ−フェニルアミノ)−プロピオン酸(Aldrich)(10g、30.76mmol)の溶液を、アルゴンで30分間パージし、10%のPd−C(1g)を溶液に加えた。その結果得られた混合物を、風船を用いて18時間室温で水素化した。混合物を、セライトを通して濾過し、濾液を濃縮し、結果として得られた物質をヘキサンで粉砕し、褐色の固体として(S)−3−(2−アミノ−フェニルアミノ)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−プロピオン酸(8.5g、93%)を得た。LC−MS:296(M+H)。
工程3:DMF(40mL)中、(S)−3−(2−アミノ−フェニルアミノ)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−プロピオン酸(4g、13.54mmol)の氷冷溶液に対し、EDCI・HCl(2.86g、14.89mmol)、HOBT(2.01g、14.89mmol)及びDIPEA(7.19mL、40.63mmol)を加えた。その結果得られた混合物を室温で16時間撹拌した。混合物を、酢酸エチルで希釈し、水及びブラインで洗浄した。有機層を濃縮し、その結果得られた物質をシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、オフホワイトの固体として表題化合物(2.9g、77%)を得た。LC−MS:278(M+H)。
中間体3
((S)−7−シアノ−2−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b][1,4]ジアゼピン−3−イル)−カルバミン酸 tert−ブチル エステル
Figure 0006309536
工程1:DMF(60mL)中、(S)−3−アミノ−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−プロピオン酸(Aldrich)(3g、14.706mmol)の溶液に対し、炭酸セシウム(14.34g、44.118mmol)及び3−フルオロ−4−ニトロ−ベンゾニトリル(2.685mL、16.176mmol)を室温で加え、結果として得られた混合物を窒素雰囲気下において室温で3時間撹拌した。反応混合物を、酢酸エチルで希釈し、よく冷した水、ブラインで洗浄し、乾燥させ、濃縮して得られた物質を、シリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、橙黄色の固体として(S)−2−tert−ブトキシカルボニル アミノ−3−(5−シアノ−2−ニトロ−フェニルアミノ)−プロピオン酸(4.4g、85.4%)を得た。LC−MS:350.8(M+H)。
工程2:酢酸エチル(70mL)中、(S)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−(5−シアノ−2−ニトロ−フェニルアミノ)−プロピオン酸(4.4g、12.57mmol)の溶液を、アルゴンで15分間パージし、10%のPd−C(1g)を加えた。その結果得られた混合物を、風船下において室温で16時間水素化した。混合物をセライトを通して濾過し、濾液を濃縮して得た物質をヘキサンで粉砕し、褐色の固体として(S)−3−(2−アミノ−5−シアノ−フェニルアミノ)−2−tert−ブトキシカルボニル アミノ−プロピオン酸(4.16g、94.69%)を得た。LC−MS:321.0(M+H)。
工程3:DMF(40mL)中、(S)−3−(2−アミノ−5−シアノ−フェニルアミノ)−2−tert−ブトキシカルボニル アミノ−プロピオン酸(4.1g、12.812mmol)のよく冷した溶液に対し、EDCI・HCl(2.89g、15.125mmol)、HOBT(2.05g、15.125mmol)及びDIPEA(7.1mL、41.25mmol)を加えた。その結果得られた混合物を室温で16時間撹拌し、混合物を、酢酸エチルで希釈し、水、ブラインで洗浄し、有機溶液を濃縮して得た物質をシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、淡桃色の固体として表題化合物(1.4g、36.26%)を得た。LC−MS:303.2(M+H)。
中間体4
[(S)−1−(6−ブロモ−2−メトキシ−ナフタレン−1−イルメチル)−2−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b][1,4]ジアゼピン−3−イル]−カルバミン酸 tert−ブチル エステル
Figure 0006309536
−78℃のTHF(100mL)中、((S)−2−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b][1,4]ジアゼピン−3−イル)−カルバミン酸 tert−ブチル エステル(中間体2)(6.5g、23.48mmol)の溶液に対し、1MのLiHMDS(4.7g、28mL、28mmol)を加えた。冷却槽を取り外し、混合物を室温で1時間撹拌した。混合物を−78℃に冷却し、ドライなTHF(30mL)中、6−ブロモ−1−クロロメチル−2−メトキシ−ナフタレン(8.0g、28.12mmol)及びNaI(4.2g、28.12mmol)の混合物を滴下した。冷却槽を取り外し、混合物を室温で18時間撹拌した。混合物を、飽和NHClで希釈し、酢酸エチルを用いて抽出し、有機層を水、ブラインで洗浄し、乾燥させ(NaSO)、濃縮して得られた物質をシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、黄色の固体として表題化合物(9g、72%)を得た。LC−MS:528.0(M+H)。
中間体5
[(S)−1−(5−ブロモ−2−メトキシ−ナフタレン−1−イルメチル)−2−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b][1,4]ジアゼピン−3−イル]−カルバミン酸 tert−ブチル エステル
Figure 0006309536
−78℃のTHF(10mL)に撹拌した((S)−2−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b][1,4]ジアゼピン−3−イル)−カルバミン酸 tert−ブチル エステル(中間体2)(500mg、1.805mmol)の溶液に対し、LiHMDS(THF中1M、2.3mL、2.3mmol)を、5分間かけて滴下した。混合物を−78℃で20分間撹拌し、THF(5mL)中、ヨウ化ナトリウム(295.8mg、1.986mmol)及び5−ブロモ−1−クロロメチル−2−メトキシ−ナフタレン(617.3mg、2.166mmol)の混合物を、5分間かけて滴下した。混合物を−78℃で50分間撹拌し、冷却槽を取り外した。16時間後、クエン酸水溶液を加え、混合物を、酢酸エチルを用いて抽出した。抽出物を、飽和炭酸ナトリウム溶液で洗浄し、乾燥させ、濃縮して得られた物質を、シリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、白色の固体として表題化合物(780mg、82%)を得た。LC−MS:528(M+H)。
中間体6
[(S)−1−(2−メトキシ−ナフタレン−1−イルメチル)−2−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b][1,4]ジアゼピン−3−イル]−カルバミン酸 tert−ブチル エステル
Figure 0006309536
[(S)−1−(5−ブロモ−2−メトキシ−ナフタレン−1−イルメチル)−2−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b][1,4]ジアゼピン−3−イル]−カルバミン酸 tert−ブチル エステル(中間体5)の調製について記載したものと同様の方式で、((S)−2−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b][1,4]ジアゼピン−3−イル)−カルバミン酸 tert−ブチル エステル(中間体4)(400mg、1.44mmol)及び1−ブロモメチル−2−メトキシ−ナフタレン(435.15mg、1.733mmol)を表題化合物(450mg、69.6%)に変換し、白色の固体を得た。LC−MS 448(M+H)。
中間体7
{(S)−1−[1−(2−シアノ−フェニル)−1H−インダゾール−3−イルメチル]−2−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b][1,4]ジアゼピン−3−イル}−カルバミン酸 tert−ブチル エステル
Figure 0006309536
[(S)−1−(5−ブロモ−2−メトキシ−ナフタレン−1−イルメチル)−2−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b][1,4]ジアゼピン−3−イル]−カルバミン酸 tert−ブチル エステル(中間体5)の調製について記載したものと同様の方式で、((S)−2−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b][1,4]ジアゼピン−3−イル)−カルバミン酸 tert−ブチル エステル(中間体2)(500mg、1.8mmol)及び2−(3−ブロモメチル−インダゾール−1−イル)−ベンゾニトリル(中間体1)(676.18mg、2.16mmol)を表題化合物(670mg、72.9%)に変換し、明黄色の固体を得た。LC−MS:509(M+H)。
中間体8
[(S)−1−(2−メチル−ナフタレン−1−イルメチル)−2−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b][1,4]ジアゼピン−3−イル]−カルバミン酸 tert−ブチル エステル
Figure 0006309536
−78℃の無水テトラヒドロフラン55mL中、3.0g(10.83mmol)の((S)−2−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b][1,4]ジアゼピン−3−イル)−カルバミン酸 tert−ブチル エステル(中間体2)の溶液に対し、テトラヒドロフラン(24mL、24mmol)中、1Mのリチウムビス(トリメチルシリル)アミドの溶液をゆっくりと加えた。溶液を−78℃で30分間撹拌した。15mLのテトラヒドロフラン中、5.35g(28.2mmol)の1−クロロメチル−2−メチル−ナフタレンの溶液を、ゆっくりと加えた。反応混合物を−78℃で10分間撹拌し、冷却槽を取り外し、混合物を一晩撹拌した。ヨウ化カリウム(1.8g、10.83mmol)を混合物に加えた。2時間後、水と酢酸エチルとを混合物に加え、有機層を、10%の重亜硫酸ナトリウム水溶液、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液を濃縮した。残留物を、シリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、明黄色の固体として表題化合物(3.2g)を得た。LC−MS:432(M+H)。
中間体9
[(S)−7−シアノ−1−(2−メチル−ナフタレン−1−イルメチル)−2−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b][1,4]ジアゼピン−3−イル]−カルバミン酸 tert−ブチル エステル
Figure 0006309536
−78℃のTHF(10mL)に撹拌した(S)−7−シアノ−2−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b][1,4]ジアゼピン−3−イル)−カルバミン酸 tert−ブチル エステル(中間体3)(300mg、0.993mmol)の溶液に対し、LiHMDS(THF中1M、1.19mL、1.19mmol)を加えた。20分後、THF(5mL)中、1−クロロメチル−2−メチル−ナフタレン(227.289mg、1.192mmol)及びNaI(178.677mg、1.192mmol)を、混合物に加えた。1時間後、冷却槽を取り外し、混合物を、16時間撹拌し、クエン酸溶液(1N)で希釈し、酢酸エチルを用いて抽出した。合わせた抽出物を、水、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮した。残留物を、シリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、オフホワイトの固体として表題化合物(400mg、88.2%)を得た。LC−MS:457.2(M+H)。
中間体10
[(S)−1−(6−ブロモ−2−メトキシ−ナフタレン−1−イルメチル)−7−シアノ−2−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b][1,4]ジアゼピン−3−イル]−カルバミン酸 tert−ブチル エステル
Figure 0006309536
−78℃のTHF中、(S)−7−シアノ−2−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b][1,4]ジアゼピン−3−イル)−カルバミン酸 tert−ブチル エステル(中間体3)(500mg、1.656mmol)の溶液に対し、LiHMDS(1.98mL、1.987mmol)を加えた。20分後、THF(10mL)中、6−ブロモ−1−クロロメチル−2−メトキシ−ナフタレン(519mg、1.821mmol)及びNaI(297.8mg、1.987mmol)の混合物を加えた。1時間後、冷却槽を取り外し、混合物を、16時間撹拌し、クエン酸溶液(1N)で希釈し、酢酸エチルを用いて抽出した。合わせた抽出物を、水、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮した。合わせた抽出物を、水、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮した。残留物を、シリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、オフホワイトの固体として表題化合物(638mg、69.88%)を得た。LC−MS:550.9(M+H)。
中間体11
{(S)−1−[(S)−1−(6−ブロモ−2−メトキシ−ナフタレン−1−イルメチル)−2−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b][1,4]ジアゼピン−3−イルカルバモイル]−エチル}−メチル−カルバミン酸 tert−ブチル エステル
Figure 0006309536
工程1:0℃のDCM(2mL)に撹拌した[(S)−1−(6−ブロモ−2−メトキシ−ナフタレン−1−イルメチル)−2−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b][1,4]ジアゼピン−3−イル]−カルバミン酸 tert−ブチル エステル(中間体4)(100mg、0.19mmol)の溶液に対し、DCM(4mL)中50%のTFAを滴下した。2時間後、混合物をエバポレートさせ、残留物をエーテルで洗浄し、(S)−3−アミノ−1−(6−ブロモ−2−メトキシ−ナフタレン−1−イルメチル)−1,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b][1,4]ジアゼピン−2−オン トリフルオロアセテート(72mg、70.58%)を得た。LC−MS:426(M+H)。
工程2:Boc−N−Me−Ala−OH(650mg、3.19mmol)、HATU(1.32g、3.48mmol)及びDIPEA(1.52mL、8.72mmol)を、DMF(10mL)中、(S)−3−アミノ−1−(6−ブロモ−2−メトキシ−ナフタレン−1−イルメチル)−1,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b][1,4]ジアゼピン−2−オン トリフルオロアセテート(1.6g、2.90mmol)の溶液に加えた。18後、混合物をエバポレートさせ、酢酸エチルで希釈した。混合物を、水、ブラインで洗浄し、乾燥させ(NaSO)、濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、黄色の固体として表題化合物(1.6g、88%)を得た。LC−MS:611(M+H)。
中間体12
{(S)−1−[(S)−1−(5−ブロモ−2−メトキシ−ナフタレン−1−イルメチル)−2−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b][1,4]ジアゼピン−3−イルカルバモイル]−エチル}−メチル−カルバミン酸 tert−ブチル エステル
Figure 0006309536
工程1:0℃のDCM(8mL)中、[(S)−1−(5−ブロモ−2−メトキシ−ナフタレン−1−イルメチル)−2−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b][1,4]ジアゼピン−3−イル]−カルバミン酸 tert−ブチル エステル(中間体5)(480mg、0.913mmol)の溶液に対し、TFA(1.9mL)を滴下した。混合物を、2時間室温で撹拌し、エバポレートさせた。残留物をヘキサンで粉砕し、褐色の固体として(S)−3−アミノ−1−(5−ブロモ−2−メトキシ−ナフタレン−1−イルメチル)−1,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b][1,4]ジアゼピン−2−オン トリフルオロアセテート(260mg)を得た。LC−MS:428(M+H)。
工程2:Boc−N−Me−Ala−OH(107.91mg、0.532mmol)、DIPEA(0.251mL、1.45mmol)及びHATU(220.37mg、0.58mmol)を、0℃のDMF(4mL)中、(S)−3−アミノ−1−(5−ブロモ−2−メトキシ−ナフタレン−1−イルメチル)−1,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b][1,4]ジアゼピン−2−オン トリフルオロアセテート(260mg)に加えた。3時間後、混合物を、水で希釈し、酢酸エチルを用いて抽出した。抽出物を、1Mのクエン酸水溶液、ブライン、飽和炭酸ナトリウム水溶液で洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残留物を、シリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、オフホワイトの固体として表題化合物(282mg、51%)を得た。LC−MS:613.2(M+H)。
中間体13
{(S)−1−[(S)−1−(2−メトキシ−ナフタレン−1−イルメチル)−2−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b][1,4]ジアゼピン−3−イルカルバモイル]−エチル}−メチル−カルバミン酸 tert−ブチル エステル
Figure 0006309536
工程1:(S)−3−アミノ−1−(5−ブロモ−2−メトキシ−ナフタレン−1−イルメチル)−1,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b][1,4]ジアゼピン−2−オン トリフルオロアセテート(中間体12、工程1)の調製について記載したものと同様の方式で、[(S)−1−(2−メトキシ−ナフタレン−1−イルメチル)−2−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b][1,4]ジアゼピン−3−イル]−カルバミン酸 tert−ブチル エステル(中間体6)(450mg、1.007mmol)を、褐色の固体として得られる(S)−3−アミノ−1−(2−メトキシ−ナフタレン−1−イルメチル)−1,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b][1,4]ジアゼピン−2−オン トリフルオロアセテート(460mg、クルード)に変換した。LC−MS:348.2(M+H)。
工程2:{(S)−1−[(S)−1−(5−ブロモ−2−メトキシ−ナフタレン−1−イルメチル)−2−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b][1,4]ジアゼピン−3−イルカルバモイル]−エチル}−メチル−カルバミン酸 tert−ブチル エステル(中間体12)の調製について記載したものと同様の方式で、(S)−3−アミノ−1−(2−メトキシ−ナフタレン−1−イルメチル)−1,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b][1,4]ジアゼピン−2−オン トリフルオロアセテート塩(上記工程1)(460mg)及びBoc−N−Me−Ala−OH(223.3mg、1.1mmol)を、白色の固体として得られる表題化合物(390mg、73.2%)に変換した。LC−MS:533(M+H)。
中間体14
((S)−1−{(S)−1−[1−(2−シアノ−フェニル)−1H−インダゾール−3−イルメチル]−2−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b][1,4]ジアゼピン−3−イルカルバモイル}−エチル)−メチル−カルバミン酸 tert−ブチル エステル
Figure 0006309536
工程1:(S)−3−アミノ−1−(5−ブロモ−2−メトキシ−ナフタレン−1−イルメチル)−1,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b][1,4]ジアゼピン−2−オン トリフルオロアセテート(中間体12、工程1)の調製について記載したものと同様の方式で、{(S)−1−[1−(2−シアノ−フェニル)−1H−インダゾール−3−イルメチル]−2−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b][1,4]ジアゼピン−3−イル}−カルバミン酸 tert−ブチル エステル(中間体7)(670mg、1.319mmol)を、黄色の固体として得られる2−[3−((S)−3−アミノ−2−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b][1,4]ジアゼピン−1−イルメチル)−インダゾール−1−イル]−ベンゾニトリル トリフルオロアセテート(680mg)に変換した。LC−MS:408.8(M+H)。
工程2:{(S)−1−[(S)−1−(5−ブロモ−2−メトキシ−ナフタレン−1−イルメチル)−2−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b][1,4]ジアゼピン−3−イルカルバモイル]−エチル}−メチル−カルバミン酸 tert−ブチル エステル(中間体12)の調製について記載したものと同様の方式で、2−[3−((S)−3−アミノ−2−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b][1,4]ジアゼピン−1−イルメチル)−インダゾール−1−イル]−ベンゾニトリル トリフルオロアセテート(上記工程1)(680mg、1.30mmol)及びBoc−N−Me−Ala−OH(290.88mg、1.43mmol)を、白色の固体として得られる表題化合物(570mg、72.8%)に変換した。LC−MS:594(M+H)。
中間体15
メチル−{(S)−1−[(S)−1−(2−メチル−ナフタレン−1−イルメチル)−2−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b][1,4]ジアゼピン−3−イルカルバモイル]−エチル}−カルバミン酸 tert−ブチル エステル
Figure 0006309536
工程1:1,4−ジオキサン中、4.0MのHCl20mL中、[(S)−1−(2−メチル−ナフタレン−1−イルメチル)−2−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b][1,4]ジアゼピン−3−イル)−カルバミン酸 tert−ブチル エステル(中間体8)(1.29g、3.0mmol)を室温で一晩撹拌した。溶媒を除去し、残留物を凍結乾燥させて、白色の固体として(S)−3−アミノ−1−(2−メチル−ナフタレン−1−イルメチル)−1,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[[b][1,4]ジアゼピン−2−オン 塩酸塩(1.10g)を得、これを精製せずに使用した。
工程2:0℃のジメチルホルムアミド(18mL)中、(S)−3−アミノ−1−(2−メチル−ナフタレン−1−イルメチル)−1,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[[b][1,4]ジアゼピン−2−オン 塩酸塩(1.10g、3mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール 水和物(0.50g、3.3mmol)、Boc−N−Me−Ala−OH(0.64g、3.15mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(2.1mL、12.0mmol)の混合物に対し、O−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−ビス(テトラメチレン)ウロニウム ヘキサフルオロホスファート(1.25g、3.3mmol)を加えた。混合物を室温で4時間撹拌し、酢酸エチルで希釈し、炭酸ナトリウム水溶液、ブライン、1Mのクエン酸、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液を濃縮した。残留物を、シリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、白色の固体として表題化合物を得た。LC−MS:517(M+H)。
中間体16
{(S)−1−[(S)−7−シアノ−1−(2−メチル−ナフタレン−1−イルメチル)−2−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b][1,4]ジアゼピン−3−イルカルバモイル]−エチル}−メチル−カルバミン酸 tert−ブチル エステル
Figure 0006309536
工程1:0℃の1,4 ジオキサン(3mL)中、[(S)−7−シアノ−1−(2−メチル−ナフタレン−1−イルメチル)−2−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b][1,4]ジアゼピン−3−イル]−カルバミン酸 tert−ブチル エステル(中間体9)(400mg、0.877mmol)の溶液に対し、ジオキサン溶液(0.7mL)中4NのHClを滴下した。混合物を室温で16時間撹拌した。混合物を濃縮し、残留物をジエチルエーテルで粉砕し、オフホワイトの固体として(S)−3−アミノ−1−(2−メチル−ナフタレン−1−イルメチル)−2−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b][1,4]ジアゼピン−7−カルボニトリル 塩酸塩(310mg、90.15%)を得た。LC−MS:357.2(M+H)。
工程2:DMF(10mL)に撹拌した(S)−3−アミノ−1−(2−メチル−ナフタレン−1−イルメチル)−2−オキソ−2,3,4,5 テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b][1,4]ジアゼピン−7−カルボニトリル 塩酸塩(305mg、0.778mmol)の溶液に対し、Boc−N−Me−Ala−OH(173.912mg、0.856mmol)、HOBT(115.645mg、0.856mmol)及びDIPEA(0.67mL、3.89mmol)を加えた。10分後、混合物を0℃に冷却し、HBTU(324.63mg、0.856mmol)を加えた。2時間後、混合物を、酢酸エチルで希釈し、水、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮した。残留物を、シリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、オフホワイトの固体として表題化合物(390mg、92.54%)を得た。LC−MS:542.0(M+H)。
中間体17
{(S)−1−[(S)−1−(6−ブロモ−2−メトキシ−ナフタレン−1−イルメチル)−7−シアノ−2−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b][1,4]ジアゼピン−3−イルカルバモイル]−エチル}−メチル−カルバミン酸 tert−ブチル エステル
Figure 0006309536
工程1:混合物をエーテルで、続いてヘキサンで粉砕したことを除き、(S)−3−アミノ−1−(2−メチル−ナフタレン−1−イルメチル)−2−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b][1,4]ジアゼピン−7−カルボニトリル 塩酸塩(中間体16、工程1)の調製について記載したものと同様の方式で、[(S)−1−(6−ブロモ−2−メトキシ−ナフタレン−1−イルメチル)−7−シアノ−2−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1Hベンゾ[b][1,4]ジアゼピン−3−イル]−カルバミン酸 tert−ブチル エステル(中間体10)(630mg、1.143mmol)を、白色の固体として得られる(S)−3−アミノ−1−(6−ブロモ−2−メトキシ−ナフタレン−1−イルメチル)−2−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b][1,4]ジアゼピン−7−カルボニトリル 塩酸塩(510mg、91.53%)に変換した。LC−MS:450.8(M+H)。
工程2:DMF(10mL)中、(S)−3−アミノ−1−(6−ブロモ−2−メトキシ−ナフタレン−1−イルメチル)−2−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1Hベンゾ[b][1,4]ジアゼピン−7−カルボニトリル 塩酸塩(510mg、1.047mmol)の溶液に対し、Boc−N−Me−Ala−OH(234mg、1.15mmol)、HOBT(155.62mg、1.15mmol)及びDIPEA(0.943mL、5.236mmol)を加えた。10分後、混合物を0℃に冷却し、HBTU(436.7mg、1.152mmol)を少しずつ加えた。その結果得られた混合物を2時間撹拌した。混合物を、水で希釈し、EtOAcを用いて抽出した。抽出物を、1Mのクエン酸水溶液、ブライン、飽和炭酸ナトリウム水溶液で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、オフホワイトの固体として表題化合物(570mg、85.58%)を得た。LC−MS:636.0(M+H)。
中間体18a
トランス−1,4−シクロヘキサン−ジカルボニルジクロリド
Figure 0006309536
0℃のトランス−1,4−シクロヘキサン−ジカルボン酸(500mg、2.9mmol)に対し、SOCl(8mL)を加え、続いて触媒量のDMFを加えた。結果として得られた混合物を3時間還流させ、混合物を不活性雰囲気下で濃縮し、トランス−1,4−シクロヘキサン−ジカルボニルジクロリド(510mg)を得て、これを精製せずに使用した。
表1に示される化合物を、トランス−1,4−シクロヘキサン−ジカルボニルジクロリドの調製について記載した手順に従って調製した。
Figure 0006309536
中間体19
4−{(S)−5−(6−ブロモ−2−メトキシ−ナフタレン−1−イルメチル)−3−[(S)−2−(tert−ブトキシカルボニル−メチル−アミノ)−プロピオニルアミノ]−4−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b][1,4]ジアゼピン−1−カルボニル}−安息香酸 メチルエステル
Figure 0006309536
0℃のピリジン(20mL)中、{(S)−1−[(S)−1−(6−ブロモ−2−メトキシ−ナフタレン−1−イルメチル)−2−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b][1,4]ジアゼピン−3−イルカルバモイル]−エチル}−メチル−カルバミン酸 tert−ブチル エステル(中間体11)(1.5g、2.455mmol)の溶液に対し、テレフタル酸 モノメチルエステル(884mg、4.91mmol)を加えた。混合物を10分間0℃で撹拌し、POCl(0.472mL、5.155mmol)をゆっくりと加え、冷却槽を取り外し、混合物を室温で撹拌した。16時間後、混合物をエバポレートさせ、残留物を氷水で希釈し、酢酸エチルを用いて抽出した。混合抽出物を、水、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮した。残留物を、シリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、表題化合物を得た。このシーケンスを繰り返し、合計4.2gの表題化合物をオフホワイトの固体として得た。LC−MS:773(M+H)。
中間体20
4−{(S)−5−(6−ブロモ−2−メトキシ−ナフタレン−1−イルメチル)−3−[(S)−2−(tert−ブトキシカルボニル−メチル−アミノ)−プロピオニルアミノ]−4−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b][1,4]ジアゼピン−1−カルボニル}−安息香酸
Figure 0006309536
1:1:1のTHF−MeOH−水(90mL)中、4−{(S)−5−(6−ブロモ−2−メトキシ−ナフタレン−1−イルメチル)−3−[(S)−2−(tert−ブトキシカルボニル−メチル−アミノ)−プロピオニルアミノ]−4−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b][1,4]ジアゼピン−1−カルボニル}−安息香酸 メチルエステル(中間体19)(4g、5.175mmol)の溶液に対し、水中、LiOH・HOの溶液(574mg、13.6m mol)をゆっくりと加えた。4時間後、混合物を濃縮し、残留物を、水で希釈し、1NのHClを用いてpH〜3に酸性化した。酢酸エチルを用いて混合物を抽出し、抽出物を、硫酸ナトリウムで乾燥させ、エバポレートさせた。残留物をヘキサンで粉砕し、オフホワイトの固体として表題化合物(3.6g、91.58%)を得た。LC−MS:759(M+H)。
中間体21
(2S,4S)−4−(9H−フルオレン−9−イルメトキシカルボニルアミノ)−2−[(R)−(1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1イル)カルバモイル]−ピロリジン−1−カルボン酸 tert−ブチル エステル
Figure 0006309536
DMF(100mL)中、(2S,4S)−4−(9H−フルオレン−9−イルメトキシカルボニルアミノ)−ピロリジン−1,2−ジカルボン酸 1−tert−ブチル エステル(Aldrich)(7.5g、16.593mmol)の溶液に対し、HATU(6.93g、18.252mmol)及びDIPEA(14.36mL、82.965mmol)を加え、混合物を0℃に冷却した。(R)−(1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル)アミン(2.44g、16.593mmol)を滴下し、冷却槽を取り外した。4時間後、混合物を、酢酸エチルで希釈し、水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して、オフホワイトの固体として表題化合物(9.6g)を得、これを精製せずに使用した。LC−MS:582(M+H)。
中間体22
({(3S,5S)−5−[(R)−(1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル)カルバモイル]−ピロリジン−3−イル}−カルバミン酸 9H−フルオレン−9−イルメチル エステル トリフルオロアセテート
Figure 0006309536
0℃のDCM(50mL)中、(2S,4S)−4−(9H−フルオレン−9−イルメトキシカルボニルアミノ)−2−[(R)−(1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル)カルバモイル]−ピロリジン−1−カルボン酸 tert−ブチル エステル(中間体21)(9.5g、16.35mmol)の溶液に対し、TFA(49mL、654.045mmol)を滴下し、冷却槽を取り外した。16時間後、混合物を濃縮し、残留物をエーテルで粉砕し、オフホワイトの固体として表題化合物(9.55g)を得た。LC−MS:482(M+H)。
中間体23
{(3S,5S)−1−((S)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−シクロヘキシル−アセチル)−5−[(R)−(1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル)カルバモイル]−ピロリジン−3−イル}−カルバミン酸 9H−フルオレン−9−イルメチル エステル
Figure 0006309536
DMF(100mL)中、(S)−tert−ブトキシカルボニルアミノ−シクロヘキシル−酢酸(Aldrich)(4.529g、17.622mmol)の溶液に対し、HATU(6.7g、17.622mmol)を加え、続いてDIPEA(13.87mL、80.101mmol)を加えた。混合物を0℃に冷却し、DMF(50mL)中、({(3S,5S)−5−[(R)−(1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル)カルバモイル]−ピロリジン−3−イル}−カルバミン酸 9H−フルオレン−9−イルメチル エステル トリフルオロアセテート(中間体22)(9.5g、16.02mmol)を滴下し、次いで冷却槽を取り外した。4時間後、混合物を、酢酸エチルで希釈し、水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して、オフホワイトの固体として表題化合物(10g)を得、これを精製せずに使用した。LC−MS:721(M+H)。
中間体24
{(3S,5S)−1−((S)−2−アミノ−2−シクロヘキシル−アセチル)−5−[(R)−(1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル)カルバモイル]−ピロリジン−3−イル}−カルバミン酸 9H−フルオレン−9−イルメチル エステル 塩酸塩
Figure 0006309536
0℃のジオキサン(25mL)に撹拌した{(3S,5S)−1−((S)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−シクロヘキシル−アセチル)−5−[(R)−(1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル)カルバモイル]−ピロリジン−3−イル}−カルバミン酸 9H−フルオレン−9−イルメチル エステル(中間体23)(6.5g、9.03mmol)の溶液に対し、ジオキサン(50mL)中4MのHClを滴下し、次いで冷却槽を取り外した。6時間後、混合物をエバポレートさせ、残留物をエーテルで粉砕し、白色の固体として表題化合物(5.58g)を得た。LC−MS:621(M+H)。
中間体25
{(3S,5S)−1−{(S)−2−[(S)−2−(tert−ブトキシカルボニル−メチル−アミノ)−プロピオニルアミノ]−2−シクロヘキシル−アセチル}−5−[(R)−(1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル)カルバモイル]−ピロリジン−3−イル}−カルバミン酸 9H−フルオレン−9−イルメチル エステル
Figure 0006309536
DMF(30mL)に撹拌したBoc−N−Me−Ala−OH(2.55g、12.57mmol)の溶液に対し、HATU(4.78g、12.57mmol)及びDIPEA(9.9mL、57.16mmol)を加えた。30分後、混合物を0℃に冷却し、DMF(50mL)中{(3S,5S)−1−((S)−2−アミノ−2−シクロヘキシル−アセチル)−5−[(R)−(1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル)カルバモイル]−ピロリジン−3−イル}−カルバミン酸 9H−フルオレン−9−イルメチル エステル(中間体24)(7.5g、11.43mmol)、冷却槽を取り外した。4時間後、混合物を、酢酸エチルで希釈し、水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。残留物を、シリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、オフホワイトの固体として表題化合物(5.32g)を得た。LC−MS:806(M+H)。
中間体26
[(S)−1−((S)−2−{(2S,4S)−4−アミノ−2−[(R)−(1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル)カルバモイル]−ピロリジン−1−イル}−1−シクロヘキシル−2−オキソ−エチルカルバモイル)−エチル]−メチル−カルバミン酸 tert−ブチル エステル
Figure 0006309536
{(3S,5S)−1−{(S)−2−[(S)−2−(tert−ブトキシカルボニル−メチル−アミノ)−プロピオニルアミノ]−2−シクロヘキシル−アセチル}−5−[(R)−(1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル)カルバモイル]−ピロリジン−3−イル}−カルバミン酸 9H−フルオレン−9−イルメチル エステル(中間体25)(100mg、124μM)を室温のDMF(0.9mL)に溶解させ、ピペリジン(0.1mL)を加えた。混合物を室温で30分間撹拌し、濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、白色の泡沫として表題化合物(56.7mg、78%)を得た。LC−MS:585(M+H)。
中間体27
(2S,4S)−1−{(S)−2−[(S)−2−(tert−ブトキシカルボニル−メチル−アミノ)−プロピオニルアミノ]−2−シクロヘキシル−アセチル}−4−(9H−フルオレン−9−イルメトキシカルボニルアミノ)−ピロリジン−2−カルボン酸
Figure 0006309536
工程1:メタノール(6mL)中、(2S,4S)−4−(9H−フルオレン−9−イルメトキシカルボニルアミノ)−ピロリジン−1,2−ジカルボン酸 1−tert−ブチル エステル(Aldrich)(1g、2.21mmol)の懸濁液に対し、水(6mL)中、炭酸カリウムの溶液(153mg、1.1mmol)を滴下した。混合物を、室温で1時間撹拌し、濃縮し、残留物をトルエン中で撹拌し、3度にわたりエバポレートさせて乾燥させ、ジエチルエーテルから1度エバポレートさせて白色の固体を得た。固体をDMF(6mL)と混合し、ブロモメチル−ベンゼン(289μL、2.43mmol)を室温で滴下した。16時間後、混合物を水で希釈し、酢酸エチルを用いて抽出した。合わせた抽出物を、水、ブラインで洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濃縮した。残留物を、シリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、泡沫として(2S,4S)−4−(9H−フルオレン−9−イルメトキシカルボニルアミノ)−ピロリジン−1,2−ジカルボン酸 2−ベンジル エステル 1−tert−ブチル エステル(0.92g、77%)を得た。
工程2:0℃のTFA/DCM(1:1)20mLの混合物を、0℃の(2S,4S)−4−(9H−フルオレン−9−イルメトキシカルボニルアミノ)−ピロリジン−1,2−ジカルボン酸 2−ベンジル エステル 1−tert−ブチル エステル(0.92g、0.17mmol)に加え、冷却槽を取り外し、混合物を2時間撹拌した。混合物を、濃縮し、ジエチルエーテルで粉砕し、白色の固体として(2S,4S)−4−(9H−フルオレン−9−イルメトキシカルボニルアミノ)−ピロリジン−2−カルボン酸 ベンジル エステル トリフルオロアセテート(0.94g)を得た。
工程3:0℃のDMF中、(S)−tert−ブトキシカルボニルアミノ−シクロヘキシル−酢酸(Aldrich)(435mg、1.69mmol)の溶液に対し、DIPEA(1.18mL、6.76mmol)及びHATU(674mg、1.77mmol)を加えた。30分後、(2S,4S)−4−(9H−フルオレン−9−イルメトキシカルボニルアミノ)−ピロリジン−2−カルボン酸 ベンジル エステル トリフルオロアセテート(0.94g、1.69mmol)を一度に加えた。冷却槽を取り外し、混合物を1時間撹拌し、水で希釈し、結果として得られた白色の沈殿物を取集し、水で洗浄し、空気乾燥させて、(2S,4S)−1−((S)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−シクロヘキシル−アセチル)−4−(9H−フルオレン−9−イルメトキシカルボニルアミノ)−ピロリジン−2−カルボン酸 ベンジル エステル(1.07g、93%)を得た。
工程4:(2S,4S)−1−((S)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−シクロヘキシル−アセチル)−4−(9H−フルオレン−9−イルメトキシカルボニルアミノ)−ピロリジン−2−カルボン酸 ベンジル エステル(1.07g、1.77mmol)を、0℃の1,4−ジオキサン(6mL)中4MのHClに溶解させ、1時間撹拌し、冷却槽を取り外し、反応物を1時間撹拌した。混合物を濃縮し、残留物をジエチルエーテルで粉砕し、明黄色の固体として(2S,4S)−1−((S)−2−アミノ−2−シクロヘキシル−アセチル)−4−(9H−フルオレン−9−イルメトキシカルボニルアミノ)−ピロリジン−2−カルボン酸 ベンジル エステル 塩酸塩(0.97g)を得、これをそれ以上精製又は特性評価せずに使用した。
工程5:0℃のDMF中、Boc−N−Me−Ala−OH(351mg、1.73mmol)の溶液に対し、DIPEA(1.27mL、8.85mmol)及びHATU(626mg、1.65mmol)を加えた。30分後、(2S,4S)−1−((S)−2−アミノ−2−シクロヘキシル−アセチル)−4−(9H−フルオレン−9−イルメトキシカルボニルアミノ)−ピロリジン−2−カルボン酸 ベンジル エステル 塩酸塩(0.97g、1.57mmol)を加え、冷却槽を取り外し、反応物を1時間撹拌した。混合物を、酢酸エチルで希釈し、飽和塩化アンモニウム溶液、飽和重炭酸水素ナトリウム溶液、水、及びブラインで洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。濃縮により、オイルとして(2S,4S)−1−{(S)−2−[(S)−2−(tert−ブトキシカルボニル−メチル−アミノ)−プロピオニルアミノ]−2−シクロヘキシル−アセチル}−4−(9H−フルオレン−9−イルメトキシカルボニルアミノ)−ピロリジン−2−カルボン酸 ベンジル エステル(1.2g)が得られ、これをそれ以上精製又は特性評価せずに使用した。
工程6:(2S,4S)−1−{(S)−2−[(S)−2−(tert−ブトキシカルボニル−メチル−アミノ)−プロピオニルアミノ]−2−シクロヘキシル−アセチル}−4−(9H−フルオレン−9−イルメトキシカルボニルアミノ)−ピロリジン−2−カルボン酸 ベンジル エステル(1.2g、1.56mmol)をメタノール(15mL)に溶解させ、10%のPd−C(200mg)を加えた。混合物を、水素(1気圧)下で1時間撹拌し、セライトを通して濾過し、濃縮し、無色のオイルとして表題化合物(800mg、76%)を得て、これを放置して凝固させ、精製せずに使用した。
中間体28
{(S)−1−[(S)−2−((2S,4S)−4−アミノ−2−ベンジルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−1−シクロヘキシル−2−オキソ−エチルカルバモイル]−エチル}−メチル−カルバミン酸 tert−ブチル エステル
Figure 0006309536
工程1:0℃のDMF中、(2S,4S)−1−{(S)−2−[(S)−2−(tert−ブトキシカルボニル−メチル−アミノ)−プロピオニルアミノ]−2−シクロヘキシル−アセチル}−4−(9H−フルオレン−9−イルメトキシカルボニルアミノ)−ピロリジン−2−カルボン酸(中間体27)に対し、DIPEA(116μL、0.66mmol)及びHATU(93mg、0.24mmol)を加えた。混合物を0℃で15分間撹拌し、次いでDMF(0.5mL)中ベンジルアミン(26.1mg、0.24mmol)を滴下し、冷却槽を取り外して反応物を2時間撹拌した。混合物を、水で希釈し、EtOAcを用いて抽出した。合わせた抽出物を、飽和塩化アンモニウム溶液、飽和重炭酸水素ナトリウム溶液、水、及びブラインで洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。濃縮により、泡沫として((3S,5S)−5−ベンジルカルバモイル−1−{(S)−2−[(S)−2−(tert−ブトキシカルボニル−メチル−アミノ)−プロピオニルアミノ]−2−シクロヘキシル−アセチル}−ピロリジン−3−イル)−カルバミン酸 9H−フルオレン−9−イルメチル エステルが得られ、これを精製せずに使用した。
工程2:((3S,5S)−5−ベンジルカルバモイル−1−{(S)−2−[(S)−2−(tert−ブトキシカルボニル−メチル−アミノ)−プロピオニルアミノ]−2−シクロヘキシル−アセチル}−ピロリジン−3−イル)−カルバミン酸 9H−フルオレン−9−イルメチル エステル(100mg、0.13mmol)を室温のDMF(0.9mL)に溶解させ、ピペリジン(0.1mL)を加えた。混合物を、室温で30分間撹拌し、濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、白色の泡沫として表題化合物(71mg、52%)を得た。
中間体29
[(S)−1−((S)−2−{(2S,4S)−4−アミノ−2−[(S)−(1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル)カルバモイル]−ピロリジン−1−イル}−1−シクロヘキシル−2−オキソ−エチルカルバモイル)−エチル]−メチル−カルバミン酸 tert−ブチル エステル
Figure 0006309536
{(S)−1−[(S)−2−((2S,4S)−4−アミノ−2−ベンジルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−1−シクロヘキシル−2−オキソ−エチルカルバモイル]−エチル}−メチル−カルバミン酸 tert−ブチル エステル(中間体28)について記載したものと同様の方式で、(2S,4S)−1−{(S)−2−[(S)−2−(tert−ブトキシカルボニル−メチル−アミノ)−プロピオニルアミノ]−2−シクロヘキシル−アセチル}−4−(9H−フルオレン−9−イルメトキシカルボニルアミノ)−ピロリジン−2−カルボン酸(中間体27)(150mg、0.22mmol)及び(S)−(1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル)アミン(Aldrich)(33mg、0.22mmol)を表題化合物(48mg、泡沫)に変換した。
中間体30
[(S)−1−((S)−2−{(2S,4S)−4−アミノ−2−[(R)−(1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル)カルバモイル]−ピロリジン−1−イル}−1−シクロヘキシル−2−オキソ−エチルカルバモイル)−エチル]−メチル−カルバミン酸 tert−ブチル エステル、代替的調製
Figure 0006309536
{(S)−1−[(S)−2−((2S,4S)−4−アミノ−2−ベンジルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−1−シクロヘキシル−2−オキソ−エチルカルバモイル]−エチル}−メチル−カルバミン酸 tert−ブチル エステル(中間体28、工程2)について記載したものと同様の方式で、{(3S,5S)−1−{(S)−2−[(S)−2−(tert−ブトキシカルボニル−メチル−アミノ)−プロピオニルアミノ]−2−シクロヘキシル−アセチル}−5−[(R)−(1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル)カルバモイル]−ピロリジン−3−イル}−カルバミン酸 9H−フルオレン−9−イルメチル エステル(中間体25)(500mg、0.62mmol)を表題化合物(360mg、泡沫)に変換した。
中間体31
{(S)−1−[(S)−2−((2S,4S)−4−アミノ−2−シクロヘキシルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−1−シクロヘキシル−2−オキソ−エチルカルバモイル]−エチル}−メチル−カルバミン酸 tert−ブチル エステル
Figure 0006309536
{(S)−1−[(S)−2−((2S,4S)−4−アミノ−2−ベンジルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−1−シクロヘキシル−2−オキソ−エチルカルバモイル]−エチル}−メチル−カルバミン酸 tert−ブチル エステル(中間体28)について記載したものと同様の方式で、(2S,4S)−1−{(S)−2−[(S)−2−(tert−ブトキシカルボニル−メチル−アミノ)−プロピオニルアミノ]−2−シクロヘキシル−アセチル}−4−(9H−フルオレン−9−イルメトキシカルボニルアミノ)−ピロリジン−2−カルボン酸(中間体27)(50mg、0.074mmol)及びシクロヘキシルアミン(15mg、0.15mmol)を表題化合物(74mg、泡沫)に変換した。
中間体32
{(S)−1−[(S)−2−((2S,4S)−4−アミノ−2−イソプロピルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−1−シクロヘキシル−2−オキソ−エチルカルバモイル]−エチル}−メチル−カルバミン酸 tert−ブチル エステル
Figure 0006309536
0℃のDMF中、(2S,4S)−1−{(S)−2−[(S)−2−(tert−ブトキシカルボニル−メチル−アミノ)−プロピオニルアミノ]−2−シクロヘキシル−アセチル}−4−(9H−フルオレン−9−イルメトキシカルボニルアミノ)−ピロリジン−2−カルボン酸(中間体27)(50mg、73.9μmol)に対し、DIPEA(29mg、222μmol)及びHATU(31mg、81.3μmol)を加え、混合物を0℃で15分間撹拌した。イソプロピルアミン(0.10mL)を加え、冷却槽を取り外して混合物を室温で1時間撹拌した。混合物をエバポレートさせて表題化合物を得、これを精製せずに使用した。
実施例1
(2S,4S)−N−ベンジル−4−[[4−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]アミノ]−1−[(2S)−2−シクロヘキシル−2−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]アセチル]ピロリジン−2−カルボキサミド ジヒドロクロリド
Figure 0006309536
工程1:0℃のDMF(3mL)中の4−{(S)−5−(6−ブロモ−2−メトキシ−ナフタレン−1−イルメチル)−3−[(S)−2−(tert−ブトキシカルボニル−メチル−アミノ)−プロピオニルアミノ]−4−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b][1,4]ジアゼピン−1−カルボニル}−安息香酸(中間体20)(53mg、0.07mmol)に対し、DIPEA及びHATUを加えた。
混合物を0℃で30分間撹拌し、{(S)−1−[(S)−2−((2S,4S)−4−アミノ−2−ベンジルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−1−シクロヘキシル−2−オキソ−エチルカルバモイル]−エチル}−メチル−カルバミン酸 tert−ブチル エステル(中間体28)(38mg、0.07mmol)を一度に加えた。冷却槽を取り外し、混合物を、1時間撹拌し、水で希釈し、酢酸エチルを用いて抽出した。合わせた抽出物を、飽和塩化アンモニウム溶液、飽和重炭酸水素ナトリウム溶液、水、及びブラインで洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。濃縮により得た油性の固体をシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、油性の固体としてtert−ブチル N−[(1S)−2−[[(1S)−2−[(2S,4S)−2−(ベンジルカルバモイル)−4−[[4−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−[tert−ブトキシカルボニル(メチル)アミノ]プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]アミノ]ピロリジン−1−イル]−1−シクロヘキシル−2−オキソ−エチル]アミノ]−1−メチル−2−オキソ−エチル]−N−メチル−カルバメート(45mg、50%)を得た。
工程2:室温のメタノール(2mL)中、tert−ブチル N−[(1S)−2−[[(1S)−2−[(2S,4S)−2−(ベンジルカルバモイル)−4−[[4−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−[tert−ブトキシカルボニル(メチル)アミノ]プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]アミノ]ピロリジン−1−イル]−1−シクロヘキシル−2−オキソ−エチル]アミノ]−1−メチル−2−オキソ−エチル]−N−メチル−カルバメート(45mg、0.035mmol)に対し、塩化アセチル(25μL、0.035mmol)を滴下した。混合物を室温で静置させた。16時間後、混合物を濃縮し、残留物をアセトニトリルで粉砕して、黄褐色の固体として表題化合物(40mg、98%)を得た。MS:m/z 1085(MH
実施例2〜5
実施例1の調製について上述した手順に従って、4−{(S)−5−(6−ブロモ−2−メトキシ−ナフタレン−1−イルメチル)−3−[(S)−2−(tert−ブトキシカルボニル−メチル−アミノ)−プロピオニルアミノ]−4−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b][1,4]ジアゼピン−1−カルボニル}−安息香酸(中間体20)及び示されたアミンを、表2に示す化合物に変換した。これら化合物はジヒドロクロリド塩として得られた。
Figure 0006309536
Figure 0006309536
実施例6
(2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[3−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド ジヒドロクロリド
Figure 0006309536
工程1:THF(10.0mL)に撹拌した{(S)−1−[(S)−1−(6−ブロモ−2−メトキシ−ナフタレン−1−イルメチル)−2−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b][1,4]ジアゼピン−3−イルカルバモイル]−エチル}−メチル−カルバミン酸 tert−ブチル エステル(中間体11)(300mg、0.49mmol)の溶液に対し、CsCO(320mg、0.98mmol)を加え、室温で3時間撹拌した。混合物を、0℃に冷却し、イソフタノイルジクロリド(49mg、0.24mmol)を加え、冷却槽を取り外し、混合物を室温で撹拌した。18時間後、混合物を、酢酸エチルを用いて希釈し、水及びブラインで洗浄した。有機層をエバポレートさせ、残留物を分取逆相HPLCにより精製し、tert−ブチル N−[(1S)−2−[[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[3−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−[tert−ブトキシカルボニル(メチル)アミノ]プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]アミノ]−1−メチル−2−オキソ−エチル]−N−メチル−カルバメート(18mg、3%)を得た。LC−MS:1353.8(M+H)、1370.8(M+NH)。
工程2:0℃のジオキサン(0.2mL)に撹拌したtert−ブチル N−[(1S)−2−[[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[3−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−[tert−ブトキシカルボニル(メチル)アミノ]プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]アミノ]−1−メチル−2−オキソ−エチル]−N−メチル−カルバメート(15mg、0.01mmol)の溶液に対し、ジオキサン(0.2mL)中4NのHClを加え、冷却槽を取り外し、混合物を室温で撹拌した。2時間後、混合物を乾燥させて、オフホワイトの固体として表題化合物(8mg、58.9%)を得た。LC−MS:1153.6(M+H)。
実施例7〜18
実施例6の調製について記載した手順に従って、{(S)−1−[(S)−1−(6−ブロモ−2−メトキシ−ナフタレン−1−イルメチル)−2−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b][1,4]ジアゼピン−3−イルカルバモイル]−エチル}−メチル−カルバミン酸 tert−ブチル エステル(中間体11)及び示されたジカルボニルクロリドを、表3に示す化合物に変換した。これら化合物はジヒドロクロリド塩として得られた。
Figure 0006309536
Figure 0006309536
Figure 0006309536
実施例19
(2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[5−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ピラジン−2−カルボニル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド ジヒドロクロリド
Figure 0006309536
工程1:0℃のピリジン(5mL)中、{(S)−1−[(S)−1−(6−ブロモ−2−メトキシ−ナフタレン−1−イルメチル)−2−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b][1,4]ジアゼピン−3−イルカルバモイル]−エチル}−メチル−カルバミン酸 tert−ブチル エステル(中間体11)(300mg、0.49mmol)及びピラジン−2,5−ジカルボン酸(41.2mg、0.24mmol)の溶液に対し、POCl(46μL、0.49mmol)を加え、冷却槽を取り外した。5時間後、混合物を、ジクロロメタンで希釈し、水で洗浄し、乾燥させ(NaSO)、濃縮した。残留物を分取逆相HPLCにより精製し、オフホワイトの固体としてtert−ブチル N−[(1S)−2−[[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[5−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−[tert−ブトキシカルボニル(メチル)アミノ]プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ピラジン−2−カルボニル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]アミノ]−1−メチル−2−オキソ−エチル]−N−メチル−カルバメート(52mg、7.82%)を得た。LC−MS:1355.0(M+H)。
工程2:実施例6の工程2について記載したものと同様の方式で、tert−ブチル N−[(1S)−2−[[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[5−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−[tert−ブトキシカルボニル(メチル)アミノ]プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ピラジン−2−カルボニル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]アミノ]−1−メチル−2−オキソ−エチル]−N−メチル−カルバメート(50mg、0.04mmol)を、白色の固体として得られる表題化合物(32mg、71%)に変換した。LC−MS:1155.6(M+H)。
実施例20
(2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[7−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ナフタレン−2−カルボニル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド ジヒドロクロリド
Figure 0006309536
実施例19について記載したものと同様の方式で、{(S)−1−[(S)−1−(6−ブロモ−2−メトキシ−ナフタレン−1−イルメチル)−2−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b][1,4]ジアゼピン−3−イルカルバモイル]−エチル}−メチル−カルバミン酸 tert−ブチル エステル(中間体11)(300mg、0.49mmol)及びナフタレン−2,7−ジカルボン酸(54mg、0.24mmol)を、オフホワイトの固体として得られる表題化合物(31mg)に変換した。LC−MS:1203.6(M+H)。
実施例21
(2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[2−[3−[2−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−イル]−2−オキソ−エチル]フェニル]アセチル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド ジヒドロクロリド
Figure 0006309536
実施例19について記載したものと同様の方式で、{(S)−1−[(S)−1−(6−ブロモ−2−メトキシ−ナフタレン−1−イルメチル)−2−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b][1,4]ジアゼピン−3−イルカルバモイル]−エチル}−メチル−カルバミン酸 tert−ブチル エステル(中間体11)(300mg、0.49mmol)及び(3−カルボキシメチル−フェニル)−酢酸(47.62mg、0.24mmol)を、オフホワイトの固体として得られる表題化合物(86mg)に変換した。LC−MS:1381.2(M+H)。
実施例22
(2S)−N−[(3S)−5−[(5−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[4−[(3S)−5−[(5−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド ジヒドロクロリド
Figure 0006309536
工程1:ドライなTHF(5mL)に撹拌したテレフタロイルクロリド(124.591mg、0.614mmol)の溶液に対し、トリエチルアミン(0.428mL、3.069mmol)及び{(S)−1−[(S)−1−(5−ブロモ−2−メトキシ−ナフタレン−1−イルメチル)−2−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b][1,4]ジアゼピン−3−イルカルバモイル]−エチル}−メチル−カルバミン酸 tert−ブチル エステル(中間体12)(750mg、1.227mmol)を加えた。18時間後、混合物をエバポレートさせ、残留物をシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、白色の固体としてtert−ブチル N−[(1S)−2−[[(3S)−5−[(5−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[4−[(3S)−5−[(5−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−[tert−ブトキシカルボニル(メチル)アミノ]プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]アミノ]−1−メチル−2−オキソ−エチル]−N−メチル−カルバメート(170mg、20.47%)を得た。
工程2:0℃のジオキサン(1mL)中、tert−ブチル N−[(1S)−2−[[(3S)−5−[(5−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[4−[(3S)−5−[(5−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−[tert−ブトキシカルボニル(メチル)アミノ]プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]アミノ]−1−メチル−2−オキソ−エチル]−N−メチル−カルバメート(50mg、0.037mmol)の溶液に対し、ジオキサン中4MのHCl(0.6mL)を滴下し、冷却槽を取り外した。3時間後、混合物をエバポレートさせ、残留物をヘキサンで粉砕し、白色の固体として表題化合物(35mg、77.2%)を得た。LC−MS:1153.2(M+H)。
実施例23
(2S)−2−(メチルアミノ)−N−[(3S)−1−[4−[(3S)−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−5−[(2−メチル−1−ナフチル)メチル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]−5−[(2−メチル−1−ナフチル)メチル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]プロパンアミド ジヒドロクロリド
Figure 0006309536
実施例22について記載したものと同様の方式で、テレフタロイルクロリド(60mg、0.296mmol)及びメチル−{(S)−1−[(S)−1−(2−メチル−ナフタレン−1−イルメチル)−2−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b][1,4]ジアゼピン−3−イルカルバモイル]−エチル}−カルバミン酸 tert−ブチル エステル(中間体15)(305.37mg、0.591mmol)を、オフホワイトの固体である表題化合物(50mg)に変換した。LC−MS:963.6(M+H)。
実施例24
(2S)−N−[(3S)−5−[[1−(2−シアノフェニル)インダゾール−3−イル]メチル]−1−[4−[(3S)−5−[[1−(2−シアノフェニル)インダゾール−3−イル]メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド ジヒドロクロリド
Figure 0006309536
実施例22について記載したものと同様の方式で、((S)−1−{(S)−1−[1−(2−シアノ−フェニル)−1H−インダゾール−3−イルメチル]−2−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b][1,4]ジアゼピン−3−イルカルバモイル}−エチル)−メチル−カルバミン酸 tert−ブチル エステル(中間体14)(262.9mg、0.443mmol)及びテレフタロイルクロリド(45mg、0.222mmol)を、白色の固体である表題化合物(13mg)に変換した。LC−MS:1118(M+H)。
実施例25
(2S)−N−[(3S)−5−[(2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[4−[(3S)−5−[(2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド ジヒドロクロリド
Figure 0006309536
工程1:ドライなTHF(4mL)に撹拌した{(S)−1−[(S)−1−(2−メトキシ−ナフタレン−1−イルメチル)−2−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b][1,4]ジアゼピン−3−イルカルバモイル]−エチル}−メチル−カルバミン酸 tert−ブチル エステル(51.89mg、0.098mmol)の溶液に対し、炭酸セシウム(65mg、0.2mmol)を加えた。2時間後、テレフタロイルクロリド(9mg、0.044mmol)1.227mmol)を加え、混合物を18時間撹拌した。混合物をエバポレートさせ、残留物をシリカゲルクロマトグラフィーによって精製し、白色の固体としてtert−ブチル N−[(1S)−2−[[(3S)−1−[4−[(3S)−3−[[(2S)−2−[tert−ブトキシカルボニル(メチル)アミノ]プロパノイル]アミノ]−5−[(2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]−5−[(2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]アミノ]−1−メチル−2−オキソ−エチル]−N−メチル−カルバメート(45mg、84.9%)を得た。LC−MS:1195.8(M+H)。
工程2:実施例6、工程2について記載したものと同様の方式で、tert−ブチル N−[(1S)−2−[[(3S)−1−[4−[(3S)−3−[[(2S)−2−[tert−ブトキシカルボニル(メチル)アミノ]プロパノイル]アミノ]−5−[(2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]−5−[(2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]アミノ]−1−メチル−2−オキソ−エチル]−N−メチル−カルバメート(40mg、0.33mmol)を、白色の固体である表題化合物(30mg、84%)に変換した。LC−MS:996(M+H)。
実施例26
(2S)−N−[(3S)−7−シアノ−5−[4−[(3S)−7−シアノ−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−1−[(2−メチル−1−ナフチル)メチル]−2−オキソ−3,4−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−5−カルボニル]ベンゾイル]−1−[(2−メチル−1−ナフチル)メチル]−2−オキソ−3,4−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド ジヒドロクロリド
Figure 0006309536
工程1:ピリジン(1mL)中、{(S)−1−[(S)−7−シアノ−1−(2−メチル−ナフタレン−1−イルメチル)−2−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b][1,4]ジアゼピン−3−イルカルバモイル]−エチル}−メチル−カルバミン酸 tert−ブチル エステル(中間体16)(90mg、0.166mmol)の溶液に対し、テレフタル酸(13.808mg、0.083mmol)を加えた。10分後、混合物を0℃に冷却し、POCl(0.017mL、0.183mmol)を加え、冷却槽を取り外した。1時間後、混合物を濃縮し、残留物を酢酸エチルに溶解させ、混合物を水、NaHCO溶液、及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。残留物を分取逆相HPLCにより精製し、白色の固体としてtert−ブチル N−[(1S)−2−[[(3S)−5−[4−[(3S)−3−[[(2S)−2−[tert−ブトキシカルボニル(メチル)アミノ]プロパノイル]アミノ]−7−シアノ−1−[(2−メチル−1−ナフチル)メチル]−2−オキソ−3,4−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−5−カルボニル]ベンゾイル]−7−シアノ−1−[(2−メチル−1−ナフチル)メチル]−2−オキソ−3,4−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]アミノ]−1−メチル−2−オキソ−エチル]−N−メチル−カルバメート(5mg、5.32%)を得た。LC−MS:1213.6(M+H)。
工程2:0℃のジオキサン(3mL)中、tert−ブチル N−[(1S)−2−[[(3S)−5−[4−[(3S)−3−[[(2S)−2−[tert−ブトキシカルボニル(メチル)アミノ]プロパノイル]アミノ]−7−シアノ−1−[(2−メチル−1−ナフチル)メチル]−2−オキソ−3,4−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−5−カルボニル]ベンゾイル]−7−シアノ−1−[(2−メチル−1−ナフチル)メチル]−2−オキソ−3,4−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]アミノ]−1−メチル−2−オキソ−エチル]−N−メチル−カルバメート(27mg、0.022mmol)の溶液に対し、ジオキサン(2mL)中4MのHClを加えた。混合物を0℃で10分間撹拌し、冷却槽を取り外した。16時間後、混合物を濃縮し、残留物をジエチルエーテルで粉砕し、白色の固体として表題化合物(19mg、78.69%)を得た。LC−MS:1013.8(M+H)。
実施例27
(2S)−N−[(3S)−1−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−5−[4−[(3S)−1−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−7−シアノ−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−2−オキソ−3,4−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−5−カルボニル]ベンゾイル]−7−シアノ−2−オキソ−3,4−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド ジヒドロクロリド
Figure 0006309536
工程1:ピリジン(2mL)中、{(S)−1−[(S)−1−(6−ブロモ−2−メトキシ−ナフタレン−1−イルメチル)−7−シアノ−2−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b][1,4]ジアゼピン−3−イルカルバモイル]−エチル}−メチル−カルバミン酸 tert−ブチル エステル(中間体4)(120mg、0.189mmol)の溶液に対し、テレフタル酸(20.604mg、0.113mmol)を加えた。10分後、混合物を0℃に冷却し、POCl(0.036mL、0.396mmol)を加え、冷却槽を取り外した。1時間後、混合物を濃縮し、残留物を、酢酸エチルで希釈し、濾過した。濾液を濃縮し、残留物を分取HPLCにより精製し、オフホワイトの固体としてtert−ブチル N−[(1S)−2−[[(3S)−1−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−5−[4−[(3S)−1−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−[tert−ブトキシカルボニル(メチル)アミノ]プロパノイル]アミノ]−7−シアノ−2−オキソ−3,4−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−5−カルボニル]ベンゾイル]−7−シアノ−2−オキソ−3,4−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]アミノ]−1−メチル−2−オキソ−エチル]−N−メチル−カルバメート(6mg、1%)を得た。LC−MS:1403.2(M+H)。
工程2:実施例26、工程2について記載したものと同様の方式で、tert−ブチル N−[(1S)−2−[[(3S)−1−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−5−[4−[(3S)−1−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−[tert−ブトキシカルボニル(メチル)アミノ]プロパノイル]アミノ]−7−シアノ−2−オキソ−3,4−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−5−カルボニル]ベンゾイル]−7−シアノ−2−オキソ−3,4−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]アミノ]−1−メチル−2−オキソ−エチル]−N−メチル−カルバメート(6mg、0.0042mmol)を、白色の固体である表題化合物(4.5mg、76.6%)に変換した。LC−MS:1203.2(M+H)。
実施例28
(2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[4−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド ジヒドロクロリド
Figure 0006309536
工程1:無水THF(1mL)中、((S)−2−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b][1,4]ジアゼピン−3−イル)−カルバミン酸 tert−ブチル エステル(中間体2)(57.9mg、0.209mmol)及びトリエチルアミン(29.1μL、0.209mmol)に対し、テレフタロイルジクロリド(21.2mg、0.104mmol)を加えた。その結果得られた懸濁液を、室温で4時間撹拌した。混合物を濃縮し、残留物を水で粉砕した。固体を収集し、水で洗浄し、シリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、白色の固体としてtert−ブチル N−[(3S)−5−[4−[(3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2−オキソ−3,4−ジヒドロ−1H−1,5−ベンゾジアゼピン−5−カルボニル]ベンゾイル]−2−オキソ−3,4−ジヒドロ−1H−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]カルバメート(27.6mg、39%)を得た。
工程2:tert−ブチル N−[(3S)−5−[4−[(3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2−オキソ−3,4−ジヒドロ−1H−1,5−ベンゾジアゼピン−5−カルボニル]ベンゾイル]−2−オキソ−3,4−ジヒドロ−1H−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]カルバメート(27.6mg、0.0403mmol)、6−ブロモ−1−(クロロメチル)−2−メトキシナフタレン(25.3mg、0.0887mmol)、及び炭酸セシウム(39.4mg、0.121mmol)を、DMF(2mL)中で混合し、室温で16時間撹拌した。混合物を、酢酸エチルで希釈し、水、ブラインで洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。濃縮により得られたオイルにシリカゲルクロマトグラフィーを行い、白色の泡沫としてtert−ブチル N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[4−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]カルバメート(31mg、65%)を得た。
工程3:tert−ブチル N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[4−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]カルバメート(31mg、0.026mmol)及び塩化アセチル(9.3μL、0.131mmol)を、MeOH(2mL)中において混合し、室温で16時間撹拌した。混合物を濃縮し、白色の固体として(3S)−3−アミノ−1−[4−[(3S)−3−アミノ−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−4−オン ジヒドロクロリドを得て、これをそれ以上精製せずに使用した。
工程4:(3S)−3−アミノ−1−[4−[(3S)−3−アミノ−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−4−オン ジヒドロクロリド(27mg、0.026mmol)、Boc−N−Me−Ala−OH(10.9mg、0.0537mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(44.7μL、0.256mmol)、及びHATU(20.4mg、0.0537mmol)を、CHCl(2mL)中において混合し、室温で5日間撹拌した。混合物を、飽和塩化アンモニウム溶液とジクロロメタンとに分配した。有機層を分離し、水、飽和重炭酸水素ナトリウム溶液、ブラインで洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。乾燥により得られたオイルにシリカゲルクロマトグラフィーを行い、オイルとしてtert−ブチル N−[(1S)−2−[[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[4−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−[tert−ブトキシカルボニル(メチル)アミノ]プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]アミノ]−1−メチル−2−オキソ−エチル]−N−メチル−カルバメート(24.5mg、71%)を得た。
工程5:tert−ブチル N−[(1S)−2−[[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[4−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−[tert−ブトキシカルボニル(メチル)アミノ]プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]アミノ]−1−メチル−2−オキソ−エチル]−N−メチル−カルバメート(24mg、0.018mmol)及び塩化アセチル(6.3μL、0.089mmol)を、MeOH(2mL)中において混合し、室温で一晩撹拌した。混合物を濃縮し、残留物をアセトニトリルで粉砕して、固体として表題化合物(18.3mg、84%)を得た。LC−MS:1149[M−H]。
実施例29
生化学的アッセイ
BIR2及びBIR3のTR−FRETアッセイ
XIAPタンパク質のBIR2及び/又はBIR3ドメインのペプチドA(後述の、SMAC由来のペプチド)に対する結合を阻害する試験化合物の能力は、試験化合物がSMAC−模倣剤として働き、その結果細胞のアポトーシス経路を再活性化させることを実証するものである。
ペプチドAVPIAQKSEK−(ε−ビオチン)−OH 1:2 TFA(「ペプチドA」)を、Sweeny等(Biochemistry, 2006 45, 14740 14748)により報告されたシーケンスに基づき合成された29のペプチド一式に対して、XIAPの6xヒスチジン標識化BIR2ドメイン及びBIR3ドメインをスクリーニングすることによるTR−FRETアッセイの基質として同定した。ペプチドは蛍光タグFITC又はTAMRAで標識され、Kd値は蛍光偏光アッセイによって決定された。配列AVPIAQKSEKはアッセイに使用するために最適と同定された。ペプチド配列をビオチンを用いて誘導体化することにより、TR−FRETアッセイの基質としてAVPIAQKSEK−(ε−ビオチン)−OH 1:2 TFAが提供された。
XIAPタンパク質配列はSWISS−PROTタンパク質配列データベースから得られ、BIR2及びBIR3ドメインはそこから導き出された。TR−FRETアッセイに使用されるBIR2ドメインの配列は、MRHHHHHHRDHFALDRPSETHADYLLRTGQVVDISDTIYPRNPAMYSEEARLKSFQNWPDYAHLTPRELASAGLYYTGIGDQVQCFACGGKLKNWEPGDRAWSEHRRHFPNCFFVLGRNLNIRSEである。
TR−FRETアッセイに使用されるBIR3ドメインの配列は、MRHHHHHHRSDAVSSDRNFPNSTNLPRNPSMADYEARIFTFGTWIYSVNKEQLARAGFYALGEGDKVKCFHCGGGLTDWKPSEDPWEQHAKWYPGCKYLLEQKGQEYINNIHLTHSLEECLVRTTである。
XIAPのアミノ酸124−240に対応している10ナノモルの6x ヒスチジン−タグ付きBIR2ドメイン、又はXIAPのアミノ酸241−356に対応しているBIR3ドメインを、50mMのトリス−Cl、pH7.5、100mMのNaCl、1mMのジチオスレイトール(DTT)、及び0.1mg/mLのウシ血清アルブミン(BSA)の存在下で、20nMのペプチドAVPIAQKSEK−(ε−ビオチン)−OH 1:2 TFAと混合した。45分間にわたる37℃でのインキュベーションの後、ユーロピウム−ストレプトアビジン、及びアロフィコシアニンでコンジュゲートされた抗ヒスチジン抗体を、最終濃度がそれぞれ1.5nM及び15nMになるまで加えた。時間分解蛍光共鳴エネルギー移動(TR−FRET)シグナルを、1時間後、室温で測定した。試験化合物の有効性は、10の連続的に希釈された濃度で評価された。各濃度における阻害率を決定し、各試験化合物のIC50値を生成した。
これらの値を以下の表4に示す。
Figure 0006309536
Figure 0006309536
Figure 0006309536
Figure 0006309536
Figure 0006309536
Figure 0006309536
Figure 0006309536
Figure 0006309536
Figure 0006309536
Figure 0006309536
Figure 0006309536

Claims (17)

  1. 式I
    Figure 0006309536
    [上式中、
    Zは、
    a)OR、ハロゲン及びC1−6−アルキルで置換されてもよいアリール、並びに
    b)シアノで置換されてもよいアリールで置換されてもよいヘテロアリール
    の群から選択され;
    Xは、
    a)C1−6−アルキル、
    b)C1−6−アルキル−アリール−C1−6−アルキル、
    c)C1−6−アルキル及び−O−アリールで置換されてもよいアリール、並びに
    d)ヘテロアリール
    の群から選択され;
    Qは、
    Figure 0006309536
    から選択され;
    は、H及びシアノの群から選択され;
    は、
    a)アリールで置換されてもよいC1−6−アルキル、
    b)フェニルと縮合してもよいC3−7−シクロアルキル、
    c)フェニル、及び
    d)C3−7−シクロアルキルアリール
    の群から選択され;
    はC1−6−アルキルである]
    の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  2. Zが、
    a)O−C1−6−アルキル、ハロゲン及びC1−6−アルキルで置換されてもよいアリール、並びに
    b)シアノ−フェニルで置換されてもよいヘテロアリール
    の群から選択され;
    Xが、
    a)C1−6−アルキル、
    b)C1−6−アルキル−アリール−C1−6−アルキル、
    c)C1−6−アルキル及び−O−アリールで置換されてもよいアリール、並びに
    d)ヘテロアリール
    の群から選択され;
    Qが、
    Figure 0006309536
    から選択され;
    が、H及びシアノの群から選択され;
    が、
    a)アリールで置換されてもよいC1−6−アルキル、
    b)C3−7−シクロアルキル、
    c)フェニル、及び
    d)テトラリニル
    の群から選択される、
    請求項1に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  3. Zが、O−C1−6−アルキル、ハロゲン及びC1−6−アルキルで置換されてもよいアリールである、請求項1又は2に記載の化合物。
  4. Zが、ブロモ、メトキシ及びメチルで置換されてもよいナフチルである、請求項1から3のいずれか一項に記載の化合物。
  5. Zが6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチルである、請求項1から4のいずれか一項に記載の化合物。
  6. Xが、C1−6−アルキル、ヘテロアリール、アリール、C1−6−アルキルにより置換されたアリール、C1−6−アルキル−フェニル−C1−6−アルキル又はフェニル−O−フェニルである、請求項1から5のいずれか一項に記載の化合物。
  7. Xがフェニル又はナフチルである、請求項1から6のいずれか一項に記載の化合物。
  8. Xがピラジニル又はピリジニルである、請求項1から6のいずれか一項に記載の化合物。
  9. QがAである、請求項1から8のいずれか一項に記載の化合物。
  10. がHである、請求項1から9のいずれか一項に記載の化合物。
  11. QがBである、請求項1から8のいずれか一項に記載の化合物。
  12. がテトラリニルである、請求項1から8及び11のいずれか一項に記載の化合物。
  13. (2S)−2−(メチルアミノ)−N−[(3S)−1−[4−[(3S)−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−5−[(2−メチル−1−ナフチル)メチル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]−5−[(2−メチル−1−ナフチル)メチル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]プロパンアミド、
    (2S)−2−アミノ−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[4−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]−2,5−ジメチル−ベンゾイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]プロパンアミド、
    (2S)−N−[(3S)−1−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−5−[4−[(3S)−1−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−7−シアノ−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−2−オキソ−3,4−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−5−カルボニル]ベンゾイル]−7−シアノ−2−オキソ−3,4−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド、
    (2S)−N−[(3S)−5−[(2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[4−[(3S)−5−[(2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド、
    (2S)−N−[(3S)−5−[(5−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[4−[(3S)−5−[(5−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド、
    (2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[2−[3−[2−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−イル]−2−オキソ−エチル]フェニル]アセチル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド、
    (2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[3−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−イル]−3−オキソ−プロパノイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド、
    (2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[3−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド、
    (2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[4−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド、
    (2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[4−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−イル]−4−オキソ−ブタノイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド、
    (2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[4−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]−3−メチル−ベンゾイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド、
    (2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[4−[4−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]フェノキシ]ベンゾイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド、
    (2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[5−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ピラジン−2−カルボニル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド、
    (2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[5−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ピリジン−3−カルボニル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド、
    (2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[6−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ナフタレン−2−カルボニル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド、
    (2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[6−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−イル]−6−オキソ−ヘキサノイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド、
    (2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[6−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ピリジン−2−カルボニル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド、
    (2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[6−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ピリジン−3−カルボニル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド、
    (2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[7−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−イル]−7−オキソ−ヘプタノイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド、
    (2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[7−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ナフタレン−2−カルボニル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド、
    (2S)−N−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−1−[8−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−イル]−8−オキソ−オクタノイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド、
    (2S)−N−[(3S)−5−[[1−(2−シアノフェニル)インダゾール−3−イル]メチル]−1−[4−[(3S)−5−[[1−(2−シアノフェニル)インダゾール−3−イル]メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド、
    (2S)−N−[(3S)−7−シアノ−5−[4−[(3S)−7−シアノ−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−1−[(2−メチル−1−ナフチル)メチル]−2−オキソ−3,4−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−5−カルボニル]ベンゾイル]−1−[(2−メチル−1−ナフチル)メチル]−2−オキソ−3,4−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−3−イル]−2−(メチルアミノ)プロパンアミド、
    (2S,4S)−4−[[4−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]アミノ]−1−[(2S)−2−シクロヘキシル−2−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]アセチル]−N−[(1R)−テトラリン−1−イル]ピロリジン−2−カルボキサミド、
    (2S,4S)−4−[[4−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]アミノ]−1−[(2S)−2−シクロヘキシル−2−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]アセチル]−N−[(1S)−テトラリン−1−イル]ピロリジン−2−カルボキサミド、
    (2S,4S)−4−[[4−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]アミノ]−N−シクロヘキシル−1−[(2S)−2−シクロヘキシル−2−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]アセチル]ピロリジン−2−カルボキサミド、
    (2S,4S)−4−[[4−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]アミノ]−1−[(2S)−2−シクロヘキシル−2−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]アセチル]−N−イソプロピル−ピロリジン−2−カルボキサミド、及び
    (2S,4S)−N−ベンジル−4−[[4−[(3S)−5−[(6−ブロモ−2−メトキシ−1−ナフチル)メチル]−3−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]−4−オキソ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾジアゼピン−1−カルボニル]ベンゾイル]アミノ]−1−[(2S)−2−シクロヘキシル−2−[[(2S)−2−(メチルアミノ)プロパノイル]アミノ]アセチル]ピロリジン−2−カルボキサミド
    からなる群から選択される、請求項1から12のいずれか一項に記載の化合物。
  14. 薬学的に許容される担体若しくは賦形剤と共に活性成分として、請求項1から13のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩を含む薬学的組成物。
  15. 治療的活性物質としての使用のための、請求項1から13のいずれか一項に記載の化合物。
  16. がんの治療的及び/又は予防的処置における使用のための、請求項1から13のいずれか一項に記載の化合物。
  17. がんの治療的及び/又は予防的処置のための医薬の製造のための、請求項1から13のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩の使用。
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