JP6308964B2 - 保健事業支援装置、保健事業支援方法及び保健事業支援プログラム - Google Patents

保健事業支援装置、保健事業支援方法及び保健事業支援プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6308964B2
JP6308964B2 JP2015058401A JP2015058401A JP6308964B2 JP 6308964 B2 JP6308964 B2 JP 6308964B2 JP 2015058401 A JP2015058401 A JP 2015058401A JP 2015058401 A JP2015058401 A JP 2015058401A JP 6308964 B2 JP6308964 B2 JP 6308964B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
health
implementation
business
health business
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015058401A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016177644A (ja
Inventor
浩則 西村
浩則 西村
貴隆 石川
貴隆 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mizuho Information and Research Institute Inc
Original Assignee
Mizuho Information and Research Institute Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mizuho Information and Research Institute Inc filed Critical Mizuho Information and Research Institute Inc
Priority to JP2015058401A priority Critical patent/JP6308964B2/ja
Publication of JP2016177644A publication Critical patent/JP2016177644A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6308964B2 publication Critical patent/JP6308964B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)

Description

本発明は、保健事業の評価を支援する保健事業支援装置、保健事業支援方法及び保健事業支援プログラムに関する。
例えば、特許文献1には、保健指導による医療費削減効果を予測し、費用対効果の高い指導対象者を選択する保健事業支援システムが開示されている。
特開2012−128670公報
保険者は、被保険者の健康を増進するために保健事業を実施する。しかしながら、保険者は、被保険者に対して実施した保健事業が有効であったか否かを評価することが困難な場合がある。
本発明は、被保険者の健康状態に基づいて、実施した保健事業の評価を支援することを目的とする。
本発明は、保健事業の対象者のレセプトデータ及び健診結果データを記憶する記憶部と、前記対象者と前記保健事業を実施する実施期間及び実施方法とを含む第1データに基づいて前記保健事業の実施を要求する要求部と、前記実施方法に基づいて実施された前記保健事業の実施結果を含む第2データを取得する取得部と、前記実施方法に対応した抽出ルールに基づいて、前記実施期間における前記保健事業に対応した前記対象者の前記レセプトデータ及び前記健診結果データの少なくとも一方を前記記憶部から抽出する抽出部と、前記第2データを取得すると、前記抽出部による抽出結果に基づいて、前記実施方法に対応した測定データを求め、当該測定データと前記第2データとを関連付けて前記保健事業の評価を支援するための支援データを作成する作成部と、作成した前記支援データに基づいて前記保健事業の評価を支援するための制御を行う支援部と、を有することを特徴とする保健事業支援装置である。
本発明において、前記作成部は、前記抽出部が前記レセプトデータ及び前記健診結果データの少なくとも一方を抽出できなかった場合、前記レセプトデータ及び前記健診結果データの少なくとも一方を抽出できなかったことを示す情報を含む前記支援データを作成することが好ましい。
本発明において、前記記憶部は、前記保健事業の実績データを記憶し、前記作成部は、前記記憶部が前記実績データを記憶している場合、当該実績データを含む前記支援データを作成することが好ましい。
本発明において、前記抽出部は、前記実施方法に対応した抽出ルールに基づいて、前記実施期間及び前記実施期間以前における前記対象者の前記レセプトデータ及び前記健診結果データの少なくとも一方を前記記憶部から抽出し、前記作成部は、抽出した前記レセプトデータ及び前記健診結果データの少なくとも一方に基づいて、前記実施期間以前からの前記対象者の状態を示す状態データを生成し、生成した状態データを含む前記支援データを作成することが好ましい。
本発明において、前記作成部は、前記保健事業の目標値と前記測定データと前記第2データとを関連付けて前記支援データを作成することが好ましい。
本発明において、前記作成部は、実施した前記保健事業の費用を示す費用データを含む前記支援データを作成することが好ましい。
本発明において、前記支援部は、複数の前記保健事業の中から実施する前記保健事業の選定を、前記支援データに基づいて支援することが好ましい。
本発明は、保健事業支援装置が実行する保健事業支援方法であって、対象者と保健事業を実施する実施期間及び実施方法とを含む第1データに基づいて前記保健事業の実施を要求するステップと、前記実施方法に基づいて実施された前記保健事業の実施結果を含む第2データを取得するステップと、前記保健事業の前記対象者のレセプトデータ及び健診結果データを記憶する記憶部から、前記実施方法に対応した抽出ルールに基づいて、前記実施期間における前記保健事業に対応した前記対象者の前記レセプトデータ及び前記健診結果データの少なくとも一方を抽出するステップと、前記第2データを取得すると、前記記憶部からのデータの抽出結果に基づいて、前記実施方法に対応した測定データを求め、当該測定データと前記第2データとを関連付けて前記保健事業の評価を支援するための支援データを作成するステップと、作成した前記支援データに基づいて前記保健事業の評価を支援するための制御を行うステップと、を有することを特徴とする保健事業支援方法である。
本発明は、保健事業支援装置であるコンピュータに、対象者と保健事業を実施する実施期間及び実施方法とを含む第1データに基づいて前記保健事業の実施を要求するステップと、前記実施方法に基づいて実施された前記保健事業の実施結果を含む第2データを取得するステップと、前記保健事業の前記対象者のレセプトデータ及び健診結果データを記憶する記憶部から、前記実施方法に対応した抽出ルールに基づいて、前記実施期間における前記保健事業に対応した前記対象者の前記レセプトデータ及び前記健診結果データの少なくとも一方を抽出するステップと、前記第2データを取得すると、前記記憶部からのデータの抽出結果に基づいて、前記実施方法に対応した測定データを求め、当該測定データと前記第2データとを関連付けて前記保健事業の評価を支援するための支援データを作成するステップと、作成した前記支援データに基づいて前記保健事業の評価を支援するための制御を行うステップと、を実行させる保健事業支援プログラムである。
本発明は、被保険者の健康状態に基づいて、実施した保健事業の評価を支援することができる。
図1は、本実施形態に係る保健事業システムの例を示す図である。 図2は、保健事業のサイクルの例を示す図である。 図3は、第1データの例を示す図である。 図4は、第2データの例を示す図である。 図5は、レセプトデータの例を示す図である。 図6は、健診結果データの例を示す図である。 図7は、測定データの例を示す図である。 図8は、支援データの例を示す図である。 図9は、保健事業の評価を支援する保健事業支援装置の処理手順を示すフローチャートである。 図10は、支援データの変形例を示す図である。
本発明を実施するための実施形態を、図面を参照しつつ詳細に説明する。
(実施形態)
図1は、本実施形態に係る保健事業システムの例を示す図である。図1に示す保健事業システム1は、保健事業の実施、評価、管理等に用いられるシステムである。保健事業は、例えば、生活習慣病対策、がん対策等に対応した各種保健事業を含む。生活習慣病対策における保健事業としては、例えば、重症化予防、未治療者治療勧奨、特定保健指導、健診受診率向上等の保健事業を含む。以下の説明では、保健事業は、生活習慣病対策における重症化予防の保健事業である場合の例について説明するが、保健事業はこれに限定されるものではない。保健事業の対象となる被保険者は、被扶養者を含む。
図1に示すように、保健事業システム1は、保健事業支援装置10と、実施側端末50とを含む。保健事業支援装置10は、保健事業の支援を行うコンピュータシステムである。保健事業支援装置10は、保険者に対して保健事業の選定、実施、評価等を支援する機能を有する。保険者は、保健事業の運営主体である。保健事業支援装置10及び実施側端末50は、ネットワークを介して通信可能に構成されている。
実施側端末50は、保健事業を実施する実施者が用いるコンピュータ又はタブレット型端末等である。実施側端末50は、保健事業支援装置10からの要求に応じて処理を行い、その処理結果を保健事業支援装置10に送信する。
図2は、保健事業のサイクルの例を示す図である。図2に示すように、保健事業のサイクルは、計画工程P1と、実施工程P2と、評価工程P3と、改善工程P4とを1つのサイクルとしている。計画工程P1は、健康リスクに応じた保健事業を計画する工程である。実施工程P2は、計画工程P1で計画した保健事業を実施する工程である。評価工程P3は、実施工程P2で実施した保健事業の実施結果を評価する工程である。改善工程P4は、保健事業の実施結果等に基づいて改善を検討する工程である。
なお、保健事業のサイクルは、計画工程P1と、実施工程P2と、評価工程P3とを1つのサイクルとすることもできる。例えば、評価工程P3で高評価を得られた場合、サイクルは、改善工程P4を省略し、計画工程P1に移行する。また、保健事業のサイクルは、計画工程P1と実施工程P2と評価工程P3と改善工程P4とからなる第1のサイクルと、計画工程P1と実施工程P2と評価工程P3とからなる第2のサイクルとを組み合わせてもよい。例えば、保健事業は、第2のサイクルで実施し、その後、第1のサイクルを実施するというように実現してもよい。例えば、保健事業は、実施結果に基づいて、第1のサイクルと第2のサイクルとを切り換えるように実現してもよい。
保健事業支援装置10は、計画工程P1と実施工程P2と評価工程P3と改善工程P4とを含むサイクルで実施される保健事業を支援する。図2に示す保健事業のサイクルにおいて、保健事業支援装置10は、保健事業の実施を要求するとともに、保健事業の評価を支援する。
計画工程P1において、保険者は、複数の保健事業から実施する保健事業として、生活習慣病対策における重症化予防の保健事業を選定する。生活習慣病対策における重症化予防の目的は、治療中のハイリスク者または未治療のハイリスク者を選定し、保健指導や治療勧奨を行うことで、重症化を予防することである。このため、保険者は、ハイリスクの被保険者の中から保健事業を実施する対象者を決定する。計画工程P1において、保健事業が選定された場合、保健事業支援装置10は、保健事業の対象者と保健事業を実施する実施期間及び実施方法とを含む第1データ11bを作成し、当該第1データ11bを実施側端末50に送信する。これにより、保健事業のサイクルは、計画工程P1から実施工程P2に移行する。
実施工程P2において、実施側端末50は、受信した第1データ11bが示す対象者、実施期間、実施方法に基づいて保健事業の実施を支援する。保健事業の実施者は、対象者に対し、要求された実施方法で保健事業を実施する。実施側端末50は、実施者によって保健事業の実施結果が入力されると、入力データに基づいて実施方法に対応した項目を含む第2データ11cを作成し、当該第2データ11cを保健事業支援装置10に送信する。
実施工程P2において、保健事業支援装置10は、要求した実施方法に基づいて実施された保健事業の実施結果を含む第2データ11cを実施側端末50から取得すると、保健事業の評価を支援するための処理を開始する。保健事業支援装置10は、評価工程P3において、第2データ11cと対象者のレセプトデータ11d及び健診結果データ11eの少なくとも一方とに基づいて、保健事業の評価を支援するための支援データ11gを作成し、当該支援データ11gに基づいて保健事業の評価を支援するための制御を行う。本実施形態では、保健事業支援装置10は、作成した支援データ11gを表示部14に表示することで、保健事業の評価を支援する。これにより、保健事業のサイクルは、実施工程P2から評価工程P3に自動的に移行することができる。
評価工程P3において、保険者は、保健事業支援装置10の支援データ11gを参照することで、保健事業の評価を行い、当該評価結果に応じて計画工程P1または改善工程P4に移行する判断を行う。例えば、実施した保健事業によって所定の効果が得られていない場合、保健事業のサイクルは、実施工程P3から改善工程P4に移行する。保険者は、改善工程P4において、保健事業の改善シミュレーションを実行する。例えば、実施した保健事業によって所定の効果が得られている場合、保健事業のサイクルは、実施工程P3から計画工程P1に移行する。保険者は、計画工程P1において、次の保健事業の計画を行う。
このように、保健事業支援装置10は、保健事業の実施を要求し、保健事業の終了に応じて第2データ11cを取得すると、対象者のレセプトデータ11d及び健診結果データ11eの少なくとも一方と第2データ11cとに基づいて支援データ11gを作成する。これにより、保健事業支援装置10は、保健事業の実施結果の取得をトリガーとして、保健事業のサイクルを実施工程P2から評価工程P3に移行させることができる。
保健事業支援装置10は、第2データ11cを取得すると、レセプトデータ11d及び健診結果データ11eの少なくとも一方に基づいて、保健事業の実施方法に対応した測定データ11fを求め、当該測定データ11fと第2データ11cとを関連付けた支援データ11gで保健事業の評価を支援する。これにより、保健事業支援装置10は、保険者等が対象者のレセプトデータ11d及び健診結果データ11eを収集する作業と、レセプトデータ11d及び健診結果データ11eから保健事業に対応したデータを探す作業を不要とすることにより、保険者による保健事業の評価の効率を向上させることができる。さらに、保健事業支援装置10は、被保険者の健康状態と保健事業の実施結果とに基づいて保健事業の評価を支援することにより、保険者による評価の精度向上に貢献することができる。
今回実施した保健事業が過去にも実施されている場合、記憶部11は、当該保健事業の実績を示す実績データ11hを記憶している。例えば、過去に50代の被保険者に対して保健事業を実施している場合、実勢データ11hは、保健事業を識別するための情報と、当該保健事業の対象者が50代の被保険者であること示す情報と、当該保健事業の実施結果を示す情報とを含んでいる。保健事業の実施結果を示す情報は、例えば、実施内容とその結果といった情報を含む。実績データ11hは、保健事業の実施が終了すると、例えば、第1データ11b、第2データ11c、支援データ11g等に基づいて、保健事業を識別可能に作成される。
保健事業の過去の実績を示す実績データ11hが記憶部11に記憶されている場合、保健事業支援装置10は、第2データ11cと、レセプトデータ11d及び健診結果データ11eの少なくとも一方と、当該実績データ11hとを含む支援データ11gを作成する。これにより、保健事業支援装置10は、今回の保健事業の実施結果と、同一の保健事業の過去の実施結果との対比が可能な支援データ11gに基づいて、保健事業の評価を支援することができる。その結果、保険者は、過去の実施結果と対比しながら、客観的に保健事業を評価することができる。
例えば、保険者は、過去に50代の被保険者に実施した保健事業を、今回は40代の被保険者に実施したとする。この場合、保健事業支援装置10は、50代の被保険者に対応した実績データ11hを記憶部11に記憶しているため、当該実績データ11hを含む支援データ11gを作成し、作成した支援データ11gに基づいて保健事業の評価を支援する。その結果、保険者は、40代の被保険者に対する実施結果と50代の被保険者に対する実施結果とを比較して、保健事業がどの年代に対して有効であるかを判断することができる。例えば、保険者は、40代の実施結果が50代の実施結果よりも有効であったと判断した場合、保健事業を40代の他の被保険者に実施すること、あるいは、30代の被保険者に実施してみることを検討することができる。このように、保健事業支援装置10は、保健事業の実績を示すことで、被保険者の健康を増進するために、どのような対象者に保健事業を実施することが有効であるかの評価を支援することもできる。
次に、図1に示した保健事業支援装置10の構成について説明する。図1に示すように、保健事業支援装置10は、記憶部11と、制御部12と、操作部13と、表示部14と、通信部15とを有する。記憶部11、操作部13、表示部14及び通信部15は、制御部12と電気的に接続されている。
記憶部11は、プログラム及びデータを記憶する。記憶部11は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ若しくはハードディスクドライブ等又はこれらを組み合わせたものである。記憶部11は、制御部12の処理結果を一時的に記憶する作業領域としても利用される。なお、記憶部11が記憶するプログラム及びデータの一部又は全部は、通信部15を介して他の装置からダウンロードされてもよいし、外部の記憶装置に記憶されてもよい。
記憶部11は、例えば、保健事業者支援プログラムである支援プログラム11a、第1データ11b、第2データ11c、レセプトデータ11d、健診結果データ11e、測定データ11f、支援データ11g及び実績データ11hを記憶する。支援プログラム11aは、保健事業支援装置10の制御部12に、保健事業を支援するための各種機能を実現させる。第1データ11bは、対象者と保健事業に関する情報を含む。第2データ11cは、第1データ11bに対応した保健事業の実施結果に関する情報を含む。レセプトデータ11dは、医療機関における被保険者の診療記録に関する情報を含む。健診結果データ11eは、被保険者の健康診断の結果に関する情報を含む。測定データ11fは、対象者に対応したレセプトデータ11d及び健診結果データ11eの少なくとも一方のうち、実施期間における保健事業に対応した各種情報を含む。支援データ11gは、保健事業の評価を支援するための各種情報を含む。実績データ11hは、保健事業の実績に関する情報を含む。
制御部12は、演算処理装置である。演算処理装置は、例えば、CPU(Central Processing Unit)及びMCU(Micro Control Unit)を含むが、これらに限定されない。制御部12は、保健事業支援装置10の動作を統括的に制御して各種の機能を実現する。
制御部12は、要求部12aと、取得部12bと、抽出部12cと、作成部12dと、支援部12eと、を含む。
要求部12aは、計画工程P1で保健事業が計画されると、第1データ11bを作成し、当該第1データ11bに基づいて保健事業の実施を要求する処理を実行する。要求部12aは、自動で保健事業の実施を要求してもよいし、保険者からの要求に応じて保健事業の実施を要求してもよい。本実施形態では、要求部12aは、第1データ11bを自機の外部の実施側端末50に送信することにより、保健事業の実施を要求する場合について説明するが、これに限定されない。例えば、要求部12aは、第1データ11bを自機の表示部14に出力することにより、保健事業の実施を要求してもよい。
取得部12bは、実施工程P2において、要求した実施方法に基づいて実施された保健事業の実施結果を含む第2データ11cを取得する処理を実行する。本実施形態では、取得部12bは、実施側端末50から第2データ11cを取得し、当該第2データ11cを第1データ11bに関連付けて記憶部11に記憶する場合について説明するが、これに限定されない。例えば、取得部12bは、操作部13を介して入力された入力データに基づいて第2データ11cを取得してもよいし、保健事業の実施終了に応じて格納される格納場所から第2データ11cを取得してもよい。
抽出部12cは、実施工程P2において、保健事業の実施方法に対応した抽出ルールに基づいて、保健事業の実施期間における実施方法に対応した全ての対象者のレセプトデータ11d及び健診結果データ11eの少なくとも一方を記憶部11から抽出する処理を実行する。抽出ルールは、保健事業を実施した対象者の疾病の状態、健康診断の有無等を確認するために抽出するレセプトデータ11d及び健診結果データ11eの少なくとも一方を定めたルールである。
例えば、保健事業が生活習慣病対策における重症化予防である場合、抽出ルールは、重症化予防の対象となる生活習慣病に関連したレセプトデータ11dを抽出することと、体重、血圧、尿蛋白、血清クレアチニン値等の健診項目及び項目値が異常の健診結果データ11eを抽出することとが定められている。また、保健事業が生活習慣病対策における未治療者への治療勧奨である場合、保健事業の確認方法は、治療勧奨を行った対象者の人数の確認となる。この場合、抽出ルールは、対象者が治療を行ったかを確認するためのレセプトデータ11dの抽出を定めることになる。
作成部12dは、実施工程P2または評価工程P3において、取得部12bによる第2データ11cの取得の終了に応じて、支援データ11gを作成する処理を実行する。作成部12dは、抽出部12cによって抽出したレセプトデータ11d及び健診結果データ11eの少なくとも一方に基づいて、保健事業に対応した測定データ11fを求める。例えば、作成部12dは、レセプトデータ11d及び健診結果データ11eの少なくとも一方から、保健事業の評価に必要な情報を抽出したり、抽出した情報から対象者の統計をとったりする。作成部12dは、当該測定データ11fと第2データ11cとを関連付けて保健事業の評価を支援するための支援データ11gを作成する。
作成部12dは、過去に実施した保健事業の実績を示す実績データ11hが記憶部11に記憶されている場合、当該実績データ11hと第2データ11cと測定データ11fとを含む支援データ11gを作成する。なお、作成部12dは、保健事業を今回実施した実施結果と、過去の実施結果とを保険者が対比可能なように、支援データ11gを作成することが好ましい。
また、抽出部12cは、データを抽出できない場合がある。例えば、保健事業を実施しても被保険者が通院していない場合、被保険者のレセプトデータ11dは存在しないため、抽出部12cは、レセプトデータ11dを抽出することができない。例えば、被保険者が健康診断を受けていない場合、被保険者の健診結果データ11eは存在しないため、抽出部12cは、健診結果データ11eを抽出することができない。このため、作成部12dは、抽出部12cがレセプトデータ11d及び健診結果データ11eの少なくとも一方を抽出できなかった場合、抽出できなかったことを示す情報を含む支援データ11gを作成する。このように、保健事業支援装置10は、レセプトデータ11d及び健診結果データ11eの少なくとも一方を抽出できなかったことを示す情報を支援データ11gに含めることで、保険者は、保健事業を実施した被保険者が通院を開始していないことや、健康診断を受けていないことを確認することができる。
作成部12dは、実施した保健事業の費用データを作成する処理を実行する。作成部12dは、保健事業の実施者の単価テーブル等に基づいて費用データを作成すると、測定データ11fと第2データ11cと費用データとを含む支援データ11gを作成する。なお、作成部12dは、保健事業支援装置10の外部から費用データを取得するように構成されてもよい。
支援部12eは、評価工程P3において、作成した支援データ11gに基づいて保健事業の評価を支援するための制御を実行する。本実施形態では、支援部12eは、支援データ11gを表示部14に表示させることにより、保健事業の評価を支援する場合について説明するが、これに限定されない。例えば、支援部12eは、支援データ11gをプリンタから出力させてもよいし、通信部15を介して保険者の端末装置に送信させてもよい。
操作部13は、利用者の操作を受け付けるための1ないし複数のデバイスを有する。利用者の操作を受け付けるためのデバイスは、例えば、キーボード、マウス等を含む。操作部13は、受け付けた操作に応じた信号を制御部12へ入力する。
表示部14は、例えば、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display)、有機ELディスプレイ(Organic Electro−Luminescence Display)等の表示装置である。表示部14は、制御部12から入力される信号に応じて、文字、図形、画像等の情報を表示する。
通信部15は、ネットワークを介して通信を行う通信装置である。通信部15は、ネットワークを介して実施側端末50等の外部電子機器との間で相互にデータ通信を行う。
図3を参照しながら、第1データ11bについて説明する。図3は、第1データ11bの例を示す図である。第1データ11bは、保健事業の選定に応じて作成されて記憶部11に記憶される。第1データ11bは、例えば、保健事業、実施期間、実施方法、目標値、測定方法、測定サイクル、対象者といった項目を含む。対象者の項目は、保健事業を実施する対象者の人数分だけ設けられる。なお、測定方法は、保健事業を実施した実施者が実施結果を測定する方法を示している。
保健事業の項目には、保健事業を示す情報が設定される。実施期間の項目には、保健事業の実施期間を示す情報が設定される。実施方法の項目には、保健事業の実施方法に関する情報が設定される。目標値の項目には、保健事業の目標値に関する情報が設定される。測定方法の項目には、保健事業の実施方法に対応した測定方法に関する情報が設定される。測定サイクルの項目には、保健事業の実施結果を測定するサイクルに関する情報が設定される。対象者の項目には、保健事業を実施する対象者に関する情報が設定される。
図3に示す例では、保健事業の項目には、生活習慣病対策における重症化予防を示す情報が設定されている。実施期間の項目には、2014年8月から2015年1月の実施期間を示す情報が設定されている。実施方法の項目には、面談及び電話による保健指導の実施を示す情報が設定されている。目標値の項目には、目標とする実施者の人数を示す情報が設定されている。
測定方法の項目には、連絡がとれた対象者の数、実施者数(実施回数)、中断者数及び終了者数を示す情報が設定されている。連絡がとれた対象者の数は、保健事業の対象者のうち、連絡がとれた対象者の数を示す。実施者数(実施回数)は、主治医と調整後の電話指導、面談指導の実施者数(実施回数)を示す。中断者数は、保健事業を中断している対象者の数を示す。終了者数は、保健事業の実施を終了した対象者の数を示す。
測定サイクルの項目には、測定サイクルが月次であることを示す情報が設定されている。対象者の項目には、対象者の情報が設定されている。対象者の情報は、例えば、被保険者を特定するための識別子、被保険者の氏名及び生年月日等の情報のうち、予め定められた情報となる。第1データ11bは、対象者の個人情報を含むように構成してもよいし、個人情報を含まないように構成してもよい。
図4を参照しながら、第2データ11cについて説明する。図4は、第2データ11cの例を示す図である。第2データ11cは、例えば、保健事業の実施を要求した場合、保健事業の実施結果を取得した場合等に記憶される。第2データ11cは、第1データ11bの測定方法に対応した項目を含む。測定サイクルが月次である場合、第2データ11cは、例えば、月、連絡者数、実施者(回)数、中断者数、終了者数といった項目を含む。
月の項目には、実施期間を分割した分割期間である月を示す情報が設定される。連絡者数の項目には、該当する月において、連絡した対象者の人数を示す情報が設定される。実施者(回)数の項目には、該当する月において、保健事業を実施した対象者の数、実施回数が設定される。中断者数の項目には、該当する月において、保健事業を中断している対象者の数が設定される。終了者数の項目には、該当する月において、保健事業を終了した対象者の数が設定される。
図4に示す例では、第2データ11cは、2014年8月から2015年1月までの各月に対応する複数の情報を含む。8月の情報は、連絡者数の項目に「5人」が設定され、実施者(回)数の項目に「5人(6回)」が設定され、中断者数の項目に「0人」が設定され、終了者数の項目に「0人」が設定されている。9月の情報は、連絡者数の項目に「10人」が設定され、実施者(回)数の項目に「8人(8回)」が設定され、中断者数の項目に「0人」が設定され、終了者数の項目に「0人」が設定されている。10月の情報は、連絡者数の項目に「9人」が設定され、実施者(回)数の項目に「7人(7回)」が設定され、中断者数の項目に「1人」が設定され、終了者数の項目に「0人」が設定されている。11月の情報は、連絡者数の項目に「9人」が設定され、実施者(回)数の項目に「8人(8回)」が設定され、中断者数の項目に「1人」が設定され、終了者数の項目に「1人」が設定されている。12月の情報は、連絡者数の項目に「8人」が設定され、実施者(回)数の項目に「7人(7回)」が設定され、中断者数の項目に「1人」が設定され、終了者数の項目に「2人」が設定されている。1月の情報は、連絡者数の項目に「7人」が設定され、実施者(回)数の項目に「6人(6回)」が設定され、中断者数の項目に「1人」が設定され、終了者数の項目に「6人」が設定されている。
図5を参照しながら、レセプトデータ11dについて説明する。図5は、レセプトデータ11dの例を示す図である。レセプトデータ11dは、例えば、医療機関等によって提供された場合等に記憶される。レセプトデータ11dは、例えば、年月、被保険者、傷病名、診療内容及び点数といった項目を含む。
年月の項目には、レセプトデータ11dが登録された年月を示す情報が設定される。被保険者の項目には、被保険者を特定するための情報が設定される。傷病名の項目には、被保険者が医療機関において診療を受けた傷病を特定するための情報が設定されている。診療内容の項目には、医療機関において、被保険者に対して行われた診療行為、医薬品、特定器材等を特定するための情報が設定される。点数の項目には、診療内容によって生じた請求点数に関する情報が設定される。この点数に基づいて、医療費を算出することができる。
図6を参照しながら、健診結果データ11eについて説明する、図6は、健診結果データ11eの例を示す図である。健診結果データ11eは、例えば、被保険者又は医療機関等によって提供された場合等に記憶される。健診結果データ11eは、例えば、年月日、被保険者、健診項目及び項目値といった項目を含む。健診項目及び項目値の項目は、少なくとも被保険者が受診した健診項目の数分だけ設けられる。
年月日の項目には、健診が行われた年月日、健診結果データ11eが登録された年月日等を示す情報が設定される。被保険者の項目には、被保険者を特定するための情報が設定される。健診項目の項目には、健康診断において、診断される項目を特定するための情報が設定される。項目値の項目には、健診項目の測定値(健診結果)に関する情報が設定される。
図7を参照しながら、測定データ11fについて説明する。図7は、測定データ11fの例を示す図である。測定データ11fは、例えば、保健事業の実施結果を取得した場合、保健事業の実施が終了した場合等に記憶される。測定データ11fは、例えば、月、レセプト確認、レセプトの該当者数、健診結果確認及び健診結果の該当者数といった項目を含む。レセプトの該当者数とは、保健事業に関連したレセプトが存在した人数を意味している。
月の項目には、実施期間における月を示す情報が設定される。レセプト確認の項目には、対象者のレセプトの確認を実施したか未実施かを示す情報が設定される。レセプトの該当者数の項目には、対象者のレセプトから保健事業に対応したレセプトを検出した対象者の人数を示す情報が設定される。なお、保健事業に関連したレセプトが存在しない場合、該当者数の項目には、「0人」を示す情報が設定される。健診結果確認の項目には、対象者の健診結果の確認を実施したか未実施かを示す情報が設定される。健診結果の該当者数の項目には、対象者の健診結果から保健事業に対応した健診項目の項目値が異常である対象者の人数を示す情報が設定される。なお、健診結果が存在しない場合、健診結果の該当者数の項目には、何も設定されない。
図7に示す例では、測定データ11fは、2014年8月から2015年1月までの各月に対応する複数の情報を含む。8−9月の情報は、レセプト確認の項目に「実施」が設定され、レセプトの該当者数の項目に「0人」が設定され、健診結果確認の項目に「未実施」が設定され、健診結果の該当者数の項目に何も設定されていない。10月の情報は、レセプト確認の項目に「実施」が設定され、レセプトの該当者数の項目に「0人」が設定され、健診結果確認の項目に「実施」が設定され、健診結果の該当者数の項目に「2人」が設定されている。11−1月の情報は、レセプト確認の項目に「実施」が設定され、レセプトの該当者数の項目に「1人」が設定され、健診結果確認の項目に「未実施」が設定され、健診結果の該当者数の項目に何も設定されていない。
図8を参照しながら、支援データ11gについて説明する。図8は、支援データ11gの例を示す図である。支援データ11gは、例えば、保健事業の実施が終了した場合に記憶される。支援データ11gは、第2データ11cと測定データ11fとを関連付けて保健事業の評価を支援するためのデータである。図8に示す例は、初めて実施した保健事業の評価を支援するための支援データ11gを示している。
図8に示す例では、支援データ11gは、第2データ11cと測定データ11fとを関連付けた情報に、保健事業、対象者数、目標値、測定サイクル及び費用を示す情報を付加したデータとなっている。このように、支援データ11gは、保健事業の実施期間における実施状況と対象者のレセプト、健診結果等による測定結果との関係を保険者に示すことにより、保険者に保健事業と対象者の行動を確認させる支援を行うことができる。
例えば、保険者は、支援データ11gに基づいて、保健事業に対応したレセプトが測定されていることを確認できれば、保健事業を実施した対象者が通院を開始している可能性が高いため、実施した保健事業による効果であると評価することができる。例えば、保険者は、保健事業を実施したにもかかわらず、保健事業に対応したレセプトが測定されていないことを確認できれば、実施した保健事業による効果が現れていないと評価することができる。例えば、保険者は、保健事業の実施結果とレセプトの測定結果と費用とを参照することで、保健事業の費用対効果を推測することができる。
なお、本実施形態では、支援データ11gは、費用を示す情報を含む場合について説明するが、これに限定されない。例えば、支援データ11gは、費用を示す情報を含まなくてもよい。
次に、図9を参照しながら、保健事業の評価を支援する保健事業支援装置10の処理手順について説明する。図9は、保健事業の評価を支援する保健事業支援装置10の処理手順を示すフローチャートである。図9に示す処理手順は、制御部12が支援プログラム11aを実行することにより実現される。支援プログラム11aは、実施形態に係る保健事業支援方法をコンピュータである保健事業支援装置10に実行させるためのプログラムである。
図9に示すように、保健事業支援装置10の制御部12は、ステップS101として、保健事業に関する情報を取得する。具体的には、制御部12は、実施する保健事業、実施期間、実施方法、目標値、測定方法、測定サイクル、対象者等の情報を取得し、記憶部11に記憶する。制御部12は、保険者等によって入力された情報を取得してもよいし、予め定められた記憶装置から情報を取得してもよい。その後、制御部12は、処理をステップS102に進める。
制御部12は、ステップS102として、ステップS101で取得した保健事業に関する情報に基づいて、対象者と保健事業の実施期間及び実施方法とを含む第1データ11bを作成する。続いて、制御部12は、ステップS103として、第1データ11bに基づいて保健事業の実施を要求する。具体的には、制御部12は、通信部15を介して、第1データ11bを実施側端末50に送信する。その後、制御部12は、処理をステップS104に進める。
保健事業の実施を要求すると、制御部12は、ステップS104として、保健事業の実施結果を含む第2データ11cを取得したかを判定する。具体的には、制御部12は、取得部12bによって第2データ11cを取得している場合、第2データ11cを取得したと判定する。第2データ11cを取得していない場合(ステップS105,No)、制御部12は、ステップS104以降の処理を再実行する。第2データ11cを取得した場合(ステップS105,Yes)、制御部12は、処理をステップS106に進める。
制御部12は、ステップS106として、第2データ11cに基づいて保健事業が終了しているかを判定する。具体的には、制御部12は、第2データ11cが実施期間における全ての実施結果を含んでいると、保健事業を終了していると判定する。なお、保健事業の終了の判定は、実施期間が経過したときに、保健事業を終了していると判定してもよい。保健事業が終了していない場合(ステップS107,No)、制御部12は、ステップS104以降の処理を再実行する。保健事業が終了している場合(ステップS107,Yes)、制御部12は、処理をステップS108に進める。
制御部12は、ステップS108として、第1データ11bの保健事業の実施期間に基づいて、実施期間における保健事業に対応した対象者のレセプトデータ11d及び健診結果データ11eの少なくとも一方を記憶部11から抽出する。具体的には、保健事業の測定サイクルが月次である場合、制御部12は、実施期間の月ごとに保健事業に対応した対象者のデータを検索し、検索結果を記憶部11に記憶する。また、保健事業の測定サイクルが最終結果である場合、制御部12は、実施期間における保健事業に対応した対象者のデータを検索し、検索結果を記憶部11に記憶する。なお、検索結果は、レセプトデータ11d及び健診結果データ11eを検索できなかった結果を含む。その後、制御部12は、処理をステップS109に進める。
制御部12は、ステップS109として、ステップS108で抽出した結果に基づいて、保健事業に対応した測定データを特定する。具体的には、保健事業の測定サイクルが月次である場合、制御部12は、抽出したレセプトデータ11d及び健診結果データ11eの少なくとも一方、あるいはデータを抽出できたことを示す結果に基づいて、実施期間の月ごとに保健事業に対応した統計値の測定データを特定し、特定結果を記憶部11に記憶する。また、保健事業の測定サイクルが最終結果である場合、制御部12は、複数の対象者のレセプトデータ11d及び健診結果データ11eの抽出結果から、実施期間における保健事業に対応した累計値の測定データを特定し、特定結果を記憶部11に記憶する。その後、制御部12は、処理をステップS110に進める。
制御部12は、ステップS110として、実施した保健事業の費用を示す費用データを作成する。具体的には、制御部12は、予め定められた単価テーブル等に基づいて、実施した保健事業の費用を算出し、算出した費用を示す費用データを作成する。単価テーブルは、保健事業の単価を示すテーブルである。なお、費用データは、保健事業の実施者から請求された費用に基づいて作成してもよい。その後、制御部12は、処理をステップS111に進める。
制御部12は、ステップS111として、測定データ11fと第2データ11cと目標値と費用データとを関連付けて保健事業の評価を支援する支援データ11gを作成し、当該支援データ11gを記憶部11に記憶する。例えば、制御部12は、図8に示したように、保険者等が測定データ11fと第2データ11cとの対比が可能なように支援データ11gを作成することが好ましい。その後、制御部12は、処理をステップS112に進める。
制御部12は、ステップS112として、作成した支援データ11gに基づいて、保健事業の評価を支援するための制御を実行する。例えば、制御部12は、保険者等からの表示要求に応じて、支援データ11gを表示部14に表示させることで、保健事業の評価を支援する。例えば、制御部12は、保健事業支援装置10の外部の電子機器からの送信要求に応じて、通信部15を介して当該電子機器に支援データ11gを送信することで、保健事業の評価を支援する。その後、制御部12は、保健事業の支援が終了すると、図9に示す処理手順を終了する。
上記の本実施形態では、保健事業支援装置10は、初めて実施する保健事業の評価を支援するための処理手順を示したが、これに限定されない。例えば、図9に示す処理手順は、過去に実施したことがある保健事業の評価を支援するための処理手順とすることもできる。
例えば、図9に示す処理手順は、ステップS110とステップS111との間に、保健事業に対応する実績データ11hが記憶部11に記憶されているかを判定する処理を追加する。そして、実績データ11hが記憶されていない場合、制御部12に、既に説明したステップS111の処理を実行させるように処理手順を変形する。また、実績データ11hが記憶されている場合、制御部12は、測定データ11fと第2データ11cと目標値と費用データと実績データ11hとを関連付けて保健事業の評価を支援する支援データ11gを作成し、当該支援データ11gを記憶部11に記憶し、その後ステップS112の処理に進むように、処理手順を追加すればよい。
本実施形態は、発明の要旨及び範囲を逸脱しない範囲で変更することができる。さらに、本実施形態及びその変形例は、適宜組み合わせることができる。例えば、上記の実施形態は、以下のように変形してもよい。
上記の実施形態では、保健事業支援装置10は、保健事業の実施期間におけるレセプトデータ11d、健診結果データ11e等から測定データ11fを作成する場合について説明したが、これに限定されない。例えば、保健事業支援装置10は、実施期間以前における対象者のレセプトデータ11d、健診結果データ11e等を参照するように構成されてもよい。
(変形例)
変形例に係る保健事業支援装置10は、支援プログラム11aの機能と支援データ11gの構成が異なる点を除いて、図1に示した保健事業支援装置10と同様の構成を有する。そこで、以下では、保健事業支援装置10を例として用いて、変形例について説明する。
保健事業支援装置10の抽出部12cは、実施方法に対応した抽出ルールに基づいて、実施期間及び実施期間以前における実施方法に対応した対象者のレセプトデータ11d及び健診結果データ11eの少なくとも一方を記憶部11から抽出する処理を実行する。実施期間以前とは、実施期間を含まない、実施期間前の所定期間を意味している。抽出部12cは、抽出したデータを、実施期間と実施期間以前とに分けて記憶部11に記憶する。
作成部12dは、抽出部12cによって抽出したレセプトデータ11d及び健診結果データ11eの少なくとも一方に基づいて、実施期間以前からの対象者の状態を示す状態データを生成し、生成した状態データを含む支援データ11gを作成する。状態データは、保健事業に対応した対象者の通院状況、疾病の保有の有無等を示す情報を含む。
図10を参照しながら、保健事業支援装置10の変形例について説明する。図10は、支援データ11gの変形例を示す図である。支援データ11gは、例えば、保健事業、実施期間、目標値、測定サイクル、費用といった項目を含む。支援データ11gは、保健事業、目標値、測定サイクル、費用の項目が、図8に示した支援データ11gと同様の構成である。
支援データ11gは、第2データ11cと測定データ11fと実施期間以前の状態データとを関連付けている。所定期間は、保険者が期間を設定してもよいし、保健事業に対応した期間を予め定めてもよい。支援データ11gは、保健事業の実施期間と実施期間以前とにデータを分けることで、保健事業の実施前後における対象者の受診状況、健診項目の改善の有無等を保険者に分析させることができる。その結果、保険者は、保健事業の実施結果とレセプト、健診結果等の測定データ11fとに基づいて、実施した保健事業の評価の精度を向上させることができる。
図10に示す例では、支援データ11gは、上記の実績データ11hを含まない場合について説明したが、上記の実績データ11hを含むように構成されてもよい。
上記の実施形態では、保健事業支援装置10は、保健事業のサイクルにおける評価工程P3で、支援データ11gを用いた評価の支援を行う場合について説明したが、これに限定されない。
例えば、保健事業支援装置10は、支援データ11gに基づいて、改善工程P4における保健事業の改善を支援するように構成されてもよい。具体的には、保健事業支援装置10は、支援データ11gを保健事業の実績とし、保健事業の目標を変えた場合の予測結果を求め、当該予測結果に基づいて保健事業の改善を支援してもよい。
例えば、保健事業支援装置10は、支援データ11gに基づいて、計画工程P1における保健事業の選定を行うように構成されてもよい。具体的には、保健事業支援装置10は、支援データ11gを前年度の実績として記憶部11に記憶しておき、保健事業の選定、保健事業を実施する対象者の決定等を、支援データ11gに基づいて支援する。
上記の実施形態では、保健事業支援装置10は、保健事業の実施を実施側端末50で要求する場合について説明したが、これに限定されない。例えば、保健事業支援装置10は、実施側端末50で保健事業の実施を要求せずに、自機で実施を要求するように構成されてもよい。
以上、本実施形態を説明したが、上述した内容により本実施形態が限定されるものではない。また、上述した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、上述した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。さらに、本実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
1 保健事業システム
10 保健事業支援装置
11 記憶部
12 制御部
12a 要求部
12b 取得部
12c 抽出部
12d 作成部
12e 支援部
13 操作部
14 表示部
15 通信部
50 実施側端末

Claims (8)

  1. 保健事業の対象者が通院したことにより提供されるレセプトデータと、前記対象者が健康診断を受けたことにより提供される健診結果データとを記憶する記憶部と、
    前記対象者と前記保健事業を実施する実施期間及び実施方法とを含む第1データに基づいて前記保健事業の実施を要求する要求部と、
    前記実施方法に基づいて、前記保健事業の実施者が前記対象者に対して前記実施期間に実施した前記保健事業の実施結果を示す第2データを取得する取得部と、
    前記保健事業に対応した抽出ルールに基づいて、前記実施期間における前記保健事業に対応した前記対象者の前記レセプトデータと前記健診結果データとを前記記憶部から抽出する抽出部と、
    前記第2データを取得すると、前記抽出部による抽出結果に基づいて、前記保健事業に対応した測定データを求め、当該測定データと前記第2データと前記保健事業の目標値及び前記対象者の数の少なくとも一方を示すデータとを関連付けて前記実施期間における前記保健事業の実施状況と前記対象者の前記測定データとの関係を示す支援データを作成する作成部と、
    作成した前記支援データに基づいて前記実施期間における前記保健事業の評価を支援するための制御を行う支援部と、
    を有し、
    前記第2データは、前記実施期間における測定サイクルごとに、前記実施者が連絡した前記対象者の人数、前記実施者が前記保健事業を実施した前記対象者の人数、および中断者の人数の情報を含み、
    前記測定データは、前記保健事業に対応した前記対象者の前記レセプトデータと前記健診結果データとから求めた、前記実施期間における測定サイクルごとの統計値及び累計値の少なくとも一方を含み、
    前記支援部は、複数の前記保健事業の中から実施する前記保健事業の選定を、前記支援データに基づいて支援することを特徴とする保健事業支援装置。
  2. 計画工程と、実施工程と、評価工程とを含むサイクルで実施される保健事業の評価を支援する保健事業支援装置であって、
    保健事業の対象者が通院したことにより提供されるレセプトデータと、前記対象者が健康診断を受けたことにより提供される健診結果データとを記憶する記憶部と、
    前記計画工程において、前記対象者と前記保健事業を実施する実施期間及び実施方法とを含む第1データに基づいて前記保健事業の実施を要求する要求部と、
    前記実施工程において、前記実施方法に基づいて、前記保健事業の実施者が前記対象者に対して前記実施期間に実施した前記保健事業の実施結果を示す第2データを取得する取得部と、
    前記評価工程において、前記保健事業に対応した抽出ルールに基づいて、前記実施期間における前記保健事業に対応した前記対象者の前記レセプトデータと前記健診結果データとを前記記憶部から抽出する抽出部と、
    前記第2データを取得すると、前記評価工程において、前記抽出部による抽出結果に基づいて、前記保健事業に対応した測定データを求め、当該測定データと前記第2データと前記保健事業の目標値及び前記対象者の数の少なくとも一方を示すデータとを関連付けて前記実施期間における前記保健事業の実施状況と前記対象者の前記測定データとの関係を示す支援データを作成する作成部と、
    前記評価工程において、作成した前記支援データに基づいて前記実施期間における前記保健事業の評価を支援するための制御を行う支援部と、
    を有し、
    前記第2データは、前記実施期間における測定サイクルごとに、前記実施者が連絡した前記対象者の人数、前記実施者が前記保健事業を実施した前記対象者の人数、および中断者の人数の情報を含み、
    前記測定データは、前記保健事業に対応した前記対象者の前記レセプトデータと前記健診結果データとから求めた、前記実施期間における測定サイクルごとの統計値及び累計値の少なくとも一方を含み、
    前記支援部は、複数の前記保健事業の中から実施する前記保健事業の選定を、前記支援データに基づいて支援することを特徴とする保健事業支援装置。
  3. 前記作成部は、前記抽出部が前記レセプトデータ及び前記健診結果データの少なくとも一方を抽出できなかった場合、前記レセプトデータ及び前記健診結果データの少なくとも一方を抽出できなかったことを示す情報を含む前記支援データを作成することを特徴とする請求項1または2に記載の保健事業支援装置。
  4. 前記記憶部は、前記保健事業が過去に実施されている場合、過去の対象者の年齢層を示す第1情報と、実績結果を示す第2情報とを含む実績データを記憶し、
    前記作成部は、前記記憶部が前記実績データを記憶している場合、当該実績データを含む前記支援データを作成することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の保健事業支援装置。
  5. 前記抽出部は、前記実施方法に対応した抽出ルールに基づいて、前記実施期間及び前記実施期間以前における前記対象者の前記レセプトデータ及び前記健診結果データの少なくとも一方を前記記憶部から抽出し、
    前記作成部は、抽出した前記レセプトデータ及び前記健診結果データの少なくとも一方に基づいて、前記実施期間以前からの前記対象者の状態を示す状態データを生成し、生成した状態データを含む前記支援データを作成することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の保健事業支援装置。
  6. 前記作成部は、実施した前記保健事業の費用を示す費用データを含む前記支援データを作成することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の保健事業支援装置。
  7. 保健事業支援装置が実行する保健事業支援方法であって、
    対象者と保健事業を実施する実施期間及び実施方法とを含む第1データに基づいて前記保健事業の実施を要求するステップと、
    前記実施方法に基づいて、前記保健事業の実施者が前記対象者に対して前記実施期間に実施した前記保健事業の実施結果を示す第2データを取得するステップと、
    前記保健事業の前記対象者が通院したことにより提供されるレセプトデータと、前記対象者が健康診断を受けたことにより提供される健診結果データを記憶する記憶部から、前記保健事業に対応した抽出ルールに基づいて、前記実施期間における前記保健事業に対応した前記対象者の前記レセプトデータと前記健診結果データとを抽出するステップと、
    前記第2データを取得すると、前記記憶部からのデータの抽出結果に基づいて、前記保健事業に対応した測定データを求め、当該測定データと前記第2データと前記保健事業の目標値及び前記対象者の数の少なくとも一方を示すデータとを関連付けて前記実施期間における前記保健事業の実施状況と前記対象者の前記測定データとの関係を示す支援データを作成するステップと、
    作成した前記支援データに基づいて前記実施期間における前記保健事業の評価を支援するための制御を行うステップと、
    複数の前記保健事業の中から実施する前記保健事業の選定を、前記支援データに基づいて支援するステップと、
    を有し、
    前記第2データは、前記実施期間における測定サイクルごとに、前記実施者が連絡した前記対象者の人数、前記実施者が前記保健事業を実施した前記対象者の人数、および中断者の人数の情報を含み、
    前記測定データは、前記保健事業に対応した前記対象者の前記レセプトデータと前記健診結果データとから求めた、前記実施期間における測定サイクルごとの統計値及び累計値の少なくとも一方を含むことを特徴とする保健事業支援方法。
  8. 保健事業支援装置であるコンピュータに、
    対象者と保健事業を実施する実施期間及び実施方法とを含む第1データに基づいて前記保健事業の実施を要求するステップと、
    前記実施方法に基づいて、前記保健事業の実施者が前記対象者に対して前記実施期間に実施した前記保健事業の実施結果を示す第2データを取得するステップと、
    前記保健事業の前記対象者が通院したことにより提供されるレセプトデータと、前記対象者が健康診断を受けたことにより提供される健診結果データを記憶する記憶部から、前記保健事業に対応した抽出ルールに基づいて、前記実施期間における前記保健事業に対応した前記対象者の前記レセプトデータと前記健診結果データとを抽出するステップと、
    前記第2データを取得すると、前記記憶部からのデータの抽出結果に基づいて、前記保健事業に対応した測定データを求め、当該測定データと前記第2データと前記保健事業の目標値及び前記対象者の数の少なくとも一方を示すデータとを関連付けて前記実施期間における前記保健事業の実施状況と前記対象者の前記測定データとの関係を示す支援データを作成するステップと、
    作成した前記支援データに基づいて前記実施期間における前記保健事業の評価を支援するための制御を行うステップと、
    複数の前記保健事業の中から実施する前記保健事業の選定を、前記支援データに基づいて支援するステップと、
    を実行させ、
    前記第2データは、前記実施期間における測定サイクルごとに、前記実施者が連絡した前記対象者の人数、前記実施者が前記保健事業を実施した前記対象者の人数、および中断者の人数の情報を含み、
    前記測定データは、前記保健事業に対応した前記対象者の前記レセプトデータと前記健診結果データとから求めた、前記実施期間における測定サイクルごとの統計値及び累計値の少なくとも一方を含む保健事業支援プログラム。
JP2015058401A 2015-03-20 2015-03-20 保健事業支援装置、保健事業支援方法及び保健事業支援プログラム Active JP6308964B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015058401A JP6308964B2 (ja) 2015-03-20 2015-03-20 保健事業支援装置、保健事業支援方法及び保健事業支援プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015058401A JP6308964B2 (ja) 2015-03-20 2015-03-20 保健事業支援装置、保健事業支援方法及び保健事業支援プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016177644A JP2016177644A (ja) 2016-10-06
JP6308964B2 true JP6308964B2 (ja) 2018-04-11

Family

ID=57069189

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015058401A Active JP6308964B2 (ja) 2015-03-20 2015-03-20 保健事業支援装置、保健事業支援方法及び保健事業支援プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6308964B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6755572B1 (ja) * 2020-04-22 2020-09-16 株式会社ミナケア 情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、通信端末およびその制御方法と制御プログラム
JP6966119B1 (ja) * 2020-08-20 2021-11-10 雄士 山本 情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4237541B2 (ja) * 2003-05-13 2009-03-11 三菱電機株式会社 保険者情報システム
JP4506396B2 (ja) * 2004-10-08 2010-07-21 株式会社日立製作所 健康情報表示システム
JP5602269B2 (ja) * 2013-03-18 2014-10-08 みずほ情報総研株式会社 健康管理支援システム、健康管理支援方法及び健康管理支援プログラム
JP6038727B2 (ja) * 2013-05-17 2016-12-07 株式会社日立製作所 分析システム及び分析方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016177644A (ja) 2016-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5564708B2 (ja) 保健事業支援システム、保険事業支援装置、及び保険事業支援プログラム
Hall et al. Effectiveness of a single lead AliveCor electrocardiogram application for the screening of atrial fibrillation: a systematic review
JP2016198197A (ja) 診断支援システムおよびアプリケーションプログラム
KR102197095B1 (ko) 유전자 분석정보, 건강검진정보 및 생체정보에 기반한 인슈테크 시스템
KR102165699B1 (ko) 사용자 맞춤형 실시간 피부질환 관리시스템
CN110570918A (zh) 基于大数据的医疗信息远程共享系统及方法
US20140114687A1 (en) Systems And Methods For Real-Time Rehabilitation Records Tracking
KR20130029576A (ko) 클라우드 기반의 건강 관련 정보 및 poi정보를 제공하는 방법 및 시스템
US20170235913A1 (en) Image data ingestion applciation of a medical imaging data processing and retrieval system
US12033759B2 (en) Medical information processing apparatus and medical information processing method
JP6308964B2 (ja) 保健事業支援装置、保健事業支援方法及び保健事業支援プログラム
JP2008146170A (ja) 医療施設検索装置及び方法
JPWO2018163265A1 (ja) 保険金請求支援システムおよび保険金請求支援方法
JP6775203B2 (ja) 診療支援装置、診療支援方法、診療支援プログラムおよび診療支援システム
US20170270253A1 (en) System, method and device for identifying an appropriate healthcare service provider and providing a healthcare referral
Agapova et al. Applying quantitative benefit–risk analysis to aid regulatory decision making in diagnostic imaging: methods, challenges, and opportunities
JP7382741B2 (ja) 医療機関選定支援装置
JP2016212584A (ja) 検査結果管理装置、検査結果管理方法及び検査結果管理システム
WO2009128296A1 (ja) 地域医療連携システム、登録端末及びプログラム
JP2009064255A (ja) 診療支援装置、診療支援方法、及び診療支援システム
JP2014199597A (ja) 診療支援プログラム、診療支援方法、及び診療支援装置
US20220068480A1 (en) Systems and methods for predicting and improving the healthcare decisions of a patient via predictive modeling
JP2019075071A (ja) 保険料算定システム、保険料算定方法及びプログラム
EP3686897B1 (en) Method and data processing unit for selecting a risk assessment computer program
JP6645251B2 (ja) 画像送信装置、画像送信システム及び治験データ管理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160818

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160913

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161213

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20170207

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20170224

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180313

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6308964

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250