JP6307933B2 - 情報処理装置およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置およびプログラムに関する。
従来から、銀行などの金融機関では、口座の開設時において紙の通帳を発行し、利用者に提供している。このような紙の通帳の発行の他、近年では、紙の通帳に記載される取引明細の内容を、例えばPC(Personal Computer)、タブレット端末、スマートフォン等の情報処理装置の表示画面に提示し、利用者がいつでもどこでも確認できるようにする電子通帳システムの技術が提案されている。
ここで、一般的に、電子通帳システム(通帳アプリケーション)において、利用者の情報処理装置は、定期的に通帳の明細データをインターネットバンキングからダウンロードして情報処理装置内に保存し、表示部に表示する。このようにダウンロードした明細データを情報処理装置内に保存していくことで、利用者は一つの口座の明細情報を長期間(例えば複数年)に亘って一つの通帳で明細データを閲覧することができる。
また、通帳アプリケーションの技術に関し、例えば下記特許文献1では、PC上において通帳のイメージを用いて取引履歴の表示を行う技術が提案されている。また、下記特許文献2では、取引記録を一定期間毎に別ファイルにする技術が記載され、指定に応じて表示する技術が提案されている。
また、下記特許文献3では、ドキュメントファイリング装置の技術に関し、複数の表紙データを表示して、選択された表紙データに対応するファイルデータを表示する技術が提案されている。また、下記特許文献4では、バンキングシステムの技術に関し、一定期間経過した取引明細を別ファイルに移動する技術が提案されている。
特開2001−283289号公報 特開平11−195174号公報 特開平8−30641号公報 特開平7−129695号公報
しかしながら、上述したように長期間に亘って蓄積され続けた明細データは、時には数百ページにおよび、確認したい取引明細を探すことが手間であった。
この場合、通帳アプリケーションが有する「ソート機能」を利用して、明細データを日付の新しい順や古い順に並び替えて表示することで、最新の明細データや最古の明細データをすぐに閲覧することができる。しかし、膨大な総数の中間に位置する明細データを閲覧したい場合には、相当数のページをめくる操作を行わなければならず、確認したい明細データを探し出す利用者の負担を軽減させることはできない。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、口座情報および明細データを含む通帳情報を記憶する記憶部と、通帳繰越指示に応じて、前記口座情報を引き継ぐ子口座情報と、前記明細データのうち指定された一部から形成される子口座明細データとを生成し、生成した前記子口座情報および前記子口座明細データを繰越通帳情報として前記記憶部に記憶するよう制御する繰越制御部と、前記子口座明細データを表示部に表示するよう制御する表示制御部と、を備え、前記表示制御部は、前記記憶部に記憶される通帳情報または繰越通帳情報のうち、選択された通帳情報または繰越通帳情報を前記表示部に表示し、前記繰越制御部は、画面上の操作により通帳繰り越しの指示が行われた際に、前記指定された明細データの一部を前記明細データから子口座に移動することで前記子口座明細データを生成すると共に表紙画像を付与する、情報処理装置が提供される。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、通帳アプリケーションにおいて取り扱われる一つの口座の取引明細の一部を、元口座の口座情報を引き継ぐ別の口座の情報として繰り越すことが可能な、新規かつ改良された情報処理装置およびプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、口座情報および明細データを含む通帳情報を記憶する記憶部と、通帳繰越指示に応じて、前記口座情報を引き継ぐ子口座情報と、前記明細データのうち指定された一部から形成される子口座明細データとを生成し、生成した前記子口座情報および前記子口座明細データを繰越通帳情報として前記記憶部に記憶するよう制御する繰越制御部と、前記子口座明細データを表示部に表示するよう制御する表示制御部と、を備える、情報処理装置が提供される。
また、前記繰越通帳情報は、前記通帳情報の表紙画像を引き継いでもよい。
また、前記繰越通帳情報は、指定された画像に前記通帳情報の口座情報から引き継いだ子口座情報を重畳表示した表紙画像を設定してもよい。
また、前記繰越制御部は、前記通帳情報の明細データのうち、日付により指定された範囲の明細データから形成される子口座明細データを生成してもよい。
また、前記繰越制御部は、前記通帳情報の明細データにおいて指定された位置を境にして昇順/降順の明細データから形成される子口座明細データを生成してもよい。
また、前記繰越制御部は、前記通帳情報の明細データのうち、指定された取引内容、取引金額、または備考欄のキーワードに基づいて抽出される一部の明細データから形成される子口座明細データを生成してもよい。
また、前記表示制御部は、前記通帳情報の表紙画像を表示した際に、前記表紙画像に対する所定の操作に応じて、前記繰越通帳情報を表示するためのボタンを表示してもよい。
また、前記表示制御部は、前記記憶部に記憶される前記通帳情報または前記繰越通帳情報を選択するための選択画像を表示してもよい。
また、前記選択画像には、前記通帳情報の表紙画像および前記繰越通帳情報の表紙画像が選択可能に表示されてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータを、口座情報および明細データを含む通帳情報を記憶する記憶部と、通帳繰越指示に応じて、前記口座情報を引き継ぐ子口座情報と、前記明細データのうち指定された一部から形成される子口座明細データとを生成し、生成した前記子口座情報および前記子口座明細データを繰越通帳情報として前記記憶部に記憶するよう制御する繰越制御部と、前記子口座明細データを表示部に表示するよう制御する表示制御部と、として機能させ、前記表示制御部は、前記記憶部に記憶される通帳情報または繰越通帳情報のうち、選択された通帳情報または繰越通帳情報を前記表示部に表示し、前記繰越制御部は、画面上の操作により通帳繰り越しの指示が行われた際に、前記指定された明細データの一部を前記明細データから子口座に移動することで前記子口座明細データを生成すると共に表紙画像を付与する、プログラムが提供される。
以上説明したように本発明によれば、通帳アプリケーションにおいて取り扱われる一つの口座の取引明細の一部を、元口座の口座情報を引き継ぐ別の口座の情報として繰り越すことができる。
本実施形態による電子通帳システムの基本構成について説明するための図である。 本実施形態による情報処理装置の構成を示した機能ブロック図である。 口座DBに記憶されている口座データの一例を示す図である。 繰越通帳管理DBに記憶されている繰越通帳管理データの一例を示す図である。 本実施形態による繰越通帳の生成動作処理を示すフローチャートである。 メニュー画像の表示例を示した説明図である。 取引明細画像の表示例を示した説明図である。 繰越期間入力画像の表示例と表紙設定画像の表示例を示した説明図である。 通帳名入力画像の表示例、確認画像の表示例、および完了画像454の表示例を示した説明図である。 未繰越時の銀行明細DBに記憶されている繰越元通帳(親通帳)の明細データ例を示す図である。 一部繰越後の銀行明細DBに記憶されている繰越元通帳(親通帳)の明細データ例を示す図である。 繰越明細(1)DBに記憶されている繰越明細データ例を示す図である。 未繰越時の銀行明細DBに記憶されている繰越元通帳(親通帳)の明細データ例を示す図である。 一部繰越後の銀行明細DBに記憶されている繰越元通帳(親通帳)の明細データ例を示す図である。 本実施形態による繰越通帳の表示動作処理を示すフローチャートである。 表紙画像の表示例(表紙画像)を示した説明図である。 変形例1によるメニュー画像の他の表示例を示した説明図である。 変形例2によるメニュー画像の他の表示例を示した説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合もある。
また、以下に示す順序に従って当該「発明を実施するための最良の形態」を説明する。
1.背景
2.電子通帳システムの基本構成
3.実施形態の詳細な説明
3−1.構成
3−2.動作
4.変形例
5.まとめ
<<1.背景>>
従来、銀行などの金融機関では、口座の開設時において紙の通帳を発行し、利用者に提供している。利用者は、例えば金融機関に設置されたATM(Automated Teller Machine)において記帳を行うことにより、取引の明細を通帳に印字させることができる。
また、近年、紙の通帳に記載される取引明細の内容を、PCやスマートフォン等の情報処理装置の表示画面に提示して、利用者がいつでもどこでも確認できるようにすることができる。
しかしながら、長期間に亘ってインターネットバンキングから明細データをダウンロードして保存し続けている場合、情報処理装置に保存される明細データの量が膨大になり、表示される取引明細画像のページが時には数百ページにもおよび、確認したい取引明細を探す手間が利用者にとって負担であった。
そこで、上記事情を一着眼点にして本発明の実施形態による情報処理装置10を創作するに至った。本実施形態による情報処理装置10は、通帳アプリケーションにおいて取り扱われる一つの口座の取引明細の一部を、元口座の口座情報を引き継ぐ別の口座の情報として繰り越すことが可能である。
<<2.電子通帳システムの基本構成>>
本発明は、一例として「3.実施形態の詳細な説明」において詳細に説明するように、多様な形態で実施され得る。以下では、まず、本実施形態による電子通帳システムの基本構成について図1を参照して説明する。
図1に示したように、本実施形態による電子通帳システムは、情報処理装置10、通信網12、専用網14、およびIBサーバ20を含む。
<2−1.情報処理装置10>
情報処理装置10は、例えば無線通信により、通信網12に接続可能な装置である。この情報処理装置10は、例えば、スマートフォンなどの携帯電話、タブレット端末、PDA(Personal Digital Assistant)、PCなどであってもよい。
また、情報処理装置10のハードウェア構成としては、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only
Memory)、およびRAM(Random Access Memory)が内部バスを介して入出力インターフェースに接続され、入出力インターフェースには入力装置、出力装置、HDD(Hard Disk Drive)、およびネットワークインターフェースが接続される構成を有する。
<2−2.通信網12>
通信網12は、通信網12に接続されている装置から送信される情報の無線、または有線の伝送路である。例えば、通信網12は、インターネット、電話回線網、衛星通信網などの公衆回線網や、Ethernet(登録商標)を含む各種のLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などを含んでもよい。また、通信網12は、IP−VPN(Internet Protocol-Virtual Private Network)などの専用回線網を含んでもよい。
<2−3.専用網14>
専用網14は、金融機関のネットワークであり、例えばIP−VPNにより構成される。
<2−4.IBサーバ20>
IBサーバ20は、インターネットバンキングシステム(銀行システム2)を管理する装置である。
また、IBサーバ20は、口座番号ごとに取引内容の明細データが記憶されている明細DB21に対するデータの登録や抽出など、明細データを管理する。また、IBサーバ20は、利用者からのアクセスに応じて明細データを明細DB21から抽出して送信する。この際、IBサーバ20は、所定の認証方式により、口座番号ごとのログイン用パスワード等を用いて認証する。
明細DB21は、例えば利用者の口座番号と、口座番号に対応づけて登録された取引内容の明細データ(例えば取引日時、口座番号、取引種別、取引金額など)が記録されたデータベースである。
なお、IBサーバ20、および明細DB21は、別々の装置として構成されてもよいし、IBサーバ20が明細DB21を内部に含んでもよい。
さらに、IBサーバ20は、預金管理や、口座管理等を行うホストコンピュータとしても機能し得る。例えば、IBサーバ20は、インターネットバンキングシステムにおいて利用者により指示された入金や振込などの金銭取引(勘定の取引処理)を実行する。また、IBサーバ20は、口座番号、暗証番号、氏名、住所、年齢、生年月日、電話番号、職業、家族構成、年収、預金残高などの顧客情報(口座の元帳)を管理する。
<2−5.中継サーバ30>
中継サーバ30は、通信網12と専用網14とを接続する装置である。例えば、中継サーバ30は、通信網12から専用網14へ送信されるデータに関して、金融機関のシステム(銀行システム2)において処理可能な形式にデータを加工する。また、中継サーバ30は、専用網14から通信網12へ送信されるデータに関して、情報処理装置10において処理可能な形式にデータを加工する。
<<3.実施形態の詳細な説明>>
<3−1.構成>
以上、本実施形態による電子通帳システムの基本構成について説明した。続いて、本実施形態による構成について詳細に説明する。
図2は、本実施形態による情報処理装置10の構成を示した機能ブロック図である。図2に示したように、情報処理装置10は、制御部100、通信部120、操作表示部122、および記憶部124を有する。
[3−1−1.制御部100]
制御部100は、情報処理装置10に内蔵されるCPU、RAMなどのハードウェアを用いて、情報処理装置10の動作を全般的に制御する。また、図2に示したように、制御部100は、アプリ認証部102、明細取得制御部104、操作認識部106、表示制御部108、および繰越制御部110を有する。
[3−1−2.アプリ認証部102]
アプリ認証部102は、制御部100による通帳アプリケーション起動時に、所定の認証方式で、利用者により入力される認証情報を認証する。この際、アプリ認証部102は、記憶部124に記憶されている通帳アプリ認証DB125から抽出した認証データを参照して、ユーザのログインの正当性を判断する。アプリ認証部102によりユーザのログインの正当性が確認されると、制御部100は通帳アプリケーションを起動する。通帳アプリケーションの起動により、金融機関の明細データに基づく通帳表示等が可能となる。
[3−1−3.明細取得制御部104]
明細取得制御部104は、明細データを上位装置であるIBサーバ20から取得する機能を有する。明細取得制御部104は、通帳アプリケーションが起動した場合に、当該通帳アプリケーションの一機能として用いられる。具体的には、明細取得制御部104は、通信部120から、通信網12、中継サーバ30、および専用網14を介して銀行システム2にアクセスし、明細DB21に格納されている明細データを、IBサーバ20からダウンロードする。ダウンロードされた明細データは、銀行明細DB127に格納される。
ここで、銀行明細DB127には、明細データとして、例えば取引明細番号、取引日時、取引種別、取引内容、取引金額、および口座残高が対応づけて記憶される。また、銀行明細DB127は、複数口座の明細データ(例えば複数銀行の口座、同一銀行の異なる口座等)を記憶してもよい。
また、銀行明細DB127に記憶されている各口座を管理するための口座情報が口座DB128に格納される。さらに、表紙DB129には、それぞれの口座情報の通帳画像を表示する際の表紙画像が記憶されている。
−口座DB128−
ここで、図3を参照して口座DB128のデータ構成例について説明する。図3は、口座DB128に記憶されている口座データの一例を示す図である。図3に示すように、口座DB128には、例えば通帳名称、銀行名、種別、店番、および口座番号が対応づけて記憶されている。
例えば、図3の1レコード目のデータは、通帳名称が「通帳1」であり、銀行名が「○○」であり、口座の種別が「普通」であり、店番が「123」であり、口座番号が「1234567」であることを示している。
また、図3の2レコード目のデータは、通帳名称が「通帳2」であり、銀行名が「○○」であり、口座の種別が「定期」であり、店番が「234」であり、口座番号が「2345678」であることを示している。
[3−1−4.操作認識部106]
操作認識部106は、操作表示部122に表示された表示画面における利用者の各種操作(タッチ、タップ、長押し、フリック等)を認識する。例えば、図6に示すメニュー画像40が表示されている表示画面において、利用者により明細データDLボタン402がタップ操作された場合には、操作認識部106は、当該タップ操作を、明細データのダウンロードを指示するための利用者の操作として認識する。
[3−1−5.表示制御部108]
表示制御部108は、利用者の口座の通帳画像を後述する操作表示部122に表示させることが可能である。なお、口座の通帳画像は、表紙画像、および取引明細画像の順に配列された画像である。また、口座の通帳画像は、紙の通帳に記載される内容とほぼ同じ内容を表示する画像である。
例えば、表示制御部108は、第1の機能として、予め利用者により情報処理装置10にダウンロードされている通帳アプリケーションの起動時において、通帳アプリケーションの指示に従って、メニュー画像、または利用者の口座の通帳画像を操作表示部122に表示させる。
表紙画像は、例えば口座DB128と表紙DB129に記憶されているデータを参照して生成され得る。すなわち、表示制御部108は、口座DB128に記憶されている口座データに含まれる銀行名、種別、店番、口座番号を、表紙DB129に記憶されている表紙画像と共に表示する。また、取引明細画像は、銀行明細DB127に記憶されている銀行明細データに基づいて生成される。
また、表示制御部108は、第2の機能として、繰越通帳管理DB130に記憶されている繰越通帳管理データを参照して繰越通帳の表紙画像を生成し、操作表示部122に表示させる。また、繰越通帳の取引明細画像は、繰越明細DB131に記憶されている繰越明細データに基づいて生成される。
[3−1−6.繰越制御部110]
繰越制御部110は、通帳繰越指示に応じて、口座DB128に記憶されている対象口座の口座情報を引き継ぐ子口座情報(繰越口座情報)と、銀行明細DB127に記憶されている対象口座の明細データのうち指定された一部から形成された子口座明細データ(繰越明細データ)とを生成し、生成した繰越口座情報および繰越明細データを繰越通帳情報として記憶部124(繰越通帳管理DB130、繰越明細DB131)に記憶するよう制御する。
また、繰越制御部110は、親口座(繰越元の口座)の表紙画像を、子口座(繰越口座)の表紙画像に引き継ぐよう上記子口座情報(繰越口座情報)を生成してもよいし、指定された画像に親口座の口座情報から引き継いだ子口座情報を重畳表示した表紙画像を設定してもよい。
−繰越通帳管理DB130−
ここで、図4を参照して繰越通帳管理DB130のデータ構成例について説明する。図4は、繰越通帳管理DB130に記憶されている繰越通帳管理データの一例を示す図である。図4に示すように、繰越通帳管理DB130には、例えば繰越番号、通帳名称、元通帳、明細参照先、および通帳表紙画像が対応づけて記憶されている。
例えば、図4の1レコード目のデータは、繰越番号が「001」であり、通帳名称が「太郎1歳」であり、元通帳が「通帳1」であり、明細参照先が「繰越明細(1)」(繰越明細(1)DB131−1)であり、通帳表紙画像が「C\:taro1\hyoushi001.jpg」であることを示している。
−繰越明細DB131−
繰越明細DB131は、繰越制御部110により銀行明細DB127に記憶されている明細データの一部から形成される繰越明細データを記憶する。繰越明細データは、繰越通帳毎に別ファイルで生成されるため、例えば図2に示すように、複数の繰越明細DB131(繰越明細(1)DB131−1、繰越明細(2)DB131−2、繰越明細(3)DB131−3)が存在する。
[3−1−7.通信部120]
通信部120は、本発明における取得部の一例である。通信部120は、通信網12を介して通信網12に接続された各種の装置との間で情報を送受信する。例えば、通信部120は、制御部100の指示に従って、利用者の口座に対応づけて登録されている明細データの取得要求をIBサーバ20へ送信する。また、通信部120は、明細データをIBサーバ20から受信する。
[3−1−8.操作表示部122]
操作表示部122は、本発明における表示部の一例である。表示部は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)装置や、OLED(Organic
Light Emitting Diode)装置などにより実現される。操作表示部122は、表示制御部108の制御に従って、例えば口座の通帳画像など、各種の表示画像を表示画面に表示する。
また、操作表示部122は、利用者による情報処理装置10に対する各種の入力操作を受け付ける。具体的には、表示部に積層されたタッチパネルにより受け付ける。操作表示部122は、例えばメニュー画面に表示されたメニューボタンに対する選択操作(タップ操作)を受け付ける。
[3−1−9.記憶部124]
記憶部124は、各種ソフトウェアや、様々なデータなどを記憶する。例えば、記憶部124は、通帳アプリ認証DB125、銀行明細DB127、口座DB128、表紙DB129、繰越通帳管理DB130、繰越明細(1)DB131−1、繰越明細(2)DB131−2、および繰越明細(3)DB131−3を記憶する。
以上、本実施形態による情報処理装置10の構成について説明した。なお情報処理装置10の構成は、上述した構成に限定されない。
<3−2.動作>
続いて、本実施形態による繰越通帳生成動作および繰越通帳表示動作について、図5〜図14を参照して順次説明する。
[3−2−1.繰越通帳生成動作]
図5は、本実施形態による繰越通帳の生成動作処理を示すフローチャートである。図3に示すように、まず、ステップS103において、情報処理装置10の制御部100は、操作表示部122に対する利用者の操作により、通帳アプリケーションを起動する。この際、表示制御部108は、通帳アプリ起動用の認証情報を入力するための認証情報入力画像を操作表示部122に表示させて利用者に認証情報を入力させ、アプリ認証部102により通帳アプリ起動用の認証が行われる。利用者の正当性が確認されると、制御部100は通帳アプリケーションを起動する。
次に、ステップS106において、表示制御部108は、メニューを操作表示部122に表示する。
‐メニュー画像‐
ここで、図6を参照して、表示制御部108によるメニュー画像の表示例について説明する。図6は、メニュー画像の表示例(メニュー画像40)を示した説明図である。
図6に示したように、メニュー画像40は、例えば明細データDLボタン402、通帳1表示ボタン404、通帳2表示ボタン405、パスワード変更ボタン406、および終了ボタン416を含む。
明細データDLボタン402がタップされると、銀行システム2からの明細データのダウンロードが開始され、通帳1表示ボタン404がタップされると通帳1(図3参照)の通帳画像が表示され、通帳2表示ボタン405がタップされると通帳2(図3参照)の通帳画像が表示される。また、パスワード変更ボタン406がタップされると、通帳アプリケーションの認証に用いられていた認証情報であるパスワード情報の変更画像が表示される。そして、終了ボタン416がタップされると、通帳アプリケーションが終了される。
次いで、ステップS109において、操作認識部106は、メニュー画像40に含まれる通帳1表示ボタン404または通帳2表示ボタン405に対するタップ操作を認識する。
次に、ステップS112において、表示制御部108は、選択された通帳の通帳画像のうち最初に配列されている表紙画像を操作表示部122に表示する。
次いで、ステップS115において、表紙画像に対するフリック操作が操作認識部106により認識されると、表示制御部108は、表紙画像を取引明細画像に切り替えて操作表示部122に表示させる。
‐取引明細画像‐
ここで、図7を参照して、表示制御部108による取引明細画像の表示例について説明する。図7は、取引明細画像の表示例(取引明細画像44)を示した説明図である。なお、取引明細画像は、紙の通帳における取引明細ページに対応する画像であり、口座の通帳画像において2ページ目以降に表示される。
取引明細画像44には、銀行明細DB127に記憶される対象通帳口座の明細データが表示される。取引明細画像44には、例えば取引日、取引内容、取引金額(支払金額・預かり金額)、口座残高、および備考欄などが表示される。また、取引明細画像44は、取引明細行の表示領域外に、現在表示されている通帳の一部の明細データを繰り越すための通帳繰越ボタン440を含む。
次に、ステップS118において、操作認識部106は、取引明細画像44における通帳繰越ボタン440に対して例えばタップや長押しなどの利用者による操作を認識し、認識結果を表示制御部108に出力する。
次いで、ステップS121において、表示制御部108は、繰り越す期間を選択するための繰越期間入力画像を操作表示部122に表示し、繰越期間入力画像への入力に基づいて、操作認識部106により繰越期間の選択(入力)が受け付けられる。操作認識部106は、受け付けた繰越期間の情報を繰越制御部110に出力する。
次に、繰越期間の入力が終了すると、ステップS124において、表示制御部108は、繰越通帳の表紙を設定するための表紙設定画像を操作表示部122に表示し、表紙設定画像への入力に基づいて、操作認識部106により表紙画像の設定が受け付けられる。操作認識部106は、受け付けた表紙画像の設定情報を繰越制御部110に出力する。
次いで、表紙の設定が終了すると、ステップS127において、表示制御部108は、繰越通帳の名称を入力するための通帳名入力画像を操作表示部122に表示し、通帳名入力画像への入力に基づいて、操作認識部106により通帳名の入力が受け付けられる。操作認識部106は、受け付けた通帳名の入力情報を繰越制御部110に出力する。
そして、通帳名の入力が終了すると、ステップS130において、表示制御部108は、繰越通帳生成の実行可否を利用者に確認するための確認画像を操作表示部122に表示し、確認画像への入力に基づいて、操作認識部106により繰越通帳生成の実行可否が受け付けられる。実行が許可されると、繰越制御部110は、上記S121〜S127で入力された繰越期間、表紙画像、通帳名に基づいて繰越通帳を生成する。
‐繰越情報の入力画像‐
ここで、図8、図9を参照して、表示制御部108による繰越情報の入力画像の表示例について説明する。図8は、繰越期間入力画像442の表示例と、表紙設定画像444の表示例を示した説明図である。図9は、通帳名入力画像450の表示例、確認画像452の表示例、および完了画像454の表示例を示した説明図である。
図8に示す繰越期間入力画像442は、繰越明細データを日付により指定するものであって、例えば繰越開始年月日と繰越終了年月日の入力欄を含む。また、繰越期間入力画像442は、「キャンセルボタン」および「次へボタン」を含み、「キャンセルボタン」がタップされると繰越通帳の生成がキャンセルされ、「次へボタン」がタップされると繰越期間の入力が終了して次の表紙設定画像444が表示される。なお繰越期間の選択は、図8に示すような繰越開始年月日と繰越終了年月日の指定に限定されず、例えば取引明細画像44において指定された取引明細行の位置を境にして、当該取引明細行から昇順/降順の全て/所定数の取引明細行(明細データ)を繰越明細データとして選択することも可能である。
図8に示す表紙設定画像444は、繰越通帳の表紙画像を設定するものであって、例えば情報処理装置10内に保存されている任意の画像を、参照ボタン445により参照して選択することができる。そして、選択された表紙画像のデータ格納場所(URL)が空欄446に示される。また、本実施形態では、元通帳の表紙画像を引き継ぐことも可能である。すなわち、表紙設定画像444に含まれる「現在の表紙を使用する」を選択することで、繰越元の通帳(現在表示されている取引明細の口座)の表紙画像を設定することができる。また、表紙設定画像444は、「キャンセルボタン」および「次へボタン」を含み、「キャンセルボタン」がタップされると繰越通帳の生成がキャンセルされ、「次へボタン」がタップされると表紙設定が終了して次の通帳名入力画像450が表示される。
図9に示す通帳名入力画像450は、繰越通帳の通帳名を入力する入力欄を含む。例えば利用者は、「太郎1歳」、「太郎2歳」、「太郎3歳」等の任意の名称を繰越通帳の名称として入力することができる。
図9に示す確認画像452は、繰越通帳の生成の実行可否を確認するためのものであって、「通帳繰越を実行してよろしいですか?」といった文言が表示される。利用者は、確認画像452に含まれるOKボタンをタップして繰越通帳の作成実行を指示する。
図9に示す完了画像454は、繰越制御部110による繰越通帳の生成(繰越完了)を利用者に通知するものである。完了画像454に含まれる完了ボタンがタップされると、通帳繰越処理が終了し、画面は取引明細画像44に戻る。
‐明細データの移行‐
次に、図10〜図14を参照して、繰越制御部110による明細データの移行(繰越処理)について説明する。
図10は、未繰越時の銀行明細DB127に記憶されている繰越元通帳(親通帳)の明細データ例を示す図である。図10に示すように、銀行明細DB127には、明細番号、取引年月日、取引内容、取引金額(支払金額、預かり金額)、残高、および備考欄が対応づけて記憶されている。
図11は、一部繰越後の銀行明細DB127に記憶されている繰越元通帳(親通帳)の明細データ例を示す図である。ここでは、一例として図10に示す明細番号0001〜0008の明細データが繰り越された場合を想定する。この場合、繰り越された明細データは銀行明細DB127から削除され、図11に示すように、明細番号0009以降の明細データが銀行明細DB127に残る。これにより、元通帳の明細データが増え続けるといった事象を回避することができる。
図12は、繰越明細(1)DB131−1に記憶されている繰越明細データ例を示す図である。図12に示すように、繰越明細(1)DB131−1には、明細番号、取引年月日、取引内容、取引金額(支払金額、預かり金額)、残高、および備考欄が対応づけて記憶されている。上述したように、ここでは図10の未繰越時の銀行明細DB127に格納されていた明細番号0001〜0008の明細データが繰り越されたため、図12に示すように、繰越明細(1)DB131−1は明細番号0001〜0008の明細データを格納している。表示制御部108は、繰越通帳(1)を表示する際、繰越明細(1)DB131−1に記憶されている繰越明細データを操作表示部122に表示する。
以上説明した図10〜図12に示す例では、繰越を実行する際に銀行明細DB127に記憶されている元通帳の明細データから繰越明細(1)DB131−1に繰越明細データを移動させたが、本実施形態はこれに限定されない。例えば繰越を実行する際、銀行明細DB127に記憶されている元通帳の明細データに、繰越情報と繰越先を示すデータを保有させることによって、子口座明細データ(繰越明細データ)を作成するようにしてもよい。この場合、図12に示すような繰越明細(1)DB131−1の作成は不要となる。以下、図13および図14を参照して具体的に説明する。
図13は、未繰越時における元通帳の明細データ例を示す図である。図13に示す例では、図10に示す明細データ例に対して、さらに繰越情報欄および繰越先欄が追加されている。図14は、一部繰越後の元通帳の明細データ例を示す図である。図14に示す例では、1レコード目から8レコード目までの繰越情報欄が「1」(繰越情報あり)であって、25年11月1日(1レコード目)から25年12月31日(8レコード目)までの明細データが繰越制御部110により繰り越されたことが示されている。なお「繰越先」に示される情報は、実際には繰越明細(1)DB131−1の作成は行われていないが、複数の繰越先を区別できるよう仮想的に示すものである。表示制御部108は、元の通帳の明細データを表示する際、銀行明細DB127に記憶されている明細データから「繰越情報欄」を参照して繰越済の明細データを抜かした取引明細画像を表示するが、全ての明細データを取引明細画像として表示させてもよい。
以上、本実施形態による繰越通帳情報の生成動作について説明した。なお図5に示すフローの順番はこれに限定されず、図5に示す各ステップの順序が異なる順序または同時であってもよい。例えば、S121〜S127が異なる順序または同時であってもよい。また、通帳の表紙画像に通帳繰越ボタン440が表示されている場合、S112の次がS118となる。
また、図8〜図9に示す例では、繰越情報の各入力画像を、取引明細画像44に重畳表示しているが、本実施形態はこれに限定されず、例えば取引明細画像44と、各入力画像を並列して表示してもよい。これにより、繰越情報の各入力画像の背景となって隠れてしまうことなく、取引明細画像44を参照しながら繰越期間の選択や通帳名称等を入力することができる。
また、繰越対象の明細データの選択は日付による指定に限定されず、例えば指定された取引内容(給与振込、公共料金の支払い等)、取引金額、または備考欄のキーワード等を用いて指定することも可能である。また、複数の条件(日付、取引内容、取引金額、または備考欄のキーワード等)を用いて指定することも可能である。さらに、取引明細画像に表示される取引明細のページ数によって指定してもよい。
[3−2−2.繰越通帳表示動作]
続いて、本実施形態による繰越通帳表示動作について図15〜図16を参照して説明する。図15は、本実施形態による繰越通帳の表示動作処理を示すフローチャートである。図15に示すように、まず、ステップS203において、情報処理装置10の制御部100は、操作表示部122に対する利用者の操作により、通帳アプリケーションを起動する。
次に、ステップS206において、表示制御部108は、メニューを操作表示部122に表示する。
次いで、ステップS209において、操作認識部106は、メニュー画像40に含まれる通帳1表示ボタン404または通帳2表示ボタン405に対するタップ操作を認識する。
次に、ステップS212において、表示制御部108は、選択された通帳の通帳画像のうち最初に配列されている表紙画像を操作表示部122に表示する。
次いで、ステップS215において、表紙画像に対する所定の操作(例えば画面下部から上方へのスライド操作、または右側/左側から中央部へのスライド操作)が操作認識部106により認識されると、表示制御部108は、隠しメニューの表示を行う。
‐表紙画像‐
ここで、図16を参照して、表示制御部108による表紙画像の表示例について説明する。図16は、表紙画像の表示例(表紙画像42)を示した説明図である。なお、表紙画像は、紙の通帳における表紙に対応する画像であり、口座の通帳画像において1ページ目に表示される。
図16に示したように、表紙画像42は、例えば表紙表示欄と、メニューボタン422を含む。表紙表示欄には、例えば、金融機関名、店番、口座番号、および利用者の氏名などが表示される。また、メニューボタン422は、図6に示したメニュー画像40に画面を切り替える場合に利用者が選択するためのボタンである。
当該通帳に対して繰越通帳が作成されている場合、表紙画像42に対して、例えば画面下部から上方へ、利用者が指5をスライドする操作を行うと、図16に示すように、隠しメニュー画像424が現れる。隠しメニュー画像424は、現在表示されている通帳から繰り越された繰越通帳を選択するための繰越通帳表示ボタン425、426、427を含む。繰越通帳表示ボタン425、426、427は、例えば各繰越通帳の名称であってもよいし、表紙画像のサムネイルであってもよい。
次に、ステップS218において、操作認識部106は、隠しメニュー画像424における繰越通帳表示ボタン425、426、427のいずれかに対して例えばタップや長押しなどの利用者による操作を認識し、認識結果を表示制御部108に出力する。
次いで、ステップS221において、表示制御部108は、選択された繰越通帳の通帳画像のうち最初に配列されている表紙画像を操作表示部122に表示する。繰越通帳の通帳画像は、繰越通帳管理DB130、繰越明細DB131を参照して生成され、表示される。
続いて、ステップS224において、繰越通帳の表紙画像に対するフリック操作が操作認識部106により認識されると、表示制御部108は、繰越通帳の表紙画像を、繰越通帳の取引明細画像に切り替えて操作表示部122に表示させる。
次に、ステップS227において、操作認識部106は、取引明細画像における通帳表示終了ボタンに対して例えばタップや長押しなどの利用者による操作を認識し、認識結果を表示制御部108に出力する。
そして、ステップS230において、表示制御部108は、繰越通帳の通帳画像の表示を終了し、繰越元の通帳画像(S212)に切り替えて操作表示部122に表示する。なお、図13、図14を参照して説明したように、繰越情報を元通帳の明細データに保有したまま子通帳明細を作成した場合(図14に示す繰越情報欄におけるフラグ処理)、繰越通帳表示ボタン425、426、427の選択操作が行われると、表示制御部108は、銀行明細DB127と繰越通帳管理DB130に基づいて、選択された繰越通帳に該当する明細データを抽出して表示する。具体的には、例えば「太郎1歳」の繰越通帳表示ボタン425が選択された場合、図4に示す繰越通帳管理データ(繰越通帳管理DB130)を参照し、図14に示す明細データのうち、繰越先が「明細(1)」になっている明細データ(明細番号0001〜0008)を抽出して表示する。
<<4.変形例>>
以上説明した実施形態では、元通帳の表紙画像において繰越通帳の表示ボタン425〜427を含む隠しメニュー画像424が現れる場合について説明したが、本実施形態による繰越通帳の表示指示方法はこれに限定されない。以下、図17〜図18を参照して複数の変形例について説明する。
<4−1.変形例1>
図17は、変形例1によるメニュー画像の他の表示例(メニュー画像46)を示した説明図である。図17に示すように、通帳アプリ起動後に操作表示部122に表示されるメニュー画像46において、通帳1表示ボタン404を選択すると、通帳1を表示させるための表示ボタンと、通帳1から繰り越された繰越通帳を表示させるための表示ボタンとを含むメニュー画像462がポップアップ表示される。繰越通帳を表示させるための表示ボタンは、図17に示すような各繰越通帳の表紙画像のサムネイルであってもよいし、各繰越通帳の名称であってもよい。
これにより、繰越元の通帳画像を表示するステップ(図15のS212)を省略することができる。
<4−2.変形例2>
図18は、変形例2によるメニュー画像の他の表示例(メニュー画像48)を示した説明図である。図18に示すように、通帳アプリ起動後に操作表示部122に表示されるメニュー画像48は、通帳1表示ボタン404と関連付けられた、通帳1から繰り越された繰越通帳を表示させるための繰越通帳表示ボタン408、409、410を含む。
これにより、繰越元の通帳画像を表示するステップ(図15のS212)、および繰越通帳を選択するためのメニュー画像を表示するステップ(図15のS215)を省略することができる。
<<5.まとめ>>
以上説明したように、本実施形態による情報処理装置10は、通帳アプリケーションにおいて取り扱われる一つの口座の取引明細の一部を、元口座の口座情報を引き継ぐ別の口座の情報として繰り越すことが可能である。これにより、一つの口座の明細データが膨大な量になり、1冊の通帳として閲覧する際のページめくり操作の負荷や、目的の日付の取引明細に辿り着くまでに時間を要するといった問題に対して、例えば指定した期間の明細データのみを別の通帳として保管することができるので、より効率的に明細データの管理を行うことができる。
また、繰り越した通帳(子通帳)に、元通帳の口座情報と表紙画像を引き継がせることで、繰越通帳の表紙画像の表示時に、元通帳との関連性を利用者に直感的に把握させることができる。
また、繰り越した通帳に、元通帳の口座情報を引き継がせ、表紙画像には任意に選択した画像を設定することも可能である。
また、繰り越した所定期間の明細データはそのまま「通帳」としてのインターフェースを損なうことなく保管することができるので、利用者の「通帳形式で保存しておいていつでも閲覧できるようにしたい」というニーズに対応することもできる。
また、通帳繰越期間および表紙画像の任意の設定が実現されることで、例えば子供の通帳を1年単位で毎年繰越して子供の当時の写真を表紙として設定することにより、思い出の一冊としての通帳保管が実現する。また、小学校・中学校・高校などの節目で一冊の通帳を繰り越して保管することも可能である。これにより、通帳アプリケーションの利用に対する付加価値を利用者に提供することができる。
また、繰越処理後、元通帳の明細データにおいて、繰り越された明細データが判別できるよう繰越情報を対応付けておくことで、元通帳の明細データを表示する際に繰越済の明細データを非表示にし、膨大なページが表示されることを回避することができる。
なお、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、本実施形態による情報処理装置10は、元通帳の全ての明細データを繰り越す全繰越も可能である。この場合、繰り越した元通帳の明細データは削除し、繰り越した通帳を旧通帳(過去の明細データを含む通帳)、元通帳を新通帳(新たにダウンロードした明細データが保存される通帳)として生成することができる。
また、通常、紙の通帳が一杯になって新通帳に繰り越す際、新通帳の表紙は設定可能であるが、既に生成されている旧通帳の表紙を変更することはできないが、上記新旧の通帳を生成した際には、新通帳(元通帳)/旧通帳(繰越通帳)の表紙画像を設定することが可能である。例えば、旧通帳に新たに表紙画像を設定し、新通帳には元通帳の表紙画像のままとされてもよい。
また、各取引明細行の幅は、利用者が指でタッチできる程度の幅で表示される。
また、本発明の実施形態によれば、CPU、ROM、およびRAMなどのハードウェアを、上述した情報処理装置10の各構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも提供可能である。また、該コンピュータプログラムが記録された記録媒体も提供される。
10 情報処理装置
12 通信網
14 専用網
20 IBサーバ
21 明細DB
30 中継サーバ
100 制御部
102 アプリ認証部
104 明細取得制御部
106 操作認識部
108 表示制御部
110 繰越制御部
120 通信部
122 操作表示部
124 記憶部
125 通帳アプリ認証DB
127 銀行明細DB
128 口座DB
129 表紙DB
130 繰越通帳管理DB
131 繰越明細DB

Claims (18)

  1. 口座情報および明細データを含む通帳情報を記憶する記憶部と、
    通帳繰越指示に応じて、前記口座情報を引き継ぐ子口座情報と、前記明細データのうち指定された一部から形成される子口座明細データとを生成し、生成した前記子口座情報および前記子口座明細データを繰越通帳情報として前記記憶部に記憶するよう制御する繰越制御部と、
    前記子口座明細データを表示部に表示するよう制御する表示制御部と、
    を備え
    前記表示制御部は、前記記憶部に記憶される通帳情報または繰越通帳情報のうち、選択された通帳情報または繰越通帳情報を前記表示部に表示し、
    前記繰越制御部は、画面上の操作により通帳繰り越しの指示が行われた際に、前記指定された明細データの一部を前記明細データから子口座に移動することで前記子口座明細データを生成すると共に表紙画像を付与する、情報処理装置。
  2. 前記繰越通帳情報は、前記通帳情報の表紙画像を引き継ぐ、請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記繰越通帳情報は、指定された画像に前記通帳情報の口座情報から引き継いだ子口座情報を重畳表示した表紙画像を設定する、請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記繰越制御部は、前記通帳情報の明細データのうち、日付により指定された範囲の明細データから形成される子口座明細データを生成する、請求項1〜のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記繰越制御部は、前記通帳情報の明細データにおいて指定された位置を境にして昇順/降順の明細データから形成される子口座明細データを生成する、請求項1〜のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記繰越制御部は、前記通帳情報の明細データのうち、指定された取引内容、取引金額、または備考欄のキーワードに基づいて抽出される一部の明細データから形成される子口座明細データを生成する、請求項1〜のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記表示制御部は、前記通帳情報の表紙画像を表示した際に、前記表紙画像に対する所定の操作に応じて、前記繰越通帳情報を表示するためのボタンを表示する、請求項1〜のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記表示制御部は、前記記憶部に記憶される前記通帳情報または前記繰越通帳情報を選択するための選択画像を表示する、請求項1〜のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 前記選択画像には、前記通帳情報の表紙画像および前記繰越通帳情報の表紙画像が選択可能に表示される、請求項に記載の情報処理装置。
  10. コンピュータを、
    口座情報および明細データを含む通帳情報を記憶する記憶部と、
    通帳繰越指示に応じて、前記口座情報を引き継ぐ子口座情報と、前記明細データのうち指定された一部から形成される子口座明細データとを生成し、生成した前記子口座情報および前記子口座明細データを繰越通帳情報として前記記憶部に記憶するよう制御する繰越制御部と、
    前記子口座明細データを表示部に表示するよう制御する表示制御部と、
    として機能させ
    前記表示制御部は、前記記憶部に記憶される通帳情報または繰越通帳情報のうち、選択された通帳情報または繰越通帳情報を前記表示部に表示し、
    前記繰越制御部は、画面上の操作により通帳繰り越しの指示が行われた際に、前記指定された明細データの一部を前記明細データから子口座に移動することで前記子口座明細データを生成すると共に表紙画像を付与する、プログラム。
  11. 前記繰越通帳情報は、前記通帳情報の表紙画像を引き継ぐ、請求項10に記載のプログラム。
  12. 前記繰越通帳情報は、指定された画像に前記通帳情報の口座情報から引き継いだ子口座情報を重畳表示した表紙画像を設定する、請求項10または11に記載のプログラム。
  13. 前記繰越制御部は、前記通帳情報の明細データのうち、日付により指定された範囲の明細データから形成される子口座明細データを生成する、請求項10〜12のいずれか1項に記載のプログラム。
  14. 前記繰越制御部は、前記通帳情報の明細データにおいて指定された位置を境にして昇順/降順の明細データから形成される子口座明細データを生成する、請求項10〜12のいずれか1項に記載のプログラム。
  15. 前記繰越制御部は、前記通帳情報の明細データのうち、指定された取引内容、取引金額、または備考欄のキーワードに基づいて抽出される一部の明細データから形成される子口座明細データを生成する、請求項10〜14のいずれか1項に記載のプログラム。
  16. 前記表示制御部は、前記通帳情報の表紙画像を表示した際に、前記表紙画像に対する所定の操作に応じて、前記繰越通帳情報を表示するためのボタンを表示する、請求項10〜15のいずれか1項に記載のプログラム。
  17. 前記表示制御部は、前記記憶部に記憶される前記通帳情報または前記繰越通帳情報を選択するための選択画像を表示する、請求項10〜16のいずれか1項に記載のプログラム。
  18. 前記選択画像には、前記通帳情報の表紙画像および前記繰越通帳情報の表紙画像が選択可能に表示される、請求項17に記載のプログラム。
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