JP6306847B2 - バックラッシ診断システム、およびバックラッシ診断方法 - Google Patents

バックラッシ診断システム、およびバックラッシ診断方法 Download PDF

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Description

本発明は、バックラッシを診断するバックラッシ診断システム、および当該バックラッシ診断システムに実行されるバックラッシ診断方法に関する。
工作機械においては、ワークの加工に際し、寸法誤差が発生する場合がある。寸法誤差の要因としては、環境温度の変化や工作機械駆動に伴う熱変位、動力伝達機構のバックラッシ、工具の摩耗などが挙げられる。このため、ワークの寸法誤差の主要因がバックラッシである場合、作業者が、数々の要因の中から、主要因がバックラッシであることを、特定するのは困難である。また、寸法誤差の主要因がバックラッシであることを特定できたとしても、作業者がバックラッシの適切な補正量を設定するのは困難である。
特許文献1には、自動定期検診機能を有する工作機械が開示されている。同文献の工作機械は、原点設定方式用の単一のストッパにスライドを突き当てることにより、機械座標を検出している。また、工作機械は、当該機械座標の基準値と実測値とを比較することにより、ガタを検診している。
特許文献2には、工作機械における計測補正方法が開示されている。同文献の計測補正方法の主軸には、タッチセンサが取り付けられている。タッチセンサは、複数の基準面(基準ブロックの基準面、工作物の基準面)に、同方向(例えば、主軸方向における前進方向および後進方向のうち、前進方向)から、接触可能である。同文献記載の計測補正方法は、複数の接触データを基に、主軸方向の誤差を計測している。
特開2002−132310号公報 特開2001−105279号公報
しかしながら、特許文献1の工作機械により測定されるガタは、ボールねじ機構や減速機構などのバックラッシや、ボールねじ機構のシャフトの熱変位などの総和に相当する。すなわち、当該ガタには、バックラッシのみならず、シャフトの熱変位等、他の要因も含まれている。このため、特許文献1の工作機械の場合、ワークの加工の寸法誤差の要因として、バックラッシを抽出することは困難である。
また、特許文献2の計測補正方法の場合、タッチセンサを、複数の基準面に、同方向から接触させている。このため、複数の基準面のいずれにおいても、タッチセンサが基準面に接触する際、バックラッシは、タッチセンサの進行方向後側に片寄ることになる。したがって、当該計測補正方法により取得される複数の接触データからは、バックラッシを抽出することは困難である。
そこで、本発明は、バックラッシを抽出可能なバックラッシ診断システム、およびバックラッシ診断方法を提供することを目的とする。
(1)上記課題を解決するため、本発明のバックラッシ診断システムは、接触を検出可能な検出部を有するタッチセンサと、該検出部に対して所定の移動方向に移動可能な工具台と、該工具台に取り付けられ、該移動方向に互いに離間して配置される一対の接触部を有する測定用治具と、該検出部の該移動方向両側に一対の該接触部を配置し、該測定用治具を該移動方向に後進させ一方の該接触部に接触させ、該測定用治具を該移動方向に前進させ他方の該接触部に接触させることにより、該移動方向のバックラッシを演算する制御装置と、を備えることを特徴とする。ここで、「バックラッシ」とは、例えば、ボールねじ機構のシャフトとナットとの間や、減速機構の互いに噛合するギア間など、動力伝達機構に存在するガタや遊びをいう。
本発明のバックラッシ診断システムの制御装置は、バックラッシ診断方法を実行する。バックラッシ診断方法は、セット工程と、後進工程と、前進工程と、を有している。セット工程において、制御装置は、一対の接触部の間に、検出部を配置する。
後進工程において、制御装置は、測定用治具つまり一対の接触部を、検出部に対して、後進させる。そして、一方の接触部を、検出部に接触させる。当該接触により、接触部の有するバックラッシが消費される。言い換えると、バックラッシが、一方の方向に片寄せされる。この際の片寄せ量は、一対の接触部の間に検出部を配置した際のバックラッシ量である。すなわち、片寄せ量は、測定用治具の有するバックラッシ量の全量とは限らない。
なお、後進工程においては、検出部に対して、測定用治具を、ごく低速(例えば、1m/min以下)で後退させる方がよい。こうすると、移動方向に沿って振動が出にくい。言い換えると、測定用治具が、検出部に対して、リバウンドしにくい。このため、バックラッシを安定的に片寄せさせることができる。
前進工程において、制御装置は、測定用治具つまり一対の接触部を、検出部に対して、前進させる。そして、他方の接触部を、検出部に接触させる。当該接触により、接触部の有するバックラッシが消費される。言い換えると、バックラッシが、他方の方向に片寄せされる。ここで、前工程の後進工程において、バックラッシは、既に、一方の方向に片寄せ済みである。このため、本工程における片寄せ量は、測定用治具の有するバックラッシ量の全量に相当する。したがって、本発明のバックラッシ診断システムによると、後進工程で取得される接触データおよび前進工程で取得される接触データを基に、自動的に、バックラッシを診断することができる。
また、後進工程で取得される接触データには、熱変位(例えば、測定用治具が取り付けられている部材の熱変位など)が含まれている。また、前進工程で取得される接触データにも、同様に、熱変位が含まれている。しかしながら、一対の接触部間の間隔は、一対の接触部間に検出部を挟むことができ、かつ一対の接触部が検出部に干渉しない程度であり、十分に短い。つまり、バックラッシを測定する上で必要とする前進距離および後進距離は十分に短い。したがって、本発明のバックラッシ診断システムにおいて、刻一刻と変化する動力伝達機構の熱変位が測定に与える影響は軽微であり、ワークの加工の寸法誤差の要因としてのバックラッシを正確に抽出することができる。
(2)上記(1)の構成において、前記移動方向は、互いに交差するZ軸方向およびX軸方向のうち、少なくとも一方である構成とする方がよい。本構成によると、Z軸方向(工作機械の主軸方向)、X軸方向のうち、少なくとも一方のバックラッシを抽出することができる。
(3)上記(2)の構成において、前記移動方向は、前記Z軸方向および前記X軸方向であり、該Z軸方向に互いに離間して配置される一対の前記接触部を一対のZ軸接触部、該X軸方向に互いに離間して配置される一対の前記接触部を一対のX軸接触部として、前記測定用治具は、一対の該Z軸接触部および一対の該X軸接触部が配置される一体物の治具本体を有する構成とする方がよい。
本構成によると、Z軸方向およびX軸方向のバックラッシを抽出することができる。また、一対のZ軸接触部、一対のX軸接触部は、いずれも一体物の治具本体に配置されている。このため、一対のZ軸接触部間の間隔、一対のX軸接触部間の間隔が、経時変化するおそれが小さい。また、一対のZ軸接触部の配置方向(Z軸方向)と、一対のX軸接触部の配置方向(X軸方向)と、の交角が、経時変化するおそれが小さい。また、治具本体は単一の材料製である。このため、治具本体の熱膨張率は一定である。したがって、治具本体の熱変位の影響を受けにくい。
(4)また、上記課題を解決するため、工作機械は、上記(1)ないし(3)のいずれかのバックラッシ診断システムを備えることを特徴とする。の工作機械によると、上記(1)に記載したように、自動的に、バックラッシを診断することができる。また、ワークの加工の寸法誤差の要因として、バックラッシを抽出することができる。
(5)また、上記課題を解決するため、本発明のバックラッシ診断方法は、接触を検出可能な検出部を有するタッチセンサと、該検出部に対して所定の移動方向に移動可能な工具台と、該工具台に取り付けられ、該移動方向に互いに離間して配置される一対の接触部を有する測定用治具と、を備えるバックラッシ診断システムに実行されるバックラッシ診断方法であって、前記検出部の前記移動方向両側に、一対の前記接触部を配置するセット工程と、前記測定用治具を該移動方向に後進させ、一方の該接触部に接触させる後進工程と、該測定用治具を該移動方向に前進させ、他方の該接触部に接触させる前進工程と、を有することを特徴とする。
本発明のバックラッシ診断方法によると、上記(1)に記載したように、自動的に、バックラッシを診断することができる。また、ワークの加工の寸法誤差の要因として、バックラッシを抽出することができる。
本発明によると、バックラッシを抽出可能なバックラッシ診断システム、およびバックラッシ診断方法を提供することができる。
本発明のバックラッシ診断システムを備える工作機械の一実施形態であるCNC旋盤の上面図である。 図1のII−II方向断面図である。 図1の枠III内の拡大図である。 同CNC旋盤のブロック図である。 本発明バックラッシ診断方法の一実施形態であるバックラッシ診断方法のフローチャートである。 (a)〜(e)は、測定用治具の動作模式図である。 (a)〜(f)は、バックラッシ診断方法における表示装置の画面の模式図である。
以下、本発明のバックラッシ診断システム、およびバックラッシ診断方法の実施の形態について説明する。
<CNC旋盤の構成>
まず、本実施形態のCNC(Computer Numerical Control)旋盤の構成について説明する。なお、以下の説明は、バックラッシ診断システムの鋼製の説明を兼ねる。以下の図において、Z軸方向は、左右方向(主軸方向)に対応している。X軸方向は、後上−前下方向に対応している。Z軸方向とX軸方向とは、互いに直交している。
図1に、本実施形態のCNC旋盤の上面図を示す。図2に、図1のII−II方向断面図を示す。図3に、図1の枠III内の拡大図を示す。図4に、同CNC旋盤のブロック図を示す。なお、図1においては、壁部3を断面で示す。
図1〜図4に示すように、CNC旋盤1は、制御装置2と、壁部3と、工具台4と、タッチセンサ部5と、主軸台6と、ベッド7と、表示装置8と、測定用治具9と、を備えている。CNC旋盤1は、「工作機械」の概念に含まれる。これらの構成要素のうち、制御装置2、工具台4、タッチセンサ部5、表示装置8、測定用治具9は、バックラッシ診断システム10を構成している。
壁部3は、全体カバー30と、仕切壁31と、を備えている。全体カバー30は、CNC旋盤1の外殻を構成している。仕切壁31は、後述する主軸台6の主軸台本体60と主軸61とを仕切っている。すなわち、全体カバー30と仕切壁31とにより、ワークWに加工を施す加工室Bが区画されている。
タッチセンサ部5は、ブラケット50と、アーム51と、タッチセンサ52と、を備えている。ブラケット50は、仕切壁31の右面(加工室B側の面)に配置されている。アーム51は、L字状を呈している。アーム51は、ブラケット50に対して、縦方向に揺動可能である。タッチセンサ52は、アーム51のL字先端に配置されている。タッチセンサ52は、正方形状の検出部520を備えている。図3に示すように、アーム51を揺動させることにより、タッチセンサ52の位置は、収容位置(一点鎖線)と、測定位置と、の間で切り換えることができる。収容位置においては、図3に示すように、タッチセンサ52は、仕切壁31に近接した位置で、ホルダ(図略)に収容されている。一方、測定位置においては、図2に示すように、タッチセンサ52の検出部520は、後述する測定用治具9と、X軸方向に、一列に並ぶことができる。また、検出部520の四辺のうち、二辺はZ軸方向に、残りの二辺はX軸方向に、各々延在している。表示装置8は、全体カバー30の外面(前面)に配置されている。表示装置8は、画面(タッチパネル)80と、入力ボタン85と、を備えている。
ベッド7は、工場の床面に配置されている。ベッド7の上面後方には、傾斜部70が配置されている。傾斜部70は、後方から前方に向かって下降する、スロープ状を呈している。主軸台6は、ベッド7の上面左側に配置されている。主軸台6は、主軸台本体60と、主軸61と、チャック62と、を備えている。主軸61は、主軸台本体60の右面から右側に突設されている。主軸61は、Z軸方向に延在している。主軸61は、自身の軸周りに回転可能である。チャック62は、主軸61の右端に配置されている。図3に一点鎖線で示すように、チャック62には、ワークWが着脱可能である。
工具台4は、工具台本体40と、タレット41と、X軸スライド42と、X軸下スライド43と、Z軸スライド44と、Z軸下スライド45と、を備えている。Z軸下スライド45は、傾斜部70に配置されている。Z軸スライド44は、Z軸下スライド45に対して、Z軸方向に移動可能である。X軸下スライド43は、Z軸スライド44の上面に配置されている。X軸スライド42は、X軸下スライド43に対して、X軸方向に移動可能である。工具台本体40は、X軸スライド42に固定されている。タレット41は、工具台本体40の左側(主軸台6側)に配置されている。タレット41は、10角形状を呈している。タレット41には、工具Tを、合計10個取り付けることができる。タレット41は、工具台本体40により、36°ずつ回転可能である。
測定用治具9は、工具Tと同様に、タレット41の所望の位置に取付可能である。図3に示すように、測定用治具9は、治具本体90を備えている。治具本体90は、鋼製の一体物であって、L字状を呈している。治具本体90には、Z軸方向に対向する一対のZ軸接触部91a、91bと、X軸方向に対向する一対のX軸接触部92a、92bと、が配置されている。
一対のZ軸接触部91a、91b間には、タッチセンサ52の検出部520が相対的にZ軸方向に移動可能な、スペースが区画されている。同様に、一対のX軸接触部92a、92b間には、タッチセンサ52の検出部520が相対的にX軸方向に移動可能な、スペースが区画されている。
制御装置2は、記憶部20と、演算部21と、入出力インターフェイス22と、を備えている。制御装置2は、画面80と、入力ボタン85と、タッチセンサ52と、X軸モータ45Xと、Z軸モータ45Zと、角度割出モータ45θと、に電気的に接続されている。
Z軸モータ45Zは、動力伝達機構(ボールねじ機構(図略)など)を介して、Z軸下スライド45に対して、Z軸スライド44つまり測定用治具9を、Z軸方向に駆動可能である。Z軸モータ45Zと測定用治具9との間(例えば、ボールねじ機構のシャフトとナットとの間など)には、Z軸方向のバックラッシ(ガタ、遊び)が存在する。このため、Z軸モータ45Zを始動しても、直ちに測定用治具9は動かない場合がある。すなわち、Z軸モータ45Z始動後、バックラッシを消費してから、測定用治具9はZ軸方向に移動する場合がある。
X軸モータ45Xは、動力伝達機構(ボールねじ機構(図略)など)を介して、X軸下スライド43に対して、X軸スライド42つまり測定用治具9を、X軸方向に駆動可能である。Z軸モータ45Zと測定用治具9との間と同様に、X軸モータ45Xと測定用治具9との間には、X軸方向のバックラッシが存在する。角度割出モータ45θは、タレット41を、36°ずつ回転駆動可能である。
<バックラッシ診断方法>
次に、本実施形態のバックラッシ診断方法について説明する。図5に、本実施形態のバックラッシ診断方法のフローチャートを示す。図5に示すように、本実施形態のバックラッシ診断方法は、初期測定工程(S1(ステップ1。以下同様))と、診断工程(S2〜S11)と、を備えている。
[測定用治具の動作]
まず、初期測定工程および診断工程に共通する、測定用治具の動作について説明する。図6(a)〜(e)に、測定用治具の動作模式図を示す。なお、図6(a)〜(e)に示すのは、Z軸方向のバックラッシを測定する場合である。X軸方向のバックラッシを測定する場合も、測定方向がZ軸方向からX軸方向に切り替わる点を除けば、図6(a)〜(e)と同様である。
図6(a)〜(e)においては、測定用治具9の後進(右進)端位置をPa、測定用治具9の前進(左進)端位置をPb、Z軸モータ45Zと測定用治具9との間に介在する動力伝達機構11のZ軸方向のバックラッシ量(図では、溝として表現している)をΔLで示す。また、移動中の部材にハッチングを施す。
初期測定工程においては、Z軸方向およびX軸方向について、各々、後述するセット工程と、後進工程と、前進工程と、を実行する。同様に、診断工程においては、Z軸方向およびX軸方向について、各々、後述するセット工程と、後進工程と、前進工程と、を実行する。
セット工程においては、図6(a)に示すように、検出部520のZ軸方向両側に一対のZ軸接触部91a、91bが配置されるように、図4に示す制御装置2が、X軸モータ45X、Z軸モータ45Z、角度割出モータ45θを、適宜駆動する。
後進工程においては、図6(b)に示すように、図4に示す制御装置2がZ軸モータ45Zを駆動する。まず、Z軸モータ45Zは、動力伝達機構11にバックラッシが残留している場合は、当該バックラッシを消費する。この間、測定用治具9は移動しない。バックラッシは、動力伝達機構11の右側に片寄せされる。バックラッシが消費されると、Z軸モータ45Zの駆動力が測定用治具9に伝達される。このため、図6(c)に示すように、測定用治具9が後進する。左側のZ軸接触部91aは、検出部520の左面に、接触する。当該接触位置が後進端位置Paである。
前進工程においては、図6(d)に示すように、図4に示す制御装置2がZ軸モータ45Zを駆動する。まず、Z軸モータ45Zは、動力伝達機構11のバックラッシ量ΔLを消費する。この間、測定用治具9は移動しない。バックラッシは、動力伝達機構11の左側に片寄せされる。バックラッシが消費されると、Z軸モータ45Zの駆動力が測定用治具9に伝達される。このため、図6(e)に示すように、測定用治具9が前進する。右側のZ軸接触部91bは、検出部520の右面に、接触する。当該接触位置が前進端位置Pbである。
ここで、一対のZ軸接触部91a、91b間のZ軸方向の間隔(設計値)と、検出部520のZ軸方向全長(設計値)と、の差分つまり測定用治具9の移動距離をA、動力伝達機構11のZ軸方向の熱変位量をΔH、熱変位がない場合(添字(0)で表現)の後進端位置をPa(0)、熱変位がない場合の前進端位置をPb(0)とすると、後進端位置Paは、以下の式(1)から算出される。
Pa=Pa(0)+ΔH ・・・式(1)
また、前進端位置Pbは、以下の式(2)から算出される。
Pb=Pb(0)+ΔL+ΔH ・・・式(2)
よって、前進端位置Pbと後進端位置Paとの差分ΔPは、以下の式(3)から算出される。
ΔP=Pb−Pa=Pb(0)+ΔL−Pa(0) ・・・式(3)
ここで、式(3)中、Pb(0)−Pa(0)は移動距離Aに相当する。
よって、差分ΔPは、以下の式(4)から算出される。
ΔP=A+ΔL ・・・式(4)
差分ΔPには、熱変位量ΔHが含まれてない。このように、一対のZ軸接触部91a、91bに対して、検出部520を、後進接触および前進接触させることにより、データから熱変位量ΔHの影響を除外することができる。言い換えると、バックラッシ量ΔLを抽出することができる。
[バックラッシ診断方法における処理の流れ]
次に、バックラッシ診断方法における処理の流れについて説明する。図7(a)〜(f)に、バックラッシ診断方法における表示装置の画面の模式図を示す。前述したように、バックラッシ診断方法は、初期測定工程と、診断工程と、を備えている。
(初期測定工程(図5のS1))
初期測定工程は、図2に示すタレット41に工具T、測定用治具9をセットした直後に、実行される。本工程においては、図4に示す制御装置2が、まず、上記セット工程と、後進工程と、前進工程と、を実行する。
次に、制御装置2は、前述の式(1)〜式(4)から、初期測定工程(添字(1)で表現)における前進端位置Pb(1)と後進端位置Pa(1)との差分ΔP(1)を、算出する。初期測定工程時の、Z軸モータ45Zと測定用治具9との間に介在する動力伝達機構11のZ軸方向のバックラッシ量をΔL(1)とすると、差分ΔP(1)は、以下の式(5)から算出される。
ΔP(1)=A+ΔL(1) ・・・式(5)
(診断工程(図5のS2〜S11))
診断工程は、CNC旋盤1の運転開始後、所定期間おきに実行される。すなわち、バックラッシ量は経時変化する。このため、本工程は、所定期間おきに、定期的に実行される。なお、本工程は、CNC旋盤1の運転開始後、作業者の任意の時期に実行される場合もある。
まず、作業者は、図4に示す入力ボタン85を介して、図7(a)に示す画面80aの表示欄810に、バックラッシの自動診断時期を入力する(図5のS2)。また、作業者は、図4に示す入力ボタン85を介して、図7(a)に示す画面80aの表示欄811に、自動診断をキャンセルする場合の、バックラッシの診断時期を入力する。
自動診断時期が到来すると、図4に示す制御装置2は、図7(b)に示す画面80bに、自動診断時期が到来した旨を表示する(図5のS3)。自動診断を実行しない場合、作業者は、NOボタン813にタッチする。この場合、制御装置2は、画面80bに注意勧告メッセージを表示する(図5のS9)。その後、図7(a)の表示欄811に入力した診断時期が到来したら、図4に示す制御装置2は、図7(b)に示す画面80bに、診断時期が到来した旨を表示する(図5のS3)。
一方、自動診断を実行する場合、作業者は、図7(b)に示す画面80bのYESボタン812にタッチする。制御装置2は、診断プログラムを実行する(図5のS4)。なお、作業者は、図7(a)に示す画面80aの手動スタートボタン814にタッチすることにより(図5のS10)、所望のタイミングで、診断プログラムを実行することができる(図5のS4)。
診断プログラムにおいては、制御装置2は、まず、前記セット工程と、後進工程と、前進工程と、を実行する。次に、制御装置2は、前述の式(1)〜式(4)から、診断工程(添字(2)で表現)における前進端位置Pb(2)と後進端位置Pa(2)との差分ΔP(2)を、算出する。診断工程時の、Z軸モータ45Zと測定用治具9との間に介在する動力伝達機構11のZ軸方向のバックラッシ量をΔL(2)とすると、差分ΔP(2)は、以下の式(6)から算出される。
ΔP(2)=A+ΔL(2) ・・・式(6)
続いて、制御装置2は、初期測定工程から診断工程までのZ軸方向のバックラッシ量の変化量ΔL(1→2)を、以下の式(7)から算出する。
ΔL(1→2)=ΔL(2)−ΔL(1)=ΔP(2)−ΔP(1) ・・・式(7)
それから、図4に示す制御装置2は、図7(c)に示す画面80cに、X軸方向のバックラッシ量の変化量、Z軸方向のバックラッシ量の変化量を表示する。ここで、記憶部20には、バックラッシ量の変化量ΔL(1→2)の補正しきい値Lthが格納されている。
制御装置2は、バックラッシ量の変化量ΔL(1→2)と、補正しきい値Lthと、を比較する。比較の結果、ΔL(1→2)≦Lthの場合(正常の場合)、制御装置2は、図7(d)に示す画面80dに、「良好です。」というメッセージ(補正が不要である旨のメッセージ)を表示する(図5のS5)。この場合は、制御装置2は、バックラッシ量の補正を行わない。再度、図7(a)の表示欄810に入力した自動診断時期が到来したら(図5のS2)、制御装置2は、図7(b)に示す画面80bに、診断時期が到来した旨を表示する(図5のS3)。
一方、比較の結果、Lth<ΔL(1→2)の場合(異常の場合)、制御装置2は、図7(d)に示す画面80dに、バックラッシ量の変化量ΔL(1→2)と補正しきい値Lthとの差分を表示する。具体的には、制御装置2は、図7(d)に示す画面80dに、「10μmNGです。」というメッセージ(補正が必要である旨のメッセージ)を表示する。この場合は、制御装置2は、図7(e)に示す画面80eに、補正量10μmを有効にするか否かのメッセージ(補正の実行、禁止に関するメッセージ)を表示する(図5のS6)。
補正を実行しない場合、作業者は、図7(e)に示す画面80eのNOボタン816にタッチする。この場合、制御装置2は、バックラッシ量ΔL(2)を、補正しない。その後、図7(a)の表示欄811に入力した診断時期が到来したら、制御装置2は、図7(b)に示す画面80bに、診断時期が到来した旨を表示する(図5のS3)。なお、補正を実行しない場合としては、例えば、画面80dに表示された補正量が、作業者の常識的な見地から、過大である場合などが挙げられる。
一方、補正を実行する場合、作業者は、図7(e)に示す画面80eのYESボタン815にタッチする。この場合、制御装置2は、バックラッシ量ΔL(2)を補正量10μmだけ、補正する。具体的には、制御装置2は、測定用治具9の機械座標を、Z軸方向に10μmだけずらして設定する。
補正後、制御装置2は、補正の適否を最終確認するために、再び診断プログラムを実行する(図5のS7)。制御装置2は、図7(c)、図7(d)同様に、診断結果を画面に表示する(図5のS8)。診断結果が異常な場合は、再び診断プログラムを実行する(図5のS4)。一方、診断結果が正常な場合は、制御装置2は、診断履歴を記憶部20に格納する(図5のS11)。なお、診断履歴は、画面に表示することもできる。そして、再度、図7(a)の表示欄810に入力した自動診断時期が到来したら(図5のS2)、制御装置2は、図7(b)に示す画面80bに、診断時期が到来した旨を表示する(図5のS3)。このように、診断工程は、CNC旋盤1の運転開始後、所定期間おきに、繰り返し実行される。
<作用効果>
次に、本実施形態のバックラッシ診断システム、CNC旋盤、バックラッシ診断方法の作用効果について説明する。図6(a)〜(e)、式(1)〜式(4)に示すように、本実施形態のバックラッシ診断システム10、バックラッシ診断方法によると、後進工程で取得される接触データおよび前進工程で取得される接触データを基に、自動的に、バックラッシを診断することができる。
また、後進工程で取得される接触データには、熱変位(例えば、測定用治具が取り付けられている部材の熱変位など)が含まれている。また、前進工程で取得される接触データにも、同様に、熱変位が含まれている。しかしながら、図3に示す測定用治具9の一対の接触部間の間隔(一対のZ軸接触部91a、91b間の間隔、および一対のX軸接触部92a、92b間の間隔)は、一対の接触部間に検出部520を挟むことができ、かつ一対の接触部が検出部520に干渉しない程度であり、十分に短い。つまり、バックラッシを測定する上で必要とする前進距離および後進距離は十分に短い。したがって、本実施形態のバックラッシ診断システム、CNC旋盤、バックラッシ診断方法において、刻一刻と変化する動力伝達機構11の熱変位が測定に与える影響は軽微であり、ワークWの加工の寸法誤差の要因としてのバックラッシを正確に抽出することができる。
また、本実施形態のバックラッシ診断システム10、バックラッシ診断方法によると、図1、図2に示すように、Z軸方向(主軸方向)およびX軸方向(ワークWの径方向)のバックラッシを抽出することができる。
また、本実施形態のバックラッシ診断システム10、バックラッシ診断方法によると、図3に示すように、一対のZ軸接触部91a、91b、一対のX軸接触部92a、92bは、いずれも一体物の治具本体90に配置されている。このため、一対のZ軸接触部91a、91b間の間隔、一対のX軸接触部92a、92b間の間隔が、経時変化するおそれが小さい。また、一対のZ軸接触部91a、91bの配置方向(Z軸方向)と、一対のX軸接触部92a、92bの配置方向(X軸方向)と、の交角(図3の場合は90°)が、経時変化するおそれが小さい。また、治具本体90は単一の材料製である。このため、治具本体90の熱膨張率は一定である。したがって、治具本体90の熱変位の影響を受けにくい。
また、本実施形態のバックラッシ診断システム10、バックラッシ診断方法によると、図2に示すように、測定用治具9および工具Tの振り回し径Rは、Z軸スライド44およびX軸スライド42の往復動範囲内において、測定用治具9および工具Tが、隣接部材(例えば、壁部3、主軸台6、ベッド7、図3に示す収容位置のタッチセンサ52)に干渉しないように、設定されている。言い換えると、図3に示す測定用治具9の一対のZ軸接触部91a、91b間の間隔、および一対のX軸接触部92a、92b間の間隔は、測定用治具9が隣接部材に干渉しない距離に設定されている。つまりは、測定用治具9の大きさは、当該CNC旋盤1のツーリングスペックで予め定められた工具台4の任意の割出ステーション(図2に示すタレット41の外周に設定される割出位置)に取付可能とされる工具Tの大きさ以下である。このため、工具TがワークWに加工を施す際、測定用治具9は、隣接部材やワークWに干渉しない。また、測定用治具9が用いられる際(後述するバックラッシ診断方法が実行される際)、工具Tは、隣接部材や測定位置のタッチセンサ52に干渉しない。
<その他>
以上、本発明のバックラッシ診断システム、およびバックラッシ診断方法の実施の形態について説明した。しかしながら、実施の形態は上記形態に特に限定されるものではない。当業者が行いうる種々の変形的形態、改良的形態で実施することも可能である。
例えば、図3に示す測定用治具9の一対のZ軸接触部91a、91b間の間隔、および一対のX軸接触部92a、92b間の間隔は、特に限定しない。一対のZ軸接触部91a、91b間の間隔の最小値は、検出部520のZ軸方向全長を超過した値であればよい。また、一対のZ軸接触部91a、91b間の間隔の最大値は、Z軸スライド44およびX軸スライド42の往復動範囲内において、測定用治具9が、隣接部材に干渉しない値であればよい。同様に、一対のX軸接触部92a、92b間の間隔の最小値は、検出部520のX軸方向全長を超過した値であればよい。また、一対のX軸接触部92a、92b間の間隔の最大値は、Z軸スライド44およびX軸スライド42の往復動範囲内において、測定用治具9が、隣接部材に干渉しない値であればよい。
バックラッシの診断方向、言い換えると一対の接触部(Z軸接触部91a、91b、X軸接触部92a、92b)の並ぶ方向は、特に限定しない。Z軸方向のみ、またはX軸方向のみであってもよい。勿論、Z軸方向、X軸方向以外の方向であってもよい。
図7(e)においては、画面80eに、補正量10μmを有効にするか否かのメッセージ(補正の実行、禁止に関するメッセージ)を表示した(図5のS6)。すなわち、作業者が、補正の実行、禁止を判断した。しかしながら、図4に示す制御装置2が、補正の実行、禁止を判断してもよい。例えば、記憶部20に、補正実行しきい値Lth2(>補正しきい値Lth)を格納しておき、Lth<ΔL(1→2)<Lth2の場合に限って、制御装置2が、自動的に補正を実行してもよい。また、Lth2≦ΔL(1→2)の場合、補正量が異常である旨のメッセージを画面に表示してもよい。
図7(e)においては、補正量を10μmとした。すなわち、補正前のバックラッシ量ΔL(2)(=バックラッシ量ΔL(1)+補正しきい値Lth+10)を、バックラッシ量ΔL(2)(=バックラッシ量ΔL(1)+補正しきい値Lth)に、補正した。しかしながら、補正前のバックラッシ量ΔL(2)(=バックラッシ量ΔL(1)+補正しきい値Lth+10)を、バックラッシ量ΔL(2)(=バックラッシ量ΔL(1))に、補正してもよい。
工具Tの種類は特に限定しない。バイト、フライス、ドリル、リーマ、センタードリル、エンドミル、タップなどであってもよい。工作機械の種類は特に限定しない。横型旋盤、正面旋盤、立型旋盤、フライス盤、ボール盤、ミーリングセルなどであってもよい。
1:CNC旋盤(工作機械)。
2:制御装置、20:記憶部、21:演算部、22:入出力インターフェイス。
3:壁部、30:全体カバー、31:仕切壁。
4:工具台、40:工具台本体、41:タレット、42:X軸スライド、43:X軸下スライド、44:Z軸スライド、45:Z軸下スライド、45θ:角度割出モータ、45X:X軸モータ、45Z:Z軸モータ。
5:タッチセンサ部、50:ブラケット、51:アーム、52:タッチセンサ、520:検出部。
6:主軸台、60:主軸台本体、61:主軸、62:チャック。
7:ベッド、70:傾斜部。
8:表示装置、80:画面、80a〜80e:画面、810:表示欄、811:表示欄、812:YESボタン、813:NOボタン、814:手動スタートボタン、815:YESボタン、816:NOボタン、85:入力ボタン。
9:測定用治具、90:治具本体、91a:Z軸接触部、91b:Z軸接触部、92a:X軸接触部、92b:X軸接触部。
10:バックラッシ診断システム、11:動力伝達機構。
A:移動距離、B:加工室、ΔL:バックラッシ量、Pa:後進端位置、Pb:前進端位置、R:振り回し径、T:工具、W:ワーク。

Claims (5)

  1. 接触を検出可能な検出部を有するタッチセンサと、
    該検出部に対して所定の移動方向に移動可能な工具台と、
    該工具台を駆動するモータと、
    該工具台に取り付けられ、該移動方向に互いに離間して配置される一対の接触部を有する測定用治具と、
    該検出部が一対の該接触部に接触しないように、該検出部の該移動方向両側に一対の該接触部を配置した後、該モータで該測定用治具を該移動方向に後進させて、一方の該接触部に接触させ、該接触部の機械座標である後進端位置を取得し、該モータで該測定用治具を該移動方向に前進させて、他方の該接触部に接触させ、該接触部の機械座標である前進端位置を取得することにより、取得した該後進端位置および該前進端位置から該移動方向のバックラッシを演算する制御装置と、
    を備える工作機械のバックラッシ診断システム。
  2. 前記移動方向は、互いに交差するZ軸方向およびX軸方向のうち、少なくとも一方である請求項1に記載のバックラッシ診断システム。
  3. 前記移動方向は、前記Z軸方向および前記X軸方向であり、
    該Z軸方向に互いに離間して配置される一対の前記接触部を一対のZ軸接触部、該X軸方向に互いに離間して配置される一対の前記接触部を一対のX軸接触部として、
    前記測定用治具は、一対の該Z軸接触部および一対の該X軸接触部が配置される一体物の治具本体を有する請求項2に記載のバックラッシ診断システム。
  4. 前記測定用治具は、隣接部材に干渉しないように前記工具台に取り付けられている請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のバックラッシ診断システム。
  5. 接触を検出可能な検出部を有するタッチセンサと、
    該検出部に対して所定の移動方向に移動可能な工具台と、
    該工具台を駆動するモータと、
    該工具台に取り付けられ、該移動方向に互いに離間して配置される一対の接触部を有する測定用治具と、
    を備える工作機械のバックラッシ診断システムに実行されるバックラッシ診断方法であって、
    該検出部が一対の該接触部に接触しないように、前記検出部の前記移動方向両側に、一対の前記接触部を配置するセット工程と、
    該モータで前記測定用治具を該移動方向に後進させ、一方の該接触部に接触させ、該接触部の機械座標である後進端位置を取得する後進工程と、
    該モータで該測定用治具を該移動方向に前進させ、他方の該接触部に接触させ、該接触部の機械座標である前進端位置を取得する前進工程と、
    を有し、
    取得した該後進端位置および該前進端位置から該移動方向のバックラッシを抽出し診断することを特徴とするバックラッシ診断方法。
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