JP6301096B2 - 医用画像診断装置 - Google Patents

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本発明の実施形態は、医用画像診断装置に関する。
X線CT(Computed Tomography)装置、X線診断装置、超音波診断装置、及びMRI(Magnetic Resonance Imaging)装置等の医用画像診断装置は、被検体についての多くの情報を画像等により提供するものであり、疾病の診断、治療、及び手術計画等の医療行為において、重要な役割を果たしている。医用画像診断装置を用いた医療行為において、造影剤を用いた撮影がある。造影剤を用いた撮影では、例えば、X線CT装置やX線診断装置であれば、造影剤インジェクター等を介して、造影剤を被検体に注入しながら、所定のタイミングでX線撮影を実施する。こうして撮影されたX線画像では、造影剤による陰影により、血管等を抽出することができる。さて、造影剤を使用した撮影において、撮影する部位、撮影方法、及び被検体の検査目的等の撮影プログラムにより、造影剤の濃度、注入量、注入スピード等の造影条件が異なる。特開2010−279789では、医用画像診断装置にて、ユーザ等により撮影プログラムが選択されると、各撮影プログラムに登録された造影条件が自動的に造影剤インジェクター30に転送される機能が実現されている。
一方で、造影条件は、患者情報、例えば、患者の年齢、体重、性別、妊娠の有無等によっても変わることがある。この場合、ユーザは、撮影プログラムに応じて自動的に設定された造影条件の調整を、患者毎に必要かを判断し、必要な場合は手動で調整する必要がある。そのため、ユーザによる造影条件の設定に時間を要していた。
特開2010−279789号公報
目的は、造影剤インジェクターを使用した撮影において、造影条件の設定の効率を向上することのできる医用画像診断装置を提供することある。
本実施形態による医用画像診断装置は、複数の撮影プログラムのデータを、それぞれ標準造影条件のデータと少なくとも体重または腎機能値に応じた複数の造影条件のデータとが設定された造影条件テーブルとともに記憶する記憶部と、前記複数の撮影プログラムから、ユーザ指示に従って、検査対象の患者の撮影プログラムを設定する条件設定部と、前記検査対象の患者の患者情報に含まれる少なくとも体重または腎機能値に基づいて、前記設定された撮影プログラムに対応する標準造影条件の使用可否を判定する判定部と、前記判定部による判定結果を表示する表示部と、前記設定された撮影プログラムに対応する標準造影条件の使用が否と判定された時に、前記検査対象の患者の患者情報に含まれる少なくとも体重または腎機能値に基づいて、造影剤インジェクターに送信する送信造影条件を、前記標準造影条件から前記複数の造影条件内の他の造影条件に修正する修正部と、を具備する。前記造影条件テーブルは、少なくとも体重の範囲毎または腎機能値の範囲毎に、造影剤注入スピード、造影剤注入時間、造影剤注入総量及び造影剤濃度が、前記標準造影条件のデータ及び前記複数の造影条件のデータとして設定されている。
図1は、第1実施形態に係る医用画像診断装置を含む診断システムの構成の一例を示すブロック図である。 図2は、第1実施形態に係る医用画像診断装置を用いた送信造影条件の設定に関わる動作を説明するためのフローチャート図である。 図3は、第1実施形態の第1変形例に係る医用画像診断装置の記憶部に記憶されている造影条件表の一例を示す図である。 図4は、第1実施形態の第1変形例に係る医用画像診断装置を用いた送信造影条件の設定に関わる動作を説明するためのフローチャート図である。 図5は、第1実施形態の第2変形例に係る医用画像診断装置の記憶部に記憶されている補正式の一例を示す図である。 図6は、第2実施形態に係る医用画像診断装置を含む診断システムの構成の一例を示すブロック図である。 図7は、第2実施形態に係る医用画像診断装置を用いた送信造影条件の設定に関わる動作を説明するためのフローチャート図である。
以下、図面を参照しながら第1及び第2実施形態に係る医用画像診断装置を説明する。第1及び第2実施形態では、説明を簡単にするために、医用画像診断装置として、X線CT(Computed Tomography)装置を例に説明する。また、具体的に実施形態を説明するために、第1及び第2実施形態に係る医用画像診断装置1は、造影剤インジェクターと接続されているものとする。なお、以下の説明において、略同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る医用画像診断装置1を含む診断システムの構成の一例を示すブロック図である。図1に示すように、診断システムは、医用画像診断装置と造影剤インジェクター30とを有する。
第1実施形態に係る医用画像診断装置1(以下、第1医用画像診断装置1と呼ぶ)は、CTガントリ10、高電圧発生部11、送受信部12、前処理部13、再構成部14、記憶部15、表示部16、入力部17、判定部18、修正部19、条件設定部20、撮影制御部21、及びシステム制御部22を有する。
第1医用画像診断装置1は、LAN(Local Area Network)や公衆電子通信回線等のネットワークを介して、造影剤インジェクター30、HIS(Hospital Information System:病院情報システム)、RIS(Radiology Information System:放射線科情報システム)及びPACS(Picture Archiving and Communication System:医療画像情報システム)等の外部装置に接続される。第1医用画像診断装置1は、ネットワークを介して外部装置に接続するための送受信部12を有する。送受信部12は、例えば、外部装置等と有線ケーブル等で接続されるためのコネクタ部(図示せず)及び外部装置からの無線信号を受信するための無線信号受信部(図示せず)等を有する。第1医用画像診断装置1は、後述のシステム制御部22の制御に従って、外部装置と送受信部12を介したデータの送受を行う。例えば、送受信部12は、システム制御部22の制御下において、後述の条件設定部20により設定された送信造影条件のデータを造影剤インジェクター30に対して送信する。造影剤インジェクター30は、送信造影条件に従って、検査対象の患者の造影を実行する。また、送受信部12は、システム制御部22の制御に従って、HIS、RIS、及びPACS等に対して、患者情報の取得要求に関する信号を送信する。そして、第1医用画像診断装置1は、HIS、RIS、及びPACS等から、送受信部12を介して患者情報のデータを受信する。
CTガントリ10は、寝台101、天板102、回転支持機構103、X線管104、X線検出部105、スリップリング106、X線絞り器108、データ収集部109、及び非接触データ伝送部110を有する。
寝台101は、検査対象の患者が載置される天板102を移動可能に支持する。後述の撮影制御部21の制御に従って、寝台駆動部(図示しない)が駆動されることにより、検査対象の患者は、天板102のZ軸方向への移動と共に、診断用開口(図示しない)内に移動される。
CTガントリ10には、回転支持機構103が収容される。回転支持機構103は、回転リングと、回転リングを、回転軸Zを中心として回転自在に支持するリング支持機構とを有する。回転リングには、X線管104、X線検出部105、及び高電圧発生部11が搭載される。回転リングは、後述の撮影制御部21の制御に従って、回転駆動部(図示しない)が駆動されることにより、回転軸Zを中心として回転される。
X線管104は、高電圧発生部11からスリップリング106を経由して、管電圧の印加及び管電流の供給を受けて、焦点からX線を放射する。高電圧発生部11は、後述の撮影制御部21による制御に従って、X線管104の電極間に管電圧を印加するための高電圧と、X線管104に供給するための管電流とを発生する。X線管104のX線放射窓にはX線絞り器108が取り付けられる。
X線絞り器108は、被検体への不要な被ばくを低減するための複数の絞り羽根を有する。複数の絞り羽根は、後述の撮影制御部21の制御に従って、移動されことにより、回転軸Zに直交するXY面内でのX線の拡がり角(ファン角)とともに、回転軸Z方向のX線の拡がり角(コーン角)を有するコーンビーム形のX線を成形する。
X線検出部105は、回転軸Zを挟んでX線管104に対峙する位置及び角度で取り付けられる。X線検出部105は、複数のX線検出素子を有している。複数のX線検出素子は、被検体を透過したX線を検出し、X線の強度に応じた電流信号をデータ収集部109に出力する。
データ収集部109は、X線検出部105の各チャンネルにより電流信号をディジタルデータに変換する。そのために、データ収集部109は、例えば、電流信号を電圧信号に変換するためのI−V変換器と、この電圧信号をX線の放射周期に同期して周期的に積分する積分器と、この積分器の出力信号を増幅するアンプと、このアンプの出力信号をディジタル信号に変換するアナログ・ディジタル・コンバータとが、チャンネルごとに設けられている。データ収集部109により発生されたディジタルデータは、磁気送受信又は光送受信を用いた非接触データ伝送部110を経由して、前処理部13に伝送される。
前処理部13は、データ収集部109により発生されたディジタルデータに対して、前処理を実行することにより、投影データを発生する。前処理には、例えばチャンネル間の感度不均一補正処理、X線強吸収体、主に金属部による極端な信号強度の低下又は信号脱落を補正する処理等が含まれる。投影データは、チャンネル番号、検出素子列番号、及びデータ収集した時のビューアングルを表すデータに関連付けられて、記憶部15に記憶される。
再構成部14は、投影データに基づいて、所定の断面に関するCT画像データを発生する。再構成処理には、例えば、フェルドカンプ再構成法が適用される。所定の断面とは、例えば、入力部17を介してユーザにより指定された断面等である。CT画像を構成する各画素に割り付けられた画素値は、X線の透過経路上の物質に関するX線減弱係数に応じたCT値を有する。
記憶部15は、半導体記憶素子であるFlash SSD(Solid State Disk)などの半導体記憶装置、HDD(Hard Disk Drive)等である。記憶部15は、複数の撮影プログラムのデータを、それぞれ対応する標準造影条件のデータとともに記憶する。撮影プログラムとは、例えば、撮影目的、患者の撮影部位、撮影方法、及び撮影条件等の撮影に関わる一連のプログラムのセットである。なお、撮影プログラムのデータに、標準造影条件のデータが含まれていてもよい。標準造影条件は、標準的な患者に造影剤を投与する場合における、造影条件である。造影条件には、例えば、造影剤注入スピード、造影剤注入時間、造影剤注入総量、及び造影剤濃度等のパラメータが含まれる。標準的な患者は、例えば、患者の体重で定義される。検査対象の患者の体重が標準体重の範囲に収まっている場合において、その検査対象の患者は、標準的な患者である。また、標準的な患者は、例えば、患者の腎機能値で定義されてもよい。腎機能値とは、例えば、尿の単位量に含まれる蛋白またはアルブミンの量である。検査対象の患者の腎機能値が標準腎機能値の範囲に収まっている場合において、その検査対象の患者は、標準的な患者である。なお、標準的な患者は、患者情報に含まれる他の条件毎、例えば、年齢毎、腎機能値毎、性別毎、及び妊娠の有無毎に、それぞれ定義してもよい。この時、1つの撮影プログラムに対して、患者情報で区別される複数の標準造影条件が対応する。さらに、体重、年齢、腎機能値、性別、及び妊娠の有無等の組み合わせ毎に、標準的な患者を定義してもよい。標準的な患者を定義するための条件及び条件の範囲は、後述の入力部17を介したユーザ指示に従って、適宜変更が可能である。条件の範囲とは、例えば、標準的な患者を定義する体重の範囲及び標準的な患者を定義する腎機能値の範囲等である。
また、記憶部15は、前処理部13により発生された投影データを付帯情報とともに記憶する。付帯情報とは、例えば、撮影角度に関する情報及び撮影位置に関する情報等である。なお、記憶部15は、再構成部14により発生されたCT画像データ等を記憶してもよい。
表示部16は、システム制御部22の制御に従って、種々の設定画面、画像、及び判定結果を表示する。種々の設定画面は、例えば、ユーザが複数の撮影プログラムから検査対象の患者に用いる撮影プログラムを選択するための選択画面、ユーザが造影条件を修正するための修正画面等である。修正画面では、例えば、標準造影条件が予め表示されてもよい。予め標準造影条件が表示されている場合、ユーザは、標準造影条件に基づいて、送信造影条件を修正することができる。画像は、例えば、ユーザ指示に従って再構成部14により発生されたCT画像等である。判定結果は、後述の判定部18から出力に従って、表示される。表示部16は、判定部18から出力された造影可能信号に従って、標準造影条件で造影可能であることを、ユーザに通知するための画像やメッセージ等を表示する。また、表示部16は、判定部18から出力された造影否信号に従って、警告メッセージや警告画像を表示する。警告メッセージや警告画像は、ユーザに造影条件の修正を要求するためのものである。
入力部17は、例えば、マウスやキーボードなどの入力デバイスを有している。なお、入力デバイスには、トラックボール、タッチパネル、及びスイッチ等が用いられてもよい。入力部17は、第1医用画像診断装置1に対して、ユーザによる指示情報を入力するための、インターフェースとして機能する。指示情報とは、例えば、撮影プログラムの選択指示及び造影条件の修正指示等に関する情報である。
判定部18は、システム制御部22の制御に従って、判定処理を実行する。判定処理において、判定部18は、検査対象の患者の患者情報に含まれる少なくとも体重または腎機能値に基づいて、ユーザにより設定された撮影プログラムに対応する標準造影条件の使用可否を判定する。具体的には、判定部18は、検査対象の患者が標準的な患者であるかを判定する。例えば、判定部18は、検査対象の患者の体重が、標準体重の範囲に含まれるかを判定する。判定部18は、検査対象の患者の体重が標準体重の範囲に含まれれば、検査対象の患者が標準的な患者であると判定し、「標準造影条件で造影できる」とする。一方、検査対象の患者の体重が標準体重の範囲外であれば、検査対象の患者は標準的な患者ではないと判定し、「標準造影条件で造影できない」と判定する。なお、上記は患者情報に含まれる体重を例にしたが、患者情報に含まれる他の条件、例えば、腎機能値等であってもよい。なお、「標準造影条件で造影できない」とは、標準造影条件下で撮影が実施された場合に、例えば、造影剤投与量が少ないため等により、明瞭な画像が得られないことや造影剤投与量が過剰なために、患者への副作用発生の危険性が高いこと等の、正常では発生しない事柄が起こることが予想される場合を指す。また、判定処理において、判定部18は患者の体重と、患者情報に含まれる他の条件、例えば、性別、年齢、及び腎機能値等との組み合わせに基づいて、標準造影条件で当該患者を造影できるかを判定してもよい。判定部18は、判定処理の結果、「標準造影条件で造影できる」と判定した場合において、システム制御部22に対して造影可能信号を出力する。システム制御部22は、造影可能信号に従って、表示部16と条件設定部20とを制御する。一方、「標準造影条件で造影できない」と判定した場合において、システム制御部22に対して、造影否信号を出力する。システム制御部22は、造影否信号に従って、表示部16と修正部19とを制御する。
修正部19は、表示部16に表示された修正画面上のユーザ指示に従って、造影条件を修正する。修正後の造影条件のデータは、後述の条件設定部20に対して出力される。
条件設定部20は、撮影プログラム、送信造影条件、及び患者情報を設定する。具体的には、条件設定部20は、入力部17を介したユーザ指示に従って撮影プログラムを設定する。条件設定部20は、判定部18から出力された造影可能信号に従って、標準造影条件を送信造影条件に設定する。また、条件設定部20は、修正部19から出力された修正後の造影条件のデータを、送信造影条件に設定する。条件設定部20は、入力部17を介したユーザ指示に従って患者情報を設定する。なお、条件設定部20は、入力部17を介したユーザ指示に従って、HIS、RIS、及びPACS等から、送受信部12を介して取得した患者情報を設定してもよい。条件設定部20は、設定した送信造影条件のデータを送受信部12に対して出力する。
撮影制御部21は、第1医用画像診断装置1による撮影動作に関わる各部を制御する。具体的には、条件設定部20により設定された撮影条件に応じた制御信号を高電圧発生部11、X線検出部105、寝台駆動部、回転駆動部、及びX線絞り器108に出力する。
システム制御部22は、CPU(Central Processing Unit)とメモリ回路等を有する。システム制御部22は、入力部17を介して、第1医用画像診断装置1に入力された情報を、一時的にメモリ回路に記憶する。システム制御部22は、入力された情報に基づいて第1医用画像診断装置1の各部を統括して制御する。
次に、第1医用画像診断装置1を用いた送信造影条件の設定に関わる動作について説明する。
図2は、第1実施形態に係る医用画像診断装置1を用いた送信造影条件の設定に関わる動作を説明するためのフローチャート図である。
(ステップS11:患者情報を取得)
条件設定部20により、入力部17を介したユーザ指示に従って、患者情報が設定される。なお、患者情報は、HIS、RIS、及びPACS等から取得したデータであってもよい。
(ステップS12:撮影プログラムを設定)
条件設定部20により、入力部17を介したユーザ指示に従って撮影プログラムが設定される。
(ステップS13:標準造影条件を読み出し)
システム制御部22により、記憶部15からステップS12で設定された撮影プログラムに対応する標準造影条件のデータが読み出される。
(ステップS14:判定処理)
判定部18により、患者情報のうち、少なくとも患者の体重または腎機能値に基づいて、ステップS13で記憶部15から読み出された標準造影条件で患者を造影できるかが判定される。「標準造影条件で造影できる」と判定された場合は、ステップS16に処理が移行される。一方、「標準造影条件で造影できない」と判定された場合は、ステップS15に処理が移行される。
(ステップS15:警告メッセージの表示)
表示部16により、警告メッセージとともに、造影条件の修正画面が表示される。表示された修正画面上のユーザ操作により、造影条件が入力される。
(ステップS16:送信造影条件の設定)
ステップS14において、「標準造影条件で造影できる」と判定された場合において、条件設定部20により、標準造影条件が送信造影条件に設定される。一方、ステップS14において、「標準造影条件で造影できない」と判定された場合において、条件設定部20により、修正画面上でユーザにより入力された造影条件が送信造影条件に設定される。
(ステップS17:送信造影条件を送信)
システム制御部22の制御に従って、送受信部12により、ステップS16で条件設定部20により設定された送信造影条件が造影剤インジェクター30に対して送信される。
以上に述べた第1医用画像診断装置1によれば、以下の効果を得ることができる。
第1医用画像診断装置1は、複数の撮影条件のデータと複数の標準造影条件のデータとをそれぞれ関連付けて記憶する。そして、ユーザにより撮影条件が設定されると、対応する標準造影条件が、検査対象の患者に対して使用可能かを自動的に判定することができる。そして、「標準造影条件で造影できる」と判定した場合において、標準造影条件を送信造影条件に設定し、自動的に造影剤インジェクター30に送信する。一方、「標準造影条件で造影できない」と判定した場合において、警告メッセージとともに、造影条件の修正画面を表示することができる。これにより、ユーザは、警告メッセージが表示された時のみ、造影条件を手動で修正するだけでよい。そして、ユーザにより修正された造影条件を送信造影条件に設定し、造影剤インジェクター30に対して送信する。そのため、第1医用画像診断装置1は、造影条件の設定の効率を向上することができる。
(第1変形例)
次に、第1実施形態の第1変形例に係る医用画像診断装置1について、第1実施形態との差異を中心に説明する。
第1実施形態の第1変形例に係る医用画像診断装置1の記憶部15は、複数のプログラムのデータを、それぞれ標準造影条件のデータと患者情報に含まれる少なくとも体重または腎機能値に応じた複数の造影条件のデータとともに記憶する。
図3は、第1実施形態の第1変形例に係る医用画像診断装置1の記憶部15に記憶されている造影条件表の一例を示す図である。造影条件表は、一撮影プログラムに関連付けられている造影条件を、患者情報に含まれる条件毎にまとめた造影条件表である。図3(a)は、患者情報に含まれる「体重」の重さ毎に登録された造影条件の一例示した表である。図3(a)では、標準造影条件が、造影条件3に設定されている。造影条件3は、体重が50kgより重く、70kg以下の患者に対して適用される。したがって、例えば、検査対象の患者の体重が65kgの場合、造影条件には造影条件3の標準造影条件が適用される。造影条件3は、注入スピードが7cc/sec、注入時間が10sec、注入総量が70cc、造影剤濃度が300mgI/ccであることを示している。図3(b)は、患者情報に含まれる「尿蛋白値」の値毎に登録された造影条件の一例を示した表である。図3(b)では、標準造影条件が、造影条件3に設定されている。造影条件3は、尿蛋白値が1.5g/日よりも多く、2.0g/日以下の患者に対して適用される。したがって、例えば、検査対象の患者の尿蛋白値が0.7g/日の場合、造影条件には、造影条件1が適用される。造影条件1は、注入スピードが10cc/sec、注入時間が10sec、注入総量が100cc、造影剤濃度が370mgI/ccであることを示している。なお、図3は、患者情報に含まれる体重や尿蛋白値を例にした造影条件表を示しているが、患者情報に含まれる他の条件、例えば、年齢毎や性別毎に造影条件が設けられてもよい。また、患者情報に含まれる体重、尿蛋白値、年齢、及び性別等の条件のうち、複数の条件の組み合わせ毎に造影条件が設けられてもよい。
修正部19は、システム制御部22の制御に従って、自動修正処理を実行する。自動修正処理において、修正部19は、造影剤インジェクター30に送信する送信造影条件を、前記標準造影条件から他の造影条件に自動的に修正する。修正部19は、検査対象の患者の患者情報に含まれる少なくとも体重または腎機能値に基づいて、複数の造影条件から他の造影条件を選択する。また、修正部19は、検査対象の患者の患者情報に含まれる複数の条件のそれぞれに基づいて、複数の造影条件から抽出した造影条件から、患者負担の小さい造影条件を選択してもよい。例えば、修正部19は、検査対象の患者の患者情報に含まれる体重に基づいて、複数の造影条件から抽出した一造影条件と、検査対象の患者の患者情報に含まれる腎機能値に基づいて、複数の造影条件から抽出した一造影条件とのうち、患者負担の小さい造影条件を選択する。患者の負担の小さい造影条件とは、例えば、造影剤の注入総量が少ない造影条件を指す。修正後の造影条件は、後述の条件設定部20に対して出力される。
条件設定部20は、修正部19から出力された修正後の造影条件を、送信造影条件に設定する。
次に、第1実施形態の第1変形例に係る医用画像診断装置1を用いた送信造影条件の設定に関わる動作について説明する。
図4は、第1実施形態の第1変形例に係る医用画像診断装置1を用いた送信造影条件の設定に関わる動作を説明するためのフローチャート図である。
(ステップS21:患者情報を取得)
条件設定部20により、入力部17を介したユーザ指示に従って、患者情報が設定される。なお、患者情報は、HIS、RIS、及びPACS等から取得したデータであってもよい。
(ステップS22:撮影プログラムを設定)
条件設定部20により、入力部17を介したユーザ指示に従って撮影プログラムが設定される。 (ステップS23:標準造影条件を読み出し)
システム制御部22により、記憶部15からステップS22で設定された撮影プログラムに対応する標準造影条件のデータが読み出される。
(ステップS24:判定処理)
判定部18により、患者情報のうち、少なくとも患者の体重または腎機能値に基づいて、ステップS23で記憶部15から読み出された標準造影条件で患者を造影できるかが判定される。「標準造影条件で造影できる」と判定された場合は、ステップS26に処理が移行される。一方、「標準造影条件で造影できない」と判定された場合は、ステップS25に処理が移行される。
(ステップS25:造影条件の修正)
修正部19により、自動修正処理が実行される。具体的には、修正部19により、検査対象の患者の患者情報に含まれる少なくとも体重または腎機能値に基づいて、複数の造影条件から一造影条件が選択される。これにより、後に条件設定部20により設定される送信造影条件が、標準造影条件から選択した造影条件に修正される。
(ステップS26:送信造影条件の設定)
ステップS24において、「標準造影条件で造影できる」と判定された場合において、条件設定部20により、標準造影条件が送信造影条件に設定される。一方、ステップS24において、「標準造影条件で造影できない」と判定された場合において、修正部19により修正された後の造影条件が送信造影条件に設定される。
(ステップS27:送信造影条件を送信)
システム制御部22の制御に従って、送受信部12により、ステップS26で条件設定部20により設定された送信造影条件が造影剤インジェクター30に対して送信される。
以上に述べた第1実施形態の第1変形例に係る医用画像診断装置1によれば、以下の効果を得ることができる。
第1実施形態の第1変形例に係る医用画像診断装置1は、複数のプログラムのデータを、それぞれ標準造影条件のデータと患者情報に含まれる少なくとも体重または腎機能値に応じた複数の造影条件のデータとともに記憶する。また、第1実施形態の第1変形例に係る医用画像診断装置1は、検査対象の患者の患者情報に含まれる少なくとも体重または腎機能値に基づいて、複数の造影条件から送信造影条件を選択する機能を有する。これらにより、第1実施形態の第1変形例に係る医用画像診断装置1は、判定部18により「標準造影条件で造影できない」と判定された場合において、自動的に送信造影条件を標準造影条件から、選択した造影条件に修正することができる。第1医用画像診断装置1は、判定部18により「標準造影条件で造影できない」と判定された場合において、ユーザに造影条件の修正を要求するための警告メッセージを表示していた。そのため、ユーザは、警告メッセージを見た後、手動で造影条件を修正する必要がある。一方、第1実施形態の第1変形例に係る医用画像診断装置1は、ユーザが手動で設定することなく、自動的に送信造影条件を修正することができる。したがって、第1実施形態の第1変形例に係る医用画像診断装置1は、造影条件の設定の効率を向上することができる。
(第2変形例)
次に、第1実施形態の第2変形例に係る医用画像診断装置1について、第1実施形態及び第1実施形態の第1変形例との差異を中心に説明する。
第1実施形態の第2変形例に係る医用画像診断装置1は、第1実施形態の第1変形例に係る医用画像診断装置1と、造影条件の自動修正処理の方法が異なる。
第1実施形態の第2変形例に係る医用画像診断装置1の記憶部15は、複数のプログラムのデータを、それぞれ標準造影条件のデータと補正式のデータとともに記憶する。
図5は、第1実施形態の第2変形例に係る医用画像診断装置1の記憶部15に記憶されている補正式の一例を示す図である。図5(a)では、患者情報に含まれる「体重」をパラメータとした場合における補正式の一例を示している。補正式は、検査対象の患者が標準的な患者ではない場合に、標準造影条件に含まれる少なくとも標準注入総量を修正するための式である。注入総量は、患者情報に含まれる少なくとも体重または腎機能値を、補正式に代入することにより、修正部19により求められる。例えば、図5(a)に示すように、検査対象の患者が標準的な患者ではない場合において、注入総量を標準注入総量から修正するために、補正式Aが用いられる。そして、造影条件のうち、注入スピードと造影剤濃度とは、補正式Aにより求められた注入総量と標準造影条件に含まれる他の条件とに基づいて、修正される。体重20kgの患者の場合、補正式Aに体重を代入することにより、注入総量が40ccと求められる。そして、注入スピードは、標準注入総量に対する修正部19により求められた注入総量の割合を、標準注入スピードに乗算することにより、求められる。同様に、造影剤濃度は、標準注入総量に対する修正部19により求められた注入総量の割合を、標準造影剤濃度に乗算することにより、求められる。
なお、1つの撮影プログラムに対して、複数の補正式が対応していてもよい。この時、記憶部15は、複数の撮影プログラムのデータを、それぞれ標準造影条件のデータと複数の補正式のデータとともに記憶する。複数の補正式は、患者情報に含まれる条件毎にそれぞれ対応する。例えば、例えば、図5(b)に示すように、記憶部15は、標準的な患者ではない場合において、患者の体重に応じた複数の補正式のデータを記憶する。30kgより軽い患者に対して使用される造影剤の注入総量は、補正式Bに患者の体重を代入することにより、修正部19により求められる。また、70kgよりも重い患者に対して使用される造影剤の注入総量は、補正式Cに患者の体重を代入することにより、修正部19により求められる。
なお、図5では、患者情報に含まれる体重を例にした補正式を示した。しかし、体重または腎機能値と、患者情報に含まれる他の条件、例えば、年齢及び性別とを組み合わせた条件で補正式が設けられてもよい。
第1実施形態の第2変形例に係る医用画像診断装置1を用いた送信造影条件の設定に関わる動作は、図4で説明した、第1実施形態の第1変形例に係る医用画像診断装置1の動作と変わらない。
以上に述べた第1実施形態の第2変形例に係る医用画像診断装置1によれば、以下の効果を得ることができる。
第1実施形態の第1変形例に係る医用画像診断装置1は、複数のプログラムのデータを、それぞれ標準造影条件のデータと補正式のデータとともに記憶する。また、第1実施形態の第2変形例に係る医用画像診断装置1は、検査対象の患者の患者情報に含まれる少なくとも体重または腎機能値を、補正式に代入することにより、造影剤の注入総量を求めることができる。これにより、標準的な患者ではない患者に使用する造影条件を、標準造影条件から修正することができる。これらにより、第1実施形態の第2変形例に係る医用画像診断装置1は、判定部18により「標準造影条件で造影できない」と判定された場合において、自動的に送信造影条件を標準造影条件から、修正した造影条件に変更することができる。したがって、第1実施形態の第2変形例に係る医用画像診断装置1は、造影条件の設定の効率を向上することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態に係る医用画像診断装置1について、第1実施形態との差異を中心に説明する。
図6は、第2実施形態に係る医用画像診断装置1を含む診断システムの構成の一例を示すブロック図である。第2実施形態に係る医用画像診断装置1(以下、第2医用画像診断装置1と呼ぶ)が、第1実施形態に係る医用画像診断装置1と異なる点は、第1医用画像診断装置1の判定部18と修正部19とに代わり、選択部23が設けられた点にある。選択部23及び選択部23に係る構成要素について説明する。
記憶部15は、複数のプログラムのデータを、それぞれ患者情報に含まれる少なくとも体重または腎機能値に応じた複数の造影条件のデータとともに記憶する。記憶部15は、複数の造影条件のデータを、例えば、図3に示した造影条件表として記憶する。ただし、第2医用画像診断装置1の記憶部15が記憶する複数の造影条件のうち、標準造影条件は予め設定されていない。
選択部23は、検査対象の患者の患者情報に含まれる少なくとも体重または腎機能値に基づいて、複数の造影条件から、造影剤インジェクター30に送信する造影条件を選択する。例えば、記憶部15に図3(a)の造影条件表が記憶されていた場合において、選択部23は、検査対象の患者の体重に基づいて、造影条件を選択する。体重が40kgの患者の場合、選択部23は、複数の造影条件から造影条件2を選択する。また、体重が55kgの患者の場合、選択部23は、複数の造影条件から造影条件3を選択する。
条件設定部20は、選択部23により選択された造影条件を、送信造影条件に設定する。
次に、第1実施形態の第1変形例に係る医用画像診断装置1を用いた送信造影条件の設定に関わる動作について説明する。
図7は、第2実施形態に係る医用画像診断装置1を用いた送信造影条件の設定に関わる動作を説明するためのフローチャート図である。
(ステップS31:患者情報を取得)
条件設定部20により、入力部17を介したユーザ指示に従って、患者情報が設定される。なお、患者情報は、HIS、RIS、及びPACS等から取得したデータであってもよい。
(ステップS32:撮影プログラムを設定)
条件設定部20により、入力部17を介したユーザ指示に従って撮影プログラムが設定される。
(ステップS33:造影条件を選択)
選択部23により、検査対象の患者の患者情報に含まれる少なくとも体重または腎機能値に基づいて、記憶部15に記憶されている複数の造影条件から造影剤インジェクター30に送信する造影条件が選択される。
(ステップS34:送信造影条件の設定)
条件設定部20により、ステップS33で選択部23により選択された造影条件が送信造影条件に設定される。
(ステップS35:送信造影条件を送信)
システム制御部22の制御に従って、送受信部12により、ステップS34で条件設定部20により設定された送信造影条件が造影剤インジェクター30に対して送信される。
以上に述べた第2実施形態に係る医用画像診断装置1によれば、以下の効果を得ることができる。
第1医用画像診断装置1は、ユーザにより選択された撮影プログラムに対応する標準造影条件が、検査対象の患者に対して使用可能かを判定する機能を有する。そして、「標準造影条件で造影できない」と判定した場合において、第1実施形態では、ユーザに手動で造影条件を修正させるために、警告メッセージを表示していた。また、第1実施形態の第1及び第2変形例では、検査対象の患者情報に含まれる少なくとも体重または腎機能値に基づいて、自動的に造影条件を修正していた。
第2実施形態に係る医用画像診断装置1は、予め標準造影条件を設定していない。すなわち、第2実施形態に係る医用画像診断装置1は、第1医用画像診断装置1における判定処理を実行せずに、記憶部15に予め記憶されている複数の造影条件から、患者情報に含まれる体重または腎機能値に基づいて、自動的に造影条件を選択することができる。したがって、第2実施形態に係る医用画像診断装置1は、造影条件の設定の効率を向上することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行なうことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や趣旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものある。
1…医用画像診断装置、10…CTガントリ、11…高電圧発生部、12…送受信部、13…前処理部、14…再構成部、15…記憶部、16…表示部、17…入力部、18…判定部、19…修正部、20…条件設定部、21…撮影制御部、22…システム制御部、23…選択部、30…造影剤インジェクター、101…寝台、102…天板、103…回転支持機構、104…X線管、105…X線検出部、106…スリップリング、108…X線絞り器、109…データ収集部、110…非接触データ伝送部

Claims (9)

  1. 複数の撮影プログラムのデータを、それぞれ標準造影条件のデータと少なくとも体重または腎機能値に応じた複数の造影条件のデータとが設定された造影条件テーブルとともに記憶する記憶部と、
    前記複数の撮影プログラムから、ユーザ指示に従って、検査対象の患者の撮影プログラムを設定する条件設定部と、
    前記検査対象の患者の患者情報に含まれる少なくとも体重または腎機能値に基づいて、前記設定された撮影プログラムに対応する標準造影条件の使用可否を判定する判定部と、
    前記判定部による判定結果を表示する表示部と、
    前記設定された撮影プログラムに対応する標準造影条件の使用が否と判定された時に、前記検査対象の患者の患者情報に含まれる少なくとも体重または腎機能値に基づいて、造影剤インジェクターに送信する送信造影条件を、前記標準造影条件から前記複数の造影条件内の他の造影条件に修正する修正部と、
    を具備し、
    前記造影条件テーブルは、少なくとも体重の範囲毎または腎機能値の範囲毎に、造影剤注入スピード、造影剤注入時間、造影剤注入総量及び造影剤濃度が、前記標準造影条件のデータ及び前記複数の造影条件のデータとして設定されている、ことを特徴とする医用画像診断装置。
  2. 前記腎機能値とは、尿の単位量に含まれる蛋白またはアルブミンの量であることを特徴とする請求項1記載の医用画像診断装置。
  3. 前記表示部は、前記判定部により、前記設定された撮影プログラムに対応する標準造影条件の使用が否と判定された時に、ユーザに造影条件の修正を要求するための、警告メッセージを表示すること、
    を特徴とする請求項1または2に記載の医用画像診断装置。
  4. 前記修正部は、前記ユーザ指示に従って、前記送信造影条件を、前記標準造影条件から前記他の造影条件に修正すること、
    を特徴とする請求項記載の医用画像診断装置。
  5. 前記他の造影条件は、前記検査対象の患者の患者情報に含まれる少なくとも体重または腎機能値に基づいて、前記複数の造影条件から前記修正部により選択された造影条件であること、
    を特徴とする請求項記載の医用画像診断装置。
  6. 前記他の造影条件は、前記検査対象の患者の患者情報に含まれる少なくとも体重に基づいて、前記複数の造影条件から選択された造影条件と、前記検査対象の患者の患者情報に含まれる少なくとも腎機能値に基づいて、前記複数の造影条件から選択された造影条件とのうち、造影剤注入総量の少ない造影条件であること、
    を特徴とする請求項記載の医用画像診断装置。
  7. 複数の撮影プログラムのデータを、それぞれ標準造影条件のデータと少なくとも体重または腎機能値に応じた複数の造影条件のデータとともに記憶する記憶部と、
    前記複数の撮影プログラムから、ユーザ指示に従って、検査対象の患者の撮影プログラムを設定する条件設定部と、
    前記検査対象の患者の患者情報に含まれる少なくとも体重または腎機能値に基づいて、前記設定された撮影プログラムに対応する標準造影条件の使用可否を判定する判定部と、
    前記判定部による判定結果を表示する表示部と、
    前記設定された撮影プログラムに対応する標準造影条件の使用が否と判定された時に、前記検査対象の患者の患者情報に含まれる少なくとも体重または腎機能値に基づいて、造影剤インジェクターに送信する送信造影条件を、前記標準造影条件から他の造影条件に修正する修正部と、
    を具備し、
    前記他の造影条件は、前記検査対象の患者の患者情報に含まれる少なくとも体重に基づいて、前記複数の造影条件から前記修正部により選択された造影条件と、前記検査対象の患者の患者情報に含まれる少なくとも腎機能値に基づいて、前記複数の造影条件から前記修正部により選択された造影条件とのうち、造影剤の注入総量の少ない造影条件であること、
    を特徴とする医用画像診断装置。
  8. 複数の撮影プログラムのデータを、それぞれ標準造影条件のデータと補正式のデータとともに記憶する記憶部と、
    前記複数の撮影プログラムから、ユーザ指示に従って、検査対象の患者の撮影プログラムを設定する条件設定部と、
    前記検査対象の患者の患者情報に含まれる少なくとも体重または腎機能値に基づいて、前記設定された撮影プログラムに対応する標準造影条件の使用可否を判定する判定部と、
    前記判定部による判定結果を表示する表示部と、
    前記設定された撮影プログラムに対応する標準造影条件の使用が否と判定された時に、前記検査対象の患者の患者情報に含まれる少なくとも体重または腎機能値に基づいて、造影剤インジェクターに送信する送信造影条件を、前記標準造影条件から他の造影条件に修正する修正部と、
    を具備し、
    前記他の造影条件に含まれる少なくとも造影剤の注入総量は、前記設定された撮影プログラムに対応する補正式に、前記検査対象の患者の患者情報に含まれる少なくとも体重または腎機能値を代入することにより、前記標準造影条件に含まれる少なくとも造影剤の注入総量から修正されること、
    を特徴とする医用画像診断装置。
  9. 複数の撮影プログラムのデータを、それぞれ患者情報に含まれる少なくとも体重または腎機能値に応じた複数の造影条件のデータが設定された造影条件テーブルとともに記憶する記憶部と、
    前記複数の撮影プログラムから、ユーザ指示に従って、検査対象の患者の撮影プログラムを設定する条件設定部と、
    前記設定された撮影プログラムに対応する複数の造影条件から、前記検査対象の患者の患者情報に含まれる少なくとも体重または腎機能値に基づいて、造影剤インジェクターに送信する送信造影条件を選択する選択部と、
    を具備し、
    前記造影条件テーブルは、少なくとも体重の範囲毎または腎機能値の範囲毎に、造影剤注入スピード、造影剤注入時間、造影剤注入総量及び造影剤濃度が、前記複数の造影条件のデータとして設定されている、ことを特徴とする医用画像診断装置。
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