JP6300626B2 - 携帯機器 - Google Patents

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Description

本開示は、電池パックを内蔵した携帯機器に関する。
近年、携帯電話機やタブレット端末などの携帯機器の電池パックとして、リチウムイオン電池を用いた電池パックに代えて、高容量、高電圧及び軽量であるなどの良好な特性を有するリチウムイオンポリマー電池を用いた電池パックを採用する動きが進んでいる。
リチウムイオン電池は、電解液をそのまま液状で使用していることから、パッケージングや整形が難しく、当該電池を覆う外装材としては厚みのある硬質な容器を採用する必要がある。これに対して、リチウムイオンポリマー電池は、電解液をゲル化して準固体状態で使用するため、液漏れし難く、パッケージングや整形が比較的容易である上に、外装材としてラミネート袋を採用することにより電池パックの小型化を図ることができる、といったメリットを有する。
このリチウムイオンポリマー電池を用いた電池パックは、上記メリットを享受できる反面、外装材が柔軟で剛性が低いため、携帯機器の筐体に係合爪などで固定することが困難であって、折り曲げたり強い衝撃を受けたりすると内部が短絡するおそれがあることから、携帯機器内の限られたスペースにおいて、筐体や回路基板に両面テープで直接貼り付けて固定されている。
特許文献1には、上記の如く両面テープで貼り付けた電池パックを筐体から取り外すための電池パック取外し構造が開示されている。この電池パック取外し構造は、電池パックを収納する電池ホルダと、電池ホルダの電池パック設置面と対向する開口部から電池パックを取り外すために設けられた電池取外しシートとを備える。
電池取外しシートの一端側は、電池パック設置面に設けられたスリットを通して電池パック設置面の裏面に引き回されて固定されている。また、電池取外しシートの他端側は、電池ホルダの開口部から延び出るプルタブ部を構成している。そして、電池パック取外し構造は、このプルタブ部を電池パック設置面に垂直な方向に引っ張ることで、電池パックを電池ホルダから容易に取り出せるようになっている。
特開2013−182767号公報
特許文献1に開示された電池パック取外し構造では、リチウムポリマー電池を用いた電池パックが電池ホルダに直接接着されているため、電池パックの取出し作業においてプルタブ部を引っ張ったときに、電池パックに対し特にプルタブ部付近の部分にストレスがかかって電池パックが変形してしまい、電池パックを再利用できなくなることがある。
また、特許文献1に開示された電池パック取外し構造では、電池パック設置面に専用のスリットを設ける必要があるため、製品強度や製品厚さに影響が及ぶ。すなわち、製品の筐体に当該スリットを設けると製品強度が低下してしまうが、さりとて、製品強度の低下を回避すべく筐体とは別個に電池ホルダを設けるとなると、その分だけ部品点数が増える上に、筐体と電池ホルダとの二重構造を備えることになるため、製品厚さが増してしまう。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、製品強度の低下や部品点数の増加、製品厚さの増大を伴うことなく、電池パックを損傷させずに携帯機器から容易に取り外し可能にすることにある。
上記の目的を達成するために、この発明では、電池パックに対し損傷してもよいリペアシートを貼り付け、このリペアシートを筐体に接着すると共に、リペアシートにつまみ片を設け、このつまみ片を引っ張ることで過大なストレスをかけずに電池パックを取り出せるようにリペアシートの構成を工夫した。
具体的には、本発明は、電池パックが筐体内に収容された携帯機器を対象とし、以下の解決手段を講じたものである。
すなわち、本発明は、電池パックに、第1接着材でリペアシートが貼り付けられた構成を有する。このリペアシートは、第2接着材で筐体に貼り付けられ、その筐体への貼付け面部に、筐体に接着される接着面部と、筐体に接着されない非接着面部とを有する。そして、本発明は、リペアシートの非接着面部に、電池パックと筐体との間から延び出るつまみ片と、そのつまみ片を、当該非接着面部に対し筐体の被貼付け面から離間させる方向への力が作用するように引っ張ることで破断して、当該非接着面部の少なくとも一部を接着面部と分離する破断予定線とが設けられていることを特徴とする。破断予定線は、例えば、ミシン目などの切込み線やスリット、線条溝で形成される。
上記構成によると、電池パックにリペアシートを貼り付け、このリペアシートを筐体に貼り付けることで電池パックを筐体に固定すると共に、リペアシートのうち筐体への非接着面部が、当該非接着面部に設けられたつまみ片を所定の方向に引っ張ることで、リペアシートの筐体への接着面部と破断予定線の破断を以て分離されるようにしたから、リペアシートのうち接着面部から分離した非接着面部ともども電池パックを筐体から取り出すことができる。
その際、破断予定線の破断によってリペアシートが突っ張ることを抑制できるので、リペアシートのうち非接着面部を接着面部からスムーズに切り離すことができ、電池パックにかかるストレスを軽減することができる。これによって、電池パックに過大なストレスがかかることを回避でき、つまみ片を引っ張るだけで電池パックを携帯機器から容易に取り外すことができる。
また、上記構成によると、つまみ片がリペアシートに設けられているので、筐体に専用のスリットを設ける必要がなく、製品強度の低下を招かない。さらに、筐体と別個に電池ホルダを設ける必要もないことから、筐体と電池ホルダとの二重構造を備えずに済み、部品点数の増加や製品厚さの増大を伴わない。
したがって、本発明によれば、製品強度の低下や部品点数の増加、製品厚さの増大を伴うことなく、電池パックを損傷させずに携帯機器から容易に取り外すことができる。
図1は、本発明の実施形態1に係る携帯電話機の正面図である。 図2は、図1のII−II線における携帯電話機の断面図である。 図3は、図1のIII−III線における携帯電話機の断面図である。 図4は、本発明の実施形態1に係る携帯電話機の分解斜視図である。 図5は、本発明の実施形態1に係る携帯電話機の電池パック及びこれに貼り付けられるリペアシートを示す斜視図である。 図6(a),(b)は、本発明の実施形態1に係る携帯電話機から電池パックを取り外す作業を示す斜視図である。 図7は、本発明の実施形態2に係る携帯電話機の電池パック及びこれに貼り付けられるリペアシートを示す斜視図である。 図8は、本発明の実施形態2に係る携帯電話機の筐体を構成する表側キャビネットから電池パックを取り出す作業を示す斜視図である。 図9は、本発明の実施形態3に係る携帯電話機の電池パック及びこれに貼り付けられるリペアシートを示す斜視図である。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、或いはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
なお、以下の各実施形態では、説明の便宜上、携帯電話機について、表示パネルの正面側を「前」、背面側を「後」と称し、上下方向における上側を「上」、下側を「下」と称し、表示パネルを正面側から見たときの左右方向における左側を「左」、右側を「右」と称する。
《発明の実施形態1》
図1は、この実施形態1に係る携帯電話機1を前側から見た正面図である。図2は、図1のII−II線における携帯電話機1の断面図である。図3は、図1のIII−III線における携帯電話機1の断面図である。また、図4は、この実施形態1に係る携帯電話機1の分解斜視図である。
携帯電話機1は、図1〜図4に示すストレートタイプのスマートフォンと呼ばれる携帯機器であり、詳しくは図示しないが、正面視で略長方形状の扁平な筐体3内に、スピーカやマイク、カメラユニット、カードコネクタ、これらの動作を制御する回路基板5,7、電池パック9などの複数の電子部品を収容した構造を有する。
筐体3は、図2及び図3に示すように、画像表示を行う表示パネル11aを備えた表示装置11が前側に収容される表側キャビネット13と、この表側キャビネット13の後側に取り付けられた裏側キャビネット15と、この裏側キャビネット15の後側を覆うリヤカバー17とで構成されている。表示パネル11aは、タッチパネル付きのものであって、携帯電話機1のユーザーインターフェイスを構成している。
表側キャビネット13は、図示しないが、略長方形枠状の樹脂製フレームを有し、このフレームの内側開口を塞ぐように剛性部材としてステンレス鋼板などの金属板がインサート成形されてなる。この表側キャビネット13の外周縁部を構成する樹脂製フレームには、後方へ壁状に突出した表側壁部19が設けられている。
裏側キャビネット15は、後面視で表側キャビネット13に対応する外形を有する樹脂成形品である。この裏側キャビネット15の外周縁部には、前方へ壁状に突出した裏側壁部21が設けられている。この裏側壁部21の前端は、表側キャビネット13の表側壁部19の後端と重ね合わせられている。そして、これら裏側壁部21の前端と表側壁部19の後端とは、両面テープや接着剤などの接着材(不図示)で貼り合わせられている。
また、表側キャビネット13のうち表側壁部19に沿う同キャビネット13の四隅を含む部分には、図4に示すように、ビス23をねじ込むための固定孔を有する取付ボス25が後方に突出させて複数(図4に示す例では6つ)設けられている。他方、裏側キャビネット15のうちこれら各取付ボス25に対応する箇所には、ビス23を挿通させる挿通孔27が形成されている。そして、裏側キャビネット15は、これら各挿通孔27にビス23を挿通させると共に、当該ビス23を対応する取付ボス25の固定孔にねじ込むことにより、表側キャビネット13にビス留めされている。
リヤカバー17は、後面視で表側キャビネット13に対応する外形を有する浅い略長方形状の樹脂成形品である。このリヤカバー17の外周縁部には、図示しないが前方又は当該リヤカバー17の内方に突出した複数の係止爪が設けられている。リヤカバー17は、これら係止爪を裏側キャビネット15に設けられた係合孔(不図示)に係合させることで、裏側キャビネット15に取り付けられている。
なお、裏側キャビネット15は、接着材による接合だけで表側キャビネット13に固定されていてもよいし、ビス留めだけで表側キャビネット13に固定されていても構わない。また、リヤカバー17は、上記のような係合爪による取付けに代えて、両面テープや接着剤などの接着材で裏側キャビネット15に接合されていてもよく、裏側キャビネット15でなく表側キャビネット13に取り付けられていても構わない。
表側キャビネット13の後側で裏側キャビネット15との間のうち上端寄りの部分には、カメラユニットやカードコネクタ等の電子部品を実装した上側回路基板5が収容され、下端寄りの部分には、電源回路や制御回路などを構成する種々の回路部品を実装した下側回路基板7が収容されている。そして、表側キャビネット13の後側でこれら上側回路基板5と下側回路基板7との間には、前側に凹む略矩形凹状の電池収容部29が設けられている。この電池収容部29には、扁平な略矩形板状の電池パック9が収容される。
電池収容部29の底面29a、つまり電池パック9が設置される電池パック設置面29aは、表側キャビネット13の金属板の一部で構成されている。電池収容部29は、表側キャビネット13の樹脂製フレームに後方へ突出させて設けられた矩形枠状の仕切り壁部31に囲まれて構成されている。図4に示す例では、この仕切り壁部31のうち左右両側で上下方向に延びる部分は、表側壁部19と分離して設けられた構成としているが、表側壁部19と一体に設けられていてもよい。
裏側キャビネット15のうちこの電池収容部29に対応する部分には、当該電池収容部29全体をリヤカバー17側に露出させる略矩形状の開口30が形成されている。図3及び図4に示す例では、当該開口30は、リヤカバー17で塞がれた構成を示しているが、裏側キャビネット15に防水シートがその周縁部を開口30周縁に接着等で留めることにより取り付けられていて、防水シートで塞がれていてもよい。
図5は、電池パック9及びこれに貼り付けられるリペアシート33を示す斜視図である。電池パック9は、リチウムイオンポリマー電池を用いたものである。リチウムイオンポリマー電池は、電解液に高分子(ポリマー)を含ませてゲル化したポリマー電解質を用い、このゲル状のポリマー電解質と正極及び負極を含む電池素子を柔軟な外装材であるラミネート袋10に封入してなる剛性の低い、いわゆるパウチタイプ或いはラミネート外装タイプと呼ばれるタイプの電池である。
この電池パック9は、図示しないが下側回路基板7に接続するためのFPCを有し、このFPCを下側回路基板7に接続することにより同基板7に給電可能な状態で電池収容部29に収容されている。電池パック9には、図5に示すリペアシート33が、第1接着材として取扱いの容易な第1両面テープ35で貼り付けられている。そして、電池パック9は、このリペアシート33を介して電池収容部29の電池パック設置面29aに固定されている。
リペアシート33は、PET(Polyethylene terephthalate)などの難燃性を有する汎用プラスチックからなる柔軟なシートであって、第2接着材として取扱いの容易な第2両面テープ37で電池パック設置面29aに貼り付けられている。このリペアシート33は、電池パック9の前面に対応して電池パック設置面29aへの貼付け面33aを構成する略矩形状の貼付け面部38と、この貼付け面部38の下側に設けられたつまみ片39とで構成されている。
リペアシート33の貼付け面部38は、第2両面テープ37で電池パック設置面29aに接着される接着面部38aと、第2両面テープ37で電池パック設置面29aに接着されない非接着面部38bとを有する。接着面部38aは、リペアシート33の貼付け面部38のうち左右両端側に、その貼付け面部38の左右各辺に沿わせて第2両面テープ37を貼り付けることで、第1の方向である上下方向における両端間に亘って一対に設けられている。
他方、非接着面部38bは、リペアシート33の貼付け面部38のうち一対の接着面部38aの間に、上下方向における両端間に亘って設けられている。これら接着面部38aと非接着面部38bとは、第2の方向である左右方向において互いに平行に配置されている。非接着面部38bの左右方向における幅は各接着面部38aの左右方向における幅よりも広く設定されていて、非接着面部38bの面積は両接着面部38aの合計面積よりも大きく設定されている。
つまみ片39は、リペアシート33の非接着面部38bにおける下端縁の中央部分に設けられた略矩形状の突出片であり、電池パック9の後面側に折り曲げられて、電池収容部29内に収められている。このつまみ片39は、電池パック9が電池収容部29に収容された状態で、電池パック9と電池収容部29を構成する仕切り壁部31との間から電池パック9の後側に延び出ている(図3参照)。
このように、つまみ片39がリペアシート33に一体に設けられている構成では、電池パック9取外し用のシート(上記特許文献1の電池取外しシート)をリペアシート33と別個に用意してこれを通す専用のスリットを表側キャビネット13の電池パック設置面29aに設ける必要がなく、製品強度の低下を招かない。また、表側キャビネット13と別部材で電池ホルダを設ける必要もないことから、表側キャビネット13と電池ホルダとの二重構造を備えずに済み、部品点数の増加や製品厚さの増大を伴わない。
リペアシート33の非接着面部38bのうち各接着面部38aに沿った部分には、上下方向に直線状に延びる破断予定線としてのミシン目41が当該非接着面部38bの上下両端間に亘って設けられている。これら一対のミシン目41は、リペアシート33において非接着面部38bの一部を切り取るための切込み線であって、つまみ片39を、非接着面部38bに対し電池パック設置面29aから離間させる方向への力が作用するように、例えば電池パック設置面29aから離間させる方向へ引っ張ることで破断する。そして、リペアシート33の非接着面部38bのうち一対のミシン目41間の部分は、これら各ミシン目41の破断を以て、同シート33の両接着面部38aと分離されるようになっている。
また、リペアシート33の非接着面部38bうち各ミシン目41の延長線上に位置する両端部には、一辺をリペアシート33の外方に開放した細長い略矩形状の切欠き43がそれぞれ設けられている。これら各切欠き43のうちリペアシート33の左右方向における中央側に位置する内側端縁は、上下方向において対応するミシン目41の延長線上に一致している。そのことで、つまみ片39を引っ張ったときの非接着面部38bを電池パック設置面29aから離間させる方向への力が特にミシン目41付近に作用することになるので、リペアシート33が、つまみ片39を引っ張ることで切欠き43を起点としてミシン目41沿いに切れやすくなっている。
なお、切欠き43は、リペアシート33の非接着面部38bうち上下両端部に設けられているとしたが、当該非接着面部38bのうちつまみ片39が設けられた側である下端部のみに設けられていてもよい。
第1両面テープ35は、このリペアシート33の非接着面部38bのうち接着面部38aと分離される部分、つまり一対のミシン目41間の部分のみに設けられている。これによって、リペアシート33の非接着面部38bのうち一対のミシン目41間の部分を接着面部38aから切り離した際に、電池パック9をリペアシート33の接着面部38a、ひいてはこれが貼り付けられた電池パック設置面29aから速やかに別離させられるようになっている。
第1両面テープ35のうち電池パック9に接着される第1面35aは、電池パック9を簡単に位置ずれしないように保持でき、且つ当該電池パック9からリペアシート33を剥がすときに、電池パック9の外装材であるラミネート袋10を大きく変形させずに容易に剥離可能な程度の微粘着性を有する。また、第1両面テープ35のうちリペアシート33に接着される第2面も、上記第1面35aと同程度の粘着性を有している。
電池パック9のラミネート袋10の材料とリペアシート33の材料とは、この第1両面テープ35との関係について、当該リペアシート33と第1両面テープ35との接着強度が当該ラミネート袋10と第1両面テープ35との接着強度よりも高くなるように選定されていてもよい。
こうして、電池パック9は、リペアシート33を介して電池収容部29の電池パック設置面29aに貼り付けられると共に、リペアシート33で保持されている。これによって、携帯電話機1を落下等させた際の衝撃によって電池パック9にかかるストレスを軽減することができる。
次に、上記構成の携帯電話機1から電池パック9を取り出す作業について、図6(a),(b)を参照しながら説明する。図6(a)は、リヤカバー17を取り外して電池パック9を露出させた状態を示す斜視図である。図6(b)は、表側キャビネット13から電池パック9を取り出した様子を示す斜視図である。
携帯電話機1から電池パック9を取り外すには、まず、リヤカバー17を裏側キャビネット15から取り外すことにより、図6(a)に示すように、表側キャビネット13において電池パック9が収容された電池収容部29を裏側キャビネット15の開口30から後方に露出させた状態とする。
次いで、図6(b)に示すように、電池パック9の後側にあるリペアシート33のつまみ片39を摘まみ、そのつまみ片39を後方、つまり電池パック設置面29aから離間する方向(例えば同面29aに垂直な方向)に引っ張ることで、リペアシート33の非接着面部38bのうち一対のミシン目41間の部分をミシン目41に沿って切り取って両接着面部38aと分離させると共に、切り取ったリペアシート33の非接着面部38bごと電池パック9を電池収容部29から取り出す。
その際、ミシン目41の破断によってリペアシート33が突っ張るのを抑制できるので、リペアシート33のうち非接着面部38bを接着面部38aからミシン目41に沿ってスムーズに切り離すことができる。これによって、電池パック9を電池収容部29から取り出す際に、電池パック9にかかるストレスを軽減することができる。
しかる後、電池パック9からリペアシート33の非接着面部38bを引き剥がす。このリペアシート33の非接着面部38bを電池パック9に接着している第1両面テープ35は、電池パック9に対する粘着力が比較的弱いので、電池パック9に過大なストレスをかけることなく簡単に剥がすことができる。こうして、携帯電話機1から電池パック9を簡単に取り外すことができる。
この実施形態1によると、製品強度の低下や部品点数の増加、製品厚さの増大を伴うことなく、電池パック9を損傷させずに容易に取り外すことができる。その結果、修理後に同じ電池パック9を再利用することができるので、修理費用が抑えられると共に、資源保護の点でもメリットが大きい。また、リペアシート33を微粘着性を有する第1両面テープ35で電池パック9に貼り付けているので、電池パック9を再利用する際のリペアシート33の交換も容易である。
《発明の実施形態2》
この実施形態2に係る携帯電話機1は、リペアシート33の構成が上記実施形態1と異なる。なお、以降の各実施形態では、リペアシート33の構成が上記実施形態1と異なる他は携帯電話機1について上記実施形態1と同様に構成されているので、構成の異なるリペアシート33についてのみ説明し、同一の構成箇所は、図1〜図6に基づく上記実施形態1の説明に譲ることにして、その詳細な説明を省略する。
図7は、この実施形態2に係る携帯電話機1に用いられる電池パック9とこれに貼り付けられるリペアシート33を示す斜視図である。本実施形態のリペアシート33には、図7に示すように、つまみ片39が2つ設けられている。具体的には、つまみ片39は、リペアシート33の非接着面部38bの上下方向における両側に一対に設けられている。これら各つまみ片39は、上記実施形態1のつまみ片39と同様に、電池パック9の後面側に折り曲げられて、電池収容部29内に収められる。
このリペアシート33が貼り付けられた電池パック9を携帯電話機1から取り外す作業について、図8を参照しながら説明する。図8は、表側キャビネット13から電池パック9を取り出す様子を示す斜視図である。携帯電話機1から電池パック9を取り外すには、まず、上記実施形態1と同様にして、表側キャビネット13において電池パック9が収容された電池収容部29を後方に露出させた状態とする。
そして、図8に示すように、リペアシート33の両つまみ片39を共に後方へ引っ張ることで、同シート33の非接着面部38bのうち一対のミシン目41間の部分を切り取って接着面部38aと分離させると共に、切り取ったリペアシート33の非接着面部38bで電池パック9を支持しつつその非接着面部38bごと電池パック9を電池収容部29から取り出す。しかる後、電池パック9からリペアシート33の非接着面部38bを剥がすことで、携帯電話機1から電池パック9を取り外すことができる。
この実施形態2によると、電池収容部29から電池パック9を取り出す際に電池パック9にかかるストレスを軽減することができると共に、電池パック9をよりいっそう取り出し易くすることができる。
《発明の実施形態3》
図9は、この実施形態3に係る携帯電話機1に用いられる電池パック9及びこれに貼り付けられるリペアシート33を示す斜視図である。上記実施形態1では、つまみ片39がリペアシート33の非接着面部38bにおける下端縁の中央部分に設けられているとしたが、本実施形態のリペアシート33に設けられたつまみ片39は、リペアシート33の非接着面部38bのうち一対のミシン目41間の下端縁全体から延びるように設けられている。
具体的には、つまみ片39は、リペアシート33の非接着面部38bから後方に折り曲げられて電池パック9の下側に位置する拡幅部39aと、この拡幅部39aから上方に折り曲げられて電池パック9の後側に位置するつまみ本体部39bとを有する。つまみ本体部39bは、左右の幅が一定の略矩形状に形成されている。他方、つまみ片39の拡幅部39aは、左右方向における幅がつまみ本体部39bからリペアシート33の非接着面部38bに向かって拡大する形状に形成されている。
そして、つまみ片39の拡幅部39aは、非接着面部38b側における基端の左右方向における幅を一対のミシン目41間の幅に合わせて形成されている。そして、この拡幅部の左右両側の側端は、ミシン目41に対して傾斜した傾斜端縁を構成し、リペアシート33の非接着面部38bのうちミシン目41の延長線上に位置する端部、つまり切欠き43の内側端縁に繋がっている。これによって、つまみ片39を電池パック設置面29aから離間する方向に引っ張ったときに、切欠き43を通してミシン目41付近に力が作用しやすくなっている。
この実施形態3によると、つまみ片39を引っ張ることでミシン目41を破断しやすくし、リペアシート33の非接着面部38bのうち一対のミシン目41間の部分をよりいっそう簡単に切取り可能にすることができる。
なお、上記実施形態1〜3では、リペアシート33が微粘着性を有する第1両面テープ35で電池パック9に貼り付けられている形態を例に挙げて説明したが、これに限らず、リペアシート33は、第1両面テープ35に代えて、例えばUVなどの特定波長の光を照射したり低温にしたりする所定の処理を施すことにより接着力が低下する両面テープや接着剤などで電池パック9に貼り付けられていてもよい。
このような構成によっても、電池パック9に貼り付いて残存したリペアシート33の非接着面部38bを、上記所定の処理を施した後に引き剥がすことで、電池パック9に過大なストレスをかけることなく剥がすことができ、リペアシート33の引き剥がし作業で電池パック9が破損するのを防止できる。
上記実施形態1〜3では、電池パック9がリチウムイオンポリマー電池を用いたものであるとしたが、これに限らず、電池パック9としては、これ以外のパウチタイプ(ラミネート外装タイプ)の電池パックを採用することもできる。例えば、電池パック9は、ゲル状の電解質に代えて電解液を含む電池素子をラミネート袋10に封入してなるリチウムイオン電池を用いたものであってもよい。
また、上記実施形態1〜3では、リペアシート33が第1両面テープ35で電池パック9に貼り付けられているとしたが、これに限らず、第1両面テープ35に代えて微粘着性を有する接着剤で電池パック9に貼り付けられていてもよい。
また、上記実施形態1〜3では、電池パック9に貼り付けられたリペアシート33が第2両面テープ37で電池収容部29の電池パック設置面29aに接着されているとしたが、これに限らず、第2両面テープ37に代えて接着剤で電池パック設置面29aに接着されていてもよい。
また、上記実施形態1〜3では、リペアシート33の非接着面部38bのうち接着面部38aと分離される部分のみに第1両面テープ35が設けられているとしたが、これに限らず、第1両面テープ35は、リペアシート33の非接着面部38bに加えて接着面部38aに設けられていても構わない。
また、上記実施形態1〜3では、リペアシート33の非接着面部38bに破断予定線としてミシン目41が設けられているとしたが、これに限らず、ミシン目41に代えて線条溝又はスリットが破断予定線として設けられていても構わない。
また、上記実施形態3では、リペアシート33のつまみ片39が拡幅部39aを有しているとしたが、これに限らず、当該つまみ片39は、左右方向における幅を一対のミシン目41間の幅に合わせて略矩形状等に形成されていてもよい。
このような構成によっても、つまみ片39を電池パック設置面29aから離間する方向に引っ張ったときの力がミシン目41付近に作用しやすくなり、つまみ片39を引っ張ることでミシン目41を容易に破断させることが可能になる。
また、上記実施形態1〜3では、本発明に係る携帯機器について、携帯電話機1を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、PHS(Personal Handy-phone System)、PDA(Personal Digital Assistant)、パソコン、モバイルツール、電子辞書、タブレット端末、ゲーム機などの他の携帯機器にも適用することが可能である。
1 携帯電話機(携帯機器)
3 筐体
5 上側回路基板
7 下側回路基板
9 電池パック
10 ラミネート袋
11 表示装置
11a 表示パネル
13 表側キャビネット
15 裏側キャビネット
17 リヤカバー
19 表側壁部
21 裏側壁部
23 ビス
25 取付ボス
27 挿通孔
29 電池収容部
29a 電池パック設置面
31 仕切り壁部
33 リペアシート
35 第1両面テープ(第1接着材)
35a 第1面
37 第2両面テープ(第2接着材)
38 貼付け面部
38a 接着面部
38b 非接着面部
39 つまみ片
41 ミシン目(破断予定線)
43 切欠き

Claims (5)

  1. 電池パックが筐体内に収容された携帯機器であって、
    前記電池パックには、第1接着材でリペアシートが貼り付けられ、
    前記リペアシートは、第2接着材で前記筐体に貼り付けられ、該筐体への貼付け面部に、前記第2接着材で前記筐体に接着される接着面部と、前記筐体に接着されない非接着面部とを有し、
    前記リペアシートの非接着面部には、前記電池パックと前記筐体との間から延び出るつまみ片と、該つまみ片を、当該非接着面部に対し前記筐体の被貼付け面から離間させる方向への力が作用するように引っ張ることで破断して、当該非接着面部の少なくとも一部を前記接着面部と分離する破断予定線とが設けられている
    ことを特徴とする携帯機器。
  2. 請求項1に記載された携帯機器において、
    前記接着面部と前記非接着面部とは、前記リペアシートの貼付け面部の第1の方向における両端間に亘って設けられ、前記第1の方向と直交する第2の方向に互いに平行に配置され、
    前記破断予定線は、前記非接着面部のうち前記接着面部に沿った部分で前記第1の方向に延び、
    前記つまみ片は、前記非接着面部の前記第1の方向における片側又は両側にそれぞれ設けられている
    ことを特徴とする携帯機器。
  3. 請求項1又は2に記載された携帯機器において、
    前記第1接着材は、前記リペアシートの非接着面部のうち前記接着面部と分離される部分のみに設けられている
    ことを特徴とする携帯機器。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載された携帯機器において、
    前記リペアシートのうち前記破断予定線の前記つまみ片側で該破断予定線の延長線上に位置する端部には、一端を当該リペアシートの外方に開放した切欠きが形成されている
    ことを特徴とする携帯機器。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載された携帯機器において、
    前記つまみ片の側端は、前記リペアシートの非接着面部のうち前記破断予定線の延長上に位置する端部に繋がっている
    ことを特徴とする携帯機器。
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