JP6300309B2 - 無線通信信号受信機 - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信信号受信機、無線通信方法、に関する。
環境計測や工場における機器監視、電力、ガス、水道の使用量メーターのデータを無線通信によって収集する無線センサーネットワークシステムが知られている。無線センサーネットワークシステムは、センサー機能を備えた複数の無線センサーノードを備えて構成されており、当該複数の無線センサーノードがセンシングしたデータを収集することで、上記環境計測などを行うことになる。
このような無線センサーノードは、屋外に設置されることも想定される。そのため、無線センサーノードは電源コンセントを用いて電源供給を行うことが出来ない場合がある。つまり、無線センサーノードは、電池で駆動する必要が生じる場合がある。
無線センサーノードの電源を電池から供給する場合、電源の容量に限りがあることになる。例えば、消費電力が20mWの無線センサーノードを2500mAhの放電容量、出力電圧1.5Vの単三乾電池2本で動作させた場合、動作持続時間は約16日となる。このように、無線センサーノードの電源を電池から供給すると、数10mWの消費電力でも電池交換を頻繁に行う必要が生じることになる。そのため、メンテナンス性の向上などを目的として、無線センサーノードの動作維持時間を延ばすために、無線センサーノードの消費電力は出来る限り抑えることが望ましい。
このように、無線通信端末は限られた容量の電池やバッテリーなどから電源を供給する必要がある場合がある。そのため、無線通信端末は、消費電力を抑えることが望ましい場合が多い。そこで、このような無線通信端末の消費電力を抑えるための技術として、例えば、間欠動作を行う方法が知られている。間欠動作による省電力方法では、無線信号の受信待ち受け時に所望の無線信号を受信するまで、一定周期で稼動状態とスリープ状態とを交互に繰りかえることになる。その結果、間欠動作を行う省電力方法では、稼動状態とスリープ状態との比(デューティ比)に応じた省電力効果を得ることが可能となる。
このような間欠動作を用いて無線通信端末の消費電力を抑える技術として、例えば、特許文献1が知られている。特許文献1には、スリープ期間を決定する期間決定部を備えたセンサーが記載されている。特許文献1によると、期間決定部は、予測されるレスポンスのタイミングなどに応じてスリープ期間を決定することになる。
また、関連する技術として、特許文献2が知られている。特許文献2には、無線チャネルの状況に応じて間欠受信パラメータの調整を行う方法が記載されている。特許文献2によると、無線通信システムの負荷の状況を取得して負荷変化量を算出し、算出した負荷変化量に応じて間欠受信周期内でアクティブ期間にある時間を変更することになる。
また、無線通信端末の消費電力を抑えるための技術として、例えば、ウェイクアップ信号を用いる方法が知られている。このようなウェイクアップ信号を用いる技術として、例えば、特許文献3がある。特許文献3には、ウェイクアップ信号を、プライマリの通信機能で実現する方法が記載されている。特許文献3によると、フレーム長の順列で伝送情報を表現して通信することになる。
特開2012−023668号公報 特開2010−288278号公報 特許第5190569号
しかしながら、特許文献1、2に記載されている技術は、無線通信の頻度や予測されるレスポンスのタイミングなどに応じてスリープ期間を決定する技術である。そのため、特許文献1、2に記載されている技術では、必ずしも適切なタイミングでスリープ状態から起動出来るとは限らないという問題があった。つまり、特許文献1、2に記載されている技術では、予測されるタイミングでの起動処理を行っているため、実際の送信するタイミングがずれた場合などにおいてデータを取りこぼす可能性があった。
また、特許文献3には、ウェイクアップ信号を受信するウェイクアップ信号受信部の省電力化については何ら記載されていない。そのため、特許文献3による省電力化は不十分なものになっていた。
このように、無線通信端末の消費電力を抑えることが難しい、という問題が生じていた。
そこで、本発明の目的は、無線通信端末の消費電力を抑えることが難しい、という問題を解決する無線通信端末を提供することにある。
かかる目的を達成するため本発明の一形態である無線通信信号受信機は、
無線通信端末が装備する特定の機能を動作させる無線通信信号を受信する無線通信信号受信機であって、
所定の処理を実行する処理実行手段を複数備えており、
前記処理実行手段は、当該処理実行手段が動作する際に消費する消費電力量に応じて、当該処理実行手段毎に異なる間欠動作周期で動作するよう構成された、
という構成を採る。
また、本発明の他の形態である無線通信方法は、
無線通信信号受信部が無線通信信号を受信して、当該受信した無線通信信号に基づいて無線通信端末が装備する特定の機能を動作させる無線通信方法であって、
前記無線通信信号受信部は、所定の処理を実行する処理実行手段を複数備えており、
前記処理実行手段は、当該処理実行手段が動作する際に消費する消費電力量に応じて、当該処理実行手段毎に異なる間欠動作周期で動作する、
という構成を採る。
本発明は、以上のように構成されることにより、消費電力を抑えることが可能な無線通信端末を提供することが出来る。
第1の実施形態に係る無線センサーネットワークシステムの全体の構成を説明するための図である。 図1で示す無線センサーノードの構成の一例を示すブロック図である。 図2で示すウェイクアップ信号受信機が備える機能の一例を示すブロック図である。 図2で示すウェイクアップ信号受信機の構成の一例を示すブロック図である。 図4で示すFIFOの構成の一例を示すブロック図である。 図4で示すFIFOの構成の一例を示すブロック図である。 ウェイクアップ信号受信機の間欠動作周期を説明するための図である。 図1で示す無線センサーノードの動作を説明するためのフローチャートである。 図1で示す無線センサーノードの動作を説明するためのフローチャートである。 図2で示すウェイクアップ信号受信機の動作を説明するためのフローチャートである。 図2で示すウェイクアップ信号受信機の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施形態におけるウェイクアップ信号受信機の構成の一例を示すブロック図である。 図12で示す判定回路が記憶する復号テーブルの一例を示す表である。 本発明の第3の実施形態においてアクティブ区間とインアクティブ区間を説明するための図である。 本発明の第3の実施形態におけるウェイクアップ信号受信機の間欠動作周期を説明するための図である。 本発明の第5の実施形態における無線通信端末の構成の概略を説明するための概略ブロック図である。 本発明の第6の実施形態における無線通信信号受信機の構成の概略を説明するための概略ブロック図である。
次に本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1を参照すると、本発明の第1の実施形態に係る無線センサーネットワークシステム1は、複数の無線センサーノード2(2a、2b、…。以下、特に区別しない場合は無線センサーノード2とする)(無線通信端末)とシンクノード3とを有している。また、無線センサーノード2とシンクノード3とは、互いに無線通信を行うことが可能なように構成されている。後述するように、本実施形態における無線センサーノード2は当該無線センサーノード2が備えるセンサー23を利用して所定のデータを取得する。また、シンクノード3は無線センサーノード2が取得したデータを収集する。つまり、本実施形態における無線センサーネットワークシステム1は、無線センサーノード2がセンシングしたデータをシンクノード3が収集するシステムである。
本実施形態における無線センサーネットワークシステム1では、図1で示すように、無線センサーノード2がメッシュ型のネットワーク構成を採っている。本実施形態における無線センサーネットワークシステム1では、無線センサーノード2が、当該無線センサーノード2が取得したセンサー情報をプライマリの無線通信機21を用いて無線通信にて送信する。また、無線センサーノード2は、必要に応じてマルチホップ転送を行う。これにより、シンクノード3で各無線センサーノード2が取得したセンサー情報を収集することになる。なお、本発明は、無線センサーネットワークシステム1の論理的な構成がメッシュ型である場合に限定されず実施可能である。例えば、無線センサーネットワークシステム1は、ツリー型のネットワーク構成を採っていても構わない。
無線センサーノード2は、センサー23を用いて所定のセンサー情報(環境情報や工場における機器に関する情報、電力、ガス、水道の使用量メーターのデータなど)を取得する機能を有する。また、無線センサーノード2は、マルチホップ転送などを利用して取得したセンサー情報をシンクノード3へと送信する機能を有する。このように、無線センサーノード2は、一般的なセンサーノードとしての機能を有している。
図2を参照すると、本実施形態における無線センサーノード2は無線通信機21と、ホストシステム22と、センサー23と、ウェイクアップ信号受信機24(無線通信信号受信機、ウェイクアップ信号受信部)と、を有している。
ここで、無線センサーノード2が備える構成要素のうち、無線通信機21とホストシステム22とセンサー23とは、スリープ状態で待機する機能を有している。また、無線通信機21とホストシステム22とセンサー23とは、ウェイクアップ信号受信機24がウェイクアップ信号(無線通信信号の一種)を受信した時や予めスケジュールされた時刻になった時に稼動状態に遷移する機能を有している。なお、稼動状態とは、無線通信機21とホストシステム22とセンサー23とがそれぞれ備える機能を実行する状態のことを言う。具体的には、稼動状態に遷移することで、無線通信機21は、例えば、プライマリの無線通信をノード間(無線センサーノード2間や無線センサーノード2とシンクノード3の間)で行うことになる。また、センサー23は、例えば、センサー情報の取得を行うことになる。また、ホストシステム22は、例えば、無線通信機21による無線通信やセンサー23によるセンサー情報の取得の制御を行うことになる。このように、電力を消費して各構成が備える機能を実行する状態を稼動状態という。また、スリープ状態とは、無線通信機21、ホストシステム22、センサー23がそれぞれ備える機能を停止して低消費電力の状態で待機することをいう。
さらに、本実施形態における無線センサーノード2のウェイクアップ信号受信機24は、後述するように、所定の周期で間欠動作を行う機能を有している。間欠動作の詳細については後述する。
無線通信機21は、無線通信にて他の無線センサーノード2やシンクノード3と通信を行う機能を有する。つまり、無線通信部21は、他の無線センサーノード2やシンクノード3と、センサー情報のやり取りや経路の構築などの主要な(プライマリな)通信を行う機能を有している。
本実施形態における無線通信機21は、特定省電力無線やIEEE802.11、IEEE802.15.4に対応した無線規格で通信を行う。無線通信機21は、図示しないアンテナ部と接続されており、当該アンテナ部を介して他の無線センサーノード2やシンクノード3と通信を行うことになる。
また、無線通信機21は、上述したように、無線通信を行っていない場合などにスリープ状態に遷移する機能を有する。無線通信機21は、スリープ状態に遷移すると、その通信機能を停止させることになる。そのため、スリープ状態における無線通信機21が消費する電力は、稼動状態の無線通信機21が消費する電力に比べて小さいものになる。スリープ状態の無線通信機21は、例えば、ウェイクアップ信号受信機24からの指示を受けて稼動状態へと遷移する。
ホストシステム22は、無線センサーノード2全体の制御を行う機能を有する。ホストシステム22は、例えば、センサー部23からのセンサー情報の取得や他の無線センサーノード2やシンクノード3との通信や経路の構築を行う際の制御を行う。また、ホストシステム22は、例えば、スリープ状態の隣接ノード(他の無線センサーノード2)と通信を行う際に、ウェイクアップ信号を送信するように無線通信機21に対する制御を行う。具体的には、ホストシステム22は、例えば、送信するデータのサイズを制御することによってフレーム長を変え、1つ以上のフレーム長の順列で構成されたウェイクアップ信号を生成する。そして、ホストシステム22は、当該生成したウェイクアップ信号を無線通信機21へと送信する。また、ホストシステム22は、予めスケジュールされた時刻になった時に自動で起動する機能や、スリープ状態にある無線通信機21やセンサー23を起動させる機能を有することが出来る。
また、ホストシステム22は、上述したように、スリープ状態に遷移する機能を有する。ホストシステム22は、スリープ状態に遷移すると、その制御機能を停止させることになる。そのため、スリープ状態におけるホストシステム22が消費する電力は、稼動状態のホストシステム22が消費する電力に比べて小さいものになる。スリープ状態のホストシステム22は、例えば、ウェイクアップ信号受信機24からの指示を受けて稼動状態へと遷移する。
センサー23は、温度や湿度、照度、電力値、CO2濃度、放射線量、人感センサーといったセンサーデバイスである。センサー23は、センサーとしての機能を用いて上記所定の情報(温度や照度など)を取得する。また、センサー23は、ホストシステム22からの指示に従い取得した情報をホストシステム22へと送信する。なお、センサー23は、ホストシステム22の指示と関係なくセンサーデータを外部へ送信し続けるよう構成することも考えられる。この場合には、ホストシステム22は、任意のタイミングで(例えば必要に応じて)センサー23が送信するセンサーデータを取得することになる。
なお、無線センサーノード2は、センサー23の代わりにモーターやスイッチといったアクチュエーターを実装していても構わない。本発明は、センサーの種別やアクチュエーターの種別に依存せず実施可能である。
また、センサー23は、上述したように、スリープ状態に遷移する機能を有する。センサー23は、スリープ状態に遷移すると、そのセンシング機能を停止させることになる。そのため、スリープ状態におけるセンサー23が消費する電力は、稼動状態のセンサー23が消費する電力に比べて小さいものになる。スリープ状態のセンサー23は、例えば、ウェイクアップ信号受信機24からの指示を受けて稼動状態へと遷移する。
ウェイクアップ信号受信機24は、ウェイクアップ信号を受信して無線通信機21やホストシステム22、センサー23をスリープ状態から稼動状態へと遷移させる機能を有する。また、ウェイクアップ信号受信機24は、所定の処理を実行する処理実行手段を複数備えている。そして、処理実行手段は、当該処理実行手段が動作する際に消費する消費電力量に応じて、処理実行手段毎に異なる間欠動作周期で動作するよう構成されている。
図3を参照すると、本実施形態におけるウェイクアップ信号受信機24は、処理実行手段として、ウェイクアップ信号を受信する信号受信手段241と、信号受信手段が受信したウェイクアップ信号に基づいて特定の機能を起動させる起動手段242(実行手段)と、を備えている。ここで、本実施形態においては、起動手段242が起動させることになる特定の機能とは、無線通信機21やホストシステム22、センサー23のことをいう。つまり、本実施形態における起動手段242は、受信したウェイクアップ信号に基づいて無線通信機21やホストシステム22、センサー23を起動させるよう構成されている。なお、起動手段242が起動させる特定の機能は、上記場合に限定されない。起動手段242は、例えば、ホストシステム22のみを起動するよう構成されていても構わない。
また、本実施形態におけるウェイクアップ信号受信機24は、信号受信手段241が受信したウェイクアップ信号に基づいて取得した信号情報(後述する2値化した値)を一時的に記憶するバッファ部243を備えている。本実施形態においては、バッファ部は信号受信手段241の一部として構成されている。
一般に、起動手段242による処理は信号受信手段241による処理よりも消費電力が高くなる傾向にある。そこで、本実施形態における起動手段242は、後述するように、信号受信手段241よりも長い周期で間欠動作を行うよう構成されることになる。
なお、間欠動作とは、所定の処理を実行する稼動状態と所定の処理を実行せず低消費電力状態で待機するスリープ状態とを繰り返すことをいう。間欠動作中の稼動状態とスリープ状態とは、間欠動作周期で繰り返されることになる。
図4を参照すると、本実施形態におけるウェイクアップ信号受信機24は、具体的には、アンテナ部31と、BPF32(Band−Pass Filter)と、LNA33(Low Noise Amplifier)と、検波器34と、LPF35と(Low−Pass Filter)、ADC36(Analog−to−Digital converter)と、比較器37と、閾値記憶部38と、FIFO39(First IN,First Out)と、フレーム長検出回路40と、判定回路41と、間欠動作制御回路42と、を有している。この構成のうち、LNA33と、検波器34と、ADC36と、比較器37と、閾値記憶部38と、FIFO39と、を含む回路が信号受信手段241に相当する。また、フレーム長検出回路40と、判定回路41と、を含む回路が起動手段242に相当する。
図4で示すように、間欠動作制御回路42は、LNA33と、検波器34と、ADC36と、比較器37と、FIFO38と、フレーム長検出回路40と、判定回路41と、接続されている。つまり、間欠動作制御回路42は、信号受信手段241を構成する各構成と、起動手段242を構成する各構成と、を制御可能なよう構成されている。このような構成により、間欠動作制御回路42は、信号受信手段241を構成する各構成と、起動手段242を構成する各構成と、に対する間欠動作の制御を実行することが出来る。つまり、間欠動作制御回路42は、後述するように、信号受信手段241を構成する各構成に対する制御と、起動手段242を構成する各構成に対する制御と、の2通りの制御を行うよう構成されている。
アンテナ部31は、ウェイクアップ信号を受信する機能を有する。アンテナ部31は、ウェイクアップ信号を受信すると、当該受信したウェイクアップ信号をBPF32へと送信する。
BPF32は、フィルタ回路の一種である。BPF32は、必要な範囲の周波数のみを通し、他の周波数は減衰させる機能を有する。BPF32は、アンテナ部31から受信したウェイクアップ信号のうち必要な範囲の周波数のみをLNA33へと通すことになる。
LNA33は、増幅回路の一種である。LNA33は、BPF32から受信した信号を、雑音をあまり付与せずに増幅する機能を有する。LNA33は、BPF32から受信した信号を増幅して検波器34へと送信する。
検波器34は、検波回路の一種である。検波器34は、振幅変調波を復調する機能を有する。検波器34は、LNA33から受信した信号を包絡線検波して検波結果をLPF35へと送信する。
LPF35は、フィルタ回路の一種である。LPF35は、遮断周波数より低い周波数の成分をほとんど減衰させない一方で、遮断周波数より高い周波数の成分を減衰させる機能を有する。LPF35は、検波器34から受信した信号のうち低い周波数の成分のみを減衰させずにADC36へと送信する。
ウェイクアップ信号受信機24は、このように、RFフロントエンド(Radio Frequency)として、BPF32と、LNA33と、検波器34と、LPF35とを有している。ウェイクアップ信号受信機24は、このような構成を含むRFフロントエンドで、所望周波数帯の無線信号の包絡線を抽出する処理を行っていることになる。
ADC36は、アナログ電気信号をデジタル電気信号に変換する電子回路である。ADC36は、例えば、入力されたアナログ電気信号をサンプリング周波数で標本化し、それを量子化することで、デジタル電気信号に変換する。ADC36は、LPF35から受信した信号をデジタル電気信号に変換して、比較器37へと送信する。
比較器37は、比較回路の一種である。比較器37は、閾値記憶部38が記憶する閾値と、ADC36から受信したデジタル電気信号とを比較して、信号の有無を判定する機能を有する。つまり、比較器37は、受信したデジタル電気信号を2値化する機能を有する。比較器37は、当該比較器37による信号の有無の判定結果(2値化した結果)をFIFO39へと送信する。
閾値記憶部38は、比較器37による判定に用いられる閾値を記憶している。閾値記憶部38は、例えば、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Mamory)などの記憶装置で構成されている。閾値記憶部38が記憶する閾値は、上述したように、比較器37で用いられることになる。
FIFO39は、デジタル回路の一種である。FIFO39は、バッファリングとフロー制御とを行う機能を有する。つまり、FIFO39は、記憶した情報を記憶した順番で出力するよう構成されている。FIFO39は、上述したバッファ部243としての機能を有している。
FIFO39は、例えば、図5で示すように構成されている。図5で示すように、FIFO39は、比較器37で2値化した値をFIFO段数分だけバッファすることが出来るよう構成されている。そして、FIFO39は、バッファした値をバッファした順番で、例えばパラレル信号で出力する。なお、FIFO39は、必ずしもパラレル信号で出力しなくても構わない。例えば、図6で示すように、FIFO39は、UART(Universal Asynchronous Receiver−Transmitter)やSPI(Serial Peripheral Interface)など複数ビットのデータの伝送が可能なインターフェースを備えていても構わない。
フレーム長検出回路40は、FIFO39から取得した値からフレーム長を検出する機能を有する。フレーム長検出回路40は、FIFO39から2値化した値を取得する。そして、フレーム長検出回路40は、2値化した値を用いて、連続して信号がある期間をカウントする。これにより、フレーム長検出回路40は、フレーム長を算出する。その後、フレーム長検出回路40は、算出したフレーム長を判定回路41へと送信する。
判定回路41は、フレーム長を入力とした所定の動作を行う機能を有する。判定回路41は、図示しない記憶手段を備えており、当該記憶手段にフレーム長と比較を行うウェイクアップIDを記憶することが出来る。判定回路41は、フレーム長検出回路40から、当該フレーム長検出回路40が算出したフレーム長を取得する。そして、フレーム長検出回路40は、例えば、フレーム長とウェイクアップIDとの照合処理を行い、照合が成功すれば、ホストシステム22の起動処理を行う。また、判定回路41は、ホストシステム22の起動処理を行った結果、ホストシステム22を経由してプライマリの無線通信機21やセンサー23の起動処理を行う。
間欠動作制御回路42は、LNA33と、検波器34と、ADC36と、比較器37と、FIFO38と、を含む信号受信手段241と、フレーム長検出回路40と、判定回路41と、を含む起動手段242と、の間欠動作の制御を行う機能を有する。本実施形態における間欠動作制御回路42は、信号受信手段241に対する間欠動作の制御と、起動手段242に対する間欠動作の制御と、の2通りの制御を行うことになる。
具体的には、間欠動作制御回路42は、下記パラメータを用いて間欠動作の制御を行っている。
・パラメータ
:プライマリ(無線通信機21)の無線通信規格のフレーム長可変単位
:LNA33、検波器34、ADC36、比較器37、FIFO39のセットアップ時間の最大値
:フレーム長検出回路40、判定回路41のセットアップ時間の最大値
α :フレーム長検出誤差の許容量
β :LNA33、検波器34、ADC36、比較器37、FIFO39が安定して出力を得るためのマージン時間
γ :フレーム長検出回路40、判定回路41が安定して出力を得るためのマージン時間
:FIFO39の段数
また、間欠動作制御回路42は、上記パラメータを用いて、下記間欠動作周期、動作時間、デューティ比になるように、信号受信手段241に対する間欠動作の制御を行っている。
・LNA33、検波器34、ADC36、比較器37、FIFO39に対する制御
間欠動作周期 :T+α
動作時間 :T+β
デューティ比 :(T+β)/(T+α)
また、間欠動作制御回路42は、上記パラメータを用いて、下記間欠動作周期、動作時間、デューティ比になるように、起動手段242に対する間欠動作の制御を行っている。
・フレーム長検出回路40、判定回路41に対する制御
間欠動作周期 :N(T+α)
動作時間 :T+γ
デューティ比 :(T+γ)/{N(T+α)}
このように、間欠動作制御回路42は、信号受信手段241を構成する各構成と起動手段242を構成する各構成とに対して、無線通信規格のフレーム長可変単位に応じた間欠動作周期で動作するよう制御を行っている。ここで、フレーム長可変単位とは、無線通信規格で定まる値であり、送信データサイズを変動させることによるフレーム長の変動の最小値を示している。また、フレーム長検出誤差の許容量αとは、アンテナ31入力からADC36までの特性によりフレーム長検出に誤差が生じる可能性があるため、そのマージンとして導入された値である。
また、間欠動作制御回路42は、信号受信手段241がスリープ状態から起動して入力に応じた出力を行うまでに必要となる時間に応じた時間分稼動状態にあるように、信号受信手段241に対する制御を行っている。また、間欠動作制御回路42は、起動手段242がスリープ状態から起動して入力に応じた出力を行うまでに必要となる時間に応じた時間分稼動状態にあるように、起動手段242に対する制御を行っている。なお、セットアップ時間とは、スリープ状態から起動して入力に応じた出力を行うまでに必要となる時間のことをいう。
以上のように、間欠動作制御回路42は、間欠動作周期をフレーム長可変単位に基づいて決定している。また、間欠動作制御回路42は、動作時間を各回路のセットアップ時間に基づいて決定している。このような制御を間欠動作制御回路42が行うことで、各回路のデューティ比を最小化しつつ、受信信号の取りこぼしを防止することが可能となる。つまり、安定的に(受信信号の取りこぼしが発生するのを防ぎつつ)消費電力を抑えることが可能となる。
さらに、間欠動作制御回路42は、起動手段242の間欠動作の周期が、FIFO39の段数分だけ信号受信手段241の間欠動作の周期よりも長くなるように制御を行っている。つまり、間欠動作制御回路42は、FIFO39が記憶可能な容量に応じて起動手段242の間欠動作周期の制御を行っていることになる(FIFO39が記憶可能な容量が一杯になる周期まで、起動手段242の間欠動作周期を信号受信手段241の間欠動作周期よりも延ばしている)。上述したように、ウェイクアップ信号受信機24では、起動手段242による判定処理は他の回路が行う処理よりも複雑であり、消費電力が高くなる傾向にある。そのため、フレーム長検出回路40と判定回路41との間欠動作周期をより長くすることで、より効果的な省電力効果を得ることが出来る。
ここで、信号受信手段241の間欠動作の周期と、起動手段242の間欠動作の周期と、の一例を図7で示す。図7で示すように、信号受信手段241及び起動手段242の間欠動作は、稼動状態とスリープ状態との繰り返しにより行われている。また、稼動状態にある時間であるT+β、T+γは、スリープ状態の時間よりも短くなっている。さらに、起動手段242のスリープ期間は、FIFO39の段数分だけ、信号受信手段241のスリープ期間よりも長くなることになる。
シンクノード3は、無線センサーノード2と同様に、無線通信機21と、ホストシステム22と、を有している。また、シンクノード3は、センサー23の代わりにデータベースを備えたり、外部のネットワークと接続したりすることが出来る。シンクノード3は、ウェイクアップ信号受信機24を備えていても構わないし、備えていなくても構わない。このように、シンクノード3は無線センサーノード2の構成と同様の構成を備えている。そのため、シンクノード3の構成の説明は省略する。
以上が、無線センサーネットワークシステム1の構成である。次に、無線センサーネットワークシステム1の動作とウェイクアップ信号受信機24の動作について説明する。まずスリープ状態にある無線センサーノード2がウェイクアップ信号を受信して起動する際の動作について説明する。
まず前提として、無線センサーノード2が備えるセンサー23によるセンサー情報の取得は常に行われている訳ではない。そのため、センサー情報の取得が行われていない間、無線センサーノード2の無線通信機21、ホストシステム22、センサー23はスリープ状態で待機している。一方、無線センサーノード2のウェイクアップ信号受信機24は、間欠動作周期で間欠動作を行いながらウェイクアップ信号を待ち受けている。
図8を参照すると、このような状態の時に、無線センサーノード2のウェイクアップ信号受信機24が、隣接ノードから自ノード宛てのウェイクアップ信号を受信する(S101)。すると、ウェイクアップ受信機24はウェイクアップ信号に基づいて、無線通信機21とホストシステム22とセンサー23とに対して稼動状態に遷移するよう指示を送る。そして、このような指示を受けることで、無線通信機21とホストシステム22とセンサー23とは、スリープ状態から稼動状態に遷移する(S102)。
その結果、稼動状態に遷移したセンサー23によるセンサー情報の取得や無線通信機21を介したプライマリの無線通信が行われることになる(S103)。なお、無線通信機21と、ホストシステム22と、センサー23とは、ウェイクアップ信号に基づかなくても稼動状態に遷移するよう構成することが出来る。例えば、スリープ状態にある無線通信機21と、ホストシステム22と、センサー23とは、自ノードで予めスケジュールされた時刻になった場合に、自動で稼動状態に遷移するよう構成することが出来る。
以上が、スリープ状態にある無線センサーノード2がウェイクアップ信号を受信して起動する際の動作である。次に、スリープ状態にある無線センサーノード2と通信を行う場合の動作について説明する。
スリープしている隣接ノードと通信したい場合、スリープ状態の無線センサーノード2が備える無線通信機21はスリープ状態にあることになる。そのため、そのまま無線通信機21を用いたプライマリの無線通信を行おうとしても、スリープ状態の隣接ノードは無線通信を行うことが出来ない。
そこで、図9を参照すると、スリープしている隣接ノードと通信したい場合、無線センサーノード2はウェイクアップ信号をスリープしている隣接ノードへと送信する(S201)。これにより、スリープしている隣接ノードは稼動状態へと遷移することになる。そして、隣接ノードが稼動状態へと遷移した後に、無線センサーノード2は、稼動状態へと遷移した隣接ノードとプライマリの無線通信を行うことになる(S202)。
なお、ウェイクアップ信号の送信は、例えば、無線通信機21を用いて行うことが出来る。無線通信機21は、例えば、送信するデータのサイズを制御することによってフレーム長を変え、1つ以上のフレーム長の順列で構成されたウェイクアップ信号を送信する。
以上が、スリープ状態にある無線センサーノード2と通信を行う場合の動作である。次に、ウェイクアップ信号受信機24の動作について説明する。なお、ウェイクアップ信号受信機24は、信号受信手段241と起動手段242とで異なる周期で間欠動作を行っている。そこで、まずは信号受信手段241の動作について説明する。
図10を参照すると、無線センサーノード2は、アンテナ部31で無線信号を受信する。すると無線センサーノード2は、BPF32と、LNA33と、検波器34と、LPF35と、を含むRFフロントエンドで、所望周波数帯の無線信号の包絡線を抽出する処理を行う(S301)。
続いて、RFフロントエンドで抽出した包絡線信号をADC36が受信する。すると、ADC36は、受信した包絡線信号をデジタル電気信号へと変換する(S302)。そして、ADC36は、変換したデジタル電気信号を比較器37へと送信する。
次に、比較器37が、ADC36が送信したデジタル電気信号を受信する。すると、比較器37は、閾値記憶部38が記憶する閾値と、ADC36から受信したデジタル電気信号とを比較する。これにより、比較器37は、信号の有無を判定することになる(S303)。つまり、比較器37は、受信したデジタル電気信号を閾値記憶部38が記憶する閾値を用いて2値化する。その後、比較器37は、2値化した値をFIFO39へと送信する。
そして、FIFO39が2値化した値を受信する。そこで、FIFO39は、比較器37で2値化した値を記憶する(S304)。FIFO39には、比較器37で2値化した値がFIFO段数分だけバッファされることになる。
以上が、信号受信手段241の動作である。このように、アンテナ部31が受信した無線信号に応じた2値化した値をFIFO39にバッファしておくことで、信号受信手段241は、起動手段242と異なる周期で間欠動作を行うことが出来るようになる。次に、起動手段242の動作について説明する。
図11を参照すると、起動手段242が稼動状態に遷移すると、まずフレーム長検出回路40が、FIFO39から2値化した値(判定結果)を読み出す(S401)。続いて、
フレーム長検出回路40は、2値化した値を用いて、連続して信号がある期間をカウントする。これにより、フレーム長検出回路40は、フレーム長を算出する(S402)。その後、フレーム長検出回路40は、算出したフレーム長を判定回路41へと送信する。
続いて、判定回路41が、フレーム長検出回路40が送信したフレーム長を受信する。すると、判定回路41は、フレーム長と自身が記憶しているウェイクアップIDとの比較照合を行う(S403)。そして、判定回路41は、照合が成功した場合、ホストシステム22の起動制御を行い、ホストシステム22を経由してプライマリの無線通信機21も起動することになる。
以上が、起動手段242の動作である。
このように、本実施形態におけるウェイクアップ信号受信機24は、信号受信手段241と、起動手段242と、バッファ部243と、を有している。このような構成により、信号受信手段24が受信した無線信号に基づいて取得した信号情報を一時的にバッファ部243に記憶することが出来るようになる。その結果、信号受信手段24の間欠動作周期と異なる間欠動作周期で起動手段242を間欠動作させることが可能となる。これにより、より大きな電力を消費する起動手段242の間欠動作周期を信号受信手段24の間欠動作周期よりも長くすることが可能となる。つまり、電力をより消費する起動手段242をスリープ状態にしておく頻度を多くすることが可能となり、消費電力を効果的に抑えることが可能となる。
また、本実施形態における間欠動作制御回路42は、信号受信手段241を構成する各構成と起動手段242を構成する各構成とに対して、無線通信規格のフレーム長可変単位に応じた間欠動作周期で動作するよう制御を行うよう構成されている。また、間欠動作制御回路42は、信号受信手段241がセットアップ時間に応じた時間分稼動状態にあるように信号受信手段241に対する制御を行うよう構成されている。また、間欠動作制御回路42は、起動手段242がセットアップ時間に応じた時間分稼動状態にあるように起動手段242に対する制御を行っている。このような構成により、各回路のデューティ比を最小化しつつ、受信信号の取りこぼしを防止することが可能となる。その結果、より安定的に消費電力を抑えることが可能となる。
なお、本実施形態では、無線センサーノード2が信号受信手段241と、起動手段242と、バッファ部243と、を有するウェイクアップ信号受信機24を備えるとした。しかしながら、本発明は無線センサーネットワークシステム1に限らず適用することが可能である。信号受信手段241と、起動手段242と、バッファ部243と、を有するウェイクアップ信号受信機24は、例えば、携帯電話などのモバイル端末、一般的な無線通信端末が備えていても構わない。このように、本発明は、一般的な無線通信システムに適用することが出来る。
また、本実施形態では、ウェイクアップ信号受信機24の具体的な構成の一例として、図4を用いて説明した。しかしながら、本発明は、本実施形態で説明したウェイクアップ信号受信機24の具体的な構成に限定せず実施可能である。例えば、本発明は、検波結果をサンプリング周期でサンプリングすることでフレーム長を検出するウェイクアップ信号受信機24にも適用することが出来る。
また、間欠動作制御回路42による間欠動作の制御は、必ずしも本実施形態で説明した全ての回路に対して行う必要はない。例えば、比較器37やFIFO39が消費する消費電力は、他の回路が消費する消費電力と比較すると極めて小さいものになる。そのため、比較器37やFIFO39は間欠動作しないように構成することも考えられる。このように、間欠動作を行う回路は、本実施形態で説明した場合に限定されない。
また、間欠動作制御回路42による間欠動作の制御は、本実施形態で説明した、信号受信手段241と、起動手段242と、の2つの間欠動作周期に分割して制御を行う場合に限定されない。間欠動作制御回路42は、ウェイクアップ信号受信機24を構成する各構成毎に間欠動作の制御を行うなど、ウェイクアップ信号受信機24を3つ以上の処理実行手段に分割して間欠動作の制御を行うよう構成することが出来る。
また、本実施形態では、ウェイクアップ信号(無線通信信号の一種)を利用してホストシステム22や無線通信機21を起動する場合について説明した。しかしながら、本発明の用途はホストシステム22などの起動用に限定されない。本発明は、無線通信信号(ウェイクアップ信号)を用いて特定の機能を動作させるよう構成されていても構わない。
[第2の実施形態]
次に本発明の第2の実施形態について図面を参照して説明する。第2の実施形態では、ウェイクアップ信号受信機の起動用以外の他の用途について説明する。
第1の実施形態では、ウェイクアップ信号受信機24を用いて無線通信機21やホストシステム22、センサー23を起動させる場合について説明した(図2参照)。しかしながら、上述したように、ウェイクアップ信号受信機の用途は、このような起動用に用いる限定されない。
図12を参照すると、本実施形態におけるウェイクアップ信号受信機5(無線通信信号受信機)は、判定回路51を有している。そして、判定回路51は、例えば、図13で示す復号テーブルを記憶している。なお、ウェイクアップ信号受信機5は、判定回路5の構成を除いては、既に説明した構成と同様の構成を有している。そのため、同様の構成の説明については、既に行ったため省略する。
図13を参照すると、復号テーブルには、フレーム長とビット値とが対応付けられて記憶されている。このような復号テーブルを判定回路51が記憶することで、本実施形態における判定回路51は、フレーム長検出回路40からフレーム長を取得すると、当該取得したフレーム長をフレーム長に応じたビット値へと復号処理を行うことが出来る。その後、判定回路51は、復号処理の結果(ビット値)を例えばホストシステム22へと送信する。このように、ウェイクアップ信号受信機5が受信したウェイクアップ信号(無線通信信号)を復号してホストシステム22へと送信することで、ホストシステム22(無線通信端末が装備する特定の機能の一つの例)が所定の動作をするように制御することが出来る。
このように、本実施形態におけるウェイクアップ信号受信機5は、判定回路5を有している。また、判定回路5には、例えば、復号テーブルが記憶されている。このような構成により、ウェイクアップ信号受信機5は、受信したウェイクアップ信号を復号して、例えばホストシステム22に送信することが出来る。その結果、ウェイクアップ信号受信機5を介して、例えば、ホストシステム22へデータ通信を行うことが出来るようになる。又は、ウェイクアップ信号受信機5を介して、ホストシステム22を遠隔制御することが出来るようになる。このように、ウェイクアップ信号受信機5の用途は起動用に限定されない。ウェイクアップ信号受信機5は、例えば、無線通信端末が備える所定の機能へのデータ送信や所定の機能の遠隔制御用の受信機としても用いることが出来る。
[第3の実施形態]
次に本発明の第3の実施形態について図面を参照して説明する。第3の実施形態では、インアクティブ区間では動作しないように構成されたウェイクアップ信号受信機6について説明する。なお、本実施形態におけるウェイクアップ信号受信機6の構成は第1の実施形態又は第2の実施形態で説明したものと同様となる。そのため、ウェイクアップ信号受信機6の構成についての説明は省略する。
無線規格によっては、信号が送信されない時刻が決まっているものがある。そのため、送信されない時刻が分かっている場合には、ウェイクアップ信号受信機6の全ての間欠動作周期のうち、送信されない時刻は稼動状態にならない制御を行うことが考えられる。
例えば、IEEE02.15.4無線規格では、端末から定期的に送信するビーコンフレームの間で、送信可能な時間(アクティブ区間)とフレームを送信しない時間(インアクティブ区間)を規定してフレームを送信するモードがある(図14参照)。このようなモードでは、インアクティブ区間では、無線信号が送信されることはない。従って、インアクティブ区間ではウェイクアップ信号受信機6で信号を受信する必要がないことになる。そのため、インアクティブ区間になる時刻を間欠動作制御回路42に登録しておき、インアクティブ区間は稼動状態へ遷移しないよう構成することが考えられる。
このようにインアクティブ区間は稼動状態へ遷移しないよう間欠動作制御回路42を構成すると、当該間欠動作制御回路42により制御される間欠動作周期は例えば図15で示すようになる。図15で示すように、インアクティブ区間は稼動状態に遷移しないよう制御することで、より長い期間スリープ状態にしておくことが可能となる。その結果、より効果的に消費電力を抑えることが可能となる。
このように、本実施形態におけるウェイクアップ信号受信機6が備える間欠動作制御回路42は、インアクティブ区間は稼動状態へ遷移しないように構成されている。このような構成により、ウェイクアップ信号受信機6は、無線信号が送信されることのない期間に稼動状態に遷移することを防止することが出来る。その結果、より長い間スリープ状態にしておくことが可能となり、より効果的に消費電力を抑えることが可能となる。
[第4の実施形態]
次に本発明の第4の実施形態について説明する。上述したように、間欠動作制御回路42は、3つ以上の処理実行手段に分割して間欠動作の制御を行うよう構成することが出来る。そこで、本実施形態では、3つ以上の処理実行手段に分割して間欠動作の制御を行う間欠動作制御回路42を備えるウェイクアップ信号受信機の一例として、ウェイクアップ信号受信機7について説明する。
具体的に、本実施形態では、ウェイクアップ信号受信機7を構成する各構成(LNA33、検波器34、ADC36、…)毎に間欠動作の制御を行うウェイクアップ信号受信機7について説明する。なお、本実施形態におけるウェイクアップ信号受信機7の構成は上述した各実施形態で説明したものと同様となる。そのため、ウェイクアップ信号受信機7の構成についての説明は省略する。また、上述したように、本実施形態におけるウェイクアップ信号受信機7を構成する各構成それぞれは、所定の処理を実行する。つまり、ウェイクアップ信号受信機7を構成する各構成それぞれが処理実行手段に相当することになる。
今までの実施形態では、間欠動作制御回路42が信号受信手段241と、実行手段242と、の2つの間欠動作周期に分割して間欠動作の制御を行う場合について説明した。しかしながら、間欠動作制御回路42の各構成により行われる各処理のセットアップ時間や各構成の出力安定までの時間の振れ幅は、各構成毎に異なるものとなる。そこで、それぞれの処理に合わせて(各構成毎に)動作時間を詳細に設定する。このように設定することで、デューティ比を最適化することが出来る。
具体的には、本実施形態における間欠動作制御回路42は、下記間欠動作周期、動作時間、デューティ比になるように、ウェイクアップ信号受信機7を構成する各構成に対して間欠動作の制御を行っている。
・LNA33、検波器34、ADC36、比較器37、FIFO39に対する制御
間欠動作周期 :T+α
動作時間:
LNA33 :TB1+β
検波器34 :TB2+β
ADC36 :TB3+β
比較器37 :TB4+β
FIFO39 :TB5+β
デューティ比:
LNA33 :(TB1+β)/(T+α)
検波器34 :(TB2+β)/(T+α)
ADC36 :(TB3+β)/(T+α)
比較器37 :(TB4+β)/(T+α)
FIFO39 :(TB5+β)/(T+α)
・フレーム長検出回路40、判定回路41に対する制御
間欠動作周期 :N(T+α)
動作時間:
フレーム長検出回路40 :TC1+γ
判定回路41 :TC2+γ
デューティ比:
フレーム長検出回路40 :(TC1+γ)/{N(T+α)}
判定回路41 :(TC2+γ)/{N(T+α)}
なお、TB1はLNA33のセットアップ時間の最大値である。また、TB2は検波器34のセットアップ時間の最大値である。また、TB3はADC36のセットアップ時間の最大値である。また、TB4は比較器37のセットアップ時間の最大値である。また、TB5はFIFO39のセットアップ時間の最大値である。また、TC1はフレーム長検出回路40のセットアップ時間の最大値である。また、TC2は判定回路40のセットアップ時間の最大値である。
同様に、βはLNA33が安定して出力を得るためのマージン時間である。また、βは検波器34が安定して出力を得るためのマージン時間である。また、βはADC36が安定して出力を得るためのマージン時間である。また、βは比較器37が安定して出力を得るためのマージン時間である。また、βはFIFO39が安定して出力を得るためのマージン時間である。また、γはフレーム長検出回路40が安定して出力を得るためのマージン時間である。また、γは判定回路41が安定して出力を得るためのマージン時間である。
このように、本実施形態におけるウェイクアップ信号受信機7は、当該ウェイクアップ信号受信機7が備える各構成毎に異なる間欠動作周期で動作するように構成されている。具体的には、本実施形態におけるウェイクアップ信号受信機7は、当該ウェイクアップ信号受信機7を構成する各構成が、各構成毎にスリープ状態から起動して入力に応じた出力を行うまでに必要となる時間と各構成毎のマージン時間とに応じた時間分稼動状態にあるように、制御されている。このように、各構成毎に必要となる時間に応じて動作時間(稼動状態にある時間)を設定することで、よりデューティ比を下げることが出来る。その結果、より大きな省電力効果を得ることが可能となる。
[第5の実施形態]
次に、本発明の第5の実施形態について図面を参照して説明する。第5の実施形態では、消費電力に応じて異なる周期で間欠動作を行う処理実行手段を複数備えた無線通信信号受信機81を有する無線通信端末8について説明する。なお、本実施形態では、無線通信端末8の構成の概略について説明する。
図16を参照すると、本実施形態における無線通信端末8は、無線通信信号受信機81を有している。
無線通信信号受信機81は、無線通信端末8が装備する特定の機能を動作させる機能を有している。また、無線通信信号受信機81は、所定の処理を実行する処理実行手段を複数備えている。そして、無線通信信号受信機81が備える処理実行手段は、当該処理実行手段が動作する際に消費する消費電力量に応じて、当該処理実行手段毎に異なる間欠動作周期で動作するよう構成されている。
このように、本実施形態における無線通信端末8は、複数の処理実行手段を備えた無線通信信号受信機81を有している。また、無線通信信号受信機81が備える処理実行手段は、当該処理実行手段が動作する際に消費する消費電力量に応じて、当該処理実行手段毎に異なる間欠動作周期で動作するよう構成されている。このような構成により、例えば、より消費電力の大きな処理実行手段の間欠動作周期をより消費電力の小さな処理実行手段の間欠動作周期よりも長く構成することが出来るようになる。その結果、効果的に消費電力を抑えることが可能となる。
また、上述した無線通信端末8が作動することにより実行される無線通信方法は、無線通信信号受信部が無線通信信号を受信して、当該受信した無線通信信号に基づいて無線通信端末が装備する特定の機能を動作させる無線通信方法であって、無線通信信号受信部は、所定の処理を実行する処理実行手段を複数備えており、処理実行手段は、当該処理実行手段が動作する際に消費する消費電力量に応じて、当該処理実行手段毎に異なる間欠動作周期で動作する、という方法である。
上述した構成を有する無線通信方法の発明であっても、上記無線通信端末8と同様の作用を有するために、上述した本発明の目的を達成することが出来る。
[第6の実施形態]
次に本発明の第6の実施形態について図面を参照して説明する。第6の実施形態では、消費電力に応じて異なる周期で間欠動作を行う処理実行手段91を備えた無線通信信号受信機9について説明する。本実施形態における無線通信信号受信機9は、図示しない無線通信端末が装備する特定の機能を動作させる無線通信信号を受信する受信機である。なお、本実施形態では、無線通信信号受信機9の構成の概略について説明する。
図17を参照すると、本実施形態における無線通信信号受信機9は、複数の処理実行手段91を有している。
処理実行手段91は、所定の処理を実行する機能を有している。また、処理実行手段91は、当該処理実行手段91が動作する際に消費する消費電力量に応じて、当該処理実行手段毎に異なる間欠動作周期で動作するよう構成されている。
このように、本実施形態における無線通信信号受信機9は、複数の処理実行手段91を備えている。また、処理実行手段91は、当該処理実行手段91が動作する際に消費する消費電力量に応じて、当該処理実行手段91毎に異なる間欠動作周期で動作するよう構成されている。このような構成により、例えば、より消費電力の大きな処理実行手段91の間欠動作周期をより消費電力の小さな処理実行手段91の間欠動作周期よりも長く構成することが出来るようになる。その結果、効果的に消費電力を抑えることが可能となる。
<付記>
上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうる。以下、本発明における無線通信信号受信機などの概略を説明する。但し、本発明は、以下の構成に限定されない。
(付記1)
無線通信端末が装備する特定の機能を動作させる無線通信信号を受信する無線通信信号受信機であって、
所定の処理を実行する処理実行手段を複数備えており、
前記処理実行手段は、当該処理実行手段が動作する際に消費する消費電力量に応じて、当該処理実行手段毎に異なる間欠動作周期で動作するよう構成された、
無線通信信号受信機。
(付記2)
付記1に記載の無線通信信号受信機であって、
前記処理実行手段として、前記無線通信信号を受信する信号受信手段と、前記信号受信手段が受信した前記無線通信信号に基づいて前記特定の機能を動作させる実行手段と、を備え、
前記実行手段は、前記信号受信手段よりも長い周期で間欠動作を行うよう構成された、
無線通信信号受信機。
(付記3)
付記2に記載の無線通信信号受信機であって、
前記信号受信手段が受信した前記無線通信信号に基づいて取得した信号情報を一時的に記憶するバッファ部を備え、
前記信号受信手段は、当該信号受信手段が受信した前記無線通信信号に基づいて前記信号情報を取得して、当該取得した信号情報を前記バッファ部に記憶し、
前記実行手段は前記バッファ部が記憶する前記信号情報に基づいて前記特定の機能を動作させる、
無線通信信号受信機。
(付記4)
付記3に記載の無線通信信号受信機であって、
前記間欠動作周期は、前記処理実行手段が所定の処理を実行する稼動状態と前記処理実行手段が所定の処理を実行せず低消費電力状態で待機するスリープ状態とを繰り返す周期であり、
前記実行手段は、一度前記稼動状態に遷移して所定の処理を実行すると、前記バッファ部が記憶可能な容量が一杯になるまで前記スリープ状態で待機するよう構成された、
無線通信信号受信機。
(付記5)
付記3又は4に記載の無線通信信号受信機であって、
前記バッファ部は、格納したデータを格納した順番に取り出すことが可能なFIFO(First IN,First Out)バッファである、
無線通信信号受信機。
(付記6)
付記1乃至5の何れかに記載の無線通信信号受信機であって、
前記処理実行手段は、無線通信規格のフレーム長可変単位に応じた間欠動作周期で動作するよう構成された、
無線通信信号受信機。
(付記7)
付記1乃至6の何れかに記載の無線通信信号受信機であって、
前記間欠動作周期は、前記処理実行手段が所定の処理を実行する稼動状態と前記処理実行手段が所定の処理を実行せず低消費電力状態で待機するスリープ状態とを繰り返す周期であり、
前記処理実行手段は、当該処理実行手段がスリープ状態から起動して入力に応じた出力を行うまでに必要となる時間に応じた時間分稼動状態にあるように構成された、
無線通信信号受信機。
(付記8)
付記1乃至7の何れかに記載の無線通信信号受信機であって、
送信する情報を無線フレームのフレーム長により表した前記無線通信信号を受信する、
無線通信信号受信機。
(付記9)
付記1乃至8の何れかに記載の無線通信信号受信機であって、
前記無線通信端末が装備する特定の機能を動作させる前記無線通信信号として、前記無線通信端末が装備する特定の機能を起動させるウェイクアップ信号を受信する、
無線通信信号受信機。
(付記9−1)
無線通信端末が装備する特定の機能を動作させる無線通信信号を受信する無線通信信号受信部を備え、
前記無線通信信号受信部は、所定の処理を実行する処理実行手段を複数備えており、
前記無線通信信号受信部が備える前記処理実行手段は、当該処理実行手段が動作する際に消費する消費電力量に応じて、当該処理実行手段毎に異なる間欠動作周期で動作するよう構成された、
無線通信端末。
(付記10)
無線通信信号受信部が無線通信信号を受信して、当該受信した無線通信信号に基づいて無線通信端末が装備する特定の機能を動作させる無線通信方法であって、
前記無線通信信号受信部は、所定の処理を実行する処理実行手段を複数備えており、
前記処理実行手段は、当該処理実行手段が動作する際に消費する消費電力量に応じて、当該処理実行手段毎に異なる間欠動作周期で動作する、
無線通信方法。
(付記10−1)
無線通信端末が装備する特定の機能を動作させる無線通信信号を受信する無線通信信号受信機に、
所定の処理を実行する複数の処理実行手段を実現させ、
前記処理実行手段は、当該処理実行手段が動作する際に消費する消費電力量に応じて、当該処理実行手段毎に異なる間欠動作周期で動作する、
プログラム。
以上、上記各実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明の範囲内で当業者が理解しうる様々な変更をすることが出来る。
1 無線センサーネットワークシステム
2 無線センサーノード
3 シンクノード
21 無線通信機
22 ホストシステム
23 センサー
24 ウェイクアップ信号受信機
241 信号受信手段
242 起動手段
243 バッファ部
31 アンテナ部
32 BPF
33 LNA
34 検波器
35 LPF
36 ADC
37 比較器
38 閾値記憶部
39 FIFO
40 フレーム長検出回路
41 判定回路
42 間欠動作制御回路
5、6、7 ウェイクアップ信号受信機
51 判定回路
8 無線通信端末
81 無線通信信号受信機
9 無線通信信号受信機
91 処理実行手段

Claims (9)

  1. 無線通信端末が装備する特定の機能を動作させる無線通信信号を受信する無線通信信号受信機であって、
    所定の処理を実行する処理実行手段として、前記無線通信信号を受信する信号受信手段と、前記信号受信手段が受信した前記無線通信信号に基づいて前記特定の機能を動作させる実行手段と、を備え
    前記実行手段は、前記信号受信手段よりも長い周期で間欠動作を行うよう構成された、
    無線通信信号受信機。
  2. 請求項に記載の無線通信信号受信機であって、
    前記信号受信手段が受信した前記無線通信信号に基づいて取得した信号情報を一時的に記憶するバッファ部を備え、
    前記信号受信手段は、当該信号受信手段が受信した前記無線通信信号に基づいて前記信号情報を取得して、当該取得した信号情報を前記バッファ部に記憶し、
    前記実行手段は前記バッファ部が記憶する前記信号情報に基づいて前記特定の機能を動作させる、
    無線通信信号受信機。
  3. 請求項に記載の無線通信信号受信機であって、
    前記間欠動作周期は、前記処理実行手段が所定の処理を実行する稼動状態と前記処理実行手段が所定の処理を実行せず低消費電力状態で待機するスリープ状態とを繰り返す周期であり、
    前記実行手段は、一度前記稼動状態に遷移して所定の処理を実行すると、前記バッファ部が記憶可能な容量が一杯になるまで前記スリープ状態で待機するよう構成された、
    無線通信信号受信機。
  4. 請求項又はに記載の無線通信信号受信機であって、
    前記バッファ部は、格納したデータを格納した順番に取り出すことが可能なFIFO(First IN,First Out)バッファである、
    無線通信信号受信機。
  5. 請求項1乃至の何れかに記載の無線通信信号受信機であって、
    前記処理実行手段は、無線通信規格のフレーム長可変単位に応じた間欠動作周期で動作するよう構成された、
    無線通信信号受信機。
  6. 請求項1乃至の何れかに記載の無線通信信号受信機であって、
    前記間欠動作周期は、前記処理実行手段が所定の処理を実行する稼動状態と前記処理実行手段が所定の処理を実行せず低消費電力状態で待機するスリープ状態とを繰り返す周期であり、
    前記処理実行手段は、当該処理実行手段がスリープ状態から起動して入力に応じた出力を行うまでに必要となる時間に応じた時間分稼動状態にあるように構成された、
    無線通信信号受信機。
  7. 請求項1乃至の何れかに記載の無線通信信号受信機であって、
    送信する情報を無線フレームのフレーム長により表した前記無線通信信号を受信する、
    無線通信信号受信機。
  8. 請求項1乃至の何れかに記載の無線通信信号受信機であって、
    前記無線通信端末が装備する特定の機能を動作させる前記無線通信信号として、前記無線通信端末が装備する特定の機能を起動させるウェイクアップ信号を受信する、
    無線通信信号受信機。
  9. 無線通信信号受信部が無線通信信号を受信して、当該受信した無線通信信号に基づいて無線通信端末が装備する特定の機能を動作させる無線通信方法であって、
    前記無線通信信号受信部は、所定の処理を実行する処理実行手段として、前記無線通信信号を受信する信号受信手段と、前記信号受信手段が受信した前記無線通信信号に基づいて前記特定の機能を動作させる実行手段と、を備え
    前記実行手段は、前記信号受信手段よりも長い周期で間欠動作を行う、
    無線通信方法。
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