JP6299794B2 - 腐食センサの設計方法および腐食センサの製造方法 - Google Patents
腐食センサの設計方法および腐食センサの製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6299794B2 JP6299794B2 JP2016063440A JP2016063440A JP6299794B2 JP 6299794 B2 JP6299794 B2 JP 6299794B2 JP 2016063440 A JP2016063440 A JP 2016063440A JP 2016063440 A JP2016063440 A JP 2016063440A JP 6299794 B2 JP6299794 B2 JP 6299794B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- corrosion
- sensor
- iron
- sensor unit
- init
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 title claims description 143
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 title claims description 142
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 15
- 238000013461 design Methods 0.000 title claims description 8
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 8
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 142
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 claims description 71
- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims description 56
- 229910000640 Fe alloy Inorganic materials 0.000 claims description 31
- 235000002639 sodium chloride Nutrition 0.000 claims description 12
- FAPWRFPIFSIZLT-UHFFFAOYSA-M Sodium chloride Chemical compound [Na+].[Cl-] FAPWRFPIFSIZLT-UHFFFAOYSA-M 0.000 claims description 10
- 239000011780 sodium chloride Substances 0.000 claims description 10
- 239000002245 particle Substances 0.000 claims description 9
- 239000000463 material Substances 0.000 description 9
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 6
- 229920000139 polyethylene terephthalate Polymers 0.000 description 6
- 239000005020 polyethylene terephthalate Substances 0.000 description 6
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 6
- -1 polyethylene terephthalate Polymers 0.000 description 5
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 5
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 5
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 5
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 3
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 3
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000003822 epoxy resin Substances 0.000 description 2
- 235000000396 iron Nutrition 0.000 description 2
- 229920000647 polyepoxide Polymers 0.000 description 2
- 229920001343 polytetrafluoroethylene Polymers 0.000 description 2
- 239000004810 polytetrafluoroethylene Substances 0.000 description 2
- 238000005070 sampling Methods 0.000 description 2
- 238000005507 spraying Methods 0.000 description 2
- 241001077673 Mylon Species 0.000 description 1
- 239000004677 Nylon Substances 0.000 description 1
- 239000000443 aerosol Substances 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 1
- 230000008094 contradictory effect Effects 0.000 description 1
- 230000007613 environmental effect Effects 0.000 description 1
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 1
- 239000010419 fine particle Substances 0.000 description 1
- 238000011835 investigation Methods 0.000 description 1
- 150000002505 iron Chemical class 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 239000000615 nonconductor Substances 0.000 description 1
- 229920001778 nylon Polymers 0.000 description 1
- 239000003973 paint Substances 0.000 description 1
- 239000005011 phenolic resin Substances 0.000 description 1
- 229920000728 polyester Polymers 0.000 description 1
- 150000003839 salts Chemical class 0.000 description 1
- 239000013535 sea water Substances 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Testing Resistance To Weather, Investigating Materials By Mechanical Methods (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
Description
腐食量を測定する技術としては、電気抵抗式の腐食センサが知られている(例えば、非特許文献1を参照)。電気抵抗式の腐食センサは、センサ部の鉄または鉄合金として腐食量の評価対象を用い、腐食による電気抵抗値の増加量から腐食量を求める。
[1]腐食センサの設計方法であって、上記腐食センサが、任意の環境に曝露されて腐食により厚さ方向に減肉する鉄または鉄合金からなるセンサ部、および、上記任意の環境から遮断される鉄または鉄合金からなる参照部を備え、上記参照部の電気抵抗値、および、上記センサ部の電気抵抗値に基づいて上記センサ部の腐食量を測定する、電気抵抗式の腐食センサであり、上記センサ部の当初厚さとして後述する式(I)を満たす厚さを設定する、腐食センサの設計方法。
[2]任意の環境に曝露されて腐食により厚さ方向に減肉する鉄または鉄合金からなるセンサ部、および、上記任意の環境から遮断される鉄または鉄合金からなる参照部を備え、上記参照部の電気抵抗値、および、上記センサ部の電気抵抗値に基づいて上記センサ部の腐食量を測定する、電気抵抗式の腐食センサを製造する、腐食センサの製造方法であって、上記[1]に記載の腐食センサの設計方法よって上記センサ部の当初厚さを設定する、腐食センサの製造方法。
まず、電気抵抗式の腐食センサの構造について、図1(A)および図1(B)に基づいて説明する。なお、図1(A)および図1(B)に基づいて説明する腐食センサは一例であり、腐食センサはこれに限定されるものではない。
その一方で、センサ部11の上面は、カバー61で覆われていない。すなわち、図1(B)に示すように、腐食センサ1を断面視した場合、矩形であるセンサ部11の両側面および下面は各部材で覆われているが、上面は露出している。このため、腐食センサ1が任意の環境下にある場合、センサ部11の上面は、この任意の環境に曝露される。腐食センサ1が特に腐食環境下にある場合は、上面が曝露されたセンサ部11は、その厚さ方向(上面側から下面側に向かう方向)に腐食が進行する。
基板31上に配置される絶縁シート41の材料としては、特に限定されず、従来公知の材料を使用でき、例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート)等のポリエステルが挙げられる。絶縁シート41の厚さ(図1(B)中の上下方向の長さ(以下、同様))は、例えばステンレス鋼板である基板31と鉄または鉄合金であるセンサ部11および参照部21とを絶縁できる厚さであればよく、例えば、20〜200μmが挙げられる。
このとき、センサ部11の長さ(全長)は、例えば、30〜500mmが挙げられる。また、図1(B)に示すようにセンサ部11を断面視した場合において、その幅は、例えば、1〜10mmが挙げられる。なお、これら数値範囲の下限は腐食センサ1の測定精度の観点から、上限は腐食センサ1の取り扱いの利便性の観点からそれぞれ決定される。厚さについては後述する。
参照部21の形状は、センサ部11と同形状であることが好ましい。
そして、センサ部11と参照部21とは、例えば、図1(A)に示すように、連続した一連の長尺状の鉄または鉄合金であってもよい。この場合、センサ部11および参照部21を構成する一連の鉄または鉄合金の両端に電流源71が接続され、センサ部11の両端に電圧測定部81が接続され、参照部21の両端に電圧測定部91が接続される。
このとき、センサ部11は、任意の環境に曝露されることにより次第に腐食が進行した場合、センサ部11の電気抵抗値は、当初の値から次第に増大する。一方で、参照部21はセンサ部11が曝露されている任意の環境から遮断されているため、腐食は進行せず、参照部21の電気抵抗値は、基本的には当初の値から不変である。
センサ部11を構成する鉄または鉄合金は、腐食が進行するに伴い、任意の環境に曝露されている領域を起点にして厚さ方向に減肉する。減肉分の鉄または鉄合金は、表面から失われるか、または、腐食生成物に置き換わって表面に残存する。この腐食生成物は、不導体、または、導電体であったとしても元の鉄または鉄合金と比較して導電性が非常に低いものとなることが多い。結果として、腐食による電気抵抗値の増大は、センサ部11を構成する鉄または鉄合金の減肉によるものと見なされることが一般的である。
CD=tinit{(Rref,init/Rsens,init)−(Rref/Rsens)} … (1)
CD:腐食量(腐食深さ)[μm]
tinit:センサ部の当初厚さ[μm]
Rref,init:参照部の当初の電気抵抗値[Ω]
Rsens,init:センサ部の当初の電気抵抗値[Ω]
Rref:参照部の測定時の電気抵抗値[Ω]
Rsens:センサ部の測定時の電気抵抗値[Ω]
まず、センサ部11の当初厚さの下限値について説明する。センサ部11の当初厚さが薄いと、腐食量がセンサ部11の当初厚さに達する(つまり、センサ部11が全て腐食する)ことで腐食量の測定が不能になってしまう場合があることから、厚い方が好ましい。
ここで、海塩粒子量は、ISO9223で規定されている環境因子の1種であり、下記第2表に示すように、S0〜S3の4つのカテゴリに分類される。なお、海塩粒子とは、大気中に含まれるエアロゾル粒子の一種であって、海洋や塩湖の水(海水)に由来する塩分からなる微粒子のことである。
なお、この定数kは、本発明者らが、腐食センサ1を用い、約10箇所の地域(海岸や、海から100km程度離れた山中など)でサンプリングした結果得られた数値である。このサンプリングは、1箇所につき10分間隔で行い、その期間は、3ヶ月から最長で2年間に渡った。また、1箇所でのサンプル数は、複数(例えば20サンプル)であった。
上記式(1)では、センサ部11の当初厚さ(tinit)に電気抵抗値の変化分を掛け合わせているため、センサ部11の当初厚さが厚いほど測定精度が劣る(誤差が大きくなる)。このような観点からは、センサ部11の当初厚さは、できる限り薄く設定することが好ましい。
図2(A)〜図2(B)のグラフに示す結果から、鉄または鉄合金の当初厚さに依らず、測定結果のバラツキは約±0.1%ということが分かる。
本発明者らは、上記バラツキに基づく値「1000」に、上記第1表に示す定数kと腐食量の測定間隔(Ti[日])との積を掛け合わせることで得られる数値(=1000kTi)以下の値を、センサ部11の当初厚さ(tinit[μm])として設定した。そして、検討を重ねた結果、センサ部11の当初厚さ(tinit[μm])を、このように設定することで、測定される腐食深さ(腐食量)が経時的に減少せずに測定精度に優れることを見出した。
kTd≦tinit≦1000kTi …(I)
tinit:センサ部の当初厚さ[μm]
Td:センサ部の腐食量を測定する測定期間[日]
Ti:センサ部の腐食量を測定する測定間隔[日]
k:センサ部が曝露される任意の環境における平均気温と海塩粒子量のカテゴリS0〜S3(ISO9223)とに応じて決定される上記第1表に記載の定数
図1(A)および図1(B)に基づいて説明した電気抵抗式の腐食センサ1を作製し、腐食深さの経時変化を測定した。
センサ部11および参照部21を構成する一連の鉄または鉄合金としては、鉄A(当初厚さtinit:25μm)および鉄B(当初厚さtinit:250μm)を用いた。その他の条件として、幅:3mm、全長:70mmとした。
腐食センサ1の作製は、まず、ステンレス鋼板である基板31(50mm×70mm)上に、ポリエチレンテレフタレートからなる絶縁シート41(デュポン社製のマイラーシート、厚さ:30μm)を配置し、その上に、センサ部11および参照部21を配置した。絶縁シート41上に、エポキシ樹脂である樹脂51を、センサ部11および参照部21の厚さ分だけ平坦に敷き詰めて、センサ部11および参照部21の両側面を覆った。さらに、参照部21の上面を覆うようにして、耐候性のゴム製のカバー161(厚さ:3mm)を配置した。
図3は、実験例Iの湿度環境を示すグラフであり、横軸に測定期間(Td[h])を示し、縦軸に相対湿度(RH[%])を示している。腐食センサ1には、事前に、人工海塩をスプレー噴霧により100mg/m2付着させた。上記付着量は、海塩粒子量のカテゴリ(ISO9223)のS1に相当する。
したがって、センサ部11の当初厚さ(tinit)の下限値としては、上記式(I)の左辺から、k×Td=3×(30/24)=3.75μmが設定される。鉄Aおよび鉄Bの当初厚さ(25μmおよび250μm)は、いずれも、このように設定された下限値(3.75μm)以上の厚さである。
実験例I−1では、上記式(I)の右辺から、センサ部11の当初厚さ(tinit)の上限値として、1000×3×(1/1440)=2.1μmが設定されるが、鉄Aおよび鉄Bの当初厚さ(25μmおよび250μm)は、いずれもこの値を超えている。
ここで、測定間隔Ti=1/1440で測定される腐食深さの変化から、腐食速度(CR[mmy−1])を算出した。腐食速度が負の値になった場合には、測定された腐食深さが、その前に測定された腐食深さよりも小さいことになり、腐食現象として矛盾しており、測定精度の点で不十分と判断される。
図5(A)は、実験例I−1の鉄A(tinit=25μm)の腐食速度を示すグラフであり、図5(B)は、実験例I−1の鉄B(tinit=250μm)の腐食速度を示すグラフであり、横軸に測定期間(Td[h])を示し、縦軸に腐食速度(CR[mmy−1])を示している(以下同様)。
図5(A)および図5(B)に示すように、両グラフともに、腐食速度が負の値を示す期間があり、腐食現象として矛盾し、測定精度が不十分であることが分かった。特に、図5(B)に示すように、鉄B(tinit=250μm)を用いた場合においては、腐食速度の相対湿度依存性すら見て取れなかった。
実験例I−2では、上記式(I)の右辺から、センサ部11の当初厚さ(tinit)の上限値として、1000×3×(1/144)=21μmが設定されるが、鉄Aおよび鉄Bの当初厚さ(25μmおよび250μm)は、いずれもこの値を超えている。
図6(A)は、実験例I−2の鉄A(tinit=25μm)の腐食速度を示すグラフであり、図6(B)は、実験例I−2の鉄B(tinit=250μm)の腐食速度を示すグラフである。
図6(A)および図6(B)に示すように、両グラフともに、腐食速度が負の値を示す期間があり、測定精度が不十分であることが分かる。ただし、図6(A)に示すように、鉄A(tinit=25μm)を用いた場合においては、腐食速度が非常に小さい領域において腐食速度が負の値になるのみに留まった。
実験例I−3では、上記式(I)の右辺から、センサ部11の当初厚さ(tinit)の上限値として、1000×3×(1/24)=125μmが設定される。鉄Bの当初厚さ(250μm)は125μmを超えているが、鉄Aの当初厚さ(25μm)は125μm以下を満たしている。
図7(A)は、実験例I−3の鉄A(tinit=25μm)の腐食速度を示すグラフであり、図7(B)は、実験例I−3の鉄B(tinit=250μm)の腐食速度を示すグラフである。
図7(B)に示すように、鉄B(tinit=250μm)を用いた場合においては、腐食速度が負の値を示す期間があった。これに対して、図7(A)に示すように、鉄A(tinit=25μm)を用いた場合においては、測定期間(Td)中、腐食速度は負の値を示さず、測定精度に優れるものと評価できる。
実験例I−4では、上記式(I)の右辺から、センサ部11の当初厚さ(tinit)の上限値として、1000×3×(1/8)=375μmが設定されるが、鉄Aおよび鉄Bの当初厚さ(25μmおよび250μm)は、共に、375μm以下を満たしている。
図8(A)は、実験例I−4の鉄A(tinit=25μm)の腐食速度を示すグラフであり、図8(B)は、実験例I−4の鉄B(tinit=250μm)の腐食速度を示すグラフである。
図8(A)および図8(B)に示すように、両グラフともに、測定期間(Td)中、腐食速度は負の値を示さず、測定精度に優れるものと評価できる。
実験例I(実験例I−1〜I−4)では定数kを固定した条件で検討したが、次に、測定期間Td、および、測定間隔Tiを固定した条件で、定数kを変化させた場合について検討を行った。結果を下記第3表〜第8表に示す。
腐食センサ1が曝露される環境の気温として7℃、12℃、17℃、23℃、27℃および35℃を選択し、各気温で腐食センサ1には事前に海塩粒子量のカテゴリがS0〜S3になるように人工海塩をスプレー噴霧し、鉄または鉄合金として、鉄A(当初厚さtinit:25μm)および鉄B(当初厚さtinit:250μm)以外に、鉄C(当初厚さtinit:10μm)および下記第9表に示す化学組成(残部はFe)の鉄合金(当初厚さtinit:250μm)を用いた。
上記以外は、実験例I−4と同様にして、腐食速度を測定した。測定期間(Td)中に腐食速度が負の値を示さなかった場合には、測定精度に優れるものとして下記表中の「精度」の欄に「○」を記載し、測定期間(Td)中に腐食速度が負の値を示した場合には、測定精度が不十分であるものとして「×」を記載した。
また、測定期間(Td)である30時間経過後において、センサ部11が残存していた場合には下記表中の「残存」の欄に「○」を記載し、残存していなかった場合には「×」を記載した。
11:センサ部
21:参照部
31:基板
41:絶縁シート
51:樹脂
61:カバー
71:電流源
81:電圧測定部
91:電圧測定部
Claims (2)
- 腐食センサの設計方法であって、
前記腐食センサが、任意の環境に曝露される鉄または鉄合金からなるセンサ部、および、前記任意の環境から遮断される鉄または鉄合金からなる参照部を備え、前記参照部の電気抵抗値、および、前記センサ部の電気抵抗値に基づいて前記センサ部の腐食量を測定する、電気抵抗式の腐食センサであり、
前記センサ部の当初厚さとして下記式(I)を満たす厚さを設定する、腐食センサの設計方法。
kTd≦tinit≦1000kTi …(I)
tinit:前記センサ部の当初厚さ[μm]
Td:前記センサ部の腐食量を測定する測定期間[日]
Ti:前記センサ部の腐食量を測定する測定間隔[日]
k:前記センサ部が曝露される任意の環境における平均気温と海塩粒子量のカテゴリS0〜S3(ISO9223)とに応じて決定される下記第1表に記載の定数
- 任意の環境に曝露される鉄または鉄合金からなるセンサ部、および、前記任意の環境から遮断される鉄または鉄合金からなる参照部を備え、前記参照部の電気抵抗値、および、前記センサ部の電気抵抗値に基づいて前記センサ部の腐食量を測定する、電気抵抗式の腐食センサを製造する、腐食センサの製造方法であって、
請求項1に記載の腐食センサの設計方法よって前記センサ部の当初厚さを設定する、腐食センサの製造方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015077478 | 2015-04-06 | ||
JP2015077478 | 2015-04-06 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016197102A JP2016197102A (ja) | 2016-11-24 |
JP6299794B2 true JP6299794B2 (ja) | 2018-03-28 |
Family
ID=57357876
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016063440A Active JP6299794B2 (ja) | 2015-04-06 | 2016-03-28 | 腐食センサの設計方法および腐食センサの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6299794B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6635135B2 (ja) * | 2017-03-24 | 2020-01-22 | Jfeスチール株式会社 | 腐食センサの設計方法および腐食センサの製造方法 |
JP6631593B2 (ja) * | 2017-06-26 | 2020-01-15 | Jfeスチール株式会社 | 耐候性鋼の腐食予測方法および鋼構造物の腐食予測方法 |
JP6866268B2 (ja) * | 2017-10-12 | 2021-04-28 | 横浜市 | 埋設金属構造物の腐食状態の推定及び予察方法並びにそれに用いる測定用プローブ |
JP7356684B2 (ja) * | 2020-03-18 | 2023-10-05 | 株式会社ベンチャー・アカデミア | 金属製部材の減肉量の推定装置及びこれを用いた金属製部材の減肉量の推定方法 |
US20230152209A1 (en) | 2020-05-19 | 2023-05-18 | Jfe Steel Corporation | Corrosion sensor designing method, corrosion sensor manufacturing method, and corrosion sensor |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4755744A (en) * | 1986-01-21 | 1988-07-05 | Rohrback Corporation | Plated sensor for monitoring corrosion or electroplating |
JP3895087B2 (ja) * | 2000-02-01 | 2007-03-22 | 株式会社東芝 | 劣化診断方法 |
JP4895886B2 (ja) * | 2006-03-29 | 2012-03-14 | 新日本製鐵株式会社 | 腐食量測定センサ |
US8723534B2 (en) * | 2011-01-10 | 2014-05-13 | International Business Machines Corporation | Methods and apparatus for detection of gaseous corrosive contaminants |
JP5314089B2 (ja) * | 2011-06-02 | 2013-10-16 | 日本電信電話株式会社 | 腐食速度推定装置および方法 |
-
2016
- 2016-03-28 JP JP2016063440A patent/JP6299794B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016197102A (ja) | 2016-11-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6299794B2 (ja) | 腐食センサの設計方法および腐食センサの製造方法 | |
Thee et al. | Atmospheric corrosion monitoring of a weathering steel under an electrolyte film in cyclic wet–dry condition | |
Trentin et al. | Electrochemical characterization of polymeric coatings for corrosion protection: A review of advances and perspectives | |
JP6635135B2 (ja) | 腐食センサの設計方法および腐食センサの製造方法 | |
JP2008157647A (ja) | Acmセンサによる構造物の腐食速度推定方法 | |
Thee et al. | Numerical approach for atmospheric corrosion monitoring based on EIS of a weathering steel | |
Marques et al. | EIS and SVET assessment of corrosion resistance of thin Zn-55% Al-rich primers: Effect of immersion and of controlled deformation | |
JP4695726B2 (ja) | 実船上甲板カーゴタンク内面の耐食性評価試験方法 | |
JP2014238291A (ja) | Acmセンサの使用方法 | |
Cui et al. | Atmospheric corrosion behavior of 2A12 aluminum alloy in a tropical marine environment | |
JP2009250845A (ja) | 環境因子測定方法、鋼材の板厚減少量予測方法および鋼材の選定方法 | |
JP6631593B2 (ja) | 耐候性鋼の腐食予測方法および鋼構造物の腐食予測方法 | |
Yoon et al. | Atmospheric corrosion of silver in outdoor environments and modified accelerated corrosion chambers | |
Walter | Laboratory simulation of atmospheric corrosion by SO2—I. Apparatus, electrochemical techniques, example results | |
JP6865335B2 (ja) | Acm型腐食センサを用いた海塩相当付着量の算出方法 | |
Qian et al. | An accelerated testing method for the evaluation of atmospheric corrosion resistance of weathering steels | |
Zajec et al. | Corrosion monitoring of steel structure coating degradation | |
EP4155713A1 (en) | Corrosion sensor designing method, corrosion sensor manufacturing method, and corrosion sensor | |
JP2017003376A (ja) | 腐食センサおよび腐食量の測定方法 | |
JP7259815B2 (ja) | 腐食量予測方法及び装置 | |
Somphotch et al. | Corrosion Behavior of Zinc Covered with Native Oxides Under Thin Solution Films | |
Chen et al. | An electrochemical method based on OCP fluctuations for anti-corrosion alloy composition optimization | |
JP5352530B2 (ja) | 鋼材の腐食状態推定方法 | |
Satpati et al. | Electrochemical study of the mechanism of interaction of 1, 2, 3-benzotriazole on SS304 surface in HCl medium | |
JP7006718B2 (ja) | 腐食量予測方法及び装置ならびにこれを用いた鋼材選定方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20161122 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170831 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170905 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180130 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180212 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6299794 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |