JP6298584B1 - 携帯端末装置および画面ステートとパワーステートを制御する方法 - Google Patents

携帯端末装置および画面ステートとパワーステートを制御する方法 Download PDF

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Abstract

【課題】操作ボタンのワンタッチ操作に応じてユーザの意図する画面ステートまたはパワーステートに遷移させる。【解決手段】システム200は、複数の画面ステートとパワーステートのいずれかに遷移する。操作ボタン100には、指紋スキャナ101と操作スイッチ105が組み込まれており、ワンタッチ操作で指紋認証の結果を生成しさらに操作スイッチがパワー信号を生成する。認証部203は指紋認証の結果に応じてシステムの画面ステートを変更する。電力ブロック207は、パワー信号に応じてシステムのパワーステートを変更する。パワー・コントローラ209は、所定の画面ステートにおけるワンタッチ操作が行われたときに、電力ブロックに対するパワー信号の伝送を阻止する。よって、ワンタッチ操作で認証部が画面ステートを変更する前にパワーステートが変更されることを防ぐことができる。【選択図】図2

Description

本発明は、操作ボタンを利用して携帯端末装置の画面ステートとパワーステートを制御する技術に関する。
スマートフォンやタブレット端末では、パワーステートや画面ステートを変更するためのパワー・ボタンやホーム・ボタンといった操作ボタンを備えている。画面ステートにはロック画面ステート、パワーオフ・ステートおよびホーム画面ステートを含む。パワーステートには、パワーオン・ステート、パワーオフ・ステートおよびローパワー・ステートを含む。スマートフォンの中には、ロック画面ステートのときに指紋認証をすることでホーム画面ステートに移行できるようにしているものがある。近年、操作ボタンに指紋認証のための指紋スキャナを組み込むものが現れてきている。このような操作ボタンを以後、指紋認証(FPA)組込ボタンということにする。
特許文献1は、指紋認証装置で指紋認証が成功したときに擬似起動信号を生成してコンピュータを起動する発明を開示する。特許文献2は、移動通信端末機に設けた活性化ボタンでディスプレイの状態を変更する発明を開示する。特許文献3はスマートフォンに設けた電源ボタンで画面の表示モードを変更する発明を開示する。非特許文献1は、電源キー、画面ロックキー、指紋センサーを1つのボタンに納めたスマートフォンについて開示する。当該ボタンの操作により、電源の起動、スリープ状態への制御、画面のロック、指紋認証によるロック解除などを行うことができる。
特開2010−146048号公報 特開2014−239478号公報 特開2014−187415号公報
docomo, "XPERIA Z5 取扱説明書"、[online]、2016年2月、[平成28年9月5日検索]、インターネット〈URL: https://www.nttdocomo.co.jp/support/trouble/manual/download/so01h/index.html〉
FPA組込ボタンは、操作面に指を載せると指紋認証が行われ、押下するとパワー信号が生成される。したがって、FPA組込ボタンを押下すると指紋認証の結果とパワー信号が生成される。パワー信号は、FPA組込ボタンのスイッチがメークするとただちに生成されるが、指紋をスキャンしてから指紋認証の結果が生成されるまでは一定の時間を必要とする。また指紋認証の時間は、指の表面の状態や指紋スキャナの汚れなどの影響があると長くなり場合によっては認証失敗に至る。
FPA組込ボタンを、素早く押し込んだときは先にパワー信号が生成され続いて指紋認証の結果が生成される場合がある。またFPA組込ボタンをゆっくりと押し込んだときは先に指紋認証の結果が生成されて続いてパワー信号が生成される場合がある。たとえばロック画面ステートのときにユーザは、指紋認証をしてホーム画面ステートに遷移させることを期待する。このとき不注意や不慣れなユーザによるFPA組込ボタンの操作が行われると、ローパワー・ステートに遷移させてしまう場合がある。
さらに、ホーム画面ステートに遷移したときにパワー信号が継続していると、ホーム画面ステートからローパワー・ステートやパワーオフ・ステートに遷移することがある。同様な問題は指紋認証を要求するホーム画面ステートにおいてFPA組込ボタンを操作したときにも発生する。本発明は上記のような、FPA組込ボタンの操作において発生する諸問題を解決することを目的にする。
本発明の一の態様では、システムが複数の画面ステートとパワーステートのいずれかに遷移する。操作ボタンは、ワンタッチ操作で指紋認証の結果を生成しさらにパワー信号を生成することが可能である。認証部は、指紋認証の結果に応じてシステムの画面ステートを変更する。電力ブロックはパワー信号に応じてシステムのパワーステートを変更する。コントローラは、所定の画面ステートにおけるワンタッチ操作が行われたときに、電力ブロックに対するパワー信号の伝送を阻止する。
パワー・コントローラは、システムの下層に位置するハードウェア・レイヤーで構成することができる。電力ブロックと認証部は相互に非同期でパワーステートおよび画面ステートを変更してもよい。パワー・コントローラは、指紋認証の待機状態を示す信号を受け取ったときにパワー信号の伝送を阻止することができる。画面ステートの遷移元は、ロック画面ステートまたはホーム画面ステートとし、それらに対応する遷移先はホーム画面ステートまたは認証成功画面ステートとすることができる。
電力ブロックは、パワー信号の受信時間が第1の閾値未満のときにシステムをローパワー・ステートに遷移させ、第1の閾値以上のときにシステムをパワーオフ・ステートに遷移させることができる。このときパワー・コントローラは、パワー信号の伝送を第1の閾値より小さい第2の閾値に相当する時間だけ阻止することができる。このとき電力ブロックは、パワー信号の伝送が解除されたあとの受信時間が第1の閾値以上のときにシステムをパワーオフ・ステートに遷移させることができる。
本発明の他の態様では、携帯端末装置が操作ボタンとパワー・ボタンを備える。操作ボタンは、ワンタッチ操作で指紋認証の結果を生成しさらに第1のパワー信号を生成する。認証部は指紋認証の結果に応じてシステムを第1の画面ステートから第2の画面ステートに変更する。パワー・ボタンは、押下操作で第2のパワー信号を出力する。電力ブロックは、第1のパワー信号および第2のパワー信号によりシステムのパワーステートを変更する。スイッチ素子は、第1の画面ステートにおけるワンタッチ操作が行われたときに、電力ブロックに対する第1のパワー信号の伝送を阻止する。
第1の画面ステートをアプリケーション・プログラムの実行を禁止するロック画面ステートとし、第2の画面ステートをアプリケーション・プログラムの実行が可能なホーム画面ステートとすることができる。また、第1の画面ステートを、指紋認証を要求するホーム画面ステートとし、第2の画面ステートを認証成功画面ステートとすることができる。電力ブロックは、第1の画面ステートにおいて第2のパワー信号を受信したときにシステムをローパワー・ステートまたはパワーオフ・ステートへ遷移させることができる。
本発明により、指紋スキャナとパワー信号を生成する操作スイッチを含む操作ボタンの操作に応じてユーザの意図する画面ステートまたはパワーステートに遷移させることができた。さらに本発明により、システムに変更を加えないでハードウェアだけで上記課題を解決することができた。
携帯式端末装置の一例であるスマートフォン10の外形を示す平面図および側面図である。 スマートフォン10の機能ブロック図の一例を示す図である。 スマートフォン10のパワーステートと画面ステートを説明するための状態遷移図である。 図3の状態遷移図における遷移条件を説明するための図である。 パワーステートの遷移と電力ブロック207が受け取るパワー信号の受信時間txの関係を説明するための図である。 ロック画面ステートで操作ボタン100にワンタッチ操作がされたときの処理手順を示すフローチャートである。 特定アプリケーションを実行するホーム画面ステートで操作ボタン100にワンタッチ操作がされたときの処理手順を示すフローチャートである。 ホーム・ボタンをFPA組込ボタンで構成したスマートフォン50の外形を示す平面図および側面図である。 スマートフォン50の機能ブロック図の一例を示す図である。
[携帯端末装置]
本発明は、スマートフォン、タブレット端末、ラップトップ型携帯式コンピュータなどの携帯端末装置に適用することができる。図1は、携帯端末装置の一例であるスマートフォン10の外形を示す平面図および側面図である。本明細書においては同一または本発明の理解において同一と解釈できる要素には図面に同一の参照番号を付すことにする。スマートフォン10の外形は周知であるため、図1には代表的な要素だけを示している。スマートフォン10の表面には、タッチスクリーン11、フロント・カメラ・レンズ21、スピーカ17、マイクロフォン19を配置している。また、側面にはLED103、操作ボタン100、音量ボタン13、およびカメラ・ボタン15を配置している。
図2は、スマートフォン10の機能ブロック図の一例を示す図である。アプリケーション処理部201は、入出力デバイス202と協働してアプリケーションやOSを実行する。アプリケーション処理部201は、ホーム画面ステート307(図3)で実行するアプリケーションがユーザ認証を必要とするときに、認証部203にパスワード認証または指紋認証を要求する。入出力デバイス202は、タッチスクリーン11、スピーカ17、マイクロフォン19、音量ボタン13、およびカメラ・ボタン15などの他に無線モジュールやGPSモジュールなどを含む。
認証部203は、ロック画面ステート305(図3)からホーム画面ステート307に移行するためのパスコード(PIN)の認証をする。認証部203は、ホーム画面ステート307で実行するアプリケーションからの要求に基づいてパスワードの認証をする。認証部203は、あらかじめ登録したPINやパスワードと入出力デバイス202を構成するタッチスクリーン11から入力されたPINやパスワードを比較してユーザを認証する。
認証部203は、PINやパスワードの入力に代えて指紋認証装置213からPINやパスワードを受け取ってユーザを認証することができる。認証部203は、システム200が指紋認証を必要とするときに指紋認証装置213に認証リクエストを送る。アプリケーション処理部201および認証部203は、CPU、システム・メモリ、I/Oコントローラなどのハードウェアと、OS、アプリケーション・プログラムおよびデバイス・ドライバなどのソフトウェアで構成する周知の要素である。アプリケーション処理部201、入出力デバイス202および認証部203はスマートフォン10のシステム200を構成する。
操作ボタン100は、指紋スキャナ101と操作スイッチ105を組み合わせたFPA組込ボタンである。指紋スキャナ101は、操作ボタン100にタッチした指の指紋を走査して指紋認証装置213に指紋画像を出力する。指紋スキャナ101は、指をタッチするタッチ・タイプと指をスワイプするスワイプ・タイプのいずれであってもよいが本実施の形態ではタッチ・タイプを例示して説明する。ワンタッチ操作は、1回の操作で指紋の走査をし、かつ、操作スイッチ105を動作させる操作をいう。
ワンタッチ操作には、指紋走査だけが行われ、操作スイッチ105が動作しない操作も含む。またワンタッチ操作の指紋認証は失敗することもある。タッチ・タイプの指紋スキャナ101を備える操作ボタン100のワンタッチ操作は、操作ボタン100を押下して所定の時間だけ操作スイッチ105の接点をメークさせてまたは接点をメークさせないで指をリリースするまでの一連の操作をいう。操作ボタン100に指を軽くタッチしたときは操作スイッチ105が動作しないで指紋走査だけが行われる。
指紋スキャナ101がスワイプ・タイプの場合のワンタッチ操作では、スワイプする指で操作ボタン105が動作するよう構成することができる。操作スイッチ105は、パワー・コントローラ209を経由して電力ブロック207にパワー信号を出力する。操作スイッチ105がパワー信号を出力している時間を押下時間または継続時間tという。ワンタッチ操作では指が操作ボタン100にタッチしてからリリースするまでの時間は一定せず、かつ、指の表面やスキャナの表面の状態によって指紋認証に必要とする時間も一定しないため、パワー信号を直接電力ブロック207に伝送すると、認証部203が指紋認証の結果を受け取るタイミングと電力ブロック207がパワー信号を受け取るタイミングの先後は一定しなくなる。
指紋認証装置213は、認証部203から認証リクエストを受け取ったときに指紋スキャナ101を動作させ、さらに、ユーザに指紋認証が可能であることを知らせるためにLED103を点灯する。LED103が点灯するときはパワー・コントローラ209にマスキング信号が出力される。指紋認証装置213は、指紋スキャナ101から受け取った指紋画像とあらかじめ登録した指紋画像を照合して一致したときに認証部203にユーザが登録したPINまたはパスワードを出力し、一致しないときに指紋認証の失敗を示すイベントを出力する。
インターフェース205は、指紋認証装置213、システム200およびパワー・コントローラ209の間のデータ転送を制御する。インターフェース205は、一例においてUSBコントローラを採用することができるが特に限定する必要はない。インターフェース205は、指紋認証装置213から受け取ったPINおよびパスワードを認証部203に送る。
パワー・コントローラ209は、論理素子やゲート素子などのハードウェア・ロジック回路で構成することができる。パワー・コントローラ209は、操作スイッチ105から受け取ったパワー信号を、スイッチ215を経由して電力ブロック207に送る。スイッチ215はパワー・コントローラ209や電力ブロック207に組み込むことができる。パワー・コントローラ209は、指紋スキャナ101から受け取ったマスキング信号とパワー信号の継続時間tでスイッチ215を制御する。
パワー・コントローラ209は、マスキング信号がなくてスイッチ215がオン状態のときは操作スイッチ105が出力したパワー信号を時間遅れが生じないように直接電力ブロック207に伝送する。マスキング信号を受け取ってスイッチ215がオフ状態のときは電力ブロック207へのパワー信号は阻止される。パワー・コントローラ209は、システム200がアイドル状態のときに、アプリケーション処理部201から受け取ったスリープ・イベントから擬似的なパワー信号を生成して電力ブロック207に出力する。パワー・コントローラ209は、タイマー211を利用して、操作スイッチ105が生成したパワー信号の継続時間tを計時する。タイマー211はパワー・コントローラ209の中に組み込んでもよい。
電力ブロック207は、バッテリィ、充電器および電圧レギュレータなどで構成され、パワーステートに応じてスマートフォン100の各要素に所定の電圧で電力を供給する。電力ブロック207は、パワー・コントローラ209から受け取ったパワー信号の受信時間txとそのときのパワーステートに基づいてスマートフォン10のパワーステートを制御する。
スイッチ215がオン状態のときにワンタッチ操作が行われると、パワー信号の継続時間tと受信時間txが一致する。パワー信号が生成されている間に、スイッチ215がオフ状態を経由してオン状態になると受信時間txが継続時間tより短くなる。図5に示すように電力ブロック207は、パワーオフ・ステート301とパワーオン・ステート303の間の遷移をtx≧t2(t≧t3)の条件で制御する。また、電力ブロック207は、パワーオン・ステート303とローパワー・ステート313の間の遷移を0<tx<t2または0<tx<t2−t1の条件で制御する。なお、電力ブロック207の動作については図5を参照して説明する。
電力ブロック207によるパワーステートの制御と、認証部203による画面ステートの制御は相互に独立して非同期で行われるため、図6、図7の手順で説明するパワー信号のマスキングをしないと以下の問題が生ずる。たとえば、ワンタッチ操作において認証部203が先に認証処理の結果を得るとホーム画面ステート307または認証成功画面ステート311に遷移する。同じワンタッチ操作の間にその後電力ブロック207がパワー信号を受け取るとホーム画面ステート307または認証成功画面ステート311を経由して、ローパワー・ステート313またはパワーオフ・ステート301に遷移するため、ホーム画面ステートでアプリケーションを実行したいというユーザの操作意図を実現できなくなる。
また、先に電力ブロック207がパワー信号を受け取るとローパワー・ステート313に遷移してホーム画面ステート307または認証成功画面ステート311に遷移できなくなるためこの場合もユーザの意図が反映されない遷移をもたらす。さらに、認証部203がPINを受け取るタイミングと電力ブロック207がパワー信号を受け取るタイミングが接近すると動作が不安定になる恐れもある。同様な問題は、ホーム画面ステート307で指紋認証を必要とするアプリケーションを実行する際にも発生する。
図2は本実施の形態を説明するための一例を記載したに過ぎないものである。図で記載した複数のブロックを1個の集積回路もしくは装置としたり、逆に1個のブロックを複数の集積回路もしくは装置に分割して構成したりすることも、当業者が任意に選択することができる範囲においては本発明の範囲に含まれる。また、各々のデバイス間の接続方法は一例に過ぎず、当業者が任意に選択することができる範囲においては本発明の範囲に含まれる。
たとえば、要素間を接続するライン上に、伝送する信号の本質を変ええないで他の要素を挿入してもよい。指紋認証装置213は、認証部203に組み込んだソフトウェアとCPUで指紋画像を処理することでも実現できる。さらに、指紋認証装置213は操作ボタン100に組み込んでもよい。指紋スキャナ101と操作スイッチ105は、ワンタッチ操作ができるように構成されていれば、必ずしも物理的に一体となるように組み込まれている必要はない。
マスキング信号は、指紋認証装置213が動作している状態または指紋スキャナ101が指紋走査を待機している状態を示す信号であればよくLED103の信号を利用する必要はない。また、LED103は本発明を実現する上で必須のものではなく省略してもよい。パワー・コントローラ209は、プロセッサとファームウェアで構成してもよい。
[パワーステートと画面ステート]
図3は、スマートフォン10のパワーステートと画面ステートを説明するための状態遷移図である。いずれのステート要素もパワーステートと画面ステートの組で構成されている。パワーオフ・ステート301とローパワー・ステート313を含むステート要素ではいずれも画面ステートが画面オフ・ステートであるためパワーステートで示すことにする。
また、パワーオン・ステート303を構成するステート要素は複数の画面ステートを含むため画面ステートで示すことにする。パワーステートは一例において、パワーオフ・ステート301、ローパワー・ステート313およびパワーオン・ステート303を含んでいる。パワーオフ・ステート301とローパワー・ステート313における画面オフ・ステートではタッチスクリーン11が停止する。
パワーオン・ステート303は一例において、ロック画面ステート305、ホーム画面ステート307、パスワード(PW)入力画面ステート309および認証成功画面ステート311を含んでいる。画面ステートはアプリケーション処理部201、認証部203およびタッチスクリーン11の動作に変化をもたらす。パワーオフ・ステート301は、最も消費電力が小さい状態であり、システムの起動に必要な最小限のデバイスを除いて電力の供給が停止される。ローパワー・ステート313は、パワーオフ・ステート301に次いで消費電力が小さい状態であり、一例において直前のシステムの動作状態の記憶に必要な最小限のデバイスを除いて電力の供給が停止される。
パワーオン・ステート303では、個別に停止操作をしない限りすべてのデバイスに電力が供給される。パワーオフ・ステート301およびローパワー・ステート313では、パワーステートを制御するパワー・コントローラ209には電力が供給されるが、指紋認証装置213の動作は停止してマスキング信号も停止する。ロック画面ステート305はパワーオフ・ステート301またはローパワー・ステート313からパワーオン・ステート303に遷移する際の最初の画面ステートに相当する。
ロック画面ステート305では、PINが設定されているときに、PIN入力または指紋認証によりホーム画面ステート307に遷移する。ロック画面ステート305では、PINが設定されていないときに、ユーザ認証をしないでホーム画面ステート307に遷移することができる。図3、図4ではPINが設定されている例を示している。ロック画面ステート305では、音声入力やオーディオ・ストリーミングなどの特定のアプリケーションを実行してもよい。
ホーム画面ステート307は、アプリケーションを実行できる画面ステートに相当する。ホーム画面ステート307には、ロック画面ステート305においてタッチスクリーン11からPINの入力をするか、指紋認証装置213で指紋認証をすることで遷移させることができる。一例において、ホーム画面ステート307では、アプリケーションに関連付けられた多数の起動アイコンが表示され、起動アイコンにタッチ操作をするとアプリケーションを実行することができる。
PW入力画面ステート309は、タッチスクリーン11からPINやパスワードを入力するために遷移する画面ステートに相当する。PW入力画面ステート309には、ロック画面ステート305で指紋認証が失敗したときおよびホーム画面ステート307で買い物や預金などをする取引サイトにアクセスするアプリケーション(以下、特定アプリケーション)を実行する際に指紋認証が失敗したときに遷移させることができる。
認証成功画面ステート311は、ホーム画面ステート307で特定アプリケーションを実行する際に、パスワード認証または指紋認証が成功したときに表示される画面ステートに相当する。ここではパワーステートと画面ステートの代表的な例を説明したが、パワーオン・ステート303における画面ステートはここに例示したものがすべて必須ではなく、またこれ以外のステート要素を含んでもよい。パワーステートも3つに限定する必要はなく、消費電力やシステム200の状態が異なる複数のローパワー・ステートを設定してもよい。
図4は、図3の状態遷移図における遷移条件を説明するための図である。図4には、ステート要素間を遷移するときのマスキング信号の有無、指紋認証の適用状態、および継続時間tの範囲を示している。マスキング信号は、遷移元で指紋認証が要求されるときに生成される。指紋認証の適用状態として示す記号NAは、認証リクエストがないか指紋認証装置213が停止しているために、指紋スキャナ101に指を置いても指紋認証をしない状態を示している。このときマスキング信号は停止する。
また指紋認証の適用状態として示す記号DCは、認証リクエストがあるため指紋認証はされるが、その結果によらず継続時間tによって当該が行われることを示している。継続時間tの閾値t1、t2、t3はt1<t2<t3の相互関係になっている。継続時間tの適用状態を示す記号NAは、タッチスクリーン11に対するタッチ操作で画面ステートが変化するため、操作ボタン100に対するワンタッチ操作がないことを示す。指紋認証が要求される遷移元からのステート遷移の処理については、図6、図7を参照して説明する。
図5は、パワーステートの遷移と電力ブロック207が受け取るパワー信号の受信時間txの関係の代表的な例を説明するための図である。図5において継続時間(押下時間)t1〜t3は、時刻0でパワー信号が発生したときの時刻にも相当する。マスキング信号が発生したときの受信時間txは継続時間tより短くなるかゼロになる。パワーオフ・ステート301からパワーオン・ステート303への遷移1は、パワー信号の受信時間txがtx≧t2のときに発生する。ホーム画面ステート307からローパワー・ステート313への遷移6は、0<tx<t2のときに発生する。ホーム画面ステート307からパワーオフ・ステート301への遷移11は、tx≧t2のときに発生する。
ローパワー・ステート313からロック画面ステート305への遷移12は、0<t<t2のときに発生する。遷移1、6、11、12は遷移元がいずれも指紋認証を要求しないため、押下時間と受信時間は一致する。指紋認証を要求するロック画面ステート305からホーム画面ステート307への遷移2のときはマスキング信号が生成される。継続時間t1はマスキング信号が阻止されている時間(マスキング時間)に相当する。遷移2は、認証部203の処理により0≦t<t1の間で発生する。ロック画面ステート305からローパワー・ステート313への遷移3は0<tx<(t2−t1)のときに発生する。このとき、マスキング信号がないときよりも押下時間は長くなる。
ローパワー・ステート313に遷移させるためのパワー信号はマスキングが解除された後で、最大で受信時間txがt2−t1になるが、このときの受信時間txは同じパワーオン・ステート303からの遷移6の受信時間0<tx<t2の範囲に入る。ロック画面ステート305からパワーオフ・ステート301への遷移4は、マスキング時間t1を加えて継続時間tをt≧t3(t3=t1+t2)にしたときの受信時間txがtx≧t2のときに発生する。したがって、電力ブロック207はパワー信号のマスキングが行われても0<tx<t2または0<tx<(t2−t1)のときにローパワー・ステート313に遷移させ、tx≧t2のときにパワーオフ・ステート301に遷移させることができるため、マスキングの有無により動作モードを変える必要はない。
[ロック画面ステートからの遷移]
図6はワンタッチ操作によるロック画面ステート305からの遷移2〜5を処理するときの手順を示すフローチャートである。図3、図4に示すようにロック画面ステート305からは操作ボタン100に対するワンタッチ操作によりシステム200が、ホーム画面ステート307、ローパワー・ステート313およびパワーオフ・ステート301のいずれかに遷移する。さらに、指紋認証が失敗したときはPW入力画面ステート309に遷移する。
認証部203は、指紋認証装置213からPINを受け取ると電力ブロック207から独立した処理でシステム200をホーム画面ステート307に遷移させる。電力ブロック207は、パワー信号を受け取ると認証部203の動作から独立して受信時間txだけを判断して、システム200をパワーオフ・ステート301またはローパワー・ステート313に遷移させる。
ブロック401でスマートフォン10は、パワーオフ・ステート301またはローパワー・ステート313から、遷移1または遷移12を経由してロック画面ステート305に遷移している。ユーザは、以下に説明するように操作スイッチ105の継続時間tが図4に示す時間になるようにワンタッチ操作をすることでシステム200を意図するステート要素に遷移させることができる。
パワーオン・ステート303に遷移したことを認識した認証部203は、PINが設定されているときにブロック403で指紋認証装置213に認証リクエストを送る。ブロック405で指紋認証装置213は、指紋スキャナ101のLED103を点灯させると共に、パワー・コントローラ209にマスキング信号を出力する。マスキング信号を受け取ったパワー・コントローラ209は、スイッチ215をオフ状態にする。ブロック407でユーザは操作ボタン100にワンタッチ操作をする。
ユーザはホーム画面ステート307への遷移2の意図を0≦t<t1の押下時間として伝え、ローパワー・ステート313への遷移3の意図をt1≦t<t2の押下時間として伝え、さらにパワーオフ・ステート301への遷移4の意図をt≧t3の押下時間として伝えることができる。ユーザはホーム画面ステート307への遷移のときは、指紋認証が行われることを期待し、ローパワー・ステート313およびパワーオフ・ステート301への遷移のときは指紋認証の成否は気にしないで操作することができる。
ブロック407aで操作スイッチ105が動作してパワー信号が出力される。パワー・コントローラ209は、パワー信号の継続時間tをタイマー211に計時させる。またブロック407bで指紋スキャナ101から指紋画像を受け取った指紋認証装置213が指紋認証を開始する。指紋認証装置213は指紋認証が成功するとインターフェース205を経由して認証部203にPINを出力する。
パワー・コントローラ209はブロック409で継続時間tを判断する。継続時間tが0≦t<t1のときはブロック411に移行し、t≧t1のときはブロック451に移行する。ブロック409への移行は、指紋認証だけをするために操作ボタン100に軽く指を触れることにより操作スイッチ105が動作しない場合も含む。ブロック411に移行するときは、スイッチ215がオフ状態であるためパワー信号が電力ブロック207に供給されない。したがって、システムはパワーオン・ステート303を維持することができ、電力ブロック207のパワーステートの制御から独立して動作する認証部203による指紋認証の時間を確保することができる。
ブロック411で、指紋認証が成功すると、認証部203は指紋認証装置213からPINを受け取る。認証部203はブロック413で、受け取ったPINとあらかじめ登録したPINを照合してシステム200をホーム画面ステート307に遷移させる(遷移2)。認証が成功したことを認識した認証部203が認証リクエストを停止するとマスキング信号が停止してスイッチ215はオン状態になる。
ブロック411で指紋認証が失敗すると、ブロック471に移行する。ブロック471で指紋認証装置213は、認証部203に認証の失敗を示すイベントを送る。認証部203は、再度の認証を促すプロンプトをタッチスクリーン11に表示する。認証部203は指紋認証が成功するまで指紋認証装置213への認証リクエストを維持する。ユーザは1回目のワンタッチ操作でホーム画面ステート307へ遷移しない場合に指紋認証の失敗を認識してブロック473で再度ワンタッチ操作をする。リトライの際もパワー信号はスイッチ215で阻止されているため、システム200がローパワー・ステートに遷移することはない。
ブロック471で認証部203は、指紋認証が所定回数失敗したことを認識するとブロック475でシステム200をPW入力画面ステート309に遷移させる(遷移5)。PW入力画面ステート309において、タッチスクリーン11からPINを入力すると認証部203はシステム200をホーム画面ステート307に遷移させる(遷移8)。
継続時間tがt≧t1を認識したパワー・コントローラ209はブロック451でスイッチ215をオン状態にする。その結果、マスキングが停止して時刻t1以降のパワー信号が電力ブロック207に送られる。この時点で認証部203が指紋認証により画面ステートをホーム画面ステート307に遷移させている場合がある。ブロック453で、ホーム画面ステート307に遷移している場合はブロック461に移行し、遷移していない場合はブロック455に移行する。
ブロック455で電力ブロック207は、パワー信号の受信時間txを判断する。電力ブロック207は、t≧t3の操作時間に相当するパワー信号の受信時間がtx≧t2のときはブロック463に移行して、システム200をパワーオフ・ステート301に遷移させる(遷移4)。電力ブロック207は、t1≦t<t2の操作時間に相当するパワー信号の受信時間が0<tx<(t2−t1)のときにブロック457に移行して、システム200をローパワー・ステート313に遷移させる(遷移3)。ブロック461では、電力ブロック207が、ブロック455、457、463と同じ条件でローパワー・ステート313またはパワーオフ・ステート301に遷移させる。
上記の手順では、ユーザはロック画面ステート305からの意図する遷移先を比較的熟練が容易なワンタッチ操作の押下時間として伝えることができる。パワー信号を電力ブロック207に伝達するタイミングは、操作時間に応じてユーザが意図する遷移先になるようにパワー・コントローラ209が調整する。本発明は、システム200の下位に位置するハードウェア・レイヤーで実現することができるため、認証部203およびアプリケーション処理部201を構成するシステムに変更を加える必要がなく適用に柔軟性がある。
[ホーム画面ステートからの遷移]
図7は、特定アプリケーションを実行するホーム画面ステート307からの遷移6a、7、9、11aを処理するときの手順を示すフローチャートである。図3、図4に示すように、特定アプリケーションを実行するホーム画面ステート307からは操作ボタン100に対するワンタッチ操作によりシステム200が、PW入力画面ステート309、認証成功画面ステート311、ローパワー・ステート313およびパワーオフ・ステート301のいずれかに遷移する。
ブロック501でスマートフォン10は、ロック画面ステート305、PW入力画面ステート309または認証成功画面ステート311から、遷移2、8、10を経由してホーム画面ステート307に遷移している。遷移2の手順は図6を参照して説明したとおりである。遷移8、10はタッチスクリーン11に対するタッチ操作で行われる。ホーム画面ステート307においてユーザは、ブロック502であらかじめパスワードを登録した取引サイトにアクセスするための特定アプリケーションを実行する。
登録したパスワードは認証部203が保持する。ブロック503では、特定アプリケーションの要求で認証部203が、指紋認証装置213に認証リクエストを送る。ブロック505で指紋認証装置213は、指紋スキャナ101のLED103を点灯させると共に、パワー・コントローラ209にマスキング信号を出力する。マスキング信号に応じてパワー・コントローラ209はスイッチ215をオフ状態にする。
特定アプリケーションを実行するホーム画面ステート307では、ワンタッチ操作で指紋認証が成功すれば認証部203が取引サイトに登録したパスワードを送付してシステム200を認証成功画面ステート311に遷移させる(遷移9)。他方で、特定アプリケーションを実行するホーム画面ステート307からはワンタッチ操作でローパワー・ステート313(遷移6a)またはパワーオフ・ステート301への遷移(遷移11a)も可能である。ユーザは操作ボタン100に対するワンタッチ操作で遷移先のステート要素をシステム200に伝える。
ブロック507でユーザは操作ボタン100にワンタッチ操作をする。ユーザは意図する遷移先を押下時間でシステムに伝える。ユーザは認証リクエストがあるときの認証成功画面ステート311への遷移9の意図を0≦t<t1の押下時間として伝え、パワーオフ・ステート301への遷移11aの意図をt≧t3の押下時間として伝え、ローパワー・ステート313への遷移6aの意図をt1≦t<t2として伝えることができる。なお、ユーザは認証リクエストがないときのホーム画面ステート307からローパワー・ステート313への遷移6の意図を0<t<t2の押下時間で伝え、パワーオフ・ステートへの遷移11の意図をt≧t2で伝えることができる。
ブロック507a、507b、509、551の処理は図6のブロック407a、407b、409、451の処理と同じである。ブロック511で指紋認証が成功すると、ブロック513で認証部203は指紋認証装置213からパスワードを受け取る。認証部203は、受け取ったパスワードとあらかじめ登録したパスワードを照合してシステム200を認証成功画面ステート311に遷移させる(遷移9)。認証が成功したことを認識した認証部203が認証リクエストを停止するとマスキング信号が停止してスイッチ215はオン状態になる。
ブロック511で指紋認証が失敗すると、ブロック571に移行する。ブロック571、573の処理はブロック471、473の処理に準ずる。ブロック571で認証部203は、指紋認証が所定回数失敗したことを認識するとブロック575でシステム200をPW入力画面ステート309に遷移させる(遷移7)。PW入力画面ステート309において、タッチスクリーン11からパスワードを入力するとシステム200は認証成功画面ステート311に遷移する(遷移13)。
ブロック551以降の手順は、図6のブロック451以降の手順に準ずる。ブロック557では、遷移6aでローパワー・ステート313に遷移し、ブロック563では遷移11aでパワーオフ・ステート301に遷移する。ブロック561では、ブロック555、557、563の条件に従って、ローパワー・ステート313またはパワーオフ・ステート301に遷移する。
[ホーム・ボタンへの適用例]
図8は、ホーム・ボタンをFPA組込ボタンで構成したスマートフォン50の外形を示す平面図および側面図である。スマートフォン50の構成は多くの部分でスマートフォン10に類似するため、以下においては、スマートフォン10との相違を中心に説明する。スマートフォン50は、FPA組込ボタンに相当するホーム・ボタン51と、パワー・ボタン55を備えている。図9は、スマートフォン50の機能ブロック図の一例を示す図である。
操作スイッチ105と電力ブロック207の間にスイッチ63を接続し、LED103の回路にスイッチ63を制御するコントローラを設けている。また、電力ブロック207には、直接パワー・ボタン55が接続されている。スイッチ63およびコントローラ61は、ホーム・ボタン51に組み込んでもよいし、電力ブロック207に組み込んでもよい。
パワー・ボタン55が出力するパワー信号は、直接電力ブロック207に伝送されるため継続時間tと受信時間txがつねに一致する。電力ブロック207はパワー・ボタン55が出力するパワー信号の受信時間がtx≧t2のときにパワーオフ・ステート301とパワーオン・ステート303の間の遷移を制御する。また、電力ブロック207は、パワー・ボタン55が出力するパワー信号の受信時間が0<tx<t2のときにローパワー・ステート313とパワーオン・ステート303の間の遷移を制御する。
なお、閾値t2は、スマートフォン10とは異なる値にすることができる。電力ブロック207は、スイッチ63を経由して操作スイッチ105から受け取るパワー信号の受信時間がtx>0のときにシステム200をパワーオン・ステート303からローパワー・ステート313に遷移させる。電力ブロック207は、操作スイッチ105から受信するパワー信号ではシステム200をパワーオン・ステート303からパワーオフ・ステート301に遷移させない。
認証リクエストが発生しているロック画面ステート305でホーム・ボタン51に対してワンタッチ操作をすると指紋認証の結果により、ホーム画面ステート307またはPW入力画面ステート309に遷移させることができる。同様に特定アプリケーションを実行するホーム画面ステート307からPW入力画面ステート309または認証成功画面ステート311に遷移させることもできる。
スイッチ63がない場合は、ロック画面ステート305でホーム・ボタン51にワンタッチ操作をすると、一旦認証部203がシステム200をホーム画面ステート307に遷移させ、その直後に電力ブロック207がローパワー・ステート313に遷移させる場合がある。また、ホーム画面ステート307への遷移を意図してワンタッチ操作をしても先に電力ブロック207がローパワー・ステート313に遷移させる場合がある。特定アプリケーションを実行するホーム画面ステート307でワンタッチ操作をしたときも認証成功画面ステート311を通じて同じ現象が起きたりローパワー・ステート313に遷移したりすることがある。
本実施の形態では、スイッチ63で操作スイッチ105のパワー信号を認証リクエストでマスキングする。ロック画面ステート305におけるホーム・ボタン51に対するワンタッチ操作は、図6でブロック409とブロック451以降を除いた手順を準用して処理できる。特定アプリケーションを実行するホーム画面ステート307におけるホーム・ボタン51に対するワンタッチ操作は、図7でブロック509とブロック551以降を除いた手順を準用して処理できる。
コントローラ61は、認証部203から認証リクエストがあるとスイッチ63をオフ状態にし、認証リクエストがキャンセルされるとスイッチ63をオン状態にする。したがって、認証リクエストがある間は、操作スイッチ105が出力するパワー信号は電力ブロック207に伝送されない。認証部203は、指紋認証の結果によりホーム画面ステート307、認証成功画面ステート311またはPW入力画面ステート309に遷移させることができる。
コントローラ61は、操作スイッチ105のパワー信号が停止してからスイッチ63をオン状態にすることができる。認証リクエストがないロック画面ステート305またはホーム画面ステート307では、スイッチ63はオン状態になっている。したがって、ホーム・ボタン51にtx>0の受信時間に相当する押下時間のワンタッチ操作をすることで、ローパワー・ステート313に遷移させることができる。
これまで本発明について図面に示した特定の実施の形態をもって説明してきたが、本発明は図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られたいかなる構成であっても採用することができることはいうまでもないことである。
10、50 スマートフォン
200 スマートフォンのシステム
11 タッチスクリーン
51 ホーム・ボタン
55 パワー・ボタン
100 操作ボタン
101 指紋スキャナ
105 操作スイッチ
213 指紋認証装置
301 パワーオフ・ステート
303 パワーオン・ステート
305 ロック画面ステート
307 ホーム画面ステート
309 パスワード入力画面ステート
311 認証成功画面ステート
313 ローパワー・ステート

Claims (13)

  1. 複数の画面ステートとパワーステートのいずれかに遷移するシステムと、
    ワンタッチ操作で指紋認証の結果を生成しさらにパワー信号を生成することが可能な操作ボタンと、
    前記指紋認証の結果に応じて前記システムの前記画面ステートを変更する認証部と、
    前記パワー信号の受信時間に応じて前記システムの前記パワーステートを変更する電力ブロックと、
    所定の前記画面ステートにおいて前記ワンタッチ操作が行われたときに、前記電力ブロックに対する前記パワー信号の伝送を所定の時間の範囲で阻止するパワー・コントローラとを有し、
    前記電力ブロックは、前記受信時間が所定の閾値未満のときに第1の前記パワーステートに遷移させ、前記所定の閾値以上のときに第2の前記パワーステートに遷移させる携帯端末装置。
  2. 前記第1のパワーステートがローパワー・ステートで前記第2のパワーステートがパワーオフ・ステートである請求項1に記載の携帯端末装置。
  3. 前記電力ブロックは、前記パワー信号の伝送の阻止が解除されたあとの前記受信時間が前記所定の閾値以上のときに前記システムを前記第2のパワーステートに遷移させる請求項1に記載の携帯端末装置。
  4. 前記パワー・コントローラは、前記指紋認証の待機状態を示す信号を受け取ったときに前記パワー信号の伝送を阻止する請求項1に記載の携帯端末装置。
  5. 前記パワー・コントローラは、前記指紋認証が成功したときに前記パワー信号の伝送の阻止を解除する請求項4に記載の携帯端末装置。
  6. 前記所定の画面ステートがアプリケーション・プログラムの実行を禁止するロック画面ステートで、前記認証部は前記指紋認証が成功したときに前記画面ステートを前記アプリケーション・プログラムの実行が可能なホーム画面ステートに遷移させる請求項1に記載の携帯端末装置。
  7. 前記所定の画面ステートがアプリケーション・プログラムの実行が可能なホーム画面ステートで、前記認証部は前記指紋認証が成功したときに前記画面ステートを認証成功画面ステートに遷移させる請求項1に記載の携帯端末装置。
  8. 前記パワー・コントローラを、前記システムの下層に位置するハードウェア・レイヤーで構成した請求項1に記載の携帯端末装置。
  9. 前記電力ブロックと前記認証部は相互に非同期で前記パワーステートおよび前記画面ステートを変更する請求項1に記載の携帯端末装置。
  10. 指紋スキャナとパワー信号を生成する操作スイッチを含む操作ボタンを備える携帯端末装置の画面ステートとパワーステートを制御する方法であって、
    指紋認証のリクエストに応じて電力ブロックに対する前記パワー信号の伝送を阻止する阻止状態に移行するステップと、
    前記操作ボタンに対するワンタッチ操作に応じて前記指紋認証の結果とパワー信号を生成するステップと、
    前記パワー信号の継続時間が所定の閾値を超えたときに前記阻止状態を解除して前記パワー信号を前記電力ブロックに伝送するステップと、
    前記電力ブロックが前記パワー信号の受信時間に応じて前記パワーステートを消費電力の異なる第1の前記パワーステートおよび第2の前記パワーステートのいずれかに変更するステップと
    を有する方法。
  11. 前記阻止状態の間に前記指紋認証の結果に応じて前記画面ステートを変更するステップを有する請求項10に記載の方法。
  12. 前記第1のパワーステートがローパワー・ステートで前記第2のパワーステートがパワーオフ・ステートである請求項10に記載の方法。
  13. 前記指紋認証が成功したとき、前記ローパワー・ステートおよび前記パワーオフ・ステートへの変更がアプリケーション・プログラムの実行を許可するホーム画面ステートを経由して行われる請求項12に記載の方法。
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