JP6297300B2 - クリーニング納期決定システム - Google Patents

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Description

本発明は、クリーニング依頼時に、顧客側でクリーニング処理開始前に、クリーニング対象物の納期を決定することができるクリーニング納期決定システムに関する。
従来、クリーニングサービスにおいて、クリーニング品の引渡し日等の納期については、クリーニング依頼日から一定の期間経過後の期日をクリーニング業者側から一方的に通知される場合がほとんどである。
一方、クリーニング品の引取日については、顧客のクリーニング品の引取依頼に応えることを目的として、特許文献1のように、顧客がウエブ上で引取希望日を入力し、これに合わせてクリーニング店に引取を行わせるようにしたシステムが提案されている。
特開平2002−32676号公報
しかし、特許文献1のサービスシステムであっても、クリーニング品の引渡予定日は、業者側が特定の日を決定し、一方的に顧客に通知するものである。このように、従来、顧客側からクリーニング品の納期時期を顧客側の都合に合わせて決定するようなシステムは提供されていなかった。
本発明は、上述した課題を解決するために創案されたものであり、クリーニング作業開始前に、顧客が自己の都合に合わせて、クリーニング対象品の納期を決定することができるクリーニング納期決定システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、受け付けられた預かり物毎に作業工程を管理するコンピュータと、前記作業工程のうちクリーニング作業に関して、各作業担当者のクリーニング作業種別毎に必要な作業時間が記憶された第1の記憶手段と、前記預かり物毎に前記コンピュータにより作成され、前記預かり物に対して予定されるクリーニング作業情報を含む情報データを記憶する第2の記憶手段と、前記各作業担当者に既に割り当てられている作業スケジュールが登録された第3の記憶手段とを備え、前記コンピュータは前記預かり物に対して予定されるクリーニング作業情報と前記第1の記憶手段に記憶された作業時間と前記第3の記憶手段に登録された作業スケジュールを照合して前記預かり物の複数の納期候補日を算出する制御部を有し、前記預かり物を預けた顧客の端末装置に、前記クリーニング作業が行われる前に前記コンピュータから前記預かり物の複数の納期候補日が送信されることを特徴とするクリーニング納期決定システムを主要な特徴とする。
本発明によれば、預かり物の正確な納期候補日を複数、顧客に提示することができる。そして、顧客はその複数の納期候補日から特定の日を選択することで、クリーニング作業が開始される前に、預かり物の納期を顧客の都合の良い時期に合うように決定することができる。
本発明のクリーニング納期決定システムの構成を示すブロック図である。 顧客が電子カルテ情報を閲覧する場合のフローを示す図である。 顧客がウエブカウンセリングを受ける場合のフローを示す図である。 カルテDBのデータ構造を示す図である。 生産力DBのデータ構造を示す図である。 作業スケジュールDBのデータ構成を示す図である。 顧客が預かり物の納期を決定できる画面構成例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。
例えば、クリーニング納期決定システムは、図1のように情報管理本部101とクリーニング工程管理部100等で構成される。情報管理本部101とクリーニング工程管理部100と顧客30は、インターネット回線等の外部通信回線網等による通信回線4により、相互に接続されている。情報管理部101は、データサーバ1、データを記憶しておく記憶部60等により構成される。記憶部60は、作業スケジュールデータベース19、生産力データベース2、カルテデータベース3等により構成される。なお、以下の説明では、データベースのことをDBと簡略して表記する場合がある。また、説明を分かりやすくするために、記憶部60を作業スケジュールDB19、生産力DB2、カルテDB3等で構成されるとしたが、記憶部60を1つのデータベース等とし、このデータベースの中を作業スケジュール記憶領域、生産力データ記憶領域、カルテデータ記憶領域と分けて使用するようにしても良い。
また、データサーバ1は、主として、制御部18、生産力DB記録部17、生産力DB検索部12、カルテDB検索部13、電子カルテ記録部14、作業スケジュールDB記録部15、SNS接続部16等により構成される。
また、クリーニング納期決定システムは、顧客30から依頼された預かり物21を受け付けて、一連のクリーニング作業を行い、出荷するまでの処理を行うクリーニング工程管理部100を備えており、クリーニング工程管理部100は工程管理サーバ5を有している。工程管理サーバ5は、通信回線4を通じて、情報管理本部101内のデータサーバ1と通信する。なお、ここで、預かり物とは、衣類だけに限らず、クリーニング可能な対象物をすべて含むもので、例えば、靴、ベルト等の物品も含まれる。
クリーニング工程管理部100内には、顧客30がクリーニングサービスを受けようとする預かり物21を受け取る入荷セクション6と、入荷セクション6で受けた預かり物21に基づいて電子カルテを作成するカルテ作成セクション7、預かり物21の預かり時点での寸法を採寸する採寸セクション66、預かり物21に割り当てられた固有の物件識別コードを有する識別タグ20を預かり物21に取り付ける識別タグ取付セクション8、カルテ作成セクション7で作成された電子カルテに基づいて顧客30と預かり物21に関する事項をカウンセリングするカウンセリングセクション9、カウンセリングセクション9で確認された事項に基づいてクリーニング作業を行うクリーニング作業セクション10、クリーニング作業セクション10でクリーニング作業が終了した預かり物を顧客30に向けて出荷するための出荷セクション11を備えている。また、セクション6〜11のそれぞれに設置された端末装置51〜56それぞれが、LAN回線などの工場内ネットワーク回線網によるネットワーク70を通じて、工程管理サーバ5と通信する。
更に、クリーニング納期決定システムでは、顧客30が所持する、携帯端末やパソコンなどの端末装置57が、データサーバ1、工程管理サーバ5と通信可能な構成となっており、顧客30は、自身が所持する端末装置57により、通信回線4を通じて、情報管理本部101内のデータサーバ1、クリーニング工程管理部100内の工程管理サーバ5にアクセスすることができる。すなわち、顧客30は、情報管理本部101のデータサーバ1に登録した、顧客IDやパスワードなどといった個人識別情報を、端末装置57を通じて、データサーバ1に送信することで、カルテDB3内における、顧客30に許可された記憶領域へのアクセスが可能となる。
なお、図1の構成は、クリーニング情報システムの構成の一例を示したものにすぎない。例えば、情報管理部101には、コンピュータやデータベース等を含めた情報管理システムが存在し、クリーニング工程管理部100には、コンピュータやデータベース等を含めたクリーニング工程管理システムが存在するので、複数のクリーニング工程管理部(例えばクリーニング処理工場)がある場合には、それぞれの工程管理部にクリーニング工程管理システムを設置して、情報管理本部と接続するようにして、情報管理本部で情報を一元管理することもできる。また、情報管理本部101のデータサーバ1及び記憶部60とクリーニング工程管理部100の工程管理サーバ5及び6〜11、66の各セクションの処理機能を1箇所に統合し、1つの管理サーバで管理することもできる。
さらに、図1の構成例では、セクション6〜11、66及び工程管理サーバ5が同じクリーニング工程管理部100内に配置されているものとしているが、セクション6〜11、66をクリーニング工程管理部100と異なる施設にそれぞれ別個に配置されるものとしてもよい。そして、セクション6〜11、66が工程管理サーバと別の施設に配置される場合は、インターネット回線網等の通信回線を利用して相互に通信可能とされる。このとき、専用回線や仮想専用回線を利用しても良い。また、工程管理サーバ5については、各セクション6〜11、66と独立して設置されるものとして説明するが、各ステーション10〜40のいずれかに設置されるものであってもよく、更には、各セクション6〜11、66に設置された端末装置51〜56、65に工程管理サーバ5の機能を備えさせるものとしてもよい。以上のように、クリーニング 納期決定システムは、様々な構成の態様を含むものである。
以下に、各セクション6〜11、66で行われる処理内容について説明するが、これらの内容は一例であり、例えば、各セクション6〜11、66の処理で状況によっては実行されない処理が発生する場合もある。また、各セクション6〜11、66で行われる処理の順番は、セクション6、7、66、8から11に従って順に行われる場合に限るものではない。
(顧客からの依頼)
顧客30とクリーニング工程管理部100との間で、電話、ファクシミリ通信、メールの送信、ホームページを利用したデータ入力などによる通信がなされて、複数の預かり物21を1つの物品群140とした宅配物をクリーニング工程管理部100へ配送することが伝えられる。また、物品群140をクリーニング工程管理部100に配送するのではなく、持参することが伝えられる場合もある。また、預かり物を受け付ける取次店がある場合には、クリーニング工程管理部100に預かり物21の配送又は持ち込みを直接行わずに、取次店に預かり物21の配送又は持ち込みが行われる場合もある。
そして、顧客30より通知された物品群140の配送日又は持参日と顧客30の顧客情報とが、工程管理サーバ5に与えられる。尚、顧客30の顧客情報は、顧客30の氏名又は名称や、住所又は居所などの配送元や、電話番号、ファクシミリ番号、又はメールアドレスなどの連絡先情報が含まれる。
一方、事前に顧客30から連絡がなく、物品群140がクリーニング工程管理部100に配送される場合、顧客30が物品群140をクリーニング工程管理部100に持参する場合、あるいは上記のように取次店に配送又は持ち込みが行われた場合には、物品群140を受け付けた入荷セクション6以降のいずれかのセクションで顧客情報が入力される。
このとき、新規の顧客であれば、顧客を識別するための顧客IDを発行し、過去に取引があった顧客の場合は、過去に割り当てた顧客IDを用いる。さらに、物品群140毎に管理する電子カルテの識別コードを発行して、個々の電子カルテを作成してカルテDB3で管理するとともに、電子カルテには、顧客ID、上述した、顧客30の氏名又は名称や、住所又は居所などの配送元や、電話番号、ファクシミリ番号、又はメールアドレスなどの連絡先情報などの顧客情報が登録される。なお、複数の預かり物21からなる物品群140ではなく、単品の預かり物21の依頼の場合には、単品の預かり物21に対して電子カルテの識別コードが発行される。
上記顧客30からの依頼時の応対は、図1には記載されていないが、例えば、受付セクションで行っても良いし、図1の入荷セクション6やカウンセリングセクション9で行っても良い。また、顧客30がインターネット回線網などの通信回線4を通じて工程管理サーバ5にアクセスすることで、物品群140の搬送日と顧客30の顧客情報とを工程管理サーバ5に送信するものとしてもよい。
(入荷の受付)
クリーニング工程管理部100では、入荷セクション6で顧客30からの物品群140を受け取る。入荷セクション6では、物品群140による宅配物に添付された配送伝票に表記された顧客情報を取得し、取得した顧客情報を工程管理サーバ5を介してデータサーバ1に通知する。データサーバ1は、カルテDB3内を検索し、通知された顧客情報と一致する顧客情報が登録された電子カルテを読み出して、入荷セクション6に送信する。これにより、入荷セクション6では、搬入されて開梱しようとしている物品群140に対応した電子カルテが、端末装置51のディスプレイなどに表示(出力)されるので、先に受け付けを行った顧客から依頼された物品群140であることが確認できる。
(カルテ作成)
次に、物品群140はカルテ作成セクション7に搬送される。カルテ作成セクション7では、上記の入荷の受付で行ったようにして、端末装置52のディスプレイなどに電子カルテを表示させ、各預かり物21の登録を行う。このとき、預かり物21の登録を工程管理サーバ5に要求し、工程管理サーバ5では、預かり物21の登録が要求されると、その預かり物21に対応する物件識別コードを発行して、カルテ作成セクション7に通知する。これにより、カルテ作成セクション7では、表示(出力)されている電子カルテ上において、各預かり物21に対して割り当てられた物件識別コードが表示される。物件識別コードは、個々の預かり物21を特定するための識別コードであり、数字、記号、符号、文字、模様、又はこれらを組み合わせた表記等、識別できる表記形式であれば良く、その態様を問わない。カルテコードについても同様である。
そして、カルテ作成セクション7では、預かり物21の状態、破損箇所、破損種別などといった預かり物状態情報や、アイテム、ブランド、形状、素材、色、種類、冬物、夏物、購入年度等の預かり物属性情報、預かり物21に対して推奨されるクリーニング作業に関するクリーニング処理情報などについて、その入力が受け付けられる。預かり物21に対する入力の受付が終了されると、入力が受け付けられた預かり物状態情報、預かり物属性情報及びクリーニング処理情報は、預かり物21の物件識別コードと共に、工程管理サーバ5を通してデータサーバ1に送信される。データサーバ1の制御部18は電子カルテ記録部14に指令を出し、電子カルテ記録部14は、預かり物状態情報、預かり物属性情報及びクリーニング処理情報を物件識別コードに関連づけて、対応するカルテコードによる電子カルテに登録し、カルテDB3に記憶する。
図4は、カルテDB3のデータ構造の一例を示す。カルテDB3には、電子カルテの識別コード毎に各種のデータが管理されているが、図4の例では、電子カルテの識別コードとして番号を用い、カルテコード毎に各種のデータが管理される。
1つのカルテコードには、顧客情報、カウンセリング情報が記録されており、入荷受付した物品群140の各預かり物21についての情報が管理されている。例えば、物品群140が、2つの預かり物からなる場合には、預かり物Aに関する情報として、物件識別コード、アイテム、ブランド、素材、色、特徴、預かり時点の状態情報、メンテナンス情報等が記録される。ここで、アイテム、ブランド、素材、色、特徴は、預かり物属性情報に該当する。
また、預かり時点の状態情報として汚れの状態、風合い、色合い、繊維の状態、シルエット、しみ等の預かり物状態情報が記録される。メンテナンス情報はクリーニング処理情報に該当し、その情報としてメンテナンス内容、メンテナンス料金等が記録される。また、預かり物Bに関する情報として、上記と同様の項目の情報が登録される。
電子カルテの顧客情報は、前述したように、住所又は居所、電話番号、ファクシミリ番号、又はメールアドレスなどの連絡先情報などの情報である。カウンセリング情報は、後述するカウンセリングセクションで行う顧客30とのカウンセリングの結果が記録される。物件識別コードは、物品群140を構成する個々の預かり物21に与えられるもので、番号や記号等による識別コードである。アイテムは、例えばジャケット、コート、パンツ等の預かり物の種類が登録される。ブランドは、ブランド名情報が登録される。素材は、例えばシルク、麻、革、レーヨン等の預かり物の素材情報が登録される。色は、例えばレッド、ブルー、ピンク等の預かり物の色情報が登録される。特徴は、フリル、コーデュロイ、レース等の預かり物の特徴となる情報が登録される。
メンテナンス情報のメンテナンス内容には、預かり物に対して施したクリーニング処理の内容が登録されており、そのクリーニング処理内容に対する料金がメンテナンス料金という項目に記録される。
物品群140が、複数の預かり物からなる場合には、その数だけ、預かり物情報が登録される。
これにより、カルテDB3内において、各預かり物21の預かり物状態情報、預かり物属性情報、クリーニング処理情報(メンテナンス情報)が管理されると同時に、1つの物品群140を構成する複数の預かり物21の情報は、1つの電子カルテによって纏めて管理される。なお、クリーニング処理情報については、後述するカウンセリングセクション9で、作成入力するようにしても良い。
(預かり物の採寸)
電子カルテへの預かり物21に対する所定の入力情報や画像データの登録が終了すると、採寸セクション66に搬送される。採寸セクションでは、預かり時点の状態を示すものとして、預かり物21の採寸が行われる。預かり物21の寸法を測定して、作業者が端末装置65から寸法データを送信し、寸法データは工程管理サーバ5を介してデータサーバ1に送信され、データサーバ1の制御部18は電子カルテ記録部14に指令を出し、電子カルテ記録部14は、寸法データを物件識別コードに関連づけて、カルテDB3に記憶させる。このときの寸法データが図5に示す「預かり時点の状態」の項目の「寸法」に該当する。
(識別タグの取付)
このようにして、電子カルテへの預かり物21に対する入力情報の登録が終了すると、物品群140の預かり物21のクリーニング処理の依頼が初めての場合や識別タグが取り付けられていない場合は、識別タグ取付セクション8に搬送される。工程管理サーバ5は、識別タグ取付セクション8に対して、入力情報の登録が終了した預かり物21への物件識別コードが記録された識別タグ20の取付を指示する。識別タグ取付セクション8では、物件識別タグ9の取付指令が与えられると、物件識別コードが記録された識別タグ20を預かり物21に取り付ける。識別タグ20は、その表面に物件識別コードを特定できる符号、記号や番号等によるバーコードが表記されるものであってもよいし、物件識別コードを特定できる表記を記憶できるICタグ、RFIDなどのデータキャリアで構成されるものであってもよい。なお、識別タグ20の取り付けは、カルテ作成セクション7や入荷セクション6で行われるようにしても良い。
(カウンセリング)
カウンセリングセクション8では、顧客30とカウンセリングを行う。このカウンセリングには、預かり物の現状の画像表示、各種の説明事項、リスク事項等の説明と確認が含まれる。カウンセリングの手順を図3に示す。また、カウンセリングは電話連絡等で行われることもあるが、基本的にはウエブ上でカウンセリングを受けられるようにしている。電話連絡によるカウンセリングの場合には、預かり物の現状の画像表示ができないため、説明がわかりにくくなることが発生する。図3では、ウエブカウンセリングの場合の例である。
まず、工程管理サーバ5から通信回線4を介して、顧客30の端末装置57のメールアドレスなどにアクセスするべきURL等を送信してカウンセリングの作業を促す。次に、S21に示すように、送付されてきたURL又は既に取引がある場合は、所定のウエブページに顧客ID、パスワードを入力してログインする。ログインした後、預かり物の現状の画像表示、各種の説明事項、リスク事項、ポイント制度等の説明表示が行われるので、これらの事項を確認承認していく(S22)。具体的な例を挙げると以下のようになる。預かり物についてクリーニング処理工場で受け付けた時の状態、すなわち預かり物の汚れの状態、破損状態等を画像表示して、内容の説明が行われる。
例えば、ウエブページに「了解する」等が表示されたチェックボックスを設けておき、顧客30が、預かり物の現状の状態について了解する場合には、このチェックボックスにチェックの印を入力してもらうことで承認が行われるようにする。また、各種の説明事項、リスク事項の確認が行われる。例えば、以下のような説明が表示される。(1)推奨するクリーニング作業の内容を表示するとともに、その作業内容に対するリスクが表示される。(2)クリーニング作業に対する料金の説明が表示される。(3)リスクの高いクリーニング作業の場合、同意条項が表示される。(4)「事故賠償等基本規約」、「支払期限等」の説明が表示される。(5)ポイント制度の説明が表示される。上記、(1)〜(5)のいずれの項目に対しても、例えば、それぞれ「了解する」又は「了解しない」等が表示されたチェックボックスが設けられ、そのチェックボックスにチェックの印を入力してもらうことで承認が行われる。上記の承認が行われると、その承認データが端末装置57から通信回線4を介してデータサーバ1に送信され、データサーバ1の電子カルテ記録部14により、カルテDB3内の対応する電子カルテに各項目の承認の書き込みが行われる。
<顧客による納期の決定>
次に、顧客がクリーニング処理後の預かり物の納期を決定したい場合には、その納期を顧客自身が預かり物のクリーニング作業に入る前に、決定することができる(S23)。ここで、顧客の預かり物の納期とは、クリーニング処理後の預かり物を顧客に引き渡し可能な日を意味するもので、例えば、預かり物を配送する場合には、顧客に配送される予定日、顧客への預かり物を発送する予定日等を含むものであり、店舗に顧客が引き取りに行く場合には顧客への引渡し予定日等を含むものである。上記納期の決定には、生産力DB2を用いる。生産力DB2は、例えば図5のようなデータ構造を有しており、作業担当者毎の生産能力に基づき、作業時間が記録されたものである。例えば、作業担当者Aがアイテムa1〜am、素材b1〜bn、特徴c1〜cpの預かり物に対してメンテナンス内容d1〜dp(クリーニング作業内容d1〜dp)の作業をそれぞれ行った場合について、生産力、生産力優先度、生産可否の各項目についてのデータが記憶されている。そして、工場内でクリーニング作業を行う担当者すべてについて、例えば、作業担当者A〜Zまでの各担当者分の上記同様なデータが記録されている。
ここで、生産力とは、各作業担当者のクリーニング作業種別毎に必要な作業時間のことを意味し、具体的には、アイテム、素材、特徴が特定された預かり物に対して所定のメンテナンス内容を施す場合にかかる作業時間である。この作業時間は、各々の作業担当者が行った過去のクリーニング作業履歴より算出される。
また、別の方法として、各作業担当者にクリーニング作業種別毎の難易度を係数にしてそれぞれ割り当て、この難易度係数により生産力を算出する方法もある。この場合、クリーニング作業種別毎の標準作業時間あるいは平均作業時間を決定しておき、この標準作業時間に上記難易度係数を掛けることにより、各作業担当者のクリーニング作業毎の生産力を求めることができる。各作業担当者にクリーニング作業種別毎の難易度係数をそれぞれ割り当てる方法には、例えば、各作業担当者が特定のクリーニング作業種別についての経験年数が浅い程、難易度係数を大きくし、経験年数に比例して難易度係数を決定することが考えられる。
上記の各作業担当者の生産力と後述する作業スケジュールDB19に記憶された作業スケジュールデータだけでも預かり物の納期を計算することができるのであるが、下記に説明するクリーニング作業種別毎の作業効率の評価を用いることで、さらに、速く納期を計算することができる。
生産力優先度には、各作業担当者についてクリーニング作業種別毎の作業効率の評価が登録されている。例えば、特定された預かり物に対して所定のメンテナンス内容を行うことが得意であるのか、平均的な水準であるのかが記録される。生産力優先度には、単に、得意か平均的かの2者択一の評価ではなく、レベルを1〜3のように3段階評価又は4段階以上の評価としても良い。3段階評価の場合は、1を得意とし、2を平均的とし、3を不得意とするように構成することができる。
次に、生産可否の項目も、クリーニング作業種別毎の作業効率の評価に関するものである。生産可否の項目は、生産力が0か否かということで、例えば、まだ、経験が少ない新人の作業担当者等の場合には、特定のメンテナンス内容については、全く作業手順がわからない場合もある。このような場合には、生産可否の項目は、生産力が0ということで、例えば0が記録される。この項目については、得意、不得意にかかわらず、メンテナンス内容で特定された作業を行うことができる場合には、生産力があるとして例えば1が記録される。これらの生産力、生産力優先度、生産可否は、経験を積むほどに変化していくので、所定の期間経過毎にそれぞれの作業担当者について評価をし直し、生産力、生産力優先度、生産可否に変化がある場合には、生産力DB記録部17により生産力DB2の内容を書き換える。
受付られた物品群140の各預かり物21について、カウンセリング等が済み、メンテナンス内容が決まっていると、預かり物21のアイテム、素材、特徴、メンテナンス内容が電子カルテに登録されている。この預かり物の物件識別コードに基づき、カルテDB検索部13はカルテDB3内の電子カルテを検索し、上記のアイテム、素材、特徴、メンテナンス内容のデータを取得する。
次に、カルテDB3を検索することにより得られたデータに基づき、生産力DB検索部12は生産力DB2を検索し、制御部18は、最も適切な作業担当者を抽出し、その作業担当者の生産力を取得する。この適切な作業担当者を抽出するときには、制御部18により以下のような手順で行われる。第一段階で、アイテム、素材、特徴、メンテナンス内容に合致した作業担当者の生産可否を検出して、この項目が生産可となっている者を選択する。次の第2段階で、第一段階で選ばれた作業担当者の中から生産力優先が高い者を選ぶ。このようにすれば、所定のメンテナンス内容に対して比較的作業時間の早い担当者群が抽出される。第2段階で抽出された作業担当者群の生産力を参照し、作業時間の早い順に並べる。
このとき、例えば、作業担当者B、作業担当者Z、作業担当者Aの順だったとすると、作業担当者Bを選び、その生産力(当該工程にかかる作業時間)を当てはめて、顧客に仕上った預かり物の納期を提示すれば良いのであるが、作業担当者Bにも、それまでに割り当てられた作業スケジュールがあるので、単純に作業担当者Bを割り当てることはできない。
そこで、作業スケジュールDB19を参照することになる。現在までの各作業担当者のスケジュールは、作業スケジュールDB記録部15により作業スケジュールDB19に記録されている。図6は、作業スケジュールDB19の構成例を示すものである。各作業担当者A〜Zについて、カレンダー形式で作業の予定が決定した期間は、横方向の矢印で示されている。これを参照すれば、図6の作業スケジュールDB19の時点では、作業担当者Bは、最も近い日となる9月1日から一定の期間が埋まっている。したがって、作業担当者Bが最も早く作業処理できたとしても、最終の納期は遅くなるので、9月1日から開きのある作業担当者Zに作業を割り当てることになる。上記のように、生産力が高い(作業時間が短い)作業担当者を抽出した後は、作業担当者毎のスケジュールと照らし合わせ、最も早く預かり物を納めることができる作業担当者を決定する。
上記のように決定された作業担当者の生産力により、仕上がる期間を計算すれば納期を決定することができる。このように決定された納期を顧客に提示する画面の例を図7に示す。この例では、25が枠で囲まれていることからわかるように9月25日が最短の納期候補日となっている。顧客がこの最短の納期よりも遅い次の納期候補日を選びたい場合は、次の納期候補日のボタンをクリックして選択すれば次の納期候補日が表示される。この次の納期候補日は、上述した方法と同様にして最短の納期を達成できる作業担当者を除く、他の作業担当者の中から選ぶことにより、計算される。
また、次の納期候補日のボタンを選択した後、元の候補日に戻りたい場合には、前の納期候補日のボタンをクリックすれば良い。
上記のようにして顧客は、納期を決定することができ、スケジューリングした納期は、電子カルテ記録部14によりカルテDB3内の対応する電子カルテに記録される。
次に、クリーニング処理に関する料金の支払いについて、支払い方法の選択が表示され、クレジットカードの場合は、ウエブ上でクレジットカードの認証が行われる(S24)。
(クリーニング作業)
クリーニング処理を開始する預かり物21がクリーニング作業セクション10に搬入されると、クリーニング作業セクション10内の複数の作業エリアで作業を行うために、オペレータにより預かり物21が振り分けられる。それぞれの作業エリアには、預かり物21に対して、例えば、洗濯処理、仕上げ処理、修理・修繕処理などのクリーニング処理を施すための処理装置が設置されている。上記のように、本発明でのクリーニング作業には、預かり物に対して外れたボタンを取り付ける、色落ちした箇所を元の色に戻す等、修理・修繕処理が含まれており、この処理は、通常行われる洗濯処理、仕上げ処理と共に行われる場合もあれば、単独で行われる場合もある。
そして、各作業エリアにおけるオペレータは、預かり物21に取り付けられた識別タグ20より取得された物件識別コードを入力して、工程管理サーバ5に通知する。このとき、識別タグ20より直接情報を読み出すリーダ装置が用いられることで、リーダ装置で読み出された物件識別コードが工程管理サーバ5に通知されるものであってもよい。また、オペレータが、識別タグ20に表記された物件識別コードを認識して、オペレータが端末装置に物件識別番号の入力を行うことにより、端末装置から物件識別番号が工程管理サーバ5に通知されるものであってもよい。
工程管理サーバ5は、クリーニング作業セクション10から物件識別コードが通知されると、これを通信回線4を介してデータサーバ1に送信し、カルテDB検索部13は通知された物件識別コードと一致する物件識別コードが登録された電子カルテを、カルテDB3より検索する。そして、データサーバ1は、カルテDB3より抽出された電子カルテを、物件識別コードを通知した作業エリアにおける処理に対応した処理情報として、クリーニング作業セクション10に送信する。なお、クリーニング作業セクション10がデータサーバ1に物件識別コードを通知するとき、この物件識別コードと共に作業エリアを示す情報をも通知するものとしてもよい。
クリーニング作業セクション10の作業エリアでは、物件識別コードに対応した電子カルテを受けると、受けた電子カルテを表示(出力)することで、オペレータに対して、預かり物21に必要な処理情報を認識させる。このとき、データサーバ1より受けた処理情報が、端末装置の表示部又はディスプレイなどに表示されるものとしてもよいし、プリンタによって記録紙に印字されることで表記されるものとしてもよい。また、電子カルテには、上記顧客の納期の決定により選ばれた作業担当者が記録されているので、この作業担当者に作業を行ってもらうように連絡する。
このようにして、電子カルテにおける処理情報が表示(出力)されると、オペレータは、処理情報に基づいて必要な処理を認識し、その処理を行うための処理装置を使用して、預かり物21への処理を開始する。特に、カウンセリングセクション9で、顧客30が決定した納期のスケジュールに従って、各種のクリーニング作業が行われる。そして、預かり物21への処理を開始すると同時に、オペレータは、預かり物21への処理を開始することを、工程管理サーバ5を介してデータサーバ1に通知し、処理を行う預かり物21に対する処理履歴を更新することを要求する。これにより、クリーニング処理を行う預かり物21に対応する電子カルテに対して、預かり物21にクリーニング作業セクション10で決定された処理が為されていることを示す履歴が追加登録される。
さらに、洗濯処理又は仕上げ処理、又は修理修繕処理がなされるとき、処理対象となる預かり物に取り付けられた識別タグ20に記録された物件識別コードを、リーダ装置等で読み出すか、その物件識別コードを各作業エリアで入力することにより、物件識別コードと各作業エリアでのエリア識別コードとが工程管理サーバ5及びデータサーバ1に送信されることにより、各種処理の開始、終了を認識し、対応する電子カルテへその作業履歴を登録できる。
クリーニング作業が終了すると、各預かり物の写真撮影又は採寸が行われる。採寸は、クリーニング処理後の預かり物21の寸法を測定するものである。作業者は測定した寸法を、端末装置65から寸法データを送信する。寸法データは工程管理サーバ5を介してデータサーバ1に送信され、データサーバ1の制御部18は電子カルテ記録部14に指令を出し、電子カルテ記録部14は、寸法データを物件識別コードに関連づけて、カルテDB3に記憶させる。このときの寸法データが図5に示す「クリーニング処理後の状態」の項目の「寸法」に該当する。このように、電子カルテには、預かり物について、クリーニング処理前の寸法とクリーニング処理後の寸法が記録されるので、これらを比較して、クリーニング処理により型崩れがないか等を判定することができる。
(出荷)
クリーニング作業セクション10での処理が全て完了した預かり物8が出荷セクション56に搬入されると、オペレータは、搬入された預かり物21に取り付けられた識別タグ20に基づく物件識別コードを入力する。この預かり物21の物件識別コードは、リーダ装置又は端末装置56などから、工程管理サーバ5を通じてデータサーバ1に通知される。
データサーバ1は、出荷セクション11から通知された物件識別コードを受けると、カルテDB検索部13が、カルテDB3内を検索し、受信した物件識別コードが登録された電子カルテを抽出する。そして、電子カルテ記録部14は、出荷セクション56に搬入されて包装又は検品などの処理がなされたものとして、包装済又は検品済であることを示す履歴情報を、抽出した電子カルテに対して、受信した物件識別コードと一致する預かり物21に対して追加登録する。
そして、同じ顧客からの預かり物が全て指定エリアに揃ったとき、これらの預かり物を1つの宅配物として梱包して発送する。または、カウンセリングセクション9で、顧客が個々の預かり物毎に、異なる納期を設定していた場合は、その納期に従って、個別に宅配便により発送する。以上の全ての預かり物を1つにまとめて発送する場合、個別に発送する場合のいずれの場合でも、識別タグ20は取り付けたままにして顧客30の元へ配送するようにしても良い。また、識別タグ20を取り外して顧客30の元へ配送しても良い。
(同じ預かり物についての2度目以上の依頼)
次に、顧客30が、クリーニング処理工場に対してクリーニングの依頼を再度行う場合、一度依頼を行って顧客の元へ戻ってきた預かり物に識別タグ20が取り付けられた状態になっている場合は、取り付けられた状態のままクリーニング処理工場に配送又は持ち込まれる。そして、クリーニング処理工場では、上述したように、入荷の受付から出荷まで作業が行われるのであるが、1度依頼を受けた預かり物については、識別タグ20が取り付けられているので、物件識別コードを付与する必要がなく、識別タグを取り付ける必要もない。したがって、同じ預かり物の2度目以上の依頼の場合には、当該預かり物について識別タグ取付作業の必要がなく、識別タグ取付セクション8での作業を省略して処理を進めることができる。また、物件識別コードの発行を行う必要がなく、預かり物属性情報等は、過去の履歴を用いれば良いので、カルテ作成セクション7における作業が簡略化される。
一方、出荷する際に識別タグ20を取り外して顧客30の元へ配送した場合や顧客30が識別タグ20を取り外した場合等、識別タグ20が取り付けられていない状態の場合には、識別タグ取付セクション8で、新たな物件識別コードが当該預かり物に付与されて、新たな物件識別コードが登録された識別タグが取り付けられる。なお、顧客30が識別タグ20を取り外した痕跡等が残っている等、取り付けられていた識別タグの物件識別コードがわかる場合には、新たな物件識別コードを発行せずに、前の物件識別コードを使用する場合もある。
(顧客のアクセス)
顧客30は、情報管理本部101の預かり物画像DB2及びカルテDB3にアクセスすることができる。また、カルテDB3にアクセスした場合には、電子カルテの一部の内容を変更できるだけでなく、新たな項目を追加してカスタマイズすることができる。例えば、所定のウエブページに顧客IDとパスワードを入力してログインした後、カルテDB3から特定の電子カルテを検索して抽出し、夏物、冬物等の項目が間違っていた場合には、それを訂正することができる。また、電子カルテには、例えば、備忘録(○○の結婚式で使用、○○よりプレゼント)を入力する欄を設けることができる。このように新規の項目を複数追加することも可能に構成されている。
図2は、電子カルテ情報の閲覧の流れを示すフローチャートである。顧客30は所有する端末装置57を使用し、所定のウエブページに顧客IDとパスワードを入力してログインする(S1)。顧客は、電子カルテに登録されている項目に関するキーワードを決定し、検索を行う(S2)。キーワードは、ブランド名、商品種別、素材、色、メンテナンス(クリーニング作業)内容等で設定することができる。顧客の端末装置57から通信回線4を介して顧客IDとキーワードがデータサーバ1に送信され、顧客IDとキーワードに基づいて、カルテDB検索部13がカルテDB3を検索し、該当する電子カルテを全て抽出する。抽出された電子カルテには、預かり物属性情報やクリーニング処理の履歴情報等も記載されているので、これらを合わせて表示する(S3)ことにより、特定の預かり物についての過去のクリーニング処理履歴を確認し、参考にすることができる。
なお、識別タグ20が取り付けられた預かり物の履歴情報に関しては、識別タグ20より直接情報を読み出すリーダ装置が用いられるか、または、顧客が、識別タグ20に表記された物件識別コードを端末装置57に入力することにより、カルテDB検索部13がカルテDB3を検索し、物件識別コードに対応した電子カルテに登録されている履歴情報が得られる。
上記のように、顧客30がクリーニング業者側のデータサーバ1、カルテDB3にアクセスできることにより、過去の履歴から、ブランド名・商品種別・素材・メンテナンス内容等で検索・抽出して該当する預かり物の情報を確認することができる。例えば、背広など、多くの類似した衣服を持っていると、去年買った服、似ている服、夏物と冬物など、管理していてもわからなくなってしまう。例えば、スーツを着用しようとしたときに、どの上着と、どのスラックスが本来の組み合わせなのか判別できなくなる場合があるが、図2の検索を行うことで、本来の組み合わせを明確に知ることができる。また、その衣服の属性情報やメンテナンス情報(クリーニング処理の履歴)を確認することができる。
次に、クリーニング情報提供システムは、SNS接続部16を備えており、全機能がSNS(預かり物、クリーニング処理、クリーニング処理後の保管等に関する様々な情報を交換できる場)に連動しており、クリーニングを利用した感想をクリーニング処理前及び処理後の写真を交えながら共有することができるようになっている。さらに、ブランドや、アイテムに関する“うんちく”を公開したり、イベント情報など、クリーニング利用者間で、預かり物やメンテナンスに関する様々な情報を交換することができる。
クリーニング情報提供システムはクリーニングに関する情報を活用することのできるクリーニング業務の総合システムであり、経理、人事等の基幹業務を総合的に管理できるERPシステムとすることも可能である。今流行のERPシステムはERPパッケージを基本として、多くの企業で共通化することのできる業務をパッケージとして導入することにより、システムの開発コストを抑えることが目的となっている、そのためにカスタマイズもできるだけ抑えるというのが基本的な考え方になっている。これでは、どの会社も個性の無い同じ顔の会社が出来上がり、過当競争にさらされ、業界の発展につながらない。
本来は基幹システムの部分をその企業の個性にあわせることにより、企業の個性と価値を生かすことができ、企業文化を生み出すことで、本当の競争力を生み出すことができる。クリーニング情報提供システムは、クリーニングに関するケアメンテナンス業務を網羅して最適化することで衣服のケアメンテナンスの価値を最大限に引き出すことのできるERPシステムとすることが可能である。
本発明は、クリーニングに関する情報を活用することのできるクリーニング業務の総合システムであり、経理、人事等の基幹業務を総合的に管理できるERPシステムに適用することができる。
1 データサーバ
2 生産力DB
3 カルテDB
4 通信回線
5 工程管理サーバ
6 入荷セクション
7 カルテ作成セクション
8 識別タグ取付セクション
9 カウンセリングセクション
10 クリーニング作業セクション
11 出荷セクション
12 生産力DB検索部
13 カルテDB検索部
14 電子カルテ記録部
15 作業スケジュールDB記録部
16 SNS接続部
17 生産力DB記録部
18 制御部
19 作業スケジュールDB
51〜57、65 端末装置
66 採寸セクション

Claims (1)

  1. 受け付けられた預かり物毎に作業工程を管理するコンピュータと、
    前記作業工程のうちクリーニング作業に関して、各作業担当者のクリーニング作業種別毎に必要な作業時間が記憶された第1の記憶手段と、
    前記預かり物毎に前記コンピュータにより作成され、前記預かり物に対して予定されるクリーニング作業情報を含む情報データを記憶する第2の記憶手段と、
    前記各作業担当者に既に割り当てられている作業スケジュールが登録された第3の記憶手段とを備え、
    前記コンピュータは前記預かり物に対して予定されるクリーニング作業情報と前記第1の記憶手段に記憶された作業時間と前記第3の記憶手段に登録された作業スケジュールを照合して前記預かり物の複数の納期候補日を算出する制御部を有し、
    前記預かり物を預けた顧客の端末装置に、前記クリーニング作業が行われる前に前記コンピュータから前記預かり物の複数の納期候補日が送信されることを特徴とするクリーニング納期決定システムであって、
    前記第1の記憶手段には、前記各作業担当者に対して前記クリーニング作業種別毎の作業効率の評価データが登録されており、前記制御部が前記預かり物の複数の納期候補日を算出する場合には、前記作業効率の評価データも照合して実行されることを特徴とするクリーニング納期決定システム。
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