JP6293479B2 - 流体タンクの搭載構造及びバス車両 - Google Patents

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Description

本発明は、車両に搭載される燃料タンクの搭載構造に関する。
従来より、ホイールベースの間に車両の前後方向に対して横向きとなるようにシートを設置し、この横向きシートの下方の床下に燃料タンクが搭載されたノンステップバスが知られている。
特許文献1のバス用燃料タンクの支持構造では、シャシフレームとスカートタイロッドとの間に車幅方向に設けられた水平部材を備え、燃料タンクがこの水平部材に載せられている。また、段上げ垂直板とスカートタイロッドの間に架け渡したバンドによって、燃料タンクを水平部材と段上げ垂直板の双方に押さえ付けて固定することで、燃料タンクの外径形状を変更することなく、通路床の幅を従来より拡大させることができるとされている。
特許文献2の車両用燃料タンクの取付構造では、車体を支持するシャシフレームと車体の側壁部との間に設けられて車体の幅方向に延在する横架部材間に、車体の前後方向に延在するタンクサポート部材が配置されている。このタンクサポート部材に燃料タンクが載置されるとともに、保持バンドにより燃料タンクがタンクサポート部材に保持されている。また、横架部材に設けられたストッパ部材によって燃料タンクが落ちることを防止できるとされている。
特開2004−203296号公報 特開2010−149641号公報
従来のバス車両に搭載される燃料タンクは、シャシフレームから延設されるサポート部材の上に配置されており、またシートの下に配置されているため、給油口の位置が低かった。この場合、給油口の高さに合わせて屈み、姿勢を低くしないと給油ガンの給油口への挿入が困難であった。また給油口を覗き込み難いため、給油状況を確認しながらの給油が困難であった。このような理由から、給油の作業性が悪いという課題があった。
なお、フェンダー上部に燃料タンクを配置すると共に、給油口をフェンダーの上部に設けた仕様のバス車両も知られている。しかしながら、この場合には、フェンダーの上部のスペースは限られており、また、燃料タンクの上部に設けられる給油口の位置との関係から燃料タンクの高さが制限されるため、燃料タンクの容量を十分に確保することが困難であった。また、この場合では給油口の位置が高すぎるために、かえって給油の作業性が悪かった。
従来のノンステップバスでは、燃料タンクが横向きシートの下方に配置されているために床上に段差ができ、足元のスペースを確保することができない。このために、高齢者や障碍者にとっては立ち座りがしづらいという問題があった。また、横向きのシートに座っている場合には乗り物酔いが発生する場合があり、山道での乗り心地が悪いという問題もあった。こういった背景のもと、ノンステップバスの要望として、横向きのシートから前向きのシートへ変更することが提案されている。
引用文献1に記載の発明は、通路床の幅を従来より拡大させることができるものではあるが、足元のスペースを十分に確保できるものではなかった。
引用文献2に記載の車両用燃料タンクの取付構造では、車両下側から燃料タンクサポート部材を固定するボルトに弛みが生じて燃料タンクが落下する可能性があるために、ストッパ部材のように落下防止のためのブラケットを設けており、構造が複雑かつ部品点数が増加する傾向にあった。
本願発明はこのような課題に鑑みて創案されたものであり、フェンダーの後方のスペースを利用して流体タンクを安全に搭載することができるようにした、燃料タンクの搭載構造を提供することを目的としている。
(1)上記の目的を達成するために、ここで開示する流体を貯蔵する流体タンクの搭載構造は、車両に搭載され、燃料を貯蔵する燃料タンクの搭載構造であって、前記車両の床面を支持するボデーフレームに取り付けられるフェンダーと、前記フェンダーの後方側面に搭載される燃料タンクとを備える。また、前記フェンダーは、前記車両の前輪タイヤの上部を覆う上面部と、前記上面部から延在されて前記前輪タイヤの上部後方を覆う斜面部と、前記斜面部に接合して前記車両の下方に延在されて前記前輪タイヤの後方を覆う縦面部とを有し、前記燃料タンク前面部が前記縦面部から前記斜面部に沿った形状で前記上面部の高さまで形成され、前記燃料タンクの給油口が前記燃料タンクの上部の端部に設けものである。
(2)前記の燃料タンクの搭載構造において、前記フェンダー縦面部前記斜面部に接合して前記車両の下方に前記ボデーフレームまで延在、前記縦面部から前記車両の後方に向けて前記床面に対して水平方向に延在されるサポート部とを有してもよい。ま、前記タンク前面部が前記フェンダーに近接して、前記燃料タンクが前記サポート部上に配置されてもよい。
(3)前記給油口が、前記フェンダーの斜面部から上面部付近の高さとなるように配置されてもよい。
(4)前記燃料タンクの前記上面部から後面部にかけて溝状に連続する凹部が施されており、前記フェンダーの前記上面部と前記サポート部にそれぞれ設けられた締結部に帯状の緊締部材が連結されていてもよい。また、前記緊締部材が前記凹部と係合して前記燃料タンクを前記フェンダーに固定していてもよい。
(5)前記燃料タンクが樹脂製であってもよい。
(6)ここで開示するバス車両は、燃料タンクの搭載構造を備えるバス車両であって、前記車両のシャシフレームに取り付けられる前記ボデーフレームを備え、前記燃料タンクは前記車両の車室内側に搭載される。
本発明の流体タンクの搭載構造は、流体タンクがフェンダーの後方側面に搭載され、流体タンクの前面部がフェンダーの後部側の形状に沿った形状となっているため、フェンダーの斜めに形成されている後方のスペースを有効に活用して流体タンクを搭載するとともに、流体タンクの容量を確保することができる。さらに、流体タンクを車両骨格の上側から搭載できるため、構造を簡素化でき、落下のおそれが無いことから流体タンクの安全性を確保することができる。
一実施形態に係る燃料タンクの搭載構造の一例を模式的に示す斜視図であり、燃料タンクを取り付けた状態を示している。 一実施形態に係る燃料タンクの搭載構造の一例を模式的に示す斜視図であり、燃料タンクを取り外した状態を示している。 一実施形態に係る燃料タンクの搭載構造の一例を模式的に示す斜視図であり、燃料タンクを取り付けた状態を別の方向から示している。 一実施形態に係る燃料タンクの搭載構造の一例を模式的に示す下面図である。 一実施形態に係る燃料タンクの搭載構造及びフレームの構造の一例を模式的に示す図である。
以下、図面を参照して、実施形態としての流体を貯蔵する流体タンクの搭載構造について説明する。なお、以下に示す実施形態はあくまでも例示に過ぎず、以下の実施形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。本実施形態の各構成は、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができるとともに、必要に応じて取捨選択することができ、あるいは適宜組み合わせることが可能である。
[1.構成]
本実施形態の燃料タンクの搭載構造1は、バス車両に搭載される流体としての燃料を貯蔵する燃料タンク51の搭載構造であって、図1、図2、図3に示すように、フェンダー31と燃料タンク51とを備える。なお、以下の説明において、単に前、後、左、右という場合、バス車両の進行方向に対しての前後方向又は左右方向を基準として指し示すものとする。
[1−1.バス車両]
まず、燃料タンクの搭載構造1が備えられるバス車両の構成について説明する。
図5は、本実施形態に係る燃料タンクの搭載構造1を備えるバス車両のフレームの構造について、バス車両の中心付近から左側の部分を模式的に示す図である。
図5に示すように、燃料タンクの搭載構造1を備えるバス車両は、シャシフレーム11と、シャシフレーム11に取り付けられるボデーフレーム21と、ボデーフレーム21に取り付けられるフェンダー31とを備えている。
シャシフレーム11は、バス車両の前後方向に延びる左右一対のサイドレール12a,12bと、サイドレール12a,12bの間をバス車両の横方向に連結する複数のクロスメンバ13a〜13cと、サイドレール12a,12bからそれぞれバス車両の側方へ延出される複数のアウトリガ14a〜14cとからなる。
シャシフレーム11には、アウトリガ14a〜14cの端部に、それぞれ図示しないサイドボデー取り付け用の複数のブラケット15aが設けられる。また、サイドレール12a,12bそれぞれからバス車両の内側に、ボデーフレーム21取り付け用の複数のブラケット15bが設けられる。
ボデーフレーム21は、ブラケット15bを介してシャシフレーム11に取付られている。ボデーフレーム21は、サイドボデーに沿って前後方向に延びるシル22aと、サイドレール12a,12bの上方でそれぞれ車両前後方向に延在するシル22b,22cと、シル22aとシル22bとの間又はシル22bと22cとの間に設けられるシル23と、シル22aに取り付けられてバス車両の側面部をなす図示しない壁部材であるサイドボデーと、シル22a,22b,22c,23に支持されてバス車両の床面をなす図示しない床部材とにより構成されている。また、フェンダー31及び下部カバー38もボデーフレーム21を構成する。
シャシフレーム11及びボデーフレーム21はこのようにして構成されており、燃料タンク51はシル23に取り付けられるフェンダー31の後方側面に搭載されることで、バス車両の車室内側に搭載される。バス車両に燃料タンクの搭載構造1が備えられた際には、燃料タンク51の給油口64は、フェンダー31の上に設けられ、バス車両の図示しない窓より低い位置に設けられている。
[1−2.フェンダー]
次に、本実施形態に係るバス車両のフェンダー31の構成について説明する。
図1、図2は、本実施形態に係る燃料タンクの搭載構造1について、フェンダー31の上方から外方向をみた斜視図である。図3は、本実施形態に係る燃料タンクの搭載構造1について、フェンダー31の上方から内方向をみた斜視図である。図4は、本実施形態に係る燃料タンクの搭載構造1の一部について、バス車両の下方から上方をみた下面図である。なお、図2では、前輪タイヤ24とフェンダー31との位置関係を模式的に示している。
図2に示すように、フェンダー31は、バス車両の前輪タイヤ24の前方を覆う前面部32(フェンダー前面部)と、前面部32に接合して前輪タイヤ24の上部前方及び上部を覆う上面部33(フェンダー上面部)と、上面部33から延在されて前輪タイヤ24の上部後方を覆う斜面部34(フェンダー斜面部)と、斜面部34に接合してバス車両の下方にシル23まで延在されて前輪タイヤ24の後方を覆う縦面部35と、縦面部35からバス車両の後方に向けて床面に対して水平方向に延在されるサポート部36とを有している。また、フェンダー31は、前輪タイヤ24の室内側側方を覆う側面部37(フェンダー側面部)を有する。
フェンダー上面部33と斜面部34とは、一枚の鋼板からなり、フェンダー上面部33が床面に対して水平となり、斜面部34が床面に対して斜めとなる形状となるよう折り曲げられることで、フェンダー上面部33と斜面部34とが形成される。
縦面部35とサポート部36とは、一枚の鋼板からなり、L字状に折り曲げられることで縦面部35とサポート部36とが形成されている。縦面部35は、バス車両の床面に対して垂直となり、サポート部36はバス車両の床面に対して水平となるように設けられている。縦面部35は、その車両外側の側端部に、バス車両のサイドボデーと水平となるようにして延在されるフランジ部が形成され、このフランジ部分においてサイドボデーに固定されている。また、サポート部36はその下に架設されるシル23に固定される。
フェンダー側面部37は、一枚の鋼板からなり、フェンダーの前面部32と、上面部33と、斜面部34と、縦面部35と、それぞれの車室内側の端部において溶接により溶着されている。また、フェンダー側面部37は、その下端がシル23と水平となるように車室内側に延在されるフランジ部が形成され、このフランジ部分においてシル23に溶接により溶着される。
このようにして、フェンダー31は、鋼板3部品構成からなる構造となっている。
フェンダー31の後方には、フェンダー側面部37に接合して燃料タンク51の側面部60と後面部59とに面して延在された下部カバー38が設けられている。下部カバー38は、燃料タンク51の側面部を覆う側面カバー39と、燃料タンク51の後面部を覆う後面カバー40とからなる。
側面カバー39はその前方側の端部において、フェンダー側面部37の後方側の端部と固定されている。また、側面カバー39は、その下端がシル23と水平となるように車室内側に延在されるフランジ部が形成され、このフランジ部分においてシル23に溶接により溶着される。
後面カバー40は、バス車両の床面に対して垂直となるように設けられている。後面カバー40は、バス車両の外側のサイドボデーに近い部分がフェンダー上面部3付近の高さにまで延出されて延出部40aを形成しており、サイドボデーに設けられた図示しない固定用ブラケットに固定されている。
サポート部36には、サポート部36を貫通する連通穴43が設けられている。また、サポート部36の下面には、連通穴43の前方及び左右を覆う底部カバー44と、その下方を覆う底部カバー45とが設けられている。底部カバー44は連通穴43の前方及び左右を囲うようにして覆い、底部カバー45は底部カバー44により囲まれる領域の下部を覆うように設けられている。
フェンダー上面部33の後方側の端部には、締結部材取付ブラケット41が固設されている。締結部材取付ブラケット41は断面コ字形状に形成された部材であって、コ字形状の断面開口部をバス車両の前方に向けるとともに、その下端部においてフェンダー上面部33に固設されている。
[1−3.燃料タンク]
さらに、本実施形態に係る燃料タンク51の構成について説明する。
燃料タンク51は、フェンダー31の後方側面に搭載される樹脂製のタンクであって、図1、図3に示すように、フェンダー31に面する燃料タンク51の前方の前面部56(タンク前面部)が、フェンダー31の後部側の斜面部34と縦面部35との形状に沿った形状に形成される。燃料タンク51は、略直方体形状に形成されるタンク下部53と、前記タンク下部53から上方に斜面部34に沿って拡開されるタンク上部52とが一体となって形成される。
タンク下部53は、燃料タンク51の下部の面ともなるタンク下部53の下面部57の形状、及びタンク下部53の水平方向の断面の形状がサポート部36と同じか若干小さい略長方形状に形成される。タンク下部53において縦面部35に面する下部前面部55は、燃料タンク51がフェンダー31の後方側面に搭載された場合に、下面部57の前端部からフェンダー31の縦面部35に沿ってバス車両の床面に対して垂直となるよう上方に延出される。
タンク上部52は、その水平方向の断面の面積が上方に向かうにつれて大きくなるよう断面が略長方形状に形成される。タンク上部52において斜面部34に面する上部前面部54は、燃料タンク51がフェンダー31の後方側面に搭載された場合に、下部前面部55の上端部からフェンダー31の斜面部34に沿って上端がフェンダー上面部33の高さと略同一となるまで拡開される。これにより、燃料タンク51の上部の面である上面部58(タンク上面部)は、フェンダー上面部33の高さと同程度の高さに形成される。
このようにして、燃料タンク51は、上部前面部54と下部前面部55からなるタンク前面部56が、フェンダー31の縦面部35の下端部から斜面部34の上端部までに沿った形状となるように上面部58の高さまで形成される。燃料タンク51は、下部前面部55が縦面部35に近接し、上部前面部54が斜面部34に近接するとともに、サポート部36上に配置されて下面部57がサポート部36により下方から保持されて車両に搭載される。
燃料タンク51の後方の後面部59は、下面部57に対して垂直となるよう形成され、後面部59が後面カバー40に近接して配置される。また、燃料タンク51は、横幅がフェンダー31の横方向の幅よりも少し小さくなるよう形成されており、燃料タンク51がフェンダー31の後方側面に搭載された場合に、燃料タンク51の側面部60が車幅方向に対してフェンダーの側面部37よりも張り出したものとならないよう搭載される。
図4に示すように、燃料タンク51の下面部57は、中央付近が下方に延出されて底部61を形成している。燃料タンク51がフェンダー31の後方側面に搭載された場合に、底部61は連通穴43を通じてサポート部36よりも下面に露出するよう形成されている。底部61の後方側面には、後方に向けて燃料パイプ62が取り付けられている。底部カバー44,45は、底部61及び燃料パイプ62の前方、左右、及び下方を覆うように設けられている。なお、図4では、底部61及び燃料パイプ62を図示するために、底部カバー45は二点鎖線で描き透明に図示している。
燃料パイプ62は、バス車両のエンジンへと接続されている。なお、燃料タンクをバス車両の右側にも設ける場合、又は給油口をバス車両の右側にも設ける場合には、燃料パイプ62がバス車両の右側の燃料タンク又はバス車両の右側の給油口へと接続されるように構成されていてもよい。
図1、図3に示すように、燃料タンク51のフィラーネック63は、燃料タンク51の上部におけるバス車両の外側の端部に設けられる。すなわち、フィラーネック63は、燃料タンク51の上面部の端部、又は燃料タンク51の側面部の上端部付近に設けられる。燃料タンク51のタンク上面部58は、フェンダー上面部33の高さと同程度の高さに形成されることから、燃料タンク51の給油口64は、燃料タンク51がフェンダー31の後方側面に搭載された場合に、フェンダー31の斜面部34から上面部33付近の高さとなるように配置される。
図1、図3に示すように、燃料タンク51の外側表面には、上面部58から後面部59にかけて溝状に連続する2つの凹部65が施される。凹部65は、上面部58の溝部65aでは前後方向に、後面部59の溝部65bでは床面に対して垂直となるように形成されている。2つの緊締部材71が凹部65とそれぞれ係合して、燃料タンク51を巻回することにより、燃料タンク51をフェンダー31に固定する。
[1−4.緊締部材]
以下に、緊締部材71及びその関連部材について説明する。
図1、図3に示すように、フェンダー上面部33の後方側の端部に固設される締結部材取付ブラケット41のコ字形状のバス車両後方側を向く面には、取付穴42が2つ設けられ、この取付穴42には、上部締結部材74がそれぞれ設けられる。サポート部36の後方側の端部には、下部締結部材77が取り付けられる。
フェンダー31の上面部33とサポート部36にそれぞれ設けられた上部締結部74と下部締結部7とに、帯状の緊締部材71の両端が連結される。緊締部材71は、燃料タンク51の上面部58の溝部65aと係合する緊締部材71aと、後面部59の溝部65bと係合する緊締部材71bとからなり、緊締部材71aと緊締部材71bとの間が中間連結部78により連結される。
緊締部材71は鉄製の帯状部材とゴム製の帯状部材とが張り合わされて一本の帯状部材となるよう形成されている。緊締部材71は、燃料タンク51に当接する面にゴム製の帯状部材を向けるようにして、上部締結部74及び下部締結部77に連結される。
上部締結部74は、緊締部材71aの端部を軸支する軸受部75と、締結部材取付ブラケット41に軸受部75を締着する締着部76とからなる。軸受部75には緊締部材71aの鉄製の帯状部材の端部が巻き付けられた上で、この帯状部材の端部が軸受部75の回りでループを形成するようにして券架される。これにより、緊締部材71aの端部は軸受部75に軸支され、上部締結部74に連結される。締着部76は、軸受部75と結合しており締結部材取付ブラケット41に設けられた取付穴42に燃料タンク51側から挿入されるボルトと、締結部材取付ブラケット41の取付穴に挿入されたボルトを燃料タンク51の反対側から締着するナットからなる。緊締部材71が上部締結部74及び下部締結部77に連結された状態で、締着部76のナットを締め付けることにより、緊締部材71にテンションをかけて燃料タンク51をフェンダー31に固定する。
下部締結部77は、サポート部36に固定されており、緊締部材71bの一端がバス車両及び燃料タンク51の左右方向の軸を中心に回転可能に連結されている。
中間連結部78は、緊締部材71aの一端がバス車両及び燃料タンク51の左右方向の軸を中心に回転可能に連結されているとともに、緊締部材71bを固定することで、緊締部材71aと緊締部材71bとを連結する。中間連結部78の位置が、上面部58と後面部59とにより形成されるコーナー付近に位置するよう、緊締部材71aと緊締部材71bとの長さが設定されている。中間連結部78において燃料タンク51のコーナー形状に合わせて緊締部材71を曲げることにより、緊締部材71に曲げによる負荷をかけることなく、緊締部材71を燃料タンク51の形状にあわせて凹部65と係合させる。
[2.作用・効果]
(1)上記の燃料タンクの搭載構造1によれば、燃料タンク51がフェンダー31の後方側面に搭載され、タンクの前面部56がフェンダーの後部側34,35の形状に沿った形状となっている。これにより、フェンダー31の斜めに形成されている後方のスペースを有効に活用して燃料タンク51を搭載するとともに、燃料タンク51の容量を確保することができる。
また、燃料タンク51を車両骨格であるシャシフレーム11に取り付けられるシル23の上側から搭載できるため、従来のように燃料タンクを載置する燃料タンクサポートが不要となり、また、燃料タンク51が脱落又は落下するおそれが無いことから落下防止ブラケットも不要となる。このため、構造を簡素化できるとともに、燃料タンク51の安全性を確保することができる。
(2)上記の燃料タンクの搭載構造1によれば、燃料タンク51がフェンダー31の後方側面に搭載されるとともに、燃料タンク51の前面部56が、フェンダー31の縦面部35から斜面部34に沿った形状で上面部33の高さまで形成されている。このとき、燃料タンク51の給油口64が燃料タンク51の上部の端部に設けられているために、給油口64をフェンダー31の上面部33付近の高さの位置に設けることができる。これにより、従来のように横向きシートの下に燃料タンクが配置される場合と比べて給油口64の位置を高くすることができる。また、フェンダー31の上に燃料タンクが配置される場合と比べて、給油口64の位置を低くすることができる。結果として、従来よりは給油口64の位置を高すぎない程度に上げることができ、給油の作業性を高めることができる
また、フェンダー31の縦面部35の後端を延長して、サポート部36を形成するとともに、サポート部36により燃料タンク51の下面部57を支える構造としたことにより、フェンダー31自体が燃料タンクサポートの代わりとなり、燃料タンク51を保持することができるものとなっている。また、燃料タンク51は、タンク前面56がフェンダー31に近接してサポート部36上に配置されているため、燃料タンク51とフェンダー31との間に無駄なスペースを生じさせること無く燃料タンク51を搭載することができ、また、燃料タンク51の後方のスペースを広く取ることができる。
さらに、本実施形態に係る燃料タンクの搭載構造1によれば、従来の燃料タンクを横向きのシートの床下に燃料タンクを搭載する場合とは異なり、燃料タンク51がフェンダー31の後方側面のサポート部36上に搭載される。この燃料タンクの搭載位置が変更されることにより生じる空間を利用して、横向きのシートを複数の前向きのシートに変更することができる。このとき、前向きのシートの下にはスペースが生じるため、高齢者や障碍者にとっても立ち座りがしやすい座席を提供することができる。または、この燃料タンクの搭載位置が変更されることにより生じる空間を利用して、ノンステップエリアを拡大することもできる。
また、従来は燃料タンクサポートを用いて横向きシートの下に燃料タンクを配置させていたため、シャシフレームのアウトリガを燃料タンクサポートと干渉しない位置に設けなければならなかった。この場合にはアウトリガとクロスメンバが互い違いとなる位置に設けられることで、バランスが十分とはいえない構造となっていた。本実施形態に係る燃料タンクの搭載構造1によれば、図5に示すように、従来であれば燃料タンクサポートが配置されていた位置にアウトリガ14aを設けることができるため、アウトリガ14a,14b,14cを所望の位置に配置することができ、アウトリガ14aとクロスメンバ13aとの結合位置、若しくはアウトリガ14aとシル22a又はサイドボデーとの結合位置を最適化することができる。これにより、シャシフレーム11の剛性が向上し、ねじりに対する強度を高めることができる。
(3)上記の燃料タンクの搭載構造1によれば、給油口64が、フェンダーの斜面部34から上面部33付近の高さとなるように配置されることで、給油口64の高さが作業のしやすい高さとなり、給油の作業性を高めることができる。
(4)上記の燃料タンクの搭載構造1によれば、フェンダー31に設けられた緊締部材71が燃料タンク51に形成された凹部65と係合しているため、燃料タンク51をフェンダー31に確実に固定することができる。このとき、凹部65が燃料タンク51の上面部58から後面部59にかけて連続して形成されているために、凹部65と係合する緊締部材71により、バス車両が加速又は減速した際に燃料タンク51に前後方向に力が働く場合であっても、燃料タンク51をフェンダー31に固定することができる。また、凹部65が溝状に形成されているため、バス車両が旋回した際に燃料タンク51に左右方向に力が働いた場合であっても、燃料タンク51をフェンダー31に固定することができる。
中でも、フェンダー31の上面部33とサポート部36にそれぞれ設けられた上部締結部74と下部締結部77とに緊締部材71が連結されているので、緊締部材71が溝部65aと溝部65bとに係合することにより、燃料タンク51の前面部56をフェンダーの後部側34,35に当接させるようにして、より確実に固定することができる。
(5)上記の燃料タンクの搭載構造1によれば、燃料タンク51が樹脂製であるため、鉄製の燃料タンクと比べて軽量であり、またタンク前面部56がフェンダー31の形状に沿った形状となるように容易に成形することができる。なお、本実施形態に係る燃料タンク51は、PE(ポリエチレン樹脂)により形成されている。
(6)上記の燃料タンクの搭載構造1を備えるバス車両によれば、燃料タンク51はバス車両の車室内側に搭載されることで、燃料タンク51が脱落することなく安全に搭載することができる。また、燃料タンク51が床下に配置されていた従来のバス車両と比較して、車室内の段差を減らして居住性を向上させることができる。
また、従来のバス車両では、フェンダーがフェンダーの上面部及び斜面部と、側面部とからなる2部品構成であったが、上記の燃料タンクの搭載構造1によれば、フェンダー31は、鋼板3部品構成から成り、板厚を従来のバス車両のフェンダーよりも増して強固な構造としている。
また、上記の燃料タンクの搭載構造1によれば、底部カバー44,45が、燃料タンク51の底部61及び燃料パイプ62の前方、左右、及び下部を覆うことにより、例えば前輪タイヤ24によって石が跳ね上げられた場合であっても、燃料タンク51の底部61及び燃料パイプ62に当たり損傷を受けることを防ぐことができる。
また、上記の燃料タンクの搭載構造1によれば、燃料タンク51はシル23の上側からバス車両の車室内側において、サポート部36上に搭載されているものの、サポート部36には、連通穴43が設けられている。このため、燃料タンク51から燃料が漏れた場合であっても、上面部33、斜面部34、縦面部35、サポート部36、及び下部カバー38が受け皿と成り燃料がサポート部36に溜まるために、漏れた燃料が室内側に進入することが防止される。さらに、サポート部36に溜まった燃料が連通穴43から底部カバー45の上面を流れることで、後方へ排出することができる。
[3.変形例]
上述した実施形態に関わらず、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。本実施形態の各構成は、必要に応じて取捨選択することができ、あるいは適宜組み合わせてもよい。
上述の実施形態では、バス車両に搭載される燃料タンクを例に挙げて説明したが、フェンダー及び流体を貯蔵するタンクを備えるものであれば、流体タンクの搭載構造1を適用する対象は限定されない。例えば、車両としては乗用車やトラックに適用してもよい。また、タンクとしては尿素タンクに適用してもよい。
燃料タンクの搭載構造1には、給油時にフィラーネック63の給油口64から溢れた燃料を、サイドボデーの中間部分を通じて燃料を路面に導くリークホースが設けられていてもよい。
また、燃料タンクの搭載構造1には、燃料タンク51の内部と外気とを連通するブリーザホースと、ブリーザホースに接続されて圧力を規定する2wayバルブとが設けられていてもよい。本実施形態に係る燃料タンクの搭載構造1では、燃料タンク51の搭載位置がフェンダーの後方側面となるよう変更されたことに伴い、給油口64の位置も変わったことから、ブリーザホースと2wayバルブとの経路も変更されている。
また、上述の実施形態では、燃料タンク51がバス車両の左側前方のフェンダー31の後方側面に一つ搭載される燃料タンクの搭載構造1について説明したが、バス車両の右側前方のフェンダーの後方側面に燃料タンクが設けられるように構成されていてもよい。この場合、上述した実施形態に係る燃料タンクの搭載構造1を、バス車両の中心線に対して左右対称となるように構成して燃料タンクを配置すればよい。また、バス車両の後方のフェンダーの後方側方に燃料タンクが設けられるように構成されていてもよい。また、バス車両の左側前方のフェンダー31の後方側面と右側前方のフェンダーの後方側面との両方に燃料タンクが設けられていてもよい。燃料タンクが二つ設けられる場合には、二つの燃料タンクの下部において燃料が流通できるようにパイプにより繋げられるとともに、二つの燃料タンクの上部においてタンクの内圧を合わせるためのエアベントパイプで繋がれていてもよい。
1 燃料タンクの搭載構造
11 シャシフレーム
ボデーフレーム
24 前輪タイヤ
31 フェンダー
33 フェンダー上面部(上面部)
34 斜面部
35 縦面部
36 サポート部
51 燃料タンク(流体タンク)
56 タンク前面部
58 タンク上面部(上面部)
64 給油口
65 凹部
71 緊締部材

Claims (6)

  1. 車両に搭載され、燃料を貯蔵する燃料タンクの搭載構造であって、
    前記車両の床面を支持するボデーフレームに取り付けられるフェンダーと、
    前記フェンダーの後方側面に搭載される燃料タンクとを備え、
    前記フェンダーは、前記車両の前輪タイヤの上部を覆う上面部と、前記上面部から延在されて前記前輪タイヤの上部後方を覆う斜面部と、前記斜面部に接合して前記車両の下方に延在されて前記前輪タイヤの後方を覆う縦面部とを有し、
    前記燃料タンク前面部が前記縦面部から前記斜面部に沿った形状で前記上面部の高さまで形成され、前記燃料タンクの給油口を前記燃料タンクの上部に設けたことを特徴とする、燃料タンクの搭載構造。
  2. 請求項1に記載の燃料タンクの搭載構造において
    前記フェンダー縦面部前記斜面部に接合して前記車両の下方に前記ボデーフレームまで延在し、前記縦面部から前記車両の後方に向けて前記床面に対して水平方向に延在されるサポート部を有し、
    燃料タンク前面部が前記フェンダーに近接して、前記燃料タンクが前記サポート部上に配置されていることを特徴とする、燃料タンクの搭載構造。
  3. 前記給油口が、前記フェンダーの斜面部から上面部付近の高さとなるように配置されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の燃料タンクの搭載構造。
  4. 前記燃料タンクの上面部から後面部にかけて溝状に連続する凹部が施されており、
    前記フェンダーに設けられた締結部に帯状の緊締部材が連結され、
    前記緊締部材が前記凹部と係合して前記燃料タンクを前記フェンダーに固定する
    ことを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載の燃料タンクの搭載構造。
  5. 前記燃料タンクが樹脂製である
    ことを特徴とする、請求項1〜4の何れか1項に記載の燃料タンクの搭載構造。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載の燃料タンクの搭載構造を備えるバス車両であって、
    前記車両のシャシフレームに取り付けられる前記ボデーフレームを備え、
    前記燃料タンクは前記車両の車室内側に搭載される
    ことを特徴とするバス車両。
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