JP6292988B2 - 物体情報取得方法及び物体情報取得装置 - Google Patents
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Description
例えば、被検知物によるX線の吸収や位相シフトを利用して定量的に被検知物の物性値を得る手法が提案されている。
また、特許文献2には、被検知物によるX線の吸収と位相シフトの情報から被検知物の実効原子番号の分布を取得する方法が記載されている。
析装置、対象物の非破壊検査を行うための検査装置、生体又は病理標本の診断を行うための診断装置などに好ましく適用することができる。
本発明の第1実施形態では、被検知物を透過したX線の2次元投影像から化学組成比を取得する方法について説明する。
図1に、本発明の放射線測定システムの実施形態として、X線を用いたX線測定システム100の構成例を示す。X線測定システム100は、X線を用いて被検知物106を測定するX線測定装置117と、X線測定装置117の測定結果に基づき被検知物106の組成に関わる情報を取得する演算装置113と、表示装置114とを備える。
次に、第1実施形態における化学組成比の推定方法について説明する。
物質に対するX線の吸収は数式(1)で表される。
Iは透過X線強度、I0は入射X線強度、μは線吸収係数、tは被検知物内でのX線の光路長である。
と表すことができ、位相シフト量φは、物質の質量密度ρ、アボガドロ数NA、古典的電子半径r0、X線の波長λ、平均原子量〈A〉、平均原子番号〈Z〉、物質内のX線の光路長tを用いて、
と表すことができる。
数式(6)の右辺は、被検知物の質量密度(ρ)とX線の光路長(t)を含んでいないため、被検知物の化学組成が分かれば計算することができる量である。一方、数式(6)の左辺については、数式(2)、(3)に示したように、X線測定結果から得られたX線透過率と位相シフト量から計算することができる量である。
あるいは、
などを好ましく用いることができる。これらの評価関数を用いた場合は、評価関数の値(評価値)Eを所定の閾値TH以下とするような化学組成比を探索することとなる。閾値THについては、実験等により適当な値を予め定めればよい。尚、数式(8)のように誤差を測定値(Vobs)により規格化すると、測定条件(X線強度、感度など)や被検知物の物性の影響をキャンセルすることができるため、測定条件や被検知物によらず同じ閾値
THで安定した誤差評価ができるという利点がある。
図2に演算装置103の演算部115が行う演算フローの一例を示す。図2の例は、データベースに登録されている化学物質の化学組成比を順に照合し、測定結果に最も合致する化学組成比を探索する処理例である。
本発明の第2実施形態では、コンピューテッド・トモグラフィ(CT)を用いた手法に
ついて説明をする。CTとは、放射線の投影方向を変えて測定した複数の投影像の情報から断層像の情報を再構成する手法である。放射線測定システムの構成は第1実施形態に示したもの(図1参照)と同様のものを利用することができる。
以下、第2実施形態における化学組成比の推定方法について説明する。
X線CTを用いることによりX線の吸収情報及び位相情報から被検知物のX線に対する複素屈折率(n=1−δ−iβ)を取得することができる。複素屈折率の虚部であるβは、被検知物のX線の吸収特性に関する値であり、以後、吸収特性値とも呼ぶ。吸収特性値βは、測定結果である吸収情報のCT再構成により取得することができる。一方、複素屈折率の実部の一部であるδは、被検知物のX線の位相変化(屈折特性)に関する値であり、以後、位相特性値とも呼ぶ。位相特性値δは、測定結果である位相情報のCT再構成により取得することができる。
と表すことができ、位相特性値δは、X線の波長λ、物質の質量密度ρ、アボガドロ数NA、古典的電子半径r0、平均原子量〈A〉、平均原子番号〈Z〉を用いて、
と表すことができる。
を求める問題として捉えることができる。
又は、
などを好ましく用いることができる。これらの評価関数を用いた場合は、評価値Eを所定の閾値TH以下とするような化学組成比を探索することとなる。閾値THについては、実験等により適当な値を予め定めればよい。尚、数式(13)のように誤差を規格化すると、測定条件(X線強度、感度など)や被検知物の物性の影響をキャンセルすることができるため、測定条件や被検知物によらず同じ閾値THで安定した誤差評価ができるという利点がある。
図3に演算装置103の演算部115が行う演算フローの一例を示す。図3の例は、探索アルゴリズムを用いて所定の条件を満足する近似解(最適解)を求める処理例である。
とができるが、標準試料の測定を介して決定してもかまわない。演算部115は、ステップS204で取得された質量密度ρβ及びρδを評価関数Eに代入し、当該候補が予め設定した条件(ここでは、E≦閾値TH)を満たすか判定する(ステップS205)。条件を満たす候補が見つかった場合は、演算部115は当該候補を被検知物の化学組成比として採用し、繰り返し処理を終了する(ステップS206)。条件を満たさない場合は、演算部115は化学組成比の候補を更新し(ステップS203)、同じ処理を繰り返す。
σeは単位電子当たりの光子相互作用断面積である。また電子密度(ρe)は測定結果から取得したδを用いて、数式(15)により得ることができる。あるいは、δの代わりに、推定した化学組成及び質量密度を用いて電子密度を計算してもよい。
数式(11)の連立方程式の代わりに、数式(16)の左辺に測定結果から導かれる値β及びδを代入した方程式を用いてもよい。つまり、質量密度ρβ及びρδを演算する代わりにβ/δを演算し、第1実施形態と同様の処理を用いて被検知物の化学組成比を推定することもできる。その場合、数式(16)の左辺の値をVobsとし、右辺の値をVcalとして、数式(7)又は(8)の評価関数を用いることができる。さらに、数式(11)と数式(16)により、ρβ、ρδ、Vobs、Vcalを演算し、数式(12)又は(13)による評価値と数式(7)又は(8)による評価値をそれぞれ求め、評価値の総和によりステップS205の条件判定を行ってもよい。尚、数式(16)の分子と分母
を入れ替えてもよい。
本発明の第3実施形態では、化学組成比の候補を生成ないし選択する際に、化学組成比に拘束条件を設定する。存在し得ない化学組成比や可能性の低い化学組成比を候補(探索範囲)から除外することで、化学組成比の推定精度(正解率)の向上と探索時間の短縮を図るためである。以下、複数の拘束条件を例示するが、これらのうちのいずれか一つを設定してもよいし、複数の条件を組み合わせてもよい。
例えば、不飽和度が整数である化学組成のみを候補として選択する、という拘束条件を設定することができる。想定している被検知物の構成元素がC(炭素)、N(窒素)、O(酸素)などの16族元素、H(水素)から構成される場合、その不飽和度は数式(17)で表すことができる。
数式(17)でのC、N、Hは各元素の個数である。尚、被検知物がその他の構成元素を含むと想定される場合は、想定している被検知物の構成元素に応じて適宜不飽和度を算出すればよい。
窒素ルールとは、1分子に含まれる窒素原子の数が偶数(0個を含む)の場合、その化合物の分子量は偶数になり、窒素原子の数が奇数の場合、化合物の分子量は奇数になる、という法則である。これを利用して、分子量と窒素原子の数が窒素ルールを満足する化学組成のみを候補として選択する、という拘束条件を設定してもよい。
想定している被検知物の構成元素がC、N、O、Hである場合を例に説明する。図4に57種類の既存化合物の平均原子番号〈Z〉に対する平均原子量〈A〉の値をプロットしたグラフを示す。グラフからわかるとおり平均原子番号〈Z〉と平均原子量〈A〉の間には非常に強い線形の相関が見られる。このことから、化学組成から計算される平均原子番号〈Z〉と平均原子量〈A〉の比が、図4で示した近似直線から著しく外れる様な化合物は、候補から除外するという拘束条件を用いるとよい。たとえば近似直線に対して1%以
内の誤差に収まるような化学組成のみ候補として採用する。尚、近似直線は想定している被検知物の構成元素ごとに実験等により予め決めておけばよい。
図5に、図4と同じ57種類の既存化合物の水素比率(水素組成比)に対する〈Z〉/〈A〉の値をプロットしたグラフを示す。グラフからわかるとおり両者は非常に強い相関がある。このことから、化学組成から計算される水素比率と〈Z〉/〈A〉の比が、図5で示した近似曲線から著しく外れる様な化合物は、候補から除外するという拘束条件を用いることもできる。たとえば近似曲線に対して5%以内の誤差に収まるような化学組成のみ候補として採用する。尚、近似曲線は想定している被検知物の構成元素ごとに実験等により予め決めておけばよい。
図6に、図4と同じ57種類の既存化合物のμt/φと質量吸収係数(μ/ρ)の値をプロットしたグラフを示す。グラフからわかるとおり両者は非常に強い相関がある。このことから、化学組成から計算されるμt/φとμ/ρの比が、図6で示した近似曲線から著しく外れる様な化合物は、候補から除外する拘束条件を用いることもできる。たとえば近似直線に対して5%以内の誤差に収まるような化学組成のみ候補として採用する。μt/φは数式(6)等から計算でき、μ/ρは数式(4)等から計算できる。尚、近似曲線は想定している被検知物の構成元素ごとに実験等により予め決めておけばよい。
次に、上述した実施形態のより具体的な実施例について説明する。X線測定システムの構成については図1を参照する。
実施する。θの測定範囲は1〜180°である。これらの測定結果を演算装置113へ送信し、演算装置113はその測定結果から被検知物106のX線透過率および屈折角を取得し、更に断層像の情報を取得する。
まず、X線測定装置117の測定結果から複素屈折率を取得する工程(図2のステップS202)の具体例を説明する。
これら微分位相値をX方向に積分することにより、被検知物106での位相シフト量φ(θ,X)を得る。このφ(θ,X)が被検知物106のX線に関する位相情報である。
で述べた拘束条件を適用する。具体的には、乱数によって生成した化学組成候補において不飽和度が整数で無い場合、または窒素ルールを満足しない場合は、その化学組成候補を破棄し、別の候補を新たに生成する。さらに、化学組成候補から計算した平均原子番号〈Z〉を図4に示した近似直線に当てはめることで得られる平均原子量〈A〉と、化学組成候補から計算される平均原子量〈A〉との誤差が1%以上の場合は、その化学組成候補を破棄し、別の候補を生成する。
nは化学組成候補の構成元素の総和であり、niは各元素iの個数である。σaiは各元素iの一原子当たりの光子相互作用断面積であり、この値はデータベースから取得する。
設定した500個の化学組成候補のそれぞれについて、質量密度ρβとρδの間の誤差を計算する。本実施例では、数式(13)に示す評価関数により誤差Eを計算する。そして、誤差Eが小さい順に500個の化学組成候補をソートする。最も小さい誤差Eminの値が閾値TH(本実施例では、TH=1%に設定)以下である場合、その最小誤差Eminの候補が目的の化学組成であると判定し、探索処理を終了する。最小誤差Eminがこの終了条件を満たさない場合(Emin>TH)は、化学組成候補を更新し処理を繰り返す。本実施例では、現世代の500個の候補のなかから選択した250個を初期候補とし、上述した遺伝的操作を実施することで、次世代の500個の候補を生成する。尚、初期候補250個はどのように選択してもよいが、本実施例では、誤差の小さい方から125個の候補を採用し、さらに残りの375個のなかからランダムに125個の候補を採用することで、250個の初期候補を設定する。
補を解として採用する。以上の処理を断層画像中の試料が存在する部分(画素)に関して実施し、最終的に各画素におけるH、C、N、Oの組成比をコントラストとした4つの画像を取得する。
質量密度(ρ)に関する画像は、ステップS204で計算された質量密度ρβとρδの平均値を各画素に対して演算し取得する。実効原子番号(Zeff)に関する画像は化学組成比と数式(14)を用いることにより演算して取得する。平均原子番号〈Z〉、平均原子量〈A〉は各画素における化学組成比を用いて演算し取得する。電子密度(ρe)に関する画像は、ステップS202で取得したδと数式(15)を用いて演算し取得する。また質量吸収係数(μ/ρ)に関する画像は、取得した化学組成比と数式(4)を用いることにより取得する。
106:被検知物
113:演算装置
117:X線測定装置
Claims (15)
- 放射線による測定結果から被検知物の組成に関わる情報を取得する物体情報取得方法であって、
コンピュータが、前記被検知物の放射線による測定結果を取得するステップと、
コンピュータが、前記測定結果から導かれる値を定数として含み、かつ、前記被検知物の化学組成比から導かれる値を変数として含む方程式を用い、前記方程式の解を求めることにより前記被検知物の化学組成比を推定するステップと、
前記推定した化学組成比、又は、前記推定した化学組成比に基づき取得した物性値を、前記被検知物の組成に関わる情報として出力するステップと、
を含み、
前記測定結果から導かれる値は、前記被検知物の放射線に対する吸収特性に関する値である吸収特性値と、前記被検知物の放射線の屈折特性に関する値である位相特性値とを含み、
前記被検知物の化学組成比を推定するステップは、
化学組成比の複数の候補を設定するステップと、
前記複数の候補のなかから前記方程式の近似解を求める操作を行うステップと、を含む
ことを特徴とする物体情報取得方法。 - 前記物性値は、前記被検知物の質量密度、質量吸収係数、実効原子番号、平均原子量、平均原子番号、および、電子密度のうちの少なくともいずれかを含む
ことを特徴とする請求項1に記載の物体情報取得方法。 - 前記被検知物の組成に関わる情報は、前記被検知物における化学組成比又は物性値の分布を示す画像データの形式で出力される
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の物体情報取得方法。 - 前記被検知物の組成に関わる情報は、前記被検知物の内部における化学組成比又は物性値の分布を示す画像データの形式で出力される
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の物体情報取得方法。 - 前記被検知物の化学組成比が満たすべき条件が予め設定されており、
化学組成比の複数の候補を設定するステップでは、前記条件を満たさない化学組成比が候補から除外される
ことを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか1項に記載の物体情報取得方法。 - 前記放射線はX線またはγ線である
ことを特徴とする請求項1〜5のうちいずれか1項に記載の物体情報取得方法。 - 前記被検知物の化学組成比を推定するステップでは、数式(6)の左辺の値と右辺の値の差を用いて定義される評価値が閾値以下となる化学組成比を、前記被検知物の化学組成比に決定する
ことを特徴とする請求項7に記載の物体情報取得方法。 - 前記被検知物の化学組成比を推定するステップでは、
数式(16)の左辺の値と右辺の値の差を用いて定義される評価値、もしくは、
数式(11)の第1式で求まるρβの値と第2式で求まるρδの値の差を用いて定義される評価値、又は、
これらの2つの評価値の総和、
が閾値以下となる化学組成比を、前記被検知物の化学組成比に決定する
ことを特徴とする請求項9に記載の物体情報取得方法。 - 請求項1〜10のうちいずれか1項に記載の物体情報取得方法の各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラム。
- 放射線による測定結果から被検知物の組成に関わる情報を取得する物体情報取得装置であって、
前記被検知物の放射線による測定結果を取得する取得手段と、
前記測定結果から導かれる値を定数として含み、かつ、前記被検知物の化学組成比から導かれる値を変数として含む方程式を用い、前記方程式の解を求めることにより前記被検知物の化学組成比を推定する推定手段と、
前記推定した化学組成比、又は、前記推定した化学組成比に基づき取得した物性値を、前記被検知物の組成に関わる情報として出力する出力手段と、
を有し、
前記測定結果から導かれる値は、前記被検知物の放射線に対する吸収特性に関する値である吸収特性値と、前記被検知物の放射線の屈折特性に関する値である位相特性値とを含み、
前記推定手段は、
化学組成比の複数の候補を設定し、
前記複数の候補のなかから前記方程式の近似解を求める操作により、前記被検知物の化学組成比を推定するものである
ことを特徴とする物体情報取得装置。 - 放射線を用いて被検知物を測定する測定装置と、
前記測定装置の測定結果を用いて前記被検知物の組成に関わる情報を取得する、請求項12に記載の物体情報取得装置と、
を有することを特徴とするシステム。 - 被検知物にX線を照射し、前記被検知物を透過したX線を検出することで取得された前記被検知物の測定結果から前記被検知物の組成に関わる情報を取得する物体情報取得方法
であって、
コンピュータが、前記被検知物のX線による測定結果を取得するステップと、
コンピュータが、前記測定結果から導かれる値を定数として含み、かつ、前記被検知物の化学組成比から導かれる値を変数として含む方程式を用い、前記方程式の解を求めることにより前記被検知物の化学組成比を推定するステップと、
前記推定した化学組成比、又は、前記推定した化学組成比に基づき取得した物性値を、前記被検知物の組成に関わる情報として出力するステップと、
を含み、
前記被検知物の化学組成比を推定するステップは、
化学組成比の複数の候補を設定するステップと、
前記複数の候補のなかから前記方程式の近似解を求める操作を行うステップと、を含むことを特徴とする物体情報取得方法。 - 被検知物にX線を照射し、前記被検知物を透過したX線を検出することで前記被検知物を測定する測定装置と、
前記測定装置の測定結果を用いて前記被検知物の組成に関わる情報を取得する物体情報取得装置と、を有するシステムであって、
前記物体情報取得装置は、
前記被検知物のX線による測定結果を取得する取得手段と、
前記測定結果から導かれる値を定数として含み、かつ、前記被検知物の化学組成比から導かれる値を変数として含む方程式を用い、前記方程式の解を求めることにより前記被検知物の化学組成比を推定する推定手段と、
前記推定した化学組成比、又は、前記推定した化学組成比に基づき取得した物性値を、前記被検知物の組成に関わる情報として出力する出力手段と、
を有し、
前記推定手段は、
化学組成比の複数の候補を設定し、
前記複数の候補のなかから前記方程式の近似解を求める操作により、前記被検知物の化学組成比を推定するものである
ことを特徴とするシステム。
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