JP6292894B2 - 動物用トイレ砂 - Google Patents

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Description

本発明は、動物用トイレ砂に関する。
従来、猫や犬等のペットとして飼育される動物用のトイレとして、上部が開放された箱状のトイレ容器と、このトイレ容器に収容される粒状の動物用トイレ砂と、を備えたものが用いられている。また、動物用トイレの一種として、底面が液透過可能に構成された上側容器と、上側容器の下方に配置され、吸液性部材が収容される下側容器と、を備える動物用システムトイレが知られている。このような動物用システムトイレの上側容器には動物用トイレ砂が収容され、動物の尿は上側容器に収容された動物用トイレ砂の間を通過して下側容器内の吸液性部材に吸収される。
動物用システムトイレ用のトイレ砂としては、動物の排尿時等に排泄される多量の液体を下側容器に素早く移行させるために、液透過性に優れることが好ましい。更に、トイレ砂の表面に残存したわずかな液体は、時間の経過とともに、トイレ砂に吸収される必要もある。このように、動物用システムトイレ用のトイレ砂には、液透過性と、表面に残存した液体の吸収の両立が求められる。
例えば、動物用システムトイレに用いられる動物用トイレ砂として、木材等の植物由来の素材の粉砕物と、ポリエチレン等の合成樹脂との混合物を成形した成形物が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3519353号公報
しかしながら、特許文献1で提案された動物用トイレ砂では、植物由来の素材の粉砕物を含有していることから、表面に付着した水分を吸収しやすい反面、水分を多く吸収することによって膨潤してしまうので使用期間が短くなってしまう傾向にある。また、動物用トイレ砂の吸水・膨潤を防ぐために、動物用トイレ砂における合成樹脂の含有量を多くした場合には、動物用トイレ砂の表面に付着した尿が吸収されないことによる悪臭の発生が問題となる。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、長い使用期間の確保と、表面に付着した尿の腐敗による悪臭の発生の防止とを両立させた動物用トイレ砂を提供することを目的とする。
本発明は、植物由来の素材の粉砕物を20〜70質量%、合成樹脂を2〜30質量%、非水溶性無機物を1〜50質量%含有する動物用トイレ砂に関する。
また、前記非水溶性無機物は、平均粒子径が5〜500μmであることが好ましい。
また、前記非水溶性無機物として、炭酸カルシウム、水酸化カルシウム、硫酸カルシウム、酸化チタン及びタルクからなる群より選ばれる1種又は2種以上を含有することが好ましい。
また、前記合成樹脂は、融点が0〜200℃であることが好ましい。
また、前記植物由来の素材は、木材であることが好ましい。
また、前記木材は、白色系の木材であることが好ましい。
また、前記動物用トイレ砂は、直径2〜7mm、高さ5〜20mmの円柱状に造粒されることが好ましい。
また、前記動物用トイレ砂は、面に複数の空孔を有し、動物用トイレ砂が敷設される上側容器と、前記上側容器の下方に配置され、吸液部材が収容される下側容器と、を備える動物用システムトイレの前記上側容器に敷設されることが好ましい。
また、本発明は、前記動物用システムトイレと、前記動物用トイレ砂と、を含む動物用システムトイレキットに関する。
本発明によれば、長い使用期間の確保と、表面に付着した尿の腐敗による悪臭の発生の防止を両立させた動物用トイレ砂を提供することができる。
本発明に係る動物用トイレ砂の使用形態を示す図であって、動物用システムトイレの断面の部分拡大図である。
以下、本発明の実施形態について詳しく説明する。
本実施形態において、「動物」とは、犬、猫、ウサギ、ハムスター等のいわゆるペットの他、トラ、ライオン等の赤ちゃん等も含まれる。また、「トイレ砂」とは、球、回転楕円体、多面体からなる粒状物の集合体を意味する。なお、「液体」とは、動物から排泄されるものであって、本実施形態に係る動物用トイレ砂を通過可能なすべての水分を含む。以下、動物用トイレ砂を、単に「トイレ砂」と言う場合がある。
<動物用トイレ砂>
本実施形態に係る動物用トイレ砂は、植物由来の素材の粉砕物を含有する。
動物用トイレ砂に含有される植物由来の素材の粉砕物としては、木材の粉砕物(木質又は樹皮の粉砕物)、種子残渣、穀物外皮粉砕物、草粉砕物等が挙げられる。これらの中でも、トイレ砂の成形性及び消臭性の観点から、動物用トイレ砂は木材の粉砕物を含有することが好ましい。木材の粉砕物の原料となる木材としては、スギ科やヒノキ科等の針葉樹が挙げられる。また、木材の粉砕物の原料となる木材としては、動物用トイレ砂の外見の清潔感が良好になることから、白色系の木材を用いることが好ましい。白色系の木材としては、ホワイトウッド、オウシュウアカマツ等が挙げられる。
動物用トイレ砂における、植物由来の素材の粉砕物の含有量は、20〜70質量%である。植物由来の素材の粉砕物の含有量が20質量%未満であると、トイレ砂が表面に残存した液体を吸収し難いことから、悪臭が発生しやすくなる。植物由来の素材の粉砕物の含有量が70質量%よりも多いと、トイレ砂が液体を吸収して膨潤しやすくなることで、トイレ砂の使用期間が短くなってしまう。動物用トイレ砂における植物由来の素材の粉砕物の含有量は、20〜60質量%であることが好ましい。
本実施形態に係る動物用トイレ砂は、合成樹脂を含有する。
動物用トイレ砂に含有される合成樹脂としては、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン類、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル類、ポリアミド類、ポリ酢酸ビニル等のビニル樹脂等が挙げられる。動物用トイレ砂に含有される合成樹脂としては、1種類の合成樹脂を用いてもよいし、2種以上の合成樹脂を混合して用いてもよい。これらの中でも、トイレ砂の成形性を好適にする観点、及びトイレ砂に適度な撥水性を付与する観点から、動物用トイレ砂は、ポリエチレン、ポリプロピレン及びポリ酢酸ビニルから選ばれる1種又は2種以上を含有することが好ましい。
動物用トイレ砂に含有される合成樹脂は、融点が0〜200℃であることが好ましく、5〜80℃であることがより好ましい。合成樹脂の融点が0℃未満であると、融点が低すぎることからトイレ砂の成形が難しくなってしまう傾向にあり、200℃よりも高いと、融点が高すぎることから、やはりトイレ砂の成形が難しくなってしまう傾向にある。
動物用トイレ砂における、合成樹脂の含有量は、2〜30質量%である。合成樹脂の含有量が2質量%未満であると、トイレ砂が液体を吸収して膨潤しやすくなることで、トイレ砂の使用期間が短くなってしまう傾向にある。合成樹脂の含有量が30質量%よりも多いと、トイレ砂が表面に残存した液体を吸収し難くなり、悪臭が発生しやすくなってしまう傾向にある。なお、合成樹脂の含有量が多くなりすぎると、トイレ砂をきれいな円柱状に成形するのが難しくなってしまう。トイレ砂の合成樹脂が多いと、円柱状の粒状物に成形した場合に、粒状物が湾曲し、粒状物の湾曲した箇所に割れ目が生じやすくなってしまう傾向にある。トイレ砂を成形した粒状物に割れ目が生じると、その割れ目から液体が吸収され、トイレ砂が膨潤してしまう。合成樹脂の含有量を多くした場合にトイレ砂をきれいな円柱状に成形するためには、トイレ砂の粒長を長くすることが考えられるが、粒長の長いトイレ砂上では猫等が排泄をしたがらない傾向にある。動物用トイレ砂における合成樹脂の含有量は、5〜15質量%であることが好ましい。
本実施形態に係る動物用トイレ砂は、非水溶性無機物を含有する。非水溶性無機物は、植物由来の素材の粉砕物によって形成される隙間を埋めることでトイレ砂の水分の吸収速度を抑える。ところで、非水溶性無機物は、それ自体に吸水性はない。しかし、トイレ砂の含有する非水溶性無機物の粒子によって形成される隙間は、トイレ砂は表面の少量の液体をゆっくりと引き込むことができる。従って、トイレ砂は、植物由来の素材の粉砕物と合成樹脂に加えて、非水溶性無機物を所定の割合で含有することで、トイレ砂の撥水効果により、トイレ砂の膨潤が抑えられる上に、程よく表面に残存した液体を吸収することができる。
非水溶性無機物とは、水への溶解度が低い無機化合物であるが、若干水に溶解する無機化合物も、非水溶性無機物から排除されない。具体的には、非水溶性無機物は、水への溶解度(1気圧・25℃における、水100mLに対する溶解量)が4mg/100L未満の無機物のことを言う。動物用トイレ砂の含有する非水溶性無機物としては、炭酸カルシウム、水酸化カルシウム、硫酸カルシウム、水酸化カルシウム、酸化チタン、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、及びタルク等が挙げられる。これらの中でも、入手が容易であり、トイレ砂が程よい吸水性を発揮することができる観点から、非水溶性無機物として、炭酸カルシウム、水酸化カルシウム、硫酸カルシウム、水酸化カルシウム、酸化チタン、ベントナイト及びタルクからなる群より選ばれる1種又は2種以上を含有することが好ましい。また、動物用トイレ砂の含有する非水溶性無機物として炭酸カルシウムを用いることがより好ましい。動物用トイレ砂の含有する非水溶性無機物として炭酸カルシウムを用いると、動物用トイレ砂が薄く白色化することで見栄えが向上し、且つ、動物用トイレ砂の古くなった箇所や汚れた箇所が判別しやすくなる。
動物用トイレ砂に含有される非水溶性無機物は、平均粒子径が5〜500μmであることが好ましい。動物用トイレ砂の含有する非水溶性無機物の平均粒子径が、5μm未満の場合、上述した、少量の液体を引き込むための隙間が形成され難くなってしまう傾向にある。また、動物用トイレ砂の含有する非水溶性無機物の平均粒子径が、500μmよりも大きい場合、後述するトイレ砂の製造方法の混練工程において、原料を均一に分散させるのが難しくなってしまう傾向にある。ここで、平均粒子径とは、株式会社Retsch製の篩振とう機AS−200型を用いて測定された平均粒子径のことを言う。
動物用トイレ砂における、非水溶性無機物の含有量は、1〜50質量%である。非水溶性無機物の含有量が1質量%未満であると、トイレ砂が表面に残存した液体を吸収し難いことから、悪臭が発生しやすくなる。非水溶性無機物の含有量が50質量%よりも多いと、トイレ砂の成形性が悪くなってしまう。動物用トイレ砂における非水溶性無機物の含有量は、5〜40質量%であることが好ましく、10〜30質量%であることがより好ましい。
動物用トイレ砂には、排泄物の臭いを中和する消臭剤を添加してもよい。消臭剤には、尿臭の原因であるアンモニア臭を中和するものや、尿の腐敗を抑え尿の腐敗臭を低減するもの等がある。具体的には、中和剤としては脂肪族カルボン酸のような有機酸や、金属フタロシアニンのような人工酵素が挙げられる。また、尿の腐敗を抑えるものとしては、チアゾリン系、有機ハロゲン系の抗菌剤等が挙げられる。
また、動物用トイレ砂には、上述した成分の他にも必要に応じて着色剤等を含有させることができる。
<動物用トイレ砂の製造方法>
本実施形態に係る動物用トイレ砂の製造方法について説明する。本実施形態に係る動物用トイレ砂の製造方法は、混練工程と、造粒工程と、を含む。
混練工程では、上述した動物用トイレ砂の原料を任意の割合で配合して混練することで動物用トイレ砂の原料混練物を得る。
原料を混練する方法は特に限定されないが、ミキサーで撹拌することにより、原料を均一に分散させることが好ましい。撹拌の温度は、原料として使用する合成樹脂の種類にもよるが、原料を均一に分散するためにも、25℃であることが好ましい。撹拌の雰囲気が、例えば120℃を超えて、原料混練物の水分が少なくなってしまった場合には、原料混練物の粘度を下げるために加水することもある。
造粒工程では、混練工程において得られた原料混練物を造粒する。
原料混練物を造粒する方法は特に限定されないが、押出成形機を用いて圧縮造粒することが好ましい。造粒工程において用いられる押出成形機といては株式会社ダルトン製のディスクペレッターや、株式会社三池鐵鋼所製のペレットミル SPM−500が挙げられる。造粒は、70〜100℃の雰囲気下で行われることが好ましい。
動物用トイレ砂は、直径2〜7mm、高さ5〜20mmの円柱状に造粒することが好ましい。この様な大きさ及び形状に造粒したトイレ砂の上であれば猫等が排泄を嫌うことが少なくなる。
本実施形態に係る動物用トイレ砂の製造方法においては、造粒したトイレ砂の乾燥や表面の撥水処理は必須ではないが、必要に応じて、造粒したトイレ砂の乾燥や表面の撥水処理を行ってもよい。
<動物用トイレ砂の使用形態>
続いて、本実施形態に係る動物用トイレ砂の使用形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係る動物用トイレ砂の使用形態を示す図であって、動物用システムトイレ1の断面の部分拡大図である。
図1に示すように、動物用システムトイレ1は、動物用トイレ砂2が敷設される上側容器10と、上側容器10の下方に配置され、吸液部材3が収容される下側容器11と、を備える。
上側容器10は、底面に複数の空孔101を有する。空孔101は、多角形又は円形であることが好ましく、動物用トイレ砂2が抜け落ちない大きさに形成されている。
図1に示すように、上側容器10の底面には、動物用トイレ砂2が10mm以上の厚さで敷設されることが好ましい。なお、対象動物が猫の場合、猫が排泄後に排泄物を隠そうとして動物用トイレ砂2を掻くため、動物用トイレ砂2を敷設する厚さは20mm以上であることがより好ましい。また、下側容器11には、吸液部材3が収納され、吸液部材3は取替え可能になっている。
図1に示すように、動物の排泄した尿である液体4は、まず動物用トイレ砂2の間を通って上側容器10の底面に形成されている空孔101を通過する。空孔101を通過した液体4は、下側容器11に敷設されている吸液部材3に吸収される。そして、動物用トイレ砂2の表面にわずかに残存した液体4は、時間の経過とともに動物用トイレ砂2に吸収される。
上記実施形態に係る動物用トイレ砂は、植物由来の素材の粉砕物と、合成樹脂と、非水溶性無機物と、を上記の含有量で含有することにより、長い使用期間の確保と、表面に付着した尿の腐敗による悪臭の発生の防止を両立させている。つまり、上記実施形態に係るトイレ砂は、植物由来の素材の粉砕物と合成樹脂に加えて、非水溶性無機物を所定の割合で含有することで、トイレ砂の撥水効果によりトイレ砂の膨潤を抑えることができる上に、程よく表面に残存した液体を吸収することができる。よって、上記実施形態に係る動物用トイレ砂は、動物用システムトイレ1に、好ましく用いることができる。
<動物用システムトイレキット>
上記実施形態に係る動物用トイレ砂は、上記の動物用システムトイレ1とともに、動物用システムトイレキットに用いることができる。この動物用システムトイレキットによれば、長い使用期間の確保と、表面に付着した尿の腐敗による悪臭の発生の防止を両立させた動物用トイレ砂を、そのトイレ砂に最適な動物用システムトイレとともに提供することができる。
次に、本発明を実施例に基づいて更に詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
<動物用トイレ砂の製造>
実施例1〜5及び比較例1〜2について、動物用トイレ砂の原材料を図1に示す含有量となるように配合し、25℃の雰囲気下で混練した。混練は、株式会社御池鉄工所製のパドルフィーダーを用いて行った。表1中の、原材料に関する単位は「質量%」である。表1に示した動物用トイレ砂の原材料のうち、木粉としてはオウシュウアカマツの粉砕物を、合成樹脂としてはポリ酢酸ビニル(アクゾノーベル株式会社、ELOTEX FX2350、Tg:0℃)を、炭酸カルシウムとしては竹原化学工業株式会社製のSL−100(平均粒径:6μm)を、タルクとしては富士タルク工業株式会社製のLMR(平均粒径:5μm)を、水酸化カルシウムとしては吉野石灰販売株式会社製の消石灰A級を用いた。タルク、炭酸カルシウムの平均粒子径は、株式会社Retch製の篩振とう機AS−200型を用いて測定された平均粒子径である。
実施例1〜5及び比較例1〜2について、得られた原材料の混練物を株式会社御池鉄工所製のSPM−500を用いて、25℃の雰囲気下で直径6mm、高さ10mmの円柱状に造粒し、動物用トイレ砂を得た。
Figure 0006292894
<動物用トイレ砂の吸水試験>
実施例1〜5及び比較例1〜2の動物用トイレ砂約500gを、それぞれ水道水に10分間浸漬した。その後、水道水に浸漬したトイレ砂を回収し、トイレ砂の表面に付着した水を切って、質量を測定した。実施例1〜5及び比較例1〜2のトイレ砂の、水道水への浸漬前の質量、水道水への浸漬後の質量、水道水の吸収量及びトイレ砂の吸水率について表2に示す。なお、水道水の吸水率(単位:%)は、トイレ砂の水道水への浸漬前の質量に対する、トイレ砂の水道水の吸収量の割合である。
Figure 0006292894
表2の結果から明らかなように、実施例1〜5の動物用トイレ砂は、比較例1〜5の動物用トイレ砂に比べて水の吸収率が低い。一方、実施例1〜5の動物用トイレ砂も水を全く吸収しないわけではなく、ある程度の量の水を吸収することができる。このような事実から、植物由来の素材の粉砕物を20〜70質量%、合成樹脂を2〜30質量%、非水溶性無機物1〜50質量%含有する動物用トイレ砂は、吸水率が低いことから、長い使用期間を確保できる上に、表面に付着した尿をある程度吸収することで、腐敗による悪臭の発生を防止できることが確認された。
また、実施例4と比較例2との比較から明らかなように、植物由来の素材の粉砕物の含有量が同じ場合であっても、一定の量の非水溶性無機物を含有する動物用トイレ砂の方が、吸水率が低い。これは、動物用トイレ砂中の非水溶性無機物が、植物由来の素材の粉砕物によって形成される隙間を埋めることで動物用トイレ砂の水分の吸収速度が抑えられることに起因するものと推測される。
1 動物用システムトイレ
2 動物用トイレ砂
3 吸液部材
4 液体
10 上側容器
11 下側容器
101 空孔

Claims (9)

  1. 植物由来の素材の粉砕物を20〜70質量%、
    合成樹脂を2〜30質量%、
    非水溶性無機物を1〜50質量%含有し、
    前記非水溶性無機物は、平均粒子径が5〜500μmであり、前記植物由来の素材の粉砕物によって形成される隙間を埋める動物用トイレ砂。
  2. 植物由来の素材の粉砕物を20〜60質量%、
    合成樹脂を5〜15質量%、
    非水溶性無機物を10〜30質量%含有し、
    前記非水溶性無機物は、平均粒子径が5〜500μmであり、前記植物由来の素材の粉砕物によって形成される隙間を埋める動物用トイレ砂。
  3. 前記非水溶性無機物として、炭酸カルシウム、水酸化カルシウム、硫酸カルシウム、酸化チタン及びタルクからなる群より選ばれる1種又は2種以上を含有する請求項1又は2記載の動物用トイレ砂。
  4. 前記合成樹脂は、融点が0〜200℃である請求項1から3いずれかに記載の動物用トイレ砂。
  5. 前記植物由来の素材は、木材である請求項1から4いずれかに記載の動物用トイレ砂。
  6. 前記木材は、白色系の木材である請求項5記載の動物用トイレ砂。
  7. 直径2〜7mm、高さ5〜20mmの円柱状に造粒された請求項1から6いずれかに記載の動物用トイレ砂。
  8. 底面に複数の空孔を有し、動物用トイレ砂が敷設される上側容器と、
    前記上側容器の下方に配置され、吸液部材が収容される下側容器と、を備える動物用システムトイレの前記上側容器に敷設される請求項1から7いずれかに記載の動物用トイレ砂。
  9. 前記動物用システムトイレと、請求項8記載の動物用トイレ砂と、を含む動物用システムトイレキット。
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