JP6292603B2 - インプラント - Google Patents

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Description

本発明はインプラントに関し、詳細には、ベース部材とベース部材の外端に配置されたねじ山とを有し、ベース部材のうちねじ山のない領域には環状凸部および/または環状凹部が形成されているデンタルインプラントに関する。
骨、関節または歯の損傷を修復するためにインプラントを使用することが古くから知られている。例えば、埋め込み型ねじまたは埋め込み型コネクタが、折れた骨を安定させるために使用され、または人工関節用に使用される。1つまたは複数の歯を全損したとしても、デンタルインプラントを推奨するのが今の一般的な方法である。この方法では、インプラントのベース部材が顎に固定され、次いで、上部構造、例えばブリッジまたは歯冠が、様々な補助器具を用いてベース部材に装着されうる。
例えば、国際公開第2007/090529(A1)号パンフレットは、骨内に成長することを目的としているインプラントを記述している。インプラントは、インプラント部材、インプラントポストおよび上部構造を備える。顎骨内にインプラント部材を適切に固定するために、インプラント部材にはインプラント部材の全長にわたって延びるねじ山が設けられる。インプラント部材が顎骨内に成長した後、インプラントポストがインプラント部材に取り付けられ、上部構造がインプラントポストに装着される。
このインプラントの欠点は、インプラントが、インプラント部材の全長にわたって延びるスクリュー型ねじ山で骨内に取り付けられることである。この目的で、骨に穴を開けねじ山を切ることが求められる。したがって、正確な挿入が困難である。特に、スペースが限られている場合にねじ込みをすることは実際には面倒で困難である。
プレス嵌めを用いて顎内に固定されるインプラントも知られている。しかしながら、この種のプレス嵌めは、骨に圧力がかかりかつ精度が欠如しているためにあまり有利ではない。
独国特許出願公開第19718175(A1)号明細書は、顎骨内に埋め込むことができるベース部材を備える別のデンタルインプラントを示している。このインプラントは、患者の骨組織への少ない損傷でベース部材を安定的に固定するという目的に基づいている。この目的で、ベース部材は、ベース部材の内端、すなわち顎骨内に最初に挿入される端部に第1の部分を備え、第1の部分には、インプラントのベース部材の外端の方向に外径が増大している第2の部分が連結しているものとすることができる。この第2の部分に続いて、セルフタッピング雄ねじ山が設けられている第3の部分がある。第1の部分の外径は、第2の部分および第3の部分の外径より小さい。このインプラントには比較的長いねじ付き部分も設けられる。インプラントの安定性は、ねじ山および切欠き効果によって低減される。この場合も、ねじ込みをするのは面倒で困難である。
一端にねじ山を備えるデンタルインプラントが、米国特許第5,915,967号明細書から既に知られており、ねじ山が形成されていない領域には環状凸部および環状溝が設けられている。類似のインプラントが、欧州特許出願公開第2283793(A1)号明細書、米国特許出願公開第2010/036502(A1)号明細書、米国特許出願公開第2005/147943(A1)号明細書、および米国特許出願公開第2011/070557(A2)号明細書から知られている。
したがって、本発明の目的は、従来技術のインプラントから知られている欠点を回避するとともに、特に、インプラントを骨に低圧で迅速かつ正確に挿入することができるインプラントを提供することである。さらに、インプラントは、骨内に挿入されたインプラントが緩みそれによって喪失するリスクが最小限に抑えられるように設計されるべきである。
この目的で、本発明は、ベース部材のうちねじ山が配置される領域の長さが、ベース部材の全長の約10分の1に相当すること、ねじ山に複数の入口(entries)が形成されること、ならびに、個々のねじ山の長さが、ベース部材の周囲の長さより短いこと、好ましくはベース部材の周囲の長さの約4分の1であること、を提案する。
ねじ山が短いために、インプラントの全長にわたってねじ山を立て、ねじ山を穴の中にねじ込むことが回避される。上述したように、特に、ねじ込みプロセスはスペースが限られている場合に面倒で困難である。本発明によるインプラントでは、ベース部材は、骨の開口部または穴の中に挿入され、少しひねってロックされるだけである。これは、ねじ山がタッピングねじ山または溝ねじ山として設計された場合、特に簡単である。これにより作業工数が低減され、インプラントを穿孔内に非常に正確に挿入することができる。インプラントは、ねじ山の巻き(thread turns)がない、したがって切欠き効果もないために、さらに安定する。環状凸部および/または環状凹部により、インプラントが緩み、インプラント自体が骨の穴から抜け出る可能性が回避される。環状凸部および環状凹部は、インプラントの外周に亘って完全に延びている必要はなく、中断していてもよい。凸部および凹部が配置される環状線のピッチは、ベース部材の完全な1回転において、ゼロに等しいことが重要である。したがって、環状凸部および環状凹部はそれぞれ、渦巻形状またはらせん形状ではなく、したがって骨の開口部からインプラントを望ましくないほどにねじって外すことが妨げられる。ねじ付き部分のこの長さは、インプラントを骨内に挿入してから固定する上で十分であることが見出されている。骨に対する圧力は非常に低く保たれる。インプラントを所望されるように置き固着するために少しひねって締めれば十分である。これにより、ねじ山の長さが短いにもかかわらず、骨内のインプラントの優良なフーチング(footing)が可能になる。次いで、インプラントは、少し回すことにより、好ましくはベース部材の周囲の長さの2分の1または4分の1だけ回すことにより、骨内にロックされる。
本発明の好ましい一実施形態によれば、環状凸部および/または環状凹部は閉じられた環状であることが規定されうる。これにより、インプラントが骨から出る可能性がさらに低くなる。
ベース部材のうちねじ山のない部分は滑り座部(sliding seat)として形成されることも規定されうる。滑り座部という用語は、目下、ベース部材のうちねじ山がない部分にベース部材の表面から突出する要素を備えていないものと理解されたい。したがって、凸部はベース部材の残存表面と同じ最大高さを有する。これにより、滑り座部の部分でインプラントを容易に挿入することが可能になり、インプラントは骨の穴の中に簡単に挿入される。例えばプレス嵌めの場合のように骨に対する圧力が生じない。骨内にインプラントを固定する場合、インプラントを穴内に挿入し、次いでインプラントを穴の中で少し回して、ねじ山が穴と係合するようにすれば十分である。これにより、インプラントの非常に正確な装着が可能になる。ベース部材は、滑り座部の部分が円筒状に形成されることが好ましい。
別の実施形態では、環状凸部および/または環状凹部は、少なくとも、ベース部材のうちねじ山から離れた端部に配置されることが規定されうる。したがって、この端部は骨内に最初に挿入される端部である。したがって、デンタルインプラントの場合、この端部は顎骨内に配置される下端部である。それにより、根域におけるデンタルインプラントの強固な固定が可能になる。
さらに、環状凹部が凸部を形成するように、環状凹部は互いに隣接することも規定されうる。したがって、凸部を形成する材料は、インプラントのベース部材のうち環状凹部相互間の表面にとどまる。環状凹部は逃げ溝を同時に形成していて、骨材料が逃げ溝内に成長し、それによって骨内にインプラントを固着する。
有利な一実施形態は、凹部が環状溝としてかつ/または凹状くぼみとして形成されることを提供することができる。環状溝により、ベース部材が全周囲にわたって顎骨内に均一に固定されることになる。凹状くぼみは、例えばゴルフボールの表面のように形成されうるものであり、骨がインプラントにまで成長したときに、骨内のインプラントの優良な均一的なフーチングも可能にする。凹部は均等に離間されることが好ましい。
凹状くぼみは環状線上に配置されることが有利に規定されうる。この場合、凹状くぼみはそれぞれ隣接する2つの環状線上に配置されるので、凹状くぼみ自体の間に、インプラントの優良なフーチングを保証する環状凸部が形成される。
互いに隣接して配置される2つの環状線上の凹状くぼみは互いにずらして配置されることも規定されうる。それにより、凹状くぼみの高密度な配置が実現され、骨内のインプラントの優良なフーチングが可能になる。
別の実施形態では、ベース部材のうちねじ山が配置されている部分は、ベース部材のうちねじ山が配置されていない部分より短いものとする。これにより、骨に対する圧力を低くすることができるが、骨内のインプラントの優良なフーチングがやはり実現される。
さらに、ベース部材の内端は丸くなっていることも規定されうる。この内端は骨の穴の中に配置される端部である。これにより、良好な力分布が可能になり、インプラントは、特にベース部材がベース部材の内端にかけて先細りになっている場合に、穴の中に容易に挿入されうる。
別の実施形態では、インプラントは、セラミック、特に酸化ジルコニウムもしくは酸化アルミニウム、またはこれらの2つの酸化物セラミックスを組み合わせたもので製作されることが規定されうる。その結果、歯の色をした堅固なインプラントがもたらされる。
別の有利な実施形態では、ベース部材の表面は微小粗さ(micro−roughness)を備えることが規定されうる。この微小粗さはプラント表面への骨の成長を改善する。
本発明について、図を用いてさらに詳細に説明する。
デンタルインプラントの第1の実施形態を示す図である。 デンタルインプラントの第2の実施形態を示す図である。 デンタルインプラントの第3の実施形態を示す図である。
図1に、インプラントの第1の実施形態をデンタルインプラント1として示す。しかしながら、埋め込み型ねじまたは埋め込み型連結要素としての実施形態が考えられる。デンタルインプラント1は、実質的に円筒状に形成されたベース部材2を備える。ベース部材2の外端には、すなわち、デンタルインプラントが挿入されたときに口腔に面する端部には、ねじ山3がベース部材2に配置される。ベース部材2の反対の端部は、すなわち、ベース部材2が挿入されたときに顎骨内に配置される内端は、丸くなっている。図1では、内端4は半球形状である。内端4とねじ山3との間には、環状凸部5および環状凹部6がベース部材2の表面に形成される。凹部6は、ベース部材2の外周に円形に延びる溝の形状を有する。溝6は、溝6相互間においてベース部材2の表面に残存している材料が凸部5を形成するように、互いに隣接して配置される。溝6は、したがって凸部5も、内端4の近くに配置され、ベース部材2の約3分の1から2分の1にわたる。ベース部材2の溝6からねじ山3までの残り部分は滑らかな表面を有する。このように、ベース部材2全体は、ねじ山3が配置されている部分を除いて、ベース部材2の表面から突出する要素を有していない。それにより、ねじ山が配置されていないベース部材2の部分は滑り座部として形成される。その結果、周囲の組織に応力または圧力を全く加えずに、デンタルインプラント1を顎骨の円筒穴の中に容易に挿入することができる。
ねじ山3は、好ましくはタッピングねじ山または溝ねじ山として設計される。ねじ山3は、上述したように、インプラントのベース部材2の外端7に配置される。ねじ山3は、ベース部材2の全長の最大で10分の1に及ぶ。ねじ山3は複数の入口を伴って設計され、したがって2つ以上のねじ山の巻きを備える。これにより、ねじ山3の長さが短くても、顎内のデンタルインプラント1の安全で正確なフーチングが可能になる。インプラントのベース部材2に溝6によって形成された逃げ溝により、顎骨のデンタルインプラント1への成長が促進される。インプラント1の表面は、この場合もインプラント表面への顎骨の成長の改善につながる微小粗さを備えることも規定されうる。ねじ山3の長さが短いために、デンタルインプラントは、少し回すことにより、好ましくはデンタルインプラント1の周囲の長さの2分の1または4分の1だけ回すことにより、顎骨内にロックされうる。
インプラントは、セラミックから、特に酸化ジルコニウムから作製されることが好ましい。インプラントはワンピースまたはツーピースで形成することができる。ワンピース設計では、上部構造、すなわち歯冠またはブリッジの取付けは、顎骨内に挿入されているデンタルインプラント上に直接行われる。ツーピース設計では、アバットメント(abutment)がベース部材に固着され、上部構造はアバットメントに固定される。図1はツーピース設計として示されている。ベース部材2の外端7には穴8が設けられ、穴8の中にはアバットメントが取り付けられうる。
図2に、本発明によるデンタルインプラント1’の別の実施形態を示す。このデンタルインプラントは、図1のデンタルインプラントと実質的に同一のものとして構成される。相違点を以下に示す。デンタルインプラント1’もベース部材2’を備える。ねじ山3’はベース部材2’の外端7’に配置される。このねじ山3’にも複数の入口が形成される。ベース部材2’のうちねじ山3’が配置される部分の長さは、この場合もインプラントのベース部材2’の全長の最大で10分の1に相当する。
ベース部材2’の内端4’は、この場合も好ましくは半球形状に丸くなっている。ベース部材2’の内端4’から複数の凹部がベース部材2’の表面に形成される。これらの凹部は、ベース部材2’の外周に延びかつ閉リングを形成する輪状溝6’の形状を有する。溝6’は、ベース部材2’の外周の完全な巻きの溝のピッチがゼロに等しい限り、中断され、ベース部材2’の表面を斜めに延びることも可能となりうる。これは、溝6’が渦巻形状またはらせん形状ではないことを意味し、それにより、顎骨内にインプラントを挿入した後でインプラントをねじって外すことが妨げられる。この場合も、溝6’は、凸部5’が2つの溝6’の間のベース部材2’の表面に残存するように、互いに隣接して配置される。したがって、溝6’はベース部材2’に逃げ溝を形成し、顎骨は逃げ溝内に成長することができる。インプラント1’表面への顎骨の成長をさらに促進するために、ベース部材2’の表面上に追加の凹状くぼみ9’が形成される。これらの凹状くぼみ9は、凸部5’に配置されるとともに、ベース部材2’のうち溝6’もねじ山3’も配置されていない部分にも配置される。これらの凹状くぼみ9は、ゴルフボールの表面のような形状(ディンプル)を有することが好ましい。図1に示されているデンタルインプラント1のように、デンタルインプラント1’は、顎骨の成長をさらに促進するために、表面に微小粗さを備えることができる。加えて、ベース部材2’のうちねじ山が配置されていない部分は滑り座部として形成される。これは、この部分がベース部材2’の事実上の表面から突出する要素を備えておらず、したがって、ベース部材2’は骨に大きな圧力を加えずに顎骨の穴の中に容易に挿入されうることを意味する。アバットメントを受け入れるための穴8が、この場合もデンタルインプラント1の外端7’に装着される。図2のデンタルインプラント1’の凹状くぼみ9は実質的に丸い形状をしている。
図3に、デンタルインプラント1”の別の実施形態を示す。以下では、前述した2つのデンタルインプラントとの相違点を示す。デンタルインプラント1”は、この場合もベース部材2”を備える。ねじ山3”はベース部材2”の外端4”に配置される。ねじ山3”は、複数の入口が形成されており、4つのねじ山の巻きを備える。ねじ山の巻きはそれぞれ、デンタルインプラント1”の周囲の長さの約4分の1にわたって延びる。ねじ山3”は、この場合も溝ねじ山またはセルフタッピングねじ山であることが好ましい。次いで、インプラント1”は、顎骨の骨の中に容易に挿入され、4分の1の回転で正確に固着されうる。
凹状くぼみ9’がベース部材2”の表面に形成される。凹状くぼみ9’は、ねじ山3”のすぐ下で始まり、ベース部材2”の内端4”の近くにまで及ぶ。凹状くぼみ9’は、ほぼ楕円形であり、ベース部材2”の表面への移行部に丸い縁部を備える。これにより、顎骨の穴の中へのインプラント1”の挿入が容易になるとともに、顎骨の成長が促進される。凹状くぼみ9’は輪状線上に配置される。ただし、輪状線は、ベース部材2”の外周に延びるとともに、それぞれ、インプラント1”の長手軸線に対して、それによってベース部材2”の長手軸線に対しても垂直に延びる面に及ぶ。隣接する2つの輪状線上の凹状くぼみ9’は互いにずらして配置されていて、凹状くぼみ9’の高密度配列がベース部材2”の表面に得られるようにする。隣接するくぼみ9’は互いに離間されていて、全周を走る輪状凸部5”が隣接する輪状線上の溝9’の間に形成されるようにする。これらの凸部5”により、前の2つの実施形態のように、インプラントでは、スクリュー型インプラントで起こりうるような、インプラント自体を顎骨からねじって外すことができなくなる。
デンタルインプラント1’’’のベース部材2”は、この場合も実質的に円筒状に形成される。デンタルインプラントの下部5分の1では、ベース部材2”の直径が減少し、したがって、ベース部材2”は、下方に向けて、すなわち内端4”の方に円錐状に次第に細くなっている。このことは、顎骨の穴の中へのデンタルインプラント1”の挿入を容易にする。
デンタルインプラント1”は、顎骨の成長を促進するために、ベース部材2”の表面上に、凹状くぼみ9’に加えて微小粗さも有することができる。
1…デンタルインプラント、2…ベース部材、3…ねじ山、4…内端、5…環状凸部、6…環状凹部、7…外端、8…穴、9…凹状くぼみ、1’…デンタルインプラント、2’…ベース部材、3’…ねじ山、4’…内端、5’…凸部、6’…輪状溝、7’…外端、9’…凹状くぼみ、1”…デンタルインプラント、2”…ベース部材、3”…ねじ山、4”…内端、5”…輪状凸部、7”…外端。

Claims (13)

  1. 顎骨内に固定可能なデンタルインプラントであって、ベース部材(2;2’;2”)と、前記ベース部材の外端(7;7’;7”)に、すなわち当該デンタルインプラントが挿入されるときに口腔に面する端部に配置されたねじ山(3;3’;3”)とを有し、前記ベース部材のうち前記ねじ山のない領域には環状凸部(5;5’;5”)および/または環状凹部(6;6’;9;9’)が形成されている、デンタルインプラント(1;1’;1”)において、前記ベース部材(2;2’;2”)のうち前記ねじ山(3;3’;3”)が配置される部分の長さが前記ベース部材全体の長さの約10分の1に相当すること、前記ねじ山(3;3’;3”)に複数の入口が形成されること、および、前記ねじ山の個々の巻きの長さが前記ベース部材(2;2’;2”)の周囲の長さより短いこと、を特徴とするデンタルインプラント(1;1’;1”)。
  2. 前記ねじ山の個々の巻きの長さが前記ベース部材(2;2’;2”)の前記周囲の長さの約4分の1であることを特徴とする、請求項1に記載のインプラント。
  3. 前記デンタルインプラント(1;1’;1”)が、前記ベース部材(2;2’;2”)の周囲の長さの4分の1から2分の1だけ回すことにより前記顎骨内にロック可能である、請求項1または2に記載のインプラント。
  4. 前記環状凸部(5;5’;5”)および/または環状凹部(6,6’)が閉じられた環状であることを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載のインプラント。
  5. 前記ベース部材(2;2’;2”)のうち前記ねじ山のない部分が滑り座部として形成されることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載のインプラント。
  6. 前記環状凸部(5;5’;5”)および/または前記環状凹部(6;6’;9;9’)が、前記ベース部材のうち前記ねじ山から離れた端部(4;4’;4”)に配置されることを特徴とする、請求項1からのいずれか一項に記載のインプラント。
  7. 前記環状凹部(6;6’;9’)が前記環状凸部(5;5’;5”)を形成するように、前記環状凹部(6;6’;9’)が互いに隣接して配置されることを特徴とする、請求項1からのいずれか一項に記載のインプラント。
  8. 前記環状凹部が環状溝(6;6’)としておよび/または凹状くぼみ(9;9’)として形成されることを特徴とする、請求項1からのいずれか一項に記載のインプラント。
  9. 前記凹状くぼみ(9;9’)が複数の環状線上に配置されることを特徴とする、請求項に記載のインプラント。
  10. 前記凹状くぼみ(9’)が、隣接する2つの環状線上に互いにずらして配置されることを特徴とする、請求項に記載のインプラント。
  11. 前記ベース部材(2;2’;2”)の内端(4;4’;4”)が、すなわち、前記ベース部材が挿入されるときに顎骨内に配置される前記端部が丸くなっていることを特徴とする、請求項1から10のいずれか一項に記載のインプラント。
  12. セラミック、特に酸化ジルコニウムもしくは酸化アルミニウム、または両方の酸化物セラミックスを組み合わせたものから製作されることを特徴とする、請求項1から11のいずれか一項に記載のインプラント。
  13. 前記ベース部材(2;2’;2”)の表面が微小粗さを備えることを特徴とする、請求項1から12のいずれか一項に記載のインプラント。
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