JP6291913B2 - 楽曲生成システム - Google Patents

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Description

この発明は、楽曲を分割したフレーズを各種組み合わせて所望の楽曲を生成する技術に関する。
楽曲の生成方法の一形態として、各種の楽曲を例えば1小節程度の区間であるフレーズに分割し、これらのフレーズを各種組み合わせて所望の楽曲を生成する方法がある。また、この種の楽曲生成に利用可能な技術として、フレーズを検索キーとして使用し、複数の楽曲データからなる楽曲データベースの中から検索キーとの類似度が高いフレーズを含む楽曲データを検索する技術がある(例えば特許文献1参照)。この技術によれば、所望のフレーズに類似したフレーズを含む楽曲データを検索し、楽曲データの中からその類似したフレーズを取得し、所望の楽曲の素材とすることができる。
特開2013−47938号公報
ところで、上述したような楽曲データベースの検索を利用して楽曲を生成するためには、楽曲の各部の素材として相応しいフレーズを思い描く作曲能力が必要である。従って、従来技術の下では、作曲能力の低いユーザは、楽曲データベースの検索を利用することが可能であっても、所望の楽曲を生成するのが困難であるという問題があった。
この発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、フレーズを利用した楽曲の生成を容易にする技術的手段を提供することを目的とする。
この発明は、楽曲の一部の区間をなすフレーズを検索キーとして取得する検索キー取得手段と、楽曲データベースにおける複数の楽曲データの中から前記検索キーと類似するフレーズを含む1または複数の楽曲データを検索し、検索した1または複数の楽曲データの各々から前記検索キーに類似するフレーズとともに当該楽曲データを構成する他のフレーズを各々選択する検索手段と、前記検索手段により選択された各フレーズを提供するフレーズ提供手段とを具備することを特徴とする楽曲検索装置を提供する。
また、この発明は、楽曲の一部の区間をなすフレーズを検索キーとして設定する検索キー設定手段と、フレーズを取得して検索キーとして前記検索キー設定手段に設定させるフレーズ取得手段と、前記検索キー設定手段により設定された検索キーに関する検索要求を検索手段に供給し、検索結果である1または複数のフレーズを取得する検索要求手段と、前記検索要求手段が取得した1または複数のフレーズから1つのフレーズを選択し、楽曲を構成するとともに、選択したフレーズを検索キーとして前記検索キー設定手段に設定させるフレーズ選択手段と、前記フレーズ選択手段により構成された楽曲を再生する再生制御手段とを具備することを特徴とする音楽端末装置を提供する。
この発明によれば、検索キーであるフレーズに類似するフレーズを含む楽曲データを検索し、その楽曲データにおいて検索キーに類似するフレーズとともに当該楽曲データを構成する他のフレーズを取得することができるので、音楽的なつながりのある複数のフレーズを取得することができ、楽曲の生成が容易になる。
この発明の第1実施形態である音楽端末装置および楽曲検索装置を含む楽曲生成システムの構成を示すブロック図である。 同音楽端末装置の外観を示す平面図である。 同音楽端末装置の構成を示すブロック図である。 同実施形態の動作例を示す図である。 この発明の第2実施形態における楽曲検索装置の検索部の機能を示す図である。 この発明の第3実施形態における楽曲検索装置の検索部の機能を示す図である。 この発明の第4実施形態における楽曲検索装置の検索部の機能を示す図である。 この発明の第5実施形態における楽曲検索装置の検索部の機能を示す図である。 この発明の第6実施形態による楽曲生成システムの動作例を示す図である。 同楽曲生成システムの動作例を示す図である。 同楽曲生成システムの動作例を示す図である。 同楽曲生成システムの動作例を示す図である。 同楽曲生成システムの動作例を示す図である。 同実施形態において使用するアイコンを例示する図である。 この発明の第7実施形態におけるフレーズ選択のためのユーザI/Fを示す図である。 この発明の第8実施形態におけるフレーズ選択のためのユーザI/Fを示す図である。 この発明の第9実施形態におけるフレーズ選択のためのユーザI/Fを示す図である。 この発明の第10実施形態におけるフレーズ選択のためのユーザI/Fを示す図である。 この発明の第11実施形態におけるフレーズ選択のためのユーザI/Fを示す図である。 この発明の第12実施形態におけるフレーズ選択のためのユーザI/Fを示す図である。 この発明の第13実施形態におけるフレーズ選択のためのユーザI/Fを示す図である。 この発明の第14実施形態におけるフレーズ選択のためのユーザI/Fを示す図である。 同ユーザI/Fの他の例を示す図である。
以下、図面を参照し、この発明の実施の形態を説明する。
<第1実施形態>
図1はこの発明の第1実施形態である音楽端末装置1および楽曲検索装置2と楽曲データベース3とからなる楽曲生成システム4の構成を示すブロック図である。図1において、音楽端末装置1および楽曲検索装置2は、インターネットや移動体ネットワーク等の各種のネットワークを介して接続され得る。楽曲検索装置2は、楽曲データベース3にアクセス可能な構成となっている。楽曲データベース3は、各種の楽曲の楽曲データを記憶している。この楽曲データは、楽曲のメロディを示す音符データ列であってもよいし、楽曲の音波形のサンプルデータであってもよい。楽曲データは、例えば1小節程度の時間長の複数のフレーズに分割可能であり、このフレーズ単位でアクセスが可能な構成となっている。
本実施形態における楽曲検索装置2は、音楽端末装置1のユーザが所望の楽曲を生成するのを支援するために、その楽曲の一部となり得るフレーズを楽曲データベース3から読み出し、音楽端末装置1に送信するサービスを提供する装置である。
図1に示すように、楽曲検索装置2は、音楽端末装置1との間の通信を制御する通信I/F21と、プロセッサ22とを有する。プロセッサ22は、例えばROMおよびRAMを内蔵したプロセッサであり、ROMに記憶されたプログラムを実行することにより音楽端末装置1に対してサービスを提供する。検索キー取得部221と、検索部222と、フレーズ提供部223は、プロセッサ22がROM内のプログラムを実行することにより実現される機能である。
検索キー取得部221は、音楽端末装置1から通信I/F21を介して検索要求を受信し、この検索要求に含まれている任意のフレーズを検索キーFとして取得する手段である。検索部222は、検索キー取得部221が取得した検索キーFに基づいて楽曲データベース3の検索を行う手段である。さらに詳述すると、検索部222は、楽曲データベース3の中から検索キーFとの間の類似度が第n位(n=1〜Nであり、Nは2以上の整数)であるフレーズFaを各々含むN個の楽曲データを検索する。そして、検索部222は、これらのN個の楽曲データの各々の中から検索キーFとの間の類似度が高いフレーズFaに続くフレーズFbを読み出す。フレーズ提供部223は、検索部222が楽曲データベース3から読み出したN個のフレーズFbを通信I/F21を介して音楽端末装置1に送信する手段である。
検索部222が行う検索のアルゴリズムには、各種のアルゴリズムが考えられるが、例えば特許文献1に開示されたアルゴリズムを利用してもよい。具体的には、検索キーFの音楽的な特徴を示す特徴量の時系列を生成する。そして、複数の楽曲データの特徴量の時系列を利用した機械学習により確率モデルを生成し、この確率モデルを検索キーの特徴量の時系列に適用することで、検索キーが楽曲データ内のフレーズである確率に応じた評価指標値を楽曲データ毎に算定する。そして、この評価指標値に基づいて、検索キーとの類似度が第n位(n=1〜N)であるフレーズを含む楽曲データを求めるのである。なお、フレーズの検索アルゴリズムとしては、この特許文献1に開示のものの他、例えば隠れマルコフモデルを利用したアルゴリズムを採用してもよい。
図2は音楽端末装置1の外観を示す平面図である。図2に示すように、音楽端末装置1の筐体上面の左上部および右上部には、左チャネルスピーカ141および右チャネルスピーカ142が設けられている。また、これらのスピーカの間には、各種のモード設定等のための複数の操作子133と、文字情報、画像等を表示するためのLCDパネル134が設けられている。また、音楽端末装置1には、外部機器として、マイクロホン121、鍵盤122、PC(Personal Computer)123等を接続することが可能である。
また、音楽端末装置1の筐体上面には、複数のフレーズ選択ボタンBが行列状に配列されている。これらのフレーズ選択ボタンBには、緑色での発光および赤色での発光が可能なLEDが埋め込まれている。
各フレーズ選択ボタンBは、曲の進行に沿って素材とするフレーズを順次選択するための操作子である。このフレーズ選択ボタンBの行列において、横軸方向はフレーズ展開方向(あるいは曲の進行方向)に対応しており、縦軸方向は1回に受信されるN個のフレーズの並び方向に対応している。さらに詳述すると、図2にはN=5である場合のフレーズ選択ボタンBの行列が示されている。図2において、左から第1列の5個のフレーズ選択ボタンBは、音楽端末装置1が第1回目の検索要求を楽曲検索装置2に送信し、その応答として、楽曲検索装置2からN=5個のフレーズが受信されたときに緑色に点灯する。また、左から第2列の5個のフレーズ選択ボタンBは、音楽端末装置1が第2回目の検索要求を楽曲検索装置2に送信し、その応答として、楽曲検索装置2からN=5個のフレーズが受信されたときに緑色に点灯する。以下、同様である。
また、同一列に属する5個のフレーズ選択ボタンBのうち最上段のフレーズ選択ボタンBは、検索要求に含まれていたフレーズ(検索キー)との類似度が最も高いフレーズを含む楽曲データから取り出されたフレーズを表しており、第2段以降の第n段のフレーズ選択ボタンBは、検索キーとの類似度が第n位であるフレーズを含む楽曲データから取り出されたフレーズを表している。
ユーザは、所望のフレーズ選択ボタンBを選択してON/OFF切り換えを行うことができる。ユーザが、OFFであるフレーズ選択ボタンBを押圧すると、そのフレーズ選択ボタンBはONとなり、そのフレーズ選択ボタンBのLEDは赤色で点灯する。その際、ONとなったフレーズ選択ボタンBに対応付けられたフレーズがスピーカ141および142から放音される。また、ユーザが、ONであるフレーズ選択ボタンBを押圧すると、そのフレーズ選択ボタンBはOFFとなり、そのフレーズ選択ボタンBのLEDは緑色で点灯する。
図3は音楽端末装置1の機能構成を示すブロック図である。図3に示すように、音楽端末装置1は、プロセッサ11と、外部機器I/F12と、ユーザI/F13と、サウンドシステム14と、通信I/F15とを有する。ここで、外部機器I/F12は、図2に示すマイクロホン121、鍵盤122、PC123等との間で情報の授受を行うためのインタフェースである。ユーザI/F13は、図2に示す操作子133、フレーズ選択ボタンB等の各種の操作子の操作を検出するとともに、LCDパネル134の表示制御、フレーズ選択ボタンB内のLEDの点灯制御を行うことにより、ユーザとの間で情報の授受を行うインタフェースである。サウンドシステム14は、フレーズ等の各種の音信号を図2のスピーカ141および142から放音させる装置である。通信I/F15は、楽曲検索装置2との間の通信の制御を行う装置である。
プロセッサ11は、例えばROMおよびRAMを内蔵したプロセッサであり、ROMに記憶されたプログラムを実行することにより作曲を支援するためのサービスをユーザに提供する。フレーズ取得部111と、検索キー記憶部112と、検索要求部113と、フレーズ選択部114と、楽曲記憶部115と、再生制御部116は、プロセッサ11がROM内のプログラムを実行することにより実現される機能である。
本実施形態による音楽端末装置1は、これらの機能により、ユーザが音楽曲検索装置2を利用して次のような作曲を行うことを可能にする。すなわち、あるフレーズを検索キーとし、この検索キーに類似するフレーズに続くフレーズを取得し、次にこの取得したフレーズを検索キーとし、この検索キーに類似するフレーズに続くフレーズを取得し、という具合に互いに前後関係を持った一連のフレーズを取得し、それらのフレーズを繋いだ楽曲を生成するのである。
このような形態での作曲を行うために、最初の検索キーとなるフレーズが必要である。フレーズ取得部111は、この最初の検索キーとなるフレーズを取得する手段である。本実施形態において、フレーズ取得部111は、様々な方法により最初の検索キーとなるフレーズを取得することが可能である。例えばフレーズ取得部111は、鍵盤122の演奏により発生するMIDIメッセージの列を外部機器I/F12から受け取り、このMIDIメッセージの列に基づいて検索キーとなるフレーズを生成することが可能である。また、フレーズ取得部111は、ユーザが口遊んだフレーズの音信号をマイクロホン121および外部機器I/F12を介して受け取り、この音信号に基づいて検索キーとなるフレーズを生成することが可能である。あるいはフレーズ取得部111は、PC123から外部機器I/F12を介して検索キーとなるフレーズを取得してもよい。
検索キー記憶部112は、楽曲検索装置2に送る検索キーを設定する検索キー設定手段である。さらに詳述すると、検索キー記憶部112は、検索キーを自ら記憶することにより検索キーの設定を行う。また、楽曲記憶部115は、楽曲の素材となるフレーズを記憶する手段である。本実施形態において、フレーズ取得部111は、フレーズを取得したとき、そのフレーズを楽曲記憶部115に書き込むとともに、検索キーとして検索キー記憶部112に書き込む。また、本実施形態では、フレーズ選択部114により検索キー記憶部112への検索キーの書き込みが行われる。
検索要求部113は、検索キー記憶部112に検索キーが書き込まれるのに応じて、その検索キーを含む検索要求を通信I/F15を介して楽曲検索装置2に送信し、これに応じて楽曲検索装置2が送信するN個のフレーズを通信I/F15を介して受信する手段である。
フレーズ選択部114は、検索要求部113により受信されたN個のフレーズから1つのフレーズを選択し、楽曲を構成するとともに、選択したフレーズを検索キーとして検索キー記憶部112に記憶させ、検索キーの設定を行わせる手段である。
さらに詳述すると、例えば検索要求部113がj回目(j=1、2、…)の検索要求を送信し、楽曲検索装置2からN個のフレーズを受信すると、フレーズ選択部114は、そのN個のフレーズを検索要求部113から受け取って保持する。そして、フレーズ選択部114は、音楽端末装置1の筐体上面において左から第j列のN個(図示の例ではN=5)のフレーズ選択ボタンBを緑色に点灯させ、N個のフレーズが受信されたことをユーザに知らせる。既に述べたように、第j列に属するN個のフレーズ選択ボタンBのうち最上段のフレーズ選択ボタンBは、検索要求に含まれていたフレーズ(検索キー)との類似度が最も高いフレーズを含む楽曲データから取り出されたフレーズ、第2段以降の第n段のフレーズ選択ボタンBは、検索キーとの類似度が第n位であるフレーズを含む楽曲データから取り出されたフレーズを表している。ユーザがN個のフレーズ選択ボタンBの中の第n番目のフレーズ選択ボタンBをONにすると、フレーズ選択部114は、検索キーとの類似度が第n位であるフレーズを含む楽曲データから取り出されたフレーズをN個のフレーズの中から選択する。そして、フレーズ選択部114は、この選択したフレーズを新たな検索キーとして検索キー記憶部112に書き込む。また、フレーズ選択部114は、この選択したフレーズを楽曲記憶部115に書き込むことにより楽曲を構成する。その際、楽曲記憶部115に既に1または複数のフレーズが記憶されている場合、フレーズ選択部114は、選択したフレーズをその既に記憶されているフレーズの後続のフレーズとして楽曲記憶部115に書き込む。
再生制御部116は、所定の操作子133の操作により楽曲再生指示が入力された場合に、その楽曲再生指示をユーザI/F13を介して受け取り、楽曲記憶部115に記憶された一連のフレーズを読み出して音信号に変換し、サウンドシステム14により放音する手段である。
好ましい態様では、ユーザが所望のフレーズを選択するのを容易にするため、楽曲検索装置2から受信したフレーズをユーザに試聴させる機能が音楽端末装置1に設けられている。この態様において、フレーズ選択部114は、N個のフレーズ選択ボタンBの中の第n番目のフレーズ選択ボタンBがONにされたことを検知したとき、保持しているN個のフレーズの中から当該フレーズ選択ボタンBに対応したフレーズを選択し、再生制御部116に供給する。再生制御部116は、このフレーズ選択部114から供給されたフレーズを音信号に変換し、サウンドシステム14により放音させる。この態様によれば、ユーザは、楽曲検索装置2から受信されたN個のフレーズを試聴し、その中から気に入ったフレーズを選択し、楽曲の素材として使用することができる。
以上が本実施形態による楽曲生成システム4の構成の詳細である。
図4は本実施形態の動作例を示す図である。この動作例では、最初、音楽端末装置1に対してフレーズA1が入力され、このフレーズA1を検索キーとして含む検索要求が楽曲検索装置2に送信される。楽曲検索装置2では、フレーズA1との類似度が第n位(n=1〜N)であるフレーズB1、C1、…を各々含むN個の楽曲データが検索され、そのN個の楽曲データにおいて検索キーA1との類似度が第n位(n=1〜N)であるフレーズB1、C1、…に続くフレーズが選択され、音楽端末装置1に送信される。音楽端末装置1では、それらのフレーズの中からフレーズB1に続くフレーズB2が選択され、このフレーズB2を検索キーとして含む検索要求が楽曲検索装置2に送信される。楽曲検索装置2では、フレーズB2との類似度が第n位(n=1〜N)であるフレーズD1、…を各々含むN個の楽曲データが検索され、そのN個の楽曲データにおいて検索キーB2との類似度が第n位(n=1〜N)であるフレーズD1、…に続くフレーズが選択され、音楽端末装置1に送信される。音楽端末装置1では、それらのフレーズの中からフレーズD1に続くフレーズD2が選択され、このフレーズD2を検索キーとして含む検索要求が楽曲検索装置2に送信される。このような動作が繰り返される結果、一連のフレーズA1、B2、D2、…が楽曲の素材として音楽端末装置1の楽曲記憶部115に蓄積される。
このように本実施形態によれば、所望のフレーズに続くフレーズを順次取得する前進探索を実行することができるので、楽曲を容易に生成することができる。
<第2実施形態>
図5はこの発明の第2実施形態における楽曲検索装置2の検索部222の機能を示す図である。本実施形態における検索部222は、楽曲データベース3において、検索キー取得部221が取得した検索キーFとの類似度が第n位(n=1〜N)であるフレーズFaを各々含むN個の楽曲データを検索し、各楽曲データにおいて各フレーズFaの前のフレーズFbを選択する。そして、フレーズ提供部223は、この選択されたN個のフレーズFbを通信I/F21を介して音楽端末装置1に送信する。従って、音楽端末装置1では、このような楽曲検索装置2の機能を利用し、所望のフレーズに類似するフレーズの前のフレーズを順次取得する後進探索を実行することができ、楽曲を容易に生成することができる。
<第3実施形態>
図6はこの発明の第3実施形態における楽曲検索装置2の検索部222の機能を示す図である。本実施形態における検索部222は、楽曲データベース3において、検索キー取得部221が取得した検索キーFとの類似度が第n位(n=1〜N)であるフレーズFaを各々含むN個の楽曲データを検索し、検索した各楽曲データの最初のフレーズFbを選択する。そして、フレーズ提供部223は、この選択されたN個のフレーズFbを通信I/F21を介して音楽端末装置1に送信する。
そして、音楽端末装置1では、これらのN個のフレーズFbの中から1つのフレーズが選択され、楽曲の最初のフレーズとして楽曲記憶部115に記憶される。このように本実施形態によれば、楽曲の最初のフレーズを容易に決定することができる。なお、選択されたフレーズは、必ずしも楽曲の最初のフレーズとする必要はない。音楽端末装置1のユーザに楽曲中の所望の位置を指定する操作を行わせ、楽曲中においてその指定位置を占めるフレーズとして楽曲記憶部115に記憶させてもよい。
<第4実施形態>
図7はこの発明の第4実施形態における楽曲検索装置2の検索部222の機能を示す図である。本実施形態における検索部222は、楽曲データベース3において、検索キー取得部221が取得した検索キーFとの類似度が第n位(n=1〜N)であるフレーズFaを各々含むN個の楽曲データを検索し、検索した各楽曲データの最後のフレーズFbを選択する。そして、フレーズ提供部223は、この選択されたN個のフレーズFbを通信I/F21を介して音楽端末装置1に送信する。
そして、音楽端末装置1では、これらのN個のフレーズFbの中から1つのフレーズが選択され、楽曲の最後のフレーズとして楽曲記憶部115に記憶される。このように本実施形態によれば、楽曲の最後のフレーズを容易に決定することができる。なお、選択されたフレーズは、必ずしも楽曲の最後のフレーズとする必要はない。音楽端末装置1のユーザに楽曲中の所望の位置を指定する操作を行わせ、楽曲中においてその指定位置を占めるフレーズとして楽曲記憶部115に記憶させてもよい。
<第5実施形態>
図8はこの発明の第5実施形態における楽曲検索装置2の検索部222の機能を示す図である。本実施形態における検索部222は、楽曲データベース3において、検索キー取得部221が取得した検索キーFとの類似度が第n位(n=1〜N)であるフレーズFaを各々含むN個の楽曲データを検索し、検索した各楽曲データの中のサビのフレーズ(あるいは個性の強いフレーズ)Fbを選択する。このようなサビのフレーズの選択を可能にするため、各楽曲データのサビのフレーズの所在位置を指定する情報が楽曲データベース3に記憶されている。そして、フレーズ提供部223は、検索部222によって選択されたN個のフレーズFbを通信I/F21を介して音楽端末装置1に送信する。
音楽端末装置1では、これらのN個のフレーズFbの中から1つのフレーズが選択され、楽曲中の所望の位置のフレーズとして楽曲記憶部115に記憶される。このように本実施形態によれば、所望の個性を持ったフレーズを含む楽曲を容易に生成することができる。
<第6実施形態>
この発明の第6実施形態における楽曲検索装置2の検索部222は、上記第1〜第5実施形態の検索部222のすべての機能を含む。すなわち、本実施形態における検索部222の機能は次の通りである。
機能1.検索キーFに類似したフレーズFaに続くフレーズFbを選択する。
機能2.検索キーFに類似したフレーズFaの前のフレーズFbを選択する。
機能3.検索キーFに類似したフレーズFaを含む楽曲データの最初のフレーズFbを選択する。
機能4.検索キーFに類似したフレーズFaを含む楽曲データの最後のフレーズFbを選択する。
機能5.検索キーFに類似したフレーズFaを含む楽曲データのサビのフレーズFbを選択する。
本実施形態において、通信I/F21は、検索キーFと、上記機能1〜5のいずれかを指定する機能指定情報を含む検索要求を音楽端末装置1から受け取る。上記第1実施形態と同様、検索要求に含まれる検索キーFは検索キー取得部221によって取得される。検索要求に含まれる機能指定情報は、検索部222に供給される。検索部222は、この機能指定情報によって指定された機能を実行する。以上が本実施形態における楽曲検索装置2の構成の概略である。
本実施形態における音楽端末装置1の構成は上記第1実施形態と基本的に同様であるが、上記楽曲検索装置2の機能を活用するため、次のような機能が追加されている。
まず、音楽端末装置1のユーザI/F13は、フレーズ選択部114による制御の下、過去取得したフレーズの中から所望のフレーズを選択する操作と、上記機能1〜5のいずれかを指定する操作をユーザに行わせ、その操作情報をフレーズ選択部114および検索要求部113に供給する。
この操作情報に基づき、フレーズ選択部114は、ユーザによって選択されたフレーズを検索キー記憶部112に書き込む。また、検索要求部113は、上記機能1〜5のうちユーザによって指定された機能を示す機能指定情報と、検索キー記憶部112に書き込まれた検索キーとを含む検索要求を通信I/F15を介して楽曲検索装置2に送信する。
また、フレーズ選択部114は、ユーザI/F13を介して供給される操作情報に従い、楽曲記憶部115に記憶された各フレーズの楽曲中における位置を入れ替える機能を備えている。具体的には、本実施形態では、各フレーズが楽曲の進行順に並べられて楽曲記憶部115に記憶される。フレーズ選択部114は、ユーザI/F13を介して供給される操作情報に従い、楽曲記憶部115における各フレーズの記憶位置を入れ替えることにより、各フレーズの楽曲中における位置を入れ替える。
本実施形態におけるユーザI/F13としては、タッチパネルが好ましい。
以上が本実施形態における音楽端末装置1の構成の概略である。
図9〜図13は、本実施形態の動作例を示す図である。これらの図には、音楽端末装置1のタッチパネルの表示画面が示されている。ユーザによって最初の検索キーFとなるフレーズが入力されると、このフレーズがフレーズ取得部111によって取得され、検索キーFとして検索キー記憶部112に書き込まれる。また、フレーズ取得部111は、取得したフレーズを楽曲記憶部115に書き込む。ユーザI/F13は、図9に示すように、検索キー記憶部112内の検索キーFを示すアイコン301をタッチパネルに表示させる。ユーザが例えばタッチパネルの操作により上記機能3を指定する機能指定情報を入力すると、検索要求部113は、この機能指定情報と検索キー記憶部112内の検索キーFを含む検索要求を通信I/F15を介して楽曲検索装置2に送信する。
この検索要求が楽曲検索装置2の通信I/F21によって受信されると、検索要求中の検索キーFは検索キー取得部221によって取得され、機能指定情報は検索部222によって取得される。検索部222は、この機能指定情報に従い、楽曲データベース3において検索キーFとの類似度が第n位(n=1〜N)であるフレーズFaを含むN個の楽曲データを検索し、各楽曲データの最初のフレーズFbを選択する。フレーズ提供部223は、検索部222が選択したN個のフレーズFbを通信I/F21を介して音楽端末装置1に送信する。
このN個のフレーズFbは、音楽端末装置1の通信I/F15によって受信され、検索要求部113を介してフレーズ選択部114に供給される。ユーザI/F13は、このフレーズ選択部114に供給されたN個のフレーズFbを示すN個(この例ではN=5)のアイコン311〜315を図10に示すようにタッチパネルの左端に表示させる。アイコン311〜315をタッチパネルの左端に表示させるのは、直前にユーザによって入力された機能指定情報が機能3を指定しており、アイコン311〜315が示す各フレーズFbが楽曲の最初のフレーズであるからである。
ユーザがアイコン311〜315に順次タッチすると、フレーズ選択部114は、ユーザがタッチしたアイコンに対応したフレーズを再生制御部116に送り、そのフレーズをサウンドシステム14から放音させる。
ユーザが例えばアイコン312を選択し、例えばアイコンとは別にタッチパネルに表示された書き込み指示用のソフトボタンにタッチする操作(以下、フレーズ書き込み操作という)をすると、フレーズ選択部114は、このアイコン312に対応したフレーズFbを楽曲記憶部115に書き込む。この場合、アイコン312に対応したフレーズは楽曲の最初のフレーズであるので、フレーズ選択部114は、各フレーズが、アイコン312に対応したフレーズ、アイコン301に対応したフレーズの順に並ぶように、各フレーズを楽曲記憶部115に記憶させる。
次に、この動作例では、ユーザがアイコン301を検索キーとして選択する操作を行うとともに、上記機能4を選択する操作を行う。この結果、フレーズ選択部114は、アイコン301に対応したフレーズを検索キーFとして検索キー記憶部112に書き込む。検索要求部113は、上記機能4を指定する機能指定情報と、検索キー記憶部112に書き込まれた検索キーFとを含む検索要求を通信I/F15を介して楽曲検索装置2に送信する。
楽曲検索装置2において検索部222は、上記機能4を指定する機能指定情報に従い、楽曲データベース3において検索キーFとの類似度が第n位(n=1〜N)であるフレーズFaを含むN個の楽曲データを検索し、各楽曲データの最後のフレーズFbを選択する。フレーズ提供部223は、検索部222が選択したN個のフレーズFbを通信I/F21を介して音楽端末装置1に送信する。
このN個のフレーズFbは、音楽端末装置1の通信I/F15によって受信され、検索要求部113を介してフレーズ選択部114に供給される。ユーザI/F13は、このフレーズ選択部114に供給されたN個のフレーズFbを示すN個(この例ではN=5)のアイコン321〜325を図11に示すようにタッチパネルの右端に表示させる。アイコン321〜325をタッチパネルの右端に表示させるのは、直前にユーザによって入力された機能指定情報が機能4を指定しており、アイコン321〜325が示す各フレーズFbが楽曲の最後のフレーズであるからである。このときユーザは、上述と同様、タッチパネルの操作により、アイコン321〜325が示す各フレーズFbを試聴することができる。
ユーザが例えばアイコン321を選択し、フレーズ書き込み操作をすると、フレーズ選択部114は、このアイコン321に対応したフレーズFbを楽曲記憶部115に書き込む。この場合、アイコン321に対応したフレーズは楽曲の最後のフレーズであるので、フレーズ選択部114は、各フレーズが、アイコン312に対応したフレーズ、アイコン301に対応したフレーズ、アイコン321に対応したフレーズの順に並ぶように、各フレーズを楽曲記憶部115に記憶させる。
次に、この動作例では、ユーザがアイコン301を検索キーとして選択する操作を行うとともに、上記機能5を選択する操作を行う。この結果、アイコン301に対応したフレーズを検索キーFとして含むとともに、上記機能5を指定する機能指定情報を含む検索要求が音楽端末装置1から楽曲検索装置2に送信される。
楽曲検索装置2において検索部222は、上記機能5を指定する機能指定情報に従い、楽曲データベース3において検索キーFとの類似度が第n位(n=1〜N)であるフレーズFaを含むN個の楽曲データを検索し、各楽曲データのサビのフレーズFbを選択する。フレーズ提供部223は、検索部222が選択したN個のフレーズFbを通信I/F21を介して音楽端末装置1に送信する。
このN個のフレーズFbは、音楽端末装置1の通信I/F15によって受信され、検索要求部113を介してフレーズ選択部114に供給される。ユーザI/F13は、このフレーズ選択部114に供給されたN個のフレーズFbを示すN個(この例ではN=5)のアイコン331〜335をタッチパネルの適当な位置に表示させる。図12に示す例では、アイコン301とアイコン321の間の位置にアイコン331〜335が表示されている。このときユーザは、上述と同様、タッチパネルの操作により、アイコン331〜335が示す各フレーズFbを試聴することができる。
ユーザは、アイコン334に対応したフレーズが気に入った場合、このアイコン334を選択し、フレーズ書き込み操作を行う。ここで、各アイコンの表示位置は、各アイコンが示すフレーズの楽曲内での再生位置を示している。ユーザは、アイコン334が示すフレーズの楽曲内での再生位置が気に入らない場合、アイコン334のドラッグ操作を行って、所望の再生位置に対応した表示位置にアイコン334を移動させ、フレーズ書き込み操作を行う。
フレーズ書き込み操作が行われると、フレーズ選択部114は、アイコン334に対応したフレーズを楽曲記憶部115に書き込む。タッチパネルにおいて、左端から順にアイコン312、334、301、321が表示されている場合、フレーズ選択部114は、各フレーズが、アイコン312に対応したフレーズ、アイコン334に対応したフレーズ、アイコン301に対応したフレーズ、アイコン321に対応したフレーズの順に並ぶように、各フレーズを楽曲記憶部115に記憶させる。
この動作例において、その後、ユーザは、図13に示すように、アイコン312に対応したフレーズを検索キーとして選択し、上記機能1を選択し、上述した前進探索を行って、アイコン312に対応したフレーズとアイコン334に対応したフレーズとの間を埋めるフレーズを順次取得する。また、ユーザは、アイコン301に対応したフレーズを検索キーとして選択し、上記機能2を選択し、上述した後進探索を行って、アイコン334に対応したフレーズとアイコン301に対応したフレーズとの間を埋めるフレーズを順次取得する。
以下同様であり、ユーザは、上記機能1〜5のうちの所望の機能を選択して楽曲検索装置2に実行させ、所望の楽曲を生成することができる。本実施形態によれば、ユーザは、所望の楽曲を容易に生成することができる。
好ましい態様では、タッチパネルに表示させるアイコンとして、フレーズの内容を示す模様を持ったものを使用する。図14は、このタッチパネルに表示させるアイコンの例を示すものである。図14において、似通った模様のアイコンは、互いの類似度が高いフレーズを示している。この態様によれば、フレーズの選択を容易にすることができ、音楽端末装置1の使い勝手の良さをさらに高めることができる。
<第7実施形態>
この発明の第7〜第14実施形態は、音楽端末装置1のユーザI/F13に関するものである。この発明の第7実施形態では、図15に示すような鍵盤をフレーズ選択のためのユーザI/F13として使用する。図15において、黒鍵は、検索キーFとの類似度が第1位であるフレーズFaを含む楽曲データから選択されたフレーズFbを示す。白鍵は、検索キーFとの類似度が第2位であるフレーズFaを含む楽曲データから選択されたフレーズFbを示す。白鍵および黒鍵の並び方向(横軸方向)における各鍵の位置は、楽曲におけるフレーズの位置を示している。ここで、黒鍵と白鍵は、横軸方向の位置がずれているが、本実施形態では位置がずれていないものとして扱う。具体的には、図示の例では、黒鍵411と白鍵421が同じ位置を占め、黒鍵412と白鍵422が同じ位置を占め、黒鍵413と白鍵423が同じ位置を占め、黒鍵414と白鍵424aおよび424bが同じ位置を占めているものとして扱う。本実施形態においても上記各実施形態と同様な効果が得られる。
好ましい態様では、鍵盤電子楽器を本実施形態による音楽端末装置1として機能させる。この態様によれば、ユーザは、鍵盤電子楽器を通常の鍵盤演奏に使用する一方、音楽端末装置1として機能させ、作曲を行うことができる。
<第8実施形態>
この発明の第8実施形態では、図16に示すように横軸方向および縦軸方向に配列された複数のノブ431をフレーズ選択のためのユーザI/F13として使用する。図16において、横軸は時間軸であり、縦軸は、検索キーFとの類似度が第n位(n=1〜N)であるフレーズFaを含む楽曲データから選択されたフレーズFbの並び方向である。各ノブ431には、タッチ検出機能が設けられている。ユーザは、所望のノブ431にタッチすることにより所望のフレーズを選択することができる。本実施形態においても上記各実施形態と同様な効果が得られる。
<第9実施形態>
この発明の第9実施形態では、図17に示すように横軸方向に1次元配列された複数のノブ431をフレーズ選択のためのユーザI/F13として使用する。図17において、横軸は時間軸であり、各ノブ431の回転方向は、検索キーFとの類似度が第n位(n=1〜N)であるフレーズFaを含む楽曲データから選択されたフレーズFbの並び方向に対応している。ある時間位置に対応した複数のフレーズ(検索キーに類似したフレーズを含む楽曲データから選択されたフレーズ)が楽曲検索装置2から音楽端末装置1に送信されると、音楽端末装置1では、その時間位置に対応したノブ431を回すことにより、複数のフレーズの中から所望のフレーズを選択することができる。本実施形態においても上記各実施形態と同様な効果が得られる。
<第10実施形態>
この発明の第10実施形態においても、図18に示すように横軸方向に1次元配列された複数のノブ431をフレーズ選択のためのユーザI/F13として使用する。ただし、本実施形態では、各ノブ431の回転方向が時間軸であり、横軸は、検索キーFとの類似度が第n位(n=1〜N)であるフレーズFaを含む楽曲データから選択されたフレーズFbの並び方向に対応している。上記第8実施形態と同様、各ノブ431にはタッチ検出機能が設けられている。
複数のフレーズ(検索キーに類似したフレーズを含む楽曲データから選択されたフレーズ)が楽曲検索装置2から音楽端末装置1に送信されると、音楽端末装置1では、複数のノブ431にそれらのフレーズが対応付けられる。ユーザは、各ノブ431にタッチすることにより、それらのノブ431に対応付けられたフレーズを試聴することができる。また、ユーザは、所望のフレーズに対応したノブ431を回すことにより、そのフレーズの楽曲内での時間位置を調整することができる。
<第11実施形態>
この発明の第11実施形態では、図19に示すように横軸方向に1次元配列された複数のフェーダ432をフレーズ選択のためのユーザI/F13として使用する。図19において、フェーダ432のスライド方向(縦軸)は時間軸であり、横軸は検索キーFとの類似度が第n位(n=1〜N)であるフレーズFaを含む楽曲データから選択されたフレーズFbの並び方向に対応している。各フェーダ432にはタッチ検出機能が設けられている。
複数のフレーズ(検索キーに類似したフレーズを含む楽曲データから選択されたフレーズ)が楽曲検索装置2から音楽端末装置1に送信されると、音楽端末装置1では、複数のフェーダ432にそれらのフレーズが対応付けられる。ユーザは、各フェーダ432にタッチすることにより、それらのフェーダ432に対応付けられたフレーズを試聴することができる。また、ユーザは、所望のフレーズに対応したフェーダ432をスライドすることにより、そのフレーズの楽曲内での時間位置を調整することができる。
なお、本実施形態において、フェーダ432の並び方向(横軸)とフェーダ432のスライド方向(縦軸)の役割を入れ替えてもよい、すなわち、フェーダ432の並び方向(横軸)を時間軸とし、フェーダ432のスライド方向(縦軸)を楽曲検索装置2から受信される複数のフレーズFbの並び方向に対応させる。この態様によれば、上記第9実施形態と同様な操作により作曲を行うことができる。
<第12実施形態>
この発明の第12実施形態では、図20に示すようなギターのネックをフレーズ選択のためのユーザI/F13として使用する。図20において、ギターの6本の弦351は、楽曲検索装置2から受信される複数のフレーズに各々対応している。また、複数のフレット352の並びは、時間軸に対応している。ユーザは、所望のフレーズに対応した弦351を弾き、その際に、当該弦351を所望の時間位置に対応したフレット352に押し当てることにより、フレーズを選択するとともに、そのフレーズの楽曲における時間位置を指定することができる。
<第13実施形態>
この発明の第13実施形態では、図21に示すようなルービックキューブ(商標登録第4891788号)形状の操作子をフレーズ選択のためのユーザI/F13として使用する。本実施形態では、ルービックキューブ状操作子の上2段を下1段に対して90度右回転させると、楽曲検索装置2から受信された複数のフレーズの列において、楽曲の素材とするフレーズの位置が順方向に1個進む。また、ルービックキューブ状操作子の上2段を下1段に対して90度左回転させると、楽曲検索装置2から受信された複数のフレーズの列において、楽曲の素材とするフレーズの位置が逆方向に1個戻る。また、ルービックキューブ状操作子の左2段を右1段に対して90度右回転させると、楽曲の素材としたフレーズの楽曲内での位置が順方向に1フレーズ進む。また、ルービックキューブ状操作子の左2段を右1段に対して90度左回転させると、楽曲の素材としたフレーズの楽曲内での位置が逆方向に1フレーズ戻る。
<第14実施形態>
この発明の第14実施形態では、図22に示すような表面に凹凸の形状があるサッカーボール状の操作子をフレーズ選択のためのユーザI/F13として使用する。上記第15実施形態と同様、本実施形態においても、操作子の横回転によりフレーズを選択し、縦回転によりフレーズの楽曲内での位置を選択する。操作子の内部には、操作子の横方向の回転、縦方向の回転を検出するためのジャイロ等のセンサが設けられている。なお、操作子の形状は、図23に示すような野球のボール状にしてもよい。
<他の実施形態>
以上、この発明の各種の実施形態について説明したが、この発明には他にも実施形態が考えられる。例えば次の通りである。
(1)上記各実施形態において、楽曲検索装置2の検索部222は、検索キーに類似したフレーズを含む楽曲データにおいて、当該フレーズが占める時間領域と異なる時間領域のフレーズを選択したが、当該フレーズと同じ時間領域を占める他のフレーズを選択してもよい。例えば楽曲データが音色の異なる複数トラックの音符データ列からなる場合に、検索キーに類似するフレーズを含むトラックの他のトラックにおいて、当該フレーズを同じ時間領域を占めるフレーズを選択して音楽端末装置1に提供してもよい。
(2)上記各実施形態において、楽曲データベース3内の各楽曲データ間でフレーズの長さが異なる場合があり得る。そのような場合、音楽端末装置1側で、楽曲検索装置2から受信したフレーズに対し、時間軸圧伸、前後のフレーズとのクロスフェード、余分な後半部分の削除等の処理を施し、楽曲の素材とするフレーズを適切な長さにしてもよい。あるいは、音楽端末装置1が楽曲検索装置2に対してフレーズの長さを指定し、楽曲検索装置2では、この指定されたフレーズ長に近いフレーズ長を持った楽曲データに限定して、検索キーに類似したフレーズを含む楽曲データの検索を行うようにしてもよい。
(3)検索キーに類似するフレーズを含む楽曲データを検索する際の基準に関しても各種の基準が考えられる。例えば、検索キーと最も類似しているフレーズの類似度を基準に楽曲データを選択してもよいし、検索キーとの類似度が所定値以上であるフレーズの個数に基づいて楽曲データを選択してもよい。
(4)楽曲データベース3の楽曲データにヘッダを設けて、このヘッダ内に曲名情報、楽器情報、ジャンル情報、音色情報、楽曲の再生頻度等の情報を格納してもよい。また、各楽曲データのフレーズ毎に、フレーズ長さ、音圧、ピッチクロマ等の特徴量からなる波形情報を楽曲データベース3に記憶させてもよい。この態様において、楽曲検索装置2は、選択したフレーズを音楽端末装置1に送信するとき、そのフレーズの出所である楽曲データのヘッダ内の情報、そのフレーズの波形情報を併せて音楽端末装置1に送信する。音楽端末装置1では、ユーザが試聴のためフレーズを選択したとき、そのフレーズの出所である楽曲データのヘッダ内の情報やそのフレーズの波形情報をLCDパネル134に表示させる。これにより、そのフレーズを楽曲の素材とするか否かの判断が容易になる。
(5)上記各実施形態において、音楽端末装置1は、ユーザが行う選択操作に応じて、楽曲検索装置2から受信した複数のフレーズの中の1つのフレーズを選択した。しかし、ユーザにこのような選択操作を行わせることなく、フレーズの選択を行ってもよい。例えば、音楽端末装置1では、曲検索装置2から複数のフレーズが受信される都度、擬似乱数を発生し、この発生した擬似乱数に基づいて、複数のフレーズの中の1つのフレーズを選択するようにしてもよい。また、その際に選択したフレーズをサウンドシステム14から再生するようにしてもよい。
(6)上記各実施形態において、音楽端末装置1と楽曲検索装置2とを一体化して作曲装置を構成してもよい。
(7)上記各実施形態において、検索キー設定手段である検索キー記憶部112は、検索キーを自ら記憶することにより検索キーの設定を行った。しかし、検索キー設定手段は、例えば検索キーを楽曲検索装置2に送信し、楽曲検索装置2に記憶させることにより検索キーの設定を行うものであってもよい。
(8)上記各実施形態では、音楽端末装置1が楽曲記憶部115を有しており、フレーズ選択部114がこの楽曲記憶部115にフレーズを書き込むことにより楽曲を構成した。しかし、この楽曲記憶部115を例えば楽曲検索装置2に設けて、フレーズ選択部114が選択したフレーズをこの楽曲検索装置2内の楽曲記憶部115に書き込むことにより楽曲を構成してもよい。
1……音楽端末装置、2……楽曲検索装置、3……楽曲データベース、15,21……通信I/F、22,11……プロセッサ、221……検索キー取得部、222……検索部、223……フレーズ提供部、12……外部機器I/F、13……ユーザI/F、14……サウンドシステム、B……フレーズ選択ボタン、141,142……スピーカ、133……操作子、134……LCDパネル、121……マイクロホン、122……鍵盤、123……PC、111……フレーズ取得部、112……検索キー記憶部、113……検索要求部、114……フレーズ選択部、115……楽曲記憶部、116……再生制御部。

Claims (4)

  1. 楽曲の一部の区間をなすフレーズを検索キーとして取得する検索キー取得手段と、
    楽曲データベースにおける複数の楽曲データの中から前記検索キーと類似するフレーズを含む1または複数の楽曲データを検索し、検索した1または複数の楽曲データの各々から前記検索キーに類似するフレーズと当該楽曲データにおいて当該フレーズに対して前後関係を有する他のフレーズを各々選択する検索手段と、
    前記検索手段により選択された複数のフレーズを提供するフレーズ提供手段と
    を具備することを特徴とする楽曲検索装置。
  2. 前記検索手段は、検索した1または複数の楽曲データの各々から前記検索キーに類似するフレーズに続く1個のフレーズを前記他のフレーズとして選択することを特徴とする請求項1に記載の楽曲検索装置。
  3. 楽曲の一部の区間をなすフレーズを検索キーとして取得する検索キー取得過程と、
    楽曲データベースにおける複数の楽曲データの中から前記検索キーと類似するフレーズを含む1または複数の楽曲データを検索し、検索した1または複数の楽曲データの各々から前記検索キーに類似するフレーズと当該楽曲データにおいて当該フレーズに対して前後関係を有する他のフレーズを各々選択する検索過程と、
    前記検索過程により選択された複数のフレーズを提供するフレーズ提供過程と
    を具備することを特徴とする楽曲検索方法。
  4. 前記検索過程は、検索した1または複数の楽曲データの各々から前記検索キーに類似するフレーズに続く1個のフレーズを前記他のフレーズとして選択することを特徴とする請求項3に記載の楽曲検索方法。
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