JP6290538B2 - 使い捨てのおむつ - Google Patents

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Description

この発明は、使い捨てのおむつに関する。
胴回り域がその周方向に弾性的に伸長、収縮する使い捨てのおむつは従来周知である。そのようなおむつには、開放型のものとパンツ型のものとがあることも周知である。
例えば、特開2000−262553号公報(特許文献1)に記載された使い捨ておむつは開放型のものであって、前胴周り域と後胴周り域の端縁部それぞれには、おむつの幅方向へ延びる帯状の弾性部材が一本ずつ伸長状態で取り付けられている。後胴周り域の両側縁に取り付けられたテープファスナは、吸液性コアの側方に位置している。
特開2001−61888号公報(特許文献2)に記載の使い捨ておむつもまた開放型のものであって、後胴周り域では、おむつの端縁と吸液性コアとの間において一本の帯状の弾性部材がおむつの幅方向へ伸長状態で延びている。後胴周り域の両側縁に取り付けられたテープファスナは、その弾性部材の側方に位置している。
特開2000−262553号公報(JP2000−262553A) 特開2001−61888号公報(JP2001−61888A)
着用状態にある使い捨ておむつでは、通常おむつの前後胴回り域を身体に密着させておむつのずり下がりを防ぐ。しかし、そのようにすることによって、おむつの内側は蒸れた状態になり易い。そこで、この発明では、おむつの内側における蒸れを軽減することができるように改良を施された使い捨てのおむつの提供を課題にしている。
前記課題を解決するために、この発明が対象とするのは、互いに直交する前後方向と横方向と厚さ方向とを有し、前記前後方向には前胴回り域と後胴回り域とこれら両域の間に介在する股下域とが形成され、体液吸収性の芯材が透液性内面シートと不透液性外面シートとの間に介在した状態でこれら各域に広がり、前記後胴回り域には前記横方向へ延びる弾性部材が伸長状態で取り付けられ、前記前胴回り域と前記後胴回り域との連結を互いに着脱可能な一対のファスニング要素を使用して反復することのできる使い捨てのおむつである。
このおむつにおいて、この発明が特徴とするところは、以下のとおりである。すなわち、前記芯材は前記前胴回り域に位置する前端縁と、前記後胴回り域に位置する後端縁と、前記前端縁と前記後端縁との間に延びる側縁とを有する。前記内面シートは熱可塑性合成繊維の不織布で形成されていて前記おむつの着用者の肌と向かい合う内表面を有し、前記後胴回り域に位置する部分の前記内表面は前記芯材の前記後端縁を越えてさらに後方へ延びていて前記肌に向かっての隆起部を有し、前記隆起部は前記肌に接触可能な頂部と前記頂部が前記肌に接触しているときに前記肌から離間可能な裾部とを有する。前記弾性部材は、前記前後方向に少なくとも15mmの幅を有する帯状である。前記後胴回り域は、前記内面シートと、前記外面シートと、前記弾性部材と、前記外面シートの非肌対向面側に位置して前記おむつの外面を形成するシャシーとを有する。前記後胴回り域には、前記芯材の前記後端縁よりも後方の部分に前記厚さ方向において前記おむつの内外に通じる複数の貫通孔が形成され、前記貫通孔のうちの少なくとも一部のものは、前記裾部において前記内外に通じる。前記シャシーの両側部にはフラップ部を接合してある。前記フラップ部は、前記横方向において前記シャシーの内側へ延びる部分が外側へ向かって折り返されて前記前後方向へ延びる防漏カフが一対形成される。一対の前記防漏カフは、前記横方向において、前記内面シートに接合された近位縁と、伸長状態の前記弾性部材が内側に接合されたスリーブを有する遠位縁とを有する。前記横方向における外側に位置する前記貫通孔は、前記芯材の前記側縁を前記前後方向へ延長した仮想線よりも前記横方向の外側に位置し、着用状態においては、前記貫通孔は一対の前記防漏カフの前記横方向の外側に位置し、前記芯材の側縁を前記前後方向へ延長した仮想線よりも前記横方向の内側に位置する前記貫通孔は、着用状態においては、前記一対の防漏カフの前記横方向の内側に位置する。前記貫通孔の周縁部には、外側へ向かって突出する突起を有している。
この発明の実施態様の一つにおいて、前記前胴回り域と前記後胴回り域と前記股下域とのうちの少なくとも前記後胴回り域において、前記裾部が前記前後方向へ連続的に延びている。
この発明の実施態様の他の一つにおいて、前記内面シートのうちで前記後胴回り域に位置する部分の前記内表面は、前記横方向において起伏を繰り返すように並んでいて前記前後方向へ互いに並行して延びる前記隆起部を有し、前記隆起部は、前記頂部と、前記隆起部に隣る隆起部に向かって前記頂部から前記横方向へ延びる前記裾部とを有する。
この発明の実施態様の他の一つにおいて、複数の前記貫通孔のうちの少なくとも一部のものは、前記貫通孔の径方向の広がりが隣り合う前記隆起部の前記頂部どうしの間の中央部分に位置する前記裾部を含んでいる。
この発明の実施態様の他の一つにおいて、前記後胴回り域の前記横方向の両側それぞれに位置する側縁部は、前記一対のファスニング要素のうちの一方を有し、前記一方の前記前後方向における寸法は、前記芯材と前記弾性部材との前記前後方向における間隙をまたいでこれら両部材に届く大きさを有している。
この発明の実施態様の他の一つにおいて、前記前胴回り域の外面には、前記一対のファスニング要素のうちのもう一方であるターゲット域が形成され、前記ターゲット域は、前記おむつの前記前後方向の寸法を二等分して前記横方向へ延びる中心線に沿って前記おむつを折り重ねたときに、前記後胴回り域における前記弾性部材と重なり合う位置にある。
この発明の実施態様の他の一つにおいて、前記ターゲット域は、前記前後方向の全体が前記外面シートを介して前記芯材と重なり合う態様で前記横方向へ延びている。
この発明の実施態様の他の一つにおいて、前記ターゲット域が不織布で形成されている。
この発明の実施態様の他の一つにおいて、前記一対のファスニング要素がメカニカルファスナのフック部材と前記メカニカルファスナのループ部材とである。
この発明に係る使い捨ておむつは、後胴回り域に位置する部分の内面シートがその内表面に隆起部を有し、その隆起部は頂部と裾部とを有する。頂部がおむつ着用者の肌に接触しているときに、裾部はその肌から離間可能である。後胴回り域にはまた、芯材の後端縁よりも後方の部分に厚さ方向においておむつの内外に通じる複数の貫通孔が形成されている。貫通孔のうちの少なくとも一部のものは、裾部においておむつの内外に通じている。おむつを着用したときに、頂部が肌に接触する一方、裾部が肌から離間していると、おむつの後胴回り域では裾部と貫通孔とにおいておむつの内外間の通気が容易になって、おむつ内側における蒸れを軽減することができる。
この発明に係る使い捨てのおむつが着用状態にあるときの斜視図。 平面状に伸展された図1のおむつの外面を示す部分破断斜視図。 平面状に伸展された図1のおむつの内面を示す部分破断斜視図。 図2の部分IVの拡大図。 図3のV−V線断面図。 内面シートの頂部と裾部との観察方法を示す図。 内面シートの製造工程の一部を例示する図。
この発明に係る使い捨てのおむつの詳細を添付の図面を参照して説明すると、以下のとおりである。
図1は、着用状態にあるときの乳幼児用の使い捨ておむつ1の斜視図であるが、おむつ着用者は図示されていない。おむつ1は、前胴回り域2と、後胴回り域3と、これら両域2,3の間に介在する股下域4とを有する。後胴回り域3に形成されている一対の後方翼部6それぞれの側縁部3aからは、ファスニングテープ7が延びている。前胴回り域2におけるおむつ1の外面5bに形成されて胴回り方向へ延びるターゲットゾーン8には、そのファスニングテープ7が取り外し可能に止着することによって、前胴回り域2と後胴回り域3とが連結されている。このような状態にある前胴回り域2と後胴回り域3とは胴回り開口9を形成し、前後胴回り域2,3と股下域4とは一対の脚回り開口10を形成している。胴回り開口9と脚回り開口10とのそれぞれでは、着用者の胴回りと脚回り(図示せず)とのそれぞれに対して後記胴回り弾性部材12と脚回り弾性部材34とが弾性的な収縮力を作用させている。後胴回り域3におけるおむつ1の内面5aには、後記貫通孔15が複数形成されている。また、その内面5aでは、後記内面シート31に形成されている複数条の隆起部61が見えているとともに、胴回り弾性部材12の収縮によって多数のギャザー11が生じている。ギャザー11は、横方向Bに並び、上下方向Dに向かって延びている。ちなみに、図1のおむつ1は、互いに直交する双頭矢印A,B,Dで示された前後方向と、横方向と縦方向とを有する。
図2は、図1のおむつ1においてファスニングテープ7をターゲットゾーン8から取り外した後に、胴回り弾性部材12と、脚回り弾性部材34と、後記防漏カフ43における弾性部材49とが緊張状態となるようにおむつ1を前後方向Aと横方向Bとに伸展したときのおむつ1における外面5bを示すおむつ1の部分破断斜視図である。図において互いに直交する双頭矢印A,B,Cのうちの双頭矢印Cは、おむつ1の厚さ方向を示している。線Pは、おむつ1の前後方向Aの寸法を二等分する中心線である。おむつ1の前後方向Aには、前胴回り域2と後胴回り域3と、これら両域2,3の間に介在する股下域4とが形成されている。おむつ1は、外面5bを形成する砂時計型のシャシー21と、シャシー21の横方向Bの中央部26における内面に対してホットメルト接着剤(図示せず)を介して取り付けられた体液吸収部22と、シャシー21の両側部27それぞれにおける内面に対してホットメルト接着剤(図示せず)を介して取り付けられたフラップ部23(図3を併せて参照)とを有する。この発明において、おむつ1における弾性部材が緊張状態にあるというときには、その弾性部材の収縮によって生じていたギャザーを消失させる程度にまでおむつ1を前後方向Aおよび/または横方向Bへ引張り、弾性部材を伸長させたときの状態を意味している。
シャシー21は、単位面積当たりの質量が10−30g/mである熱可塑性合成繊維の不織布または厚さが0.005−0.03mmである熱可塑性合成樹脂のフィルムで形成されていて、前胴回り域2における外面5bには、この発明に係るファスニング要素の一つであるターゲットゾーン8を形成するための熱可塑性合成繊維で形成された不織布または熱可塑性合成樹脂のフィルムの帯片が接着や溶着等の接合手段を使用して取り付けられている。なお、図示例のターゲットゾーン8は積層状態にある内外各一枚の不織布の帯片で形成されているものであって、外側の不織布には、その地合いを安定させるために施された加熱エンボス加工によって生じた多数の条痕28が見えている。図示してはいないが、内側の不織布には、シャシー21とターゲットゾーン8との識別を容易にするために、適宜の着色および/または図柄が施されている。外側の不織布は、ファスニングテープ7の止着が繰り返される部位であり、かつ、その止着によって内側の不織布における着色および/または図柄が損傷することを防ぐ部位でもある。シャシー21の後胴回り域3では、緊張状態にある胴回り弾性部材12と、折り畳まれたファスニングテープ7とがシャシー21を介して透視できる状態にある。弾性部材12は、横方向Bにおける大部分がシャシー21と後記体液吸収部22とにホットメルト接着剤(図示せず)を介して接合しているもので、体液吸収部22から横方向Bへ延出する部分29がシャシー21とフラップ部23との間にあって、これら両者21,23の少なくとも一方にホットメルト接着剤(図示せず)を介して接合している。図において、シャシー21と弾性部材12とには、おむつの内面5aと外面5bとに通じる貫通孔15が見えている。一対のファスニングテープ7のうちの一方は、横方向Bへ伸展した状態が仮想線で示されている。好ましいおむつ1において、ファスニングテープ7を止着するためのターゲットゾーン8と弾性部材12とは、中心線Pからの距離LとLとが等しいか、またはほぼ等しい状態にある。
体液吸収部22は、透液性の内面シート31と、不透液性の外面シート32と、これら両シート31,32の間に介在する体液吸収性の芯材33とを有する。内面シート31と外面シート32とは、芯材33の周縁から延出する部分において互いに重なり合い、好ましくはホットメルト接着剤を介して接合している。内面シート31と外面シート32とはまた、芯材33に対してホットメルト接着剤を介して接合している場合と、接合していない場合とがある。好ましい内面シート31は、親水化処理された熱可塑性合成繊維の不織布で形成されているもので、その詳細は後記図7を参照して説明される。外面シート32は、厚さ0.005−0.03mmを有する熱可塑性合成樹脂のフィルムによって形成されている。芯材33は、粉砕パルプや高吸水性ポリマー粒子、粉砕パルプと高吸水性ポリマー粒子との混合物等の吸水性材料の集合体が透液性のティシューペーパや透液性の不織布で形成されたラッピングシートで被覆されることによって形成されている。吸水性材料の集合体は、単位面積当たりの質量が200−600g/mの範囲にあることが好ましく、高吸水性ポリマー粒子は、その質量のうちの0−70%を占めることができる。高吸水性ポリマー粒子は、例えばポリアクリル酸ナトリウム系のものやでんぷん系のもの等の当該技術分野において慣用のものを使用することができる。
芯材33はまた、前胴回り域2にあって横方向Bへ延びる前端縁33と、後胴回り域3にあって横方向Bへ延びる後端縁33と、これら前端縁33と後端縁33との間に延びる側縁33とを有する。前端縁33は、ターゲットゾーン8の前縁8aに一致しているかまたは、その前縁8aよりもさらに前方に位置していることが好ましい。芯材33の前端縁33がこのような状態にあると、おむつ1の厚さ方向Cで見たときに、ターゲットゾーン8は、シャシー21等を介して芯材33に重なった状態にある。すなわち、ターゲットゾーン8は、芯材33によって裏打ちされた状態にあるから、おむつ1を着用するときにファスニングテープ7をそれに押し当てても大きく変形することがなく、そのように裏打ちされていない場合に比べると、ファスニングテープ7の止着が容易になる。芯材33の後端縁33は、前後方向Aにおいて、弾性部材12から距離M(図4参照)だけ離間している。
胴回り弾性部材12は、図2の如く緊張した状態においての前後方向Aの寸法が少なくとも15mmであり、横方向Bの寸法が芯材33の横方向Bの寸法よりも小さくなることがないように形成されている横方向Bに長い帯状の部材であって、ウレタン樹脂等で製造される弾性発泡シートや天然ゴムのシート等によって形成することができる。弾性部材12は、非伸長状態にあるときの長さが例えば50−200%だけ伸長された状態で内面シート31および/または外面シート32に接合される。その接合には、ホットメルト接着剤を使用することができる。
フラップ部23は、熱可塑性合成繊維の不織布によって、好ましくは撥水処理を施された不織布によって形成されていて、ホットメルト接着剤(図示せず)を介してシャシー21に接合されている。フラップ部23および/またはシャシー21に対しては、前後方向Aへ伸張された脚回り弾性部材34がホットメルト接着剤(図示せず)を介して取り付けられている。このような態様にあるフラップ部23とシャシー21とは、おむつ1における前方翼部6と後方翼部6と脚回りフラップ36とを形成している。脚回りフラップ36は、脚回り弾性部材34が収縮するときに、ギャザー37(図1参照)を形成する。
図3は、図2の状態にあるおむつ1の内面5aを示すおむつ1の部分破断斜視図である。シャシー21に取り付けられた体液吸収部22では、内面シート31と外面シート32とが芯材33の前端縁33と後端縁33とを越えてシャシー21における前端縁21と後端縁21とにまで延びている。内面シート31では、前後方向Aへ互いに並行して延びる隆起部41が横方向Bにおいて起伏を繰り返すように並んでいる(図5参照)。シャシー21の両側部27に接合しているフラップ部23は、横方向Bにおいてシャシー21の内側へ延びる部分が外側に向かって折り返されて前後方向Aへ延びる防漏カフ43を形成している。防漏カフ43は、横方向Bにおいて、近位縁46と遠位縁47とを有する。近位縁46は、ホットメルト接着剤(図示せず)を介して内面シート31に接合されている。遠位縁47はスリーブ48を有し、スリーブ48の内側には弾性部材49が伸長状態で接合されている。防漏カフ43の前後方向Aにおける両端部のそれぞれは、それと重なり合うフラップ部23に対してホットメルト接着剤43aを介して接合されている。
後胴回り域3では、後方翼部6における内面5aに対してファスニングテープ7が剥離可能に仮止めされている。その仮止めを解いて横方向Bへ伸展したファスニングテープ7の内面には、ターゲットゾーン8に対する止着域51が形成されている。止着域51は、この発明に係るファスニング要素の一つであって、メカニカルファスナのフック部材やループ部材、粘着剤等の材料によって形成し得るが、その材料はファスニング要素のもう一つであるターゲットゾーン8に使用される材料との関係において選択される。図示例であれば、不織布で形成されてメカニカルファスナのループ部材として作用するターゲットゾーン8に対して、止着域51にはフック部材が選択されている。その止着域51は、不織布で形成されたフラップ部23に対して仮止めされている。ターゲットゾーン8が熱可塑性合成樹脂のフィルムで形成されていれば、止着域51には粘着剤が選択される。ファスニングテープ7は、前後方向Aに寸法Nを有する一方、横方向Bの寸法は、おむつ1のサイズ等に応じて適宜選択することができる。
図4は、図2の部分IVを拡大して示す図である。前後方向Aにおいて、芯材33と弾性部材12との間には寸法Mを有する間隙20が形成されている。ファスニングテープ7の寸法Nは、ファスニングテープ7の幅の寸法と呼ぶことのできるものであって、図示の如く寸法Mよりも大きい。また、寸法Nは、図から明らかなように、ファスニングテープ7の横方向Bへ延びる外形線を仮想線の如く横方向Bへ延長すると、寸法Mをまたいで芯材33と弾性部材12とに届く大きさを有している。それゆえ、おむつ1を着用するときにファスニングテープ7を横方向Bへ、換言すると胴回り方向へ引っ張ると、着用する前には収縮していた弾性部材12を横方向Bへ伸長させると同時に、収縮していた弾性部材12の影響で芯材33や内面シート31や外面シート32に生じていたしわをシャシー21に生じていたギャザー11(図1参照)とともに横方向Bへ拡げることが可能になる。このように体液吸収部22のしわを広げることのできるおむつ1では、芯材33の後端縁33と側縁33とが交わる部位とその周辺域とをしわのない状態またはしわの少ない状態で肌に密着させることができ、しわの存在によって肌を局所的に圧迫するということの解消が可能になる。図4において、貫通孔15は、弾性部材12のうちで、体液吸収部22と重なる部位と後方翼部6と重なる部位とに形成されていて、おむつ1の前後方向Aと横方向Bとにおいて列を形成するように並んでいる。着用時におけるおむつ1の外観を良好なものにするために、貫通孔15はこのように整列した状態にあることが好ましいのであるが、この発明は、貫通孔15が不規則に分布する状態のおむつでも実施することができる。
図5は、図3のV−V線断面図を拡大して示す図である。この断面図において、後胴回り域3は、厚さ方向Cにおいて互いに重なり合いホットメルト接着剤(図示せず)を介して接合している内面シート31と、弾性部材12と、外面シート32と、シャシー21とを有し、その後胴回り域3には貫通孔15が形成されている。
内面シート31は、横方向Bにおいて起伏を繰り返すように隆起部61が並んでいて仮想線で示された着用者の肌60と向かい合う内表面56と、横方向Bへ延びていて弾性部材12と向かい合う外表面57とを有する。隆起部61は、頂部61aと、その隆起部61に隣るもう一つの隆起部61に向かって頂部61aから横方向Bへ延びる裾部61bとを有する。おむつ1が着用されて隆起部61が図示例の如く肌60に接触しているときに、裾部61bは少なくともその一部分が肌60から離間可能である。後胴回り域3においてこれら頂部61aと裾部61bとを有する複数条の隆起部61は、図3に示されるようにシャシー21の前端縁21と後端縁21とにまで延びているものであって、頂部61aと裾部61bもまた、前端縁61と後端縁61とにまで延びている。ただし、この発明は、後胴回り域3に形成されている頂部61aと裾部61bとが後端縁21にまでは延びているが、股下域4および/または前端縁62までには延びていない態様で実施することもできる。
貫通孔15は、内面シート31の内表面56における横方向Bの径が参照符号15で示されている。好ましい径15は、弾性部材12が緊張状態にあるときに、0.5−3mmの範囲にある。貫通孔15はまた、内表面56の前後方向Aにおいて径15を有する(図4参照)。好ましい径15は、径15よりも大きく、かつ、2−5mmの範囲にある。このように形成される複数の貫通孔15は、少なくとも一部のものが裾部61bにおいておむつ1を貫通するように形成される。より好ましい貫通孔15は、少なくとも一部のものの径15の広がりが互いに隣接する頂部61aと61aとの間の中央部分61cに位置する裾部61bを含んでいる。さらに好ましくは、すべての貫通孔15の径15の広がりが裾部61bを含むように形成される。図には、裾部61bを含んでいる貫通孔15と、裾部61bを殆ど含んでいない貫通孔15とが参照符号63と64とによって例示されている。貫通孔15における径15,15の値は、貫通孔15とその周囲との10−30倍の拡大写真を撮影し、その写真に直尺を当てて測定することができる。その測定では、貫通孔15の周縁から内側へ延びる毛羽状の繊維の存在は、それを無視して測定する。
このような貫通孔15は、おむつ1を製造する過程において、おむつ1となるべきウエブ(図示せず)に組み込まれた弾性部材12が横方向Bにおいて緊張状態にあるときに、ポンチ(図示せず)でウエブの所要部位を打ち抜くことによって形成することができる。例えば、複数のポンチが植え込まれたロールとフラットロールとの間に、前後方向Aを機械方向に一致させたおむつ1のウエブを供給することによって、好ましくは内面シート31における裾部61bとポンチの中心とが一致した状態でウエブを供給することによって得ることができる。なお、ウエブは、内面シート31からシャシー21に向かって打ち抜くこともできれば、シャシー21から内面シート31に向かって打ち抜くこともできるのであるが、好ましくは内面シート31からシャシー21に向かって打ち抜くことによって、貫通孔15の周縁部において内面シート31や弾性部材12、外面シート32、シャシー21等の材料をおむつ1の内側から外側に向かって突出させることが好ましい。図5のシャシー21において、貫通孔15の周縁部に形成された突起66は、おむつ1に貫通孔15を形成する過程でシャシー21の一部がおむつ1の外側へ向かって突出させられた部位を例示している。なお、突起66は、シャシー21ではなくて、外面シート32や弾性部材12等によって形成されることもあるが、いずれの場合の突起66であっても、それがおむつ1の外側に突出していることによって、
着用者の肌を刺激することがない。ちなみに、おむつ1をシャシー21から内面シート31に向かって打ち抜くときには、おむつ1の内側に向かって、すなわち着用者の肌に向かって突出した状態の突起が生じることがある。突起66が図示例の状態にあることは、貫通孔15の近傍を拡大鏡によって10倍に拡大して観察することによって確認できる場合がある。また、液体窒素を吹き付けることによって凍結させた内面シート31をナイフの刃で切断して内面シート31の断面を作り、その断面を約30倍に拡大して観察することによって確認することもできる。
後胴回り域3においてこのように形成されている図5の内面シート31は、おむつ1が着用されたときに隆起部61の頂部61aが肌60に密着しても、裾部61bと肌60との間には通気路として作用する間隙67が形成され、シャシー21の後端縁21において、おむつ1の内外間の通気が容易になり、おむつ1の内側における蒸れを軽減することができる。このおむつ1ではさらに、複数の貫通孔15のうちの少なくとも一部のものが裾部61bにおいておむつ1の内外に通じているから、その一部の貫通孔15においてもおむつ1の内外間の通気が容易になる。そのような貫通孔15はまた、後胴回り域3のうちでも、弾性部材12の作用で肌60に強く密着して特に蒸れ易い部位においての通気を可能にするものであるから、蒸れを軽減する効果もそれだけ高くなる。内面シート31は、隆起部61を後胴回り域3に有していればよいものであるが、それらの隆起部61が股下域4にまで延びていたり、図4に例示の如く前胴回り域2にまで延びていたりすることによって、おむつ1の内外間の通気性をさらに向上させることができる場合がある。
図6は、内面シート31における隆起部61の頂部61aと裾部61bとの存在を確認するための内面シート31についての観察方法を示す図であって、後胴回り域3における内面シート31が観察の対象に選ばれている。その後胴回り域3では、弾性部材12が横方向Bにおいて緊張状態にある。内面シート31の内表面56に対しては、ぺんてる(株)製のぺんてる(登録商標)筆71における穂71aが穂71aの先の部分から1/2ないし3/4までの範囲において接触している。穂71aは内表面56に強く押し付けられることがないように、ぺんてる筆71の軸71bがその長さ方向の中央部分において三本の指72によって下方と側方とから支えられている。このような状態にあるぺんてる筆71は、おむつ1の前方または後方のいずれか一方向に向かって穂71aが内表面56の隆起部61をこすることができるように、軸71bを前方または後方のいずれか一方向へ3−5cm程度動かすと、内表面56のうちで穂71aに接触する部分に対して穂71aから滲出するインク(図示せず)を塗ることができる。ぺんてる筆71は、一方向へ2−3回程度繰り返し動かして内表面56と穂71aとの接触部分にインクを重ね塗りすることによって、その接触部分を顕在化させることができる。ただし、重ね塗りするインクの量は、過剰となることがないように留意する必要がある。インクの量が過剰であると、内表面56では、穂71aに接触していない部分にまでインクの流れることがある。内表面56において、インクで着色されている部分はこの発明における頂部61aであり、インクで着色されていない部分はこの発明における裾部61bである。隣り合う頂部61aと61aとの間における中央部分61cは、それぞれの頂部61aから延びた裾部61bどうしが合流している谷部である。なお、ぺんてる筆71には、中字用のものである品番FP5MおよびXFP5Mいずれかの筆、またはそれらと同等のものを使用することが好ましい。
図7は内面シート31の製造工程の一部を例示するものである。内面シート31の一例は、熱可塑性合成樹脂で形成されたステープル、好ましくは1−8dtexの繊度と20−80mmの繊維長とを有するステープルがそれに熱風を吹き付けられて互いに溶着しているものであって、単位面積当たりの質量は18−100g/mの範囲にあることが好ましく、ステープルは親水化処理されたものであることが好ましい。ステープルは、ステープルどうしの溶着を容易にするとともに内面シート31を厚さ方向Cにおいて弾性的に圧縮可能なものにするために、溶融温度の異なる二種類の合成樹脂を組み合わせることによって形成された複合繊維であることが好ましい。そのような複合繊維は、溶融温度の低い方の合成樹脂を溶融させることによって互いに溶着することが可能である。合成樹脂の組合せとしては、例えばポリエチレンとポリエステル、ポリエチレンとポリプロピレン等がある。複合繊維はシース・アンド・コア型のものでもよいし、サイド・バイ・サイド型のものであってもよい。シース・アンド・コア型の複合繊維は、同芯型のものであっても、偏芯型のものであってもよい。
図7において、厚さ方向に通気性を有する走行ベルト200にはステープルによって形成されたカードウエブ100が載せられて、機械方向MDへ進む。カードウエブ100には、加熱エアーが複数条のジェットエアー921となって第2ノズル部920から吹き付けられ、そのジェットエアー921がベルト200を通過してサクションボックス922に吸引される。ジェットエアー921は、その温度がステープルを軟化させる程度であって、カードウエブ100を目視での厚さが2/3−1/4となるように圧縮してカードウエブ100の地合いを安定させるために使用される。
続いて、図7の第1ノズル部910では、機械方向MDに対する交差方向CDに所定の中心間距離をあけて並ぶノズル(図示せず)から複数条のジェットエアー911がカードウエブ100に向かって吹き付けられる。そのジェットエアー911はベルト200を通過して、サクションボックス915に吸引される。所定の中心間距離に対応する中心間距離aをあけて吹き付けられる複数条のジェットエアー911の交差方向CDにおける位置は、図5の内面シート31における中央部分61cの位置に一致している。カードウエブ100では、ジェットエアー911の直下に位置していたステープルの一部が交差方向CDの両側へ等分に振り分けられて隆起部61の形成に加わり、ジェットエアー911の直下に残ったものは裾部61bのうちの中央部分61cを形成する。ステープルはまた、隣り合うジェットエアー911の間にあるものが隆起部61を形成するように交差方向CDへ移動する。ジェットエアー911の風量と圧力と温度とは、ステープルをこのように移動させながらステープルどうしを溶着させることができるように調整されている。図7の工程では、このようにして内面シート31の連続体131が形成される。ただし、この図では、カードウエブ100の幅に比較してジェットエアー911,921の条数を少なくすることによって図面を簡略化し、内面シート31の製造原理の理解を容易にしてある。
内面シート31はまた、図7に例示の如きカードウエブを機械方向へ回転する一対の加熱されたエンボスロールの間に供給し、そのカードウエブに加熱下でのエンボス加工を施すことによって製造することもできる。そのときの一対のエンボスロールには、例えば周面を一周するように延びる山部と谷部とが軸方向に交互に並ぶように形成されているロールと、周面が平滑に形成されているロールとの組合せを使用することができる。この組合せでは、ロールの山部においてカードウエブを圧縮することによって隆起部61の裾部61bが形成され、ロールの谷部において隆起部61の頂部61aが形成される。なお、ロールの谷部は、ロールの周面を一周するように連続しておらず、周方向において間欠的に形成されていてもよい。そのような谷部からは、頂部61aが機械方向へ断続的に延びる隆起部61が形成される。一対の加熱エンボスロールにはまた、ロールのそれぞれにおいて周面を一周するように延びる山部と谷部とが軸方向へ交互に並ぶように形成されていて、ロールどうしの間では山部と谷部とがかみ合っているロールの組合せを使用することもできる。このような後者の組合せでは、ウエブの両面に隆起部の頂部と裾部とが形成される。その両面は、どちらも内面シート31の内表面56として使用することができる。これらの例示によって明らかなように、この発明において、内面シート31に形成される隆起部61の裾部61bは後胴回り域3において前後方向Aへ連続して延びるように形成されているものであるが、頂部61aは、それが後胴回り域3において前後方向Aへ連続して延びるように形成されていてもよいし、断続的に延びるように形成されていてもよいものである。頂部61が断続的に延びるものである場合、前後方向Aにおいて隣り合う頂部61aと61aとの間には、それぞれの頂部61aから延びる裾部61bが介在する。
この発明を説明するために例示した使い捨てのおむつ1は、その平面形状が砂時計型のものであったが、この発明は、平面形状が矩形のおむつで実施することもできる。また、例示したおむつ1は乳幼児用のものであったが、この発明は、大人用の使い捨ておむつで実施することもできる。
1 使い捨てのおむつ
2 前胴回り域
3 後胴回り域
3a 側縁部
4 股下域
5b 外面
8 ファスニング要素(ターゲットゾーン)
12 弾性部材(胴回り弾性部材)
15 貫通孔
20 間隙
31 内面シート
32 外面シート
33 芯材
33 前端縁
33 後端縁
51 ファスニング要素(止着域)
56 内表面
60 肌
61 隆起部
61a 頂部
61b 裾部
61c 中央部分
A 前後方向
B 横方向
C 厚さ方向
N 寸法
P 中心線

Claims (9)

  1. 互いに直交する前後方向と横方向と厚さ方向とを有し、前記前後方向には前胴回り域と後胴回り域とこれら両域の間に介在する股下域とが形成され、体液吸収性の芯材が透液性の内面シートと不透液性の外面シートとの間に介在した状態でこれら各域に広がり、前記後胴回り域には前記横方向へ延びる弾性部材が伸長可能に位置し、前記前胴回り域と前記後胴回り域との連結を互いに着脱可能な一対のファスニング要素を使用して反復することのできる使い捨てのおむつであって、
    前記芯材は、前記前胴回り域に位置する前端縁と、前記後胴回り域に位置する後端縁と、前記前端縁と前記後端縁との間に延びる側縁とを有し、
    前記内面シートは熱可塑性合成繊維の不織布で形成されていて前記おむつの着用者の肌と向かい合う内表面を有し、前記後胴回り域に位置する部分の前記内表面は前記芯材の前記後端縁を越えてさらに後方へ延びていて前記肌に向かっての隆起部を有し、前記隆起部は前記肌に接触可能な頂部と前記頂部が前記肌に接触しているときに前記肌から離間可能な裾部とを有し、
    前記弾性部材は、前記前後方向に少なくとも15mmの幅を有する帯状であり、
    前記後胴回り域は、前記内面シートと、前記外面シートと、前記弾性部材と、前記外面シートの非肌対向面側に位置して前記おむつの外面を形成するシャシーとを有し、前記後胴回り域には、前記芯材の前記後端縁よりも後方の部分に前記厚さ方向において前記おむつの内外に通じる複数の貫通孔が形成され、前記貫通孔のうちの少なくとも一部のものは、前記裾部において前記内外に通じ、
    前記シャシーの両側部にはフラップ部を接合してあり、
    前記フラップ部は、前記横方向において前記シャシーの内側へ延びる部分が外側へ向かって折り返されて前記前後方向へ延びる防漏カフが一対形成され、
    一対の前記防漏カフは、前記横方向において、前記内面シートに接合された近位縁と、伸長状態の前記弾性部材が内側に接合されたスリーブを有する遠位縁とを有し、
    前記横方向における外側に位置する前記貫通孔は、前記芯材の前記側縁を前記前後方向へ延長した仮想線よりも前記横方向の外側に位置し、着用状態においては、前記貫通孔は一対の前記防漏カフの前記横方向の外側に位置し、
    前記芯材の側縁を前記前後方向へ延長した仮想線よりも前記横方向の内側に位置する前記貫通孔は、着用状態においては、前記一対の防漏カフの前記横方向の内側に位置し、
    前記貫通孔の周縁部には、外側へ向かって突出する突起を有していることを特徴とするおむつ。
  2. 前記前胴回り域と前記後胴回り域と前記股下域とのうちの少なくとも前記後胴回り域において、前記裾部が前記前後方向へ連続的に延びている請求項1に記載のおむつ。
  3. 前記内面シートのうちで前記後胴回り域に位置する部分の前記内表面は、前記横方向において起伏を繰り返すように並んでいて前記前後方向へ互いに並行して延びる前記隆起部を有し、前記隆起部は、前記頂部と、前記隆起部に隣る前記隆起部に向かって前記頂部から前記横方向へ延びる前記裾部とを有する請求項1または2に記載のおむつ。
  4. 複数の前記貫通孔のうちの少なくとも一部のものは、前記貫通孔の径方向の広がりが隣り合う前記隆起部の前記頂部どうしの間の中央部分に位置する前記裾部を含んでいる請求項3に記載のおむつ。
  5. 前記後胴回り域の前記横方向の両側それぞれに位置する側縁部は、前記一対のファスニング要素のうちの一方を有し、前記一方の前記前後方向における寸法は、前記芯材と前記弾性部材との前記前後方向における間隙をまたいでこれら両部材に届く大きさを有している請求項1〜4のいずれかに記載のおむつ。
  6. 前記前胴回り域の外面には、前記一対のファスニング要素のうちのもう一方であるターゲット域が形成され、前記ターゲット域は、前記おむつの前記前後方向の寸法を二等分して前記横方向へ延びる中心線に沿って前記おむつを折り重ねたときに、前記後胴回り域における前記弾性部材と重なり合う位置にある請求項1〜5のいずれかに記載のおむつ。
  7. 前記ターゲット域は、前記前後方向の全体が前記外面シートを介して前記芯材と重なり合う態様で前記横方向へ延びている請求項6に記載のおむつ。
  8. 前記ターゲット域が不織布で形成されている請求項6または7に記載のおむつ。
  9. 前記一対のファスニング要素がメカニカルファスナのフック部材と前記メカニカルファスナのループ部材とである請求項1〜8のいずれかに記載のおむつ。
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