JP6289305B2 - 結像光学装置及び飛翔体 - Google Patents
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Description
結像光学装置は、一般的に、光学望遠鏡などの結像光学系と焦点面検出器などから構成される。
結像光学装置が地表面を撮像する際には、人工衛星の打ち上げ前に、その人工衛星の軌道の高度に合わせて、結像光学系の焦点を事前に調整しておく必要がある。
結像光学系の焦点を事前に調整していれば、事前に想定される距離の地表面に対して焦点調整がなされていることになるので、ぼけの少ない画像が得られる。
ただし、結像光学系の焦点を事前に調整していても、人工衛星が傾斜すると、人工衛星と地表面の間の距離が長くなるため、画像にぼけが生じることがある。
また、地表面にコントラストが高い物体が存在していない場合、結像光学装置により撮像された画像から正確な焦点ずれ量を検出することができない課題があった。
、を備えたものである。
図1はこの発明の実施の形態1による結像光学装置を実装している飛翔体を示す構成図である。
図1において、飛翔体1は例えば人工衛星や飛行機などが該当する。図1の例では、説明の簡単化のため、飛翔体1が実装している結像光学装置の構成要素だけをブロックで示し、結像光学装置以外の構成要素について記載を省略している。
地上局2は飛翔体1との間で各種のコマンド(例えば、飛翔体1を制御する制御命令)や情報を送受信する地球上の局であり、例えば、事前に計画されている飛翔体1の予定姿勢及び予定軌道を示す姿勢軌道計画情報(飛翔体1の軌道計画を示す情報であって、各時刻における飛翔体1の予定の姿勢・軌道上の位置を示す情報である)を飛翔体1に送信する処理を実施する。
ここでは、地上局2が姿勢軌道計画情報を飛翔体1に送信する例を示しているが、飛翔体1の姿勢、軌道上の位置及び速度の算出に用いるパラメータである軌道要素を飛翔体1に送信し、飛翔体1が当該軌道要素にしたがって予定姿勢及び予定軌道を算出するようにしてもよい。
焦点面検出器12は例えばフォトダイオードアレイ、CCD、CMOSなどのイメージングセンサから構成されており、結像光学系11によって焦点面に結像されている光の像を検出する検出器である。
焦点調節器13は例えばフォーカシングレンズ駆動等の動的な補償機構で構成されており、結像光学系11の焦点を調節する調節器である。
送受信処理部15は例えば無線通信機器などから構成されており、地上局2から送信されるコマンドや姿勢軌道計画情報などを受信する一方、撮像データ記録部14により記録されている撮像データや、飛翔体1の構成機器の状態を示すデータ(ハウスキーピングテレメトリ)などを地上局2に送信する処理を実施する。
姿勢センサー17は恒星や太陽の位置、あるいは、GPS衛星から発信される位置情報信号から飛翔体1の現在の姿勢や位置を検出するセンサーである。なお、姿勢センサー17は計測手段を構成している。
また、姿勢軌道制御部18は姿勢センサー17により検出された飛翔体1の姿勢及び位置が、その経過時間に対応する予定姿勢及び予定軌道上の位置と一致するように、飛翔体1の姿勢及び位置を制御する処理を実施する。なお、姿勢軌道制御部18は姿勢軌道制御手段を構成している。
また、焦点制御部19は経過時間に対応する予定姿勢及び予定軌道にしたがって焦点の調節量を算出し、その調節量にしたがって焦点調節器13における焦点の調節を制御する処理を実施する。なお、焦点制御部19は焦点制御手段を構成している。
図1には記載していないが、太陽電池パネルに代表される電源供給手段や、電源供給手段からの電力を蓄える蓄電手段などが飛翔体1に搭載されていてもよいことは言うまでもない。
飛翔体1に実装されている結像光学装置は、地球を周回する軌道上から地表面を走査する装置であり、地表面に存在している測定対象から放射された光(放射光の波長は特に問わないが、例えば、可視光や近赤外線)を入射し、焦点面検出器12が入射光の像を検出する。
ただし、焦点面検出器12が入射光の像を直接に観測する構成では効率が悪いため、ある特定の視野を有する結像光学系11が、入射光を焦点面に結像し、焦点面検出器12が、その焦点面に結像されている光の像を検出するようにしている。
飛翔体1には、飛翔体1の姿勢、位置や速度を制御する姿勢軌道制御部18などが実装されており、飛翔体1の姿勢や速度などを変えることができるが、縦横無尽に自由に行動できるのではなく、別の軌道に遷移するだけのものである。このため、飛翔体1の軌跡は、基本的に楕円運動である。
したがって、潮汐力や大気摩擦等の擾乱の影響で、僅かな偏差はあるが、いつ頃、軌道上のどの位置に、どの程度の速度で通過するかは事前に分かっている。
ここで、図2は飛翔体の予定軌道の直下に測定対象がある場合の観測状況を示す説明図であり、図3は飛翔体の予定軌道からずれている位置に測定対象がある場合の観測状況を示す説明図である。
図2及び図3において、21は飛翔体1の予定軌道、22は地表面、23は結像光学系11の視野、24は測定対象が存在している地表面22と飛翔体1の間隔である。
一方、図3に示すように、飛翔体1の予定軌道21の直下からずれている位置に測定対象が存在している場合でも、姿勢軌道制御部18が飛翔体1の姿勢を制御して、結像光学系11が予定軌道21の直下からずれている位置の測定対象を向くようにすれば、その測定対象を観測することができる。
しかし、予定軌道21の直下に測定対象が存在している場合と、予定軌道21の直下からずれている位置に測定対象が存在している場合とでは、測定対象が存在している地表面22と飛翔体1の間隔24が異なることが起こり得る。
そこで、この実施の形態1では、焦点制御部19が、飛翔体1が打ち上げられてからの経過時間に対応する予定姿勢及び予定軌道にしたがって焦点の調節量を算出し、その調節量にしたがって焦点調節器13における焦点の調節を制御するようにしている。
以下、焦点調節器13における焦点の調節を制御して、撮像画像を取得する処理内容を具体的に説明する。
図4は焦点を調節して、ぼけの少ない撮像画像を取得する処理内容を示す説明図である。
飛翔体1の送受信処理部15は、地上局2から送信された姿勢軌道計画情報を受信する(ステップST2)。
ここでは、地上局2が姿勢軌道計画情報を飛翔体1に送信する例を示しているが、飛翔体1の姿勢、軌道上の位置及び速度の算出に用いるパラメータである軌道要素を飛翔体1に送信し、飛翔体1の姿勢軌道制御部18及び焦点制御部19が、地上局2から送信された軌道要素にしたがって予定姿勢及び予定軌道を算出するようにしてもよい。
なお、姿勢軌道計画情報や軌道要素の送信処理は、通常、飛翔体1が打ち上げられる前に行われるが、地表面の撮像を開始する前であれば、飛翔体1が打ち上げられた後に行われてもよい。
姿勢センサー17は、飛翔体1が打ち上げられると、恒星や太陽の位置、あるいは、GPS衛星から発信される位置情報信号から飛翔体1の現在の姿勢や位置を検出する(ステップST4)。
即ち、姿勢軌道計画情報には、各時刻(飛翔体1が打ち上げられてからの経過時間)における飛翔体1の予定姿勢・予定軌道上の位置を示す情報が含まれているので、飛翔体1が打ち上げられてからの経過時間に対応する予定姿勢及び予定軌道を取得する。
焦点制御部19は、経過時間に対応する予定姿勢及び予定軌道を取得すると、その予定姿勢及び予定軌道にしたがって焦点の調節量を算出する(ステップST5)。
焦点制御部19による焦点調節量の算出処理の詳細については後述する。
焦点調節器13は、焦点制御部19の制御の下で、結像光学系11の焦点を調節する(ステップST6)。
ここでは、焦点制御部19が経過時間に対応する予定姿勢及び予定軌道にしたがって焦点の調節量を算出する例を示したが、姿勢軌道計画情報が決まると、測定対象が存在している地表面22と飛翔体1の間隔も決まるので、地上局2が焦点調節量を算出して、その焦点調節量を示す情報を飛翔体1に送信するようにしてもよい。
姿勢軌道制御部18は、経過時間に対応する予定姿勢及び予定軌道を取得すると、姿勢センサー17により検出された飛翔体1の現在の姿勢及び位置が、その経過時間に対応する予定姿勢及び予定軌道上の位置と一致するように、飛翔体1の姿勢及び位置を制御する(ステップST7)。
ここでは、焦点制御部19が焦点調節器13における焦点の調節を制御してから、姿勢軌道制御部18が飛翔体1の姿勢及び位置を制御している例を示しているが、姿勢軌道制御部18の制御が完了する前に、焦点制御部19の制御が完了していればよく、例えば、姿勢軌道制御部18と焦点制御部19が同時に制御を開始してもよい。
まず、飛翔体1の軌道は楕円運動で記述される。
飛翔体1の場合、一般にケプラー座標系の軌道6要素(平均近点離角、離心率、軌道長半径、近地点引数、昇交点赤径、軌道傾斜角)で記述されることが多い。この軌道6要素は観測により求められるが、具体的には、地上局2における飛翔体1の複数回の観測値(角度(Azimuth、Elevation)、距離)から軌道6要素を求めるものである。ただし、ここでは説明を簡単にするため、ケプラー座標系から座標変換してデカルト座標系で考えるものとする。
デカルト座標系では、飛翔体1の軌道は、位置ベクトルr(t)と速度ベクトルv(t)の6要素で決められる。具体的には、飛翔体1の軌道は、下記の式(1)で表される。
r(t+Δt)=v(t)Δt+r(t) (1)
ここで、飛翔体1で地表面22を観測するには、飛翔体1の軌道、剛体内に固定された点の位置ベクトルrが分かるだけでなく、結像光学系11の光軸の向き(α,β)と、光軸を中心とする回転方向の位相φに係る光軸の向き(α,β)とを地表面22上の測定対象の方向に向ける必要がある。ただし、地表面22−飛翔体1の間隔には、光軸を中心とする回転方向の位相は関係しない。
なお、恒星の位置や太陽の位置、または、GPS衛星から送信された位置情報信号を受信して飛翔体1の姿勢を確認する姿勢センサー17は、衛星の姿勢(α,β,φ)や軌道上の位置r(t)の情報を取得するものである。
結像光学系11は飛翔体1の軌道投入前、もしくは軌道投入後に焦点調整を行い、所定の焦点距離、ここでは、d0で最もコントラストの高い像が得られるように調整されているものとする。
図7はこの発明の実施の形態2による結像光学装置を実装している飛翔体を示す構成図であり、図において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
焦点制御部20は例えばCPUを実装している半導体集積回路、あるいは、ワンチップマイコンなどから構成されており、図1の焦点制御部19と同様に、送受信処理部15により受信された姿勢軌道計画情報が示す予定姿勢及び予定軌道の中から、時間計測部16により計測された現在の経過時間に対応する予定姿勢及び予定軌道を取得する処理を実施する。
また、焦点制御部20は、図1の焦点制御部19と同様に、経過時間に対応する予定姿勢及び予定軌道にしたがって焦点の調節量を算出する処理を実施する。
さらに、焦点制御部20は経過時間に対応する予定姿勢及び予定軌道上の位置と、姿勢センサー17により検出された現在の姿勢及び位置との差分を算出し、その差分にしたがって前記焦点の調節量を補償し、補償後の調節量にしたがって焦点調節器13における焦点の調節を制御する処理を実施する。なお、焦点制御部20は焦点制御手段を構成している。
飛翔体1の運動は単純な力学で記述されるため、いつ頃、軌道上のどの位置にどの程度の速度で通過するかは事前に分かっているが、潮汐力や大気摩擦等の擾乱の影響で、僅かな偏差が残ることがある。
上記実施の形態1では、飛翔体1の予定姿勢及び予定軌道にしたがって焦点の調節量を算出するようにしているが、潮汐力や大気摩擦等の擾乱の影響で、僅かな偏差が残る場合、その偏差の分だけ、焦点の調節量に誤差が生じる。
そこで、この実施の形態2では、潮汐力や大気摩擦等の擾乱の影響で、僅かな偏差が残る場合でも、適正な焦点の調節量を算出することができるようにする。
即ち、焦点制御部20は、送受信処理部15が姿勢軌道計画情報を受信すると、図1の焦点制御部19と同様に、その姿勢軌道計画情報が示す予定姿勢及び予定軌道の中から、時間計測部16により計測された経過時間に対応する予定姿勢及び予定軌道を取得する。
焦点制御部20は、焦点の調節量を算出すると、その経過時間に対応する予定姿勢及び予定軌道上の位置と、姿勢センサー17により検出された現在の姿勢及び位置との差分を算出し、その差分にしたがって前記焦点の調節量を補償する。
焦点制御部20は、補償後の調節量にしたがって焦点調節器13における焦点の調節を制御する。
焦点調節器13は、焦点制御部20の制御の下で、結像光学系11の焦点を調節する。
飛翔体1の姿勢を確認する姿勢センサー17から姿勢・位置情報を入手し、その姿勢・位置情報が送受信処理部15により受信された姿勢軌道計画情報と差異がある場合を考える。
図8に示すように、実線の矢印が姿勢軌道計画情報が示す予想の飛翔体1の位置r(t)及び姿勢、点線の矢印が姿勢センサー17より入手した姿勢・位置情報から求めた飛翔体1の位置r’(t)及び姿勢とする。位置の偏差は、Δr=|r’−r|として求められる。
このとき、姿勢軌道制御部18が、結像光学系11の光軸の向きがd’/|d’|の方向(ただし、d’=d+Δrとする)になるように飛翔体1の姿勢を補償する。
また、焦点制御部20が焦点調節量の偏差|d’− d0|=|d+Δr−d0|を補償する。
これにより、撮像を始める前に、飛翔体1の姿勢等を所定の向きに制御し、飛翔体1の姿勢制御を完了した時点で、焦点面検出器12でコントラストの高い像を撮像する。
上記実施の形態1,2では、姿勢軌道制御部18の制御が完了する前に、焦点制御部19が焦点調節器13における焦点の調節を制御するというオープンループ制御を実行している。
これにより、焦点の位置ずれが解消されて、コントラストの高い像を撮像することが可能になるが、上記のオープンループ制御を実行した後に、潮汐力や大気の摩擦などの擾乱の影響を受けて、飛翔体の姿勢や軌道にずれが生じると、焦点の位置ずれが発生することがある。
そこで、この実施の形態3では、上記のオープンループ制御を実行するとともに、焦点面検出器12が焦点面に結像されている光の像を検出して、その光の像を示す撮像データを撮像データ記録部14に記録する処理を開始したのち、結像光学系11の焦点の位置ずれ量を検出し、その位置ずれ量が予め設定されている閾値より小さくなるように、焦点調節器13における焦点の調節を制御するものについて説明する。
位置ずれ量検出センサー31は結像光学系11から出力される光束の一部を受光して地表面22を撮像し、その地表面22の撮像画像から結像光学系11の焦点の位置ずれ量を検出する検出器である。焦点の位置ずれ量を検出する方法としては、コントラスト検出式や位相差検出式などがあるが、カメラのフォーカス調整処理などに広く一般に知られているものでよく、どの方式を用いるようにしてもよい。なお、位置ずれ量検出センサー31は位置ずれ量検出手段を構成している。
図10はこの発明の実施の形態3による結像光学装置の位置ずれ量検出センサー31及び焦点制御部32の処理内容を示すフローチャートである。
焦点制御部32は、上記実施の形態2の焦点制御部20と同様に、姿勢軌道制御部18の制御が完了する前に、焦点調節器13における焦点の調節を制御する。
これにより、地表面22を撮像することが可能な状態になるが、その後に、潮汐力や大気の摩擦などの擾乱の影響を受けると、飛翔体の姿勢や軌道にずれが生じて、焦点の位置ずれが発生することがある。
焦点制御部32は、位置ずれ量検出センサー31が焦点の位置ずれ量を検出すると、焦点の位置ずれ量と予め設定されている閾値を比較し、焦点の位置ずれ量が当該閾値より大きければ、焦点の調節処理を実行する必要があると判断する。
焦点調節器13は、焦点制御部32の制御の下で、結像光学系11の焦点を調節する。
ただし、結像光学系11の焦点の位置ずれ量が閾値以下になっても、位置ずれ量検出センサー31は、焦点の位置ずれ量の検出処理を繰り返し実施し、焦点の位置ずれ量が閾値より大きくなると、再び、焦点制御部32が焦点の調節処理を実行する。
因みに、飛翔体の姿勢の変更が行われるなど、焦点の位置が大きくずれることが予想される場合、焦点の調節処理を繰り返し行うループ制御を解除するようにしてもよい。
Claims (4)
- 飛翔体に実装されている結像光学装置において、
入射された光を焦点面に結像する結像光学系と、
前記焦点面に結像されている光の像を検出する焦点面検出器と、
前記結像光学系の焦点を調節する焦点調節器と、
事前に計画されている前記飛翔体の予定姿勢及び予定軌道を示す姿勢軌道計画情報にしたがって前記飛翔体の姿勢及び軌道を制御する姿勢軌道制御手段と、
前記姿勢軌道計画情報が示す予定姿勢及び予定軌道によって決まる、測定対象が存在している地表面と前記飛翔体との間隔に基づいて算出される、焦点の調節量にしたがって、前記姿勢軌道制御手段の制御が完了する前に、前記調節量にしたがって前記焦点調節器における焦点の調節を制御する焦点制御手段と
を備えたことを特徴とする結像光学装置。 - 前記飛翔体の現在の姿勢及び位置を計測する計測手段を設け、
前記焦点制御手段は、前記姿勢軌道計画情報が示す予定姿勢及び予定軌道上の位置と、前記計測手段により計測された現在の姿勢及び位置との差分を算出し、上記差分にしたがって前記焦点の調節量を補償し、補償後の調節量にしたがって前記焦点調節器における焦点の調節を制御することを特徴とする請求項1記載の結像光学装置。 - 前記結像光学系の焦点の位置ずれ量を検出する位置ずれ量検出手段を備え、
前記焦点制御手段は、前記位置ずれ量検出手段により検出された焦点の位置ずれ量が予め設定されている閾値より小さくなるように、前記焦点調節器における焦点の調節を制御することを特徴とする請求項1または請求項2記載の結像光学装置。 - 地表面を撮像する結像光学装置を実装している飛翔体において、
前記結像光学装置が、
入射された光を焦点面に結像する結像光学系と、
前記焦点面に結像されている光の像を検出する焦点面検出器と、
前記結像光学系の焦点を調節する焦点調節器と、
事前に計画されている前記飛翔体の予定姿勢及び予定軌道を示す姿勢軌道計画情報にしたがって前記飛翔体の姿勢及び軌道を制御する姿勢軌道制御手段と、
前記姿勢軌道計画情報が示す予定姿勢及び予定軌道によって決まる、測定対象が存在している地表面と前記飛翔体との間隔に基づいて算出される、焦点の調節量にしたがって、前記姿勢軌道制御手段の制御が完了する前に、前記調節量にしたがって前記焦点調節器における焦点の調節を制御する焦点制御手段と
を備えていることを特徴とする飛翔体。
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