JP6289249B2 - 液体収納容器及び圧力調整ユニットの製造方法 - Google Patents

液体収納容器及び圧力調整ユニットの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は液体収納容器の製造方法に関し、特に液体吐出ヘッドに供給される液体を負圧に維持するための圧力調整ユニットの製造方法に関する。
インクジェット記録ヘッド等の液体吐出ヘッドの液体吐出部は、メニスカスを保持し液体漏れを防止するため負圧に維持される必要がある。このため、液体吐出ヘッドの液体吐出動作が可能な範囲で適切な負圧を生じさせる圧力調整ユニットが用いられている。特許文献1には内部に弾性体を収納し開口がフイルムで固定された圧力調整ユニットが開示されている。圧力調整ユニットは、バネ(弾性体)が内部に装着されたフレーム(容器)と、フレームを覆う可撓性のシート(フイルム)と、を有している。容器内部の負圧は弾性体の伸縮によって維持される。フイルムは容器を囲む治具の頂部に吸着され、下降するヒートヘッドによって容器の頂部に沿って熱溶着される。治具の頂部にはフイルムを吸着するためのバキューム孔が形成されている。下降するヒートヘッドによって弾性体が圧縮され、フイルムに張力が掛けられる。その後、容器の外にある余分なシートが切断される。
特開2003−251826号公報
負圧を安定して維持するためには、弾性体が設計通りに伸縮することが重要である。しかし、特許文献1に記載の方法では、フイルムが治具のバキューム孔に入り込み、あるいはバキューム孔に対して位置ずれを起こして、フイルムに皺や弛みが発生する可能性がある。この結果、弾性体からフイルムに掛かる張力が不均一となる可能性がある。フイルムは張力の弱い部位から変形しようとするため、弾性体が傾斜する可能性がある。最悪の場合、所望の負圧を維持することができなくなる。
本発明は、フイルムに掛かる張力がより均一化される液体収納容器の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の液体収納容器の製造方法は、底板と、底板から立ち上がる第1の周囲壁と、第1の周囲壁の頂部に沿って固定され、底板と第1の周囲壁とによって画定される液体収納空間を覆う可撓性のフイルムと、液体収納空間に収容され底板とフイルムとによって圧縮された弾性体と、を有する液体収納容器の製造方法に関する。本発明の製造方法は、第1の周囲壁の頂部から離れかつ液体収納空間を覆う位置にフイルムを保持する第1のステップと、フイルムの少なくとも液体収納空間を覆う領域に張力がかかるようにフイルムの上記領域を底板に向けて押し込みながら、フイルムの上記領域を塑性変形させる第2のステップと、フイルムの上記領域に張力がかかりかつフイルムの上記領域によって弾性体が圧縮されるように、塑性変形したフイルムの上記領域を底板に向けて押し込み、フイルムを第1の周囲壁の上記頂部に固定する第3のステップと、を有している。
フイルムは底板に向けて押し込まれながら張力を受ける。これによってフイルムに存在していた不均一な皺や弛みが除去されまたは縮小し、張力が均一化され、塑性変形によってその状態が固定化される。フイルムがさらに底板に向けて押し込まれると、フイルムは新たな張力を受け、その張力がさらに均一化され、塑性変形によってその状態が固定化される。このプロセスを繰り返しながらフイルムはより均一な張力を受ける状態に変化する。このようなフイルムをさらに押し込んで第1の周囲壁の頂部に固定し、弾性体の圧縮による弾性反発力をフイルムに印加することで、フイルムに掛かる張力がより均一化された液体収納容器を得ることができる。
本発明によれば、フイルムに掛かる張力がより均一化される液体収納容器の製造方法を提供することが可能となる。
第1の実施形態に係る圧力調整ユニットの構成を示す図である。 圧力調整ユニットの製造プロセスを示す概略図(1)である。 圧力調整ユニットの製造プロセスを示す概略図(2)である。 圧力調整ユニットの製造プロセスを示す概略図(3)である。 第2の実施形態に係る圧力調整ユニットの構成を示す図である。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について図面を用いて説明する。図1は、本発明に係る圧力調整ユニットの概略構成を示しており、同図(a)は、圧力調整ユニットの平面図を、同図(b)は同図(a)中のA−A線で切断した断面図を示す。圧力調整ユニット100は、底板18と、底板18から立ち上がり同心の円筒形状を有する第1及び第2の周囲壁5,6と、を有している。底板18と第1及び第2の周囲壁5,6は同一の材料で一体成型されることが望ましい。底板18と第1の周囲壁5とによって、液体が収納される液体収納空間Sが画定されている。液体収納空間Sは第1及び第2の周囲壁5,6の頂部5a,6aに沿って固定された可撓性のフイルム2で覆われており、内部に弾性体1を収容している。第1及び第2の周囲壁5,6の頂部5a,6aはフイルム2が良好に固定されるために平面形状であることが望ましい。本実施形態では弾性体1はコイルばねであり、底板18とフイルム2の間で底板18とフイルム2(より詳細には、後述する弾性体受け3)とによって圧縮されている。弾性体1はフイルム2に弾性復元力を印加して液体収納空間Sの容積が増えるようにフイルム2を弾性変形させることができれば、板バネ等でもよい。フイルム2の液体収納空間Sと対向する下面2bには弾性体1を支持する弾性体受け3が予め熱圧着されている。弾性体受け3が固定されたフイルム2をフイルムユニット4と呼ぶ。底板18及び弾性体受け3の液体収納空間Sと対向する面18a,3aにはそれぞれ円形の溝14,15が設けられ、コイルばねの両端部はこれらの溝14,15に嵌合し位置決めされている。底板18の内部には液体導入口10と液体出口11とが形成されている。液体導入口10と液体出口11の一端はそれぞれ底板18の側面に開口し、他端は液体収納空間Sに開口している。
フイルム2は可撓性とバリア性と液体に対する耐性とを有していれば、いかなる材料も用いることができる。フイルム2は接着剤、両面テープなどの適宜の手段で第1及び第2の周囲壁5,6の頂部5a,6aに固定することができるが、熱圧着で固定されることが好ましい。このため、本実施形態では、底板18、特に第1及び第2の周囲壁5,6とフイルム2と弾性体受け3は熱可塑性の材料からなっている。底板18、第1及び第2の周囲壁5,6、フイルム2及び弾性体受け3は、例えばポリプロピレンを用いることができる。
第2の周囲壁6は第1の周囲壁5よりも外側にあり、第1の周囲壁5を囲んでいる。第2の周囲壁6は底板18の液体収納空間Sと対向する面18aから見て第1の周囲壁5よりも突き出している。具体的には、第2の周囲壁6の高さないし頂部6aの位置は、後述するように第2の周囲壁6にフイルム2を固定した際に(ステップ1)、フイルム2に弛みや皺があっても、フイルム2が第1の周囲壁5の頂部5aに接触しないように設定される。この段階でフイルム2が第1の周囲壁5の頂部5aに接触すると、ステップ2においてフイルム2を押圧して張力Tを与え、フイルム2を塑性変形させることができない。第2の周囲壁6は液体収納空間Sを画定する第1の周囲壁5の外側にあるため、第1の周囲壁5にフイルム2を固定した後に除去することも可能である。一例では、第1の周囲壁5の高さは4mm、第2の周囲壁6の高さは5mmである。
第1の周囲壁5の中心軸5bと第2の周囲壁6の中心軸6bは互いに一致している。さらに、第1の周囲壁5の中心軸5bと第2の周囲壁6の中心軸6bはそれぞれ、弾性体1とフイルム2の当接部19を通っている。このため当接部19からフイルム2が固定される第1の周囲壁5の頂部5aまでの距離、及び当接部19からフイルム2が固定される第2の周囲壁6の頂部6aまでの距離が方向によって大きく異なることが避けられ、弾性体1が安定して伸縮できる。本実施形態では第1の周囲壁5と第2の周囲壁6は共に円筒形であるため、当接部19から第1の周囲壁5の頂部5aまでの距離と当接部19から第2の周囲壁6の頂部6aまでの距離がそれぞれ方向によらず一定である。従って、弾性体1が安定して伸縮し、フイルム2に均等に張力を印加することが可能となる。
圧力調整ユニット100は以下のように作動する。インク等の液体は液体導入口10から供給され、液体収納空間Sを通って、液体出口11から排出される(図1(b)中の矢印参照)。液体出口11はインクジェット記録ヘッド等の液体吐出ヘッドの液体吐出部と連通している。液体収納空間Sの液体はポンプ(図示せず)によって引かれており、圧縮状態にある弾性体1は弾性復元力をフイルム2に及ぼす。この結果、フイルム2は液体収納空間Sの容積が拡張する方向へ、すなわち押し広げられるように変形し、液体収納空間Sに負圧を発生させる。液体収納空間Sを適正な負圧に維持することによって、液体吐出ヘッドの液体吐出部に形成されるメニスカスを維持し、液体吐出部における液体漏れを防止することができる。液体収納空間Sの圧力は弾性体1の弾性復元力によって調整することができ、弾性体1の弾性復元力は弾性体1の弾性係数(材料)や形状によって調整することができる。フイルム2を押し広げる力はフイルム2に外力を加えることで調整することもできる。
次に、圧力調整ユニット100の製造方法について、図2〜4を参照して詳細に述べる。なお、本発明はより一般的には底板18と、第1及び第2の周囲壁5,6と、液体収納空間Sを覆う可撓性のフイルム2と、液体収納空間Sに収容され底板18とフイルム2で圧縮された弾性体1とを有する液体収納容器101の製造方法に適用可能である。
(ステップ1)
まず、第2の周囲壁6にフイルム2を固定する。具体的には、図2(a)に示すように位置決め治具7に底板18を固定する。底板18は、位置決め治具7によって動かないように保持される。位置決め治具7は、底板18を固定するための機構(図示せず)のほか、2つのピン8a,8bを有している。ピン8a,8bの頂部は第2の周囲壁6の頂部6aよりも高い位置、すなわち底板18から見てより突き出した位置にある。弾性体1は底板18の溝14に嵌合している。
次に、図2(b)に示すように、フイルムユニット4をフイルム保持治具9で挟んで固定する。フイルム保持治具9には、位置決め治具7のピン8a,8bに嵌合する2つの穴10a,10bが設けられている。
次に、図3(a)に示すように、フイルム保持治具9を位置決め治具7に取り付ける。位置決め治具7のピン8a,8bとフイルム保持治具9の穴10a,10bを嵌め合せることで、第2の周囲壁6の頂部6bにフイルム2が設置される。同時に、弾性体1が弾性体受け3の溝15に嵌合し安定した姿勢で圧縮される。フイルム2の下面2bは第2の周囲壁6の頂部6bに当接しているが、第1の周囲壁5の頂部5aには当接していない。この結果、フイルム2は第1の周囲壁5の頂部5aから離れかつ液体収納空間Sを覆う位置に保持される。
次に、図3(b)に示すように、加熱した第1の押圧ツール12を下降させ、フイルム2を第2の周囲壁6の頂部6bに沿って熱圧着により固定する。第1の押圧ツール12はフイルム保持治具9の中央開口9aを通って第2の周囲壁6を押圧する。図3(a)の段階ではフイルム2は第2の周囲壁6の頂部6bに必ずしも当接していなくてもよいが、本ステップの終了後にはフイルム2は第2の周囲壁6の頂部6bに当接し固定される。第1の押圧ツール12はフイルム2に当接する下面12aの外周に沿ってヒータ12bが内蔵されており、ヒータ12bに通電することでフイルム2の第2の周囲壁6の頂部6bと当接する周縁部が加熱される。本ステップでは、フイルム2に皺や弛みがある場合も、フイルム2は第1の周囲壁5の頂部5aに当接しない。熱圧着の代わりに、第1の周囲壁5の頂部5aに予め接着剤を塗布し、あるいは両面テープ等の粘着材を貼りつけ、フイルム2をその上から押し付けてもよい。加熱した第1の押圧ツール12を用いる代わりに、第2の周囲壁6を予め加熱しておき、常温の押圧ツールでフイルム2を第2の周囲壁6に押し付けてもよい。
その後、図3(c)に示すように、第1の押圧ツール12を上昇させる。次に、第2の周囲壁6の外側のフイルム2を刃物、レーザ等で切断し、フイルム保持治具9を位置決め治具7から切り離す。以上により、フイルム2が第2の周囲壁6の頂部6bに沿って保持される。
(ステップ2)
次に、図4(a)に示すようにフイルム2に張力Tを掛けつつフイルム2を塑性変形させる。具体的には第1の押圧ツール12より径の小さい第2の押圧ツール13を第1の周囲壁5の上方からフイルム2に押し付ける。第2の押圧ツール13は第1の周囲壁5とほぼ同じ直径を有している。これは後述するように、フイルム2の少なくとも液体収納空間Sを覆う領域2aに張力がかかり塑性変形が生じればよいからである。第2の押圧ツール13はフイルム2に当接する下面の全面13aにヒータ13bが内蔵されており、ヒータ13bに通電することでフイルム2の第1の周囲壁5の頂部5aと当接する周縁部とその内側の領域が加熱される。
フイルム2は第2の周囲壁6で支持され第1の周囲壁5から離れているため、第2の押圧ツール13によって底板18に向けて押下げられることができる。これによって、張力Tを受けるともに塑性変形を始める。第2の周囲壁6の頂部6bで保持されているフイルム2は、ステップ1の終了時に不均一な張力が掛かっていたり、弛みや皺が発生したりしている場合がある。第2の押圧ツール13はフイルム2に張力Tをかけながら塑性変形を生じさせるため、フイルム2に存在している不均一な張力が均一化され、皺や弛みが除去されまたは縮小し、かつその状態が固定化される。フイルム2が第2の押圧ツール13によってさらに押下げられると、新たな張力Tがフイルム2に掛かり、フイルム2はさらに塑性変形し、張力Tがより均一化される。第2の押圧ツール13の中心軸13cが第2の周囲壁6の中心軸6bと一致しているため、第2の押圧ツール13の中心軸13cから全方向に均等な張力Tがフイルム2に掛けられる。最初にフイルム2を弾性変形させて不均一な張力を均一化し、皺や弛みを除去し、その後フイルム2を加熱して塑性変形させることもできる。従って、第2の押圧ツール13のヒータは第2の押圧ツール13が押下げられている途中で作動させてもよい。
(ステップ3)
最後に、図4(b)に示すようにフイルム2を第1の周囲壁5に固定する。第2の押圧ツール13のヒータ13bに通電したままさらにフイルム2を押し下げることによって、フイルム2を熱圧着により第1の周囲壁5の頂部5aに固定する。この過程で弾性体受け3の溝15と底板18の溝14に両端が嵌合した弾性体1がさらに圧縮される。これと同時にフイルム2に新たな張力Tが印加され、塑性変形が引き続き進行する。フイルム2が第1の周囲壁5の頂部5aに熱圧着で固定された後、第2の押圧ツール13を持ち上げ、位置決め治具7を除去すると、弾性体1からの弾性復元力を受け、フイルム2に掛かる張力Tがより均一化された圧力調整ユニット100が完成する。第1の実施形態と同様、フイルム2は接着剤や両面テープ等の粘着材によって第1の周囲壁5の頂部5aに固定してもよく、第1の周囲壁5をあらかじめ加熱してから常温の押圧ツールで熱圧着してもよい。
本実施形態では、第1の周囲壁5の中心軸5bと、第2の周囲壁6の中心軸6bと、第1の押圧ツール12の中心軸12cと、第2の押圧ツール13の中心軸13cとが互いに一致している場合、特に均一な張力が得られる。押圧ツールの寸法の制約などの理由で上記4つの中心軸を一致させることが困難な場合は、少なくとも第1の周囲壁5の中心軸5aと、第1の押圧ツール12の中心軸12cと、第2の押圧ツール13の中心軸13cとを一致させることが望ましい。
本実施形態では、底板18上に第1及び第2の周囲壁5,6が設けてあるため、第1の周囲壁5と第2の周囲壁6の位置関係を調整する必要はなく、底板18が位置決め治具7にしっかりと固定されていれば本発明の効果が得られる。
(第2の実施形態)
図5は第2の実施形態に係る圧力調整ユニット100の製造方法を示している。本実施形態では、第2の周囲壁17は底板18ではなく位置決め治具16に設けられており、その他の構成は第1の実施形態と同じである。底板18が位置決め治具16に固定されたときに、第2の周囲壁17は第1の周囲壁5より突き出している。第1の実施形態と同様にして、第2の周囲壁17の頂部17aにフイルム2が熱圧着で固定される。フイルム2は第1の実施形態よりも広い範囲に設けられ、第1の押圧ツール(図示せず)は第1の実施形態で使用される第1の押圧ツール12よりも大きい。その後加熱された第2の押圧ツール13でフイルム2を押し込み、フイルム2に張力Tを加える。これによってフイルム2の皺や弛みが除去され、フイルム2に塑性変形が生じる。その後、塑性変形したフイルム2の張力Tを保持したまま第2の押圧ツール13でフイルム2を第1の周囲壁5の頂部5aに押し付け、フイルム2を第1の周囲壁5の頂部5aに熱圧着する。その後、第2の周囲壁17の外側のフイルム2を刃物またはレーザ等でカットし、底板18を位置決め治具16から取り外す。本実施形態においても第1の実施形態同様、張力Tがより均一化されたフイルム2が得られる。本実施形態では、第2の周囲壁17が位置決め治具16に設けられているため、第1の実施形態と比べ圧力調整ユニット100の構成要素を少なくすることができる。
1 弾性体
2 フイルム
5 第1の周囲壁
18 底板
S 液体収納空間

Claims (11)

  1. 底板と、前記底板から立ち上がる第1の周囲壁と、前記第1の周囲壁の頂部に沿って固定され、前記底板と前記第1の周囲壁とによって画定される液体収納空間を覆う可撓性のフイルムと、前記液体収納空間に収容され前記底板と前記フイルムとによって圧縮される弾性体と、を有する液体収納容器の製造方法であって、
    前記第1の周囲壁の前記頂部から離れかつ前記液体収納空間を覆う位置に前記フイルムを保持する第1のステップと、前記フイルムの少なくとも前記液体収納空間を覆う領域に張力がかかるように前記フイルムの前記領域を前記底板に向けて押し込みながら、前記フイルムの前記領域を塑性変形させる第2のステップと、前記フイルムの前記領域に張力がかかりかつ前記フイルムの前記領域によって前記弾性体が圧縮されるように、塑性変形した前記フイルムの前記領域を前記底板に向けて押し込み、前記フイルムを前記第1の周囲壁の前記頂部に固定する第3のステップと、を有する液体収納容器の製造方法。
  2. 前記第1のステップで、前記フイルムは、前記第1の周囲壁を囲み前記第1の周囲壁より突き出した第2の周囲壁の頂部に沿って保持される、請求項1に記載の液体収納容器の製造方法。
  3. 前記第2の周囲壁は前記底板から立ち上がっている、請求項2に記載の液体収納容器の製造方法。
  4. 前記底板を前記第2の周囲壁を備えた治具に固定することを有し、前記底板が前記治具に固定されたときに、前記第2の周囲壁は前記第1の周囲壁より突き出している、請求項2に記載の液体収納容器の製造方法。
  5. 前記第1の周囲壁の中心軸と前記第2の周囲壁の中心軸はそれぞれ、前記弾性体と前記フイルムの当接部を通っている、請求項2から4のいずれか1項に記載の液体収納容器の製造方法。
  6. 前記第2のステップで前記フイルムは第1の押圧ツールによって押し込まれ、前記第3のステップで前記フイルムは第2の押圧ツールによって押し込まれ、前記第1の周囲壁の前記中心軸と前記第1の押圧ツールの中心軸と前記第2の押圧ツールの中心軸は互いに一致している、請求項5に記載の液体収納容器の製造方法。
  7. 前記第2の周囲壁の前記中心軸と前記第1の押圧ツールの前記中心軸と前記第2の押圧ツールの前記中心軸は互いに一致している、請求項6に記載の液体収納容器の製造方法。
  8. 前記第1の周囲壁と前記第2の周囲壁は同心の円筒形状を有している、請求項2から7のいずれか1項に記載の液体収納容器の製造方法。
  9. 前記フイルムの前記液体収納空間と対向する面に前記弾性体を保持する弾性体受けが固定されており、前記弾性体の両端部は前記弾性体受けと前記底板にそれぞれ設けられた溝に嵌合させられる、請求項1から8のいずれか1項に記載の液体収納容器の製造方法。
  10. 前記第1の周囲壁と前記フイルムは熱可塑性の材料からなり、前記フイルムは熱圧着により前記第1の周囲壁の前記頂部に固定される、請求項1から9のいずれか1項に記載の液体収納容器の製造方法。
  11. 前記底板が前記液体収納空間に連通する液体導入口及び液体出口を有する圧力調整ユニットの製造方法であって、前記圧力調整ユニットは請求項1から10のいずれか1項に記載の液体収納容器の製造方法に従って製造される、圧力調整ユニットの製造方法。
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