JP6288990B2 - 撮像装置、制御方法及びそのプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、露出の異なる複数の画像を合成することでダイナミックレンジの拡大処理をおこなう撮像装置とその制御方法およびプログラムに関し、特に、ダイナミックレンジ拡大処理を適用した動画の取得に関する。
従来、撮像装置において、ダイナミックレンジを拡大する技術として、同一シーンで露出量が異なる複数の画像を取得し、該複数の画像を合成するHDR(High Dynamic Range)合成という技術が一般的に知られている。
このHDR合成のための処理(以下、HDR合成処理と称す)としては、まず、被写体の測光結果に応じた露出量(適正露出の露出量)の画像を取得する。そして、該適正露出の露出量より相対的に露出量の少ない露出量(アンダー露出の露出量)、及び相対的に露出量の多い露出量(オーバー露出の露出量)で撮影した画像の一方、若しくはその双方を取得する。その後、取得した露出量の異なる画像同士を合成することで広いダイナミックレンジを有する画像を取得することが出来る。
以上の構成を動画に適用した、いわゆる動画HDRの技術として、特許文献1には露出量の異なる画像を周期的に取得し、各画像を撮像装置内部で合成し連続的に出力することが可能な撮像装置について提案されている。
特公平07−097841号公報
しかしながら、特許文献1には、被写体の輝度が変化した場合に、該輝度の変化に追従するための露出制御(以下、輝度変化に応じた露出制御と称す)についての記載はされていない。ここで、動画HDRでは露出量の異なる複数の画像(以下、被合成画像と称す)同士を合成するために、被合成画像間に露出差を生じさせる制御(以下、露出差制御と称す)をおこなうことが知られている。
上述した輝度変化に応じた露出制御と露出差制御は、絞り値、蓄積時間、ISO感度のパラメータの内の何れかを変化させることでおこなわれる。ここで、絞りなどの光量を調節する機構を駆動することで絞り値を変化させて輝度変化に応じた露出制御をする場合に、被合成画像間の露出差が変化し適正にダイナミックレンジの拡大が行われない可能性があった。
本発明の目的は、ダイナミックレンジ拡大処理を適用する動画の撮影中に、被写体の輝度変化に応じて露出制御をおこないつつ、適正にHDR合成処理をおこなうことを可能にすることである。
上記目的を達成するための本発明としての撮像装置は、被写体を撮像して画像を出力する撮像手段と、前記撮像手段により、第1の画像と前記第1の画像とは露出量の異なる第2の画像とを合成に用いられる組として前記第1の画像から順に周期的に連続して出力させる制御手段と、を備え、前記撮像手段に入射する光量を調節する光量調節部材を変化させることで露出量の制御をおこなう撮像装置であって、前記第1の画像と前記第2の画像の露出量の差を設定する設定手段と、前記第1の画像を取得する期間に合わせた第1のタイミング、または、前記第2の画像を取得する期間に合わせた第2のタイミングで前記光量調節部材の駆動を開始するように制御する駆動制御手段と、を有し、前記第1のタイミングは、前記第2のタイミングとは異なり、前記駆動制御手段は、前記第1のタイミングで前記光量調節部材の駆動を開始することで被写体の輝度変化に応じて変更する露出量が前記露出量の差以上となる場合は、前記第2のタイミングで前記光量調節部材の駆動を開始することを特徴とする。
また、上記目的を達成するための他の本発明としての撮像装置は、被写体を撮像して画像を出力する撮像手段と、絞りとを備え、前記撮像手段を用いて、第1の画像と前記第1の画像よりも露出量の少ない第2の画像とを合成に用いられる組として周期的に連続して出力させる撮像装置であって、前記第1の画像と前記第2の画像の露出量の差を設定する設定手段と、前記絞りの駆動を制御する駆動制御手段と、被写体の輝度変化に応じて前記絞りを駆動することで変化する露出量が、前記設定手段が設定した前記第1の画像と前記第2の画像との露出量の差以上となるか否かを判定する判定手段と、を有し、前記駆動制御手段は、前記撮像手段を用いて、合成に用いられる1組として前記第2の画像から前記第1の画像の順に周期的に連続して画像を出力する場合は、前記判定手段により前記絞りを駆動することで変化する露出量が前記第1の画像と前記第2の画像との露出差以上と判定された場合に、前記第1の画像を取得する期間から前記絞りの開放側から小絞り側への駆動を開始し、前記撮像手段を用いて、合成に用いられる1組として前記第1の画像から前記第2の画像の順に周期的に連続して画像を出力する場合は、前記判定手段により前記絞りを駆動することで変化する露出量が前記第1の画像と前記第2の画像との露出差以上と判定された場合に、前記第2の画像を取得する期間から前記絞りの小絞り側から開放側への駆動を開始することを特徴とする。
更に、上記目的を達成するための他の本発明としての撮像装置は、被写体を撮像して画像を出力する撮像手段と、前記撮像手段により、第1の画像と前記第1の画像よりも露出量の少ない第2の画像とを合成に用いられる組として周期的に連続して出力させる制御手段と、を備え、前記撮像手段に入射する光量を調節する光量調節部材を変化させることで露出量の制御をおこなう撮像装置であって、前記第1の画像と前記第2の画像の露出量の差を設定する設定手段と、前記光量調節部材の駆動を制御する駆動制御手段と、を有し、前記駆動制御手段は、前記光量調節部材を開放側から小絞り側に変化させる場合であって前記光量調節部材によって被写体の輝度変化に応じて変更する露出量が前記露出量の差以上の場合は、前記第2の画像を取得する期間で前記光量調節部材の駆動を開始することを特徴とする。
本発明によれば、ダイナミックレンジ拡大処理を適用した動画の撮影中に、被写体の輝度変化に応じて露出制御をおこないつつ、適正にHDR合成処理をおこなうことができる。
本発明の第1実施形態に係る撮像装置の構成例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る映像信号処理部の構成例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る撮像装置の撮影処理の例を説明するフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る撮像装置の露出制御に関するプログラムを例示的に説明するプログラム線図である。 本発明の第1実施形態に係る撮像装置の露出差制御のタイミングチャートを例示的に説明する図である。 本発明の第1実施形態に係る撮像装置の絞り駆動処理の例を説明するフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る撮像装置の露出差制御のタイミングチャートを例示的に説明する図である。 本発明の第2実施形態に係る撮像装置の絞り駆動処理の例を説明するフローチャートである。
(第1実施形態)
以下、本発明の実施形態について図1、図2を参照して説明する。図1は本実施形態に係る撮像装置であるカメラ100の構成例を示したブロック図である。カメラ100は、被写体の光学像をカメラ100内の各部へと導くレンズと、該レンズを取り外し可能に設けられたカメラ本体とからなる撮像装置である。尚、本発明が適用される撮像装置はカメラ100だけではなく、例えば、レンズとカメラ本体とが一体構造となっているような撮像装置であってもよい。
レンズ101は、フォーカスレンズやズームレンズなどを含む複数のレンズからなるレンズ群であり、入射した被写体の光学像を撮像素子105へと導く。
絞り102はレンズ101を介して入射する光量を調節する光量調節部材である。
レンズ制御部141は、レンズ101、絞り102の駆動制御手段であって、レンズ制御部141がレンズ101、絞り102駆動を制御することでズーム、フォーカス、絞りの制御を実行する。尚、本実施形態では、レンズ制御部141が絞り102の駆動を制御し絞り径を変化させることで撮像素子105に入射する光量の調整(制御)をおこなうが、後述する露出制御部202が絞り102の駆動を制御するような構成であっても良い。
また、レンズ101は、レンズマウント103を介してレンズとカメラ本体とがそれぞれ取り外し可能に設けられている。
シャッタ104は、撮像素子105の状態を露光状態と遮光状態とに適宜切換え可能なシャッタである。
シャッタ制御部142は、シャッタ104の駆動を制御することにより、撮像素子105を前述した露光状態と遮光状態とに切り替える制御をおこなう。
撮像素子105は、CCDやCMOSなどの電荷蓄積型のイメージセンサである。ここで、撮像素子105は、レンズ101によって導かれた被写体の光学像に応じて、アナログ画像データを出力する。更に、撮像素子105は、蓄積した電荷のリセットタイミングを変更することによって、蓄積時間を調整できる。
AFE(Analog Front End)106では、撮像素子105から出力されたアナログ画像データに対して、ゲイン調整、サンプリング、A/D変換等を行い、デジタル画像データとして画像データを映像信号処理部121へと出力する。尚、後述するISO感度の変更はAFE106によってゲイン調整がされることで行われる。以上説明した、撮像素子105やAFE106などが本実施形態における撮像手段である。
次に、図2を参照して本実施形態に係る映像信号処理部121を説明する。同図は映像信号処理部121の構成例を示したブロック図である。映像信号処理部121は、AFE106から出力されたデジタル画像データに対して種々の画像処理を実行する。以下、映像信号処理部121の内部の構成と各部の動作について説明する。映像信号処理部121の内部には、測光演算部201、露出制御部202、現像処理部203、メモリインターフェイス204、合成部205、動画エンコード処理部206が備えられている。
測光演算部201は、AFE106から出力されたデジタル画像データに基づいて被写体の明るさを測り、被写体の輝度(被写体輝度)を算出する。
露出制御部202では、測光演算部201で求めた被写体輝度に応じて露出条件(露出量)を算出する。尚、露出条件の算出は後述の図4のプログラム線図に基づいておこなわれる。算出した露出条件は、メモリインターフェイス204とバス150を介してカメラ100内の各部に伝達される。そして、伝達された露出条件に応じてカメラ100内の各部を駆動し、被写体の輝度変化に応じた露出制御をおこなうことが可能である。
また、露出制御部202は後述する動画HDRモードにおいて被合成画像間の露出量の差(露出差)を設定するための手段でもある。尚、本実施形態では、測光演算部201によって算出した被写体輝度に応じて露出制御部202で被合成画像間の露出差を適宜設定するような構成であってもよい。この点については図3を参照して後述する。
現像処理部203は、AFE106によってデジタル変換された画像データに対して、ホワイトバランス、色補間、色補正、γ補正、エッジ強調、解像度変換等の処理を実行する。そして、上述の処理の結果をメモリインターフェイス204とバス150を介して映像信号処理部121の外部に接続されたメモリ132へと出力する。
尚、本実施形態では後述するHDR合成処理のために、撮像素子105によって複数の被合成画像の画像データを取得する。そして、現像処理部203において被合成画像それぞれに対して上述した各種の処理をおこないメモリ132へと結果が出力される。被合成画像の取得方法については図3を参照して後述する。
メモリインターフェイス204は、バス150を介してメモリ132と接続されており、メモリ132に記憶された映像信号処理部121の内部で使用するデータの取得、および出力を行う。
メモリ132は本実施形態において使用される種々のデータの記憶と、カメラ100の撮影処理に応じて出力されるデータの保存をおこなうための記憶部である。例えば、タイミング発生部143における各部の駆動タイミングや種々の露出条件、カメラ100内の処理で使用する算出式、図3、図6、及び図8に示すフローと同様の動作を指示するためのプログラムなどのデータがメモリ132に記憶されている。
合成部205は、本実施形態におけるダイナミックレンジ拡大手段であって、現像処理部203が出力した露出量の異なる複数の画像データをメモリ132から読出し、HDR合成処理を行った後にメモリ132に合成データを出力する。
動画エンコード処理部206は、合成部205が出力した合成データをメモリ132から読出し、エンコード処理をおこない動画像データを生成し、メモリ132へと結果を出力する。即ち、映像信号処理部121に入力されるデータ、及び映像信号処理部121から出力されるデータは、メモリインターフェイス204を介してメモリ132の内部に記憶される。以上が本実施形態における映像信号処理部121の構成である。
図1に戻り、タイミング発生部143は、撮像素子105、AFE106、映像信号処理部121それぞれについて、動作のタイミングを制御する。
バス150には前述した構成部以外にレンズ制御部141、シャッタ制御部142、電源110、メモリ132、表示制御部151、カード入出力部171、そして、各種のスイッチ類が接続される。
尚、上述の各種のスイッチ類とは、メインスイッチ161、第1レリーズスイッチ162、第2レリーズスイッチ163、ライブビュー開始/終了ボタン164、動画記録開始/終了ボタン165、上下左右選択ボタン166、決定ボタン167である。
電源110は、バス150を介してカメラ100の内部に設けられている各回路に電源供給を行う。
表示制御部151は、バス150を介してタイミング発生部143からの信号に応じて、メモリ132に保存された表示用画像データをD/A変換部152においてデジタル画像データから表示用のアナログ画像データへと変換する。変換されたアナログ画像データは、液晶表示素子からなるTFTなどの表示部153、若しくはVIDEO出力端子154、HDMI(登録商標)出力端子155などのケーブルを介して外部に設けられた外部表示部(不図示)に表示される。
尚、デジタル画像データが記憶されているメモリ132内部の領域をVRAMと呼ぶ。表示制御部151が、メモリ132のVRAMを読み出し前述の処理をおこなうことで、表示部153に表示用のアナログ画像データが更新される。そして、上述の動作を連続的におこない表示部153に表示画像が更新され続けることによって動画の表示が可能となる。
カードスロット172は、例えばSDカード等の着脱可能な記録媒体173を差し込み可能である。そして、記録媒体173は、カードスロット172に差し込まれた状態でカード入出力部171と電気的に接続される。この状態で、メモリ132に記録されている画像データを記録媒体173へと記録することが可能である。また、記録媒体173の内部に記録されたデータをカメラ100で読み出すことも可能である。
CPU131は、バス150を介して上述したようなカメラ100内の各部へと接続されており、カメラ100内の各部を統括的に制御する制御部である。本実施形態では、CPU131は、レンズ制御部141、シャッタ制御部142、タイミング発生部143、映像信号処理部121、表示制御部151に対して、カメラ100内の各部の制御を指示する。尚、上述したような制御部や処理部を設けずに、CPU131がカメラ100内の各部の駆動を制御するような構成であっても良い。また、CPU131を設けずに上述した制御部や処理部がそれぞれ連動して制御(処理)をおこなうことでカメラ100内の各部の駆動を制御するような構成であってもよい。
(装置の基本動作)
以下、本実施形態に係る撮像装置であるカメラ100の基本動作について図1を参照して説明する。まず、ユーザによりメインスイッチ161がオンされることで、電源110はカメラ100を構成する各部へと電源を供給する。
次に、カメラ100を構成する各部へと電源の供給がなされると、シャッタ制御部142を駆動することでシャッタ104を開き、撮像素子105に、レンズ101によって導かれた被写体の光学像が結像される。また、表示部153に各種のパラメータを設定するためのグラフィカルインターフェース(以下、GUIと称する)が表示される。
次に、第1レリーズスイッチ162はレリーズボタン(不図示)の第1ストローク(半押し状態)でオンとなり、被写体の撮影準備を開始する。ここで、撮影準備の詳細としては、レンズ制御部141によるレンズ101と絞り102の駆動制御によって前述したフォーカス、ズーム、絞りなどの制御を必要に応じて実行する。
次に、第2レリーズスイッチ163は、レリーズボタン(不図示)の第2ストローク(全押し状態)でオンとなる。この状態で、シャッタ制御部142とタイミング発生部143によって、メモリ132の内部に記憶されている蓄積の開始タイミングに基づいてシャッタ104の駆動(開閉)を制御する。そして、シャッタ104の駆動(開閉)によって、被写体の像が撮像素子105上に所定の蓄積時間で撮像される。
次に、上下左右選択ボタン166、決定ボタン167をユーザが操作することによって、GUIに表示された各種のパラメータの選択と設定を行うことが可能である。また、HDR合成処理をおこなわない動画撮影モード(通常動画モード)とHDR合成処理をおこなう動画撮影モード(動画HDRモード)のいずれかに切替え設定することができる。
尚、本実施形態において通常動画モード(第2のモード)と、動画HDRモード(第1のモード)との切替えは、上述したスイッチ類の操作に応じて、CPU131が、カメラ100内の各部の設定変更を指示することで実現される。
次に、ユーザによりライブビュー開始/終了ボタン164が押されると、撮像素子105から定期的(例えば1秒に60回)に画像データが取り込まれ、各種処理を実行した後にメモリ132のVRAMへ配置する。これにより、撮像素子105から取り込んだ画像データを表示部153に逐次表示(ライブビュー)することができる。尚、ライブビューは釦等により指示するのではなく、メインスイッチ161のオンと同時に開始されるような構成であっても良い。
次に、ライブビュー中にユーザが動画記録開始/終了ボタン165を押すと、動画の記録が開始または終了される。尚、本実施形態では、ライブビュー中に動画記録開始/終了ボタン165を押すことで動画記録の開始または終了をおこなうが、これに限定されるものではない。例えば、ライブビューされていない状態で、動画記録開始/終了ボタン165を押すことにより、表示部153へのライブビューを開始するとともに動画記録の開始をおこなうような構成でも良い。以上が本実施形態におけるカメラ100の基本動作である。
(撮影処理)
以下、本実施形態に係る撮影処理を図3に示すフローを参照して説明する。尚、以下のフローにおける各処理の結果は、メモリ132に一時的に保存され、必要な際にはメモリ132から適宜出力されるものとする。
ステップS100で撮影処理が開始され、ステップS101でCPU131は、ユーザによって選択されたモードが動画HDRモード(第1のモード)であるか否かを判定する。ステップS101において動画HDRモードでないと判定された場合、選択されたモードが通常動画モード(第2のモード)であるとCPU131は判定しステップS102へと進む。また、動画HDRモードであると判定された場合はステップS110へと進む。
(通常動画モードの撮影処理)
以下、通常動画モード(第2のモード)の撮影処理を説明する。ステップS101で選択されているモードが動画HDRモードでないと判定した場合、露出制御部202は、メモリ132から図4に示すプログラム線図を読み出し、通常動画モードの撮影処理を開始する。
尚、図4は本実施形態に用いるプログラム線図の例を示しており、絞り、蓄積時間、ISO感度による露出制御と被写体輝度との関係を示したプログラム線図である。ここで、上側の横軸と左側の縦軸は被写体輝度、下側の横軸は蓄積時間およびゲイン(ISO感度)、右側の縦軸は絞り値を示している。従って、本実施形態において被写体の輝度変化に応じた露出制御は、絞り値、蓄積時間、ISO感度の3つのパラメータを変化させることで実現する。
図3のフローに戻り、ステップS102で撮像素子105は、メモリ132から予め決められた露出量(露出条件)で予備画像の撮像をおこなう。尚、予備画像の露出条件は一般的なものであればどのようなものであってもよい。また、本実施形態において、予備画像は後述する測光演算に使用するだけなので保存はしないが、メモリ132へ保存をするような構成であっても良い。
次に、ステップS103で測光演算部201は、先に取得した予備画像の測光演算をおこなう。そして、露出制御部202は、該測光演算により算出した被写体輝度に対応する露出量を算出する。尚、算出した被写体輝度はメモリ132に保存され、該被写体輝度とメモリ132の内部に予め記憶されている輝度情報とを比較することで上述した露出量を算出するような構成であってもよい。
尚、後述する動画HDRモードにおいては、上述した露出量は適正露出画像の露出量(以下、単に適正露出と称す)であって、該適正露出が図4のプログラム線図に基づいて算出される。
次に、ステップS104で露出制御部202は、ステップS103で測光演算部201が測光した被写体輝度に対する露出量が、予備画像を撮像した露出量とが同じか否かを判定する。即ち、予備画像を撮像した露出量から新たに露出量を変更(輝度変化に応じた露出制御)する必要があるか否かを判定する。該判定の結果、輝度変化に応じた露出制御をおこなう必要がないと判定された場合は、ステップS105へと進む。尚、撮影処理の開始後の初めての処理ではない場合、以前のフローでの測光演算の結果と現在の測光演算の結果を比較し被写体の輝度変化に応じた露出制御が必要か否かを判定する。そして、判定の結果に応じて露出制御をおこなう。
図3のフローに戻り、ステップS104での判定で輝度変化に応じた露出制御が必要であると判定した場合に、ステップS105で露出制御部202は、被写体輝度に対する露出量となるように露出制御をおこない露出量を変更する。この際、露出量の変更は、絞り102やシャッタ104の駆動とAFE106内部における処理を制御し、絞り値、蓄積時間、ISO感度を変更することでおこなう。
次に、ステップS106で撮像素子105は、変更された露出量で被写体の撮像をおこない表示部153に表示するための画像データ(表示画像)を出力する。
次に、ステップS107で表示部153は、出力した表示画像を表示することでライブビューの更新をおこなう。尚、撮影処理の開始後、初めての処理である場合はライブビューを開始する。
次に、ステップS108でCPU131は、撮影処理を終了するか否かの判定をおこない、終了する場合はS109へと進み撮影処理を終了し、ライブビューも終了する。撮影処理を終了しない場合は、ステップS103へと戻り次の画像の撮影処理を開始する。即ち、本実施形態における通常動画モードでは、撮像素子105によって撮像した画像データを周期的に連続させて出力することで動画の撮像(撮影)をおこなう。以上が通常動画モードの撮影処理についてのフローである。
(動画HDRモードの撮影処理)
以下、本実施形態に動画HDRモード(第1のモード)での撮影処理について説明する。本実施形態では、前述したように露出量の異なる複数の被合成画像を合成することでダイナミックレンジ拡大処理をおこなう。
被合成画像としては、被写体輝度に対する平均的な露出量である適正露出で撮像した適正露出画像(第1の画像)と、適正露出よりも露出量の少ないアンダー露出の露出量(以下、単にアンダー露出と称す)で撮像したアンダー露出画像(第2の画像)を用いる。そして、適正露出画像とアンダー露出画像とを合成することで、適正露出画像のみを出力する場合(通常時)に比べてダイナミックレンジが拡大された画像を取得することが出来る。
動画HDRモードでは前述したように、被写体の輝度変化に応じた露出制御と露出差制御とを同時に行わなくてはならない。即ち、動画HDRモードではHDR合成処理をおこないつつ、被写体の輝度に変化が生じた場合はその輝度変化に追従して(応じて)露出制御をおこなう必要がある。
ここで、一般的に絞り102は機械的な動作によって駆動されるため、絞り102を頻繁に駆動することで電力消費量や発熱量の増加や、絞り102の駆動音が動画に記録されてしまうという問題が生じる。即ち、絞り102を頻繁に駆動することで撮影後の動画の品位が低下してしまう可能性がある。
従って、絞り値を変更(絞り102を駆動)することで露出差制御を行い、単位フレームごとに連続して露出量を変更すると上述の問題が発生しやすくなってしまう。
従って、本実施形態の動画HDRモードにおける露出差制御においては、絞り値は変更せず、蓄積時間とISO感度の内の一方、又は双方を変更することで行う。そして、蓄積時間とISO感度を変更することで、適正露出に対して所定の露出量の差(以下、露出差と称す)となるようにアンダー露出画像を取得する。
尚、本実施形態では、アンダー露出画像、適正露出画像の順で撮像をおこなう。これは、撮像素子105からの電荷の読み出しタイミングは周期的であって、蓄積の開始タイミングは読み出しタイミングから逆算して設定されることに起因する。例えば適正画像から撮像を行った場合、アンダー露出画像の方が適正露出画像より蓄積時間が短いため、適正露出画像とアンダー露出画像との間で電荷の蓄積をおこなわない間隔が長くなってしまう。従って、HDR合成処理をおこなう場合に適正露出画像とアンダー露出画像とで被写体のずれ量が大きくなってしまい、合成後の画像にブレが生じてしまう可能性がある。従って、本実施形態においては、基本的にアンダー露出画像、適正露出画像の順で撮像をおこなうが被写体に所定以上の動きが生じないような場合は撮像の順序を限定する必要はない。以上説明したように、動画HDRモードではアンダー露出画像と適正露出画像とを単位フレームごとに所定のタイミング(例えば、画像の読み出しタイミング)において交互に出力する。そして、適正露出画像が出力された後のフレームで、2つの画像を合成した画像(以下、合成画像と称する)を表示画像として表示する。
ここで、上述した露出差制御をおこないつつ、被写体の輝度変化に応じた露出制御を絞り102を駆動することで行った場合、絞り102の駆動中に連続して出力されたアンダー露出画像と適正露出画像の露出差が図5(A)で示すように変化してしまう。ここで、図5は本実施形態の動画HDRモードにおける、種々の露出制御タイミングと露出量の変化を連続的に図示したタイミングチャートである。そして、被写体の輝度が暗い状態から明るい状態へと変化し、絞り102を所謂開放側から小絞り側へと変化させる場合を示している。尚、図5に示すように、本実施形態では合成処理に用いるアンダー露出画像と適正露出画像とが撮像素子105から周期的に連続して出力される。
尚、一般的に絞りを駆動することで画像の被写界深度は変化してしまう。例えば、絞り値を素早く変化させるために絞り102を急に駆動することで被写界深度が変化してしまうため、取得される画像は不自然なものとなってしまう。従って、動画HDRモードにおいては、被合成画像の内の一方の画像の被写界深度が急激に変化することで合成画像も不自然なものとなってしまう。例えば、絞り102の駆動量が多い場合に、1つのフレーム内で絞り102の駆動を完了しようとすると、上述したような問題が生じる可能性は高くなる。そこで、本実施形態では、図5に示すように2つのフレーム内で絞り102を駆動する。
また、本実施形態において、絞り102の駆動開始と停止のタイミングは画像を取得する期間に合わせて行われる。本実施形態では、絞り102の駆動を開始するフレームよりひとつ前のフレームで蓄積された撮像素子105の電荷の読み出しタイミングで絞り102の駆動を開始する。そして、そのひとつ後のフレームで蓄積された電荷の読み出しタイミングで絞り102の駆動を停止する。尚、画像を取得する期間は上述したような構成に限定されるものではなく、例えば、撮像素子105における電荷の蓄積を開始するタイミングに合わせて絞り102を駆動するような構成であってもよい。
即ち、画像を取得する期間は、電荷を蓄積する期間以外も含むことになる。従って、ある画像の電荷の読み出しタイミングから、次の画像の電荷の蓄積が開始されるまでの間であれば、どの期間から絞り102の駆動を開始しても良い。本実施形態では、ある画像の電荷の読み出しタイミングから、次の画像の電荷の読み出しタイミングを1つのフレームとし、該フレームの先頭と後尾に合わせて絞り102を駆動する。
図5の説明に戻る。図5において、〈1〉は絞り102を駆動し絞り値を変更することによって輝度変化に応じた露出制御を行った場合の露出量の変化を表している。〈2〉は露出差制御による露出量の変化を表している。そして、〈3〉は上述した〈1〉と〈2〉での露出量の変化の総和(全体の露出量の変化)を表している。ここで、本実施形態の動画HDRモードでは、絞り値、蓄積時間、ISO感度の何れかを変更することで輝度変化に応じた露出制御を行うが、以降の説明では上述したような絞り値を変化させて輝度変化に応じた露出制御をおこなう場合について説明する。
図5(A)で示すように、絞り102の駆動中は、アンダー露出画像の平均の露出量を表す点Aの露出量よりも、適正露出画像の平均の露出量を表す点Bの露出量が少なくなってしまう。即ち、当初意図していた被合成画像間の露出差が変化し、アンダー露出画像と適正露出画像の露出量が逆転してしまう。ここで、被合成画像取得後に施すγ補正やサンプリング等はそれぞれの被合成画像に応じておこなわれる為、この状態ではHDR合成処理が適正に行われないという問題が生じる。
そこで、本実施形態では、絞り102の駆動を変更することで上述の問題を解決する。詳細としては、絞り102を変化させることで変更する露出量が被合成画像間の露出差以上となる場合は、絞り102を変化させることで変更する露出量が被合成画像間の露出差より少ない場合と比較して、絞り102の駆動を開始するタイミングを変更する。ここで、本実施形態において被合成画像間の露出差とは、アンダー露出画像と適正露出画像の露出量の差分の絶対値を示している。この構成に係る処理については後述する。
以下、本実施形態における動画HDRモードの撮影処理に関するフローについて図3を参照して説明する。尚、以下のフローにおける各処理の結果は、メモリ132に一時的に保存され、必要な際にはメモリ132から適宜出力されるものとする。
ステップS101で、CPU131の判定によって動画HDRモードが選択されていると判定した場合、露出制御部202はメモリ132から図4に示すプログラム線図を読み出し動画HDRモードの撮影処理を開始し、ステップS110へと進む。尚、動画HDRモードにおいても、前述の通常動画モードと同様に図4に示すプログラム線図を使用する。
次に、ステップS110で撮像素子105は、予備画像の撮像をおこなう。尚、予備画像の撮像については前述の通常動画モードと同様なので説明は省略する。
次に、ステップS111で測光演算部201は、先に取得した予備画像の測光演算をおこなう。そして、露出制御部202は、該測光演算により算出した被写体輝度に対する露出量(露出条件)を図4のプログラム線図に基づいて算出する。尚、前述したように、該露出量が本実施形態における適正露出である。また、動画HDR用の撮影処理を開始後はじめての処理ではない場合は、先に取得している適正露出画像に対して測光演算をおこなう。
次に、ステップS112で露出制御部202は、測光演算の結果から、適正露出とアンダー露出との露出差を設定する。ここで、アンダー露出は、図4で示すプログラム線図から所定の露出差の分だけ露出量を減らすことで設定する。本実施形態においては該露出差を2段とし、アンダー露出画像を適正露出画像より露出量が2段分少なくなるようにする。本実施形態において、上述した露出量の段数はAPEX単位におけるEv値で2段分である。即ち、図4のプログラム線図からAPEX単位で2Ev(以下、単に2Evと称す)少ない露出量となるようにアンダー露出を設定する。尚、本実施形態において、被合成画像間の露出差を2Ev以外にしてもよい。また、予め所定の算出式をメモリ132に記憶させておき、ステップS111で算出された測光演算の結果と該算出式に従って露出差を算出するような構成でも良い。
次に、ステップS113で露出制御部202は、被写体の輝度変化に応じた露出制御をおこなう必要が有るか否かを判定する。詳細は通常動画モードと同様であるので説明は省略する。該判定の結果、輝度変化に応じた露出制御をおこなう必要がないと判定した場合は、ステップS116へと進む。尚、撮影処理の開始後の初めての処理ではない場合、以前のフローでの測光演算の結果と現在の測光演算の結果を比較し、被写体の輝度変化に応じた露出制御が必要か否かを判定する。そして、判定の結果に応じて露出制御をおこなう。
次に、ステップS113での判定で、輝度変化に応じた露出制御が必要であると判定された場合、ステップS114で露出制御部202は、絞り102を駆動(絞り値を変更)することで輝度変化に応じた露出制御を行うか否かを判定する。絞り102の駆動が必要ない場合、即ち、蓄積時間とISO感度を変化させることで輝度変化に応じた露出制御をおこなう場合はステップS115へと進む。そして、絞り102の駆動が必要であると判定した場合はステップS118へと進む。尚、ユーザの操作選択によって、絞り値、蓄積時間、ISO感度の内から、輝度変化に応じた露出制御に用いるパラメータを決定するような構成であっても良い。
次に、ステップS115で露出制御部202は、蓄積時間とISO感度を変更することで輝度変化に応じた露出制御をおこない、(適正露出用の)露出量を変更する。
次に、ステップS116で露出制御部202は、前述したステップS115で変更した露出量から2段分の露出量が少なくなるように露出差制御をおこない、撮像素子105でアンダー露出画像を取得(撮像)する。
次にステップS117で露出制御部202は、露出差制御をおこないアンダー露出から適正露出に露出量を変更する。そして、撮像素子105は、適正露出で適正露出画像を取得(撮像)する。その後、ステップS127へと進む。
ステップS114で、絞り102の駆動をおこなうと判定された場合、ステップS118で露出制御部202は絞り駆動処理を開始する。前述したように、本実施形態では絞り102の駆動を開始するタイミングを変更することで、被合成画像間の露出差が変化し、アンダー露出画像と適正露出画像の露出量が逆転するという問題を解決する。以下、この詳細について図5(B)を参照して説明する。
図5(B)に示すように、本実施形態では絞り102を駆動することで変更する露出量が被合成画像間の露出差以上である場合に、絞り102の駆動を開始するタイミングを1フレーム分遅らせる。そして、絞り102の駆動開始フレームを遅らせた分だけ、絞り102の駆動を停止するタイミングも1フレーム分遅らせる。即ち、適正露出画像を取得するフレームで絞り102の駆動を開始し、アンダー露出画像を取得するフレームで絞り102の駆動を停止する。
また、絞り102を駆動することで変更する露出量が被合成画像間の露出差よりも少ない場合は、前述した通常動画モードと同様に、アンダー露出画像を取得する期間(フレーム)で絞り102の駆動を開始する。そして、適正露出画像を取得する期間(フレーム)で絞り102の駆動を停止する。
即ち、絞り102を駆動することで変更する露出量が被合成画像間の露出差以上の場合は、絞り102の駆動を行う期間は変更せず、絞り102の駆動を開始するまでの期間を長くする(遅らせる)。尚、被写体の輝度変化が生じてから実際に絞り102を駆動するまでの期間を長くする(遅らせる)構成の例として、本実施形態では測光演算で被写体の輝度変化が生じたと判断してから実際に絞り102の駆動を開始するまでの期間を長くする(遅らせる)。
以上の構成によって、図5(B)に示すように、絞り102の駆動中であっても、アンダー露出画像の平均的な露出量(例えば、点Aや点C)よりも適正露出画像の平均的な露出量(例えば、点Bや点D)の方が多い状態を維持することが出来る。以下より、上述の絞り駆動処理についてのフローを、図6を参照して説明する。図3のステップS118と連動して、図6のステップS200で露出制御部202は、絞り駆動処理を開始する。
次にステップS201で露出制御部202は、絞り102を駆動することで変化する露出量(以下、単に露出変化量と称する)が、図3のステップS112で求めた被合成画像間の露出差以上か否かを判定する。判定の結果、露出変化量が被合成画像間の露出差以上の場合はステップS202へと進む。また、露出変化量が被合成画像間の露出差よりも小さい(少ない露出量の)場合はステップS203へと進む。
次に、ステップS202で露出制御部202は、絞り102の駆動を開始するフレームを、適正露出画像を取得するフレームに決定する。そしてステップS204へと進む。
次に、ステップS203で露出制御部202は、絞り102の駆動を開始するフレームを、アンダー露出画像を取得するフレームに決定する。そしてステップS204へと進む。
次に、ステップS204で露出制御部202は、ステップS202又はステップS203で決定した絞り102の駆動を開始するフレームとは異なる露出量のフレームを、絞り102の駆動を停止するフレームに決定する。即ち、絞り102の駆動を開始するフレームが適正露出画像を取得するフレームである場合、アンダー露出画像を取得するフレームで絞り102の駆動を停止するフレームに決定する。また、絞り102の駆動を開始するフレームがアンダー露出画像を取得するフレームである場合、適正露出画像を取得するフレームを、絞り102の駆動を停止するフレームに決定する。
次に、ステップS205で露出制御部202は、先に決定された絞り102の駆動開始及び停止の決定に従い、レンズ制御部141に、絞り102の駆動に関する指示をおこなう。そして、上述の指示に従って絞り102を駆動することで露出量の変更(輝度変化に応じた露出制御)を開始する。
最後に、ステップS206で露出制御部202は絞り駆動処理を終了する。以上が本実施形態における絞り駆動処理のフローである。
図3のフローに戻り、ステップS119で露出制御部202は、絞り駆動処理の結果、アンダー露出画像を取得するフレームで絞り102の駆動を開始するか否かを判定する。該判定の結果、アンダー露出画像を取得するフレームで絞り102の駆動を開始すると判定した場合、ステップS120へと進む。
次に、ステップS120でレンズ制御部141は、絞り102の駆動を開始する。そして、ステップS121で撮像素子105は、前述のステップS112で設定した被合成画像間の露出差に基づいてアンダー露出画像の取得をおこなう。ここで、絞り102の駆動を開始するタイミングついては、前述したようにアンダー露出画像を取得するフレームの先頭に合わせて行う。即ち、1つ前のフレームで取得した適正露出画像の読み出しが完了した直後のタイミングで絞り102の駆動を開始する。
アンダー露出画像の取得が完了したら、ステップS122で撮像素子105は、前述のステップS112で設定した被合成画像間の露出差に基づいて適正露出画像の取得をおこなう。そして、ステップS123でレンズ制御部141は、絞り102の駆動を停止する。ここで、絞り102の駆動を停止するタイミングについては、前述したように適正露出画像を取得するフレームの後尾に合わせて行う。即ち、適正露出画像の読み出しが完了するタイミングで絞り102の駆動を停止する。以上の処理が終了したら、ステップS127へと進む。
次に、ステップS119でアンダー露出画像を取得するフレームで絞り102の駆動を開始しないと判定した場合、ステップS124で撮像素子105は、前述のステップS112で設定した被合成画像間の露出差に基づいてアンダー露出画像の取得をおこなう。
次に、ステップS125でレンズ制御部141は、絞り102の駆動を開始する。そして、ステップS126で撮像素子105は、前述のステップS112で設定した被合成画像間の露出差に基づいて適正露出画像の取得をおこなう。絞り102の駆動を開始するタイミングについては、前述したように適正露出画像を取得するフレームの先頭に合わせて行う。以上の処理が終了したらステップS127へと進む。
ステップS127で合成部205は、先に取得したアンダー露出画像と適正露出画像とを合成してHDR合成処理(ダイナミックレンジ拡大処理)をおこなう。合成処理の詳細としては、まず、被合成画像毎に画像を複数のブロックに分割し、該ブロック内部の所定の画素について、適正露出画像とアンダー露出画像とを比較することで被合成画像同士の位置合わせをおこなう。
次に、被合成画像の所定の画素毎に輝度値を積算し平均輝度値を算出する。そして、積算した平均輝度値が所定の閾値を超えるか否かで画像中の黒つぶれ輝度領域、および白とび輝度領域を検出する。そして検出された黒つぶれ領域と白とび領域を合成の対象から画素から除外する(除外処理)。以上の動作を被合成画像である適正露出画像とアンダー露出画像の双方でおこなう。
最後に、適正露出画像の輝度レベルを基準として被合成画像の輝度レベルを合わせ、所定の合成比率に応じての適正露出画像とアンダー露出画像の合成が実行され合成画像が出力される。尚、本実施形態に係る撮像装置において、合成処理は前述の動作をおこなうものに限定されるものではなく、例えば、被合成画像同士の加算平均をおこなうだけでも良い。
次に、ステップS128で表示部153は、出力した合成画像の画像データを表示してライブビューの更新をおこなう。尚、撮影処理の開始後、初めての処理である場合はライブビューを開始する。
次に、ステップS129でCPU131は、撮影処理を終了するか否かの判定をおこない、終了する場合はS134へと進み撮影処理を終了し、ライブビューも終了する。撮影処理を終了しない場合は、ステップS130へ進む。
次に、ステップS130で露出制御部202は、絞り102を駆動中であるか否かを判定する。前述のステップS119で、アンダー露出画像を取得するフレームで絞り102の駆動を開始しないと判定された場合、適正露出画像を取得するフレームで絞り102の駆動が開始される。前述したように、本実施形態では絞り102の駆動を2つのフレーム内でおこなうため、この場合は、まだ、絞り102は駆動中のままである。そこで、ステップS131へと進み絞り102の駆動停止と共に、次の合成処理に用いる被合成画像の取得を行う。
ステップS130の判定によって絞り102を駆動中であると判定した場合、ステップS131で撮像素子105は、前述のステップS112で設定した被合成画像間の露出差に基づいてアンダー露出画像の取得をおこなう。そして、ステップS132でレンズ制御部141は、絞り102の駆動を停止する。絞り102の駆動を停止するタイミングは、アンダー露出画像を取得するフレームの後尾に合わせて行う。
次に、ステップS133で撮像素子105は、ステップS131で取得したアンダー露出画像と合成の組となる適正露出画像を取得する。以上の処理が終了したら、再度ステップS127へと進み、取得した被合成画像同士に合成処理を施すことでHDR合成処理をおこなう。以降の処理は前述したものと同様であり、撮影処理を終了する場合はステップS134へと進み全ての撮影処理を終了する。尚、ステップS130での判定で、絞り102の駆動中ではないと判定された場合はステップS111へと戻り、次の動画HDR用の撮影処理を開始する。
以上の説明より、動画HDRモード時に絞り102を駆動する場合であっても、合成画像間の露出差が変化しアンダー露出画像と適正露出画像の露出量の逆転することを抑制することができる。即ち、ダイナミックレンジ拡大処理を適用する動画の撮影中に、被写体の輝度変化に応じて露出制御をおこないつつ、適正にHDR合成処理をおこなうことが可能な撮像装置を提供することができる。
尚、上述した本実施形態では、図5(B)に示すように、露出変化量が被合成画像間の露出差以上の場合に、絞り102の駆動を開始するフレームを1つ分ずらしたとしても、合成処理に用いる被合成画像の組を変化させるような構成ではなかった。しかしながら、本実施形態はこの構成に限定されるわけではない。例えば、図5(C)に示すように、絞り102の駆動開始フレームに応じて、合成処理に用いる被合成画像の組を変化させるような構成であっても良い。この場合、絞り102を駆動する前後の1フレームは合成処理に使用しないので、絞り102を駆動している間は合成画像を更新する頻度が低下するが、絞り102を駆動中の被合成画像間の露出差(点Eと点Fの差)を十分に確保することが出来る。従って、絞り102の駆動中であっても更に適正にHDR合成処理をおこなうことが出来る。
また、本実施形態では、絞り102の駆動によって変化する露出量が被合成画像間の露出差以上の場合に、絞り102の駆動を開始するフレームを1フレーム分遅らせるような構成であるがこれに限定されるものではない。例えば、被写体の輝度変化が生じてから絞り102を駆動するまでの期間にある程度の余裕があれば、絞り102の駆動を開始するフレームを1フレーム分早めるような構成であってもよい。この場合も、前述したような絞り102の駆動の開始を遅くする場合と同様に、適正露出画像とアンダー露出画像の露出量が逆転してしまうことを抑制することが出来る。
即ち、本実施形態では、絞り102の駆動によって変化する露出量が被合成画像間の露出差以上の場合と露出差より少ない場合とで絞り102の駆動を開始する期間が異なるような構成であればよい。例えば、絞り102の駆動によって変化する露出量が被合成画像間の露出差以上の場合は、絞り102の駆動を開始するタイミングを遅くする、若しくは早めて適正露出画像を取得する期間で絞り102の駆動を開始する。そして、アンダー露出画像を取得する期間で絞り102の駆動を停止する。
更に、本実施形態では絞り102の駆動は2フレーム単位で行うような場合について言及したが、これに限定されるものではない。例えば、絞り102を駆動させる速度を制御可能なのであれば、2フレームごと以外に絞り102の駆動をするような構成であってもよい。この場合、絞り102を駆動するフレームとは異なる露出量の画像を取得するフレームで絞り102の駆動を停止することで、被合成画像同士の露出量が逆転することを抑制することが出来る。
(第2実施形態)
前述した第1実施形態では、絞り102を所謂開放側から小絞り側へと駆動させた場合であって、露出変化量が被合成画像間の露出差以上の場合に、適正露出画像を取得するフレームで絞り102の駆動を開始する構成について説明した。本実施形態では、第1実施形態と同様の構成を有し、絞り102を所謂小絞り側から開放側へと駆動する場合について説明する。
例えば、被写体輝度が全体的に明るい状態から暗い状態へと変化した場合、絞り102を小絞り側から開放側に駆動(絞り値を変更)することで輝度変化に応じた露出制御をおこなう必要がある。この状態について図7(A)を参照して説明する。尚、図7(A)は本実施形態に係る種々の露出制御タイミングを表すタイミングチャートである。
図7(A)に示すように、絞り102を小絞り側から開放側へと駆動する場合は、絞り102の駆動に連動して〈1〉絞り駆動により変化する露出量は増加する。この場合、絞り102の駆動中は、アンダー露出画像の平均の露出量を表す点Aの露出量よりも、適正露出画像の平均の露出量である点Bの露出量の方が相対的に多くなる。従って、小絞り側から開放側へと絞り102を駆動する場合は、アンダー露出画像と適正露出画像の露出量が逆転することはない。これは、被合成画像を取得する順序と、絞り102の駆動により露出量が変化する指向が一致している(同じである)からである。即ち、被合成画像をアンダー露出から取得する場合であって絞り102を小絞り側から開放側へと駆動するならば、被合成画像間で露出量が逆転することはない。また、前述した第1実施形態のように絞り102を開放側から小絞り側へ駆動するならば、被合成画像間で露出量が逆転してしまう可能性がある。
そこで、本実施形態では、前述の第1実施形態の構成に加えて、被写体の輝度変化に応じて絞り102が開放側から駆動するのか、小絞り側から駆動するのかを判定し、該判定の結果によって絞り102の駆動を開始するフレームを決定する。即ち、被合成画像同士の露出量の大小関係の指向と、絞り102によって変化する露出量の指向とが同じである場合は絞り102の駆動を変更せず、異なる場合は絞り102の駆動を変更する。ここで、本実施形態における指向とは、被合成画像を取得する順序によって変わる被合成画像間の露出量の大小関係や、絞り102を駆動することで変更する露出量などの変化の方向性を表している。
以下、本実施形態の動画HDRモードの撮影処理について図3及び図8を参照して説明する。図8は、本実施形態に係る絞り駆動処理を説明した図である。尚、本実施形態に係る撮像装置であるカメラ100は前述の第1実施形態と同様であるので説明は省略する。また、通常動画モードの撮影処理についても前述の第1実施形態と同様なので説明は省略する。
図3のステップS100で撮影処理が開始され、ステップS101でCPU131は、ユーザによって選択されている撮影モードが動画HDRモードであると判定した場合、ステップS110へと進む。以下、ステップS110からステップS118までは前述の第1実施形態と同様であるので説明は省略する。ステップS118で露出制御部202は、図8に示す絞り駆動処理を開始する。
図8において、ステップS300で露出制御部202は、絞り駆動処理を開始する。そして、ステップS301で露出制御部202は、露出変化量が(図3のステップS112で求めた)被合成画像間の露出差以上か否かを判定する。露出変化量が被合成画像間の露出差以上である場合はステップS302へと進む。
次に、ステップS302で露出制御部202は、図3のステップS111で露出制御部202が求めた被写体輝度に対する露出量をメモリ132から読み出す。そして、該露出量に応じておこなう絞り102の駆動が開放側からなのか否かを判定する。本実施形態でも、前述の第1実施形態と同様に、被合成画像の1組として、アンダー露出画像、適正露出画像の順に画像データの取得をおこなう。ここで、被合成画像をアンダー露出画像から順に取得し、絞り102を小絞り側から開放側に駆動する場合は、先に説明したように適正露出画像とアンダー露出画像とで露出量が逆転することはない。従って、絞り102を開放側から小絞り側へと駆動する場合以外は、アンダー露出画像を取得するフレームで絞り102の駆動を開始する。
以上の説明より、ステップS302の判定で絞り102が開放側から駆動すると判定された場合はステップS303へと進む。そして、ステップS303で露出制御部202は、絞り102の駆動を開始するフレームを、適正露出画像を取得するフレームに決定する。また、ステップS302の判定で絞り102が開放側から駆動しないと判定された場合はステップS304へと進む。そして、ステップS304で露出制御部202は、絞り102の駆動を開始するフレームを、アンダー露出画像を取得するフレームに決定する。
以降のステップS305からステップS307は、前述した第1実施形態と同様であるので説明は省略する。以上が本実施形態における絞り駆動処理のフローである。そして、絞り駆動処理が完了したら、図3に示すフローへと戻り、ステップS119からステップS134までの処理は前述の第1実施形態と同様である。以上が本実施形態における動画HDRモードの撮影処理のフローである。
以上の説明より、動画HDRモード時に絞り102を駆動する場合であっても、合成画像間の露出差が変化しアンダー露出画像と適正露出画像の露出量が逆転することを抑制することができる。また、絞り102を小絞り側から開放側へと駆動する場合は、露出変化量が被合成画像間の露出差以上であっても、絞り102の駆動を適正露出画像を取得するフレームで開始する必要はなくなる。従って、絞り102の駆動変更に伴う処理を省くことが出来る。即ち、ダイナミックレンジ拡大処理を適用する動画の撮影中に、被写体の輝度変化に応じて露出制御をおこないつつ、適正にHDR合成処理をおこなうことが可能な撮像装置を提供することができる。
尚、本実施形態では、露出変化量が被合成画像間の露出差以上であって絞り102を小絞り側から開放側へと駆動する場合に、絞り102の駆動をアンダー露出画像を取得するフレームから開始する構成であるがこれに限定されるものではない。例えば、図7(B)に示すように、露出変化量が被合成画像間の露出差以上であって絞り102を小絞り側から開放側へと駆動する場合であっても、適正露出画像を取得するフレームから絞り102を駆動するような構成でもよい。図7(B)は、本実施形態において、適正露出画像を取得するフレームから絞り102の駆動を開始する場合の露出制御のタイミングチャートである。
図7(A)と図7(B)より、絞り102の駆動を変更することで被合成画像間の露出差はそれぞれ異なるということがわかる。例えば、アンダー露出画像を取得するフレームで絞り102の駆動を開始する場合、絞り102の駆動によって変更する露出量の指向と被合成画像の取得順序が一致しているので、被合成画像間で露出差が大きくなってしまう。また、図7(B)で示すように絞り102の駆動を適正露出画像を取得するフレームで開始する場合は、被合成画像間の露出差をより小さくすることが出来る。即ち、当初意図していた被合成画像間の露出差に近づけることが出来ため、絞り102の駆動中であっても、更に適正にHDR合成処理をおこなうことが可能である。
以上説明したように、絞り102の駆動によって変化する露出量の指向と被合成画像の取得順序が一致している場合、どのタイミングで絞り102の駆動を開始しても、被合成画像同士の露出量が逆転することは抑制できる。
尚、上述した場合、被合成画像同士で露出量が逆転することはないが、当初の設定より露出差が大きくなってしまう(露出差が2段以上になってしまう)可能性がある。この場合、例えばユーザの意図によって、第1実施形態で前述したように絞り駆動処理を行い、開始するタイミングを遅らせて絞り102を駆動するような構成であってもよい。即ち、動画HDRモードでは、絞り102の駆動の制御方法をユーザが操作選択することが出来る。従って、動画に求める品位や撮影の手間に応じて、ユーザが絞り102の駆動の開始タイミングを選択可能とすることで、ユーザの用途に合わせた動画撮影が可能な撮像装置を提供することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、前述した実施形態では、アンダー露出画像、適正露出画像の順に被合成画像を取得するような構成であるが、適正露出画像から取得するような構成であってもよい。この場合、絞り102の駆動によって変化する露出量が被合成画像間の露出差以上であって、絞り102の駆動によって変更する露出量の指向と被合成画像を取得する順序が一致しない場合に、絞り102の駆動を変更する。即ち、絞り102を駆動することによる露出量が被合成画像間の露出差以上の場合であってアンダー露出画像から被合成画像を取得する場合は、絞り102の駆動を適正露出画像を取得するフレームで開始する。同様に、適正露出画像から被合成画像を取得する場合は、絞り102の駆動をアンダー露出画像を取得するフレームで開始する。以上の構成によって、被合成画像を取得する順序を変更する場合であっても、絞り102を駆動した際に被合成画像間の露出量が逆転することを抑制することが出来るため、適正にHDR合成処理をおこなうことが出来る。
また、絞り102の駆動により変更する露出量が被合成画像間の露出差より少ない場合(第1の場合)に絞り102の駆動を開始、及び停止するタイミングを算出し、該算出した結果を絞り102の駆動を変更する際に使用するような構成であってもよい。この場合、絞り102の駆動により変更する露出量が被合成画像間の露出差以上の場合(第2の場合)に、第1の場合に絞り102の駆動を開始するフレームで取得する露出量とは異なる露出量の画像を取得するフレームで絞り102の駆動を開始する。
例えば、絞り102の駆動を変更する必要がある場合であって、第1の場合にアンダー露出画像で絞り102の駆動を開始し適正露出画像で停止する場合、第2の場合では適正露出画像で絞り102の駆動を開始し、アンダー露出画像で停止する。逆に、第1の場合に適正露出画像で絞り102の駆動を開始しアンダー露出画像で停止する場合、第2の場合はアンダー露出画像で絞り102の駆動を開始し適正露出画像で停止する。即ち、絞り102の駆動を変更する必要がある場合は、絞り102の駆動を変更しない場合とは異なる露出量の画像を取得するフレームで絞り102の駆動、及び停止を行う。以上説明した場合も、絞り102を駆動した際に被合成画像間の露出量が逆転することを抑制することが出来るため、適正にHDR合成処理をおこなうことが出来る。
更に、前述した実施形態では、適正露出画像とアンダー露出画像とを合成することでHDR合成処理をおこなう場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、適正露出よりも相対的に露出量の多いオーバー露出画像を撮像し、適正露出画像とアンダー露出画像に該オーバー露出画像を加えてHDR合成処理をおこなうような構成であってもよい。尚、この場合も前述した実施形態と同様、アンダー露出画像、適正露出画像、オーバー露出画像の順に被合成画像の取得を行う。そして、絞り102の駆動によって変更する露出量が被合成画像間ごとそれぞれの露出差以上の場合は、絞り102の駆動を変更する。
ここで、3つの画像で合成処理をおこなう場合は、絞り102の駆動を変更(遅く)したとしても、絞り102の駆動がおこなわれる2つの被合成画像間で露出量が逆転してしまう可能性がある。そこで、3つの被合成画像によってHDR合成処理を行う場合は絞り102の駆動中に、合成処理に用いる被合成画像の数を調整することで対応する。例えば、絞り駆動処理によって絞り102の駆動の開始を1フレーム分遅らせる場合、被合成画像の内の後尾のフレームで取得する画像は合成処理に用いないような構成にする。即ち、絞り102の駆動の開始を1フレーム分遅らせ、適正露出画像から絞り102の駆動を開始し、オーバー露出画像を合成に使用しないことで、合成画像が不自然になることを抑制する。尚、本実施形態は上述の構成に限定されるものではなく、絞りの駆動中は、被合成画像が2つになるように被合成画像の数を調整し、被合成画像間の露出量が逆転しないような構成であればどのようなものであっても良い。
以上の構成によって、絞り102の駆動中に、被合成画像同士で露出量が逆転することを抑制することができる。この場合、合成画像のダイナミックレンジは絞り102の駆動中に低下してしまう可能性がある。しかしながら、2つの画像を合成することでダイナミックレンジは通常よりも拡大されているため、絞り102の駆動中のみという制限の下であれば十分な品質の画像(動画)を得ることが取得可能である。以上説明したように、それぞれ露出量の異なる3つの画像を用いてHDR合成処理をおこなう場合は、更にダイナミックレンジの拡大が可能であって、絞り102の駆動中であっても被合成画像同士の露出量が逆転してしまうことを抑制することが出来る。
更に、前述した実施形態では、適正露出画像やアンダー露出画像など、ある画像の読み出しを完了した直後のタイミングで絞り102の駆動を開始するような構成であるがこれに限定されるものではない。例えば、被合成画像同士で露出量が逆転しない範囲であれば、画像を取得している期間において、電荷の蓄積中に絞り102の駆動を開始するような構成であってもよい。尚、この構成を前述した第1実施形態に適用した場合、アンダー露出画像を取得する期間の撮像素子105への電荷の蓄積中に絞り102の駆動を開始する。そして、絞り102の駆動停止は適正露出画像を取得するフレーム内でおこなう。この場合、被合成画像同士の露出量が逆転しない範囲であれば、画像の読み出しタイミングで絞り102の駆動を開始しなくとも、前述した実施形態と同様の効果が得られる。
また、絞り102によって被写体の輝度変化に応じた露出制御を行う場合において、動画HDRモードでは通常動画モードよりも絞り102の駆動を開始するタイミングを遅らせるような構成であってもよい。尚、絞り102を駆動(絞り値を変化)させることによって被写体の輝度変化に応じて露出制御をする場合であって、該絞り102による露出量が被合成画像間の露出差以上の場合に、上述の構成に従って絞り102の駆動開始を遅らせる。以上の構成であっても、上述した実施形態と同様の効果が得られる。
また、動画モードごとに絞り102の駆動を開始するタイミングを変更するような構成であっても良い。例えば、同一の被写体の輝度変化に追従して(応じて)絞り102を駆動するのであれば、通常動画モードと動画HDRモード(の適正露出画像を取得する場合)とで、同じタイミングで絞り102は駆動される。ここで、動画HDRモードであって、絞り102によって変更する露出量が被合成画像間の露出量以上の場合は通常動画モードよりも動画HDRモードの絞り102を駆動するタイミングを遅らせる。詳細として、前述した実施形態と同様、通常動画モードよりも動画HDRモードで絞り102の駆動を開始するタイミングを1フレーム分遅らせる。この構成によって、ダイナミックレンジ拡大処理を適用する動画の撮影中であっても、被写体の輝度変化に応じて露出制御をおこないつつ、適正にHDR合成処理をおこなうことが可能な撮像装置を提供することができる。
更に、本発明においてカメラ100内の各部の駆動は、レンズ制御部141、シャッタ制御部142、タイミング発生部143、映像信号処理部121、表示制御部151などによって制御されるがこれに限定されるものではない。例えば、前述した図3、図6、及び図8のフローに従ったプログラムをメモリ132に記憶させておき、CPU131が該プログラムを実行することでカメラ100内の各部の駆動を制御するような構成であってもよい。
(その他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
100 カメラ(撮像装置)
102 絞り
105 撮像素子
106 AFE
121 映像信号処理部
131 CPU
132 メモリ
202 露出制御部

Claims (17)

  1. 被写体を撮像して画像を出力する撮像手段と、
    前記撮像手段により、第1の画像と前記第1の画像とは露出量の異なる第2の画像とを合成に用いられる組として前記第1の画像から順に周期的に連続して出力させる制御手段と、を備え、
    前記撮像手段に入射する光量を調節する光量調節部材を変化させることで露出量の制御をおこなう撮像装置であって、
    前記第1の画像と前記第2の画像の露出量の差を設定する設定手段と、
    前記第1の画像を取得する期間に合わせた第1のタイミング、または、前記第2の画像を取得する期間に合わせた第2のタイミングで前記光量調節部材の駆動を開始するように制御する駆動制御手段と、
    を有し、
    前記第1のタイミングは、前記第2のタイミングとは異なり、
    前記駆動制御手段は、前記第1のタイミングで前記光量調節部材の駆動を開始することで被写体の輝度変化に応じて変更する露出量が前記露出量の差以上と判定された場合は、前記第2のタイミングで前記光量調節部材の駆動を開始することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記駆動制御手段は、前記第1のタイミングで前記光量調節部材の駆動を開始することで被写体の輝度変化に応じて変更する露出量が前記露出量の差以上と判定された場合は、前記第1タイミングより後の前記第2のタイミングで前記光量調節部材の駆動の開始することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記駆動制御手段は、前記第1のタイミングで前記光量調節部材の駆動を開始することで被写体の輝度変化に応じて変更する露出量が前記露出量の差以上と判定された場合は、前記第1タイミングより前の前記第2のタイミングで前記光量調節部材の駆動の開始することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記駆動制御手段は、前記光量調節部材の駆動を開始した画像を取得する期間の次の画像を取得する期間で前記光量調節部材の駆動を停止することを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の撮像装置。
  5. 前記駆動制御手段は、前記第1のタイミングで前記光量調節部材の駆動を開始することで被写体の輝度変化に応じて変更する露出量が前記露出量の差以上と判定された場合であって、前記第1の画像と前記第2の画像の露出量の大小関係の指向と、前記光量調節部材によって被写体の輝度変化に追従して変更する露出量よって変化する露出量の指向とが異なる場合に、前記第2のタイミングで前記光量調節部材の駆動を開始し、前記第1のタイミングで前記光量調節部材の駆動を停止し、前記第2のタイミングで前記光量調節部材の駆動を開始することで被写体の輝度変化に応じて変更する露出量が前記露出量の差以上と判定された場合であって、前記第1の画像と前記第2の画像の露出量の大小関係の指向と、前記光量調節部材によって被写体の輝度変化に追従して変更する露出量よって変化する露出量の指向とが異なる場合に、前記第1のタイミングで前記光量調節部材の駆動を開始し、前記第2のタイミングで前記光量調節部材の駆動を停止することを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の撮像装置。
  6. 前記第1のタイミングは、前記第2の画像の読み出しが完了した後の前記第1の画像を取得する期間であって、
    前記第2のタイミングは、前記第1の画像の読み出しが完了した後の前記第2の画像を取得する期間であることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の撮像装置。
  7. 前記第1の画像は、前記第2の画像よりも露出量が少なく、
    前記駆動制御手段は、前記光量調節部材を開放側から小絞り側へと駆動する場合に、前記第2のタイミングで前記光量調節部材の駆動を開始することを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の撮像装置。
  8. 前記第1の画像は、前記第2の画像よりも露出量が多く、
    前記駆動制御手段は、前記光量調節部材を小絞り側から開放側へと駆動する場合に、前記第1のタイミングで前記光量調節部材の駆動を開始することを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の撮像装置。
  9. 被写体を撮像して画像を出力する撮像手段と、絞りとを備え、前記撮像手段を用いて、第1の画像と前記第1の画像よりも露出量の少ない第2の画像とを合成に用いられる組として周期的に連続して出力させる撮像装置であって、
    前記第1の画像と前記第2の画像の露出量の差を設定する設定手段と、
    前記絞りの駆動を制御する駆動制御手段と、
    被写体の輝度変化に応じて前記絞りを駆動することで変化する露出量が、前記設定手段が設定した前記第1の画像と前記第2の画像との露出量の差以上となるか否かを判定する判定手段と、を有し、
    前記駆動制御手段は、前記撮像手段を用いて、合成に用いられる1組として前記第2の画像から前記第1の画像の順に周期的に連続して画像を出力する場合は、前記判定手段により前記絞りを駆動することで変化する露出量が前記第1の画像と前記第2の画像との露出差以上と判定された場合に、前記第1の画像を取得する期間から前記絞りの開放側から小絞り側への駆動を開始し、前記撮像手段を用いて、合成に用いられる1組として前記第1の画像から前記第2の画像の順に周期的に連続して画像を出力する場合は、前記判定手段により前記絞りを駆動することで変化する露出量が前記第1の画像と前記第2の画像との露出差以上と判定された場合に、前記第2の画像を取得する期間から前記絞りの小絞り側から開放側への駆動を開始することを特徴とする撮像装置。
  10. 前記駆動制御手段は、前記撮像手段を用いて、合成に用いられる1組として前記第2の画像から前記第1の画像の順に周期的に連続して画像を出力する場合は、前記判定手段により前記絞りを駆動することで変化する露出量が前記第1の画像と前記第2の画像との露出差以上と判定された場合に、前記第1の画像または前記第2の画像を取得する期間から前記絞りの小絞り側から開放側への駆動を開始し、前記撮像手段を用いて、合成に用いられる1組として前記第1の画像から前記第2の画像の順に周期的に連続して画像を出力する場合は、前記判定手段により前記絞りを駆動することで変化する露出量が前記第1の画像と前記第2の画像との露出差以上と判定された場合に、前記第1の画像または前記第2の画像を取得する期間から前記絞りの開放側から小絞り側への駆動を開始することを特徴とする請求項9に記載の撮像装置。
  11. 前記駆動制御手段は、前記撮像手段を用いて、合成に用いられる1組として前記第2の画像から前記第1の画像の順に周期的に連続して画像を出力する場合は、前記判定手段により前記絞りを駆動することで変化する露出量が前記第1の画像と前記第2の画像との露出差以上と判定された場合に、前記第2の画像を取得する期間で前記絞りの開放側から小絞り側への駆動を終了し、前記撮像手段を用いて、合成に用いられる1組として前記第2の画像から前記第2の画像の順に周期的に連続して画像を出力する場合は、前記判定手段により前記絞りを駆動することで変化する露出量が前記第1の画像と前記第2の画像との露出差以上と判定された場合に、前記第1の画像を取得する期間で前記絞りの小絞り側から開放側への駆動を終了することを特徴とする請求項9又は10に記載の撮像装置。
  12. 被写体を撮像して画像を出力する撮像手段と、
    前記撮像手段により、第1の画像と前記第1の画像よりも露出量の少ない第2の画像とを合成に用いられる組として周期的に連続して出力させる制御手段と、を備え、
    前記撮像手段に入射する光量を調節する光量調節部材を変化させることで露出量の制御をおこなう撮像装置であって、
    前記第1の画像と前記第2の画像の露出量の差を設定する設定手段と、
    前記光量調節部材の駆動を制御する駆動制御手段と、
    を有し、
    前記駆動制御手段は、前記光量調節部材を開放側から小絞り側に変化させる場合であって前記光量調節部材によって被写体の輝度変化に応じて変更する露出量が前記露出量の差以上の場合は、前記第2の画像を取得する期間で前記光量調節部材の駆動を開始することを特徴とする撮像装置。
  13. 前記駆動制御手段は、前記光量調節部材の駆動を開始した画像を取得する期間の次の画像を取得する期間で前記光量調節部材の駆動を停止することを特徴とする請求項12に記載の撮像装置。
  14. 被写体を撮像して画像を出力する撮像工程と、
    第1の画像と前記第1の画像とは露出量の異なる第2の画像とを合成に用いられる組として前記第1の画像から順に周期的に連続して出力させる制御工程と、を備え、
    前記撮像工程で撮像素子に入射する光量を調節する光量調節部材を変化させることで露出量の制御をおこなう撮像装置の制御方法であって、
    前記第1の画像と前記第2の画像の露出量の差を設定する設定工程と、
    前記第1の画像を取得する期間に合わせた第1のタイミング、または、前記第2の画像を取得する期間に合わせた第2のタイミングで前記光量調節部材の駆動を開始するように制御する駆動制御工程と、
    を有し、
    前記第1のタイミングは、前記第2のタイミングとは異なり、
    前記駆動制御工程は、前記第1のタイミングで前記光量調節部材の駆動を開始することで被写体の輝度変化に応じて変更した露出量が前記露出量の差以上と判定された場合は、前記第2のタイミングで前記光量調節部材の駆動を開始することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  15. 被写体を撮像して画像を出力する撮像手段と、絞りとを備え、前記撮像手段を用いて、第1の画像と前記第1の画像よりも露出量の少ない第2の画像とを合成に用いられる組として周期的に連続して出力させる撮像装置の制御方法であって、
    前記第1の画像と前記第2の画像の露出量の差を設定する設定工程と、
    前記絞りの駆動を制御する駆動制御工程と、
    被写体の輝度変化に応じて前記絞りを駆動することで変化する露出量が、前記設定工程で設定された前記第1の画像と前記第2の画像との露出量の差以上となるか否かを判定する判定工程と、を有し、
    前記駆動制御工程は、前記撮像手段を用いて、合成に用いられる1組として前記第2の画像から前記第1の画像の順に周期的に連続して画像を出力する場合は、前記判定工程で前記絞りを駆動することで変化する露出量が前記第1の画像と前記第2の画像との露出差以上と判定された場合に、前記第1の画像を取得する期間から前記絞りの開放側から小絞り側への駆動を開始し、前記撮像手段を用いて、合成に用いられる1組として前記第1の画像から前記第2の画像の順に周期的に連続して画像を出力する場合は、前記判定工程で前記絞りを駆動することで変化する露出量が前記第1の画像と前記第2の画像との露出差以上と判定された場合に、前記第2の画像を取得する期間から前記絞りの小絞り側から開放側への駆動を開始することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  16. 被写体を撮像して画像を出力する撮像工程と、
    第1の画像と前記第1の画像よりも露出量の少ない第2の画像とを合成に用いられる組として周期的に連続して出力させる制御工程と、を備え、
    前記撮像工程で撮像素子に入射する光量を調節する光量調節部材を変化させることで露出量の制御をおこなう撮像装置の制御方法であって、
    前記第1の画像と前記第2の画像の露出量の差を設定する設定工程と、
    前記光量調節部材の駆動を制御する駆動制御工程と、
    を有し、
    前記駆動制御工程は、前記光量調節部材を開放側から小絞り側に変化させる場合であって前記光量調節部材によって被写体の輝度変化に応じて変更する露出量が前記露出量の差以上の場合は、前記第2の画像を取得する期間で前記光量調節部材の駆動を開始することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  17. 請求項1乃至1の何れか一項に記載の撮像装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータで読み取り可能なプログラム。
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