JP6288629B1 - スクリュープレス - Google Patents

スクリュープレス Download PDF

Info

Publication number
JP6288629B1
JP6288629B1 JP2017557018A JP2017557018A JP6288629B1 JP 6288629 B1 JP6288629 B1 JP 6288629B1 JP 2017557018 A JP2017557018 A JP 2017557018A JP 2017557018 A JP2017557018 A JP 2017557018A JP 6288629 B1 JP6288629 B1 JP 6288629B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw
screw shaft
presser
rotary drum
rotating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2017557018A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2018185887A1 (ja
Inventor
一樹 大森
一樹 大森
尚史 桶谷
尚史 桶谷
龍 駒路
龍 駒路
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Kakoki Kaisha Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Kakoki Kaisha Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Kakoki Kaisha Ltd filed Critical Mitsubishi Kakoki Kaisha Ltd
Application granted granted Critical
Publication of JP6288629B1 publication Critical patent/JP6288629B1/ja
Publication of JPWO2018185887A1 publication Critical patent/JPWO2018185887A1/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B9/00Presses specially adapted for particular purposes
    • B30B9/02Presses specially adapted for particular purposes for squeezing-out liquid from liquid-containing material, e.g. juice from fruits, oil from oil-containing material
    • B30B9/12Presses specially adapted for particular purposes for squeezing-out liquid from liquid-containing material, e.g. juice from fruits, oil from oil-containing material using pressing worms or screws co-operating with a permeable casing
    • B30B9/14Presses specially adapted for particular purposes for squeezing-out liquid from liquid-containing material, e.g. juice from fruits, oil from oil-containing material using pressing worms or screws co-operating with a permeable casing operating with only one screw or worm
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B9/00Presses specially adapted for particular purposes
    • B30B9/02Presses specially adapted for particular purposes for squeezing-out liquid from liquid-containing material, e.g. juice from fruits, oil from oil-containing material
    • B30B9/12Presses specially adapted for particular purposes for squeezing-out liquid from liquid-containing material, e.g. juice from fruits, oil from oil-containing material using pressing worms or screws co-operating with a permeable casing
    • B30B9/18Presses specially adapted for particular purposes for squeezing-out liquid from liquid-containing material, e.g. juice from fruits, oil from oil-containing material using pressing worms or screws co-operating with a permeable casing with means for adjusting the outlet for the solid

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Treatment Of Sludge (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)

Abstract

プレッサー長期間に亘って円滑且つ安定的に駆動さることができる駆動機構を備えたスクリュープレスを提供する。本発明のスクリュープレスは、濾過面11A及びその両端面11B、11Dを有する回転ドラム11と、回転ドラム11の両端面11B、11Dから突出するスクリュー軸12A及びスクリュー軸12Aの周面に形成されて濾過面11Aの内周面と摺接するスクリュー羽根12Bを有するスクリュー12と、回転ドラム11内でスクリュー軸12Aに従って往復移動して濾過面11Aとスクリュー軸12A間に形成された隙間を開閉するプレッサー18と、を備え、上記右端面11Dに設けられて回転ドラム11内のプレッサー18を往復移動させるために加圧流体を供給するロータリージョイント19Cと連結されたエアシリンダ19Aを有する駆動機構19を備え、エアシリンダ19Aは右端面11Dと一体化して設けられている。

Description

本発明は、汚泥等の被処理物を圧搾して固液分離するスクリュープレスに関し、更に詳しくは、圧搾後の固形分にその排出口で背圧を付与するプレッサーの駆動機構に関する。
従来のこの種のスクリュープレスとしては例えば図3に示すものが知られている。図3は特許文献1に記載されたスクリュープレスを模式的に示したものである。従来のスクリュープレスMは、図3に示すように、円筒状の濾過面1Aを有する回転ドラム1と、この回転ドラム1の軸心に従って貫通するスクリュー軸2A及びスクリュー軸2Aの外周面に螺旋状に形成されたスクリュー羽根2Bを有するスクリュー2と、を備え、被処理物(例えば、汚泥)を圧搾して分離液と固形分に固液分離するように構成されている。
回転ドラム1は、濾過面1Aの一端(図では左端)を閉じる左端面1Bと、濾過面1Aの右端に濾過面1Aより拡径して連設された拡径部1Cと、拡径部1Cの右端を閉じる右端面1Dと、を備えている。スクリュー軸2Aは、左端部が回転ドラム1の左端面1Bの中心を貫通していると共に右端部が右端面1Dの中心を貫通している。また、スクリュー軸2Aは、図3に示すように左端部に形成された中空部2Cと、回転ドラム1内で中空部2Cから開口する開口部2Dと、を有し、スクリュー軸2Aの左端から中空部2C内に汚泥が矢印Aで示すように供給され、回転ドラム1内のスクリュー軸2Aの開口部2Dから回転ドラム1内に流入するようになっている。
スクリュー軸2Aは、回転ドラム1の左端面1Bの近傍から濾過面1Aの右端まで徐々に拡径するテーパ形状部と、拡径部1C内でテーパ形状部の最大径と同一径に形成された直胴部を有している。テーパ形状部に形成されたスクリュー羽根2Bは回転ドラム1の左側から右側に向けて徐々に螺旋間隔が狭くなり、排出部1C側ほど圧搾力が強くなる。
スクリュー軸2Aの左右両端部には第1、第2の軸受3A、3Bがそれぞれ設けられ、スクリュー軸2Aが第1、第2の軸受3A、3Bで回転自在に軸支されている。回転ドラム1の左端面1Bの中心孔とスクリュー軸2Aの間には第3の軸受4Aが設けられている。また、回転ドラム1の右端面1Dの中心部にはスクリュー軸2Aを被覆する筒体1Eが連結され、この筒体1Eとスクリュー軸2Aの間に第4の軸受4Bが設けられている。第2の軸受3Bは、回転ドラム1の筒体1Eから延設された薄肉部を介してスクリュー軸2Aを軸支している。
スクリュー軸2Aの左端部には第1のスプロケット5Aが取り付けられていると共に回転ドラム1の筒体1Eの薄肉部の右端部端には第2のスプロケット5Bが取り付けられ、これらのスプロケット5A、5Bを介してスクリュー2と回転ドラム1がそれぞれ回転する。回転ドラム1はスクリュー2とは回転速度が異なる差動回転をする。
また、回転ドラム1の濾過面1Aの右端と拡径部1Cの左端の間には濾過面1Aと同一径の直胴部1Fがあり、この直胴部1Fの右端とスクリュー軸2Aの直胴部のリング状の隙間が汚泥の圧搾処理後の固形分の排出口になっている。また、排出口からの固形分は拡径部1Cを経由して外部に排出されるため、以下では拡径部1Cを排出部1Cとして説明する。
回転ドラム1の排出部1C内にはリング状を呈するプレッサー6Aが設けられており、このプレッサー6Aで排出口を塞ぎ、固形分に背圧を付与する。このプレッサー6Aは、排出口を塞ぐテーパ面を有するリング状に形成され、スクリュー軸2Aの直胴部が中央孔を貫通している。排出部1Cの外側にはリング状を呈するプレッサー押板6Bがプレッサー6Aと所定の間隔を空けて平行に設けられている。このプレッサー押板6Bの中央孔を回転ドラム1の筒体1Eが貫通しており、プレッサー押板6Bが筒体1Eに従って左右方向に摺動する。また、このプレッサー押板6Bは、複数のロッド6Cを介してプレッサー6Aに連結されている。プレッサー押板6Bは、駆動機構6Dを介して筒体1Eを左右方向に往復移動する。駆動機構6Dは、例えば加圧空気で機能するエアシリンダ6Dと、プレッサー押板6Bの外周縁部を挟む摺動部材6Dと、摺動部材6Dを支持する支持体6Dと、を有し、エアシリンダ6Dが加圧空気によってシリンダロッド6Dを伸縮させてプレッサー押板6Bを操作するように構成されている。
プレッサー6Aによって排出口を閉じる場合には、駆動機構6Dを介してプレッサー押板6Bを実線位置から左方向の二点鎖線で示す位置まで移動させ、プレッサー6Aによって排出口を閉じ、回転ドラム1内でスクリュー2によって搬送されてくる固形分に背圧を付与する。この背圧は駆動機構6Dのエアシリンダ6Dによって調整することができる。回転ドラム1が回転すると共にプレッサー6Aが筒体1Eに従って往復移動する間に、摺動部材6Dがプレッサー押板6Bの外周縁部を摺動する。スクリュー2によって搬送される固形分からの圧力がプレッサー6Aからの背圧に打ち勝つと、プレッサー6Aが二点鎖線で示す位置から右方へ移動し、排出口を徐々に開放して排出部1Cから固形分を矢印Bで示すように外部へ排出する。
尚、図3において、6Eは摺動部材6Dを円滑に直進させるガイド機構、7は回転ドラム1等を収納するハウジング、8は回転ドラム1の下方に形成された傾斜面からなる集水部、9は集水部8の中央部に形成された排水部である。
而して、スクリュープレスMの回転ドラム1及びスクリュー2が回転して汚泥を固液分離して固形分を徐々に強く圧搾しながら排出口へ搬送し、固形分がプレッサー6Aに達し、プレッサー6Aへの押圧力がその背圧に打ち勝った時、プレッサー6Aが排出口を開いて固形分を排出部1Cへ排出し、排出部1Cから矢印Bで示すように外部へ排出する。この間、回転ドラム1内では圧搾処理される汚泥から分離水が生成し、濾過面1Aから集水部8に集水され、排水部9から外部へ排出される。尚、回転ドラム1の濾過面1Aとハウジング7の上方の隙間には洗浄装置(図示せず)が濾過面1Aの全長に亘って設けられ、回転ドラムが回転している時に濾過面1Aを洗浄する。
特許第4373832号
しかしながら、従来のスクリュープレスMが稼働し、汚泥の圧搾処理を長期間続け、回転ドラム1と一緒に回転するプレッサー6Aが固形分の排出口の開閉を繰り返していると、プレッサー6Aの駆動機構6Dを構成する摺動部材6Dがプレッサー押板6Bとの摺動によって摩耗し、摺動部材6Dとプレッサー押板6Bとの間にガタつきが生じ、駆動機構6Dの駆動力がプレッサー6Aに円滑に伝達されず、プレッサー6Aが円滑に駆動しなくなると共に摺動部材6D等の消耗部品が摩耗するため、スクリュープレスMを止めて摺動部材6D等の消耗部品を交換しなければならず、延いてはスクリュープレスMの稼働率が低下するという課題があった。
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、プレッサー長期間に亘って円滑且つ安定的に駆動さることができる駆動機構を備えたスクリュープレスを提供することを目的としている。
本発明の請求項1に記載のスクリュープレスは、円筒状の濾過面及びその両端に形成された第1、第2の端面を有する回転ドラムと、上記回転ドラム内に設けられて上記回転ドラムの両端面から突出するスクリュー軸及び上記スクリュー軸の周面に螺旋状に形成されて上記濾過面の内周面と摺接するスクリュー羽根を有するスクリューと、上記回転ドラム内で上記スクリュー軸に従って往復移動して上記濾過面と上記スクリュー軸の間に形成された隙間を開閉するプレッサーと、を備え、上記回転ドラムと上記スクリューの回転時に、これら両者を介して上記回転ドラム内に供給される被処理物を圧搾するスクリュープレスであって、上記第2の端面に設けられて上記回転ドラム内の上記プレッサーを往復移動させるシリンダ機構を有する駆動機構を備え、上記シリンダ機構は上記第2の端面と一体化していることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2に記載のスクリュープレスは、請求項1に記載の発明において、上記駆動機構は、上記シリンダ機構に加圧流体を供給するために上記スクリュー軸に設けられたロータリージョイントを有することを特徴とするものである。
また、本発明の請求項3に記載のスクリュープレスは、請求項2に記載の発明において、上記ロータリージョイントは、上記スクリュー軸の端部を囲み回転しない筒状の固定部と、上記固定部の外周面に回転自在に設けられ且つ上記第2の端面から突出する筒体に連結された筒状の回転部と、を有することを特徴とするものである。
また、本発明の請求項4に記載のスクリュープレスは、請求項3に記載の発明において、上記固定部には上記流体が通る通路が軸方向に少なくとも一つ形成されていると共に上記固定部の外周面には上記少なくとも一つ通路に連通する少なくとも一つの環状溝が形成され、また、上記回転部には上記少なくとも一つの環状溝に連通する少なくとも一つの第1のポートが形成されており、更に、上記回転部から軸方向に突出する上記固定部の端部には上記少なくとも一つ通路に連通する第2のポートが少なくとも一つ形成されていることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項5に記載のスクリュープレスは、請求項1〜請求項4いずれか1項に記載の発明において、上記回転ドラム内には上記プレッサーを上記スクリュー軸に従って往復移動させるガイドロッドが設けられていることを特徴とするものである。
本発明によれば、プレッサーを長期間に亘って円滑且つ安定的に駆動さることができる駆動機構を備えたスクリュープレスを提供することができる。
本発明のスクリュープレスの一実施形態を全長に亘って示す断面図である。 図1に示すスクリュープレスの要部を示す断面図である。 従来のスクリュープレスを示す模式図である。
以下、図1及び図2に示す実施形態に基づいて本発明を説明する。
本実施形態のスクリュープレス10は、例えば図1に示すように、円筒状の濾過面11Aの左端に形成された第1の端面(以下、「左端面」と称す。)11Bを有し且つ濾過面11Aの右端から延設された拡径部11Cの右端に第2の端面(以下、「右端面」と称す。)11Dを有する回転ドラム11と、回転ドラム11内で軸心を共有し回転ドラム11の両端面11B、11Dから外方へ突出するスクリュー軸12A及びスクリュー軸12Aの周面に螺旋状に形成されて濾過面11Aの内周面と摺接するスクリュー羽根12Bを有するスクリュー12と、を備え、回転ドラム11とスクリュー12が協働して被処理物(例えば、汚泥)を圧搾して固形分と分離液に固液分離し、分離液を濾過面11Aから排出すると共に固形分をスクリュー羽根12Bによって圧搾しながら後述の排出口まで搬送するように構成されている。
図1に示すように、スクリュー軸12Aの両端部にはそれぞれ第1、第2の軸受13A、13Bがそれぞれ設けられ、これらの軸受13A、13Bによってスクリュー軸12A、即ちスクリュー12を回転自在に軸支している。第1、第2の軸受13A、13Bは、いずれも支持体S1、S2に固定されている。第2の軸受13Bは、後述するように隣接するロータリージョイントに連結されている。回転ドラム11の両端面11B、11Dそれぞれの中心孔にはスクリュー軸12Aとの間に介在する第3、第4の軸受14A、14Bがそれぞれ設けられ、これらの軸受14A、14Bによってスクリュー軸12Aにおいて回転ドラム11が回転自在に軸支されている。
図1に示すように、回転ドラム11の右端面11Dの外面には第4の軸受14Bを囲む筒体11Eが取り付けられ、この筒体11Eの右端にスプロケット15Aが設けられている。このスプロケット15Aには第1の駆動装置16Aが無端状のチェーン17Aを介して連結され、第1の駆動装置16Aがチェーン17A、スプロケット15Aを介して回転ドラム11を回転させる。スクリュー軸12Aの右端部にはスプロケット15Bが設けられていると共にスプロケット15Bには第2の駆動装置16Bが無端状のチェーン17Bを介して連結され、第2の駆動装置16Bがチェーン17B、スプロケット15Bを介してスクリュー12を回転ドラム11よりも速い回転速度で回転させる。
また、スクリュー軸12Aは、図1に示すように回転ドラム11の濾過面11A内において左端面11Bの近傍から右側の拡径部11Cの近傍まで徐々に拡径するテーパ形状部12Aと、テーパ形状部12Aの右端からそれと同一径で拡径部11C内に延設された直胴部12Aと、を有している。従って、第1、第2、第3、第4の軸受13A、13B、14A、14Bはいずれもスクリュー軸12の両端部に設けられており、回転ドラム11がスクリュー軸12によって回転自在に軸支されている。また、スクリュー羽根12Bの外周と濾過面11Aの内周面との細隙が経時的に実質的に一定に維持されている。また、スクリュー羽根12Bは、テーパ形状部12Aに螺旋状に形成され、排出部11Cに向かうほど螺旋間隔が狭くなっている。
また、回転ドラム11の左端面11Bを貫通するスクリュー軸12Aの左端部は中空軸として形成されている。中空軸には回転ドラム11の左端面11Bの内側近傍に位置する開口部12Cが形成されている。汚泥は中空軸の左端開口から供給され、開口部12Cから回転ドラム11内に流入するようになっている。
回転ドラム11の濾過面11Aの右端とスクリュー軸12Aの直胴部12Aの間にはリング状の隙間があり、この隙間から固形分が排出される。このリング状の隙間を以下では排出口として説明する。また、この排出口から排出される固形分は拡径部11Cを経由して後述のように外部へ排出される。そこで、以下では拡径部11Cを排出部11Cとして説明する。
排出部11C内には固形分の排出口を開閉するプレッサー18が設けられ、プレッサー18によって排出口で固形分に背圧を付与するように構成されている。排出口において固形分の押し出し圧がプレッサー18からの所定の背圧に打ち勝つと、プレッサー18が排出部11C内で二点鎖線位置から右端面11D側の実線位置までへ移動して出口を徐々に開いて固形分を排出部11Cへ排出する。
而して、本実施形態で用いられるプレッサー18は、図1、図2に示すように、リング状の排出口に先端側が侵入して排出口を閉じるテーパ面を有し、その中央孔をスクリュー軸12Aの直胴部12Aが貫通し、直胴部12Aに沿って左右方向に移動するように構成されている。このプレッサー18は、回転ドラム11の外側に設けられた駆動機構19によって排出口において固形分に所定の背圧を付与すると共に排出口を開閉するように構成されている。
駆動機構19は、図1、図2に示すように、例えば回転ドラム11の右端面11Dの外側に互いに180°隔てた位置に設けられた2つのシリンダ機構(例えば、エアシリンダ)19Aと、これらのエアシリンダ19Aと配管19B、19Bを介して接続されたロータリージョイント19Cと、ロータリージョイント19Cと配管19Bを介して連結された空気源19Dと、を備えている。そして、2つのエアシリンダ19Aのシリンダロッド19Aの先端部にはそれぞれプレッサー18が連結されている。また、プレッサー18は、図1、図2に示すように回転ドラム11の排出部11C内で右端面11Dとその対抗面との間に周方向等間隔を空けて配置された複数のガイドロッド19Eに連結され、これらのガイドロッド19Eを介して左右方向に円滑に移動案内するように構成されている。エアシリンダ19Aは、図1、図2では一つだけ図示されている。また、本実施形態ではエアシリンダ19Aとして複動式エアシリンダが用いられている。本発明では単動式エアシリンダも用いることができる。
従って、駆動機構19は、空気源19Dからロータリージョイント19Cを介してエアシリンダ19Aに加圧空気を供給されるとシリンダロッド19Aが伸び、プレッサー18を固形分の排出口に向けて移動させて排出口を閉じるように構成されている。この際、汚泥の種類等の特性に応じて加圧空気の圧力の大きさを調整して固形分に付与する背圧を適宜の大きさに設定することができる。加圧空気の圧力を高く設定すればプレッサー18から固形分への背圧が大きくなって固形分の含水率が低下し、逆に加圧空気の圧力を低く設定すればプレッサー18から固形分への背圧が小さくなって固形分の含水率が高くなる。
本実施形態に用いられるロータリージョイント19Cは、図2に示すように第2の軸受13Bと第4の軸受14Bの間に介在している。このロータリージョイント19Cは、同図に示すように、第2の軸受13Bに連結、固定された筒状の固定部19Cと、この固定部19Cに内面が摺接すると共に回転ドラム11の筒体11Eに連結された筒状の回転部19Cと、固定部19Cと回転部19Cの両端部間に介在する軸受19Cと、備え、回転部19Cが回転ドラム11と一緒に固定部19Cに摺接しながら回転するように構成されている。筒状の固定部19Cとスクリュー軸12Aの間には細隙があり、スクリュー軸12Aが固定部19Cとの間に細隙を介して円滑に回転するようになっている。
また、図2に示すように、筒状の固定部19Cには軸方向に加圧空気の通路が2本形成されていると共に、固定部19Cの外周面には2本の通路とそれぞれ連通する2つの環状溝が形成されている。即ち、通路と環状溝が連通路を介して連通している。また、回転部19Cには2つの環状溝とそれぞれ連通する2つの第1のポートが径方向に形成されていると共に、回転部19Cからはみ出した固定部19Cの右端部には固定部19Cの2本の通路それぞれに連通する第2のポートが径方向に2つ形成されている。固定部19Cの右端部の2つの第2のポートそれぞれには図1に示す空気源19Dの配管19Bに接続されたワンタッチ継手19C(図2参照)が取り付けられ、回転部19Cの2つのポートにはエアシリンダ19Aとの2つの配管19Bにそれぞれ接続される2つのワンタッチ継手19Cが取り付けられている。エアシリンダ19Aの両端部には回転部19Cの2本の配管19B(図1参照)を接続するワンタッチ継手19Aが取り付けられ、空気源19D(図1参照)からの加圧空気がロータリージョイント19Cの第2のポート、通路及び第1のポートを介してエアシリンダ19Aの開閉用のポートに供給される。エアシリンダ19Aがプレッサー18を移動させて排出口を閉じ、排出口において固形分に背圧を付与する。
ところで、回転ドラム11は、図1に示すようにハウジング20内に収納され、ハウジング20内の回転ドラム11の上方には濾過面11Aの全長に亘って洗浄装置21が設けられ、洗浄装置21から洗浄水を間欠的に噴霧して濾過面11Aを洗浄するようになっている。回転ドラム11の下方には傾斜面を有する集水部22が形成され、この集水部22の下端には排水管23が設けられている。従って、回転ドラム11からの分離水と洗浄水は集水部22において集水され、排水管23から外部へ排出される。
次いで、本実施形態のスクリュープレス10の動作について説明する。
汚泥を圧搾するためにスクリュープレス10を始動させると、第1、第2の駆動装置16A、16Bが回転ドラム11及びスクリュー12を差動回転させると共に、プレッサー18が駆動機構19のエアシリンダ19Aを介して排出口に近づき、排出口を閉じる。この間、図1に矢印Aで示すように汚泥がスクリュー軸12Aの中空軸から供給されて中空軸の開口部12Cから回転ドラム11内に流入する。汚泥が回転ドラム11内でスクリュー12のスクリュー羽根12Bを介して排出口に向けて搬送される間に徐々に狭くなるスクリュー羽根12Bの働きで徐々に圧搾されて固形分と分離水に固液分離される。固液分離後の分離水は濾過面11Aから集水部22へ排出され、固形分はスクリュー羽根12Bによって排出口へ搬送される。
固形分が排出口に達し、回転ドラム11と一緒に回転するプレッサー18に接触するとプレッサー18は固形分から押圧力を受ける。この時、プレッサー18は駆動機構19のエアシリンダ19Aから背圧を受けているため、排出口でのスクリュー羽根12Bからの押圧力の増加によって固形分の圧搾が進み、固形分からの分離水が濾過面11Aから集水部22へ排出される。固形分が排出口に近づくに連れてスクリュー羽根12Bからの押圧力が徐々に増加してプレッサー18からの背圧に打ち勝つと、プレッサー18はスクリュー羽根12Bからの押圧力を受けて排出口を開ける。これにより、固形分が排出口から排出部11C内へ排出され、更に排出部11Cから図1に矢印Bで示すように外部へ排出される。この際、プレッサー18から固形分に付与する背圧は被処理物の種類によって適宜設定することができる。
本実施形態では、プレッサー18の駆動機構19を構成するエアシリンダ19Aが回転ドラム11の右端面11Dに取り付けられていると共にロータリージョイント19Cの回転部19Cが回転ドラム11の筒体11Eに直接連結されており、プレッサー18を操作するエアシリンダ19Aとロータリージョイント19Cの回転部19C及び配管19Bが回転ドラム11と一緒に回転し、回転ドラム11に対して相対的に静止した構造であるため、従来のように構成部品間で摩擦力が生じて摩耗するなどの問題がなく、プレッサー18を常に円滑に駆動させることができる。
以上説明したように本実施形態によれば、プレッサー18の駆動機構19を構成するエアシリンダ19Aが回転ドラム11の右端面11Dに取り付けられていると共にロータリージョイント19Cを介してエアシリンダ19Aに加圧空気を供給するようにしたため、駆動機構19の主要部が回転ドラム11と一緒に回転するため、従来のように消耗部品がなく、その交換作業が不要となって、長期間に亘ってプレッサー18を常に円滑に駆動させることができ、延いてはスクリュープレス10の稼働率を高めることができ、メンテナンス費用を節約することができる。
本発明は、汚泥やスラリー等の被処理物を圧搾して固液分離する固液分離装置スとして利用することができる。
10 スクリュープレス
11 回転ドラム
11A 濾過面
11B 左端面(第1の端面
11C 排出部(拡径部)
11D 右端面(第2の端面)
11E 筒体
12 スクリュー
12A スクリュー軸
12B スクリュー羽根
18 プレッサー
19 駆動機構
19A エアシリンダ(シリンダ機構)
19C ロータリージョイント
19C 固定部
19C 回転部
19E ガイドロッド

Claims (5)

  1. 円筒状の濾過面及びその両端に形成された第1、第2の端面を有する回転ドラムと、上記回転ドラム内に設けられて上記回転ドラムの両端面から突出するスクリュー軸及び上記スクリュー軸の周面に螺旋状に形成されて上記濾過面の内周面と摺接するスクリュー羽根を有するスクリューと、上記回転ドラム内で上記スクリュー軸に従って往復移動して上記濾過面と上記スクリュー軸の間に形成された隙間を開閉するプレッサーと、を備え、上記回転ドラムと上記スクリューの回転時に、これら両者を介して上記回転ドラム内に供給される被処理物を圧搾するスクリュープレスであって、上記第2の端面に設けられて上記回転ドラム内の上記プレッサーを往復移動させるシリンダ機構を有する駆動機構を備え、上記シリンダ機構は上記第2の端面と一体化していることを特徴とするスクリュープレス。
  2. 上記駆動機構は、上記シリンダ機構に加圧流体を供給するために上記スクリュー軸に設けられたロータリージョイントを有することを特徴とする請求項1に記載のスクリュープレス。
  3. 上記ロータリージョイントは、上記スクリュー軸の端部を囲み回転しない筒状の固定部と、上記固定部の外周面に回転自在に設けられ且つ上記第2の端面から突出する筒体に連結された筒状の回転部と、を有することを特徴とする請求項2に記載のスクリュープレス。
  4. 上記固定部には上記流体が通る通路が軸方向に少なくとも一つ形成されていると共に上記固定部の外周面には上記少なくとも一つ通路に連通する少なくとも一つの環状溝が形成され、また、上記回転部には上記少なくとも一つの環状溝に連通する少なくとも一つの第1のポートが形成されており、更に、上記回転部から軸方向に突出する上記固定部の端部には上記少なくとも一つ通路に連通する第2のポートが少なくとも一つ形成されていることを特徴とする請求項3に記載のスクリュープレス。
  5. 上記回転ドラム内には上記プレッサーを上記スクリュー軸に従って往復移動させるガイドロッドが設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項4いずれか1項に記載のスクリュープレス。
JP2017557018A 2017-04-05 2017-04-05 スクリュープレス Expired - Fee Related JP6288629B1 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2017/014269 WO2018185887A1 (ja) 2017-04-05 2017-04-05 スクリュープレス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6288629B1 true JP6288629B1 (ja) 2018-03-07
JPWO2018185887A1 JPWO2018185887A1 (ja) 2019-04-11

Family

ID=61558030

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017557018A Expired - Fee Related JP6288629B1 (ja) 2017-04-05 2017-04-05 スクリュープレス

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6288629B1 (ja)
KR (1) KR101983735B1 (ja)
WO (1) WO2018185887A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108749075A (zh) * 2018-06-11 2018-11-06 晏子俊 一种柱塞式固液分离机
CN110341229A (zh) * 2018-04-02 2019-10-18 中机华丰(北京)科技有限公司 一种软挤压螺旋固液分离装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116001346B (zh) * 2023-03-24 2023-05-30 太原理工大学 一种固体废弃物湿法分离设备及其分离方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002001589A (ja) * 2000-06-19 2002-01-08 Ishigaki Co Ltd 連続式加圧脱水機
JP2002205195A (ja) * 2001-01-10 2002-07-23 Tsukishima Kikai Co Ltd スクリュウプレス式濾過装置
JP2003136290A (ja) * 2001-10-31 2003-05-14 Mitsubishi Kakoki Kaisha Ltd スクリュープレス
JP2015131276A (ja) * 2014-01-14 2015-07-23 三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社 有機性汚泥の脱水システム

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004181586A (ja) * 2002-12-04 2004-07-02 Koyo Seiko Co Ltd 油圧ロータリージョイント及びこれを用いた超仕上機
JP4373832B2 (ja) * 2004-03-30 2009-11-25 三菱化工機株式会社 スクリュープレス
KR200462850Y1 (ko) * 2010-08-23 2012-10-09 (주)케이씨이앤씨 로터리 조인트

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002001589A (ja) * 2000-06-19 2002-01-08 Ishigaki Co Ltd 連続式加圧脱水機
JP2002205195A (ja) * 2001-01-10 2002-07-23 Tsukishima Kikai Co Ltd スクリュウプレス式濾過装置
JP2003136290A (ja) * 2001-10-31 2003-05-14 Mitsubishi Kakoki Kaisha Ltd スクリュープレス
JP2015131276A (ja) * 2014-01-14 2015-07-23 三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社 有機性汚泥の脱水システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110341229A (zh) * 2018-04-02 2019-10-18 中机华丰(北京)科技有限公司 一种软挤压螺旋固液分离装置
CN108749075A (zh) * 2018-06-11 2018-11-06 晏子俊 一种柱塞式固液分离机

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2018185887A1 (ja) 2019-04-11
KR20180135789A (ko) 2018-12-21
WO2018185887A1 (ja) 2018-10-11
KR101983735B1 (ko) 2019-05-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6288629B1 (ja) スクリュープレス
KR101869346B1 (ko) 원심 스크류 탈수기
MX2013008578A (es) Dispositivo de separacion de solido-liquido.
JP2007160246A (ja) ろ過装置
JP2018149548A (ja) スクリュープレスの目詰まり防止装置
JP3955456B2 (ja) スクリュープレス
TW201536694A (zh) 有機性污泥之脫水系統
JP6288630B1 (ja) スクリュープレス
JP4487908B2 (ja) 汚泥等の濃縮装置
RU2333391C2 (ru) Роторный насос
KR20120110228A (ko) 슬러지 탈수장치
JP2009142791A (ja) 濃縮機構付きスクリュープレス
JP5660928B2 (ja) スクリュープレス
KR100791120B1 (ko) 슬러지 탈수장치
JP2008104951A (ja) 回転加圧脱水機および回転加圧脱水機による汚泥の脱水方法
JP4373832B2 (ja) スクリュープレス
CN106242227A (zh) 可变隙无机污泥浓缩脱水一体机
JP5318555B2 (ja) 回転加圧脱水機および回転加圧脱水機による汚泥の脱水方法
WO2016120655A1 (en) Wobble plate pump, designed for easy maintenance
KR102412210B1 (ko) 탈수장치
JP2004290833A (ja) デカンタ型遠心脱水装置
JP7247126B2 (ja) スクリュープレス
JP2005199171A (ja) 固液分離装置
JPS60247498A (ja) 汚泥その他の脱水処理装置
KR200369851Y1 (ko) 슬러지 탈수장치

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171030

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171030

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20171030

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20171204

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180123

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180129

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6288629

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250