JP6286769B2 - 液体供給装置 - Google Patents

液体供給装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6286769B2
JP6286769B2 JP2013230617A JP2013230617A JP6286769B2 JP 6286769 B2 JP6286769 B2 JP 6286769B2 JP 2013230617 A JP2013230617 A JP 2013230617A JP 2013230617 A JP2013230617 A JP 2013230617A JP 6286769 B2 JP6286769 B2 JP 6286769B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
piston
pressurized gas
supply
displacement sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013230617A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015080473A (ja
Inventor
周太郎 石川
周太郎 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Able Corp
Original Assignee
Able Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Able Corp filed Critical Able Corp
Priority to JP2013230617A priority Critical patent/JP6286769B2/ja
Publication of JP2015080473A publication Critical patent/JP2015080473A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6286769B2 publication Critical patent/JP6286769B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)

Description

本発明は、液体供給装置、詳しくは、液体、例えば、培地、薬液、栄養液、水等の所要量を、例えば、培養系、化学反応系、人体等に一時的、連続的あるいは断続的に供給する装置に関する。
従来、液体供給装置として、シリンジポンプが多用されており、特に、シリンジポンプは、ICU(集中治療室)等での栄養補給や輸血、化学療法剤などの薬液注入に用いられている(例えば、特許文献1参照)。
一般的なシリンジポンプは、シリンジと、シリンジの押子をピストン運動させるためのスライダーと、スライダーを駆動させるモーター等を基本構成としている。
また、他の液体供給装置として、電子天秤とペリスタポンプ(モーターを使用)との組み合わせによるもの、すなわち、液体を送った供給先の重量増の計測値でポンプを制御するものも用いられている。
特開2004−24884号公報
しかしながら、上記した前者のシリンジポンプは、装置として、寸法が、例えば30(W)×20(D)×15(H)cm等と嵩張り、また、重量が、例えば、4kg等とかなり重く、更には、構造も複雑である等の問題点があり、その利便性において必ずしも満足すべきものではない。
また、後者の電子天秤とペリスタポンプとの組み合わせによるものでは、広い設置場所を必要とする等の難点がある。
本発明は、このような従来技術が有する課題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、小型、軽量、かつ、構造が簡単、省スペースで、利便性にも優れ、そして、所要量の液体を精度よく供給し得る液体供給装置を提供すること、更には、該液体供給装置が培養装置の培養槽に連結して備えられた培養装置を提供することにある。
本発明者は、上記目的を達成すべく種々検討して結果、ピストンが内部に装入されたシリンダーを用い、その内部に注入された液体を、加圧気体の気体圧でピストンを押進させて送出すること、及びその際の液体の送出量(供給量)の算出基礎となるピストンの移動距離(平行移動距離)を変位センサで計測すること等により、従来のごとくモーターを用いることもなく、目的とする液体供給装置を提供することができること等の新知見を得た。
本発明は、これに限定されるものではないが、以下の発明を包含する。
(1)両端部封止のシリンダーがその内部に装入されたピストンにより液体収容部と加圧気体導入部とに2分画されていて、当該液体収容部の液体を当該加圧気体導入部の気体圧で押進するピストンにより送出して供給する液体供給装置であって、
前記液体収容部には、液体供給源に連通する液体注入管及び供給先に連通する液体送出管がそれぞれ開閉弁を介して連結され、
前記加圧気体導入部には、加圧気体源に連通する加圧気体導入管が開閉弁を介して連結され、
更に、前記気体圧により前記ピストンが前記液体収容部側方向に平行移動する距離を前記加圧気体導入部側から計測する変位センサ、及び前記変位センサで計測された前記ピストンの平行移動距離と前記シリンダーの内径とから送出量が求められる液体を前記供給先に所要量で供給することを制御する制御手段が備えられた、前記装置。
(2)前記気体圧が空気圧である、(1)に記載の装置。
(3)前記変位センサが接触式変位センサ又は非接触式変位センサである、(1)又は(2)に記載の装置。
(4)(1)〜(3)のいずれかに記載の液体供給装置が培養装置の培養槽に連結して備えられた、前記培養装置。
本発明によれば、ピストンが内部に装入されたシリンダーを用い、その内部に注入された液体を、加圧気体の気体圧でピストンを押進させて送出すること、及びその際の液体の送出量(供給量)の算出基礎となるピストンの移動距離(平行移動距離)を変位センサで計測すること等としたため、小型、軽量、かつ、構造が簡単、省スペースで、利便性にも優れ、そして、所要量の液体を精度よく供給し得る液体供給装置、更には、該液体供給装置が培養装置の培養槽に連結して備えられた培養装置を提供することができる。
は、本発明の液体供給装置の一実施形態を示す説明用概略図である。 は、本発明の液体供給装置の他の実施形態を示す説明用概略図である。 は、本発明方法と従来方法とによる液体供給量の重量比較を示すグラフである。
以下、本発明の液体供給装置について図面を参照しつつ詳細に説明する。
本発明の液体供給装置は、液体、例えば、培地、薬液、栄養液、水等の所要量を、例えば、培養系、化学反応系、人体等に一時的、連続的又は断続的に供給する装置として使用される。
本発明の最も特徴とするところは、シリンダー内の液体収容部の液体をピストンの押進、移動で送出するに際し、該ピストンを加圧気体の気体圧で押進させること、及び送出量(供給量)を求めるために押進によるピストンの平行移動距離を変位センサで計測することにある。
このようにすることによって、ピストンの押進をモーターによることなく、そして、所要量の液体を精度よく供給先に供給することができる。
図1は、本発明の液体供給装置の一実施形態を示す説明用概略図であり、その主要部の両端部封止のシリンダー、その内部に装入されたピストン、変位センサ等については、概略断面図として示す。
同図の本発明の液体供給装置1において、シリンダー(円筒)2は、その両端部2a、2bが液密的及び気密的に封止されており、そして、その内部に装入されているピストン3により、液体収容部4と加圧気体導入部5とに2分画されている。
また、ピストン3の外周面とそれに相対するシリンダー2の内周面との間は、液密性及び気密性が確保されている。
更に、液体収容部4には、液体供給源LSに連通する液体注入管6及び供給先9に連通する液体送出管7がそれぞれ開閉弁6v、7vを介して連結されている。液体注入管6及び液体送出管7のシリンダー2への連通、取付けは、その側面、端部2a等の適宜の位置とすればよい。
一方、加圧気体導入部5には、加圧気体源GSに連通する加圧気体導入管8が開閉弁8vを介して連結されている。加圧気体導入管8のシリンダーへの連通、取付けは、その側面、端部2b等の適宜の位置とすればよい。
なお、ピストン3は、その上表面がシリンダー2の内面(内壁)に対して垂直に平行移動するように、ピストン3の外周面(外周壁)に一定の厚さ(幅)を持たせるようにするのが好ましい。
また、ピストン3は、加圧気体導入部5に導入された加圧気体の気体圧により液体収容部4側方向に押進され、液体を送出して供給先9(例えば、培養槽、分注容器等)に供給するが、このときのピストン3のシリンダー2内の平行移動距離を加圧気体導入部5側から計測するために変位センサが用いられる。
本実施形態においては、変位センサの一例である接触式変位センサ10(以下単に「変位センサ10」ということもある。)の検知部(「接触子」ともいう。)10aが、加圧気体導入部5側に配置されていて、ピストン3の平行移動距離が加圧気体導入部5側から計測される。
なお、本発明において、ピストン3の平行移動距離を加圧気体導入部5側から計測するとは、ピストン3の加圧気体導入部5側の表面に検知部を当接させたり、後記するレーザー光を照射(投光)する等して、その平行移動距離を計測することを意味し、変位センサの構成部の一部又は全部が加圧気体導入部5の内部又はその外側のいずれであってもよい。
接触式変位センサ10としては、差動トランス式変位センサであって、例えば、後記する公知の、高精度接触式デジタルセンサ GT2 シリーズ(株式会社キーエンス製)等が用いられる。
また、変位センサ10は、その下部10b等が加圧気体導入部5側のシリンダー2の端部2bに気密的に着脱自在等で固定されていると共に、その先端の検知部10aが加圧気体導入部5側のピストン3の表面に対して垂直に当接するように位置している。
なお、ピストン3の平行移動距離とは、ピストン3の液体収容部4側の表面(上表面)の平行に移動する距離をいうが、その計測は、ピストン3の加圧気体導入部5側の表面(下表面)の移動距離で行なわれる。
供給先9への所要量の液体の供給制御(送出量制御)は、例えば、プログラマブルコントローラー等の公知の制御手段11により行うことができる。すなわち、液体収容部4から供給先9への所要量の液体の供給の制御は、送出量(供給量)が、上記のごとく、シリンダー2内のピストン3の平行移動距離とシリンダー2の内径とから求められる(算出される)ことから、加圧気体導入部5の気体圧によるピストン3の平行移動距離(押進距離)の制御を主とするものとなるが、具体的には、例えば、ピストン3の押進の制御(加圧気体源GS、開閉弁8v(同図においては、加圧気体の放出を考慮して三方弁を例示)、変位センサ10等の制御)、液体の液体収容部4への注入の制御(液体供給源LS、開閉弁6v、開閉弁2v等の制御)及び供給先9への送出、供給の制御(開閉弁7v等の制御)等が制御手段11により行われる。
本発明の液体供給装置1を用いる液体の供給先9への送出、供給は、例えば、次のようにして行われる。
液体供給源LSからの液体は、シリンダー2内の適宜の位置にピストン3が定置されている液体収容部4に、液体注入管6及び開閉弁6v(開)を介してポンプ等の注入手段(不図示)により注入され、この注入の間に開閉弁2vにより十分な抜気が行われる。次いで開閉弁6v及び2vが閉とされ、続いて開閉弁7vが開とされた後、加圧気体が加圧気体源GSから加圧気体導入管8及び開閉弁8v(開)を介して加圧気体導入部5にコンプレッサやガスポンベ等の加圧気体導入手段(不図示)により導入され、そして、その気体圧で供給する所要量に相当する平行移動距離となるようにピストン3が液体収容部4側方向に適宜の速度で押進され、これにより、所要量の液体が開閉弁7v(開)及び液体送出管7を介して供給先9に送出して供給されることになる。
液体の供給先9への供給方法は、例えば、一時的、継続的あるいは断続的供給、所望の速度での供給等、適宜の方法が採用される。
なお、液体の供給を終了し、ピストン3を加圧気体導入部5側に押進して戻すには、例えば、開閉弁2v、7vを閉、開閉弁(三方弁)8vの加圧気体源GS側を閉、大気側を開(放出)とした後、開閉弁6vを開として液体供給源LSの液体を加圧注入等すればよい。
本発明の液体供給装置1において、シリンダー2の封止された両端部2a、2bの少なくとも加圧気体導入部5側の端部2bは、変位センサ10の取り付け、取り外し等の観点から気密的に着脱自在にするのが好ましい。本実施形態では、シリンダー2の端部2bは断面凹形状の封止部材からなり、これにシリンダー2の下部近傍部の外周面がOリング等の環状シール部材2cを介して着脱自在に嵌合されている。この嵌合に代えて、シリンダー2の下部にフランジを取り付け、これに封止板を気密的に螺子止めして端部2bとすることもできる。
また、液体供給源LSに連通する液体注入管6に介在する開閉弁6v及び供給先9に連通する液体送出管7に介在する開閉弁7vの代わりに三方弁を用い、例えば、第1方向を液体注入管6に連結し、第2方向を液体供給管7に連通し、第3方向を液体注入管6の一部及び液体供給管7の一部を兼用する兼用管に連通して液体収容部4に連結するようにしてもよい。
シリンダー2の配置については、縦方向、横方向等のいずれでもよく、更に、縦方向の場合には、液体収容部4を加圧気体導入部5の上又は下のいずれにしてもよい。
シリンダー2、ピストン3等の材料については、特に制限はされないが、例えば、ガラス、ステンレス鋼、プラスチック等が用いられ、中でも、例えば、プラスチック等が好ましい。また、特に透明なものが好適である。
シリンダー2の大きさについては、特に制限されないが、例えば、内径が10〜100mm、長さが40〜200mm等が挙げられる。
なお、ピストン3の外周面とシリンダー2の内周面とは、上記のごとく、液密性及び気密性を確保することが必要であることから、適宜の環状シール部材3a(例えば、単数または複数のOリング等)等がピストン3の外周面に装着される。
また、シリンダー2とピストン3とは、使い捨てとすることができるが、これらを、上記のごとく、プラスチック製にすれば、使い捨てとして好都合である。
用いられる加圧気体源GSの加圧気体としては、特に制限されないが、例えば、コンプレッサからの、あるいはガスボンベ等の空気、窒素ガス等を挙げることができ、空気が好適である。
その圧力についても特に限定されないが、例えば、50〜100kPa等である。
シリンダー2内のピストン3の平行移動距離(押進距離)を測定する変位センサ(「変位計」ともいう。)としては、公知の変位センサが好適に用いられる。
変位センサには、接触式変位センサ、非接触式変位センサ等が挙げられ、また、前者には、差動トランス式、後者には、渦電流式、超音波式、光学式、静電容量式の変位センサ等が挙げられ、そして、これらは特に制限されることなく使用される。変位センサの採用に際しては、加圧気体導入部5の大きさ、ピストン3の平行移動距離等が勘案されるが、例えば、差動トランス式変位センサ(例示:高精度接触式デジタルセンサ GT2 シリーズ(株式会社キーエンス製))、光学式変位センサ(例示:レーザー判別変位センサ IL−S シリーズ CMOS(IL−S100等)(株式会社キーエンス製))等が好適に用いられる。
図2は、本発明の液体供給装置の他の実施形態を示す説明用概略図である。
同図の液体供給装置101は、接触式変位センサ10の代わりに非接触式変位センサ(光学式変位センサ)110とする以外は図1に示す液体供給装置1と同様の構成からなる。
同図において、図1と実質的に同一の部材・箇所には同一の符号を付し、その説明を省略する。
非接触式変位センサ110としては、例えば、上記した公知の、レーザー判別変位センサ IL−S シリーズ CMOS(IL−S100等)(株式会社キーエンス製)等が用いられる。この例示のレーザー判別変位センサは、シリンダー2の下方の外側に配置された受発光器110aの発光部(投光部)から照射されたレーザー光が、シリンダー2の端部2bの下方に支持部材(不図示)を介して設けられた光軸ミラー110b及び端部2bの透明部を介してピストン3の加圧気体導入部5側の表面に達し、そこで反射されたレーザー光が端部2b及び光軸ミラー110bを介して受発光器110aの受光部に到達して、ピストン3の平行移動距離を加圧気体導入部5側から計測する構成になっている。
このレーザー判別変位センサは、三角測量を応用した測定原理でピストン3の平行移動距離を計測するものであって、対象物の位置が変動すると、CMOS(相補型金属酸化膜半導体)の受光位置が変動するが、この受光位置を検出することで対象物の変位置を測定するものである。
なお、光軸ミラー110bを加圧気体導入部5内に支持部材を介して設け、また、受発光器110aをシリンダー2の側面の外側に配置し、そして、受発光をシリンダー2の側面の透明部を介して行うようにすることもできる。
また、光軸ミラー110bは、光軸を屈折させて受発光器110aと対象物(ピストン3の加圧気体導入部5側の表面)との光軸距離を延長させる機能を有するが、光軸ミラー110bを設けることなく、受発光器110aをシリンダー2の端部2bの下方の適当な光軸距離を確保できる位置に配置することもできる。
本発明の液体供給装置1は、供給先9として、特に、微生物、動植物の細胞等の培養装置の培養槽に連通、連結し、液体である培地等の一時的、連続的あるいは断続的な供給等に好適に用いることができる。
液体供給装置1により滅菌した液体を供給する場合には、液体、液体供給装置1、加圧気体等を、公知の方法により適宜滅菌処理等をすればよい。
また、液体供給装置1は、供給先9を分注容器とすることにより、液体分注装置として有効に用いることができる。
液体供給装置1を上記した培養装置の培養槽に付加して備える態様において、液体としては、例えば、培地の他、pH調節剤(例示:水酸化ナトリウム、アンモニア、塩酸)、更には播種する細胞の懸濁液等が挙げられる。
液体供給装置1は、培養槽に対し複数連結して備えることができる。
また、液体供給装置1の用いて培養槽へ培地を供給する方法については、特に制限されず、上記のごとく、常法に従い必要時に適宜行うよう制御手段11により制御すればよい。
更に、液体供給装置1を用いて培養槽内の培養物のpHを調節する方法については、例えば、培養槽内に設けたpHセンサの測定値に基づき算出されたpH調節剤の所要量を供給するように制御手段11により制御すればよい。
なお、変位センサ10、110を備えない以外は液体供給装置1と同様の構成から成る装置を用い、そして培養槽内に設けたpHセンサの計測値に基づきpH調節剤を徐々に供給し、培養物pHが一定範囲になった時にその供給を停止するような方法を採用することもできる。
ここで、図1に示した本発明の液体供給装置1を用いて液体を供給先9に送出して供給したときの送出量(供給量)につき、実測した結果を試験例として示す。
(試験例)
液体供給装置1
(1)シリンダー2:両端部2a、2bが封止された、内径34mm、長さ100mmのポリカーボネート製で、その内部には、内径33mm、厚さ17mmのポリカーボネート製のピストン3が2段の環状シール部材3a(Oリング)を介して装入されている。
(2)接触式変位センサ10:高精度接触式デジタルセンサG2−H50(株式会社キーエンス製)
試験方法
ピストン3がその内部の適宜位置にあるシリンダー2の液体収容部4に液体供給源LSから液体(水を使用)が注入され、この間に液体収容部4の上部の空気は、開閉弁2vが開にされて大気中に放出、抜気された。
次いで、開閉弁6v及び2vが閉にされた後、ピストン3が加圧気体源GSから加圧気体導入部5に導入された加圧気体(コンプレッサからの加圧空気(圧力50〜100kPa)の気体圧で液体収容部4側方向に適宜の速度で押進されることにより、液体収容部4の液体が供給先9の受け容器に連続的に送出して供給された。
このときの供給先9への液体供給量(g)につき、本発明におけるシリンダー2内のピストン3の平行移動距離を接触式変位センサ10で計測して求められた液体供給量(g)(シリンダー2の内径と平行移動距離とから求められた容量×比重)(本発明方法)と、供給先9の受け容器に供給された液体の供給量(g)を電子天秤で連続的に計測した液体供給量(g)(従来方法)とを経時的に比較した。その結果を、表1及び図2として示す。
なお、液体供給量(g)は、上記のごとく、連続的に計測されたが、表1においては、20分毎の計測値をピックアップして示す。
Figure 0006286769
表1及び図2から、本発明方法と従来方法とによる液体供給量(g)の計測値はほぼ同じであることが分かる。このことから、本発明の液体供給装置1によれば、供給先9に所要量の液体を精度よく供給することができるといえる。
1、101 液体供給装置
2 シリンダー
3 ピストン
4 液体収容部
5 加圧気体導入部
9 供給先
10 接触式変位センサ
11 制御手段
110 非接触式変位センサ
LS 液体供給源
GS 加圧気体源

Claims (3)

  1. 両端部封止のシリンダーがその内部に装入されたピストンにより液体収容部と加圧気体導入部とに2分画されていて、当該液体収容部の液体を当該加圧気体導入部の気体圧で押進するピストンにより送出して供給する液体供給装置であって、前記液体収容部には、液体供給源に連通する液体注入管及び供給先に連通する液体送出管がそれぞれ開閉弁を介して連結され、
    前記加圧気体導入部には、加圧気体源に連通する加圧気体導入管が開閉弁を介して連結され、
    更に、前記気体圧により前記ピストンが前記液体収容部側方向に平行移動する距離を前記加圧気体導入部側から計測する変位センサ、及び前記変位センサで計測された前記ピストンの平行移動距離を制御することによって、前記平行移動距離と前記シリンダーの内径とから送出量が求められる液体を前記供給先に所要量で供給することを制御する制御手段が備えられた、前記装置。
  2. 前記制御手段は、前記ピストンの移動速度を制御する、請求項1記載の装置。
  3. 請求項1又は2に記載の液体供給装置が培養槽に連結して備えられた培養装置。
JP2013230617A 2013-10-21 2013-10-21 液体供給装置 Active JP6286769B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013230617A JP6286769B2 (ja) 2013-10-21 2013-10-21 液体供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013230617A JP6286769B2 (ja) 2013-10-21 2013-10-21 液体供給装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015080473A JP2015080473A (ja) 2015-04-27
JP6286769B2 true JP6286769B2 (ja) 2018-03-07

Family

ID=53011422

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013230617A Active JP6286769B2 (ja) 2013-10-21 2013-10-21 液体供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6286769B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111282096A (zh) * 2020-02-26 2020-06-16 姜通渊 机器人注射器

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6813765B2 (ja) * 2016-10-20 2021-01-13 高砂電気工業株式会社 灌流培養装置及び灌流培養方法
JP6351192B1 (ja) * 2017-03-10 2018-07-04 株式会社未在Adシステムズ 調剤支援システム
JP2020062245A (ja) * 2018-10-18 2020-04-23 株式会社湯山製作所 シリンジ鑑査器
EP4059540A1 (en) * 2021-03-15 2022-09-21 Sensile Medical AG Drug delivery device

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3908150B2 (ja) * 2002-11-11 2007-04-25 株式会社トップ シリンジポンプ
JP2005344626A (ja) * 2004-06-03 2005-12-15 Motoyama C & R:Kk 風力発電装置
JP2008086264A (ja) * 2006-10-02 2008-04-17 Olympus Corp 細胞培養液供給排出装置
WO2011032960A1 (en) * 2009-09-18 2011-03-24 Sanofi-Aventis Deutschland Gmbh Arrangement for determining a longitudinal position of a stopper

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111282096A (zh) * 2020-02-26 2020-06-16 姜通渊 机器人注射器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015080473A (ja) 2015-04-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6286769B2 (ja) 液体供給装置
TWI580866B (zh) 隔膜真空泵
JP5707601B2 (ja) 細胞培養装置
WO2014190188A3 (en) Pneumatically coupled direct drive fluid control system and process
JP6169862B2 (ja) ピペッティング装置およびその製造方法
JP2020501864A (ja) 医療流体のための容積式ポンプおよび医療流体のための容積式ポンプを備える血液処理装置ならびに医療流体のための容積式ポンプを制御するための方法
CN110049791A (zh) 用于眼科设备的更换件
CN208393725U (zh) 一种循环式抽真空结构及包装机
CN102914579A (zh) 一种充压型pH值传感器
CN110877770A (zh) 双层一次性储液袋及其恒压输送装置
CN206761499U (zh) 储物装置和烹饪器具
CN111811883A (zh) 一种药学实验提样器
KR101540974B1 (ko) 액면 높이 측정 장치 및 그 방법
US20050269368A1 (en) Fluid dispenser cartridge with bladder means
US20140283928A1 (en) Flow amount control apparatus
US8087596B2 (en) Device and method for metering media
CN108860685A (zh) 一种点滴瓶灌装机的药水定量补灌装置
CN207740128U (zh) 一种移液泵
CN202748088U (zh) 液体介质可调节量勺
US20200165120A1 (en) Apparatus for dispensing a liquid
CN105158024A (zh) 一种生化分析鉴定板负压加样仪器及方法
US20170234307A1 (en) Volumetric pump with bleed mechanism
CN102798426B (zh) 液体介质可调节量勺
CN211767424U (zh) 双层一次性储液袋及其恒压输送装置
JP4347739B2 (ja) 容器の減圧試験方法と試験装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160823

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170630

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170725

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170921

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171219

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180118

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6286769

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250