JP6286318B2 - 電子機器制御システム、電子機器制御装置、および電子機器制御プログラム - Google Patents

電子機器制御システム、電子機器制御装置、および電子機器制御プログラム Download PDF

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本発明は、所定の空間内に存在するユーザが備えるウェアラブル端末と所定の空間内に存在する電子機器を通信ネットワークを介して制御する電子機器制御装置とを備える電子機器制御システム、当該電子機器制御装置、および当該システムを動作させるための電子機器制御プログラムに関するものである。
近年、人間にとって快適であり、かつ、省エネルギーな空調制御を行うことを目的とする装置が提供されている(例えば、特許文献1)。
特許文献1には、「空調制御装置では、まず、室内の温度センサおよび湿度センサからのデータに基づき不快指数が算出される。算出された不快指数は、気流による影響を加味するために、室内の風量センサ、風圧センサ、および風速センサからのデータに基づき補正される。そして、補正された不快指数に基づいて、空調装置の運転負荷を最も少なくする目標温度および目標湿度が算出され、目標温度および目標湿度に向けた空調制御が行われる。」という技術が開示されている。
特開平11−108418号公報
しかしながら、特許文献1のような技術は所定の目標値に向けて機器を制御するものであるが、実際にユーザが快適になるように制御できているのかを把握できていなかった。そのため、ユーザに快適な環境を提供するための効率的な制御が行うことができていない場合があった。
本発明は、上記の課題を解決すべく、ユーザに快適な環境を提供するための効率的な電子機器制御を行うことを目的とする。
本発明に係る電子機器制御システムは、所定の空間内に存在する複数のユーザそれぞれが備える複数のウェアラブル端末と、前記所定の空間内に存在する電子機器を通信ネットワークを介して制御する電子機器制御装置とを備える電子機器制御システムであって、前記複数のウェアラブル端末は、自身を装着するユーザの生体情報を特定する生体情報取得手段と、前記生体情報に基づいてストレス度を特定するストレス度特定手段とを含み、前記電子機器制御装置は、前記複数のユーザ全体としてのストレス度と、前記電子機器に動作制御させる制御の内容に関する情報とが対応付けされた動作制御関連情報を記憶する動作制御関連情報記憶手段と、前記複数のウェアラブル端末それぞれからユーザのストレス度を受信するストレス度受信手段と、受信された各ユーザのストレス度から算出された前記複数のユーザ全体としてのストレス度と、前記動作制御関連情報とに基づいて前記電子機器に動作制御させる制御内容を特定する第1制御内容特定手段と、特定された制御内容を前記電子機器に実行させるための電子機器制御情報を前記電子機器に送信する第1電子機器制御情報送信手段と、前記電子機器が前記電子機器制御情報に基づいて前記制御内容を実行した後に、再度、前記複数のウェアラブル端末それぞれからユーザのストレス度を受信し、前記複数のユーザ全体としてのストレス度の改善度合いを特定する改善度特定手段と、前記複数のユーザ全体としてのストレス度と、特定された前記複数のユーザ全体としてのストレス度の改善度合いと、前記動作関連情報とに基づいて、改善していることを示すものの所定以上の改善がみられないことを示す改善度合いである場合、改善の幅の大きさに応じた前記制御内容を特定する第2制御内容特定手段と、前記第2制御内容特定手段により特定された前記制御内容を実行させるための前記電子機器制御情報を前記電子機器に送信する第2電子機器制御情報送信手段とを含むことを特徴とする。
上記の構成としたことで、ユーザに快適な環境を提供するための効率的な電子機器制御を行うことができるようになる。
ユーザ全体に占めるストレスを感じているユーザの割合が所定の割合になっているか否かを判定する判定手段を含み、前記第1制御内容特定手段および前記第2制御内容特定手段は、さらに、ユーザ全体に占めるストレスを感じているユーザの割合が前記所定の割合になっていると判定されたことに基づいて前記制御内容を特定する構成とされていてもよい。
前記判定手段により前記所定の割合になっていないと判定されるまで、前記改善度特定手段と、第2制御内容特定手段と、第2電子機器制御情報送信手段とを繰り返す構成とされていてもよい。
前記第2制御内容特定手段は、前記改善度特定手段によりユーザ全体に占めるストレスを感じているユーザの割合が改善していないことが特定されたときに、直前に特定された制御の内容と逆の関係になる制御の内容を前記制御内容として特定する構成とされていてもよい。
また、本発明の電子機器制御装置は、所定の空間内に存在する電子機器を通信ネットワークを介して制御する電子機器制御装置であって、前記所定の空間内に存在する複数のユーザが備える複数のウェアラブル端末それぞれからユーザのストレス度を受信するストレス度受信手段と、受信された各ユーザのストレス度から算出された前記複数のユーザ全体としてのストレス度と、前記動作制御関連情報とに基づいて前記電子機器に動作制御させる制御内容を特定する第1制御内容特定手段と、特定された制御内容を前記電子機器に実行させるための電子機器制御情報を前記電子機器に送信する第1電子機器制御情報送信手段と、前記電子機器が前記電子機器制御情報に基づいて前記制御内容を実行した後に、再度、前記複数のウェアラブル端末それぞれからユーザのストレス度を受信し、前記複数のユーザ全体としてのストレス度の改善度合いを特定する改善度特定手段と、前記複数のユーザ全体としてのストレス度と、特定された前記複数のユーザ全体としてのストレス度の改善度合いと、前記動作関連情報とに基づいて、改善していることを示すものの所定以上の改善がみられないことを示す改善度合いである場合、改善の幅の大きさに応じた前記制御内容を特定する第2制御内容特定手段と、前記第2制御内容特定手段により特定された前記制御内容を実行させるための前記電子機器制御情報を前記電子機器に送信する第2電子機器制御情報送信手段とを含むことを特徴とする。
また、本発明の電子機器制御プログラムは、所定の空間内に存在する電子機器を通信ネットワークを介して制御するように電子機器制御装置に動作制御させるための電子機器制御プログラムであって、前記所定の空間内に存在する複数のユーザが備える複数のウェアラブル端末それぞれからユーザのストレス度を受信するストレス度受信処理と、受信した各ユーザのストレス度から算出された前記複数のユーザ全体としてのストレス度と、前記動作制御関連情報とに基づいて前記電子機器に動作制御させる制御内容を特定する第1制御内容特定処理と、特定した制御内容を前記電子機器に実行させるための電子機器制御情報を前記電子機器に送信する第1電子機器制御情報送信処理と、前記電子機器が前記電子機器制御情報に基づいて前記制御内容を実行した後に、再度、前記複数のウェアラブル端末それぞれからユーザのストレス度を受信し、前記複数のユーザ全体としてのストレス度の改善度合いを特定する改善度特定処理と、前記複数のユーザ全体としてのストレス度と、特定された前記複数のユーザ全体としてのストレス度の改善度合いと、前記動作関連情報とに基づいて、改善していることを示すものの所定以上の改善がみられないことを示す改善度合いである場合、改善の幅の大きさに応じた前記制御内容を特定する第2制御内容特定処理と、前記第2制御内容特定処理にて特定した前記制御内容を実行させるための前記電子機器制御情報を前記電子機器に送信する第2電子機器制御情報送信処理とを実行させるためのものである。
本発明によれば、ユーザに快適な環境を提供するための効率的な電子機器制御を行うことができるようになる。
電子機器制御システムの構成例を示すブロック図である。 電子機器制御装置の構成例を示すブロック図である。 動作制御関連データの格納例を示す説明図である。 改善度データの格納例を示す説明図である。 ウェアラブル端末の構成の例を示すブロック図である。 電子機器制御システムの概念を説明するための概念図である。 電子機器制御情報送信処理の例を示すフローチャートである。 制御内容特定処理の例を示すフローチャートである。 ストレス度特定処理の例を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。本実施の形態に係る電子機器制御システム1000は、所定空間内のユーザのストレス度を特定して、ユーザと同一の空間内に存在する電子機器を制御する。
図1は、電子機器制御システム1000の構成の例を示すブロック図である。図1に示すように、電子機器制御システム1000は、電子機器制御装置100と、ウェアラブル端末200〜20N(Nは任意の整数。以下同じ。)と、電子機器300〜30Nとを含む。電子機器制御装置100は、ウェアラブル端末200〜20Nそれぞれと通信ネットワーク400を介して接続し、電子機器300〜30Nそれぞれと通信ネットワーク401を介して接続する。なお、以下で行う説明では、特に必要な場合を除き、ウェアラブル端末200〜20Nのうちウェアラブル端末200を例にして説明し、ウェアラブル端末201〜20Nは、ウェアラブル端末200と同様の構成を備えるものとする。
また、ウェアラブル端末200〜20Nおよび電子機器300〜30Nは、所定の空間E内に存在する。ここで、所定の空間Eは、例えば、電車内や室内等といった、閉じられた閉空間である。なお、電子機器制御装置100は、所定の空間E内にあってもよいし、所定の空間E外にあってもよい。
図2は、電子機器制御装置100の構成の例を示すブロック図である。電子機器制御装置100は、所定の空間E内に存在する電子機器を制御する装置であって、モバイルタイプのパーソナルコンピュータや専用デバイスなどの情報処理装置によって構成されるものである。
図2に示すように、電子機器制御装置100は、制御部10と、記憶部20と、メモリ30と、出力部40と、通信部50と、入力部60とを含む。なお、特に図示しないが、電子機器制御装置100は、一般的な電子機器制御装置としての機能を発揮するための構成を有する。
制御部10は、例えばCPUにより構成される。CPUなどにより構成される制御部10は、記憶部20に記憶された各種プログラムに従い、電子機器制御装置100を構成する各要素を統括制御し、各種情報を検索する電子機器制御情報送信処理等の各種処理を実行するための機能を有する。制御部10の詳細な説明は後で行う。
記憶部20は、電子機器制御装置100が使用する各種コンピュータプログラムや、電子機器制御装置として必要な各種情報を格納する記憶媒体である。例えば、記憶部20は、ROMやRAMなどで構成される。なお、特に図示しないが、記憶部20は、システムソフトウェアおよびアプリケーションソフトウェア等の各種プログラムを格納するプログラム記憶部を含む。記憶部20の詳細な説明は後で行う。
メモリ30は、制御部10が処理する各種情報を一時的に保持する記憶媒体である。例えば、メモリ30は、RAMなどの半導体記憶装置により構成される。なお、本例のメモリは、特定したストレス指数X1を逐次記憶する。
表示部40は、各種情報を本システムの管理者が認識可能な形で出力する機能を有する。表示部40は、例えば、画像情報を表示する表示装置(例えば、入力機能を併せ持つタッチパネルなど)により構成される。
通信部50は、通信ネットワーク400を介して所定の空間E内に存在するウェアラブル端末200〜20Nそれぞれ、および通信ネットワーク401を介して電子機器300〜30Nそれぞれと情報の送受信を行うための機能を有する。例えば、通信部50は、無線LANなどの無線通信技術により構成される。電車の車両を所定の空間Eとした場合において、所定の空間E内に存在するウェアラブル端末200〜20Nと電子機器制御装置100との通信は、通信距離を所定の範囲(例えば、車両長の半分の距離、おおよそ10m程度)に制限する方法により、電子機器制御装置100が同一の車両内に存在するウェアラブル端末200〜20Nのみとの通信を行えるように構成される。
入力部60は、ユーザからの指示を受け付ける機能や、音声を取得する機能を備える。すなわち、入力部60は、音声取得手段を含む。入力部60は、例えば、仮想的ボタンや物理的ボタン、およびマイクにより構成される。
次に制御部10の詳細な説明を行う。
制御部10は、通信処理部11と、判定部12とを含む。
通信処理部11は、通信部50によりウェアラブル端末200〜20Nそれぞれ、および電子機器300〜30Nと各種情報の送受信を行うための処理を実行する機能を有する。本例においては、通信処理部11は、通信ネットワーク400を介して、ウェアラブル端末200〜20Nに生体情報の取得指示情報の送信処理や、ウェアラブル端末200〜20Nから所定のデータを受信する処理や、電子機器300〜30Nに電子機器制御情報を送信する処理などを実行する。
判定部12は、取得されたウェアラブル端末のユーザのストレス度に基づいて、電子機器に動作制御させる制御の内容を特定する必要があるか否かを判定する処理や、ストレス度や改善度を算出してユーザのストレス度の改善度合いを判定する処理などを実行する。各処理の詳細な説明は、後述する。
次に記憶部20の詳細な説明を行う。
記憶部20は、システムソフトウェアおよびアプリケーションソフトウェア等の各種プログラムを格納するプログラム記憶部と、動作制御関連データ記憶部21と、改善度データ記憶部22とを含む。
動作制御関連データ記憶部21は、動作制御関連データを格納する記憶媒体である。動作制御関連データは、電子機器の種類ごとに定義される情報であり、どのような条件のときにどのような電子機器制御情報を送信するのかを特定するためのデータである。
図3は、動作制御関連データの格納例を示す説明図である。図3に示すように、本例の動作制御関連データは、「条件」と、「制御の内容」とを含む。なお、本例では、「空調機器(冷房)」に対応するデータを例にして説明するが、動作制御関連データは、「オーディオ機器」や「照明機器」に関しても、同様の構成を備えるものとする。
ここで、「条件」は、ストレス指数X1の数値範囲を定義する「条件1」と、改善度が算出できない場合であるか、または算出できたときには改善度がどの程度であるかを示す「条件2」とを含む。
ここで、条件1における「ストレス指数X1」は、「ウェアラブル端末200〜20Nそれぞれから送信されるストレス度の総送信数」に対する「ストレスを感じているストレス度を示すユーザの数」をパーセンテージで示した数値である。例えば、100人のユーザのストレス度が取得でき、55人のユーザがストレスを感じている場合を例にすると、ストレス指数X1は、「ストレス指数X1(%)=55÷100×100」という算出式により求められる。したがって、この場合には、ストレス指数X1は、「55」となる。
ここで、条件2における「改善度」は、改善度判定手段により特定された改善度に対応するデータであり、制御の内容を決定するために定義される。具体的には、改善度は、改善指数X2と、改善度データによって求められる。改善度の算出方法については、後で詳しく説明する。
ここで、「制御の内容」は、電子機器に動作制御させる内容を示す情報である。本例は、対応する電子機器が空調機器であるため、設定温度および風量を含む構成としている。より具体的に言えば、図3に示すデータを例にすると、「『初回』の場合には、設定温度を1プラスし、風量を1プラスする」という制御内容が定義される。制御の内容はこのような構成に限られず、例えば、対応する電子機器がオーディオ機器である場合には、音量や音質などを含むように構成されていればよい。また、例えば、対応する電子機器が照明機器である場合には、明るさや発光色などを含むように構成されていればよい。
改善度データ記憶部22は、改善度データを格納する記憶媒体である。改善度データは、改善度判定処理に用いられるデータであり、電子機器が制御されたあと、どの程度ユーザのストレス度が改善されたのかを示すデータである。
図4は、改善度データの格納例を示す説明図である。図4に示すように、本例の改善度データは、指数X2(改善指数X2)と改善度とを含む。
ここで、「改善指数X2」は、前回の動作制御情報の送信時のストレス指数X1と、動作制御後のストレス指数X1との差により求められる。すなわち、改善指数X2は、ストレスを感じているユーザの割合がどの程度改善されたのかを示す。具体的には、本例の改善指数X2は、ユーザのストレスが改善している場合にはプラスの値になり、ユーザのストレスが改善していない(改悪されている)場合にはマイナスの値になる。また、改善指数X2の数値が大きければ大きいほど、改善度の幅が大きいことを示す。そして、改善の幅の大きさに応じて改善度が設定される。本例であれば、改善指数X2がマイナスになる場合には、改善度をAとし、改善指数が5未満である場合には改善度をBなどとして、改善指数と改善度との関係を定義する。ここで定義された改善度は、動作制御関連データの改善度に対応するため、その後の動作制御の内容に影響を与える。
図5は、ウェアラブル端末200の構成の例を示すブロック図である。ウェアラブル端末200は、身につけて持ち歩くことができる情報処理装置であり、所定の空間E内に存在するユーザによって備えられる。ウェアラブル端末200は、例えば、スマートフォンや、腕時計型端末や、ヘッドマウントディスプレイなどの情報処理装置によって構成される。
図5に示すように、ウェアラブル端末200は、制御部210と、記憶部220と、通信部250と、センサ部280とを含む。なお、特に図示しないが、電子機器制御装置100は、一般的な電子機器制御装置としての機能を発揮するための構成を有する。
制御部210は、例えばCPUにより構成され、記憶部220に記憶された各種プログラムに従い、ウェアラブル端末200を構成する各要素を統括制御し、発ストレス度を特定する処理などの各種処理を実行するための機能を有する。
記憶部220は、各種コンピュータプログラムなどの各種情報を格納する記憶媒体である。例えば、記憶部20は、ROMやRAMなどで構成される。
通信部250は、通信ネットワーク400を介してデータ通信を行うための機能を有する。例えば、通信部250は、無線LANなどの無線通信技術により構成される。
センサ部280は、生体情報を測定または判別する処理を実行する機能を有する。例えば、脈波センサなどにより構成される。測定または判別される生体情報は、脈拍、心電、体温、脳波、および体動などであってもよいし、これらの情報を複数測定するように構成されていてもよい。なお、所定の空間E内に存在することを示すために、GPSセンサを含むように構成されていてもよい。
次にウェアラブル端末200が備える制御部210の詳細な説明を行う。
制御部210は、通信処理部211と、センサ情報処理部212と、ストレス度特定部213とを含む。
通信処理部211は、通信部250により各種情報の送受信を行うための処理を実行する機能を有する。本例においては、通信処理部211は、通信ネットワーク400を介して電子機器制御装置100に所定のデータを送信する処理を実行するための機能などを有する。
センサ情報処理部212は、センサ部280により測定または判別された情報を照合用データを参照して照合可能なデータにする変換する処理を実行する。
ストレス度特定部213は、ストレス度を特定する処理を実行する。具体的には、ストレス度特定部213は、センサ情報処理部212により取得された生体情報と、記憶部220に格納する照合用データとに基づいてユーザがストレスを感じているか否かを判定することにより、ストレス度を特定する。また、ストレス度特定部213は、特定されたストレス度を電子機器制御装置100に送信するように通信処理部211に指示する。
次にウェアラブル端末200が備える記憶部220の詳細な説明を行う。
記憶部220は、システムソフトウェアおよびアプリケーションソフトウェア等の各種プログラムを格納するプログラム記憶部と照合用データ記憶部221を含む。
照合用データ記憶部221は、特に図示しないが、ユーザがストレスを感じたときに出力されることが予測される生体情報の特徴を含む照合用データを格納する記憶媒体である。また、本例の照合用データは、各ウェアラブル端末200〜20Nを備える各ユーザ別に定義されたデータである。
電子機器300〜30Nは、ユーザと同じ所定の空間E内に存在し、空調機器、室内照明機器、オーディオ機器を含む。それぞれの電子機器300〜30Nは、電子機器制御装置100から送信される情報を無線または有線により受信する機能を備える。さらに、それぞれの電子機器300〜30Nは、受信した情報に基づいて動作制御を行う機能を備える。
以上、電子機器制御システム1000の構成の例について説明した。次に電子機器制御システム1000により実行される電子機器制御システム1000で実行される処理の概念について説明する。
図6は、電子機器制御システム1000の概念を説明するための概念図である。図6に示すように、空調機器ACが作動している電車内の空間において、ストレスを感じている(暑いと感じている)ユーザが複数人存在するとする。この場合に、ユーザそれぞれが備えるウェアラブル端末WAから送信されたストレス度に関する情報を電子機器制御装置CAが受信する。ストレス度に関する情報に基づいて電子機器制御装置CAは、空調機器ACに対して制御情報を送信する。電子機器制御装置CAから送信された制御情報を受信した空調機器ACは、冷房を強く効かすように設定温度を変更する。空調機器ACの設定温度が変更されることにより、空間内における「暑い」とストレスを感じているユーザの数が減少する。このようにして、電子機器制御システム1000は、ユーザに快適な環境を提供するための効率的な電子機器制御を行う。
以上、電子機器制御システム1000の概念について説明した。次に、電子機器制御システム1000の動作について図面を参照して説明する。なお、本発明に特に係わらない処理については、その詳細な説明を省略している場合がある。
図7は、電子機器制御システム1000における電子機器制御装置100が実行する電子機器制御情報送信処理の例を示すフローチャートである。本例の電子機器制御情報送信処理では、電車内(つまり、所定の空間E)に存在する複数のユーザのストレス度に基づいて、ユーザと同じ空間内で稼動する空調機器300(つまり、電子機器300)に対して所定の動作を行うように指示を送信する処理が実行される。特に、本例では、冷房の効き目が調整される夏場を例にして詳細な説明を行う。なお、本例では、電子機器制御システム1000の管理者により、終了操作を受け付けるまで、または制御内容特定処理により処理を終了すると判定されるまで、電子機器制御情報送信処理は終了しないものとして説明を行う。
電子機器制御情報送信処理において、先ず、電子機器制御装置100は、電子機器制御装置100の管理者による処理開始指示を受け付ける(ステップS101)。例えば、電子機器制御装置100は、電子機器制御システム1000の管理者から電子機器制御装置100の表示装置に表示される電子機器制御処理開始アイコンの選択操作を受け付ける。
処理開始指示が受け付けられると、電子機器制御装置100は、動作制御対象の機器を特定する(ステップS102)。本例では、電子機器制御装置100は、動作制御対象として空調機器300を特定する。
空調機器300が特定されると、電子機器制御装置100は、ウェアラブル端末200〜20Nに対して、生体情報を取得する指示(生体情報取得指示)を送信する(ステップS103)。
生体情報取得指示が送信されると、電子機器制御装置100は、生体情報取得指示を受けたウェアラブル端末200〜20Nが実行するストレス度特定処理にて特定されたストレス度を各ウェアラブル端末200〜20Nから取得(受信)する(ステップS104)。
各ウェアラブル端末200〜20Nからストレス度が取得されると、電子機器制御装置100は、制御内容を特定するための制御内容特定処理を実行する(ステップS200)。
ここで、電子機器制御装置100が実行する制御内容特定処理について詳しく説明する。
図8は、電子機器制御装置100にて実行される制御内容特定処理の例を示すフローチャートである。制御内容特定処理では、特定した電子機器(ここでは、空調機器300)に対して制御指示情報を送信するか否か判定し、制御指示情報を送信する場合にはどのように動作制御させるのかを特定するための処理が実行される。
制御内容特定処理において、まず、電子機器制御装置100は、ストレス指数X1を算出する(ステップS201)。ここで、ストレス指数X1は、ステップS104で取得したストレス度の総受信数と、ストレスを感じていることを示しているストレス度の総数とに基づいて算出される。より具体的には、ストレス指数X1は、ストレス度に関する情報の総数が100のときに、ストレスを感じていることを示している総数が55であるとすると、「ストレス指数X1(%)=55÷100×100」という算出式により求められる。
ストレス指数X1が算出されると、電子機器制御装置100は、算出されたストレス指数X1が動作制御関連データにおける条件1を満たすか否かを判定する(ステップS202)。すなわち、電子機器制御装置100は、ストレスを感じているユーザの数が所定数であるか否かを判定する。なお、本例では、条件1を満たすか否かを個別に判定する構成とされているが、このような構成には限られない。すなわち、本システム1000は、条件2に対応する改善度を先に算出し、算出されたストレス指数X1および改善度が条件1および条件2を満たすデータが存在するか否かを判定するように構成されていてもよい。
条件1を満たさないストレス指数X1であると判定されたとき(ステップS202のN)には、電子機器制御装置100は、制御内容特定処理および電子機器制御情報送信処理を終了する。
一方で、条件1を満たすストレス指数X1であると判定されたとき(ステップS202のY)には、電子機器制御装置100は、改善指数X2が算出できるか否かを判定する(ステップS203)。すなわち、電子機器制御装置100は、直前に電子機器に対して動作制御指示を行っているか否かを判定する。
改善指数X2が算出できないと判定されたとき(ステップS203のN)には、電子機器制御装置100は、動作制御関連データに基づいて制御の内容を特定する(ステップS207)。図3に示す動作制御関連データを例にすれば、動作1(基本動作)に対応する制御の内容が特定されることになる。
一方で、改善指数X2が算出できると判定されたとき(ステップS203のY)には、電子機器制御装置100は、改善指数X2を算出する(ステップS204)。ここで、改善指数X2は、前回の動作制御情報の送信時のストレス指数X1と、動作制御後のストレス指数X1との差により求められる。例えば、前回の動作制御情報の送信時のストレス指数X1が「55」であって、動作制御後のストレス指数X1が「46」である場合には、改善指数X2は、「X2=55−46」で求められる。すなわち、改善指数X2は、「9」となる。また、動作制御後のストレス指数X1が「70」である場合には、改善指数X2は、「X2=55−70」で求められ、「マイナス15」となる。改善度指数X2がマイナスになる場合には、改善が見られないこと、つまりストレスを感じるユーザが増えていることが示される。
改善指数X2が算出されると、電子機器制御装置100は、改善指数X2と改善度データと参照して、改善度を特定する(ステップS205)。図4に示す改善度データを例にすれば、改善指数X2が、「マイナス15」である場合には、「X2<0」に属するので、対応する改善度として「A」が特定される。また、改善指数X2が「9」である場合には、「5≦X2<10」の範囲内に属するので、対応する改善度として「C」が特定される。
改善度が特定されると、電子機器制御装置100は、特定された改善度が「D」であるか否かを判定する(ステップS206)。言い換えれば、電子機器制御装置100は、十分な改善がみられるか否かを判定する。なお、本例では、十分な改善が見られる場合に改善度「D」が特定される構成としているため、ステップS206で、改善度が「D」であるか否かを判定する構成としているが、このような構成に限られない。すなわち、十分な改善がみられるか否かを特定できる態様で、各種データを取得し、かつ記憶する構成とされていればよい。
改善度が「D」であると判定されたとき(ステップS206のY)には、電子機器制御装置100は、制御内容特定処理および電子機器制御情報送信処理を終了する。
一方で、改善度が「D」ではないと判定されたとき(ステップS206のN)には、電子機器制御装置100は、改善度と動作制御関連データとを参照して、制御内容を特定する(ステップS207)。図3に示す動作制御関連データを例にして説明すると、改善度が「A」の場合(つまり、改善されているどころか改悪となっている場合)には、「設定温度、プラス2」と「風量、マイナス1」という制御の内容が特定される。すなわち、冷房が効きすぎているためにストレスを受けている可能性を考慮して、前回行った制御とは異なる(または反対)の制御(つまり、冷房を強める制御ではなく、冷房を弱める制御)を行うように構成される。また、改善度が「C」の場合(つまり、ある程度ストレス度合いが改善されている場合)には、「設定温度、マイナス1」という制御の内容が特定される。すなわち、前回行った制御によりある程度のストレス度合いの改善が見込めたので、冷房を効かせすぎないように調整する制御を行う。
制御内容が特定されると、電子機器制御装置100は、制御内容特定処理を終了し、電子機器制御情報送信処理に戻る。
制御内容特定処理により制御内容が特定され、電子機器制御情報送信処理に戻ると、電子機器制御装置100は、ステップS102で特定された動作制御対象の電子機器に対して、特定された制御内容を実行させるための電子機器制御情報を送信する(ステップS105)。特定された制御内容を実行させるための電子機器制御情報が送信されると、電子機器制御装置100は、再度、ステップS103に移行する。
以上、電子機器制御情報送信処理の例について説明した。このような構成によれば、電子機器の制御内容の調整を繰り返すことにより、ストレスを感じているユーザの割合を所定の割合以下にすることができるようになる。すなわち、電子機器に対して、ユーザのストレスを低減させることができる動作制御を効率的に行わせることができるようになる。
次に、ウェアラブル端末200〜20Nが実行するストレス度特定処理の例について説明する。
図9は、ウェアラブル端末200にて実行されるストレス度特定処理の例を示すフローチャートである。ストレス度特定処理では、ユーザの生体情報に基づいてストレス度を特定し、特定したストレス度を電子機器制御装置100に送信する処理が実行される。なお、以下では、ウェアラブル端末200を例にして説明を行うが、同様の処理がウェアラブル端末201〜20Nにおいて実行されるものとする。
ストレス度特定処理において、先ず、ウェアラブル端末200は、電子機器制御装置100から送信される生体情報取得指示を受信する(ステップS301)。
生体情報取得指示が受信されると、ウェアラブル端末200は、脈波センサから生体情報を取得する(ステップS302)。なお、本例では、ストレス度合いを測定するために、脈波を生体情報として取得する構成としているが、このような構成には限られず、ストレス度合いを測定可能な情報であればよい。
生体情報が取得されると、ウェアラブル端末200は、生体情報と、照合用データとを参照して、ストレス度を特定する(ステップS303)。すなわち、本例では、ウェアラブル端末200が、ユーザがストレスを感じているのか、またはストレスを感じていないのかを特定する。なお、本例では、ウェアラブル端末200が、ユーザがストレスを感じているのか、またはストレスを感じていないのかを特定する構成としているが、ストレス度を数値化して特定する構成とされていてもよい。
ストレス度が特定されると、ウェアラブル端末200は、特定されたストレス度を電子機器制御装置100に送信する(ステップS304)。ストレス度が電子機器制御装置100に対して送信されると、ウェアラブル端末200は、ストレス度特定処理を終了する。以上、ストレス度特定処理の例について説明した。なお、本例では、電子器制御装置100からの生体情報取得指示を受信することをトリガとして、ストレス度を取得するように構成しているが、このような構成に限らず、自発的にストレス度を特定して電子機器制御装置100に送信するように構成されていてもよい。
以上に説明したように、本実施の形態に係る電子機器制御装置100は、所定の空間内に存在するユーザが備えるウェアラブル端末と、所定の空間内に存在する電子機器を通信ネットワークを介して制御する電子機器制御装置とを備える電子機器制御システムである。ウェアラブル端末は、ユーザの生体情報を特定し、生体情報に基づいてストレス度を特定する構成としている。電子機器制御装置は、ユーザのストレス度と、電子機器に動作制御させる制御の内容に関する情報とが対応付けされた動作制御関連情報を記憶する動作制御関連情報記憶部を備え、ウェアラブル端末からストレス度を受信し、受信したストレス度と動作制御関連情報とに基づいて電子機器に動作制御させる制御内容を特定し(第1制御内容特定手段)、特定された制御内容を電子機器に実行させるための電子機器制御情報を電子機器に送信し、電子機器が電子機器制御情報に基づいて制御内容を実行した後に、再度、ウェアラブル端末からストレス度を受信し、ストレス度の改善度合いを特定し(改善度特定手段)、ストレス度と、特定された改善度合いと、動作関連情報とに基づいて制御内容を特定し(第2制御内容特定手段)、特定した制御内容を実行させるための電子機器制御情報を電子機器に送信する構成としている。このような構成によれば、ユーザのストレス度合いに応じた電子機器の動作制御を行うことができるようになり、ユーザにとって快適な環境にするための効率的な電子機器制御を行うことができるようになる。
特に、ウェアラブル端末により特定された生体情報に基づいて電子機器の動作制御を行う構成としているため、電子機器制御システムは、ユーザのストレス度が改善されるように制御することができるようになり、効率的に電子機器を制御し、効率的に快適な空間を提供することができるようになる。
また、上述した実施の形態で説明したように、電子機器制御システム1000は、ユーザ全体に占めるストレスを感じているユーザの割合が所定の割合になっているか否かを判定する判定手段を含み、第1制御内容特定手段および第2制御内容特定手段は、さらに、ユーザ全体に占めるストレスを感じているユーザの割合が所定の割合になっていると判定されたことに基づいて制御内容を特定するように構成される。このような構成によれば、必要に応じて電子機器を制御することができるようになるため、ユーザのストレス度改善のための電子機器制御を効率的に行うことができるようになる。
また、上述した実施の形態で説明したように、電子機器制御システム1000は、判定手段により所定の割合になっていないと判定されるまで、改善度特定手段と、第2制御内容特定手段と、第2電子機器制御情報送信手段とを繰り返すように構成される。このような構成によれば、電子機器の制御内容の調整を繰り返すことにより、ストレスを感じているユーザの割合を所定の割合以下にすることができるようになる。
また、上述した実施の形態で説明したように、電子機器制御システム1000は、第2制御内容特定手段は、改善度特定手段によりユーザ全体に占めるストレスを感じているユーザの割合が改善していないことが特定されたときに、直前に特定された制御の内容と逆の関係になる制御の内容を制御内容として特定するように構成される。このような構成によれば、ストレスを感じるユーザが増えた場合であっても、ストレスを感じているユーザの割合を所定の割合以下にする電子機器制御を実現することができるようになる。
また、上述した実施の形態で説明したように、生体情報は、脈波、脈拍、心電、体温、脳波、および体動のうち少なくとも何れか1つであるように構成されていてもよい。
また、上述した実施の形態では特に言及していないが、電子機器制御装置100は、複数のウェアラブル端末(200〜20N)のうち何れかと一体的に形成される構成とされていてもよい。すなわち、ウェアラブル端末200〜20Nの何れかが、電子機器制御装置100と同様の構成を含み、電子機器制御装置100と同様の構成を含むウェアラブル端末により電子機器が制御されるように構成されていてもよい。
また、上述した実施の形態における電子機器制御装置100およびウェアラブル端末200〜20Nは、自己が備える記憶装置に記憶されている各種制御プログラムに従って、上述した各種の処理を実行する。
本発明は、ユーザに快適な環境を提供するための効率的な電子機器制御を行うのに有用である。
100 電子機器制御装置
10,210 制御部
11,211 通信処理部
12 判定部
20,220 記憶部
21 動作制御関連データ記憶部
22 改善度データ記憶部
30 メモリ
40 表示部
50,250 通信部
60 入力部
200〜20N ウェアラブル端末
212 センサ情報処理部
213 ストレス度特定部
221 照合用データ記憶部
280 センサ部
400,401 通信ネットワーク
1000 電子機器制御システム
E 所定の空間

Claims (6)

  1. 所定の空間内に存在する複数のユーザそれぞれが備える複数のウェアラブル端末と、前記所定の空間内に存在する電子機器を通信ネットワークを介して制御する電子機器制御装置とを備える電子機器制御システムであって、
    前記複数のウェアラブル端末は、
    自身を装着するユーザの生体情報を特定する生体情報取得手段と、
    前記生体情報に基づいてストレス度を特定するストレス度特定手段とを含み、
    前記電子機器制御装置は、
    前記複数のユーザ全体としてのストレス度と、前記電子機器に動作制御させる制御の内容に関する情報とが対応付けされた動作制御関連情報を記憶する動作制御関連情報記憶手段と、
    前記複数のウェアラブル端末それぞれからユーザのストレス度を受信するストレス度受信手段と、
    受信された各ユーザのストレス度から算出された前記複数のユーザ全体としてのストレス度と、前記動作制御関連情報とに基づいて前記電子機器に動作制御させる制御内容を特定する第1制御内容特定手段と、
    特定された制御内容を前記電子機器に実行させるための電子機器制御情報を前記電子機器に送信する第1電子機器制御情報送信手段と、
    前記電子機器が前記電子機器制御情報に基づいて前記制御内容を実行した後に、再度、前記複数のウェアラブル端末それぞれからユーザのストレス度を受信し、前記複数のユーザ全体としてのストレス度の改善度合いを特定する改善度特定手段と、
    前記複数のユーザ全体としてのストレス度と、特定された前記複数のユーザ全体としてのストレス度の改善度合いと、前記動作関連情報とに基づいて、改善していることを示すものの所定以上の改善がみられないことを示す改善度合いである場合、改善の幅の大きさに応じた前記制御内容を特定する第2制御内容特定手段と、
    前記第2制御内容特定手段により特定された前記制御内容を実行させるための前記電子機器制御情報を前記電子機器に送信する第2電子機器制御情報送信手段とを含む
    ことを特徴とする電子機器制御システム。
  2. ユーザ全体に占めるストレスを感じているユーザの割合が所定の割合になっているか否かを判定する判定手段を含み、
    前記第1制御内容特定手段および前記第2制御内容特定手段は、さらに、ユーザ全体に占めるストレスを感じているユーザの割合が前記所定の割合になっていると判定されたことに基づいて前記制御内容を特定する
    請求項1記載の電子機器制御システム。
  3. 前記判定手段により前記所定の割合になっていないと判定されるまで、前記改善度特定手段と、第2制御内容特定手段と、第2電子機器制御情報送信手段とを繰り返す
    請求項2記載の電子機器制御システム。
  4. 前記第2制御内容特定手段は、前記改善度特定手段によりユーザ全体に占めるストレスを感じているユーザの割合が改善していないことが特定されたときに、直前に特定された制御の内容と逆の関係になる制御の内容を前記制御内容として特定する
    請求項1から請求項3のうち何れかに記載の電子機器制御システム。
  5. 所定の空間内に存在する電子機器を通信ネットワークを介して制御する電子機器制御装置であって、
    前記所定の空間内に存在する複数のユーザが備える複数のウェアラブル端末それぞれからユーザのストレス度を受信するストレス度受信手段と、
    受信された各ユーザのストレス度から算出された前記複数のユーザ全体としてのストレス度と、前記動作制御関連情報とに基づいて前記電子機器に動作制御させる制御内容を特定する第1制御内容特定手段と、
    特定された制御内容を前記電子機器に実行させるための電子機器制御情報を前記電子機器に送信する第1電子機器制御情報送信手段と、
    前記電子機器が前記電子機器制御情報に基づいて前記制御内容を実行した後に、再度、前記複数のウェアラブル端末それぞれからユーザのストレス度を受信し、前記複数のユーザ全体としてのストレス度の改善度合いを特定する改善度特定手段と、
    前記複数のユーザ全体としてのストレス度と、特定された前記複数のユーザ全体としてのストレス度の改善度合いと、前記動作関連情報とに基づいて、改善していることを示すものの所定以上の改善がみられないことを示す改善度合いである場合、改善の幅の大きさに応じた前記制御内容を特定する第2制御内容特定手段と、
    前記第2制御内容特定手段により特定された前記制御内容を実行させるための前記電子機器制御情報を前記電子機器に送信する第2電子機器制御情報送信手段とを含む
    ことを特徴とする電子機器制御装置。
  6. 所定の空間内に存在する電子機器を通信ネットワークを介して制御するように電子機器制御装置に動作制御させるための電子機器制御プログラムであって、
    前記所定の空間内に存在する複数のユーザが備える複数のウェアラブル端末それぞれからユーザのストレス度を受信するストレス度受信処理と、
    受信した各ユーザのストレス度から算出された前記複数のユーザ全体としてのストレス度と、前記動作制御関連情報とに基づいて前記電子機器に動作制御させる制御内容を特定する第1制御内容特定処理と、
    特定した制御内容を前記電子機器に実行させるための電子機器制御情報を前記電子機器に送信する第1電子機器制御情報送信処理と、
    前記電子機器が前記電子機器制御情報に基づいて前記制御内容を実行した後に、再度、前記複数のウェアラブル端末それぞれからユーザのストレス度を受信し、前記複数のユーザ全体としてのストレス度の改善度合いを特定する改善度特定処理と、
    前記複数のユーザ全体としてのストレス度と、特定された前記複数のユーザ全体としてのストレス度の改善度合いと、前記動作関連情報とに基づいて、改善していることを示すものの所定以上の改善がみられないことを示す改善度合いである場合、改善の幅の大きさに応じた前記制御内容を特定する第2制御内容特定処理と、
    前記第2制御内容特定処理にて特定した前記制御内容を実行させるための前記電子機器制御情報を前記電子機器に送信する第2電子機器制御情報送信処理とを
    実行させるための電子機器制御プログラム。
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