JP6286205B2 - 発電システム - Google Patents
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Description
ここで、前記第一発電装置によって前記第一倍電圧整流回路の前記第一倍電圧用キャパシタに蓄電される際に、前記第一倍電圧整流回路、前記第二倍電圧整流回路の前記第二倍電圧用キャパシタおよび前記負荷機器により構成される回路によって、前記第二倍電圧整流回路の前記第二倍電圧用キャパシタの電荷は放電され、前記第二発電装置によって前記第二倍電圧整流回路の前記第二倍電圧用キャパシタに蓄電される際に、前記第一倍電圧整流回路の前記第一倍電圧用キャパシタ、前記第二倍電圧整流回路および前記負荷機器により構成される回路によって、前記第一倍電圧整流回路の前記第一倍電圧用キャパシタの電荷は放電される。
また、発電システムは、前記負荷機器に直列接続され、前記負荷機器に流れる電流を所定電流以下に制限する定電流回路をさらに備える。
さらに、第一、第二倍電圧整流回路を直列に接続する場合において、定電流回路を設けることにより、それぞれのキャパシタに確実に蓄電可能となる。
ここで、本手段に係る発電システムの好適な実施態様について以下に説明する。すなわち、本手段に係る発電システムは、以下の好適な態様に限定されるものではない。
(発電装置の構造)
第一実施形態の発電システム100(図3に示す)は、発電した電力を負荷機器200(図3に示す)に出力する。発電システム100を構成する第一発電装置10および第二発電装置20について、図1および図2を参照して説明する。第一発電装置10および第二発電装置20は、振動の入力によって交流電圧を出力する。
次に、上述した第一発電装置10および第二発電装置20を用いた発電システム100について、図3および図4を参照して説明する。発電システム100は、第一発電装置10と、第二発電装置20と、第一倍電圧整流回路110と、第二倍電圧整流回路120と、定電流回路130とを備える。第一倍電圧整流回路110と第二倍電圧整流回路120は、同一の回路構成である。ここで、第一発電装置10と第一倍電圧整流回路110とが、第一発電回路ユニットを構成し、第二発電装置20と第二倍電圧整流回路120とが、第二発電回路ユニットを構成する。
次に、発電システム100の動作について、図3および図4を参照して説明する。図3に示すように、第一発電装置10の一端(図3の上側)が正極の電圧となる場合は、破線の矢印にて示す第一回路141と、二点鎖線の矢印にて示す第二回路142とが形成される。第一回路141は、第一発電装置10の一端→正側ダイオード111→正側キャパシタ113→第一発電装置10の他端の順に電流が流れる回路である。第一回路141により、第一発電装置10が発電した電圧によって、正側キャパシタ113の一端(負側キャパシタ114と反対側の電極)が正極となるように正側キャパシタ113に蓄電される。
第一実施形態においては、発電システム100は、2つの発電装置10,20を備えるとした。この他に、発電システム100は、3つの発電装置10,20,30を備え、それぞれの整流回路を直列に接続することができる。
第一、第二実施形態においては、振動体12,22,32の振動方向が異なることにより、各発電装置10,20,30が出力する交流電圧が、位相を異にすることとした。この他に、図6に示すように、第一、第二、第三振動体12,22,32の長さが異なるようにする。つまり、第一、第二、第三振動体12,22,32の共振周波数が異なり、結果として、第一、第二、第三振動体12,22,32にそれぞれ取り付けられた第一、第二、第三発電体13,23,33が出力する交流電圧は、位相を異にする。この場合にも、上記同様に、各キャパシタ113,114,123,124には確実に蓄電可能となる。なお、第一、第二、第三振動体12,22,32の共振周波数を異ならせるためには、第一、第二、第三振動体12,22,32の質量を異なるようにしてもよい。
上記実施形態における発電システム100は、複数の発電装置10,20,30に接続される整流回路110,120を直列に接続する構成とした。本実施形態における発電システムは、図7に示すように、複数の発電装置10,20,30とそれらに対応する倍電圧整流回路110,120とを含む複数の直列ユニット310,320,330を備える。第一、第二、第三直列ユニット310,320,330が、並列に接続される。さらに、逆流防止用のダイオード340および定電流回路130が、負荷機器200に直列に接続される。
なお、本実施形態においては、第一〜第六発電体352〜357は、振動体351の外周面に設けることとしたが、振動体351の内周面に設けてもよい。
上記実施形態においては、第二、第三発電装置に対応する整流回路は、倍電圧整流回路とした。この他に、第一発電装置10に対応する整流回路が、第一倍電圧整流回路110である場合に、第二、第三発電装置20,30に対応する整流回路は、例えば全波整流回路を適用した場合にも、上記同様の効果を奏する。
Claims (7)
- 発電した電力を負荷機器に出力する発電システムであって、
振動の入力によって交流電圧を出力する第一発電装置および第二発電装置と、
前記第一発電装置により出力される交流電圧を整流して第一倍電圧用キャパシタに蓄電すると共に、高圧化した電圧を前記負荷機器に出力する第一倍電圧整流回路と、
前記第二発電装置により出力される交流電圧を整流して第二倍電圧用キャパシタに蓄電すると共に、前記第一倍電圧整流回路に直列に接続され、整流し高圧化した電圧を前記負荷機器に出力する第二倍電圧整流回路と、
を備え、
前記第一発電装置によって前記第一倍電圧整流回路の前記第一倍電圧用キャパシタに蓄電される際に、前記第一倍電圧整流回路、前記第二倍電圧整流回路の前記第二倍電圧用キャパシタおよび前記負荷機器により構成される回路によって、前記第二倍電圧整流回路の前記第二倍電圧用キャパシタの電荷は放電され、
前記第二発電装置によって前記第二倍電圧整流回路の前記第二倍電圧用キャパシタに蓄電される際に、前記第一倍電圧整流回路の前記第一倍電圧用キャパシタ、前記第二倍電圧整流回路および前記負荷機器により構成される回路によって、前記第一倍電圧整流回路の前記第一倍電圧用キャパシタの電荷は放電され、
前記発電システムは、前記負荷機器に直列接続され、前記第一倍電圧整流回路及び前記第二倍電圧整流回路から前記負荷機器に流れる電流を所定電流以下に制限する定電流回路をさらにを備える、発電システム。 - 前記第一発電装置が出力する交流電圧と前記第二発電装置が出力する交流電圧とは、位相を異にする交流電圧である、請求項1に記載の発電システム。
- 前記発電システムは、
前記第一発電装置、前記第二発電装置、前記第一倍電圧整流回路および前記第二倍電圧整流回路を含む第一直列ユニットと、
他の前記第一発電装置、他の前記第二発電装置、他の前記第一倍電圧整流回路および他の前記第二倍電圧整流回路を含む第二直列ユニットであって、前記第一直列ユニットに対して並列に接続される前記第二直列ユニットと、
を備え、
前記定電流回路は、前記第一直列ユニット及び前記第二直列ユニットから前記負荷機器に流れる電流を前記所定電流以下に制限する、請求項1または2に記載の発電システム。 - 前記発電システムは、振動方向の異なる第一、第二振動体を備え、
前記第一発電装置および前記第二発電装置の一方は、前記第一振動体に設けられ、前記第一振動体の振動によって交流電圧を出力し、
前記第一発電装置および前記第二発電装置の他方は、前記第二振動体に設けられ、前記第二振動体の振動によって交流電圧を出力する、
請求項1〜3の何れか一項に記載の発電システム。 - 前記発電システムは、
振動の入力によって交流電圧を出力する第三発電装置と、
前記第三発電装置により出力される交流電圧を整流して第三倍電圧用キャパシタに蓄電すると共に、前記第一倍電圧整流回路および前記第二倍電圧整流回路に直列に接続され、整流し高圧化した電圧を前記負荷機器に出力する第三倍電圧整流回路と、
を備え、
前記発電システムは、さらに、振動方向の異なる第一、第二、第三振動体を備え、
前記第一発電装置、前記第二発電装置および前記第三発電装置の1つは、前記第一振動体に設けられ、前記第一振動体の振動によって交流電圧を出力し、
前記第一発電装置、前記第二発電装置および前記第三発電装置の他の2つのうちの1つは、前記第二振動体に設けられ、前記第二振動体の振動によって交流電圧を出力し、
前記第一発電装置、前記第二発電装置および前記第三発電装置のうちの残りの1つは、前記第三振動体に設けられ、前記第三振動体の振動によって交流電圧を出力する、
請求項1〜3の何れか一項に記載の発電システム。 - 前記発電システムは、振動可能に支持され、共振周波数の異なる第一、第二振動体を備え、
前記第一発電装置および前記第二発電装置の一方は、前記第一振動体に設けられ、前記第一振動体の振動によって交流電圧を出力し、
前記第一発電装置および前記第二発電装置の他方は、前記第二振動体に設けられ、前記第二振動体の振動によって交流電圧を出力する、
請求項1〜3の何れか一項に記載の発電システム。 - 前記発電システムは、振動可能に支持され、筒状に形成された振動体を備え、
前記第一発電装置および前記第二発電装置の一方は、前記振動体の外周面または内周面の第一位相の位置に設けられ、前記振動体の振動によって交流電圧を出力し、
前記第一発電装置および前記第二発電装置の他方は、前記振動体の外周面または内周面の前記第一位相とは異なる第二位相の位置に設けられ、前記振動体の振動によって交流電圧を出力する、
請求項1〜3の何れか一項に記載の発電システム。
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