JP6283089B1 - 電子シンバルおよび電子シンバル用の固定具 - Google Patents

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Abstract

【課題】演奏によるシンバルパッドの振動の検出精度を向上させることができる電子シンバルおよび電子シンバル用の固定具を提供する。【解決手段】電子シンバル100は、上方に向かって凸状に湾曲するとともに平面視で円板状の板状体からなるシンバルパッド101を備えている。シンバルパッド101は、中央部に取付孔102aが形成されるとともに、この取付孔102aの周囲に取付部102bが形成されている。取付孔102a内には、スタンド110の貫通部111が貫通しており、この貫通部111に支持スリーブ112を介して固定具105が2つの押圧具115a,115bによって挟まれた状態で設けられている。固定具105は、押圧具115a,115bによって押圧されることで押圧方向に直交する径方向に弾性変形する変形部106および変形部106の外周部から張り出して取付部102bに取り付けられるシンバル連結部107を備えている。【選択図】 図2

Description

本発明は、電子回路を用いてアコースティックのシンバルを電子的に実現した電子シンバルおよびこの電子シンバルをスタンドに固定するための電子シンバル用の固定具に関する。
従来から、電子回路を用いてアコースティックのシンバルを電子的に実現した電子シンバルは床面から棒状に延びるスタンドによって所定の高さ位置に支持されている。例えば、下記特許文献1には、スタンドから延びる棒状の回り止め具がシンバルパッドを貫通した状態でシンバルパッドをフェルトワッシャによって挟むことでシンバルパッドをスタンドに取り付ける構造が開示されている。
特開平09−325767号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されたシンバルパッドの取付構造においては、演奏時に剛体製の回り止め具がシンバルパッドに接触するとシンバルパッドの振動を検出する振動検出センサの検出信号内に回り止め具がシンバルパッドに接触した衝撃成分が含まれることになるため、演奏によるシンバルパッドの振動の検出精度が低下するという問題があった。
本発明は上記問題に対処するためなされたもので、その目的は、演奏によるシンバルパッドの振動の検出精度を向上させることができる電子シンバルおよび電子シンバル用の固定具を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の特徴は、棒状に延びるスタンドの一方端が貫通する取付孔を有して板状に形成されたシンバルパッドと、シンバルパッドをスタンドに固定するための固定具と、固定具をスタンドの軸線方向から押圧する押圧具とを備え、固定具は、取付孔の内周面に対して内側に張り出した状態でスタンドの一方端が貫通する環状に形成されるとともに押圧具によって押圧されることで内周部が弾性的に張り出す変形部と、変形部と一体的に繋がって形成されてシンバルパッドに取り付けられまたは押し付けられるシンバル連結部とを備えることにある。
このように構成した本発明の特徴によれば、電子シンバルは、シンバルパッドにシンバル連結部を介して連結される固定具が環状に形成されてスタンドを貫通させるとともにスタンドの軸線方向からの押圧によって内形が弾性的に収縮変形する変形部を備えているため、この変形部をスタンドの軸線方向に押圧することで弾性変形させた変形部でスタンドを弾性的に圧迫した状態で保持することができる。これにより、本発明に係る電子シンバルにおいては、スタンドに対してシンバルパッドを弾性的に支持することができるため、演奏によるシンバルパッドの振動の検出精度を向上させることができる。
また、本発明の他の特徴は、前記電子シンバルにおいて、変形部は、スタンドの外周部に沿って内部が空洞に形成されていることにある。
このように構成した本発明の他の特徴によれば、電子シンバルは、変形部の内部がスタンドの外周部に沿って空洞に形成されて変形部が変形し易くなるため、押圧具は小さい押圧力でも変形させることができるとともに変形部の内周部のスタンドの外周部への密着性が高まって保持力を向上させることができる。
また、本発明の他の特徴は、前記電子シンバルにおいて、シンバル連結部は、変形部の外側に形成されてシンバルパッドに繋がっていることにある。この場合、シンバル連結部は、シンバルパッドに対して接着剤、ネジ、シンバルパッドに対して圧入またはシンバルパットと一体的成形などの手法などの手法を用いて両者を繋ぐことができる。
このように構成した本発明の他の特徴によれば、電子シンバルは、シンバル連結部が変形部の外側に形成されてシンバルパッドに連結または一体成形などによって繋がれるため、シンバルパッドに対して種々の連結位置、連結形態および形成形態を採用し易くなって種々の大きさまたは形状のシンバルパッドに対して適切な位置、形態または強度で固定具を取り付けることができる。
また、本発明の他の特徴は、前記電子シンバルにおいて、取付孔は、スタンドの軸線方向における一方の端部側から他方の端部側に向かって内径が大きくなる凹状の円錐面を有しており、変形部は、取付孔における凹状の円錐面に密着する凸状の円錐面を有するとともにスタンドの周方向の一部に内周部と外周部との間でスタンドの軸線方向に貫通する切欠き部を有し、シンバル連結部は、変形部における凸状の円錐面であることにある。
このように構成した本発明の他の特徴によれば、電子シンバルは、固定具がシンバルパッドの取付孔における凹状の円錐面に対応する凸状の円錐面および変形部の内周部と外周部との間に切欠き部をそれぞれ有した変形部を備えるとともに前記凸状の円錐面がシンバル連結部を構成しているため、この固定具を取付孔に押し付けて変形させることでシンバルパッドとスタンドとを互いに弾性的に連結することができる。すなわち、本発明に係る電子シンバルによれば、簡単な構成でシンバルパッドとスタンドとを互いに弾性的に連結することができる。
また、本発明の他の特徴は、前記電子シンバルにおいて、変形部は、押圧具によって押圧されることで内周部とともに外周部も弾性的に張り出す環状に形成されており、シンバル連結部は、変形部における外周部であることにあり、取付孔は、シンバル連結部に対向する位置まで延びて形成されていることにある。
このように構成した本発明の他の特徴によれば、電子シンバルは、固定部が押圧具によって押圧されることで内側および外側にそれぞれ張り出すように構成されているため、この固定具を取付孔内に配置して押し付けて変形させることでシンバルパッドとスタンドとを互いに弾性的に連結することができる。すなわち、本発明に係る電子シンバルによれば、簡単な構成でシンバルパッドとスタンドとを互いに弾性的に連結することができる。
また、本発明の他の特徴は、前記電子シンバルにおいて、押圧具は、フェルトで構成されていることにある。
このように構成した本発明の他の特徴によれば、電子シンバルは、押圧具がフェルトで構成されているため、変形部を押圧して変形させる際に両者間の摩擦抵抗を低減して変形部を円滑に変形させることができる。
また、本発明は、電子シンバルの発明として実施できるばかりでなく、この電子シンバルをスタンドに固定するための電子シンバル用の固定具の発明としても実施できるものである。
具体的には、電子シンバル用の固定具は、凹状の円錐面を有した貫通孔状の取付孔を有して板状に形成されたシンバルパッドを棒状に延びるスタンドの一方端に前記取付孔を介して取り付けるための電子シンバル用固定具であって、固定具は、取付孔の内周面に対して内側に張り出した状態でスタンドの一方端が貫通する環状に形成されるとともにスタンドの軸線方向から押圧されることで内周部が弾性的に張り出す変形部と、変形部と一体的に繋がって形成されてシンバルパッドに取り付けられまたは押し付けられるシンバル連結部とを備え、変形部は、取付孔における凹状の円錐面に密着する凸状の円錐面を有するとともにスタンドの周方向の一部に内周部と外周部との間でスタンドの軸線方向に貫通する切欠き部を有し、シンバル連結部は、円錐状部における凸状の円錐面であることにある。これによれば、電子シンバル用の固定具は、上記電子シンバルと同様の作用効果を期待することができる。
本発明の第1実施形態に係る電子シンバルの外観構成の概略をスタンドに取り付けた状態で示す斜視図である。 図1に示す電子シンバルの内部構成の概略を模式的に示す断面図である。 図2に示す固定具の外観構成の概略を示す斜視図である。 図2に示す電子シンバルにおいて締付ナットを貫通部に締め付ける前の状態を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係る電子シンバルの内部構成の概略を模式的に示す断面図である。 図5に示す固定具の外観構成の概略を示す斜視図である。 図5に示す電子シンバルにおいて締付ナットを貫通部に締め付ける前の状態を示す断面図である。 本発明の第3実施形態に係る電子シンバルの内部構成の概略を模式的に示す断面図である。 図8に示す固定具の外観構成の概略を示す斜視図である。 図8に示す電子シンバルにおいて締付ナットを貫通部に締め付ける前の状態を示す断面図である。 本発明の第4実施形態に係る電子シンバルの内部構成の概略を模式的に示す断面図である。 図11に示す固定具の外観構成の概略を示す斜視図である。 図11に示す電子シンバルにおいて締付ナットを貫通部に締め付ける前の状態を示す断面図である。 本発明の第5実施形態に係る電子シンバルの内部構成の概略を模式的に示す断面図である。 図14に示す固定具の外観構成の概略を示す斜視図である。 図14に示す電子シンバルにおいて締付ナットを貫通部に締め付ける前の状態を示す断面図である。
(第1実施形態)
以下、本発明に係る電子シンバルの第1実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る電子シンバル100の外観構成の概略を模式的に示した斜視図である。また、図2は、図1に示す電子シンバル100の内部構成の概略を模式的に示す断面図である。なお、本明細書において参照する図は、本発明の理解を容易にするために一部の構成要素を誇張して表わすなど模式的に表している。このため、各構成要素間の寸法や比率などは異なっていることがある。この電子シンバル100は、演奏者(図示せず)がスティック(図示せず)を介して叩いた打面の衝撃を検出して電子的な楽音を発生させる電子打楽器である。
(電子シンバル100の構成)
電子シンバル100は、シンバルパッド101を備えている。シンバルパッド101は、演奏者による叩く操作によって振動する部品であり、上方に向かって凸状に湾曲するとともに平面視で円形の板状体で構成されている。このシンバルパッド101は、主として、ベース体102、パッド103および振動センサ104をそれぞれ備えている。
ベース体102は、シンバルパッド101を形作る芯材となる部品であり、樹脂材を上方に向かって凸状に湾曲するとともに平面視で円環状の板状体に形成して構成されている。この場合、ベース体102は、中央部に取付孔102aが形成されるとともに、この取付孔102aの周囲に取付部102bが形成されている。取付孔102aは、後述するスタンド110の貫通部111および押圧具115a,115bがそれぞれ貫通した状態で配置される部分であり、ベース体102の中央部を厚さ方向に貫通する貫通孔によって構成されている。この場合、取付孔102aは、押圧具115a,115bよりも大きな内径に形成されている。
取付部102bは、後述する固定具105が取り付けられる部分であり、ベース体102の裏面における前記取付孔102aの周囲に平面状に形成されている。この取付部102bは、押圧具115a,115bが取り付けられる部分の厚さが押圧具115a,115bが取り付けられる部分よりも外側部分の厚さよりも厚い厚さに形成されている。
パッド103は、演奏者がスティックなどを用いて叩く打面を構成する部分であり、ゴム材または発泡樹脂材などからなる弾性体をベース体102の上面および外縁部をそれぞれ覆う円環状に形成して構成されている。なお、シンバルパッド101は、本実施形態においては、ベース体102およびパッド103の2種の材料で構成されているが、1種の材料、例えば、樹脂材料のみまたは樹脂材料を含む繊維強化プラスチックのみで構成することもできる。
振動センサ104は、シンバルパッド101の振動を検出する検出器であり、ベース体102の振動に応じた電気信号を外部に設けられる図示しない音源に出力する。本実施形態においては、振動センサ104は、ピエゾ素子によって構成されている。この振動センサ104は、シンバルパッド101の裏面を構成するベース体102の裏面側の外周部側および内周部側にそれぞれ1つずつ図示しない接着剤などによって固着されている。
なお、音源は、電子シンバル100とは別体で設けられるマイクロコンピュータによって構成されており、振動センサ104から出力される検出信号に基づいて楽音信号を出力する電子回路である。
固定具105は、シンバルパッド101をスタンド110に着脱自在な状態で取り付けるための部品であり、ゴム材または発泡樹脂材などからなる弾性体を平面視で円環状に形成して構成されている。より具体的には、固定具105は、図3に示すように、主として、変形部106とシンバル連結部107とで構成されている。この固定具105は、コンプレッション成形、トランスファー成形、インジェクション成形または押出し成形などを用いて成形することができる。
変形部106は、押圧具115a,115bによって押圧されることで押圧方向に直交する方向、すなわち、径方向に弾性変形する部分であり、平面視で円環状に形成されている。この場合、変形部106は、周方向に沿って円筒状に形成されており、内部が中空に形成されている。この変形部106は、外径が取付孔102aよりも小径に形成されるとともに、内径がスタンド110における貫通部111よりも大径に形成されている。
シンバル連結部107は、変形部106をシンバルパッド101の裏面側における取付孔102aの開口部に配置するための部分であり、変形部106の外周部からフランジ状に張り出す平面視で円環平板状に形成されている。このシンバル連結部107は、シンバルパッド101の裏面における取付部102bに図示しないネジまたは接着剤などによって取り付けられて固定されている。これにより、固定具105は、変形部106におけるシンバル連結部107よりも図示上側の部分が取付孔102a内に配置されるとともに、シンバル連結部107よりも図示下側の部分が取付孔102aの直下に配置された状態でシンバルパッド101に固定的に取り付けられる。この場合、固定具105は、取付孔102aに対して変形部106が同心の位置に取り付けられる。
スタンド110は、シンバルパッド101を演奏者が希望する高さ位置で支持するための部品であり、床面に対して垂直方向に延びる金属製の棒状体で構成されている。このスタンド110は、図示上側の上端部に貫通部111が形成されているとともに、図示下側の下端部は図示しない三脚で構成されている。
貫通部111は、シンバルパッド101の取付孔102aおよび固定具105の変形部106の各内側をそれぞれ貫通して固定具105を介してシンバルパッド101を支持する部分である。この貫通部111には、その外周部に雄ネジが形成されており、この雄ネジに支持スリーブ112および締付ナット114がそれぞれネジ嵌合している。
支持スリーブ112は、固定具105および押圧具115a,115bがそれぞれ貫通部111に直接接触することを防止するための部品であり、樹脂材を円筒状に形成して構成されている。この場合、支持スリーブ112の外周部は、固定具105の変形部106が嵌合する大きさ(例えば、変形部106の内径と同一または同内径よりも若干大きな外径)以下の外径に形成されている。本実施形態においては、支持スリーブ112の外径は、変形部106の内径よりも小径に形成されている。
また、支持スリーブ112の外周部における両端部のうちの一方(図示下方)の端部は、径方向外側にフランジ状に張り出した状態で受けフランジ部113が形成されており、この受けフランジ部113によって押圧具115aを図示下方から支持するように形成されている。一方、支持スリーブ112の内周部には、貫通部111に形成された雄ネジにネジ嵌合する雌ネジが形成されている。締付ナット114は、貫通部111に形成された雄ネジにネジ嵌合する部品であり、金属製の筒体の内周面に雌ネジが形成されて構成されている。
押圧具115a,115bは、固定具105における変形部106を図示上下方向の両側から挟んで押し潰して径方向に伸長させるための部品であり、フェルト材をそれぞれ円筒状に成形して構成されている。この場合、押圧具115a,115bは、内径が支持スリーブ112の外径と略同一の大きさに形成されて支持スリーブ112の外周面に摺動自在に嵌合するとともに、外径が取付孔102aよりも小径で支持スリーブ112の受けフランジ部113の外径と同じ大きさに形成されている。
(電子シンバル100の作動)
次に、このように構成した電子シンバル100の作動について説明する。まず、演奏者は、電子シンバル100をスタンド110に組み付ける。具体的には、演奏者は、シンバルパッド101、スタンド110、支持スリーブ112、締付ナット114および押圧具115a,115bをそれぞれ用意する。この場合、シンバルパッド101は、ベース体102に対してパッド103、振動センサ104および固定具105がそれぞれ取り付けられており、シンバルパッド101を一体的に構成している。
次に、演奏者は、図4に示すように、スタンド110を起立させた後、貫通部111に支持スリーブ112をネジ嵌合させて取り付ける。次いで、演奏者は、支持スリーブ112の貫通部111に取り付けた支持スリーブ112における円筒部の外周部上に押圧具115aを嵌めた後、この押圧具115a上にシンバルパッド101の取付孔102aを嵌めて、さらに、その上に押圧具115bを嵌める。つまり、演奏者は、シンバルパッド101を支持スリーブ112上において固定具105の変形部106を2つの押圧具115a,115bで挟んだ状態で配置する。
そして、演奏者は、図2に示すように、締付ナット114を貫通部111にネジ嵌合させて締め付ける。これにより、固定具105は、変形部106が2つの押圧具115a,115bによって貫通部111の軸線方向上で挟まれて押圧されるため、変形部106の内周部が貫通部111側に張り出して支持スリーブ112を周方向に沿って圧迫する。この結果、シンバルパッド101は、スタンド110に固定的に取り付けられる。この後、演奏者は、電子シンバル100を図示しない前記音源に電気的に接続して演奏可能な状態とするが、この作業は本発明に直接関わらないため、その説明は省略する。
次に、演奏者は、電子シンバル100を演奏する。具体的には、演奏者は、スティックを用いてシンバルパッド101の上面を叩く。この場合、シンバルパッド101は、スタンド110に対して固定具105を介して弾性的に固定されているため、スタンド110に対して周方向に回転変位することが防止される。また、シンバルパッド101に設けられた振動センサ104は、シンバルパッド101とスタンド110との間で剛体同士の接触による無用な振動または衝撃が生じることが防止されるため、演奏者のスティック操作によるシンバルパッド101の振動を精度良く検出して音源に出力することができる。また、演奏時において、演奏者は、必要に応じて締付ナット114の締付力を調整することによりシンバルパッド101のスタンド110への取り付け強度を適宜調整することができる。
次に、演奏者は、電子シンバル100の演奏を終える場合には、前記音源に対する電気的な接続を外した後、締付ナット114を弛めて貫通部111から取り外す。これにより、シンバルパッド101は、固定具105の変形部106の押圧状態が解消されるため、変形部106は自身の弾性力によって元の円環状に復帰して貫通部111の圧迫状態を解消する。したがって、演奏者は、支持スリーブ112上から押圧具115b、シンバルパッド101および押圧具115aをそれぞれ取り外すとともに、スタンド110の貫通部111から支持スリーブ112を取り外すことができる。
上記作動説明からも理解できるように、上記第1実施形態によれば、電子シンバル100は、シンバルパッド101にシンバル連結部107を介して連結される固定具105が環状に形成されてスタンド110を貫通させるとともにスタンド110の軸線方向からの押圧によって内形が弾性的に収縮変形する変形部106を備えているため、この変形部106をスタンド110の軸線方向に押圧することで弾性変形させた変形部106でスタンド110を弾性的に圧迫した状態で保持することができる。これにより、本発明に係る電子シンバル100においては、スタンド110に対してシンバルパッド101を弾性的に支持することができるため、演奏によるシンバルパッド101の振動の検出精度を向上させることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明に係る電子シンバルの第2実施形態について図5〜図7を用いて説明する。この第2実施形態の説明においては、主として、上記第1実施形態と異なる部分について説明し、共通する部分については適宜省略する。この第2実施形態に係る電子シンバル200は、上記第1実施形態に係る電子シンバル100に対して固定具201の形状が異なる点において相違している。
具体的には、固定具201は、図6に示すように、上記固定具105と同様に、ゴム材または発泡樹脂材などからなる弾性体を平面視で円環状に形成して構成されており、主として、変形部202およびシンバル連結部203をそれぞれ備えている。
変形部202は、上記変形部106と同様に、押圧具115a,115bによって押圧されることで押圧方向に直交する方向、すなわち、径方向に弾性変形する部分であり、平面視で円環状に形成されている。この場合、変形部202は、シンバル連結部203に隣接する部分が固定具201の軸線方向における一方側にU字状に屈曲して環状に隆起した第1凸部202aと、この第1凸部202aから前記軸線方向における他方側にU字状に屈曲して環状に隆起する第2凸部202bとで構成されている。すなわち、変形部202は、径方向に沿って図示上下方向に屈曲する波型形状に形成されている。この場合、変形部202は、外径が取付孔102aよりも小径に形成されるとともに、内径がスタンド110における貫通部111よりも大径に形成されている。
また、シンバル連結部203は、上記シンバル連結部107と同様に、変形部202をシンバルパッド101の裏面側における取付孔102aの開口部に配置するための部分であり、変形部202の外周部からフランジ状に張り出す平面視で円環平板状に形成されている。このシンバル連結部203は、シンバルパッド101の裏面における取付部102bに図示しないネジまたは接着剤などによって取り付けられて固定されている。
これにより、固定具201は、変形部202におけるシンバル連結部203よりも図示上側の部分が取付孔102a内に配置されるとともに、シンバル連結部203よりも図示下側の部分が取付孔102aの直下に配置された状態でシンバルパッド101に固定的に取り付けられる。この場合、固定具201は、取付孔102aに対して変形部202が同心の位置に取り付けられる。
このように構成された電子シンバル200をスタンド110に組み付ける場合には、演奏者は、図7に示すように、上記第1実施形態と同様に、スタンド110の貫通部111に支持スリーブ112をネジ嵌合させた後、押圧具115a、シンバルパッド101および押圧具115bの順に支持スリーブ112上に配置する。そして、演奏者は、締付ナット114を貫通部111にネジ嵌合させて締め付ける。
これにより、固定具201は、図5に示すように、変形部202が2つの押圧具115a,115bによって貫通部111の軸線方向上で挟まれて押圧されるため、変形部202の内周部が貫通部111側に張り出して支持スリーブ112を周方向に沿って圧迫する。この結果、シンバルパッド101は、スタンド110に固定的に取り付けられる。
上記作動説明からも理解できるように、上記第2実施形態によれば、電子シンバル100は、固定具201における変形部202が波型状に屈曲して構成されて表面全体が外部に露出しているため、弾性変形する変形部202の劣化および損傷を容易に確認することができる。
(第3実施形態)
次に、本発明に係る電子シンバルの第3実施形態について図8〜図10を用いて説明する。この第3実施形態の説明においても、主として、上記第1実施形態および第2実施形態と異なる部分について説明し、共通する部分については適宜省略する。この第3実施形態に係る電子シンバル300は、上記各実施形態に係る電子シンバル100,200に対して固定具301の形状が異なる点において相違している。
具体的には、固定具301は、図9に示すように、上記固定具105,201と同様に、ゴム材または発泡樹脂材などからなる弾性体を平面視で円環状形成されている。より具体的には、固定具301は、上記シンバル連結部107,203と同様の平板円環状のシンバル連結部302の最内縁部側に変形部303が形成されて構成されている。
変形部303は、シンバル連結部302の内縁部に周方向に沿って複数(本実施形態においては8つ)の基台303aが均等配置されるとともに、これらの各基台303a上にそれぞれ弾性部303bを介して変位部303cを有して構成されている。基台303aは、変位部303cを径方向に沿う往復変位を案内する部分であり、シンバル連結部302の内縁部から径方向外側に向かって上り傾斜となる斜面を有して構成されている。
弾性部303bは、変位部303cを径方向に沿って往復変位可能な状態で弾性的に支持する部分であり、基台302aと変位部303cとの間でU字状に曲がる板状体で構成されている。変位部303cは、スタンド110における貫通部111を支持スリーブ112を介して保持する部分であり、基台303a上に浮いた状態で弾性部303bによって弾性的に支持されている。
この場合、変位部303cは、外周部が弾性部303bに連結されているとともに、内周部が平面視で円弧状に形成されている。この変形部303は、複数の変位部303cによって形成される断続的な円の外径が取付孔102aよりも小径に形成されるとともに、内径がスタンド110における貫通部111よりも大径に形成されている。
このように構成された電子シンバル300をスタンド110に組み付ける場合には、演奏者は、図10に示すように、上記各実施形態と同様に、スタンド110の貫通部111に支持スリーブ112をネジ嵌合させた後、押圧具115a、シンバルパッド101および押圧具115bの順に支持スリーブ112上に配置する。そして、演奏者は、締付ナット114を貫通部111にネジ嵌合させて締め付ける。
これにより、固定具301は、図8に示すように、変形部303が2つの押圧具115a,115bによって貫通部111の軸線方向上で挟まれて押圧されるため、各変位部303cが基台303a上にそれぞれ押圧されて各基台303aの傾斜面に沿って貫通部111側に摺動して支持スリーブ112を周方向に沿って圧迫する。この結果、シンバルパッド101は、図8に示すように、スタンド110に固定的に取り付けられる。
上記作動説明からも理解できるように、上記第3実施形態によれば、複数の変位部303cが支持スリーブ112の外周面をそれぞれ独立して押圧するため、支持スリーブ112の形状が周方向に凹凸があった場合であっても確実かつ安定的に保持することができる。
(第4実施形態)
次に、本発明に係る電子シンバルの第4実施形態について図11〜図13を用いて説明する。この第4実施形態の説明においては、主として、上記第1実施形態と異なる部分について説明し、共通する部分については適宜省略する。この第4実施形態に係る電子シンバル400は、上記第1実施形態に係る電子シンバル100に対して取付孔401の形状および固定具402の構成がそれぞれ異なる点において相違している。
具体的には、シンバルパッド101における取付孔401は、スタンド110の軸線方向における一方(図示下側)の端部側から他方(図示上側)の端部側に向かって内径が大きくなる凹状の円錐面からなる受け面401aを有した貫通孔によって構成されている。
一方、固定具402は、上記固定具105と同様に、ゴム材または発泡樹脂材などからなる弾性体で構成されているが、上記固定具105とは異なりシンバルパッド101とは別体で分離して構成されている。より具体的には、固定具402は、図12に示すように、主として、変形部403とシンバル連結部404とによって平面視で略C字状に形成されている。
ここで、変形部403は、取付孔401内に嵌り込んで同取付孔401内にて弾性変形する部分であり、筒状の円錐体状に形成されている。また、変形部403には、周方向の一部に内周部と外周部との間にスタンド110の軸線方向に貫通した扇状の切欠き部403aが形成されている。この場合、切欠き部403aの幅は、変形部403の内周部が収縮して貫通部111を掴んだ場合であっても隙間を確保する幅に形成されるとよい。これにより、変形部403は、切欠き部403aの幅が狭まる方向に変形することで内径および外径がそれぞれ収縮する。一方、シンバル連結部404は、前記取付孔401に形成された凹状の円錐面からなる受け面401aに密着する部分であり、変形部403の一部を構成する凸状の円錐面で構成されている。
なお、シンバルパッド101は、ベース体102の裏面における取付孔401の周囲が上記各実施形態における取付部102bと同様に平面状に形成されているが、固定具402は、前記したように、シンバルパッド101とは別体で構成されているため、前記平面状の部分に固定具402が取り付けられることはない。
このように構成された電子シンバル400をスタンド110に組み付ける場合には、演奏者は、図13に示すように、スタンド110の貫通部111に支持スリーブ112をネジ嵌合させた後、この支持スリーブ112上に押圧具115aおよびシンバルパッド101をそれぞれ配置する。この場合、シンバルパッド101は、取付孔401が上方に向かって拡径する向きで支持スリーブ112上に配置される。
次いで、演奏者は、支持スリーブ112が貫通したシンバルパッド101の取付孔401内に固定具402を配置した後、この固定具402上に押圧具115bを配置する。この場合、固定具402は、シンバル連結部404がシンバルパッド101の取付孔401内の受け面401aに面する向きで配置される。そして、演奏者は、締付ナット114を貫通部111にネジ嵌合させて締め付ける。
これにより、固定具402は、図11に示すように、押圧具115bによって取付孔401の受け面401aにシンバル連結部404が押し付けられることで変形部403の内径および外径が収縮する方に弾性変形する。すなわち、固定具402は、変形部403が2つの押圧具115a,115bによって取付孔401を介して貫通部111の軸線方向上で挟まれて押圧されるため、変形部403の内周部が貫通部111側に張り出して支持スリーブ112を周方向に沿って圧迫するとともにシンバル連結部404が取付孔401の受け面401aに強く押し付けられる。この結果、シンバルパッド101は、スタンド110に固定的に取り付けられる。
一方、演奏者は、演奏を終えた場合には、締付ナット114を弛めて貫通部111から取り外すことで固定具402が取付孔401の受け面401aに強く押し付けられた状態および変形部403が弾性変形した状態をそれぞれ解消することができる。これにより、演奏者は、支持スリーブ112から押圧具115b、固定具402、シンバルパッド101および押圧具115aをそれぞれ取り外すことができるとともに、支持スリーブ112を貫通部111から取り外すことができる。
上記作動説明からも理解できるように、上記第4実施形態によれば、電子シンバル400は、固定具402がシンバルパッド101に対して別体で構成されているため、弾性変形を繰り返す固定具402が損傷または劣化した場合にはシンバルパッド101を交換することなく新品に取り換えることができる。また、電子シンバル400は、複数種類の内径の固定具402を予め用意しておくことで、1つのシンバルパッド101を複数種類のスタンド110の貫通部111または支持スリーブ112間で共通して使用することができる。
(第5実施形態)
次に、本発明に係る電子シンバルの第5実施形態について図14〜図16を用いて説明する。この第5実施形態の説明においては、主として、上記第4実施形態と異なる部分について説明し、共通する部分については適宜省略する。この第5実施形態に係る電子シンバル500は、上記第4実施形態に係る電子シンバル400に対して取付孔501および固定具502の各形状が異なる点において相違している。
具体的には、シンバルパッド101における取付孔501は、スタンド110の軸線方向にストレートに延びて貫通する貫通孔で構成されている。この場合、取付孔501は、支持スリーブ112上に配置される固定具502の外周部に対向する長さで形成されている。
一方、固定具502は、図15に示すように、上記固定具402と同様に、ゴム材または発泡樹脂材などからなる弾性体を平面視で円環状形成されてシンバルパッド101とは別体で構成されている。より具体的には、固定具502は、周方向に沿って円筒状に形成されて内部が中空に形成された変形部503と、この変形部503の外周部からなるシンバル連結部504とで構成されている。この変形部503は、外径(すなわち、シンバル連結部504の外径)が取付孔501よりも小径に形成されるとともに、内径がスタンド110における貫通部111よりも大径に形成されている。
このように構成された電子シンバル500をスタンド110に組み付ける場合には、図16に示すように、演奏者は、上記第4実施形態と同様に、スタンド110の貫通部111に支持スリーブ112をネジ嵌合させた後、この支持スリーブ112上に押圧具115aおよびシンバルパッド101をそれぞれ配置する。次いで、演奏者は、支持スリーブ112が貫通した押圧具115a上でかつシンバルパッド101の取付孔501の内側に固定具502を配置した後、この固定具502上に押圧具115bを配置する。そして、演奏者は、締付ナット114を貫通部111にネジ嵌合させて締め付ける。
これにより、固定具502は、図14に示すように、変形部503が押圧具115bによって押圧具115aに押し付けられることで変形部503の内周部が貫通部111側に張り出して支持スリーブ112を周方向に沿って圧迫するとともに変形部503の外周部であるシンバル連結部504が取付孔501側に張り出して取付孔501の内周面に強く押し付けられる。この結果、シンバルパッド101は、スタンド110に固定的に取り付けられる。
一方、演奏者は、演奏を終えた場合には、締付ナット114を弛めて貫通部111から取り外すことで固定具502が押圧具115aに強く押し付けられる状態および変形部503が弾性変形した状態をそれぞれ解消することができる。これにより、演奏者は、支持スリーブ112から押圧具115b、固定具502、シンバルパッド101および押圧具115aをそれぞれ取り外すことができるとともに、支持スリーブ112を貫通部111から取り外すことができる。
上記作動説明からも理解できるように、上記第5実施形態によれば、電子シンバル500は、固定具502がシンバルパッド101に対して別体で構成されているため、上記第4実施形態における電子シンバル400と同様の作用効果を得ることができる。また、電子シンバル500は、固定具502が平面視で単に円環状に形成されているため、簡単な構成でシンバルパッド101がスタンド110に取り付けることができる。
さらに、本発明の実施にあたっては、上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
例えば、上記第1実施形態および第5実施形態においては、固定具105,502は、中空状に形成した。しかし、固定具105,502は、中実状に形成することもできる。
また、上記第1実施形態、第2実施形態および第3実施形態においては、固定具105,201,301は、シンバルパッド101に固着して設けた。しかし、固定具は、上記第4実施形態および第5実施形態のように、シンバルパッド101に対して別個独立して設けることもできる。
また、上記各実施形態においては、押圧具115a,115bをそれぞれフェルト材で構成した。しかし、押圧具115a,115bは、固定具105,201,301,402,502をそれぞれ押圧することができるように構成されていればよい。したがって、押圧具115a,115bは、ゴム材、シリコーン材または軟質樹脂材などの弾性体で構成してもよいし、金属材または硬質樹脂材などの剛体で構成することもできる。
また、上記各実施形態においては、電子シンバル100〜500は、1つのシンバルパッド101がスタンド110に取り付けられて構成されている。しかし、本発明に係る電子シンバルは、2つのシンバルパッドを上下方向に互いに対向配置してこれらの両者をペダル操作によって接触または離隔させる所謂ハイハットで構成することもできる。
また、上記各実施形態においては、電子シンバル100〜500は、支持スリーブ112を介して固定具105,201,301,402,502を貫通部111に間接的に押し付けた。しかし、電子シンバル100〜500は、支持スリーブ112を省略して固定具105,201,301,402,502を直接貫通部111に押し付けるようにしてもよい。
100…電子シンバル、101…シンバルパッド、102…ベース体、102a…取付孔、102b…取付部、103…パッド、104…振動センサ、105…固定具、106…変形部、107…シンバル連結部、
110…スタンド、111…貫通部、112…支持スリーブ、113…受けフランジ部、114…締付ナット、115a,115b…押圧具、
200…電子シンバル、201…固定具、202…変形部、202a…第1凸部、202b…第2凸部、203…シンバル連結部、
300…電子シンバル、301…固定具、302…シンバル連結部、303…変形部、303a…基台、303b…弾性部、303c…変位部、
400…電子シンバル、401…取付孔、402…固定具、403…変形部、403a…切欠き部、404…シンバル連結部、
500…電子シンバル、501…取付孔、502…固定具、503…変形部、504…シンバル連結部。

Claims (7)

  1. 棒状に延びるスタンドの一方端が貫通する取付孔を有して板状に形成されたシンバルパッドと、
    前記シンバルパッドを前記スタンドに固定するための固定具と、
    前記固定具を前記スタンドの軸線方向から押圧する押圧具とを備え、
    前記固定具は、
    前記取付孔の内周面に対して内側に張り出した状態で前記スタンドの一方端が貫通する環状に形成されるとともに前記押圧具によって押圧されることで内周部が弾性的に張り出す変形部と、
    前記変形部と一体的に繋がって形成されて前記シンバルパッドに取り付けられまたは押し付けられるシンバル連結部とを備えることを特徴とする電子シンバル。
  2. 請求項1に記載した電子シンバルにおいて、
    前記変形部は、
    前記スタンドの外周部に沿って内部が空洞に形成されていることを特徴とする電子シンバル。
  3. 請求項1または請求項2に記載した電子シンバルにおいて、
    前記シンバル連結部は、
    前記変形部の外側に形成されて前記シンバルパッドに繋がっていることを特徴とする電子シンバル。
  4. 請求項1または請求項2に記載した電子シンバルにおいて、
    前記取付孔は、
    前記スタンドの軸線方向における一方の端部側から他方の端部側に向かって内径が大きくなる凹状の円錐面を有しており、
    前記変形部は、
    前記取付孔における前記凹状の円錐面に密着する凸状の円錐面を有するとともに前記スタンドの周方向の一部に内周部と外周部との間で前記スタンドの軸線方向に貫通する切欠き部を有し、
    前記シンバル連結部は、
    前記変形部における前記凸状の円錐面であることを特徴とする電子シンバル。
  5. 請求項1または請求項2に記載した電子シンバルにおいて、
    前記変形部は、
    前記押圧具によって押圧されることで前記内周部とともに外周部も弾性的に張り出す環状に形成されており、
    前記シンバル連結部は、
    前記変形部における前記外周部であり、
    前記取付孔は、
    前記シンバル連結部に対向する位置まで延びて形成されていることを特徴とする電子シンバル。
  6. 請求項1ないし請求項5のうちのいずれか1つに記載した電子シンバルにおいて、
    前記押圧具は、
    フェルトで構成されていることを特徴とする電子シンバル。
  7. 凹状の円錐面を有した貫通孔状の取付孔を有して板状に形成されたシンバルパッドを棒状に延びるスタンドの一方端に前記取付孔を介して取り付けるための電子シンバル用の固定具であって、
    前記固定具は、
    前記取付孔の内周面に対して内側に張り出した状態で前記スタンドの一方端が貫通する環状に形成されるとともに前記スタンドの軸線方向から押圧されることで内周部が弾性的に張り出す変形部と、
    前記変形部と一体的に繋がって形成されて前記シンバルパッドに取り付けられまたは押し付けられるシンバル連結部とを備え、
    前記変形部は、
    前記取付孔における前記凹状の円錐面に密着する凸状の円錐面を有するとともに前記スタンドの周方向の一部に内周部と外周部との間で前記スタンドの軸線方向に貫通する切欠き部を有し、
    前記シンバル連結部は、
    前記円錐状部における前記凸状の円錐面であることを特徴とする電子シンバル用の固定具。
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