JP6280772B2 - 基材の巻取装置 - Google Patents

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本発明は、連続して送給されてくる不織布、特殊紙、機能紙等の基材を巻取ドラムに巻取るに際し、巻取ドラムへの巻取りが満巻となったときに、該基材の走行を停止することなく、該基材の巻取り先を該巻取ドラムから新巻取ドラムに切り替えて巻取る巻取装置に関する。
従来の基材の巻取装置として、特許文献1に記載の如く、リールドラムによって案内される基材を該リールドラムによって巻取ドラムに押圧して該巻取ドラムに巻取り、所定量の巻取り後に切断された基材の切断端を新巻取ドラムに切り替えて巻取るものが提案されている。
特許文献1に記載の巻取装置では、基材を以下の如くに切断する。即ち、リールドラムに案内されて走行する基材の上流位置で、該基材の幅方向にカッタを走行させてミシン目状の破断部を形成させ、その下流位置で、新巻取ドラムの回転開始とともに該ドラム上に紐糸状物を螺旋状に巻付かせる紐糸巻付手段を用い、該巻付手段を、基材のミシン目状破断部が新巻取ドラムへ到達した時期と同期させて巻付け開始させ、基材のミシン目状破断部に沿ってその下方から紐糸状物を巻付かせて該基材を切断し、その切断端を新巻取ドラムに巻付け、巻取るようにするものである。
特開平9-40240号公報
特許文献1に記載の基材の巻取装置は、基材の切断手段として、紐糸状物とその巻付手段を用意し、基材のミシン目状破断部の先端が新巻取ドラムに到達したときから、新巻取ドラムの回転と新巻取ドラムへの紐糸状物の螺旋状の巻付きを開始し、基材のミシン目状破断部に沿うように紐糸状物を巻付かせる必要があり、構成複雑である。
本発明の課題は、基材の巻取装置において、基材の巻取り先を満巻した巻取ドラムから新巻取ドラムへ切り替えるときに、該基材を簡易に切断することにある。
請求項1に係る発明は、リールドラムによって案内される基材を該リールドラムによって巻取ドラムに押圧して該巻取ドラムに巻取り、所定量の巻取り後に切断された基材の切断端を新巻取ドラムに切り替えて巻取る基材の巻取装置において、リールドラムの上流位置で、該リールドラムに案内されて走行する基材の幅方向に移動し、該基材にミシン目状破断部を形成するカッタと、粘着テープが貼り付けられた新巻取ドラムを保持し、基材に形成したミシン目状破断部の先端が新巻取ドラムの面前を通過した直後に、新巻取ドラムとリールドラムとで基材を挟持して該基材をミシン目状破断部で切断し、基材のこの切断端を新巻取ドラム上の粘着テープに粘着させて該新巻取ドラムに巻取る基材切断巻取部とを有し、前記カッタが外周に一定間隔で切刃を設けた丸刃からなり、平面状受け台との間に基材を挟んで該基材の幅方向に移動するようにしたものである
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において更に、前記カッタの丸刃が、回転軸に重ね合わせ状態で固定される切刃プレートと補助プレートの組からなり、切刃プレートは外周の周方向に連続する切刃を備え、補助プレートは切刃プレートの外周に沿う周方向の一部で切刃よりも半径方向外方に突出する突部を備えてなるようにしたものである。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に係る発明において更に、前記カッタから、新巻取ドラムがリールドラムとの間で基材を挟持する位置までの距離と、基材がリールドラムに案内されて走行する走行速度に基づき、前記基材に形成したミシン目状破断部の先端が新巻取ドラムの面前を通過するタイミングを演算し、このタイミングに基づいて新巻取ドラムとリールドラムとで基材を挟持して該基材をミシン目状破断部で切断するように該新巻取ドラムをリールドラムに対して移動させる制御部を有してなるようにしたものである。
(請求項1)
(a)基材の巻取り先を満巻した巻取ドラムから新巻取ドラムへ切り替えるときに、粘着テープが貼り付けられた新巻取ドラムを保持し、基材に形成したミシン目状破断部の先端が新巻取ドラムの面前を通過した直後に、新巻取ドラムとリールドラムとで基材を挟持して該基材をミシン目状破断部で切断し、基材のこの切断端を新巻取ドラム上の粘着テープに粘着させて該新巻取ドラムに巻取る。
従って、基材にミシン目状破断部を形成し、次の新巻取ドラムに粘着テープを貼り付け、基材のミシン目状破断部の先端に後続する部分を新巻取ドラムとリールドラムとで挟持するだけで、満巻状態にある巻取ドラムの回転力が基材に付与する張力により該基材を簡易に切断するものになる。基材の切断端は新巻取ドラム上の粘着テープに粘着し、該新巻取ドラムに巻取られる。
(b)前記カッタが外周に一定間隔で切刃を設けた丸刃からなり、平面状受け台との間に基材を挟んで該基材の幅方向に移動することにより、基材に対するミシン目状破断部の形成が確実容易になる。
(請求項
(c)前記カッタの丸刃が、切刃プレートと補助プレートの組からなる。これにより、補助プレートの突部に対する半径方向の内方にある切刃プレートの切刃は基材に当接せず、この部分の切刃は基材を切断し得ないものとなる(ミシン目状破断部の非切断部a)。また、補助プレートの非突部に対応する切刃プレートの切刃は基材に当接し、基材を切断するものになる(ミシン目状破断部の切断部b)。これにより、この切刃プレートと補助プレートの組からなる丸刃は、周方向に連続する切刃を備えた切刃プレート(市販品)をそのまま用いながら、補助プレートの存在によって外周に一定間隔で切刃を設けた丸刃を構成し、ミシン目状破断部を形成するものになる。このとき、突部の個数、位置、長さの異なる複数形状の補助プレートを用意しておけば、補助プレートを交換するだけで各種形状のミシン目状破断部を形成できる。
(請求項
(d)前記カッタから、新巻取ドラムがリールドラムとの間で基材を挟持する位置までの距離と、基材がリールドラムに案内されて走行する走行速度に基づき、前記基材に形成したミシン目状破断部の先端が新巻取ドラムの面前を通過するタイミングを演算し、このタイミングに基づいて新巻取ドラムとリールドラムとで基材を挟持して該基材をミシン目状破断部で切断するように該新巻取ドラムをリールドラムに対して移動させるように制御することにより、基材のミシン目状破断部の先端に後続する部分を新巻取ドラムとリールドラムとで確実に挟持できる。
図1は巻取装置を示す模式図である。 図2はカッタを示す模式図である。 図3はミシン目状破断部が形成された基材を示す平面図である。 図4は基材のミシン目状破断部の先端が新規巻取ドラムの面前を通過した状態を示す平面図である。 図5はカッタを示す模式図である。 図6はカッタにより形成されたミシン目状破断部を示す模式図である。
基材巻取装置100は、連続的に走行してくる基材1(例えば製品幅1.5m、坪量80g/m2、速度60m/分で連続走行するポリエステル系不織布)をリールドラム10によって案内し、該基材1を該リールドラム10によって巻取ドラム21に押圧して該巻取ドラム21に巻取り、該巻取ドラム21への巻取りが所定量に達して満巻となったときに、基材1の走行を停止することなく、該基材1を切断し、その切断端を新巻取ドラム22に巻取ることにより、該基材1の巻取り先を巻取ドラム21から新巻取ドラム22へ切り替える。
巻取ドラム21、22は、ロール状巻取ドラム、又はエアーシャフトに外嵌した紙管等のいずれの形態からなるものでも良い。
リールドラム10は、不図示の駆動手段によって駆動され、該リールドラム10の両流からガイドロール11等を経て送給されてくる基材1を巻取ドラム21との間に挟持し、該リールドラム10の駆動力(ひいては巻取ドラム21の回転力)に起因する巻取張力Fを該基材1に付与しつつ、該基材1を巻取ドラム21へ巻取る。
基材巻取装置100は、プライマリアーム12と、不図示のセカンダリアーム及び水平レール等を備える。プライマリアーム12は、空の巻取ドラム21を支持し、この巻取ドラム21をリールドラム10の鉛直上方の待機位置に待機させ、その後、付帯する押圧手段13によって該巻取ドラム21をリールドラム10に対して落下する如くに移動させて該リールドラム10に押圧接触させ、このときリールドラム10の上流より送給されてくる基材1を巻取ドラム21とリールドラム10で挟持しながら、その端部を巻取ドラム21に巻付ける。その後、プライマリアーム12を転倒して巻取ドラム21を水平レール上に移載し、次いでセカンダリアームによって巻取ドラム21をリールドラム10側に押圧しながら巻取りを続ける。この間、プライマリアーム12はドラム枠替え準備に入るために元の位置に復帰し、リールドラム10の鉛直上方に待機している別の空の新巻取ドラム22をその待機位置にて支持する。
しかるに、基材巻取装置100にあっては、水平レール上の巻取ドラム21が満巻状態になる直前に、基材1を切断して該基材1の巻取り先を以下の如くに巻取ドラム21から新巻取ドラム22へ切り替える。
基材巻取装置100は、基材1の送給方向においてリールドラム10の上流位置に、カッタ30を配置する。カッタ30は、図2に示す如く、リールドラム10に案内されて走行する基材1の幅方向の一端側から他端側の全長に渡って移動し、該基材1に図3に示す如くのミシン目状破断部2を形成する。基材1の平面視でミシン目状破断部2は、基材1の長手方向に対して、該基材1の幅方向の一端側の始点P1から他端側の終点P2に向かう直線状斜線をなし、始点P1よりも終点P2を基材1の走行方向の下流側に位置せしめられる。
カッタ30は、本実施例では、回転軸30Sに固定され、外周刃先にスリット31Bを介した一定間隔で切刃31Aを設けた丸刃31からなり、基材1の走行ラインの下側に配置した平面状受台32との間に該基材1を挟んで該基材1の幅方向に移動する。受け台32は、硬質とされ、例えばビッカース硬さ1300のステンレス鋼からなり、凹凸のない平坦面状をなす。丸刃31の受け台32への押圧力は調整できる。
基材巻取装置100は、図1、図4に示す如く、プライマリアーム12に支持されてリールドラム10の鉛直上方の待機位置に待機される新巻取ドラム22に予め両面粘着テープ40を貼り付けておくものとする。このとき、粘着テープ40は、新巻取ドラム22の軸方向の中央部よりも一端側(粘着テープ40がリールドラム10との間に挟持する基材11の幅方向の一端側、換言すれば基材1に形成したミシン目状破断部2の始点P1に近い側)の外周に貼り付けられるのが、基材1の後述する切断端をミシン目状破断部2の始点P1の側から粘着テープ40に粘着して新巻取ドラム22に確実に巻付け開始可能にする上で好ましい。
ここで、両面粘着テープ40は、新巻取ドラム22の一端側の外周に貼り付けられるものに限定されない。新巻取ドラム22の外周の軸方向に沿う全長に渡って1本又は複数本の粘着テープ40を貼り付けても良いし、新巻取ドラム22の外周の軸方向に沿う全長に渡って粘着テープ40をスパイラル状に貼り付けても良い。
更に、基材巻取装置100は、基材切断巻取部50を有する。基材切断巻取部50は、粘着テープ40が貼り付けられた新巻取ドラム22をプライマリアーム12によって前述の如くのリールドラム10の鉛直上方の待機位置に保持した状態下で、カッタ30によって形成したミシン目状破断部2の先端(例えば始点P1を含み、始点P1〜終点P2の直線状斜線のうちの約半分をなす部分)が新巻取ドラム22の面前直下を通過した直後に、新巻取ドラム22とリールドラム10とで基材1を挟持するように、プライマリアーム12により該新巻取ドラム22を前述の待機位置から落下させる如くに移動する。このとき、新巻取ドラム22は無回転(又は少なくともリールドラム10の表面周速よりも低速回転)とされており、新巻取ドラム22とリールドラム10とが基材1を挟持した瞬間に、リールドラム10の駆動力(ひいては巻取ドラム21の回転力)に起因する巻取張力Fを付与されて巻取ドラム21に巻取られている基材1がそのミシン目状破断部2の後続部分(基材1の走行方向に沿うミシン目状破断部22の下流側部分)に新巻取ドラム22が押圧接触したことによる制動力を受け、基材1をミシン目状破断部2で切断する。基材1のこの切断端は新巻取ドラム22の上の粘着テープ40に粘着され、リールドラム10の駆動力に起因する巻取張力を付与され、該新巻取ドラム22に巻取られる。尚、新巻取ドラム22が待機位置から移動してリールドラム10との間に基材1を挟持するまでは、基材1のミシン目状破断部2が非破断部を備えているから、基材1はミシン目状破断部2の上流部分〜下流部分にリールドラム10の駆動力に起因する巻取張力Fを伝えられ、その走行状態を変化することなく巻取ドラム21に巻取られる。
基材切断巻取部50は制御部51を備える。制御部51は、カッタ30から、基材1の走行ラインに沿って、新巻取ドラム22がリールドラム10との間で基材1を挟持するまでの距離Lと、基材1がリールドラム10に案内されて走行する走行速度Vとに基づき、基材1に形成したミシン目状破断部2の先端(始点P1)がカッタ30により生成されてから新巻取ドラム22の面前直下を通過するまでのタイミング(時間T=L/V)を演算する。そして、制御部51は、このタイミングに基づいて押圧手段13を制御し、新巻取ドラム22とリールドラム10とで基材1におけるミシン目状破断部2の後続部分を挟持し、基材1をミシン目状破断部2において切断するように、新巻取ドラム22を前述の待機位置からリールドラム10に対して落下する如くに移動させる。
一方、前述したセカンダリアームは、切断した満巻の巻取ロール21Aをリールドラム10から引き剥がし、次工程まで水平移動する。水平位置まで回転したプライマリアーム12が支持する新巻取ドラム22が所定の径に達すると、セカンダリアームは元の位置に戻ってプライマリアーム12から新巻取ドラム22を受取り、プライマリアーム12は次のドラム枠替え準備に入る。
本実施例によれば以下の作用効果を奏する。
(a)基材1の巻取り先を満巻した巻取ドラム21から新巻取ドラム22へ切り替えるときに、粘着テープ40が貼り付けられた新巻取ドラム22を保持し、基材1に形成したミシン目状破断部2の先端が新巻取ドラム22の面前を通過した直後に、新巻取ドラム22とリールドラム10とで基材1を挟持して該基材1をミシン目状破断部2で切断し、基材1のこの切断端を新巻取ドラム22上の粘着テープ40に粘着させて該新巻取ドラム22に巻取る。
従って、基材1にミシン目状破断部2を形成し、次の新巻取ドラム22に粘着テープ40を貼り付け、基材1のミシン目状破断部2の先端に後続する部分を新巻取ドラム22とリールドラム10とで挟持するだけで、満巻状態にある巻取ドラム21の回転力が基材1に付与する張力Fにより該基材1を簡易に切断するものになる。基材1の切断端は新巻取ドラム22上の粘着テープ40に粘着し、該新巻取ドラム22に巻取られる。
(b)前記カッタ30が外周刃先に一定間隔で切刃31Aを設けた丸刃31からなり、平面状受け台32との間に基材1を挟んで該基材1の幅方向に移動することにより、基材1に対するミシン目状破断部2の形成が確実容易になる。
(c)前記カッタ30から、新巻取ドラム22がリールドラム10との間で基材1を挟持する位置までの距離Lと、基材1がリールドラム10に案内されて走行する走行速度Vに基づき、前記基材1に形成したミシン目状破断部2の先端が新巻取ドラム22の面前を通過するタイミングtを演算し、このタイミングtに基づいて新巻取ドラム22とリールドラム10とで基材1を挟持して該基材1をミシン目状破断部2で切断するように該新巻取ドラム22をリールドラム10に対して移動させるように制御することにより、基材1のミシン目状破断部2の先端に後続する部分を新巻取ドラム22とリールドラム10とで確実に挟持できる。
図5に示したカッタ60の丸刃61は、回転軸60Sに重ね合わせ状態で固定される切刃プレート62と補助プレート63の組からなる。切刃プレート62と補助プレート63は、スペーサ64とカラー65の間に挟まれた重ね合わせ状態で、ボルト66により回転軸60Sに同軸をなすように固定される。
切刃プレート62は、円盤状をなし、外周の周方向に連続する切刃62Aを備える。補助プレート63は、概ね円盤状をなし、切刃プレート62の外周に沿う周方向の一部で切刃62Aよりも半径方向外方に突出する1個又は複数個の突部63Aを備える。例えば、切刃プレート62における切刃62Aの外径がφ44.5mmのとき、補助プレート63の突部63Aの半径はφ22.5mm、非突部63Bの半径はφ20.5mm(図6に示した突部63Aの高さh=2mm)とする。補助プレート63において、外周の全長において、突部63Aが占める範囲(図6のt)と、非突部63Bが占める範囲は、いずれがより長くなっても良い。
即ち、カッタ60にあっては、丸刃61が、切刃プレート62と補助プレート63の組からなる。これにより、補助プレート63の突部63Aに対する半径方向の内方にある切刃プレート62の切刃62Aは基材1に当接せず、この部分の切刃62Aは基材1を切断し得ないものとなる(図6に示したミシン目状破断部2の非切断部a)。また、補助プレート63の非突部63Bに対応する切刃プレート62の切刃62Aは基材1に当接し、基材1を切断するものになる(図6に示したミシン目状破断部2の切断部b)。これにより、この切刃プレート62と補助プレート63の組からなる丸刃61は、周方向に連続する切刃62Aを備えた切刃プレート62(市販品)をそのまま用いながら、補助プレート63の存在によって外周に一定間隔で切刃62Aを設けた丸刃61を構成し、ミシン目状破断部2を形成するものになる。このとき、突部63Aの個数、位置、長さの異なる複数形状の補助プレート63を用意しておけば、補助プレート63を交換するだけで各種形状のミシン目状破断部2を形成できる。
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、プライマリアーム12により待機位置に保持され、その後押圧手段13によってリールドラム10との間で基材1を挟持することとなる新巻取ドラム22は、該基材1を挟持する前段階で必ずしも無回転でなく、リールドラム10の表面周速よりも低速の回転を付与されていても良い。
また、プライマリアーム12により待機位置に保持される新巻取ドラム22は、必ずしもリールドラム10の鉛直上方でなく、リールドラム10に対するいかなる方向に待機さるものでも良い。
本発明によれば、基材の巻取装置において、基材の巻取り先を満巻した巻取ドラムから新巻取ドラムへ切り替えるときに、該基材を簡易に切断することができる。
1 基材
2 ミシン目状破断部
10 リールドラム
21 巻取ドラム
22 新巻取ドラム
30 カッタ
31 丸刃
31A 切刃
32 受け台
40 粘着テープ
50 基材切断巻取部
100 基材巻取装置

Claims (3)

  1. リールドラムによって案内される基材を該リールドラムによって巻取ドラムに押圧して該巻取ドラムに巻取り、所定量の巻取り後に切断された基材の切断端を新巻取ドラムに切り替えて巻取る基材の巻取装置において、
    リールドラムの上流位置で、該リールドラムに案内されて走行する基材の幅方向に移動し、該基材にミシン目状破断部を形成するカッタと、
    粘着テープが貼り付けられた新巻取ドラムを保持し、基材に形成したミシン目状破断部の先端が新巻取ドラムの面前を通過した直後に、新巻取ドラムとリールドラムとで基材を挟持して該基材をミシン目状破断部で切断し、基材のこの切断端を新巻取ドラム上の粘着テープに粘着させて該新巻取ドラムに巻取る基材切断巻取部とを有し、
    前記カッタが外周に一定間隔で切刃を設けた丸刃からなり、平面状受け台との間に基材を挟んで該基材の幅方向に移動するものであることを特徴とする基材の巻取装置。
  2. 前記カッタの丸刃が、回転軸に重ね合わせ状態で固定される切刃プレートと補助プレートの組からなり、切刃プレートは外周の周方向に連続する切刃を備え、補助プレートは切刃プレートの外周に沿う周方向の一部で切刃よりも半径方向外方に突出する突部を備えてなる請求項に記載の基材の巻取装置。
  3. 前記カッタから、新巻取ドラムがリールドラムとの間で基材を挟持する位置までの距離と、基材がリールドラムに案内されて走行する走行速度に基づき、前記基材に形成したミシン目状破断部の先端が新巻取ドラムの面前を通過するタイミングを演算し、このタイミングに基づいて新巻取ドラムとリールドラムとで基材を挟持して該基材をミシン目状破断部で切断するように該新巻取ドラムをリールドラムに対して移動させる制御部を有してなる請求項1又は2に記載の基材の巻取装置。
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