JP6280252B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電圧検出回路を備えた電力変換装置に関する。
従来より、光または磁気を利用した絶縁型の電圧検出回路が知られている。たとえば特開昭50―17868号公報(特許文献1)に開示された電圧検出回路は、光ダイオードと、光トランジスタと、直流増幅器とを備える。光ダイオードは、被測定電圧に応じた光を発生する。光トランジスタは、エミッタフォロワ接続され、光ダイオードの光を受光する。直流増幅器の入力側は、光トランジスタのエミッタ出力側に接続される。直流増幅器の出力側は、帰還インピーダンスを介して光トランジスタのベース極に接続される。
特開昭50―17868号公報
電力変換装置において人が触れる可能性がある箇所では、接地に対する抵抗(以下、対地抵抗と称する)が十分に高い必要がある。電力変換装置では、必要に応じて複数の箇所の電圧が検出される。抵抗分圧型の電圧検出回路を用いて複数の箇所の電圧を検出する場合、検出箇所の数と同数の抵抗分圧回路が必要である。複数の抵抗分圧回路は、検出箇所と接地との間に並列に接続される。したがって、検出箇所の対地抵抗は、検出箇所の増加に伴って低下してしまう。
本発明の目的は、検出箇所の数に依存せずに対地抵抗を維持可能な電圧検出回路を備えた電力変換装置を提供することである。
本発明のある局面に従えば、電力変換装置は、電力変換回路と、電圧検出回路と、制御回路とを備える。電圧検出回路は、第1および第2の配線の間の電圧を検出する。電圧検出回路は、コモン配線と、第1および第2の抵抗分圧回路と、第1の差動増幅回路とを含む。コモン配線は、接地電位から絶縁されている。第1および第2の抵抗分圧回路は、第1および第2の配線とコモン配線との間にそれぞれ電気的に接続され、抵抗分圧により第1および第2の分圧電圧をそれぞれ生成する。第1の差動増幅回路は、第1の分圧電圧と第2の分圧電圧との間の電位差を増幅して出力する。制御回路は、コモン配線に電気的に接続され、第1の差動増幅回路からの出力信号に基づいて、電力変換回路を制御する。
好ましくは、第1および第2の配線は、交流電源からの交流電圧を受ける。
好ましくは、電圧検出回路は、第3の抵抗分圧回路と、第2の差動増幅回路とをさらに含む。第3の抵抗分圧回路は、第3の配線とコモン配線との間に電気的に接続され、抵抗分圧により第3の分圧電圧を生成する。第2の差動増幅回路は、第2の分圧電圧と第3の分圧電圧との間の電位差を増幅して出力する。
好ましくは、電圧検出回路は、第3の差動増幅回路をさらに含む。第3の差動増幅回路は、第3の分圧電圧と第1の分圧電圧との間の電位差を増幅して出力する。
好ましくは、電力変換装置は、フィルタをさらに備える。フィルタは、第1の差動増幅回路と制御回路との間でコモン配線に直列に接続され、コモン配線に混入するノイズを低減する。
好ましくは、フィルタは、ボルテージフォロワ回路である。
本発明によれば、検出箇所の数に依存せずに対地抵抗を維持することができる。
本発明の実施の形態1に係る電圧検出回路を備えた電力変換装置の構成を概略的に示す回路ブロック図である。 図1に示した電圧変換モジュールの構成に示す回路ブロック図である。 図2に示した電圧検出回路の構成を示す回路ブロック図である。 従来の電圧検出回路が検出する電圧を示すベクトル図である。 図2に示した電圧検出回路が検出する電圧を示すベクトル図である。 図2に示した電圧検出回路の構成を示す回路ブロック図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付して、その説明は繰り返さない。
図1は、本発明の実施の形態1に係る電圧検出回路を備えた無停電電源装置の構成を概略的に示す回路ブロック図である。図1を参照して、三相交流配線1aは、U相ライン(第1の配線)と、V相ライン(第2の配線)と、W相ライン(第3の配線)とを含む。交流電源1は三相交流配線1aに、たとえば200Vの三相交流電力を供給する。
無停電電源装置100は、交流電源1から交流電力を受けるとともに、交流電力を負荷8に供給する。負荷8は、交流電力を消費する電気機器であれば特に限定されない。
無停電電源装置100は、並列に接続された無停電電源モジュール101〜110を備える。このように冗長化によって無停電電源装置100の信頼性を向上させている。無停電電源モジュール101〜110の構成は共通である。したがって、以下においては無停電電源モジュール101の構成について代表的に説明する。なお、無停電電源モジュールの台数は特に限定されるものではない。本実施の形態では無停電電源装置100が複数台の無停電電源モジュールを備えるが、無停電電源モジュールの台数は1台であってもよい。
図2は、図1に示した無停電電源モジュール101の構成を示す回路ブロック図である。図2を参照して、無停電電源モジュール101は、コンバータ2と、インバータ3と、昇降圧チョッパ回路4と、蓄電部5と、マイクロコンピュータ6と、電圧検出回路11〜14とを備える。
蓄電部5は直流電力を蓄える。蓄電部5は、たとえばリチウムイオン電池、ニッケル水素電池、または鉛蓄電池などの蓄電池を含む。マイクロコンピュータ(制御回路)6は、無停電電源モジュール101を制御する。
コンバータ2は、マイクロコンピュータ6からの制御信号CTRL2に基づいて、交流電源1からの交流電力を直流電力に変換する。この直流電力は正母線PLおよび負母線NLに供給される。
昇降圧チョッパ回路4は、マイクロコンピュータ6からの制御信号CTRL4に基づいて、蓄電部5の充電時にはコンバータ2によって生成された直流電力を降圧して、その直流電力を蓄電部5に供給する。一方、昇降圧チョッパ回路4は、蓄電部5の放電時には蓄電部5から放電された直流電圧を昇圧して、その直流電力をインバータ3に供給する。
インバータ3は、マイクロコンピュータ6からの制御信号CTRL3に基づいて、コンバータ2または昇降圧チョッパ回路4からの直流電力を交流電力に変換して、その交流電力を負荷8に供給する。
電圧検出回路11は、交流電源1とコンバータ2との間でU相ライン、V相ライン、およびW相ラインの各々に電気的に接続される。電圧検出回路11は、U相ラインとV相ラインとの間の電圧Vuv1と、V相ラインとW相ラインとの間の電圧Vvw1と、U相ラインとW相ラインとの間の電圧Vuw1とを検出して、電圧Vuv1,Vvw1,Vuw1をマイクロコンピュータ6に出力する。
電圧検出回路12は、コンバータ2とインバータ3との間で正母線PLおよび負母線NLの各々に電気的に接続される。電圧検出回路12は、正母線PLと負母線NLとの間の電圧Vpn2を検出して、電圧Vpn2をマイクロコンピュータ6に出力する。
電圧検出回路13は、インバータ3と負荷8との間でU相ライン、V相ライン、およびW相ラインの各々に電気的に接続される。電圧検出回路13は、U相ラインとV相ラインとの間の電圧Vuv3と、V相ラインとW相ラインとの間の電圧Vvw3と、U相ラインとW相ラインとの間の電圧Vuw3とを検出して、電圧Vuv3,Vvw3,Vuw3をマイクロコンピュータ6に出力する。
電圧検出回路14は、昇降圧チョッパ回路4と蓄電部5との間で正母線PLおよび負母線NLの各々に電気的に接続される。電圧検出回路14は、正母線PLと負母線NLとの間の電圧Vpn4を検出して、電圧Vpn4をマイクロコンピュータ6に出力する。
電圧検出回路11の構成と電圧検出回路13の構成とは共通である。また、電圧検出回路12の構成と電圧検出回路14の構成とは共通である。したがって、以下においては、電圧検出回路11,12の各々の構成について代表的に説明する。
図3は、図2に示した電圧検出回路11の構成を示す回路ブロック図である。図3を参照して、電圧検出回路11は、コモン配線COMと、差動増幅回路111〜113と、抵抗分圧回路121〜123と、抵抗R1〜R3と、バッファBとを含む。
コモン配線COMは、無停電電源装置100において基準となる電位を与える配線であって、電圧検出回路11〜14で共通である。コモン配線COMは接地されていない。つまり、コモン配線COMは接地から絶縁されている。
抵抗分圧回路121(第1の抵抗分圧回路)は分圧抵抗Ru1,Ru2を有する。抵抗分圧回路122(第2の抵抗分圧回路)は分圧抵抗Rv1,Rv2を有する。抵抗分圧回路123(第3の抵抗分圧回路)は分圧抵抗Rw1,Rw2を有する。抵抗分圧回路121は、U相ラインとコモン配線COMとの間に直列に接続される。抵抗分圧回路122は、V相ラインとコモン配線COMとの間に直列に接続される。抵抗分圧回路123は、W相ラインとコモン配線COMとの間に直列に接続される。
抵抗分圧回路121〜123は、それぞれU相ライン、V相ライン、およびW相ラインに供給される200Vの交流電圧を抵抗分圧して、分圧電圧V1〜V3(第1〜第3の分圧電圧)を生成する。分圧抵抗Ru1,Rv1,Rw1の抵抗値は互いに等しい。また、分圧抵抗Ru2,Rv2,Rw2の抵抗値は互いに等しい。このため、分圧電圧V1〜V3は同程度であって、たとえば5Vである。
差動増幅回路111(第1の差動増幅回路)は、差動増幅器A1と、入力抵抗R11,R12と、フィルタF1とを有する。差動増幅回路112(第2の差動増幅回路)は、差動増幅器A2と、入力抵抗R21,R22と、フィルタF2とを有する。差動増幅回路113(第3の差動増幅回路)は、差動増幅器A3と、入力抵抗R31,R32と、フィルタF3とを有する。
差動増幅器A1の非反転入力端子は分圧電圧V1を受ける。差動増幅器A1の反転入力端子は分圧電圧V2を受ける。差動増幅器A1は、分圧電圧V1と分圧電圧V2との間の電位差を増幅してフィルタF1に出力する。フィルタF1は、差動増幅器A1からの出力信号に含まれるノイズ成分を除去する。差動増幅回路112,113の機能は、差動増幅回路111の機能と同等であるため、詳細な説明は繰り返さない。
マイクロコンピュータ6は、A/D変換器61と、CPU(Central Processing Unit)62とを含む。A/D変換器61は、差動増幅回路111〜113からの出力信号を受けて、その出力信号の強度をデジタル値に変換する。このデジタル値はCPU62に出力される。CPU62は、差動増幅回路111〜113からの出力信号の値に基づいて、制御信号CTRL2〜CTRL4(図2参照)を出力する。制御信号CTRL2〜CTRL4は、たとえば電流指令値または電圧指令値を含む信号である。
コモン配線COMの電位は、三相交流配線1aにおける三相交流電圧の周期的な変動に伴って変動し得る。マイクロコンピュータ6は、コモン配線COMの電位を基準として動作する。CPU62の基準電位が変動することによって、CPU62の動作が不安定になるおそれがある。
三相交流配線1aの電圧変動に備えるために、コモン配線COMにはバッファBが設けられる。バッファBは、差動増幅回路111〜113とマイクロコンピュータ6との間でコモン配線COMに直列に接続される。バッファBは、たとえばボルテージフォロワ回路である。このため、バッファBの入力インピーダンスと比べて、バッファBの出力インピーダンスは大幅に低い。したがって、バッファBよりも差動増幅回路111〜113側においてコモン配線COMの電位が変動した場合でも、バッファBよりもマイクロコンピュータ6側におけるコモン配線COMの電位の変動は小さい。このようにバッファBを接続することで、バッファBよりも差動増幅回路111〜113側のコモン配線COMと、バッファBよりもマイクロコンピュータ6側のコモン配線COMとが分離される。よって、マイクロコンピュータ6の動作を安定化することができる。
なお、バッファBは、本発明に係る「フィルタ」の一例であって、ボルテージフォロワ回路に限定されるものではない。たとえば、ボルテージフォロワ回路に代えて、インバータの汎用ロジックIC(Integrated Circuit)をバッファとして用いることができる。インバータのゲインはほぼ1である。また、インバータの入力インピーダンスは高い一方で、出力インピーダンスが低い。このため、ボルテージフォロワと同様にコモン配線COMの電位の変動を抑えることができる。
あるいは、本発明に係る「フィルタ」はRC回路であってもよい。時定数が十分に大きいRC回路を用いることで、コモン配線COMの電位の変動をなまらせてからマイクロコンピュータ6に出力することができる。ただし、複数の電圧検出回路の各々にRC回路が設けられる場合、コンデンサのばらつきに主に起因して、各RC回路の特性が異なり得る。ボルテージフォロワ回路は、ばらつきの影響が相対的に小さいためより好ましい。
図4は、従来の電圧検出回路が検出する電圧を示すベクトル図である。図4を参照して従来の電圧検出回路(図示せず)では、コモン配線は接地されている。したがって、ベクトル図の中心Oは接地電位である。この場合、従来の電圧検出回路は、三相交流配線の各相の相電圧を検出する。つまり、電圧Vu,Vv,Vwは、それぞれU相電圧、V相電圧、およびW相電圧である。
これに対し、図5は、図2に示した電圧検出回路11が検出する電圧を示すベクトル図である。図5を参照して、本実施の形態においてコモン配線COMは接地から絶縁されている。U相、V相、およびW相の負荷が等しい場合、中心Oを仮想中性点とみなすことができる。
本実施の形態において電圧検出回路11は、三相交流配線1aの線間電圧を検出する。つまり、電圧Vuw1,Vvw1,Vuw1は、それぞれUV相、VW相、およびUW相の線間電圧である。線間電圧と相電圧とは相互に変換可能である。このため、各線間電圧を検出することと、三相交流配線の各相電圧を検出することとは等価である。したがって、三相の線間電圧がいずれも正常な値であれば、三相の相電圧の各々も正常な値となる。あるいは、三相の線間電圧のうちのいずれかが異常な値を示した場合、CPU62は、異常が生じた線間電圧に対応する2つのラインのうちのいずれかに異常が生じたと判断することができる。
本実施の形態によれば、電圧検出回路11,13の各々には3個の抵抗分圧回路が設けられる。つまり、無停電電源モジュール101では、合計6個の抵抗分圧回路が三相交流配線1aとコモン配線COMとの間に接続される。図1で説明したように、無停電電源装置100は10台の無停電電源モジュール101〜110を備える。したがって、無停電電源装置100では、合計60個の抵抗分圧回路が三相交流配線1aとコモン配線COMとの間に接続される。これらの抵抗分圧回路は、いずれも並列に接続される。よって、三相交流配線1aのコモン配線COMに対する抵抗値は、各抵抗分圧回路の抵抗値の1/60になる。
従来の電圧検出回路によればコモン配線は接地されている。このため、従来の電圧検出回路を備えた電力変換装置では、抵抗分圧回路の数の増加に伴って、三相交流配線の接地に対する抵抗(以下、対地抵抗と称する)が減少してしまう。一方、本実施の形態に係る電圧検出回路11,13によれば、コモン配線COMは接地から絶縁されている。したがって、抵抗分圧回路の数に関わらず対地抵抗は一定である。言い換えると、検出箇所の数に依存せずに対地抵抗を維持することができる。これにより、本実施の形態のように多数の抵抗分圧回路が用いられる場合でも、対地抵抗の低下を抑えることができる。
また、光を利用する絶縁型の電圧検出回路では、光ダイオードおよび光トランジスタが用いられる(たとえば特許文献1の第3図参照)。あるいは、磁気を利用する絶縁型の電圧検出回路ではトランスが用いられる(たとえば特許文献1の第1図参照)。これに対し、本実施の形態に係る電圧検出回路によれば抵抗を設けるだけでよいため、部品点数が削減される。これにより、電圧検出回路の小型化および軽量化を図ることができる。
なお、電圧検出回路は、UV相、VW相、およびUW相の線間電圧のうちのいずれか2つのみを検出してもよい。CPU62は、検出された2つの線間電圧に基づいて、残り1つの線間電圧を算出することができる。これにより、電圧検出回路の構成を一層簡易にすることができる。
また、コモン配線COMと接地との間に接地コンデンサを電気的に接続することも考えられる。しかし、この構成では、電力変換装置内に設けられた他の回路(図示せず)における信号が、接地コンデンサを介してコモン配線COMに混入するおそれがある。一方、本実施の形態によれば、コモン配線COMと接地とは完全に絶縁されている。したがって、コモン配線COMが接地を介して他の回路からの影響を受ける可能性を低減できる。
図6は、図2に示した電圧検出回路12の構成を示す回路ブロック図である。図6を参照して、電圧検出回路12の構成は、抵抗分圧回路121〜123に代えて、抵抗分圧回路124,125を含む点において、電圧検出回路11の構成と異なる。抵抗分圧回路124は、正母線PLとコモン配線COMとの間に直列に接続された抵抗Rp1,Rp2を有する。抵抗分圧回路125は、正母線PLとコモン配線COMとの間に直列に接続された抵抗Rn1,Rn2を有する。抵抗Rp1の抵抗値と抵抗Rn1の抵抗値とは等しい。抵抗Rp2の抵抗値と抵抗Rn2の抵抗値とは等しい。
差動増幅回路111は、抵抗分圧回路124からの分圧電圧Vpと、抵抗分圧回路125からの分圧電圧Vnとの電位差を増幅して、電圧Vpnをマイクロコンピュータ6に出力する。電圧検出回路12の他の構成は、電圧検出回路11の構成と同等であるため、詳細な説明を繰り返さない。
このように、電圧検出回路12によれば、交流電圧の検出に用いられる電圧検出回路11(図2参照)と同等の構成により、直流電圧を検出することができる。この場合においても、検出箇所の数に依存せずに直流配線(正母線PLおよび負母線NL)の接地に対する抵抗を維持することができる。
また、本発明に係る「電圧検出回路」によって検出可能な交流電圧は、三相交流電圧に限られない。電圧検出回路12によれば、たとえば単相3線式の交流電圧を検出することができる。単相3線式の交流配線の場合、第1の交流配線および第2の交流配線(図6の正母線PLおよび負母線NLにそれぞれ対応するため図示せず)の各々には、コモン配線COMの電位に対して、互いに逆位相であって振幅がたとえば100Vの交流電圧が印加される。これにより、第1の交流配線と第2の交流配線との間には、200Vの単相交流電圧が印加される。電圧検出回路12によれば、上記単相交流電圧を検出することができる。
なお、無停電電源装置100は、本発明に係る「電力変換装置」の一例である。本発明に係る「電力変換装置」は、コンバータ、インバータ、または双方向コンバータを備えるものであれば、無停電電源装置に限定されるものではない。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
11〜14 電圧検出回路、111〜113 差動増幅回路、A1〜A3 差動増幅器、F1〜F3 フィルタ、Ru1,Ru2,Rv1,Rv2,Rw1,Rw2 分圧抵抗、Rp1,Rp2,Rn1,Rn2 分圧抵抗、R11,R12,R21,R22,R31,R32 入力抵抗、R1〜R3 抵抗、121〜125 抵抗分圧回路、B バッファ、100 無停電電源装置、101〜110 無停電電源モジュール、1 交流電源、1a 三相交流配線、2 コンバータ、3 インバータ、4 昇降圧チョッパ回路、5 蓄電部、6 マイクロコンピュータ、61 A/D変換器、62 CPU、8 負荷、COM コモン配線。

Claims (5)

  1. 電力変換装置であって、
    電力変換回路と、
    第1の配線と第2の配線との間の電圧を検出する電圧検出回路とを備え、
    前記電圧検出回路は、
    接地電位から絶縁されたコモン配線と、
    前記第1の配線と前記コモン配線との間に電気的に接続され、抵抗分圧により第1の分圧電圧を生成する第1の抵抗分圧回路と、
    前記第2の配線と前記コモン配線との間に電気的に接続され、抵抗分圧により第2の分圧電圧を生成する第2の抵抗分圧回路と、
    前記第1の分圧電圧と前記第2の分圧電圧との間の電位差を増幅して出力する第1の差動増幅回路とを含み、
    前記電力変換装置は、前記コモン配線に電気的に接続され、前記第1の差動増幅回路からの出力信号に基づいて、前記電力変換回路を制御する制御回路をさらに備え
    前記第1および第2の配線は、交流電源からの交流電圧を受ける、電力変換装置。
  2. 前記交流電源は、前記第1の配線と、前記第2の配線と、第3の配線とに三相交流電圧を印加する三相交流電源であって、
    前記電圧検出回路は、
    前記第3の配線と前記コモン配線との間に電気的に接続され、抵抗分圧により第3の分圧電圧を生成する第3の抵抗分圧回路と、
    前記第2の分圧電圧と前記第3の分圧電圧との間の電位差を増幅して出力する第2の差動増幅回路とをさらに含む、請求項に記載の電力変換装置。
  3. 前記電圧検出回路は、前記第3の分圧電圧と前記第1の分圧電圧との間の電位差を増幅して出力する第3の差動増幅回路をさらに含む、請求項に記載の電力変換装置。
  4. 前記第1の差動増幅回路は、前記コモン配線に電気的に接続され、
    前記第1の差動増幅回路と前記制御回路との間で前記コモン配線に直列に接続され、前記コモン配線に混入するノイズを低減するフィルタをさらに備える、請求項1〜のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  5. 前記フィルタは、ボルテージフォロワ回路である、請求項に記載の電力変換装置。
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