JP6277788B2 - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
現像剤が収容される収容部が設けられたハウジングと、
複数の磁極が設けられた磁石部材、前記磁石部材の外側に設けられ前記磁石部材の磁力で吸着された前記現像剤を外表面に保持して回転する円筒部材を有し、前記ハウジングに支持された現像剤保持体と、
前記収容部に配置され、支持軸及び螺旋羽根を有し、前記現像剤を攪拌しながら前記現像剤保持体に供給するように搬送する搬送部材と、
前記円筒部材の下側外表面に対向して間隙を有して配置され、前記現像剤保持体に保持された前記現像剤の層厚を規制する層厚規制部材と、
前記層厚規制部材と前記搬送部材の間に突出し、前記ハウジングの内壁面に配置され、前記搬送部材の回転軌跡と間隙を保持する突出部材と、を備え、
前記突出部材は、前記層厚規制部材の外表面と接触する、
ことを特徴とする。
前記突出部材は、前記層厚規制部材の外表面と接触する第1の接触面は長手方向の中央部が両端部よりも前記層厚規制部材の方向に凸状に湾曲している、
ことを特徴とする。
前記突出部材は、前記ハウジングと別体で構成され、前記ハウジングと接触する第2の接触面を有し、前記第2の接触面には長手方向に少なくとも3つの丸穴が設けられ、前記ハウジングの壁面には3つのボスが設けられて互いに係合し、かつ係合は両側において圧入とされ、中央部において前記ボスの外径寸法よりも大きい内径の丸穴とされて位置決めされる、
ことを特徴とする。
前記突出部材は、前記突出部材の第2の接触面と、前記ハウジングとの間に配置された弾性部材を介して固定される、
ことを特徴とする。
静電潜像が形成される像保持体と、
前記像保持体を帯電させる帯電手段と、
前記帯電手段により帯電された前記像保持体に露光を行って潜像を形成する潜像形成手段と、
前記潜像形成手段によって形成された潜像を現像する請求項1ないし4のいずれか1項に記載の現像装置と、
前記現像装置の現像によって得られた画像を記録媒体に転写する転写手段と、前記転写手段によって記録媒体に転写された画像を定着させる定着手段と、を備えた、
ことを特徴とする。
請求項2、3及び4に記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比して、層規制部材の変形を抑制することができる。
請求項5に記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比して、本体を小型化することができる。
また、以下の図面を使用した説明において、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることに留意すべきであり、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
尚、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とする。
図1は本実施形態に係る画像形成装置1の内部構成を示す断面模式図である。
以下、図面を参照しながら、画像形成装置1の全体構成及び動作を説明する。
現像装置40各々は、現像ハウジング41に収容される現像剤を除いて略同様に構成され、それぞれがイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)のトナー像を形成する。
転写装置50においてトナー像が転写された用紙Pは、トナー像が未定着の状態で搬送ガイドを経由して定着装置60に搬送される。定着装置60に搬送された用紙Pは、一対の加熱モジュール61と加圧モジュール62により、圧着と加熱の作用でトナー像が定着される。
定着トナー像が形成された用紙Pは、搬送ガイド65a、65bによってガイドされ、排出ローラ対69から画像形成装置1上面の排出トレイ1aに排出される。
図2は現像装置40の内部全体構成を示す斜視図、図3は像保持体としての感光体ドラム31を含む現像装置40の縦断面図、図4は現像ローラ42における磁極配置と突出部材45、層厚規制部材46及び現像ハウジング41との位置関係を示す縦断面図、図5(a)は突出部材45の全体斜視図、(b)は拡大断面図、図6(a)は突出部材45の現像ハウジング41への固定を説明する断面模式図、(b)は変形例に係る突出部材45Aの現像ハウジング41への固定を説明する断面模式である。
以下、図面を参照しながら現像装置40の構成と作用について説明する。
図2に示すように、現像装置40は、現像ハウジング41の両側板41A、41Bに現像剤保持体の一例としての現像ローラ42が回転可能に支持されている。
現像ハウジング41は、現像剤収容室43を有し、現像剤収容室43内には、搬送部材の一例としての搬送オーガ44A、44Bが回転可能に支持されている。現像剤収容室43の断面視中央部には、搬送オーガ44A、44Bを離隔する仕切壁47が立設されている。
搬送オーガ44A、44Bは、現像剤収容室43に立設された仕切壁47で互いに離隔されて、現像ハウジング41に回転可能に支持された回転軸44aと、回転軸44aの外周面に螺旋状に設けられた螺旋羽根44bと、を備えて構成されている。
搬送オーガ44Aの回転軸44aが回転することで、螺旋羽根44bが現像剤を攪拌しながら回転軸44aの軸心方向(図2中 矢印R1参照)へ搬送し、搬送オーガ44Bの回転軸44aが回転することで、螺旋羽根44bが現像剤を攪拌しながら回転軸44aの軸心方向(図2中 矢印R2参照)に沿って、搬送オーガ44Aの搬送方向とは反対方向へ搬送して、現像剤収容室43内で現像剤を循環させるようになっている。
図3に示すように、現像ローラ42は、現像ハウジング41に形成された開口部41Cを通じて感光体ドラム31の外周面と対向配置されている。また、現像ローラ42は、現像ハウジング41に対して回転可能に支持された円筒状の円筒部材の一例としての現像スリーブ42Aと、現像スリーブ42Aの内部空間に設けられ現像ハウジング41に対して固定された円柱状の磁石部材の一例としてのマグネット42Bと、を備えている。
軸部420は、軸方向における両端部が現像ハウジング41の両側板41A、41Bに対して固定され、軸部420の現像ハウジング41に対する固定部位よりも軸方向における内側においては、現像スリーブ42Aが回転可能に支持されている。
具体的には、第2磁極部(規制極:N2)432は、マグネット42Bの軸部420と層厚規制部材46の軸心を結んで仮想される線L1を含んで現像スリーブ42Aの回転方向において下流側に配置されている。
特に、第2磁極部(規制極:N2)432が層厚規制部材46に対して現像スリーブ42Aの回転方向において下流側に配置されているために、現像スリーブ42Aと層厚規制部材46が対向して形成された層厚規制領域において現像剤に作用する圧力上昇が抑制され、現像剤への負荷が低減される。
層厚規制部材46は、現像ローラ42の回転方向における感光体ドラム31よりも上流側であって、感光体ドラム31及び現像ローラ42の下側において、現像ローラ42の外周面と定められた間隙を保持して現像ハウジング41に後述する突出部材45を介して固定されている。
層厚規制部材46は、磁性体の磁力により現像剤を保持する保持力が発生し、この保持力によって、現像ローラ42に保持された現像剤の一部が削られて、現像剤層の厚みが、予め定められた厚みに規制される。
また、層厚規制部材46は、磁性体で構成されているために、現像スリーブ42A上で規制される現像剤の圧力を受けた場合に、第2磁極部(規制極:N2)432からの磁力を受けて現像ローラ42表面側へ吸引されて層厚規制部材46の軸方向における変形を抑制している。
図3に示すように、層厚規制部材46と搬送オーガ44Bの間における現像剤収容室43の内壁面43aの上端部には突出部材45が配置されている。
突出部材45は、層厚規制部材46の搬送オーガ44Bに対向した外表面を覆うように搬送オーガ44Bの螺旋羽根44b先端の回転軌跡と間隙を保持して搬送オーガ44Bの回転方向において下流側へ突出して形成されている。そして、突出部材は、層厚規制部材46の外表面のうち現像ローラ42の表面と対向しない部分を覆い、その部分に現像剤が付着して留まってしまうことを防止している。
そのために、突出部材45がない場合に比べて現像剤の汲み上げが容易になる。
なお、突出部材45が第1磁極部(吸引極:S3)431の延長線上まで伸びていると現像剤の汲み上げは逆に阻害されるため、本実施形態における突出部材45は、第1磁極部(吸引極:S3)431の延長線と重ならない位置まで伸びた形になっている。
また、図6(a)に示すように、現像剤収容室43の内壁面43aの上端部と接触する第2面45bには、長手方向に少なくとも3つの位置決め孔45cが設けられ、現像剤収容室43の内壁面43aの上端部には突出部材45に設けられた位置決め孔45cに対応して3つのボス41bが設けられて互い係合して位置決めされるようになっている。
図6(b)は変形例に係る突出部材45Aの現像ハウジング41への固定を説明する断面模式である。突出部材45Aは、層厚規制部材46の外表面と接触する第1面45Aaが、長手方向の中央部が両端部よりも凸反りして層厚規制部材46の方向に湾曲して形成されている。そして、現像剤収容室43の内壁面43aの上端部と接触する第2面45Abが、弾性部材の一例としてのウレタンフォーム材UFを介して固定されている。
本実施形態では、突出部材45は層厚規制部材46の外表面のうち現像ローラ42の表面と対向しない部分を覆っているが、そのような構成になっていなくてもよい。また、現像ハウジング41と別体で構成されているが、一体で構成されていてもよい。その場合、突出部材は現像剤収容室43の内壁面43aから連続して設けられていてもよい。
現像ハウジング41に形成された現像剤収容室43の水平方向において最も層厚規制部材46側にある内壁面43a−1は、層厚規制部材46の搬送オーガ44B側の外周面から鉛直下方に仮想される接線L2よりも接線L2と交差する方向において層厚規制部材46側に形成されている(図4中 Δ参照)。
その結果、現像剤収容室43が、現像ハウジング41の水平方向(−X方向)において、相対的に現像ローラ42とより重なり合って配置され、現像剤の収容量を減少させつつ、現像ハウジング41の水平方向の幅を狭小化している。
10・・・制御装置
20・・・給紙装置
30・・・感光体ユニット
40・・・現像装置
41・・・現像ハウジング
42・・・現像ローラ
42A・・・現像スリーブ
42B・・・マグネット
420・・・軸部
430・・磁性部
431・・・第1磁極部(吸引極:S3)
432・・・第2磁極部(規制極:N2)
433・・・第3磁極部(現像極:S1)
434・・・第4磁極部(搬送極:N1)
435・・・第5磁極部(剥離極:S3)
43・・・現像剤収容室
44A、44b・・・搬送オーガ
45、45A・・・突出部材
46・・・層厚規制部材
47・・・仕切壁
50・・・転写装置
60・・・定着装置
Claims (5)
- 現像剤が収容される収容部が設けられたハウジングと、
複数の磁極が設けられた磁石部材、前記磁石部材の外側に設けられ前記磁石部材の磁力で吸着された前記現像剤を外表面に保持して回転する円筒部材を有し、前記ハウジングに支持された現像剤保持体と、
前記収容部に配置され、支持軸及び螺旋羽根を有し、前記現像剤を攪拌しながら前記現像剤保持体に供給するように搬送する搬送部材と、
前記円筒部材の下側外表面に対向して間隙を有して配置され、前記現像剤保持体に保持された前記現像剤の層厚を規制する層厚規制部材と、
前記層厚規制部材と前記搬送部材の間に突出し、前記ハウジングの内壁面に配置され、前記搬送部材の回転軌跡と間隙を保持する突出部材と、を備え、
前記突出部材は、前記層厚規制部材の外表面と接触する、
ことを特徴とする現像装置。 - 前記突出部材は、前記層厚規制部材の外表面と接触する第1の接触面は長手方向の中央部が両端部よりも前記層厚規制部材の方向に凸状に湾曲している、
ことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。 - 前記突出部材は、前記ハウジングと別体で構成され、前記ハウジングと接触する第2の接触面を有し、前記第2の接触面には長手方向に少なくとも3つの丸穴が設けられ、前記ハウジングの壁面には3つのボスが設けられて互いに係合し、かつ係合は両側において圧入とされ、中央部において前記ボスの外径寸法よりも大きい内径の丸穴とされて位置決めされる、
ことを特徴とする請求項2に記載の現像装置。 - 前記突出部材は、前記突出部材の第2の接触面と、前記ハウジングとの間に配置された弾性部材を介して固定される、
ことを特徴とする請求項3に記載の現像装置。 - 静電潜像が形成される像保持体と、
前記像保持体を帯電させる帯電手段と、
前記帯電手段により帯電された前記像保持体に露光を行って潜像を形成する潜像形成手段と、
前記潜像形成手段によって形成された潜像を現像する請求項1ないし4のいずれか1項に記載の現像装置と、
前記現像装置の現像によって得られた画像を記録媒体に転写する転写手段と、
前記転写手段によって記録媒体に転写された画像を定着させる定着手段と、を備えた、
ことを特徴とする画像形成装置。
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