JP6277731B2 - 液体噴射ヘッドおよび液体噴射装置 - Google Patents

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Description

本発明は、インク等の液体を噴射する技術に関する。
印刷用紙等の印刷媒体にインク等の液体を噴射する各種の技術がある。例えば特許文献1には、圧力室を形成する圧力室形成基板と、ノズルを形成するノズルプレートと、圧力室とノズルとを連通するノズル連通路を形成する連通基板とを積層した液体噴射ヘッドが開示されている。
特開2013−154485号公報
特許文献1の構成では、いずれも平板状の圧力室形成基板と連通基板とノズルプレートとが液体の噴射方向に直交する姿勢で配置される。したがって、印刷媒体側からみたヘッドの面積(液体噴射ヘッドの液体噴射面の面積)が大きく、多数のノズルを高密度に配置することが難しい。また、複数の液体噴射ヘッドを配列した構成では、多数のノズルが広範囲にわたり分布するから、液体噴射面と印刷媒体との間隔を複数のヘッドにわたり均一に保つことも困難である。
また、同文献1の構成では、圧力室とノズル連通路とノズルとが別々の基板に形成されるから、液体噴射ヘッドの製造時に、圧力室からノズルまでの流路を高精度に形成することが難しく、特に基板間の接合部分で流路に誤差が生じ易い。このためノズルから噴射される液体の噴射特性(噴射量、噴射方向等)が設計値からズレ易く、噴射特性にバラツキが生じる。なお、同文献1には、圧力室形成基板と連通基板とノズルプレートとをいずれもシリコン単結晶基板とすることが開示されているが、これら3つの基板の材質が異なる場合は、熱膨張の度合いが基板毎に異なり、基板間の接合部分で生じる流路の誤差が温度(熱)によって変わるため、噴射特性のバラツキがさらに顕著なものとなる。
以上の事情を考慮して、本発明は、液体の噴射方向からみた液体噴射ヘッドの面積を小さくしつつ、簡素な構成で噴射特性のバラツキを抑制することを目的とする。
以上の課題を解決するために、本発明の好適な態様に係る液体噴射ヘッドは、液体が充填される圧力室を形成する圧力室形成基板と、圧力室形成基板に沿う方向に液体を噴射するノズルと、圧力室とノズルとを連通する連通流路とを具備し、ノズルと連通流路とは、圧力室形成基板に形成されることを特徴とする。
以上の構成によれば、圧力室形成基板に沿う方向に液体が噴射されるから、特許文献1のように圧力室形成基板と連通基板とノズルプレートとを液体の噴射方向に直交する姿勢で配置した構成に比べ、液体の噴射方向からみた液体噴射ヘッドの面積を小さくすることができる。したがって、多数のノズルを高密度に実装できることに加え、液体噴射面と印刷媒体との間隔を均一に保つことも容易になる。また、圧力室と連通流路とノズルとが同一の基板(圧力室形成基板)に形成されるから、圧力室からノズルまでの流路を高精度に形成することが可能である。したがって、基板間の接合部分で流路に誤差が生じる可能性や、この誤差が温度によって変わる可能性もないから、ノズルから噴射される液体の噴射特性のバラツキを抑制することができる。また、圧力室と連通流路とノズルとを共通の工程(例えば平板材のエッチング)で形成することができるから、液体噴射ヘッドの製造工程を簡素化できる。さらに、ノズルプレートが不要であるから、部品点数を削減し、液体噴射ヘッドの構成を簡素化できる他、ノズルプレートを接合する面を平坦化する必要もないから、液体噴射ヘッドの製造や組立に必要な精度も緩和できる。よって、本発明によれば、液体の噴射方向からみた液体噴射ヘッドの面積を小さくしつつ、簡素な構成で噴射特性のバラツキを抑制することが可能になる。
本発明の好適な態様に係る液体噴射ヘッドは、圧力室形成基板に形成され、圧力室に供給される液体を貯留する液体貯留室を具備する。
以上の態様によれば、液体貯留室が圧力室と連通流路とノズルと共に圧力室形成基板に形成される。したがって、圧力室形成基板とは別の基板に液体貯留室を形成する構成に比べ、液体噴射ヘッドの構成を簡素化することができる。
本発明の好適な態様に係る液体噴射ヘッドは、圧力室形成基板の一方の面側に配置されて液体貯留室の壁面を構成する可撓性のコンプライアンスシートを具備する。
以上の態様によれば、圧力室形成基板の一方の面側に配置された可撓性のコンプライアンスシートによって液体貯留室の壁面が構成される。したがって、液体貯留室内の圧力変化をコンプライアンスシートにより抑制(吸収)することができる。また、コンプライアンスシートがない構成に比べ、液体貯留室に貯留された液体をより安定的に圧力室に供給することができるから、噴射特性のバラツキをさらに抑制することが可能になる。
本発明の好適な態様に係る液体噴射ヘッドは、圧力室形成基板の一方の面側に配置され、圧力室に供給される液体を貯留する液体貯留室を形成する連通板を具備する。
以上の態様によれば、液体貯留室が圧力室形成基板とは別の基板(連通板)に形成される。したがって、圧力室形成基板の板厚とは無関係に(例えば圧力室形成基板が薄い場合でも)、十分な容量の液体貯留室を確保することができる。
本発明の好適な態様に係る液体噴射ヘッドは、連通板のうち圧力室形成基板とは反対の面側に配置されて液体貯留室の壁面を構成する可撓性のコンプライアンスシートを具備する。
以上の態様によれば、連通板の一方の面側に配置された可撓性のコンプライアンスシートによって液体貯留室の壁面が構成される。したがって、液体貯留室内の圧力変化をコンプライアンスシートにより吸収することができる。また、コンプライアンスシートがない構成に比べ、液体貯留室に貯留された液体をより安定的に圧力室に供給することができるから、噴射特性のバラツキをさらに抑制することが可能になる。
本発明の好適な態様に係る液体噴射装置は、以上の各態様に係る液体噴射ヘッドを具備する。液体噴射装置は、例えば、印刷用紙等の印刷媒体にインクを噴射するプリンターであるが、本発明に係る液体噴射装置の用途は印刷に限定されない。
第1実施形態に係る印刷装置の部分的な構成図である。 液体噴射ヘッドの斜視図および部分拡大図である。 基体、圧力室形成基板、振動板および保護板の平面図である。 図2のIV−IV線における液体噴射ヘッドの断面図である。 第2実施形態に係る液体噴射ヘッドの断面図である。 コンプライアンスプレートおよびコンプライアンスシートの平面図である。 第3実施形態に係る液体噴射ヘッドの断面図である。 連通板および圧力室形成基板の平面図である。 第4実施形態に係る液体噴射ヘッドの断面図である。 変形例に係る印刷装置の部分的な構成図である。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係るインクジェット方式の印刷装置100の部分的な構成図である。印刷装置100は、液体の例示であるインクを印刷用紙等の印刷媒体200に噴射する液体噴射装置である。印刷装置100は、制御装置12と搬送機構14とヘッドモジュール16とを具備する。制御装置12は、印刷装置100の各要素を統括的に制御する。搬送機構14は、制御装置12による制御のもとで印刷媒体200を所定の方向A1に搬送する。
印刷装置100には、インクが充填されたインクカートリッジ300が装着される。ヘッドモジュール16は、インクカートリッジ300から供給されるインクを制御装置12による制御のもとで印刷媒体200に噴射する。図1に例示される通り、このヘッドモジュール16は、印刷媒体200の搬送方向A1に交差(典型的には直交)する方向A2に沿って複数の液体噴射ヘッド20が2列に配列されたラインヘッドである。この液体噴射ヘッド20の配置は、いわゆる千鳥配置(スタガ配置)である。図1の例示では、図中上側の列を構成する3個の液体噴射ヘッド20と、図中下側の列を構成する2個の液体噴射ヘッド20とで、方向A2における各液体噴射ヘッド20の位置が異なる。なお、複数のヘッドモジュール16を印刷媒体200の搬送方向A1に沿って並列に配置することも可能である。また、ヘッドモジュール16は複数の液体噴射ヘッド20を具備するが、各液体噴射ヘッド20の構成は共通である。
図2は、液体噴射ヘッド20の斜視図および部分拡大図である。液体噴射ヘッド20は、2列(ノズル列GAおよびノズル列GB)に配列された複数のノズルNから印刷媒体200に対してインクを噴射するヘッドチップである。液体噴射ヘッド20には、駆動信号を生成する駆動回路を搭載したICチップ22が実装される。以下の説明では、液体噴射ヘッド20の各ノズルNからインクが噴射される方向をZ方向と表記し、ノズル列GAやノズル列GBが延在する方向(液体噴射ヘッド20の長手方向)をX方向と表記する。また、Z方向およびX方向に直交する方向をY方向と表記する。
印刷装置100において各液体噴射ヘッド20は、Z方向が鉛直方向の下側(印刷媒体200側)を向く姿勢で配置される。したがって、Z方向に直交するXY平面は、印刷媒体200に略平行な水平面になる。また、図1に例示される通り、印刷媒体200の横幅(方向A2における印刷媒体200の幅)を上回る範囲にわたり複数の液体噴射ヘッド20のノズルNが分布する。したがって、搬送機構14による印刷媒体200の搬送と並行してヘッドモジュール16の各液体噴射ヘッド20のノズルNから印刷媒体200にインクを噴射することで、印刷媒体200に任意の画像を印刷することができる。
図2に拡大して例示される通り、液体噴射ヘッド20は、中央に位置する基体42の双方の表面(以下、設置面)420に、圧力室形成基板52と振動板54と保護板58とが積層される。また、保護板58のうち振動板54とは反対側の表面にはICチップ22が実装される。基体42の一方の設置面420の面上の要素はノズル列GAに対応し、基体42の他方の設置面420の面上の要素はノズル列GBに対応する。このようにノズル列GAを構成する各ノズルNとノズル列GBを構成する各ノズルNとは、基体42を挟んで相互に反対側に位置する。なお、図2に例示される通り、ノズル列GAとノズル列GBとでX方向における各ノズルNの位置が異なるが、基体42の双方の設置面420の面上の要素は、基体42を挟んでおおむね対称の関係にあり、具体的な構成は共通する。したがって、以下の説明ではノズル列GAに対応する要素に着目し、ノズル列GBに対応する要素の説明を省略する。
図3は、基体42、圧力室形成基板52、振動板54および保護板58の平面図であり、いずれもY方向の負側からみた図である。また、図4は、図2のIV−IV線における液体噴射ヘッド20の断面図である。図3に例示される通り、基体42は、X方向に長尺な平板状の部材である。基体42の材料や製法は任意であるが、例えばシリコン(Si)の単結晶基板やステンレス基板を用いることができる。基体42は、圧力室形成基板52,振動板54,保護板58等の部材を積層するための基礎となる板材である他、ノズル列GAとノズル列GBとのY方向の間隔を規定するスペーサーとして機能する。
図4に例示される通り、基体42の設置面420には圧力室形成基板52が設置される。圧力室形成基板52は、例えば接着剤により基体42に固定される。図3に例示される通り、圧力室形成基板52は、基礎部71と空間形成部72と側壁部73とに区分される。基礎部71は、圧力室形成基板52のうちZ方向(インクの噴射側)に位置する部分であり、ノズル列GAを構成する各ノズルNに対応するインクの流路(ノズルN、第1流路522、開口部524および第2流路526)が相互に間隔(典型的には等間隔)をあけてX方向に配列される。空間形成部72は、圧力室形成基板52のうちZ方向の負側(インクの噴射側とは反対側)に位置し、基礎部71と両側に位置する側壁部73とで3方を囲まれた開口部分である。側壁部73は、空間形成部72の両側に形成された部分であり基礎部71に連続する。
図3に例示される通り、基礎部71に形成される複数のインクの流路の各々は、ノズルNと、Z方向に直線状に延在してノズルNと開口部524とを連通する第1流路522と、インクに圧力を付与する圧力室66として機能する開口部524と、Z方向に直線状に延在して開口部524と空間形成部72とを連通する第2流路526とで構成される。これらの各要素(ノズルN,第1流路522,開口部524,第2流路526)は、いずれも基礎部71をY方向に貫通している。圧力室形成基板52の材料や製法は任意であるが、例えば、シリコンの単結晶基板をフォトリソグラフィやエッチング等の半導体製造技術により選択的に除去することで形成される。
例えば、基体42の設置面420あるいは振動板54のうち基体42側の表面に接着剤で固定されたシリコンの単結晶基板(平板状)に対し、異方性ドライエッチングを行うことで図3に例示する形状の圧力室形成基板52を簡便かつ高精度に形成することができる。この場合、各ノズルNのXY平面における断面形状は、四角形(典型的には正方形)となり円形にはならないが、発明者が鋭意検討した結果、ノズルNの断面形状が四角形であってもインクの噴射特性を十分に確保できることがわかった。
なお、圧力室形成基板52に形成される各要素(ノズルN,第1流路522,開口部524,第2流路526,空間形成部72)は、圧力室形成基板52をY方向に貫通していなくてもよい。また、これらの各要素は、等方性ドライエッチングや等方性ウェットエッチング等により形成されてもよい。また、例えば、シリコンの単結晶基板を2枚貼り合わせて圧力室形成基板52を構成するようにし、各々のシリコン単結晶基板の貼り合わせ面に対して等方性ドライエッチングや等方性ウェットエッチングを行って上述した各要素を形成してもよい。この場合、ノズルNの断面形状を円形または円形に近い形状にすることが可能である。
図4に例示される通り、圧力室形成基板52のうち基体42とは反対側の表面には振動板54が設置される。振動板54は、例えば接着剤により圧力室形成基板52に固定される。振動板54は、弾性的に振動可能な平板状の部材であり、例えば、酸化シリコン等の弾性材料で形成された弾性膜と、酸化ジルコニウム等の絶縁材料で形成された絶縁膜との積層で構成される。図3および図4に例示される通り、振動板54のうち圧力室形成基板52とは反対側の表面には、圧力室形成基板52に形成された複数の開口部524に対応する位置に圧電素子56が配置される。圧電素子56は、相互に対向する電極間に圧電体を介在させた積層体である。例えば、圧電素子56を構成する一方の電極は、複数の開口部524にわたって連続する1つの共通電極であり、他方の電極は、開口部524毎に個別に形成された複数の個別電極である。また、圧電体は、複数の開口部524にわたり連続して形成される。なお、圧電体を開口部524毎に個別に形成してもよい。また、圧電素子56を開口部524毎に個別に設けてもよい。
図3および図4から理解される通り、基体42と振動板54とに挟まれた空間形成部72は、複数のノズルNに共通する液体貯留室(リザーバー)62として機能する。この液体貯留室62には、インクカートリッジ300から供給されるインクが貯留される。また、基体42と振動板54とに挟まれた各開口部524は、その上部に振動板54および圧電素子56が配置されるから、インクに圧力を付与する圧力室(キャビティ)66として機能する。
また、基体42と振動板54とに挟まれた各第2流路526(Z方向に延在する管状の空間)は、液体貯留室62と圧力室66とを連通し、液体貯留室62に貯留されたインクを各圧力室66に供給する供給流路64として機能する。したがって、液体貯留室62に貯留されたインクは複数の供給流路64に分岐して各圧力室66に並列に供給され、これにより各圧力室66にインクが充填される。また、基体42と振動板54とに挟まれた各第1流路522(Z方向に延在する管状の空間)は、圧力室66とノズルNとを連通する連通流路68として機能する。このように圧力室形成基板52は、液体貯留室62と供給流路64と圧力室66と連通流路68とノズルNとを形成する基板である。また、以上の説明から理解される通り、液体噴射ヘッド20におけるインクの流路は、液体貯留室62→供給流路64→圧力室66→連通流路68→ノズルNとなる。
図4に例示される通り、振動板54のうち圧力室形成基板52とは反対側の表面には、複数の接続端子57が形成される。複数の接続端子57は、圧電素子56の共通電極および個別電極に電気的に接続される。各接続端子57は、相互に間隔(典型的には等間隔)をあけてX方向に配列され、圧電素子56からZ方向の負側に直線状に延在する導体パターンである。
図4に例示される通り、振動板54のうち圧力室形成基板52とは反対側の表面には保護板58が設置される。保護板58は、複数の接続端子57が形成された振動板54の表面に例えば接着剤で固定される。また、保護板58のうち振動板54側の表面には凹部586が形成され、この凹部586には圧電素子56が収容される。図3および図4に例示される通り、保護板58のうち振動板54とは反対側の表面(平坦面)には、駆動回路を搭載したICチップ22が実装される。また、保護板58のうちZ方向の負側には、傾斜面584A,584Bを有する矩形状の開口部582が形成される。図4に例示される通り、保護板58の表面のうちICチップ22から傾斜面584Aの下端部にかけて複数の信号配線59が形成され、各信号配線59は対応する接続端子57に電気的に接続される。
したがって、圧電素子56の各電極には、ICチップ22(駆動回路)から信号配線59および接続端子57を介して駆動信号が供給される。圧電素子56は駆動信号に応じて開口部524に対応する領域毎に個別に振動する。また、これに連動して振動板54が振動することで、圧力室66内のインクの圧力(圧力室66の容積)が変動し、圧力室66内の圧力の増加によりノズルNからインクが噴射される。以上の説明から理解される通り、圧電素子56は、圧力室66内の圧力を変動させて圧力室66内のインクをノズルNから噴射させる圧力発生素子として機能する。なお、振動板54は、接着剤等により保護板58に密着して固定される。また、保護板58の開口部582の部分は圧電素子56から十分に離れている。したがって、駆動信号に応じて振動するのは、振動板54のうち保護板58の凹部586に対応する部分だけである。
以上に説明した通り、第1実施形態によれば、圧力室形成基板52に沿うZ方向にインクが噴射されるから、特許文献1のように圧力室形成基板と連通基板とノズルプレートとをインクの噴射方向に直交する姿勢で配置した構成に比べ、インクの噴射方向(Z方向)からみた液体噴射ヘッド20の面積を小さくすることができる。したがって、多数のノズルNを高密度に実装できることに加え、液体噴射面と印刷媒体200との間隔を複数の液体噴射ヘッド20にわたり均一に保つことも容易になる。
また、第1実施形態によれば、圧力室66と連通流路68とノズルNとが同一の基板(圧力室形成基板52)に形成されるから、圧力室66からノズルNまでのインクの流路を高精度に形成することが可能である。したがって、基板間の接合部分で流路に誤差が生じる可能性や、この誤差が温度によって変わる可能性もないから、ノズルNから噴射されるインクの噴射特性のバラツキを抑制することができる。また、圧力室66と連通流路68とノズルNとを共通の工程(例えば異方性ドライエッチング)で圧力室形成基板52に形成することができるから、液体噴射ヘッド20の製造工程を簡素化できる。
また、第1実施形態によればノズルプレートが不要である。ノズルプレートを具備する場合、ノズルプレートを密着して固定するため、ノズルプレートを接合する面(基体42、圧力室形成基板52、振動板54および保護板58のZ方向の側面)の段差を十分に低減する必要がある。つまり、液体噴射ヘッド20の製造や組立に高い精度が要求される。これに対し、本実施形態によれば、ノズルプレートが不要であるから、部品点数を削減し、液体噴射ヘッド20の構成を簡素化できる他、ノズルプレートを接合する面を平坦化する必要もないから、液体噴射ヘッド20の製造や組立に必要な精度も緩和できる。
よって、第1実施形態によれば、インクの噴射方向からみた液体噴射ヘッド20の面積を小さくしつつ、簡素な構成で噴射特性のバラツキを抑制することが可能になる。また、第1実施形態によれば、液体貯留室62や供給流路64も圧力室形成基板52に形成されるから、圧力室形成基板52とは別の基板に液体貯留室62や供給流路64を形成する構成に比べ、液体噴射ヘッド20の構成を簡素化できる。
<第2実施形態>
次に第2実施形態について説明する。なお、以下に説明する第2〜第4実施形態において、第1実施形態と共通する要素には同一の符号を付し、説明を適宜省略する。
図5は、第2実施形態に係る液体噴射ヘッド20の断面図であり、第1実施形態で参照した図4に対応する。また、図6は、コンプライアンスプレート44およびコンプライアンスシート46の平面図である。これらの図から明らかとなるように、第2実施形態に係る液体噴射ヘッド20は、第1実施形態で説明した液体噴射ヘッド20に対し、コンプライアンスプレート44とコンプライアンスシート46とをさらに具備する点で構成が相違する。
図5に例示される通り、基体42の設置面420にはコンプライアンスプレート44が設置される。コンプライアンスプレート44は、例えば接着剤により基体42に固定される。図6に例示される通り、コンプライアンスプレート44は、X方向に長尺な矩形状の外形を有し、Z方向の負側にはY方向に貫通する矩形状の開口部442が形成される。この開口部442のサイズや位置は、圧力室形成基板52の空間形成部72(液体貯留室62)に概ね対応する。コンプライアンスプレート44の材料は任意であるが、例えばステンレス等の金属材料を用いることができる。
図5および図6に例示される通り、コンプライアンスプレート44のうち基体42とは反対側の表面には、全面にわたってコンプライアンスシート46が設置される。コンプライアンスシート46は、可撓性を有するシートであり、例えば合成樹脂や金属材料で構成される。コンプライアンスシート46のうちコンプライアンスプレート44の開口部442に対応する部分以外は、接着剤等によりコンプライアンスプレート44に密着して固定される。このためコンプライアンスシート46のうち開口部442に対応する部分だけが圧力を受けると撓むことになる。
図5に例示される通り、コンプライアンスシート46のうち基体42とは反対側の表面には、例えば接着剤により圧力室形成基板52が固定される。第1実施形態で説明した通り、圧力室形成基板52は、液体貯留室62と供給流路64と圧力室66と連通流路68とノズルNとを形成する基板である。したがって、液体貯留室62からノズルNまでのインクの流路の構成は第1実施形態と同じである。図5に例示される通り、液体貯留室62のうち基体42側の壁面は、可撓性のコンプライアンスシート46で構成される。また、コンプライアンスシート46のうち液体貯留室62の壁面を構成する部分の大半は、開口部442に面しており、コンプライアンスプレート44に固定されていない。したがって、液体貯留室62内の圧力変化をコンプライアンスシート46により吸収することができる。
以上説明した第2実施形態においても、第1実施形態と同様に、インクの噴射方向(Z方向)からみた液体噴射ヘッド20の面積を小さくしつつ、簡素な構成で噴射特性のバラツキを抑制することが可能である。また、第2実施形態によれば、圧力室形成基板52のうち基体42側の表面に配置された可撓性のコンプライアンスシート46により液体貯留室62の壁面が構成される。したがって、液体貯留室62内の圧力変化をコンプライアンスシート46により吸収することができる。また、コンプライアンスシート46がない構成に比べ、液体貯留室62に貯留されたインクをより安定的に圧力室66に供給することができるから、噴射特性のバラツキをさらに抑制することが可能である。
<第3実施形態>
図7は、第3実施形態に係る液体噴射ヘッド20の断面図である。また、図8は、連通板48および圧力室形成基板53の平面図であり、Y方向の負側からみた図である。これらの図から明らかとなるように、第3実施形態に係る液体噴射ヘッド20は、第1実施形態で説明した液体噴射ヘッド20に対し、連通板48をさらに具備し、液体貯留室63(空間形成部482)と供給流路65(貫通孔484)とが圧力室形成基板53ではなく連通板48に形成される点で構成が相違する。
図7に例示される通り、基体42の設置面420には連通板48が設置される。連通板48は、例えば接着剤により基体42に固定される。図8に例示される通り、連通板48は、X方向に長尺な矩形状の外形を有し、基体42側の表面うちZ方向の負側には、液体貯留室63として機能する空間形成部(凹部)482が形成される。また、図8に例示される通り、連通板48(空間形成部482のZ方向の端部)には、Y方向に貫通する複数の貫通孔484が相互に間隔(典型的には等間隔)をあけてX方向に配列される。
図7に例示される通り、連通板48のうち基体42とは反対側の表面には、例えば接着剤により圧力室形成基板53が固定される。図8に例示される通り、圧力室形成基板53のうちZ方向に位置する基礎部71には、ノズル列GAを構成する各ノズルNに対応するインクの流路の一部(ノズルN、第1流路522および開口部524)が相互に間隔(典型的には等間隔)をあけてX方向に配列される。
図7および図8から理解される通り、基体42と連通板48とに挟まれた空間形成部482は、複数のノズルNに共通する液体貯留室63として機能する。また、各貫通孔484は、液体貯留室63と圧力室66とを連通し、液体貯留室63に貯留されたインクを各圧力室66に供給する供給流路65として機能する。なお、圧力室66からノズルNまでのインクの流路の構成は第1実施形態と同じである。また、図3および図8から理解される通り、第1実施形態の圧力室形成基板52は、液体貯留室62と供給流路64と圧力室66と連通流路68とノズルNとを形成する基板であるのに対し、第3実施形態の圧力室形成基板53は、圧力室66と連通流路68とノズルNとを形成する基板である。第3実施形態では、液体貯留室63(空間形成部482)と供給流路65(貫通孔484)とが圧力室形成基板53ではなく連通板48に形成される。
このように第3実施形態に係る液体噴射ヘッド20では、連通板48の空間形成部482が液体貯留室63として機能するから、第1実施形態や第2実施形態と比較して十分な容量の液体貯留室63を圧力室形成基板53の板厚とは無関係に確保することができる。例えば、液体貯留室63の容量が小さいと、流路抵抗が大きくなり、圧電素子56を高周波駆動した場合にインクの供給不足が発生する可能性があるが、本実施形態によれば、圧電素子56を高周波駆動した場合のインクの供給不足を解消し、高速印刷が可能になる。
以上説明した通り、第3実施形態に係る液体噴射ヘッド20は、圧力室形成基板53のうち基体42側の表面に配置され、圧力室66に供給されるインクを貯留する液体貯留室63を形成する連通板48を具備する。本実施形態においても、第1実施形態と同様に、インクの噴射方向(Z方向)からみた液体噴射ヘッド20の面積を小さくしつつ、簡素な構成で噴射特性のバラツキを抑制することが可能である。また、第3実施形態によれば、液体貯留室63が圧力室形成基板53とは別の基板である連通板48に形成されるから、圧力室形成基板53の板厚とは無関係に(例えば圧力室形成基板53が薄い場合でも)、十分な容量の液体貯留室63を確保することができる。したがって、圧電素子56を高周波駆動した場合のインクの供給不足を解消することができ、高速印刷が可能になる。
<第4実施形態>
図9は、第4実施形態に係る液体噴射ヘッド20の断面図である。同図から明らかとなるように、第4実施形態に係る液体噴射ヘッド20は、第2実施形態と第3実施形態とを併合したものであり、第2実施形態で説明したコンプライアンスプレート44およびコンプライアンスシート46と、第3実施形態で説明した連通板48および圧力室形成基板53とを具備する点で、第1実施形態で説明した液体噴射ヘッド20と構成が相違する。
図9に例示される通り、基体42には、振動板54や保護板58の他に、コンプライアンスプレート44と、コンプライアンスシート46と、連通板48と、圧力室形成基板53とが積層される。コンプライアンスプレート44およびコンプライアンスシート46は、第2実施形態で説明したものと同様であり、その構成は図6に例示される通りであるが、第2実施形態に比べ、コンプライアンスプレート44の開口部442のZ方向の幅がやや広くなっている。この開口部442のサイズや位置は、連通板48の空間形成部482(液体貯留室63)に概ね対応する。また、連通板48および圧力室形成基板53は、第3実施形態で説明したものと同じであり、その構成は図8に例示される通りである。
第4実施形態においても、第1実施形態と同様に、インクの噴射方向(Z方向)からみた液体噴射ヘッド20の面積を小さくしつつ、簡素な構成で噴射特性のバラツキを抑制することが可能である。また、第4実施形態によれば、連通板48のうち基体42側の表面に配置された可撓性のコンプライアンスシート46により液体貯留室63の壁面が構成される。また、コンプライアンスシート46のうち液体貯留室63の壁面を構成する部分の大半は、開口部442に面しており、コンプライアンスプレート44に固定されていない。したがって、液体貯留室63内の圧力変化をコンプライアンスシート46により吸収することができる。また、第4実施形態によれば、液体貯留室63が圧力室形成基板53とは別の基板である連通板48に形成されるから、圧力室形成基板53の板厚とは無関係に十分な容量の液体貯留室63を確保することができる。したがって、圧電素子56を高周波駆動した場合のインクの供給不足を解消することができ、高速印刷が可能になる。
<変形例>
以上の各実施形態は多様に変形され得る。具体的な変形の態様を以下に例示する。なお、以下の例示から任意に選択された2以上の態様は、相互に矛盾しない範囲で適宜併合され得る。
(1)上述した各実施形態では、基体42の一方の設置面420側にノズル列GAを形成し、他方の設置面420側にノズル列GBを形成したが、いずれか一方の設置面420側の要素を省略してもよい。すなわち、基体42の一方の設置面420側のみにノズル列を形成することも可能である。但し、基体42の双方の設置面420にノズル列を形成する構成であると、多数のノズルNを高密度に実装できる。また、ノズルNの数は複数に限らず1以上であればよく、ノズルNが1つの場合、連通流路68、圧力室66、供給流路64,65等もそれぞれ1つになる。
(2)上述した各実施形態では、印刷媒体200の搬送方向A1に直交する方向A2に複数の液体噴射ヘッド20を配列したヘッドモジュール16(ラインヘッド)を例示したが、シリアルヘッドにも本発明を適用することが可能である。例えば図10のヘッドモジュール18は、上述した各実施形態に係る複数の液体噴射ヘッド20をキャリッジに搭載したシリアルヘッドであり、印刷媒体200の搬送(方向A1)に並行して方向A2に往復しながら各ノズルNからインクを噴射する。
(3)上述した各実施形態において、保護板58にICチップ22を実装するのではなく、駆動信号を生成する駆動回路を制御装置12内に設け、駆動回路からの駆動信号を可撓性の配線基板を介して接続端子57に供給してもよい。この場合、保護板58の表面に信号配線59を形成する必要がない。また、ICチップ22をCOF(Chip On Film)により可撓性の配線基板上に実装してもよい。制御装置12内に駆動回路を設けた場合と、可撓性の配線基板上にICチップ22を実装した場合とを比較すると、後者の方が液体噴射ヘッド20に近い位置に駆動回路を設置することができるので、耐ノイズ性が向上する、駆動信号の波形のなまりを低減できるといった効果がある。また、制御装置12内に駆動回路を設けた場合や、可撓性の配線基板上にICチップ22を実装した場合において、駆動回路からの駆動信号を、振動板54の表面に形成された接続端子57ではなく、保護板58の表面に形成された信号配線59に供給してもよい。この場合、駆動信号は、信号配線59および接続端子57を介して圧電素子56に供給される。接続端子57が形成された振動板54は、圧力室形成基板53に面しており、インクの流路の壁面を構成する。したがって、駆動信号を接続端子57に供給する場合、可撓性の配線基板を接続端子57に接続する際に配線基板を接続端子57に押し付けると、押力によりインクの流路に歪みが生じてしまう可能性がある。これに対し、駆動信号を信号配線59に供給する場合、保護板58上の信号配線59に可撓性の配線基板を接続すればよいので、両者を接続する際に可撓性の配線基板を信号配線59に押し付けてもインクの流路に歪みが生じることがない。
(4)第2実施形態および第4実施形態において、コンプライアンスシート46を液体貯留室62,63に対応する部分だけに配置してもよい。
(5)圧力室66内の圧力を変化させる要素(圧力発生素子)は圧電素子56に限定されない。例えば、静電アクチュエータ等の振動体を圧力発生素子として利用することも可能である。また、圧力発生素子は、圧力室66に機械的な振動を付与する要素に限定されない。例えば、加熱により圧力室66の内部に気泡を発生させて圧力室66内の圧力を変化させる発熱素子(ヒーター)を圧力発生素子として利用することも可能である。このように圧力発生素子は、圧力室66の内部の圧力を変化させるものであればよく、圧力を変化させる方式(例えばピエゾ方式、サーマル方式)や、具体的な構成の如何は不問である。
(6)本発明に係る液体噴射装置は、プリンターの他、例えばファクシミリ装置やコピー機等の機器にも採用され得る。また、本発明に係る液体噴射装置の用途は印刷に限定されない。例えば、色材の溶液を噴射する液体噴射装置は、液晶表示装置のカラーフィルターを形成する製造装置として利用可能である。また、導電材料の溶液を噴射する液体噴射装置は、配線基板の配線や電極を形成する製造装置として利用可能である。
100…印刷装置(液体噴射装置)、200…印刷媒体、300…インクカートリッジ、12…制御装置、14…搬送機構、16,18…ヘッドモジュール、20…液体噴射ヘッド、22…ICチップ、42…基体、420…設置面、44…コンプライアンスプレート、442…開口部、46…コンプライアンスシート、48…連通板、482…空間形成部、484…貫通孔、52,53…圧力室形成基板、522…第1流路、524…開口部、526…第2流路、54…振動板、56…圧電素子、57…接続端子、58…保護板、582…開口部、584A,584B…傾斜面、586…凹部、59…信号配線、62,63…液体貯留室、64,65…供給流路、66…圧力室、68…連通流路、71…基礎部、72…空間形成部、73…側壁部、N…ノズル、GA,GB…ノズル列。

Claims (3)

  1. 第1面および前記第1面とは反対側の第2面を含む基体と、
    前記基体の前記第1面側に配置され、液体が充填される第1圧力室を形成する第1圧力室形成基板と、
    前記第1圧力室形成基板に沿う方向に液体を噴射する第1ノズルと、
    前記第1圧力室と前記第1ノズルとを連通する第1連通流路と
    前記第1圧力室形成基板に形成され、前記第1圧力室に供給される液体を貯留する第1液体貯留室と、
    前記第1圧力室形成基板のうち前記基体側の面に配置され、前記第1液体貯留室の壁面を構成する可撓性の第1コンプライアンスシートと、
    前記第1コンプライアンスシートのうち前記第1圧力室形成基板とは反対側の面と、前記第1面とにより挟まれ、前記第1液体貯留室に重なる第1開口部が形成された第1コンプライアンスプレートと、
    前記基体の前記第2面側に配置され、液体が充填される第2圧力室を形成する第2圧力室形成基板と、
    前記第2圧力室形成基板に沿う方向に液体を噴射する第2ノズルと、
    前記第2圧力室と前記第2ノズルとを連通する第2連通流路と、
    前記第2圧力室形成基板に形成され、前記第2圧力室に供給される液体を貯留する第2液体貯留室と、
    前記第2圧力室形成基板のうち前記基体側の面に配置され、前記第2液体貯留室の壁面を構成する可撓性の第2コンプライアンスシートと、
    前記第2コンプライアンスシートのうち前記第2圧力室形成基板とは反対側の面と、前記第2面とにより挟まれ、前記第2液体貯留室に重なる第2開口部が形成された第2コンプライアンスプレートとを具備し、
    前記第1ノズルと前記第1連通流路とは、前記第1圧力室形成基板に形成され
    前記第2ノズルと前記第2連通流路とは、前記第2圧力室形成基板に形成される
    液体噴射ヘッド。
  2. 第1面および前記第1面とは反対側の第2面を含む基体と、
    前記基体の前記第1面側に配置され、液体が充填される第1圧力室を形成する第1圧力室形成基板と、
    前記第1圧力室形成基板に沿う方向に液体を噴射する第1ノズルと、
    前記第1圧力室と前記第1ノズルとを連通する第1連通流路と
    前記第1圧力室形成基板のうち前記基体側の面に配置され、前記第1圧力室に供給される液体を貯留する第1液体貯留室を形成する第1連通板と、
    前記第1連通板のうち前記第1圧力室形成基板とは反対側の面に配置され、前記第1液体貯留室の壁面を構成する可撓性の第1コンプライアンスシートと、
    前記第1コンプライアンスシートのうち前記第1連通板とは反対側の面と、前記第1面とにより挟まれ、前記第1液体貯留室に重なる第1開口部が形成された第1コンプライアンスプレートと、
    前記基体の前記第2面側に配置され、液体が充填される第2圧力室を形成する第2圧力室形成基板と、
    前記第2圧力室形成基板に沿う方向に液体を噴射する第2ノズルと、
    前記第2圧力室と前記第2ノズルとを連通する第2連通流路と、
    前記第2圧力室形成基板のうち前記基体側の面に配置され、前記第2圧力室に供給される液体を貯留する第2液体貯留室を形成する第2連通板と、
    前記第2連通板のうち前記第2圧力室形成基板とは反対側の面に配置され、前記第2液体貯留室の壁面を構成する可撓性の第2コンプライアンスシートと、
    前記第2コンプライアンスシートのうち前記第2連通板とは反対側の面と、前記第2面とにより挟まれ、前記第2液体貯留室に重なる第2開口部が形成された第2コンプライアンスプレートとを具備し、
    前記第1ノズルと前記第1連通流路とは、前記第1圧力室形成基板に形成され
    前記第2ノズルと前記第2連通流路とは、前記第2圧力室形成基板に形成される
    液体噴射ヘッド。
  3. 請求項1または請求項2の液体噴射ヘッドを具備する液体噴射装置。


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