JP6277051B2 - プラグバルブ、液体供給方法、液体供給装置、および塗布装置 - Google Patents

プラグバルブ、液体供給方法、液体供給装置、および塗布装置 Download PDF

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Description

本発明は、プラグバルブ、液体供給方法、液体供給装置、および塗布装置に関する。
薬液等の高粘度液体は吐出時に高い圧力が必要とされる。そこで、従来、このような高粘度液体の供給用バルブとして耐圧性に優れたプラグバルブが知られている(例えば、特許文献1参照)。このプラグバルブは、バルブ本体と、バルブ本体に対して回動可能に取り付けられたプラグ部材とを備えている。そして、プラグバルブは、プラグ部材を回動させることで該プラグ部材に形成された貫通孔とバルブ本体に設けられた液体供給路とを連通させ、液体を供給可能としている。
特開2004−132469号公報
しかしながら、従来のプラグバルブは、プラグ部材とバルブ本体との隙間に異物(液体の沈降物等)が溜まり易い構造のため、プラグ部材の回動によって液体供給路が開通した際、異物がバルブの下流側に流れてしまうおそれがあった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、異物の流れ込みを抑制できるプラグバルブ、液体供給方法、液体供給装置、および塗布装置を提供することを目的とする。
本発明の第1態様に従えば、バルブ本体に取り付けられたプラグ部材の回動動作により液体の供給経路を閉塞可能なプラグバルブにおいて、前記プラグ部材は、外面に対して互いに180度位置を違えるように形成された一対のプラグ側溝部を含み、前記バルブ本体は、前記液体を内部に流入させる液体流入口と、前記液体を外部に流出させる液体流出口と、前記プラグ部材の前記外面に対向する一対の本体側溝部と、を含み、前記プラグ部材の前記回動動作に応じて、前記液体流入口および前記液体流出口と前記一対の本体側溝部との間が前記一対のプラグ側溝部によりバイパスされた第1状態と、前記液体流入口および前記液体流出口と前記一対の本体側溝部との間が前記一対のプラグ側溝部によりバイパスされない第2状態とが切り替わるプラグバルブプラグが提供される。
第1態様に係るプラグバルブによれば、第2状態において本体側溝部およびプラグ側溝部間に保持されていた液体が、第1状態において本体側溝部およびプラグ側溝部を介して液体流出口に流入される。よって、プラグ部材とバルブ本体との隙間に液体が残留することが防止されるため、隙間に溜まった異物が液体流出口から流れ出すといった不具合の発生を抑制することができる。
上記第1態様において、前記第1状態において、前記本体側溝部および前記プラグ側溝部は互いが交差するように配置され、前記第2状態において、前記本体側溝部および前記プラグ側溝部は互いが平行に配置される構成としてもよい。
この構成によれば、プラグ部材を90度回動させることで第1状態及び第2状態を切り替えることが可能となる。
上記第1態様において、前記バルブ本体は、少なくとも前記液体流入口および前記液体流出口の近傍が樹脂から構成される構成としてもよい。
この構成によれば、液体流入口および液体流出口の近傍を例えばナット等を用いて容易に押圧して変形させることが可能となる。
上記第1態様において、前記バルブ本体は、前記液体流入口および前記液体流出口の近傍が前記プラグ部材の外面に対して押圧されている構成としてもよい。
この構成によれば、液体流入口および液体流出口の近傍を押圧して変形させる押圧して変形させることでバルブ本体とプラグ部材との接触状態を容易に調整することができる。
上記第1態様において、前記プラグ部材は、前記プラグ側溝部が形成された円柱部材を含み、前記バルブ本体は、前記本体側溝部の断面が曲面を有し、前記円柱部材の外周面は、前記本体側溝部よりも曲率半径が大きい構成としてもよい。
この構成によれば、第1状態において、円柱部材の外周面とプラグ側溝部との間に隙間側が生じるので、プラグ側溝部を液体の流路として機能させることができる。
本発明の第2態様に従えば、液体供給路に設けられたバルブを開閉させることで液体供給源から液体供給先に液体を供給する方法において、前記バルブとして、第1態様に係るプラグバルブを用いた液体供給方法が提供される。
第2態様に係る液体供給方法によれば、第1態様に係るプラグバルブを用いて液体供給路が開閉されるため、液体供給先への異物の流れ込むことが抑制された信頼性の高い液体供給方法を提供できる。
本発明の第3態様に従えば、液体供給路に設けられたバルブを開閉させることで液体供給源から液体供給先に液体を供給する液体供給装置において、前記バルブとして、第1態様に係るプラグバルブを備えた液体供給装置が提供される。
第3態様に係る液体供給装置によれば、第1態様に係るプラグバルブを用いて液体供給路が開閉されるため、液体供給先への異物の流れ込むことが抑制された信頼性の高い装置を提供できる。
本発明の第4態様に従えば、液体を被塗布物に対して塗布する塗布部と、前記塗布部に前記液体を供給する液体供給路と、前記液体供給路に設けられたバルブと、を備えた塗布装置において、前記バルブとして、第1態様に係るプラグバルブを用いる塗布装置が提供される。
第4態様に係る塗布装置によれば、第1態様に係るプラグバルブを用いて液体供給路が開閉されるため、塗布部への異物の流れ込むことが抑制される。よって、異物の流れ込みによる不良の発生が抑制され、液体を被塗布物に対して良好に塗布できる信頼性の高い塗布装置を提供できる。
本発明によれば、下流側への異物の流れ込みを抑制することができる。
塗布装置の概略構成を示す図。 バルブの概略構成を示す側断面図。 (a)、(b)はバルブの要部断面図および動作を示す図。 プラグ部材の概略構成を示す斜視図。 (a)〜(c)は変形例に係るバルブの構成を示す図。 (a)〜(c)は変形例に係るプラグ部材の構成を示す図。 (a)、(b)は変形例に係るバルブの構成及び動作を示す図。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。本実施形態では、プラグバルブを液体供給経路に備えた塗布装置を例に挙げて説明する。本実施形態の塗布装置は、粘性が比較的高く異物を生じさせるおそれのあるフォトレジスト等の薬液(液体)を半導体基板(ウエハ)上に塗布するためのものである。
なお、以下の説明で用いる図面は、特徴をわかりやすくするために、便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。
図1は塗布装置の概略構成を示す図である。
図1に示すように、本実施形態の塗布装置100は、液体供給源10と、液体供給路11と、液体供給路11を閉塞可能(開閉可能)なバルブ20と、被塗布物としての半導体基板1に対して液体を塗布するための塗布部40と、半導体基板1を保持するステージ50とを備えている。
液体供給源10は、液体を貯留する貯留タンクと、該貯留タンクから液体を移送する移送ポンプとを含む。液体供給路11は、液体供給源10と塗布部40との間を接続し、液体供給源10側から塗布部40へと液体を供給する。バルブ20は、液体供給路11の途中に設けられている。液体供給路11は、バルブ20と液体供給源10との間を接続する上流供給路11aと、液体供給源10と塗布部40との間を接続する下流供給路11bとを含む。塗布部40としては、例えば、インクジェットヘッドやスリットノズル等を例示することができる。
図2はバルブ20の概略構成を示す側断面図である。図3は、バルブ20の要部断面図であり、図3(a)はバルブ20が液体供給路を閉じた状態を示し、図3(b)はバルブ20が液体供給路を開いた状態を示すものである。
図2に示すように、バルブ20は、所謂プラグバルブ方式のバルブであり、プラグ部材21と、バルブ本体22とを備える。プラグ部材21には、該プラグ部材21をバルブ本体22に対して回動させるための駆動装置30が取り付けられている。駆動装置30としては、例えば、アクチュエーターやモーター装置等の従来公知のものが採用される。駆動装置30は、プラグ部材21を回転させるための回転軸31を有している。
図4はプラグ部材21の概略構成を示す斜視図である。図4に示すように、プラグ部材21は金属製の円柱部材から構成される。プラグ部材21は、一端面側に駆動装置30の回転軸31を取り付けるための取付穴19が形成されている。プラグ部材21は、一端面21A側よりも他端面21B側の外径が小さくなっている。
プラグ部材21は、外周面21aに一対のプラグ側溝部24、25が形成されている。一対のプラグ側溝部24、25は、外周面21aに対して互いが180度位置を違えるように形成される。一対のプラグ側溝部24、25は、それぞれ同一の形状を有している。一対のプラグ側溝部24、25は、プラグ部材21の軸方向と交差する方向、本実施形態では例えば直交する方向に沿って形成されている。一対のプラグ側溝部24、25の深さはバルブ20の設計要求(液体の供給能力)に応じて適宜設定される。
図2、3に示すように、バルブ本体22は円柱状の部材から構成される。本実施形態において、バルブ本体22は例えば、ジュラコンやUPE(超高分子量ポリエチレン)等の樹脂材料から構成される。
バルブ本体22には、プラグ部材21を挿入するための挿入孔32と、液体流入路36と、液体流出路37と、が形成されている。液体流入路36および液体流出路37は、且つバルブ本体22の外周面22aと挿入孔32とを連通させるようにバルブ本体22の軸方向と直交する方向(断面形状の径方向)に沿って直線上に並んで形成される。
液体流入路36は、上流供給路11aに接続されることで液体供給源10から液体をバルブ内部へと導くための経路である。液体流出路37は、下流供給路11bに接続されることでバルブ内部から液体を塗布部40へと導くための経路である。
液体流入路36のうち挿入孔32に連通した開口部が液体流入口36aを構成し、液体流出路37のうち挿入孔32に連通した開口部が液体流出口37aを構成している。
バルブ本体22は、挿入孔32の内壁面に設置されたベアリング部材33を介してプラグ部材21を保持する。これにより、プラグ部材21は、駆動装置30によりバルブ本体22に対して容易に回動可能とされる。
また、バルブ本体22の挿入孔32の内壁面には、一対のシール部材26、27が設置されている。一対のシール部材26、27は、バルブ本体22の内壁面とバルブ本体22の外周面との間に配置され、例えば、Oリング等を例示できる。
また、バルブ本体22の外周面22aには、一対のパイプネジ38、39が取り付けられている。パイプネジ38は、その内面が液体流入路36の一部を構成し、パイプネジ39は、その内面が液体流出路37の一部を構成する。
バルブ本体22の挿入孔32の内壁面には、プラグ側溝部24、25に対応する一対の本体側溝部34、35が形成されている。一対の本体側溝部34、35は、挿入孔32に挿入されたプラグ部材21のプラグ側溝部24、25と略同じ高さに形成されている(図2参照)。なお、本体側溝部34、35およびプラグ側溝部24、25が略同じ高さに形成されるとは、本体側溝部34、35およびプラグ側溝部24、25が高さ方向において少なくとも一部が重なって互いが連通可能となることを意味する。
プラグ側溝部24、25および本体側溝部34、35の形成領域は、上記一対のシール部材26、27によりシールされている。すなわち、バルブ20は、プラグ側溝部24、25および本体側溝部間に流れ込んだ液体の外への漏れ出しがシール部材26、27によって防止されている。
図3(a)において、プラグ側溝部24、25および本体側溝部34、35は、互いが平行に配置される。このとき、液体流入口36aおよび液体流出口37aは、プラグ部材21の外周面21aにより閉塞されている。そのため、液体流入口36aおよび液体流出口37aと、本体側溝部34、35との間がプラグ側溝部24、25によりバイパス(接続)されない状態(第2状態)となっている。
本実施形態において、パイプネジ38、39は、各々の基部38a、39aに形成されたネジ部にナット27、28がそれぞれ取り付けられている。ナット27、28は、外周面22aに形成された当接面22a1に接している。
本実施形態において、バルブ本体22は上述のようにジュラコンやUPE等の樹脂材料から構成されるため、ナット27、28がネジ部(基部38a、39a)に締め込まれると該ナット27、28により当接面22a1が押圧されることで内側に変位する。一方、ナット27、28による締め込みを緩めると当接面22a1の内側への変位が少なくなる。
本実施形態においては、ナット27、28の締め込み量を調整することで当接面22a1を押圧して内側に所定量だけ変位させている。これにより、プラグ部材21の外周面21aと、液体流入口36aおよび液体流出口37aとの接触状態(密閉状態)を容易に調整することが可能である。さらに、バルブ本体22は樹脂製であるため、当接面22a1を内側に変位させた場合でも、金属製のプラグ部材21(挿入孔32)に対する接触抵抗の増加が抑制されている。
このような構成に基づき、バルブ20は、挿入孔32(図2参照)に挿入されたプラグ部材21をスムーズに回動させることができる。また、外周面21aと液体流入口36aおよび液体流出口37aとが密着するので、プラグ側溝部24、25および本体側溝部34、35で構成された空間Sを確実に密閉することができる。よって、上記空間Sに保持された液体が液体流出路37に流れ込むことが無い。また、液体流入路36から空間Sに液体が流れ込むことも無い。
このようにバルブ20は、上記第2状態を実現すべく、プラグ部材21を図3(a)に示したように回動させることで液体供給路11を閉塞することができる。よって、上流供給路11a側から下流供給路11b側への液体の流れを遮断することが可能である。
ここで、図3(b)に戻り説明する。図3(b)は、図3(a)に示したプラグ部材21の位置を90度回動させた状態を示すものである。なお、図3(b)では、プラグ部材21を半時計回りに90度回動させることで、プラグ側溝部24を液体流入口36aに対向させ、プラグ側溝部25を液体流出口37aに対向させる場合を図示している。
図3(b)に示すように、プラグ部材21の位置を反時計回りに90度回動させると、プラグ側溝部24、25および本体側溝部34、35は、互いが交差するように配置され、プラグ側溝部24、25は液体流入口36aおよび液体流出口37aにそれぞれ対向する位置に移動し、プラグ部材21の外周面21aによる液体流入口36aおよび液体流出口37aの閉塞状態が解除される。そのため、液体流入口36aおよび液体流出口37aと、本体側溝部34、35との間がプラグ側溝部24、25によりバイパス(接続)された状態(第1状態)となる。
本体側溝部34、35はその断面形状が曲面となっている。本実施形態において、円柱部材からなるプラグ部材21の外周面21aは、本体側溝部34、35よりも曲面半径が大きくなっている。これにより、上記第1状態において、プラグ部材21の外周面21aとプラグ側溝部24、25との間に隙間が生じるので、プラグ側溝部24、25を液体の流路として機能させることができる。
よって、上流供給路11aから供給された液体は、液体流入路36の液体流入口36aを経由してプラグ側溝部24に流れ込む。プラグ側溝部24に流れ込んだ液体は、本体側溝部34、35を経由してプラグ側溝部25に流れ込む。プラグ側溝部25に流れ込んだ液体は、液体流出口37aから液体流出路37へと流れ込む。液体流出路37に流れ込んだ液体は、下流供給路11bを介して塗布部40へと供給される。
このように本実施形態のバルブ20およびバルブ20を用いた液体供給方法によれば、第2状態においてプラグ側溝部24、25および本体側溝部34、35で構成された空間Sに保持されていた液体を、第1状態において本体側溝部34、35およびプラグ側溝部24、25を介して液体流出口37aに流入させることができる。
すなわち、バルブ20は、液体供給路11を閉塞する第2状態において液体の保持空間(上記空間S)を構成していた本体側溝部34、35およびプラグ側溝部24、25を、液体供給路11を開く第1状態において液体流入路36および液体流出路37をバイパスさせる液体流路として機能させることができる。
よって、第2状態においてプラグ部材21とバルブ本体22との隙間(上記空間S)に長時間に亘って液体が残留されることが防止される。これにより、隙間の残留液体に起因した異物の発生が抑制され、バルブ20の開閉に伴って異物が液体流出口37aから塗布部40側(液体供給先)に流れ出してしまうといった不具合の発生を抑制することができる。
本発明は、上記した実施形態に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨あるいは思想に反しない範囲で適宜変更可能である。例えば、上記実施形態では、バルブ本体22の全体が樹脂材料から構成される場合を例に挙げたが、本発明はこれに限定されず、バルブ本体22の一部のみが樹脂材料から構成されていてもよい。例えば、バルブ本体22は、少なくとも押圧に変形させる必要がある部分(液体流入口および液体流出口の近傍)を樹脂材料で構成し、その他の部分を金属材料で構成するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、液体供給源10から液体供給路11を経由して液体を塗布部40に供給する塗布装置100に本発明のプラグバルブを適用した場合を例に挙げたが、これに限定されることはない。
例えば、工場の生産設備(液体供給先)に対して所定の液体を液体供給源から供給する液体供給装置の液体供給路を閉塞するバルブとして本発明のプラグバルブを適用しても良い。これによれば、本発明のプラグバルブを用いて液体供給路を開閉することで液体供給先に液体を供給することができるので、液体供給先への異物の流れ込むことが抑制された信頼性の高い液体供給方法を提供できる。また、液体供給先への異物の流れ込むことが抑制された信頼性の高い液体供給装置を提供できる。
この場合において、液体供給先に供給する液体の種類は特に限定されず、粘性が比較的高く異物を生じさせるおそれのある液体であれば良く、このような液体の供給経路を開閉するバルブとして本発明のプラグバルブは好適である。
また、上記実施形態においては、ナット27、28の締め込み量を調整することで当接面22a1を押圧し、プラグ部材21の外周面21aと、液体流入口36aおよび液体流出口37aとの接触状態を調整したが、本発明はこれに限定されない。
ここで、バルブの変形例として、プラグ部材21の外周面21aと、液体流入口36aおよび液体流出口37aとの接触状態を調整する別の形態について説明する。
図5は変形例に係るバルブの概略構成を示す図であり、図5(a)は第1変形例に係るバルブであり、図5(b)は第2変形例に係るバルブであり、図5(c)は第3変形例に係るバルブである。なお、図5においては、上記実施形態と同一の部材および構成については同じ符号を付し、詳細な説明については省略する。
図5(a)に示すように、第1変形例に係るバルブ20Aは、パイプネジ38、39がバルブ本体22にねじ込まれることで取り付けられている。本変形例において、バルブ本体22は、本体側溝部34、35に対応する位置にボルト41、42が取り付けられている。ボルト41、42は、バルブ本体22に形成されたネジ穴にねじ込まれている。
バルブ本体22は上述のようにジュラコンやUPE等の樹脂材料から構成されるため、ボルト41、42がネジ穴(不図示)にねじ込まれると該ボルト41、42によりバルブ本体22が押圧されることで内側に変位する。一方、ボルト41、42によるねじ込みを緩めるとバルブ本体22の内側への変位が少なくなる。
このように本変形例によれば、ボルト41、42におけるバルブ本体22にねじ込むことで該バルブ本体22を変位させることで、プラグ部材21の外周面21aと、液体流入口36aおよび液体流出口37aとの接触状態(密閉状態)を容易に調整することができる。
また、第2変形例に係るバルブ20Bは、図5(b)に示すように、パイプネジ38、39がバルブ本体22にねじ込まれることで取り付けられている。また、バルブ20Bは、バルブ本体22の外周を囲むように配置されたリング部材43をさらに備えている。リング部材43は、板状部材をリング状に折り曲げることで構成されたものであり、両端部が隙間を生じた状態でネジ部材44により固定されている。リング部材43は、ネジ部材44の締め付けることでリング部材43の内径を小さくし、ネジ部材44の締め付けを緩めることでリング部材43の内径を大きくする。
バルブ本体22は、上述のようにジュラコンやUPE等の樹脂材料から構成されている。そのため、バルブ本体22は、ネジ部材44の締め付けによりリング部材43の内径が小さくなることによって内側に押圧されて変位する。一方、バルブ本体22は、ネジ部材44の締め付けを緩めることによりリング部材43の内径が大きくなることによって変位が小さくなる。
このように本変形例によれば、リング部材43のネジ部材44をねじ込むことでバルブ本体22を変位させることで、プラグ部材21の外周面21aと、液体流入口36aおよび液体流出口37aとの接触状態(密閉状態)を容易に調整することができる。
また、第3変形例に係るバルブ20Cは、図5(c)に示すように、パイプネジ38、39がバルブ本体22にねじ込まれることで取り付けられている。また、バルブ本体22は、Оリング45を介してナット46、47がパイプネジ38、39の外面に設けられたネジ部(不図示)に螺合されている。
ナット46、47がねじ込まれると、ナット46、47とバルブ本体22とに挟まれることでОリング45が押圧される。これにより、バルブ本体22は、押圧されたОリング45によって内側に押圧されることで変位する。一方、バルブ本体22は、ナット46、47の締め付けを緩めることによりОリング45の押圧量が減少して変位が小さくなる。
このように本変形例によれば、ナット46、47をねじ込むことでバルブ本体22を変位させることで、プラグ部材21の外周面21aと、液体流入口36aおよび液体流出口37aとの接触状態(密閉状態)を容易に調整することができる。
また、プラグ部材21の外周面21aに形成された一対のプラグ側溝部24、25の形状は図4に示した形態に限られない。図6(a)〜(c)はプラグ側溝部の変形例に係る断面構成を示す図である。
例えば、一対のプラグ側溝部24、25は、プラグ部材21の軸方向断面において、図6(a)に示すような曲面形状であっても良いし、図6(b)に示すような三角形状であっても良いし、図6(c)に示すような四角形状であっても良い。
また、上記実施形態においては、一対のプラグ側溝部24、25がプラグ部材21の外周面21aに形成される場合を例に挙げたが、プラグ側溝部の数はこれに限定されず、例えば1個でもよい。
図7は、変形例に係るバルブ120の要部断面図であり、図7(a)はバルブ120が液体供給路を閉じた状態を示し、図7(b)はバルブ120が液体供給路を開いた状態を示すものである。
本変形例に係るバルブ120は、プラグ部材121の外周面121aにプラグ側溝部124(プラグ側溝部24に対応)のみが形成されている。
図7(a)において、プラグ側溝部24および本体側溝部34、35は、互いが所定角度だけ交差した状態に配置される。このとき、液体流出口37aはプラグ側溝部124を介して本体側溝部34と連通されるものの、液体流入口36aはプラグ部材121の外周面121aにより閉塞されている。そのため、液体流入口36aおよび液体流出口37aと、本体側溝部34との間がプラグ側溝部124によりバイパス(接続)されない状態(第2状態)となっている。
一方、プラグ部材121を所定角度回転させることで、液体流入口36aおよび液体流出口37aと、本体側溝部34との間がプラグ側溝部124によりバイパス(接続)された状態(第1状態)とすることが可能である。
図7(b)に示すように、プラグ部材121の位置を反時計回りに所定角度回動させると、プラグ側溝部24、25および本体側溝部34、35が互いに平行に配置され、プラグ部材121の外周面121aによる液体流出口37aの閉塞状態が解除されて、プラグ側溝部124により液体流入口36aおよび液体流出口37aが連通される。そのため、液体流入口36aおよび液体流出口37aと、本体側溝部34との間がプラグ側溝部124によりバイパス(接続)された状態(第1状態)となる。
図7(a)、(b)に示した本変形例によれば、外周面121aにプラグ側溝部124のみが形成されたプラグ部材121を用いることができる。よって、プラグ部材121の加工が容易なものとなるので、バルブ120のコスト低減を図ることができる。
なお、本変形例においては、バルブ本体22に一対の本体側溝部34、35が形成される場合を例に挙げたが、本体側溝部34、35のいずれか一方のみを形成するようにしても良い。この場合において、例えば、本体側溝部35のみを形成する場合、プラグ部材21の回転動作を図7(a)、(b)に示した位置から180度回転させた位置で行うようにすればよい。
1…半導体基板(被塗布物)、10…液体供給源、11…液体供給路、20、20A、20B、20C、120…バルブ(プラグバルブ)、21、121…プラグ部材、21a、121a…外周面、22…バルブ本体、24、25、124…プラグ側溝部、26…シール部材、34、35、134…本体側溝部、36…液体流入路、36a…液体流入口、37…液体流出路、37a…液体流出口、40…塗布部、100…塗布装置。

Claims (8)

  1. バルブ本体に取り付けられたプラグ部材の回動動作により液体の供給経路を閉塞可能なプラグバルブにおいて、
    前記プラグ部材は、外面に対して互いに180度位置を違えるように形成された一対のプラグ側溝部を含み、
    前記バルブ本体は、前記液体を内部に流入させる液体流入口と、前記液体を外部に流出させる液体流出口と、前記プラグ部材の前記外面に対向する一対の本体側溝部と、を含み、
    前記プラグ部材の前記回動動作に応じて、
    前記液体流入口および前記液体流出口と前記一対の本体側溝部との間が前記一対のプラグ側溝部によりバイパスされた第1状態と、
    前記液体流入口および前記液体流出口と前記一対の本体側溝部との間が前記一対のプラグ側溝部によりバイパスされない第2状態とが切り替わる
    プラグバルブ。
  2. 前記第1状態において、前記一対の本体側溝部および前記一対のプラグ側溝部は互いが交差するように配置され、
    前記第2状態において、前記一対の本体側溝部および前記一対のプラグ側溝部は互いが平行に配置される
    請求項1に記載のプラグバルブ。
  3. 前記バルブ本体は、少なくとも前記液体流入口および前記液体流出口の近傍が樹脂材料から構成される
    請求項1に記載のプラグバルブ。
  4. 前記バルブ本体は、前記液体流入口および前記液体流出口の近傍が前記プラグ部材の外面に対して押圧可能な
    請求項3に記載のプラグバルブ。
  5. 前記プラグ部材は、前記一対のプラグ側溝部が形成された円柱部材を含み、
    前記バルブ本体は、前記一対の本体側溝部の断面が曲面を有し、
    前記円柱部材の外周面は、前記一対の本体側溝部よりも曲率半径が大きい
    請求項1〜4のいずれか一項に記載のプラグバルブ。
  6. 液体供給路に設けられたバルブを開閉させることで液体供給源から液体供給先に液体を供給する方法において、
    前記バルブとして、請求項1〜5のいずれか一項に記載のプラグバルブを用いた液体供給方法。
  7. 液体供給路に設けられたバルブを開閉させることで液体供給源から液体供給先に液体を供給する液体供給装置において、
    前記バルブとして、請求項1〜5のいずれか一項に記載のプラグバルブを備えた液体供給装置。
  8. 液体を被塗布物に対して塗布する塗布部と、前記塗布部に前記液体を供給する液体供給路と、前記液体供給路に設けられたバルブと、を備えた塗布装置において、
    前記バルブとして、請求項1〜5のいずれか一項に記載のプラグバルブを用いる塗布装置。
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