JP6276457B1 - 破砕ノミ - Google Patents

破砕ノミ Download PDF

Info

Publication number
JP6276457B1
JP6276457B1 JP2017157898A JP2017157898A JP6276457B1 JP 6276457 B1 JP6276457 B1 JP 6276457B1 JP 2017157898 A JP2017157898 A JP 2017157898A JP 2017157898 A JP2017157898 A JP 2017157898A JP 6276457 B1 JP6276457 B1 JP 6276457B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crushing
flea
cabin
ridge line
head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017157898A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019034382A (ja
Inventor
記博 清水
記博 清水
Original Assignee
有限会社清水営繕興業
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 有限会社清水営繕興業 filed Critical 有限会社清水営繕興業
Priority to JP2017157898A priority Critical patent/JP6276457B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6276457B1 publication Critical patent/JP6276457B1/ja
Publication of JP2019034382A publication Critical patent/JP2019034382A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Shovels (AREA)
  • Percussive Tools And Related Accessories (AREA)
  • Earth Drilling (AREA)
  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)

Abstract

【課題】破砕片が、ブレーカを備えた建設機械のキャビンに向かって飛散することを防止する。【解決手段】キャビン6から伸びるアーム2と、アーム2に取り付けられるブレーカ3と、ブレーカ3のヘッド3aに取付けられる軸状の破砕ノミ10とを備えた建設機械1における破砕ノミ10の取付構造において、破砕ノミ10はその後端がヘッド3aに回り止めして支持され、その前端に対象物に宛がわれる先細り形状の先端部11を有し、先端部11は先細り形状の頂部17から後端側に向かって伸びる3本の稜線部12a,12b,12cとその稜線部12a,12b,12cによって隔てられる3つの傾斜面11a,11b,11cによって側面が構成され、3本の稜線部12a,12b,12cのうち1本の稜線部12aはキャビン6側へ向いている破砕ノミの取付構造とした。【選択図】図1

Description

この発明は、ブレーカを備えた建設機械による破砕、はつり作業等に用いられ、その建設機械のブレーカに取付けられる破砕ノミ、及び、その破砕ノミの建設機械への取付構造に関するものである。
コンクリート等の対象物に対して破砕、はつり等の作業を行う(以下、破砕作業と総称する)際に、ブレーカを備えた建設機械が用いられる場合が多い。この種の建設機械では、チゼル等と呼ばれる破砕ノミをブレーカに取り付け、そのブレーカによって振動する破砕ノミの打撃によって、対象物が破壊される。
破砕作業とは、例えば、コンクリートの破壊やはつり、岩石や岩盤の破壊、道路舗装の破壊等が挙げられる。ブレーカとしては、油圧によって破砕ノミを振動させる油圧式ブレーカが一般的であるが、ほかにも、気体の圧力によって破砕ノミを振動させる空気式ブレーカ等も存在する。
ブレーカによる破砕作業は、破砕ノミによって破砕された対象物から発生する破砕片や粉塵が、周囲に飛散するという問題がある。特に、ブレーカを扱う操作者(オペレータ)が搭乗している建設機械のキャビンに向かって飛散する破砕片は、キャビンを構成する部材の破損や設備の破損、さらには、前面ガラスの破損を引き起こす場合があるので、特に注意を要する。
このため、例えば、特許文献1,2には、破砕ノミの周囲に、破砕片や粉塵が飛散することを防止するカバーやシートを設ける技術が開示されている。
特開2017−24129号公報 特開2017−30085号公報
しかし、上記特許文献1,2の技術では、破砕ノミの周囲を覆うカバーやシートによって、破砕ノミの視認が困難となる場合が多い。破砕ノミの視認ができないと、対象物を効率よく破砕することができない。
そこで、この発明の課題は、破砕ノミによって破砕された対象物から発生する破砕片が、ブレーカを扱う操作者が搭乗している建設機械のキャビンに向かって、飛散することを防止することである。
上記の課題を解決するために、この発明は、キャビンから伸びるアームと、前記アームに取り付けられるブレーカと、前記ブレーカのヘッドに取付けられる軸状の破砕ノミとを備えた建設機械における前記破砕ノミの取付構造において、前記破砕ノミはその後端が前記ヘッドに回り止めして支持され、その前端に対象物に宛がわれる先細り形状の先端部を有し、前記先端部は前記先細り形状の頂部から後端側に向かって伸びる3本の稜線部とその稜線部によって隔てられる3つの傾斜面によって側面が構成され、前記3本の稜線部のうち1本の稜線部は前記キャビン側へ向いている破砕ノミの取付構造を採用した。
ここで、前記3つの傾斜面のうち前記キャビン側へ向く前記1本の稜線部を挟む2つの傾斜面上の任意の点におけるその傾斜面の面方向に対する垂線は、平面視において前記キャビンを避けた位置を通るように構成されていることが望ましい。
また、前記破砕ノミは、前記後端と前記前端との間に軸回り外側に突出するフランジ部と、前記破砕ノミが挿通され前記ヘッドの下面に対向する環状の上部部材とを備え、前記上部部材は、前記フランジ部に支持された弾性部材によって前記ヘッドの下面に密着するように前記後端側へ付勢されている構成を採用することができる。
ここで、さらに、前記弾性部材の外周を覆う環状の下部部材を備える構成を採用することができる。
これらの各態様の破砕ノミの取付構造に用いられる破砕ノミであって、前記ヘッドに回り止めして支持される後端と、前記対象物に宛がわれる先細り形状の先端部を有する前端とを備え、前記先端部は前記先細り形状の頂部から後端側に向かって伸びる3本の稜線部とその稜線部によって隔てられる3つの傾斜面によって側面が構成された破砕ノミを採用することができる。
この発明は、破砕ノミによって破砕された対象物から発生する破砕片が、ブレーカを扱う操作者が搭乗している建設機械のキャビンに向かって、飛散することを防止することができる。
(a)は破砕ノミの斜視図、(b)は(a)の底面図である。 破砕ノミの分解斜視図である。 破砕ノミの建設機械への固定構造を示し、(a)は平面図、(b)(c)はそれぞれ(a)の変形例を示す拡大平面図である。 破砕ノミの建設機械への固定構造を示し、(a)は側面図、(b)は要部拡大平面図である。 ブレーカを備えた建設機械の例を示す全体図である。 従来例の破砕ノミの建設機械への固定構造を示す平面図である。 従来例の破砕ノミを用いた建設機械による作業の様子を示す写真図である。
以下、この発明の一実施形態と、それと比較する従来例の構成を、図面に基づいて説明する。
図5は、従来から一般的に使用されているブレーカ3を備えた建設機械1の例を示す全体図である。建設機械1の操作者が搭乗するキャビン6は、無限軌道7等によって移動可能であり、また、キャビン6から前方へ伸びるアーム2の先端に、ブレーカ3が取り付けられている。ブレーカ3には、加振装置4によって振動する破砕ノミ5が取り付けられる。
破砕ノミ5は、その先端がブレーカ3のヘッド3aの下面3bから下方へ突出した状態に固定される。また、破砕ノミ5は、ブレーカ3のヘッド3aに対して回り止めされ、且つ、軸方向への移動範囲が規制されている。
図6は、従来の破砕ノミ5の建設機械1への固定構造を示す平面図である。従来の破砕ノミ5の先端は、四角錐状の先細り形状となっており、その四角錐形状を形成する4つの側面5a〜5dのうちの一つの側面5aが、図6に示すようにその平面視において、建設機械1のキャビン6の方向に対面している。このため、各側面5a〜5dに当たった破砕片の飛散方向a〜dのうち、矢印aの方向へ飛散する破砕片が、キャビン6の前面ガラス8の方向へ飛散し、キャビン6を構成する部材や前面ガラス8を破損させる場合がある状況であった。
図7は、従来例の破砕ノミ5を用いた建設機械1による作業の様子を示す写真図である。破砕ノミ5によって飛散した破砕片がキャビン6の方向へ飛散して、キャビン6の前面ガラス8を損傷している様子が理解できる。
この発明の一実施形態の破砕ノミ10、及び、建設機械1における破砕ノミ10の取付構造を、図1〜図4に示す。
建設機械1及びブレーカ3の基本的な構成は、上記の従来例と同様である。建設機械1は、操作者が搭乗するキャビン6と、キャビン6から伸びるアーム2と、アーム2に取り付けられるブレーカ3とを備えている。アーム2はキャビン6とともに旋回可能で、且つ、関節部が屈曲することで、ヘッド3aの向きやキャビン6との距離が可変である。
ブレーカ3のヘッド3aには、軸状の破砕ノミ10が取付けられる。また、ブレーカ3のヘッド3aの内部には加振装置(シリンダ)4が設けられている。この加振装置4の前端側には、破砕する対象物に打撃を与える破砕ノミ10が、軸方向に沿って往復動自在に支持されている。破砕ノミ10の後端は加振装置4に接続されており、破砕ノミ10の前端はヘッド3aの下面3bの開口から外部へ突出している。
破砕ノミ10は、軸部13の後端がヘッド3aに回り止めして支持されている。破砕ノミ10の外周面には、図1及び図2に示すように、軸方向に沿って所定長さに切欠き15が設けられている。ヘッド3aに挿通された固定ピン9が、切欠き15内に入り込んでその切欠き15の底面に当接することで、破砕ノミ10のヘッド3aに対する軸回り回転を規制している(図4(b)参照)。この実施形態では、破砕ノミ10の軸心を挟んで対向する包囲にそれぞれ切欠き15を設けて、2箇所の切欠き15に対してそれぞれ固定ピン9を当接させているが、切欠き15と固定ピン9は1組であってもよい。
また、固定ピン9が、切欠き15の前端側、後端側の各端部に当接することによって、破砕ノミ10の軸方向への往復動が所定範囲に規制され、破砕ノミ10がヘッド3aから抜け落ちるのを防止している。
加振装置4は、シリンダ内に流体圧の作用により往復動可能なピストンを備えている。シリンダ内において、ピストンの上部及び下部の受圧面に付与される流体圧は、周期的に変化する。この周期的な変化により生じる両受圧面間の差圧によって、ピストンは軸方向へ往復動を繰り返すようになっている。ピストンの往復動により、破砕ノミ10の後端が繰り返し打撃され、破砕ノミ10は軸方向へ往復動して対象物への打撃力が付与される。
破砕ノミ10は、軸部13の前端に、対象物に宛がわれる先細り形状の先端部11を有している。
先端部11は、先細り形状の先鋭な頂部17と、その頂部17から後端側に向かって伸びる3本の稜線部12a,12b,12cと、その稜線部12a,12b,12cによって隔てられる3つの傾斜面11a,11b,11cによって側面が構成され、いわば、その先端形状が三角錐状を成している。傾斜面11a,11b,11cは、頂部17から後端側へ向かうにつれて、その破砕ノミ10の軸心から遠ざかる方向へ、すなわち外径側へ傾斜している。
その3本の稜線部12a,12b,12cのうち1本の稜線部12aは、図3(a)に示すように、キャビン6側へ向くように取付けられている。すなわち、稜線部12aは、平面視において、破砕ノミ10の軸心に対してキャビン6側に向くように配置されている。
破砕作業に際しては、破砕ノミ10の先端部11を対象物Gに突き立てる(図5参照)。ブレーカ3の自重やブレーカ3を下向きに押し付けるアーム2の力、及び、ピストンによる破砕ノミ10の打撃によって、対象物Gは破砕される。
このとき、破砕された対象物の破砕片が周囲に飛散することとなるが、その飛散方向は、図3(a)に示すように、3本の稜線部12a,12b,12cによって隔てられる3つの傾斜面11a,11b,11cが向く方向、すなわち、図中の矢印X、Y、Z方向となる。これらの矢印X、Y、Z方向は、いずれもキャビン6に向かう方向にはなっておらず、キャビン6以外の方向を向いている。特に、キャビン6側を向く稜線部12aを挟んで、2方向の傾斜面11a,11bに当たって飛散する破砕片は、矢印X、Yの方向へ飛散し、キャビン6やキャビン6の前面ガラス8には当たらないようにできる。
ここで、三角錐状の先端部11を構成する3本の稜線部12a,12b,12cのうち、1本の稜線部12aはキャビン6側へ向くように設定されているが、稜線部12aがキャビン6側へ向くとは、稜線部12aを挟む各傾斜面11a,11bに当たった破砕片が、キャビン6に向かわないような稜線部12aの向きと定義できる。
キャビン6側へ向く稜線部12aとして、例えば、図3(c)に示すように、建設機械1の平面視において、稜線部12aの延長線がキャビン6のいずれかの部分に交差する形態を採用することができる。なお、図3(c)は、稜線部12aの延長線が、幅Wを有するキャビン6に交差する限界の位置を示している。この図3(c)の位置であれば、破砕片はキャビン6へ向かいにくい。図3(c)では、稜線部12aの延長線をキャビン6の右端部に交差させているが、これを左端部に交差させた場合も同様である。
また、ここで、3つの傾斜面11a,11b,11cのうち、キャビン6側へ向く1本の稜線部12aを挟む2つの傾斜面11a,11bについて、図3(b)に示すように、その2つの傾斜面11a,11b上の任意の点におけるその傾斜面11a,11bの面方向に対する垂線は、平面視において幅Wを有するキャビン6を避けた位置を通ることが望ましい。なお、図3(b)は、傾斜面11b上の点のうち、稜線部12aに最も近い位置における垂線が、平面視においてキャビン6に交差しない限界の位置を示している。この図3(b)の位置であれば、破砕片はキャビン6へ向かいにくい。図3(b)では、垂線をキャビン6の左端部をかすめて通過する位置としているが、これを右端部をかすめて通過する位置とした場合も同様である。
また、破砕ノミ10は、防護装置20として、軸部13の後端と前端との間に軸回り外側に突出するフランジ部14と、破砕ノミ10が挿通されるヘッド3aの下面3bに対向する環状の上部部材23とを備えている。実施形態の破砕ノミ10は、母材である金属製の円筒状部材を切削加工することで製作されており、このフランジ部14も母材からの切り出しにより軸部13に一体で製作される。
上部部材23は、図4(a)に示すように、フランジ部14に支持された弾性部材21によって、ヘッド3aの下面3bに密着するように後端側へ付勢されている。弾性部材21としては、コイルバネや板バネ等の種々のバネ材のほか、ゴム等の弾性素材を採用することができる。フランジ部14は、この弾性部材21の反力を支える機能を有していればよく、フランジ部14は、軸部13の全周に設けられていてもよいし、軸部13の周囲に断続的に設けられていてもよい。フランジ部14を、母材である金属製の円筒状部材からの削りだし加工等によって、軸部13と一体の部材で形成したことにより、フランジ部14が軸方向に位置ずれすることを防止できる。
上部部材23は、弾性部材21の付勢力によって、ヘッド3aの下面3bに常時当接するので、破砕ノミ10とヘッド3aの下面3bの開口との隙間が常に閉じられる。これにより、破砕片がヘッド3a内に入り込むことが防止されている。また、破砕ノミ10とヘッド3aの下面3bの開口との隙間が常に閉じられていれば、加振装置4と破砕ノミ10との打撃による騒音が、外部に漏れ出ることを抑制する効果も期待できる。
さらに、弾性部材21の反発力によって、破砕ノミ10のヘッド3aからの突出速度が増大するので、対象物に対する打撃力を強化する効果も期待できる。
また、この実施形態では、上部部材23として、ヘッド3aの下面3bに当接する環状の第一部材23aと、弾性部材21に当接する環状の第二部材23bとを組み合わせて構成している。第一部材23aをゴム製や樹脂製とし、第二部材23bを金属製としたことにより、その耐久性が高められている。
実験によれば、破砕ノミ10の先端部11を、頂部17から後端側に向かって伸びる3本の稜線部12a,12b,12cとその稜線部12a,12b,12cによって隔てられる3つの傾斜面11a,11b,11cによって側面を構成することにより、従来の四角錐状の先端形状を成す破砕ノミ5との比較で、同じ対象物、同じ破砕条件のもと、10%〜20%以上の破砕性能、破砕効率の向上が確認できた。これは、三角錐状の先端形状を成す破砕ノミ10であれば、対象物への食い込みが速いことによるものではないか、と推察される。破砕ノミ10の先端形状を三角錐状に加工することは、四角錐状とする場合よりも加工の手間やコストが増大するが、それを踏まえても、破砕ノミ10の先端形状を三角錐状とすることの優位性が確認できた。
このような破砕性能、破砕効率の増大により、破砕片は従来よりも激しく周囲に飛散する場合もあると考えられるが、上記のように、その破砕ノミ10のヘッド3aへの取付方位の設定と、ヘッド3aの下面3bの開口の隙間を常時閉じる上部部材23等の防護装置20の設定により、ブレーカ3や建設機械1の機器類を充分に保護することができる。特に、破砕ノミ10の外面とヘッド3の穴の内面との間に、破砕片が入り込むことによる、部材の摩耗、損傷を防止できる。また、例えば、トンネル内の側壁や天井面のように、破砕ノミ10を上向きにして破砕作業を行うような作業環境であっても、上部部材23等の防護装置20の設定により、破砕ノミ10の外面とヘッド3の穴の内面との間への破砕片の侵入を防止できる。
さらに、この実施形態では、弾性部材21の外周を覆う環状の下部部材22を備えている。この下部部材22は、弾性部材21の軸方向全長を覆うように配置してもよいし、この実施形態のように、弾性部材21の軸方向の一部を覆うように配置してもよい。下部部材22が、弾性部材21や上部部材23の下面を覆うことで、飛散する破砕片から部材を保護することができる。
ここで、上部部材23のすぐ直下に位置する下部部材22は、例えば、弾性部材21の上面と上部部材23の下面との間に挟んで保持することができ、あるいは、弾性部材21の上部外周面と上部部材23の下面に設けた円形凹部の内周面との間に挟んで保持することもできる。下部部材22を複数配置する場合は、上部から2番目以降の下部部材22は、弾性部材21の外周面に圧入して固定してもよいし、フランジ部14の上面と最上部の下部部材22との間に挟んで固定してもよい。
上記の実施形態では、先端部11は、先細り形状の先鋭な頂部17と、その頂部17から後端側に向かって伸びる3本の稜線部12a,12b,12cと、その稜線部12a,12b,12cによって隔てられる3つの傾斜面11a,11b,11cによって側面が構成された三角錐状を成しているものとしたが、全体として三角錐状を成す先端部11が構成されていれば、3つの傾斜面11a,11b,11cのそれぞれは、この実施形態のようにフラット面で構成されていてもよいし、あるいは、やや凸状あるいは凹状に湾曲した面で構成してもよい。
この実施形態では、稜線部12a,12b,12cは、その先端縁が、両側の傾斜面11a,11b,11c間を滑らかに結ぶような円弧面で構成されたものとしたが、稜線部12a,12b,12cは、その先端縁が尖った形状のものであってもよく、さらには、その稜線部を挟む両側の傾斜面11a,11b,11c間を結ぶ面取り部で構成されていてもよい。さらに、この実施形態では、先端部11は、先細り形状の、やや丸みを帯びた球面状の頂部17で構成したが、頂部17の形状は自由であり、例えば、先が尖った先鋭な頂部17等であったり、複数の平面の組み合わせで構成された頂部17等であってもよい。
さらに、この実施形態では、破砕ノミ10の軸心回りにおける稜線部12a,12b,12cの方位を60°毎の等分方位としたが、この稜線部12a,12b,12cの方位は実施形態には限定されず、隣り合う稜線部12a,12b,12c間の方位は自由に変更できる。ただし、破砕性能、破砕効率、破砕ノミ10の加工工程上の問題から、稜線部12a,12b,12cは、できる限り軸心回り等分方位に配置されていることが望ましい。
1 建設機械
2 アーム
3 ブレーカ
3a ヘッド
3b 下面
4 加振装置
5 破砕ノミ(従来例)
6 キャビン
7 無限軌道
8 前面ガラス
9 固定ピン
10 破砕ノミ(本発明品)
11 先端部
11a,11b,11b 傾斜面
12a,12b,12c 稜線部
13 軸部
14 フランジ部
15 切欠き
16 後端部
17 頂部
20 防護装置
21 バネ(弾性部材)
22 下部部材
23 上部部材
23a 第一部材
23b 第二部材
G 地盤(対象物)

Claims (4)

  1. キャビン(6)から伸びるアーム(2)と、
    前記アーム(2)に取り付けられるブレーカ(3)と、
    前記ブレーカ(3)のヘッド(3a)に取付けられる軸状の破砕ノミ(10)と、
    を備えた建設機械(1)における前記破砕ノミ(10)の取付構造において、
    前記破砕ノミ(10)はその後端が前記ヘッド(3a)に回り止めして支持され、その前端に対象物に宛がわれる先細り形状の先端部(11)を有し、
    前記先端部(11)は前記先細り形状の頂部(17)から後端側に向かって伸びる3本の稜線部(12a,12b,12c)とその稜線部(12a,12b,12c)によって隔てられる3つの傾斜面(11a,11b,11c)によって側面が構成され、
    前記3本の稜線部(12a,12b,12c)のうち1本の稜線部(12a)は前記キャビン(6)側へ向いている破砕ノミの取付構造。
  2. 前記3つの傾斜面(11a,11b,11c)のうち前記キャビン(6)側へ向く前記1本の稜線部(12a)を挟む2つの傾斜面(11a,11b)上の任意の点におけるその傾斜面(11a,11b)の面方向に対する垂線は、平面視において前記キャビン(6)を避けた位置を通る
    請求項1に記載の破砕ノミの取付構造。
  3. 前記破砕ノミ(10)は、前記後端と前記前端との間に軸回り外側に突出するフランジ部(14)と、
    前記破砕ノミ(10)が挿通され前記ヘッド(3a)の下面(3b)に対向する環状の上部部材(23)と、
    を備え、
    前記上部部材(23)は、前記フランジ部(14)に支持された弾性部材(21)によって前記ヘッド(3a)の下面(3b)に密着するように前記後端側へ付勢されている
    請求項1又は2に記載の破砕ノミの取付構造。
  4. 前記弾性部材(21)の外周を覆う環状の下部部材(22)を備える
    請求項3に記載の破砕ノミの取付構造。
JP2017157898A 2017-08-18 2017-08-18 破砕ノミ Active JP6276457B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017157898A JP6276457B1 (ja) 2017-08-18 2017-08-18 破砕ノミ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017157898A JP6276457B1 (ja) 2017-08-18 2017-08-18 破砕ノミ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6276457B1 true JP6276457B1 (ja) 2018-02-07
JP2019034382A JP2019034382A (ja) 2019-03-07

Family

ID=61158314

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017157898A Active JP6276457B1 (ja) 2017-08-18 2017-08-18 破砕ノミ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6276457B1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115522590A (zh) * 2022-09-03 2022-12-27 南通欧特建材设备有限公司 一种具有机械臂的液压破碎锤
JP7554897B1 (ja) 2023-11-22 2024-09-20 貴男 小岩 モイルポイントツール及びこれを用いた破砕方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53102U (ja) * 1976-06-23 1978-01-05
JPS6278278U (ja) * 1985-11-01 1987-05-19
DE10133948A1 (de) * 2001-07-17 2003-02-06 Hawera Probst Gmbh Spitzmeissel 3-seitige Schneide
JP2011247038A (ja) * 2010-05-31 2011-12-08 Kamishimagumi Co Ltd 破砕方法および破砕装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53102U (ja) * 1976-06-23 1978-01-05
JPS6278278U (ja) * 1985-11-01 1987-05-19
DE10133948A1 (de) * 2001-07-17 2003-02-06 Hawera Probst Gmbh Spitzmeissel 3-seitige Schneide
JP2011247038A (ja) * 2010-05-31 2011-12-08 Kamishimagumi Co Ltd 破砕方法および破砕装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115522590A (zh) * 2022-09-03 2022-12-27 南通欧特建材设备有限公司 一种具有机械臂的液压破碎锤
JP7554897B1 (ja) 2023-11-22 2024-09-20 貴男 小岩 モイルポイントツール及びこれを用いた破砕方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019034382A (ja) 2019-03-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6276457B1 (ja) 破砕ノミ
JP5107904B2 (ja) モータ取付のための梁システムの薄膜懸架
US6510904B1 (en) Protected tool bushing for an impact hammer
US9815186B2 (en) Shroud member for a powered hammer
AU2023202048A1 (en) Cutting device with wear elements
JP2017001148A (ja) 打撃工具
KR101206003B1 (ko) 파쇄 해머와 파쇄 해머의 고정 요소, 측부판 및 보호케이싱
CN113349171B (zh) 钓鱼用的诱饵
JP2015139864A (ja) 補助ハンドルおよび補助ハンドル付き電動工具
JP2023125102A (ja) 小割用工具および小割方法
JPS61178188A (ja) 無反動衝撃工具
TWI786247B (zh) 刃體裝著器、鑿及其刃體、彫刻刀替換刀片、及用於將彫刻刀替換刀片安裝於刃體裝著器之轉接器
US20140083254A1 (en) Assembled damping hammer
EP2455550B1 (en) Hydraulic hammer ripper for a mechanical digger
KR101536682B1 (ko) 세라믹 타격절단장치
JP2018057410A (ja) ロータリ作業機
KR102310575B1 (ko) 파편 커버
JP6047478B2 (ja) 刈刃保護カバー
KR101310392B1 (ko) 굴삭기용 니퍼
KR20100033797A (ko) 장볼트의 댐핑 및 위치이탈이 방지된 유압브레이커
JPH01316179A (ja) 衝撃工具
KR100950089B1 (ko) 굴삭기용 브레이커 및 브레이커용 댐핑장치
JP2007118124A (ja) ブレーカ
JP5456844B2 (ja) ブレーカ
JP7415117B1 (ja) 小割用工具および小割方法

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171212

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180111

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6276457

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250