JP5456844B2 - ブレーカ - Google Patents
ブレーカ Download PDFInfo
- Publication number
- JP5456844B2 JP5456844B2 JP2012129848A JP2012129848A JP5456844B2 JP 5456844 B2 JP5456844 B2 JP 5456844B2 JP 2012129848 A JP2012129848 A JP 2012129848A JP 2012129848 A JP2012129848 A JP 2012129848A JP 5456844 B2 JP5456844 B2 JP 5456844B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- breaker
- blade
- cutting
- cut
- chisel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)
Description
さらに、鋏状の油圧切断機で鉄筋を切断するためには、線状に延びる鉄筋を油圧切断機の2つの刃の間に位置させる必要がある。すなわち、使用者は、油圧ショベルを操作してアームの先端に取り付けた油圧ブレーカの位置を細かく調整し、油圧切断機の2つの刃の間に切断対象となる鉄筋が位置するように油圧ブレーカを移動させ、その後に2つの刃を噛み合わせて鉄筋を切断する。つまり、切断対象となる鉄筋に対して照準を定めた後に、鉄筋を切断することとなる。ここで、切断対象となる鉄筋は、油圧ショベルに取り付けた油圧ブレーカーよりも非常に小さい場合があり、この照準を定める操作には熟練を要する場合がある。すなわち、特許文献1に開示された技術では、切断対象となる鉄筋の大きさ等によって油圧ショベルの操作が困難になってしまい、このことから、コンクリート構造物の破砕作業における鉄筋を分断する工程が困難となってしまうという問題があった。
以上のように、従来技術には、機械の操作性の向上と、鉄筋切断作業(鉄筋分断作業)の簡易化という観点から、さらなる改善の余地があった。
このことにより、本発明のブレーカは、ブレーカを建設車両側に引き寄せるだけで鉄筋等の切断対象物を切断可能となっている。
すなわち、本発明のブレーカによると、コンクリート部分の破砕動作を実施する作業の流れにおいて必然的に発生する動作であるブレーカの移動動作に伴って、切断対象物を切断できる。そのため、コンクリート構造物の破砕作業を実施するとき、人が手作業を行うために機械による作業を一時的に中止したり、機械に切断対象物を切断するための特別な動作を実施させたりする工程を必要としないので、作業効率がよい。
左側側板部18は、下側に位置する長方形平板状の下方部18aと、下方部18aの上側に位置する上方部18bによって形成されている。そして、上方部18bは下方部18aよりも前後方向の長さが長くなっている。したがって、下方部18aの後端部分では、その上側に上方部18bの下面が位置した状態となっている。
また、右側側板部19も左側側板部18と同様に、下側に位置する長方形平板状の下方部19aと、下方部19aの側に位置する上方部19bによって形成されており、上方部19bが下方部19aよりも前後方向の長さが長くなっている。
そしてまた、刃体部21の後方部分に位置する領域A1は、開放された空間となっている。つまり、刃体部21の刃先部分22の後方側(車両本体4側)は、常時開放された状態となっている。このため、刃体部21の刃先部分22は外部へ露出した(剥き出しとなった)状態となっている。
したがって、図2で示されるように、左側側板部18の前端部分と右側側板部19の前端部分とは前後方向の位置が同一又は略同一であり、左側側板部18の前端から刃体部21の刃先部分22までの長さL1は、右側側板部19の前端から後端までの長さL2(図3参照)よりも長くなっている。
ここで、本実施形態のブレーカ1の下方部分には、上記したように刃体部21が取り付けられており、刃体部21の刃先部分22が外部へ露出した状態となっている。したがって、ブレーカ1の下方部分30に鉄筋33aが絡みついたり、引っ掛かった状態のまま、ブレーカ1を車両本体側(図5(b)の矢印で示される方向)へと移動するだけで、刃体部21によって鉄筋33aを切断することができる(図5(c)参照)。
例えば、図6(b)、図6(c)で示されるように、刃先部分22が縁部分に近づくにつれて薄くなっていき、断面三角形状で延びるものにおいて、刃先部分22の最先端部分を異なる位置にもうけてもよい。すなわち、幅方向の一方端側に位置する(図6(a)参照)だけでなく、幅方向の他方端側に位置してもよい(図6(b)参照)。また、刃先部分22の最先端部分は、幅方向の中心近傍に位置してもよい(図6(c)参照)。別言すると、刃体部21の端部近傍は縁部分に近づくにつれて先細りするテーパ状であってよく、刃先部分22が山形となるような形状であってよい。
さらには、刃体部21は断面四角形状で延びる形状であってもよい(図6(d)参照)。この場合、幅方向の端部に位置する角部分が刃先部分22となり、この角部分を鉄筋33に押し当てることで鉄筋33を切断する。
しかしながら、ブレーカ本体の下端部分が側板の下方側で外部に露出する構成では、露出した部分が鉄筋に引っ掛かってしまうおそれがある。すなわち、鉄筋の切断動作を実施する際、ブレーカ本体の下端側で露出した部分が、切断対象となる屈曲した鉄筋に引っ掛かってしまうことが考えられる。そのため、2枚の側板の下端がブレーカ本体の下端の側方に位置する構成がより好ましい。
2 バックホウ(建設車両)
3 アーム部(作業アーム)
10 チゼル
13 取付ブラケット(外郭部材)
21 刃体部(刃体)
22 刃先部分
32 破砕対象物(被破砕物)
Claims (2)
- 被破砕物に打撃を与えるチゼルと当該チゼルを打撃する駆動機器を有し、建設車両の作業アームに取り付けられて使用されるブレーカにおいて、
切断用の刃体を有し、当該刃体は前記チゼルの根元の近傍を基端として前記駆動機器側に延びるものであり、
建設車両へ取付けられた状態において、前記チゼルが下方側へ向く姿勢である基準姿勢時には前記刃体の刃先部分が建設車両側へと向くものであり、
前記刃先部分は外部に露出するものであり、前記刃先部分の一部又は全部は、建設車両側が常時開放されていることを特徴とするブレーカ。 - 前記駆動機器を含むブレーカ本体を二枚の側板で挟む外郭部材、又は前記ブレーカ本体を囲んだ状態とする外郭部材を有し、前記刃体は、前記外郭部材に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のブレーカ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012129848A JP5456844B2 (ja) | 2012-06-07 | 2012-06-07 | ブレーカ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012129848A JP5456844B2 (ja) | 2012-06-07 | 2012-06-07 | ブレーカ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013253431A JP2013253431A (ja) | 2013-12-19 |
JP5456844B2 true JP5456844B2 (ja) | 2014-04-02 |
Family
ID=49951152
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012129848A Expired - Fee Related JP5456844B2 (ja) | 2012-06-07 | 2012-06-07 | ブレーカ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5456844B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110439320B (zh) * | 2019-09-11 | 2024-07-09 | 中国铁建电气化局集团北方工程有限公司 | 一种混凝土支柱破拆辅助器 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06240889A (ja) * | 1993-02-15 | 1994-08-30 | Takachiho Kogyo Kk | 切断機付き油圧ブレーカ |
JP4015979B2 (ja) * | 2003-09-09 | 2007-11-28 | コベルコ建機関東株式会社 | 掴み機能付きブレーカ装置およびそれを備えた作業機械 |
-
2012
- 2012-06-07 JP JP2012129848A patent/JP5456844B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013253431A (ja) | 2013-12-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8672052B2 (en) | Demolition hammer with reversible housing and interchangeable wear plate arrangement | |
KR101355629B1 (ko) | 굴삭기용 진동리퍼 | |
JP4763362B2 (ja) | 破砕ハンマと、破砕ハンマの固定要素、側板および保護ケーシング | |
JP2006055928A (ja) | ブレーカ取付用ブラケット | |
JP6723101B2 (ja) | 解体道具用交換可能チップ | |
JP5456844B2 (ja) | ブレーカ | |
JP2007185585A (ja) | 自動車解体機 | |
JP2010133109A (ja) | 破砕機及びこの破砕機を備えた建設機械 | |
JP6122481B1 (ja) | 破砕機 | |
KR101630536B1 (ko) | 버켓부가 구비된 굴삭기용 브레이커 | |
AU2021382672B2 (en) | Dust cover for hammer work tool | |
CN213114782U (zh) | 松土器、弹性连接器和拆装工具 | |
JP6626863B2 (ja) | 舗装版取り壊し用バケット並びにそのバケットを用いた建設機械および舗装版取り壊し方法 | |
JP4989924B2 (ja) | 破砕機 | |
JPH06240889A (ja) | 切断機付き油圧ブレーカ | |
JP5430606B2 (ja) | 双腕型作業機 | |
KR20060041010A (ko) | 브레이커 겸용 크라샤 | |
CN111851632B (zh) | 松土器、弹性连接器和拆装工具 | |
CN213709110U (zh) | 一种锤头结构及共振破碎机 | |
JP3570983B2 (ja) | 建設機械の解体機アタッチメント | |
JP3986646B2 (ja) | 磁石付圧砕機 | |
CN212328997U (zh) | 一种砼渣铲除装置 | |
KR20120000083U (ko) | 굴착기용 파쇄기 | |
KR20180001079U (ko) | 크러셔 | |
JP2003326181A (ja) | パワーショベルのクラッシャ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20131219 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140108 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5456844 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |