JP6275926B2 - 超音波を介して不均一材料中の欠陥を検出および特徴付けるための方法 - Google Patents

超音波を介して不均一材料中の欠陥を検出および特徴付けるための方法 Download PDF

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Description

本発明は、材料の非破壊試験に関し、より正確には、超音波による不均一材料中の欠陥の検出および特徴付けに関する。
超音波は、材料の非破壊試験を実施するために一般に使用される。これを行うために、超音波トランスデューサは、調査される材料の表面上に設置されて使用され、材料に超音波を発信する。これらの波動は材料を通って伝播し、材料の構造に従って材料により反射される。トランスデューサは、これらの波動を受信し、波動の分析により材料中の任意の欠陥を検出することが可能になる。
しかしながら、不均一材料、すなわち、この材料中に超音波の波長のオーダの結晶粒度を有する多結晶材料に対して、材料構造による超音波の拡散の現象が顕著となる。この拡散は、その場合、構造ノイズ、すなわち、トランスデューサによって受信され、および欠陥によって反射される波動が伝達するであろう特性と類似の特性を呈する、無視できない振幅の超音波信号の発生につながることがあり、したがって、材料中に実際に存在する欠陥を検出する能力の低下につながることがある。
実際には、有用な信号を形成する欠陥特徴の時間的およびスペクトル特性と類似の時間的およびスペクトル特性を構造ノイズが有する限り、時間または周波数フィルタリング、デコンボリューションまたはウェーブレットベースの投影により超音波信号を処理するための従来手法は効果的でないことがわかる。
米国特許出願公開第2007/0006651号明細書は、信号の選択された部分の周波数スペクトルの振幅と基準振幅との比較に基づく、超音波を用いた非破壊試験のための方法を説明する。この出願は、異なる位置において測定を行うことの可能性に言及し、および空間的意味で平均である測定信号を取得するためのこれらの測定の組合せを説明する。しかしながら、このような方法は完全に満足できるものではなく、信号はノイズが多いままである。
本発明は、収集されたデータに影響を与える構造ノイズを低減することを可能にする、超音波によって不均一材料中の欠陥を検出するための方法を提案するという目的を有する。
この目的のために、超音波によって不均一材料中の欠陥を検出および特徴付けるための方法であって、
−材料に対して設置された超音波発信トランスデューサから超音波を発信するステップと、
−前記材料に関して異なる位置で超音波受信トランスデューサにより、超音波受信トランスデューサの位置に対して時間の関数として材料中を伝播する超音波の振幅を表す複数の時間的信号を取得するステップと
を含む方法であって、
−超音波受信トランスデューサの異なる位置に対応する時間的信号の空間的平均電力を表す時間的関数を決定するステップであって、時間的信号の空間的平均電力を表す時間的関数は、一般式
であり、式中、α、βおよびγは非ゼロであり、x(z,t)は超音波受信トランスデューサの位置zに対して時間の関数として材料中を伝播する音の振幅を表す時間的信号であり、およびm(t)は時間の関数である、時間的関数を決定するステップと、
−正規化された時間的信号を取得するために前記時間的関数を用いて時間的信号を正規化するステップと、
−前記正規化された時間的信号に基づいて材料の欠陥を検出および特徴付けるステップと
を含む方法が提案される。
本発明は、有利には、単独でまたは任意の技術的に可能な組み合わせでとられる、以下の特徴、
・m(t)=0、または
、またはm(t)=中央値{x(z,t)}のいずれかであり、および
・α=2かつγ=0.5、またはα=1かつγ=1のいずれかであり、および

、または
、またはβ=1であり、式中、Nは位置の数であり、Nは2より大きく、
− m(t)=0、α=2、γ=0.5、
であり、時間的関数は、受信トランスデューサの異なる位置の時間的信号の空間的標準偏差σ(t)であり、前記位置は、前記位置の高度hおよび前記位置の角度θ、
によって定義され、
−前記時間的関数f(t)を用いた時間的信号x(z,t)の正規化は、前記時間的関数による前記時間的信号の除算
に対応し、
−受信トランスデューサの位置に対して時間の関数として材料中を伝播する音の振幅を表す時間的信号は、受信トランスデューサの位置に対して時間の関数として材料中を伝播する音の振幅を表すAタイプ時空間表現であり、
−欠陥の検出は、超音波受信トランスデューサの各位置に対して、この位置に対応する正規化された時間的信号の絶対値の経時的な最大値を選択することにより、少なくとも1つのCタイプ空間表現を決定するステップを含み、
−欠陥の検出は、ローパス空間フィルタを用いて前記少なくとも1つのCタイプ空間表現を空間的にフィルタリングするステップを含み、
−欠陥の検出は、一方では、位置に対してCタイプ空間表現がとる値とCタイプ空間表現の値の平均との差の絶対値と、他方では、Cタイプ空間表現の値の標準偏差との比率の検出閾値と比較するステップを含み、
−時間的関数の決定前に、
−各超音波受信トランスデューサ位置に対して、この位置に対応する時間的信号の絶対値の経時的な最大値を選択することにより、少なくとも1つのCタイプ空間表現が決定され、
−各測定位置における構造ノイズの平均レベルを取得するために、このCタイプ空間表現に前処理二次元ローパス空間フィルタが適用され、
−各時間的信号は、前記時間的信号が関連付けられる測定位置における構造ノイズの平均レベルで除算される
ことによって完成される。
本発明は、同様に、プログラムがコンピュータ上で実行されると本発明による方法を実行するためのプログラムコード命令を含むコンピュータプログラム製品に関する。
本発明は、非限定的な実施例として与えられ添付の概略図を参照して解説される、好ましい実施形態に関する以下の説明によってよりよく理解される。
それぞれ縦方向および円周方向の欠陥の検出に特化した、プローブによる管の検査を例示する。 それぞれ縦方向および円周方向の欠陥の検出に特化した、プローブによる管の検査を例示する。 構造ノイズの標準偏差の変動を到着時間の関数として例示する。 構造ノイズの標準偏差の変動を到着時間の関数として例示する。 構造ノイズの空間的変動性を低減するためのさまざまな前処理ステップを例示するCタイプ表現の実施例である。 構造ノイズの空間的変動性を低減するためのさまざまな前処理ステップを例示するCタイプ表現の実施例である。 構造ノイズの空間的変動性を低減するためのさまざまな前処理ステップを例示するCタイプ表現の実施例である。 正規化前の、超音波受信トランスデューサの各位置に対する、この位置に対応する時間的信号の絶対値の経時的な最大値の選択に対応するCタイプ表現の実施例である。 時間的信号の空間的標準偏差を用いた正規化後の図4のCタイプ表現を例示する。 一方では、図5のCタイプ表現の値とこれらの値の平均との差の絶対値と、他方では、図5のCタイプ表現の値の標準偏差との比率のCタイプ表現を例示する。
例示目的で、以下の説明は、超音波トランスデューサを用いた、原子炉の容器の底面を貫通するための管の非破壊試験に関連してなされる。トランスデューサ測定値を取得するこのような方法は、特にいわゆる飛行時間回折(TOFD)の技法を実施するために広く行われており、その取得プロトコルを本発明のために使用することができる。
原子炉の容器の底面を貫通するための管の検査は、原子力部門に特有のいくつかの制約を受けることになる。第1に、この環境は、材料の経時変化を早める傾向があり、第2に、構造破損の結果は、いかなる欠陥も可能な限り早急に検出されなければならないようなものである。さらに、これらの貫通管への接近可能性がそれらの内部に制限されるため、管の外部からの検査は想定しづらいため、管の厚さ全体を管の内部の面から検査することが必要になる。
容器の底面を貫通するための管は、通常、インコネル、すなわち、主としてニッケル、クロム、および鉄に基づき、同様に銅、マンガンおよびモリブデン、ならびに任意選択で他の成分を一般により少ない量で含有する合金で作られている。それは、非破壊試験で使用される超音波の波長に相当するサイズの粒子を有する構造を有する不均一材料である。例として、非破壊試験で一般に使用される超音波の周波数は、0.1〜50MHzの範囲とすることができ、2〜10MHz帯が最も頻繁に使用される。したがって、波長は、この帯域において、実用的な目的のために鋼鉄またはアルミニウムなどの金属に対して3mm〜0.5mmである。方法は必ずしも不均一材料に限定されないが、それに有利な用途があることに留意されたい。
このような管の検査は、一般に2つのタイプのプローブを用いてなされる。一方のプローブが縦方向の欠陥を検出するのに適しており、いわゆるTOFD−L縦方向信号を与えるのに対して、他方のプローブは円周方向の欠陥を検出するのに適しており、いわゆるTOFD−C円周信号を与える。2つのプローブは、例えば、らせん状に管の内面を掃引することができる。
図1aおよび図1bは、2つのタイプの超音波プローブによる管10の走査を例示する。図1aは、このように、この管10の内壁11に面して配置された、管10を検査するTOFD−L(縦方向)タイプのプローブ1を示し、プローブ1は管10の内壁11の湾曲に従う。管10は、ここでは切欠きの形態で提示される欠陥13を有する。プローブ1の発信トランスデューサ14および受信トランスデューサ15は、管10の縦軸に垂直に他方に対して向けられるように配置される。したがって、それらは管10の前記縦軸に垂直な平面に位置している。
図1bは、欠陥13を有する、管10を検査するTOFD−C(円周)タイプのプローブ2を示す。TOFD−Cプローブ2は、この管10の内壁11に面して配置され、プローブ2は管10の内壁11の湾曲に従う。TOFD−Cプローブ2の発信トランスデューサ24および受信トランスデューサ25は、管10の縦軸に一列に並ぶように配置される。したがって、それらは管10の前記縦軸に平行な平面に位置している。
両方のプローブタイプについて、測定方法は、説明する検出方法と同様に類似している。したがって、一方のタイプのプローブまたは他方のタイプのプローブ、さもなければ両方を使用することが可能である。超音波は、材料に対して設置された超音波発信トランスデューサ14、24から発信される。プローブは管を掃引し、高度hおよび角度θにより識別される複数の位置に対して超音波のショットが発射され、反射した信号は、超音波受信トランスデューサ15、25により受信される。例えば、測定のために、高度増分は0.5mmとすることができ、回転増分は1.44°とすることができる。
このように取得されるデータは、高度hおよび角度θに関連した時間の関数として振幅によって定義される。本発明者らは、高度hおよび角度θによって定義されるz位置を記述する。本発明者らは、したがって、
−x(h,θ,t)またはx(z,t)、TOFD−Lプローブ1によって受信される時間的信号、および
−x(h,θ,t)またはx(z,t)、TOFD−Cプローブ2によって受信される時間的信号
を記述する。
このデータから、いくつかのタイプの表現:
−データがxLまたはC(h,θ)(t)またはxLまたはL(z)(t)と記述される、プローブ位置に対する時間的信号である、表現AまたはAスキャン、
−以下のいずれか:
・所与の高度に対する2次元、角度/時間での信号:xLまたはC(h)(θ,t)、または
・所与の角度に対する2次元、角度/時間での信号:xLまたはC(θ)(h,t)
とすることができる、表現BまたはBスキャン、
−プローブの各位置に対して測定された(絶対値での)最大振幅に対応する2次元での信号
または
である、表現CまたはCスキャン
を構築することができる。さらなる便宜のために、それらが均等である限りにおいて、残りの文章で、研究される信号を取得したプローブの縦方向または円周方向の向きに関するインデックス(LまたはC)は省略される。
好ましくは、方法を続行する前に、構造ノイズの空間的変動性を低減し、したがって後続の処理の有効性を改善するために前処理が使用される。この目的で、本発明者らは、前述の通り、超音波受信トランスデューサの各位置に対して、この位置に対応する時間的信号の絶対値の経時的な最大値を選択することにより、少なくとも1つのCタイプ空間表現を最初に決定する。図3aは、垂直軸が、ここでは0.5mmのプローブ増分で表示される高度を表し、水平軸が、ここでは1.44°の角度増分で表示される角度θを表す、Cタイプ表現またはCスキャンを例示する。この図3aでは、次の図3bおよび図3cと同様に、暗色は低値を示し、一方で明色は高値を示す。本発明者らは、ゾーンの平均レベルによって互いに区別可能な少なくとも4つのゾーンを区別することができ、プローブの0〜約50角度増分の角度に対応する第1のゾーン31は低い平均値(暗色)を有し、約50角度増分〜約150角度増分の角度に対応する第2のゾーン32は高い平均レベル(明色)を有し、約150角度増分〜約200角度増分の角度に対応する第3のゾーン33は低い平均レベル(暗色)を有し、約200角度増分〜約250角度増分の角度に対応する第4のゾーン34は高い平均レベル(明色)を有する。
各測定位置における構造ノイズの平均レベルを取得するために、このCタイプ空間表現に前処理2次元ローパス空間フィルタが適用される。一方が高度hに対するものであり、他方が角度θに対するものである2つのカットオフ周波数は、構造ノイズのレベルが比較的一定であると予想される距離の逆数に対応するように選択される。上記の実施例をとると、これは、カットオフ周波数および1/50プローブ増分または1/72度−1を与える。
図3bは、前処理2次元ローパス空間フィルタによるそのフィルタリング後の図3aのCスキャンに対応する平均構造ノイズ値の画像を例示する。ここで、ゾーンの平均レベルによって互いに区別可能な4つのゾーンを見ることができ、0〜約50角度増分の角度に対応する第1のゾーン41は低い平均値(暗色)を有し、約50角度増分〜約150角度増分の角度に対応する第2のゾーン42は高い平均値(明色)を有し、約150角度増分〜約200角度増分の角度に対応する第3のゾーン43は低い平均値(暗色)を有し、約200角度増分〜約250角度増分の角度に対応する第4のゾーン44は高い平均値(明色)を有する。
各測定位置における構造ノイズの平均レベルは、このように取得される。各時間的信号、すなわち各Aスキャンは、その後、前記時間的信号が関連付けられる測定位置における構造ノイズの平均レベルで除算される。測定位置zにおける構造ノイズの平均レベルをP(z)と記述し、かつ前述のAスキャンの表記法をとることにより、これは、このように前処理されたAスキャンに対して
を与える。
Aスキャン中の構造ノイズの空間的変動性のこの任意選択の前処理後、Aスキャン中の構造ノイズの時間的変動性をここで扱うことができる。Aタイプ表現は、超音波トランスデューサ15、25の位置に対して時間の関数として材料を通って伝播する音の振幅を表す複数の時間的信号に対応する。これらの時間的信号に基づいて、欠陥検出が実施されることになる。
図1aおよび図1bでは、超音波のさまざまな軌道が表される。超音波は、発信トランスデューサ14、24によって発信され、管10の内壁11において管10に侵入し、その後、前記管10の材料を通って伝播する。第1の軌道16、26は、受信トランスデューサ15、25の方向に欠陥13によって回折される超音波に対する短経路を構成する。第2の軌道17、27は、受信トランスデューサ15、25の方向に管10の外壁12によって反射される超音波に対する長径路を構成する。
異なる測定信号(Aスキャン、BスキャンまたはCスキャン)がそれから構築される、受信トランスデューサ15、25によって受信される超音波に対して、このようにさまざまな軌道が可能である。しかしながら、超音波の軌道が長いほど、材料の粒子の相互作用が大きくなる。これは、波動の飛行時間とともに、したがって波動の受信時間とともに増加する構造ノイズ電力として現れる。
この現象を特徴付けるために、本発明者らは、材料に対する受信トランスデューサの異なる位置に対応する時間的信号の空間的平均電力を表す時間的関数を前記信号の伝播時間の関数として決定する。用語「空間的平均電力」は、所与の時点tにおける大きさ、この場合には瞬時電力の、空間での、すなわちzまたは(h,θ)に沿った平均を意味すると理解される。時間的関数はこの空間的平均電力を表しており、それは、時間的関数が空間的平均電力に直接的または間接的に関連することができ、その結果として、空間的標準偏差など、この空間的平均電力と均等でないが、この空間的平均電力に関連した大きさに基づくことができることを意味する。すべての場合において、この時間的関数は、各時点tに対して、この時点tにおいて空間にわたって時間的信号がとる値を考慮に入れた前記空間にわたる総和を伴う。
空間的に平均されるのは実際には電力であり、測定信号ではないことに留意するべきである。したがって、対象の時間的関数は、時点tにおいて超音波受信トランスデューサの異なる位置に対応する時間的信号のこの時点tにおける電力の平均を表す値をとる時間依存信号である。
この時間的関数は、一般式
を有し、式中、α、βおよびγは非ゼロであり、x(z,t)は超音波受信トランスデューサの(高度および角度によって定義される)位置zに対して時間の関数として材料中を伝播する音の振幅を表す時間的信号であり、tは超音波の飛行時間または伝播の時間であり、およびm(t)は時間の関数である。
本発明者らは、
・m(t)=0、または
、すなわち空間上の信号xの平均、またはm(t)=中央値{x(z,t)}のいずれか、および
・好ましくは、標準偏差に対応するα=2かつγ=0.5、または平均絶対偏差に対応するα=1かつγ=1のいずれか、および
・好ましくは
または
またはβ=1
を選択することができ、式中、Nは、2より大きい、考慮に入れられる位置の数である。
したがって、m(t)=0、α=2、γ=0.5、
をとると、時間的関数は、受信トランスデューサの異なる位置の時間的信号の空間的標準偏差σ(t)であり、前記位置は、前記位置の高度hおよび前記位置の角度θ、
によって定義される。
好ましくは、それから時間的関数が決定される受信トランスデューサの異なる位置は、研究される材料の部分に対応し、その全体には対応しない。したがって、時間的関数はこれらの材料部分のそれぞれに対して決定される。このように処理される材料部分は、ブロック処理の場合のように並置することができるが、好ましくは、各測定位置に対して、材料上の前記位置を取り囲むゾーンから決定される時間的関数が存在するように、材料部分は互いに重なり合い、それぞれ測定位置上に中心がある。
考慮に入れられる材料の部分の範囲は、構造ノイズの空間的変動性に依存し、したがって測定信号の電力の空間的変動性に依存する。例として、前記位置を取り囲むゾーンは、高さで100個の測定点または位置、および角度で100個の測定点に及び得る。0.5mmの高さでの測定増分および1.44度の角度増分で、本発明者らは、したがって高さで50mmおよび幅で150度に及ぶ材料部分を取得する。
図2aおよび図2bは、管10の表面上の位置に対して、プローブL(図2a)およびプローブC(図2b)への到着時間の関数として時間的信号の空間的標準偏差を例示する。管10はごくわずかな欠陥のみを含むため、標準偏差の時間的変動は本質的に構造ノイズに起因する。標準偏差は、少なくとも最初、信号の到着時間とともに増加し、したがって、超音波の発信とプローブによる超音波の受信との間の時間とともに構造ノイズの電力に影響を与えることが観察される。
これは、上述のように、超音波の短い飛行時間に対して、可能な拡散経路がほとんどないからである。他方、長い飛行時間に対して、超音波がとる多くの異なる対応する拡散経路が存在する。総受信信号は拡散される超音波の総和であり、受信電力は、各拡散のより大きい減衰にもかかわらず、長い飛行時間に対するものとなる。信号の減衰は、しかしながら、図2aおよび図2bの曲線のわずかな最後の減少で示されるように、標準偏差によって表される信号の分散と同様に、より長い飛行時間上で観察される。
時間的信号の空間的平均電力を表す時間的関数は、その後、時間的信号を正規化するために使用される。より正確には、時間的信号x(z,t)の振幅は、時間的関数f(t)で除算され、
となる。
したがって、使用される時間的関数を標準偏差σ(t)とすると、プローブによって探される欠陥のタイプを示すインデックスLまたはCを省略して、データがx(h,θ)(t)と記述される、プローブ位置に対する時間的信号であるAスキャン信号を正規化することが可能である。
正規化は、材料中の任意の欠陥に起因する有用な信号と構造ノイズとのコントラストの向上を可能にする。その後、これらの正規化されたAスキャンから正規化されたBスキャンを構築することが可能である。超音波受信トランスデューサの各位置に対して、この位置に対応する正規化された時間的信号の経時的な最大値
または
を選択することにより、これらの正規化されたAスキャンから正規化されたCスキャンを構築することが同様に可能である。したがって、この場合、この実施例における標準偏差により、時間的信号の空間的平均電力を表す、時間的関数による時間的信号の正規化から派生する信号が取得される。
図4および図5は、超音波受信トランスデューサの各位置に対する、この位置に対応する時間的信号の絶対値の経時的な最大値の選択に対応する、Cタイプ表現、すなわちCスキャンの実施例についての正規化の実施を例示する。前と同じように、垂直軸は、ここでは0.5mmのプローブ増分で表示される高度を表し、水平軸は、ここでは1.44°の角度増分で表示される角度を表す。この図4および同様に図5では、暗色は低値を示し、一方で明色は高値を示す。
図4は、したがって、この正規化前のCスキャンの一実施例である。値の彩色によって可視化される、ランダムに見える値の分布が観察される。他方、図2aおよび図2bの形状と類似の形状を有する、時間的信号の空間的標準偏差を用いた正規化後の図4のCタイプ表現を例示する図5では、取り囲んでいる領域より高い値で区別される2つのセット51および52がCスキャンの中央で強調表示される。本発明者らは、このように、これらの2つのセットに対応する2つの欠陥の存在を強調表示した。
派生信号中の欠陥の特徴を検出することにより、欠陥を検出および特徴付けることが依然として必要である。この点について、欠陥の検出および特徴付けは、好ましくは、時間的信号またはBスキャンなどの時空間信号よりむしろ、Cスキャンなどの2次元空間信号を用いて行われる。具体的には、欠陥の断面形状がどのようなものであるとしても、例えば、それが矩形の切欠きであるか半楕円形の切欠きであるかにかかわらず、Cスキャン上の欠陥の投影は、縦方向の切欠きに対して垂直であるか、または円周方向の切欠きに対して水平である直線の線分であり、さもなければ、例えば、管内で円周方向および縦方向に同時に斜めに延びる亀裂の場合のように、2つの組合せである。2つの空間次元でのCタイプ空間表現の使用は、したがって、検出される欠陥の断面形状に非依存であることを可能にする。
切欠きなどの欠陥は、数十ミリメートルを超えて延びることがある。この特徴におけるCスキャンの点は、したがって互いに相関しており、すなわち、それらは欠陥におけるいくつかの空間的に隣接した位置にわたってコヒーレンスを呈する。他方、Cスキャン中に欠陥特徴がない場合、ノイズのみにより、Cスキャンは任意の点の周りではるかに弱い相関を呈する。したがって、各切欠きは、切欠きが出現する角度および/または高度に従うCスキャン上の空間的持続性によって識別することができる。
さらに、CタイプまたはLタイプのTOFDプローブの構成は、同様に空間的持続性につながる。具体的には、受信される超音波信号は、欠陥が発信トランスデューサ14、24と受信トランスデューサ15、25との間に位置している限り、欠陥によって影響を受ける(図1aおよび図1bを参照されたい)。結果として、欠陥の持続性は、Cスキャン上で欠陥周辺のいくつかの位置(高度、角度)において観察され得る。
この空間コヒーレンスは、したがって、空間的に相関の少ない、ノイズを犠牲にして欠陥を表す有用な信号を強調表示するために利用される。この空間的相関を利用する空間フィルタは、したがって、Cスキャンを空間的にフィルタリングするためにCスキャンにローパス空間フィルタを適用することにより、正規化から派生する信号に対して実施される。ローパス空間フィルタは、欠陥の特徴のレベルを維持しながら、構造ノイズの振幅の分布の空間的標準偏差によって特徴付けられる構造ノイズの変動性を軽減するように設計される。
Cスキャンは、時間的変数を有さない純粋に空間的な信号であり、フィルタは、何らの時間的な考慮も伴わないため、空間的なものとして知られる。空間フィルタは、角度成分θに適用される、すなわち各高度hに対して正規化された信号
がフィルタリングされる、および/または高度hの信号に対して適用される、すなわち各高度hに対して正規化された信号
がフィルタリングされる、1次元フィルタとすることができる。
ローパス空間フィルタの空間的カットオフ周波数は、本発明者らが検出することを求めている欠陥の最小サイズΔLminの関数として、この最小サイズΔLminの逆数であるように選択することができる。そのため、少なくとも10mmの欠陥を検出するために、空間的カットオフ周波数は、したがって、100m−1未満であるように選択される。空間フィルタは、通常、バターワースフィルタである。
空間フィルタは、同様に、Cスキャン画像に適用される2次元ローパス空間フィルタとすることができる。2次元での周波数応答は、1次元空間フィルタと同じ方法において、探される欠陥の最小サイズに従って選択することができる。
このようにフィルタリングされたCスキャンは、欠陥検出マップを取得することを可能にする。具体的には、特徴は、特に周囲と異なる振幅としてCスキャン上に出現し、それは、欠陥を検出することだけでなく、欠陥の位置を特定することを同様に可能にする。これは、Cスキャンが空間表現であり、各点がその高度およびその角度によって位置を特定されるためである。
単純な検出方法は、所与の閾値を使用するものであり、Cスキャンの隣接した点のセットによる閾値の任意の超過が欠陥の存在を知らせる。
わずかにより精巧な検出方法は、Cスキャンが直接とる値、yフィルタリング済(z)にではなく、一方では、位置に対してCタイプ空間表現がとる値とCタイプ空間表現の値の平均との差の絶対値と、他方では、Cタイプ空間表現の値の標準偏差との比率の検出閾値との比較に基づいている。前の表記法を使用すると、これは、
を与え、式中、yフィルタリング済(z)は、位置zにおいてとられる、任意選択でフィルタリングされたCスキャンの値であり、平均はCスキャンの空間的平均であり、およびγはCスキャンの値の標準偏差である。検出閾値は、例えば3とすることができる。
この方法は、さらにいっそう明確に欠陥を強調表示することを可能にする。例示目的で、図6は、論証を簡潔にするために、前述の空間的フィルタリングステップを実施することなく、この計算の実施を例示する。図6は、したがって、一方では、図5のCタイプ表現の値とこれらの値の平均との差の絶対値と、他方では、図5のCタイプ表現の値の標準偏差との比率に対応するCスキャンを示す。高値の2つのセット51および52は、ここで再び見ることができるが、それらを取り囲むゾーンより3〜4倍高い値でそれらを取り囲むゾーンに対して強調表示することができる。したがって、欠陥の位置を特定することは容易である。
欠陥が高度および角度で位置を特定されると、位置を特定された欠陥の位置に対応する、正規化されたAスキャン上の振幅ピークの位置は、欠陥の深度を決定することを可能にする。
説明された方法は、通常、プロセッサおよびメモリを備えたコンピュータによって実施される。この目的で、プログラムがコンピュータ上で実行されると本発明による方法を実行するためのプログラムコード命令を含むコンピュータプログラム製品が提供される。
本発明は、説明されかつ添付図面に表された実施形態に限定されない。本発明の保護の範囲から逸脱するいかなる方法も用いることなく、特にさまざまな要素の構成または技術的均等物の置換による修正に関して、修正形態がなお可能である。

Claims (10)

  1. 超音波によって不均一材料(10)中の欠陥を検出および特徴付けるための方法であって、
    −前記材料(10)に対して設置された超音波発信トランスデューサ(14、24)から超音波を発信するステップと、
    −前記材料(10)に関して異なる位置で超音波受信トランスデューサ(15、25)により、前記超音波受信トランスデューサの位置に対して時間の関数として前記材料中を伝播する前記超音波の振幅を表す複数の時間的信号を取得するステップと
    を含む方法において、
    −前記超音波受信トランスデューサ(15、25)の異なる位置に対応する前記時間的信号の空間的平均電力を表す時間的関数を決定するステップであって、前記時間的信号の前記空間的平均電力を表す前記時間的関数は、一般式
    であり、式中、α、βおよびγは非ゼロであり、x(z,t)は前記超音波受信トランスデューサの位置zに対して時間の関数として前記材料中を伝播する前記音の前記振幅を表す前記時間的信号であり、およびm(t)は時間の関数である、時間的関数を決定するステップと、
    −正規化された時間的信号を取得するために前記時間的関数を用いて前記時間的信号を正規化するステップと、
    −前記正規化された時間的信号に基づいて前記材料の前記欠陥を検出および特徴付けるステップと
    を含むことを特徴とする方法。
  2. ・m(t)=0、または
    、またはm(t)=中央値z{x(z,t)}のいずれかであり、および
    ・α=2かつγ=0.5、またはα=1かつγ=1のいずれかであり、および

    、または
    、またはβ=1であり、式中、Nzは位置の数であり、Nzは2より大きい、請求項1に記載の方法。
  3. m(t)=0、α=2、γ=0.5、
    であり、前記時間的関数は、前記受信トランスデューサの異なる位置の前記時間的信号の空間的標準偏差σ(t)であり、前記位置は、前記位置の高度hおよび前記位置の角度θ、
    によって定義される、請求項2に記載の方法。
  4. 前記時間的関数f(t)を用いた時間的信号x(z,t)の前記正規化は、前記時間的関数による前記時間的信号の除算
    に対応する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記受信トランスデューサの位置に対して時間の関数として前記材料中を伝播する前記音の前記振幅を表す時間的信号は、前記受信トランスデューサの位置に対して時間の関数として前記材料中を伝播する前記音の前記振幅を表すAタイプ時空間表現である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記欠陥の前記検出は、前記超音波受信トランスデューサの各位置に対して、前記位置に対応する前記正規化された時間的信号の絶対値の経時的な最大値を選択することにより、少なくとも1つのCタイプ空間表現を決定するステップを含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記欠陥の前記検出は、ローパス空間フィルタを用いて前記少なくとも1つのCタイプ空間表現を空間的にフィルタリングするステップを含む、請求項6に記載の方法。
  8. 前記欠陥の前記検出は、一方では、位置に対して前記Cタイプ空間表現がとる値と前記Cタイプ空間表現の前記値の平均との差の絶対値と、他方では、前記Cタイプ空間表現の前記値の標準偏差との比率の検出閾値と比較するステップを含む、請求項6または7に記載の方法。
  9. 前記時間的関数の前記決定前に、
    −各超音波受信トランスデューサ位置に対して、前記位置に対応する前記時間的信号の絶対値の経時的な最大値を選択することにより、少なくとも1つのCタイプ空間表現が決定され、
    −各測定位置における構造ノイズの平均レベルを取得するために、前記Cタイプ空間表現に前処理二次元ローパス空間フィルタが適用され、
    −各時間的信号は、前記時間的信号が関連付けられる前記測定位置における前記構造ノイズの前記平均レベルで除算される、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
  10. プログラムがコンピュータによって実行されると請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法を実行するためのプログラムコード命令を含むコンピュータプログラム製品。
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