JP6275388B2 - 放射性薬剤の管理装置、放射性薬剤の配送計画の生成方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

放射性薬剤の管理装置、放射性薬剤の配送計画の生成方法及びコンピュータプログラム Download PDF

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本発明は、放射性薬剤を管理する技術に関する。
PET(ポジトロン・エミッション・トモグラフィー;陽電子放出核種を利用した画像再構成装置)検査の利用拡大に伴い、PET製剤の需要が増加している。PET製剤の中には、半減期が非常に短いものもあり、この製剤については、製造後速やかに検査を実施する検査施設に配達しなければならない。検査施設においても、製品を確実に受け取り、受け取りから短時間で患者に投与する必要がある。
例えば、特許文献1には放射性医薬品の配送管理を行うシステムが記載されている。
特開2004−258849号公報
現在、検査施設は多数あり、指定配達時刻も一定ではない。そのため、1台の配送車両が複数の施設に順次配送するいわゆるルート配送が困難であり、配送車両の配車効率が悪い。この背景には、放射性薬剤固有の事情も存在する。つまり、放射性薬剤の輸送には、所定の放射性物質の包装規格に沿った梱包が必要であったり、場合によっては放射性物質専用の配送車両が必要であったりし、一般の貨物とは扱いが異なる。
また、短半減期の製剤については、検定時刻を1日あたり一つとすれば、検定時刻以前に投与を行えば放射能量の過剰投与となり患者にとって好ましくなく、一方で検定時刻以降に投与して検査を行うと放射能量が過小で、正しく検査を行えない。
そこで、本発明の目的は、放射性薬剤を効率よく配送するために、配送計画または生産計画を行うことである。
本発明の一つの実施態様に従う放射性薬剤の管理装置は、放射性薬剤の配送拠点の所在地、及び前記放射性薬剤を用いた検査を行う複数の検査施設の所在地を示す所在地データを記憶する第1の記憶手段と、前記複数の検査施設のそれぞれで行う検査に関する時刻を含む検査スケジュールを示す受注データを記憶する第2の記憶手段と、前記第1の記憶手段に記憶されている所在地データ及び前記第2の記憶手段に記憶されている受注データに基づいて、一以上の配送車両がそれぞれ前記配送拠点から一以上の前記検査施設へ前記放射性薬剤を配送するための配送ルート及び各検査施設への配達時刻を含む配送スケジュールを生成する手段と、を備える。
好適な実施形態では、前記第2の記憶手段に記憶されている受注データに基づいて、前記放射性薬剤を生成するためにバルク溶液から分注する液量、及び前記液量別の放射性薬剤の数量を含む製品データを特定する製品データ生成手段を、さらに備えてもよい。
好適な実施形態では、前記受注データには、検査で使用する放射性薬剤の検定時刻及びその検定時刻における放射能量が含まれていて、前記製品データ生成手段は、前記検定時刻及び前記放射能量に基づいて、前記バルク溶液から分注する液量、及び前記液量別の放射性薬剤の数量を含む製品データを特定してもよい。
好適な実施形態では、前記配送スケジュールに基づいて、前記放射性薬剤を製造する順序を含む製造スケジュールを生成する手段をさらに備えてもよい。
好適な実施形態では、前記配送スケジュールに基づいて、前記放射性薬剤を梱包する順序を含む梱包スケジュールを生成する手段をさらに備えてもよい。
本発明の他の実施態様に従う放射性薬剤の管理装置は、放射性薬剤の配送拠点の所在地、及び前記放射性薬剤を用いた検査を行う複数の検査施設の所在地を示す所在地データを記憶する第1の記憶手段と、前記複数の検査施設のそれぞれで行う検査に関する時刻を含む検査スケジュールを示す受注データを記憶する第2の記憶手段と、前記第1の記憶手段に記憶されている所在地データ及び前記第2の記憶手段に記憶されている受注データに基づいて、前記配送拠点から一以上の前記検査施設へ前記放射性薬剤を配送するための配送ルート及び各検査施設への配達時刻を含む配送スケジュールを生成する手段とを備えてもよい。
好適な実施形態では、前記配送ルートには、航空機を用いるルート又は鉄道を用いるルートを含んでもよい。
好適な実施形態では、前記配送ルートには配送車両を用いるルートが含まれ、前記配送スケジュールを生成する手段は、前記各検査施設への配達時刻を特定する際に、指定された地域の所要時間に所定の重み付けを行ってもよい。
好適な実施形態では、前記第2の記憶手段に記憶されている受注データには、検査で使用する放射性薬剤の検定時刻及びその検定時刻における放射能量が含まれていて、前記放射性薬剤の管理装置は、前記受注データに基づいて、前記検定時刻までの減衰を考慮して、前記放射性薬剤を生成するために必要な放射能量を算出する手段と、前記算出された必要な放射能量とバルク溶液の基準時刻における放射能量とを比較し、更なる受注が可能であるか否かを判定する手段と、をさらに備えてもよい。
好適な実施形態では、前記配送ルート及び前記配送スケジュールは、交通情報に応じて生成されてもよい。
本発明の一実施形態に係る放射性薬剤管理システムの全体構成図である。 施設データ、受注データ、及び配送スケジュールデータのデータ構造を示す。 製品データ、及び生産・梱包スケジュールデータのデータ構造を示す。 放射性薬剤の製造及び梱包手順の概要を示す図である。 配送スケジュールデータ150及び配送ルートデータ160の生成手順を示すフローチャートである。 配送ルートデータ160を生成する詳細な手順を示すフローチャートである。 配送ルートデータ160を生成する詳細な手順を示すフローチャートである。 配送ルートを示す模式図である。 放射性薬剤管理システムが行う全体の処理手順を示すフローチャートである。 危険物申告書作成の処理手順を示すフローチャートである。 危険物申告書(A型放射性輸送物申告書)190を示す図である。 配送ルート再検索処理の処理手順を示すフローチャートである。 車両の位置情報に基づく配送計画変更処理のフローチャートである。 遅延レポート200を示す図である。 受注判定・表示処理のフローチャートである。 受注判定・表示処理のフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態に係る放射性薬剤管理システムについて、図面を参照して説明する。本実施形態に係る放射性薬剤管理システムは、放射性薬剤を用いた検査を行う検査施設からの受注に基づいて、放射性薬剤を各検査施設へ配送するための配送計画を立てるとともに、必要量の放射性薬剤の生産計画を立てる。
尚、本実施形態における放射性薬剤とは、例えば、半減期が所定時間以下の減衰特性を持つ放射性物質であって放射性同位元素を含む物質、化合物、試薬、薬剤及び放射性医薬品等が含まれる。ここで、所定の半減期とは、例えば14時間(123I半減期約13時間)が適しており、更には7時間(99mTc:半減期約6時間)、より好ましくは3時間(18F:半減期約2時間)であっても良い。
図1は、本発明の一実施形態に係る放射性薬剤管理システムの全体構成図である。
本システムは、放射性薬剤管理装置1と、複数の検査施設にそれぞれ配置されている検査施設装置3とを有し、それらがネットワーク9を介して接続される。
放射性薬剤管理装置1及び検査施設装置3は、いずれも例えば汎用的なコンピュータシステムにより構成され、以下に説明する放射性薬剤管理装置1及び検査施設装置3内部の個々の構成要素または機能は、例えば、コンピュータプログラムを実行することにより実現される。
検査施設装置3は、各検査施設における検査スケジュールに関するデータを含む発注データを保持している。そして、検査施設装置3が放射性薬剤管理装置1へネットワーク9を介して発注データを送信する。
放射性薬剤管理装置1は、施設データ記憶部11と、受注データ記憶部13と、配送計画データ記憶部15と、生産計画データ記憶部17と、配送計画生成部21と、ルート検索エンジン23と、生産計画生成部25とを備える。
施設データ記憶部11は、放射性薬剤の製造施設、その放射性薬剤を使った検査を実施する検査施設及び放射性薬剤の配送拠点等の所在地に関するデータを含む施設データ110を記憶する。施設データ記憶部11に記憶されている施設データ110は、例えば図2Aに示すように、データ項目として、各施設を一意に識別する識別情報である施設ID111と、施設名112と、住所113と、担当者名114と電話番号115と、各施設の緯度116及び経度117とを含む。
図1に戻ると、放射性薬剤管理装置1は、検査施設装置3から発注データを取得し、受注データ記憶部13に受注データ130として記憶する。受注データは、検査施設のそれぞれで行う検査に関する時刻、例えば検査時刻または検定時刻を有する検査スケジュールを含む。受注データ記憶部13に記憶されている受注データ130は、例えば図2Bに示すように、データ項目として、各施設の施設ID131、検査日132、検査時刻133、検定時刻134、放射能量135及び放射性物質名136を含む。検査時刻133は検査開始時刻でも良い。放射能量135は、検定時刻134において必要な放射能量である。放射能量135は、検査の被験者がヒト成人であれば検定時刻134に対して通常は一意に定まるので、検査施設装置3から取得しなくても放射性薬剤管理装置1で設定することもできる。一方、また、ヒトの小児または幼児に投与する場合、あるいはヒト以外の動物に投与する場合には、同じ検定時刻であっても、必要な放射能量がヒト成人とは異なる。そこで、このような場合には、検査施設において予め放射能量135が指定されてもよい。また、同一の検査施設で同日に複数回の検査が行われることもあり、その場合にはすべての検査時刻に対応するデータレコードが受注データ記憶部13に記憶される。放射性物質名136は、検査に用いる薬剤で使用されている放射性物質の名称である。
図1に戻ると、配送計画データ記憶部15は、配送拠点から検査施設まで放射性薬剤の配送を行う計画に関する配送計画データを記憶する。配送計画データ記憶部15に記憶される配送計画データは、配送計画生成部21により生成される。配送計画データには、例えば、配送スケジュールデータ150と、配送ルートデータ160とが含まれる。配送スケジュールデータ150には、配送日時に関するデータが含まれ、例えば、配送車両ごとに、配送拠点の出発時刻、一つ以上の配送先の検査施設の識別情報及び各検査施設へ配達する時刻が含まれる。配送ルートデータ160には、出発地から目的地までの配送ルートに関するデータが含まれ、例えば、配送拠点を出発地とし、一つ以上の配送先の検査施設を経由地とし、一つの検査施設を目的地とする配送車両による配送ルートが含まれる。なお、配送拠点は、放射性薬剤の製造拠点と同一地点でも良いし、製造拠点から離れていても良い。例えば、空輸されてきた放射性薬剤を空港から各検査施設へ配送するような場合は、空港を配送拠点としても良い。あるいは、配送ルートには、車両による配送ルートの他に、航空機、あるいは鉄道等他の交通手段を用いた配送ルートを含んでも良い。
図2Cは、配送スケジュールデータ150のデータ構造の一例を示す。すなわち、配送スケジュールデータ150は、データ項目として、各配送を区別する識別情報である配送ID151と、配送日153と、配送拠点の出発時刻155と、一以上の配送先の識別情報である配送先ID157及び配達時刻159とを含む。配送先ID157には、配送先の検査施設の施設IDが設定される。一つの配送車両が複数の配送先に順次配送するルート配送を行う場合、一つの配送ID151に対して複数の配送先ID157及び配達時刻159が対応づけられる。配送先ID157及び配達時刻159が複数ある場合、最後の配送先ID157が配送ルートデータ160における目的地であり、それ以外の配送先ID157が配送ルートデータ160における経由地となる。このほかに、配送先以外の経由地の位置情報及びその経由地の出発時刻を含んでも良い。
配送ルートデータ160は、例えば、出発地である配送拠点から、経由地を経由して目的地へ到達するまでの配送車両が通るルートを、例えば緯度・経度及び道路リンクなどを用いて特定するものでも良い。カーナビシステムがこの配送ルートデータ160を用いて、それぞれの配送車両に対するナビゲーションを提供しても良い。
生産計画データ記憶部17は、製造施設における放射性薬剤の生産計画に関する生産計画データを記憶する。生産計画データ記憶部17に記憶される生産計画データは、生産計画生成部25により生成される。生産計画データには、例えば、製品データ170と生産・梱包スケジュールデータ180とが含まれる。
図3Aは、製品データ170のデータ構造の一例を示す。製品データ170は、例えば、製造する個別の製品(放射性薬剤)及び数量を特定する。すなわち、製品データ170は、データ項目として、ロット番号171と、製造する放射性薬剤の検定時刻172と、放射性薬剤の液量173と、それを使用する検査施設の施設ID174と、数量175と、放射性物質名176とを含む。検定時刻172は複数あっても良い。ロット番号171は、1回の製造工程で製造されるバルク溶液51(後述する)の識別情報である。
図3Bは、生産・梱包スケジュールデータ180のデータ構造の一例を示す。生産・梱包スケジュールデータ180は、例えば、製品データ170で定まる個別の製品の製造順序及び梱包順序を特定する。すなわち、生産・梱包スケジュールデータ180は、データ項目として、ロット番号181と、順位182と、放射性薬剤の液量183と、配送先施設の施設ID184と、放射性物質名185とを含む。順位182は、配送スケジュールデータ150で定まる出発時刻155が早い配送車両で配送する製品ほど上位になる。
製造施設における放射性薬剤の製造は、例えば薬剤調整方式(Nuclear Pharmacy方式)で行っても良い。放射性薬剤の製造及び梱包手順の概要について、図4を参照して説明する。
本実施形態で対象とする放射性薬剤は、例えば、放射性核種の中でも半減期の短いF18(フッ素18:半減期は約2時間)を用いたものである。製造施設では、まず、この放射性薬剤のある検査日用のバルク溶液51を製造する。バルク溶液51の製造は、1日に決められた回数だけ行っても良い。各回のバルク溶液51の製造時刻(基準時刻)は、決められた時刻でも良いし、変動しても良い。回ごとにバルク溶液51の放射能量は一定であっても良いし、回ごとに変更しても良い。バルク溶液51にはロット番号が付される。そして、この一つのバルク溶液51から分注(小分け)することにより個別の製品(放射性薬剤)となる。ここで、検定時刻134及びそのときに必要な放射能量135に応じて、分注するバルク溶液51の液量173が定まる。なぜならば、検定時刻が遅いほど放射能が減衰するので、検定時刻が遅くなるほど必要となる液量が多くなるからである。従って、複数の検定時刻134(検定時刻a−c)に、それぞれ規定の放射能量135となるような複数の液量173が定められる。そして、バルク溶液51がそれぞれ定められた液量173になるようにバイアル瓶等に分配され、ゴム栓等で密閉される。これにより、一つのバルク溶液51から個々の製品(放射性薬剤)53が製造される。なお、バルク溶液51から個別の製品53を製造する順序は、生産・梱包スケジュールデータ180の順位182に従ってもよい。
上記のようにして小分けされた個々の製品である放射性薬剤53は、遮蔽体で構成される輸送用製品容器に収納される。この輸送用製品容器には、生産・梱包スケジュールデータ180に基づいて生成されたラベルが貼付される。このラベルには、例えば、固有番号、ロット番号、液量、検定時刻等の製造データ等の情報を有する2次元データコードが印刷されている。このラベルにより、配送先の施設及び内容物等の情報が記載された輸送伝票と個別の製品とが対応づけられる。さらに輸送用製品容器は、緩衝材を構成するダンボール箱に入れられる。このダンボール箱には、放射性物質を含む輸送物であることを表示する標識及び輸送伝票が貼付される。
あるいは、配送先の施設ID、配送ID、ロット番号、液量その他の管理情報を含むタグを個々の輸送用製品容器に取り付け、受注データや製品容器ラベルバーコード、配送伝票と照合させて管理してもよい。タグは印刷されたラベルまたはバーコード、あるいはRFIDなど種類は問わない。
尚、製品の梱包には、輸送用製品容器に含まれる遮蔽体の他に2次遮蔽体を用いても良いし、ダンボール箱の代わりにプラスチック製、あるいは金属製の包装容器を用いてもよい。
図1に戻ると、配送計画生成部21は、施設データ記憶部11に記憶されている施設データ110、及び受注データ記憶部13に記憶されている受注データ130に基づいて、配送スケジュールデータ150及び配送ルートデータ160からなる配送計画を生成する。配送計画生成部21は、ある区間(出発地及び目的地)を指定して、ルート検索エンジン23に配送車両の移動ルートの生成を指示し、ルート検索エンジン23からその指定した区間の移動ルートを示すルートデータを取得する。
ルート検索エンジン23は、出発地及び目的地が指定されると、出発地から目的地までの移動経路であるルートを生成する。出発時刻が指定されると、出発時刻に出発地を出発するルートを生成し、到着時刻が指定されると、到着時刻までに目的地に到着するルートを生成する。ルート検索エンジン23は、車両配送のルートのみならず、航空機、鉄道などを含むあらゆる交通手段を含む配送ルートを生成することができる。
配送スケジュールデータ150及び配送ルートデータ160の生成手順を、図5のフローチャートを参照して説明する。
配送計画生成部21は、受注データ記憶部13から受注データ130を読み出す(S101)。配送計画生成部21は、施設データ110を参照して配送先の施設の所在地の緯度116及び経度117を特定する(S103)。
配送計画生成部21及びルート検索エンジン23が配送ルートデータを生成する(S105)。この配送ルートデータ生成の詳細な手順については後述する。
配送計画生成部21は、生成した配送ルートデータ160を配送計画データ記憶部15に保存する(S107)。
配送計画生成部21は、さらに、ステップS105で生成した配送ルートデータ160から、各配送ルートにおける配送拠点の出発時刻155と、配送先施設の施設IDと、それぞれの到着(配達)時刻を抽出し、配送スケジュールデータ150を生成し(S109)、配送計画データ記憶部15に保存する(S111)。
図6及び図7は、配送ルートデータの詳細な生成手順を示すフローチャートである。ここでは車両による配送を行う配送ルートについて、同図を参照して、配送車両ごとの配送ルートデータの詳細な生成手順について説明する。
まず、配送計画生成部21は、配送拠点を出発地とし、出発時刻を所定時刻に定める(S131)。この出発時刻は、配送拠点で配送が可能となる最も早い時刻であっても良い。例えば、配送拠点と製造拠点が離れている場合、製造拠点から配送拠点までの配送に要する時間を加味して出発時刻を定めても良い。そして、配送計画生成部21は、全検査施設のうち、配送順位及び配送ルートが確定していない検査施設を抽出し、候補施設とする(S133)。そして、配送計画生成部21は、各候補施設をそれぞれ目的地とするルート検索をルート検索エンジン23へ指示し、出発地から各目的地までの直行ルートを示すルートデータを取得する(S135)。配送計画生成部21は、ここで取得した各直行ルートのルートデータに基づいて、各候補施設の到着時刻を特定する(S137)。そして、配送計画生成部21は、各候補施設の到着時刻から検査時刻133までの余剰時間を算出する(S139)。
ここで、余剰時間が所定時間以下となる検査施設、つまり、検査時刻133までに到着できない、あるいは到着時刻から検査時刻133までに十分な時間的余裕を持てない検査施設の有無を判定する(S141)。余剰時間が所定時間以下となる検査施設があれば(S141:Yes)、その施設へは別の配送車両を用いて配送する必要があるので、その施設は一旦除外する(S143)。
配送計画生成部21は、余剰時間が所定時間以下でない候補施設の中で、最も余剰時間が短い候補施設を一つ選択し、その候補施設を次の配送先として配送順位を定め、かつ、出発地からその施設までの区間の配送ルートも確定する(S145)。このとき、もし余剰時間が最短となる候補施設が複数あれば、そのうちのいずれか任意の一つを選択する。
ここで、ステップS133で抽出したすべての候補施設について処理が完了したか否かを判定する(S147)。すべての候補施設について処理が完了していないときは(S147:No)、今回配送順位を確定した配送先の施設を出発地とし(S149)、その施設の到着時刻に所定時間(例えば10分)を加算した時刻を新たな出発時刻に設定し(S149)、ステップS135へ戻る。
上記の処理を繰り返すことにより、各検査施設に検査時刻133以前に放射性薬剤が配送されるように、順次、各施設の配送順位及び各区間の配送ルートが決まっていく。
一方、すべての候補施設について処理が完了したときは(S147:Yes)、配送計画生成部21は、各区間の配送ルートをつなぎ合わせて一台の配送車両の配送ルートデータ160を生成する(S151)。
つぎに配送計画生成部21は、全検査施設の配送ルートが完成したか否かを判定する(S153)。つまり、ステップS143で除外された施設の有無を判定する。ステップS143で除外された施設があれば、それらの施設を対象として、別の配送車両による配送ルートを生成するために、ステップS131に戻り、改めて処理を行う。そして、全検査施設の配送ルートが完成するまで、上記処理を繰り返し行う。
これにより、一台の配送車両で配送しきれない場合でも、自動的に複数台の配送車両による配送ルートを生成することができる。
図8は、配送ルートを模式的に示す図である。配送先の検査施設は、A施設(検査時刻が10時及び11時)、B施設(検査時刻が10時)及びC施設(検査時刻が11時)であるとき、上述した手順で配送ルートを生成すると以下のようになる。
配送拠点:出発8:00
配送順位1:A施設、到着時刻9:17、出発時刻9:27
配送順位2:B施設、到着時刻9:37、出発時刻9:47
配送順位3:C施設、到着時刻10:07
図1に戻ると、生産計画生成部25は、受注データ130及び配送スケジュールデータ150に基づいて、製品データ170及び生産・梱包スケジュールデータ180からなる生産計画を生成する。例えば、生産計画生成部25は、受注データ130の各データレコードについて、施設ID131別に、検定時刻134及び放射能量135に基づいて、製品として必要な放射性薬剤の液量173を特定する。つまり、各検定時刻134に放射能量135になるような液量173をそれぞれ特定する。そして、生産計画生成部25は、さらに、検定時刻172別、液量173別、施設ID174別の数量175を特定し、ロット番号171を付加して製品データ170を生成する。
また、生産計画生成部25は、配送スケジュールデータ150を参照して、出発時刻155が早い順に出荷順位を定める。つまり、最も早く出発する配送車両の配送先の検査施設がすべて出荷順位1となる。以下、2番目に出発する配送車両の配送先の検査施設が出荷順位2となり、3番目に出発する配送車両の配送先の検査施設が出荷順位3となり、これ以降も同様に定まる。生産計画生成部25は、この出荷順位を順位182とし、さらに製品データ170を参照して、生産・梱包スケジュールデータ180を生成する。
生産計画生成部25は、生成した生産・梱包スケジュールデータ180を生産計画データ記憶部17に保存する。製造施設では、生産・梱包スケジュールデータ180で定まる製品の順序182に従って製品の製造を行っても良い。生産・梱包スケジュールデータ180及び施設データ110に基づいて輸送伝票が印刷される。
次に、上記のような構成を有する放射性薬剤管理システムが行う全体の処理手順について、図9のフローチャートを用いて説明する。
まず、放射性薬剤管理装置1が、各施設等の施設データ110を施設データ記憶部11に保存する(S201)。これは、例えばオペレータが手入力で行っても良いし、検査施設装置3からそれぞれ取得しても良い。
次に、放射性薬剤管理装置1が、複数の検査施設装置3から、各検査施設のから発注データ130を取得し、これを受注データ130として受注データ記憶部13に保存する(S203)。
配送計画生成部21は、施設データ110及び受注データ130に基づいて、配送スケジュールデータ150及び配送ルートデータ60を生成し、配送計画データ記憶部15に保存する(S205)。
生産計画生成部25は、受注データ130及び配送スケジュールデータ150に基づいて、製品データ170及び生産・梱包スケジュールデータ180を生成し、生産計画データ記憶部17に保存する(S207)。
本発明によれば、一台の配送車両が複数の配送先の検査施設に対して配送することができる。さらに、一台の配送車両で複数の配送先の検査施設に配送する場合において、放射性薬剤の検定時刻が異なる場合であっても、それぞれの施設に必要とされる時刻以前に確実に配達することができるようになる。
上述した本発明の実施形態は、本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲をそれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。当業者は、本発明の要旨を逸脱することなしに、他の様々な態様で本発明を実施することができる。
例えば、上記の実施形態では、ルート検索エンジン23によるルート検索は、車両による陸送を中心に説明したが、航空機及び鉄道の利用を含めたルート検索であってもよい。この場合、航空機及び鉄道のダイヤに応じたルートが作成され、車両、航空機、及び鉄道の中から最適な配送ルートを生成することができる。
また、航空機で放射性薬剤を輸送する場合には、航空会社に危険物申告書を提出する必要がある。例えば、図10に示す危険物申告書作成のフローチャートに基づき、危険物申請書が作成される。同図のフローチャートに示す危険物申告書の作成は、配送計画を生成した後に、配送計画生成部21により実行される。
図10に示すように、まず、既に生成されている配送ルートデータが取得され(S210)、生成されている配送ルートに航空機を利用するルートが含まれるか否かが判定される(S212)。
航空機の利用がない場合(S212:No)、危険物申請書を作成する必要がないので、当該処理は終了する。
一方、航空機の利用が有る場合(S212:Yes)、危険物申告書作成に必要な情報が、受注データ130、及び配送スケジュールデータ150から抽出される(S214)。必要な情報としては、例えば、輸送物情報(放射性物質名及び放射能量)、フライト情報(出発地及び到着地)、配送先施設情報、及び荷送人情報等が含まれる。そして、抽出された情報に基づき、図11に示す危険物申告書(A型放射性輸送物申告書)190が生成される(S216)。なお、危険物申告書(A型放射性輸送物申告書)190は、図示しないプリンタから出力されても良い
また、ルート検索エンジン23によるルート検索時に、渋滞予測及び運行上の障害となる規制情報(チェーン規制、速度規制、通行止め、事故情報)を含む道路交通情報に応じたルート検索を行ってもよい。このようにルート検索することにより、渋滞及び規制を避ける迂回ルートを検索することが可能となる。渋滞予測及び規制に関する情報は日本道路交通情報センターの渋滞予測データ及び交通情報データを参照してもよい。また、放射性薬剤管理装置1に各車両の走行記録(ログ)を集積し、集積した走行記録を渋滞予測の基礎データとして、渋滞予測を行ってもよい。基礎データには、走行ルート(区間)、日時に対応した走行区間、天候、気温、道路周辺のイベント等のデータが含まれる。
また、生産・梱包スケジュールデータ180作成後であって放射性薬剤の配送前に配送ルート上の道路交通情報を参照し、渋滞情報及び規制情報がある場合には、配送計画生成部21は、配送ルートの再検索を行ってもよい。例えば、図12に配送ルート再検索処理の一例を示す。
同図に示すように、まず、配送計画データ記憶部15から配送計画データが取得される(S220)。次に、道路交通情報が取得される(S221)。道路交通情報は、日本道路交通情報センターのデータから取得してもよいし、VICS(登録商標)を参照して取得してもよい。また、オペレータが入力した渋滞情報を取得してもよい。そして、取得した道路交通情報に基づき、配送計画生成部21が改めてルート検索を行い、各検査施設の到着時刻を特定し(S222)、各検査施設での到着時刻から検査時刻133までの余剰時間を算出する(S223)。
次に、余剰時間が所定時間以下となる検査施設の有無を判定し(S224)、余剰時間が所定時間以下となる検査施設があれば(S224:Yes)、その施設へは別の配送車両を用いて配送する必要があるので、その施設を車両の配送ルートから一旦除外する(S225)。そして、除外された施設以外の残りの施設を対象として、配送計画生成部21が再度ルート検索を行い、配送ルートを確定する(S226)。その後、配送計画生成部21は、ステップS225で除外された施設へ、別の車両を用いて配送するための配送ルートを生成する(S227)。放射性薬剤の製造された後は、放射性薬剤の使用時刻及び到着時刻が決定されているので、それらに間に合うように配送計画が改めて作成される。また、配送ルートに航空機又は鉄道の利用が含まれる場合には、オペレータがフライトインフォメーション又は鉄道の運行状況を参照して、対応する便の発着状況データを確認してもよい。確認の結果、遅延がある場合には、オペレータが遅延情報を入力する。配送計画生成部21は、入力された遅延情報に基づき、上記と同様にして配送計画を再作成しても良い。
また、放射性薬剤の配送開始後、車両の位置情報に基づき配送ルートを修正してもよい。例えば、図1に示すように放射性薬剤管理装置1に位置情報取得部27を設けもよい。そして、車両に搭載したGPS装置等の車両測位システムにより車両位置を特定し、特定した車両位置を放射性薬剤管理装置1の位置情報取得部27が取得するように構成する。図13は、車両の位置情報に基づく配送計画変更処理のフローチャートを示している。図13の配送計画変更処理は、配送計画生成部21により放射性薬剤の配送開始後に実行される。
図13に示すように、位置情報取得部27が車両の位置情報を取得し(S230)、取得した車両の現在位置と、現在時刻における車両の予定位置との比較を行う(S231)。車両の予定位置は、例えば、予め設定されている配送ルートデータに基づいて定まる。現在位置が予定位置より前方である場合、及び、現在位置が予定位置よりも後ろにあり、かつ現在位置と予定位置との差が所定距離より小さい場合には(S232:No)、遅延が発生していないと判断し、ステップS320に戻る。一方、現在位置が予定位置よりも後ろにあり、現在位置と予定位置との差が所定距離以上の場合には、遅延が発生していると判断し(S232:Yes)、迂回ルート検索を行い、配送計画を変更する(S233)。対応する車両が複数の施設への配送を予定している場合には、各施設の到着時間を考慮して配送ルート及び配送順位を変更しても良い。
そして、配送ルートを変更した後に、車両のドライバーに対し、配送計画を変更したことを通知する(S234)。通知の方法としては、車両に搭載されているナビゲーション装置などのモニタ画面に変更後の配送計画を表示してもよいし、音声により通知してもよい。また、通知後、ドライバーが変更通知を確認したときは、ナビゲーション装置あるいは所定のドライバー端末から変更確認の情報発信を行うようにしてもよい。一定時間内にドライバーからの応答がない場合は、オペレータ等が音声電話等の他の通信手段によって連絡を行ってもよい。
また、配送計画の変更通知後、迂回ルートに変更してもなお遅配が予測されるか否かを判断する(S235)。遅配が予測されない場合は(S235:No)、ステップS230に戻る。遅配が予測される場合は(S235:No)、到着予測時刻を含む遅配予測連絡を遅配が予測される施設に対して行う(S236)。遅配予測連絡は、例えば、自動メール、自動音声、あるいは連絡担当オペレータからの電話等により行われるようにしても良い。
なお、迂回ルートへの変更を行わない場合であっても、遅配が予測される場合には上記のようにして遅配予測連絡を行っても良い。
また、配送ルートに航空機又は鉄道の利用が含まれる場合には、オペレータがフライトインフォメーション又は鉄道の運行状況を参照して、対応する便の発着状況データを確認してもよい。そして、対応する便の遅延が発生又は予想される場合には、遅延時間を考慮して、配送車両の台数を増やす等の対応を取り、到着空港から各施設までの配送ルートの再設定を行う。
また、予想外の渋滞又は天候により、到着時刻までに検査施設に到着できなかった場合には、検査施設への説明資料としての図14に示す遅延レポート200を作成してもよい。遅延レポート200は、図1のレポート作成部29により作成される。
レポート作成部29は、上記の放射性薬剤の配送前の配送ルートの再検索の結果と、放射性薬剤の配送開始後の配送ルートの修正を含む走行記録(ログ)とを記録している。走行記録は、例えば、位置情報取得部27が配送車両から定期的に取得した各時刻での車両位置を示すデータである。そして、車両が、予定していた到着時刻より後に配送先の施設へ到着した場合には、配送スケジュールデータ150、配送ルート再検索の結果、及び走行記録に基づき、遅延レポート200が作成される。図14に示すように、遅延レポート200には、当初の配送計画201、渋滞・天候予測202、渋滞・道路規制及び再検索の結果を含む走行記録203、コメント204等が掲載される。
また、出発地と目的地との間において、台風や大雪が予測されている場合には、図1に示す地域指定部31により、台風や大雪が予測されている対象地域を予め指定して、対象地域を通過する時間に対し加算または割増をする等の重み付けを行って、ルート検索に反映させるようにしてもよい。対象地域の指定方法としては、例えば、対象地域を緯度・経度による範囲指定をしてもよいし、地域をブロック化し(複数のエリアに分割し)、その中から対象地域を指定してもよい。また、複数の対象地域を選択した場合、対象地域に応じて加算する時間を変更してもよい。また、時刻の範囲を設定し(例えば、午後3時〜5時、午後5時〜7時等)、各時刻の範囲に対し地域に応じて異なる加算時間を設定し、選択された地域及び配送時刻に応じて加算する時間を変更してもよい。
また、検査施設装置3からの注文時に、検査施設装置3に現在受注が可能か否かの表示を行ってもよい。例えば、図1に示すように放射性薬剤管理装置1に受注判定部33を設け、受注判定部33において受注が可能か否かを判定し、その結果を検査施設装置3に表示するようにしている。例えば、受注判定部33は、受注データ130に基づいて、検定時刻133までの減衰を考慮して、放射性薬剤を生成するために必要な放射能量を算出する。受注判定部33は、算出された必要な放射能量とバルク溶液の所定の放射能量とを比較し、更なる受注が可能であるか否かを判定する。
図15及び図16は、受注判定部33における受注判定・表示処理のフローチャートを示している。受注判定・表示処理は、検査施設装置3においてユーザが所属する検査施設が選択され、選択した情報を放射性薬剤管理装置1で受信することにより受注判定部31により開始される。
検査施設装置3では、ユーザが所属する検査施設が選択されると、検定日・検定時刻入力画面が表示されるので、ユーザは予定している検定時刻を入力する。検定日・検定時刻入力画面には、複数の検定時刻が入力可能に構成されていてもよいし、時間の範囲(例えば、13:00〜13:30、又は14:00〜15:00)を指定可能に構成されていてもよい。一方、受注判定部31は、受注判定・表示処理の開始後、検定時刻が入力されたか否かを判断している(S240)。入力がない場合は(S240:No)、当該判断を繰り返し行う。
検定時刻が入力された場合(S240:Yes)、入力された検定日及び検定時刻から適切なバルク溶液を特定する(S241)。例えば、検定時刻から所定時間より以前に製造されるバルク溶液を選択しても良い。
次に、特定されたバルク溶液について、そのバルク溶液に対する既に受注済みの注文状況及び今回の入力された検定時刻に基づき、配送計画及び生産計画が作成される(S242,S243)。配送計画は配送計画生成部21により作成され、生産計画は生産計画生成部25により作成される。なお、生産計画の作成では、今回の注文予定の放射性薬剤の放射能量は「0」として作成される。
このステップS243の生産計画においては、既に受注済みの個別の注文で、それぞれ検定時刻において必要とされる放射能量から、生産後、検定時刻までの減衰を考慮して基準時刻の放射能量を求める。各注文に対する基準時刻の放射能量の総和が、既に受注済みの全注文に対し必要とされる基準時刻における必要放射能量である。なお、基準時刻とは、バルク溶液の生産が完了する時刻を示している。
ここで算出された基準時刻の必要放射能量と、バルク溶液の基準時刻における所定の放射能量とを比較し、余剰放射能量を算出する(S244)。この余剰放射能量は、特定されたバルク溶液の所定の放射能量の、余剰の放射能量に相当する。つまり、余剰放射能量分の放射能量を更に受注可能である。ここで、バルク溶液の所定の放射能量は、最大生産能力のバルク溶液を生産したときの放射能量であっても良いし、最大生産能力のバルク溶液を生産したときの放射能量より少ない放射能量であっても良い。
次に、選択された検査施設の過去の注文履歴から、受注した放射能量の最大値及び最小値(最大注文量及び最少注文量)を抽出し、配送時間による減衰を考慮して、基準時刻における最大放射能量及び最少放射能量を算出する(S245)。基準時刻における最大放射能量は、最大注文量に基づき、配送時間による減衰から逆算される基準時刻における放射能量であり、基準時刻における最少放射能量は、最少注文量に基づき、配送時間による減衰から逆算される基準時刻における放射能量である。
そして、余剰放射能量が最大放射能量よりも所定量以上多い(例えば2倍以上)か否か判断する(S246)。余剰放射能量が最大放射能量よりも所定量以上多い場合(S246:Yes)、余剰放射能量に余裕があるので、検査施設装置3に受注可能を示す「○」の表示をする処理を行う(S247)。
余剰放射能量が最大放射能量よりも所定量以上多くない場合(S246:No)、余剰放射能量が最大放射能量以上であるか否か判断する(S248)。残放射能量が最大放射能量以上である場合(S248:Yes)、検査施設装置3に注文量に応じて受注が可能であることを示す「△」の表示をする処理を行う(S249)。
余剰放射能量が最大放射能量より少ない場合(S248:No)、余剰放射能量が最大放射能量より少なく最少放射能量より多いか否か判断する(S250)。
余剰放射能量が最大放射能量より少なく最少放射能量より多い場合(S250:Yes)、注文量によっては受注ができないので、検査施設装置3に「ASK」の表示をする処理を行う(S251)。一方、余剰放射能量が最少放射能量より少ない場合(S250:No)、注文に対応できないので、検査施設装置3に「×(注文を締切りました。)」の表示をする処理を行う(S252)。
上記のように、施設別に注文可能か否か判断し、検査施設装置3に対して注文可否の表示を行うので、ユーザに対し適切な情報を提供することができる。また、上記では施設別に注文の可否を判断しその結果を表示するようにしたが、検査施設の地域に基づき上記と同様の判断を行ってもよい。この場合には、最大放射能量及び最少放射能量はそれぞれ所定の放射能量が用いられる。また、複数の検定時刻が入力された場合には、各時刻に対してS241〜S251の処理を行い、検定時刻毎に注文可否の表示を行うようにする。
更に好適な実施形態では、製造された放射性薬剤の製造実績情報(ロット番号、検定時刻、放射能量、注文番号等)及び品質試験成績情報を、製品に同梱して発送しても良いし、製品が到着するよりも以前に、電子メールまたはファクシミリなどで送付してもよい。
1 放射性薬剤管理装置
3 検査施設装置
11 施設データ記憶部
13 受注データ記憶部
15 配送計画データ記憶部
17 生産計画データ記憶部
21 配送計画生成部
23 ルート検索エンジン
25 生産計画生成部
51 バルク溶液
53 放射性薬剤
110 施設データ
130 受注データ
150 配送スケジュールデータ
160 配送ルートデータ
170 製品データ
180 梱包スケジュールデータ

Claims (12)

  1. 放射性薬剤の配送拠点の所在地、及び前記放射性薬剤を用いた検査を行う複数の検査施設の所在地を示す所在地データを記憶する第1の記憶手段と、
    前記複数の検査施設のそれぞれで行う検査に関する時刻を含む検査スケジュールを示し、各検査施設での検査に関する時刻を含む受注データを記憶する第2の記憶手段と、
    前記第1の記憶手段に記憶されている所在地データ及び前記第2の記憶手段に記憶されている受注データに基づいて、一以上の配送車両がそれぞれ前記配送拠点から一以上の前記検査施設へ前記放射性薬剤を配送するための配送ルート及び各検査施設への配達時刻を含む配送スケジュールを生成する手段と、
    前記配送スケジュールに基づいて、前記放射性薬剤を製造する順序を含む製造スケジュールを生成する手段と、を備え、
    前記配送スケジュールを生成する手段は、前記配送拠点を出発地とし、出発地から各検査施設までの到着時刻を特定し、各到着時刻から各検査施設での前記検査に関する時刻までの余剰時間を算出し、前記検査施設において最も余剰時間が短い検査施設を次の配送先とし、出発地から次の配送先までの区間のルートを確定し、当該次の配送先を出発地として、到着時刻の特定から区間のルートの確定までの処理を繰り返し行い、各区間のルートをつなぎ合わせて、一台の配送車両による配送ルートを生成する放射性薬剤の管理装置。
  2. 前記第2の記憶手段に記憶されている受注データには、検査で使用する放射性薬剤の検定時刻及びその検定時刻における放射能量が含まれていて、
    前記検定時刻及び前記放射能量に基づいて、前記放射性薬剤を生成するためにバルク溶液から分注する液量、及び前記液量別の放射性薬剤の数量を含む製品データを生成する製品データ生成手段を、さらに備える請求項1記載の放射性薬剤の管理装置。
  3. 前記配送スケジュールに基づいて、前記放射性薬剤を梱包する順序を含む梱包スケジュールを生成する手段をさらに備える請求項1または2記載の放射性薬剤の管理装置。
  4. 放射性薬剤の配送拠点の所在地、及び前記放射性薬剤を用いた検査を行う複数の検査施設の所在地を示す所在地データを記憶する第1の記憶手段と、
    前記複数の検査施設のそれぞれで行う検査に関する時刻を含む検査スケジュールを示し、各検査施設での検査に関する時刻を含む受注データを記憶する第2の記憶手段と、
    前記第1の記憶手段に記憶されている所在地データ及び前記第2の記憶手段に記憶されている受注データに基づいて、前記配送拠点から一以上の前記検査施設へ前記放射性薬剤を配送するための配送ルート及び各検査施設への配達時刻を含む配送スケジュールを生成する手段と、
    前記配送スケジュールに基づいて、前記放射性薬剤を製造する順序を含む製造スケジュールを生成する手段と、を備え、
    前記配送スケジュールを生成する手段は、前記配送拠点を出発地とし、出発地から各検査施設までの到着時刻を特定し、各到着時刻から各検査施設での前記検査に関する時刻までの余剰時間を算出し、前記検査施設において最も余剰時間が短い検査施設を次の配送先とし、出発地から次の配送先までの区間のルートを確定し、当該次の配送先を出発地として、到着時刻の特定から区間のルートの確定までの処理を繰り返し行い、各区間のルートをつなぎ合わせて配送ルートを生成する放射性薬剤の管理装置。
  5. 前記配送ルートには、航空機を用いるルート又は鉄道を用いるルートを含む、請求項4に記載の放射性薬剤の管理装置。
  6. 前記配送ルートには配送車両を用いるルートが含まれ、
    前記配送スケジュールを生成する手段は、前記各検査施設への配達時刻を特定する際に、指定された地域の所要時間に所定の重み付けを行う、請求項4又は5に記載の放射性薬剤の管理装置。
  7. 前記第2の記憶手段に記憶されている受注データには、検査で使用する放射性薬剤の検定時刻及びその検定時刻における放射能量が含まれていて、
    前記放射性薬剤の管理装置は、
    前記受注データに基づいて、前記検定時刻までの減衰を考慮して、前記放射性薬剤を生成するために必要な放射能量を算出する手段と、
    前記算出された必要な放射能量とバルク溶液の基準時刻における放射能量とを比較し、更なる受注が可能であるか否かを判定する手段と、をさらに備える請求項4〜6の何れかに記載の放射性薬剤の管理装置。
  8. 前記配送ルート及び前記配送スケジュールは、交通情報に応じて生成される請求項1〜7のいずれかに記載の放射性薬剤の管理装置。
  9. 放射性薬剤の管理装置が行う方法であって、
    放射性薬剤の配送拠点の所在地、及び前記放射性薬剤を用いた検査を行う複数の検査施設の所在地を示す所在地データを第1の記憶手段に記憶するステップと、
    前記複数の検査施設のそれぞれで行う検査に関する時刻を含む検査スケジュールを示し、各検査施設での検査に関する時刻を含む受注データを第2の記憶手段に記憶するステップと、
    前記第1の記憶手段に記憶されている所在地データ及び前記第2の記憶手段に記憶されている受注データに基づいて、一以上の配送車両がそれぞれ前記配送拠点から一以上の前記検査施設へ前記放射性薬剤を配送するための配送ルート及び各検査施設への配達時刻を含む配送スケジュールを生成するステップと、
    前記配送スケジュールに基づいて、前記放射性薬剤を製造する順序を含む製造スケジュールを生成するステップと、を備え、
    前記配送スケジュールを生成するステップでは、前記配送拠点を出発地とし、出発地から各検査施設までの到着時刻を特定し、各到着時刻から各検査施設での前記検査に関する時刻までの余剰時間を算出し、前記検査施設において最も余剰時間が短い検査施設を次の配送先とし、出発地から次の配送先までの区間のルートを確定し、当該次の配送先を出発地として、到着時刻の特定から区間のルートの確定までの処理を繰り返し行い、各区間のルートをつなぎ合わせて、一台の配送車両による配送ルートを生成する放射性薬剤の配送計画の生成方法。
  10. 放射性薬剤の管理装置に、
    放射性薬剤の配送拠点の所在地、及び前記放射性薬剤を用いた検査を行う複数の検査施設の所在地を示す所在地データを第1の記憶手段に記憶するステップと、
    前記複数の検査施設のそれぞれで行う検査に関する時刻を含む検査スケジュールを示し、各検査施設での検査に関する時刻を含む受注データを第2の記憶手段に記憶するステップと、
    前記第1の記憶手段に記憶されている所在地データ及び前記第2の記憶手段に記憶されている受注データに基づいて、一以上の配送車両がそれぞれ前記配送拠点から一以上の前記検査施設へ前記放射性薬剤を配送するための配送ルート及び各検査施設への配達時刻を含む配送スケジュールを生成するステップと、
    前記配送スケジュールに基づいて、前記放射性薬剤を製造する順序を含む製造スケジュールを生成するステップと、を実行させるためのコンピュータプログラムであって、
    前記配送スケジュールを生成するステップでは、前記配送拠点を出発地とし、出発地から各検査施設までの到着時刻を特定し、各到着時刻から各検査施設での前記検査に関する時刻までの余剰時間を算出し、前記検査施設において最も余剰時間が短い検査施設を次の配送先とし、出発地から次の配送先までの区間のルートを確定し、当該次の配送先を出発地として、到着時刻の特定から区間のルートの確定までの処理を繰り返し行い、各区間のルートをつなぎ合わせて、一台の配送車両による配送ルートを生成するコンピュータプログラム。
  11. 放射性薬剤の管理装置が行う方法であって、
    放射性薬剤の配送拠点の所在地、及び前記放射性薬剤を用いた検査を行う複数の検査施設の所在地を示す所在地データを第1の記憶手段に記憶するステップと、
    前記複数の検査施設のそれぞれで行う検査に関する時刻を含む検査スケジュールを示し、各検査施設での検査に関する時刻を含む受注データを第2の記憶手段に記憶するステップと、
    前記第1の記憶手段に記憶されている所在地データ及び前記第2の記憶手段に記憶されている受注データに基づいて、前記配送拠点から一以上の前記検査施設へ前記放射性薬剤を配送するための配送ルート及び各検査施設への配達時刻を含む配送スケジュールを生成するステップと、
    前記配送スケジュールに基づいて、前記放射性薬剤を製造する順序を含む製造スケジュールを生成するステップと、を備え、
    前記配送スケジュールを生成するステップでは、前記配送拠点を出発地とし、出発地から各検査施設までの到着時刻を特定し、各到着時刻から各検査施設での前記検査に関する時刻までの余剰時間を算出し、前記検査施設において最も余剰時間が短い検査施設を次の配送先とし、出発地から次の配送先までの区間のルートを確定し、当該次の配送先を出発地として、到着時刻の特定から区間のルートの確定までの処理を繰り返し行い、各区間のルートをつなぎ合わせて配送ルートを生成する放射性薬剤の配送計画の生成方法。
  12. 放射性薬剤の管理装置に、
    放射性薬剤の配送拠点の所在地、及び前記放射性薬剤を用いた検査を行う複数の検査施設の所在地を示す所在地データを第1の記憶手段に記憶するステップと、
    前記複数の検査施設のそれぞれで行う検査に関する時刻を含む検査スケジュールを示し、各検査施設での検査に関する時刻を含む受注データを第2の記憶手段に記憶するステップと、
    前記第1の記憶手段に記憶されている所在地データ及び前記第2の記憶手段に記憶されている受注データに基づいて、前記配送拠点から一以上の前記検査施設へ前記放射性薬剤を配送するための配送ルート及び各検査施設への配達時刻を含む配送スケジュールを生成するステップと、
    前記配送スケジュールに基づいて、前記放射性薬剤を製造する順序を含む製造スケジュールを生成するステップと、を実行させるためのコンピュータプログラムであって、
    前記配送スケジュールを生成するステップでは、前記配送拠点を出発地とし、出発地から各検査施設までの到着時刻を特定し、各到着時刻から各検査施設での前記検査に関する時刻までの余剰時間を算出し、前記検査施設において最も余剰時間が短い検査施設を次の配送先とし、出発地から次の配送先までの区間のルートを確定し、当該次の配送先を出発地として、到着時刻の特定から区間のルートの確定までの処理を繰り返し行い、各区間のルートをつなぎ合わせて配送ルートを生成するコンピュータプログラム。
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