JP6273907B2 - 車両用機器 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用機器に関する。
近年、外部のサーバ等からデータをダウンロードする機能を備えた車両用機器が知られている。例えば特許文献1には、車両用機器のための更新データをダウンロードするものが記載されている。
特開2013−125517号公報
ところで、近年の車両用機器は、車両用機器に予め搭載されている固有アプリケーションだけでなく、サーバ等の外部の機器からダウンロードした外部アプリケーションを実行可能なものがある。その場合、ダウンロードされた外部アプリケーションやその外部アプリケーションによって使用されるデータは、記憶手段に書き込まれることになる。
しかしながら、外部アプリケーションはユーザによりダウンロードされるものであることから、どのような外部アプリケーションがどの程度ダウンロードされるのか、また、ダウンロードした外部アプリケーションによってどのような頻度で記憶手段が書き替えられるのかを予測することは困難である。そして、もし記憶手段に対する書き替えが記憶手段に設定されている耐久度を超えて行われた場合には、データの記憶ができなくなる等、記憶手段の性能低下を引き起こすおそれがある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、外部アプリケーションを実行可能な環境において、記憶手段の性能低下を引き起こすおそれを低減することができる車両用機器を提供することにある。
請求項1記載の発明では、車両用機器は、当該車両用機器に予め搭載されている固有アプリケーション、および当該固有アプリケーションを実行するためのソフトウェア群で構成された固有アプリ実行環境と、外部の機器から取得される外部アプリケーション、および当該外部アプリケーションを実行するためのソフトウェア群で構成された外部アプリ実行環境とを記憶する記憶手段と、外部アプリ実行環境側からの記憶手段に対する書き替え量を判定する判定手段と、判定手段による判定結果に基づいて外部アプリ実行環境側からの記憶手段に対する書き替えを規制する規制手段と、を備える。これにより、どのような外部アプリケーションがどの程度ダウンロードされるのか、また、ダウンロードした外部アプリケーションによってどのような頻度で記憶手段が書き替えられるのかを予測することが困難な状態であっても、記憶手段に対する書き替えが記憶手段に設定されている耐久度を超えて行われることを防止できる。したがって、記憶手段の性能低下を引き起こすおそれを低減することができる。
一実施形態による車両用機器の電気的構成を模式的に示す図 車両用機器のソフトウェア構成を模式的に示す図 記憶領域の割り当て態様を模式的に示す図 書き替え規制処理の流れを示す図
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、本実施形態の車両用機器1は、携帯端末2との間で通信可能に構成されている。また、車両用機器1は、携帯端末2を介して、例えばインターネット等のネットワーク3に接続されている外部の機器との間でも通信可能に構成されている。外部の機器としては、例えばPOI(Point Of interest)に関する情報や検索サービスを提供するサーバ4、外部アプリケーションを配信するサーバ5、特定のアプリケーションに応じたサービスを提供するサーバ6等がある。なお、図1に示すサーバの構成は一例であり、その数や提供するサービスの種類等はこれに限定されるものではない。
車両用機器1は、制御部10、記憶部11、表示部12、操作部13、通信部14、外部インターフェース15等を備えている。また、車両用機器1は、ナビゲーション機能を提供するためのナビECU16(Electronic Control Unit)、および、オーディオ機能を提供するためのオーディオECU17を備えている。この車両用機器1は、いわゆるナビゲーション装置として機能する。なお、車両用機器1は、ナビゲーション機能やオーディオ機能を制御部10にて実現する構成としてもよいし、ナビゲーション機能やオーディオ機能を備えていない構成であってもよい。
車両用機器1の制御部10は、図示しないCPU、ROMおよびRAM等を有するコンピュータにより構成されている。この制御部10には、判定部10a、規制部10bおよび報知部10cが設けられている。これら判定部10a、規制部10bおよび報知部10cは、本実施形態では制御部10において実行されるコンピュータプログラムによってソフトウェア的に実現されている。詳細は後述するが、判定部10aは、記憶部11に対する書き替え量を判定するものであり、判定手段を構成している。規制部10bは、記憶部11に対する書き替えを規制するものであり、規制手段を構成している。報知部10cは、記憶部11に対する書き替えが規制されている旨を報知するものであり、表示部12等とともに報知手段を構成している。
この車両用機器1は、予め搭載されている固有アプリケーションを実行可能であることに加えて、通信部14を介して例えばサーバ5からダウンロードした外部アプリケーションを実行可能に構成されている。また、車両用機器1は、例えばサーバ6から提供される特定アプリケーションのためのサービスを受けること、つまり、特定アプリケーションを実行することができる。
具体的には、車両用機器1は、図2に示すようなソフトウェア構成となっている。このうち、Nativeソフトウェアは、車両用機器1に予め搭載されている固有アプリケーションを実行するためのソフトウェア群であり、固有アプリ実行環境を構成している。この固有アプリには、表示部12への表示を行うアプリケーション、操作部13からの操作を受け付けるアプリケーション、ナビECU16やオーディオECU17との間の通信を行うアプリケーション、スピーカ18へ音声出力を行うアプリケーション、マイク19から入力された音声に例えば音声認識を行うアプリケーション等が含まれている。図2では、固有アプリケーションにA1〜A3の符号を付している。なお、固有アプリケーションの数や種類は、図2に例示したものに限定されない。
また、Android(登録商標)は、サーバ5等の外部の機器からダウンロードした外部アプリケーションを実行するためのソフトウェア群であり、外部アプリ実行環境を構成している。図2では、外部アプリケーションにB1〜B3の符号を付している。また、本実施形態では、Androidは、例えばサーバ6から提供されるサービスを受けるための特定アプリケーションの実行環境でもある。図2では、特定アプリケーションにC1の符号を付している。
特定アプリケーションは、ユーザ数が多いサービスや広く利用されているサービス等を受けるためものであり、実質的には外部アプリケーションの1つとして考えることができる。本実施形態の場合、Andoroidの一部に、特定アプリケーションを車両用機器1に適した態様で実行するためにカスタマイズされたカスタムソフトウェアが実装されている。なお、外部アプリケーションおよび特定アプリケーションの数や種類は、図2に例示したものに限定されない。
これらNativeソフトウェアおよびAndoroidは、それぞれ独立して作動可能に構成されている。より具体的に言えば、Andoroid側からNativeソフトウェア側への干渉が制限されている。ただし、Nativeソフトウェア側とAndoroid側とで連携を取る必要がある場合に備えて、両者間の通信路を系制すためのミドルウェアが実装されている。
そして、本実施形態では、Androidの起動は、Nativeソフトウェア側から行われる。より具体的には、ユーザがAndoroidを起動する場合、ユーザが操作部13から入力した起動操作はNativeソフトウェア側で受け付けられ、Nativeソフトウェア側からAndoroidの起動、つまりは、外部アプリケーションの起動が指示される。ただし、Androidが起動された後には、Andoroid側から表示部12への表示、操作部13に入力された操作の受け付け、オーディオECU17を経由した音声の入出力、記憶部11へのデータ書き込み、つまり、記憶部11の記憶領域に対する書き替え等を行うことができる。
これらのソフトウェア群は、フラッシュメモリ等の電気的に書き替え可能な半導体記憶素子で構成された記憶部11に記憶されている。本実施形態の場合、記憶部11としては、SDメモリカードを採用している。また、本実施形態では、SDメモリカードは、車両用機器1に内蔵された状態、つまり、車両用機器1から着脱不可となっている。なお、記憶部11としては、miniSDカードやmicroSDカードのように異なる大きさのものを採用してよいし、SHDCメモリカードのように転送速度や最大容量が異なるものを採用してもよい。また、記憶部11としては、いわゆるSSD(Solid State Disk)のようなものを採用してもよいし、他の規格のメモリカードを採用してもよい。さらに、記憶部11としては、メモリカードのような規格化されたものでは無く、例えばNAND型フラッシュメモリを直接的に接続した構成を採用してもよい。
この記憶部11は、図3に示すような記憶領域が設けられている。記憶領域としては、車両用機器1を起動するためのプログラム等を記憶するためのBoot用記憶領域R1、オペレーティングシステム等を記憶するためのOS用記憶領域R2、Nativeソフトウェアを記憶するためのNative用記憶領域R3、Androidを記憶するためのAndroid用記憶領域R4等が設けられている。つまり、車両用機器1を動作させるためのソフトウェア群は、1つの記憶部11に纏めて記憶されている。なお、本実施形態ではAndroid用記憶領域R4は、複数のパーティションに区分けされている。このうち、第1パーティションは、Andoroidおよび上記した特定アプリケーションを記憶するための記憶領域に設定されている。また、第2パーティションは、上記した外部アプリケーションおよびその外部アプリケーションが利用するデータを記憶するための記憶領域に設定されている。
さて、SDメモリカード等に採用されている半導体記憶素子は、一般的に書き替え可能回数に上限値が設定されている。そのため、書き替えが繰り返されると、データの書き込みができなくなったり、書き込んだデータが破損したりすることがある。つまり、データの書き替えが上限値を超えてしまうと、記憶部11の性能低下を引き起こすおそれがある。この場合、本実施形態のように車両用機器1を動作させるためのソフトウェア群が記憶部11に纏めて記憶されている構成では、車両用機器1の動作にも影響を与えてしまうおそれがある。これは、本実施形態で採用しているSDメモリカードに限らず、他の規格のメモリカードや上記したNAND型フラッシュメモリの場合も同様である。
そこで、本実施形態の車両用機器1は、以下のようにして、記憶部11の記憶性能が低下することを防止している。
車両用機器1は、図4に示す書き替え規制処理を実行している。なお、上記したように、Androidの起動はNativeソフトウェア側から行われるため、この書き替え規制処理はNativeソフトウェア側にて実行されている。また、下記の処理は上記した判定部10a、規制部10b、報知部10c等により行われる処理であるが、説明の簡略化のために、車両用機器1を主体として説明する。
車両用機器1は、書き替え規制処理において、Androidの起動操作が入力されたか否かを判定している(S1)。Androidの起動操作は、例えば表示部12に表示されたアイコン等をユーザがタッチ操作すること等により入力される。車両用機器1は、Androidの起動操作が入力されていない場合には(S1:YES)、ステップS1においてAndroidの起動操作が入力されるのを待機する。
一方、車両用機器1は、Androidの起動操作が入力された場合には(S1:YES)、Android用記憶領域R4の書き替え量を取得する(S2)。このステップS2では、車両用機器1は、記憶部11に対して行われた書き替え回数(消去回数、書き込み回数)の累積値を、Android用記憶領域R4に対する書き替え量として取得している。また、本実施形態では、第1パーティションおよび第2パーティションを含めたAndroid用記憶領域R4全体に対する書き込み量を取得している。なお、書き替え回数の累積値は、一般的なSDメモリカードであれば当該SDメモリカード側に記憶されているが、累積値を記憶部11に記憶する構成としてもよい。
続いて、車両用機器1は、書き替え量は上限値未満であるか否かを判定する(S4)。ここで、上限値は、使用するSDメモリカードに応じて予め定められている。上限値は、例えばSDメモリカードの電気的特性からみた仕様上の上限値や、製品としての車両用機器1の設計上の上限値等が設定されている。書き替え量がこの上限値を超えてしまうと、記憶部11の性能低下が引き起こされる可能性がある。なお、このステップS2の判定は、判定部10aにより行われている。つまり、判定部10aは、外部アプリ実行環境側からの記憶部11に対する書き替え量を判定する判定手段として機能する。
車両用機器1は、書き替え量は上限値未満であると判定すると(S3:YES)、続いて書き替え量は警告値未満であるかを判定する(S4)。ここで、警告値は、上限値よりも低い値が予め定められている。この警告値は、書き込み量が上限値に近付いていることを警告するための値であり、例えば上限値の70%の値等が設定されている。車両用機器1は、書き替え量は警告値未満であると判定すると(S4:YES)、Andoroidを起動する(S6)。
これに対して、車両用機器1は、書き替え量は警告値未満でないと判定すると(S4:NO)、警告メッセージを表示した後(S5)、Andoroidを起動する(S6)。つまり、車両用機器1は、書き替え量が警告値を超えている場合には、警告メッセージを表示することで、ユーザに対して上限値に近づいていることを報知する。このとき、車両用機器1は、例えば「書き替え回数が上限値に近づいています」といった警告メッセージを表示部12に表示する。
一方、車両用機器1は、Android用記憶領域R4における書き込み量が上限値未満でない場合(S3:NO)、つまり、書き込み量が上限値を超えた場合には、超過メッセージを表示する(S7)。例えば、車両用機器1は、「書き込み量が上限値を超えています」といった超過メッセージを表示部12に表示する。この超過メッセージの表示、ならびに、後述する書き替え不可メッセージや起動不可メッセージの表示は、上記した報知部10cにより行われる。つまり、報知部10cは、外部アプリ実行環境側からの記憶部11に対する書き替えが規制されている旨を報知する報知手段として機能する。
さて、書き込み量が上限値を超えた場合、上記したように記憶部11の性能低下が引き起こされる可能性が高いと考えられる。そのため、車両用機器1は、書き込み量が上限値を超えた場合には、Android用記憶領域R4への書き替えを規制する。ただし、書き込み量が上限値を超えた場合に一律でAndroidの起動を規制してしまうと、既にダウンロードしている外部アプリケーションも実行することが規制されてしまい、ユーザの利便性が過度に低下してしまうおそれがある。
そこで、車両用機器1は、超過メッセージを表示するとともに、例えば「SDカードへの書き込みはできませんが、それでもAndroidを起動しますか?」といった確認メッセージを表示する。そして、車両用機器1は、書き込みができない状態でもAndroidを起動したいというユーザの意思が示されたか否か、つまり、記憶部11の書き替え不可でのAndroidの起動要求の操作が入力されたか否かを判定する(S8)。
車両用機器1は、書き替え不可でのAndroidの起動要求が入力された場合には(S8:YES)、書き替え不可メッセージを表示する(S9)。この書き替え不可メッセージは、例えば「書き込み規制状態です。データの保存や新たなアプリケーションのダウンロードはできません」等のメッセージが考えられる。続いて、車両用機器1は、書き替え規制状態を設定する(S10)。この書き替え規制状態とは、Android側から記憶部11に対する書き替えを規制する状態である。この書き替え規制状態は、規制部10bによって設定される。つまり、規制部10bは、判定部10aによる判定結果に基づいて、外部アプリ実行環境側からの記憶部11に対する書き替えを規制する規制手段として機能する。
Android側から記憶部11への書き替え命令は、図2に示したようにオペレーティングシステム(以下、OSと称する)を経由してハードウェア(この場合、記憶部11)に伝達される。そのため、ユーザの操作を受け付けたNativeソフトウェア側からOSに対して規制状態である旨を通知しておくことで、Android側からの書き込み命令があった場合に、OS側でそれを規制することができる。なお、OSとNativeソフトウェアとを連携させて、Android側からの書き込み命令があった場合にはその旨をOS側からNativeソフトウェア側に通知し、通知を受けたNativeソフトウェア側で書き替えを規制するかを判断する構成としてもよい。
そして、車両用機器1は、書き替え規制状態で、Androidを起動する(S6)。これにより、書き替えは制限されるものの、Androidを実行すること、つまり、外部アプリケーションを実行することができる。なお、書き替え規制状態を設定してAndroidを起動した場合には、例えば「書き込み禁止状態」といった書き替え不可メッセージを画面の隅等に常に表示するようにするとよい。これにより、書き替えが規制されていること、より厳密には、書き替えが禁止されていることをユーザが把握できるようになる。
さて、新しく外部アプリケーションをダウンロードできない場合には、ユーザは、Androidを起動しない場合も想定される。そこで、車両用装置は、ステップS8において、書き替え不可でのAndroidの起動要求が入力されなかった場合には(S8:NO)、起動不可メッセージを表示して(S11)、処理を終了する。この起動不可メッセージは、例えば「書き替え量が上限に達していますので、Androidの起動はできません」等のメッセージである。この場合、Androidが起動されないことから、Android用記憶領域R4に対する書き替えが行われることもない。つまり、記憶部11の性能低下が引き起こされる可能性がない。
このように、車両用機器1は、Android用記憶領域R4に対する書き込み量が上限値未満の場合、すなわち、記憶部11の性能低下を招くおそれが低い場合であれば、Androidの起動を許容する。一方、車両用機器1は、Android用記憶領域R4に対する書き込み量が上限値を超えている場合には、記憶部11への書き替えを規制しつつも、ユーザの利便性が過度に低下することを抑制している。
以上説明した本実施形態の車両用機器1によれば、次のような効果を得ることができる。
車両用機器1は、予め搭載されている固有アプリケーション、および当該固有アプリケーションを実行するためのソフトウェア群で構成された固有アプリ実行環境(Nativeソフトウェア)と、外部の機器から取得される外部アプリケーション、および当該外部アプリケーションを実行するためのソフトウェア群で構成された外部アプリ実行環境(Android)とを記憶する記憶部11を備えている。そして、車両用機器1は、外部アプリ実行環境側からの記憶部11に対する書き替え量を判定部10aにて判定し、その判定結果に基づいて、外部アプリ実行環境側からの記憶部11に対する書き替えを規制部10bにて規制する。
これにより、車両用機器1は、どのような外部アプリケーションがどの程度ダウンロードされるのか、また、ダウンロードした外部アプリケーションによってどのような頻度で記憶部11が書き替えられるのかを予測することは困難であったとしても、記憶部11への書き替え量を規制することができる。したがって、データの記憶ができなくなる等の記憶部11の性能低下が引き起こされる可能性を低減することができる。
また、本実施形態の車両用機器1のように固有アプリ実行環境と外部アプリ実行環境とが同じ記憶部11に記憶されている構成において、外部アプリ実行環境側からの意図しない書き替えによって固有アプリ実行環境側に影響を与えることを防止することができる。
車両用機器1の外部アプリ実行環境は、固有アプリ実行環境側からの指示により起動するものであり、規制手段は、記憶部11への書き替え量が予め定められている上限値を超えたと判定されると、外部アプリ実行環境の起動を禁止することで、外部アプリ実行環境側からの記憶部11に対する書き替えを規制する。これにより、外部アプリ実行環境側からの書き替えにより記憶部11の性能低下が引き起こされることを防止できる。
このとき、車両用機器1の規制部10bは、記憶部11に対する書き替え量が予め定められている上限値を超えたと判定されると、外部アプリ実行環境側からの書き替えを禁止した状態で外部アプリ実行環境を起動する。これにより、ユーザの利便性が過度に低下してしまうことを防止することができる。
車両用機器1の判定部10aは、記憶部11に対する書き替え回数の累積値を、記憶部11に対する書き替え量とする。フラッシュメモリ等の半導体記憶素子は上記したように書き替え回数に制限が設けられているのが一般的であることから、その書き替え回数の累積値を用いることで、精度よく判定を行うことができる。
車両用機器1の報知部10cは、外部アプリ実行環境側からの記憶部11に対する書き替えが規制されている状態において、その旨を上記した書き替え不可メッセージや起動不可メッセージ等によりユーザに報知する。これにより、Androidを起動できない理由や、書き替え規制状態であることをユーザが把握できる。
また、報知部10cは、記憶領域に対する書き替え量が上限値未満であって且つ予め定められている警告値を超えたと判定されると、例えば上記した警告メッセージを表示すること等により、ユーザに対して警告を報知する。これにより、現時点でのAndroidの利用には問題が少ないものの、近いうちに書き替え量が上限値を超える可能性があることをユーザが把握することができる。したがって、急にAndroidが起動できなくなる等、ユーザが不利益を被るおそれを低減することができる。
実施形態によれば、固有アプリ実行環境と外部アプリ実行環境とは個別に作動するように構成されている。これにより、外部アプリ実行環境側から固有アプリ実行環境へ影響を与えることを防止することができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記した各実施形態にて例示したものに限定されることなく、その範囲を逸脱しない範囲で任意に変形あるいは拡張することができる。
一実施形態では書き替え量が上限値を超えた場合において書き替え不可であればAndroidno起動を許容する構成としたが、上限値を超えた場合には、一律にAndroidの起動を禁止する構成としてもよい。
一実施形態では書き替え回数の累積値を書き替え量としたが、データ量つまり記憶領域の使用量を書き替え量としてもよい。
一実施形態では、外部アプリ実行環境としてAndroidを例示したが、これに限定されない。例えば、Linux(登録商標)等、他の環境で動作するソフトウェア群を採用してもよい。その場合、組み込み用途に適したものを採用することが望ましい。また、固有アプリ実行環境を同じ環境を採用してもよい。例えば、一実施形態の例で言えば、固有アプリ実行環境側もAndroidで構築してもよい。いずれにしろ、外部アプリ実行環境は、固有アプリ実行環境とは独立して作動するものであれば、どのような環境のものを構築してもよい。
一実施形態では車両用機器1に内蔵されている記憶部11の記憶領域に対して判定する構成を例示したが、外部インターフェース15を介して接続された外付けのUSBメモリやメモリカード等の記録メディアをAndroid用の記憶領域として用いる場合には、それら外付けの記録メディアに対して、一実施形態と同様の書き込み量の判定を行うようにしてもよい。
一実施形態ではAndroid用記憶領域R4全体における書き込み量を判定する例を示したが、一実施形態のように複数のパーティションに分割し、第2パーティションを外部アプリケーション用の記憶領域としている場合には、第2パーティションを判定対象とする等、パーティションごとに個別に書き替えを規制するか否かを判定する構成としてもよい。
一実施形態ではAndroid用記憶領域R4に対する書き替え量に基づいて判定したが、記憶部11全体に対する書き替え量に基づいて判定するようにしてもよい。
図面中、1は車両用機器、4はサーバ(外部の機器)、5はサーバ(外部の機器)、6はサーバ(外部の機器)、10aは判定部(判定手段)、10bは規制部(規制手段)、10cは報知部(報知手段)、11は記憶部(記憶手段)を示す。

Claims (6)

  1. 該車両用機器1に予め搭載されている固有アプリケーション、および当該固有アプリケーションを実行するためのソフトウェア群で構成された固有アプリ実行環境と、外部の機器から取得される外部アプリケーション、および当該外部アプリケーションを実行するためのソフトウェア群で構成された外部アプリ実行環境と、を記憶する記憶手段(11)と、
    前記外部アプリ実行環境側からの前記記憶手段(11)に対する書き替え量を判定する判定手段(10a)と、
    前記判定手段(10a)による判定結果に基づいて、前記外部アプリ実行環境側からの前記記憶手段に対する書き替えを規制する規制手段(10b)と、
    を備えたことを特徴とする車両用機器。
  2. 前記外部アプリ実行環境は、前記固有アプリ実行環境側からの指示により起動するものであり、
    前記規制手段(10b)は、前記記憶手段(11)に対する書き替え量が予め定められている上限値を超えたと前記判定手段(10a)によって判定されると、前記外部アプリ実行環境の起動を禁止することで、前記外部アプリ実行環境側からの前記記憶手段(11)に対する書き替えを規制することを特徴とする請求項1記載の車両用機器。
  3. 前記外部アプリ実行環境は、前記固有アプリ実行環境側からの指示により起動するものであり、
    前記規制手段(10b)は、前記記憶手段(11)に対する書き替え量が予め定められている上限値を超えたと前記判定手段(10a)によって判定されると、前記外部アプリ実行環境側からの前記記憶手段(11)に対する書き替えを禁止した状態で前記外部アプリ実行環境を起動することで、前記外部アプリ実行環境側からの前記記憶手段(11)に対する書き替えを規制することを特徴とする請求項1記載の車両用機器。
  4. 前記判定手段(10a)は、前記記憶手段(11)に対する書き替え回数の累積値を、当該記憶手段(11)に対する書き替え量とすることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項記載の車両用機器。
  5. 前記外部アプリ実行環境側からの前記記憶手段(11)に対する書き替えが規制されている旨を報知する報知手段(10c)を備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項記載の車両用機器。
  6. 前記報知手段(10c)は、前記記憶手段に対する書き替え量が前記上限値未満であって且つ予め定められている警告値を超えたと前記判定手段(10a)によって判定されると、ユーザに対して警告を報知することを特徴とする請求項5記載の車両用機器。
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