JP6270769B2 - 土壌の含水比、含水率の測定方法 - Google Patents

土壌の含水比、含水率の測定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6270769B2
JP6270769B2 JP2015070789A JP2015070789A JP6270769B2 JP 6270769 B2 JP6270769 B2 JP 6270769B2 JP 2015070789 A JP2015070789 A JP 2015070789A JP 2015070789 A JP2015070789 A JP 2015070789A JP 6270769 B2 JP6270769 B2 JP 6270769B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
soil
weight
moisture content
water
measured
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2015070789A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016191582A (ja
Inventor
坂井 宏行
宏行 坂井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Railway Technical Research Institute
Original Assignee
Railway Technical Research Institute
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Railway Technical Research Institute filed Critical Railway Technical Research Institute
Priority to JP2015070789A priority Critical patent/JP6270769B2/ja
Publication of JP2016191582A publication Critical patent/JP2016191582A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6270769B2 publication Critical patent/JP6270769B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)

Description

本発明は、土壌の含水比、含水率の測定方法の技術分野に関するものである。
一般に、土壌に含まれる水分の割合(含水比、含水率)を知ることは、植生の生育に対する影響、地下水の挙動、盛り土などを含めた斜面崩壊のメカニズムの解析、洪水発生予測等の研究をするにあたり重要な要素の一つであり、そのため日本工業規格としてJIS A 1203で「土の含水比試験方法」が規格されている。このものは、土壌の含水比を、採取した土壌の重量とこれを炉内で乾燥した後の重量とをそれぞれ測定することに基づいて求めるようにしている所謂炉乾燥法である。ところが土壌の乾燥には、110±5℃に保持した恒温乾燥炉内にて18〜24時間もの長時間の乾燥が必要であって作業性が悪いだけでなく、恒温乾燥炉が土壌の採取現場にあることはまずなく、採取した土壌を高温乾燥炉を備えた実験室等に持ち帰って乾燥させなければならず、また実験室まで採取時の含水比を維持したまま持ち込まなければならず、このための特別な技術と操作も必要となり、手間がかかるという問題がある。
これに対し、土壌水分の測定方法として、テンシオメータ法(特許文献1参照)、誘電法(特許文献2参照)、電気抵抗法(特許文献3参照)、熱伝導法(特許文献4参照)、電磁波法(特許文献5参照)等の多くの手法が知られている。
特開平7−244040号公報 特許第2913022号公報 特開2004−77353号公報 特開2006−194821号公報 特開2009−98018号公報
しかしながら前記従来のもののうち、特許文献1、2、5のものは装置自体が大型であるうえ、土壌に埋設しなければならず、作業性が劣る、という問題がある。これに対し特許文献3、4のものはセンサ自体を小型にできる、という利点があるが、予め採取した土壌を乾燥させて該乾燥土壌における電気抵抗値や熱伝導率を測定し、さらに該乾燥土壌に所要量の水分を含浸させたものの幾つかについて電気抵抗値や熱伝導率を測定して検量線を作成する必要があるが、土質が異なった場合に同じ検量線を採用できるとは限らず、そのため土質が異なる測定現場ごとにこれらの検量線をいちいち作成しなければならないこともあって面倒かつ煩雑であるという問題がある。さらに、特許文献1〜5のものは、実験室まで採取時の含水比を維持したまま土壌を持ち込まなければならない点は依然として解決されておらず、ここに本発明の解決すべき課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、土壌の含水比の測定方法であって、採取した重量Aグラムの土壌を、ショ糖濃度(重量%濃度)B%、重量Cグラムのショ糖水溶液に入れ、撹拌後、濾過して得た溶液の糖度を糖度計または屈折率計により測定し、該測定した糖度D%に基づき、下記式(1)を用いて前記採取した重量Aグラムの土壌中の水の重量Xグラムを演算し、さらに下記式(2)を用いて土壌の含水比Y%を演算するようにしたことを特徴とする土壌の含水比の測定方法である。
X={(B×C)/D}−C ・・・(1)
Y={X/(A−X)}×100 ・・・(2)
請求項2の発明は、土壌の含水比の測定方法であって、採取した重量Aグラムの土壌を、ショ糖濃度(重量%濃度)B%、重量Cグラムのショ糖水溶液に入れ、撹拌して得た溶液の糖度を糖度計または屈折率計により測定し、該測定した糖度D%に基づき、下記式(1)を用いて前記採取した重量Aグラムの土壌中の水の重量Xグラムを演算し、さらに下記式(2)を用いて土壌の含水比Y%を演算するようにしたことを特徴とする土壌の含水比の測定方法である。
X={(B×C)/D}−C ・・・(1)
Y={X/(A−X)}×100 ・・・(2)
請求項3の発明は、請求項1または2において、糖度計または屈折率計により測定した溶液の糖度を、ショ糖水溶液の作製に使用した水と土壌とを用いたブランクテストにより補正することを特徴とする土壌の含水比の測定方法である。
請求項4の発明は、土壌の含水率の測定方法であって、採取した重量Aグラムの土壌を、ショ糖濃度(重量%濃度)B%、重量Cグラムのショ糖水溶液に入れ、撹拌後、濾過して得た溶液の糖度を糖度計または屈折率計により測定し、該測定した糖度D%に基づき、下記式(1)を用いて前記採取した重量Aグラムの土壌中の水の重量Xグラムを演算し、さらに下記式(3)を用いて土壌の含水率Z%を演算するようにしたことを特徴とする土壌の含水率の測定方法である。
X={(B×C)/D}−C ・・・(1)
Z=(X/A)×100 ・・・(3)
請求項5の発明は、土壌の含水率の測定方法であって、採取した重量Aグラムの土壌を、ショ糖濃度(重量%濃度)B%、重量Cグラムのショ糖水溶液に入れ、撹拌して得た溶液の糖度を糖度計または屈折率計により測定し、該測定した糖度D%に基づき、下記式(1)を用いて前記採取した重量Aグラムの土壌中の水の重量Xグラムを演算し、さらに下記式(3)を用いて土壌の含水率Z%を演算するようにしたことを特徴とする土壌の含水率の測定方法である。
X={(B×C)/D}−C ・・・(1)
Z=(X/A)×100 ・・・(3)
請求項6の発明は、請求項4または5において、糖度計または屈折率計により測定した溶液の糖度を、ショ糖水溶液の作製に使用した水と土壌とを用いたブランクテストにより補正することを特徴とする土壌の含水率の測定方法である。
請求項1、2の発明とすることにより、土壌の含水比を、土壌採取現場においても簡単に求めることができる。
請求項3の発明とすることにより、より正確な含水比を求めることができる。
請求項4、5の発明とすることにより、土壌の含水率を、土壌採取現場においても簡単に求めることができる。
請求項6の発明とすることにより、より正確な含水比を求めることができる。
土壌の含水比、含水率の測定方法を示すフロー図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
本実施の形態では、糖度の測定に糖度計を用いているが、ショ糖水溶液の糖度(Brix)と屈折率とは換算表等を用いて簡単に換算することができるため、屈折率計によって屈折率を測定し、該測定した屈折率を糖度に換算することで糖度を測定するようにしても良い。つまり、本発明における糖度の測定は、糖度計により直接糖度を測定した場合だけでなく、屈折率計により屈折率を測定し、該測定した屈折率を糖度に換算した場合も含める。
本発明は、ショ糖水溶液の屈折率を基準値として水溶液の糖度(Brix)を測定する糖度計(屈折糖度計)、或いは水溶液の屈折率を測定する屈折率計が広く知られているが、このような糖度計により測定されるショ糖水溶液の糖度、或いは屈折率計により測定される屈折率を糖度に換算して求めたショ糖水溶液の糖度は、該ショ糖水溶液のショ糖濃度(重量%濃度)を示す値であるから、糖度計あるいは屈折率計を用いてショ糖水溶液のショ糖濃度を簡単且つ正確に測定できることを利用して、土壌の含水比、含水率を測定しようとするものである。
この測定に用いるショ糖(シュークロース:sucrose)は、水に対する溶解度が211.5g/100mL(20℃)もあって溶解しやすいものであり、土壌中の水分にも容易に溶解する。そのうえショ糖は、人体や自然環境に対して無害であるため、測定後、ショ糖水溶液を測定現場に廃棄しても環境上問題になることがない。
さらに、本実施の形態では、土壌の含水比、含水率を測定するにあたり、糖度計または糖度計により測定された糖度を、ショ糖水溶液の作製に使用した水と土壌とを用いたブランクテストにより補正する。これにより、ショ糖水溶液の作製に使用した水や土壌に糖度の測定値に影響を与える物質が含まれていても、該物質の有無や多少に関わらず、土壌の含水比、含水率を正確に測定することができる。尚、以下の説明において、ショ糖濃度は全て重量%濃度である。
図1に土壌の含水比Y%或いは含水率Z%を測定する手順をフロー図で示すが、まず、現場で重量Aグラムの土壌試料を採取する。そして、採取した重量Aグラムの土壌試料を、ショ糖濃度B%、重量Cグラムのショ糖水溶液に入れて、よく撹拌した後に濾過する。この場合、ショ糖水溶液は、作製したものを現場に持参しても良いが、現地調達した水(地下水、井戸水、河川水、湧水、水道水等、土壌採取の現地で調達できる水であって、成分未調整の水)を用いて現場でショ糖水溶液を作製しても良い。該ショ糖水溶液のショ糖濃度B%は、土壌の湿潤状態を見て適宜(例えば、ショ糖濃度10%〜60%)決定する。また、濾過する際のフィルターとしては、水が浸潤しない材料で製造したものが好ましく、例えばガラス製やシリコーン、ポリテトラフルオロエチレンのような合成樹脂製等のものが採用される。
次いで、前記撹拌後に濾過して得られた溶液(該溶液を、以降、試料溶液と称する)の糖度D%を糖度計により測定する。糖度の測定は、市販されている汎用の糖度計(屈折糖度計)を用いて行うことができる。この場合に、携帯型であれば現場に簡単に持参でき、都合がよい。また、前述したように、糖度計に代えて屈折計により屈折率を測定し、該屈折率から糖度を求めても良い。
そして、該測定した糖度D%に基づき、下記の式(1)を用いて、前記採取した重量Aグラムの土壌中の水の重量Xグラムを演算する。
X={(B×C)/D}−C ・・・(1)
尚、ショ糖水溶液の作製に用いた水や土壌中に、糖度の測定値に影響を与える物質が含まれていると考えられる場合(例えば、ショ糖水溶液の作製に現地調達した成分未調整の水を用いた場合)には、後述するように、前記糖度計により測定した糖度D%に代えて補正糖度Dhを用いる。
さらに、前記式(1)で演算された土壌中の水の重量Xグラムに基づき、下記式(2)を用いて、採取した土壌の含水比Y%((土壌中の水の重量/土壌中の乾燥土壌の重量)×100%)を演算する。或いは、下記の式(3)を用いて、採取した土壌の含水率Z%((土壌中の水の重量/土壌の重量)×100%)を演算する。
Y={X/(A−X)}×100 ・・・(2)
Z=(X/A)×100 ・・・(3)
ここで、上記式(1)、(2)、(3)および後述する式(4)、(5)、(6)において、
A:採取した土壌の重量(グラム)
B:ショ糖水溶液のショ糖濃度(%)
C:ショ糖水溶液の重量(グラム)
D:試料溶液の糖度(%)
E:ショ糖水溶液中のショ糖の重量(グラム)
F:試料溶液のショ糖濃度(%)
X:土壌中の水の重量(グラム)
Y:土壌の含水比(%)
Z:土壌の含水率(%)
である。
具体的には、例えば、50mLのプラスチック製試験管またはバッグ等の容器に土壌試料15グラムを入れ、このものに、ショ糖濃度が50%のショ糖水溶液を15グラム入れてよく振盪(例えば2分間)し、この溶液を濾過(例えば孔径0.45μmのフィルター)して得られた試料溶液の糖度を糖度計により測定し、該測定した糖度D%に基づき、前記式(1)を用いて採取した土壌中の水の重量Xグラムを演算し、さらに前記式(2)或いは(3)を用いて採取した土壌の含水比Y%或いは含水率Z%を演算する。
尚、土壌試料に含まれる粘土分が少ない場合など、ショ糖水溶液と振盪後に得られた溶液の濁度が低い場合には濾過を省略することができ、たいていの土壌試料においては濾過を省略して差し支えない。
前記式(1)は、以下のようにして導き出される。
まず、ショ糖濃度B%、重量Cグラムのショ糖水溶液中のショ糖の重量Eグラムは、以下の式(4)で表される。
E=B×C/100 ・・・(4)
一方、土壌とショ糖水溶液とを撹拌濾過して得られた試料溶液は、ショ糖水溶液のショ糖濃度が土壌中に含まれていた水分によって希釈された状態であって、そのショ糖濃度F%は、下記の式(5)によって表される。
F={E/(C+X)}×100 ・・・(5)
ここで、糖度計により測定される糖度はショ糖濃度を示す値であるから、試料溶液の糖度D%は試料溶液のショ糖濃度F%と等しく(F=D)、前記式(5)のFをDに置き換えると以下の式(6)が成立する。
D={E/(C+X)}×100 ・・・(6)
そして、前記式(6)中のEに式(4)の右辺を代入して整理することにより、前記式(1)が導かれる。
さらに、式(1)により演算されるXは土壌中の水の重量であり、土壌の重量Aグラムは測定により判明しているから、前記式(2)、(3)を用いて土壌の含水比Y%、含水率Z%を演算することができる。
ところで、前記式(1)、(2)、(3)を用いて土壌の含水比、含水率を演算するにあたり、式(1)を導くための式(6)が成立するには、糖度計により測定された試料溶液の糖度D%が試料溶液のショ糖濃度F%と等しいことが前提となる。このため、ショ糖水溶液の作製に用いた水や土壌中に、糖度の測定値に影響する物質が含まれていない場合、あるいは含まれていても微量であって誤差範囲内である場合には問題ないが、試料溶液の糖度の測定値に影響する物質が微量以上含まれていると、糖度計により測定される試料溶液の糖度が、実際の試料溶液のショ糖濃度よりも大きく測定されてしまい、正確な含水比、含水率を演算できないことがある。そこで、これに対処するため、本実施の形態では、ブランクテストにより糖度計で測定される試料溶液の糖度の値を補正する。
前記ブランクテストにより試料溶液の糖度の値の補正を行う場合には、重量Aグラムの土壌を、ショ糖濃度B%、重量Cグラムのショ糖水溶液の作製に用いた水と同じ水(重量(C×(100−B)/100)グラム)に入れ、撹拌後、濾過して得た水の糖度を測定し、該測定した糖度E%をブランクとする。そして、以下の式(7)に示すように、測定した試料溶液の糖度D%から上記ブランクE%を減じ、該減じた値を、試料溶液の補正糖度Dh%とする。
Dh=D−E ・・・(7)
そして、以下の式(8)に示すように、前記式(1)における試料溶液の糖度D%に替えて補正糖度Dh%を用いて、土壌中の水の重量Xグラムを演算する。
X={(B×C)/Dh}−C ・・・(8)
さらに、上記式(8)で演算されたXの値を用いて、前記式(2)、(3)により土壌中の含水比Y%、含水率Z%を演算する。
ここで、上記式(7)、(8)において、
B:ショ糖水溶液のショ糖濃度(%)
C:ショ糖水溶液の重量(グラム)
D:試料溶液の糖度(%)
Dh:試料溶液の補正糖度(%)
E:ブランク(%)
X:土壌中の水の重量(グラム)
である。
そして、このようにブランクテストにより糖度計で測定された試料溶液の糖度の値を補正することにより、ショ糖水溶液の作製に用いた水や土壌中に試料溶液の糖度の測定値に影響する物質が含まれていても、該物質の有無や多少を気にすることなく、土壌の含水比、含水率を正確に測定することができる。
このように本発明が実施されたものにおいては、採取した重量Aグラムの土壌を、ショ糖濃度B%、重量Cグラムのショ糖水溶液に入れ、撹拌後、濾過して得た溶液の糖度を糖度計または屈折率計により測定し、該測定した糖度D%に基づき、前記式(1)を用いて前記採取した重量Aグラムの土壌中の水の重量Xグラムを演算し、さらに前記式(2)、(3)を用いて土壌中の含水比Y%、含水率X%を演算するようにしたものであるから、土壌の採取現場においても土壌中の含水比、含水率を短時間のうちに簡単に求めることができる。而して、実験室まで採取時の含水比、含水率を維持したまま土壌を持ち込む必要がないうえ、従来のような面倒な作業や検量線の作成も不要になって、含水比、含水率の測定作業の効率を大幅に向上させることができる。
尚、この場合に、濾過操作は場合によっては省略することができるのは前述のとおりである。
また、糖度の測定は、糖度計により直接糖度を測定する場合だけでなく、屈折率計により屈折率を測定し、該測定した屈折率を糖度に換算する場合も含めることも、前述のとおりである。
しかもショ糖は人体や自然環境に対して無害であるため、測定後、採取現場に廃棄しても公害等の問題が発生することがなく、グリセリンのように、消防法の適用を受けることもなく、調達や管理が容易である。
さらにこのものにおいて、糖度計または屈折率計により測定した溶液の糖度D%を、ショ糖水溶液の作製に使用した水と土壌とを用いたブランクテストにより補正し、該補正した糖度Dhに基づいて含水比、含水率を演算することにより、ショ糖水溶液の作製に使用した水や土壌中に糖度の測定値に影響する物質が含まれていても、該物質の有無や多少を気にすることなく、土壌の含水比、含水率をより正確に測定することができる。
本発明は、土壌中の含水比、含水率を測定する場合に利用することができる。

Claims (6)

  1. 土壌の含水比の測定方法であって、採取した重量Aグラムの土壌を、ショ糖濃度(重量%濃度)B%、重量Cグラムのショ糖水溶液に入れ、撹拌後、濾過して得た溶液の糖度を糖度計または屈折率計により測定し、該測定した糖度D%に基づき、下記式(1)を用いて前記採取した重量Aグラムの土壌中の水の重量Xグラムを演算し、さらに下記式(2)を用いて土壌の含水比Y%を演算するようにしたことを特徴とする土壌の含水比の測定方法。
    X={(B×C)/D}−C ・・・(1)
    Y={X/(A−X)}×100 ・・・(2)
  2. 土壌の含水比の測定方法であって、採取した重量Aグラムの土壌を、ショ糖濃度(重量%濃度)B%、重量Cグラムのショ糖水溶液に入れ、撹拌して得た溶液の糖度を糖度計または屈折率計により測定し、該測定した糖度D%に基づき、下記式(1)を用いて前記採取した重量Aグラムの土壌中の水の重量Xグラムを演算し、さらに下記式(2)を用いて土壌の含水比Y%を演算するようにしたことを特徴とする土壌の含水比の測定方法。
    X={(B×C)/D}−C ・・・(1)
    Y={X/(A−X)}×100 ・・・(2)
  3. 請求項1または2において、糖度計または屈折率計により測定した溶液の糖度を、ショ糖水溶液の作製に使用した水と土壌とを用いたブランクテストにより補正することを特徴とする土壌の含水比の測定方法。
  4. 土壌の含水率の測定方法であって、採取した重量Aグラムの土壌を、ショ糖濃度(重量%濃度)B%、重量Cグラムのショ糖水溶液に入れ、撹拌後、濾過して得た溶液の糖度を糖度計または屈折率計により測定し、該測定した糖度D%に基づき、下記式(1)を用いて前記採取した重量Aグラムの土壌中の水の重量Xグラムを演算し、さらに下記式(3)を用いて土壌の含水率Z%を演算するようにしたことを特徴とする土壌の含水率の測定方法。
    X={(B×C)/D}−C ・・・(1)
    Z=(X/A)×100 ・・・(3)
  5. 土壌の含水率の測定方法であって、採取した重量Aグラムの土壌を、ショ糖濃度(重量%濃度)B%、重量Cグラムのショ糖水溶液に入れ、撹拌して得た溶液の糖度を糖度計または屈折率計により測定し、該測定した糖度D%に基づき、下記式(1)を用いて前記採取した重量Aグラムの土壌中の水の重量Xグラムを演算し、さらに下記式(3)を用いて土壌の含水率Z%を演算するようにしたことを特徴とする土壌の含水率の測定方法。
    X={(B×C)/D}−C ・・・(1)
    Z=(X/A)×100 ・・・(3)
  6. 請求項4または5において、糖度計または屈折率計により測定した溶液の糖度を、ショ糖水溶液の作製に使用した水と土壌とを用いたブランクテストにより補正することを特徴とする土壌の含水率の測定方法。
JP2015070789A 2015-03-31 2015-03-31 土壌の含水比、含水率の測定方法 Expired - Fee Related JP6270769B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015070789A JP6270769B2 (ja) 2015-03-31 2015-03-31 土壌の含水比、含水率の測定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015070789A JP6270769B2 (ja) 2015-03-31 2015-03-31 土壌の含水比、含水率の測定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016191582A JP2016191582A (ja) 2016-11-10
JP6270769B2 true JP6270769B2 (ja) 2018-01-31

Family

ID=57246466

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015070789A Expired - Fee Related JP6270769B2 (ja) 2015-03-31 2015-03-31 土壌の含水比、含水率の測定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6270769B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6626430B2 (ja) * 2016-12-13 2019-12-25 日本電信電話株式会社 土壌含水率推定方法および土壌含水率推定装置
JP6773949B2 (ja) * 2017-02-09 2020-10-21 株式会社安藤・間 ベントナイト混合土の測定方法、及びベントナイト混合土の測定装置

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4142403A (en) * 1977-10-17 1979-03-06 Iowa State University Research Foundation, Inc. Method and means for testing soils
JPS5757334U (ja) * 1980-09-22 1982-04-03
JPH0342569A (ja) * 1989-07-11 1991-02-22 Taisei Corp 粉粒体の付着水分,湿分の測定方法
JP3342764B2 (ja) * 1994-03-07 2002-11-11 アジア航測株式会社 土壌水分測定方法および装置
JP2913022B2 (ja) * 1996-08-19 1999-06-28 農林水産省農業研究センター所長 土壌水分計測方法及び土壌水分計測用プローブ
JP3748424B2 (ja) * 2002-08-21 2006-02-22 財団法人北九州産業学術推進機構 スケーリング則式水分量測定法及び装置
JP2006194821A (ja) * 2005-01-17 2006-07-27 Cti Science System Co Ltd 土壌水分量の測定方法
JP4911470B2 (ja) * 2007-10-17 2012-04-04 賢一朗 小杉 土壌水分計付き貫入試験器
JP6150437B2 (ja) * 2014-05-14 2017-06-21 公益財団法人鉄道総合技術研究所 土壌中の含水比の測定方法
JP6141804B2 (ja) * 2014-07-09 2017-06-07 公益財団法人鉄道総合技術研究所 土壌中の含水比の測定方法
JP6175040B2 (ja) * 2014-10-21 2017-08-02 公益財団法人鉄道総合技術研究所 土壌中の含水比の測定方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016191582A (ja) 2016-11-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107271522B (zh) 基于多级孔Cu-BTC材料的电化学传感器及其在农药草甘膦检测中的应用
GB2509127A (en) Soil chemistry sensor
Gabriel et al. Palaeoenvironmental evolution of Cenote Aktun Ha (Carwash) on the Yucatan Peninsula, Mexico and its response to Holocene sea-level rise
McCleskey et al. Electrical conductivity method for natural waters
JP6270769B2 (ja) 土壌の含水比、含水率の測定方法
JP6175040B2 (ja) 土壌中の含水比の測定方法
CN106769629B (zh) 一种土壤质量含水量检测方法
BR112017024043B1 (pt) Aparelho portátil de concentração de íons e aparelho de monitoramento em solo
GB2504604A (en) Measurement of a soils negative pore water pressure or matric suction
JP6150437B2 (ja) 土壌中の含水比の測定方法
JP6270770B2 (ja) 土壌の含水比、含水率の測定方法
JP6141804B2 (ja) 土壌中の含水比の測定方法
CN102288933B (zh) 一种用于低于10us/cm的溶液电导率测量的校准方法
CN202159032U (zh) 用于检测水中重金属离子的平板移界显色电泳装置
CN2715151Y (zh) 土壤盐分传感器
Onoja et al. A digital soil moisture meter using the 555 timer
CN103712977A (zh) 铅酸蓄电池负极板铅膏成分检测方法
CN104297014A (zh) 一种浮游植物稳定同位素样品的采集制备方法
RU2016137417A (ru) Способ экспресс-оценки состава обменных ионов почвы по их энергии активации десорбции
Van der Laan et al. Interpretation of electrical conductivity measurements from ceramic suction cups, wetting front detectors and ECH2O-TE sensors s
CN100535645C (zh) 植物根系分泌物中质子释放量的检测方法
Boyle et al. A simple method to measure pH accurately in acid rain samples
CN103837664B (zh) 一种黄土区天然草地土壤含水量的简易测定方法
CN102778496B (zh) 一种利用膨胀石墨糊电极测定苋菜红的方法
Scholz et al. Determination of drying and rewetting cycles of moss-dominated biocrusts using a novel biocrust wetness probe

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170316

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171212

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171221

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171226

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6270769

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees