JPH0342569A - 粉粒体の付着水分,湿分の測定方法 - Google Patents

粉粒体の付着水分,湿分の測定方法

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JPH0342569A
JPH0342569A JP17867389A JP17867389A JPH0342569A JP H0342569 A JPH0342569 A JP H0342569A JP 17867389 A JP17867389 A JP 17867389A JP 17867389 A JP17867389 A JP 17867389A JP H0342569 A JPH0342569 A JP H0342569A
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JP
Japan
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sample
moisture
concentration
powder
specific ion
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JP17867389A
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Norio Marushima
丸嶋 紀夫
Kenji Kuroba
黒羽 健嗣
Hiroshi Kubota
浩 久保田
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Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、陶磁器や耐火物の原料粘土の含水率管理、穀
物や製粉など食品や医薬品等の湿分測定、コンクリート
製造時の配合管理における骨材やセメントの水分の測定
などに好適に利用できる簡便な粉粒体の付着水分、湿分
等の測定方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、粘土、製粉等の粉体や穀物、砂礫等の粒体(以下
、まとめて粉粒体という)の付着水分や湿分を測定する
方法としては、一般に乾燥法が広く行われている。これ
は、粉粒体試料を加熱、凍結、真空(又は減圧)などの
手段を用いて乾燥させ、その乾燥前後の粉粒体試料の重
量差から求めるものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来の粉粒体の付着水分、湿
分等の測定方法にあっては、次のような問題点があった
■ 乾燥に要する時間が長く迅速な測定ができない。
■ 乾燥設備が大掛かりで、現場測定の場合などに要望
される簡便な測定には適さない。
■ 乾燥により粉粒体が変質する場合がある。
本発明は、このような従来の問題点に着目してなされた
ものであり、その目的とするところは、簡便、迅速で且
つある程度の精度を有し、試料が変質するおそれもなく
汎用性の高い粉粒体の付着水分、湿分等の測定方法を提
供して、上記従来の問題点を解決することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成する本発明は、粉粒体から一定量の試
料を採取し、この採取試料に対して濃度既知の特定のイ
オンを含む標準水溶液を一定量添加し、その添加後の水
溶液中の前記特定イオンの濃度を測定する。
そして上記試料に添加前後の標準水溶液の特定イオン濃
度の変化に基づいて、粉粒体の付着水分。
湿分を算出する。
しかして、前記粉粒体に予め前記特定イオンが微量台ま
れている可能性があれば、同粉粒体から一定量採取した
他の試料に対し前記特定のイオンを含まない水溶液を一
定量添加して、その添加水中の前記特定イオンの濃度を
測定することにより予め試料中に含まれる特定イオンの
濃度をブランク値として求め、そのブランク値で前記添
加後の標準水溶液中の前記特定イオンの濃度を補正する
ことができる。
以下に、第1図ないし第5図に基づいて本発明の測定原
理を示す。
重量S、(g)の粉粒体を秤り取り、この粉粒体試料に
対して、特定イオンを含まない水溶液W+(g)を混合
し、その混合後の試料中の特定イオンの濃度Ro(wt
/wtχ、以下同様)を測定する。粉粒体にふくまれて
いる特定イオンの重量をSi(g)、粉粒体の付着水分
量をSw(g)とすると、粉粒体中に予め存在する特定
イオン濃度RO(X)は次の式で表せる。
以上はブランク試験である。
なお、粉粒体中に特定イオンが全く含まれていないこと
が予めFif1認されている場合(すなわちR6=Oの
場合)には、ブランク試験を省略することが可能である
一方、同じく重1s(g)の粉体体を秤り取り、この粉
粒体試料に対して、特定イオンを含まない水溶液Wz(
g)と、濃度R,(X)の標準水溶液Ws(g)を添加
して混合し、その混合後の特定イオンの濃度R(χ)を
測定する。
この人工的に混合された特定イオンは粉粒体試料の付着
水中に拡散する。その結果、標準水溶液中の特定イオン
濃度は付着水の量に応じて混合の前後で変化するから、
混合後の測定値R(X)は次の式で表せる。
ここで(1)式より また(2)式より (4) −(3)より R× (Mh+W:++S、) Ro× (W、+S、) =R,XW3 (5) が得られる。
この(5)式は、 濃度既知の標準水溶液中の特定イ について、 物質収支を表している。
これをSw(g)の式に展開すると −・ (6) となる。
以上が基本原理である。
しかし、 この基本原理 には第2図〜第5図に示す4種類が考えられる。
これらは、粉粒体の付着水分its、4(g)を求める
式が異なる。これを以下に示す。
Aケース (1)ブランクを測定した場合(第2図)重M S (
g)の粉粒体試料に対して、特定イオンを含まない水溶
液を混合し、この混合後の特定イオンの濃度Ro (χ
)を測定する。
重量S (g)の粉粒体試料に対して、特定イオンを含
まない水溶液を混合する。更に、濃度Rs(Z)の標準
水溶液Wsを添加して混合し、この混合後の特定イオン
の濃度R(X)を測定する。
W=W2=W、、W、=W、なので基本原理の(6)弐
のSw(g)は次のようになる。
(2)ブランクを測定しない場合(第3図)(1)と同
様でブランク試験を行わない場合W1=0、W=W2、
W、−W、、Ro−0なので基本原理の(6)式のSw
(g)は次のようになる。
Bケース (1)ブランクを測定した場合(第4図)重1s(g)
の粉粒体試料に対して、特定イオンを含まない水溶液を
混合し、この混合後の特定イオンの濃度Ro(%〉を測
定する。
重量S (g)の粉粒体試料に対して、濃度Rs(′t
)の標準水溶液Wを添加して混合し、この混合後の特定
イオンの濃度R(X)を測定する。
W=W、=W、、W2=0なので基本原理の(6)式の
3%、l(g)は次のようになる。
(2)ブランクを測定しない場合(第5図)(1)と同
様でブランク試験を行わない場合W1=0、W2=0、
W=W、、R0=0なので基本原理の(6)式のSw(
g)は次のようになる。
尺 そこで、粉粒体の付着水分I S h (g)を粉粒体
の試料重量S (g)に対する比率(湿潤基準の付着水
分W。(2))で表すと ) となり、付着水分W1.l(χ)が得られる。
かくして、粉粒体試料の採取重量S、特定イオンの標準
水溶液の添加重量W、その濃度R8が既知であるから、
特定イオン添加前後の当該イオン濃度Ro、Rを測定す
れば、(11)式から粉粒体試料の付着水分又は湿分の
比率すなわち付着水率を求めることができる。
ここに、上記の特定イオンとは、次のような条件にかな
うものをいう。
■ 粉粒体試料中に殆ど含有されていないか、含有され
ていても極く僅かであるもの。
■ 粉粒体試料が当該イオンと反応したり、溶解したり
しないこと。
■ 特定イオンを粉粒体試料に添加した際に、粉粒体試
料中の付着水分や湿分のよって希釈されて、そのイオン
濃度が定量的に変化すること。
■ 濃度の測定法としである程度の精度を有し、且つ試
験方法が簡単であること。
これらの条件を一般的に満たし得るものとしては、例え
ばC1−、I−、Br−、S”−等から選定することが
できる。
イオン濃度の測定法としては、周知の種々の方法が適用
可能であるが、例えば電位差滴定方法や電量滴定方法な
どは、汎用の測定器が使用でき、比較的簡単に短時間で
測定できて好都合である。
〔実施例1〕 含水率の異なる川砂を粉粒体試料として、本発明による
測定を行い、その結果を加熱乾燥法で行った水分測定値
と比較した。
特定イオンの水溶液として、C1−濃度(R8)が0.
6%のNaC1標準溶液を選定した。
試料採取型!i (S)は150. OOgとした。
標準溶液及びC1−を含まないブランク試験用の水の添
加量Wは、試料に対する添加割合が22〜30%となる
範囲で変化させた。
Cl−濃度R及びRoの測定は、電位差滴定方法を用い
た。
測定手順は次の通りである。
Aニブランク試験 (1)  所定量(S)の試料を計り取り、適当な容器
に移す。
(2)その容器内に、Cl−を含まないブランク試験用
の水を所定量(W)添加してよく撹拌する。
(3)添加した水を試料からろ過して分別し、そのろ液
中のC2−濃度(Ro)を、電位差滴定方法で求める。
B:本試験 (4)同じ試料を上記と同量(S)だけ計り取り、容器
に移す。
(5)その容器内に、CZ−濃度(R,)0.6%のN
a C1,標準溶液を所定量(W)添加してよく撹拌す
る。
(6)添加した標準溶液を試料からろ過して分別し、そ
のろ液中のC1−濃度(R)を、電位差滴定方法で求め
る。
(7)、 (9)式を用いて、試料の付着水率W。%を
算出する。
C:加熱乾燥法による含水率測定。
(8)同じ川砂試料を採取して、恒量に達するまで11
0’Cに加熱乾燥し、その乾燥前後の試料重量減量を測
定して含水率を求めた。
上記試験結果を、表1に示す。
乾燥法の含水率は砂の粒子内の水分と表面付着水との合
計水分を表しているのに対して、本発明のイオン濃度法
の場合は、標準溶液中のCI−が拡散することができな
い粒子内の水分は含まれない。
表 上表の結果をグラフに表すと、第6図、第7図のように
なり、本イオン濃度法の結果と乾燥法の結果との間に一
定の関係が認められた。
〔実施例2〕 本イオン濃度法による水分測定値についての、標準溶液
添加後から濃度測定時迄の経過時間の影響を検討した。
C1−濃度0.6%のNaC1標準溶液を、試料川砂に
対して25%の割合に添加し、その添加後の静置時間を
10分、30分、60分、2時間。
4時間、8時間、24時間とし、各静置時間毎に添加標
準溶液のCI!−濃度を電位差滴定方法で測定した。
その結果を表2および第8図に示す。本イオン濃度法に
より求めた付着水率は、物質固有の平衡状態の値である
ことが判明した。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、所定量の粉粒体
試料を採取し、これに濃度既知の特定イオンの水溶液を
添加した場合の添加前後の特定イオン濃度の差から、粉
粒体の付着水分または湿分の量を求めるものとした。そ
のため、乾燥時間を必要とせず、乾燥設備等の大掛かり
な設備も不要で、乾燥により粉粒体が変質するおそれも
なく、簡便、迅速に且つある程度の精度をもって粉粒体
の付着水分、湿分等を測定することができるという効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図はそれぞれ本発明の測定方法の概念
図、第6図、第7図は本発明の方法による砂の水分測定
結果を従来の加熱乾燥法による結果と比較して示す図、
第8図は本発明の方法による砂の水分測定における標準
溶液添加後の静置時間の影響を表す図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)粉粒体から一定量の試料を採取し、 この採取試料に対して濃度既知の特定のイオンを含む標
    準水溶液を一定量添加し、 その添加後の水溶液中の前記特定イオンの濃度を測定し
    、 上記試料に添加前後の標準水溶液の特定イオン濃度の変
    化に基づいて、粉粒体の付着水分、湿分を算出すること
    を特徴とする粉粒体の付着水分、湿分の測定方法。
  2. (2)前記粉粒体から一定量採取した他の試料に対し前
    記特定のイオンを含まない水溶液を一定量添加して、そ
    の添加水中の前記特定イオンの濃度を測定することによ
    り予め試料中に含まれる特定イオンの濃度をブランク値
    として求め、 そのブランク値で前記添加後の標準水溶液中の前記特定
    イオンの濃度を補正することを特徴とする請求項(1)
    記載の粉粒体の付着水分、湿分の測定方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016080618A (ja) * 2014-10-21 2016-05-16 公益財団法人鉄道総合技術研究所 土壌中の含水比の測定方法
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CN106770964A (zh) * 2016-12-31 2017-05-31 唐山新唐高压电瓷有限公司 一种电瓷绝缘子料泥的水份检测设备及其检测方法

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