JP6270267B2 - 製品積重装置、成形品積重装置、及び、製品積重方法 - Google Patents

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Description

本発明は、製品積重装置、成形品積重装置、及び、製品積重方法に関する。
特許文献1に記載される成形品製造システムは、熱可塑性樹脂シートといった成形用シートを差圧により成形し、成形シートをトリミングして各成形品を型に載置した状態にし、該各成形品を繰り返し搬送して昇降テーブルに積み重ねる。これにより、成形品が積み重ねられた製品スタックが形成される。
特開2009−255336号公報
成形品といった製品にかかるコストを下げるため、製品スタックを形成する効率を向上させることが求められている。
本発明は、成形品といった製品を積み重ねた製品スタックを形成する効率を向上させることが可能な技術を提供する目的を有する。
本発明の製品積重装置は、少なくとも昇降可能とされ、所定の並び方向へ複数の製品スタックを並べて載置可能な昇降台と、
前記複数の製品スタックに含まれる第一製品スタックの昇降経路に対して第一の高さにおいて進退可能な高さ保持部と、
前記高さ保持部に保持される前記第一製品スタックの平面位置を所定範囲内に制限するスタック治具と、
制御部と、を備え、
前記昇降台及び前記高さ保持部は、前記昇降台の昇降及び前記高さ保持部の進退を許容する形状であり、
前記制御部は、前記第一の高さ以上の高さの前記昇降台に前記複数の製品スタックが載置され、且つ、前記第一製品スタックの昇降経路に前記高さ保持部が進出した状態において、前記複数の製品スタックに含まれる第二製品スタックの上端が前記第一の高さ以下の高さとなる第二の高さまで前記昇降台を下降させ、平面位置を前記所定範囲内に制限されて前記高さ保持部に保持される前記第一製品スタックの下方に前記第二製品スタックを移動させ、前記第一製品スタックが前記第二製品スタックに積み重なるように前記高さ保持部を退避させる態様を有する。
また、本発明は、成形品積重装置、製品積重方法、成形品積重方法、製品積重プログラム、成形品積重プログラム、これらのプログラムのいずれかを記録したコンピューター読み取り可能な媒体、等の態様も有する。
請求項1に係る発明によれば、製品スタックを形成する効率を向上させることが可能な製品積重装置を提供することができる。
請求項2に係る発明では、複数の製品スタックを積み重ねる際の安定性を向上させることが可能となる。
請求項3に係る発明では、製品スタックを取り出す効率を向上させることが可能となる。
請求項4及び請求項6に係る発明では、利便性を向上させることができる。
請求項5に係る発明では、製品スタックを容易に取出位置へ移動させることが可能となる。
請求項7に係る発明によれば、成形品が積み重ねられた製品スタックを形成する効率を向上させることが可能な成形品積重装置を提供することができる。
請求項8に係る発明によれば、製品スタックを形成する効率を向上させることが可能な製品積重方法を提供することができる。
製造システムSY1の概略を模式的に例示する平面図である。 製造システムSY1の一部を模式的に例示する側面図である。 シートSH1から製品スタックST0を形成する様子を模式的に例示する図である。 第二制御手段52による2列抜きスタック時の製品積重装置の要部を模式的に例示する断面図である。 第一制御手段51による1列抜きスタック時の製品積重装置の要部を模式的に例示する断面図である。 打抜部10から包装部90までの製造ラインを模式的に例示する平面図である。 スタック治具15,16と昇降台20と高さ保持部30の位置関係を例示する平面図である。 平面位置制限部63と昇降台20と高さ保持部30の位置関係を例示する平面図である。 昇降台20が第二の高さH2まで下降したときの様子を模式的に例示する断面図である。 スタック収容部60がスタック治具16の下方位置から第一製品スタックST1の下方位置まで移動したときの様子を模式的に例示する断面図である。 高さ保持部30が退避位置P32に退避し昇降台20が第三の高さH3まで下降したときの様子を模式的に例示する断面図である。 横倒し位置保持部72及び横置き台74を例示する正面図である。 平面位置制限部63と横倒し位置保持部72の位置関係を例示する正面図である。 スタック収容部60が載置位置L1から横倒し位置L3に向かって途中位置L2まで傾動しないで移動したときの様子を模式的に例示する断面図である。 スタック収容部60が製品スタックST0を横倒し位置L3に配置したときの様子を模式的に例示する断面図である。 スタック収容部60が横倒し位置L3から載置位置L1に向かって途中の戻り位置L4まで傾動しないで移動したときの様子を模式的に例示する断面図である。 スタック押出部80及び包装部90を模式的に例示する側面図である。 製造システムSY1の電気回路構成の概略を例示するブロック図である。 製品積重装置で行われる製品積重処理を例示するフローチャートである。 変形例において昇降台20が第二の高さH2まで下降したときの様子を模式的に例示する断面図である。
以下、本発明の実施形態を説明する。むろん、以下の実施形態は本発明を例示するものに過ぎず、実施形態に示す特徴の全てが発明の解決手段に必須になるとは限らない。
(1)本技術の概要:
まず、図1〜20を参照して本技術の概要を説明する。
本技術の製品積重装置(AP2)は、昇降台20、高さ保持部30、制御部(50)、を備えた態様を有する。前記昇降台20は、少なくとも昇降可能とされ、所定の並び方向D3へ複数の製品スタック(ST1,ST2)を並べて載置可能である。前記高さ保持部30は、前記複数の製品スタックに含まれる第一製品スタックST1の昇降経路PA1に対して第一の高さH1において進退可能である。前記制御部(50)は、前記第一の高さH1以上の高さH1uの前記昇降台20に前記複数の製品スタック(ST1,ST2)が載置され、且つ、前記第一製品スタックST1の昇降経路PA1に前記高さ保持部30が進出した状態(進出位置P31)において、前記複数の製品スタックに含まれる第二製品スタックST2の上端ST2tが前記第一の高さH1以下の高さとなる第二の高さH2まで前記昇降台20を下降させ、前記高さ保持部30に保持される前記第一製品スタックST1の下方(下方位置L11)に前記第二製品スタックST2を移動させ、前記第一製品スタックST1が前記第二製品スタックST2に積み重なるように前記高さ保持部30を退避させる。
本技術の成形品積重装置AP2は、打抜部10、前記昇降台20、前記高さ保持部30、スタック形成制御部40、前記制御部(50)、を備えた態様を有する。前記打抜部10は、シートSH1を打ち抜いて成形品PR1を形成する。前記昇降台20は、少なくとも昇降可能とされ、前記成形品PR1が積み重ねられた製品スタックST0を複数、所定の並び方向D3へ並べて載置可能である。前記スタック形成制御部40は、前記昇降台20が前記第一の高さH1以上の高さH1uにある状態において、前記昇降台20に前記成形品PR1を積み重ねて前記複数の製品スタック(ST1,ST2)を形成する。
本技術の製品積重方法は、前記昇降台20と前記高さ保持部30とを用い、前記第一の高さH1以上の高さH1uの前記昇降台20に前記複数の製品スタック(ST1,ST2)が載置され、且つ、前記第一製品スタックST1の昇降経路PA1に前記高さ保持部30が進出した状態(進出位置P31)において、前記複数の製品スタックに含まれる第二製品スタックST2の上端ST2tが前記第一の高さH1以下の高さとなる第二の高さH2まで前記昇降台20を下降させ、前記高さ保持部30に保持される前記第一製品スタックST1の下方(下方位置L11)に前記第二製品スタックST2を移動させ、前記第一製品スタックST1が前記第二製品スタックST2に積み重なるように前記高さ保持部30を退避させる、態様を有する。
複数の製品スタック(ST1,ST2)を載置した昇降台20が第二の高さH2まで下降するとき、進出している高さ保持部30により第二製品スタックST2が第一の高さH1以上の高さH1uに保持される。第二の高さH2にある昇降台20に載置された第一製品スタックST1の上端ST1tが第一の高さH1以下の高さであるので、高さ保持部30に保持される第一製品スタックST1の下方(下方位置L11)に第二製品スタックST2を移動させるときの両製品スタックST1,ST2の干渉が抑制される。第一製品スタックST1の下方(下方位置L11)に第二製品スタックST2が移動し、高さ保持部30が退避すると、第一製品スタックST1が第二製品スタックST2に積み重なる。従って、本態様は、製品スタックST0を形成する効率を向上させることが可能な技術を提供することができる。
なお、高さH1uは、第一の高さH1と同じでもよいが、第一の高さH1よりも高い方が好ましい。第二の高さH2は、第二製品スタックの上端ST2tが第一の高さH1となる高さでもよいが、前記上端ST2tが第一の高さH1よりも低くなる高さが好ましい。
第二の高さH2まで昇降台20を下降させることと、第一製品スタックST1の下方に第二製品スタックST2を移動させることと、が並行して行われることも、本技術に含まれる。
昇降台20が上下方向D1以外の方向へ移動可能であることも、本技術に含まれる。
前記シートには、フィルムが含まれ、成形品となる凹凸を有する成形シート、凹凸が形成されていないシート、等が含まれる。前記成形品には、シートを熱成形した熱成形品が含まれる。前記熱成形品には、シートを差圧により成形した差圧成形品、シートをプレス成形したプレス成形品、等が含まれる。前記差圧成形品には、シートを真空成形した真空成形品、シートを圧空成形した圧空成形品、圧空成形と真空成形を併用した圧空真空成形品、等が含まれる。前記シートを打ち抜くことには、成形シートをトリミングして成形品を形成すること、凹凸が形成されていないシートを所定形状に切断してシート製品を形成すること、等が含まれる。以下も、同様である。
前記制御部(50)は、少なくとも前記並び方向D3へ移動可能とされ、前記第一の高さH1よりも低い位置において前記製品スタックST0を収容可能なスタック収容部60を有してもよい。前記制御部(50)は、前記第一の高さH1以上の高さH1uの前記昇降台20に前記複数の製品スタック(ST1,ST2)が載置され、前記昇降台20に載置されている前記第二製品スタックST2の下方(下方位置L12)に前記スタック収容部60が配置され、且つ、前記第一製品スタックST1の昇降経路PA1に前記高さ保持部30が進出した状態(進出位置P31)において、前記第二の高さH2まで前記昇降台20を下降させ、前記高さ保持部30に保持される前記第一製品スタックST1の下方(下方位置L11)に前記スタック収容部60を移動させ、前記スタック収容部60内において前記第一製品スタックST1が前記第二製品スタックST2に積み重なるように前記高さ保持部30を退避させてもよい。本態様は、スタック収容部60内において第一製品スタックST1が第二製品スタックST2に積み重なるので、複数の製品スタック(ST1,ST2)を積み重ねる際の安定性を向上させることが可能となる。
なお、第二の高さH2まで昇降台20を下降させることと、第一製品スタックST1の下方にスタック収容部60を移動させることと、が並行して行われることも、本技術に含まれる。
前記制御部(50)は、前記複数の製品スタック(ST1,ST2)が積み重ねられた前記スタック収容部60を所定の取出位置(L3)へ移動させてもよい。この態様は、製品スタックST0が取出位置(L3)へ移動するので、製品スタックST0を取り出す効率を向上させることが可能となる。
前記制御部(50)は、前記第一の高さH1以上の高さH1uの前記昇降台20に前記第二製品スタックST2が載置され、且つ、前記昇降台20に載置されている前記第二製品スタックST2の下方(下方位置L12)に前記スタック収容部60が配置された状態において、前記第二の高さH2まで前記昇降台20を下降させ、前記第二製品スタックST2が収容された前記スタック収容部60を前記取出位置(L3)へ移動させる第一制御手段51を有してもよい。
また、前記制御部(50)は、前記第一の高さH1以上の高さH1uの前記昇降台20に前記複数の製品スタック(ST1,ST2)が載置され、前記昇降台20に載置されている前記第二製品スタックST2の下方(下方位置L12)に前記スタック収容部60が配置され、且つ、前記第一製品スタックST1の昇降経路PA1に前記高さ保持部30が進出した状態(進出位置P31)において、前記第二の高さH2まで前記昇降台20を下降させ、前記高さ保持部30に保持される前記第一製品スタックST1の下方(下方位置L11)に前記スタック収容部60を移動させ、前記スタック収容部60内において前記第一製品スタックST1が前記第二製品スタックST2に積み重なるように前記高さ保持部30を退避させ、前記複数の製品スタック(ST1,ST2)が積み重ねられた前記スタック収容部60を前記取出位置(L3)へ移動させる第二制御手段52を有してもよい。
さらに、前記制御部(50)は、前記第一制御手段51による制御を行うか前記第二制御手段52による制御を行うかを選択する選択手段53を有してもよい。
上記態様は、第一製品スタックST1と第二製品スタックST2と積み重ねずに製品スタックST0を取出位置(L3)へ搬送することが可能になるので、製品(PR1)の形状等に応じた制御を行うことが可能となり、利便性を向上させることができる。
前記制御部(50)は、前記高さ保持部30に保持される前記第一製品スタックST1の下方(下方位置L11)に前記スタック収容部60を移動させ、前記高さ保持部30を退避させ、前記第二製品スタックST2に積み重なった前記第一製品スタックST1の上端ST1tが前記第一の高さH1以下の高さとなる第三の高さH3まで前記昇降台20を下降させ、前記複数の製品スタック(ST1,ST2)が積み重ねられた前記スタック収容部60を所定の取出位置(L3)へ移動させてもよい。この態様は、第二製品スタックST2に積み重なった第一製品スタックST1の上端ST1tが第一の高さH1以下の高さとなって製品スタックST0が取出位置(L3)へ移動するので、製品スタックST0を容易に取出位置(L3)へ移動させることが可能となる。
なお、第三の高さH3は、第二製品スタックST2に積み重なった第一製品スタックST1の上端ST1tが第一の高さH1となる高さでもよいが、前記上端ST1tが第一の高さH1よりも低くなる高さが好ましい。
前記スタック収容部60は、前記昇降台20の昇降を許容する位置において前記複数の製品スタック(ST1,ST2)の平面位置を所定範囲内に制限する平面位置制限部63を有してもよい。この態様は、スタック収容部60に収容される製品スタックST0の平面位置が所定範囲内に制限されるので、製品スタックST0を包装する際などの利便性を向上させることができる。
前記昇降台20及び前記高さ保持部30は、前記昇降台20の昇降及び前記高さ保持部30の進退を許容する形状でもよい。この態様は、第一の高さH1以上の高さH1uの昇降台20を第二の高さH2まで下降させる際に高さ保持部30を退避させなくてもよいので、製品スタックST0を形成する効率をさらに向上させることが可能となる。
本技術の製品スタック包装装置(AP1)は、傾動可能なスタック収容部60、移送部70、スタック押出部80、包装部90、を備えた態様を有する。前記スタック収容部60は、傾動軸AX1に沿う軸方向D2において異なる複数の収容位置P1を有し、所定の載置位置L1にあるときに前記複数の収容位置P1にそれぞれ製品スタックST0を載置し、傾動して各製品スタックST0を倒して横倒し位置L3に配置する。前記移送部70は、前記横倒し位置L3にある製品スタックST0を所定の押し位置L5まで前記軸方向D2へ移送する。前記スタック押出部80は、前記押し位置L5にある製品スタックST0を前記軸方向D2とは異なる方向(押出方向D4a)へ押し出す。前記包装部90は、押し出された製品スタックST0を包装する。
本技術の成形品スタック包装装置AP1は、打抜部10、前記スタック収容部60、スタック形成制御部40、前記移送部70、前記スタック押出部80、前記包装部90、を備えた態様を有する。前記打抜部10は、シートSH1を打ち抜いて成形品PR1を形成する。前記スタック収容部60は、傾動軸AX1に沿う軸方向D2において異なる複数の収容位置P1を有し、所定の載置位置L1にあるときに前記複数の収容位置P1にそれぞれ前記成形品PR1が積み重ねられた製品スタックST0を載置し、傾動して各製品スタックST0を倒して横倒し位置L3に配置する。前記スタック形成制御部40は、前記複数の載置位置L1にそれぞれ前記成形品PR1を積み重ねて製品スタックST0を形成する。
本技術の製品スタック包装方法は、傾動軸AX1に沿う軸方向D2において異なる複数の収容位置P1を有する傾動可能なスタック収容部60が所定の載置位置L1にあるときに前記複数の収容位置P1にそれぞれ製品スタックST0を載置し、前記スタック収容部60を傾動させて各製品スタックST0を倒して横倒し位置L3に配置し、該横倒し位置L3にある製品スタックST0を所定の押し位置L5まで前記軸方向D2へ移送し、前記押し位置L5にある製品スタックST0を前記軸方向D2とは異なる方向(押出方向D4a)へ押し出し、押し出された製品スタックST0を包装する、態様を有する。
横倒し位置L3にある横倒し状態の各製品スタックST0は、傾動軸AX1に沿う軸方向D2において異なる位置にある。これらの製品スタックST0は、押し位置L5まで軸方向D2へ移動し、軸方向D2とは異なる方向(押出方向D4a)へ押し出され、包装される。従って、本態様は、製品スタック包装品PR2を形成する効率を向上させることが可能な技術を提供することができる。
前記移送部70は、前記横倒し位置L3から前記載置位置L1へ向かう戻り経路PA2に対して進退可能な横倒し位置保持部72を有してもよい。前記移送部70は、前記横倒し位置保持部72を進出させることにより、前記スタック収容部60が前記載置位置L1へ移動するときに各製品スタックST0を前記横倒し位置L3に保持してもよい。本態様は、横倒し状態の製品スタックST0が横倒し位置L3に保持されるので、製品スタック包装品PR2を形成する効率をさらに向上させることが可能となる。
前記スタック収容部60は、傾いて各製品スタックST0を倒した状態で前記横倒し位置L3から前記載置位置L1へ向かう戻り方向(D3b)へ移動可能でもよい。前記スタック収容部60及び前記横倒し位置保持部72は、前記スタック収容部60の前記戻り方向(D3b)への移動及び前記横倒し位置保持部72の進退を許容する形状でもよい。本態様は、傾いて各製品スタックST0を倒した状態のスタック収容部60を戻り方向(D3b)へ移動させる際に横倒し位置保持部72を退避させなくてもよいので、製品スタック包装品PR2を形成する効率をさらに向上させることが可能となる。
前記移送部70は、前記横倒し位置L3と前記押し位置L5とを通る移送経路PA3に沿って移動可能な横置き台74を有してもよい。前記移送部70は、前記横倒し位置L3で前記横置き台74に横倒し状態で各製品スタックST0が載置され、該横置き台74を前記押し位置L5へ移動させてもよい。前記スタック押出部80は、前記横置き台74に載置されている横倒し状態の製品スタックST0が前記押し位置L5に到着したときに該製品スタックST0を押し出してもよい。本態様は、横倒し状態の製品スタックST0が横置き台74に載置された状態で横倒し位置L3から押し位置L5まで移動するので、製品スタック包装品PR2を形成する効率をさらに向上させることが可能となる。
前記スタック収容部60は、前記載置位置L1から前記横倒し位置L3に向かって途中(途中位置L2)まで傾動しないで移動した後に傾動して各製品スタックST0を倒して前記横倒し位置L3に配置してもよい。本態様は、包装部90等の位置に合わせて横倒し位置L3を設定することができるので、製品スタック包装品PR2を形成する効率をさらに向上させることが可能となる。
(2)製造システムの具体例:
図1,2は、製造システムSY1の概略を模式的に例示している。図3は、シートSH1から製品スタックST0を形成する様子を模式的に例示している。図4は、第二制御手段52による2列抜きスタック時の成形品積重装置(製品積重装置)AP2の要部を模式的に例示している。図5は、第一制御手段51による1列抜きスタック時の成形品積重装置AP2の要部を模式的に例示している。図6は、打抜部10から包装部90までの製造ラインを模式的に例示している。
本明細書において、上下方向D1は、互いに反対の上方向D1a及び下方向D1bを含む概念である。スタック収容部60の傾動軸AX1に沿った軸方向D2は、互いに反対の下流方向D2a及び上流方向D2bを含む概念である。製品スタックST1,ST2の並び方向D3は、下流方向D3a及び上流方向(戻り方向)D3bを含む概念である。横倒し状態の製品スタックST0の積重方向D4は、互いに反対の押出方向D4a及び引き戻し方向D4bを含む概念である。図1等の例では並び方向D3と積重方向D4が平行とされているが、並び方向D3と積重方向D4は平行からずれていてもよい。これらの方向D3,D4と上下方向D1と軸方向D2は、互いに異なる向きの方向であればよく、互いに直交するのみならず、直交しない場合も本発明に含まれる。誤差により厳密な直交からずれることは、直交することに含まれる。分かり易く示すため、各方向の拡大率は異なることがあり、各図は整合していないことがある。また、図1等に示す製品スタック等はあくまでも説明のため模式的に示されたものであり、実際に形成される製品スタック等の形状や配置数等は図の通りになるとは限らない。
本明細書において、載置位置L1は、スタック治具15,16のいずれか一方からスタック収容部60の平面位置制限部(第二スタック治具)63に製品スタックST0を下降させることが可能なスタック収容部60の位置を意味する。途中位置L2は、図14に例示するように、載置位置L1から横倒し位置(取出位置)L3へ向かう途中で傾動を開始するスタック収容部60の位置を意味する。横倒し位置L3は、製品スタックST0がスタック収容部60から横置き台(マガジン部材)74に渡される位置を意味する。戻り位置L4は、図16に例示するように、横倒し位置L3から載置位置L1へ向かう途中で傾きを戻し始めるスタック収容部60の位置を意味する。押し位置L5は、製品スタックST0が横置き台74から包装部90に渡される位置を意味する。
図1等に示す製造システムSY1は、成形装置100、打抜装置200、制御盤300、昇降台20、高さ保持部(シャッター部)30、スタック収容部60、移送部70、スタック押出部80、包装部90、等を備え、シートSH1から製品スタックST0を形成し、製品スタック包装品PR2を製造する。打抜装置200は、シートSH1を打ち抜いて成形品(製品)PR1を形成する打抜部10を含む。本技術の成形品スタック包装装置(製品スタック包装装置)AP1及び成形品積重装置AP2は、製造システムSY1に含まれる。成形品スタック包装装置AP1は、基本要素として、スタック収容部60、移送部70、スタック押出部80、包装部90、を備える。従って、基本要素以外の要素を備えていない製品スタック包装装置でも、本技術の基本的な効果が得られる。成形品積重装置AP2は、基本要素として、昇降台20、高さ保持部30、制御部(50)、を備える。従って、基本要素以外の要素を備えていない製品積重装置でも、本技術の基本的な効果が得られる。
成形装置100は、シート供給部110、シート搬送装置120、加熱部130、成形部140、等を備え、連続状のシートSH1を成形する。この成形は、例えば、二次元形状の成形用シートSH11に凹凸を形成してシートを三次元形状にすることを意味している。二次元形状には、微細な凹凸を有する形状が含まれる。ここで、シートSH1は、ロール状に巻かれているロールSH10、このロールSH10から繰り出された成形用シートSH11、三次元形状の成形シートSH12、及び、成形品(製品)PR1の打ち抜きにより残るスクラップシートSH13、を総称する。
シートSH1は、熱可塑性樹脂シートのような樹脂シート、熱可塑性を示す樹脂以外の熱可塑性シート、紙、等の成形可能なシートを用いることができる。前記樹脂シートは、熱可塑性樹脂等の樹脂のみからなる樹脂シートでも、樹脂に充てん材等の添加剤が添加された材質からなるシートでもよく、単層シートでも、異なる材質をラミネートした積層シートでもよく、印刷シートでもよい。シートSH1の素材には、ポリエチレン(Polyethylene)、ポリプロピレン(Polypropylene)、等を利用可能である。また、シートは、シート状ないしフィルム状になっていればよく、ロール状に巻かれていても、所定の長さにカットされていてもよい。シートの厚みは、1〜2mm程度、0.25〜1mm程度、等、様々な厚みとすることが可能であり、3mm程度以上の厚物シートでもよいし、0.25mm程度以下のフィルムでもよい。シートから形成される成形品PR1には、食品容器といった容器、蓋、操作パネルといった構成品、等がある。
シート供給部110は、連続した成形用シートSH11をロールSH10から繰り出す。シート搬送装置120は、シートSH1の搬送方向へ繋がった成形用シートSH11及び成形シートSH12の両縁部を挟持(保持)してシート供給部110から打抜装置200の方へシートSH11,SH12を例えば間欠的に搬送する。加熱部130は、ヒーター131を有し、シート搬送装置120で搬送される成形用シートSH11を加熱する。熱可塑性シートを加熱する場合、例えば、シートを溶融しない範囲で軟化する温度以上に輻射加熱する。加熱は、接触、熱風、等による加熱でもよい。
図2,3に示す成形部140は、互いに近接及び離隔する成形型141及び対向クランプ142を備えている。成形部140は、型141とクランプ142とが離隔した状態で1ショット分の加熱軟化状態の成形用シートSH11が搬入されると、型141とクランプ142とを近接させてシートSH11を挟持し、該シートSH11を差圧成形する。差圧成形の際、差圧供給孔141aから型141の成形面に負圧(例えば真空圧)を作用させること(真空成形)と、クランプ142側の差圧供給孔142aから圧空を供給すること(圧空成形)と、の少なくとも一方を行う。型141の成形面にシートSH11が密接すると、成形部140が型141とクランプ142とを離隔させ、成形シートSH12が成形用シートSH11に繋がった状態で成形部140から搬出され、次ショットの成形用シートSH11が成形部140に搬入される。成形用シートSH11は、間を置いて打抜部10に搬入される。
なお、シートの成形は、差圧成形以外にも、プレス成形、熱成形以外の成形、等でもよい。
打抜装置200は、シート搬送装置210、スクラップ回収部220、打抜部10、スタック治具15,16、等を備え、連続状の成形シートSH12を打ち抜いて成形品PR1を形成する。シート搬送装置210は、シートSH1の搬送方向へ繋がった成形シートSH12及びスクラップシートSH13の両縁部を挟持(保持)して成形部140からスクラップ回収部220の方へシートSH12,SH13を例えば間欠的に搬送する。スクラップ回収部220は、スクラップシートSH13を巻き取って回収する。
図4,5等に示す打抜部10は、互いに近接及び離隔する上テーブル11及び下テーブル12、上テーブル11の下面に取り付けられる上型13、下テーブル12の上面に取り付けられる下型14、等を備え、成形シートSH12をトリミングして成形品PR1を形成する。下型14には、分離した成形品PR1を落下させる型穴C1,C2が形成されている。図6に示す型穴C1,C2は、それぞれ、軸方向D2において6個設けられている。むろん、型穴C1,C2の数は、5個以下でもよいし、7個以上でもよい。スタック治具15の成形品通路に繋がる型穴C1は、スタック治具16の成形品通路に繋がる型穴C2よりも横倒し位置L3側に設けられている。型13,14には、近接時に摺接することによりシートを切断する部材の組合せ、トムソン刃(切刃)と受け部材との組合せ、等を用いることができる。上テーブル11には、分離した成形品PR1を型穴C1,C2からスタック治具15,16の中へ押し込むノックアウト部が設けられてもよい。図4,5に示す打抜部10は下型14を固定した下テーブル12が移動しないで上テーブル11とともに上型13が往復移動するが、上型を固定した上テーブルが移動しないで下テーブルとともに下型が往復移動してもよいし、両テーブルとともに両型が往復移動してもよい。打抜部10は、両型13,14が離隔した状態で1ショット分の成形シートSH12が搬入されると、両型13,14を近接させて成形品PR1の周囲で成形シートSH12を両型13,14により切断して型穴C1,C2からスタック治具15,16へ落下させる。打抜部10が両型13,14を離隔させると、スクラップシートSH13が成形シートSH12に繋がった状態で打抜部10から搬出され、次ショットの成形シートSH12が打抜部10に搬入される。
図7は、スタック治具15,16と昇降台20と高さ保持部30の位置関係を例示している。図7において、軸方向D2へ並べられた並び方向下流側のスタック治具151〜156はスタック治具15に含まれ、軸方向D2へ並べられた並び方向上流側のスタック治具161〜166はスタック治具16に含まれ、軸方向D2へ分けられて並べられた昇降部201〜206は昇降台20に含まれ、軸方向D2へ分けられて並べられた進退部311〜316は高さ保持部30の進退部31に含まれる。図4,5,7に示すスタック治具15,16は、成形品PR1を下方向D1bへ通す略円筒形状(筒形状)から昇降台20を干渉しないように挿入させる隙間15c,16cを設けた水平断面略括弧状に形成されている。昇降台20が昇降するため、隙間15c,16cが長手方向を上下方向D1へ向けてスタック治具15,16に形成されている。従って、スタック治具15,16は、昇降台20の昇降を許容する形状であり、昇降台20の昇降を許容する位置において製品スタックST1,ST2の平面位置を所定範囲内に制限する。並び方向D3において下流側にあるスタック治具15の隙間15cには、進退部31(高さ保持部30)も干渉しないように挿入される。従って、スタック治具15は、昇降台20の昇降及び高さ保持部30の進退を許容する形状である。
むろん、スタック治具の形状は、上述した形状に限定されず、例えば、複数の柱を組み合わせた形状等でもよい。
図3〜5,7,8に示す昇降台20は、昇降台駆動部28を備え、制御盤300の制御に従って昇降可能である。昇降台20は、軸方向D2や並び方向D3へ移動しない仕様でもよいし、軸方向D2と並び方向D3の少なくとも一方へ移動可能な仕様でもよい。図7,8に示す各昇降部201〜206は、スタック治具15,16又は平面位置制限部63(スタック収容部60)に挿入された状態で並び方向D3へ複数の製品スタック(ST1,ST2)を並べて載置可能である。これらの昇降部201〜206において並び方向下流側の製品スタックST1が載置される部分には、高さ保持部30の進退部311〜316が干渉しないように挿入される凹部21が形成されている。これにより、各昇降部201〜206は、基部22から先端部23に向かって途中から二股状に分岐し、「フォーク状」に形成されている。
むろん、昇降台の形状は、上述した形状に限定されず、例えば、複数の柱を組み合わせた形状等でもよい。
図3〜5,7,8に示す高さ保持部(シャッター部)は、第一の高さH1の進出位置P31及び退避位置P32を通る並び方向D3へ往復動可能な平板状の進退部31、該進退部31を並び方向D3へ移動させる進退駆動部38、を備え、制御盤300の制御に従って進退可能である。高さ保持部30が進退する方向は、並び方向D3に限定されず、並び方向D3から上下方向D1や軸方向D2へ例えば45°以内(15°以内、30°以内、60°以内、等も可)でずれた方向でもよい。高さ保持部30は、進出位置P31と退避位置P32との間でのみ往復移動してもよいし、この間を超える位置まで移動可能でもよい。図7,8に示す各進退部311〜316は、並び方向下流側のスタック治具15の隙間63cに挿入された状態で第一製品スタックST1を載置可能である。退避位置P32のみならず進出位置P31にある進退部311〜316は、それぞれ平面視において昇降部201〜206の凹部21と重ならない。従って、昇降台20及び高さ保持部30は、昇降台20の昇降及び高さ保持部30の進退を許容する形状である。高さ保持部30は、第一製品スタックST1の昇降経路PA1に対して第一の高さH1において進退可能である。
むろん、高さ保持部の形状は、上述した形状に限定されず、例えば、複数の柱を組み合わせた形状等でもよい。
図4,5,8に示すスタック収容部60は、第一の高さH1よりも低い位置において載置位置L1と横倒し位置(取出位置)L3を通る並び方向D3へ往復動可能であって傾動可能なベース61、平面位置制限部(第二スタック治具)63、ベース駆動部68、を備え、制御盤300の制御に従って往復動可能であって傾動可能である。スタック収容部60は、傾動しない状態において上下方向D1や軸方向D2へ移動しない仕様でもよいし、上下方向D1と軸方向D2の少なくとも一方へ移動可能な仕様でもよい。スタック収容部60は、載置位置L1と横倒し位置L3との間でのみ往復移動してもよいし、この間を超える位置まで移動可能でもよい。成形品積重装置AP2において、スタック収容部60は制御部(50)に含まれる。
ベース61は、並び方向下流側にある傾動軸AX1を中心として傾動可能である。また、ベース61は、傾動していない状態において第一の高さH1、さらには図11に示す昇降台20の第三の高さH3よりも低い高さH9の載置位置L1及び横倒し位置L3を通る並び方向D3へ往復動可能である。ベース61は、軸方向D2の外側から見たときに傾動していない状態において長手方向を並び方向D3へ向けている。傾動していない状態におけるベース61の上面には、製品スタックを収容するための平面位置制限部63が取り付けられている。
図8は、平面位置制限部63と昇降台20と高さ保持部30の位置関係を例示している。図8において、軸方向D2へ並べられた平面位置制限部631〜636は平面位置制限部63に含まれる。これにより、スタック収容部60は、軸方向D2において異なる複数の収容位置P11〜P16を有する。これら収容位置P11〜P16を収容位置P1と総称する。図8では、第二製品スタックST2の下方(下方位置L12)に平面位置制限部63が配置されている様子を示し、第一製品スタックST1の下方(下方位置L11)に配置されるときの平面位置制限部63の位置を破線で示している。図4,5,8に示す平面位置制限部63は、成形品PR1を下方向D1bへ通す略円筒形状(筒形状)から昇降台20を干渉しないように挿入させる隙間63cを設けた水平断面略括弧状に形成されている。昇降台20が昇降するため、隙間63cが長手方向を上下方向D1へ向けて平面位置制限部63に形成されている。従って、平面位置制限部63は、昇降台20の昇降を許容する形状であり、昇降台20の昇降を許容する位置において製品スタックの平面位置を所定範囲内に制限する。
図9は、昇降台20が第二の高さH2まで下降したときの様子を模式的に例示している。図10は、スタック収容部60がスタック治具16の下方位置から第一製品スタックST1の下方位置L11まで移動したときの様子を模式的に例示している。図11は、高さ保持部30が退避位置P32に退避し昇降台20が第三の高さH3まで下降したときの様子を模式的に例示している。図14は、スタック収容部60が載置位置L1から横倒し位置L3に向かって途中位置L2まで傾動しないで移動したときの様子を模式的に例示している。図15は、スタック収容部60が製品スタックST0を横倒し位置L3に配置したときの様子を模式的に例示している。図16は、スタック収容部60が横倒し位置L3から載置位置L1に向かって途中の戻り位置L4まで傾動しないで移動したときの様子を模式的に例示している。
傾動可能なベース61に平面位置制限部63が固定されていることから、スタック収容部60は、図4,5,10に示すような載置位置L1にあるときに複数の収容位置P1にそれぞれ製品スタックST0を載置し、図15に示すように傾動して各製品スタックST0を倒して横倒し位置L3に配置する。図15に示すようにスタック収容部60が傾動下状態において、ベース61は、軸方向D2の外側から見たときに長手方向を上下方向D1へ向けている。
図4,5等に示す平面位置制限部63には、図11に示す昇降台20の第三の高さH3よりも低くベース61の高さH9よりも高い位置に載置部64が設けられている。この載置部64は、製品スタックST0を載置してベースの高さH9よりも高い位置に保持し、図15に示す横倒し位置保持部72の進退部73が隙間63cから平面位置制限部63に挿入されるようにしている。なお、並び方向D3における載置位置L1、途中位置L2、及び、戻り位置L4は、載置部64の位置を基準にする。図16に示すように、スタック収容部60は、傾いて各製品スタックST0を倒した状態で横倒し位置L3から載置位置L1へ向かう戻り方向(D3b)へ移動可能である。
むろん、スタック収容部の形状は、上述した形状に限定されず、例えば、複数の柱を組み合わせた形状等でもよい。
図1,6,12,15,16に示す移送部70は、横倒し位置L3から載置位置L1へ向かう戻り経路PA2に対して進退可能な横倒し位置保持部(シャッター部)72、横倒し位置L3と押し位置L5とを通る移送経路PA3に沿って移動可能な横置き台(マガジン部材)74、進退駆動部77、横置き台駆動部78、を備える。
図12は、横倒し位置保持部72及び横置き台74を例示している。図13は、平面位置制限部63と横倒し位置保持部72の位置関係を例示している。図13において、軸方向D2へ並べられた横倒し位置保持部721〜726は、横倒し位置保持部72に含まれる。図12に示す横倒し位置保持部72は、進出位置P71と退避位置P72を通る上下方向D1へ往復動可能な平板状の進退部73、該進退部73を上下方向D1へ移動させる進退駆動部77、を備え、制御盤300の制御に従って進退可能である。横倒し位置保持部72が進退する方向は、上下方向D1に限定されず、上下方向D1から軸方向D2や並び方向D3へ例えば45°以内(15°以内、30°以内、60°以内、等も可)でずれた方向でもよい。横倒し位置保持部72は、進出位置P71と退避位置P72との間でのみ往復移動してもよいし、この間を超える位置まで移動可能でもよい。図13に示す各横倒し位置保持部721〜726は、個別に進退動作可能である。横倒し位置保持部721〜726の進退部73は、それぞれ横倒し状態の平面位置制限部631〜636の隙間63cに挿入された状態で製品スタックST0が並び方向D3における上流方向(戻り方向)D3bへ移動しないようにする。退避位置P72のみならず進出位置P71にある横倒し位置保持部721〜726の進退部73は、それぞれ並び方向D3の外側から見たときに平面位置制限部631〜636と重ならない。従って、平面位置制限部63(スタック収容部60)及び横倒し位置保持部72は、平面位置制限部63の戻り方向(並び方向D3)への移動と横倒し位置保持部72の進退を許容する形状である。横倒し位置保持部72は、製品スタックST0の戻り経路PA2に対して進退可能である。移送部70は、進出部73(横倒し位置保持部72)を進出位置P71に進出させることにより、スタック収容部60が載置位置L1へ移動するときに各製品スタックST0を横倒し位置L3に保持する。
むろん、横倒し位置保持部の形状は、上述した形状に限定されず、例えば、複数の柱を組み合わせた形状等でもよい。
図6,12に示す横置き台74は、横倒し位置保持部721〜726にそれぞれ対応した横置き部741〜746、すなわち、平面位置制限部631〜636にそれぞれ対応した横置き部741〜746を有している。各横置き部741〜746は、横置きした製品スタックST0が軸方向D2へ移動したり並び方向D3における下流方向D3aへ移動したりしないように形成されている。横置き台74は、横倒し位置L3と押し位置L5を通る軸方向D2へ往復動可能である。横置き台駆動部78は、制御盤300の制御に従って横置き台74を軸方向D2へ移動させる。横置き台74は、横倒し位置L3と押し位置L5との間でのみ往復移動してもよいし、この間を超える位置まで移動可能でもよい。移送部70は、スタック収容部60によって横倒し位置L3で横置き台74に横倒し状態で各製品スタックST0が載置され、該横置き台74を押し位置L5へ移動させる。これにより、横倒し位置L3にある製品スタックST0が押し位置L5まで軸方向D2へ移送される。図6に示す移送部70は、製品スタックST0を横置きした横置き部741〜746が順次、押し位置L5に到着するようにされ、押し位置L5に到着した横置き部741〜746に対応する位置の横倒し位置保持部721〜726の進退部73が退避位置P72に退避するようにされている。
図17は、スタック押出部80及び包装部90を模式的に例示している。図6,17に示すスタック押出部80は、製品スタックST0の成形品PR1の積重方向D4へ往復動可能なプッシャー82を備え、制御盤300の制御に従ってプッシャー82を進退させることが可能である。プッシャー82が進退する方向は、積重方向D4に限定されず、積重方向D4から上下方向D1や軸方向D2へ例えば45°以内(15°以内、30°以内、60°以内、等も可)でずれた方向でもよい。図6に示すスタック押出部80は、押し位置L5に到着した横置き部741〜746に載置されている横倒し状態の製品スタックST0を押出方向D4a(積重方向D4)へ押し出す。
むろん、スタック押出部の形状は、上述した形状に限定されず、例えば、フック形状等でもよい。
図17に示す包装部90は、ピロータイプ包装を行うピロー包装機である。包装部90は、包装材料である連続状のフィルムF1の中に製品スタックST0を入れ、該製品スタックST0の入ったフィルムF1の両縁部をシールし、さらに、前端及び後端をシールして、製品スタック包装品PR2を形成する。このようにして、包装部90は、スタック押出部80で押し出された製品スタックST0を包装する。
むろん、包装部90は、製品スタックをシュリンク包装する包装機、段ボールの中に製品スタックを入れる包装機、等でもよい。
なお、スタック治具15,16、昇降台20、高さ保持部30、スタック収容部60、移送部70、スタック押出部80、及び、包装部90の主要部材は、例えば金属等で形成することができる。
図18は、上述した各部を制御する制御盤300を中心とした製造システムSY1の電気回路構成例を示している。制御盤300は、制御盤全体の動作を制御する中央制御回路301、打抜部10のI/F(インターフェイス)、昇降台20のI/F、高さ保持部30のI/F、スタック収容部60のI/F、移送部70のI/F、スタック押出部80のI/F、包装部90のI/F、情報出力部331、操作部332、等を備えている。成形品スタック包装装置AP1において、制御盤300は、昇降台20及び高さ保持部30とともにスタック形成制御部40を構成する。成形品積重装置AP2において、制御盤300は、スタック形成制御部40を構成し、スタック収容部60とともにスタック積重制御部(制御部)50を構成する。スタック積重制御部50は、第一制御手段51、第二制御手段52、選択手段53、を含む。
中央制御回路301は、内部のバスに、CPU(Central Processing Unit)302、ROM(Read Only Memory)303、RAM(Random Access Memory)304、タイマー回路305、不揮発性メモリー306、等が接続された回路とされている。CPU302は、ROM303や不揮発性メモリー306に記録された制御プログラムに基づいてRAM304をワークエリアとして利用しながら製造システムSY1の各部を制御する。
情報出力部331は、例えばディスプレイや音声出力器やプリンターの少なくとも一つで構成され、利用者から操作入力を受け付けた各種設定の内容や製造システムSY1の運転状況を表す各種情報を表示等により出力する。操作部332は、例えば複数のボタンで構成され、利用者から操作入力を受け付ける。
図19は、スタック積重制御部50が行う製品積重処理をフローチャートにより示している。この処理は、制御盤300の中央制御回路301が主体となって行い、マルチタスクにより他の処理と並列して行われる。
制御盤300の電源をオンにする等して製品積重処理を開始させると、選択手段53は、情報出力部331に選択画面58を表示し、選択画面58に含まれる処理項目の中からいずれかを選択する操作を操作部332で受け付ける(ステップS100)。例えば、「1列抜きスタック処理」という処理項目が選択操作されると、第一制御手段51が1列抜きスタック処理を行う(ステップS110)。「2列抜きスタック処理」という処理項目が選択操作されると、第二制御手段52が2列抜きスタック処理を行う(ステップS120)。図示していないが、「3列抜きスタック処理」という処理項目が選択操作されると、3列抜きスタック処理が行われてもよい。
まず、図3,4,9〜11,14〜16等を参照して、2列抜きスタック処理時の成形品積重装置AP2の動作を説明する。この場合、図4に例示するように並び方向D3において複数の成形品PR1が形成される型13,14をテーブル11,12に取り付けておく。2列抜きスタック処理が開始されると、成形品積重装置AP2は、昇降台20を高さ保持部30の高さH1よりも上の高さH1uにし、並び方向上流側のスタック治具16の下方(下方位置L12)にスタック収容部60を配置し、高さ保持部30の進退部31を第一製品スタックST1の昇降経路PA1(進出位置P31)に進出させておく。打抜部10が型13,14を近接させ成形シートSH12を打ち抜いて成形品PR1を形成すると、型穴C1,C2からスタック治具15,16の中へ成形品PR1が下降して昇降台20の上に製品スタックST1,ST2が積み重なる。成形品積重装置AP2は、製品スタックST1,ST2を構成する1個分の成形品PR1の高さに相当する設定高さ分、打抜部10が成形シートSH12を打ち抜く毎に昇降台20を下降させてもよい。この間、昇降台20を高さ保持部30の高さH1以上の高さH1uにしておけばよい。また、打抜部10が成形シートSH12を打ち抜く毎にノックアウト部が成形品PR1を型穴C1,C2からスタック治具15,16内の所定の高さまで押し込んでもよい。
第一の高さH1以上の高さH1uの昇降台20に設定数ずつ成形品PR1が積み重なると、互いに積み重ねられる製品スタックST1,ST2が並び方向D3へ並んで昇降台20に載置されている状態になる。この状態において、図9に例示するように、成形品積重装置AP2は、第二製品スタックST2の上端ST2tが第一の高さH1よりも低い高さとなる第二の高さH2まで昇降台20を下降させる。このとき、下降する昇降台20は高さ保持部30と干渉せず、第二製品スタックST2が昇降台20に載置された状態で下降し、昇降台20が第二の高さH2になったときに第一製品スタックST1が高さ保持部30の進退部31に載置された状態となる。
次に、成形品積重装置AP2は、図10に示すように、スタック収容部60を並び方向D3における下流方向D3aへ移動させ、並び方向下流側のスタック治具16、すなわち、高さ保持部30に保持される第一製品スタックST1の下方位置L11にスタック収容部60を配置する。さらに、平面位置制限部63(スタック収容部60)内において第一製品スタックST1が第二製品スタックST2に積み重なるように高さ保持部30の進退部31を第一製品スタックST1の昇降経路PA1から退避位置P32に退避させる。さらに、図11に示すように、第二製品スタックST2に積み重なった第一製品スタックST1の上端ST1tが第一の高さH1以下の高さとなる第三の高さH3まで昇降台20を下降させる。このとき、積み重なった製品スタックST1,ST2が昇降台20に載置された状態で下降する。なお、高さ保持部30の退避完了時点又は退避後に昇降台20が第二の高さH2から下降すると製品スタックST1,ST2の安定性が向上するので好ましいものの、高さ保持部30の退避と昇降台20の第二の高さH2からの下降とが同時に開始されてもよいし、昇降台20の第二の高さH2からの下降後に高さ保持部30が退避してもよい。
以上のようにして、図8等に示す平面位置制限部631〜636に製品スタックST0が収容されて昇降部201〜206に載置された状態となる。この場合の製品スタックST0は、製品スタックST1,ST2が積み重なったものである。
さらに、成形品積重装置AP2は、図14に示すように、載置位置L1から横倒し位置L3に向かって途中位置L2までスタック収容部60を傾動させないで移動させる。これにより、高さ保持部30等の別部位とスタック収容部60とが干渉しないようにすることができる。さらに、図15に示すように、スタック収容部60を傾動させて各製品スタックST0を倒して横倒し位置(取出位置)L3に配置する。なお、途中位置L2から横倒し位置L3への移動とともにスタック収容部60が横倒し位置L3の方へ傾動し始めると製品スタックST0の取出処理を高速化することができるので好ましいもの、横倒し位置L3への到着時点又は到着後にスタック収容部60が傾動し始めてもよい。また、別部位と干渉しなければ、スタック収容部60は途中位置L2からの移動開始時点で横倒し位置L3の方へ傾動し始めてもよい。
製品スタックST0を横倒し位置L3に配置する際、成形品積重装置AP2は、横置き台74を横倒し位置L3に配置する。このとき、横倒し位置保持部72の進退部73は、退避位置P72に退避していてもよいし、図15に示すように戻り経路PA2(進出位置P71)に進出していてもよい。図16に示すようにスタック収容部60が並び方向D3における下流方向D3bへ移動するとき、成形品積重装置AP2は、横倒し位置保持部72の進退部73を戻り経路PA2に進出させた状態にしておく。この状態において、傾いて各製品スタックST0を倒した状態でスタック収容部60を傾動させないで横倒し位置L3から載置位置L1へ向かう途中の戻り位置L4まで並び方向D3における上流方向(戻り方向)D3bへ移動させる。前記戻り位置L4は、図14で示した途中位置L2と同じでもよいし、途中位置L2と異なる位置でもよい。上流方向D3bへ移動する平面位置制限部63は横倒し位置保持部72と干渉せず、横倒し状態の製品スタックST0が横倒し位置保持部72に保持されて横置き台74上に残る。さらに、スタック収容部60を載置位置L1の方へ傾動させて載置位置L1に戻す。なお、戻り位置L4から載置位置L1への移動とともにスタック収容部60が載置位置L1の方へ傾動し始めると、高さ保持部30等の別部位とスタック収容部60とが干渉しないようにすることができる。むろん、別部位と干渉しなければ、載置位置L1への到着時点又は到着後にスタック収容部60が傾動し始めてもよい。また、横倒し状態の製品スタックST0が横倒し位置L3上に残れば、スタック収容部60は戻り位置L4に到着する前に載置位置L1の方へ傾動し始めてもよい。
以上説明したように、本技術の製品積重装置は、第二製品スタックST2に第一製品スタックST1が積み重なった製品スタックST0が形成されるので、製品スタックST0を形成する効率を向上させることが可能となる。
次に、図5等を参照して、1列抜きスタック処理時の成形品積重装置AP2の動作を説明する。この場合、図5に例示するように並び方向D3において1個の成形品PR1が形成される型13,14をテーブル11,12に取り付けておく。1列抜きスタック処理が開始されると、成形品積重装置AP2は、不要である高さ保持部30の進退部31を退避位置P32に退避させ、昇降台20を高さ保持部30の高さH1よりも上の高さH1uにし、スタック治具15の下方にスタック収容部60を配置しておく。打抜部10が型13,14を近接させ成形シートSH12を打ち抜いて成形品PR1を形成すると、型穴C1からスタック治具15の中へ成形品PR1が下降して昇降台20の上に製品スタックST0が積み重なる。成形品積重装置AP2は、製品スタックST0を構成する1個分の成形品PR1の高さに相当する設定高さ分、打抜部10が成形シートSH12を打ち抜く毎に昇降台20を下降させてもよい。また、打抜部10が成形シートSH12を打ち抜く毎にノックアウト部が成形品PR1を型穴C1からスタック治具15内の所定の高さまで押し込んでもよい。
第一の高さH1以上の高さH1uの昇降台20に設定数ずつ成形品PR1が積み重なると、成形品積重装置AP2は、製品スタックST0の上端が第一の高さH1よりも低い高さとなる第三の高さH3(図11参照。)まで昇降台20を下降させる。このとき、製品スタックST0が昇降台20に載置された状態で下降し、昇降台20が第三の高さH3になったときに製品スタックST0がスタック収容部60の平面位置制限部63に収容された状態となる。以後、成形品積重装置AP2は、図14,15に示すように、載置位置L1から途中位置L2までスタック収容部60を傾動させないで移動させ、スタック収容部60を傾動させて各製品スタックST0を倒して横倒し位置L3に配置する。横倒し位置保持部72の進退部73を戻り経路PA2に進出させた状態にしておいて、成形品積重装置AP2は、スタック収容部60を傾動させないで横倒し位置L3から戻り位置L4まで並び方向D3における上流方向D3bへ移動させる。さらに、スタック収容部60を載置位置L1の方へ傾動させて載置位置L1に戻す。
以上説明したように、本技術の製品積重装置は、第一製品スタックST1と第二製品スタックST2と積み重ねて取出位置へ搬送することと、このような積み重ね無しに製品スタックST0を取出位置へ搬送することと、を製品の形状等に応じて切り換えることができる。従って、本技術の製品積重装置は、便利である。
上述したスタック収容部60は、成形品スタック包装装置AP1に含まれる。以下、図6,17等を参照して、成形品スタック包装装置AP1の動作を説明する。
横倒し状態の製品スタックST0が横倒し位置L3において横置き台74上に載置されると、移送部70は、進出部73(横倒し位置保持部72)を進出位置P71に進出させ、横倒し状態の製品スタックST0が載置された横置き台74を横倒し位置L3から押し位置L5へ移動させる。図6に示す移送部70は、まず、横置き部741が押し位置L5に到着するので、対応する横倒し位置保持部721の進退部73を退避位置P72に退避させる。すると、スタック押出部80が横置き部741上の製品スタックST0を押出方向D4aへ押し出す。次に、移送部70は、横置き台74を軸方向D2における下流方向D2aへ少し移動させ、押し位置L5に到着した横置き部742に対応する横倒し位置保持部722を退避させる。すると、スタック押出部80が横置き部742上の製品スタックST0を押出方向D4aへ押し出す。以下、同様にして横置き部743〜746上の製品スタックST0が押出方向D4aへ押し出される。押し出された各製品スタックST0は、図17に示すようにフィルムF1の中に入り、包装される。このようにして、包装部90は、スタック押出部80で押し出された製品スタックST0を包装して製品スタック包装品PR2を形成する。
横倒し位置L3に配置される横倒し状態の各製品スタックST0は、傾動軸AX1に沿う軸方向D2において異なる位置にある。これらの製品スタックST0は、押し位置L5まで軸方向D2へ移動し、軸方向D2とは異なる押出方向D4aへ押し出され、包装される。従って、本技術の製品スタック包装装置は、製品スタック包装品PR2を形成する効率を向上させることが可能となる。
(3)変形例:
本発明は、様々な変形例が考えられる。
例えば、横倒し位置L3から押し位置L5への製品スタックST0の移送は、往復移動する横置き台74以外にも、無端チェーンといった周回する無端材に設けた横置き台等により行うことができる。
昇降台は、シートの打ち抜き毎に下降する台を兼用する以外にも、前記台とは別の専用台でもよい。
図9,10に示したような第二の高さH2は、図11に示した第三の高さH3と同じ高さとされてもよい。
図20に示すように、並び方向D3において3以上の製品スタックを積み重ねて最終的な製品スタックST0を形成することも可能である。図20に示す成形品積重装置AP2は、型穴C1,C2,C3のそれぞれにスタック治具15,16,17を配置している。この成形品積重装置AP2は、高さ保持部30をスタック治具16からは退避させるがスタック治具15には進出させた状態にして製品スタックST13の上に製品スタックST12を積み重ね、高さ保持部30をスタック治具15からも退避させて製品スタックST12の上に製品スタックST11を積み重ねる。これにより、製品スタックST11,ST12,ST13が積み重なった製品スタックST0がスタック収容部60に収容される状態となり、この製品スタックST0が横倒し位置L3へ移動することになる。ここで、製品スタックST11を第一製品スタックに当てはめると製品スタックST12が第二製品スタックに当てはまり、製品スタックST12を第一製品スタックに当てはめると製品スタックST13が第二製品スタックに当てはまる。
なお、第一制御手段51及び選択手段53が無くても、製品積重装置の基本的な効果が得られる。
また、スタック治具15,16と平面位置制限部63の少なくとも一方が無くても、製品積重装置の基本的な効果が得られる。
(4)結び:
以上説明したように、本発明によると、種々の態様により、製品スタックを形成する効率を向上させることが可能な技術等を提供することができる。むろん、従属請求項に係る構成要件を有しておらず独立請求項に係る構成要件のみからなる技術等でも、上述した基本的な作用、効果が得られる。
また、上述した実施形態及び変形例の中で開示した各構成を相互に置換したり組み合わせを変更したりした構成、公知技術並びに上述した実施形態及び変形例の中で開示した各構成を相互に置換したり組み合わせを変更したりした構成、等も実施可能である。本発明は、これらの構成等も含まれる。
10…打抜部、11…上テーブル、12…下テーブル、13…上型、14…下型、
15,16…スタック治具、15c,16c…隙間、
20…昇降台、21…凹部、22…基部、23…先端部、28…昇降台駆動部、
30…高さ保持部(シャッター部)、31…進退部、38…進退駆動部、
40…スタック形成制御部、
50…スタック積重制御部(制御部)、
51…第一制御手段、52…第二制御手段、53…選択手段、58…選択画面、
60…スタック収容部、61…ベース、
63…平面位置制限部(第二スタック治具)、63c…隙間、64…載置部、
68…ベース駆動部、
70…移送部、
72…横倒し位置保持部(シャッター部)、73…進退部、
74…横置き台(マガジン部材)、77…進退駆動部、78…横置き台駆動部、
80…スタック押出部、82…プッシャー、
90…包装部、
100…成形装置、110…シート供給部、120…シート搬送装置、
130…加熱部、131…ヒーター、140…成形部、141…型、142…クランプ、
200…打抜装置、210…シート搬送装置、220…スクラップ回収部、
300…制御盤、
AP1…成形品スタック包装装置(製品スタック包装装置)、
AP2…成形品積重装置(製品積重装置)、
AX1…傾動軸、C1,C2…型穴、
D1…上下方向、D1a…上方向、D1b…下方向、
D2…軸方向、D2a…下流方向、D2b…上流方向、
D3…並び方向、D3a…下流方向、D3b…上流方向(戻り方向)、
D4…積重方向、D4a…押出方向、D4b…引き戻し方向、
F1…フィルム、
H1…第一の高さ、H1u…第一の高さ以上の高さ、
H2…第二の高さ、H3…第三の高さ、
H9…ベースの高さ、
L1…載置位置、L2…途中位置、L3…横倒し位置(取出位置)、
L4…戻り位置、L5…押し位置、L11,L12…下方位置、
P1,P11〜P16…収容位置、
P31,P71…進出位置、P32,P72…退避位置、
PA1…昇降経路、PA2…戻り経路、PA3…移送経路、
PR1…成形品(製品)、PR2…製品スタック包装品、
SH1…シート、
ST0,ST1,ST2…製品スタック、ST1t,ST2t…上端、
SY1…製造システム。

Claims (8)

  1. 少なくとも昇降可能とされ、所定の並び方向へ複数の製品スタックを並べて載置可能な昇降台と、
    前記複数の製品スタックに含まれる第一製品スタックの昇降経路に対して第一の高さにおいて進退可能な高さ保持部と、
    前記高さ保持部に保持される前記第一製品スタックの平面位置を所定範囲内に制限するスタック治具と、
    制御部と、を備え、
    前記昇降台及び前記高さ保持部は、前記昇降台の昇降及び前記高さ保持部の進退を許容する形状であり、
    前記制御部は、前記第一の高さ以上の高さの前記昇降台に前記複数の製品スタックが載置され、且つ、前記第一製品スタックの昇降経路に前記高さ保持部が進出した状態において、前記複数の製品スタックに含まれる第二製品スタックの上端が前記第一の高さ以下の高さとなる第二の高さまで前記昇降台を下降させ、平面位置を前記所定範囲内に制限されて前記高さ保持部に保持される前記第一製品スタックの下方に前記第二製品スタックを移動させ、前記第一製品スタックが前記第二製品スタックに積み重なるように前記高さ保持部を退避させる製品積重装置。
  2. 前記制御部は、
    少なくとも前記並び方向へ移動可能とされ、前記第一の高さよりも低い位置において前記製品スタックを収容可能なスタック収容部を有し、
    前記第一の高さ以上の高さの前記昇降台に前記複数の製品スタックが載置され、前記昇降台に載置されている前記第二製品スタックの下方に前記スタック収容部が配置され、且つ、前記第一製品スタックの昇降経路に前記高さ保持部が進出した状態において、前記第二の高さまで前記昇降台を下降させ、平面位置を前記所定範囲内に制限されて前記高さ保持部に保持される前記第一製品スタックの下方に前記第二製品スタックが内にある前記スタック収容部を移動させ、前記スタック収容部内において前記第一製品スタックが前記第二製品スタックに積み重なるように前記高さ保持部を退避させる、請求項1に記載の製品積重装置。
  3. 前記制御部は、前記複数の製品スタックが積み重ねられた前記スタック収容部を所定の取出位置へ移動させる、請求項2に記載の製品積重装置。
  4. 前記制御部は、
    前記第一の高さ以上の高さの前記昇降台に前記第二製品スタックが載置され、且つ、前記昇降台に載置されている前記第二製品スタックの下方に前記スタック収容部が配置された状態において、前記第二の高さまで前記昇降台を下降させ、前記第二製品スタックが収容された前記スタック収容部を前記取出位置へ移動させる第一制御手段と、
    前記第一の高さ以上の高さの前記昇降台に前記複数の製品スタックが載置され、前記昇降台に載置されている前記第二製品スタックの下方に前記スタック収容部が配置され、且つ、前記第一製品スタックの昇降経路に前記高さ保持部が進出した状態において、前記第二の高さまで前記昇降台を下降させ、平面位置を前記所定範囲内に制限されて前記高さ保持部に保持される前記第一製品スタックの下方に前記第二製品スタックが内にある前記スタック収容部を移動させ、前記スタック収容部内において前記第一製品スタックが前記第二製品スタックに積み重なるように前記高さ保持部を退避させ、前記複数の製品スタックが積み重ねられた前記スタック収容部を前記取出位置へ移動させる第二制御手段と、
    前記第一制御手段による制御を行うか前記第二制御手段による制御を行うかを選択する選択手段と、を有する、請求項3に記載の製品積重装置。
  5. 前記制御部は、前記高さ保持部に保持される前記第一製品スタックの下方に前記第二製品スタックが内にある前記スタック収容部を移動させ、前記高さ保持部を退避させ、前記第二製品スタックに積み重なった前記第一製品スタックの上端が前記第一の高さ以下の高さとなる第三の高さまで前記昇降台を下降させ、前記複数の製品スタックが積み重ねられた前記スタック収容部を所定の取出位置へ移動させる、請求項3又は請求項4に記載の製品積重装置。
  6. 前記スタック収容部は、前記昇降台の昇降を許容する位置において前記複数の製品スタックの平面位置を所定範囲内に制限する平面位置制限部を有する、請求項2〜請求項5のいずれか一項に記載の製品積重装置。
  7. シートを打ち抜いて成形品を形成する打抜部と、
    少なくとも昇降可能とされ、前記成形品が積み重ねられた製品スタックを複数、所定の並び方向へ並べて載置可能な昇降台と、
    前記複数の製品スタックに含まれる第一製品スタックの昇降経路に対して第一の高さにおいて進退可能な高さ保持部と、
    前記昇降台が前記第一の高さ以上の高さにある状態において、前記昇降台に前記成形品を積み重ねて前記複数の製品スタックを形成するスタック形成制御部と、
    前記高さ保持部に保持される前記第一製品スタックの平面位置を所定範囲内に制限するスタック治具と、
    スタック積重制御部と、を備え、
    前記昇降台及び前記高さ保持部は、前記昇降台の昇降及び前記高さ保持部の進退を許容する形状であり、
    前記スタック積重制御部は、前記第一の高さ以上の高さの前記昇降台に前記複数の製品スタックが載置され、且つ、前記第一製品スタックの昇降経路に前記高さ保持部が進出した状態において、前記複数の製品スタックに含まれる第二製品スタックの上端が前記第一の高さ以下の高さとなる第二の高さまで前記昇降台を下降させ、平面位置を前記所定範囲内に制限されて前記高さ保持部に保持される前記第一製品スタックの下方に前記第二製品スタックを移動させ、前記第一製品スタックが前記第二製品スタックに積み重なるように前記高さ保持部を退避させる成形品積重装置。
  8. 少なくとも昇降可能とされ、所定の並び方向へ複数の製品スタックを並べて載置可能な昇降台と、
    前記複数の製品スタックに含まれる第一製品スタックの昇降経路に対して第一の高さにおいて進退可能な高さ保持部と、
    前記高さ保持部に保持される前記第一製品スタックの平面位置を所定範囲内に制限するスタック治具と、を用い、
    前記昇降台及び前記高さ保持部は、前記昇降台の昇降及び前記高さ保持部の進退を許容する形状であり、
    前記第一の高さ以上の高さの前記昇降台に前記複数の製品スタックが載置され、且つ、前記第一製品スタックの昇降経路に前記高さ保持部が進出した状態において、前記複数の製品スタックに含まれる第二製品スタックの上端が前記第一の高さ以下の高さとなる第二の高さまで前記昇降台を下降させ、平面位置を前記所定範囲内に制限されて前記高さ保持部に保持される前記第一製品スタックの下方に前記第二製品スタックを移動させ、前記第一製品スタックが前記第二製品スタックに積み重なるように前記高さ保持部を退避させる、製品積重方法。
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