JP6269863B2 - アンテナ装置および電子機器 - Google Patents

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    • H01Q7/06Loop antennas with a substantially uniform current distribution around the loop and having a directional radiation pattern in a plane perpendicular to the plane of the loop with core of ferromagnetic material

Description

本発明は、近距離無線通信システム等に用いられるアンテナ装置、およびそのアンテナ装置を備える電子機器に関するものである。
携帯端末に実装されているNFC(Near Field Communication) などのHF帯のRFIDにおいては、通信相手側アンテナと磁界結合するコイルアンテナが用いられる。
このようなコイルアンテナを電子機器内に配置する場合に、電子機器の筐体内に配置される基板のグランド導体パターンや金属部材にコイルアンテナが近接配置されると、コイルアンテナによる磁界形成が上記グランド導体や金属部材によって妨げられてしまい、通信距離が大幅に低下してしまう。
例えば、特許文献1には、金属面上にコイルアンテナを配置する場合に、コイルアンテナの共振周波数が変化しないように、予めコイルアンテナの下部に金属体を配置する構成が示されている。
特許第4218519号公報
特許文献1に示されるアンテナ装置においては、共振周波数の安定性は得られるが、コイルアンテナの近傍に金属面があることにより、コイルアンテナから放射される磁束がその金属面で妨げられることには変わりなく、大きな通信可能距離が得難い。
本発明の目的は、グランド導体パターンや金属部材がコイルアンテナに近接配置されても、コイルアンテナによる磁界形成が妨げられにくくしたアンテナ装置、およびそのアンテナ装置を備える電子機器を提供することにある。
(1)本発明のアンテナ装置は、
主面を有する絶縁性の基材と、
前記基材に配置され、1ターン以上巻回されたコイル導体を有するコイルアンテナと、
を備えるアンテナ装置であって、
前記コイル導体は、前記基材の前記主面に対してほぼ平行な方向に巻回軸を有し、
前記コイル導体に接続され、前記コイル導体の巻回軸方向から視て、前記コイルアンテナと同相の磁束を発生する補助ループ導体が前記基材に形成されている、
ことを特徴とする。
上記構成により、コイルアンテナに近接するグランド導体パターンや金属部材の影響による磁界形成の妨げが抑制される。
(2)上記(1)において、前記コイルアンテナは、第1コイルアンテナおよび第2コイルアンテナを含む複数のコイルアンテナであり、前記第1コイルアンテナおよび前記第2コイルアンテナは、前記基材の前記主面とほぼ平行な方向に巻回軸を有し、前記第1コイルアンテナおよび前記第2コイルアンテナの巻回軸は実質的に平行であり、前記平行な方向に同相の磁界を発生するように接続されており、前記補助ループ導体は、前記コイル導体の巻回軸方向から視て、前記第1コイルアンテナから前記第2コイルアンテナに亘る範囲に配置されていることが好ましい。
上記構成により、複数のコイルアンテナを備える場合に、グランド導体パターンや金属部材による磁界形成の妨げが抑制される。
(3)上記(1)または(2)において、前記基材の前記コイルアンテナの配置面は第1導電性部材に対向する面とは反対側の面であり、前記補助ループ導体は、前記コイル導体の巻回軸方向から視て、前記コイルアンテナと前記第1導電性部材との間を通るように配置されていることが好ましい。この構成により、第1導電性部材による磁界形成の妨げが効果的に抑制される。
(4)上記(1)から(3)のいずれかにおいて、前記基材に、前記基材の平面視で、前記補助ループ導体で囲まれる領域内の少なくとも一部に、第2導電性部材が形成されることが好ましい。
上記構成により、基材を平面視したとき、補助ループ導体が形成されている領域の内部に第2導電性部材を配置することにより、コイルアンテナの鎖交方向と逆方向に補助ループ導体と鎖交しようとする磁束を、第2導電性部材が遮るため、通信相手側アンテナの位置が変化しても、アンテナ特性がより劣化しにくくなる。また、第2導電性部材を備えることにより、コイルアンテナや補助ループ導体への集磁効果や通信側アンテナへの放射効果がある。
(5)上記(1)から(4)のいずれかにおいて、前記コイル導体の巻回軸方向から視て、前記コイルアンテナは、前記コイル導体に導通して前記コイル導体に沿って前記コイル導体から延出する端子電極を有し、前記基材は、前記端子電極が接続されるパッド電極と、当該パッド電極から延出された配線導体とを有し、前記コイル導体から前記端子電極への延出方向と、前記パッド電極から前記配線導体への延出方向と、は同方向であることが好ましい。これにより、端子電極がコイルの一部として作用し、その分、より小型のコイルアンテナを用いることができる。
(6)上記(5)において、前記パッド電極に対する前記配線導体の接続位置は、前記コイル導体の巻回軸方向から視て、前記コイル導体に対する前記端子電極の接続位置である第1端より前記端子電極の第2端方向へ離れた位置であることが好ましい。これにより、端子電極の一部または全部がコイル導体の一部として作用する。
(7)本発明の電子機器は、上記(1)から(6)のいずれかに記載のアンテナ装置と、このアンテナ装置のコイル導体に接続される給電回路とを備える。この構成により、電子機器内の基板にコイルアンテナが実装された、電子機器が構成される。
本発明によれば、コイルアンテナに近接するグランド導体パターンや金属部材による磁界形成の妨げが抑制される。そのため、グランド導体パターンや金属部材に近接する状態でコイルアンテナが配置される場合でも、通信可能最大距離の低下等が抑制されて、安定した特性のアンテナ装置、およびそのアンテナ装置を備える電子機器が得られる。
図1は第1の実施形態に係るアンテナ装置101の斜視図である。 図2はアンテナ装置101に生じる磁束について示す断面図である。 図3はコイルアンテナ2の内部の構成を示す分解斜視図である。 図4は、第1の実施形態に係る別のアンテナ装置101Pの断面図である。 図5(A)は第2の実施形態に係るアンテナ装置102の平面図であり、図5(B)はアンテナ装置102の断面図である。 図6は第3の実施形態に係るアンテナ装置103Aの斜視図である。 図7(A)はアンテナ装置103Aの平面図である。図7(B),図7(C)は変形例のアンテナ装置103B,103Cの平面図である。 図8(A)はアンテナ装置103Dの斜視図である。図8(B)はアンテナ装置103Dの、コイルアンテナ2Bを実装する部分の斜視図である。 図9(A)は第4の実施形態に係るアンテナ装置104の平面図であり、図9(B)はアンテナ装置104の断面図である。 図10(A)は第5の実施形態に係るアンテナ装置105の平面図であり、図10(B)はアンテナ装置105の断面図である。 図11は第6の実施形態に係るアンテナ装置106の斜視図である。 図12はアンテナ装置106の断面図である。 図13(A)、図13(B)は第2導電性部材42U,42Lの作用を示す図である。 図14(A)は第7の実施形態に係るアンテナ装置107の主要部の斜視図である。図14(B)は比較例としてのアンテナ装置の主要部の斜視図である。 図15(A)は、第7の実施形態に係るアンテナ装置107の内層端子電極と実装用電極との関係について示す、コイル軸に垂直な面での断面図である。図15(B)(C)は第7の実施形態に係る別のアンテナ装置の内層端子電極と実装用電極との関係について示す、コイル軸に垂直な面での断面図である。 図16は、第7の実施形態の別のアンテナ装置の主要部の斜視図である。 図17は、コイルアンテナ接続部の途中から導体パターンを引き出した構造において、実装用電極21Lおよび内層端子電極21Uの、コイルアンテナの一部としての作用を示す図である。 図18は第8の実施形態に係る電子機器201の筐体内部の構造を示す平面図である。
以降、図を参照して幾つかの具体的な例を挙げて、本発明を実施するための複数の形態を示す。各図中には同一箇所に同一符号を付す。第2の実施形態以降では第1の実施形態と共通の事柄についての記述を省略し、異なる点について説明する。特に、同様の構成による同様の作用効果については実施形態毎には逐次言及しない。
《第1の実施形態》
図1は第1の実施形態に係るアンテナ装置101の斜視図である。図2はアンテナ装置101に生じる磁束について示す断面図である。
アンテナ装置101は、基板1、第1コイルアンテナ2A、第2コイルアンテナ2Bを備える。このアンテナ装置101は第1導電性部材41に載置されている。
コイルアンテナ2A,2Bは、後に示すように、何れもヘリカル状に巻回されたコイル導体、およびそのコイル導体に導通する実装用電極を備える。
基板1は、基材9と、この基材9に形成された各種導体パターンで構成されている。基材9の上面に上部導体パターン31、下面に下部導体パターン32がそれぞれ形成されている。基材9の内部には層間接続導体33,34がそれぞれ形成されている。これら導体パターン31,32および層間接続導体33,34によって補助ループ導体が構成されている。補助ループ導体には図外のRFICが接続される。
図3はコイルアンテナ2の内部の構成を示す分解斜視図である。コイルアンテナ2は、基材層20a,20b,20c,20d,20eと、これら基材層のうち所定の基材層に形成された導体パターンとで構成される。基材層20b,20c,20dは磁性体層であり、基材層20a,20eは非磁性体層である。上記磁性体層はコイルアンテナの磁性体コアとして作用する。
基材層20bの上面には複数のコイル導体23、基材層20eの上面に複数のコイル導体24がそれぞれ形成されている。基材層20b,20c,20dには、コイル導体23,24間を層間接続する層間接続導体(ビア導体)25が形成されている。基材層20eの下面には実装用電極21,22,27が形成されている。複数のコイル導体23の配列方向の両端のコイル導体23の端部は層間接続導体26を介して実装用電極21,22にそれぞれ接続されている。このようにコイルアンテナ2は、表面実装型のチップ部品として構成されている。
図2に表れているように、補助ループ導体(31,32,33,34)は、コイル導体の巻回軸方向から視て、第1コイルアンテナ2Aから第2コイルアンテナ2Bに亘る範囲に配置されている。
図1に示す矢印および図2に示すクロス記号は、コイルアンテナ2A,2Bおよび補助ループ導体(31,32,33,34)によって生じる磁束の方向を表している。
このように、コイルアンテナ2A,2Bのコイル導体は、基材9の主面に対してほぼ平行な方向に巻回軸を有する。補助ループ導体は、コイルアンテナ2A,2Bのコイル導体に接続され、コイルアンテナ2A,2Bのコイル導体の巻回軸方向から視て、コイルアンテナ2A,2Bと同相の磁束を発生する。
上記補助ループ導体(31,32,33,34)に生じる磁界は、コイルアンテナ2A,2Bに生じる磁界と同相であるため、コイルアンテナ2A,2Bに生じる磁界のうち、第1導電性部材41へ回りこもうとする磁束は、第1導電性部材41に沿った方向へ延伸するように強制される。すなわち、コイルアンテナ2A,2Bによる磁界形成が第1導電性部材41により妨げられる、という作用は抑制される。これにより、アンテナ装置101の基板1の裏面側に第1導電性部材41が配置されていても、通信距離の大幅低下を避けることができる。
また、補助ループ導体(31,32,33,34)の巻回軸は、コイルアンテナ2A,2Bのコイル巻回軸と平行な成分を有するため、通信相手側アンテナの位置が変化しても、コイルアンテナ2A,2Bと同じ方向に磁束が鎖交するので、アンテナ特性が劣化しにくい。
図4は、第1の実施形態に係る別のアンテナ装置101Pの断面図である。図2と比較すれば明らかなように、下部導体パターン32は基材9の内層に形成されている。その他の構成は図1、図2に示したアンテナ装置101と同じである。このように、補助導体は基材9の外部に露出していなくてもよい。
《第2の実施形態》
図5(A)は第2の実施形態に係るアンテナ装置102の平面図であり、図5(B)はアンテナ装置102の断面図である。
アンテナ装置102は、基板1、第1コイルアンテナ2A、第2コイルアンテナ2B、RFIC3を備える。このアンテナ装置102は第1導電性部材41に載置されている。
基材9の上面には、上部導体パターン31A,31B,31Cが形成されていて、基材9の下面には、下部導体パターン32が形成されている。上部導体パターン31Cと下部導体パターン32の第1端とは層間接続導体33を介して接続されている。下部導体パターン32の第2端とコイルアンテナ2Bの1つの接続部とは層間接続導体34を介して接続されている。これらの導体パターン31A,31B,31C,32および層間接続導体33,34によって約1ターンの補助ループ導体が構成される。
RFIC3とコイルアンテナ2A,2Bとは次の経路で接続されている。
RFIC3→上部導体パターン31A→コイルアンテナ2A→上部導体パターン31B→コイルアンテナ2B→層間接続導体34→下部導体パターン32→層間接続導体33→上部導体パターン31C→RFIC3
補助ループ導体(31A,31B,31C,32,33,34)は、コイルアンテナ2A,2Bのコイル導体の巻回軸方向から視て、第1コイルアンテナ2Aから第2コイルアンテナ2Bに亘る範囲に配置されている。補助ループ導体の巻回軸は、コイルアンテナ2Aおよびコイルアンテナ2Bの巻回軸と平行な成分を有する。
コイルアンテナ2A,2Bのコイル導体は、基材9の主面に対してほぼ平行な方向に巻回軸を有する。補助ループ導体は、コイルアンテナ2A,2Bのコイル導体の巻回軸方向から視て、コイルアンテナ2A,2Bと同相の磁束を発生する。
上記補助ループ導体(31A,31B,31C,32,33,34)に生じる磁界は、コイルアンテナ2A,2Bに生じる磁界と同相であるため、コイルアンテナ2A,2Bに生じる磁界のうち、第1導電性部材41へ回りこもうとする磁束は、第1導電性部材41に沿った方向へ延伸するように強制される。すなわち、コイルアンテナ2A,2Bによる磁界形成が第1導電性部材41により妨げられる、という作用は抑制される。これにより、アンテナ装置101の基板1の裏面側に第1導電性部材41が配置されていても、通信距離の大幅低下を避けることができる。
《第3の実施形態》
図6は第3の実施形態に係るアンテナ装置103Aの斜視図である。図7(A)はアンテナ装置103Aの平面図である。図7(B)(C)は変形例のアンテナ装置103B,103Cの平面図である。
アンテナ装置103Aは、基板1、コイルアンテナ2A,2B、RFICを備える。コイルアンテナ2A,2Bは、それぞれヘリカル状に巻回されたコイル導体および実装用電極を備える。コイルアンテナ2A,2Bは第1の実施形態で示したコイルアンテナ2と同じである。
基材9の上面には、上部導体パターン31A,31B,31Cが形成されていて、基材9の下面には、下部導体パターン32が形成されている。上部導体パターン31Cと下部導体パターン32の第1端とは層間接続導体33を介して接続されている。下部導体パターン32の第2端と上部導体パターン31Aの第1端部とは層間接続導体34を介して接続されている。これらの導体パターン31A,31B,31C,32および層間接続導体33,34によって約1ターンの補助ループ導体が構成される。下部導体パターン32の途中には、RFIC接続部32Fが形成されている。このRFIC接続部32FにRFICが接続(実装)される。
補助ループ導体(31A,31B,31C,32,33,34)は、コイルアンテナ2A,2Bのコイル導体の巻回軸方向から視て、第1コイルアンテナ2Aから第2コイルアンテナ2Bに亘る範囲に配置されている。補助ループ導体の巻回軸は、コイルアンテナ2Aおよびコイルアンテナ2Bの巻回軸と平行な成分を有する。
コイルアンテナ2A,2Bのコイル導体は、基材9の主面に対してほぼ平行な方向に巻回軸を有する。補助ループ導体は、コイルアンテナ2A,2Bのコイル導体の巻回軸方向から視て、コイルアンテナ2A,2Bと同相の磁束を発生する。
上記補助ループ導体(31A,31B,31C,32,33,34)に生じる磁界は、コイルアンテナ2A,2Bに生じる磁界と同相である。
図7(A)に示すように、アンテナ装置103Aでは、平面視で上部導体パターン31A,31Bは下部導体パターン32に重ならない。図7(B)に示すように、アンテナ装置103Aでは、上部導体パターン31A,31Bは下部導体パターン32に平面視で重なる。また、図7(C)に示すように、アンテナ装置103Cでは、上部導体パターン31A,31Bは下部導体パターン32に平面視で重なる。
このように、平面視での上部導体パターン31A,31Bと下部導体パターン32との重なり方によって、補助ループ導体(31A,31B,31C,32,33,34)のコイル開口の面が傾き、発生する磁束の指向を定めることができる。これにより、コイルアンテナ2A,2Bに生じる磁界のうち、第1導電性部材41へ回りこもうとする磁束に対する制御をある程度行うことができる。
図8(A)はアンテナ装置103Dの斜視図である。図8(B)はアンテナ装置103Dの、コイルアンテナ2Bを実装する部分の斜視図である。
アンテナ装置103Dは、基板1、コイルアンテナ2A,2B、RFICを備える。コイルアンテナ2A,2Bは、それぞれヘリカル状に巻回されたコイル導体および実装用電極を備える。コイルアンテナ2A,2Bは第1の実施形態で示したコイルアンテナ2と同じである。
基材9の上面には、上部導体パターン31A,31B、コイルアンテナ接続部31E1,31E2,31E3がそれぞれ形成されていて、基材9の下面には、下部導体パターン32が形成されている。下部導体パターン32の第1端と上部導体パターン31Aの第1端部とは層間接続導体34を介して接続されている。下部導体パターン32の第2端とコイルアンテナ接続部31E1とは層間接続導体34を介して接続されている。上部導体パターン31Bの第1端はコイルアンテナ接続部31E1に接続されている。これらの導体パターンによって約1ターンの補助ループ導体が構成される。下部導体パターン32の途中には、RFIC接続部32Fが形成されている。このRFIC接続部32FにRFICが接続(実装)される。補助ループ導体の巻回軸は、コイルアンテナ2Aおよびコイルアンテナ2Bの巻回軸と平行な成分を有する。
このように、補助ループ導体(31A,31B,31E1,31E2,31E3,32,33,34)は、コイルアンテナ2A,2Bのコイル導体の巻回軸方向から視て、第1コイルアンテナ2Aから第2コイルアンテナ2Bの一部に亘る範囲に配置されていてもよい。
図6、図7(A)(B)(C)、図8(A)に示した例では、RFIC接続部32FにRFICを接続する構成を示したが、コイルアンテナ2A,2Bの一方がRFIC(給電回路)を内蔵する場合には、個別のRFICを実装する必要はない。その場合には、RFIC接続部32Fは連続して導通するパターンであればよい。
《第4の実施形態》
図9(A)は第4の実施形態に係るアンテナ装置104の平面図であり、図9(B)はアンテナ装置104の断面図である。
アンテナ装置104は、基板1、第1コイルアンテナ2A、第2コイルアンテナ2B、RFIC3を備える。このアンテナ装置104は第1導電性部材41に載置されている。
基材9の上面には、上部導体パターン31A,31B,31Cが形成されていて、基材9の下面には、下部導体パターン32が形成されている。上部導体パターン31Cと下部導体パターン32の第1端とは層間接続導体33を介して接続されている。下部導体パターン32の第2端とコイルアンテナ2Bの1つの接続部とは層間接続導体34を介して接続されている。下部導体パターン32の途中とコイルアンテナ2Aの1つの接続部とは層間接続導体35を介して接続されている。これらの導体パターン31A,31B,31C,32および層間接続導体33,34によって、補助ループ導体が構成される。補助ループ導体の巻回軸は、コイルアンテナ2Aおよびコイルアンテナ2Bの巻回軸と平行な成分を有する。
2つのコイルアンテナ2A,2Bは上部導体パターン31A、31B,31Cおよび下部導体パターン32に対して並列接続される。補助ループ導体(31A,31B,31C,32,33,34)は、コイルアンテナ2A,2Bのコイル導体の巻回軸方向から視て、コイルアンテナ2A,2Bと同相の磁束を発生する。
本実施形態のように、複数のコイルアンテナは並列接続されてもよい。
《第5の実施形態》
図10(A)は第5の実施形態に係るアンテナ装置105の平面図であり、図10(B)はアンテナ装置105の断面図である。
アンテナ装置105は、基板1、コイルアンテナ2、RFIC3を備える。このアンテナ装置105は第1導電性部材41に載置されている。
第2の実施形態で図5に示したアンテナ装置102と異なり、本実施形態のアンテナ装置105は1つのコイルアンテナ2を備える。その他の構成は第2に実施形態で示したとおりである。
補助ループ導体(31A,31B,31C,32,33,34)は、コイルアンテナ2のコイル導体の巻回軸方向から視て、コイルアンテナ2と同相の磁束を発生する。このように、単一のコイルアンテナを備えてアンテナ装置を構成してもよい。
《第6の実施形態》
図11は第6の実施形態に係るアンテナ装置106の斜視図である。図12はアンテナ装置106の断面図である。
基材9の上面には、上部導体パターン31A,31B,31Cが形成されていて、基材9の下面には、下部導体パターン32が形成されている。上部導体パターン31Cと下部導体パターン32の第1端とは層間接続導体33を介して接続されている。下部導体パターン32の第2端と上部導体パターン31Aの第1端部とは層間接続導体34を介して接続されている。これらの導体パターン31A,31B,31C,32および層間接続導体33,34によって約1ターンの補助ループ導体が構成される。下部導体パターン32の途中には、RFIC接続部32Fが形成されている。このRFIC接続部32FにRFICが接続(実装)される。補助ループ導体の巻回軸は、コイルアンテナ2Aおよびコイルアンテナ2Bの巻回軸と平行な成分を有する。
基材9の平面視で補助ループ導体(31A,31B,31C,32,33,34)で囲まれる領域に第2導電性部材42U,42Lが形成されている。第2導電性部材42U,42L以外の構成は第3の実施形態で図6に示したアンテナ装置103Aと同じである。
第2導電性部材42Uは、基材9の上面において(平面視で)、第1コイルアンテナ2Aと第2コイルアンテナ2Bとの間に形成されている。また、第2導電性部材42Uは、基材9の下面において(平面視で)、下部導体パターン32の形成領域内に形成されている。
このように、第2導電性部材42U,42Lを、平面視で補助ループ導体(31A,31B,31C,32,33,34)が形成されている領域の内部に配置することにより、コイルアンテナ2A,2Bの磁束鎖交方向とは逆方向に補助ループ導体と鎖交しようとする磁束を、第2導電性部材42U,42Lが遮る。このため、通信相手側アンテナに対するアンテナ装置106の相対位置が変化しても、アンテナ特性がより劣化しにくくなる。
図13(A)(B)は上記第2導電性部材42U,42Lの作用を示す図である。第2導電性部材42U,42Lが無い状態では、図13(B)に示すように、上部導体パターン31Bおよび下部導体パターン32を含む補助ループ導体を正常に鎖交する磁束φn以外に、逆方向に鎖交する磁束φiが生じる。これに対し、第2導電性部材42U,42Lが形成されていると、図13(A)に示すように、上部導体パターン31Bおよび下部導体パターン32を含む補助ループ導体に対して逆方向に磁束が鎖交することが抑制される。そのため、補助ループ導体の意図した作用効果を得やすい。
《第7の実施形態》
第7の実施形態では、コイルアンテナを実装する基材に形成される導体パターンに特徴を有するアンテナ装置について示す。
図14(A)は本実施形態に係るアンテナ装置107の主要部の斜視図である。図14(B)は比較例としてのアンテナ装置の主要部の斜視図である。図14(A)(B)においては、コイルアンテナ2は導体部分のみを表している。また、基板についても、その上面に形成された導体パターンの一部を表している。
コイルアンテナ2は、複数の基材層と、これら基材層のうち所定の基材層に形成された導体パターンとで構成されている。複数のコイル導体23,24、これらを層間接続する層間接続導体(ビア導体)25によって矩形ヘリカル状のコイルが構成されている。
コイルの一方端は層間接続導体26Uを介して、内層端子電極21Uに接続されている。同様に、コイルの他方端は層間接続導体26Uを介して、内層端子電極22Uに接続されている。最下層の基材層の下面には実装用電極21L,22Lが形成されている。実装用電極21L,22Lは層間接続導体26Lを介して内層端子電極21U,22Uに接続されている。上記実装用電極21L,22Lは本発明に係る「端子電極」の一例である。
基板の上面にはコイルアンテナ接続部31Eおよびこのコイルアンテナ接続部31Eから延出された導体パターン31が形成されている。このコイルアンテナ接続部31Eは本発明に係るパッド電極の一例である。
図14(A)に示すアンテナ装置107は、コイル導体の巻回軸方向に視て(実装用電極22Lから−Y軸方向に視て)、コイルアンテナ2のコイル導体は右旋のヘリカル状コイルである。したがって、コイル導体から実装用電極21L(端子電極)への延出方向は、図におけるX軸方向である。また、コイルアンテナ接続部(パッド電極)31Eから導体パターン31の延出方向は、図におけるX軸方向である。この導体パターン31は本発明に係る配線導体の一例である。
図14(B)に示す比較例では、コイルアンテナ接続部(パッド電極)31Eから導体パターン31の延出方向は、図における−X軸方向である。コイルアンテナ2の構造は図14(A)に示したコイルアンテナ2と同じである。
図14(B)に示す比較例のアンテナ装置のように、コイル導体から実装用電極21L(端子電極)への延出方向と、コイルアンテナ接続部(パッド電極)31Eから導体パターン31への延出方向とが逆方向だと、実装用電極(端子電極)21Lおよび内層端子電極21Uにはコイル電流が流れず、コイルの一部としては作用しない。
これに対し、図14(A)に示したように、コイル導体から実装用電極21L(端子電極)への延出方向と、コイルアンテナ接続部(パッド電極)31Eから導体パターン31への延出方向とが同方向(X軸方向)であれば、実装用電極21L(端子電極)がコイルの一部として作用し、その分、より小型のコイルアンテナを用いながら、所定インダクタンスのコイルアンテナを備えるアンテナ装置が構成できる。
上述の例は、コイルアンテナ2の実装用電極21Lおよびコイルアンテナ接続部31Eの作用について示したが、コイルアンテナ2の実装用電極22Lおよびそのコイルアンテナ接続部(不図示)の作用について同様である。すなわち、コイルアンテナ2の実装用電極22Lが接続されるコイルアンテナ接続部から延出する導体パターンは−X軸方向に延出することが好ましい。
本実施形態では、コイル導体の端部が外部の実装用電極(21L等)に直接接続されず、途中に内層端子電極(21U等)を備えている。図15(A)は、アンテナ装置107の内層端子電極と実装用電極との関係について示す、コイル軸に垂直な面での断面図である。図15(B)(C)は本実施形態に係る別のアンテナ装置の内層端子電極と実装用電極との関係について示す、コイル軸に垂直な面での断面図である。
図15(A)に示す例では、内層端子電極21Uと実装用電極21Lとは、コイルアンテナ接続部31Eから導体パターン31への延出方向で後方と前方の両方で、層間接続導体26Lで接続されている。図15(B)に示す例では、内層端子電極21Uと実装用電極21Lとは、コイルアンテナ接続部31Eから導体パターン31への延出方向の後方で、層間接続導体26Lで接続されている。図15(C)に示す例では、内層端子電極21Uと実装用電極21Lとは、コイルアンテナ接続部31Eから導体パターン31への延出方向の前方で、層間接続導体26Lで接続されている。
図15(A)に示す例では、実装用電極21Lおよび内層端子電極21Uにコイル電流が流れ、実装用電極21Lおよび内層端子電極21Uはコイルアンテナの一部として作用する。図15(B)に示す例では、実装用電極21Lにコイル電流が流れ、実装用電極21Lはコイルアンテナの一部として作用する。また、図15(C)に示す例では、実装用電極21Lにはコイル電流が流れないが、内層端子電極21Uにコイル電流が流れる。したがって、内容端子電極21Uはコイルアンテナの一部として作用する。
このように、内層端子電極と実装用電極とがどの位置で層間接続されていても、コイルアンテナ接続部(パッド電極)から導体パターン(配線導体)の延出方向が上述の方向であれば、実装用電極21Lおよび内層端子電極21Uの少なくとも一方はコイルアンテナの一部として作用する。
図16は、本実施形態の別のアンテナ装置の主要部の斜視図である。導体パターン31は、コイルアンテナ接続部(パッド電極)31Eの中央から、図における−Y軸方向に延出されている。コイルアンテナ2の構造は図14(A)に示したコイルアンテナ2と同じである。この例では、実装用電極21Lおよび内層端子電極21Uのうち、Laで示す長さ部分がコイルアンテナの一部として作用する。
図17は、図16に示したように、コイルアンテナ接続部の途中から導体パターンを引き出した構造において、実装用電極21Lおよび内層端子電極21Uの、コイルアンテナの一部としての作用を示す図である。
コイルアンテナ2の実装用電極21Lはコイルアンテナ接続部31Eに対してはんだSによりはんだ付けされる。これにより、コイルアンテナ2は基板1に表面実装される。
図17において、コイルアンテナ接続部31Eからの導体パターン(図16中の31)の引き出し位置をCPで表している。コイルアンテナ接続部(パッド電極)31Eに対する導体パターン(配線導体)31の接続位置CPは、コイル導体の巻回軸方向から視て(図17において紙面から手前方向に視て)、内層電極21Uおよび実装用電極21Lの端部EPからCPまでの長さ部分Laにコイル電流が流れる。すなわち、内層電極21Uおよび実装用電極21Lの端部EPから導体パターン(配線導体)31の接続位置CPまでの長さ部分Laがコイルアンテナの一部として作用する。したがって、コイルアンテナ接続部31Eからの導体パターン31の引き出し位置は、上記Laが長くなる位置である程、コイルアンテナのインダクタンスを高めるうえで効果的である。
《第8の実施形態》
第8の実施形態では電子機器の例を示す。
図18は第8の実施形態に係る電子機器201の筐体内部の構造を示す平面図である。筐体80の内部には基板1,81、バッテリーパック83等が収められている。基板1には上部導体パターン31A,31B,31Cおよび下部導体パターン32が形成されている。また、基板1には、コイルアンテナ2A,2B、RFIC3および共振用キャパシタ5が実装されている。
基板1にはカメラモジュール85やUHF帯アンテナ86,87等も搭載されている。また、基板81にはUHF帯アンテナ82等が搭載されている。基板1と基板81とはケーブル84を介して接続されている。
コイルアンテナ2A,2B、上部導体パターン31A,31B,31C、下部導体パターン32、およびRFIC3に含まれるキャパシタンス成分およびキャパシタ5のキャパシタンスとでLC共振回路が構成される。本実施形態で示すキャパシタ5は、上記LC共振回路の共振周波数調整用のキャパシタであり、必須ではない。
コイルアンテナ2A,2Bの構成は第1の実施形態等で示したアンテナ装置101と同様である。上部導体パターン31A,31B,31C、下部導体パターン32を含む補助ループ導体の基本構成は第2の実施形態で示したアンテナ装置102の補助ループ導体と同じである。補助ループ導体は、コイルアンテナ2A,2Bのコイル導体の巻回軸方向から視て、コイルアンテナ2A,2Bと同相の磁束を発生する。
コイルアンテナ2A,2Bおよび上記補助ループ導体形成領域の下部には第1導電性部材41が形成されている。この第1導電性部材41はディスプレイパネルの裏面に設けられているシールド用金属板である。
上記構成により、コイルアンテナ2A,2Bに生じる磁界のうち、第1導電性部材41へ回りこもうとする磁束は、第1導電性部材41に沿った方向へ延伸するように強制される。すなわち、コイルアンテナ2A,2Bによる磁界形成が第1導電性部材41により妨げられる、という作用は抑制される。これにより、ディスプレイパネルの裏面側にコイルアンテナ2A,2Bを配置する場合でも、通信距離の低下を抑制できる。
本実施形態では、第1導電性部材41がディスプレイパネルの金属板である例としたが、他のシールド用導電性部材や、基板に形成されたグランド導体パターン、バッテリーパックなども第1導電性部材となる場合がある。
以上の各実施形態では、RFIC3からコイルアンテナ(2,2A,2B)および補助ループ導体に電流が流れて、コイルアンテナ(2,2A,2B)および補助ループ導体から送信信号の磁界が発生する動作について示したが、コイルアンテナ(2,2A,2B等)および補助ループ導体に通信相手側アンテナからの磁束が鎖交する場合は、アンテナの可逆性により、コイルアンテナ(2,2A,2B)および補助ループ導体に受信信号に応じた電流が流れる。
以上に示した幾つかの実施形態では、2つのコイルアンテナを備えるアンテナ装置について示したが、3つ以上のコイルアンテナを備える場合にも同様に適用できる。
最後に、上述の実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではない。当業者にとって変形および変更が適宜可能である。例えば、異なる実施形態で示した構成の部分的な置換または組み合わせが可能である。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
CP…コイルアンテナ接続部からの導体パターン引き出し位置
EP…コイル導体と端子電極との接続位置
S…はんだ
1,81…基板
2…コイルアンテナ
2A…第1コイルアンテナ
2B…第2コイルアンテナ
3…RFIC
5…共振用キャパシタ
9…基材
20a,20b,20c,20d,20e…基材層
21,22,27…実装用電極
21U,22U…内層端子電極
21L,22L…実装用電極(端子電極)
23,24…コイル導体
25,26,26L…層間接続導体
31,31A,31B,31C…上部導体パターン(配線導体)
31E,31E1,31E2,31E3…コイルアンテナ接続部(パッド電極)
32…下部導体パターン
32F…RFIC接続部
33,34,35…層間接続導体
41…第1導電性部材
42U,42L…第2導電性部材
80…筐体
81…基板
82,86,87…UHF帯アンテナ
83…バッテリーパック
84…ケーブル
85…カメラモジュール
101,101P…アンテナ装置
102…アンテナ装置
103A,103B,103C,103D…アンテナ装置
104,105,106…アンテナ装置
201…電子機器

Claims (7)

  1. 主面を有する絶縁性の基材と、
    前記基材に配置され、1ターン以上巻回されたコイル導体を有するコイルアンテナと、
    を備えるアンテナ装置であって、
    前記コイル導体は、前記基材の前記主面に対してほぼ平行な方向に巻回軸を有し、
    前記コイル導体に接続され、前記コイル導体の巻回軸方向から視て、前記コイルアンテナと同相の磁束を発生する補助ループ導体が前記基材に形成されている、
    ことを特徴とするアンテナ装置。
  2. 前記コイルアンテナは、第1コイルアンテナおよび第2コイルアンテナを含む複数のコイルアンテナであり、
    前記第1コイルアンテナおよび前記第2コイルアンテナは、前記基材の前記主面とほぼ平行な方向に巻回軸を有し、前記第1コイルアンテナおよび前記第2コイルアンテナの巻回軸は実質的に平行であり、前記平行な方向に同相の磁界を発生するように接続されており、
    前記補助ループ導体は、前記コイル導体の巻回軸方向から視て、前記第1コイルアンテナから前記第2コイルアンテナに亘る範囲に配置されている、
    請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記基材の前記コイルアンテナの配置面は第1導電性部材に対向する面とは反対側の面であり、
    前記補助ループ導体は、前記コイル導体の巻回軸方向から視て、前記コイルアンテナと前記第1導電性部材との間を通る、
    請求項1または2に記載のアンテナ装置。
  4. 前記基材に、前記基材の平面視で、前記補助ループ導体で囲まれる領域内の少なくとも一部に、第2導電性部材が形成された、請求項1から3のいずれかに記載のアンテナ装置。
  5. 前記コイル導体の巻回軸方向から視て、前記コイルアンテナは、前記コイル導体に導通して前記コイル導体に沿って前記コイル導体から延出する端子電極を有し、
    前記基材は、前記端子電極が接続されるパッド電極と、当該パッド電極から延出された配線導体とを有し、
    前記コイル導体から前記端子電極への延出方向と、前記パッド電極から前記配線導体への延出方向と、は同方向である、
    請求項1から4のいずれかに記載のアンテナ装置。
  6. 前記パッド電極に対する前記配線導体の接続位置は、前記コイル導体の巻回軸方向から視て、前記コイル導体に対する前記端子電極の接続位置である第1端より前記端子電極の第2端方向へ離れた位置である、請求項5に記載のアンテナ装置。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載にアンテナ装置と、前記アンテナ装置に接続された給電回路とを備えた電子機器。
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