JP6269313B2 - 基地局装置及び通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、基地局装置及び通信システムに関する。
近年、スマートフォンの普及に伴って、モバイルネットワークにおけるインターネットアプリケーション(例えば、SNS(Social Networking Service)やLINE(登録商標)等)の利用が拡大し、モバイルネットワークの利用形態が大きく変化してきている。
従来型の携帯電話では、ユーザによる操作によって通信(音声通信、メール通信、及びインターネット接続通信等)が発生する。このため、通信トラヒックは、ユーザ全体で見ると、基本的に、時間的に分散して発生する。
一方、スマートフォン等の端末装置に搭載されたアプリケーションによる通信(以下では、「アプリ通信」と呼ぶことがある)は、ユーザの操作と関係なくアプリケーションが所定の周期又は所定の時間にサーバにアクセスする機能を通常有しているため、一斉に開始する傾向がある。また、アプリ通信を開始する際には、まず、「呼接続処理手順」が実行される。「呼接続処理手順」では、スマートフォン等の端末装置、基地局装置、及び、「コアネットワーク装置」の間で、「呼接続制御信号」が伝送される。例えば、端末装置は、「呼接続制御信号」としての「呼接続要求」を、基地局を介して「コアネットワーク装置」へ送信する。すなわち、アプリ通信では、呼接続制御信号が一斉に送信される傾向がある。今後、従来型のユーザ操作による音声通信等を主とした携帯電話からアプリ通信が可能なスマートフォン等の端末装置への移行が進むに連れて、アプリ通信によるトラヒックが拡大し、モバイルネットワークのトラヒック量が大きく増加すると考えられる。そして、アプリ通信の拡大に伴って、トラヒックの態様も、時間分散的なものから、定時に一斉に発生するトラヒック(以下では、「定時一斉トラヒック」と呼ぶことがある)が主体になって行くと考えられる。
特開2011−155600号公報 特開平6−28273号公報
しかしながら、呼接続が一斉に発生すると、バーストトラヒックによって基地局装置又はコアネットワーク装置の処理負荷が増大し、処理対象の呼接続制御信号の量が基地局装置又はコアネットワーク装置の処理能力を超えてしまうと、呼接続制御信号が破棄されてしまう可能性がある。この結果、通信サービスが低下してしまう可能性がある。特に、呼接続制御信号が破棄されてしまうと、呼接続が実現されず、ユーザがサービスを利用できない事態が起こりうる。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、アプリ通信に起因したバーストトラヒックを抑制できる、基地局装置及び通信システムを提供することを目的とする。
開示の態様では、基地局装置は、受信部と、送信部と、判定部と、分散処理部とを有する。前記受信部は、複数の端末装置からそれぞれ送信された複数の呼接続要求を受信する。前記送信部は、入力された呼接続要求に対して送信処理を施してコアネットワーク装置へ送信する。前記判定部は、前記受信した各呼接続要求から抽出した複数のパラメータの値のパターンと、アプリケーション通信による呼接続要求の特徴パターンとが一致するか否か判定する。前記分散処理部は、前記受信部によって受信された呼接続要求を受け取り、前記判定部によって前記パターンと前記特徴パターンとが一致すると判定された場合、前記受け取った呼接続要求を、受け取ったタイミングからランダムな遅延値で遅延させて前記送信部へ入力する。
開示の態様によれば、アプリ通信に起因したバーストトラヒックを抑制できる。
図1は、実施例1の通信システムの一例を示す図である。 図2は、実施例1の基地局装置の一例を示すブロック図である。 図3は、実施例1の分散処理部の一例を示すブロック図である。 図4は、実施例1の分散制御部の処理動作の一例を示すフローチャートである。 図5は、呼接続要求のフォーマットの一例を示す図である。 図6は、実施例1の特徴パターンテーブルの一例を示す図である。 図7は、実施例1の比較対象パラメータ保持テーブルの一例を示す図である。 図8は、実施例1の比較対象パラメータ保持テーブルの一例を示す図である。 図9は、実施例2の基地局装置における分散制御部の一例を示すブロック図である。 図10は、実施例2の基地局装置の処理動作の一例を示すフローチャートである。 図11は、実施例2の無線ベアラセットアップ要求のフォーマットの一例を示す図である。 図12は、実施例2の組み合わせ判断用テーブルの一例を示す図である。 図13は、実施例2のカウントテーブルの一例を示す図である。 図14は、実施例2のカウントテーブルの一例を示す図である。 図15は、実施例2の特徴パターンテーブルの一例を示す図である。 図16は、実施例2の特徴パターンテーブルの一例を示す図である。 図17は、基地局装置のハードウェア構成例を示す図である。
以下に、本願の開示する基地局装置及び通信システムの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態により本願の開示する基地局装置及び通信システムが限定されるものではない。また、実施形態において同一の機能を有する構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
[実施例1]
[通信システムの概要]
図1は、実施例1の通信システムの一例を示す図である。図1において、通信システム1は、基地局装置10と、端末装置30−1〜3と、コアネットワーク装置50とを有する。コアネットワーク装置50は、例えばベアラの確立・解放、位置登録などの制御を行う装置であって、例えばMME(Mobility Management Entity)である。なお、ここでは、基地局装置10及び端末装置30の数をそれぞれ、1つと3つとしているが、数はこれに限定されない。また、端末装置30−1〜3を特に区別しない場合には、総称して、端末装置30と呼ぶことがある。端末装置30は、アプリケーションを実行可能なCPUと、データを記憶可能なメモリと、無線通信を行う無線部とを少なくとも備える。端末装置30は、例えば、スマートフォン、次世代移動通信端末、LTE(Long Term Evolution)通信端末、LTE−A(Long Term Evolution - Advanced)通信端末、ユーザ装置(User Equipment、又はUE)、無線通信機能を備えたスマートメータ等である。
端末装置30は、通信を開始する場合、基地局装置10及びコアネットワーク装置50との間で、「呼接続処理手順」を実行する。「呼接続処理手順」では、「呼接続制御信号」が伝送される。例えば、端末装置30は、「呼接続制御信号」としての「呼接続要求」を、基地局装置10を介してコアネットワーク装置50へ送信する。また、端末装置30が行う通信には、上記の「アプリ通信」と、「アプリ通信」と異なりユーザの操作によって実行される通信(以下では、「通常通信」と呼ぶことがある)とが含まれる。各端末装置30は、開始対象の通信が「アプリ通信」であっても「通常通信」であっても、「呼接続処理手順」において「呼接続要求」を送信する。
基地局装置10は、受信した各呼接続要求に含まれる複数のパラメータの値のパターンと、「アプリ通信」による呼接続要求の「特徴パターン」とが一致するか否かを判定する。そして、基地局装置10は、一致すると判定した呼接続要求、つまりアプリ通信の呼接続要求に対して送信処理するタイミングを、ランダムな遅延値だけ遅延させる。そして、基地局装置10は、送信処理後の呼接続要求をコアネットワーク装置50へ送信する。
なお、基地局装置10は、一致しないと判定した呼接続要求、つまり、通常通信の呼接続要求に対しては、遅延させずにコアネットワーク装置50へ送信する。
以上のように、基地局装置10は、受信した各呼接続要求に含まれる複数のパラメータの値のパターンと、「アプリ通信」による呼接続要求の「特徴パターン」とが一致するか否かを判定する。そして、基地局装置10は、一致すると判定した呼接続要求、つまりアプリ通信の呼接続要求に対して送信処理するタイミングを、ランダムな遅延値だけ遅延させる。そして、基地局装置10は、送信処理後の呼接続要求をコアネットワーク装置50へ送信する。
これにより、端末装置30−1〜3からアプリ通信の呼接続要求が一時に一斉に送信された場合でも、呼接続要求を受信した基地局装置10が送信処理タイミング及びコアネットワーク装置50への送信タイミングを分散させることができる。この結果、アプリ通信に起因したバーストトラヒックを防止することができる。
[基地局装置の構成例]
図2は、実施例1の基地局装置の一例を示すブロック図である。図2において、基地局装置10は、無線部11と、信号処理部12と、メモリ13と、インタフェース(IF)14とを有する。
無線部11は、端末装置30との間でアンテナを介して無線信号を送受信する。例えば、無線部11は、端末装置30から送信された無線信号を受信し、受信した無線信号に対して所定の無線受信処理(ダウンコンバート、アナログディジタル変換等)を施す。また、無線部11は、送信処理部16から受け取った送信信号に対して、所定の無線送信処理(例えば、ディジタルアナログ変換、アップコンバート等)を施して、アンテナを介して送信する。
信号処理部12は、基地局装置10と、端末装置30又はコアネットワーク装置50との間で送受信される信号に対する送受信処理を行う。また、信号処理部12は、端末装置30からの各呼接続要求に含まれる複数のパラメータの値のパターンと、「アプリ通信」による呼接続要求の「特徴パターン」とが一致するか否かを判定する。そして、信号処理部12は、一致すると判定した呼接続要求、つまりアプリ通信の呼接続要求に対して送信処理するタイミングを、ランダムな遅延値だけ遅延させる。そして、信号処理部12は、送信処理後の呼接続要求をコアネットワーク装置50へ送信する。
例えば、信号処理部12は、受信処理部15と、送信処理部16と、無線プロトコル処理部17と、分散制御部18と、接続制御部19と、交換プロトコル制御部20とを有する。
受信処理部15は、例えば、無線部11から受け取った受信信号に対して復調処理を行う。
送信処理部16は、例えば、無線プロトコル処理部17から受け取った信号に対して変調処理を行う。
無線プロトコル処理部17は、端末装置30との間の無線プロトコルの終端を行う。
分散制御部18は、端末装置30からの各呼接続要求に含まれる複数のパラメータの値のパターンと、上記の「特徴パターン」とが一致するか否かを判定する。「特徴パターン」は、メモリ13に記憶されている「特徴パターンテーブル」にエントリされている。なお、「特徴パターン」には、発生予定時刻(つまり、アプリ通信の呼接続要求が送信される予定時刻)が含まれ、「特徴パターン」と比較するパラメータ値のパターンには、分散制御部18が呼接続要求を受け取った時刻が含まれてもよい。「特徴パターンテーブル」については、後に詳しく説明する。
また、分散制御部18は、一致すると判定した呼接続要求、つまりアプリ通信の呼接続要求を、ランダムな遅延値だけ遅延させて、接続制御部19へ出力する。これにより、接続制御部19における、呼接続要求に対する送信処理のタイミングを分散させることができる。この結果として、呼接続要求が基地局装置10からコアネットワーク装置50へ送信されるタイミングも分散させることができる。
例えば、分散制御部18は、図3に示すように、判定部21と、分散処理部22とを有する。判定部21では、上記の判定処理、つまり、端末装置30からの各呼接続要求に含まれる複数のパラメータの値のパターンと、上記の「特徴パターン」とが一致するか否かについての判定処理が行われる。また、分散処理部22では、上記の遅延処理、つまり、アプリ通信の呼接続要求をランダムな遅延値だけ遅延させて接続制御部19へ出力する処理が行われる。図3は、実施例1の分散処理部の一例を示すブロック図である。
図2の説明に戻り、接続制御部19は、「呼接続処理手順」において呼接続制御信号を、端末装置30又はコアネットワーク装置50との間で送受信する。例えば、接続制御部19は、端末装置30から送信された呼接続要求を、それの宛先情報をコアネットワーク装置50の宛先としてから、コアネットワーク装置50へ送信する。すなわち、接続制御部19において行われる送信処理には、ヘッダ変換処理が含まれる。
交換プロトコル制御部20は、コアネットワーク装置50との間の交換機向けプロトコルの終端を行う。
IF14は、コアネットワーク装置50との間で伝送路を介して信号を送受信する。
[基地局装置の動作例]
以上の構成を有する基地局装置10の処理動作の一例について説明する。図4は、実施例1の分散制御部の処理動作の一例を示すフローチャートである。
分散制御部18は、無線プロトコル処理部17を介して呼接続要求を受け取るまで待ち(ステップS101否定)、呼接続要求を受け取ると(ステップS101肯定)、受け取った呼接続要求に受信時刻を付与する(ステップS102)。
分散制御部18は、受け取った呼接続要求からパラメータ値を抽出する(ステップS103)。この抽出するパラメータ値には、ステップS102で付与した受信時刻も含まれる。
図5は、呼接続要求のフォーマットの一例を示す図である。図5に示すように、呼接続要求には、パラメータとして、「メッセージID(IDdentifier)」、「端末ID」、「接続要因」、「端末モード」等が含まれている。「メッセージID」は、メッセージの種別を示す識別情報である。また、「端末ID」は、メッセージの送信元である端末装置30の識別情報である。また、「接続要因」は、呼接続要求を送信した要因を示す情報である。また、「端末モード」は、呼接続要求を送信してきた端末装置30に設定されているモードを示す情報である。
図4の説明に戻り、分散制御部18は、抽出したパラメータ値のパターンと一致する「特徴パターン」がメモリ13に記憶されている「特徴パターンテーブル」に在るか否かを判定する(ステップS104)。
図6は、実施例1の特徴パターンテーブルの一例を示す図である。図6に示した特徴パターンテーブルにおける一番上のエントリは、アプリ通信の特徴パターンである。この一番上のエントリでは、「アプリ通信」の項目値がYesとなっており、この一番上のエントリが「特徴パターン」であることを示している。また、この一番上のエントリの「特徴パターン」は、発生時刻の項目値(つまり、パラメータ値)が「HH:00」で、接続要因の項目値が「発信」で、呼種別の項目値が「パケット」で、端末モードの項目値が「セーブモード」である呼接続要求が、アプリ通信の呼接続要求であることを示している。なお、図6に示す例では、アプリ通信のものではない呼接続要求のパターンも含められているが、これを含めなくてもよい。
図4の説明に戻り、抽出したパラメータ値のパターンと一致する「特徴パターン」がメモリ13に記憶されている「特徴パターンテーブル」に在ると判定した場合(ステップS104肯定)、分散制御部18は、ランダムな遅延時間値を生成する(ステップS105)。そして、分散制御部18は、呼接続要求を、生成した遅延時間値の間保持し(ステップS106)、接続制御部19へ出力する(ステップS107)。なお、抽出したパラメータ値のパターンと一致する「特徴パターン」がメモリ13に記憶されている「特徴パターンテーブル」に無いと判定した場合(ステップS104否定)、処理フローは、ステップS107へ進む。ステップS107の処理が終わると、処理フローは、ステップS101へ戻る。また、図4に示した処理フローは、例えば、基地局装置10の電源がOFFしたときに終了する。
なお、分散制御部18は、複数の呼接続要求から抽出したパラメータ値を、順次「比較対象パラメータ保持テーブル」に記憶させてもよい。そして、分散制御部18は、「比較対象パラメータ保持テーブル」に先に記憶されたパラメータ値のパターンから順番に、「特徴パターンテーブル」に存在するか否かを判定してもよい。図7及び図8は、実施例1の比較対象パラメータ保持テーブルの一例を示す図である。図7には、比較対象パラメータ保持テーブルの初期状態が示されている。すなわち、図7に示す比較対象パラメータ保持テーブルでは、項目値がすべて「NULL」になっている。図8では、1つの呼接続要求が受信されて、その呼接続要求のパラメータ値のパターンがエントリ#0として記憶された状態が示されている。
以上のように本実施例によれば、基地局装置10は、判定部21と、分散処理部22とを有する。判定部21は、受信処理部15で受信した各呼接続要求から抽出した複数のパラメータの値のパターンと、アプリ通信による呼接続要求の特徴パターンとが一致するか否か判定する。そして、分散処理部22は、受信処理部15によって受信された呼接続要求を受け取る。そして、分散処理部22は、判定部21によって抽出パターンと特徴パターンとが一致すると判定された場合、受信処理部15から受け取った呼接続要求を、受信処理部15から受け取ったタイミングからランダムな遅延値で遅延させて接続制御部19へ出力する。
この基地局装置10の構成により、端末装置30−1〜3からアプリ通信の呼接続要求が一時に一斉に送信された場合でも、呼接続要求を受信した基地局装置10が送信処理タイミング及びコアネットワーク装置50への送信タイミングを分散させることができる。この結果、アプリ通信に起因したバーストトラヒックを防止することができる。さらに、呼接続制御手順における最初の段階でトラヒックを分散させることができるので、アプリ通信に起因したバーストトラヒックを効率良く抑制することができる。
[実施例2]
実施例2は、特徴パターンテーブルの作成(更新)に関する。なお、実施例2の通信システムの構成、及び、基地局装置の基本構成は、実施例1の通信システム1及び基地局装置10と共通するので、図1及び図2を参照して説明する。
[基地局装置の構成例]
図9は、実施例2の基地局装置における分散制御部の一例を示すブロック図である。図9において、実施例2の基地局装置10における分散制御部18は、計数部123と、特定部124と、更新部125とを有する。
計数部123は、「呼接続処理手順」において、基地局装置10と、端末装置30又はコアネットワーク装置50との間で伝送される「呼接続制御信号」に含まれるパラメータ値のパターンと発生時間との組み合わせ毎に、受信した呼接続要求の数、つまり、「呼接続処理手順」の実行数をカウントする。
例えば、計数部123は、上記の呼接続要求及び「無線ベアラセットアップ要求(E-RAB Setup Request)」に含まれるパラメータ値のパターンと発生時刻との組み合わせ毎に、「呼接続処理手順」の実行数、つまり接続発生数をカウントする。「無線ベアラセットアップ要求」からは、例えば、QoS(Quality of Service)情報の値が用いられる。
特定部124は、所定期間内に計数部123によってカウントされたカウント値が所定値以上である、パターンと発生時刻との組み合わせを、上記の「特徴パターン」として特定する。
更新部125は、特定部124で特定した「特徴パターン」を用いて、実施例1で説明した特徴パターンテーブルを更新する。
なお、ここでは、呼接続完了後に伝送される「サービスデータ」の内容については考慮していないが、これに限定されるものではない。例えば、呼接続完了後に伝送されるサービスデータの内容が「アプリ通信」のものであると確認した後に初めて、計数部123は、接続発生数をインクリメントさせてもよい。
[基地局装置の動作例]
以上の構成を有する実施例2の基地局装置の処理動作の一例について説明する。図10は、実施例2の基地局装置の処理動作の一例を示すフローチャートである。
計数部123は、呼接続制御信号を受信するまで待ち(ステップS201否定)、呼接続制御信号を受信すると(ステップS201肯定)、呼接続制御信号からパラメータ値を抽出し(ステップS202)、抽出したパラメータ値を組み合わせ判断用テーブルに記録する(ステップS203)。
計数部123は、一連のパラメータ値、つまり、アプリ通信の呼接続制御信号を特徴づけるパラメータ値のパターンがそろったか否かを判定する(ステップS204)。ここでは、実施例1で説明した呼接続要求の他に上記の無線ベアラセットアップ要求に含まれるパラメータ値を抽出して初めて一連のパラメータ値がそろう。
図11は、実施例2の無線ベアラセットアップ要求のフォーマットの一例を示す図である。図11に示すように、無線ベアラセットアップ要求には、パラメータとして、「メッセージID(IDdentifier)」、「MME側接続ID」、「eNB側接続ID」、「データ回線ID」、「QoS情報」、「接続先IPアドレス」、「接続先Port番号」等が含まれている。ここでは、計数部123によって「QoS情報」が抽出される。図12は、実施例2の組み合わせ判断用テーブルの一例を示す図である。
図10の説明に戻り、一連のパラメータ値がそろった場合(ステップS204肯定)、計数部123は、呼接続が完了するまで待ち(ステップS205否定)、呼接続が完了すると(ステップS205肯定)、サービスデータの内容をチェックする(ステップS206)。
そして、計数部123は、ステップS205で完了したと判断した呼接続がアプリ通信に対応するものであるのか否かを判定する(ステップS207)。
アプリ通信であると判定した場合(ステップS207肯定)、計数部123は、カウントテーブルにおける発生時刻に対応する接続発生数をカウントアップすると共に、組み合わせ判断用テーブルにおけるエントリ番号を対応付けて記録する(ステップS208)。
例えば、図12に示した2つのパラメータ値のパターンに対応する「呼接続処理手順」がアプリ通信によるものである場合、図13に示すように、発生時刻「HH:05」,「HH:10」に対応する接続発生数がそれぞれ「11」,「21」にカウントアップされると共に、組み合わせ判断用テーブルのエントリ番号「#0」,「#1」もそれぞれ対応付けて記録される。図13は、実施例2のカウントテーブルの一例を示す図である。
そして、特定部124は、単位時間が経過したか否かを判定し(ステップS209)、単位時間が経過していない場合(ステップS209否定)、処理フローは、ステップS201に戻る。なお、一連のパラメータ値がそろっていない場合(ステップS204否定)、又は、アプリ通信でないと判定した場合(ステップS207否定)も、処理フローは、ステップS201に戻る。
単位時間が経過した場合(ステップS209肯定)、特定部124は、対象エントリをカウントテーブルから読み出す(ステップS210)。
特定部124は、読み出した対象エントリの接続発生数が閾値より大きいか否かを判定する(ステップS211)。
読み出した対象エントリの接続発生数が閾値より大きい場合(ステップS211肯定)、更新部125は、対象エントリに対応づけられた組み合わせ判断テーブルにおけるエントリ番号のパラメータパターンを、特徴パターンとして特徴パターンテーブルに追加する(ステップS212)。なお、読み出した対象エントリの接続発生数が閾値以下である場合(ステップS211否定)、処理フローは、ステップS213に進む。
例えば、カウントテーブルの状況が図14に示す状況であり、且つ、閾値が1000である場合、発生時刻「HH:05」,「HH:10」に対応するエントリの接続発生数が閾値より大きい。従って、これら2つのエントリに対応づけられた組み合わせ判断テーブルにおけるエントリ番号のパラメータパターンが、特徴パターンとして特徴パターンテーブルに追加される。図14は、実施例2のカウントテーブルの一例を示す図である。図15及び図16は、実施例2の特徴パターンテーブルの一例を示す図である。図15には、追加処理前の特徴パターンテーブルが示され、図16には、追加処理後の特徴パターンテーブルが示されている。
カウントテーブルの全エントリについてステップS210からステップS212の処理が繰り返され(ステップS213否定)、すべてのエントリについてステップS210からステップS212の処理が完了すると(ステップS213肯定)、計数部123は、カウントテーブルをクリアする(ステップS214)。
以上のように本実施例によれば、基地局装置10の計数部123は、「呼接続制御信号」に含まれるパラメータ値のパターンと発生時間との組み合わせ毎に、受信した呼接続要求の数、つまり、「呼接続処理手順」の実行数をカウントする。そして、特定部124は、所定期間内に計数部123によってカウントされたカウント値が所定値以上である、パターンと発生時刻との組み合わせを、上記の「特徴パターン」として特定する。
この基地局装置10の構成により、新種のアプリケーションが登場したりユーザにおけるアプリケーションの流行が変化したりアプリ通信の環境に変化が生じても、バーストトラヒックの原因となると推定される、呼接続制御信号に含まれるパラメータ値のパターンと発生時間との「組み合わせ」を自律的に特定できる。
[他の実施例]
[1]実施例1及び実施例2で図示した各部の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
さらに、各装置で行われる各種処理機能は、CPU(Central Processing Unit)(又はMPU(Micro Processing Unit)、MCU(Micro Controller Unit)等のマイクロ・コンピュータ)上で、その全部又は任意の一部を実行するようにしてもよい。また、各種処理機能は、CPU(又はMPU、MCU等のマイクロ・コンピュータ)で解析実行するプログラム上、又はワイヤードロジックによるハードウェア上で、その全部又は任意の一部を実行するようにしてもよい。
実施例1及び実施例2の基地局装置は、例えば、次のようなハードウェア構成により実現することができる。
図17は、基地局装置のハードウェア構成例を示す図である。図17に示すように、基地局装置100は、RF(Radio Frequency)回路101と、CPU102と、DSP(Digital Signal Processor)103と、メモリ104と、ネットワークIF105とを有する。メモリ104の一例としては、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)等のRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ等が挙げられる。また、DSP103の代わりに、FPGA(Field Programmable Gate Array)が採用されてもよい。
そして、実施例1及び実施例2の基地局装置で行われる各種処理機能は、不揮発性記憶媒体などの各種メモリに格納されたプログラムを基地局装置が備えるプロセッサで実行することによって実現してもよい。すなわち、接続制御部19によって実行される各処理に対応するプログラムがメモリ104に記録され、各プログラムがCPU102で実行されてもよい。また、受信処理部15と、送信処理部16と、無線プロトコル処理部17と、分散制御部18と、交換プロトコル制御部20とによって実行される各処理は、DSP103によって実行されてもよい。また、無線部11は、RF回路101によって実現される。また、IF14は、ネットワークIF105によって実現される。また、メモリ13は、メモリ104によって実現される。
なお、ここでは、実施例1及び実施例2の基地局装置で行われる各種処理機能がCPU102とDSP103とによって実行されるものとしたが、これに限定されるものではなく、1つのプロセッサによって実行されてもよい。
また、基地局装置100が一体の装置であるものとして説明したが、これに限定されない。例えば、基地局装置100は、無線装置と制御装置という2つの別体の装置によって構成されてもよい。この場合、例えば、RF回路101は無線装置に配設され、CPU102と、DSP103と、メモリ104と、ネットワークIF105とは制御装置に配設される。
1 通信システム
10 基地局装置
11 無線部
12 信号処理部
13 メモリ
14 IF
15 受信処理部
16 送信処理部
17 無線プロトコル処理部
18 分散制御部
19 接続制御部
20 交換プロトコル制御部
21 判定部
22 分散処理部
30 端末装置
50 コアネットワーク装置
123 計数部
124 特定部
125 更新部

Claims (3)

  1. 複数の端末装置からそれぞれ送信された複数の呼接続要求を受信する受信部と、
    入力された呼接続要求に対して送信処理を施してコアネットワーク装置へ送信する送信部と、
    前記受信した各呼接続要求から抽出した複数のパラメータの値のパターンと、アプリケーション通信による呼接続要求の特徴パターンとが一致するか否か判定する判定部と、
    前記受信部によって受信された呼接続要求を受け取り、前記判定部によって前記パターンと前記特徴パターンとが一致すると判定された場合、前記受け取った呼接続要求を、受け取ったタイミングからランダムな遅延値で遅延させて前記送信部へ入力する分散処理部と、
    を具備することを特徴とする基地局装置。
  2. 前記複数のパラメータの値のパターン毎に、受信した呼接続要求の数を計数する計数部と、
    所定期間内に前記計数部によって計数した数が所定値以上である、前記複数のパラメータの値のパターンを、前記特徴パターンとして特定する特定部と、
    をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の基地局装置。
  3. 各端末装置が呼接続要求を送信する複数の端末装置と、
    前記複数の端末装置からそれぞれ送信された複数の呼接続要求を受信する受信部と、入力された呼接続要求に対して送信処理を施してコアネットワーク装置へ送信する送信部と、前記受信した各呼接続要求から抽出した複数のパラメータの値のパターンと、アプリケーション通信による呼接続要求の特徴パターンとが一致するか否か判定する判定部と、前記受信部によって受信された呼接続要求を受け取り、前記判定部によって前記パターンと前記特徴パターンとが一致すると判定された場合、前記受け取った呼接続要求を、受け取ったタイミングからランダムな遅延値で遅延させて前記送信部へ入力する分散処理部とを有する基地局装置と、
    を具備することを特徴とする通信システム。
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