JP4634850B2 - 無線通信システム - Google Patents

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本発明は、無線通信システムに関するものであり、無線制御装置、アクセスポイント装置および端末装置などで構成される無線通信システムに関するものである。
従来のバーチャルアクセスポイント(以下「仮想AP」という)を用いた無線アクセスシステムでは、複数のアクセスポイント装置(以下「AP装置」という)のBSSID(Basic Service Set IDentification)や使用する周波数チャネル等の設定が揃えられ、それぞれのサービス提供域の和集合を一つの大きな仮想APとするサービス提供域が提供される一方で、それらのAP装置と端末装置との間の接続制御を所定の制御装置が行うようにしているので、一定スループットのデータ伝送を続ける無線IP電話端末等が上記のような仮想APサービスの提供域内を移動したとしても、サービスの途絶や瞬断を発生させないようにしている(例えば、非特許文献1、2など)。
「AP100 Meru Networks Access Point」2005年 Meru Networks Inc. P1〜P2 「MC3000、MC1000、MC500 Controller Family」2005年 Meru Networks Inc. P1〜P2
しかしながら、上記非特許文献1や非特許文献2などに示された従来技術にかかる仮想APでは、周波数チャネルが同一のAP装置を近接させて配置すると、相互に干渉を起こす問題が発生し、この問題により無線伝送区間のスループットが低下してしまい、伝送スループット要件の厳しいユーザデータの伝送には不向きであるといった問題点があった。
また、従来のIEEE802.11の規定に沿った無線アクセスシステムは、ユーザデータの種別に応じたサービス品質(QoS:Quality of Service)の確保ができないという問題点があった。
さらに、近年、IEEE802.11eにてQoSをサポートする拡張がなされたが、旧来のIEEE802.11に準拠した端末と新たなIEEE802.11eに準拠した端末とが混在する無線アクセスシステムでは、所望のQoSの確保が困難であるといった問題点もあった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、移動通信を行う端末装置へのサービス品質や、大容量データ通信を行う端末装置へのサービス品質など、異なる複数のサービス品質を共に満足させるように、接続や切断の制御を効果的に行う機構を備えた無線通信システムおよびその構成装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明にかかる無線通信システムは、無線アクセスサービスが提供される無線サービス領域で行われる通信を制御する無線制御装置と、該無線サービス領域の要所(アクセスポイント:以下「AP」という)に配置されて該無線制御装置と所定の通信を行うアクセスポイント装置(以下「AP装置」という)と、該無線サービス領域の無線アクセスサービスを利用する端末装置と、を備えた無線通信システムにおいて、前記無線サービス領域を形成する複数のサービス提供域が、個々のサービス提供域内における個別のAPサービスを提供する個別APサービス提供域と、該複数のサービス提供域のうちの2以上のサービス提供域の和集合として仮想的に統合されたサービス提供域におけるAPサービスを提供する仮想AP提供域と、に区分され、前記AP装置は、自身にアクセスする端末装置で起動されているアプリケーション種別を判別するアプリケーション種別判別手段を備え、前記無線制御装置は、前記AP装置ごとに許可するアプリケーション種別を管理するAP管理手段と、前記AP装置に接続される端末装置が要求するアプリケーション種別が前記AP管理手段によって許可されているアプリケーション種別に合致しないときに、該AP装置と該端末装置との接続を切断する切断指示手段と、を備え、前記AP装置は、前記アプリケーション種別判別手段が判別したアプリケーション種別を前記無線制御装置に伝達することを特徴とする。
本発明にかかる無線通信システムによれば、端末装置で起動されているアプリケーション種別がAP装置で判別されるとともに、判別されたアプリケーション種別が無線制御装置に伝達され、無線制御装置では、AP装置ごとに許可するアプリケーション種別が管理され、AP装置に接続される端末装置が要求するアプリケーション種別が許可されているアプリケーション種別に合致しないときにAP装置と端末装置との接続を切断するようにしているので、移動通信端末や大容量データ通信端末装置などの異なる複数のサービス品質の両者の満足度を高めることができ、これらの端末装置に対する接続や切断の制御を効果的に行うことができるという効果を奏する。
以下に、本発明にかかる無線通信システムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態により本発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明にかかる無線通信システムの基本的構成の一例を示す図である。同図に示す無線通信システムは、無線アクセスサービスを提供する制御プレンワイヤレスコントローラ(CWC:Control plane Wireless Controller,以下「CWC装置」と呼称)100と、アクセス網700の要所(アクセスポイント)に配置されるアクセスポイント装置(以下「AP装置」と呼称)200(200a〜200f)と、無線アクセスサービスを利用する端末装置300(300a、300b)を備えるように構成されている。これらの構成部のうち、CWC装置100は、ユーザデータの伝送には関与せず、AP装置200と端末装置300との間の接続や切断に関する制御を執り行う。またAP装置200は、仮想的に統合されたAPサービスの提供域(以下「仮想APサービス提供域」という)800a〜800dにおいて、自身を識別するための固有の識別子であるBSSID(Basic Service Set IDentification)や、使用する周波数チャネルなどが統制されて仮想的な一つのAP装置とみなすことができるように構成された仮想AP装置200a〜200cと、地理的に同一の地域に個別のAPサービスの提供域(以下「個別APサービス提供域」という)800d〜800fにおけるサービスを提供するAP装置として構成された個別AP装置200d〜200fとに区分される。また、端末装置300は、仮想APサービス提供域800a〜800cまたは個別APサービス提供域800d〜800f内に存在するときに無線アクセスサービスを利用して、自身のサービス提供域内に存在する他の端末装置や、他網900a内に存在する通信相手600aまたは他網900b内に存在する通信相手600bと通信することができる。
図2は、実施の形態1にかかるAP装置200の機能構成の一例を示すブロック図である。AP装置200は、無線LAN受信部201、無線LAN送信部202、アクセス網送信部203、アクセス網受信部204、上りフレーム種別判定部205、下りフレーム種別判定部206、上りアプリケーション種別判定部210、下りアプリケーション種別判定部211、アプリケーション変化検出部220、アプリ種別通知フレーム生成部221、切断指示フレーム転送部230、接続拒絶/許可リスト追加指示受信部235、接続要求管理フレーム受信部240、接続応答管理フレーム生成部241、接続受入判定部245、未知端末受入可否情報保持部246、端末状態管理部250および接続可否端末リスト管理部260の各機能部を備えるように構成される。また、端末状態管理部250には、端末との接続状態を管理するための端末状態管理テーブル250aが具備される。接続可否端末リスト管理部260には、接続許可端末識別子の一覧である接続許可端末リスト260aと、接続拒絶端末識別子の一覧である接続拒絶端末リスト260bと、が保持される。なお、仮想AP装置200a〜200cの各装置と、個別AP装置200d〜200fの各装置においては、それぞれの構成をその機能ごとに異ならせる必要はなく、同一または同等に構成されていればよい。
図3は、実施の形態1にかかるCWC装置100の機能構成の一例を示すブロック図である。CWC装置100は、アクセス網受信部101、アクセス網送信部102、アプリ種別通知フレーム受信部110、接続継続可否判定部120、切断指示フレーム生成部130、接続拒絶リスト追加指示フレーム生成部140、接続許可リスト追加指示フレーム生成部145およびAP管理部150の各機能部を備えるように構成される。また、AP管理部150には、接続を許可しているAP装置200をアプリケーション種別ごとに管理するためのAP管理情報テーブル150aが具備される。
図4は、図2に示したAP装置200の端末状態管理部250に具備される端末状態管理テーブル250aの構成の一例を示す図である。図4に示される端末状態管理テーブル250aには、端末識別子251、接続状態252および動作アプリケーション種別253を一つのテーブルエントリ単位とするセットが保持され、端末状態管理部250は、端末状態管理テーブル250aに基づいて端末との接続状態を管理する。
図5−1は、AP装置200の接続可否端末リスト管理部260に具備される接続許可端末リスト260aの構成の一例を示す図であり、図5−2は、同様に、AP装置200の接続可否端末リスト管理部260に具備される接続拒絶端末リスト260bの構成の一例を示す図である。図5−1に示される接続許可端末リスト260aには、接続が許可される端末の識別子である接続許可端末識別子の一覧が保持される。また、図5−2に示される接続拒絶端末リスト260bには、接続が拒絶される端末の識別子である接続拒絶端末識別子の一覧が保持される。
図6は、図3に示したCWC装置100のAP管理部150に具備されるAP管理情報テーブル150aの構成の一例を示す図である。図6に示されるAP管理情報テーブル150aには、AP識別子151および接続許可アプリケーション種別152を一つのテーブルエントリ単位とするセットが保持され、AP管理部150は、AP装置200が接続を許可する接続許可アプリケーション種別を管理する。なお、仮想AP装置200a〜200cへの接続を許可する接続許可アプリケーション種別152を、仮想AP装置自身に固有な、例えば端末の移動時の接続の継続に関する要件が厳しい1種類以上の値とし、一方、個別AP装置200d〜200fへの接続を許可する接続許可アプリケーション種別152を、個別AP装置自身に固有な、例えば伝送スループット要件の厳しい1種類以上の一意の値としておくと、後述する効果を最も得やすくなる。
図7は、実施の形態1にかかる端末装置300の機能構成の一例を示すブロック図である。端末装置300は、アプリケーション310、データフレーム生成部330、管理フレーム生成部335、無線LAN送信部340、接続状態管理部350、管理フレーム受信部360、データフレーム受信部365、フレーム種別判定部370および無線LAN受信部380の各機能部を備えるように構成される。
図8は、図7に示した端末装置300の接続状態管理部350が取り得る接続状態の一例を示す状態遷移図である。同図に示すように、接続状態管理部350は、IDLE(Q1)、AP検索中(Q2)、接続要求中(Q3)および接続中(Q4)の各接続状態を取り得ることになる。
また、図9は、端末装置300bが、IEEE802.11のSCAN機能を実施してAP装置200aを検出し、その後、この実施の形態にかかる無線通信システムの接続シーケンスに基づいて端末装置300bとAP装置200aとの間で行われる接続シーケンスの一例を示す図である。
つぎに、図8および図9の図面に基づいて、この実施の形態にかかる無線通信システムの接続シーケンス動作について、図1〜図7に示された各構成部や各テーブルを参照して説明する。
まず、図8に示すように、端末装置300bの接続状態は、接続状態管理部350によって管理される。接続状態管理部350が起動すると端末装置300bの接続状態は、IDLE(Q1)に遷移する(遷移TR1)。端末装置300bの接続状態がIDLE(Q1)のときに、例えば端末装置300bの使用者による操作や、アプリケーションの自動接続動作等によりSCAN処理が実施されると(図9のステップS901)、端末装置300bの接続状態がAP検索中(Q2)に遷移する(図8の遷移TR2)。
なお、端末装置300bが地理的に重なっているサービス提供域800aまたは800dのいずれかに存在する場合に、AP装置200aまたは200dのいずれかが接続相手方となるが、いずれのAP装置が接続相手方となってもよい。接続相手方の決定手法について一例を示すとするならば、例えば、送信されるビーコン信号の受信出力が最も強いAP装置を選択してもよいし、最初に検出されたビーコン信号の送信元のAP装置を選択してもよい(図9のステップS902)。
つぎに、端末装置300bは、決定された接続相手のAP装置200aに対して接続要求管理フレームを送信し(図9のステップS903)、自身の接続状態を接続要求中(Q3)に遷移させる(図8の遷移TR3)。AP装置200aでは、無線LAN受信部201を介して受信した上りフレームが上りフレーム種別判定部205に入力され、上りフレーム種別が判定される(図9のステップS904)。上りフレーム種別が管理フレームの場合には接続要求管理フレーム受信部240を介して接続受入判定部245に入力され、接続要求元端末装置300bの接続を受け入れるかどうかが判定される。
接続受入判定部245は、まず、接続許可端末リスト260aを検索し、接続要求元端末装置300bが接続許可端末リスト260aに含まれている場合には接続可と判定する(図9のステップS905)。一方、接続要求元端末装置300bが接続許可端末リスト260aに含まれていない場合には接続拒絶端末リスト260bを検索し、接続要求元端末装置300bが接続拒絶端末リスト260bに含まれている場合には接続不可と判定する(図9のステップS906)。
他方、接続要求元端末装置300bが接続拒絶端末リスト260bにも含まれていない場合には、未知端末受入可否情報保持部246を参照し、未知の端末の接続を受け入れる設定となっている場合には接続可と判定する(図9のステップS907)。接続応答管理フレーム生成部241は、接続応答管理フレームを生成し、無線LAN送信部202を介して端末装置300bに送信する(図9のステップS908)。なお、この接続応答管理フレームには、判定結果が含まれる。
AP装置200aは、接続可能と判定した場合に、接続要求元端末装置300bに関するエントリを端末状態管理部250の端末状態管理テーブル250aに追加する(図9のステップS909)。なお、このエントリに対して端末状態管理テーブル250aに追加する動作アプリケーション種別253としては、図4に示すように、例えば「不明」などとして追加すればよい。
端末装置300bの管理フレーム受信部360は、接続応答管理フレームを受信すると、該フレーム内の判定結果に従って接続状態管理部350の接続状態を接続中(Q4:図8の遷移TR4)またはIDLE(Q1:図8の遷移TR5)に遷移させる。
つぎに、図9のシーケンスに従って接続された端末装置300bが通信相手方である端末装置600b宛にデータフレームを送信する動作および端末装置300bの通信相手方である端末装置600bが、端末装置300b宛にデータフレームを送信する動作について図10のおよび図11のフローに従うとともに、図1〜図7に示された各構成部や各テーブルを参照して説明する。なお、図10は、端末装置300bが、AP装置200aとの接続中に通信相手方である端末装置600b宛にデータフレームを送信するシーケンスの一例を示す図であり、図11は、端末装置300bの通信相手方である端末装置600bが、端末装置300b宛にデータフレームを送信するシーケンスの一例を示す図である。
まず、図10の図面に基づいて説明する。端末装置300bのアプリケーション310が送信データを生成すると(ステップS1001)、データフレーム生成部330にてデータフレームが生成され(ステップS1002)、無線LAN送信部340を介してデータフレームがAP装置200aに送信される(ステップS1003)。
AP装置200aでは、無線LAN受信部201を介して受信されたデータフレーム(上りフレーム)が上りフレーム種別判定部205に入力され、上りフレーム種別判定部205にて上りフレーム種別が判定される(ステップS1004)。また、上りアプリケーション種別判定部210にて上りアプリケーション種別が判定されるとともに(ステップS1005)、所定のデータフレームがアクセス網送信部203を介して通信相手600b宛に送信される(ステップS1006)。なお、上りアプリケーション種別判定部210におけるアプリケーション種別の判定手法としては種々の手法を用いることができる。ここに、アプリケーション種別の判定手法として一例を示すとするならば、例えばデータフレーム長が予め定められた一意の値である場合には、当該フレームは音声端末アプリケーションによって生成されたものとして判定することができる。
AP装置200aのアプリケーション変化検出部220は、端末状態管理部250の端末状態管理テーブル250aに保持されている動作アプリケーション種別253を、データフレームを送信した送信元端末装置300bの端末識別子251をキーとして検索するとともに(ステップS1007)、検索された動作アプリケーション種別253と、上りアプリケーション種別判定部210から得たアプリケーション種別情報とを比較し、差異があればアプリケーションが変化したと判定する(ステップS1008)。また、アプリケーション変化検出部220は、動作アプリケーション種別253を更新し(ステップS1007)、アプリ種別通知フレーム生成部221に、アプリ種別通知フレームの生成を依頼する。アプリ種別通知フレーム生成部221で生成されたアプリ種別通知フレームは、送信元AP識別子、端末識別子、アプリ種別情報を含み、アクセス網送信部203を介して、CWC装置100宛に送信される(ステップS1009)。
ここで、アプリ種別通知フレームが通知された後の処理(図10に示すステップS1011〜S1028までの処理)は、主にCWC装置100を中心としてAP装置200aまたは端末装置300bとの間で行われる共通的な処理であるため、図10に示すようにこれらの処理全体をステップS1010として定義する。
アプリ種別通知フレーム受信部110は、アクセス網受信部101を介して受信したアプリ種別通知フレームに基づいてアプリ種別を認識する。アプリ種別通知フレーム受信部110にて認識されたアプリ種別は接続継続可否判定部120に伝達され、接続継続可否判定部120では、AP装置200aと端末装置300bとの接続を継続してよいか否かが判定される。具体的には、AP管理部150のAP管理情報テーブルに保持される接続許可アプリケーション種別152をアプリ種別通知フレームに記されている送信元AP装置の識別子であるAP識別子151をキーとして検索するとともに(ステップS1011)、検索された接続許可アプリケーション種別152と、アプリ種別通知フレーム内のアプリ種別情報とを比較し、差異があれば接続継続ができないと判定して(ステップS1012)、切断指示フレーム生成部130に切断指示フレームの生成を依頼する。切断指示フレーム生成部130は、切断指示フレームを生成し(ステップS1013)、アクセス網送信部102を介して送信元AP装置200aに送信する(ステップS1014)。なお、この切断指示フレームには、端末識別子が含まれる。
CWC装置100から送信された切断指示フレームは、アクセス網受信部204および下りフレーム種別判定部206を介して切断指示フレーム転送部230に伝達される。切断指示フレーム転送部230は、伝達された切断指示フレームを、切断指示フレーム内の端末識別子をキーとして端末状態管理部250の端末状態管理テーブル250a内に保持される端末識別子251に関するエントリを削除するとともに(ステップS1015)、無線LAN送信部202を介して切断指示フレームを端末装置300bに転送する(ステップS1016)。
端末装置300bは、無線LAN受信部380を介して受信した切断指示フレームがフレーム種別判定部370に入力され、フレーム種別が判定される(ステップS1017)。フレーム種別が管理フレームの場合には管理フレーム受信部360に入力され、接続状態管理部350の接続状態を接続中(Q4)からIDLE(Q1)に遷移させる(ステップS1018および図8の遷移TR6)。
図10に戻って、CWC装置100の接続拒絶リスト追加指示フレーム生成部140は、AP管理部150のAP管理情報テーブル150aを参照し(ステップS1019)、アプリ種別通知フレーム内のアプリ種別情報と、接続許可アプリケーション種別152のアプリ種別情報とが一致しない全てのAP識別子151に対して接続拒絶リスト追加指示フレームを生成し(ステップS1020)、関係するAP装置(同図の例ではAP装置200a〜200c)に対して当該接続拒絶リスト追加指示フレームを送信する(ステップS1021〜S1023)。なお、接続拒絶リスト追加指示フレームには、端末識別子が含まれる。
また、CWC装置100の接続許可リスト追加指示フレーム生成部145は、AP管理部150のAP管理情報テーブル150aを参照し(ステップS1024)、アプリ種別通知フレーム内のアプリ種別情報と、接続許可アプリケーション種別152のアプリ種別情報とが一致する全てのAP識別子151に対して接続許可リスト追加指示フレームを生成し(ステップS1025)、関係するAP装置(同図の例ではAP装置200d〜200f)に対して当該接続許可リスト追加指示フレームを送信する(ステップS1026〜S1028)。なお、接続許可リスト追加指示フレームには、端末識別子が含まれる。
また、AP装置200(図10の例ではAP装置200a〜200c)の接続拒絶/許可リスト追加指示受信部235は、接続拒絶リスト追加指示フレームをアクセス網受信部204および下りフレーム種別判定部206を介して受信すると、該フレーム内の端末識別子を接続可否端末リスト管理部260の接続拒絶端末リスト260bのエントリとして追加する。なお、接続拒絶リスト追加指示フレーム内の端末識別子が接続許可端末リスト260aに含まれている場合は、そのエントリを削除する。
一方、AP装置200(図10の例ではAP装置200d〜200f)の接続拒絶/許可リスト追加指示受信部235は、接続許可リスト追加指示フレームをアクセス網受信部204および下りフレーム種別判定部206を介して受信すると、該フレーム内の端末識別子を接続可否端末リスト管理部260の接続許可端末リスト260aのエントリとして追加する。また該端末識別子が接続拒絶端末リスト260bに含まれている場合は該エントリを削除する。
以上の説明は、図10に示したシーケンスに基づいて、端末装置300bがAP装置200aを介して通信相手方である端末装置600b宛にデータフレームを送信するシーケンスを説明してきた。一方、図11は、図10のシーケンスとは逆に、端末装置600bがAP装置200aを介して通信相手方である端末装置300b宛にデータフレームを送信するシーケンスにかかり、端末装置300bと通信相手方の端末装置600bとを入れ替えたものであって図10のシーケンスと実質的に等価なシーケンスであるため、その説明を省略する。
以上のように、この実施の形態の無線通信システムでは、仮想AP装置のサービス提供域と、個別AP装置のサービス提供域を地理的に重ねあわせるようにしているので、端末装置が、いずれの種類のAP装置にも接続することができる。
また、この実施の形態の無線通信システムでは、各AP装置は、ユーザデータの通信が始まった時点でユーザデータ発生源のアプリケーション種別を判別する一方で、CWC装置は、アプリケーション種別情報を用いて接続継続の可否を判断して、AP装置に接続が許可されていないアプリケーション種別の場合に、端末装置とAP装置との間の接続を切断するようにしているので、端末装置に特段の機能ブロックを付加することなく、仮想AP装置に収容したい端末装置を仮想AP装置に接続させ、個別AP装置に収容したい端末装置を個別AP装置に接続させるように誘導することができる。
また各々のAP装置においては、特定のアプリケーション種別に関するユーザデータ、すなわちQoS要件の一意なユーザデータのみの伝送に専念できるため、AP装置や端末装置は、QoSクラス毎に異なる複数の送信キューを設けたり、送信キューからのデキューの優先順の決定等を行うためのQoSサービスクラスを実現する機能を実装することなく、無線伝送区間の通信を効果的に行うことができる。
実施の形態2.
上述した実施の形態1では、AP装置が、伝送するデータフレームの内容からアプリケーション種別情報を判定してCWC装置に伝達することで、接続の継続や切断の制御を行うようにしたものであるが、この実施の形態では、端末装置自身が、自らの動作するアプリケーション種別情報を取得するとともに、当該アプリケーション種別情報をAP装置を介してCWC装置に伝えることで、実施の形態1と同様の効果をより早く得ようとするものである。
図12は、実施の形態2にかかる端末装置300の機能構成の一例を示すブロック図である。同図に示す端末装置300は、図7の構成に加えて、アプリケーション種別取得部320を有するように構成されている。また、図13は、実施の形態2にかかるAP装置200の機能構成の一例を示すブロック図である。同図に示すAP装置200は、図2の構成と異なり、上りアプリケーション種別判定部210や、下りアプリケーション種別取得部211を有することなく構成されている。なお、これらの構成部を除く他の構成部については、実施の形態1と同一あるいは同等であり、これらの構成部には同一符号を付して示している。
つぎに図14の図面に基づき、この実施の形態にかかる無線通信システムの接続シーケンス動作について、図1、図3〜図6、図12および図13に示された各構成部や各テーブルを参照して説明する。なお、図14は、端末装置300bがAP装置200aに対して接続を行うシーケンスの一例を示す図である。
まず、端末装置300bは、IEEE802.11のSCAN機能を実施してAP装置200aを検出する(ステップS1401)。なお、複数のAP装置が検出された場合には、実施の形態1と同様な手法にて一のAP装置を特定する(ステップS1402)。端末装置300bのアプリケーション種別取得部320は、アプリケーション310から得たアプリケーション種別情報を管理フレーム生成部335に通知する。管理フレーム生成部335は、アプリケーション種別取得部320から通知されたアプリケーション種別情報を付加した接続要求管理フレームを生成してAP装置200aに通知する(ステップS1403)。
AP装置200aでは、無線LAN受信部201を介して受信した上りフレームが上りフレーム種別判定部205に入力され、上りフレーム種別が判定される(ステップS1404)。上りフレーム種別が管理フレームの場合には接続要求管理フレーム受信部240を介して接続受入判定部245に入力され、接続要求元端末装置300bの接続を受け入れるかどうかが判定される。
接続受入判定部245は、接続要求元端末装置300bが図5−1に示した接続許可端末リスト260aに含まれている場合には接続可と判定し(ステップS1405)、接続要求元端末装置300bが接続許可端末リスト260aに含まれず、接続拒絶端末リスト260bに含まれている場合には接続不可と判定し(ステップS1406)、接続要求元端末装置300bが接続許可端末リスト260aおよび接続拒絶端末リスト260bのいずれにも含まれていない場合には、未知端末受入可否情報保持部246を参照し、未知の端末の接続を受け入れる設定となっている場合には接続可と判定する(ステップS1407)。
接続応答管理フレーム生成部241は、接続応答管理フレームを生成し、無線LAN送信部202を介して端末装置300bに送信する(ステップS1408)。AP装置200aは、接続可能と判定した場合に、接続要求元端末装置300bに関するエントリを端末状態管理部250の端末状態管理テーブル250aに追加するとともに、接続要求管理フレームに含まれたアプリケーション情報を動作アプリケーション種別253に追加する(ステップS1409)。また、AP装置200aからCWC装置100に対してアプリ種別通知フレームが通知される。
なお、AP装置200aからCWC装置100に対してアプリ種別通知フレームが通知された以降の端末装置300b、AP装置200a〜200f、CWC装置100の動作は、図10に示したシーケンスと同一であるため、ここでの説明は省略する。
以上のように、この実施の形態の無線通信システムでは、端末装置自身が、接続要求の際に自らの動作するアプリケーション種別を含めて送信し、CWC装置は、端末装置から送信されたアプリケーション種別情報に基づいて接続継続の可否を判断し、AP装置に接続が許可されていないアプリケーション種別の場合には端末装置とAP装置との間の接続を切断するようにしているので、実施の形態1と同様の効果をデータフレームの伝送が始まるよりも前に得ることができ、QoS要件を満たすための端末装置とAP装置との間の最適な接続の組み合わせをより早く実現するように誘導することができる。
実施の形態3.
上述した実施の形態2では、端末装置が、接続要求管理フレームにアプリケーション種別情報を付与するようにしたものであるが、この実施の形態では、端末装置自身が、自らの動作するアプリケーション種別の変化を検出するとともに、当該アプリケーション種別の変化情報をAP装置を介してCWC装置に伝えることで、アプリケーション種別が変更された場合であっても実施の形態2と同様の効果を得ようとするものである。
図15は、実施の形態3にかかる端末装置300の機能構成の一例を示すブロック図である。同図に示す端末装置300は、図12の構成と異なり、アプリケーション種別取得部320に代えてアプリケーションハンドラ390を有するように構成されている。また、図16は、実施の形態3にかかるAP装置200の機能構成の一例を示すブロック図である。同図に示すAP装置200は、図13の構成に加えて、アプリ種別変化通知管理フレーム受信部242を有するように構成されている。なお、これらの構成部を除く他の構成部については、実施の形態2と同一あるいは同等であり、これらの構成部には同一符号を付して示している。
つぎに図15および図16の図面に基づき、この実施の形態にかかる無線通信システムの動作について、図1および図3〜図6に示された各構成部や各テーブルを参照して説明する。
端末装置300bに具備されるアプリケーション種別変化検出手段としてのアプリケーションハンドラ390は、複数種のアプリケーション310の中で、アクティブに動作するものが例えば端末装置300bの使用者の操作等によって切り替わったことを検出する。また、アプリケーションハンドラ390は、アプリケーション種別の変化を検出して、管理フレーム生成部335に通知する。管理フレーム生成部335は、アプリ種別変化通知管理フレームを生成するが、当該フレームは無線LAN送信部340を介してAP装置に送信される。なお、このアプリ種別変化通知管理フレームには、端末識別子、アプリケーション種別情報などが含まれる。
AP装置200aのアプリ種別変化通知管理フレーム受信部242は、アプリ種別変化通知管理フレームの情報をアプリケーション変化検出部220に伝達する。アプリケーション変化検出部220は、アプリ種別変化通知管理フレームを受信したことによりアプリケーションが変化したと判定し、端末状態管理部250の端末状態管理テーブル250aに保持されている動作アプリケーション種別253を更新し、アプリ種別通知フレーム生成部221に、アプリ種別通知フレームの生成を依頼する。なお、その後の端末装置300b、AP装置200、CWC装置100の各動作は、実施の形態1または2と同一であり、ここでの説明は省略する。
以上のように、この実施の形態の無線通信システムでは、端末装置自身が、自らの動作するアプリケーション種別の変化をAP装置を介してCWC装置に伝達するようにしているので、複数の種類のアプリケーションを動作させることのできる端末装置を無線通信システムに採用した場合にも、実施の形態1および2と同様の効果を得ることができ、端末装置の使用者がアプリケーションを切り替える操作を行ったりした際にも、QoS要件を満たすための端末装置とAP装置との間の最適な接続の組み合わせを実現するように誘導することができる。
実施の形態4.
上述した実施の形態1〜3では、AP装置からのアプリ種別通知フレームを受け取ったCWC装置が接続の継続可否の判断を行い、切断指示、接続拒絶リスト追加指示および接続許可リスト追加指示の各管理フレームを管理下のAP装置に送るようにしていたが、CWC装置の機能を無線通信システムを構成するいずれかのAP装置または全てのAP装置に搭載することもできる。このように構成することによっても、実施の形態1〜3と全く同様の効果を得ることができる。
このように、CWC装置の機能をいずれかのAP装置または全てのAP装置に搭載することでCWC装置をアクセス網に設置する必要がなくなるのでアクセス網の数の増加に応じてコスト削減効果が得られる。また、AP装置とCWC装置との間の通知フレームまたは指示フレームの一部のシーケンスが不要になるので、処理手順の一部を簡素化することができるという効果が得られる。
実施の形態5.
上述した実施の形態1〜4では、切断指示フレームを受信した端末装置は、接続状態をIDLE状態に遷移させていたが、この実施の形態では、AP装置が、自らのサービス提供域と重なるサービス提供域を持つ他のAP装置の情報を切断指示フレームや接続応答管理フレームに付与することで、実施形態1〜4と同様の効果をより早く得ようとするものである。
図17は、端末装置300の接続状態管理部350が取り得る実施の形態5にかかる接続状態の一例を示す状態遷移図である。図8に示した状態遷移図の定義とは異なり、接続要求中(Q3)において接続NG応答を受信した場合には接続要求中(Q3)の状態が継続され(遷移TR7)、接続中(Q4)において切断指示を受信した場合には接続要求中(Q3)の状態に遷移する(遷移TR8)。
また、図18は、実施の形態5にかかるAP装置200の機能構成の一例を示すブロック図である。同図に示すAP装置200は、図2の構成に加えて、同地域移行先AP情報保持部247を有するように構成されている。なお、その他の構成部については、実施の形態1と同一あるいは同等であり、これらの構成部には同一符号を付して示している。
同地域移行先AP情報保持部247には、切断後の再接続先とすべきAP装置の情報を保持させることが好適である。例えば、図1の無線通信システムの構成の場合、仮想AP装置200a内の同地域移行先AP情報保持部247には、サービス提供域の重なる個別AP装置200dの識別子を保持させ、個別AP装置200d内の同地域移行先AP情報保持部247には、サービス提供域の重なる仮想AP装置200aの識別子を保持させるようにする。
つぎに、上述のように、サービス提供域の重なるAP装置200の識別子を保持させるように構成された無線通信システムにおいて、CWC装置100が、切断指示フレームを送信したときの動作について図7、図17および図18を参照して説明する。
図18において、AP装置200aの切断指示フレーム転送部230は、CWC装置100から受け取った切断指示フレームを端末装置300bに転送する際に、同地域移行先AP情報保持部247に保持されているAP識別子としてAP装置200dを付与する。
図7に戻って、端末装置300bの管理フレーム受信部360は、切断指示フレームを受信すると、切断指示フレームに含まれていたAP識別子に基づき、接続相手をAP装置200aからAP装置200dに変更した接続要求管理フレームを送信するとともに、接続状態管理部350の接続状態を接続中(Q4)から接続要求中(Q3)に遷移させる(遷移TR8)。
つぎに、AP装置200aが接続要求管理フレームを受信して、接続不可と判定したときの動作について図7、図17および図18を参照して説明する。
図18において、AP装置200aの接続応答管理フレーム生成部241は、接続不可能の接続応答管理フレームを生成する際に、同地域移行先AP情報保持部247に保持されているAP識別子としてAP装置200dを付与する。
図7に戻って、端末装置300bの管理フレーム受信部360は、接続応答管理フレームを受信すると、接続応答管理フレーム内の判定結果が接続不可である場合に、接続相手を当該フレームに含まれていたAP識別子に基づきAP装置200dに変更した接続要求管理フレームを送信するとともに、接続要求中(Q3)である接続状態管理部350の接続状態を継続する(遷移TR7)。
以上のように、この実施の形態の無線通信システムでは、AP装置が自らのサービス提供域と重なるサービス提供域を持つ他のAP装置の情報を切断指示フレームや接続応答管理フレームに付与することで、IEEE802.11のSCAN機能を再度用いることなく、接続相手のAP装置を変更するための再接続要求を送信することができるので、SCAN機能により決定される接続相手のAP装置が不定である場合にも、高々1回程度の切断指示または接続不可能の接続応答を受けるだけで、QoS要件を満たすための端末装置とAP装置との間の最適な接続の組み合わせをより早く実現するよう誘導することができる。
以上のように、本発明にかかる無線通信システムは、個別APサービス提供域や、仮想AP提供域などの複数のサービス提供域が混在する通信環境下に適用される無線通信システムとして好適であり、特に、移動通信端末や大容量データ通信端末装置などの異なる複数のサービス品質の両者の満足度を充実させたい場合などに適している。
本発明にかかる無線通信システムの基本的構成の一例を示す図である。 実施の形態1にかかるAP装置200の機能構成の一例を示すブロック図である。 実施の形態1にかかるCWC装置100の機能構成の一例を示すブロック図である。 図2に示したAP装置200の端末状態管理部250に具備される端末状態管理テーブル250aの構成の一例を示す図である。 AP装置200の接続可否端末リスト管理部260に具備される接続許可端末リスト260aの構成の一例を示す図である。 AP装置200の接続可否端末リスト管理部260に具備される接続拒絶端末リスト260bの構成の一例を示す図である。 図3に示したCWC装置100のAP管理部150に具備されるAP管理情報テーブル150aの構成の一例を示す図である。 実施の形態1にかかる端末装置300の機能構成の一例を示すブロック図である。 図7に示した端末装置300の接続状態管理部350が取り得る接続状態の一例を示す状態遷移図である。 端末装置300bが、IEEE802.11のSCAN機能を実施してAP装置200aを検出し、その後、この実施の形態にかかる無線通信システムの接続シーケンスに基づいて端末装置300bとAP装置200aとの間で行われる接続シーケンスの一例を示す図である。 端末装置300bが、AP装置200aとの接続中に通信相手方である端末装置600b宛にデータフレームを送信するシーケンスの一例を示す図である。 端末装置300bの通信相手方である端末装置600bが、端末装置300b宛にデータフレームを送信するシーケンスの一例を示す図である。 実施の形態2にかかる端末装置300の機能構成の一例を示すブロック図である。 実施の形態2にかかるAP装置200の機能構成の一例を示すブロック図である。 端末装置300bがAP装置200aに対して接続を行うシーケンスの一例を示す図である。 実施の形態3にかかる端末装置300の機能構成の一例を示すブロック図である。 実施の形態3にかかるAP装置200の機能構成の一例を示すブロック図である。 端末装置300の接続状態管理部350が取り得る実施の形態5にかかる接続状態の一例を示す状態遷移図である。 実施の形態5にかかるAP装置200の機能構成の一例を示すブロック図である。
符号の説明
100 CWC装置
101 アクセス網受信部
102 アクセス網送信部
110 アプリ種別通知フレーム受信部
120 接続継続可否判定部
130 切断指示フレーム生成部
140 接続拒絶リスト追加指示フレーム生成部
145 接続許可リスト追加指示フレーム生成部
150 AP管理部
150a AP管理情報テーブル
151 AP識別子
152 接続許可アプリケーション種別
200,200a,200b,200c,200d,200e,200f AP装置
201 無線LAN受信部
202 無線LAN送信部
203 アクセス網送信部
204 アクセス網受信部
205 上りフレーム種別判定部
206 下りフレーム種別判定部
210 上りアプリケーション種別判定部
211 下りアプリケーション種別判定部
220 アプリケーション変化検出部
221 アプリ種別通知フレーム生成部
230 切断指示フレーム転送部
235 接続拒絶/許可リスト追加指示受信部
240 接続要求管理フレーム受信部
241 接続応答管理フレーム生成部
242 アプリ種別変化通知管理フレーム受信部
245 接続受入判定部
246 未知端末受入可否情報保持部
247 同地域移行先AP情報保持部
250 端末状態管理部
250a 端末状態管理テーブル
251 端末識別子
252 接続状態
253 動作アプリケーション種別
260 接続可否端末リスト管理部
260a 接続許可端末リスト
260b 接続拒絶端末リスト
300,300a,300b 端末装置
310 アプリケーション
320 アプリケーション種別取得部
330 データフレーム生成部
335 管理フレーム生成部
340 無線LAN送信部
350 接続状態管理部
360 管理フレーム受信部
365 データフレーム受信部
370 フレーム種別判定部
380 無線LAN受信部
390 アプリケーションハンドラ
600a,600b 通信相手
700 アクセス網
800a,800b,800c 仮想APサービス提供域
800d,800e,800f APサービス提供域
900a,900b 他網

Claims (10)

  1. 無線アクセスサービスが提供される無線サービス領域で行われる通信を制御する無線制御装置と、該無線サービス領域の要所(アクセスポイント:以下「AP」という)に配置されて該無線制御装置と所定の通信を行うアクセスポイント装置(以下「AP装置」という)と、該無線サービス領域の無線アクセスサービスを利用する端末装置と、を備えた無線通信システムにおいて、
    前記無線サービス領域を形成する複数のサービス提供域が、個々のサービス提供域内における個別のAPサービスを提供する個別APサービス提供域と、該複数のサービス提供域のうちの2以上のサービス提供域の和集合として仮想的に統合されたサービス提供域におけるAPサービスを提供する仮想AP提供域と、に区分され、
    前記AP装置は、自身にアクセスする端末装置で起動されているアプリケーション種別を判別するアプリケーション種別判別手段を備え、
    前記無線制御装置は、
    前記AP装置ごとに許可するアプリケーション種別を管理するAP管理手段と、
    前記AP装置に接続される端末装置が要求するアプリケーション種別が前記AP管理手段によって許可されているアプリケーション種別に合致しないときに、該AP装置と該端末装置との接続を切断する切断指示手段と、
    を備え、
    前記AP装置は、前記アプリケーション種別判別手段が判別したアプリケーション種別を前記無線制御装置に伝達することを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記AP管理手段は、前記端末装置に許可されるアプリケーション種別を該AP装置の識別子と関連づけて管理するAP管理情報テーブルを有し、
    前記AP管理情報テーブルには、QoS要件が一意であるアプリケーション種別毎に一つのAP装置の識別子が割り当てられていることを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記AP装置は、前記端末装置の接続状態を管理する端末状態管理手段を備え、
    前記端末状態管理手段は、自身と接続状態にある端末装置が要求するアプリケーション種別を該端末装置の識別子と関連づけて管理する端末状態管理テーブルを有することを特徴とする請求項1または2に記載の無線通信システム。
  4. 前記無線制御装置は、
    前記AP管理情報テーブル内の接続許可アプリケーション種別情報と、前記AP装置から伝達された端末装置で起動されているアプリケーション種別情報とに基づいて、該端末装置からの接続要求を許可しない前記無線サービス領域配下のAP装置を決定する決定手段と、
    該AP装置に該端末装置の識別子を伝達する伝達手段と、
    を備え、
    前記AP装置は、
    前記無線制御装置から伝達された接続要求を許可しない端末装置の識別子に基づいて、前記端末装置からの接続要求を拒絶することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の無線通信システム。
  5. 前記無線制御装置は、
    前記AP管理情報テーブル内の接続許可アプリケーション種別情報と、前記AP装置から伝達された端末装置で起動されているアプリケーション種別情報とに基づいて、該端末装置からの接続要求を許可する前記無線サービス領域配下のAP装置を決定する決定手段と、
    該AP装置に該端末装置の識別子を伝達する伝達手段と、
    を備え、
    前記AP装置は、
    前記無線制御装置から伝達された接続要求を許可する端末装置の識別子に基づいて、前記端末装置からの接続要求を許可することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の無線通信システム。
  6. 無線アクセスサービスが提供される無線サービス領域で行われる通信を制御する無線制御装置と、該無線サービス領域の要所(アクセスポイント:以下「AP」という)に配置されて該無線制御装置と所定の通信を行うアクセスポイント装置(以下「AP装置」という)と、該無線サービス領域の無線アクセスサービスを利用する端末装置と、を備えた無線通信システムにおいて、
    前記無線サービス領域を形成する複数のサービス提供域が、個々のサービス提供域内における個別のAPサービスを提供する個別APサービス提供域と、該複数のサービス提供域のうちの2以上のサービス提供域の和集合として仮想的に統合されたサービス提供域におけるAPサービスを提供する仮想AP提供域と、に区分され、
    前記端末装置は、自身が起動させているアプリケーション種別情報を取得するアプリケーション種別取得手段を備え、
    前記AP装置は、前記端末装置の伝達手段によって伝達されたアプリケーション種別を前記無線制御装置に伝達する伝達手段を備え、
    前記無線制御装置は、
    前記AP装置ごとに許可するアプリケーション種別を管理するAP管理手段と、
    前記AP装置に接続される端末装置が要求するアプリケーション種別が前記AP管理手段によって許可されているアプリケーション種別に合致しないときに、該AP装置と該端末装置との接続を切断する切断指示手段と、
    を備え、
    前記端末装置は、アプリケーション種別取得手段が取得したアプリケーション種別を前記AP装置に伝達することを特徴とする無線通信システム。
  7. 無線アクセスサービスが提供される無線サービス領域で行われる通信を制御する無線制御装置と、該無線サービス領域の要所(アクセスポイント:以下「AP」という)に配置されて該無線制御装置と所定の通信を行うアクセスポイント装置(以下「AP装置」という)と、該無線サービス領域の無線アクセスサービスを利用する端末装置と、を備えた無線通信システムにおいて、
    前記無線サービス領域を形成する複数のサービス提供域が、個々のサービス提供域内における個別のAPサービスを提供する個別APサービス提供域と、該複数のサービス提供域のうちの2以上のサービス提供域の和集合として仮想的に統合されたサービス提供域におけるAPサービスを提供する仮想AP提供域と、に区分され、
    前記端末装置は、自身が起動させているアプリケーション種別の変化を検出するアプリケーション種別変化検出手段を備え、
    前記無線制御装置は、
    前記AP装置ごとに許可するアプリケーション種別を管理するAP管理手段と、
    前記AP装置に接続される端末装置が要求するアプリケーション種別が前記AP管理手段によって許可されているアプリケーション種別に合致しないときに、該AP装置と該端末装置との接続を切断する切断指示手段と、
    を備え、
    前記端末装置は、自身のアプリケーション種別変化検出手段が検出したアプリケーション種別変化情報を前記AP装置に伝達し、
    前記AP装置は、前記端末装置から伝達されたアプリケーション種別変化情報を前記無線制御装置に伝達することを特徴とする無線通信システム。
  8. 前記無線制御装置の機能を前記無線サービス領域に配置された複数のAP装置のうちのいずれかのAP装置が有していることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の無線通信システム。
  9. 前記AP装置は、自身のサービス提供域に一部または全部が含まれる他のサービス提供域におけるサービスを提供するAP装置情報である同地域移行先AP情報を保持する同地域移行先AP情報保持手段をさらに備え、
    前記AP装置は、前記無線制御装置から伝達された切断指示を自身に接続されている端末装置に伝達する際に、前記同地域移行先AP情報を前記端末装置に伝達し、
    前記端末装置は、切断指示とともに伝達された同地域移行先AP情報に基づいて次回接続する無線基地局を決定することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の無線通信システム。
  10. 前記AP装置は、自身のサービス提供域に一部または全部が含まれる他のサービス提供域におけるサービスを提供するAP装置情報である同地域移行先AP情報を保持する同地域移行先AP情報保持手段をさらに備え、
    前記AP装置は、接続を拒絶する拒絶応答を配下の端末装置に伝達する際に、前記同地域移行先AP情報を前記端末装置に伝達し、
    前記端末装置は、拒絶応答とともに伝達された同地域移行先AP情報に基づいて次回接続する無線基地局を決定することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の無線通信システム。
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